タグ別アーカイブ: Math-Rock

NEW-COMER !! 【LOQTO】


JAPANESE THREE PIECE MATH-ROCK BAND “LOQTO” RELEASED THEIR FIRST EP “REPLICATION” !!

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WRITER: SHUKA KASHINO

マスロックというジャンルが現在各地で盛り上がりをみせているという事実は、もはや説明するまでもないでしょう。170人以上もの動員を記録したという、FECKING BAHAMASのマスロックコンピレーションから開催された“BAHAMAS FEST”も記憶に新しいですね。
ただ、ひとえにマスロックと言っても各々が思い浮かべるバンドはそれぞれ異なるのではないかと思います。だからこそ、マスロックを語る上で必ずこのタイミングで知っておかなければならないバンドがいます。
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その名もloqto(ロクト)。2012年に結成。都内を中心に活動しています。
彼らは2015年2月に1st ep “Replication”をリリースしました。これが一切の過言はなく、今後マスロック史に深く根付いてくること間違いなしの 珠玉の一枚なのです。
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彼らの楽曲は、3ピースならではのそれ以上でも以下でも成し得ない緊迫感を携え、意識を尖らせていなければ置いていかれてしまうのでないかと思うほどの目まぐるしい展開が魅力です。それだけですと取っつきにくく思われますが、しっかりとキャッチーさも併せ持っており、筆舌に尽くしがたいほど絶妙なバランスで成り立っていることを痛感させられます。曲を追うごとにその構成要素ひとつひとつに隈なく仰天させられ、並々ならぬ昂揚感を感じられるはずです。

彼らの魅力はステージの上でも遺憾無く発揮されます。一見クールだけれど、ただならぬ情熱を内に秘めた彼らのステージは、ぼんやりと眺めていられるものではありません。
2015年2月21日、レコ発と銘打って行われたライブでは、これまでよりもさらに堂々とした演奏を繰り広げていました。以前までは繊細という印象が強かったのですが、回数を重ねるごとに確実に雄勁さを増しているのがわかります。是非とも彼らの楽曲は、音源で楽しむのみでなく実際に現場を目の当たりにして欲しいと思っています。

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1st epリリースという節目を迎えた彼らの動きが、今後どのように変化して行くのかを見逃す訳には行きません。マスロック界の若き精鋭を是非この機会に目撃してください。
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yoichi matsuoka : guitar
hironori kujiraoka : bass
shuma yamakaji : drums
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SHUKA KASHINO TWITTER: @kashinosss

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PICK UP ARTIST + SPECIAL MESSAGE 【PLINI】


EXCLUSIVE: SPECIAL MESSAGE FROM PLINI !!

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ARE YOU READY FOR THE PLINI’S NEW EP “THE END OF EVERYTHING” ?? THE TRILOGY WILL BE THE END WITH THIS AWESOME EP, BUT HIS STORY GOES ON !!

【PRE-REVIEW “THE END OF EVERYTHING】

近年オーストラリアから続々と輩出される才能豊かなミュージシャン達。中でも PLINI の生み出す音楽は異色を放っています。オーストラリアのニューウェーブと言えば例えば KARNIVOOL, DEAD LETTER CIRCUS といったオルタナであったり VOYAGER, NE OBLIVISCARIS といったプログメタルが主力な訳ですが、天才ギタリスト PLINI の音楽はフュージョンが本線です。ジャズとロックを融合したギターを歌わせるインスト。トーンコントロール、緩急、技術、多様なリズム・・・表現力がまず群を抜いています。加えて彼を傑出した存在にしているのはエクレクティックな音楽性でしょう。これはオーストラリアの新しい波全般に言える事ですが、例えば DJENT だったり MATH だったり POST 系、エレクトロニカといった新機軸を貪欲に自らの音楽に取り入れます。PLINI の場合もまさにそう。DJENTY な刻みだったり MATHY なアイデア、POST系のアトモスフィアが単独で、時に同時に顔を覗かせ完全に彼の世界を構築しています。3/11 に発表する新 EP “THE END OF EVERYTHING” は彼が以前リリースした2枚の EP と合せたトリロジーの最終章。ドラムになんとあの JOE SATRIANI, THE ARISTCRATS で知られるマイスター MARCO MINNEMAN、ベースに同郷のこちらも日の出の勢い THE HELIX NEBULA から SIMON GROVE を迎え入れ万全の体制で製作されました。

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THE END OF EVERYTHING “FEAT. CHRIS LETCHFORD OF SCALE THE SUMMIT”(4:06)

幾重にも重ねたギターと鍵盤。クラッシックの様に荘厳でドラマティックなイントロに導かれて最終章は幕を開けます。すぐさま美しく下降するアルペジオ、次にリズミックなリフ、そしてギターのメロディーが登場。ラテン風なキメフレーズ、コーラス風なシンセなど PAT METHENY からの影響が大いに感じられました。勿論よりメタリックですが。中盤の SCALE THE SUMMIT のクリスのギターソロは PLINI とトーン、ピッキングのアタックなんかが全然違って面白いですね。

WOMBAT ASTRONAUT (BEYOND THE BURROW) (4:24)

余韻を引きずるようにして数学的なピアノのイントロから2曲目が始まります。LYLE MAYS, CHICK COREA を想起させる流れるようなピアノとストリングスが実に美しい曲です。ただアンビエント、アトモスフェリックなフュージョンに止めないのが彼の才能。中盤、音の回数と選び方を微妙にずらしながら展開していくセクションなどは実にスリリングでマスいです。

 PAPER MOON “FEAT. JAKUB ZYTECKI OF DISPERSE” (8:32)

10 分近い大曲。アルバムのハイライト。DJENTY でアグレッシブなイントロからして名曲の予感十分。躍動感とポジティブなオーラを放ちながら進行。3:00くらいで急にアトモスフェリックな世界観に移行する緩急のセンスも抜群です。ほんのりと RYUICHI SAKAMOTO の雰囲気も。JAKUB が参加しているからかこの曲は DJENTY なフレーズやムードが目立ちます。6:00あたりから始まる、1曲目のイントロよりさらに音を重ねた大仰なオーケストレーションはトリロジーのフィナーレにピッタリです。かなり拍子が複雑で3拍子、4拍子、5拍子、7拍子が目まぐるしく入れ代わりますがさすがのマルコ・ミンネマンといったところでしょうか。彼の貢献も実に大きいですね。

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I hope these songs take you on a magical journey and put a smile on your face. I also hope to be playing in Japan towards the end of the year! Peace and love, Plini.

僕の新曲が君たちを魔法の旅に誘い笑顔にする事が出来たらいいね。今年の終わりまでには日本でプレイ出来たらと思っているんだ!!平和と愛を。PLINIより。

【DISCOGRAPHY】

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OTHER THINGS

トリロジー第一弾。ギターやドラムのトーンからこの時点では マスロック、ジャズっぽい印象が濃かったですね。LARRY CARLTON を思い出したり。ただラストの SELENIUM FOREST は DJENTY なフレーズ、オーケストレーション、物悲しく心を打つメロディーと彼の只者ではない感が存分に発揮されています。

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SWEET NOTHINGS

彼の評価を世界的に決定付けた傑作 EP。センスの塊のようなアルバムです。ポーランドのDJEN導師 GRU 様が参加なさった “OPENING” から PLINI ワールド全開。不思議なテンションを使ったコードワーク、アルペジオが彼の高い知性を物語ります。ERIC JOHNSON, ANDY MCKEE のような軽快なアコースティックサウンドが魅力的な”TARRED & FEATHERED”、リフが非常にマスマティカルでありながらギターの雄大なメロディーが対照的で新鮮な “AWAY”、都会的なフュージョンから DJENTY に展開する意外性が見事な “SWEET NOTHINGS” とバラエティーに富んだ至高の4曲が味わえます。

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スコットランドのDJENT博士 SITHU AYE とのスプリット。2曲出し合ってお互いの曲に1曲づつ参加。残りの1曲づつにも DAVID MAXIM MICIC, JAKUB ZYTECKI という新世代最高峰のギタリスト達が参加し、ギタリスト必聴のアルバムとなりました。ここでの PLINI はやや派手めの楽曲を持ち込んでいます。

【RELATED MUSICIANS】

MARCO MINNEMANN (THE ARISTOCRATS)

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SIMON GROVE (THE HELIX NEBRA)

CHRIS LETCHFORD (SCALE THE SUMMIT)

JAKUB ZYTECKI (DISPERSE)

PLINI FACEBOOK PAGE

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MATH-ROCK SPECIAL !!! LIVE REPORT: BAHAMAS FEST 【MATH-FEST JAPAN】


EXCLUSIVE: TAK YAMAMOTO, EXECUTIVE PRODUCER OF BAHAMAS FEST TALKS ABOUT MATHFEST JAPAN !!

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世界の音楽シーンで日増しにその存在感を増しつつあるニュームーブメント、MATH-ROCK。まさに日の出の勢いである MATHMATICAL なアーティストたちを集めたロックフェス、第1回 “BAHAMAS FEST” が今年ここ日出づる国日本で開催され、非常に話題を呼びました。マスフェスト及びその発端となったマスコンピの立役者である TAK YAMAMOTO 氏にライブレポート、裏話などを語って頂きました。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【INVALIDS : STRENGTHS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH INVALIDS

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US MATH-ROCK GIANT LAUNCHED THEIR NEW ALBUM “STRENGTHS” !!

以前、新作 STRENGTHS から弊サイトで新曲を公開させて頂いた US MATH-ROCK の巨人 INVALIDS。その素晴らしい新譜に伴ったインタビューを行う事が出来ました。この1ページで INVALIDS については網羅出来ると言えるほど充実した内容になったと思います。MATH-ROCK とは?という定義的な話から MATH-ROCK のオススメアルバムなんかも豊富に挙げてくれています。MATH-ROCK 入門にも良いのではないでしょうか。勿論ギターテクニックについても詳しく解説してくれました。PETE DAVIS です。どうぞ。

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WORLD PREMIERE “TINY COFFINS (FINAL MIX) & WORLD IS SQUARE” 【INVALIDS】


TINY COFFINS (FINAL MIX)

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WORLD IS SQUARE

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US MATH-ROCK GIANT WILL LAUNCH THEIR NEW ALBUM “STRENGTHS” ON 10/28!!

USから現れたマスロックジーニアス、INVALIDS の10/28発売になる新譜 “STRENGTHS” から TINY COFFINS (FINAL MIX) を本誌で世界初公開です!!

以前 MUSICAL MATHEMATICS で公開された曲ですが NICK がベースを録り直したファイナルミックスです。同時に WORLD IS SQUARE の掲載許可とメッセージも頂きました。

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【MESSAGE FOR JAPAN】

Hello Japan! I am so excited to share these two tracks from the new Invalids album entitled “Strengths” that will be released on the 28th of October on Japanese record label Friend of Mine Records. I have drawn influences from Japanese music my whole life, from video games and wonderful composers like Nobuo Uematsu, to awesome bands like toe, Mouse on the Keys, and nuito. Now I am very pleased and honored to have so many Japanese fans, and I hope you all enjoy these songs and the rest of Strengths! :333                

                                                                                     PETE DAVIS  

ハロー、日本のみんな!INVALIDS の新作 “STRENGTHS” からこの2曲を披露出来てとても興奮しているよ!アルバムは10/28に日本のレーベル FRIEND OF MINE さんから発売されるんだ。僕は人生を通して日本の音楽から影響を受けていてね。ビデオゲームと植松伸夫氏のような素晴らしいコンポーザーから TOE, MOUSE ON THE KEY, NUITO のような最高のバンドまでね。日本に多くのファンが居るのはとても嬉しいし誇らしいよ。この2曲を楽しんで新作 “STRENGTHS” も楽しみにして欲しいな!

                                                                 PETE DAVIS

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個人的に大好きな MATH ROCK プロジェクトなので弊サイトで掲載できた事は非常に感慨深いものがあります。よくテクニカルで変態的プレイなんて言われたりしますし実際そうなんですけど、私は彼らの本質はそこではなく、美しい情景が浮かぶような曲自体にあると思っています。実際今回提供して頂いた2曲もオーサムすぎますね。アートワークはPETEが曲を提供したり POLYPHIA のアートワークを描いたり可愛かったりで今をときめく YVETTE YOUNG さんが手掛けています。”STRENGTHS” 期待しましょう!!

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FREND OF MINE RECORDS さんの HP と INVALIDS のFBページです。ぜひあわせてチェックして下さい!!
http://www.fomr-d.com/
http://www.facebook.com/invalids

PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【THE MERCURY TREE】


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【COUNTENANCE】

メジャーなアーティスト以外で今年の裏名盤なるものを決定するとしたらワタシは迷わずこのアルバムを挙げるでしょう。ポートランド出身の実験的ロックバンドTHE MERCURY TREEのフルアルバム4枚目、COUNTENANCEです。比較するなら例えばTOOLでしょうか。メタル、ジャズ、プログ、マスロック、オルタナ、トライバル、アンビエント・・・様々な要素が混在するアルバムは彼ら独特の神秘性を湛えて一枚の芸術へと昇華されています。”僕にとっては異なったものを掛け合わせて起こる化学反応こそ重要だからね” これはAMOGH SYMPHONYにインタヴューした際VISHALが語ってくれた言葉です。全面的に同意というかそれこそがロックをロックたらしめていると考えるとCOUNTENANCEはまさにロックアルバム、至高の思考を指向するロックアルバムだと思います。バンドの創設メンバーでボーカル/ギター/キーボード担当のBEN SPEESに話が聞けました。

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PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【POIL】


【THE FRENCH PROG/MATH ROCK CONNECTION】

日本に情報はほとんど入って来ないのですがフランスPROG/MATHシーンが非常にアツい事になっているようです。
NI, PRYAPISME, JEAN JEAN,MARVIN, 100%CHEVARIER, CHEVREUIL, ELECTRIC ELECTRIC,などなど個性的なバンドが百花繚乱といった様相。中でも群を抜いて個性的なバンドが今回特集するPOILです。
以前にレヴューでも触れましたが、昨年リリースされた前作のタイトルが「おまえのケツの穴」である時点で「一生ついていくぜブラザー!ボンジュール!」と自身のアナルホールを堅く引き締めたワタシも、新作BROSSAKLITTの更なる進化、充実、変態ぶりには一度引き締めたアナルが緩みっぱなシルブブレなのです。
同郷の大先輩MAGMA,ALBERT MARCOUERのプログレッシブでポップなアナルも拝借しながらモダンなMATH ROCK,ALTERNATIVE的骨太で強烈なロックを叩きつけています。アイデアの洪水のような作品の中で更に強く耳を惹くのが日本やケチャのアジア風メロディー。訳が分からないのでとにかく聞いてみました。インタヴューです。どうぞ。

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PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【ADEBISI SHANK】


【THIS IS THE ALBUM OF A BAND CALLED ADEBISI SHANK!!】

アイルランド出身のMATH-ROCKバンドADEBISI SHANKがマスロック先進国ことここ日本でTELA MELOSなどと共に注目を集めたのは2009年の事でした。
BATTLES,DON CABALLEROHARDCORE/PUNKを掛け合わせたようなアグレッシブなサウンド、来日公演でみせた狂気すぎて弾いてねえ時あるぜパフォーマンス、「完全に一人見た目がヤバすぎる・・・」などの理由により強烈な印象を残したのではないでしょうか。現在注目を集める日本の若手マスロッカーで影響を受けた人も少なくないかもしれませんね。
その彼らの新作「電球マッチョマン」こと”This Is The Third Album Of A Band Called Adebisi Shank”が3年ぶりにSARGENT HOUSEから発売となりました。2ndアルバム「シマウマ」でELECTRONICAへの扉を開いたADEBISI SHANKの最新章はさらにその方向性を推し進め、成熟させた作品となりました。最早1stアルバムで見せたようなトリッキーさは存在しませんが彼らのクリエイティビティーは健在です。
DAFT PUNK的ダンサブルなサイバーロックからELO,MIKE OLDFIELDのようなソフトで情景豊かなサウンド。加えて日本のゲーム音楽のような8-bitまで詰まったおもちゃ箱のような素晴らしいアルバムだと思います。”This Is The Third Album Of A Band Called Adebisi Shank” is exactly “This Is The Album Of A Band Called Adebisi Shank”!!!
あの覆面ベーシスト、VINCENT MACCREITHに解説してもらいましょう。

【ABOUT ALBUM RELEASE】

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Q1:Your new album”This Is The Third Album Of A Band Called Adebisi Shank” has just released. How is the reaction?
【Vin】:Reaction is really really positive which is nice because we worked harder on this album probably than anything else we’ve ever worked on in our lives! It seems like people are really into it. It makes us so happy to see people embrace it so fast. It’s the first time that’s happened for us.
Q1: 新作”This Is The Third Album Of A Band Called Adebisi Shank”がリリースされましたね。反響はいかがですか?

【Vin】:反響はとてもとても素晴らしいよ。僕らの人生でこれほどまで打ち込んだ事はないだろうってくらいこのアルバムではハードワークしたから嬉しいよね!本当に皆のめり込んでくれているみたいだ。こんなに早く受け入れてもらえるなんて初めての事で嬉しいよ。

Q2:You take a ‘say what you see’ approach to naming records, this time too. Please talk about that approach.
【Vin】:We like to keep things simple! We also feel like the feeling of each album being a step forward from the last. And it should be obvious to people which is the newest album.
Q2:今回もアルバムタイトルは「何とでも呼んどくれ」方式ですね。

【Vin】:物事は単純な方がいいでしょ!僕らはどのアルバムも前作より進化していると感じているから1st,2nd,3rdとタイトルに入っているのはちょうど良いね。ファンもどれが最新作か分かりやすいしね。

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Q3:Why did you contract with Sargent House Records?
【Vin】:We loved Cathys attitude and passion and we loved all the bands on the roster. We knew it was the right home for a band like us who are kinda crazy sounding but still want our music to be heard by as wide an audience as possible. We knew she could help. We didn’t know she would become one of our best friends in the process! It’s a family atmosphere and that is so important for us.
Q3:Sargent House Recordsと契約した理由を教えて下さい。

【Vin】:Cathy(Pellow,オーナー)の考え方や情熱が好きだからだよ。所属バンドも全部好きだしね。僕らのようなちょっとヘンテコな音を鳴らすバンドがより幅広い層の人たちに音楽を届けたいならこのレーベルに所属するべきだって分かったんだ。彼女が助けになることは知っていたよ。でも働いているうちに最高の友人になる事までは分からなかったね!ここには家族のような雰囲気があるしそれは僕らにとってとても重要な事なんだ。

【ABOUT ”This Is The Third Album Of A Band Called Adebisi Shank”

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Q1:How have you progressed from “This Is The Second Album Of A Band Called Adebisi Shank”?

【Vin】:That’s a great question! Firstly I think we’re technically more proficient, both on our respective instruments and from a production standpoint. Secondly we’re more confident about what we want sonically and how to get it. Thirdly and most importantly, I think we’ve all become better songwriters and are more determined than ever to make each song unique and special.

Q1:前作”This Is The Second Album Of A Band Called Adebisi Shank”からどのような部分が進化しましたか?

【Vin】いい質問だね!まず演奏とプロダクションの両方それぞれが技術的により熟練したと思う。第二に、どのような音響が欲しいのか、それをどうやったら得られるのかについて自信が深まったね。第三に、これが一番重要なんだけど、僕らはより良いソングライターになったし、かつてより一曲一曲をユニークで特別なものにしようと必死になっているんだ。

【ABOUT ADEBISI SHANK】

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Q1:I think you have a lot of aspect of music. Cyber Metal/Rock, 8-bit like Game Music, Dance, Math/Post Rock,Prog(I think especially German Prog), and Jazz. This is only a part of your music. What is the suitable expression for your music?

【Vin】:I don’t know! I would sum it up by calling it rock music. I think rock is a broad term in that it should make you want to move your body. Beyond that I think genres are just restrictions. I’m happy to let other people figure out what we’re doing, in the meantime I’ll just keep making it! We do love cyber music though.

Q1 :Adebisi Shankの音楽には様々な音楽的要素が入っていますね。Cyber Metal/Rock, 8-bit like Game Music, Dance, Math/Post Rock,Prog(I think especially German Prog), Jazz・・・これでも氷山の一角ですが。我々はなんと呼べば良いでしょうか?

【Vin】:わからないよ!ただロックと呼んでくれれば良いんじゃないかなあ。ロックなら体を動かしたくなる音楽全てに当てはまる。それ以上ジャンル分けしても限界を作ってしまうだけだよ。何と呼んでくれても構わないよ。僕らはただ音楽を作り続けるだけさ。ただサイバーミュージックって呼び方は好きだけどね。

Q2:And do you think you are involved in the movement of Math Rock?
【Vin】:I don’t think so. To be honest I’m not even sure what it means!! But I see it mentioned a lot beside our band. Again I’m happy for people to call us whatever they want but it has no effect on what we do.
Q2:ではMath-Rockというムーヴメントに関わっていると思いますか?

【Vin】そうは思わないな。正直言ってマスロックが何かさえ良く分かっていないんだよ。だけど僕らのバンドがそう呼ばれているのは良く見るなあ。僕らは何て呼ばれても良いんだけどそれが僕らの音楽に影響を与えることはないんだ。

Q3:You’re three piece and almost instrumental band. Is that style important for you?
【Vin】:Definitely being a power trio is important to us. Any more than 3 people and it gets too hard to organise things. 3 is important because there can be a disagreement but always a majority, 2 to 1. So things move forward.The last track on our album is called (trio always). Three is a magical number for us. It’s not so important for us to be instrumental. We love the human voice and the robot voice.
Q3 :3ピースでほぼインストというスタイルは重要ですか?

【Vin】間違いなく僕らにとってパワートリオというスタイルは重要だね。3人以上になると物事をオーガナイズするのが大変になってしまう。3人だと多数決を採った時不賛成の人がいても必ず2対1になるからスムーズなんだよ。アルバムの最後の曲を見てよ。(trio always)って曲でしょ。3は僕らにとってマジカルナンバーなんだ。インストであるというのは特に重要ではないね。人間の声もロボットの声も好きだよ。

【ABOUT INFLUENCES】

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Q1:Ireland have a lot of good musicians, like U2(off course), My Bloody Valentine, Van Morrison, The Cranberries…Are you influenced a lot by them? And what is the identity of Irish music?
【Vin】:They’re all outstanding artists that you mentioned and I’m sure they all influenced us in different ways, particularily early U2 records, but what I find more inspiring at the moment is the bands currently in Ireland – such as Sunken Foal, Heathers, Solar Bears, No Spill Blood, Jape, Adultrock, Le Galaxie, Spies, The Gloaming, Chequerboard, Girl Band, Tvvins and Speed of Snakes…there are literally so many amazing acts in Ireland at the moment and none of them sound anything like each other. The music scene has never been stronger than right now and we’re proud to be part of it. The Irish identity is therefore one of differing styles but a very high level of musicianship throughout.
Q1:アイルランドはU2, My Bloody Valentine, Van Morrison, The Cranberriesといった偉大なミュージシャンを産出しています。彼らからの影響はありますか?

【Vin】:君が挙げたアーテイストは皆偉大だし当然様々な面で影響を受けているよ。初期のU2からは特にね。ただ今現在よりインスパイアされるのはアイルランドに今存在するバンドなんだ。Sunken Foal, Heathers, Solar Bears, No Spill Blood, Jape, Adultrock, Le Galaxie, Spies, The Gloaming, Chequerboard, Girl Band, Tvvins and Speed of Snakes…アイルランドには今現在素晴らしいバンドが沢山存在するしどれ一つとして似通っていないんだ。ここまでシーンが大きくなった事はないしその一部になれた事を誇りに思うよ。アイルランドのアイデンティティーは様々だけど特筆すべきは高いレベルのミュージシャンシップじゃないかな。

Would you tell me 5 albums that changed your life? And recently what are you listening to?

(人生を変えた5枚のアルバムと最近のお気に入り)

Ah great question! In no particular order I would say –
Prince: Sign o the Times
Fleetwood Mac: Tusk
Smashing Pumpkins: Mellon Collie and the Infinite Sadness
Oingo Boingo: Only a Lad
The Cure: Disintegration
Recently I’ve been listening to Alan Menken, Hudson Mowhake, Planxty, Rush and Haim.

【MESSAGE FOR JAPANESE FANS!】

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Q: Do you hear Japanese music and play Japanese video games?
And finally,Message for Japanese Fans!
【Vin】:We play far too many video games. I love the Silent Hill games. Also Hideo Kojima’s games like Snatcher right up to the Metal Gear Solid series. I love the atmosphere and excitement of Yu Suzuki’s work. And Final Fantasy VII. We love Japanese bands such as our good friends LITE, Rega and of course Casiopea, Cornelius, Mad Capsule Markets, Zazen Boys, Perfume, and my all time favourite Yellow Magic Orchestra 🙂
Message to our Japanese fans —> TOMODACHI! Mata Nihon ni kimasu! xx
Q:日本の音楽やゲームは好きですか?最後に日本のファンにメッセージをお願いします。

【Vin】:ゲームめちゃくちゃ好きだよ。SILENT HILLシリーズは大好きだよ。小島秀夫監督の作品はSNATCHERからMETAL GEAR SOLIDシリーズに至るまで気に入っているよ。鈴木裕氏の作品の空気感やエキサイトメントも愛しているしFINAL FANTASYⅦも大好きだよ。日本のバンドなら友達のLITE、Regaは勿論、Casiopea, Cornelius, Mad Capsule Markets, Zazen Boys, Perfume、そしてYMOは僕のオールタイムフェイヴァリットだよ。

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Thanks a lot,Vin, ADEBISI SHANK,and Sargent House Music!!

PICK UP ARTIST 【LAZER/WULF】


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”GAGA was so EXCITED!!(ガガ様も大興奮!!)”

突然ですがこの写真をご覧下さい。IRON MAIDENのKILLERSテーシャツ着用のブロンド美人にご注目です。そうです、ご存知LADY GAGA様です。3月に行われたSXSWでの一コマです。 「そうだよ、彼女が僕らのショーに来たんだ!人垣に蹴りを入れながらステージに近づいて来た。最初は誰だか分からなかったんだ。ドレッドにグラサンだったからね。ショーの後彼女は来て信じられない、最高の時間だったって言ってくれたんだ!」 ガガ様に最高の時間を提供した3人組がこのアトランタのインストバンド、LAZER/WULFです。ガガ様じゃなくてもこの映像を見ればわかります。

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