NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VOIVOD : THE WAKE】JAPAN TOUR 2019 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DANIEL “CHEWY” MONGRAIN OF VOIVOD !!

“I Don’t Use My Guitar Before I Have An Idea Of What The Melody Could Be. Music Is Not Inside The Instrument, It Is In My Mind, In My Heart. “

DISC REVIEW “THE WAKE”

プログレッシブとスラッシュの狭間でSFのスリルを享受するケベックの神怪 VOIVOD。5年ぶりとなるフルアルバム “The Wake” の異形と暴威は、バンドの結成35周年を祝賀する来日公演で Voivodian を狂気の渦へと導誘します。
衝動の “Rrröööaaarrr” から、サイバーな中毒性極まる “Dimension Hatross”、そしてアートメタルの極地 “The Outer Limits” まで、逸脱者 VOIVOD の奇々怪界はメタルシーンにおいて畏怖と畏敬を一身に浴び続けて来ました。
スラッシー、時にパンキッシュなアップテンポの猛威とプログレッシブな展開を、サスペンスと不協和に満ちたジャズ由来のテンションコードで賛美する異端の婚姻。そしてその倒錯的なシグニチャーサウンドは、ギターの革命家 Piggy の逝去、豪放磊落なベースマン Blacky の脱退にも、些かも揺らぐことはありませんでした。
バンドにとって何より僥倖だったのは、テクニカルデスのカルトヒーロー MARTYR で雄名を馳せた Chewy こと Daniel Mongrain を迎えたことでしょう。
インタビューで、「僕は11歳の時から VOIVOD のファンで、それこそ狂ったように聴いて来たんだから、もう僕の音楽的な DNA の一部、最も大きな影響の一つだと言えるだろうね。」と語るように、”Target Earth” でバンドに加わって以降、Chewy はあの不協和音とテンションの魔術師 Piggy の遺伝子をしっかりと受け継ぎながら、さらに VOIVOD の意外性、多様性を逞しく拡大しているのです。
バンド史上最も “シネマティック” で “キャッチー” なコンセプトアルバム “The Wake” はその進化を如実に証明するマイルストーン。アートワークにもあるように、Voivodian の象徴、4体の Korgull が見下ろす先は死に行く星。作品に描かれた気候変動、大災害に起因する混乱とカオスは当然我々の住む地球の姿に重なります。
しかし同時に滅びを誘う巨大災害や外敵の来襲は、人類に新たな真理、宇宙において孤高でもなければ唯一種でもないという、ある種の “目覚め” をもたらすのです。
アルバムオープナー “Obsolete Beings” で早くもバンドは Voivodian の心に洗脳のメカニズムを植え付けます。パンキッシュにドライブするリズムセクション、不協和のパラノイア、刻々と変化を続ける万華鏡のテンポとリズム。誇らしげにトレードマークをはためかせながら、一方で Snake の紡ぐボーカルライン、Chewy の奏でるギタートーンはこれまでよりも格段に甘くメロウ。印象的な中間部のブレイクでは、アトモスフェリックな顔さえ覗かせます。
水面下から現れたエイリアンの襲来と、唯一残った人類の贖いを描いた “The End Of Dormancy” は、アンセミックにテクニカルにストーリーを体現する VOIVOD シネマの完成形なのかもしれませんね。
「お前は知りすぎてしまったんだ…。」厄災来たりて笛を吹く。クリムゾンとフロイドの不可解な共演。時に凶暴を、時に畏怖を、時に孤独を、時に勇壮を、時に不屈を伝える千変万化、Chewy のリフデザインは常にストーリーへと寄り添い、Snake は幾つものキャラクターを一人で演じ劇場の支配者として君臨します。
初期 MEGADETH を想起させるハイパーインテレクチュアルなスラッシュアタックと、神々しきオーケストレーションがせめぎ合い、そして底知れぬダイナミズムを奉ずる “Iconspiracy”、サイケデリックに浮遊するキャッチーな幻想宇宙 “Always Moving”。そうしてアルバムは12分のエピック “Sonic Mycelium” で幕を閉じます。
「”The Wake” では全てが “チームスピリット” の下に制作されたんだ。」 その言葉は真実です。張り巡らされたディソナンスとテンションの菌糸をぬって、重層のコーラスさえ従えた煌めきのメロディーは新生 VOIVOD の野心を再び主張し、ポストロックの多幸感さえ仄めかせながらストリングスの絨毯へとあまりにコレクティブなプログレッシブの息吹を着地させるのです。
今回弊誌では、Chewy さんにインタビューを行うことが出来ました。「ソロをプレイする時は、吹き込むパートを何度も何度も聴き込むんだ。そうするとメロディーが頭の中で鳴り始めるんだよ。そうして僕はギターを手に取り、そのメロディーを紡ぐんだ。僕はメロディーが降りてくるまでギターを触りすらしないからね。音楽は楽器の中にあるんじゃない、僕の心、ハートの中にあるんだよ。」二度目の登場。天国の Piggy もきっと満面の笑みでこの作品を賞賛するでしょう。
余談ですが、ブックレットには Away がそれぞれの楽曲をイメージして綴ったアートの数々が描かれています。どうぞ!!

VOIVOD “THE WAKE” : 10/10

INTERVIEW WITH DANIEL “CHEWY” MONGRAIN

Q1: Chewy さん、お久しぶりです。前回のインタビューから3年ほど経ちましたが、日本語の勉強は捗っていますか?(笑)

【CHEWY】: こんにちSinさん!えっと、少しだけ、とてもいそがしかったからもういちど日本語を勉強する始めました。漢字と会話連取した。多分来年日本に来るときぼくの日本語はちょっと良くになります。下手日本語ごめんね。(原文ママ)

Q2: So, your Japan Tour 2019 is just announced! It will be first time for five years. How do you feel now? Where do you want to go and see in Japan?

【CHEWY】: We are very excited to play in Japan again! And it will be the first time for Rocky (Bass) so he is very thrilled too. I believe we play near Shibuya so we will be in the center this time, we can’t wait to meet with our Japanese Fan again! It’s been too long! We would like to have time to visit and also play many more places! big Cities but also the deeper Japan, Fishermens, Farmers, Craftmen, temples, enjoying some local festivals… I’ve personnally visited Hiroshima, Sakai, Kobe, Kyoto,Wakayama City, Osaka, Tokyo but I would love to go up north in Hokkaido and also Okinawa in the south. Japan is sooo rich, every places got its speciality food and culture, and different accents, I would love to go visit the Ainu community too. Japanese culture is a very rich culture to discover, it takes time to be able to appreciate and understand deeply. I had very good conversations with many people, especially in smaller towns.I can’t wait so I will go in Japan 3 weeks before the show in Tokyo! I will be around Osaka and Wakayama from December 28th.I will celebrate the new year in Japan for the second time in my life!

Q2: VOIVOD 初の単独来日公演 “THE WAKE JAPAN TOUR 2019: 35th ANNIVERSARY” が発表されましたね?
5年振りの来日となりますが、日本で行きたい場所の目星などはつけていますか?

【CHEWY】: まず、また日本でプレイ出来ることに僕たちはとても興奮しているんだ!それに、ベーシストの Rocky にとっては初の日本ツアーになるから、彼はとても楽しみにしているよ。
確か、渋谷近辺 (TSUTAYA O-WEST) でプレイするんだったよね。だから今回はより東京の中心地でやれる訳さ。また日本のファンに会うのが待ちきれないよ!随分久しぶりだからね!
出来れば、もっともっと多くの場所を訪れ、プレイする時間があれば良いんだけどね!大都市もそうだけど、もっと日本のディープな場所もね。漁師さん、職人さん、農家の人たち、それに寺社仏閣。地方のお祭りなんかも体験してみたいな。
個人的にはこれまで、広島、堺、神戸、京都、和歌山、大阪、東京を訪れたことがあるんだよ。だけど、出来れば本当に北は北海道から南は沖縄まで、縦断してみたいくらいなんだ。
日本はとっても豊かな国だよね。どの地域にも独自の文化や食事、それに異なる方言があってね。アイヌのコミュニティーも訪ねてみたいなあ。とにかく、とても豊潤な文化だから、深く味わい理解するのに時間が必要なんだよね。
僕は特に小さな町で、沢山の人たちととても楽しい話をしたよ。本当に待ち切れなさすぎるから、東京でのライブの三週間前には日本に行くよ!12/28から大阪や和歌山周辺にいるよ。人生で二度目になるけど、新年を日本で過ごすんだ。

Q3: The tour supports your newest, incredible record “The Wake”. It’s your first full-length with the current lineup. Blacky left. So, compared with “Target Earth”, It seems you become main composer, right?

【CHEWY】: I was used to have that spot because I started my career as a composer in my first band (Martyr). With Voivod, from the first song I wrote on Target Earth, I knew it would be a collective creative process. At the time on Target Earth, I would have to create landscape on plain bass lines or come up with the bass/guitar arragment myself. Then we would improvise around the ideas and create a song together as a band.
For “The Wake”, Everything was done in a team spirit. A Lots of Ideas came from guitar Ideas as a starting point, but some of the song sections also came from a vocal melody or a drum beat or a bass line. We improvised around the ideas until it felt like the right groove, the right intensity. We would record our jams and I went home and re-record the ideas in my studio and re-arranged them, working on parts and details, Rocky would sometimes show up so we could work on his parts together. Then we would go back to the jam space and confirm the work that was done in my studio.Then Snake would sing some melodies on it transforming it into a Voivod song! There was no ego in the way. We all inspired each other, we made each other shine musically and emotionally. so…I may be the guy who kind of help putting eveything together and work the very fine details, parts, harmonies, but the core of the music is the four of us creating this universe out of thin air. It was an amazing experience to write ‘The Wake’. It was beautiful to achieve that together, with respect and joy and the feeling of accomplishment. The feeling we did our very best on every notes we wrote, played or sang.

Q3: 日本でのライブは最新作 “The Wake” をサポートするものとなりますね!
現在のメンバーで制作した初のフルアルバムで、そして Blacky がバンドを離脱したことに伴い、あなたが完全にメインコンポーザーの役割を担っていますよね?

【CHEWY】: コンポーザーという意味では、僕は元々そのスポットにいたんだよ。というのも、最初のバンド MARTYR ではコンポーザーとしてキャリアを始めたんだからね。
VOIVOD では、僕の書いた楽曲が初めて収録されたのが “Target Earth” だったね。だけど、もっとコレクティブなライティングプロセスになるべきだと分かっていたよ。なぜなら、”Target Earth” の時は、簡潔なベースラインやベースとギターのアレンジメントも僕が考えて、クリエイティブな景色をある程度提示していたんだからね。そこからバンドとして、アイデアを膨らませて楽曲を構築していったんだ。
対して “The Wake” では全てが “チームスピリット” の下に制作されたんだ。確かに、多くのアイデアが僕のギターを出発点としているんだけど、楽曲の中にはボーカルメロディー、ドラムビート、ベースラインから発想を得たセクションも存在するんだ。そうして僕たちは、正しいグルーヴ、正しいインテンスだと感じられるまで楽曲を膨らませていったんだよ。
そうしてレコーディングしたジャムを、僕が家に持って帰って、自分のスタジオでそのアイデアをリアレンジし、パート毎の詳細を詰めて仕上げていったんだ。
Rocky は時々僕のスタジオに顔を出したから、彼のパートは一緒に詰めていくことが出来たね。その後、僕たちは再びジャムスペースに集まって、僕のスタジオでの仕事を確認していったのさ。そうして遂に Snake がメロディーをいくつか吹き込むと、僕たちの仕事はまさしく VOIVOD の楽曲へとその姿を変えていったんだ!
そこにエゴは一切なかったね。僕たちは全員が互いにインスパイアされ、音楽的にも感情的にも互いに輝かせあったんだ。だから…何というか、僕は全てのまとめ役といった感じだったね。後はパートごとの詳細、各パート、ハーモニーなんかを煮詰める役だね。だけど、音楽のコアの部分は僕たち4人が無から生み出していったんだ。
だから、”The Wake” を書くのは素晴らしい体験だったね。全員で一緒に成し遂げた美しい作品なんだ。敬意と歓喜、そして達成感。僕たちがベストを尽くしたそういった感情は、全ての音、演奏、歌唱に織り込まれているよ。

Q4: Actually, Guitar player and Bass player have changed, but Voivod’s core sound never changes. When you are composing Voivod’s record, do you consciously think about keeping band’s tradition and signature sound?

【CHEWY】: The only time I thought about it was when I started writing the first riffs during the “Target Earth” writing process…then I stopped because thinking was in my way of my creativity. I needed to “not think” and leave space to my spontaneity.
I’ve been a Voivod Fan since I was 11 years old, I’ve listened to Voivod like crazy, It is part of my musical DNA , it is one of my biggest influence musically, so I don’t overthink, I just write what comes to my mind and bring it to the jam space. So far, Never once Snake or Away told me…”oh this is not very Voivod sounding” or anything like that, they always welcome my ideas, and if the Idea is strong , it will survive by itself, If we can make it shine, It will become a song. If not, it will vanish by itself. I know how Voivod “should” sound like in my own “interior fan”. I don’t have to force anything but just let go and be myself.

Q4: 音楽のコアと仰いましたが、ギタープレイヤー、ベースプレイヤーが変わったにも関わらず、VOIVOD サウンドのコアは変わっていませんよね?
あなたがこのバンドで作曲を行う時は、やはり伝統やシグニチャーサウンドを意識されているのでしょうか?

【CHEWY】: それを意識したのは、”Target Earth” の最初のリフを書き始めた瞬間だけだったね。それからは…意識するのをやめたんだ。そうやって考えすぎることは、僕のクリエイティビティーを妨げることに繋がるからね。僕に必要だったのは、”考えない” で、自分の自由な発想に任せることだったのさ。
というのも、僕は11歳の時から VOIVOD のファンで、それこそ狂ったように聴いて来たんだから、もう僕の音楽的な DNA の一部、最も大きな影響の一つだと言えるだろうね。だからこそ、考え過ぎないで、心に浮かんで来た楽曲をジャムスペースへと持ち込むことにしたんだよ。
今のところ、Snake や Away が 「うーん、これは最高に VOIVOD らしいサウンドとは言えないな。」 みたいなことを僕に言ったことは一度もないんだよ。彼らはいつも僕のアイデアを歓迎してくれているんだ。
それに、もし僕のアイデアが強力なら、ひとりでに生き残るはずだよ。そうしてバンドとしてそのアイデアを輝かせるこもが出来たら、楽曲として完成するんだよ。もし僕のアイデアが強力じゃなければ、ひとりでに消えて行くだけさ。
つまり、僕の中の “ファン” としての部分が、VOIVOD サウンドかくあるべしというのを身をもって知っている訳さ。だからこそ、無理をすることなく、ただ自分らしくやれる訳だよ。

Q5: I feel this is the most cinematic, atmospheric, progressive, even melodic record you have made with Voivod. Actually, how have you evolved since “Target Earth” or “Post Society”?

【CHEWY】: Thanx! well, It’s hard to tell, I don’t think it was a very conscious thing, we wanted to do a concept album for sure but we didn’t know where to start, so we started with the music, and the lyrics came after. Snake writes the lyrics once the music is completed because the music inspire him the subject of the songs.The atmosphere or progression is giving him the sparkle to start writing and he got his own vision of the meaning of the music. I think We have evolved as of how we work together. Everybody knows their role better and we trust each other in our respective roles, we developed a good writing method on “Post Society” as well as the technical aspect, demos, studio…Recording in the same studio (where we did Post society) with Francis Perron at Radicart Studio helped a lot, he is a big Voivod fan and an old friend or Rocky and Me. and he gave all the energy he had for this album to be at its best! It went all like a well oiled machine. I think the creativity had more space for all of us and that we could really care about the songs in the best way possible.Feeding each other to make every parts and ideas at its best..

Q5: “The Wake” はあなたが VOIVOD として制作した作品の中で、最もシネマティック、プログレッシブ、アトモスフェリック、さらにメロディックとも言える素晴らしい作品だと感じました。
ご自身では、”Target Earth”, “Post Society” と比較してどのような進化を遂げたと感じていますか?

【CHEWY】: ありがとう!意識してそうした訳ではないから、言葉にするのはなかなか難しいんだけど、とにかく僕たちは必ずコンセプトアルバムを作りたいと思っていながら、どこから手をつけて良いのか分からなかったんだ。だからまず音楽から始めて、後から歌詞を加えることにしたんだ。
Snake は音楽が完成した後歌詞を書いたんだけど、それは音楽自体が彼を感化して楽曲の主題をイメージすることが出来たからなんだ。音楽の持つアトモスフィアや展開が閃きを与えて、彼は自身の世界観をそこに見つけることができた訳さ。
進化という意味では、共作のやり方がそれを如実に表していると思う。全員がその役割をより理解し、お互いが敬意を持って各自の役割を信頼していたね。
“Post Society” の時点では良好な作曲の方法論を確立出来たと思う。テクニカルな側面、デモ、スタジオ…だから今回も同じスタジオでレコーディングを行ったのさ。Radicart Studio の Francis Perron も大きな助けとなったね。彼は VOIVOD の大ファンで、Rockey と僕の古くからの友人なんだよ。彼は持てる全てのエナジーをこの作品へと注いでくれたんだ。最高のレコードになるようにね!
まるでオイルが充分に注がれた機械のように滑らかに進んだよ。僕たちにとって創造性はより広がっていたね。だから本当に楽曲が最良の形となるようケアすることが出来たのさ。互いにパートやアイデアに関して意見を交換しながらね。

Q6: Actually, you have incredible technique, But you look really team player. I feel you always care your songs first, and there is no ego to be “Guitar Hero”, right? As a lead player, technically, musically, what was new challenge for you?

【CHEWY】: I approached all the solos as a story, as a complement to the song, as a very personal way to express myself in the context of each song.I always try to use elements that are already in the song in my solos, to make a connection.Sometimes it is melodic sometimes it is more rhythmic. And I try to approach every solo differently, develop a different story each time. I don’t think about fingers, frets or technique, I listen to the part I have to solo over many times…and start to have melodies in my head…then when the melody is there…I pick-up the guitar and play it. I’m not noodling around much, I don’t use my guitar before I have an idea of what the melody could be. Music is not inside the instrument, it is in my mind, in my heart. If what I hear as a melody or texture requires a specific technique to make it sound at its best, then I work on the part and find the right technique to play it and make it sound the more similar possible that what was in my head.That is when technique becomes an important tool! so I let the Music dictate me what techniques I need to actually interpret it.Not the other way around.
As for Guitar hero, I have personal guitar heroes or musician heroes, I met some of them and felt pretty nervous when meeting them.But It’s because I respect and love what they do or did musically soo much that meeting them made me feel very nervous, I don’t feel like it is worshiping someone but just appreciate their art. I surely appreciate when people tell me they like my playing or my ideas, my solos, my compositions, of course it is very welcome to have positive feedback! I wish my “voice” is heard like any artist. I’m very grateful for that recognition.

Q6: あなたを見ていると、ギタリストにありがちなギターヒーロー的エゴを感じることがありません。楽曲へ全てを注いでいると言いますか。
そんなあなたが今回、リードプレイヤーとして新たに挑んだことはありましたか?

【CHEWY】: 僕は全てのソロを一つの物語としてアプローチしたんだよ。楽曲を補足するもの、そして楽曲のコンテクストの中で自分自身を表現するとてもパーソナルなものとしてね。
僕はいつも、すでに楽曲の中にあるエレメントをソロに活用しようとしているんだ。時にはメロディーの視点から、時にはリズムの視点から。繋がりを生み出すためにね。同時に全てのソロに異なるアプローチでも臨んでいるんだ。毎回異なるストーリーを組み立てるんだよ。
ソロをプレイする時は、フィンガリング、フレットポジション、テクニックについては考えないようにしているよ。ただソロを吹き込むパートを何度も何度も聴き込むんだ。そうするとメロディーが頭の中で鳴り始めるんだよ。そうして僕はギターを手に取り、そのメロディーを紡ぐんだ。
正直僕は指慣らしもあまりしないし、メロディーが降りてくるまでギターを触りすらしないからね。音楽は楽器の中にあるんじゃない、僕の心、ハートの中にあるんだよ。
もし僕に降りて来たメロディーやテクスチャーが、サウンドをより良くするために特定のテクニックを要したなら、初めてそこで練習し、適切なテクニックを選択して頭の中で鳴っているメロディーに出来るだけ近づけていくんだよ。その瞬間、やっとテクニックは重要なツールと化すんだ。つまり、音楽が僕に必要なテクニックを指示するんだ。その逆ではないんだよ。
ギターヒーローに関してだけど、僕にも当然ギターヒーローや敬愛するミュージシャンは存在するよ。彼らの中の何人かは実際に会うことが出来たんだけど、その時はとてもナーバスになったものさ。それはひとえに、僕が彼らの音楽を非常に愛しているからこそなんだけどね。だから誰かを盲目的に崇拝するというよりも、彼らのアートを賞賛するという姿勢な訳だよ。
勿論僕も、ファンが僕のプレイ、アイデア、ソロ、コンポジションなんかを好きだと伝えてくれるのは嬉しいよ。ポジティブなフィードバックはいつでも大歓迎さ!僕の “声” がアーティストとして認識されることを望むよ。

Q7: As always, I really love Away’s impressive artwork. Lot’s of Japanese fans interested in not only his drumming, but also his artistic gift. Does he draw lot’s of paints like daily basis?

【CHEWY】: Away is amazing, he got a very unique talent, his art as well as his drumming are so unique, you can recognize his style right away. It is one of the greatest quality in an artist! On tour he pretty much draw everyday, getting inpired by the cities we are in. architecture, people, things he sees or feel during the day. It’s amazing to look as he draw backstage or in the bus.
He often laughs when we look at it in complete awe, he laughs at his drawings in a fun way. I guess he is thinking “what the hell did I just draw?” hahaha! but only him knows!

Q7: Away のアートワークはいつものようにとても印象的ですね? 彼は日頃からそうやって多くのアートを描いているのでしょうか?

【CHEWY】: Away は素晴らしいよ。とてもユニークな才能を持っているよね。アートもドラミングと同じようにとてもユニークだよ。すぐに彼の絵、ドラムスだって分かるでしょ?それってアーティストにとって最も重要なことの一つなんだよ!
ツアーでも彼は毎日のように絵を描いているんだ。僕たちが訪れる場所、建築物、人びと、そうやって彼が日毎目にするものにインスパイアされてね。バックステージやツアーバスで彼の創作を眺めることが出来るんだから最高だよ。
僕たちが畏敬の念を持って完成した作品を眺めていると、彼はしばしば笑うんだ。とても楽しそうに絵を見ながらね。たぶんね、彼は「俺はいったい何を描いたんだ?」って思っているはずさ。(笑) まあ彼のみぞ知るさ!

Q8: Voivodian loves concept record. As artwork shows, “The Wake” seems to be about monstrous disaster, do you agree that?

【CHEWY】: yes I felt the same when I saw it, I was totally impressed by the emotions captured in it. 4 Voivod character looking at a dying planet, and the warm color which reminded me of climate change and chaos… desolation is the key word for me when I interpret it.

Q8: そのアートワークは、まさしく Voivodian が愛するコンセプトアルバムを素晴らしく象徴していますね?大災害がテーマだそうですが?

【CHEWY】: うん、僕もアートワークを見て同じ感じ、作品に取り込まれたエモーションに完全に感銘を受けたんだ。
4人の Voivod キャラクターが死に行く星を眺めているね。そして気候変動と混乱を思い起こさせる暖色の背景…僕がそれを解釈する時は、荒廃がまさにキーワードとなったね。

CHEWY’S RECENT FIVE FAVORITE ALBUMS

CARDIACS “THE SEASIDE”

DAVID BOWIE “BLACK STAR”

THE POLICE “OUTLANDOS D’AMOUR”

ALLAN HOLDSWORTH “THE SIXTEEN MEN OF TAIN”

KANSAS “THE POINT OF NO RETURN”

MESSAGE FOR JAPAN

We are very happy to go back in Japan in 2019 to meet our loyal fans and play for you on January 18 in Shibuya! もうすぐ会いましょう!どうもありがとうございます!

バンド全員が来年、1/18に日本に戻り、渋谷で忠実なファンのみんなに会ってプレイ出来るのがとても楽しみなんだ!もうすぐ会いましょう!どうもありがとうございます!

DANIEL “忠威” MONGRAIN

THE WAKE JAPAN TOUR 2019: 35th ANNIVERSARY MARQUEE特設ページ
2019年1月18日(金) 東京: TSUTAYA O-WEST
OPEN: 18:00 / START: 19:00
前売: 8,000円(税込 / スタンディング / ドリンク代別途)
VOIVOD Facebook Page
VOIVOD Official Site
CENTURY MEDIA RECORDS Facebook Page
CENTURY MEDIA RECORDS Official Site
ボーナスCD付き 日本盤のご購入はこちら。AVALON ON LINE
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