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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE DEAR HUNTER : ACT Ⅳ: REBIRTH IN REPRISE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CASEY CRESCENZO OF THE DEAR HUNTER !!

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Progressive/Post Hardcore act from US, THE DEAR HUNTER has just released amazing Rock Opera “Act Ⅳ: Rebirth in Reprise”! Yes, they returned to “Act” series !!

US産 プログロック/ポストハードコアバンド THE DEAR HUNTER が新作 “Act Ⅳ:Rebirth in Reprise” をリリースしました!!
THE DEAR HUNTER は元々、THE RECEIVING END OF SILENCE に所属していた Casey Crescenzo のソロプロジェクトとして始まりました。彼は THE DEAR HUNTER という自身をモチーフにした主人公が、生まれてから死ぬまでの人生譚を”Act” シリーズとして壮大な6章のレコードとして綴っているのです。COHEED & CAMBRIA は5枚のアルバムでSFを完成させましたが、彼は6枚の予定で今作はその4枚目。
実は “Act” シリーズのリリースは3枚目でしばらく頓挫していました。Ⅲ がリリースされたのは2009年。6年の間に彼は、9色の色に対応する9枚のコンセプトEPシリーズ “Colour Spectrum” や、ソロ名義でシンフォニーアルバム “Armor and Attrition” をリリースしていました。今回、帰って来た “Act” シリーズの新作 “Rebirth in Reprise” はそういった経験が見事に生きた74分のドラマに仕上がっていますね。
非常にシアトリカルで、エモーションとフィロソフィーに満ちたレコードです。完成されたパズルのように、全てが収まるべき場所に収まったロックオペラ。特筆すべきはやはり、Casey のボーカルです。ジャジーにスウィングしたり、美しく歌い上げたり、激しくロックしたり、ダンサブルなグルーヴを表現したり。素晴らしくキャッチーなメロディーたちが彼の声によって命を吹き込まれます。日本のプログロックファンならば、美麗でビッグなコーラスワークと時に70/80’s的なメロディーラインから A.C.T や MOON SAFARI に例える人も多いでしょう。ただ、THE DEAR HUNTER は彼らと異なり、楽曲にオルタナティブやポスト・ハードコアの要素を巧みに取り入れていて、リスナーに新鮮味をも感じさせることに成功しています。MUSE や COLDPLAY のようなメジャー感すら感じさせますね。
今回から、他のメンバーたちも作曲にも関わっているため、ピアノ、オーケストラサウンド、そしてそれに協調する楽器たちのアレンジメントも実に見事で、非常にバンドらしいサウンドに進化している点も記して置くべきでしょう。74分というランニングタイムながら、カラフルで常に耳を惹くアルバムは彼がフェイバリットアルバムで挙げている The BEATLES の “Abbey Road” にも例えることが出来そうな傑作と表現せざるを得ないですね。今回弊誌では、バンドの中心人物 Casey Crescenzo にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

THE DEAR HUNTER “ACT Ⅳ: REBIRTH IN REPRISE” : 9,8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NOVALLO : NOVALLO Ⅱ】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NOVALLO !!

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Talented Moden Prog Outfit, NOVALLO has just released awesome eclectic new EP “Novallo Ⅱ” !!

US産 モダンプログの新鋭 NOVALLO が素晴らしい新作EPをリリースしました!!
PERIPHERY を筆頭とした所謂 Djent バンドの系譜に連なる NOVALLO ですが、彼らの優れている点はそのエクレクティックな音楽性にあると思います。Jazz/Fusion, エレクトロニカ、ファンク、といった多様な音楽を独自のやり方でプログメタルに落とし込んでいるのです。同時に非常にキャッチーで優れたメロディーを各所に配置し、Djent/モダンプログの新しい形を提示しています。
よく比較されるのがその PERIPHERY なのですが、理由の1つは Sam のボーカルでしょう。驚異的な声量で歌い上げる美しく情熱的なクリーントーンは確かに PERIPHERY の Spencer を想起させます。ただ、Sam は SYSTEM OF THE DOWN のようなエキセントリックな唱法やラップを取り入れるなど間口の広さが魅力的です。
またグルーヴィーな演奏にキャッチーなメロディーを巧みに乗せているところも比較される所以でしょう。より DJENTY な PERIPHERY に対して、NOVALLO はそのメロディーやグルーヴによりダンサブルな要素を強く感じさせますね。例えば Michael Jackson, Jamiroquai,Justin Timberlake であったり、最近では Lady Gaga のようなテイストすら味わうことが出来ます。
エレクトロニカやゲーム音楽、Chiptune への造詣の深さも耳を惹きます。”White Phoenix” の8bitなイントロや “I Am” のゲーム音楽風バッキングは非常に特徴的で彼らならではと言えるでしょう。シンセサウンドと独特のギタートーンが素晴らしいですね。
NOVALLO はユニークな実験性を保ちながら、前作よりキャッチーな作品を制作するという離れ業をやってのけているのです。今回の記事では、弊誌のインタビューにNOVALLOのメンバー全員が考えた回答を寄せていただきました。どうぞ!!

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YOU CAN STREAM AND BUY “NOVALLO Ⅱ” HERE !!

MMM RATING⭐️

NOVALLO “NOVALLO Ⅱ” : 9,6/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ABIGAIL’S GHOST : BLACK PLASTIC SUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KENNETH WILSON OF ABIGAIL’S GHOST !!

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AWESOME POST-PROG BAND FROM NEW ORLEANS! ABIGAIL’S GHOST HAS JUST RELEASED BEAUTIFUL & INTELLIGENCE NEW ALBUM “BLACK PLASTIC SUN” !!

ニューオリンズから素晴らしいバンドが現れました。ABIGAIL’S GHOST。驚くべきはその音楽性です。ニューオリンズと言えばジャズやブルースの本場ですが、彼らは KATATONIA, ANATHEMA, OPETH, PORCUPINE TREE といったヨーロッパの所謂 “POST-PROG” バンドたちのようなメランコリックでプログレッシブな美しくモダンなサウンドを聴かせてくれます。先日リリースされた最新作 “BLACK PLASTIC SUN” は彼らの作品でも最高傑作と言えるでしょう。アルバムを通して儚くも魅力的なメロディーを聴くことが出来ますが、まず特筆すべきはヴァイオリンかも知れませんね。ヴァイオリンを使用するプログバンドは少なくありませんが、彼らほど見事にヘヴィーなロックと融合させているアーティストは多くはないでしょう。OPETH や KATATONIA のような知性とヘヴィネスを併せ持ったリフに絡み合うストリングス。そこに乗るのはレイク、ウェットン直系の湿ったボーカル。悪いわけがありません。また変拍子も巧みに使用していますね。ワルツや5拍子の登場する回数は非常に多いのですが、自然に楽曲に溶け込んでいて注意して聴かないと気づかない程です。ANATHEMA の新作にもそういった楽曲はありましたが、言葉にするなら”さりげなさ”のようなものを大事にする POST感が見事です。とにかく KSCOPE 勢が大好物という方々から MUSE, MEW のようなポピュラーながら一捻りあるロックが好きという人までぜひご一聴いただきたいと思います。今回弊誌ではバンドの頭脳 KENNETH WILSON にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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YOU CAN STREAM ENTIRE “BLACK PLASTIC SUN” ALBUM HERE !!

MMM RATING⭐️

ABIGAIL’S GHOST “BLACK PLASTIC SUN” : 9/10

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WORLD PREMIERE : “KAKUMEI TO KANWA”【SeeK : 4WAY SPLIT】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “KAKUMEI TO KANWA” OF SeeK FROM “4WAY SPLIT” !!

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JAPAN & US FOUR UNDERGROUND POWERS UNITE !! SeeK, STUBBORN FATHER, ALTER OF COMPLAINTS, AND THETAN SET TO RELEASE “4WAY SPLIT” LP ON 9/29 !!

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日本とアメリカのローカルアンダーグラウンドシーンで独自の存在感を発揮する4バンドがここに集結!!”4WAY SPLIT” という形で LONGLEGSLONGARMS RECORDS (JAPAN), MEATCUBE LABEL (US), KAKUSAN RECORDS (NOR) の3レーベルから 9/29 に同時リリースされます!!大阪からは SeeK と STUBBORN FATHER の2バンドを収録。今回弊誌で公開させていただいた”革命と緩和”は SeeK にとって2枚のEPをリリース後初のアナログ、海外向け音源となります。以前は NEUROSIS, ISIS, LIGHT BEARER に通じるような叙情性/ポスト・メタル感が強かった彼らですが、前EPに収録の”崇高な手”や今回の”革命と緩和”を聴けば分かるように、ツインベースという希少な編成を生かした強力な重低音は破壊力、その凶悪性を増しており孤高の領域に足を踏み入れつつあると言えるでしょう。STUBBORN FATHER はジャパニーズ・エモバイオレンスの開拓者ともいうべき重鎮です。まさに激情・カオティックの最高峰。ただ何かとっつきにくい、もしくはご存知なくてこの両バンドを未聴の読者の方も多いかもしれません。激情・ハードコア・ポストメタル・エモバイオレンスといった専門用語を介さずとも彼らの音楽はフックや感情に満ちていて癖になるような魅力的なサウンドだと思います。彼らの魅力に気づいたなら SWARRRM, REDSHEER といった共鳴者の音源を聴いてみるのも良いかも知れませんね。世界的なアンダーグラウンドシーンの流行とは距離をとった日本の激情シーン、その「ドス黒い」部分が海外マーケットに流出するという意味でも本作のリリースは非常に大きいと考えます。US の2バンドはテネシーはナッシュビルから。ALTER OF COMPLAINTS はナッシュビルで2000年代前半より活動していたCease Upon The Capitol, Dolcim, Dawn, Karoshi といった同地域を代表するバンドのメンバーによって結成されたスーパーグループで、「激情ハードコア+シューゲイズ」と形容された Cease Upon The Capitol や Dolcim のスタイルを引き継ぎつつ、更に新しい領域へと自らを押し進めたサウンドが特徴的です。ポスト・ハードコアのその先を見据えた音楽性を確認できるでしょう。THETAN の次々とショートチューンを畳み掛けるスタイルは他の3バンドとは異なっています。エモと言うよりはグラインドコア、パワーバイオレンスに近いかも知れませんね。ただ彼らもナッシュビルのポストハードコア/スクリーモシーンから生まれており、根底にある精神は共鳴しています。流行の中で洗練されることとは無縁、4者4様のサウンドをお楽しみ下さい!!

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STUBBORN FATHER

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ALTER OF COMPLAINTS

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THETAN

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【ALTER OF COMPLAINTS/SeeK/STUBBORN FATHER/THETAN 4WAY SPLIT】

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Artist:
Altar of Complaints
SeeK
Stubborn Father
Thetan
Labels:
Meatcube Label(USA)
http://meatcube.com/
Kakusan Records(Norway)
https://www.facebook.com/kakusanrecords
LongLegsLongsArms Records(Japan)
http://longlegslongarms.jp/
tracking list:
Altar of Complaints
1. Leif
2. Alone in the Middle of All That Madness
3. Toughcoupleoctopus
SeeK
4. 革命と緩和
Stubborn Father
5. 未定
6. 創造の山
Thetan
7. Those Once Here
8. Que Sera
9. Shooting Gallery
10. —
11. Canned Rebellion
12. The Path
13. Call Of The Master
日本販売価格:2,000円(税抜)

【TJLA FEST 2015】

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STUBBORN FATHER, SeeK も出演する Tokyo Jupiter Records と LongLegsLongArms 初の共同イベント
「TJLA FEST (ティー・ジェル・エー・フェス)」 開催決定!!
詳細はこちら http://tjlafest.com

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KRALLICE : YGG HUUR】JAPAN TOUR 2016 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MICK BARR OF KRALLICE!!

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MODERN BLACK METAL QUARTET FROM NYC, KRALLICE HAS JUST RELEASED HYPER-TECHNICAL, BRUTAL, BEAUTIFUL, AVANT-GARDE NEW ALBUM “YGG HUUR”!!

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新世代ブラックメタルのみならず、現代のメタルシーンに大きな影響力を持つ NYC のバンド KRALLICE。彼らの新作 “YGG HUUR” が遂にリリースされました。トレモロリフとグロウルというブラックメタルの看板をアトモスフェリックで高度な芸術にまで昇華した彼らの作品群は常に高い評価を受けて来ましたが、全く違った方向性を提示した今回の “YGG HUUR” は問題作と言えるかも知れません。
傑作 “DIOTIMA” に存在した神々しいまでの情景美、アトモスフィアやトレモロリフへの拘りは薄れ、複雑でカオティック、アヴァンギャルドな世界が構築されています。本作発表前、創立メンバーの COLIN MARSTON が GORGUTS に加入し “COLORED SANDS” を発表。そのアバンギャルドでテクニカルな音楽性が各方面から高い評価を得た事も無関係ではないでしょう。この作品をテクニカルなデスメタルと呼ぶことさえ出来そうです。
また MICK が影響を受けたアルバムに挙げている VOIVOD の奇妙なコードワークやプログレッシブな展開を想起させる場面もあるように思います。
NYC のメタルシーンは LITURGY, SANNHET, KAYO DOT, ABIGAIL WILLIAMS など芸術性を重視し、何か新しいことにチャレンジして行くバンドが多数存在します。そういったバンドたちがお互いに競い合って何か面白いものを生み出そうとしているのは事実でしょう。結果 LITURGY の “THE ARK WORK” のように批判を受けたとしても、「いいぞ、もっとやれ!!!」と注視してしまう何かがこのシーンにはありますね。
今回弊誌では KRALLICE の強力なツインギターの一人で、同時に実験的なソロプロジェクトを追求するリフの求道者 MICK BARR に話を聞くことが出来ました。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【WILDERUN : SLEEP AT THE EDGE OF THE EARTH】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH EVAN BERRY OF WILDERUN !!

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FOLK/EPIC METAL RULE THE WORLD !! WILDERUN HAS JUST RELEASED AWESOME NEW ALBUM “SLEEP AT THE EDGE OF THE EARTH” !!

US 産 FOLK/EPIC メタルバンド WILDERUN が2ndアルバム “SLEEP AT THE EDGE OF THE EARTH” をリリースしました。まだ知名度は低いのですがアルバムの内容は非常に素晴らしく、春から BANDCAMP で売れまくっている作品でもあります。OPETH 的プログメタルを軸として、そこにAGALLOCH のようなダークでアトモスフェリックなブラックメタル要素、ENSIFERUM のような勇壮なフォークメタル要素を加えた音楽性は様々なジャンルの支持者たちにアピールするでしょう。デビュー作 ” OLDEN TALES & DEATHLY TRAILS” ではネイティブアメリカンの伝統音楽を大胆に取り入れていましたが、今回は独自のフォーキーなメロディーを中心に据えさらに充実した作品に仕上げてきました。ロジカルなストラクチャーとアグレッションのバランス、ダイナミクスのつけ方が実に見事です。マンドリンやダルシマーといった民族楽器を使用している点も魅力の1つ。決して飛び道具的な用途ではなく、自然に楽曲に導入され彼らの強力な武器の1つとなっています。こういったバンドが US から登場したことは FOLK/EPIC メタルの未来にとっても重要な出来事かも知れませんね。今回弊誌ではボーカル/ギター担当の EVAN BERRY にインタビューを行いました。ぜひこの機会に彼らの音楽を知って欲しいと思います!

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WORLD PREMIERE: “LOST AND CONFUSED” 【KYLESA : EXHAUSTING FIRE】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “LOST AND CONFUSED” OF KYLESA !!

[soundcloud url=”https://api.soundcloud.com/tracks/216174631?secret_token=s-Zw9gi” params=”auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false&visual=true” width=”100%” height=”450″ iframe=”true” /]

FEMALE-FRONTED STONER BAND FROM GEORGIA, KYLESA SET TO RELEASE THEIR NEWEST ALBUM “EXHAUSTING FIRE” ON 10/1 !!

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ジョージアの姉御こと LAURA PLESANTS 率いるストーナーバンド KYLESA が名作 “ULTRAVIOLET” に続く新作を10/1にリリースします。タイトルは “EXHAUSTING FIRE”。現在メタルシーンのトレンドの一つにヴェストメタルというジャンルが存在します。ヴェストとは VEST、即ち洋服のヴェスト。ヴェストを着用し、オカルト/サイケ/ドゥーム/ストーナーメタルをプレイ。女性がフロントを務めることが多いのも特徴です 。ROYAL THUNDER, WINDHAND, GHOST, BLOOD CEREMONY, 以前弊誌でインタビューを行った LUCIFER, そしてこの KYLESA もそういったバンドの1つでしょう。BARONESS, 初期MASTODON のような先進性と本格的なサイケテイストを兼ね備えた要注目なバンドです。トレードマークである3ボーカル+2ドラムが生み出す音圧と実験性を新作でどのように進化させるのか楽しみですね!!

KYLESA further explore and incorporate psychedelic rock, new wave, space-age twangy Americana, 80s goth and death rock into their pitch-thick DIY punk/metal roots. ‘Exhausting Fire’ easily representing the most
diverse, dynamic and fully-realized work of their discography !!

“An album we really put our hearts on
our sleeves for. We’ve always done that, but emotionally, it’s probably the most honest and raw album we’ve ever done.”
“このアルバムには僕たちの感情を露骨に注いだよ。いつもそうしているけど、感情的には今までで最も正直で生のアルバムだと言えるだろうね。”

PHILIP COPE

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“No band sounds like us and we don’t sound like any other band, After all these years of experimenting with different styles and sounds, we’ve really developed our own thing and I can faithfully say that we sound like us. With this album, we’ve successfully made a record that incorporates all the elements we’ve always played with into a record that
works on its own.”
“私たちのようなサウンドのバンドはいないし、他の誰かのようになりたいと思ったこともないわ。何年も異なったスタイル、サウンドで実験してきた後、私たちは進化して心からこれだというサウンドを見つけたのよ。このアルバムには私たちが今まで試してきたサウンドを全て詰め込んでいるわ。”

LAURA PLESANTS

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Tracklisting
01. Crusher
02. Inward Debate
03. Moving Day
04. Lost and Confused
05. Shaping The Southern Sky
06. Falling
07. Night Drive
08. Blood Moon
09. Growing Roots
10. Out Of My Mind
11. Paranoid (bonus track)
www.facebook.com/KYLESAmusic
www.facebook.com/seasonofmistofficial
http://smarturl.it/KylesaFireShop

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WORLD PREMIERE: “SEA DRAGON” 【COVET (YVETTE YOUNG) : CURRENTS EP】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “SEA DRAGON” OF COVET (YVETTE YOUNG) !!

BEAUTIFUL AND TALENTED MODERN GUITARIST, YVETTE YOUNG AND HER BAND COVET SET TO RELEASE THEIR DEBUT EP “CURRENTS EP” !!

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美貌と才能を兼ね備えた新世代ギタリスト YVETTE YOUNG 率いる COVET がデビュー EP “CURRENTS EP” をリリースします。POLYPHIA, INVALIDS といったアーティストのアートワークをも担当するなど実にマルチな才能を持った YVETTE は幼い時からクラッシックの英才教育を受けて育ちました。ピアノ、ヴァイオリンを習得した彼女のギタープレイは通常のそれとは少し異なります。ピックを使用せず、フィンガーピッキングでルート音などを鳴らしながらタッピングでメロディーを奏でるスタイル。これをロックの世界で具現化しているギタリストはほとんど見かけませんし、使用ギター7弦 STRANDBERG の特性とも相まって独特でモダンな雰囲気を漂わせています。彼女はすでにソロEP “ACOUSTIC EP” をリリースしていますが、スリーピースバンド COVET としては初の音源。今回公開する “SEA DRAGON” は WHAT’S MATH ROCK? と聞かれたら THIS IS IT! と答えたいくらいにマスロックの理想像を具現化しているのではないでしょうか?どこか懐かしく風景の見えるようなメロディーと数学的な譜割のリフやリズム。素晴らしいですね。YVETTE の弊誌独占楽曲解説とメッセージです!!

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【ABOUT “SEA DRAGON”】

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Aw we are releasing our album soon! It will be released in 3 weeks or sooner! And tour with POLYPHIA and CHON is great! We are playing our second show and most shows are sold out! When I wrote the song I was thinking about the ocean and a mysterious dragon traveling through the water, kind of like a creature from a Miyazaki movie! The entire album is about having an oceanic adventure 🙂

【YVETTE】: アルバムはすぐにリリースされるわ!3週間後かもうちょっと早いかもしれないわね!POLYPHIA, CHON とのツアーは素晴らしいわ!今、2回目のショーをやっているんだけど、ほとんどはソールドアウトしているのよ。この曲を書いたとき考えていたのは海、そして水上を旅するミステリアスなドラゴン、そうまるで宮崎アニメの生き物のようなね。アルバム全体も海の冒険について書かれているわ。

【MESSAGE FOR JAPAN】

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I would like to tell Japan that I miss being there and I am grateful for their support and fans and also that I will be going there with my band Covet very soon!!

【YVETTE】: 日本のファンに会いたいし、サポートにはとても感謝しているの。COVET で近々行くわ!!

“SEA DRAGON” LIVE ON EMGtv

“HYDRA” LIVE ON EMGtv

Like Yvette Young on Facebook: https://www.facebook.com/youyve?fref=ts
Learn more about Yvette Young here: https://yvetteyoung.wordpress.com/
Check out Yvette’s band Covet here: https://www.facebook.com/covetband

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WORLD PREMIERE: “OVERLORD” 【LAMB OF GOD : VII: STURM UND DRANG】


WORLD PREMIERE: NEW SONG!! “OVERLORD” OF LAMB OF GOD !!

LAMB OF GOD SET TO RELEASE THEIR NEWEST AND STRONGEST ALBUM “VII: Sturm und Drang” ON 7/24 !!

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現代最高のメタルバンドで後続に多くの影響を与え続けてきた LAMB OF GOD。DJENT が MESHUGGAH を始祖とするならば、彼らの3連を多用する知的でアグレッシブなリフワークはモダンメタルの基礎となっている感すらあります。その LAMB OF GOD が新作 “VII: Sturm und Drang” を7/24にリリースします。今回公開する “OVERLORD” は強力なレコードでも最もユニークかつ多様性を持った楽曲で RANDY BLYTHE のクリーンボーカルをフィーチャーしています。進化を止めない LAMB OF GOD の新境地を切り開く楽曲ではないでしょうか。RANDY の楽曲解説、メッセージと共にどうぞ!!

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For years I’ve wished that I could have a movie camera directly linked to my brain so that some of the ideas I see in my mind’s eye could be translated into film for others to watch,” Although that is obviously an impossibility (and probably a good thing- I find many things amusing that might not be so funny to everyone else), the video for ‘Overlord’ is the next best thing for me. I came up with the idea and wrote the treatment for this video myself- to see Jorge (the director) take my concept, add his own touches, and use his technical know-how to translate my “mental script” into a suitably dark visual narrative is just an awesome, awesome experience for me. I wrote the song about the dangers of self-obsession in our distressingly myopic and increasingly entitled “me-now/now-me” culture; just like the couple in the video, many people can’t seem to look past their own relatively small problems to see the bigger picture: the world is in serious trouble. Having a bad day at work, or a fight with your significant other, or getting a crappy haircut or table service does not in any way shape or form constitute an emergency. Sometimes things just don’t work out the way we want them to- deal with it. People who only see their own problems eventually wind up alone because no one wants to hear their crap anymore- we all know someone like that, always whining and complaining about some inconsequential setback as if it were the apocalypse. This song is for those people. Oh yeah- if you’re out and about, watching the video on your pocket hate machine (mobile phone), try not to wander into traffic. A little situational awareness goes a long way.”

何年もの間、僕は自分の脳と直接リンクする映画のカメラがあればなあと思っていたんだ。心の目で見たアイデアを他人が見られるようにフィルム化出来るようなね。ただそれは明らかに不可能で非現実的だよね。この “OVERLORD” のMVはそのアイデアの次にベストな方法で収録したんだ。僕はこの映像のアイデアを思いつくと監督の JORGE にコンセプトを伝え、彼の色、技術的なノウハウを加えて僕のダークな”心の映像”を具現化したんだ。ただただ素晴らしいし最高の経験だったね。この曲は悲惨なまでに狭量で自分のことばかり考えるようになっている僕たちの文化について書いたんだ。Me-Now/Now-Me と名付けたんだけどまさにこのビデオのカップルのような感じさ。確かに世の中は思ったように行かない事も多いよね。仕事で失敗したり、意見が対立したり、美容師やテーブルサービスが下手くそだったり。問題ばかり。だけど誰もそんなボヤキなんて聴きたくないんだ。自分の問題にしか興味のない人間なんてロクなヤツじゃないし結局独りぼっちになってしまうんだよ。そういう人間に対しての曲なんだ。もし今外出しているならスマホでこのビデオを見るだろうね。歩きスマホはダメだぞ!ちょっとした気遣いで充分なんだから。

RANDY BLYTHE

STILL ECHOES

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LAMB OF GOD is:

Randy Blythe – vocals
Mark Morton – guitar
Willie Adler – guitar
John Campbell – bass
Chris Adler – drums

www.lamb-of-god.com | www.facebook.com/lambofgod | www.nuclearblast.de/lambofgod

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