ELECTRO AMBIDJENT FROM FRANCE, CARTOON THEORY SET TO RELEASE JAPAN-ISH DEBUT ALBUM “PLANET GEISHA” ON 2/10 !!
昨今、フランスが良質なプログメタル/ロックの一大生産地となっていることは言うまでもないでしょう。GOJIRA を筆頭に、UNEVEN STRUCTURE, THE ALGORITHM などモダンなグルーヴとアトモスフィアを兼ね備えたバンドが多く輩出されていますね。
今回、弊誌で紹介する CARTOON THEORY も要注目の新鋭です! 2/10にリリースするデビューフルレングス “Planet Geisha” は自らが “Electro Ambidjent” と称するように、Djenty なグルーヴとアンビエントなエレクトロニカの要素を共存させた素晴らしいアルバムに仕上がりました。
メンバーは Oestre の Maxime Lathière (Drums bass keyboards programming samples) と Chernobyl’s Flower の Juan Carlos briceño Sanchez (Guitar)。特に Oestre は TesseracT の Acle がプロデュースを行った高品質な作品を残しているのでご存知の方も多いかも知れませんね。
共演のゲスト陣も実に豪華!昨今大きな注目を集めるインストジーニアス Plini とその鍵盤奏者 Luke, ドラムマイスター Travis Orbin, そしてセルビアの奇才 David Maxim Micic など界隈の才能が集結しています。
また、タイトル、アートワークが物語るように CARTOON THEORY が日本に魅了されていることも記して置かなければなりませんね。
今回、弊誌ではアルバムを制作するきっかけともなった 和のテイストを持つ “Wizardry Mind” の完成ver.を世界初公開致します!! ギターは Plini がプレイしていまよ!
TRACKLIST:”PLANET GEISHA”
1. Hypnotic nova’s dance (feat. Plini and Luke Martin) 6:54
2. O-hanami 花見 (4:24)
3. Wizardry mind (feat. Plini) 7:11
4. Planet geisha I Sacred geometry (feat. Plini and David Maxim Micic) 8:28
5. Planet Geisha II Hanamachi 花街 (feat. Zélie) 2:57
6. Planet geisha III Maneki neko 招き猫 4:35
7. Planet Geisha IV The art (feat. Mathieu Ricou) 5:29
8. Planet geisha V The murmuring Of Tokyo’s Anthill 5:53
【MESSAGE FROM Maxime Lathière】
Planet Geisha is an album which the composition began in 2012 by Hypnotic nova’s Dance and Wizardry Mind. The rest of compositions were created between 2012 and 2015 with the opportunity to collab with amazing musicians as Travis Orbin, Plini, David Maxim Micic, Mathieu Ricou, Luke Martin and Zélie.
Wizardry mind is a good synthesis of Cartoon Theory Style between contemplative, ambiant and progressive vibes with lots of keyboards guitars soli and epic drum parts.
To finish, we are fascinated by Japan and this duality between “esthetic geisha” and Violence Samurai. the meeting between tradition and modernity…
“Wizardry Mind” は CARTOON THEORY のスタイルを良く表しているよ。思慮深く、アンビエントでプログレッシブなヴァイブもあるね。キーボードやギターソロ、エピックなドラムパートもあるよ。
最後に、僕たちは”美しい芸者”と”危険な侍” とか、伝統とモダンという日本が持つ二面性に惹かれているんだ。
WORLD PREMIERE: “BLACK SWAN” OF OBSIDIAN KINGDOM !!
WORLD PREMIERE: “AWAY / ABSENT” OF OBSIDIAN KINGDOM !!
EXPERIMENTAL ROCK BAND FROM CATALAN CAPITAL,SPAIN.OBSIDIAN KINGDOM SET TO RELEASE LONG AWAITED NEW ALBUM “A YEAR WITH NO SUMMER”!!
スペインはカタラン出身、POST-MODERN なニューカマー、OBSIDIAN KINGDOM が待望の2ndアルバム “A YEAR WITH NO SUMMER” を3/11に SEASON OF MIST よりリリースします。JENS BOGREN がプロデュースを手掛けた彼らのデビュー作 “MANTIIS” は、前衛的なアートロックとキャッチーさ、ポストプログのアトモスフィアにポストロックの轟音を共存させた独自の POST-MODERN な世界観が秀逸で、一気にシーンの注目を集めました。ゲストボーカルに MAYHEM の ATTILA と ULVER の KRISTOFFER を迎えた新作ではどのような進化が見られるのでしょうか?
Their sophomore album ‘A Year With No Summer’ is now adding to the eclectic puzzle and a big step in an continuing evolution. To say that the Catalans move further away from their roots in extreme metal and towards a more progressive sound is equally correct as misleading. There are still burning
guitars and harsh riffing to be found, yet there is also simply much more of everything else. Contrasts, shifts, and raw emotions created and guided by intricate rhythm patterns, electronic tapestries as well as highlights are combined into a carefully composed musical painting of monumental dimensions. There are hints of the epic approach offered by such influences as PINK FLOYD and MARILLION, yet OBSIDIAN KINGDOM use a far darker range of colours on their pallet. There is a constant sense of drowning, darkness and depression threading through ‘A Year With No Summer’, which binds the wide stylistic range offered by its diverse song material together.
新作 “A YEAR WITH NO SUMMER” はさらにエクレクティックに進化を続けた大きな一歩なんだよ。エクストリームメタルのルーツから離れ、よりプログレッシブな方向に舵を切ったという説明は正しくもあり誤りでもある。新作にも強烈なリフは存在するんだけど、全てをよりシンプルに仕上げたんだ。複雑なリズムとエレクトロの音層に導かれ生まれる対比、変化、生々しい感情。こういったエピカルなアプローチのヒントになったのが PINK FLOYD, MARILLION といったバンドだよ。勿論、僕たちの方がダークだけどね。”A YEAR WITH NO SUMMER” には常にダークで陰鬱な雰囲気が流れているけど、多様性を持った楽曲たちが収録されているんだ。
Line-up
Zer0 Æmeour Íggdrasil: keys and vocals
Ojete Mordaza II: drums
Rider G Omega: guitars and vocals
Seerborn Ape Tot: guitars
Om Rex Orale: bass
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JAN ZEHRFELD OF PANZERBALLETT !!
21st Century’s “Heavy Metal Bebop”!! German Progressive Funky Math Jazz Metal five piece, PANZERBALLETT has just released epoch making newest album “Breaking Brain” !!
ドイツが誇る高性能ジャズ式重戦車 PANZERBALLETT が最新作 “Breaking Brain” をリリースし海外で話題を集めています!!
実際、”Breaking Brain” というタイトルは、彼らの音楽を表現するのにピッタリですね。2本のギター、ベース、ドラムス、そしてサクスフォンが創造するジャズメタルは、強烈にして圧倒的。リスナーの固定概念を完全に破壊するでしょう。
アルバムオープナー “Euroblast” は毎年10月に行われる Prog/Tech Metal の祭典 Euroblast への挑戦状。「こんな強烈なバンド、出演してます??」と言わんばかりに畳み掛ける、ポリリズムとテクニカルでジャジーなフレーズ、そしてヘヴィーなグルーヴ。これ程まで Jazz/Fusion を重音領域に持ち込んでいるバンドは他に存在しないと思います。実にエポックメイキングな楽曲ですね。”Typewriter Ⅱ” はタイトル通りタイプライターのサウンドを使用しています。詳細はインタビューを読んでいただくとして、そのユニークなアイデアと巧みなアレンジの才能には恐れ入るばかり。”Mahana Mahana” はマニアックなセサミストリートオマージュだったりするのですが、こういった小ネタも実にニクイ!
インドのパーカッション奏者 Trilok Grutu の楽曲 “Shunyai” のカバーには Trilok 自身がゲスト参加しており、アルバムのハイライトとなっています。エスニックなリズムの驚異的なパーカッションに導かれ幕を開けるこの曲には奇怪なボーカルも挿入されており、見事に狂気と異国感を演出することに成功しています。アルバムのラストを飾るのは “Pink Panzer” のテーマ。彼らがこの曲をカバーするのはこれで2度目なのですが、半ば PANZERBALLETT の代名詞のようになった楽曲はさらにヘヴィーさを増し、壮大にアルバムを締めくくります。
作品を通して、サクスフォンとギターのユニゾンで奏でられるテーマたちが非常に印象的でした。サクスフォン奏者の Alexander Von Hagke はあの ASIA ともツアーを行ったことがある実力者。Joe Henderson, Randy Brecker を思わせる Post-Bop なフレーズの数々が、 MESHUGGAH ライクなポリリズムリフの上で踊る様は決して他のバンドからは得ることの出来ないカタルシスを感じさせてくれます。まさに21世紀の “Heavy Metal Bebop”。即効性と味わい深さを兼ね備えた素晴らしい作品ですね。
今回弊誌ではバンドの創設者であるギタリスト Jan Zehrfeld にインタビューを行うことが出来ました。難解だと思われるかも知れませんが、彼のリードプレイは意外に明快でリックのアイデアも実に豊富ですよ。どうぞ!!
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JANI STEFANOVIC OF SOLUTION .45 !!
Outstanding Modern Melodic Death Metal outfit, SOLUTION .45 has just released long-awaited new album “Nightmares in the Waking State, PT1”!! Welcome to the heavy & progressive Nightmare!!
モダン・メロディック・デスメタルの雄、SOLUTION .45 が5年間の沈黙の後、遂に待望の新作 “Nightmares in the Waking State, PT 1” をリリースしました!!
透明感のある美しいクリーンと、アグレッシブなグロウルを使い分ける稀代のボーカリスト Christian Älvestam が SCAR SYMMETRY を脱退した時、彼の才能を惜しむ声が実に多かったことを記憶しています。故に、彼が歴戦の勇者 Jani Stefanovic と結成した新バンド SOLUTION .45 にかかる期待は決して小さくありませんでしたね。デビュー作 “For Aeons Past” はそういったファンの期待に十二分に応えた傑作で、モダンなコンポジション&サウンドとクリーンのメロディー&歌唱がずば抜けて素晴らしい作品でした。
5年の月日を経てリリースされた2ndアルバム “Nightmares in the Waking State, PT 1” は、タイトルからも読み取れるように2部作の1作目に当たります。そしてこの作品において初めて、バンドはその実力を全て発揮したと言えるかもしれません。
前作と比較して、まずこのレコードは明らかによりモダンプログの領域に接近しています。壮絶なギターシュレッドはそのままに、リフやリズムパターンを複雑にグルーヴィーに進化させ、近未来的なアトモスフィアを加えたような楽曲が増えていると感じました。強烈な MESHUGGAH臭を放つ “Perfecting the Void” を筆頭に、”Djentの影響を受けた” などと言ってしまうと Jani さんに怒られそうですが、”Wining Where losing is All” などは PERIPHERY と通じるものさえ感じさせますし、Christian が所属していた SCAR SYMMETRY を想起させる部分も存在します。
同時に、アルバムオープナー “Wanderer from the Fold” に象徴されるように、バンドのストロングポイントだった透明感溢れるクリーンパートが減少し、彼らのルーツであるアグレッシブなデスメタルの部分を強調した作風にもなっていますね。
とはいえ、北欧のバンドらしい透明感の “Bleed Heaven’s Dry”, 美しく切ないバラード “In Moments of Disappear” のような “For Aeon Past” を引き継ぐ要素も充分に存在し、そのコントラストがアルバムをさらに一段上の領域に引き上げています。モダンメロデスの最高峰、SOILWORK が今年リリースした傑作 “The Ride Majestic” にも何ら引けを取らない充実作だと思いますよ。
今回弊誌では、DIVINEFIRE などでも活躍して来た、技巧を誇るギタリストにしてドラムスやベース、キーボードにプロデュースまでこなす才能、Jani Stefanovic にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!
MMM RATING IS…
SOLUTION .45 “NIGHTMARES IN THE WAKING STATE, PT1” : 9,2/10
“I-i-it’s not like I wanted to hear “SENPAI EP” or Anything!!” One of the top modern prog guitarist, SITHU AYE has just released incredible Anime-Prog new record “SENPAI EP”!! Readers! Please notice SITHU-SENPAI!!