NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SAJJANU : TRAUMA13】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SAJJANU!!

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ONE OF THE MOST TECHNICAL AND STRANGE BAND IN JAPAN!! SAJJANU HAS JUST RELEASED THEIR NEWEST ALBUM “TRAUMA13”!!

日本屈指の超絶技巧派変態トリオ SAJJANU が新作 “TRAUMA 13” の国内盤を10/7にリリースします。さて、謎の多いこの SAJJANU というバンドですが、ギター2本とドラムスという不思議な編成でめまぐるしくもカラフルでどこかキャッチーなインストロックを制作しています。プログロック、ジャズ、メタル、マスロックにアヴァンギャルドとその音楽性は多岐に渡り、次々に繰り出される難解なフレーズや変拍子には高い中毒性が潜んでいます。そして実は STOLTZ こと LAGITAGIDA のオータケコーハン氏、同じくFUNE こと 現 LAGITAGIDA で ex-GREEN MILK FROM THE PLANET ORANGE の TAKAYOSHI YAZAWA氏、ex-MASSIMO の FUNAZUMA氏という界隈では名の知れた実力者たちが結成したスーパーバンドでもあるのです。2009年にリリースされたデビュー作 “PECHIKU!!” はあのジョン・ゾーン主宰レーベル”TZADIK RECORDS”からひっそりと発売され、2ndアルバム “CALIFORNICATION Ⅱ” では全24曲風1曲に挑戦。水野健一郎氏のアートワークを含め新作 “TRAUMA 13” に置いても彼ら独特の世界観を作り上げていますね。すでに3度のヨーロッパツアーを経験しており、昨年開催されたマスロックの祭典 “BAHAMAS FEST” において圧倒的なパフォーマンスや逆立ちを披露。魅了されファンになった方も多いのではないでしょうか?個人的にも非常に感銘を受け、絶対に掲載したかったバンドなのですが、それは彼らが無頓着に見えながらもしっかりとジミヘン、ザッパ、メセニーといった巨匠たちを通過しメタルやプログロックをリスペクトしていることが楽曲の端々から伝わるからでした。音楽が浅くないんです。ロックスター然とした個性も素晴らしいですね。同時に勿論マスロック的な新しい感覚も存在する稀有な存在だと思います。インタビューです、どうぞ!!

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YOU CAN STREAM TWO NEW SONGS OF “TRAUMA13” HERE !!

【INTERVIEW WITH SAJJANU】

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Q1: 初インタビューなのでまず SAJJANU という不思議なバンド名の由来や意味を教えていただけますか?

【SAJJANU】: はじめましてドラゴンボールのピッコロです。 sajjanu の由来ということですが、適当に文字をくっつけてコラージュした説が濃厚となっております。

Q2: なるほど。では、ピッコロさん、SAJJANU はギター2本とドラムスという編成でこれだけ濃密で重厚な音楽を作り上げています。この編成に対する拘りのようなものはありますか?

【SAJJANU】: あれおかしいな?あ、、すいません。 こっちの話です。 うちらギター2本とドラムスという編成なんですね。さっきまでベースがいると思ってました。今確認中です。これホントにいないとなると結構大変ですね。低音が足りないわけですからどっちかのギターが低音出さないとですね! 意識してみます。 あえて言うならこれだっていうメンバーがこの3人だったとかだと思います 。

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Q3: 確認よろしくお願いします。今回インタビューを申し込んだ理由の一つに SAJJANU が謎に包まれすぎているという事があります。これだけ強烈で独自の音楽を作りながらプロモーションには無頓着のように見えますし、アルバムジャケット、タイトル、ライブでの倒立などまさに唯我独尊という言葉がピッタリではないでしょうか?SAJJANU が目指しているものとは何でしょう?

【SAJJANU】: そもそも無頓着とかそんなことも考えておりませんが、いわゆる一般的なバンドのスタイルから逸脱したくて始めたようなものなので。 まぁなんと言いますか、ね。ただ自分たちが楽しめるようにやった結果。 無機質にやっていたら有機質なものになってる感じといいますか、チリも積もれば鎌倉幕府なんとやらです。 目指すところはキッチュ一人楽団ですか ね 。

Q4: なるほど。鎌倉幕府の件は非常に共感できます。SAJJANU の音楽は非常に複雑で拍子、 フレーズが猫の目のようにコロコロとその数や色を変えていきます。作曲のプロセスはどのような感じなのでしょうか? もしライブがアルバムの再現だとしたら大変な記憶領域だと思いますが、ライブでのアルバムの再現とインプロの割合についてはどうお考えですか?

【SAJJANU】: sajjanuは東京って感じじゃないですか? もしくはみんなの頭のなかとか、仕事に追われ怒られ飲みつぶれて終電で終点までいったり。 信号を渡ると数えきれないネオンの繁華街だったり、どこまでも建物だらけだったり、気づいたらまた元の駅に戻ってきてたり。 通常じゃありえないであろうクソみたい な感情が渦巻いていたり。 そこにインプロは存在する余地はないんじゃないかと思われます。 プロセスに関しては如何に最高の食材を使ってクソまずい飯を作るかに似ておる。

Q5: なるほど、インプロではなかったのですね。さて、急にタメ口になられましたが、国内流通も開始される新作 “Trauma 13” がリリースされました。13曲のトラウマと解釈しても良いのでしょうか?

【SAJJANU】: うん、まぁきっとそういうことやね。

Q6:(チッ…)アルバムオープナー “METAL xxx” は実際非常にメタル寄りの楽曲です。 SAJJANU のルーツにメタルは存在しますか?SAJJANU のルーツについて教えてください。

【SAJJANU】: ルーツ・・・みんな違うし分からん。東京に住んでるってことじゃないか。 もともとブラジルに住んでたらこういう曲は作れないし、発想もなかなか湧かない気がする。 メタルの素養は全人類にある。

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Q7: 「メタルの素養は全人類にある。」非常に含蓄のあるお言葉でした。ではマスロックの話をしましょうか。昨年は新宿MARZで開催されたマスロックフェス “BAHAMAS FEST” にも出演されました。圧倒的なパフォーマンスでしたね!出演した感想を聞かせてください。また日本のシーンで共感できるバンドはいますか?

【SAJJANU】: 感想かぁ、、、昔ジミヘンがウッドストックのステージを終えたあとに汗だくで家に駆け込んできて、「ハヤクミズ、 クダサイ」って言われた時の感じに近かったかなぁ。 そういった意味では、好きなバンドはいっぱいいるけど共感するってなるとなかなか難しいかも 。

Q8: そうですか。ここのところ人気が出てきているマスロックとそのジャンルに分類されることに関してはどう思っていますか?

【SAJJANU】: どうとも思ってないでしゅ。 あ、すみません!

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【FAVORITE ALBUMS】

60年代オールディーズポップス(FUNE)

餓狼伝説2のサントラ(STOLTZ)

マコーレカルキンの1st(FUNAZUMA)

【MESSAGE FOR JAPAN】

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10月に発売される「Trauma13」の盤が出回りましたら是非ともルクプルとかの欄に移動させてやってください。 面出しのラックとかそういったところでもいいすね。

SAJJANU

PHYSICAL VERSION OF TRAUMA13 SET TO RELEASE ON 10/7 !!

 

2400円+税 TKMB-1004 CD
全13曲 初回盤:特殊デジパック仕様
発売元:ツクモガミ
流通:BRIDGE inc.

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01.Metal xxx
02.Annie Wilkes
03.Soft Atenige
04.Jigsaw
05.God
06.Keyser Soze
07.Odeki Palace
08.Dash De Koi
09.Goa Than Words
10.Hell
11.Power Spuit
12.Marv Merchants
13.Heppsi

http://www.sajjanu.net/

OHTAKE氏、YAZAWA氏の別バンド LAGITAGIDA もぜひチェックしてみてください!!

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