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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE CHRONICLES OF THE FATHER ROBIN : THE SONGS & TALES OF AIROEA】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ANDREAS WETTERGREEN OF THE CHRONICLES OF FATHER ROBIN !!

“We Think It’s Sad If Someone Wants To Live And Express Themselves Only Through «New Formulas» And Dogmatic Only Seek To Do Something That No One Has Done Before. Then You Forget History And The Evolution Of Things, Which In Our Opinion Is At The Core Of Human Existence.”

DISC REVIEW “THE SONGS & TALES OF AIROEA – BOOK Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ

「最初は若いワインのように最初は有望で実り豊かなバンドだったけど、やがて複雑さを増し、私たち集団の心の奥底にある濁った深みで数年間熟成され、エレジオンの森のオーク樽で熟成されたとき、ついにそのポテンシャルを完全に発揮することになったのさ」
アルバムの制作に長い時間をかけるバンドは少なくありませんが、それでも30年を超える月日を作品に費やすアーティストはほとんど前代未聞でしょう。ノルウェー・プログの粋を集めた THE CHRONICLES OF FATHER ROBIN は、ロビン神父の数奇なる物語に自分たちの人生や経験を重ね合わせ、四半世紀以上かけてついに壮大な3部作を完成させました。
「90年代に親が着ていた70年代の古着に身を包み、髪を伸ばし、1967年から1977年の音楽ばかりを聴いていたんだ。当時のポップ・ミュージックやポップ・カルチャー・シーンにはとても否定的で、RUSH や YES, そして DOORS の音楽は、例えば RED HOT CHILLI PEPPERS や RAGE AGAINST THE MACHINE, NEW KIDS ON THE BLOCK など他のバンドが聴いている音楽よりもずっと聴き応えがあると、パーティーで長い間議論していたほどでね。私たちは、自分たちが他人よりより高い位置にいると確信し、できるだけ多くの “失われた魂” を救おうとしていたんだ。だけどそれからしばらくして、私たちは他人がどう思うかとか、彼らが何に夢中になっているかということに疲れ、ただ自分たちの興味と、ミュージシャンとして、バンドとしての成長にエネルギーを集中させていくことにした」
70年代が終焉を告げて以来、プログレッシブ・ロックはつねに大衆から切り離された場所にありました。だからこそ、プログの世界に立ち入りし者たちはある種の特権意識に目覚め、あまつさえ大衆の啓蒙を望む者まで存在します。90年代のカルチャーに馴染めなかった TCOFR のメンバーたちも当初はカウンター・カルチャーとしてのプログに惹かれていましたが、しかしワインのように熟成され、長い年月を重ねるにつれて、ただ自分たちが夢中になれる音楽を創造する “道” へと進んでいきました。
3部作のコンセプト最初の芽は、民話、神話、幻想文学、サイケデリア、冒険的な音楽に共通の興味を持つ10代の仲間から生まれ、最新の発見を紹介し合ううち、徐々にノルウェーの仲間たちは独自の糸を紡ぎ、パッチワークやレンガのように新たな色彩や経験を積み重ねるようになりました。それは30年もの長きにわたる壮大なブレイン・ストーミング。
「確かに、私たちはプログ・ロックの穴を深く這いずり回ってきたけど、クラシック・ロック、フォーク・ロック、サイケ、ジャズ、クラシック音楽、エスニック、ボサノヴァ、アンビエント・エレクトロニック・ミュージックなどを聴くのをやめたことはない。たとえ自分たちが地球上で最後の人間になったとしても、こうした音楽を演奏するだろう。私たちは、お金や “大衆” からの評価のために音楽をやったことはない。もちろん、レコードをリリースして夢を実現できるだけのお金を稼ぎたいとは思っているけど、どんなジャンルに属するものであれ、音楽を通じて自分たちの考えや感情を顕在化させることが最も重要であり、これからもそうあり続けるだろう。そしてそれこそが、極めてプログレッシブなことだと私たちは考えているんだ」
WOBBLER, WHITE WILLOW, Tusmørke, Jordsjø, IN LINGUA MORTUA, SAMUEL JACKSON 5など、ノルウェーの実験的でプログレッシブなバンドのアーティストが一堂に会した TCOFR は、しかしプログレッシブ・ロックの真髄をその複雑さや華麗なファンタジーではなく、個性や感情を顕在化させることだと言い切ります。
とはいえ、プログの歴史が積み重ねたステレオタイプやクリシェを否定しているわけではありません。学問もアートもすべては積み重ねから生まれるもの。彼らは先人たちが残したプログの書を読み漁り、学び、身につけてそこからさらに自分たちの “クロニクル” を書き加えようとしているのです。
表現力豊かな和声のカデンツ、絶え間なく変化するキーボードの華やかさ、ジャンキーなテンポ、蛇行するギター・セクションの間で、TCOFR の音楽は常に注意力を翻弄し、ドーパミンの過剰分泌を促します。ここにある TCOFR の狂気はまちがいなく、ノルウェーにおける温故知新のプログ・ルネサンスの成果であり、大衆やトレンドから遠すぎる場所にあるがゆえに、大衆やトレンドを巻き込むことを期待させるアートの要塞であり蔵から発掘された奇跡の古酒なのです。
今回弊誌では、WOBBLER でも活躍する Andreas Wettergreen にインタビューを行うことができました。「芸術の発展は、決して1969年の “In The Court of the Crimson King” やバッハのミサ曲ロ短調から始まったわけではない。芸術と芸術を通した人間の表現力は非常に長い間続いており、それは何世紀にもわたって展開し続けている。イタリアの作曲家カルロス・ゲスアルドは、16世紀に複雑で半音階的な難解な合唱作品を作ったが、一方で今日作られるもっとシンプルな合唱作品も美しく興味深いものである。両者は共存し、決して競い合うものではない。
心に響くなら、それはとても良いスタートだ。それが知性も捉えるものであれば、なおさらだ。音楽と芸術はシステムの問題ではなく、感情と気持ちの問題なんだよ。最も重要なことは、良い音楽に限界はないということだ」 ANEKDOTEN, ANGLAGARD に追いつけ、追い越せ。どうぞ!!

THE CHRONICLES OF FATHER ROBIN “THE SONGS AND TALES OF AIROEA” : 10/10

INTERVIEW WITH ANDREAS WETTERGREEN

Q1: Amazingly, The Chronicles of Father Robin was formed in 1993, right? Are you saying that this project has aged over the past 30 years, as if it were a vintage wine?

【ANDREAS】: – It has indeed! When we started out we were teenagers filled to the brim with dreams, hopes and sky high ambitions. Compared to our more «normal» classmates we were in a way considered to be freaks and weirdos. We dressed up in our parents old clothes from the 70’s, grew our hair and listened almost exclusively to music from 1967-1977. We were very much in opposition to the pop music/pop culture scene of the day, (apart from skateboarding and roleplaying games…), and we had long discussions on parties were we argued that the music of Rush, Yes and even The Doors was a much more rewarding listening experience than for instance Red Hot Chilipeppers, Rage Against the Machine, NKOTB or what other bands people was listening to. We were convinced that we held the higher ground and tried to salvage as many «lost souls» as possible. After a while we tired of the whole thing of what other people might think or what they were into, and we just concentrated our energy on our own interests and development as musicians and as a band.
As we made more and more songs, the concept and the story chiseled itself out and we understood that the songs were all connected within a greater idea. We developed a creative principle that was as follows; Many of the things that happened to us in «real life» translated to what happened to Father Robin in the story, and the members of the band combined was the character Father Robin. Over the years this has resulted in a story where TCOFR as a collective have contributed greatly. So we’ve had a lot of conversations and discussions to see where different things would fit in… This is probably some of the explanation to why it took us 30 years to complete it all, and why the concept is so comprehensive and solid as a whole.
So, like a young wine TCOFR was promising and fruitful at first, then it developed its complexity and when it had been matured for several years in the murky depths of our collective mind, on oak casks from Eleision Forest, it finally reached its full potential.

Q1: 驚いたことに、The Chronicles of Father Robin は1993年に結成されたんですよね?まるでヴィンテージ・ワインのように、このプロジェクトはこの30年間で熟成され、ついに音源がリリースされたということですか?

【ANDREAS】: その通りだよ!結成当時、私たちは夢と希望と高い野心に満ち溢れたティーン・エイジャーだった。普通の同級生と比べると、私たちはある意味、かわっていて変人だと思われていたね。90年代に親が着ていた70年代の古着に身を包み、髪を伸ばし、1967年から1977年の音楽ばかりを聴いていたんだ。当時のポップ・ミュージックやポップ・カルチャー・シーンには(スケートボードやロールプレイング・ゲームは別として…)とても否定的で、RUSH や YES, そして DOORS の音楽は、例えば RED HOT CHILLI PEPPERS や RAGE AGAINST THE MACHINE, NEW KIDS ON THE BLOCK など他のバンドが聴いている音楽よりもずっと聴き応えがあると、パーティーで長い間議論していたほどでね。
私たちは、自分たちが他人よりより高い位置にいると確信し、できるだけ多くの “失われた魂” を救おうとしていたんだ。だけどそれからしばらくして、私たちは他人がどう思うかとか、彼らが何に夢中になっているかということに疲れ、ただ自分たちの興味と、ミュージシャンとして、バンドとしての成長にエネルギーを集中させていくことにした。
すると曲を作っていくうちに、コンセプトやストーリーが見えてきて、曲はすべて大きなアイデアの中でつながっていることがわかったんだ。”現実の生活” で私たちに起こったことの多くが、物語の中でロビン神父に起こったことに置き換わり、バンドのメンバーがロビン神父というキャラクターと同化していった。そうして何年にもわたって、TCOFR という集団が大きく貢献した物語が完成したんだ。様々なものがどこに収まるのか、多くの会話や議論を重ねてきたよ…これが、なぜ私たちがすべてを完成させるのに30年もかかったのか、そしてなぜ全体としてこれほど包括的で強固なコンセプトになっているのかの説明の一部となるだろうね。
つまり、TCOFR は若いワインのように最初は有望で実り豊かなバンドだったけど、やがて複雑さを増し、私たち集団の心の奥底にある濁った深みで数年間熟成され、エレジオンの森のオーク樽で熟成されたとき、ついにそのポテンシャルを完全に発揮することになったのさ。

Q2: TCOFR is made up of members such as Wobbler, Tusmørke, Samuel Jackson 5, White Willow, Jordsjø, and others who represent the experimental Norwegian music scene, not only in prog but also in post rock and folk. How did they join?

【ANDREAS】: Thomas Kaldhol comes from Samuel Jackson 5 which is a post rock band, but he is first and foremost a long time friend. He’s been a member since 2008, so it’s his 16 years anniversary this year! Thomas came on board just before our second trip to the recording studio in Jæren on the west coast of Norway, where we recorded the trilogy, «The Songs & Tales of Airoea – Book I-III».
Kristoffer Momrak is a founding member of Tusmørke and is another longstanding friend with whom Andreas played with in the «protoprog» band Les Fleurs du Mal. They also went to the same children’s school and did in fact play their first concert ever together at christian youth club in 1987. They played «Paranoid» by Black Sabbath. Kristoffer now also plays a lot with his solo project, Alwanzatar, which is an ambient electronic act with flute, vocals and lots of analog synths.
Aleksandra Morozova joined in 2018 and she is a folk singer from St. Petersburg who now lives in Norway. She is a very active musician playing in lots of different bands across the music spectrum, including the Oslo Philharmonic Choir.
Martin NorDrum Kneppen has played in Wobbler since the bands conception in 1999, and he has also been a member of Tusmørke for many years as well as many other bands on the Oslo scene of alternative music. When Andreas joined Wobbler in 2009 they became good friends and they’ve done a lot together in the last ten years. So it was only natural that Martin took over the drumsticks from original drummer, Henrik Harmer, when he had to step down because of illness.
Håkon Oftung of the brilliant progfolk band Jordsjø became the last piece of the puzzle in 2020. He’s a multiinstrumentalist best known for his guitar work in Jordsjø, but he has also played keyboards in Tusmørke and the occasional flute with Wobbler.
Lars Fredrik Frøislie of Wobbler, White Willow and In Lingua Mortua has also contributed on the studio albums, but has not yet been a part of the live version of the band.

Q2: TCOFR は、Wobbler、Tusmørke、Samuel Jackson 5、White Willow、Jordsjø など、プログだけでなくポストロックやフォークなど、実験的なノルウェーの音楽シーンを代表するメンバーで構成されていますね?

【ANDREAS】: Thomas Kaldhol はポストロック・バンド SAMUEL JACKSON 5 出身だけど、何よりもまず長年の友人だ。彼は2008年からのメンバーだから、今年で16周年になるね!Thomas は、ノルウェー西海岸のイェーレンにあるレコーディング・スタジオで3部作 “The Songs & Tales of Airoea – Book I-III” をレコーディングする中で、2度目の旅の直前に加入したんだ。
Kristoffer Momrak は Tusmørke の創立メンバーであり、Andreas が “プロト・プログ” バンドLes Fleurs du Mal で一緒に演奏していたもう一人の長年の友人でもある。同じ小学校に通い、1987年にクリスチャン・ユース・クラブで初めて一緒にコンサートを開いた仲だよ。BLACK SABBATH の “Paranoid” を演奏したんだ。Kristopher は現在、フルート、ヴォーカル、アナログ・シンセを多用したアンビエント・エレクトロニック・アクトであるソロ・プロジェクト Alwanzatar でも演奏している。
2018年に加入した Aleksandra Morozova は、サンクトペテルブルク出身で現在はノルウェー在住のフォークシンガーだ。彼女はオスロ・フィルハーモニック合唱団をはじめ、音楽全般にわたって様々なバンドで演奏する非常にアクティブなミュージシャンでもある。
Martin NorDrum Kneppen は、1999年のバンド結成以来、WOBBLER で演奏していて、またTusmørke のメンバーとしても長年活動している。2009年に Andreas が WOBBLER に加入したとき、2人は良い友人となり、この10年間で多くのことを一緒にやってきた。だから、オリジナル・ドラマーの Henrik Hammer が病気のため脱退することになったとき、Martin がドラムスティックを引き継いだのは当然のことだった。
そして2020年、素晴らしいプログ・フォーク・バンド、Jordsjø の Håkon Oftung が最後のピースとなった。彼は Jordsjø でのギター・ワークで最もよく知られるマルチ・インストゥルメンタリストだが、Tusmørke ではキーボードを、WOBBLER では時折フルートを演奏している。
WOBBLER, WHITE WILLOW, IN LINGUA MORTUA の Lars Fredrik Frøislie もスタジオ・アルバムに参加しているが、ライブ・バージョンにはまだ参加していないね。

Q3: So the story of Father Robin was almost a blueprint 30 years ago? Does it also reflect your lives over the past 30 years?

【ANDREAS】: – The story of Father Robin is one that has been writing itself for over 30 years. And it still is. From the start where Father Robin is washed upon the shores of the Eleision Forest, to his disillusioned wanderings in the Twilight Fields, his sanctuary in the cloud meadows, the meeting of the Elders in the underwater city of Oriasaleah or the visit to the palace of the Empress of the Sun – he has always been on the move forward further into his life experience.
This concept has really developed itself according to the quote «the path is the goal» or the japanese suffix «dō». Being a part of TCOFR has become a sort of practice, in which every member contributes to the greater whole.
During the last 30 years our lives has changed a lot compared to when we were teenagers. Parents have died, our children born and the everyday life as a grown up is an integrated part of our existence. But even if it is so, our next album will not be about paying bills or keeping up with the «society machine». The issues and thematics that we try to mirror into the concept are more of a psychological character, more about changes within the self and the soul.
Also, we don’t know when it will end, maybe we will do this for the rest of our lives? As long as we have inspiration that guides us and stories that we’d like to tell, we think it will reflect our life experience long into our old age.

Q3: ロビン神父のストーリーは、30年前に青写真が描かれ、この30年間のあなた方の人生も反映されているということですね?

【ANDREAS】: – ロビン神父の物語は、30年以上にわたって書き継がれてきたものだ。そしてそれは今も続いている。ロビン神父がエレジョンの森の岸辺に流れ着いたところから始まり、トワイライト・フィールドでの幻滅した放浪、雲の草原での聖域、海底都市オリアサレアでの長老たちとの出会い、あるいは太陽の女帝の宮殿への訪問まで、彼は常に自分の人生経験を前進させてきた。
このコンセプトは、”道とはゴールである “という言葉や、”道” “ドウ” という日本語の接尾辞に従って発展してきた。TCOFR の一員であることは、メンバー全員がより大きなアートに貢献するための一種の実践となっている。
この30年間で、私たちの生活は10代の頃とは大きく変わったよ。親が亡くなり、子供が生まれ、大人になった私たちの日常は、存在の一部として統合されている。しかし、たとえそうだとしても、私たちの次のアルバムは、請求書の支払いや “社会のネジ” になることをテーマにしたものではないだろう。私たちがコンセプトに反映させようとしている問題やテーマは、より心理学的な性格のものであり、自己や魂の変化に関するものだから。
いつ終わるかわからないし、もしかしたら一生続けることになるかもしれない。私たちを導いてくれるインスピレーションや、語りたい物語がある限り、それは老後までずっと私たちの人生経験を反映するものだと考えているよ 。

Q4: I am so glad that in this day and age there is a band that puts out a trilogy, and a great piece of music at that! Now, can you give us a brief synopsis of this epic story of Airoea?

【ANDREAS】: – We’re so glad and grateful that someone recognizes this, in this day and age! The main outline of the concept was carved out during the first couple of years when we made the songs «Eleision Forest» and «Twilight Fields». They are like twins, but one is light and full of life whilst the other is its dark opposite.
From this base we created our protagonist, Father Robin/Robiin/The Dark Green Elder of the Council of What to Do?, and the story of his travels in the world of Airoea. From a start where he knows almost nothing, like a tabula rasa or a child so to speak, he must discover both himself and the world.
His journey is one filled with challenges, perils, mystery and wonder and takes him through different manifestations of the world – into the deep forests and barren fields of the land continent, down into the deep of the Sea of Ayrouhr and up to the cloud lands. Our aim has been to convey the different elements and geographic places, as well as Robins feelings, in the «vibe» of the music. So Book I is more folky, organic and earthed, Book II flows more like water and is more dreamy while Book III is airy, light and playful.

Q4: 今の時代に壮大な3部作、それも素晴らしい作品を世に送り出しているバンドがあることをとても嬉しく思います!
では、このアイロアの壮大な物語のあらすじを簡単に教えていただけますか?

【ANDREAS】: 私もこの時代に、誰かがこの作品を認めてくれたことをとても嬉しく、感謝しているよ!コンセプトの大枠は、”Eleision Forest” と “Twilight Fields” という曲を作った最初の2、3年の間に描き出されていった。この2曲は双子のようなもので、一方は明るく生命力にあふれ、もう一方はその正反対の暗さを持つね。
このベースから、私たちは主人公であるロビン神父/ロビイン/評議会の深緑の長老と、彼がアイロアの世界を旅する物語を作り上げた。ほとんど何も知らない、いわばタブラ・ラサか子供のようなスタートから、彼は自分自身と世界を発見しなければならないんだ。
彼の旅は、挑戦、危険、謎、驚きに満ちたものであり、陸の大陸の深い森や不毛の野原、アイロアの海の深み、雲の国など、世界のさまざまな姿を渡り歩く。私たちの目標は、さまざまな要素や地理的な場所、そしてロビンズの感情を音楽の “雰囲気” で伝えることだ。そのため、”Book I” はよりフォーキーで、有機的で、土に覆われ、”Book II” はより水のように流れ、よりドリーミーで、”Book III” は風通しがよく、軽快で、遊び心にあふれている。

Q5: The music world has changed dramatically over the past 30 years. With the rise of instant culture like streaming and social networking, prog rock, which takes time, intelligence, and practice to create, has never been more current. Why do you still continue to play this “Prog” music?

【ANDREAS】: – We started this journey as outcasts compared to our peers and were very much «out of fashion» in terms what music other bands played. But this position made it easier to recognize the bands who were a little bit in the same vein as us, so to speak. For instance we played a show with White Willow in 1996 or something, and we cooperated with many others who were a little bit off the beaten track. Also, we’ve never been very focused on being «proggier than your grandmas proggiest wooden mechanical leg», we just created and played the music that made us tick. For sure, we’ve crawled deep down the prog rock rabbit hole, but we never stopped listening to classic rock, folk rock, psych, jazz, classical music, ethnic, bossa nova, ambient electronic music etc.
We would play this music even if we were the last people on earth. We’ve never done it for the money or the recognition of «the masses». Of course we’d like to make enough money to release records and fulfill our dreams, but to manifest our thoughts and feelings through music no matter what genre it fits into, has been paramount and will continue to be so.
And that is quite proggy, in our view.

Q5: 音楽の世界はこの30年で劇的に変化しました。ストリーミングや SNS のようなインスタント・カルチャーの台頭により、創作に時間と知性と練習を要するプログ・ロックは完全に時代の流れと逆行しているようです。
それでも、なぜあなたは今でもこの “プログ” 音楽を演奏し続けているのですか?

【ANDREAS】: – 私たちは同世代のバンドと比べてのけ者としてこの旅を始め、演奏する音楽という点では他と比べてとても “流行遅れ” だった。でも、このポジションのおかげで、いわば僕らと少し同じ系統のバンドを認識しやすくなった。
例えば、1996年くらいに WHITE WILLOW と一緒にライブをやったし、他のちょっと流行から外れたバンドともたくさん共演した。でも、私たちは “おばあちゃんのプログレッシブな木製の機械仕掛けの足よりもプログレッシブであること” にこだわったことはなく、ただ自分たちの心をくすぐる音楽を作り、演奏してきた。確かに、私たちはプログ・ロックの穴を深く這いずり回ってきたけど、クラシック・ロック、フォーク・ロック、サイケ、ジャズ、クラシック音楽、エスニック、ボサノヴァ、アンビエント・エレクトロニック・ミュージックなどを聴くのをやめたことはない。
たとえ自分たちが地球上で最後の人間になったとしても、こうした音楽を演奏するだろう。私たちは、お金や “大衆” からの評価のために音楽をやったことはない。もちろん、レコードをリリースして夢を実現できるだけのお金を稼ぎたいとは思っているけど、どんなジャンルに属するものであれ、音楽を通じて自分たちの考えや感情を顕在化させることが最も重要であり、これからもそうあり続けるだろう。そしてそれこそが、極めてプログレッシブなことだと私たちは考えているんだ。

Q6: More to the point, many of the prog giants have aged and passed away. Some people say that progressive rock has lost the meaning of the term and has become formulaic. In the midst of all this, you guys have shown us what is possible! Do you think there is room left for prog music to evolve?

【ANDREAS】: – Yes. Nothing will ever stop to evolve. Since ancient times art and music has been made formulaic. This is how humans grasp, develop and learn ideas. If you’re skeptic to this method you should rethink a lot of things. Language for instance. How to build houses of clay. How to brew a perfect cup of tea. How to grow food in a field. Life happens and it develops further based on old formulas. We think it’s sad if someone wants to live and express themselves only through «new formulas» and dogmatic only seek to do something that noe one has done before. Then you forget history and the evolution of things, which in our opinion is at the core of human existence.
The development of the arts didn’t start with «In the Court of the Crimson King» in 1969 or Bachs mass in B Minor. Art and human expressiveness through the arts has been going on for a very long time, and it continues to unfold itself through the centuries. The Italian composer Carlos Gesualdo created complex and chromatic challenging choral works in the 16th century, but a much simpler choral works made today can still be beautiful and interesting. They will co-exist and there is never a competition.
If it touches the heart that’s a very good start. If it captures the intellect as well, that’s even better. Music and art is not about systems, it’s about feelings and emotions.
Most importantly, good music knows no boundaries.

Q6: さらに言えば、プログの巨人たちの多くが年を取り、この世を去った人もいます。プログレッシブ・ロックはその言葉の意味を失い、定型化してしまったと言う人もいますね。
そんな中で、あなたたちは可能性を見せてくれました!プログが “進化” する余地は残されていると思いますか?

【ANDREAS】: もちろん。何事も進化を止めることはない。古来より、芸術や音楽は定型化されてきたものだ。そうやって人間はアイデアを把握し、発展させ、学んできたんだよ。もし定型化という方法に懐疑的なら、多くのことを考え直すべきだよ。
例えば言語。粘土で家を建てる方法。完璧な紅茶の淹れ方。畑で食べ物を育てる方法。人生にはいろいろなことが起こり、それは古い公式に基づいてさらに発展していく。もし、”新しい公式” によってのみ生き、表現しようとする人や、独断的に誰もやったことのないことをしようとするだけの人がいるとしたら、それは悲しいことだと思う。それでは、人間存在の核心である歴史や物事の進化を忘れてしまう。
芸術の発展は、決して1969年の “In The Court of the Crimson King” やバッハのミサ曲ロ短調から始まったわけではない。芸術と芸術を通した人間の表現力は非常に長い間続いており、それは何世紀にもわたって展開し続けている。イタリアの作曲家カルロス・ゲスアルドは、16世紀に複雑で半音階的な難解な合唱作品を作ったが、一方で今日作られるもっとシンプルな合唱作品も美しく興味深いものである。両者は共存し、決して競い合うものではない。
心に響くなら、それはとても良いスタートだ。それが知性も捉えるものであれば、なおさらだ。音楽と芸術はシステムの問題ではなく、感情と気持ちの問題なんだよ。
最も重要なことは、良い音楽に限界はないということだ。

Q7: In the twenties, the world was shrouded in a dark cloud of pandemics, wars, divisions, and the rise of fascists. In such times, can prog-music fantasies like yours be an escape for the oppressed and grieving people?

【ANDREAS】: – Music and the arts are endless treasuries in times of trouble and can for sure be a welcoming escape. They’re constants in a shifting situation. To be able to escape into another reality is something that has become more and more common as the world races of the hinges. Also, as «commercial mass culture» becomes more and more frictionless and already «digested» upon consumption, it becomes important to have some safe havens to escape to.
But a good fantasy is best if it has several layers of meaning, much like a good record of progressive music. Some things are revealed at the first experience, but after a while you see the complexity, the metaphors and the layered meanings.

Q7: 20年代に入り、世界はパンデミック、戦争、分断、極右の台頭といった暗雲に包まれています。そうした時代に、あなたのようなプログのファンタジーは、抑圧され喪失や悲嘆に暮れる人々の逃避場所となり得るでしょうか?

【ANDREAS】: 音楽と芸術は、困難の時代における無限の宝であり、確かに歓迎すべき逃避場所となりうる。移り変わる状況の中で不変のものだ。別の現実に逃避できることは、世界が巻き込まれた無駄なレースがますます一般的になっている中で、大切なことだよ。
また、”商業的大衆文化” がますます摩擦のないものになり、消費された時点ですでに “消化” されるようになるにつれて、逃げ込める安全な隠れ家をいくつか持っておくことが重要になってくる。
ただし、優れたファンタジーは、プログレッシブ音楽の優れたレコードのように、何層もの意味を持っているのがベストだ。最初の体験で明らかになることもあるが、しばらくすると、複雑さやメタファー、重層的な意味が見えてくるようなね。

Q8: Speaking of fantasy, Japan is a mecca for fantasy such as games, music and anime. Are you interested in Japanese culture?

【ANDREAS】: – Indeed we are! When we started the band in 1993 we watched Akira and Ghost in the Shell together and we loved it to bits. In later years Akira Kurosawa has become a favourite as well.
After we got kids we’ve been into the Studio Ghibli films with My Neighbour Totoro and Spirited Away as favourites, and the kids also love it.
So many interesting things about Japanese culture – the food, shinto, hōgaku, the aestethics in architecture and art and the Japanese way of life to name a few. Although there are differences, in many ways your culture is also quite similar to many traits of the Scandinavian culture, which is fascinating.
Fun fact, the bass player and the drummer actually sports japanese inspired clothing when we play live!

Q8: ファンタジーといえば、日本はゲーム、音楽、アニメなどファンタジーのメッカです。そうした日本文化に興味はありますか?

【ANDREAS】: もちろん!1993年にバンドを始めたとき、メンバーと一緒に “AKIRA” や “攻殻機動隊” を見て、とても気に入ったんだ。その後、黒澤明も大好きになった。
子供ができてからは、スタジオジブリの “となりのトトロ” や “千と千尋の神隠し” がお気に入りで、子供たちも大好きなんだよね。
食べ物、神道、邦楽、建築や芸術における美学、日本人の生活様式など、日本文化には興味深いものがたくさんある。違いはあるけれど、スカンジナビアの文化と似ているところもたくさんあって、とても魅力的だよ。
面白いことに、ベース奏者とドラマーは、ライブの時に日本をイメージした服を着ているんだ!

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ANDREAS’S LIFE!!

RUSH “Hemispheres”

BO HANSSON “Sagan om Ringen”

YES “Close to the Edge”

JETHRO TULL “Thick As A Brick”

GENTLE GIANT “In a Glasshouse”

MESSAGE FOR JAPAN

– First of all, Arigato Gozaimashita to everybody who has purchased our records or the vinyl box set. We had stars in our eyes when we sent the first boxes to our customers there and
now the records are available through Kakehashi Records in Tokyo. We’re very grateful for this opportunity to see our 30 year old dream travel to the far corners of the world.
The last couple of years we have fulfilled three of the biggest dreams for this band:
1. Release the trilogy as a limited box set including a world map of Airoea
2. Play the concept live, 3 records in close to 3 hours
3. Film it and release it on DVD/Blu-ray (out on Old Oak Records Autumn 2024)
Now only two dreams remain:
4. Play it live in Japan
5. Release an anime inspired cartoon from the Father Robin universe
So our message to Japan would be: Book us! We’d love to come and go on a journey through the lands of Airoea with you!

– まず最初に、私たちのレコードやレコード・ボックス・セットを買ってくれたみんなにアリガトウゴザイマシタ。そして今、レコードは東京のカケハシ・レコードで購入することができるんだ。私たちの30年来の夢が世界の隅々まで届くこの機会にとても感謝しています。
ここ数年、私たちはこのバンドにとって3つの大きな夢を実現しました。
1. アイロアの世界地図を含む限定ボックスセットをリリースする。 2. その3枚のレコードを3時間近くかけて演奏する。それを映画化し、DVD/Blu-rayでリリースする(2024年秋、Old Oak Recordsからリリース):
あとは2つの夢を叶えなければならないね。4. 日本でライブをする 5. アニメにインスパイアされたロビン神父のアニメをリリースする。だから私たちをブッキングしてほしい!みんなと一緒にアイロアの地を旅したいと思っているよ!

ANDREAS

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【BEATEN TO DEATH : SUNRISE OVER RIGOR MORTIS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MIKA MARTINUSSEN OF BEATEN TO DEATH !!

“I Urge You To Look Closer, Because I’m Still Trying To Keep My Precious Hair From Leaving My Balding Head, Haha! For Sure, There’s Not Much Left To Save, And It’s Hard To Imagine I’ll Keep It This Way Until I Die, But I Promise To Do My Best! “

DISC REVIEW “SUNRISE OVER RIGOR MORTIS”

「よく見てよ。僕はまだ、貴重な髪をハゲ頭からなくさないようにしているんだ!(笑) 確かに、残りは少ないし、死ぬまでこのままとは思えないけど、頑張るって約束するよ! !」
絶滅の危機を経て、メタルはいつしか現実世界の抑圧、孤独からの素晴らしき逃避場所として多くの人に救いをもたらすようになりました。戦争や分断、極右の台頭という生きづらい世界を公然と批判して風刺するバンドも増えています。そうした理不尽や権利に対してメタルが持つ反発力は、蹂躙されしものたちのまさに希望。
そして今、この世界で最も蹂躙され抑圧されしものこそ “オッサン”。もちろん、権力を持ち蹂躙するのもオッサンであれば、また社会から最も阻害され孤独を感じているのもオッサンなのです。オッサンというだけで即通報。出会って2秒で豚箱行き。そんな世の中に反旗を翻すべく、ノルウェーの BEATEN TO DEATH は “Sunrise Over Rigor Mortis” でオッサン讃歌のグラインド・コアを叩きつけました。
それを象徴するのが “My Hair Will Be Long Until Death”。死ぬまで髪の毛を離さねえ。ツーブロやセンターパート、毛先カラーで髪の毛を謳歌する若者たちに、オッサンの悲壮な頭志いや闘志を見せつける楽曲は、同時に大切なものや人を喪失した世界中の悲しみに勇気と共感を与えていきます。
そう、バーコードに撫で付けた髪の毛のごとく、失うことや年齢を重ねることはたしかに苦しいけれど、アルバム・タイトル “死後硬直に差す陽光” が示すように、いつだって何かを追い求め、ユーモラスに優しく前を向いていれば、死してなお朝日は昇ってくるのです。
「数ヶ月前にロンドンで NAPALM DEATH を観たんだけど、もちろん Barney は、人類がこれまで  “クソみたいな違いをいかに解決してこなかったか” についてスピーチをしたんだ。違いは悪じゃない。グラインド・コア・バンドがそうやって、僕たちの共有する地球の状態について何か言ってくれるのはありがたいよね」
つまり、年齢、性別、国籍、文化、宗教など人々の持つ “違い” など些細なこと。それをいかに個性として包容し、寛容になりあえるかがきっと人類の未来にとって重要な鍵なのでしょう。NAPALM DEATH の Barney に言われるまでもなく、BEATEN TO DEATH はそうした異端や逸脱、違いという名の個性を独創的なグラインド・コアで表現することで、寛容な心を世界に届けていきます。
「僕らのプレイが “真の” グラインド・コアかどうかということにあまりこだわらないということの自然な結果だと思う。新しい曲を作るときは、ほとんどクリーンなギター・サウンドでハーモニーやダイナミクスを試す方が自然だと感じるんだ。僕自身は、もっとハーモニーが冒険的でキャッチーでありながら、もっと過激でアグレッシブになれると感じている」
実際、彼らのグラインド・コアは暴力一辺倒ではありません。PIG DESTROYER, BRUTAL TRUTH, NASUM を敬愛しつつ、YES, VAI, MESHUGGAH, Zappa, Holdsworth といったプログ・パラダイスで育った Mika。ゆえに、彼らのグラインド・コアには繊細で知的な一面が素晴らしきコントラストとして映し出されています。
さらに、杏里、松原みき、竹内まりや、大貫妙子といった遠き日本のシティ・ポップのハーモニーまで養分として取り込んだ BEATEN TO DEATH のグラインド・コアは、見事に世界中の “違い” を音楽で解決していくのです。
今回弊誌では、4月に来日公演も成功させたベーシスト Mika Martinussen にインタビューを行うことができました。「正直なところ、僕にとっては、ブラック・メタルは全く好きではないんだ!失礼な言い方かもしれないけど、僕には信じられないほど無味乾燥で退屈に思えるし、ユーモアがなくて独りよがりなものなんだよ。シアトリカルな面もあまり好きじゃない。でも、他のメンバーの何人かは、なぜかそういうものに夢中なんだ」 どうぞ!!

BEATEN TO DEATH “SUNRISE OVER RIGOR MORTIS” : 10/10

INTERVIEW WITH MIKA MARTINUSSEN

Q1: First of all, could you tell us about your impressions of the Japan tour?

【MIKA】: It really was a fantastic experience for us. Absolutely everyone we met were super cool; the audience, the other bands, the DJs, venue owners, the crew, the staff… everyone! And of course, the most important person: Esagoya Record’s very own Yosuke Harada! We are forever grateful that our new friend made it possible for us to come to Japan and play for such an appreciative audience. For us, with the music we play, it felt like «coming home». We absolutely want to come back, make even more friends and visit more cities if possible!

Q1: まずは、日本ツアーの感から聞かせていただけますか?

【MIKA】: 本当に素晴らしい経験をさせてもらったよ。観客、他のバンド、DJ、会場のオーナー、クルー、スタッフ…みんなだね!そしてもちろん、最も重要な人…Esagoya Record の Yosuke Harada さんだ!
僕たちの新しい友人のおかげで、日本に来ることができ、素晴らしい観客の前で演奏することができた。心から永遠に感謝しているよ。まるで、音楽を連れて “家に帰った” ような感覚だった。また絶対に日本に行きたいし、もっと友達を作りたいし、できればもっと多くの都市を訪れたいね!

Q2: You also played with various Japanese bands. How do you feel about the Japanese scene and music? Are there any bands that have influenced you?

【MIKA】: Speaking for myself, I must admit I knew almost nothing about the Japanese scene before we arrived. The only Japanese music I had really listened to was City Pop artists such as Anri, Miki Matsubara, Mariya Takeuchi and Taeko Onuki (and of course, Sadistic Mika Band, hehe). So for me, it was great to be able to check out the other bands we played with! I for sure will try to pay more attention to the Japanese extreme metal scene from now! I know a couple of the other guys listen to a lot of underground extreme metal and Grindcore from Japan, so I guess they can help me find some alternatives to my beloved City Pop! .

Q2: 日本の様々なバンドとも共演されましたね。日本のシーンや音楽についてどう感じていますか?影響を受けたバンドはありますか?

【MIKA】: 僕自身のことを言えば、来日するまでこうした日本のシーンについてほとんど何も知らなかったというのが正直なところなんだ。日本の音楽といえば、杏里、松原みき、竹内まりや、大貫妙子といったシティ・ポップ系のアーティストしか聴いたことがなかったからね。もちろん、サディスティック・ミカ・バンドは別として。
だから僕にとっては、一緒に演奏した他のバンドをチェックできたことはとても良かった!これからは日本のエクストリーム・メタル・シーンにもっと注目していこうと思うよ!他のメンバーの何人かは日本のアンダーグラウンドのエクストリーム・メタルやグラインド・コアをよく聴いているから、彼らが僕の大好きなシティポップに代わるものを探してくれるんじゃないかな!

Q3: Are you interested in Japanese culture, anime, games, or history?

【MIKA】: I would say so, yes. I visited Japan as a tourist in 2017, and had the chance to see Hiroshima, Nara, Osaka, Kyoto and Tokyo. It was 100 % positive experience, and really made an impression on me. After that, I have listened to podcasts and read a few books on Japanese culture and history, in addition of course to documentaries, films, tv-shows and anime. I feel I have learned a lot since my visit in 2017, but I understand that I’ve barely managed to scratch the surface. Tommy (guitars) have been to Japan several times, and even made an effort to understand and speak Japanese. I think we all would love to come back and stay for a few months! I guess we have to book a longer tour next time! I mean, the food alone…

Q3: では、日本の文化、アニメ、ゲーム、歴史に興味はありますか?

【MIKA】: そうだね。実は2017年に観光で日本を訪れ、広島、奈良、大阪、京都、東京を見る機会があったんだ。それは100%ポジティブな経験で、本当に印象に残っているんだよ。その後、ドキュメンタリー、映画、テレビ番組、アニメはもちろん、日本の文化や歴史に関するポッドキャストを聞いたり、本を何冊か読んだりもしたんだよ。
2017年の訪問以来、多くのことを学んだと感じているけど、まだ表面をかすめるのがやっとだとも理解している。Tommy(ギター)は何度か日本に来ているし、日本語を理解し話す努力もしている。みんなまた日本に行って、数カ月滞在したいと思っていると思う!次回はもっと長いツアーを予約しなければならないだろうね!せめて食べ物だけでも…

Q4: Speaking of history, Norway is known as a sacred place for black metal. Why did you choose grindcore for such a place?

【MIKA】: The short answer to that, is that most of us enjoy bands like Pig Destroyer, Brutal Truth, Nasum, Discordance Axis, Fuck The Facts and Rotten Sound much more than we enjoy the Norwegian Black Metal scene. Honestly, for me, I don’t like any of that stuff at all, haha! I don’t mean to be rude, but it just seems incredibly tame and boring to me, as well as very humorless and self-important. Not a big fan of the theatrical side either. But a couple of the other guys are into that stuff, for some reason. Beaten To Death begun as a trio, and then me and Anders (vocals) were asked to join. Had they played Black Metal I would told them no, haha! Also, I’m not that much of a bass player, so the relatively simple stuff we do suits me just fine! .

Q4: 歴史といえば、ノルウェーはブラック・メタルの聖地として知られています。そんな場所であなたたちは、なぜグラインド・コアを選んだのですか?

【MIKA】: 簡単に答えると、僕たちの多くはノルウェーのブラック・メタル・シーンを楽しむよりも、Pig Destroyer、Brutal Truth、Nasum、Discordance Axis、Fuck The Facts、Rotten Sound といったバンドを楽しんでいるからなんだ。
正直なところ、僕にとっては、ブラック・メタルは全く好きではないんだ!失礼な言い方かもしれないけど、僕には信じられないほど無味乾燥で退屈に思えるし、ユーモアがなくて独りよがりなものなんだよ。シアトリカルな面もあまり好きじゃない。でも、他のメンバーの何人かは、なぜかそういうものに夢中なんだ。
Beaten To Death はトリオとして始まり、僕と Anders(ボーカル)が加入することになった。もし彼らがブラック・メタルをやっていたら、僕は断っていただろうね!それに、僕はそれほどベースが上手くないから、比較的シンプルな曲が合っているんだ!

Q5: However, your grindcore is not only extreme and violent, but also melodic and sensitive at times. Why do you pursue such diversity and possibilities in grindcore?

【MIKA】: I guess that’s just a natural consequence of us having very different taste in music, and not really being concerned with if what we play is considered «true» Grindcore or not. It also has to do with the guitar tone, which of course is much less fuzzy and overdrive-y than most Grindcorebands. When we write new stuff at the rehearsal space, it just feels more natural to experiment with harmonies and dynamics, with an almost clean guitar sound. Speaking for myself, I feel we could be much more harmonically adventurous and catchy, but also much more extreme and aggressive. It sometimes frustrates me when I feel a song doesn’t reach its full potential in that regard. But then again, I don’t want to discuss a song structure or chord progression to death either, and it feels natural to just release whatever songs we have written once we have enough of them, and then move on.

Q5: たしかに BEATEN TO DEATH のグラインド・コアは過激で暴力的なだけでなく、時にはメロディアスで繊細でもあります。なぜグラインド・コアにそのような多様性と可能性を追求するのでしょう?

【MIKA】: それは、僕らの音楽の趣味が全く違うということと、僕らのプレイが “真の” グラインド・コアかどうかということにあまりこだわらないということの自然な結果だと思う。
もちろん、ギターのトーンも関係していて、他のグラインド・コア・バンドよりもファジーでオーバー・ドライブな感じは少ない。リハーサル・スペースで新しい曲を作るときは、ほとんどクリーンなギター・サウンドでハーモニーやダイナミクスを試す方が自然だと感じるんだ。
僕自身は、もっとハーモニーが冒険的でキャッチーでありながら、もっと過激でアグレッシブになれると感じている。その点で曲のポテンシャルが最大限に発揮されていないと感じると、時々イライラもするんだ。でもまた、曲の構成やコード進行について死ぬほど議論したいとも思わないし、十分な曲数ができたらどんな曲でもリリースして、次に進むのが自然な気もするね。

Q6: The “contrast” in the music is also evident in the wonderful album “Sunrise Over Rigor Mortis,” where the words “Sunrise” and “Rigor Mortis” seem to be opposites, but they really fit this album as well as the beautiful artwork, would you agree?

【MIKA】: Oh, absolutely. When it comes to the artwork, we are so lucky and incredibly grateful to once again have the Norwegian artist William Hay with us (beginning with the «Agronomicon» album). And yes, I guess you could say the contrast in the title somehow matches both the music and the lyrics.

Q6: 音楽における “コントラスト” は、素晴らしいアルバム “Sunrise Over Rigor Mortis” のタイトルにも表れています。
“Sunrise” と “Rigor Mortis” “死後硬直” という言葉は正反対のようですが、美しいアートワーク同様、このアルバムにとても合っていますね?

【MIKA】: そうだね。アートワークに関しては、(アルバム “Agronomicon” から)ノルウェー人アーティストのウィリアム・ヘイを再び起用することができて、とてもラッキーだし、とても感謝している。そして、タイトルのコントラストが音楽と歌詞の両方にマッチしているのもまちがいないね。

Q7: “My Hair Will Be Long Until Death” is a great song title! Although, I don’t see any long-haired members among your band other than you? (LOL)

【MIKA】: Well, then I urge you to look closer, because I’m still trying to keep my precious hair from leaving my balding head, haha! For sure, there’s not much left to save, and it’s hard to imagine I’ll keep it this way until I die, but I promise to do my best!

Q7: “My Hair Will Be Long Until Death (死ぬまで私の髪は長い)” は素晴らしい曲名ですよ!でも、あなた以外皆さんの中に長髪のメンバーはいないですよね?(笑)

【MIKA】: いやいや、よく見てよ。僕はまだ、貴重な髪をハゲ頭からなくさないようにしているんだ!(笑) 確かに、残りは少ないし、死ぬまでこのままとは思えないけど、頑張るって約束するよ! !

Q8: War, division, pandemics, and the world has been shrouded in dark clouds since the beginning of the twenties. What role do you think grindcore should play in such a dark world?

【MIKA】: The insanely dark times we live in now are for sure something we think a lot about in the band, but as you can probably tell from our song titles and lyrics, the “Sunrise”-album is solely focused on rather silly stuff that has to do with us getting older. That said, even if we’re not the most political of Grindcore-bands, we have touched upon more serious subject matters in the past (for example climate change and sustainability) and will do so in the future. By the way, I got to see Napalm Death in London a couple of months ago, and of course Barney made a speech about how humanity “haven’t solved our fucking differences”, as he put it. That resonates with us all, and I appreciate when Grindcore-bands have something to say about the state of our shared planet.

Q8: 戦争、分断、パンデミック…20年代に入ってから世界は暗雲に包まれています。
そんな暗い世界で、グラインド・コアはどんな役割を果たせるのでしょう?

【MIKA】: 今、僕たちが生きている非常識なほど暗い時代について、バンドでいろいろ考えていることは確かだ。だけど曲のタイトルや歌詞を見てもらえばわかるように、この “Sunrise” というアルバムは、僕たちが歳をとることに関係する、どちらかというとくだらないことだけに焦点を当てているんだ。
とはいえ、僕らがグラインド・コア・バンドの中で最も政治的なバンドではないとしても、過去にはもっと深刻なテーマ(例えば気候変動や持続可能性など)に触れたこともあるし、今後もそうするつもりだ。
ところで、数ヶ月前にロンドンで NAPALM DEATH を観たんだけど、もちろん Barney は、人類がこれまで “クソみたいな違いをいかに解決してこなかったか” についてスピーチをしたんだ。違いは悪じゃない。グラインド・コア・バンドがそうやって、僕たちの共有する地球の状態について何か言ってくれるのはありがたいよね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED MIKA’S LIFE!!

Kiss “Unmasked”

ABBA “Arrival”

Metallica “Master of Puppets”

Meshuggah “Chaosphere”

Steve Vai “Flex-Able”

And if I may, some honorable mentions: Joni Mitchell – Hejira, Stravinsky – The Rite of Spring, Frank Zappa – Joe’s Garage, Yes – 90125, Allan Holdsworth – Secrets, Pig Destroyer – Terrifyer, Motorpsycho – Timothy’s Monster, Slayer – Reign in Blood and Robyn – Robyn. And maybe about 114 other albums!

MESSAGE FOR JAPAN

Without a doubt our favorite country we have visited. We can’t wait to come back, hopefully sooner rather than later. Arigato gozaimasu!

日本は間違いなく、今まで訪れた国の中で一番好きな国。また行くのが待ち遠しいよ。できれば早くね。ありがとうございます。

MIKA MARTINUSSEN

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SAIDAN : VISUAL KILL: THE BLOSSOMING OF PSYCHOTIC DEPRAVITY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SPLATTERPVNK OF SAIDAN !!

“Our Goal Was To Have Something Similar In Style To Suehiro Maruo. One Of My Favorite Bands “BALZAC” Used His Art On One Of Their Early Albums And It Really Stood Out To Me And I Wanted Something Like That.”

DISC REVIEW “VISUAL KILL: THE BLOSSOMING OF PSYCHOTIC DEPRAVITY”

「このアルバムは、僕らのファースト・アルバム以来、最もJ-Rockの影響を受けたリフを持っているかもしれないね。ちょうど X JAPAN, L’arc-en-Ciel, Versailles, その他多くのヴィジュアル系バンドをよく聴いていて、それがアルバム・タイトルにもインスピレーションを与えたんだ。でも、BALZAC や Hi-STANDARD のような日本のパンク・バンドも、このアルバムの多くの部分に影響を与えているよ」
SAIDAN は、その名の通りプリミティブなブラック・メタルの祭壇に、日本の音楽やアートの生け贄を捧げ、メロディックな恐怖と狂気を錬金する米国の司祭。まさにスタイルを創造し、カテゴライズを無視し、規範からの逸脱を掲げる21世紀のブラック・メタルを象徴するような存在でしょう。
実際、彼らの創造物が発散する波動にステレオタイプなものは何もなく、ブラック・メタルの新たなオルタナティヴの形として唯一無二の呪怨を放っています。このアルバムには、ドメスティックでメロディックな J-Rock の純粋が、嘔吐を誘うような害虫スプラッターに染まる瞬間が克明に映し出されています。言いかえれば、”生の” ブラック・メタルが “生” でなくなる前に、どれほどメロディックになれるのか?そんな命題に “Visual Kill: The Blossoming of Psychotic Depravity” は挑戦しているのです。
「アートワークを丸尾末広に似たようなスタイルにすることが目標だったんだ。僕の大好きなバンド BALZAC の初期のアルバムに丸尾末広のアートが使われていて、それがすごく印象的で、ああいうのが欲しかったんだよね」
“見てはいけないもの” ほど人の関心をかうのは世の常でしょう。それはアートにおいても同じ。そして、純粋無垢が穢れる、悪意に染まる、発狂する瞬間ほど、”見てはいけないもの” やタブーとなりやすいものは他にないのかもしれませんね。丸尾末広のアートはまさにそんな瞬間をまざまざと描いていました。だからこそ、旋律美に蟲が沸き、血が滴る SAIDAN の音楽に、彼をオマージュしたアートワークは必要不可欠だったのです。
「”SICK ABDUCTED PURITY” という曲は、古田順子さんが殺害された事件 (1989年に足立区で起こった女子高生コンクリート詰め殺人事件) を題材に書いたもの。その事件を初めて知ったとき、僕は本当に心が傷つき、大きな悲しみを覚えたんだ…そしてずっとあの事件について書きたかった。もし歌にするのであれば、ある種の敬意を表しつつも、彼女に起こったことから逃げないようにしたいと思ったんだ」
そんな SAIDAN にとって、最も “見てはいけないもの” のひとつが、日本の足立区で起こった悍ましき “女子高生コンクリート詰め殺人事件” でした。人間はこれほどまでに獣になれるのか。そもそもは純粋だったはずの若者たちが、狂気と悪意に突き動かされ残酷残忍を極めたこの事件から、彼らは目を背けることができませんでした。
切り刻まれ、冒涜され、熱を帯びたシンフォニックな恐怖は、人間の貪欲さ、悪意、獣性、狂気によって複雑化されたメロディックな暴力によって蹂躙されていきます。いえ、きっと目を背けてはいけないのです。忘れてはいけないのです。風化とはすなわち、あまりにも無惨な被害者の魂を忘れ去ってしまうこと。きっと私たちは、この残忍なブラック・メタルと華麗な X JAPAN のアーティスティックな交差点で、人の残忍と純粋をいつまでも噛み締めておくべきなのでしょう。誰だって、ほんの少しの掛け違えで堕落の底まで落ちてしまう可能性をはらんでいるのですから。
今回弊誌では、SAIDAN にインタビューを行うことができました。「ブラック・メタルは、パンクのように他のジャンルのヘヴィ・ミュージックにも応用できる能力を持った、数少ないジャンルのひとつだと思う。僕の意見は、”メタル” の部分がメタルである限り、そのジャンルを自分のものにするために、好きなことをすればいいと思っているよ」 二度目の登場! どうぞ!!

SAIDAN “VISUAL KILL: THE BLOSSOMING PSYCHOTIC DEPRAVITY” : 10/10

INTERVIEW WITH SPLATTERPVNK

Q1: First of all, the artwork this time is also very nice and shocking. Why did you choose this composition of a Japanese high school girl hanging from a skeleton? Who did the artwork?

【SPLATTERPVNK】: Thank you! We really wanted the album artwork to help us tell the story this time around. This album follows a student as she becomes increasingly more depraved over the course of each song. And to us the artwork shows that. The artwork was done by a very talented tattoo artist named Kelly Lu.

Q1: まず、今回のアートワークもとても素敵で衝撃的です。日本の女子高生が骸骨で首を吊っているという構図を選んだのはなぜですか?
このアートワークは誰が手がけたのでしょう?

【SPLATTERPVNK】: ありがとう!今回のアルバムのアートワークは、ストーリーを伝えるのに役立つものにしたかったんだ。このアルバムは、一人の生徒が曲ごとにどんどん堕落していく様子を描いている。僕たちにとって、このアートワークはまさしくその様を表しているんだ。ケリー・ルーというとても才能のあるタトゥー・アーティストにお願いしたんだよ。

Q2: Your artwork is always great, but is there a particular Japanese manga or anime that you particularly like the drawings of?

【SPLATTERPVNK】: Our goal was to have something similar in style to Suehiro Maruo. One of my favorite bands “BALZAC” used his art on one of their early albums and it really stood out to me and I wanted something like that.

Q2: SAIDAN のアートワークは毎回素晴らしいですが、特にインスパイアされた日本の漫画やアニメの絵はありますか?

【SPLATTERPVNK】: 丸尾末広に似たようなスタイルにすることが目標だったんだ。僕の大好きなバンド BALZAC の初期のアルバムに丸尾末広のアートが使われていて、それがすごく印象的で、ああいうのが欲しかったんだよね。

Q3: In the past, I think you have rather focused on older horror stories, but this time the theme is modern horror, isn it?

【SPLATTERPVNK】: Yes! The last two albums were based around different ghost stories and folklore from America and Japan. This time I decided to try my hand at my own story. I wanted something that was hyper-violent and poetic. Many of the themes in the story may be a bit over the top, but I’m a big fan of trashy slasher movies and that’s the way I wanted this album to feel lyrically.

Q3: これまではどちらかというと古いホラーを中心に描いてきたと思いますが、今回は現代的なホラーがテーマですよね?

【SPLATTERPVNK】: そうだね!過去2枚のアルバムは、アメリカや日本の様々な怪談や民話をテーマにしていた。でも今回は自分自身が描く物語に挑戦することにしたんだ。超暴力的ででも詩的なものが欲しかったんだ。
ストーリーのテーマの多くはちょっと大げさかもしれないけど、僕はゴミみたいなスラッシャー映画の大ファンだし、このアルバムもそういう歌詞にしたかったんだ。

Q4: Can you tell us the story of “Visual Kill: The Blossoming of Psychotic Depravity?” You even describe the afterlife of the main character, right?

【SPLATTERPVNK】: Sure, the album actually opens with the end of the main characters life and is telling the story of them dying and getting to Heaven just for God to show them all the horrible things they did before sending them to Hell. The rest of the album is a retelling of their depraved sins and is supposed to be viewed a few different ways as many of the songs are from the perspective of the main character. But many passages throughout the record are actually from the listeners perspective. Throughout each song the lyrics become less understandable until the title track “VISUAL KILL” where the main character has completely lost their mind and the story wraps up with the final track “SUFFER” which is about the main character being alone in Hell.

Q4: では、その “Visual Kill: The Blossoming of Psychotic Depravity” で描いたストーリーを教えていただけますか?主人公の死後の世界まで描かれていますよね?

【SPLATTERPVNK】: もちろん、アルバムは主人公の人生の終わりから始まり、彼らが死んで天国に行き、神が彼らを地獄に送る前に彼らが人生で行ってきた恐ろしいことをすべて見せるというストーリーになっている。
アルバムの残りの部分は、彼らの堕落した罪の物語であり、多くの曲が主人公の視点からのものであるから、いくつかの異なる見方ができるようになっている。しかし、レコード全体を通してみれば、実際にはリスナーの視点からのパッセージが多い。各曲を通して、主人公が完全に正気を失っているタイトル曲 “VISUAL KILL” まで、どんどん歌詞は理解できなくなり、物語は主人公が地獄で孤独になるという最終曲 “SUFFER” で締めくくられる。

Q5: Are there any Japanese horror movies or stories that particularly inspired you for this record?

【SPLATTERPVNK】: This time there wasn’t as much influence in terms of Japanese horror movies or stories. But the song “SICK ABDUCTED PURITY” was written about the Junko Furuta murder. I wanted to write about that for a long time since it really effected me and brought me a great deal of sadness when I first learned about it. I knew if I wrote a song about it I would want to show some sort of respect but also not shy away from what happened to her.

Q5: 今回のアルバムで特にインスピレーションを受けた日本のホラー映画や物語はありますか?

【SPLATTERPVNK】: 今回は日本のホラー映画や物語の影響はあまりなかった。ただ、”SICK ABDUCTED PURITY” という曲は、古田順子さんが殺害された事件 (1989年に足立区で起こった女子高生コンクリート詰め殺人事件) を題材に書いたもの。
その事件を初めて知ったとき、僕は本当に心が傷つき、大きな悲しみを覚えたんだ…そしてずっとあの事件について書きたかった。もし歌にするのであれば、ある種の敬意を表しつつも、彼女に起こったことから逃げないようにしたいと思ったんだ。

Q6: I love the chord progression and guitar solo on “Sick Abducted Purity,” which shows a big X Japan influence! In fact, is this album also heavily influenced by Japanese music?

【SPLATTERPVNK】: Thank you, I really appreciate it. I’d say this album might have the most Jrock influenced riffs since our first album. I was listening to a lot of X Japan, L’arc-en-Ciel, Versailles, and many other Visual Kei bands which is what inspired the album title. But Japanese punk bands like “BALZAC” and “Hi-STANDARD” also influenced a lot of parts of this album.

Q6: その”Sick Abducted Purity” のコード進行とギター・ソロには、X Japan からの影響が大きく注がれていて大好きですよ!
実際、このアルバムも日本の音楽から大きな影響を受けているのでしょうか?

【SPLATTERPVNK】: ありがとう。このアルバムは、僕らのファースト・アルバム以来、最もJ-Rockの影響を受けたリフを持っているかもしれないね。ちょうど X JAPAN, L’arc-en-Ciel, Versailles, その他多くのヴィジュアル系バンドをよく聴いていて、それがアルバム・タイトルにもインスピレーションを与えたんだ。
でも、BALZAC や Hi-STANDARD のような日本のパンク・バンドも、このアルバムの多くの部分に影響を与えているよ。

Q7: One of your signature features is your synthesizers, which create a sometimes disturbing, sometimes uplifting atmosphere! How do you see the role of “non-metal” instruments in black metal?

【SPLATTERPVNK】: I think the use of synths really works with the style of Black Metal we make. I really love to hear “non-metal” instruments in Black Metal. If it’s done right it can really set a band apart from others who stick to more traditional sounds.

Q7: SAIDAN の特徴のひとつはシンセサイザーで、時に不穏、時に高揚した雰囲気を作り出しています。
ブラック・メタルにおける “ノン・メタル“ な楽器の役割をどのように考えていますか?

【SPLATTERPVNK】: シンセの使用は、僕たちが作るブラック・メタルのスタイルにとても合っていると思う。僕はブラック・メタルで “ノン・メタル “楽器を聴くのが大好きなんだ。うまくいけば、伝統的なサウンドにこだわる他のバンドとは一線を画すことができると思う。

Q8: In fact, bands from Japan such as Asuno Jokei and Kokeshi, are becoming very popular and diverse and “pushing the boundaries” of black metal music. How do you feel about the potential of Black Metal?

【SPLATTERPVNK】: I think Black Metal is one of the few genres that has the ability to be used in other genres of heavy music similar to Punk. My opinion is as long as the “Metal” part is still Metal then you can do whatever you want with the genre to make it your own.

Q8: 実際、明日の叙景や Kokeshi のような日本のバンドは、ブラック・メタルの “境界を押し広げる” ような多様性を持ち、非常に人気が出てきています。
そうした、”ブラック・メタルの可能性” についてはどのように感じていますか?

【SPLATTERPVNK】: ブラック・メタルは、パンクのように他のジャンルのヘヴィ・ミュージックにも応用できる能力を持った、数少ないジャンルのひとつだと思う。
僕の意見は、”メタル” の部分がメタルである限り、そのジャンルを自分のものにするために、好きなことをすればいいと思っているよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED S LIFE!!

Anthem “No Smoke Without Fire”

X Japan “Blue Blood”

The Lemon Twigs “A Dream Is All We Know”

Carpathian Forest “Morbid Fascination Of Death”

The Lillingtons “Shit out of Luck”

MESSAGE FOR JAPAN

We hope to finally get an opportunity to play in Japan if not this year then next! We know we have a very strong fanbase there and we’d love to meet all of you and spend some time together. Thank you for supporting our band and we hope to see you soon!

今年でなくても、来年にでも日本で演奏する機会があればと思っているんだ!日本にはとても強力なファンベースがあるので、ぜひみんなに会って、一緒に時間を過ごしたいと思っているよ。僕らのバンドを応援してくれてありがとう!

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COVER STORY + INTERVIEW 【WANG WEN : INVISIBLE CITY】 三国演義 JAPAN TOUR 24


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH XIE YUGANG OF WANG WEN !!

“能和Mono还有Jambinai一起演出太令人兴奋了。Mono是我们一直尊敬和热爱的乐队,过去的二十多年,他们一刻都没有停歇,一直在书写新的音乐,并把这些音乐带到了世界上的各个角落,他们绝对是我们的榜样。听Jambinai很多年了,他们的音乐绝对是独一无二的,硬核的节奏和幽怨的民族乐器奏出的旋律完美的融合在一起”

DISC REVIEW “INVISIBLE CITY”

「音楽の大きな役割はまさに、政治や文化の壁を越えることにあると思っている。音楽は国境を超えた言語であり、異なる国や民族の人々が音楽を通じて、言葉や文字以上の感情や情報を感じ取ることができるのだから。それはまるで、より高次元のコミュニケーションのようだよね。僕らは、音楽によって生まれる心と心のつながりを壊すことができるものは何もないと信じているんだよ」
日本、中国、韓国。東アジアの国々にはそれぞれに長い歴史があり、複雑に絡み合う愛憎劇を悠久の時を超え演じてきました。憎しみもあれば愛もある。互いの関係を一言で言い表すことは難しく、特に政治の上で東アジアの国々は決して蜜月を謳歌しているとはいえないでしょう。
ただし、いつまでも歪み合い、反目し合うことが東アジアに住む人々の幸せにつながるでしょうか?いつかはこれまでの恩讐を越え、より良い未来を作っていくべきではないでしょうか?中国の独創的なポスト・ロック WANG WEN は、そうやって国境や文化を超えた心と心のつながりを作るために、音楽以上の美しい言語はないと信じています。
「MONO や JAMBINAI と一緒に演奏できるので、とても興奮しているよ。MONO は僕たちが常に尊敬し愛してきたバンドで、彼らは過去20年以上、一瞬たりとも立ち止まることなく、新しい音楽を作り続け、それを世界中に届けてきたんだよ。彼らは僕たちの模範だよ。JAMBINAI の音楽は何年も聴いてきたけど、その音楽は絶対に唯一無二だね。ハードコアなリズムと哀愁漂う民族楽器の旋律が完璧に融合しているよ」
7月に日本で行われる “三国演義 Romance of the Three Kingdoms” は、まさにその第一歩を踏み出す素晴らしき会合で邂逅。MONO, WANG WEN, JAMBINAI。日中韓の伝奇を超えたポスト・ロックのラブロマンスは、きっと凝り固まった人々の心まで溶かす新たな三国志の幕開けでしょう。
「MONO は最も説得力がある例だと思うよ。前述したように、彼らは絶え間ない音楽の創作と疲れを知らない公演で多くの場所に行っているんだ。これらはすべて、僕たちが学び、努力するべき面だと思っているね。実際のところ、どんなスタイルのラベルも重要ではなく、自分自身の声と表現方法を見つけることこそが重要なんだよ」
重要なのは、三者がそれぞれリスペクトという絆で強くつながっていること。三者ともにポスト・ロックというラベルを超えて、自らの声、表現方法を見つけていること。そうそして、WANG WEN がその声を完全に確立したアルバムは、”Invisible City” なのかもしれません。
あの SIGUR ROS がレコーディング・スタジオに改造したレイキャビクのプール。雪の降り積もるアイスランドで録音を行った彼らの心にあったのは、生まれ故郷の大連でした。ホルン、チェロ、ヴァイオリンを加えた美のオーケストラ、不気味な子守唄、ざわめくアンビエント・ノイズの風は、優しさと哀愁、静かで明るい大連という都市の有り様を見事に伝えています。多くの若者が去り、街が沈んで老いていく。そんな中でも、この地に残る人々の希望を描く “不可視の都市” には、きっと反目とヘイトが飛び交う東アジアにおいても優しい未来を育む寛容な人たちと同じ理念、同じ音の葉が貫かれているはずです。
とはいえ、そうした哲学的な話を脇においても、WANG WEN の音楽は MONO や JAMBINAI 同様に世界中で認められた、雨と悲しみと少しの希望の物語。SIGUR ROS, PG. LOST, WE LOST THE SEA, そして PINK FLOYD が紡ぐエモーションと絵画のような創造性、複雑な音楽構造を共存させる稀有なる存在。そうしてきっと新たな三国志は、2000年の時を超えて人々の心を溶かし、ほんの少しだけ近づけてくれるはずです。
今回弊誌では Xie Yugang にインタビューを行うことができました。「ここ最近の数年間、中国ではポスト・ロックを聴く若者やバンドが増えてきているんだ。一方で、メタルは20年前と比べて大きく減少しているね。しかし、ポスト・ロックであれメタルであれ、主流のポップ・ミュージックに比べると、中国ではまだ非常にマイナーな音楽だといえる」  弊誌 MONO インタビュー。  弊誌 JAMBINAI インタビュー。どうぞ!!

WANG WEN “INVISIBLE CITY” : 10/10

INTERVIEW WITH XIE YUGANG

Q1: 1. You are coming to Japan for the first time in seven years! What are you looking forward to in Japan? Are you interested in Japanese culture, anime, video games, or music?

【XIE】: 是的,能够再次去日本演出,非常开心和激动。我们期待着和很多老朋友重聚,也希望结识更多的新朋友,当然我们也怀念日本的美食和啤酒。我们这一代人从小就受到了日本动画片和任天堂游戏的影响,那都是特别美好的回忆。在音乐上,日本有数不清的我们喜爱的音乐家和乐队,一直都带给我们灵感和影响。.

Q1: 7年ぶりの来日ですね!日本で楽しみにしていることはなんですか?

【XIE】: そうだね、再び日本で演奏できることに非常に嬉しく思い、興奮しているよ。多くの旧友と再会するのを楽しみにしているし、また新しい友人に会えることを望んでいるね。
もちろん、日本の食べ物とビールも懐かしいよ。僕たちの世代は幼い頃から日本のアニメや任天堂のゲームの影響を受けているからね。それは幼い頃の特に素晴らしい思い出なんだ。音楽に関しては、日本には僕たちが愛する多くのミュージシャンやバンドがいる。いつも僕たちにインスピレーションと影響を与えてくれるんだ。

Q2: This time you are performing with MONO from Japan and JAMBINAI from Korea, like a triumvirate! What do you think about them?

【XIE】: 能和Mono还有Jambinai一起演出太令人兴奋了。Mono是我们一直尊敬和热爱的乐队,过去的二十多年,他们一刻都没有停歇,一直在书写新的音乐,并把这些音乐带到了世界上的各个角落,他们绝对是我们的榜样。听Jambinai很多年了,他们的音乐绝对是独一无二的,硬核的节奏和幽怨的民族乐器奏出的旋律完美的融合在一起。

Q2: 今回は日本のMONO、韓国の JAMBINAI との共演です!彼らについてどう思っていますか?

【XIE】: MONO や JAMBINAI と一緒に演奏できるので、とても興奮しているよ。MONO は僕たちが常に尊敬し愛してきたバンドで、彼らは過去20年以上、一瞬たりとも立ち止まることなく、新しい音楽を作り続け、それを世界中に届けてきたんだよ。彼らは僕たちの模範だよ。JAMBINAI の音楽は何年も聴いてきたけど、その音楽は絶対に唯一無二だね。ハードコアなリズムと哀愁漂う民族楽器の旋律が完璧に融合しているよ。

Q3: What Wang Wen, Mono, and Jambinai have in common is that you are Asian bands that have made it big in the world. What do you think is necessary for an Asian band to be successful in the world?

【XIE】: 我想Mono应该是最有说服力的,就像我前面说的,他们不断的音乐产出和不知疲倦的去到更多地方的演出,这些也都是我们需要学习和努力的方面。

Q3: WANG WEN、MONO、JAMBINAI の共通点は、世界で大活躍しているアジアのバンドだということでしょうね。アジアのバンドが世界で成功するために必要なことは何だと思いますか?

【XIE】: MONO は最も説得力がある例だと思うよ。前述したように、彼らは絶え間ない音楽の創作と疲れを知らない公演で多くの場所に行っているんだ。これらはすべて、僕たちが学び、努力するべき面だと思っているね。

Q4: Another thing you all have in common is that you share the so-called post-rock genre. Why is it that Asian post-rock is so popular worldwide?

【XIE】: 其实什么风格标签并不重要,重要的还是找到属于自己的声音和表达方式。

Q4: もうひとつの共通点は、いわゆるポスト・ロックというジャンルを共有していることです。なぜ、アジアのポスト・ロックは世界的に人気があるのでしょうか?

【XIE】: 実際のところ、どんなスタイルのラベルも重要ではなく、自分自身の声と表現方法を見つけることこそが重要なんだよ。

Q5: China, Japan, and South Korea are by no means politically friendly countries. Can music bring them closer?

【XIE】: 我想音乐很大的作用正是于此,它是无国界的语言,不同国家和民族的人通过音乐会感知到比语言或文字更多的情绪和信息,像是更高维度的沟通。我相信没有任何东西能够打碎这种因音乐而生的心与心的链接。

Q5: 中国、日本、韓国は、政治的には友好的な国とはいえないかもしれませんね。音楽の力は、そうした国の人たちの心を近づけることができるでしょうか?

【XIE】: 音楽の大きな役割はまさにそこにあると思っている。音楽は国境を超えた言語であり、異なる国や民族の人々が音楽を通じて、言葉や文字以上の感情や情報を感じ取ることができるのだから。それはまるで、より高次元のコミュニケーションのようだよね。僕らは、音楽によって生まれる心と心のつながりを壊すことができるものは何もないと信じているんだよ。

Q6: What do Chinese language, traditional Chinese music, culture and nature have to do with Wang Wen’s music?

【XIE】: 这个问题很大,我很难用一段文字表达清楚。简单来说,我想不同的生活环境、语言体系以及文化背景带来的就是在这个系统下的一种思维方式和生活状态。而这又直接的影响着我们的音乐创作和表达。.

Q6: 中国語、中国の伝統音楽、文化、自然は WANG WEN の音楽とどういった関係があるのでしょう?

【XIE】: この問題は非常に大きく、一文では明確に表現するのは難しいね。簡単に言うと、異なる生活環境、言語体系、そして文化背景がもたらすのは、そのシステムの中での思考方式と生活状態。そしてそれが僕たちの音楽制作と表現に直接的に影響を与えるんだ。

Q7: What is the situation of post-rock and metal in China? You guys are from Dalian, is there a big disparity in life and culture between the different regions?

【XIE】: 最近的几年在中国听后摇的年轻人和乐队逐渐多了起来,金属乐相比二十年前则有很大的滑落。但总体来说,不管是后摇还是金属,相对于主流的流行音乐,在中国都都还是很小众的音乐。
和中国其他很多城市相比,大连显的很不一样。这是一个半岛城市,气候很舒服。因为历史上俄国和日本先后在这里殖民的原因,这里留下了很多很多欧式和日式风格的建筑,市区的街道也有别于大部分中国城市,是沿广场辐射状的延伸。对了,大连的日本菜也很好吃,这一点Mono的几个成员都验证了。

Q7: 中国におけるポスト・ロックとメタルの状況はどうでしょう?あなたたちは大連出身ですが、地域によって生活や文化に大きな格差はあるんですか?

【XIE】: ここ最近の数年間、中国ではポスト・ロックを聴く若者やバンドが増えてきているんだ。一方で、メタルは20年前と比べて大きく減少しているね。しかし、ポスト・ロックであれメタルであれ、主流のポップ・ミュージックに比べると、中国ではまだ非常にマイナーな音楽だといえる。
中国の他の多くの都市と比べると、大連はとても異なった場所なんだ。ここは半島の都市で、気候がとても快適だ。歴史的にロシアと日本が相次いでここを植民地化したため、たくさんのヨーロッパ風、日本風の建物も残されているんだ。市内の通りもほとんどの中国の都市とは異なり、広場から放射状に延びているんだよ。そういえば、大連の日本料理もとても美味しいんだよね。この点は MONO のメンバーの何人かも証明してくれるだろうね。

Q8: You guys have a huge discography. If we were to dive into the world of Wang Wen anew, could you recommend an album for us?

【XIE】: 我推荐 <100,000 Whys>这张吧,它是疫情刚刚爆发的时候我们做的一张专辑。

Q8: あなたたちには膨大なディスコグラフィがありますね。もし新たに WANG WEN の世界に飛び込むファンおすすめするとしたら、どのアルバムでしょう?

【XIE】: “100,000 Whys” をお勧めするよ。これはパンデミックが始まったばかりの頃に制作したアルバムなんだ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED XIE’S LIFE!!

The Cure “Disintegration”

Nirvana “Nevermind”

Polvo “Cor-Crane Secret”

Radiohead “Ok Computer”

GY!BE “Lift Your Skinny Fists like Antennas to Heaven”

MESSAGE FOR JAPAN

非常期待这次“三国演义”为主题的演出,让我们在现场见!谢谢你,期待到时候在日本见到你!

三国志をテーマにした今回の共演を楽しみにしているよ!ありがとう。日本で会えるのを楽しみにしているよ!

XIE YUGANG

日本公演の詳細はこちら。SMASH

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COVER STORY + INTERVIEW 【MNEMIC : THE AUDIO INJECTED SOUL】20 YEARS ANNIVERSARY REUNION !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MIRCEA GABRIEL EFTEMIE OF MNEMIC !!

“The Label “Fusion Future Metal” Was Our Definition Of What We Saw As The Potential For The “Djent” Genre, Even Before The Term Became Popular.”

DISC REVIEW “THE AUDIO INJECTED SOUL”

「”フューチャー・フュージョン・メタル” というラベルは、 “Djent” というジャンルが一般的になる前から、その音楽の可能性を見出していた僕たちの定義だった。だから今日、多くのバンドが僕たちの貢献をリスペクトし、認めてくれているのを見ると、信じられないほど嬉しいよ。たとえ当時の市場とタイミングが完全に一致していなかったとしても、僕たちが正しい道を歩んでいたことを再確認させてくれるからね」
音楽の世界には、多くの “早すぎた” バンドが存在します。しかし、ラテン語で “記憶” を意味するデンマークの MNEMIC 以上に、メタル世界の記憶に残った “早すぎた” バンドはいないでしょう。”MAINLY NEUROTIC ENERGY MODIFYING INSTANT CREATON”。”瞬時の創造性をモディファイする主なる神経症的エネルギー” の略語を同時に冠する偉大なバンドは、実際その当時の創造性を限りなくモディファイして、風のように去っていったのですから。
「僕たちは MESHUGGAH のようなバンドに大きな影響を受けた最初のバンドのひとつで、彼らが僕たちのサウンドに何らかの影響を与え、僕たちの音楽のポリリズムのコンポジションの一部を形作るのに役立ったんだと思う。とはいえ、SYBREED や TEXTURES など、僕らと同時期に活動していた他のバンドもいたから、その功績をすべて取り上げるのはフェアではないと思う。また、Djent というジャンルを本当に確固たるものにした、僕たちよりもずっと才能のあるバンドが後から市場に現れたことも忘れてはならないね。ただ僕たちは、Djent というジャンルを押し上げるために、その一翼を担えたことを嬉しく思っているんだ」
Djent といえば、MESHUGGAH が神であり、PERIPHERY が生みの親という認識がおそらく一般的なものでしょう。しかし MESHUGGAH のポリリズミックな有機的骨組みから、PERIPHERY の煌びやかな数学的キャッチー・プログの間には大きな隔たりがあるようにも感じられます。そう、進化は一晩で起こるものではありません。両者の間のミッシング・リンクこそが、MNEMIC であり、SYBREED であり、TEXTURES であったと考えるのが、今となってはむしろ自然な成り行きではないでしょうか?
「140カ国でいまだにこのバンドを聴き続けてくれているという事実と、バック・カタログが10万枚ほど売れているという事実に基づいている。時代は変わった。僕たちは、良い演奏をしなければならなかった時代、すべてがそれほど洗練されている必要がなかった時代、レコード制作において過剰に修正する必要がなかった時代の人間だ。だからこそ、僕たちは適切なチームと一緒に、昔の曲でも当時と同じように、よりシャープに、よりプロフェッショナルに演奏できることを証明したいんだ」
時代は変わりました。当時、インダストリアルや Nu-metal の一派として、SOILWORK の亜流として片付けられていた MNEMIC は掘り起こされ、Djent の始祖という正当な評価を手にしました。気は熟しました。そうして、彼らのマイルストーンとなった “The Audio Injected Soul” 20周年の年に、MNEMIC は華々しい復活を告げたのです。
この作品がなぜ革新的だったのか。それはもちろん、MESHUGGAH の偉大な骨格に、後の Djent が得た自由、多様なジャンルのパレットをもちこんだから。ただし革命はそれだけにとどまりません。当時のリスナーは、この作品の音の立体感に驚愕をおぼえたものです。
AM3Dテクノロジー。バイノーラル技術を駆使しリスナーの周りの3次元空間の特定の場所に音を定位させるように音を処理するテクノロジー。言葉の意味はわからずとも、ギターの音は極めて鮮明、ベースとドラムは響き渡り、背景にはアンビエント・サウンドが渦巻き、ボーカリスト Michael Bøgballe の分裂症のような遠吠えと嘲笑がミックスの至る所に現れるあまりにも強烈なサウンドは、アートワークの心脳をつんざくヘッドフォンを地でいっていたのです。音圧の破壊力。それは、1986年の傑作 “Rage For Order” で QUEENSRYCHE が見せつけたスタジオの大胆な魔法、その再現でした。
今回弊誌では、Mircea Gabriel Eftemie にインタビューを行うことができました。解散から11年を経て、MNEMIC は盟主として、歴史として、そして再び挑戦者としてメタル世界に戻ってきます。ついに時代は追いつきました。我々は、かつて MNEMIC がアルバムで描いた “多重人格” のカオスを全身で感じ取るのみ。今は亡き Guillaume Bideau をフィーチャーした “Passenger” もいいんですよね。どうぞ!!

MNEMIC “THE AUDIO INJECTED SOUL” : 10/10

INTERVIEW WITH MIRCEA GABRIEL EFTEMIE

Q1: I am so glad you guys are back! First of all, can you tell us Why you choose to disband at one point and why you decided to reunite at this time?

【MIRCEA】: The band went through a transformation over the course of 15 years. We started out young, hungry, visionary and ended up with a completely different line-up where I was the only original member left in the band. The last line up disbanded back in 2013 and that was due to the lack of interest in the music where the passion for playing this genre went away.
Now its different. It is a crucial time for us as individuals in terms of where we are in our lives. I’m referring to this particular point on the timeline we are at right now, after having gone through various stages in life.
We have all been on a journey of formation over the past 10 years. We haven’t played with Michael for 18 years, and the rest of us haven’t set foot in a rehearsal room together in 13 years. Together, we laid a foundation 20 years ago when we were young.
Why have we chosen to reunite the band? Because it’s the right time for us. We are at a place where we have rediscovered the desire and joy of playing, and for some of us, this is a bright spot in our lives that creates hope and joy after having gone through various stages of life, including divorces, family tragedies, and even old age. It just feels right, and we want to take the chance to build on the foundation we created many years ago and see what it can do today.
This is based on the fact that we still have people listening to the band in 140 countries, and our back catalog has sold around 100,000 copies, which we consider a decent size for what was measured in CD sales back then. Times have changed, and we come from a time when you had to play well, where everything didn’t have to be so polished, and where we didn’t over-fix things in a record production. Therefore, we want to go out with the right team to prove that we can deliver the old songs as we performed them back in the day, even sharper and more professionally.

Q1: あなたたちが戻ってきてくれて本当にうれしいですよ!まず最初に、なぜ一度は解散を選択し、そしてなぜこのタイミングで再結成を決意したのか教えていただけますか?

【MIRCEA】: バンドは15年の間に変貌を遂げていった。最初は若く、ハングリーで、先見の明があったのだけど、最終的には全く違うラインナップになり、オリジナルメンバーは僕一人になった。最後のラインアップは2013年に解散したんだけど、それはこのジャンルを演奏する情熱がなくなってしまったことによる音楽への関心の欠如が原因だったんだよ。
今は違う。僕たち個人にとって、今が人生における重要な時期なんだ。人生のさまざまな段階を経て、私たちが今いる時間軸上のこの時点がね。
この10年間、僕たちは皆、形成の旅を続けてきた。Michael と一緒に演奏するのは18年ぶりだし、他のメンバーともリハーサル室に足を踏み入れるのは13年ぶりだ。僕たちは20年前、若かった頃に一緒に基礎を築いた仲間なんだ。
なぜバンドを再結成することにしたのか?それは今が僕らにとって適切な時期だからだ。僕たちは今、演奏することへの欲求と喜びを再発見する場所にいる。僕たちの何人かは、離婚や家族の悲劇、さらには老齢など、人生のさまざまな段階を経て、MNEMIC が希望と喜びを生み出す人生の明るいスポットになったんだ。何年も前に作った土台の上に、今日何ができるかを見るチャンスをつかみたいんだよ!
これは、140カ国でいまだにこのバンドを聴き続けてくれているという事実と、バック・カタログが10万枚ほど売れているという事実に基づいている。時代は変わった。僕たちは、良い演奏をしなければならなかった時代、すべてがそれほど洗練されている必要がなかった時代、レコード制作において過剰に修正する必要がなかった時代の人間だ。だからこそ、僕たちは適切なチームと一緒に、昔の曲でも当時と同じように、よりシャープに、よりプロフェッショナルに演奏できることを証明したいんだ。

Q2: Sadly, the wonderful Guillaume Bideau has passed away…how did you guys take his passing?

【MIRCEA】: This was an extremely tragic event for both us, his friends and family. We were devastated to hear about his passing as it hit us very unexpectedly. He will always be remembered as a phenomenal singer and a great friend to us. We miss him deeply and cherish his memory forever.

Q2: 悲しいことに、後期 MNEMIC を支えた素晴らしき Guillaume Bideau が亡くなりました…。

【MIRCEA】: 僕たちにとっても、彼の友人や家族にとっても、非常に悲劇的な出来事だったよ。突然の訃報に、僕たちは打ちのめされてしまった…彼は驚異的なシンガーとして、そして僕たちにとって偉大な友人として、いつまでも記憶に残ることだろう。僕たちは彼を深く恋しく思い、彼の思い出を永遠に大切にするよ。

Q3: I understand that you are reuniting with the lineup of “The Audio Injecjed Soul” this time? Is it because you are most attached to that album in the band’s history?

【MIRCEA】: This is the last album we made with the original line up and this was also the album that brought us to play in Tokyo, Japan.

Q3: 今回、”The Audio Injecjed Soul” のラインナップで再結成するそうですが、それはバンドの歴史であのアルバムに最も思い入れがあるからでしょうか?

【MIRCEA】: このアルバムはオリジナル・ラインナップで作った最後のアルバムで、日本の東京で演奏するきっかけにもなったアルバムでもあるからだよ。

Q4: “The Audio Injecjed Soul” is now called the first “Djent” album or the ancestor of “Djent”, right? How do you see its reputation and the “Djent” movement?

【MIRCEA】: We are very flattered by this and appreciate this type of label. However I believe we were one of the first bands that were very inspired by a band like Meshuggah who had some sort of impact on our sound which helped us shape some of the polyrhytmic compositions part of our music. However I dont think its fair to take all the credit as there were other bands around the same time as us, such as Sybreed and Textures. On another note, other bands came later onto the market that were much more talented than us who truly cemented the Djent genre. We are happy we were there part of it all to give it a small push.

Q4: “The Audio Injecjed Soul “は現在、”Djent” の最初のアルバム、あるいは “Djent” の祖先や始祖と呼ばれていますね。その評価と Djent ムーブメントをあなたはどう見ていますか?

【MIRCEA】: そうした評価をもらえて、とても光栄に思っているよ。でも、僕たちは MESHUGGAH のようなバンドに大きな影響を受けた最初のバンドのひとつで、彼らが僕たちのサウンドに何らかの影響を与え、僕たちの音楽のポリリズムのコンポジションの一部を形作るのに役立ったんだと思う。
とはいえ、SYBREED や TEXTURES など、僕らと同時期に活動していた他のバンドもいたから、その功績をすべて取り上げるのはフェアではないと思う。また、Djent というジャンルを本当に確固たるものにした、僕たちよりもずっと才能のあるバンドが後から市場に現れたことも忘れてはならないね。ただ僕たちは、Djent というジャンルを押し上げるために、その一翼を担えたことを嬉しく思っているんだ。

Q5: “The Audio Injecjed Soul” was innovative not only because of the music and technique, but because of the advanced and amazing sound of AM3D technology! In the last 20 years, performance techniques and sounds in the metal world have evolved a lot, how do you evaluate such progress? Are there any bands that you pay attention to in this sense?

【MIRCEA】: The “The Audio Injected Soul” was a natural progression from “Mechanical Spin Phenomena” but this time we wanted to push the boundaries of sound production with the integration of AM3D technology in ways that hadn’t been done before.
Unfortunately I have not kept up with the evolution in digital technology, recording equipment, and production software. However I do believe it has dramatically enhanced the quality and variety of sounds that artists can achieve nowadays. On the flip side I also do believe that at some point you hit a wall with DSP (digital signal processing) as all sounds end up sounding the same and its hard to come up with something truly unique. The uniqueness comes from the people behind twisting the knobs.

Q5: “The Audio Injecjed Soul” が革新的だったのはその音楽とテクニックだけでなく、AM3Dテクノロジーの先進的で素晴らしいサウンドがあったからこそです!この20年間で、メタル界の演奏技術やサウンドは大きく進化しましたが、そのような進歩をどのように評価していますか?その意味で注目しているバンドはいますか?

【MIRCEA】: “The Audio Injected Soul” は “Mechanical Spin Phenomena” からの自然な流れだったんだけど、あの作品ではAM3Dテクノロジーを統合することで、これまでにない方法でサウンド・プロダクションの限界を押し広げたいと思っていたんだ。
残念ながら、僕はデジタル技術や録音機器、制作ソフトの進化についていけていない。しかし、現在ではアーティストが達成できるサウンドの質と多様性が劇的に向上したと信じている。その反面、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)では、どの音も同じように聴こえてしまい、真にユニークなものを生み出すのが難しくなってしまうという壁にぶつかる時期もあると思う。結局、ユニークさは、ノブを操作している人たちから生まれるものなんだ。

Q6: Back then, you guys were called “Future Fusion Metal,” right? In fact, many bands these days show respect to you guys, do you feel that you were literally too early, too ahead of your time, making music of the future?

【MIRCEA】: I am not sure to be honest. We might have been too early or it was a combination of how we expanded in different markets and how we reached audiences that might not have been so open to this type of genre. But I suspect we were a bit early, as we did have other bands come in and despite being early, we take pride in knowing that our work helped pave the way for these bands and contributed to the evolution of the genre. The label “Fusion Future Metal” was our definition of what we saw as the potential for the “Djent” genre, even before the term became popular. It’s incredibly gratifying to see that many bands today respect and acknowledge our contributions. It reinforces that we were on the right path, even if the timing wasn’t perfectly aligned with the market back then.

Q6: 当時、あなたたちは “フューチャー・フュージョン・メタル” と呼ばれていましたね?実際、近年の多くのバンドはあなたたちに敬意を示しています。あなたたちは文字通り早すぎた、時代を先取りしすぎた、未来の音楽を作っていたと感じていますか?

【MIRCEA】: 正直なところ、よくわからないんだ。僕たちが早すぎたのかもしれないし、後続のバンドたちがさまざまな市場でいかに拡大し、この種のジャンルにそれほどオープンでなかった聴衆にいかにリーチしたかの組み合わせをうまくやったのかもしれない。
しかし、他のバンドが後から参入してきたのを見れば、僕たちはたしかに少し早かったのではないかと思う。早かったにもかかわらず、僕たちの仕事がそうしたバンドの道を開き、このジャンルの進化に貢献したことを誇りに思うよ。”フューチャー・フュージョン・メタル” というラベルは、 “Djent” というジャンルが一般的になる前から、その音楽の可能性を見出していた僕たちの定義だった。だから今日、多くのバンドが僕たちの貢献をリスペクトし、認めてくれているのを見ると、信じられないほど嬉しいよ。たとえ当時の市場とタイミングが完全に一致していなかったとしても、僕たちが正しい道を歩んでいたことを再確認させてくれるからね。

Q7: In fact, were you guys influenced by Meshuggah’s music back then? Or did you draw from other inspirations like Fear Factory, Devin Townsend to create that polyrhythmic, industrial, but catchy and wonderful music?

【MIRCEA】: Meshuggah’s music was a significant influence on us back then. Fear Factory and Devin Townsend were also a big part of this. However, we also drew inspiration from a diverse array of other sources to create our unique blend of polyrhythmic, industrial, and catchy music. We tried drawing inspirations not only from music but from imagery, moviescores and any soundscape we found appealing. The inspiration sources were definitely multifaceted.

Q7: 先ほど、当時あなたたちが MESHUGGAH の音楽に影響を受けていたとおっしゃいましたが、FEAR FACTORY や Devin Townsend のようなサウンドも、あなたたちのポリリズミックでインダストリアルで、しかしキャッチーで美しい音楽に影響を及ぼしていたのでしょうか?

【MIRCEA】: MESHUGGAH の音楽は当時の僕らに大きな影響を与えていたね。そしてたしかに、FEAR FACTORY や Devin Townsend も大きな存在だった。
しかし、ポリリズム、インダストリアル、キャッチーな音楽を独自にブレンドするために、他にもさまざまなソースからインスピレーションを得ていたんだ。音楽だけでなく、イメージや映画音楽、魅力的なサウンドスケープからもインスピレーションを得ようとした。インスピレーションの源は確かに多面的だった。

Q8: Now that the tour starts next year, can we expect a new album as well?

【MIRCEA】: We are not sure, this is a 20 year anniversary for playing songs from the two first albums. Personally I would love to compose songs again with the rest of the team but its just too early to tell.

Q8: 来年からツアーが始まりますが、MNEMIC の新しいアルバムも期待できますか?

【MIRCEA】: どうだろう。たしかなのは、来年が2枚のファースト・アルバムの曲を演奏する20周年記念の年となることだけだよ。でも個人的には、他のメンバーとまた曲を作りたいと思っているんだ。ただ、まだ時期尚早だね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED MIRCEA’S LIFE!!

Suffocation “Effigy of the forgotten”

Suffocation “Pierced From Within”

Meshuggah “Destroy Erase Improve”

Fear Factory “Demanufacture”

Strapping Young Lad “City”

MESSAGE FOR JAPAN

Absolutely, it was an amazing experience traveling there and experiencing the beautiful country. We were captivated by the vibrant karaoke bars, the amazing healthy food, and most importantly, the culture, which is deeply rooted in respecting others. Japanese culture has always fascinated us, from its traditional aspects to its modern expressions like anime, video games, and music. Visiting Japan allowed us to immerse ourselves in this rich cultural tapestry, and it left a lasting impression on us.
We all in Mnemic would love to come and visit your beautiful country once again as we did back in 2004. Its been 20 years and its about time. We cant wait to see you all again!

かつて、日本を旅して美しい国を体験できたのは素晴らしい経験だった。活気のあるカラオケバー、驚くほどヘルシーな食べ物、そして何よりも他人を尊重することに深く根ざした文化に魅了されました。日本文化は、その伝統的な側面からアニメ、ビデオゲーム、音楽などの現代的な表現に至るまで、常に僕たちを魅了してきた。日本を訪れたことで、この豊かな文化のタペストリーにどっぷりと浸かることができ、とても印象に残ったよ。
僕たち MNEMIC 一同は、2004年に行ったように、もう一度君たちの美しい国を訪れたいと思っているんだ。あれから20年。またみんなに会えるのを心待ちにしているよ!

MIRCEA GABRIEL EFTEMIE

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COVER STORY + NEW DISC REVIEW 【ARKA’N ASRAFOKOR : DZIKKUH】


COVER STORY : ARKA’N ASRAFOKOR “DZIKKUH”

“Metal Comes From Rock. Rock Comes From Blues. Blues Comes From The Blacks Deported To America. The Very Basis Of Metal Comes From Home. Metal Is African!”

DZIKKUH

トーゴ出身のメタル・バンドが、世界に羽ばたこうとしています。Arka’n Asrafokor は、メタルの激情とトーゴの音楽遺産を見事に融合させています。同時に、彼らはモダン・メタルの多様性を理解して、ファンク、ラップ、サイケデリックなタッチを混淆し、地球という唯一無二の美しき星へ音楽を捧げているのです。
3月末。Metal Hammer が週間ベスト10曲を発表しました。このおすすめリストは、通常、北米とヨーロッパのアーティストが独占しています。しかしその週は、メタル界のレジェンドたち、Ozzy Osbourne や Serj Tankian に混じって、トーゴのバンド Arka’n Asrafokor がシングル “Angry God of Earth” でランクインし、ガラスの天井を打ち破ったのです。この曲は、竜巻のようなスラッシュで始まり、儀式的な香りを匂わせる催眠術のようなテクスチャーを召喚。生のメタルと西アフリカの祖先の響き、母なる大地への祈りを巧みに融合させています。
「我々が選ばれたと聞いたとき、まず頭に浮かんだのは、どうして我々があんなところにいるんだろうということだった。きっとハードワークのご褒美なんだ。ロックは逆境に立ち向かうための、信念の行動だったから」
Kodzo Rock Ahavi は作曲を手がけ、ほとんどすべての歌詞を書いているバンドの顔。彼にとっても、Metal Hammer のようなビッグ・マガジンにチョイスされることは晴天の霹靂でした。

Ahavi は2010年、トーゴの首都ロメに数年前にオープンしたスタジオでデモのレコーディングを開始し、音楽プロジェクトをスタートさせました。そこで行う他のアーティストのプロデュースは、現在も彼の主な収入源となっています。
「トーゴのような国でメタル・プレイヤーとして生計を立てるのは難しい。芸術を愛するがゆえに、無償で演奏することを厭わない人でなければ、とてもじゃないけど続けられないよ!
トーゴにはメタル・シーンがひとつもなかったから、本当に大変だった。ステージもなかった。それに、みんなこの音楽が何なのか知らない。でも、トーゴのあちこちで戦略的に演奏してみたんだ。目的に応じて場所を選んだ。少しずつ、メタルが何なのかを知ってもらえるようになった。そして特に、私たちのスタイルが何なのかをね。そして驚いたことに、彼らはそれを気に入ってくれた。メタルを聴いたことがない人もいたけれどね。彼らは音楽の伝統的な側面が好きなんだ。彼らはそれを理解することができた。音楽は自分たちのルーツを映し出す鏡だった。
ここの人たちはロックを知っている。いいロックバンドがいる。でも、今のところトーゴで唯一のメタル・バンドは私たちだ。だから、音楽的な仲間がいたとは言えないと思う」

少しずつ、Ahavi はミュージシャンの友人を集め、自作曲と AC/DC や SCORPIONS のカバーを交互に演奏するライブを行うようになりました。そして口コミで、ほんの数週間のうちに、ロックとエクストリーム・メタルのファンで構成される、小さいながらも忠実な地元のファン・ベースが作られるようになったのです。
「反響はすごかった。カヴァーのリクエストはどんどん減り、オリジナル曲がどんどん増えていったんだ」
もちろん、困難もたくさんありました。
「私たちは悪魔崇拝者と呼ばれていた。少なくとも最初はそう呼ばれていた。西洋的なメタルのイメージ。黒い服を着て、ステージのあちこちで飛び跳ねたり、うなり声をあげたり…。でも、ファン層が広がり、クレイジーな連中がステージで何をしているのか、何を歌っているのかを彼らが理解したいと思うようになると、あっという間に状況は変わっていった。
自分たちのルーツから生まれた音楽だから、検閲もないしね。リスナーは自分が何を聴いているのかわかっている。トーゴの外に住んでいる人たちでさえね。例えばガーナのように、同じリズムと文化を共有している人はたくさんいる。私たちのメッセージは現実的で、人生や社会についてのもの。エキセントリックでも非倫理的でもない。だいじなのは自分の未来と自由のため、愛する人のために立ち上がり戦うこと、先人たちの残した足跡をたどること」

Arka’n Asrafokor はそうして2015年に誕生し、現在まで安定したラインナップを保っています。2019年、彼らはファースト・アルバム “Za Keli” をリリースし世界を驚かせました。トライバル、スラッシュ、グルーヴ、デス……といったメタルのサブカテゴリーを幅広く取り揃え、Ahavi が常に引き出してきた影響のるつぼを凝縮した作品。
「私たちのエウェ語で、Zã Keli とは闇と光、夜と昼という意味。この世界を支えている二面性、そして私たちはそれを受け入れ、調和し、自分の役割を果たさなければならないという事実を常に忘れないために、このアルバムタイトルを選んだんだ。Zã Keli の二面性は、アルバムのほとんどすべての歌詞で感じることができる。明るい花の咲く丘や暗い地獄のような谷、笑いや涙、学び、成長、しかし魂の内なる核は安全で、手つかずで、明るく、人間的であり続ける。私たちの曲を聴けば、希望に満ちた美しい平和的な言葉が、他の曲では憎悪と貪欲から私たちの母なる地球に死を撒き散らす者たち、罪のない生命を破壊する者たちへの無慈悲な戦いを呼びかける戦士の叫びが聞こえてくる」

リズムは、轟音のシーケンス、ファンク・エレガンス、アフリカの打楽器が組み合わさり、ラップ、レゲエ、サイケデリックなギターソロも取り揃えています。Ahavi は KORN と Jimi Hendrix、PANTERA と Eddie Van Halen を同じくらい愛しているのです。そして彼は、自分の創作過程をアーティストと作品との一対一の対話だと考えています。
「作曲をするときは、曲の流れに身を任せ、曲が私に何を求めているのかに耳を傾ける」
“Zã Keli” はオープナー “Warrior Song” から最後まで、メタル・アルバムでは出会ったことのないような楽器やサウンドの数々で楽しませてくれる作品でもあります。ガンコグイ(地元のカウベル)、アクサツェ(パーカッシブなシェイカー)、エブー・ドラム、ジャンベ、そして西アフリカのトーキング・ドラムなど、彼らがヘヴィ・メタルを解釈するための道具はまさに無限大。
6/8拍子で演奏されるほとんどの楽曲。これもまた彼らの民族音楽を強く反映しています。伝統に沿ったメタルの演奏にこだわるのは、自分たちのルーツを誇り、自分たちが何者であるかを世界に示すため。
特に近年の多様なモダン・メタル、その折衷的なカクテルの中では、ルーツが特別な意味を持ちます。
「私のベースのインスピレーションは、やはりトーゴの伝統文化。その雰囲気、その知恵だ。スピリチュアルなものは目に見えないことが多い。しかし、アルカーンやアフリカ全般にとって、物理的な力とスピリチュアルなものは2つの異なるものではない。それどころか、一方は他方の延長であり、その連続なんだ。身体、石、木には魂がある。私たちはスピリチュアルなものを音楽から切り離すことはしない。アルカーン という言葉は、まさにその宇宙の隠された側面を指している」

そして Arka’n Asrafokor の創始者は、自分がアフリカ大陸で異質なメタルを作っているとは思ってもいません。
「メタルはもともとアフリカのものだ。だからこそインスピレーションをブレンドしやすい。アフリカのメタルは、長い海を越えて帰ってきた放蕩息子を迎えるようなものなんだ」
彼の主張を理解するには、祖先が遠く離れた土地に無理やり連れ去られたという歴史を思い返す必要があります。
「西アフリカ人が奴隷として米国に連れて行かれ、その子孫がブルースを発明し、それがロックに進化し、さらにそれがメタルに進化した。そう考えれば、たしかにメタルはそもそもアフリカのものだろ?」
その誇りは音楽にもあらわれています。
「私たちの音楽は、アフリカで接ぎ木したヨーロッパのメタルではない。私たちは地元の言葉であるエウェ語を話すので、人々は私たちが歌うことの精神的な意味を理解できるからね。私たちが演奏するリズムも純粋なヨーロッパ的なものではなく、アフリカの人々はそれに共感する。ときどき村の人に我々の音楽を聴かせると、故郷のいい音楽だと言ってくれる。私たちのやっていることは、ある種ユニークで、ポップな傾向に縛られていないから、聴衆は年齢層で分けられることもない。誰でも聴くことができる」

素晴らしき “Za Keli” のあと、彼らは国際的に知られるようになり、他のアフリカ諸国でも公演を行うようになりました。海外で自分たちをアピールする機会がさらに増え、2019年末にガーナの首都アクラで行われたコンサートは、訪れた数人のヨーロッパのプロモーターまでも魅了し、フランス、ドイツ、スイスでの演奏に招待されたのです。それ以来、彼らは世界中でメタル・フェスティバルの常連となりました。
さらに、サハラ砂漠以南のメタルのアイデンティティを描いた著書 “Scream for me, Africa” で、アメリカ人作家のエドワード・バンチスが彼らを主役に抜擢します。ハック誌のインタビューで、アフリカの荒々しいサウンドを聴き始めるのに理想的なバンドについて尋ねられたとき、バンチスは躊躇しませんでした。
「Arka’n Asrafokor の音楽はクレイジーだ。聴く者を別世界に誘う。今まで誰も聴いたことのないものを聴くには、気合いが必要なんだ」
ボツワナの SKINFLINT のような他のアフリカン・メタル・バンドも、アフリカ大陸の音の遺産に敬意を表しているのはたしかです。
「アフリカのメタルは今やそれほど珍しいものではなくなった。ケニア、ガーナ、ナイジェリア、南アフリカ、ボツワナ、ウガンダ、アンゴラ……から推薦できるバンドはたくさんある。アフリカのデスメタルシーンの守護者であるボツワナの OVERTHUST と WRUST, OverthrustとWrust、ボツワナのヘヴィ・メタル SKINFLINT。ケニアの SEEDS OF DATURA や LAST YEAR TRAGEDY, 素晴らしき DIVIDING THE ELEMENTS, そしてもちろんチュニジアの MYRATH は最も世界的に知られたアフリカン・メタル・バンドのひとつだね。我々は皆、”訛りのあるメタル” をやっているし、そうあるべきなんだ」

しかし、彼と彼のバンド仲間たちはこのルーツとメタルのミックスを明らかに “別のレベル” まで高めているのです。それは、言語(彼らは英語、フランス語、トーゴ語のエウェ語で歌う)、メロディー、そして外見さえも超えた “完全な融合”。ビデオやコンサートでは、Arka’n Asrafokor のメンバーは、往年のトーゴ人兵士へのオマージュとして、黒とアフリカの衣装をミックスしたり、顔に白いペンキを塗ったりしています。エウェ語でアスラフォは戦士を意味し、アスラフォコアまたはアスラフォコールはアハヴィの造語ですが、戦士たちの音楽を意味し、ザ・ケリは戦士の歌という独自の賛美歌。
「アルカンとはスピリチュアル。アスラフォは母国語で戦士を意味する。そしてアスラフォコールは戦士の音楽を意味する。戦士は私たちの文化の象徴だった。彼らは常にコミュニティのために戦い、死ぬ準備ができていた。名誉、正義、真実、平和、愛のために死ぬ準備ができている。そして、この心と魂の状態は、常に私たち一人ひとりの心の奥深くに生き続け、保ち続けなければならないものだ。それがアルカンの精神だ。私たちはそういう人間だ。それこそが、祖先の歩みを受け継ぐ戦士の掟なんだ」
そうして昨年、彼らはドイツのビッグ・レーベル、アトミック・ファイア・レコードと契約を結びましたが、Ahavi は依然としてDIY的アプローチを貫いています。
「レコーディング、ミックス、ミュージックビデオの撮影、編集…私たちは特定のマーケットに合わせたり、流行のトレンドに引っ張られたりすることなく、完全に自由を謳歌している」
“Got to break it” や “Walk with us” のような曲のビデオでは、ミニマルな風景と手作りのエフェクトが個性を生み出し、YouTube ユーザーのコメント欄には、”過小評価” という形容が繰り返されています。

そうして Arka’n Asrafokor たちの音楽を用いた闘いは、崇高な目標を追求していきます。「正義、平和、愛…すべての生き物の起源である母なる地球への敬意」
Ahavi はそうバンドの理念を声高に宣言します。彼にとって、環境保護が人間の外部にあるもののように語られることは驚きでしかありません。
「私たちは自然の一部なのに。人間は明日、呼吸画できるかどうか決めることはできないんだ」
セカンド・アルバム “Dzikkuh” の象徴となる “Angry God of Earth” は、盲目で貪欲な人間の行き過ぎた行為と、それに怒る神について語っています。この曲は、神の懲罰としての気候的黙示録を描いているのです。
「死だけが残る。人間が蒔いた種を刈り取る時が来た。私たちの文化では、地球は女性的であったり男性的であったりする。彼女の怒りをこれ以上刺激しないようにしよう」

参考文献: EL PAIS:Un grupo de metal de Togo se abre hueco en el panorama del rock duro internacional

ECHOES AND DUST :(((O))) INTERVIEW: ARKA’N ASRAFOKOR: TOGO HEAVY METAL WARRIORS

PAN AFRICAN MUSIC :Arka’n : “Metal is African”

ATOMIC FIRE RECORDS

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PIRATE QUEEN : GHOSTS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH VICTORIA OF PIRATE QUEEN !!

“As a Woman I Believe We All Have The Same Chances To Reach Our Goals In Music World And It Must Not Be Divided By Gender.”

DISC REVIEW “GHOSTS”

「私たちは実際、あらゆる不正義と戦っていると言えるでしょうね。私たちはメタル・シーンが、そこにいたいと願うすべてのミュージシャン、すべての人にとって安全で親切な場所であってほしいと切に願っているの。音楽の世界でゴール、目標に到達するチャンスは女性も同じだけあると信じているし、それは性別によって分断されてはならないものなの」
かのメタル世界のゴールド・ロジャー、RUNNING WILD がジョリー・ロジャーの旗の下航海に旅立ってからおよそ40年。パイレーツ・メタルという異端の生みの親がフェスのヘッドラインを飾るようになった21世紀。その多様で寛容なメタルのグランドラインに颯爽と登場したのは、5人の女海賊でした。5人にとってのワンピースとは、すなわち海闊天空。悠遠に広がるメタルの海がただ、寛容で、親切で、平等な場所であること。そして、その秘宝は必ずや音の戦、実力で手に入れます。
「故郷のリクシオンは浮島で、いつも簡単に見ることができるわけではないんだ。リクシオンでの生活は自由の香りがいっぱいで、主に女性がリードしているの。もちろん男性もいるけどね。古い航海年代記には、海賊の才能によって結ばれた血縁関係にある5人の少女たちが一堂に会する時が来るという予言が記されているの。そして激動の2023年、私たちは実際にメインランドで再会した。浮島はそんなに大きくないから、とにかくみんな顔見知り。だから、すべては自然に起こったことなの」
ただし、PIRATE QUEEN の5人は RUNNING WILD よりもはるかに年上です。年代期に残る古い記録によると、彼女たちは1523年に海賊を始めています。バミューダ・トライアングルの中にある謎の浮島リクシオンに生を受け、500年もの長い時を刻んできた PIRATE QUEEN の5人は、女王に忠誠を誓いながら世界各地で領海を広げ、名声を上げ、ついに再集結を果たします。すべては、女王の名の下に。音楽の自由、メタルの自由こそ、今の彼女たちが欲する宝。
「私たちは “ファンタジー・メタル” という言葉を使っているのよ。メタル・スタイルとクラシックのミックスだと思っている。パワー・メタルに近いけれど、よりファンタジー的な要素を含んでいると言えるかもしれない。とはいえ私たちが作曲をするときは、ジャンルにとらわれないことを好む。それが海賊の自由の賜物だから。自分たちが作ったものが好きである限り、私たちは海賊船でどこへだって行くことができるのよ」
実際、PIRATE QUEEN の海賊船に踏破できない海はありません。女海賊たちは7つの海へと繰り出し、エピック・メタルの遺産を驚くべき技術とモダンな精神で略奪していきます。クラシックなメタルに壮大なセンスを吹き込み、古の襲撃者たちからインスピレーションを得つつ、未知の海域に踏み込み、見慣れぬジャンルから略奪した宝物でメタルを豊かにしていくのです。
漂流する船の音とセイレーンの歌声。荒波の中で5人はリスナーをフォークとエキゾチックなメロディーの渦に巻き込み、海洋ファンタジーと壮大なメタルの精神を呼び起こします。女王陛下のカリスマ性と海賊たちの無限のエネルギーは、ボーカル・ハーモニー、オーケストレーションを巻き込んで幾重にも重なるメタルの聖地マリージョアをここに完成させたのです。
今回弊誌では、ギタリストにして海賊大将 Victoria Pearl Fata-Morgana にインタビューをおこなうことができました。「リクシオンの海賊の世界も変わってきていて、意見の食い違いがあっても絶対に暴力や戦争が解決策になってはいけないと思っているのよ。我々は海賊で、我々が生き残るために何をしてきたかについて、いろいろと言われることは知っているの。でも、今は戦争は避けなければならないと心から信じている」 “Ghosts” の妖艶な転調がたまりませんね。どうぞ!!

PIRATE QUEEN “GHOST” : 9.9/10

INTERVIEW WITH VICTORIA

Q1: I understand you are from a city called Lyxion in the Bermuda Triangle? What is it like there?

【VICTORIA】: Yes! Actually, Lyxion is a floating island which isn’t always easy to see. Life in Lyxion smells like freedom, and it is mainly led by women, although there are men too, of course. There’s plenty of nature in there, especially mountains, which are my safe place whenever I need to escape sometimes from life in the sea. Also, in Lyxion we have different cities and regions: they’re really different from each other.

Q1: あなたはバミューダ・トライアングルの中にあるリクシオンという街の出身だそうですね?そこはどんなところなんですか?

【VICTORIA】: そうなの!実は、リクシオンは浮島で、いつも簡単に見ることができるわけではないんだ。リクシオンでの生活は自由の香りがいっぱいで、主に女性がリードしているの。もちろん男性もいるけどね。自然も豊かで、特に山は、海の生活からときどき逃避したくなったときの私の安全な場所。また、リクシオンにはさまざまな都市や地域があって、それぞれが本当に異なっているの。

Q2: What kind of music did you grow up listening to in Lyxion? Why did you choose metal?

【VICTORIA】: It came very naturally. We all like classical music and metal, and also we all share music bands in common, but it’s true that each one of us likes different types of metal too. In Lyxion there’s no judgment when listening to all kinds of music, although there are music genres that are not as popular, of course. There is also an important character that must be mentioned: Barbatos. He’s our friend who also helps us when in need to be inspired and create music. The inspiration to play metal comes also from many artists and bands such as Mercyful fate, Alice Cooper, Megadeth, Doors….

Q2: リクシオンではどんな音楽を聴いて育ったのですか?なぜメタルを選んだのでしょうか?

【VICTORIA】: ごく自然にそうなったの。私たちはみんなクラシック音楽とメタルが好きで、共通の音楽バンドに所属している。リクシオンでは、もちろん人気のない音楽ジャンルもあるけど、あらゆる音楽を聴くことに先入観はないの。
そして、言及しなければならない重要なキャラクターがいるわ。バルバトスよ。彼は私たちの友人であり、インスピレーションを得て音楽を創作する必要があるときに私たちを助けてくれる。メタルをプレイするインスピレーションは、MERCYFUL FATE, Alice Cooper, MEGADETH, DOORS…といった多くのアーティストやバンドから得ているわ。

Q3: Why did you start a metal band with only female pirates?

【VICTORIA】: The old nautical chronicles mention a prophecy which says that there would come a time when a group of five girls, who are related and united by the gift of piracy, would come together. And it really happened in the ungodly year 2023, when we reunited in the Mainland. The floating island is not that big, so we all know each other anyway.
So it is mainly something that naturally happened.

Q3: なぜ女海賊だけでメタルバンドを始めたのでしょう?

【VICTORIA】: 古い航海年代記には、海賊の才能によって結ばれた血縁関係にある5人の少女たちが一堂に会する時が来るという予言が記されているの。そして激動の2023年、私たちは実際にメインランドで再会した。浮島はそんなに大きくないから、とにかくみんな顔見知り。だから、すべては自然に起こったことなの。

Q4: What are you people fighting against? Of course, the number of women in the metal world has increased, but prejudice and discrimination still remain. Of course, female pirates would have been rare in the past. Are you fighting against those things as well?

【VICTORIA】: I’d say we actually fight against any kind of injustice. We want the metal scene to be a safe and kind place for every musician who wants to be in it, and that means everyone. As a woman I believe we all have the same chances to reach our goals in music world and it must not be divided by gender.

Q4: 海賊に戦いはつきものめすが、あなたたちは何と戦っているのでしょう?
もちろん、メタル世界に女性の数は増えてきましたが、それでも偏見や差別はまだ残っています。女海賊にしても、かつては非常に珍しかったでしょう。そういった少数派の代表として音楽を発信しているのでしょうか?

【VICTORIA】: 私たちは実際、あらゆる不正義と戦っていると言えるでしょうね。私たちはメタル・シーンが、そこにいたいと願うすべてのミュージシャン、すべての人にとって安全で親切な場所であってほしいと切に願っているの。
音楽の世界でゴール、目標に到達するチャンスは女性も同じだけあると信じているし、それは性別によって分断されてはならないものなの。

Q5: Musically you guys have a great mix of symphonic elements and Viking folk music in your metal. Is mixing the traditional with the modern a theme of your band?

【VICTORIA】: We use the term “Fantasy metal”. We consider it a mix of metal styles and classical. It’s close to power metal, but I would say it contains more fantasy elements, maybe. When we compose we prefer not to be tagged in a genre, because as we compose new sounds come up, that’s the gift of freedom of the pirate: we can move around as long as we like what we created.

Q5: 音楽的には、あなた方のメタルにはモダンなシンフォニックな要素とヴァイキングの民族音楽が見事にミックスされています。
伝統的なものと現代的なものをミックスすることは、あなた方のバンドのテーマなのでしょうか?

【VICTORIA】: 私たちは “ファンタジー・メタル” という言葉を使っているのよ。メタル・スタイルとクラシックのミックスだと思っている。パワー・メタルに近いけれど、よりファンタジー的な要素を含んでいると言えるかもしれない。
とはいえ私たちが作曲をするときは、ジャンルにとらわれないことを好む。それが海賊の自由の賜物だから。自分たちが作ったものが好きである限り、私たちは海賊船でどこへだって行くことができるのよ。

Q6: What story is being told in “Ghosts”?

【VICTORIA】: The second single, Ghosts, is dark and spooky heavy metal. It tells a story about a seance, as our majesty Maria Aurea has the capability to communicate with spirits. So yes, it basically explains our experience in the seance in which we talked to old souls that belonged to the piracy world, just like us.

Q6: “Ghosts” ではどのようなストーリーが語られているのでしょう?

【VICTORIA】: セカンド・シングル “Ghosts” は、ダークで不気味なヘヴィ・メタル。そして降霊会についての物語。我々の女王マリア・アウレアは霊と交信する能力を持っている。
だからそう、私たちと同じように海賊の世界に属していた古い魂と話をした降霊会での経験を、基本的に説明しているんだ。

Q7: In the past, pirates had an aspect of rebellion as they fought against the merchant ships of wealthy aristocrats for survival and for their friends. In recent years, on the other hand, all we have seen are wars that hurt and oppress the weak with violence. How do you, pirates, see the wars of recent years?

【VICTORIA】: Nowadays, the piracy world in Lyxion for example has changed, and we think that war should definitely never be the answer to any disagreement. We may be pirates, and you know what they say about us about what we do to survive, but we sincerely believe wars must be avoided. In any case, I think my bandmate and friend Destiny Grieflord would answer this question quite better.

Q7: かつての海賊は、裕福な貴族の商船を相手に、生き残るため、仲間のために戦った反抗的な側面を持っていましたね。一方、近年の世界は暴力で弱者を傷つけ、虐げる戦争ばかりが目につきます。海賊の皆さんは、近年の戦争をどう見ていますか?

【VICTORIA】: 今、例えばリクシオンの海賊の世界も変わってきていて、意見の食い違いがあっても絶対に暴力や戦争が解決策になってはいけないと思っているのよ。
我々は海賊で、我々が生き残るために何をしてきたかについて、いろいろと言われることは知っているの。でも、今は戦争は避けなければならないと心から信じている。いずれにせよ、私のバンドメイトであり友人でもある Destiny Grieflord なら、この質問にもっとうまく答えてくれると思う。

Q8: Each member wears a unique costume, such as an axe-shaped guitar or a crown, do you have a role or position for each of them?

【VICTORIA】: Yes! Each of us has a different role in our beautiful ship Santa Lucia. For example, our Majesty is the fleet Admiral, she is a descendant of the first Pirate Queen. Also Destiny Grieflord is the captain, Luna Lyss is vice admiral, Raindrop is commander and about me, I’m an admiral.

Q8: メンバーそれぞれが斧の形をしたまさに “アックス・ギター” や王冠などユニークな衣装を着ていますが、それぞれに役割やポジションがあるのですか?

【VICTORIA】: そうね!私たちの美しい船サンタ・ルチアでは、それぞれが異なる役割をもっている。例えば、私たちの女王は艦隊の提督で、初代海賊女王の子孫。また、Destiny Grieflord は船長、Luna Lyss は副提督、Raindrop は司令官、そして私は海軍大将なの。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED VICTORIA’S LIFE!!

METALLICA “Ride the Lightning”

MEGADETH “Rust in Peace”

IRON MAIDEN “Somewhere in Time”

JUDAS PRIEST “Painkiller”

KISS “Destroyer”

All of these awakened my interest in the rock and metal world when I was a teenager, because although I still look like one, I have been around for more than 4 centuries now.

MESSAGE FOR JAPAN

Yes! I’m actually a big fan of Japanese culture! I’ve been learning Japanese for 8 months now! Let me try to say something, see if I can do it hahaha.
わたしは2018年に日本へ行きました。きれいだと思います。かえりたいです!ありがとうございました! (hope I said it correctly!) We’re ready to sail your seas, Japan! Will see you there!

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SPECTRAL WOUND : A DIABOLIC THIRST】 JAPAN TOUR 24′


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SPECTRAL WOUND !!

“We Are Not Particularly Interested In “Pushing The Boundaries” In That Manner. There Is Room Enough For Experimentation In Black Metal Without Turning It Into Toothless Post-rock.”

DISC REVIEW “A DIABOLIC THIRST”

「そう、私たちは特にそうした “境界を押し広げる” ことには興味がない。わざわざ “歯抜けの” 間抜けなポスト・ロックにしなくても、ブラック・メタルには実験を行う余地が十二分にあるからね」
今やブラック・メタルの世界は百花繚乱。シューゲイザー、ポスト・ロック、ジャズ、プログレッシブ、そしてその土地土着のフォーク・ミュージックなど、トレモロとブラストが渦巻く狂乱の暗黒世界は多様に進化を続けています。
ただし、その動きに我関せず、なんなら退化と嘲笑うかのようにブラック・メタルの神秘と美学を守り続けるアーティストも当然存在します。ついに来日を果たすカナダの創傷 SPECTRAL WOUND はそんな鎮守荒神の筆頭でしょう。
「フィンランド人のメロディーの巧みさは、おそらく他の追随を許さないだろうな。自分たちが聴きたいと思う音楽を作っている限りにおいて、メロディにはこだわりたい。ただ我々は広くアピールしようとはせず、自分たちの欲求を満たすことだけを追求しているんだ」
カナダ、ケベックというブラック・メタル生誕の地からは遠く離れた場所に居を構えながらも、SPECTRAL WOUND はあくまでもプリミティブです。何も新しいことはやりたくない。その哲学が、かえって今のブラック・メタル世界には新しいのかもしれません。
絶え間なく迫り来るブラストの海にトレモロの嵐。ただし、彼らの絞り出す寒々しい断末魔のメロディはあまりにも心を抉ります。SARGEIST や HORNA に心酔する彼らにとって、北欧のミュルクヴィズ、暗くて凍える針葉樹の冬を描き出すことこそが理想なのでしょう。
「ブラック・メタルはその創成期から、人間の最もダークな部分を探求する音楽だった。従って、様々な形の過激主義に傾倒していったとしても何ら不思議ではないし、その事実を歴史から消し去ることもできない。私たちはこの歴史を受け入れる必要はないし、弁解する必要もない。ただ、 私たちはそうした歴史を理解し、それと闘わなければならないのだよ」
一方で、SPECTRAL WOUND のブラック・メタル、その背後にある思想は20世紀のそれとは大きく異なります。今でもかつての流れを汲んだ、極右やナチズムに傾倒するブラック・メタル NSBM は少なからず存在します。しかし彼らは、そうした暴力、抑圧、差別に対しては真っ向から反旗を翻しているのです。
Red and Anarchist Black Metal、RABM にまで属するのかはわかりませんが、少なくとも彼らはオールド・スクールなブラック・メタルにニュー・スクールな思想を持ち込んで、世界の闇をインスピレーションとして喰らい尽くしているのです。
今回弊誌では、SPECTRAL WOUND にインタビューを行うことができました。「日本の映画や音楽は大好きだよ。SABBAT, ABIGAIL, BORIS, CORRUPTED, G.I.S.M….彼らははみんな偉大だし、Flower Travellin’ Band, 坂本龍一、清水靖晃、高橋幸宏など、日本の音楽界の巨人たちも素晴らしいね。浅川マキは、北米ではほとんど知られていないけど、とても魅力的なアーティストだ。日本映画では、小津安二郎はその狂気において、黒澤、成瀬巳喜男、北野武、押井守、大友克洋、鈴木清順、三池崇史と並ぶ巨匠であることは間違いないね」どうぞ!!

SPECTRAL WOUND “A DIABOLIC THIRST” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【AZURE : FYM】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH AZURE !!

“I Was Introducing Chris To Hunter X Hunter While We Were Writing The Storyline For The Album, So I’m Sure There Was Some Sort Of Indirect Inspiration Going On There.”

DISC REVIEW “FYM”

「物語や音楽、芸術、文化のない世界は実に退屈だろう。僕たちがやっていることは単なるエンターテインメントかもしれないけど、喜びや美的体験には価値があるし、プログレッシブ・ミュージックやパワー・メタルが持つ力、現実からの逃避力と回復力はとても意味がある。利益のため、AIの助けを借りて芸術という名の心なきまがいものが冷笑的に生み出される世界では、本物の人間による創造性と魂がさらに必要とされているんだ」
みなさんはメタルやプログレッシブ・ミュージックに何を求めるでしょうか?驚速のカタルシス、重さの極限、麻薬のようなメロディー、複雑怪奇な楽曲、華麗なテクニック、ファンタジックなストーリー…きっとそれは百人百様、十人十色、リスナーの数だけ理想のメタルが存在するに違いありません。
ただし、パンデミック、戦争、分断といった暗澹たる20年代において、これまで以上にヘヴィ・メタルの“偉大な逃避場所”としての役割が注目され、必要とされているのはたしかです。暗い現実から目をそらし、束の間のメタル・ファンタジーに没頭する。そうしてほんの一握りの勇気やモチベーション、”回復力”を得る。これだけ寛容で優しい“異世界”の音楽は、他に存在しないのですから。そして、英国の超新星AZUREは、その2020年代のメタルとプログレッシブ・ミュージックのあり方を完璧に体現するバンドです。
「自分たちを“アドベンチャー・ロック”、”アート・ロック”、”ファンタジー・プログ”と呼ぶこともあるし、友人たちから“フェアリー・プログ”と呼ばれることもある。全て良い感じだよ! 僕たちは冒険に行くための音楽を作っている。そこにはたくさんの魔法が関わっているし、それでも現代的で個人的な内容もあるんだよね」
ヴァイやペトルーシも真っ青の驚嘆のギター・ワーク、デッキンソンとクラウディオ・サンチェスの中道を行く表情豊かなボーカル、チック・コリアを思わせる綿密な楽曲構成、そして大量のポップなメロディーと豊かなシンセが組み合わされ、彼らの冒険的で幻想的なプログ・メタルは完成します。まさに冒険を聴く体験。
AZUREの音のアドベンチャーは、まるで日本のRPGゲームさながらの魅力的なプロットで、リスナーの好奇心をくすぐり、ファンタジー世界へと誘います。それもそのはず。彼らのインスピレーション、その源には日本の文化が深く根づいているのですから。
「このアルバムの最初のコンセプトは、”ダンジョン・クローリングRPG”をアルバムにしたものだった。そこからコンセプトが進んでいったのは明らかだけど、僕らが幼少期にプレイした日本のRPGゲームは、このアルバムの音楽構成や美学に大きな影響を与えている」
影響を受けたのは、ゲーム本体からだけではありません。
「日本のゲーム作曲家もこのアルバムに大きな影響を与えた。ファイナル・ファンタジーの植松伸夫、ゼルダの近藤浩治、そしてダークソウルの桜庭統。彼のプログ・バンドDEJA-VUも大好きだよ」
そうして AZURE の日本に対する憧憬は、サブカルチャー全般にまで拡大していきます。
「日本にはクールなサブカルチャーがたくさんあるから、影響を受けないのは難しいよ!僕たちはJ-Rockバンドや、そのシーンの多くのプロジェクトに大きな愛着を持っているんだよね。高中正義やIchikoroは素晴らしいし、ゲスの極み乙女や Indigo La End など、僕たちが好きな他のバンドともリンクしている。あと、日本のメタル・シーンにも入れ込んでいて、MONO、SIGH、GALNERYUS、Doll$Boxx、UNLUCKY MORPHEUSが大好きなんだ!」
そうしたAZUREの好奇心にあふれた眼差しこそ、21世紀のメタルやプログを紐解く鍵。寛容で多様、生命力と感染力、そして包容力を手にしたこのジャンルは、国や文化、人種、性別、宗教、そして音楽の檻に閉じこもることはありません。
音楽ならつながれる。だからこそ、AZUREの音楽は多くのパワー・メタルやプログレッシブ・ミュージックのステレオタイプな楽観主義とは一線を画しているのです。だからこそ、人間的で、憂鬱に閉ざされたリスナーの心に寄り添えるのです。ここでは、想像上の脅威に対する輝かしい勝利について歌うだけでなく、登場人物たちがクエストに奮闘している音楽、寄り道で一喜一憂する音楽、パーティー内の人間関係の感情を投影した音楽まで描かれます。
そうした情景描写に多くの時間を費やしているのは、リスナーに”Fym”の世界へとより没入してほしいから。ひと時だけでも浮世の痛みを忘れ、逃避場所で回復力を養ってほしいから。今を生きるメタルやプログの多様さに抱かれてほしいから。さあ旅に出よう。まだだれも聴いたことのない冒険が君を待っている!

1.The Azdinist // Den of Dawns
2.Fym
3.Mount, Mettle, and Key
4.Sky Sailing / Beyond the Bloom / Wilt 11:07
5.Weight of the Blade
6.Kingdom of Ice and Light
7.The Lavender Fox
8.Agentic State
9.Doppelgänger
10.The Portent
11.Trench of Nalu
12.Moonrise
Bonus Track
13.Spark Madrigal
14.Demon Returns
Chris Sampson – Vocals, Electric Guitar, Mandolin
Galen Stapley – Electric Guitar, Nylon String, Theremin
Alex Miles – Bass
Shaz D – Keyboards, Grand Piano
Andrew Scott – Drums
Adam Hayes – Bongos, Congas, Fish Guiro on tracks 1, 7, and 11
Nina Doornenstroom – Trumpets on track 3
Camille De Carvalho – Oboe D’amore, Clarinet, and Basson on tracks 4 and 6

日本盤は5/22にMarquee/Avalonからリリース!私、夏目進平によるライナーノーツ完全版とともにぜひ!!

前作リリース時のインタビュー!

AZURE “FYM” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【OU : Ⅱ: FRAILTY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ANTHONY VANACORE OF OU !!

“Yoko Kanno Is a Prolific Composer In That Area And She Is One Of My Favorite Composers, And Definitely Has an Influence In The Music Of OU.”

DISC REVIEW “Ⅱ: FRAILTY”

「最終曲の “Recall” でジェゴグを使うアイディアがあった。だからそのパートのレコーディングを手伝ってもらえないかと芸能山城組に連絡を取ったんだよ。彼らはとても親切に対応してくれたけど、残念ながら実現はしなかったね。そこで、僕の恩師のひとりであるマイケル・リプシーに連絡を取ったところ、彼がジェゴグの故郷であるインドネシア・バリ島の知り合いに連絡を取ってくれて、そこの偉大なミュージシャン、 Ida Bagus Made Widnyana がそのパートを録音してくれることになったんだ」
デビュー作で世界を驚かせた中国のプログ・メタル・アクト OU から連絡があったのは、彼らがセカンド・アルバムを制作している最中のことでした。あの芸能山城組とコンタクトを取りたい。デビュー作でインタビューを行ってくれた君に何かツテはないだろうか?と。
AKIRA のサウンド・トラックを手がけたビッグネームにツテなどあるはずがありません。しかし、なんとか彼らの期待に応えようと、コンタクト・フォームや電話などでアプローチを試みました。ありがたいことに、芸能山城組からはとても丁寧で親切な返信 (リモートではなく実際に同じ場所で演奏をしたいという哲学) をいただき、残念ながら今回のコラボレートは実現しないことになりました。
「日本のアニメの音楽には以前から興味があったよ。AKIRA の音楽は、これまでに作られたサウンドトラックの中で最も興味深いもののひとつだと思う!菅野よう子はこの分野で多作な作曲家であり、僕の好きな作曲家の一人で、間違いなく OU の音楽に影響を与えているよ」
実現こそしませんでしたがそれでも、私は OU の情熱と包容力と見識の高さに一層魅了されてしまいました。まず、AKIRA や菅野よう子、芸能山城組という日本が誇る革新的な文化に大きく影響を受けている見識の高さ。そして、中国という伝統文化の結晶から、さらにインドネシアのジェゴグ、日本文化にアプローチを試みるその情熱と包容力。まさに、多様性と寛容さが花開く現代のメタル世界、その象徴的存在でしょう。
「音楽全体のテーマとして共通しているのは、”Fragility” 脆さ。そして人間の状態というものが本当にどれほどか弱いものなのか、どれほど簡単に流されてしまうものなのかということを扱っているんだ」
実際、彼らが扱うテーマやその音楽自体も現代のメタルを体現し、今の世界を反映したもの。この暗い世界で私たちは、人間があまりに脆く弱い存在であることを再確認しています。より良き場所へ向かうはずだった世界は、人間の脆さにより挫折し、弱い人間を抑圧し排除するかつての短絡的で “簡単な” 生きづらいレールへと舞い戻ってしまいました。OU は、中国という奇妙にバランスとのれたしかし危うい国から、人間の弱さを見つめ直しています。そして同時に彼らは、かつて強さや勝利に重きを置いていたヘヴィ・メタルの世界線に、弱さや儚さの音の葉を注ぎ込んでメタルの現在地をも更新して見せました。
「STRAPPING YOUNG LAD 時代からずっと、彼の作品はほとんど全部好きだよ。特に彼のアルバムで好きなのは、”Ghost”, “Deconstruction”, Empath”, “Lightwork”, あとはすべてのライブ・アルバムだね。特に “Order of Magnitude” は素晴らしいよ」
そんな儚くも美しい “II:Frailty” において、最後のピースは Devin Townsend のプロデュースとゲスト参加に違いありません。まさにその身を挺してメタルの多様性を切り開いてきた偉人。プログ、パンク、アンビエント、ジャズ、オーケストラにアコースティックとさまざまな切り口でメタルの進化を促した Devin は、”Frailty” にミニマルで繊細な音の織物をマキシムにレイヤーしていきました。ミニマリズムとマキシマイズこそ Devin の真骨頂。爆発的なバンドの力と幽玄絶後なボーカル、そして煌びやかなシンセの海は、まさに狂おしく、夢のように波打ちます。
今回弊誌では、Anthony Vanacore にインタビューを行うことができました。21世紀の “Mandalyon” of THE GATHERING。 二度目の登場。どうぞ!!

OU “Ⅱ: FRAILTY” : 10/10

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