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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TREMONTI : DUST】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MARK TREMONTI !!

Tremonti-2016

One Of The US Top Guitarist, Legendary Mark Tremonti Has Just Released His Modern And Flesh New Album “Dust” !!

DISC REVIEW “DUST”

CREED, ALTER BRIDGE の大成功で、文字通り US ギタリストの頂点に君臨する Mark Tremonti が自身の名前を冠したバンド TREMONTI で最新作 “Dust” をリリースしました!!
グランジムーブメントが下火になりかかっていた90年代中盤から終盤にかけて現れた “ポスト・グランジ” バンドたちは、静と動のダイナミズム、うねるようなグルーヴといった点で、明らかにグランジムーブメントから強く影響を受けながらも、よりラジオフレンドリーなメロディー、楽曲とプロダクションで瞬く間に US ロックシーンの主役となりました。NICKELBACK, PUDDLE OF MUDD といったバンドと並んで CREED は勿論その1つ。グラミー賞も獲得し、全世界で4000万枚以上を売り上げたバンドを牽引していたのが不世出のギタリスト、Mark Tremonti でした。
ただ、彼の魅力は、CREED が一旦解散した後 (2009年に再結成を遂げた後、現在は休眠中) Mark が CREED の楽器隊とあの Slash も目をつけた Myles Kennedy という本格派ボーカリストを得て結成した ALTER BRIDGE、そしてよりソロプロジェクトに近いこの TREMONTI で一層伝わるのかも知れませんね。
Myles のブルージーな歌唱を活かし、LED ZEPPELIN を現代に蘇らせたかのような ALTER BRIDGE のロックサイド、自らがボーカルを務めよりメタルに特化した TREMONTI。どちらのバンドでも、Mark のトレードマークである独特のアルペジオ、キックドラムとシンクロするアグレッシブな低音リフ、何よりアイデア豊富で強烈なエモーションを発するリードプレイを存分に楽しむことが出来ますね。
TREMONTI の最新作 “Dust” は、前作 “Cauterize” の続編で、2枚はレコーディングも同時に行われた実質2枚組の大作です。アルバムオープナー “My Last Mistake” から “The Cage” への流れは TREMONTI を象徴しています。変拍子をも織り交ぜたヘヴィーなリフは実に複雑で、リズムセクションとのシンクロが実に見事。究極にキャッチーなコーラスパートは NWOAHM の流れを組んでいるようにも感じます。”The Cage” のカントリーミュージックで主に使用される、チキンピッキングを組み込んだリードプレイはただただ圧倒的で、彼が長年トップに立っている理由が伝わりますね。
加えて、リフの嵐、畳み掛けるような “Catching The Fire” のオリエンタルなミドルセクションなどは、プログレッシブとも言えるほどで、アルバムをフレッシュなモダンメタル作品へと昇華させています。
一方、タイトルトラック “Dust” は彼が CREED で培ったものが見事に結実していると感じました。具体的には、 “One Last Breath” で聴くことの出来る、ユニークなコードワーク、アルペジオ、そして情熱的なメロディー。Mark の歌唱、リードプレイは共に究極なまでにエモーショナルで、それは逆に、つまり彼が CREED を眠らせている意味がこの楽曲に存在するような気さえしますね。
そして、Mark は現在 ALTER BRIDGE でも新作を制作中。”Dust” から伝わる、今こそが絶頂期だと確信してしまうほど充実している Mark の状態を考えれば、素晴らしい作品になることは間違いないでしょう!
今回弊誌では、Mark Tremonti にインタビューを行うことが出来ました。残念ながら、日本では Mark の実力、音楽があまり浸透していないと思います。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!どうぞ!!

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TREMONTI “DUST” : 9.2/10

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