NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ART OF ANARCHY : THE MADNESS】BUMBLEFOOT SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH RON “BUMBLEFOOT” THAL !!

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Mega-Super Group, Art Of Anarchy Seek To Reinvent Themselves From 90’s Glory, With New Masterpiece “The Madness” !!

DISC REVIEW “THE MADNESS”

90’s~00’s にかけて人気を博した “オルタナティブメタル” の空気をリフレッシュし、見事現代へと再誕させる US スーパーグループ ART OF ANARCHY が、傑出した2ndアルバム “The Madness” をリリースしました!!極上のコンポジションに5人の個性が溶け合った揺るぎなきロックのメタモルフォーゼは、極限まで多様化したシーンに王道の何たるかを見せつけています。
ART OF ANARCHY は、ギターとドラムスをプレイする双子の Votta 兄弟と、GUNS N’ ROSES で気を吐いていたマエストロ Ron “Bumblefoot” Thal が意気投合し始まったバンドです。そこに、STONE TEMPLE PILOTS や VELVET REVOLVER で活躍した天賦のシンガー Scott Weiland, DISTURBED の切れ味鋭いベースマン John Moyer が加わることで、大きな注目と期待を集めるメガアクトが誕生したのです。バンド全員のレコードセールス(当時)は1億5000万枚と言うのですから、数字の面からも彼らの凄みは伝わるでしょう。
セルフタイトルのデビュー作をリリース後、Weiland はバンドを脱退。アルバムをプロモートするツアーを拒否した彼は結局、人生を通じて苦しんできた薬物との戦いに敗北し、命を落としてしまいました。
バンドは Weiland の後任に CREED の Scott Stapp を指名します。実は2014年には Stapp も薬物問題、さらには路上生活にまで転落するなど負の話題で世間を騒がせましたが、彼は挑戦し困難に打ち勝ちました。そして Weiland と同様、まさに時代の寵児として活躍した Stapp の加入は再度バンドのエンジンに屈強なエナジーを注ぐ結果となったのです。
“The Madness” には、ただスーパーグループという事実以上のケミストリー、そしてメッセージ性が間違いなく存在します。Ron がインタビューで語ってくれた通り、Votta 兄弟のアリーナロック、DISTURBED の鋭利でマスマティカルなリフワーク、CREED の瑞々しく雄大なメロディー、そして Bumblefoot、もしくは “Chinese Democracy” の型破りで独創的なアイデア全ては淀みなく渾融し、濃密なマグマとなって作品を流動します。
オルタナティブが王道へと以降した21世紀初頭のソリッドな空気を DNA に深く刻んだ5人の古兵たちは、しかし同時に時代の推移により”オルタナティブであること” から遂に解放され、その雄弁なコンポジション、華麗なテクニック、そして唯一無二のタレント性を制限なくここに開花させているのです。
また、アルバムタイトル “The Madness” が表象するように、作品にはまさに Stapp が苦しんできた”狂気”がそのまま描かれています。新たなアンセム “1,000 Dgrees” では「僕自身が最悪の敵だ。僕は呪われている。」と当時の地獄を独白し、至上のバラード “Changed Man” では「もう一度チャンスをくれないか?僕は変わったんだ。家に帰る時が来たんだよ。」と最愛の妻に過去の自分との決別を告げます。果たして妻は “With Arms Wide Open” で待っていてくれたのでしょうか?
とにかく、”僕たちはこのアルバムを Scott、そして同じチャレンジに直面する人たちの成功に捧げることとしたんだ” と Ron が語るように、作品はアメリカが抱える大きく暗い闇に対する贖いとして生を受けました。自身の魂を声と詩に宿した Stapp の歌唱には深みとリアルが込められ、その美しく、切なく、雄々しく、そして芳醇なメロディーは懺悔であり赦しであり、希望の灯火でもあるように聞こえます。
アルバムの主役は間違いなく Stapp ですが、Ron のトリッキーでカラフルなギターワークが作品にクリエイティブで類まれなる神通力のようなフックをもたらし続けていることは記して置かなければなりませんね。
指ぬき、フレットレス、ロングスケールなど様々な武器を持つ “Bumblefoot” ですが、インタビューでも語ってくれたように彼は決して楽曲の破壊者ではありません。ソロプロジェクト、ガンズ時代を通して歌ものに強い拘りを持ち、エモーショナルで耳に残りリピートを誘うギターフレーズを追い求めてきた彼の真価は “Somber” のアメジストのように燐光を発するソロパートに集約されているのかもしれませんね。
王道とは何か。彼らの”王道”の先には必ず唯一、アリーナでシンガロングし、拳を振り上げるファンの姿が透けて見えます。彼らにはもはやトレンドを意識する必要などありません。ただ、キャッチーでフックと起伏に満ちたアルバムは、エゴを廃し全てが楽曲とストーリーに捧げられ、世代を超えて愛される魔法を備えた新たな栄光への幕開けであると信じます。
今回弊誌では、Ron “Bumblefoot” Thal にインタビューを行うことが出来ました。余談ですが、再発が決定した彼の2ndアルバム “Hermit” もぜひ併せて聴いていただきたいと思います。変態としてのみ語られがちな彼ですが、FAITH NO MORE や RAGE AGAINST THE MACHINE のインテンスと独特のポップセンス、そしてユニークなギターファンタジーをミックスした極上のコンポジションが炸裂した名作。どうぞ!!

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ART OF ANARCHY “THE MADNESS” : 9.8/10

INTERVIEW WITH RON “BUMBLEFOOT” THAL

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Q1: First of all, we lost iconic singer, Scott Weiland. Could you tell us about him and his passing?

【RON】: I was very sad to hear about his passing, and wish he could have overcame his struggles, for himself, his family & loved ones.

Q1: 私たちは Scott Weiland という素晴らしいシンガーを亡くしました。まず彼と彼の死にに対するお気持ちを聞かせていただけますか?

【RON】: 彼が亡くなったことを聞いてとても悲しかったよ。彼自身、彼の家族、そして愛する人たちのために、彼が苦しみを克服出来ることを祈っていたんだけどね。

Q2: You nominated Scott Stapp of Creed for his successor. It seems to be best choice for the band. Please tell us how he become a member of your band? What do you like him?

【RON】: After the first Art Of Anarchy album was released (with Scott Weiland on vocals) we knew we would need a new singer. Scott Stapp was the first choice, we met with him in August 2015 and we jammed in a rehearsal room, with nothing planned musically, just to see how our chemistry was. We started writing a song just from jamming. We spoke about what we were looking for in life, not just musically, and we saw things the same way. We knew this would work.

Q2: Weiland の後任には CREED の Scott Stapp を指名しましたね?最高の選択だと思います。彼がバンドに加わった経緯を教えてください。また、彼のどういったところが気に入っていますか?

【RON】: Scott Weiland と作った ART OF ANARCHY のデビュー作がリリースされた後、僕たちには新しいシンガーが必要だと分かったんだ。Scott Stapp はファーストチョイスだったね。
僕たちは2015年の8月に彼と会って、リハーサルルームでジャムったんだ。音楽的な計画は何もなかったよ。ただ、僕たちのケミストリーを確かめるためだったね。
僕たちはそのジャムから楽曲を作り、音楽とは別に人生で求めるものについて話し合ったんだ。どうやら同じ方向を向いているように思えたね。そこで上手くいくと分かったんだよ。

Q3: You know, Weiland was in Stone Temple Pilots. And Stapp is in Creed. Of course, John Moyer is a core member of Disturbed. More over, you were debut from Shrapnel but “The Adventures of Bumblefoot”, and “Hermit” was not a “typical Shrapnel” records. I mean Art of Anarchy is definitely an aggregation of Legends in the fascinating 90’s~00’s. Do you agree that?

【RON】: You can hear elements of this era in our music, yes, it’s in our blood. Ahhhh, speaking of the Shrapnel records, I just remixed the Hermit album, it sounds like a whole new album! I added bonus tracks to both albums, and they’re being re-released through The Orchard record label. http://www.pledgemusic.com/projects/bumblefoot

Q3: あなたは Shrapnel からデビューしたものの、その音楽は典型的な Shrapnel のものではありませんでした。そして STONE TEMPLE PILOTS, CREED, DISTURBED。バンドには魅力的な 90~00年代のオルタナティブレジェンドが集合したとも言えますね?

【RON】: 勿論、君たちは、僕たちの音楽からあの時代の要素を聞くことが出来るよ。うん、それは僕たちの血だからね。
Shrapnel Recods と言えば、”Hermit” のリミックスを終えたところなんだよ。まるで完全な新作のようなサウンドになったよ!デビュー作と “Hermit” のリミックスバージョンは、ボーナストラックを加えて The Orchard Record から再度リリースされるんだ。ここからチェックしてみてね。http://www.pledgemusic.com/projects/bumblefoot

Q4: Anyway, how was the writing process? I feel “The Madness” is the next chapter of AoA. Diverse group of talent and a uniquely melodic and aggressive sound are in this timeless-classic. What was the goal of “The Madness”?

【RON】: We got together late September 2015, the five band members in a room in New York for a week-and-a-half, writing together from scratch, jamming, demo’ing ideas, making songs. We wrote half the album during that time. After that we’d get together between our touring schedules for more writing and recording, video shoots. This continued through 2016, until the album was finished. When we started writing the album we didn’t have a sound in our minds, we just followed our instincts and let the sound organically find itself. Everyone added something honest and authentic, you can hear the combination of personalities… Moyer has a modern edgy sound, the Votta brothers are more old-school metal, Scott is a master of melodies and lyrics, and I add more theatrical writing, Beatles & Queen inspirations, production ideas, the fretless guitar, and taking things a bit ‘outside the norm’…

Q4: ライティングプロセスはいかがでしたか?”The Madness” はまさにAoAにとって新たな章の幕開けだと言えます。グループの多様な才能が纏まり、ユニークなメロディーとアグレッシブなサウンドが調和した傑作ですね。定めた作品のゴールはどういったものでしたか?

【RON】: 2015年9月の後半に僕たちは集まったんだ。ニューヨークの部屋で5人のメンバーが1週間半、ゼロからジャムってアイデアを纏め楽曲を作ったんだ。その期間にアルバムの半分は書き終えたよ。
その後僕たちは、ツアースケジュールの合間を縫って作曲、レコーディング、ビデオ制作を進めていったのさ。2016年はアルバムが完成するまでそれを続けていたね。
アルバムの作曲を始める時、意識的にサウンドを想定する訳ではないんだ。ただ本能に従って、サウンドが自然と形になるのに任せるだけさ。全員が正直に、熱意を持って作品に貢献したよ。
アルバムを聴けば個性の結合が伝わるはずさ。Moyer はモダンでエッジーなサウンド、Votta 兄弟はよりオールドスクールなメタル、Scott はメロディーとリリックのマスター。そして僕はよりシアトリカルな作曲、THE BEATLES, QUEEN のインスピレーション、プロダクションのアイデア、フレットレスギター、後は”どこかおかしな”感覚を加えている訳さ。

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Q5: Where did the idea of title, artwork of “The Madness” come from? Could you tell us about the concept of the album?

【RON】: In the artwork, the birds represent good (the dove) and evil (the raven) pulling at the mask. The mask represents how there’s more that lies beneath a person, things run much deeper than what people show on the outside. In reference to the lyrics, it’s the light (the freedom, healing) and dark (fear, pain, the ‘madness’) that pull at us. Scott overcame personal challenges, he triumphed over adversity, he made it through to ‘the other side’ and in honor of this, we dedicated the album to this success, for Scott and for anyone who has faced this challenge.

Q5: “The Madness” のタイトルやアートワークのアイデア、コンセプトについて教えてください。

【RON】: アートワークでは、鳩が善の象徴として、カラスが悪の象徴としてマスクを引っ張っているね。つまりマスクは、人間がいかに嘘を隠しているか、人が表面に出している姿はいかにその内面の一部にしか過ぎないかを表しているんだ。
歌詞もそのことに関連しているよ。自由、癒しという光の一面と、恐怖、苦痛、”狂気”という闇の一面が僕たちを引き合っているんだ。
Scott Stapp は個人的な挑戦を乗り越え、逆境に打ち勝ち、遂に “反対側” へと到達することが出来たんだよ。(Stapp も Weiland と同様、薬物の問題に苦しんでいた) この名誉を持って、僕たちはこのアルバムを Scott そして同じチャレンジに直面する人たちの成功に捧げることとしたんだ。

Q6: Thimble, “Vigier” strange shaped guitar, fretless, long-scaled…You really have your own realm. Regarding guitar technique, skill, what was the most challenging song for you in this album?

【RON】: The solos for “Echo Of A Scream”, “Somber”, “1000 Degrees” and “Afterburn” have more speed, but that doesn’t make them more difficult, the slower songs can be more challenging, like “Changed Man”- it sounds like a simple song, but writing the songre-writing and re-writing, playing with the right dynamics, the right tone, the right touch, the right arrangement of guitar parts that complimented each other, parts that supported the vocals, the layers in the bridge…
Skill and technique isn’t only *speed*, it’s playing the right way for the song, for the emotion and energy you want people to feel.

Q6: 指ぬき、フレットレス、ロングスケールなどあなたのギターは独自の領域を築いていますが、ギターテクニック的に、作品で最もチャレンジングな楽曲はどの曲でしたか?

【RON】: “Echo Of A Scream”, “Somber”, “1000 Degrees”, “Afterburn” はスピードが必要とされたね。だけどだからといってそういった楽曲が難しかった訳じゃないよ。スロウな楽曲の方がチャレンジングだったな。”Changed Man” のようなね。シンプルに聴こえるだろうけど、何度も何度も書き直したね。正しいダイナミクス、正しいトーン、正しいタッチ、正しいアレンジメント、ボーカルをサポートするパート、レイヤーされたブリッジ……。
つまりスキルとテクニックは”速さ”だけで計られるものではないんだよ。楽曲のため、エモーションのため、リスナーへ届けたいエナジーのために正しい方法でプレイされなければならないよ。

Q7: Actually, I love “Chinese Democracy”. And definitely, your fretless guitar made the record more unique. What kind of emotion do you have in Gun N’ Roses now? And what is the best memory of your Guns era?

【RON】: My favorite memory is playing the “Bridge School Benefit” acoustic concert in 2012, it’s a non-profit charity event held annually in California. All proceeds go to the Bridge School, they’re a school that helps people with speech and physical impairments through education and technology. The stage had a big platform where children and their parents were, and we played in front of them. I’d run back to the kids and hold their hands and have them strum my guitar as we played, it was one of my favorite shows we played, it was about a greater good.

Q7: “Chinese Democracy” は素晴らしいレコードでした。リユニオンを果たした現在の GUNS N’ ROSES についてはどう思っていますか? また、あなたが在籍した時代の最高の思い出を教えてください。

【RON】: ガンズ時代、最高の思い出は2012年に “Bridge School Benefit” でアコースティックコンサートを行ったことだね。毎年カリフォルニアで開催される、非営利のチャリティーイベントなんだけど、全ての収入は Bridge School に渡るんだ。彼らはテクノロジーや教育を通して言語や身体に障害を持つ人たちを助ける学校なんだよ。
ステージには子供たちとその両親のためにプラットフォームが用意されていてね。僕たちは彼らの目の前でプレイしたんだよ。
僕は子供のころを思い返し、彼らの手を取って、ガンズがプレイしている時に僕のギターをかき鳴らさせてあげたんだ。本当に大好きなショウの一つだね。大義のためだったからかな(笑)

Q8: So, could you tell us about your solo works and another projects? Regarding solo works, you released amazing “Little Brother Is Watching” in 2015. You seems to like playing everything without drums in your own record. You know, there is a rumor that you’ll play Mike Portnoy…isn’t it?

【RON】: Thank you! There are music videos from the album “Little Brother Is Watching”. I’ve been playing solo shows in Asia, India, the Middle East, Europe, North and South America…for my own Bumblefoot albums, I want to give as much of myself as I can songwriting, playing the instruments, lyrics, singing, production, everything except drums.I’ve also done some recording and touring with Metal Allegiance (featuring members of Testament, Death Angel), with Platinum Rock All Stars (featuring members of Yes & Asia, Rascals, Vanilla Fudge & Cactus, Whitesnake & Dio),tour with De La Guitare with Robben Ford and Larry Carlton, jams with Joe Perry, Steve Morse, Jeff Watson, Paul Gilbert, Andy Timmons, Kiko Loureiro at music events, and guitar Gods tour with Yngwie Malmsteen. I’ve been working with U.S. Embassies to conduct music events around the world with local musicians, and fundraising events for charities. There’s a school in the UK for kids that focuses on band performance called Bumblefoot Rock Project (http://bumblefootrockproject.com/) and I teach a week-long music camp every year on the Greek island of Corfu called Corfu Rock School (http://www.corfurockschool.com/ ), that’s coming up in July.

Q8: ソロアルバムや他のプロジェクトの予定を教えていただけますか? 2015年にリリースした “Little Brother Is Watching” は素晴らしい作品でしたね。Mike Portnoy とプレイするという噂も出ていますが…?

【RON】: ありがとう!ソロアルバム “Little Brother Is Watching” のMVも見てほしいな。”Bumblefoot” のアルバムでは、ドラムス以外、作曲も、楽器も、歌詞も、歌も、プロダクションも、できる限り全て自分でやりたいんだ。
ずっとソロプロジェクトのショウを続けていたんだよ。アジア、インド、中東、ヨーロッパ、南米、北米と回っていたね。TESTAMENT や DEATH ANGEL のメンバーをフィーチャーした METAL ALLEGIANCE、YES, ASIA のメンバーをフィーチャーした Platinum Rock All Stars のレコーディングとツアーも行ったね。他にも、Robben Ford, Larry Carlton との De La Guitare ツアー、Joe Perry, Steve Morse, Jeff Watson, Paul Gilbert, Andy Timmons, Kiko Loureiro とのイベント、Yngwie Malmsteen との Guitar Gods ツアーもあったな。
US 大使館とも仕事をしていて、世界中で地元のミュージシャンとのイベントを企画したり、慈善団体の募金イベントも行ったよ。 UKには Bumblefoot Rock Project(http://bumblefootrockproject.com/ )というバンドのパフォーマンスに焦点を当てた子供たちのための学校があり、毎年1週間、ギリシャの島でコルフロック・スクールというミュージックキャンプも行っているね(http://www.corfurockschool.com/ )。それは7月にやるよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED RON’S LIFE !!

KISS “ALIVE”

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I heard this album when I was five years old, this is what immediately made me want to be a musician. By age six, I had a band, we would write songs, make home-made demos and merch and put on shows around the neighborhood. It all started when I heard this album.
5歳の時に初めて聴いたんだ。すぐにミュージシャンになりたいと思ったね。6歳になるまでには、僕はバンドを結成し、楽曲を書き、手作りのデモとマーチを作り、近所でショウをやっていたよ。全てはこのアルバムから始まったんだ。

THE BEATLES “MAGICAL MYSTERY TOUR”

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I love the Beatles, but it was the production of George Martin that really affected me. The cello lines, the orchestral arrangements, the production turned songs into masterpieces, and made me want to be a producer.
僕は THE BEATLES を愛しているよ。だけどそれは George Martin のプロダクションで、本当に影響を受けたね。チェロのライン、オーケストラのアレンジ、彼のプロダクションは楽曲を傑作に変え、僕をプロデューサーになりたいと思わせたんだ。

YES “GOING FOR THE ONE”

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only five songs, but some of the best arranging and composing I had ever heard. I remember hearing it for the first time, there was so much going on, I felt like I was at the circus, in a good way, it felt like someone suddenly flipped a switch that doubled the voltage to all my senses. It was overwhelming, in the best possible way.
5曲だけだけど、僕が聴いてきた中でもベストのアレンジとコンポジションの一つだね。最初にこのアルバムを聴いた時のことを覚えているよ。あまりに沢山のことが起こっていたから、まるでサーカスのようだと感じたね。誰かが突然、電圧を倍増させたスイッチを僕の全ての感覚に反転させたというか。とにかく最高の方法で圧倒されたね。

VAN HALEN “FAIR WARNING”

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I heard this album for the first time when I was twelve years old, it was the first time I heard Van Halen, I heard the intro to the song Mean Street. I never heard a guitar make that kind of sound. It changed the way I thought about guitar. I started getting experimental with technique, guitar building, songwriting…
12歳の時にこのアルバムを初めて聴いたんだけど、”Mean Street”のイントロ、それが VAN HALEN 初体験だったんだ。こんなサウンドのギターは聴いたことがなかったよ。ギターに関する考えを変えられたね。それからはテクニックやギター中心のソングライティングを実験するようになったんだ。

IRON MAIDEN “KILLERS”

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I was browsing a record store and pulled out the Killers album. The album cover got me curious. I went home and listened to it, and a half hour later I begged my parents to take me back to the record store so I could get Maiden’s first album. I was an instant Maiden fan. I’d paint Iron Maiden album covers on the backs of dungaree jackets as a kid, to earn money to buy music gear. I saved up enough to buy a 1983 Ibanez Roadstar guitar that I eventually turned into the “Swiss Cheese” guitar. This would be my main guitar, I toured the world with that guitar and recorded all of my albums with it for thirteen years.
お店で何となくレコードを見ていて、”Killers” を手に取ったんだ。奇妙なアートワークだと思ってね。家に帰って聴いてみたんだけど、30分後には両親にレコード店へもう一度連れて行ってと頼んでいたよ。そうして IRON MAIDEN のファーストアルバムも手に入れたんだ。まさにその瞬間、メイデンファンになったね。
子供用のダンガリージャケットの背中に自分でメイデンのアルバムカバーを描いたりしてね。メタル用の機材を買うためにお金を貯めたよ。1983年の Ibanez Roadstar をやっと買ったんだけど、実はそれが後に “スイスチーズ” ギターとなるんだよ。僕のメインギターで、あのギターで世界中をツアーし、14年間全てのレコーディングを行ったんだ。

MESSAGE FOR JAPAN

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Q: Finally, I read it in one interview, you said “It’s meaningless to practice 8 hours, practice 2 hours and enjoy life with the rest of time”, haha. Message for Japanese fans and young guitar players!
Q: 昔あるインタビューで、「1日に8時間も練習するなんて意味がないよ。2時間練習して残りの時間で人生を楽しもう。」というメッセージを読んだのですが、今はどうでしょう?改めて日本のファンにメッセージをお願いします!!

I still believe this. There’s a limit to how much you can physically improve your technique in a day. But there’s no limit to what you can experience, and the stories and emotions you’ll be able to share through your music. The best way to make interesting music is to live an interesting life. Live it to the fullest.

今でもその言葉を信じているよ。身体的なテクニックが1日に進歩する幅には限りがあるんだよ。だけど君が経験出来ること、音楽を通してシェア出来るストーリーやエモーションにリミットはないんだからね。興味深い音楽を作る最善の道は、興味深い人生を送ること。精一杯生きようね( 笑 )

RON “BUMBLEFOOT” THAL

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