EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH B.J LANEBY OF M.ILL.ION !!
“Classic Rock Is Dead? Are You Kidding Me?”
DISC REVIEW “LEGEND”
「友人でもある 220 VOLT は大好きだよ。PRETTY MAIDS, TNT(どちらも素晴らしいバンドで、一緒に演奏したことがあるよ)、TREAT(こちらも一緒に演奏したね)、そしてもちろん EUROPE。ELECTRIC BOYS もとてもクールなバンドだと思っていたね」
80年代末期から90年代初頭にかけて、北欧にはメロディとテクニックを兼ね備えた綺羅星がオーロラの白夜に集っていました。Yngwie Malmsteen や EUROPE というビッグネームはもちろん、220 VOLT, TREAT, PRETTY MAIDS, TNT, GLORY, TALISMAN, FORTUNE, MASQUERADE, RETURN, DA VINCI, POUL POSITION…彗星のように現れ、彗星のように消えていったバンドも多く、挙げればキリがありません。彼らはそれぞれが目立った個性を持ちながらも、北欧の空気や景色を私たちに伝えてくれるという点では共通していました。スウェーデンのイエテボリ、メロデスのメッカで生まれた M.ILL.ION もそんなバンドの一つ。
「ギターとハモンドの組み合わせは最高だよね!よくは分からないけど、少なくとも、僕たちのようなサウンドのバンドはあまり見かけないよね。でも僕たちはただ、やるべきことをやっているだけなんだ。誰かがこのバトンを受け継がなければならないし、僕たちは笑顔を浮かべてその仕事をしようと努めているだけさ。とはいえ、サウンド、アレンジ、プロダクションは現代化しようと努力していてね。僕たちは懐古主義のバンドではないからね。クラシック・ロックであり、常にメロディックだけど、同時に今は2026年で1976年ではないのだから」
M.ILL.ION が際立っていたのは、その哀愁を帯びたメロディとともに煌めくギターとハモンドやキーボードのマリアージュでした。アメリカの乾いた音像に魅入られた挑戦的な “We, Ourselves & Us” にしてもそのメロディと技巧の婚姻は豊潤。しかし、必殺の “Winds of Change” を携えたデビュー作 “No.1” の衝撃、華麗かつ繊細なる旋律と楽器の躍動はやはり今聴いても別格でしょう。ただし、驚くべきことに今回の復活作 “Legend” は、そうした初期の名作群をも凌駕するほど自信、そしてクラシックなハードロック/メタルのプライドに満ちています。
バトンの継承。かつて、キーボードやハモンド・オルガンは当たり前のように楽曲を彩るメタル世界の基盤のひとつでした。しかし、プログラミングの発達やリスナーの嗜好の変化によって、今や鍵盤とギターの麗しきマリアージュは絶滅危惧種だと言えます。そんな時代に、”Kingmaker” の堂々たるハモンドが響き渡る僥倖。
さながら、80年代の DEEP PURPLE のようにがっぷり四つのギターとキーボードは、さながら80年代の PRETTY MAIDS のようなボーカルの力強さと楽曲の牽引力で、クラシック・メタルの灯火が決して絶えないことを伝えます。初期のメンバーが集結したことも、プラスに働きました。歌の力が戻ってきたメタル世界。M.ILL.ION のようなクラシック・メタルの誇りが堂々たる凱旋を果たせば、もしかすると鍵盤の力も加わるかもしれませんね。北欧メタルよ、永遠なれ。
今回弊誌では、オリジナル・メンバーの B.J にインタビューを行うことができました。「僕らはやりたいことをやるしかなかったんだから!クラシカルなハードロックが僕たちの遺伝子と心に刻まれているんだよ。特定の時代の流行を追うようなことはしたくなかった。これまでも、そしてこれからもね。M.ILL.ION はクラシック・ハードロックだ。昔からずっと、そして今も…ね! 」 どうぞ!!
M.ILL.ION “LEGEND” : 10/10
INTERVIEW WITH B.J LANEBY
Q1: 1. M.ILL.ION started in Gothenburg, Sweden, right? At that time, melodic death metal was beginning to blossom in that place, so why did you go the hard rock route?
【B.J】: Yes, that´s absolutely correct. Gothenburg is our hometown and we love it!
Because we got to do what we got to do! It´s in our genes and hearts, We don´t follow the trends of what´s going on at a perticular moment. Never have. M.ILL.ION is classic hard rock. Always been, still is!
Q1: M.ILL.ION はスウェーデンのイエテボリで結成されたんですよね?当時、イエテボリではメロディック・デスメタルが花開き始めていましたが、あなたはなぜクラシックなハードロック/メタルの道を選んだのですか?
【B.J】: うん、その通りだよ。イエテボリは僕たちの故郷で、大好きな街だ!
だって、僕らはやりたいことをやるしかなかったんだから!クラシカルなハードロックが僕たちの遺伝子と心に刻まれているんだよ。特定の時代の流行を追うようなことはしたくなかった。これまでも、そしてこれからもね。
M.ILL.ION はクラシック・ハードロックだ。昔からずっと、そして今も…ね!
Q2: However, back then, Sweden had a lot of melodic and neoclassical metal talent, from major acts like Yngwie Malmsteen and Europe to more independent ones. Were you influenced by those people when you started playing metal?
【B.J】: I think we share influences with some of those great bands: We all love Deep Purple, Rainbow, UFO, Thin Lizzy etc.
But of course,,,Europe and Yngwie broke some serious ground. I personally very like much my friends in 220 Volt and Treat is a really good band.
Q2: 一方で、当時スウェーデンには Yngwie Malmsteen や EUROPE といったメジャーなバンドから、よりインディーズなバンドまで、メロディック・メタルやネオクラシカル・メタルの才能あふれるバンドがたくさん存在しましたよね。バンドを始めた頃、そういった人たちからは影響を受けましたか?
【B.J】: 僕たちは、DEEP PURPLE, RAINBOW, UFO, THIN LIZZY など、オールドスクールな素晴らしいバンドたちと共通点があると思っているんだ。
もちろん、EUROPE と Yngwie は大きな壁を打ち破った。他にスウェーデンだと、個人的には、友人である 220 VOLT のメンバーたちが大好きだし、TREAT は本当に良いバンドだと思うな。
Q3: I absolutely love your first album, “No.1”. While it followed the glam metal style of the time, it beautifully reflected the melancholy and landscapes characteristic of Scandinavia. Was that “Scandinavian feel” something you consciously aimed for?
【B.J】: Wow . thank You! Along time ago, but it was a really succesful debut. And lots of fun!
Great perspective. Again , We just do what we got to do and it comes from our hearts and souls – It´s just us – no calculations or plans!
Q3: 私はあなたたちのファースト・アルバム “No.1” が大好きなんですよ。当時のグラム・メタルのスタイルを踏襲しつつも、スカンジナビア特有のメランコリーと風景を美しく表現していましたね。その “スカンジナビアらしさ” は意識的に狙ったものだったんですか?
【B.J】: わあ、ありがとう!ずいぶん前のことだけど、本当に成功したデビュー作だったね。そして、とても楽しかった!
スカンジナビアらしさとは素晴らしい視点だね。でも繰り返しになるけど、僕たちはただ自分たちのやりたいことをやっているだけで、それは心と魂から湧き出るものなんだよ。計算も計画もなかった。これが僕たち自身の音楽なんだ!
Q4: There were many different bands in Scandinavia at the time, but which ones did you particularly connect with?
【B.J】: Again & speaking for myself; Pretty Maids, TNT ( Great bands, we have played with both) Treat (also played with) Europe of course, Electric Boys is very cool.
Q4: 当時スカンジナビアには様々なバンドがありましたが、特に共感をもっていたり、親しくなったバンドはいましたか?
【B.J】: また個人的な意見になるけど、PRETTY MAIDS, TNT(どちらも素晴らしいバンドで、一緒に演奏したことがあるよ)、TREAT(こちらも一緒に演奏したね)、そしてもちろん EUROPE。ELECTRIC BOYS もとてもクールなバンドだと思っていたね。
Q5: “We Ourselves & Us” is one of the most popular albums in your discography and was a hit in Japan as well. Musically, it moved closer to a more vibrant, American feel, would you agree?
【B.J】: Thanks! Anyway, after the first album NO.1, which was a great success, we were pretty much independent. We were able to book the studios and producers we wanted.
Meaning we tried out some different arrangements and production ideas. Cool album! Our dear friend Pär Edwardson produced it and we had the opportunity to get both crazy and serious.
Q5: “We Ourselves & Us” はあなたのディスコグラフィーの中でも特に人気の高いアルバムの一つで、日本でもヒットしました。
音楽的には、より活気のあるアメリカンな雰囲気に近づいたと思いますが、その変化はなぜ起こったのでしょう?
【B.J】: ありがとう!とにかく、大成功を収めたファースト・アルバム “NO.1” の後、僕たちはほぼ独立して活動していたんだ。だから、自分たちが望むスタジオやプロデューサーを自由に選ぶことができたんだよね。
つまり、様々なアレンジやプロデュースのアイデアを試すことができた。素晴らしいアルバムになったよね!親友の Pär Edwardson がプロデュースしてくれて、僕たちはクレイジーなことにもシリアスなことにも、両方挑戦することができたんだよね。
Q6: Your comeback album “Legend” is truly fantastic! You are a legend of Scandinavian Rock & Metal, so is that the meaning behind the title?
【B.J】: WOW – THANK YOU! You can´t imagine what that means to us! We´ve worked hard with it. Wrote about 30+ songs for it and we´re so glad You like what came out of it!
Thank You, but it´s not meant putting us on a the pedestal. It´s just a cool title and one of the songs is called The Legend Lives On.
Q6: カムバック・アルバム “Legend” は本当に素晴らしいですね! あなたは北欧メタルのレジェンドですが、タイトルにはそういう意味が込められているのでしょうか?
【B.J】: わあ、ありがとう!僕たちにとって、その言葉がどれほど大きな意味を持つか、想像もつかないだろうね! このアルバムのために一生懸命努力したからね。30曲以上も書き上げたから、気に入ってもらえて本当に嬉しいよ!
レジェンドなんてありがとう。でも、決して自分たちを崇め奉るつもりはないよ。ただクールなタイトルにしたかっただけで、収録曲の一つに “The Legend Lives On(伝説は生き続ける)” というタイトルがあって、そこからつけたんだよね。
Q7: Also, what was the reason for deciding to make a comeback now?
【B.J】: Well, we had a very succesful 30: th anniversary a couple of years ago, did a partly retrospective /partly new songs album- Back on Track – did some great gigs and felt very inspired to move on with a brand new album and touring. And here we are!
Q7: ところで、今復活を決めた理由は何だったんですか?
【B.J】: 実は、数年前に30周年記念アルバムを大成功させ、過去曲と新曲を収録したアルバム “Back on Track” をリリースし、素晴らしいライブもいくつか行えたんだよね。
そこから、新しいアルバムとツアーでさらに前進したいという強い気持ちが湧いてきたんだよ。それで、今こうしてカムバックを果たしたんだ!
Q8: What’s so great about “Legend” is the fantastic combination of guitar and Hammond organ! There used to be many bands like Deep Purple that played like that, but unfortunately there are hardly any left now, right? That’s why you’re such a valuable presence in today’s rock world, would you agree?
【B.J】: Again- thank You! We love that combination!
Guess not, at least I don´t hear many bands with our type of sound.
Thank You. We just do what we have to do. The torch has to be carried by somebody and we try to do our job with smiles on our faces. Having that said, we also try to modernise the sounds, arrangements and production as well. We are NOT a nostalgia act. We are classic rock, always melodic, but at the same time it´s 2026 now. Not 1976.
Q8: “Legend” の素晴らしいところのひとつは、ギターとハモンド・オルガンの絶妙な組み合わせですね! かつては DEEP PURPLE のようなそうしたバンドがたくさんいましたが、残念ながら今ではほとんど残っていませんよね?
だからこそ、あなた方は今日のロック界において非常に貴重な存在に思えます。
【B.J】: 改めて、ありがとう!ギターとハモンドの組み合わせは最高だよね!
よくは分からないけど、少なくとも、僕たちのようなサウンドのバンドはあまり見かけないよね。
でも僕たちはただ、やるべきことをやっているだけなんだ。誰かがこのバトンを受け継がなければならないし、僕たちは笑顔を浮かべてその仕事をしようと努めているだけさ。とはいえ、サウンド、アレンジ、プロダクションは現代化しようと努力していてね。僕たちは懐古主義のバンドではないからね。クラシック・ロックであり、常にメロディックだけど、同時に今は2026年で1976年ではないのだから。
Q9: Some people say melodic hard rock/AOR is dead or outdated. What do you think?
【B.J】: Dead? Are You kidding me?
Q9: メロディック・ハードロック/AORは死んだ、あるいは時代遅れだと言う人もいます。
【B.J】: メロハーが死んだ?冗談だろ?










