カテゴリー別アーカイブ: PICK UP ARTIST
NEW-COMER !! 【LOQTO】
JAPANESE THREE PIECE MATH-ROCK BAND “LOQTO” RELEASED THEIR FIRST EP “REPLICATION” !!
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WRITER: SHUKA KASHINO
マスロックというジャンルが現在各地で盛り上がりをみせているという事実は、もはや説明するまでもないでしょう。170人以上もの動員を記録したという、FECKING BAHAMASのマスロックコンピレーションから開催された“BAHAMAS FEST”も記憶に新しいですね。
ただ、ひとえにマスロックと言っても各々が思い浮かべるバンドはそれぞれ異なるのではないかと思います。だからこそ、マスロックを語る上で必ずこのタイミングで知っておかなければならないバンドがいます。
その名もloqto(ロクト)。2012年に結成。都内を中心に活動しています。
彼らは2015年2月に1st ep “Replication”をリリースしました。これが一切の過言はなく、今後マスロック史に深く根付いてくること間違いなしの 珠玉の一枚なのです。
彼らの楽曲は、3ピースならではのそれ以上でも以下でも成し得ない緊迫感を携え、意識を尖らせていなければ置いていかれてしまうのでないかと思うほどの目まぐるしい展開が魅力です。それだけですと取っつきにくく思われますが、しっかりとキャッチーさも併せ持っており、筆舌に尽くしがたいほど絶妙なバランスで成り立っていることを痛感させられます。曲を追うごとにその構成要素ひとつひとつに隈なく仰天させられ、並々ならぬ昂揚感を感じられるはずです。
彼らの魅力はステージの上でも遺憾無く発揮されます。一見クールだけれど、ただならぬ情熱を内に秘めた彼らのステージは、ぼんやりと眺めていられるものではありません。
2015年2月21日、レコ発と銘打って行われたライブでは、これまでよりもさらに堂々とした演奏を繰り広げていました。以前までは繊細という印象が強かったのですが、回数を重ねるごとに確実に雄勁さを増しているのがわかります。是非とも彼らの楽曲は、音源で楽しむのみでなく実際に現場を目の当たりにして欲しいと思っています。
1st epリリースという節目を迎えた彼らの動きが、今後どのように変化して行くのかを見逃す訳には行きません。マスロック界の若き精鋭を是非この機会に目撃してください。
loqto are
yoichi matsuoka : guitar
hironori kujiraoka : bass
shuma yamakaji : drums
LOQTO HOME PAGE
SHUKA KASHINO TWITTER: @kashinosss
PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【A.C.T】
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH OLA ANDERSSON OF A.C.T !!
AWESOME SWEDISH PROG HARD A.C.T SET TO RELEASE LIVE DVD/BLUE-RAY. OLA ANDERSSON TALKS ABOUT THAT, “CIRCUS PANDEMONIUM”, AND MORE !!
スウェーデンの PROG HARD ROCK バンド A.C.T。昨年リリースされた “CIRCUS PANDEMONIUM” は8年もの長い沈黙を全く感じさせないような素晴らしいアルバムで、弊WEBZINEの読者人気投票でも上位にランクしました。彼らの傑作 “LAST EPIC” “SILENCE” をも正直凌駕していると思います。個人的趣向もありますが、それらの作品で提示していた PROG/METAL 界隈では異質すぎる突き抜けた POP センスはそのままに、アルバムのコンセプトがそうさせたのかメンバーの趣向に若干変化があったのか、ダークでハードなエッジが加味されていてもはや人類未踏驚愕無我の境地に達しています。コーラスワークからよく QUEEN と比較されますがそれ以外にも TOTO, POLICE, もちろん 80年代の所謂 NEO-PROG といったところからの影響も色濃いバンドだと思います。今回その愛する A.C.T がライブ DVD/BLUE-RAY をリリースするとの報を受け、弊 WEBZINE ではマルメに飛んではいないものの独占取材を敢行しました。ギタリスト OLA ANDERSSON のインタビューです、どうぞ。
NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FRUITPOCHETTE : THE CREST OF EVIL】
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FRUITPOCHETTE !!
ZUMA & MINAMIN OF FRUITPOCHETTE TALK ABOUT THEIR FIRST FULL ALBUM “THE CREST OF EVIL” AND MORE !!
住民の98%が接続詞”から”の代わりに”けん”を使用し、ポンジュースを麦茶のように一日2ℓは必ず摂取するという温泉とチンチン電車の愛媛は松山から MAD MAGAZINE が送り出したメタル系ガールズグループ FRUITPOCHETTE。2枚同時発売のシングルに続いて遂に 1st フルアルバムがリリースされました。”THE CREST OF EVIL”。ガールズグループらしからぬ”輩”と化した2人のイラストが印象的なジャケットですが、彼女たちの成長を如実に感じられる素晴らしい作品です。まだアルバムからのPVが届いていないのが残念なのですが、上に貼った1st EP からの”暴虐-PARASITE-“に比べると歌唱の安定感、声量、感情表現が明らかに一段も二段も進化しているのが判ります。加えて WHEN MY LIFE IS OVER の遠藤元気氏、ALFRED の山下智輝氏が作詞作曲を手掛けた楽曲の数々は本格的なイエテボリサウンドからピコリーモ、V系にも通じるようなエピカルなものまでバラエティーに富んでいて非常に魅力的。インタビュー中でも触れられている通り「BABYMETAL には楽曲的には負けてないと思う」という言葉も決して大風呂敷ではないと思いました。ぜひこのインタビューでフルポシェ東志栞(ずま)さんと寺谷美奈(みなみん)さんの「エエとこ」をよう知ってくださいね。
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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【STEVE HACKETT : WOLFLIGHT】
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LEGENDARY MR. STEVE HACKETT !!
LEGENDARY ex-GENESIS GUITARIST MR. STEVE HACKETT TALKS ABOUT HIS UPCOMING ALBUM “WOLFLIGHT”, AND MORE !!
NEW SONG !! “THE WHEEL’S TURNING”
GENESIS の黄金期を牽引し、タッピングやスイープといった革新的な奏法をいち早く導入した伝説的ギタリスト STEVE HACKETT。昨今、GENESIS の楽曲をセルフカバーしたアルバム “GENESIS REVISITED 2” が大好評を博したり GENESIS の(ほぼ)オリジナルメンバーを集めたドキュメンタリーが話題をさらったりと GENESIS 関連で騒がしかった STEVE ですが 3/30 に久々のソロアルバム “WOLFLIGHT” をリリースします。先行試聴させて頂いたのですがこれが素晴らしい出来です!!前作 “BEYOND THE SHROUDED HORIZON” では美しいけれどフワッとした楽曲が増えていたのですが今作では若々しいエナジーを取り戻したかのようなダイナミックな楽曲が並びます。彼のワールドミュージック、クラッシックへの傾倒とロック、プログレといったルーツのバランスが素晴らしいですね。今回はなんと STEVE 自身による TRACK BY TRACK 楽曲解説も頂いたので詳しくはそちらをご参照下さい。
“WOLFLIGHT” RATING: 9,5 /10
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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE PINEAPPLE THIEF : MAGNOLIA】
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BRUCE SOORD OF THE PINEAPPLE THIEF !!
BEAUTIFUL, AND INTELLIGENCE・・・AWESOME POST-PROG BAND FROM UK, THE PINEAPPLE THIEF WILL COME TO JAPAN ON 4/26 !!
POST-PROGRESSIVE SOUND を掲げるレーベル KSCOPE を ANATHEMA, STEVEN WILSON, TESSERACT などと牽引する THE PINEAPPLE THIEF。4/26 に行われる EUROPEAN ROCK FES VOL.2 で初来日を果たします。THE FLOWER KINGS をメインアクトとするこのフェスに彼らを招聘したのは大英断だと思います。そもそも KSCOPE の抱えるアーティストは先に挙げた以外に KATATONIA にしても HAKEN にしても海外の評価に日本での知名度、評価が全く追いついていない状況です。オルタナ、アトモスフェリックといった枕詞がつくと途端に腰が引けてしまう音楽ファンが日本にはなぜか多いですね。確かに派手なインタープレイ、決めフレーズといったカチカチのプログレではないかもしれませんが POST-PROGRESSIVE、美しく知的な楽曲の構築というプログレの精神性はしっかり受け継いでいると思います。とにかくこのレーベル、アーティストを無視して現代の音楽シーンを語る事は出来ませんし、知らないというのはあまりにも勿体無いですね。実際 THE PINEAPPLE THIEF の最新作 “MAGNOLIA” はジャケット、音楽、ストーリー、全てが揃った大傑作でした。”ALONE AT SEA” のコーラスを聴いてもらうだけでも彼らの素晴らしさが伝わると思います。キャッチーで何度もリピートしたくなるメロディーこそ彼らの本質なのですから。今回弊紙では KATATONIA の JONAS とも WISDOM OF CROWDS というプロジェクトを行う多忙なフロントマン BRUCE SOORD に独占インタビューを行いました。
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FEATURE: 7 MODERN METAL/PROG ALBUMS YOU MUST LISTEN TO
GET WITH THE TIMES !! 7 MODERN METAL / PROG ALBUMS YOU MUST LISTEN TO ON THIS SPRING !!
DRAWN BY YAJI
2015年春は、例年にも増して重要アルバムのリリースが多いですね。弊誌が予備校教師のように唱え続ける “ECLECTIC” というキーワードを基にチョイスした、最低限抑えるべき”今”のアーティスト7組をぜひチェックしてみてください!!
【CHON】
CHON SET TO RELEASE “GROW” ON 3/24 !!
ご存知、SUMERIAN がまさかの強襲契約でこの春強力にプッシュをかける US 産プログレッシブ集団。とにかく爽やかでオシャ。KAWAII 雰囲気すらあります。プログ、マスロック、歌物、全方位的にアピールする逸材です。
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【SLICE THE CAKE】
SLICE THE CAKE SET TO RELEASE “ODYSSEY TO THE WEST” ON MARCH !!
OVID’S WITHERING をはじめとして一本筋の通ったテクニカルで硬質なバンドを多数輩出する SUBLIMINAL GROOVE RECORDS が社運をかけて送り出すスーパーテクニカルな多国籍ケーキ。BETWEEN THE BURIED AND ME の正統後継者との噂も。
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【CYCLAMEN】
CYCLAMEN SET TO RELEASE “HUMANISE” “TALES” EPs BEFORE SUMMER !!
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日本が誇るプログ神、CYCLAMEN はなんと2枚のEP をリリース。文字通り “HUMANISE” はアナログで、”TALES” はテクノロジーを駆使してレコーディングを行うという非常に面白い試み!!昨年は SIKTH, 今年は CYNIC 招聘で益々波に乗る彼らからは目が離せませんね。
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【WIDEK】
WIDEK SET TO RELEASE “JOURNEY TO THE STARS” ON 4/9 !!
ポーランドから我が道を突き進む DJENT 界の重要人物 WIDEK。SITHU AYE, PLINI, CHRIS LETCHFORD, PER NILSSON といった錚々たるメンツを従えて新作をリリース。POST-ROCK を大いに意識した彼独特のプログサウンドはどのように進化を果たすでしょうか?!
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【NOVALLO】
NOVALLO SET TO RELEASE “NOVALLO Ⅱ” ON THIS SPRING !!
今にもSUMERIAN あたりから声がかかりそうな NOVALLO。JAZZ, FUNK, ELECTRONIC, CLASSICAL, といった多様な影響を PROG/DJENT の枠内にオシャレに見事に落とし込んでいます。
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【PLINI】
PLINI SET TO RELEASE “THE END OF EVERYTHING” ON 3/11 !!
CYNIC, CYCLAMEN との共演で来日決定!!
【JAKUB ZYTECKI】
“SATYA’S DIARY” OF JAKUB ZYTECKI !!
JAKUB ZYTECKI OF DISPERES SET TO RELEASE FIRST SOLO ALBUM “WISHFUL LOTUS PROOF” !!
DREAM THEATER や CYNIC, JAZZ/ FUSION に DJENT と多岐に渡る影響を若さと才能とイケメンで独自の音楽に昇華して聴かせるポーランドのスーパーグループ DISPERSE 。創立メンバーでギタリストの JAKUB ZYTECKI が初のソロアルバム “WISHFUL LOTUS PLOOF” をリリースします。今回そこから PROGHMA-C の PIOTR がボーカルをとる8分超えの大曲、エピカルな “SATYA’S DIARY” を公開です!!
“The LP is called “Wishful Lotus Proof” and it features guest appearances from some really sick artists: Rafał Piotrowski of Decapitated, Piotr Gibner of Proghma-C and Moose The Tramp, Misha Mansoor of Periphery, David Maxim Micic of Destiny Potato and Plini!”
デビュー作のタイトルは “WISHFUL LOTUS PROOF”。ゲストがヤバいんだ。DECAPITATED の RAFAL PIOTROWSKI, PROGHMA-Cと MOOSE THE TRAMP の PIOTR GIBNER, PERIPHERY の MISHA MANSOOR, DESTINY POTATO の DAVID MAXIM MICIC, そして PLINI だよ!!
JAKUB ZYTECKI
JAKUB ZYTECKI FACEBOOK PAGE
WORLD PREMIERE “DARKNESS” + INTERVIEW 【SPECIAL PROVIDENCE】
EXCLUSIVE: WORLD PREMIERE NEW SONG !! “DARKNESS” AND INTERVIEW WITH MARKO ADAM OF SPECIAL PROVIDENCE !!
“DARKNESS”
This song is maybe the most interesting or delicate one on the new album.
A very deep and emotional piece with a constantly pulsing polyrhytmic groove, which spice it up a bit and makes it hectic.
この曲は新作で最も興味深くデリケートかもしれないね。とても深遠でエモーショナルなパートが永続的なポリリズムのグルーヴに乗っていてそれが楽曲に味付けを加えエキサイティングになっているよ。
INCREDIBLE HUNGARIAN FUSION / PROG / METAL BAND SPECIAL PROVIDENCE SET TO RELEASE AWESOME NEW ALBUM ON 3/30 !!
ハンガリーから現れた SPECIAL PROVIDENCE。彼らの音楽を文字で表現するのは並大抵の事ではありません。非常にヘヴィーなパートもあればファンキーだったりジャズ色の濃いフュージョンだったりはたまたプログレな雰囲気も持っていたり。自らを progressivejazzrockmetalturbochill と名乗っているのは伊達ではありませんね。彼らの新作 “THE ESSENCE OF CHANGE” が3/30にリリースされます。個人的に彼らの魅力の一つは近頃聴く事が少なくなった70年代のいかにもフュージョンらしい爽やかで柔らかいメロディーセンスだと思っていたのですが、今作ではそういった良い部分は残しながらも文字通り CHANGE にも挑んでいます。具体的には今までほとんど感じる事のなかった DJENTY なグルーヴを各所で聴く事が出来るのです。さらに強力な武器を一つ得たといったイメージでしょうか。人脈的にも今作は DESTINY POTATO の DAVID MAXIM MICIC がゲスト参加していますし IT DJENTS, CIRCLE PIT といった新しいメディアと共闘している事からも彼らの CHANGE が感じられると思います。そして勿論、MARUNOUCHI MUZIK MAGAZINE も彼らと共闘します。新曲 “DARKNESS” を世界初公開!!加えてバンドの中心人物、ドラマーの MARKO ADAM に世界初で新作についてしっかり語って頂きました。
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FULL ALBUM STREAM + SPECIAL MESSAGE 【GHOST BATH】
EXCLUSIVE: SPECIAL MESSAGE FROM GHOST BATH !!
CHINA’S ANSWER TO DEAFHEAVEN? YOU’D BETTER LISTEN TO “MOONLOVER” OF GHOST BATH, AWESOME CHINESE DEPRESSIVE POST BLACK METAL !! IT’S DEFINITELY MUST ALBUM OF 2015 !!
FULL ALBUM STREAM “MOONLOVER”
ブラックメタルを基盤として衝動的なハードコアや多幸感溢れるシューゲイズサウンドを取り入れたポストブラックというジャンル。PITCHFOLKが高く評価した事もあり DEAFHEAVEN, ALCEST といったバンドたちはニュージェネレーションとしてファンやメディアの注目を集めています。GHOST BATH はそういったバンドに対する中国からの返答ではないでしょうか。音楽の神秘性を際立たせるため、メンバーの素性、顔、出身地などは一切明かされていません。ある信頼できる情報筋によるとどうやら全員が中国に住んでいる訳ではなく、重慶とノースダコタに住んでいるようです。決して演奏が際立って上手いバンドではありませんがこういった音楽のトッププライオリティー、美しき慟哭のメロディー、アトモスフィアーでは DEAFHEAVEN, ALCEST にも決して劣っていませんしピアノの使い方などは彼ら独特の良さがありますね。特にアルバムのオープニングを飾る “GOLDEN NUMBER” は全てを兼ね備えた今年のマストチューンだと思います。発売は3/17!!
【ABOUT “MOONLOVER”】
“Moonlover” explores the stagnated existence that we, as humans, all endure. It calls to very dark places as well as looking towards hope in some instances. The atmosphere is meant to bring the listener to a place of solitude. I had found myself, at the time of Moonlover being conceived, strolling the graveyard near my house at night. The moon guided my walks. It was a peaceful time to think and be alone. This is where the title, “Moonlover,” came from.
MOONLOVER は全てにおいて淀んだ我々人間のような存在かもしれないね。とても暗い場所と同じくらい時には希望を目指したりもする。その雰囲気はリスナーを孤独に誘うよ。僕は自宅近くの墓地を散歩している時に MOONLOVER を思いついたんだ。月は足元を照らしてくれた。一人になって考えられる平和な時間だったよ。そこからタイトルが付けられたんだ。
To our Japanese fans we would like to thank everyone who has listened to our music. Our message is to create what you wish to create, even if those around you try to discourage you.”
日本のファンの皆さん、僕たちの音楽を聴いてくれてありがとう。例え君のまわりの人が邪魔をしようと君が作りたいと望むものを作るべきだと思うよ。これがメッセージだよ。
GHOST BATH
GHOST BATH FACEBOOK PAGE
NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ESPECIA : PRIMERA】
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH HARUKA TOMINAGA OF Especia !!
JAPANESE “KAWAII” GIRLS GROUP Especia WILL SURPRISE YOU !! THEIR AOR, DISCO, FUNK, CITY POP SOUNDS TAKE YOU TO THE 80’S MAGICAL JOURNEY !!
大阪から登場した”堀江系ガールズグループ” Especia。その存在は雨後の筍のごとく現れる他のアイドルグループとは明らかに少々違っていました。「あれ、そんな感じの服大阪のオバちゃん着とるやん?」なカラフルで独特、一周回って激オシャなファッションセンス。「あれ、そんな感じの曲ウチのオカンよう聴いとったで?」な AOR, DISCO, FUNK 色を前面に押し出した、一周回って激新しいクールな音楽。山下達郎を臆面もなくカバーするなどイヤらしいほどに80年代を感じさせつつも SOUNDCLOUD, OTOTOY を駆使したネット戦略、音楽オタクを魅了する実力派生バンドの起用、VAPORWAVE の導入など実はしたたかに着実にその人気を増してきました。彼女たちそしてチーム Especia には何かしらファンを驚かそうというという小悪魔感が常にありますね。
めでたくメジャーデビューとなった2/18 発売の最新EP “Primera”ですが今回のサプライズは 若旦那 プロデュースの楽曲 “We are Especia~泣きながらダンシング~”。今まで築き上げてきたクールでアーバンなイメージと相対するような 若旦那 の”エモーショナル”なテイストが賛否両論巻き起こしています。個人的にはEP の他の曲はこれまで通り、いやメンバーの歌唱力が増した分だけスケールアップした Especia らしい素晴らしい楽曲が揃っているのでこういった試みも面白いのではないかと感じました。とにかく色眼鏡を外して彼女たちのサウンドを味わって欲しいですし、しっかり眼鏡をかけて彼女たちの KAWAII を見つめて頂きたいですね。
今回弊紙では Especia のリーダー、おはるかちょ(#´_`#)ノ♪でおなじみ、垂れ目系 冨永悠香さんに新 EP “Primera” や Especia のこれからについてお聞きする事が出来ました。Q5を読めば彼女が皆さんが思っているよりもずっと音楽が大好きで詳しい事に気づくでしょう。そして最後にはきっと ”はるかちょ” とディズニーシーに行きたくなるはずです。
【HARUKA TOMINAGA】
Q1: 遂にメジャーデビューが決定しましたね。2012年のデビュー以来約2年半経ちました。
様々な事があったと思いますがここまで辿り着いた現在の心境を聞かせてください。
【HARUKA】: メジャーデビューできるのはほんの一握りと聞き、こんな大きなチャンスをもらえて本当に幸せだと思っています。私はボイトレに通えるだけで幸せを感じていた女子高校生でしたが、今ではたくさんライブやお仕事をさせてもらえていて、昔の自分が今の自分を知ったらびっくりすると思います。2年半前の結成の時は、ただ歌えてることが幸せで、目の前の一つ一つのことに夢中でした。メジャーという道を作っていただけて本当に感謝しています。Especia の制作チームやスタッフとしていつも Especia を支えてくれている関係者さん、いつも応援してくれているぺしすとさん達、本当にありがとうございます!正直最初はメジャーの世界が怖くて私にできるのかな…と、すごく不安でしたが、メジャーデビューの発表をして皆からおめでとうって言ってもらえた時に不安が飛んで行きました!頑張ればきっとうまくいくって自分自身を励ましています(笑)そして何より大好きな Especia の一員であることが人生の誇りなので、どんなことでも頑張るぞ!ってやる気に満ち溢れています!
Q2: 結成当初はなかなか固まらなかったメンバーも固まり、6人で着実にステップアップを果たしているように見えました。
そこで昨年、杉本暁音さんが脱退し5人になりましたね。リーダーとして色々思う所もあったと思いますが、もう前に進めていますか?
【HARUKA】: メンバーが辞めていくたびに、自分を責めていたりもしていましたが、全国ツアーを経て団結したってこともあり、今は前を向いて進んでいます!O-EAST という大舞台も経験できて、すでに5人の方がしっくりくるくらいな感じです。
Q3: 昨年は先輩グループ BiS の解散もありましたね。
同じアイドルとして、またつばさプラスの後輩としてどのような想いで見ていましたか?
【HARUKA】: BiS 先輩は先輩と呼んではいるものの、本当に心からファンの目線で見てしまっていました。だから単純に解散はすごく寂しかったです。ライブも何回も見させていただいてたくさんのことを学びましたが、特にプールイさんのリーダーとしての覚悟はいつもすごいなって思っていました。結成当初からずっと BiS を引っ張ってきて守り続けてきて本当に尊敬してます。
Q4: 2/18 発売の新EP “Primera” では若旦那さんが 「We are Especia ~泣きながらダンシング~」という曲をプロデュースされていますね。彼が参加した経緯を教えて下さい。これまで個人的に若旦那さんの曲を聴いたりはされていましたか?
【HARUKA】: はじめてお会いしたのは MINMI さんの「#ヤッチャイタイ」に Especia を出演させてくれた時でした。MV 監督が Especia も手がけているホンマカズキさんだったので、紹介していただき交流がはじまった感じです。若旦那さんが曲作りに Especia の気持ちを入れたいと言ってくださって、一人一人が若旦那さんへ手紙を書きました。メンバー脱退、メジャーに向けての気持ちについて書きました。
湘南乃風さんの曲は普段からカラオケでも盛り上がるので、絶対誰かが歌うし、私も踊りながら歌ってました!私のいとこが湘南乃風さんが好きなので、その影響や、学校の友達の間で流行っていたりして中学校の頃から聞いてました。気持ちをぶわーってぶつけている熱い歌でやる気とか勇気をもらっていました!
Q5: “Primera” の聴き所を教えて下さい。個人的に気に入っている曲はありますか?
【HARUKA】: Primera は「最高級の」という意味があります!その名の通り、どの曲も最高級!
今回も前回の GUSTO に引き続き、パート以外にもたくさんコーラスをさせていただいたんですが、サビのコーラスが四層の曲もあって重圧感があり、すごく聞きごたえがあるなって思います!
特にお気に入りは West Philly と Security Lucy です!
West Philly では作詞でも参加させていただいているんですが、Especia だからこそ歌える曲だなと思います。イントロから渋くて、声量がすごくて歌がうまい黒人の方の歌声が聞こえてきそう(笑) Rillsoul さんが以前留学していたフィラデルフィアの情景が目に浮かびます。そしてドラムの遅取りがめっちゃかっこいい!遅取りなのでライブでのダンスはめっちゃ難しいのですが…(笑)
私が落ちサビからのラストサビでフェイクをするところは感情がピークなので、ぜひ注目して聴いてくれたら嬉しいです!
Security Lucy はサビを脇田もなりと交互で二人で歌うという新しい歌割り。Cメロの絵莉加のソロもサビとは違ういいスパイスになっています。Especia のサウンドプロデューサー Schtein&Longer さんの色がすごく出ている曲だと思います!歌っていてすごく気持ちがいい曲なので、ボーカルにも注目して聴いてくれたらなって思います!
Q6: Especia の音楽性は非常にユニークで80年代を想起させるようなシティーポップ、ディスコ、AORな雰囲気が特徴です。
バンドも素晴らしく、山下達郎さんのカバーも行ったりされていますね。冨永さんが普段聴いている音楽やカラオケで歌う曲はどんな音楽ですか?Especia の音楽とは違いますか?
【HARUKA】: 親が山下達郎さん竹内まりやさんが好きで小さい頃からよく耳に入ってきていました。なので山下達郎さんのカバーのお話を初めて聞いたときはすごく驚いてすぐ父に言いました!とても喜んでいました。
私は小学校の頃に大塚愛さんにハマり、次は浜崎あゆみさんにハマり、他にもたくさん色んなアーティストさんを聴いていました。昔から歌手になりたかったからなのか、いつも憧れの目線で女性アーティストさんばかり聴いていました。最近ではアイドルさんが好きで、YouTubeで歌いながら踊ってる姿を見てきゅんきゅんしてます(笑)
普段から Especia もよく聴きます!やっぱり Especia の曲が大好きです。
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Q7: “GUSTO” は”ネットの音楽オタクが選んだ2014年の日本のベストアルバム”の30位にランクしました。実際素晴らしいアルバムだったと思います。Especia がインターネットの世界から評価され火がついていく事についてはどう思いますか?
【HARUKA】: ありがとうございます!初のアルバムの GUSTO が高評価でとても嬉しいです!インターネットはどんどん情報が拡散されていくし、音楽を始め、いろいろな情報を知ってもらうのにはすごく便利なツールだと思います。まだまだTVやラジオに頻繁に出られるわけじゃないしインターネットがあったからこそ私たちも活動の幅を全国まで広げていけていると思うので、こういったランキングやインターネットの評判などを見て頂いてCD買ってくれたり、ライブに来てくれるのはすごく嬉しいです!
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Q8: 関西出身のアイドルと言えば Especia 以外にも、たこやきレインボー、Passcode、コウベリーズ、いずこねこなどがいます。関西のシーンの良さはどこですか?東京と比べて温度差のようなものはありますか?
【HARUKA】: どこの場所にいっても楽曲のおかげで Especia の空間ができあがるので、ライブやらせてもらってる限りでは地域によっての差って私たちにとってはあまりないです!関西は地元ってことが大きいので安心感、ホーム感は大きいです!
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Q9: 日本のシーンはさながらアイドル戦国時代です。例えば ベビメタちゃん は世界的に大成功を収めましたし、ももクロは大人気、デンパ組、エビ中もブレイク目前です。Especia の目標は何ですか?また冨永さんにとってアイドルとは何でしょう?
【HARUKA】: Especia は長くたくさんの人に愛されるのが目標です。毎年zeppツアーができるようなアーティストになれればなと思ってます。音楽的にも大人っぽくて背伸びをしている曲も多いので、逆に年齢を重ねるといい味が出ると思います。それぞれが個性を活かした仕事もしながら、やっぱり5人揃ったら最強のだ!って言われるグループになりたいです。
私はアイドルが好きなので、ファン目線から見るとアイドルは最高の癒しです!自分自身歌っている立場からすると、生活のスパイスです!Especia を好きと言ってくれている皆さんの生活の一部分になって、Especia のおかげで楽しかったり嫌なことを忘れられたり、そんな存在になっていたらいいなと思います。
Q10: これは全てのアーティストさんにお聞きしているのですがデートで行きたい場所と好きな男性のタイプを教えて下さい。
【HARUKA】: デートで行きたい場所はディズニーシー!ペアルックを来てミッキーとミニーで行きたい♪
好きなタイプは優しくてお兄さんみたいにお世話してくれる人(笑)
Q11: 最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
【HARUKA】: 読者の皆様!読んでくださってありがとうございます!Especiaのことを知っている人にはさらに Especia について詳しくなってもらえたかと思いますし、初めての方はぜひ一度 Especia の80’s サウンドを聴いてみてください♪ 皆のスパイスになれますようにっ(#´o`#)