WORLD PREMIERE : “SIZQ” + INTERVIEW 【NETWORKS : DYNAMIC NATURE】


WORLD PREMIERE : NEW MV !! “SIZQ” OF NETWORKS !!

 JAPANESE ECLECTIC INSTRUMENTAL TRIO, NETWORKS HAS JUST RELEASED THEIR NEWEST ALBUM “DYNAMIC NATURE” !!

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ミニマル、エレクトロニカ、ロック、ジャズ、エクスペリメンタル、ダンス、マス、プログレッシブ…。様々な音楽的要素をキラキラとエクレクティックに取り込んだ東京発の3人組 NETWORKS 待望の2ndアルバム “DYNAMIC NATURE” がリリースされました。2010年にリリースされ、デビュー作にして傑作と評された “WHITE SKY” から実に5年。待っただけの価値は十分にある作品だと思います。まずはアルバム収録曲で、今回弊誌で独占公開、 “SIZQ” のMVをご覧いただきたいと思います。吉野耕平監督が生み出す色彩感覚と NETWORKS の音楽が完璧にシンクロし新しくも生き生きとした芸術の息吹を感じられるでしょう。「楕円運動のダンス音楽」 「最終的に祈祷になる事」 をテーマにバンド活動を続けている NETWORKS。前者は世の中に溢れる4/4拍子を円運動に見立て、楕円即ち奇数拍子、変拍子でも踊れるでしょう?そこにカタルシスが生まれるかもしれませんよ?というメッセージ。これは以前からそう思っていましたが後者の解釈はより難解でした。しかし “DYNAMIC NATURE” を聴きこむにつれて、後者は個々のミュージシャンとしてのエゴを捨て去り、より音楽と同化するといった意味で受け取るようになりました。正しい解釈はインタビューで答えてくれていますが、”DYNAMIC NATURE” がそれだけ自然体で彼らのヴィジョンを再現し、多くのインストバンドが犯す技量の詰め込みからはかけ離れた、多幸感に満ちた完成度の高いアルバムだと感じたからでしょう。リズムやメロディーにただ身を任せてもよし、思考を重ね深く突き詰めるもよし。ただインタビューをご覧になれば、皆様も歌詞のない彼らの内面がいかに哲学的、文学的であるかお分かりになるでしょう。キーボードの新後さん、ギターの齊所さん、ドラムスの濱田さん。メンバー全員による三者三様の回答をお楽しみください。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NORTHLANE : NODE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ALEX MILOVIC OF NORTHLANE!!

Photo by Elder

THE NORTH WILL RISE AGAIN !! NEW WAVE OF AUSTRALIAN METALCORE, NORTHLANE HAS JUST RELEASED AWESOME NEW ALBUM “NODE” !!

オーストラリアが産んだ新世代メタルコアのホープ、NORTHLANE が新作 “NODE” をリリースしました。昨今、オージーメタルコア勢の進境は著しく PARKWAY DRIVE, THY ART IS MURDER, I KILL THE PROM QUEEN, IN HEARTS WAKE, AMITTY AFFLICTION, STORM THE SKY と世界的に人気、名声を得て大きなムーブメントとなっています。その中でも NORTHLANE はプログレッシブな展開、アトモスフェリックな美意識を併せ持つブライテストホープと言えるでしょう。新作 “NODE” は名作との声も多かった前作 “SINGULARITY” を遥かに凌駕し、バンドの成長と新たなるチャプターの幕開けを告げています。昨年、前任ボーカルの ADRIAN FITIPALDES が脱退。彼の持つカリスマ性故、バンドの将来が心配されましたが、”NODE” を聴く限りその心配は杞憂だったようです。新加入 MARCUS BRIDGE の実力は前任者と比べても遜色なく、むしろレンジの広さ、クリーンの巧さでは上回っているのではないかと思うほどです。ADRIAN の持っていたブルータリティーは確かに魅力でしたが、MARCUS のより深い感情表現はさらに多くのファンを獲得する強い武器になるでしょう。加えてプロデューサー WILL PUTNEY と再びタッグを組んだことも吉と出ました。MISS MAY I, MISERY SIGNALS, STRAY FROM THE PATH, FOR TODAY, UPON A BURNING BODY などなど次世代メタルコアの大半を手掛けているのではないかと思うほどの実力派人気プロデューサーですが、アトモスフィアとへヴィネスのバランス感覚が素晴らしく流石の手腕を発揮しています。MARCUS のボーカルによってポストハードコア的キャッチーさを以前よりも多く導入し、MONUMENTS が “THE AMANUENSIS” で見せたようなへヴィネスの””質””も変化。さらに大きなバンドになる準備は整いました。今回弊誌ではバンドの創立メンバーでベーシストの ALEX MILOVIC に話が聴けました。

YOU CAN LISTEN TO “NODE” STREAM IN FULL !!

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WORLD PREMIERE: “LOST AND CONFUSED” 【KYLESA : EXHAUSTING FIRE】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “LOST AND CONFUSED” OF KYLESA !!

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FEMALE-FRONTED STONER BAND FROM GEORGIA, KYLESA SET TO RELEASE THEIR NEWEST ALBUM “EXHAUSTING FIRE” ON 10/1 !!

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ジョージアの姉御こと LAURA PLESANTS 率いるストーナーバンド KYLESA が名作 “ULTRAVIOLET” に続く新作を10/1にリリースします。タイトルは “EXHAUSTING FIRE”。現在メタルシーンのトレンドの一つにヴェストメタルというジャンルが存在します。ヴェストとは VEST、即ち洋服のヴェスト。ヴェストを着用し、オカルト/サイケ/ドゥーム/ストーナーメタルをプレイ。女性がフロントを務めることが多いのも特徴です 。ROYAL THUNDER, WINDHAND, GHOST, BLOOD CEREMONY, 以前弊誌でインタビューを行った LUCIFER, そしてこの KYLESA もそういったバンドの1つでしょう。BARONESS, 初期MASTODON のような先進性と本格的なサイケテイストを兼ね備えた要注目なバンドです。トレードマークである3ボーカル+2ドラムが生み出す音圧と実験性を新作でどのように進化させるのか楽しみですね!!

KYLESA further explore and incorporate psychedelic rock, new wave, space-age twangy Americana, 80s goth and death rock into their pitch-thick DIY punk/metal roots. ‘Exhausting Fire’ easily representing the most
diverse, dynamic and fully-realized work of their discography !!

“An album we really put our hearts on
our sleeves for. We’ve always done that, but emotionally, it’s probably the most honest and raw album we’ve ever done.”
“このアルバムには僕たちの感情を露骨に注いだよ。いつもそうしているけど、感情的には今までで最も正直で生のアルバムだと言えるだろうね。”

PHILIP COPE

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“No band sounds like us and we don’t sound like any other band, After all these years of experimenting with different styles and sounds, we’ve really developed our own thing and I can faithfully say that we sound like us. With this album, we’ve successfully made a record that incorporates all the elements we’ve always played with into a record that
works on its own.”
“私たちのようなサウンドのバンドはいないし、他の誰かのようになりたいと思ったこともないわ。何年も異なったスタイル、サウンドで実験してきた後、私たちは進化して心からこれだというサウンドを見つけたのよ。このアルバムには私たちが今まで試してきたサウンドを全て詰め込んでいるわ。”

LAURA PLESANTS

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Tracklisting
01. Crusher
02. Inward Debate
03. Moving Day
04. Lost and Confused
05. Shaping The Southern Sky
06. Falling
07. Night Drive
08. Blood Moon
09. Growing Roots
10. Out Of My Mind
11. Paranoid (bonus track)
www.facebook.com/KYLESAmusic
www.facebook.com/seasonofmistofficial
http://smarturl.it/KylesaFireShop

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PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【KING CRIMSON】JAPAN TOUR 2015 SPECIAL!!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH GAVIN HARRISON OF KING CRIMSON!!

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NEW KING CRIMSON ARE GOING TO COME TO JAPAN ON DECEMBER!!

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UK の至宝、プログロックの伝説 KING CRIMSON が2003年以来実に12年ぶりの来日を12月に果たします。2011年に ROBERT FRIPP は突如として音楽業界からの引退を発表、KING CRIMSON も終焉かと思われましたが2013年にバンドの再始動を発表。これまでもそうしてきたようにメンバーを1部刷新して新しい音楽の旅に出ました。今回の再始動、目玉はやはり MEL COLLINS の復帰でしょう。”IN THE WAKE OF POSEIDON” から “ISLANDS” まで参加し (“RED”はゲスト扱い)、サックス、フルート、メロトロンを自在に操った名バイプレイヤーの帰還です。同時に注目されるのが3ドラムスという新しいコンセプト。GAVIN HARRISON, PAT MASTELOTTO という名手二人に R.E.M, NINE INCH NAILS などでの活躍で知られるマルチプレイヤー BILL RIEFLIN を加えて3人のドラマーがバンドに存在する形になりました。 90年代の”ダブルトリオ”編成時代にはツインドラムを提示していましたが、このコンセプトにはさすがに驚きました。では新生クリムゾン、具体的にどのような音になっているのでしょうか?私達には昨年リリースされた “LIVE AT THE ORPHEUM” と 2011年にリリースされた新生クリムゾン マイナス PAT&BILL というラインナップの KING CRIMSON PROJEKCT “A SCARCITY OF MIRACLES” いう2つのヒントが与えられています。前者を聴く限り、3ドラムスというコンセプトは「それぞれが別々のリズムを刻みカオティックな世界観を創出する」というよりは「同じグルーヴ、リズムを3人で刻み音圧、高揚感を得る」という目的のようです。これはステージ前方にドラムスを配し後方にリード楽器を置いている現在の位置取りからも推測できます。後者はまさに FRIPP COLLINS JAKSZYK の良いとこ取りのような作品。FRIPP のサウンドスケープ、COLLINS のスリリングなサックス、JAKSZYK のメロウなボーカルが溶け合っていました。クリムゾンの作品で言えば “ISLANDS” の叙情性が最も近いかも知れませんね。インタビューでも触れているように新しいマテリアルを試しているとのこと。それがそのままこの路線とは全く限りませんがADRIAN BELEW を廃して COLLINS と JAKSZYK を配置した訳ですから初期の叙情性が復活することは大いに有り得ると思います。今回弊誌では KING CRIMSON, PORCUPINE TREE という新旧二大プログバンドに在籍するスーパードラマー GAVIN HARRISON に話を聞くことが出来ました。

【INTERVIEW WITH GAVIN HARRISON】

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Q1: KING CRIMSON Japan Tour is just announced !! How are you feeling now? And what the setlist will be?

【GAVIN】: We’re very happy to be coming to Japan and making so many concerts. It will be the exciting conclusion of the 2015 tour.

Q1: KING CRIMSON の日本ツアーが発表されましたね。今はどういったお気持ちですか?

【 GAVIN 】: 日本で沢山のコンサートを行うことが出来てとても嬉しいよ。2015年に行うツアーのエキサイティングな締めくくりになるだろうね。

Q2: So, what do you think New Crimson line up? Mel Collins is back, and three drummers in the band. What is triple drums to you?

【 GAVIN 】: Mel is fantastic and adds so much to the performance. We all really enjoy Mel’s inventive soloing every night. Having three drummers gives us unique opportunities to explore some very interesting rhythmic and sonic possibilities. Three very different drummers with three different approaches to drumming can really mix together very well. .

Q2: 新生クリムゾンのラインナップについてはどう思っていますか?MEL COLLINS が復帰し、バンドには3人のドラマーがいます。トリプルドラムスというコンセプトはあなたにとってどのような意味を持っていますか?

【 GAVIN 】: MEL は素晴らしいし、バンドに多くのものをもたらしてくれたね。毎晩、僕たちは皆 MEL の独創的なソロを楽しんでいるんだ。バンドに3人のドラマーがいることで、とても興味深いリズムと音の可能性を探るユニークな機会が与えられているよ。3人とも全然違うタイプのドラマーで違うアプローチをしているんだけど、それが本当によく調和しているんだ。

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Q3: Anyway, do you think new KING CRIMSON set to release new album near the future?

【 GAVIN 】: I don’t know. We are working on new pieces and we hope to perform them in the coming tour.

Q3: KING CRIMSON は近い将来、新作をリリースすると思いますか?

【 GAVIN 】: わからないよ。ただ、新しいマテリアルには取り組んでいるからそれを今回のツアーで披露出来たらいいね。

Q4: Your solo record, “Cheating the Polygraph” is just released. This is the re-image of Porcupine Tree songs. And you did really magnificent arrangement. Anyway, what made you try this great challenge?

【 GAVIN 】: I had wanted to make a modern contemporary big band album for a very long time and I was thinking about making an album of some of my favourite Porcupine Tree songs completely re-imagined for big band sound. This really is not a cover album. The arrangements take the essence of the compositions and take them into the stratosphere. It was a long process (about 5 years) to complete the whole project but it was a fantastic journey for me. .

Q4: あなたのソロアルバム “CHEATING THE POLYGRAPH” もリリースされましたね。PORCUPINE TREE の楽曲をリ・イメージした内容でビッグバンド調の素晴らしいアレンジが施されています。なぜこういったアルバムを制作したのでしょうか?

【 GAVIN 】: 僕はずっと長い間モダンなコンテンポラリービッグバンドのアルバムを作りたいと思っていたんだ。そして僕の大好きな PORCUPINE TREE の楽曲を何曲か完全にビッグバンドサウンドにリ-イメージしたアルバムを作ろうと思いついたんだよ。これは全くカバーアルバムではないよ。楽曲の構成だけ抽出して成層圏に届くくらい異なったアレンジを施してあるからね。プロジェクト全体で5年くらいの長い期間を要したよ。だけど僕にとって素晴らしい旅だったね。

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Q5: How did you choose the songs of “Cheating the Polygraph”?

【 GAVIN 】: I chose the songs that I felt had good rhythmic possibilities and presented them to Laurence Cottle (the arranger) to see how he felt about re-imaging them from a harmonic perspective. We worked for several weeks on each tune passing it back and forth between us until we felt happy with the arrangement.

Q5: 数多くのPORCUPINE TREE の楽曲から今回の収録曲を選んだ理由を教えてください。

【 GAVIN 】: まずは僕がリズム的に可能性があると感じる楽曲を選んだんだ。それをアレンジャーである LAURENCE COTTLE に提示して、彼がハーモニーの観点からリ・イメージすることにどう感じるか確かめていったんだよ。何週間もお互いがアレンジメントに満足できるまでそのやりとりが行き来したよ。

Q6: Steven Wilson told that PORCUPINE TREE may return in 2016. Do you think it will come true? And You’ve played with two prog genius, Robert Fripp and Steven Wilson. When you compare these two, how are they resemble or different ?

【 GAVIN 】: I don’t know about the future of PORCUPINE TREE. And I don’t compare people.

Q6: STEVEN WILSON は2016年の PORCUPINE TREE の復活について言及していました。実現すると思いますか?また STEVEN と ROBERT を比較した時、似ているところはありますか?

【 GAVIN 】: PORCUPINE TREE の未来についてはわからないな。僕は人を比較したりはしないんだ。

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Q7: And you’ve played with lot’s of bands and project, like iamthemorning (I really love them), The Tangent, Blackfield, No Man, OSI, Storm Corrosion, and more. Do you have new project you are involved in?

【 GAVIN 】: I work on a lot of projects from my studio. There are more things coming but I can’t mention them at the moment.

Q7: あなたは他にも様々なプロジェクトに関わってきましたね。IAMTHEMORNING, THE TANGENT, BLACKFIELD, NO MAN, OSI, STORM CORROSION…現在関わっているプロジェクトはありますか?

【 GAVIN 】: 今も沢山のプロジェクトに関わっているよ。僕のスタジオでね。どんどん増えるだろうけど現時点で明かせるものはないね。

【FIVE ALBUMS】

FIVE ALBUMS THAT CHANGED GAVIN’S LIFE!!

PATRICK WILLIAMS “THRESHOLD”

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ART FARMER “CRAWL SPACE”

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JAPAN “TIN DRUM”

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ART FARMER & JIM HALL “BIG BLUES”

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BLUE NILE “HATS”

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【MESSAGE FOR JAPAN】

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I have been to Japan many times and it is a very special place to me. I look forward to seeing the great audiences at the King Crimson shows.

日本には何度も行っているんだけど、僕にとってとても特別な場所なんだ。KING CRIMSON のショーで素晴らしいオーディエンスに会えることを楽しみにしているよ。

GAVIN HARRISON

【KING CRIMSON ARE】

ROBERT FRIPP

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言わずと知れた KING CRIMSON のギタリストにしてリーダー。MR.CRIMSON。後続に多大な影響を与え続けるイノベイターです。メカニカルでシーケンシャルなフレーズ/アルペジオを構築し正確に弾きこなすと同時に、ライブでのインプロヴィゼーションも持ち味。バンド以外でも DAVID BOWIE, BRIAN ENO, ANDY SUMMERS など様々なミュージシャンと共演してきています。

MEL COLLINS

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今回の再始動で1972年以来40年以上ぶりにバンドに復帰したサックス、フルート、メロトロン奏者。その実力(と利便性)故様々なバンドに引っ張りダコで ROLLING STONES や中島みゆきのアルバムにも参加していたりします。KING CRIMSON 脱退後は CAMEL にも長く在籍したプログロック重要人物の1人。

TONY LEVIN

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スキンヘッドに髭がトレードマークのプログ界NO.1ベースプレイヤー。チャップマンスティックという不思議な楽器を操ることでも知られています。DREAM THEATER のメンバーと立ち上げた LIQUID TENSION EXPERIMENT での活躍も有名で、他にも数多くのセッションやプロジェクトをこなしています。PETER GABRIEL のお抱えベーシストであり、同僚の PAT MASTELOTTO と STICK MEN というバンドでも活動する多忙人。

PAT MASTELOTTO

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ex-MR.MISTER。”VROOM” からバンドに加入し FRIPP 師匠に寄り添い片時も離れない忠義ドラマー。実に器用で最も FRIPP の理想とするリズムを再現できる人物なのではないでしょうか?

JAKKO JAKSZYK

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新メンバー。新生クリムゾンのリードシンガーでセカンドギタリスト。キーボードもこなすマルチプレイヤー。ソロ、THE TANGENT, LEVEL 42 などさまざまなバンドに在籍する傍らコメディアンとして活躍するなど実に才能豊かな人物です。妻は KING CRIMSON の創立メンバー MICHAEL GILES の娘。

BILL RIEFLIN

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新メンバー。トリプルドラマーの1人。R.E.M, MINISTRY, KMFDM, NILE INCH NAILS など90年代初頭からインダストリアルなバンドのドラマーとして活躍。キーボードやギターもこなすマルチプレイヤー。

GAVIN HARRISON

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KING CRIMSON, PORCUPINE TREE という二大プログバンドのドラマー。その事実だけで実力は推して知れますね。

【KING CRIMSON’S RECORDS YOU MUST LISTEN TO】

“IN THE COURT OF THE CRIMSON KING”

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デビュー作にしてプログロックの概念を確立した記念碑。ロックというジャンルにクラッシックやジャズを高いレベルで融合させ、同時に歌詞専門のメンバー PETE SINFIELD が詞に深い意味を持たせることで知的で奥深いプログロックの世界を構築しました。メタリックな音像のサックスとギターが狂ったようにメカニカルでカオティックなフレーズを畳み掛け、唯一無二のカタルシスを生み出す “21st CENTURY SCHIZOID MAN” 。”CONFUSION WILL BE MY EPITAPH” という一節が楽曲の全てを物語る、メロトロンとアルペジオと悲哀に満ちて美しい “EPITAPH”。この2曲の究極の対比が後のロック界に与えた影響は計り知れませんね。

“LARK’S TONGUES IN ASPIC”

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“ISLANDS” ツアー終了後、FRIPP はバンドの内紛に嫌気が差し解散を宣言。しかし BILL BRUFORD, JOHN WETTON, DAVID CROSS, JAMIE MUIR といった自らの理想を具現化出来るアーティストたちと出会い、クリムゾンを再始動しこの傑作をリリースしました。インプロヴィゼーションの塊のようなアルバムです。時代背景としてはちょうどマイルス・デイヴィスの音楽が絶頂期を向かえたあたりですが、それとリンクするかのように、時に繊細で時に大胆なロックにおける最高峰の即効演奏が味わえます。特に JAMIE MUIR のパーカッションと DAVID CROSS のヴァイオリンはクリムゾンに新しい息吹を与えました。混沌としていて実験性に満ちていながら、キメのフレーズやメロディーはキャッチーで驚きを隠せません。

“RED”

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FRIPP, WETTON, BRUFORD の3人体制に移行し KING CRIMSON が最もへヴィーな方向性を提示したアルバム。バンドが REDZONE に入っていることから名付けられた有名すぎるタイトルトラック “RED” はまさにトリオだからこそ具現化出来た楽曲です。大勢のメンバー、楽器をアレンジメントする中で、なかなか思い切り全面に出ることのなかった FRIPP のギターが、ソリッドなスリーピースになることで初めてと言っていいほど強烈に自己主張しています。アルバムの最後を飾る “STARLESS” における冷徹で無機質な演奏と WETTON の淡々とした歌唱が生み出す奇跡的な暗く美しい世界はバンドの終わりを暗示しているようです。

“DISCIPLINE”

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解散から7年。1981年に FRIPP は ADRIAN BREW, TONY LEVIN という新しい血をアメリカから得て KING CRIMSON を再始動させます。当初は歌詞に深みがなくなった、ニューウェーブやポリリズムを大胆に取り入れすぎ、アメリカ人が嫌いだ、ステージでクネクネするな、など批判を浴びた作品です。しかしながら、 後に再評価が進み現在では FRIPP 曰くクリムゾン史上三指に入る作品だそうです。実際、当時最先端だった音楽を咀嚼し彼らのやり方で提示した意欲作だと思います。タイトルトラック “DISCIPLINE” の”鍛錬”のようなメカニカルで難解なフレーズを泊をずらしてギターで輪唱するという訳のわからない挑戦や、”FLAME BY FLAME” の斬新なフレーズ、ギターシンセやチャップマンスティックといった新しい楽器の導入など聴きどころの多い作品でプレイするたび新しい発見があります。

“THRAK”

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1984年に再度解散した KING CRIMSON は10年の沈黙の後ミニアルバム “VROOM” で復活を遂げます。80年代のラインナップに TREY GUNN, PAT MASTELOTTO を加えた”ダブルトリオ”編成という新しいコンセプトで。満を持して発表したフルアルバム “THRAK” は “RED” で体現したへヴィーさとインダストリアルな先鋭さを備えた優れた作品でした。メタリックな楽曲、実験的な楽曲、ポップさを備えた楽曲とバラエティーに富んでいて、コンセプト先行だった80年代と比べるとある意味肩の力が抜けたようにも感じられます。ダブルトリオという観点からみれば、”SEX SLEEP EAT DRINK DREAM” は非常に成功した楽曲だと思います。

“POWER TO BELIEVE”

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2003年発表、KING CRIMSON 現時点での最新作。ダブルトリオから BILL BRUFORD と TONY LEVIN が脱退。四人編成となりヌーヴォー・メタルを指標した作品です。

【THE ELEMENTS OF KING CRIMSON TOUR IN JAPAN 2015】

“in motion. This is a very different reformation to what has gone before: seven players, four English and three American, with three drummers. The Seven-Headed Beast of Crim is in Go! mode.”

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Tickets for the seven shows in Japan will be available on August 29th.
Tokyo December 7(Mon)Bunkamura Orchard Hall
Tokyo December 8(Tue)Bunkamura Orchard Hall
Tokyo December 9(Wed)Bunkamura Orchard Hall
Tokyo December10(Thu)Bunkamura Orchard Hall
OPEN 18:00 / START 19:00 Ticket \15,000
<info>Creativeman 03-3499-6669
Osaka December 12(Sat)Festival Hall
OPEN 17:00 / START 18:00 Ticket \15,000
Osaka December 13(Sun) Festival Hall
OPEN 16:00 / START 17:00 Ticket \15,000
<info>Kyodo Information 0570-200-888
Nagoya December 21(Mon)Nagoya Century Hall
OPEN 18:00 / START 19:00 Ticket \15,000
<info> Sunday Folk Promotion / 052-320-9100
www.dgmlive.com www.king-crimson.com

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WORLD PREMIERE: “SEA DRAGON” 【COVET (YVETTE YOUNG) : CURRENTS EP】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “SEA DRAGON” OF COVET (YVETTE YOUNG) !!

BEAUTIFUL AND TALENTED MODERN GUITARIST, YVETTE YOUNG AND HER BAND COVET SET TO RELEASE THEIR DEBUT EP “CURRENTS EP” !!

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美貌と才能を兼ね備えた新世代ギタリスト YVETTE YOUNG 率いる COVET がデビュー EP “CURRENTS EP” をリリースします。POLYPHIA, INVALIDS といったアーティストのアートワークをも担当するなど実にマルチな才能を持った YVETTE は幼い時からクラッシックの英才教育を受けて育ちました。ピアノ、ヴァイオリンを習得した彼女のギタープレイは通常のそれとは少し異なります。ピックを使用せず、フィンガーピッキングでルート音などを鳴らしながらタッピングでメロディーを奏でるスタイル。これをロックの世界で具現化しているギタリストはほとんど見かけませんし、使用ギター7弦 STRANDBERG の特性とも相まって独特でモダンな雰囲気を漂わせています。彼女はすでにソロEP “ACOUSTIC EP” をリリースしていますが、スリーピースバンド COVET としては初の音源。今回公開する “SEA DRAGON” は WHAT’S MATH ROCK? と聞かれたら THIS IS IT! と答えたいくらいにマスロックの理想像を具現化しているのではないでしょうか?どこか懐かしく風景の見えるようなメロディーと数学的な譜割のリフやリズム。素晴らしいですね。YVETTE の弊誌独占楽曲解説とメッセージです!!

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【ABOUT “SEA DRAGON”】

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Aw we are releasing our album soon! It will be released in 3 weeks or sooner! And tour with POLYPHIA and CHON is great! We are playing our second show and most shows are sold out! When I wrote the song I was thinking about the ocean and a mysterious dragon traveling through the water, kind of like a creature from a Miyazaki movie! The entire album is about having an oceanic adventure 🙂

【YVETTE】: アルバムはすぐにリリースされるわ!3週間後かもうちょっと早いかもしれないわね!POLYPHIA, CHON とのツアーは素晴らしいわ!今、2回目のショーをやっているんだけど、ほとんどはソールドアウトしているのよ。この曲を書いたとき考えていたのは海、そして水上を旅するミステリアスなドラゴン、そうまるで宮崎アニメの生き物のようなね。アルバム全体も海の冒険について書かれているわ。

【MESSAGE FOR JAPAN】

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I would like to tell Japan that I miss being there and I am grateful for their support and fans and also that I will be going there with my band Covet very soon!!

【YVETTE】: 日本のファンに会いたいし、サポートにはとても感謝しているの。COVET で近々行くわ!!

“SEA DRAGON” LIVE ON EMGtv

“HYDRA” LIVE ON EMGtv

Like Yvette Young on Facebook: https://www.facebook.com/youyve?fref=ts
Learn more about Yvette Young here: https://yvetteyoung.wordpress.com/
Check out Yvette’s band Covet here: https://www.facebook.com/covetband

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WORLD PREMIERE: “DEATH OF A KING” 【AMORPHIS : UNDER THE RED CLOUD】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “DEATH OF A KING” OF AMORPHIS !!

LEGEND OF FINLAND IS BACK !! MELANCHOLIC METAL MASTER AMORPHIS SET TO RELEASE THEIR NEWEST RECORD “UNDER THE RED CLOUD” ON 9/4 !!

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結成から25年、フィンランドのメランコリックメタルマスター AMORPHIS が新作 “UNDER THE RED CLOUD” で帰ってきます!!モダンメタル発展の最功労者とも言える JENS BOGREN と初タッグを組み、最高傑作を生み出しました!!今回公開するファーストシングル “DEATH OF A KING” はゲストも多彩。フルート奏者として ELUVEITIE の CHRIGEL GRANZMANN, パーカッションに ex-OPETH, SOEN の MARTIN LOPEZ を向かえ最高の製作環境を整えました。楽曲はまさに AMORPHIS のディスコグラフィーを一曲に纏めたような素晴らしいデキ。初期の名作 TALES FROM THE THOUSAND LAKES, ELEGY の慟哭、哀愁、アグレッションから近作の幅が広がったエピカルな要素まで感じる事が出来ますね。

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Guitarist and founding member Esa Holopainen comments:
“It was a great honor to have such talented musicians appearing on ‘Death Of A King’. Each one of them puts his personality and character in the very right spot“. “»Under The Red Cloud« is produced by Jens Bogren who did amazing job with the album. There’s a lot’s of elements in the songs but every note and element is in perfect harmony so that the result is fucking heavy and melodic. All I can say is that »Under The Red Cloud« will be in my personal Top 3 AMORPHIS albums that we’ve ever done.“
“DEATH OF A KING” に、こんなにも才能のあるミュージシャンを揃えることが出来てとても誇らしいよ。各自それぞれの個性、キャラクターを正しく配置することが出来たね。”UNDER THE RED CLOUD” は JENS BOGREN が素晴らしい仕事を果たしてくれたよ。沢山の要素が詰まっているけどそのどれもが完璧なハーモニーを奏で、結果として最高にヘヴィーでメロディックに仕上がったね。このアルバムは AMORPHIS のディスコグラフィーでもトップ3に入る事だけは断言できるよ。

ESA HOLOPAINEN

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The tracklist of »Under The Red Cloud« is as follows:
01. Under The Red Cloud
02. The Four Wise Ones
03. Bad Blood
04. The Skull
05. Death Of A King
06. Sacrifice
07. Dark Path
08. Enemy At The Gates
09. Tree Of Ages
10. White Night
Bonus tracks (digipak & 2LP):
11. Come The Spring
12. Winter’s Sleep
www.amorphis.net I www.facebook.de/amorphis I www.nuclearblast.de/amorphis

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【LUCIFER : LUCIFER Ⅰ】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JOHANNA SADONIS OF LUCIFER!!

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CATHEDRAL, THE OATH, AND ANGEL WITCH JOIN TOGETHER!! SUPER HEAVY MAGIC ROCK BAND, LUCIFER HAS JUST RELEASED GREAT DEBUT ALBUM “LUCIFER I” !!

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ex-CATHEDRAL, DEATH PENALTY の GAZ JENNINGS, ex-THE OATH の JOHANNA SADONIS がタッグを組んだ新バンド LUCIFER がデビュー作 “LUCIFER I” を総帥 LEE DORRIAN のレーベル RISE ABOVE からリリースしました。
説明の必要もないでしょう。CATHEDRAL は90年代初頭にデビューし、DOOM から STONER, PROG ROCK まで幅広い素養をを消化、唯一無二の音楽を作り上げたバンドでした。世界一遅いアルバムなどとも評されるデビュー作 “FOREST OF EQUILIBRIUM” が取り上げられることが多い彼らですが、その後の音楽的変遷、そして傑作 “THE LAST SPIRE” での幕引きまで常に聴くべき意味のある豊潤な作品を提供し続けてきた異能です。
無論、LEE DORRIAN という深い知識とビジョンを備えたフロントマンがいたからこそ存在し得たバンドでしたが、同時に、不思議な音階のリフ、アルペジオ、オーバーダブ、転調を自在に操るリフの魔術師 GAZ JENNINGS が上手いボーカルと組んだらどうなるのだろうという興味も存在したことは事実。今回紹介する LUCIFER はその欲求を満たすバンドと言えるかも知れません。
昨年彗星のように現れ、彗星のように消滅した THE OATH が残した唯一のアルバム “OATH” は印象的な作品でしたし、その中でも JOHANNA の歌唱は特に耳を捕らえました。そして上手さと巧さを兼ね備えた彼女のボーカルは “LUCIFER I” でさらにその凄みを増しています。
現代の “Vol.4” かと思わせるほどのギターリフアルバムでありながら、彼女のボーカルが絡み合う事でエピック、キャッチーさ、大衆性を兼ね備えた驚異的なクオリティーの作品に仕上がったのではないでしょうか。
現代の “Vol.4″…そうこのレコードには BLACK SABBATH, DEEP PURPLE, BLUE OYESTER CULT, URIAH HEEP といったあの時代のハードロックへの愛、憧れと、GAZ 自身がオリジネーターでもあるドゥーミーな空気が溶け合い詰まっているのです。
自身が HEAVY MAGIC ROCK と呼ぶ LUCIFER の音楽やアルバムについて JOHANNA が語ってくれました。

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FULL ALBUM STREAM: “EGO” 【DAVID MAXIM MICIC】


FULL ALBUM STREAM: NEW EP !! “EGO” OF DAVID MAXIM MICIC !!

GUITAR HERO OF NEW GENERATION !! DAVID MAXIM MICIC OF DESTINY POTATO SET TO RELEASE DOUBLE EP’S “EGO” & “ECO” ON JULY AND AUGUST !!

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セルビアの魔術師、DJENT 新世代の旗手 DESTINY POTATO のギタリスト DAVID MAXIM MICIC がダブル EP “EGO” “ECO” を7月と8月に連続リリースします。彼のライフワークのようになっていた “BILO” シリーズを3作目までリリースし、DESTINY POTATO のファーストアルバムのリリースを挟んで待望の新作!!今回公開する “EGO” には PERIPHERY の “CLEAR” でもソロを弾いていた NICK JOHNSTON, ALEKSANDRA DJERMAS (DESTINY POTATO) がゲスト参加しています。”EGO” の世界観はタイトル通りダークでヘヴィー。その中において、彼の特徴である東欧の物悲しくも美しいオリエンタルなメロディーは、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロといった楽器の導入と相まって非常に存在感を放っています。DJENT, AMBIENT, SYMPHONIC, FOLK, PROG, JAZZ, ELECTRONICA, といった膨大な要素を破綻なく取り入れ、アルバムを通してまるで一曲のように感じさせる彼の作曲能力はやはり界隈随一でしょう。DESTINY POTATO の日本盤もリリースされる事ですしぜひ来日を期待したいですね!!

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YOU CAN BUY & STREAM HERE !!

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MARQUEE/AVALON からリリースされる DESTINY POTATO “LUN” の日本盤情報

http://www.facebook.com/davidmaximmicicmusic

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SHINING : Ⅸ – Everyone, Everything, Everywhere, Ends】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NIKLAS KVARFORTH OF SHINING!!

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SWEDISH DEPRESSIVE/PROGRESSIVE BLACK METAL, SHINING HAS JUST RELEASED THEIR NEWEST ALBUM “Ⅸ – Everyone, Everything, Everywhere, Ends” !!

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今年、遂に来日も果たしたスウェーデンのディプレッシヴ/プログレッシヴ ブラックメタル SHINING が通算9枚目のフルアルバム、 “Ⅸ – Everyone, Everything, Everywhere, Ends” をリリースしました。何と言ってもフロントマンで唯一の創立メンバー、ボーカル、ギター、キーボードを担当する NIKLAS KVARFORTH の抜きん出た才能とエキセントリックな言動が常に話題に登るバンドです。”SUICIDAL BLACK METAL” と呼ばれるように自殺を奨励しているとの噂もありますし、実際に1度失踪し自殺したのではないかと囁かれたことすらあります。今回のタイトルを聞けばまさにそういった人生や物事の幕引きについて連想し、考慮せざるを得ないでしょう。実際、 “Ⅸ – Everyone, Everything, Everywhere, Ends” は全ての瞬間最後の時を刻んでいるような、絶望的なまでに美しく、ダークで、哀しみを湛えた素晴らしいアルバムです。音楽的には、近年彼らが目指しているブラックメタルと実験性の隗囂を推し進め、静と動の対比がより際立ってきているように感じました。特に、アルバムの最後を飾る “Besök Från I(ho)nom” は今現在彼らが作り得る最高の楽曲ではないでしょうか?NIKLAS の囁くようなクリーンボイスと美しいアルペジオの組み合わせから、完全に我を忘れたかのような、狂気を孕んだグロウルとノイジーなギターリフに移行する瞬間は本当にカタルシスを感じゾクゾクします。 ジャズやプログロック、ポップスまでをも取り込んで、魂のダークサイドをエモーショナルに揺さぶるような彼らの表現力は、ブラックメタルのファンはもとより OPETH のようなプログメタルファンにもぜひ聴いていただきたいですね。NIKLAS に話が聞けました。どうぞ!!

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WORLD PREMIERE: “OVERLORD” 【LAMB OF GOD : VII: STURM UND DRANG】


WORLD PREMIERE: NEW SONG!! “OVERLORD” OF LAMB OF GOD !!

LAMB OF GOD SET TO RELEASE THEIR NEWEST AND STRONGEST ALBUM “VII: Sturm und Drang” ON 7/24 !!

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現代最高のメタルバンドで後続に多くの影響を与え続けてきた LAMB OF GOD。DJENT が MESHUGGAH を始祖とするならば、彼らの3連を多用する知的でアグレッシブなリフワークはモダンメタルの基礎となっている感すらあります。その LAMB OF GOD が新作 “VII: Sturm und Drang” を7/24にリリースします。今回公開する “OVERLORD” は強力なレコードでも最もユニークかつ多様性を持った楽曲で RANDY BLYTHE のクリーンボーカルをフィーチャーしています。進化を止めない LAMB OF GOD の新境地を切り開く楽曲ではないでしょうか。RANDY の楽曲解説、メッセージと共にどうぞ!!

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For years I’ve wished that I could have a movie camera directly linked to my brain so that some of the ideas I see in my mind’s eye could be translated into film for others to watch,” Although that is obviously an impossibility (and probably a good thing- I find many things amusing that might not be so funny to everyone else), the video for ‘Overlord’ is the next best thing for me. I came up with the idea and wrote the treatment for this video myself- to see Jorge (the director) take my concept, add his own touches, and use his technical know-how to translate my “mental script” into a suitably dark visual narrative is just an awesome, awesome experience for me. I wrote the song about the dangers of self-obsession in our distressingly myopic and increasingly entitled “me-now/now-me” culture; just like the couple in the video, many people can’t seem to look past their own relatively small problems to see the bigger picture: the world is in serious trouble. Having a bad day at work, or a fight with your significant other, or getting a crappy haircut or table service does not in any way shape or form constitute an emergency. Sometimes things just don’t work out the way we want them to- deal with it. People who only see their own problems eventually wind up alone because no one wants to hear their crap anymore- we all know someone like that, always whining and complaining about some inconsequential setback as if it were the apocalypse. This song is for those people. Oh yeah- if you’re out and about, watching the video on your pocket hate machine (mobile phone), try not to wander into traffic. A little situational awareness goes a long way.”

何年もの間、僕は自分の脳と直接リンクする映画のカメラがあればなあと思っていたんだ。心の目で見たアイデアを他人が見られるようにフィルム化出来るようなね。ただそれは明らかに不可能で非現実的だよね。この “OVERLORD” のMVはそのアイデアの次にベストな方法で収録したんだ。僕はこの映像のアイデアを思いつくと監督の JORGE にコンセプトを伝え、彼の色、技術的なノウハウを加えて僕のダークな”心の映像”を具現化したんだ。ただただ素晴らしいし最高の経験だったね。この曲は悲惨なまでに狭量で自分のことばかり考えるようになっている僕たちの文化について書いたんだ。Me-Now/Now-Me と名付けたんだけどまさにこのビデオのカップルのような感じさ。確かに世の中は思ったように行かない事も多いよね。仕事で失敗したり、意見が対立したり、美容師やテーブルサービスが下手くそだったり。問題ばかり。だけど誰もそんなボヤキなんて聴きたくないんだ。自分の問題にしか興味のない人間なんてロクなヤツじゃないし結局独りぼっちになってしまうんだよ。そういう人間に対しての曲なんだ。もし今外出しているならスマホでこのビデオを見るだろうね。歩きスマホはダメだぞ!ちょっとした気遣いで充分なんだから。

RANDY BLYTHE

STILL ECHOES

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LAMB OF GOD is:

Randy Blythe – vocals
Mark Morton – guitar
Willie Adler – guitar
John Campbell – bass
Chris Adler – drums

www.lamb-of-god.com | www.facebook.com/lambofgod | www.nuclearblast.de/lambofgod

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