EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH PEKKA KOKKO & JANNE KUSMIN OF KALMAH !!
Melodic Death Metal Giant from Finland, KALMAH set to come to Japan first time ever !!
Pekka と Antti の Kokko 兄弟率いる、メロディックデスメタル最後のまだ見ぬ巨人 KALMAH が Evoken de Valhall Production の招聘で遂に来日を果たします!!
IN FLAMES, DARK TRANQUILLITY, CHILDREN OF BODOM といったオリジネーターたちが、賛否は置いても、その音楽性を大なり小なり変化させて現代を生きているのに対して、KALMAH は不変です。キラキラしたキーボードにキレのあるツインギターリフを乗せ、叙情的なメロディーでリスナーを悶絶させるメロデスの黄金律を頑ななまでに守り続けているのです。勿論そこに、フィンランドのバンドらしいフォークやクラシカルな要素をふんだんに盛り込むのが KALMAH 流。特に、初期の COB ファンなどは KALMAH に宗旨替えをしている方も多いかも知れませんね。
あまりライブを行わないバンドです。ユーロ圏以外では数える程しか行っていないので、今回の来日は非常に貴重だと思います。
今回弊誌ではボーカル/ギターの Pekka Kokko とドラムスを担当する Janne Kusmin の2人に話を聞くことが出来ました。どうぞ!!
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JANI STEFANOVIC OF SOLUTION .45 !!
Outstanding Modern Melodic Death Metal outfit, SOLUTION .45 has just released long-awaited new album “Nightmares in the Waking State, PT1”!! Welcome to the heavy & progressive Nightmare!!
モダン・メロディック・デスメタルの雄、SOLUTION .45 が5年間の沈黙の後、遂に待望の新作 “Nightmares in the Waking State, PT 1” をリリースしました!!
透明感のある美しいクリーンと、アグレッシブなグロウルを使い分ける稀代のボーカリスト Christian Älvestam が SCAR SYMMETRY を脱退した時、彼の才能を惜しむ声が実に多かったことを記憶しています。故に、彼が歴戦の勇者 Jani Stefanovic と結成した新バンド SOLUTION .45 にかかる期待は決して小さくありませんでしたね。デビュー作 “For Aeons Past” はそういったファンの期待に十二分に応えた傑作で、モダンなコンポジション&サウンドとクリーンのメロディー&歌唱がずば抜けて素晴らしい作品でした。
5年の月日を経てリリースされた2ndアルバム “Nightmares in the Waking State, PT 1” は、タイトルからも読み取れるように2部作の1作目に当たります。そしてこの作品において初めて、バンドはその実力を全て発揮したと言えるかもしれません。
前作と比較して、まずこのレコードは明らかによりモダンプログの領域に接近しています。壮絶なギターシュレッドはそのままに、リフやリズムパターンを複雑にグルーヴィーに進化させ、近未来的なアトモスフィアを加えたような楽曲が増えていると感じました。強烈な MESHUGGAH臭を放つ “Perfecting the Void” を筆頭に、”Djentの影響を受けた” などと言ってしまうと Jani さんに怒られそうですが、”Wining Where losing is All” などは PERIPHERY と通じるものさえ感じさせますし、Christian が所属していた SCAR SYMMETRY を想起させる部分も存在します。
同時に、アルバムオープナー “Wanderer from the Fold” に象徴されるように、バンドのストロングポイントだった透明感溢れるクリーンパートが減少し、彼らのルーツであるアグレッシブなデスメタルの部分を強調した作風にもなっていますね。
とはいえ、北欧のバンドらしい透明感の “Bleed Heaven’s Dry”, 美しく切ないバラード “In Moments of Disappear” のような “For Aeon Past” を引き継ぐ要素も充分に存在し、そのコントラストがアルバムをさらに一段上の領域に引き上げています。モダンメロデスの最高峰、SOILWORK が今年リリースした傑作 “The Ride Majestic” にも何ら引けを取らない充実作だと思いますよ。
今回弊誌では、DIVINEFIRE などでも活躍して来た、技巧を誇るギタリストにしてドラムスやベース、キーボードにプロデュースまでこなす才能、Jani Stefanovic にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!
MMM RATING IS…
SOLUTION .45 “NIGHTMARES IN THE WAKING STATE, PT1” : 9,2/10
WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “DEATH OF A KING” OF AMORPHIS !!
LEGEND OF FINLAND IS BACK !! MELANCHOLIC METAL MASTER AMORPHIS SET TO RELEASE THEIR NEWEST RECORD “UNDER THE RED CLOUD” ON 9/4 !!
結成から25年、フィンランドのメランコリックメタルマスター AMORPHIS が新作 “UNDER THE RED CLOUD” で帰ってきます!!モダンメタル発展の最功労者とも言える JENS BOGREN と初タッグを組み、最高傑作を生み出しました!!今回公開するファーストシングル “DEATH OF A KING” はゲストも多彩。フルート奏者として ELUVEITIE の CHRIGEL GRANZMANN, パーカッションに ex-OPETH, SOEN の MARTIN LOPEZ を向かえ最高の製作環境を整えました。楽曲はまさに AMORPHIS のディスコグラフィーを一曲に纏めたような素晴らしいデキ。初期の名作 TALES FROM THE THOUSAND LAKES, ELEGY の慟哭、哀愁、アグレッションから近作の幅が広がったエピカルな要素まで感じる事が出来ますね。
Guitarist and founding member Esa Holopainen comments:
“It was a great honor to have such talented musicians appearing on ‘Death Of A King’. Each one of them puts his personality and character in the very right spot“. “»Under The Red Cloud« is produced by Jens Bogren who did amazing job with the album. There’s a lot’s of elements in the songs but every note and element is in perfect harmony so that the result is fucking heavy and melodic. All I can say is that »Under The Red Cloud« will be in my personal Top 3 AMORPHIS albums that we’ve ever done.“
“DEATH OF A KING” に、こんなにも才能のあるミュージシャンを揃えることが出来てとても誇らしいよ。各自それぞれの個性、キャラクターを正しく配置することが出来たね。”UNDER THE RED CLOUD” は JENS BOGREN が素晴らしい仕事を果たしてくれたよ。沢山の要素が詰まっているけどそのどれもが完璧なハーモニーを奏で、結果として最高にヘヴィーでメロディックに仕上がったね。このアルバムは AMORPHIS のディスコグラフィーでもトップ3に入る事だけは断言できるよ。
ESA HOLOPAINEN
The tracklist of »Under The Red Cloud« is as follows:
01. Under The Red Cloud
02. The Four Wise Ones
03. Bad Blood
04. The Skull
05. Death Of A King
06. Sacrifice
07. Dark Path
08. Enemy At The Gates
09. Tree Of Ages
10. White Night
Bonus tracks (digipak & 2LP):
11. Come The Spring
12. Winter’s Sleep
Montreal-based five-piece metal outfitTHE AGONISTare set to release “The Eye Of Providence” on Monday Feb 23rd in Europe and Tuesday Feb 24th in North America !!
社会悪について歌っていたら突然ボーカルの盗難にあったカナダのメロディックデスメタルバンド THE AGONIST の2/23発売、新作 THE EYE OF PROVIDENCE” のフルアルバムストリームを開始です!!正直別にボーカル盗難にあっても問題ないというかむしろ楽曲などは以前よりパワーアップした感すらありますね。新ボーカルがかわいいのかかわいくないのかについては現在調査中。とにかく快作です!!
THE AGONIST aren’t going all History Channel on their new album. The lyrical center isn’t about pyramids, the Freemasons, or its appearance on the United States one-dollar bill. As on previous albums, The Agonist are commenting heavily on advances in monitoring technology, particularly as it relates to governments intruding on the private lives of its citizens.
THE AGONIST の新作は歴史の番組のようにはなりません。歌詞の焦点はピラミッドでもフリーメイソンでもアメリカの一ドル札(イルミナティー)についてではないのです。以前のアルバムと同じく THE AGONIST は進化したモニタリングテクノロジー、特に政府が市民生活に介入する案件について強く主張していきます。
“We are embracing a number of new topics, The Agonist still wants to be a voice for change. However, there are many socio-political and personal topics that we haven’t yet covered. We get into some of those on this record.”
MARUNOHCHI MUZIK MAGAZINE PRESENTS WORLD PREMIERE OF GHOST BRIGADE
11/7にSEASON OF MISTから新作 “Ⅳ- ONE WITH THE STORM” を発売する GHOST BRIGADE。彼らの新曲 “ELECTRA COMPLEX” を世界初公開です!!
フィンランドの異端児、開拓者、そんな表現がしっくりくるバンドではないでしょうか。自らのFBページで”ジャンルレス”と宣言するその音楽性は確かにジャンル分け不能。同郷の INSOMNIUM を髣髴とさせる現代的で知的なメロディックデスメタルから OPETH ライクなプログレッシブさ。それに加えてMASTODON 的スラッジやCULT OF LUNA 的ポストメタルの影響も感じさせ、特筆すべきは TOOL のようなUSオルタナの雰囲気すら味付けに使っている点です。そういった要素を全て淀みなく融合させた前作 “UNTIL FEAR NO LONGER DEFINES US” は完成度の高い紛う事なき傑作でした。
それから3年、当然ながら期待高まる彼らの新作ですが間違いないでしょう!ELECTRA COMPLEX。この曲名を最初に聞いた時は確実に”勃起不全”だと思いましたが違います。”女児が父親に対して強い独占欲的な愛情を抱き、母親に対して強い対抗意識を燃やす状態を指す”そう。ユングがギリシャ神話になぞらえてそう呼び始めたんだとか。電子音を大胆に導入しながら静かに、メランコリックに幕を開け、募る感情を徐々に爆発させて行くように激しさを増すこの10分34秒はまさにそのテーマとシンクロしています。奇しくも11/7は先日10分の大曲を公開させて頂いた NE OBLIVISCARIS の新譜と同じ発売日です。これからのメタルシーンを牽引して行くであろうこの2バンドが同じ日に同じような長さの素晴らしい長尺曲を擁してアルバムをリリースする・・・これは何かの運命かもしれませんね。