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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【HACKTIVIST : OUTSIDE THE BOX】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BEN MARVIN OF HACKTIVIST !!

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There’s safety in numbers, but HACKTIVIST carving a path of their own! UK based five piece just released Up-date ver. of Nu-Metal, amazing “Outside the Box” !!

DISC REVIEW “OUTSIDE THE BOX”

ラップと Metal-core, Djent というモダンな要素を融合させた UK の新鋭 HACKTIVIST がデビューフルレングス “Outside The Box” をリリースしました!!
様々に拡散するモダンメタルのサブジャンル。中でも HACKTIVIST の音楽性、イデオロギーは異彩を放っていますね。勿論、ラップをメタルに取り入れたのは決して彼らが初めてではありません。90年~00年代にかけてトレンドとなった Nu-Metal ムーブメントの中で LIMP BIZKIT, KORN といったバンドたちがメタルの領域を押し広げたことは実に意味がありました。そして HACKTIVIST は、その Nu-Metal をアップデートし、現代に蘇らせているようにも思えます。
モダンメタルという観点から見れば、HACKTIVIST は UK ミルトン・キーンズを中心とする Tech-Metal シーンの強い影響を受けていることが分かります。FELLSILENT, HEART OF A COWARD, そして TesseracT。コロッサルなリフワークとアトモスフェリックなメロディーは彼らから受け継いだものでしょう。
“No Way Back” と “False Idol” を聴けば、彼らがその Tech-Metal と Hip Hop を見事に融合していることが分かるでしょう。ギターとエレクトロニカも担当する Timfy James のメロディックな歌唱と二人の MC が繰り出すラップのカウンターパートとなっているのが、Tech-Metal 由来のギターリフ、ローエンドだと感じました。つまり、彼らは Post-Meshuggah なギターリフやリズムを Hip Hop のトラディショナルなビートの代用品として使用し、見事に独自のサウンドとして昇華させているのです。
加えて、HEART OF A COWARD の Jamie、ENTER SHIKARI の Rou がゲスト参加している “Decieve and Defey” “Taken” は特に象徴的ですが、両バンドを想起させるようなアトモスフェリックなエレクトロニカの要素も多分に取り入れており、トレンドもしっかり見据えていることが分かります。
またダブルMC J と Ben を活かしたメッセージ性も彼らの特徴でしょう。扱う題材は政治、社会、そして環境問題にまで及びます。Electrogrimepop Metal とでも表現出来そうな “Hate” はバンドの”Hater”達への強烈な自己主張。”Why you wanna hate on us?”と投げかける彼らのリリックからは、若さと弱さと自信が共存しているようにも感じました。
全体的に見て、彼らのデビュー作は Nu-Metal や Eminem といったあの時代の才能に再び焦点を当てながらも、決してノスタルジーに留まっておらず、実験性も勿論ですが、 “Elevate”に象徴されるように、Nu-Metal にはあまり存在しなかった美しいメロディーも作品のキモでキャッチーさも満点。彼らの試みは成功を収めたと言えるでしょう。今回弊誌では、MC の Ben Marvin にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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HACKTIVIST “OUTSIDE THE BOX” : 9.3/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KOUTEI CAMERA GIRL : LENINGRAD LOUD GIRLZ】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KOUTEI CAMERA GIRL !!

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Japanese Girls Rap Crew, KOUTEI CAMERA GIRL has just released revolutionary new record “Leningrad Loud Girlz” !!!

衝撃のデビュー作 “Ghost Cat” から半年。ガールズラップクルー 校庭カメラガール が待望の2ndアルバム “Leningrad Loud Girlz” を早くもリリースしました!!
グラミー賞や各有名音楽紙ベストアルバムの結果を見るまでもなく、今年を代表する1枚が Kendrick Lamar の “To Pimp A Butterfly” であることは議論の余地もないでしょう。Kendrick や Flying Lotus, Robert Glasper などが提唱し取り組んでいるポピュラーミュージックのアップグレード。HIPHOP, ジャズ、ファンク、ソウル、エレクトロニカなど黒人音楽をルーツとしたこのムーブメントに素早く反応したガールズグループの一つが 校庭カメラガール なのではないでしょうか?”Star flat Wonder Last”なんて特に。同時に今年話題となった ZEDD, AVICII といった EDMアーティストの新作とも通じる部分はあると感じました。
勿論、ラップという観点ではアイドル枠でもリリスク、RHYMEBERRY が存在しますし、ガールズラップという括りで考えても水曜日のカンパネルラや泉まくらなど面白いアーティストが続々と出現しています。ただ、コウテカのトレンドを取り入れながらも、さらに先を切り開くような音楽性はその中でも驚くほどに異端ですね。基本はクラブミュージックでありながら、6人のラップやボーカルは非常にキャッチーで良い意味の邦楽感もありますし、メッセージ性も強く、先に挙げた要素以外にもポストロックやバンドサウンドまで幅広くチャレンジしています。
異端と言えば、メンバーの名前も「もるも もる」「しゅがしゅ らら」「ましゅり どますてぃ」「ののるる れめる」「らみた たらった」「ぱたこあんど ぱたこ」とかなり変わっていますし、今までには存在しなかった新しいアイドル像を体現しているのかも知れません。
今回弊誌では、コウテカメンバーのうち4人に話を聞くことができました。メンバーの時に人を食ったような回答も実にらしいですね。12/18には初のワンマン公演も控えています。購入はこちらから。どうぞ!

MMM RATING IS…

KOUTEI CAMERA GIRL “LENINGRAD LOUD GIRLS” : 9/10

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