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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FIELD OF FOREST : LEVITATION】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FIELD OF FOREST !!

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Emo/Screamo/Post-Hardcore Young Guns from Japan!! FIELD OF FOREST has just released fantastic newest album “Levitation” !!

エモーショナルな歌唱とテクニカルな楽器隊が生み出すファンタジー感溢れる音楽性で、日本の若手バンド達の中でも一際注目を集める FIELD OF FOREST。彼らが素晴らしい新作 “Levitation” をリリースしました!!
FoF の魅力は何と言ってもそのエクレクティックな音楽性と高いテクニック、そしてメロディーの飛び抜けたキャッチーさだと思います。例えば “Recollection” の疾走感やリフワークは PERIPHERY の “Scalet” を彷彿とさせます。そこに日本のバンドらしい丁寧なコード感やエモーショナルなメロディーを乗せてFoFらしい楽曲に仕上げているのは流石の一言ですが、海外のテクニカルなバンドにも劣らない本格感を見せつけています。対して “Departure” は胸をキュンとさせるようなメロディーラインが日本語の歌詞も相まってアレンジこそプログレッシブですが非常に邦楽感の強い楽曲。こういった音楽性の幅広さを持っている日本のバンドはそう多くはないでしょう。
また、ギターという観点からも “Levitation” は注目されるべきでしょう。Sera さんが影響を受けている FINAL FANTASY のサウンドトラックをカバーした “Fraternity” では静と動の対比をを見事に表現していますし、”Stand Alone” にはこちらも要注目バンド ABSTRACTS から Lin さんがゲスト参加し Djenty でスリリングな楽曲に仕上がっています。同時に、アルバム全体を通して Kassaaaaaaan の流暢な英語の発音、広いボーカルレンジは日本人離れしていて驚異的です。彼の生み出すメロディーラインは哀愁を伴って本当に琴線に触れます。またドラムアレンジも各所でかなり練られていると感じました。
バンドとして非常にタイトな作品を作り上げた直後なだけにライブ活動の休止は残念ですが、今回はその辺りも含めてSera さんと Kassaaaaaaan さんに話を聞くことが出来ました。どうぞ!!

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iTUNES “LEVITATION”

MMM RATING⭐️

FIELD OF FOREST “LEVITATION” : 9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SRV. VINCI : MAD ME MORE SOFTLY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DAIKI TSUNETA OF Srv.Vinci!!

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JAPANESE “ROCK THE NEW CHAPTER” HAS BEGUN!! Srv. Vinci HAS JUST RELEASED INCREDIBLE DEBUT ALBUM “MAD ME MORE SOFTLY”!!

例えばヘンドリックスだったり、例えばカート・コベインだったり、例えばシド・ヴィシャスだったり。ジャンルやシーンが誕生する時、そこには必ずアイコン的な人物が登場します。今回インタビューを行った Srv.Vinci の常田大希さんもそういった存在ではないか?音楽を聴いてご回答いただくうちに、そんな思いを強くしました。Srv.Vinci は東京出身の4人組。バンドの中心人物、常田さんは東京芸術大学でチェロを専攻していたという経歴の持ち主。クラッシックの素養は勿論、ジミヘンで音楽に目覚めたというロックな一面、そして日本でも新しいジャズのムーブメントを起こそうと行われた TOKYO JAZZ SUMMIT に招聘されるなどジャズに精通する一面も併せ持っています。そんな奇才の音楽が具現化されたのが Srv.Vinci のデビュー作 “Mad Me More Softly” です。一聴して感じたことは”日本からも遂にこんなアーティストが現れたのか…”。クラッシック、ブルース、ジャズ、ロック、ヒップホップ、エレクトロニカ…西洋音楽と総称される音楽ジャンルを全て詰め込んだのではと思えるほどカラフルでエクレクティックなサウンドに圧倒されました。RADIOHEAD に初めて出会った時の様な感覚かも知れません。”メジャーシーンの考え方と相入れるのは難しいと思う。でもそんなこと気にする事はなくて。まったく日本を意識したくないじゃん。ジャズでもロックでもポップでもなんでも、世界目線でポップであれば俺はいいと思うけどね。最終的に目指すのは。そう思ってやってますよ。” (Jazz Summit Tokyo インタビューより) 以前拝見したインタビュー、この一節に非常に共感を覚えたのですがまさに世界目線なサウンドであることは強調して置かなければならないでしょう。Robert Glasper をアイコンに掲げジャズの新たな地平を切り開く Jazz The New Chapter。Flying Lotus を首領とし、ヒップホップの新形態、斬新でクールなビートを模索する Brainfeeder。そして Kendrik Lamer, D’Angelo といった、今まさに世界の先端を走るイノベーターたちのサウンドと比肩し得るほど高いクオリティとチャレンジスピリットを兼ね備えた作品だと断言出来ると思います。同時に、先述したアーティストたちが重要視しているポップ性やアートワーク、PVを含む”見せ方”を Srv.Vinci も大事にしていて、世界でも認められる可能性を強く感じさせます。ぜひ今回のインタビュー、そして勿論彼らの音楽から Srv.Vinci の”アナーキズム”を感じていただきたいですね。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

Srv.VINCI “MAD ME MORE SOFTLY” : 9/10

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WORLD PREMIERE : “KAKUMEI TO KANWA”【SeeK : 4WAY SPLIT】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “KAKUMEI TO KANWA” OF SeeK FROM “4WAY SPLIT” !!

JAPAN & US FOUR UNDERGROUND POWERS UNITE !! SeeK, STUBBORN FATHER, ALTER OF COMPLAINTS, AND THETAN SET TO RELEASE “4WAY SPLIT” LP ON 9/29 !!

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日本とアメリカのローカルアンダーグラウンドシーンで独自の存在感を発揮する4バンドがここに集結!!”4WAY SPLIT” という形で LONGLEGSLONGARMS RECORDS (JAPAN), MEATCUBE LABEL (US), KAKUSAN RECORDS (NOR) の3レーベルから 9/29 に同時リリースされます!!大阪からは SeeK と STUBBORN FATHER の2バンドを収録。今回弊誌で公開させていただいた”革命と緩和”は SeeK にとって2枚のEPをリリース後初のアナログ、海外向け音源となります。以前は NEUROSIS, ISIS, LIGHT BEARER に通じるような叙情性/ポスト・メタル感が強かった彼らですが、前EPに収録の”崇高な手”や今回の”革命と緩和”を聴けば分かるように、ツインベースという希少な編成を生かした強力な重低音は破壊力、その凶悪性を増しており孤高の領域に足を踏み入れつつあると言えるでしょう。STUBBORN FATHER はジャパニーズ・エモバイオレンスの開拓者ともいうべき重鎮です。まさに激情・カオティックの最高峰。ただ何かとっつきにくい、もしくはご存知なくてこの両バンドを未聴の読者の方も多いかもしれません。激情・ハードコア・ポストメタル・エモバイオレンスといった専門用語を介さずとも彼らの音楽はフックや感情に満ちていて癖になるような魅力的なサウンドだと思います。彼らの魅力に気づいたなら SWARRRM, REDSHEER といった共鳴者の音源を聴いてみるのも良いかも知れませんね。世界的なアンダーグラウンドシーンの流行とは距離をとった日本の激情シーン、その「ドス黒い」部分が海外マーケットに流出するという意味でも本作のリリースは非常に大きいと考えます。US の2バンドはテネシーはナッシュビルから。ALTER OF COMPLAINTS はナッシュビルで2000年代前半より活動していたCease Upon The Capitol, Dolcim, Dawn, Karoshi といった同地域を代表するバンドのメンバーによって結成されたスーパーグループで、「激情ハードコア+シューゲイズ」と形容された Cease Upon The Capitol や Dolcim のスタイルを引き継ぎつつ、更に新しい領域へと自らを押し進めたサウンドが特徴的です。ポスト・ハードコアのその先を見据えた音楽性を確認できるでしょう。THETAN の次々とショートチューンを畳み掛けるスタイルは他の3バンドとは異なっています。エモと言うよりはグラインドコア、パワーバイオレンスに近いかも知れませんね。ただ彼らもナッシュビルのポストハードコア/スクリーモシーンから生まれており、根底にある精神は共鳴しています。流行の中で洗練されることとは無縁、4者4様のサウンドをお楽しみ下さい!!

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STUBBORN FATHER

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ALTER OF COMPLAINTS

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THETAN

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【ALTER OF COMPLAINTS/SeeK/STUBBORN FATHER/THETAN 4WAY SPLIT】

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Artist:
Altar of Complaints
SeeK
Stubborn Father
Thetan
Labels:
Meatcube Label(USA)
http://meatcube.com/
Kakusan Records(Norway)
https://www.facebook.com/kakusanrecords
LongLegsLongsArms Records(Japan)
http://longlegslongarms.jp/
tracking list:
Altar of Complaints
1. Leif
2. Alone in the Middle of All That Madness
3. Toughcoupleoctopus
SeeK
4. 革命と緩和
Stubborn Father
5. 未定
6. 創造の山
Thetan
7. Those Once Here
8. Que Sera
9. Shooting Gallery
10. —
11. Canned Rebellion
12. The Path
13. Call Of The Master
日本販売価格:2,000円(税抜)

【TJLA FEST 2015】

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STUBBORN FATHER, SeeK も出演する Tokyo Jupiter Records と LongLegsLongArms 初の共同イベント
「TJLA FEST (ティー・ジェル・エー・フェス)」 開催決定!!
詳細はこちら http://tjlafest.com

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SAJJANU : TRAUMA13】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SAJJANU!!

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ONE OF THE MOST TECHNICAL AND STRANGE BAND IN JAPAN!! SAJJANU HAS JUST RELEASED THEIR NEWEST ALBUM “TRAUMA13”!!

日本屈指の超絶技巧派変態トリオ SAJJANU が新作 “TRAUMA 13” の国内盤を10/7にリリースします。さて、謎の多いこの SAJJANU というバンドですが、ギター2本とドラムスという不思議な編成でめまぐるしくもカラフルでどこかキャッチーなインストロックを制作しています。プログロック、ジャズ、メタル、マスロックにアヴァンギャルドとその音楽性は多岐に渡り、次々に繰り出される難解なフレーズや変拍子には高い中毒性が潜んでいます。そして実は STOLTZ こと LAGITAGIDA のオータケコーハン氏、同じくFUNE こと 現 LAGITAGIDA で ex-GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE の TAKAYOSHI YAZAWA氏、ex-MASSIMO の FUNAZUMA氏という界隈では名の知れた実力者たちが結成したスーパーバンドでもあるのです。2009年にリリースされたデビュー作 “PECHIKU!!” はあのジョン・ゾーン主宰レーベル”TZADIK RECORDS”からひっそりと発売され、2ndアルバム “CALIFORNICATION Ⅱ” では全24曲風1曲に挑戦。水野健一郎氏のアートワークを含め新作 “TRAUMA 13” に置いても彼ら独特の世界観を作り上げていますね。すでに3度のヨーロッパツアーを経験しており、昨年開催されたマスロックの祭典 “BAHAMAS FEST” において圧倒的なパフォーマンスや逆立ちを披露。魅了されファンになった方も多いのではないでしょうか?個人的にも非常に感銘を受け、絶対に掲載したかったバンドなのですが、それは彼らが無頓着に見えながらもしっかりとジミヘン、ザッパ、メセニーといった巨匠たちを通過しメタルやプログロックをリスペクトしていることが楽曲の端々から伝わるからでした。音楽が浅くないんです。ロックスター然とした個性も素晴らしいですね。同時に勿論マスロック的な新しい感覚も存在する稀有な存在だと思います。インタビューです、どうぞ!!

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YOU CAN STREAM TWO NEW SONGS OF “TRAUMA13” HERE !!

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WORLD PREMIERE : “SIZQ” + INTERVIEW 【NETWORKS : DYNAMIC NATURE】


WORLD PREMIERE : NEW MV !! “SIZQ” OF NETWORKS !!

 JAPANESE ECLECTIC INSTRUMENTAL TRIO, NETWORKS HAS JUST RELEASED THEIR NEWEST ALBUM “DYNAMIC NATURE” !!

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ミニマル、エレクトロニカ、ロック、ジャズ、エクスペリメンタル、ダンス、マス、プログレッシブ…。様々な音楽的要素をキラキラとエクレクティックに取り込んだ東京発の3人組 NETWORKS 待望の2ndアルバム “DYNAMIC NATURE” がリリースされました。2010年にリリースされ、デビュー作にして傑作と評された “WHITE SKY” から実に5年。待っただけの価値は十分にある作品だと思います。まずはアルバム収録曲で、今回弊誌で独占公開、 “SIZQ” のMVをご覧いただきたいと思います。吉野耕平監督が生み出す色彩感覚と NETWORKS の音楽が完璧にシンクロし新しくも生き生きとした芸術の息吹を感じられるでしょう。「楕円運動のダンス音楽」 「最終的に祈祷になる事」 をテーマにバンド活動を続けている NETWORKS。前者は世の中に溢れる4/4拍子を円運動に見立て、楕円即ち奇数拍子、変拍子でも踊れるでしょう?そこにカタルシスが生まれるかもしれませんよ?というメッセージ。これは以前からそう思っていましたが後者の解釈はより難解でした。しかし “DYNAMIC NATURE” を聴きこむにつれて、後者は個々のミュージシャンとしてのエゴを捨て去り、より音楽と同化するといった意味で受け取るようになりました。正しい解釈はインタビューで答えてくれていますが、”DYNAMIC NATURE” がそれだけ自然体で彼らのヴィジョンを再現し、多くのインストバンドが犯す技量の詰め込みからはかけ離れた、多幸感に満ちた完成度の高いアルバムだと感じたからでしょう。リズムやメロディーにただ身を任せてもよし、思考を重ね深く突き詰めるもよし。ただインタビューをご覧になれば、皆様も歌詞のない彼らの内面がいかに哲学的、文学的であるかお分かりになるでしょう。キーボードの新後さん、ギターの齊所さん、ドラムスの濱田さん。メンバー全員による三者三様の回答をお楽しみください。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PASSPO☆ : BEEF OR CHICKEN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH AI NEGISHI OF PASSPO☆!!

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JAPANESE “AMERICAN GIRLS ROCK” !! PASSPO☆ HAS JUST RELEASED CUTE AND CATCHY THEIR THE NEWEST ALBUM “Beef or Chicken” !!

“少女飛行” で女性グループとしては初のデビューシングルがオリコン1位を記録。華々しく音楽シーンに登場した PASSPO☆ もデビューから4周年を迎えました。メンバーを”クルー”、ライブを”フライト”、ファンを”パッセン(ジャー)”、サポートバンドを”グランドクルー”と呼び、CAさんをイメージさせるような衣装を着用(かわいい)。空と旅をテーマにしたガールズロックユニットとしてアイドルの乱立する2015年に置いても存在感を放ち続けています。ガールズロック。彼女たちはメジャーデビューから常にロックを意識して活動してきました。2012年にリリースされた “エアライン3部作” ではLAメタル、ジャパニーズパンク、ジャーマンメタルに挑戦。ロビン・フィンク、クリス・チェイニー、ジョシュ・フリース、といった海外の大物を招いてファンを驚かせました。グランドクルーにも故 横山氏をはじめ、PANTHER、HIMAWARI といった実力派を集めメンバー自身楽器に挑戦したりとアイドルの概念を覆すような存在として注目を集めています。遂にリリースされた待望の新作 “Beef or Chicken” で提示された方向性は”アメリカンガールズロック”。確かに前作 “JEJEJEJET!!” と比較すると、リードトラック “HONEY DISH” に代表されるようにキュートでキラキラした楽曲が増えたように思います。ただ、PASSPO☆ の1番の良さであるキャッチーで一緒に歌いたくなるような楽曲という点では全く変わっていませんね。独特の少し切なくなるようなメロディーも健在。ペンネとアラビアータ機長こと w-inds.、Folder5、中ノ森バンドなどを手がけてきた阿久津健太郎氏の手腕はやはり素晴らしいですし、メンバー各自の成長、作詞に関わるといった決意も感じ取れる好盤だと思いました。今回、弊誌ではキャプテン(リーダー)のわりにマイペース。プレイしてきたゲームは100を超えるというゲーマーで、清純派な見た目のわりに腹黒いとクルー間で評判の白担当。あいぽんこと根岸愛さんにインタビューする事が出来ました。

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JAPAN PREMIERE: “DEPARTURE” + “HUMANISE / TALES EP REVIEW” 【CYCLAMEN】


JAPAN PREMIERE: NEW SONG !! “DEPARTURE (FT. YUURI)” OF CYCLAMEN !!

JAPANESE PROG METAL BUDDHA, CYCLAMEN SET TO RELEASE THEIR NEWEST DOUBLE EPs “HUMANISE / TALES” ON 5/27 !!

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【PRE-REVIEW “HUMANISE/TALES EP”】

昨年はあの UK の伝説 SIKTH を招聘、共演し、今年は US PROG METAL の祖 CYNIC の招聘、共演及び UK-TECH FEST への出演も決定し乗りに乗っている JAPANESE PROG METAL BUDDHA, CYCLAMEN。常に攻め続ける彼らの新作はダブル EP !! 5/27 リリース、 HUMANISE / TALES と名づけられた CYCLAMEN の新たな挑戦はそのタイトルが重要なキーになっています。

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“HUMANISE”

“Humanise”は極限までデジタルに頼らず、ボーカル、ギター、ベースは1テイク録り、必要最小限の編集(グルーブやピッチ調整などは一切施していない)で細作され、全楽器をマイクだけでレコーディングしました。ドラムはTravis Orbin (Darkest Hour)が担当、サンプルやトリガーは一切使わず, ギターもマイクを使いアンプを通して録音しました。ソフトウェアの楽器はEPを通して一切使われていません。
Cyclamenの音を極限にまでありのままにレコーディングし、一切飾らずに表現したEPとなります。

“TALES”

“Tales”は最小限の機材を使い、ラップトップケースに収まるほどのコンパクトなセットアップで、特に特別な環境も使わず「誰の自宅でも作れる環境」をテーマにデジタルプロセッサーの力を最大に発揮した作品となっています。「Departure」ではOutside the ComaのYuuriもゲストボーカルで参加。
この2つのEPを合わせて出すことにより、同じバンドでありながらも両極端なプロダクションでどれほどの差が出るかを体験していただき、「良いプロダクション」への答えはひとつではないことを感じて欲しい、という願いからできたリリースです。

なるほど。確かに画期的です。そしてここまでレコーディングの舞台裏を顕にしてくれるバンドが他にいるでしょうか?誰もが興味のある事ではないかも知れません。しかしダイハードで細部まで拘る彼らのファンには非常に嬉しい試みだと思います。”TALES EP” には完全な新曲が3曲、”HUMANISE EP” には 2nd アルバム “ASURA” からの再録が4曲収録されています。まずプロダクション以前に記しておきたいのが “TALES EP” に収録された新曲3曲の素晴らしさです。御伽シリーズ、蜘蛛の糸をモチーフにしたという “THREAD” 。そのヴァースは垂らされた一本の糸を伝うというよりはまるで蜘蛛の巣迷宮。拍子をとるだけで一苦労、プログレッシブな CYCLAMEN ワールドがのっけから全開です。コーラスで突然視界は開け光が差し込みます。この対比はまさに芥川。複雑さと明快さ。プログレとエモ。真面目とおちんちん。CYCLAMEN にはいつだって不思議なパラドックスが存在します。そしてそれこそが彼らの魅力の一つなのです。同時にバンドの創立者である今西氏の音楽に対する造詣の深さも重要なファクター。彼のポストロック好きは有名で6月にはあの THIS WILL DESTROY YOU の招聘も決定していますが、TALES EP の2曲目、”PRECIOUS” はそのポストロック愛が存分に炸裂しています。緩やかなタッピングにトレモロ、アトモスフェリックなボーカルといったポストロックの王道的タスクをあくまで CYCLAMEN 流に料理していて実に見事です。こういった曲を CYCLAMEN として発表するのは久しぶりとの事ですよ。生じた多幸感を切り裂くように、凄まじくカオティックなリフで “DEPARTURE” は幕を開けます。 SIKTH の MIKEE と OUTSIDE THE COMA というバンドをやっている女性ボーカル YUURI さんと今西氏のデュエットが秀逸。スラップ、タッピング、そして”語り”といったまさに CYCLAMEN の要素が詰まった充実の1曲に仕上がっています。よくもまあ最小限の機材だけでこれだけのものを製作出来たなあと驚くばかりです。対して極力デジタルを廃しアナログに拘った再録の HUMANISE EP。まずは何と言っても名手 TRAVIS ORVIN のドラミングに惹きつけられます。彼の若干突っ込み気味なリズム、繊細で鮮やかなフィルインに引っ張られるようにして一体となり突き進む CYCLAMEN の演奏には鬼気迫るものがあり、ライブの迫力をそのまま伝えるようなプロダクションは素晴らしいの一言でした。「3rdアルバムは必ず素晴らしいものにします。期待してください!!」これだけのものを提示した後に発した今西氏の言葉からはさらなる高みへ突き進む CYCLAMEN の姿しか見えませんね。もし未聴の方はCYNIC のライブ、5/27発売のEPs, 過去の作品たち。入り口は何でも良いと思います。ぜひ一度彼らの音楽に触れてみてください!!

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PICK UP ARTIST + SPECIAL MESSAGE 【ATLANTIS AIRPORT】


EXCLUSIVE: SPECIAL MESSAGE FROM y0den OF ATLANTIS AIRPORT !!

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JAPANESE PIANO MATH ROCK / POP TRIO ATLANTIS AIRPORT SET TO RELEASE THEIR NEW MINI ALBUM “『a [ 360° ] Cosmic Flight』” ON 4/1 !!

NEW PV !! “HIKARI TO KAGE NO AIDA” !!

WRITER: SHUKA KASHINO (TWITTER: @kashinosss)

【ABOUT ATLANTIS AIRPORT】

もう既にご存知の方も多いのかもしれません。このところ、めきめきと頭角を現してきた「空港系」マスポップチームがいます。その名もATLANTIS AIRPORT。2011年夏に結成、以来都内にて就航中。
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まず楽曲に対して感じるのは、只管に縦横無尽であるということです。音にしろ掬う言葉にしろ、意外性の連続なのにストンと心に収まるところが最大の魅力だと思っています。
ライブでの「ご搭乗ありがとうございます」のひとことで瞬間に誘われる空の旅。限りない空間を自由自在に飛び回るかのような開放感に満ちつつも濃縮されたステージ。その様子は楽曲のみならず、自主制作というMVでも存分に堪能できます。文章を書く者が言うのもアレですが、百聞は一見に如かず!まずは一度見てください。きっと一瞬で虜になるはず。

4月1日に発売される“宇宙”をテーマに仕上げられた『a [ 360° ] Cosmic Flight』は、これまでの作品よりもさらに無限の可能性を示唆するような一枚となっています。実験的な部分がありつつも、どこか懐かしさを感じさせる楽曲たち。出会わないなんて勿体無い。搭乗するなら間違いなく今です。見渡す限りの宇宙の中を駆け抜けていく飛行機の姿を描いたジャケットが目印。ミックスエンジニアには、サカナクションや赤い公園、米津玄師、石毛輝(telephones)などを手掛けた土岐彩香(青葉台スタジオ)と、fox capture planなどを手掛けるsho ueharaを起用して製作されました。
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【MESSAGE FROM y0den】

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ご紹介ありがとうございます。
アトランティスの楽曲の多くはy0denが魂の入れていない仏のような原型を作り
そしてsoneが作詞をして皆で魂を入れて完成させます。
MVも自主制作なので大変アトランティス純度の高い仕上がりになっています
風呂敷広げすぎて畳むのが大変でした笑
是非たくさん聴いて楽しんで頂けたら僕らも嬉しいです!

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ATLANTIS AIRPORT
1st Mini Album 『a [ 360° ] Cosmic Flight』 (※読み:ア コズミック フライト)
発売日:2015年4月1日(水)
品番:ROJR-0039
価格:¥1,500+税

ATLANTIS AIRPORT HOMEPAGE
ATLANTIS AIRPORT FACEBOOK PAGE

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PICK UP ARTIST + PRE-REVIEW: “GRAVEWARD” 【SIGH】


LEGENDARY JAPANESE “CINEMATIC HORROR METAL” BAND, SIGH SET TO RELEASE MASTERPIECE “GRAVEWARD” ON 4/27 !!

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NEW SONG !! “OUT OF THE GRAVE” !!

【ABOUT GRAVEWARD】

2 and a half years were required to finish up Sigh’s 10th studio full-length album “Graveward”, which embraces everything from vintage keyboards such as Minimoog and Fender Rhodes to real orchestral instruments. Each song ended up in having more than 100 tracks and the total amount of the sound data exceeded 100GB. “Cinematic Horror Metal” should be the best phrase to describe this most layered grandiose album in Sigh’s history.

SIGH 10枚目のフルアルバム、”GRAVEWARD” は完成に2年と半年を要しました。ミニムーグ、フェンダーローズといったヴィンテージキーボードから本物のオーケストラの楽器まで全てが含まれたアルバムです。どの楽曲も 100 トラック以上を有し、サウンドデータの総計は 100 GB を超えました。SIGH の歴史において、”CINEMATIC HORROR METAL” というフレーズはまさしくこの雄大に幾重にも重ねられたアルバムを表現するのに相応しいと言えます。

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【INFLUENCES】

Inspired by a little chat with Fabio Frizzi, well-known for his legendary works for Lucio Fulci’s movies like”The Gates of Hell” and “The Beyond”, “Graveward” was composed as a homage to Italian zombie flick classics, Hammer Horror Films, and King Diamond. Of course the musical influence is as wide as ever including aforementioned horror soundtrack composers (Fabio Frizzi, Goblin, James Bernard, Jerry Gold Smith, and John Carpenter), and their roots (Schoenberg, Webern, Stravinsky, Bartok, and Charles Ives), left-of-center rock / metal artists (Celtic Frost, King Diamond, The Beach Boys, Magma and Frank Zappa), Free Jazz (Sun Ra, Albert Ayler, and Peter Brotzmann) and some Central Asian traditional music.

“THE GATES OF HELL”, “THE BEYOND” といった LUCIO FULCI の映画への仕事でよく知られるボローニャのコンポーザー、FABIO FRIZZI との会話から着想を得て、”GRAVEWARD” はイタリアゾンビ映画の名作たち、HAMMER HORROR FILMS, そして KING DIAMOND へのオマージュとして製作されました。勿論、音楽的影響は多岐に渡ります。前述のホラーサウンドトラックコンポーザーたち (FABIO FRIZZI, GOBLIN, JAMES BERNARD, JERRY GOLD SMITH, JOHN CARPENTER), そして彼らのルーツ (SCHOENBERG, WEBERN, STRAVINSKY, BARTOK, CHARLES IVES), 中道左派のロック/メタルアーティストたち (CELTIC FROST, KING DIAMOND, THE BEACH BOYS, MAGMA, FRANK ZAPPA), フリージャズ (SUN RA, ALBERT AYLER, PETER BROTZMANN), そして中央アジアのトラディショナルミュージックに影響を受けています。

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【NEW FACTOR】

 ”Graveward” is a big step forward from Sigh’s past albums in every aspect. The biggest evolution was brought by You Oshima, who joined Sigh as a new guitarist in 2014. He is known for his own project “Kadenzza”, who released two albums via France’s Holy Records so far. What he brought to Sigh is not only the new dimension of the guitar playing but his outstanding skill of mixing the songs. As he has his own studio, we were able to take whole three months to mix up those hundreds of tracks properly.

“GRAVEWARD” は SIGH の過去のアルバムたちに比べて全ての面で大きく前進しています。最大の進化は 2014 年からバンドに加入した新ギタリスト YOU OSHIMA によってもたらされました。”KADENZZA” という彼自身のプロジェクトでも知られていて、今までにフランスの HOLY RECORDS から2枚のアルバムをリリースしています。彼は新機軸のギタープレイだけでなく、際立った楽曲のミキシングスキルもバンドにもたらしました。彼は自分のスタジオを所有しているので、3ヵ月間まるまるこれら何100ものトラックを適正にミックスする事が出来たのです。

【GUEST APPEARANCES】

“Graveward” welcomes various guest musicians including Matthew Heafy from Trivium, Fred Leclercq from DragonForce, Niklas Kvarforth from Shining (Sweden) Sakis Tolis from Rotting Christ, Metatron from The Meads of Asphodel and so on. The cover artwork was done by Costin Chioreanu, who worked with Ihsahn, At the Gates, Deicide and Ulver.

“GRAVEWARD” には様々なゲストが参加しています。MATTHEW HEAHY (TRIVIUM), FRED LECLERCQ (DRAGONFORCE), NIKLAS KVARFORTH (SHINING), THE MEADS OF ASPHODEL などなど。アートワークは IHSAHN, AT THE GATES, DEICIDE, ULVER との仕事で知られる COSTIN CHIOREANU 氏が手掛けています。

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NEW-COMER !! 【LOQTO】


JAPANESE THREE PIECE MATH-ROCK BAND “LOQTO” RELEASED THEIR FIRST EP “REPLICATION” !!

WRITER: SHUKA KASHINO

マスロックというジャンルが現在各地で盛り上がりをみせているという事実は、もはや説明するまでもないでしょう。170人以上もの動員を記録したという、FECKING BAHAMASのマスロックコンピレーションから開催された“BAHAMAS FEST”も記憶に新しいですね。
ただ、ひとえにマスロックと言っても各々が思い浮かべるバンドはそれぞれ異なるのではないかと思います。だからこそ、マスロックを語る上で必ずこのタイミングで知っておかなければならないバンドがいます。
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その名もloqto(ロクト)。2012年に結成。都内を中心に活動しています。
彼らは2015年2月に1st ep “Replication”をリリースしました。これが一切の過言はなく、今後マスロック史に深く根付いてくること間違いなしの 珠玉の一枚なのです。
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彼らの楽曲は、3ピースならではのそれ以上でも以下でも成し得ない緊迫感を携え、意識を尖らせていなければ置いていかれてしまうのでないかと思うほどの目まぐるしい展開が魅力です。それだけですと取っつきにくく思われますが、しっかりとキャッチーさも併せ持っており、筆舌に尽くしがたいほど絶妙なバランスで成り立っていることを痛感させられます。曲を追うごとにその構成要素ひとつひとつに隈なく仰天させられ、並々ならぬ昂揚感を感じられるはずです。

彼らの魅力はステージの上でも遺憾無く発揮されます。一見クールだけれど、ただならぬ情熱を内に秘めた彼らのステージは、ぼんやりと眺めていられるものではありません。
2015年2月21日、レコ発と銘打って行われたライブでは、これまでよりもさらに堂々とした演奏を繰り広げていました。以前までは繊細という印象が強かったのですが、回数を重ねるごとに確実に雄勁さを増しているのがわかります。是非とも彼らの楽曲は、音源で楽しむのみでなく実際に現場を目の当たりにして欲しいと思っています。

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1st epリリースという節目を迎えた彼らの動きが、今後どのように変化して行くのかを見逃す訳には行きません。マスロック界の若き精鋭を是非この機会に目撃してください。
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yoichi matsuoka : guitar
hironori kujiraoka : bass
shuma yamakaji : drums
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SHUKA KASHINO TWITTER: @kashinosss

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