EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BRANDON CRUZ OF SO HIDEOUS !!
Outstanding “Orchestral Post-Metal” from NYC, SO HIDEOUS has just released stunning new album “Laurestine”! Is this Rock album? No way, this is the awesome 21 century’s Symphony!!
NYC の次世代ブラックメタルバンド SO HIDEOUS がドラマチックで壮大な素晴らしすぎる新作 “Laurestine” をリリースしました!!
所謂 “Post-Black” というジャンルで説明されていた彼らですが、このアルバムで完全に新しい “Orchestral Post-Metal” という分野を作り上げたように思います。勿論、前作 “Last Poem/First Light” はハードコア/ブラックメタルのアグレッションと哀愁/激情のメロディーが見事に融合した快作でした。しかし、今作はまるでそこにオーケストラが加わりシンフォニーを書き上げたような驚異的な作品に仕上がりました。もはや HIDEOUS (醜い) 部分は一切見当たりませんね。
アルバムオープナー “Yesteryear” を聴けば彼らの進化をしっかりと感じ取れるでしょう。美しく、アトモスフェリックなピアノとストリングスのパートから静かに始まり、楽曲は焦らすようにジワジワと盛り上がっていきます。そしてブラストビートとグロウルが遂に炸裂する場面ではどうにも一切の興奮を禁じ得ません。いくつかの美麗なテーマ、モチーフが時に静かに、時に轟音の中繰り返し現れます。インタビューで言及している通り、バロック音楽の技法、コードワークを見事に楽曲に取り入れ、現代にクラッシックを蘇らせていると言っても過言ではないでしょう。
“Laurestine” にインタルードは存在しても、楽曲と楽曲を繋ぐ間はありません。なぜなら1曲の壮大なシンフォニーだからです。アルバムは同じクラッシックでも、非常に勇壮でフィナーレを飾るに相応しいベートーヴェンのような “A Faint Whisper” で幕を閉じるまでリスナーに感動を与え続けます。何という作品でしょう!ブラックメタル、激情系、アンビエント、クラシカル、ポストロック/メタル、プログロック…全てを内包し、緻密なコンポージングと巧みな演奏で極上の音楽を作り上げた SO HIDEOUS。
今回、弊誌ではギター/キーボードを担当し、作曲も手がけるバンドの中心人物 Brandon Cruz に話が聞けました。どうぞ!!