NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PRESS TO MECO : GOOD INTENT】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LUKE CALEY OF PRESS TO MECO !!

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New Commer from UK! POP PUNK/EMO meets THE DILLINGER ESCAPE PLAN?! PRESS TO MECO has just launched their debut album “Good Intent” !!

UK 出身の新鋭 PRESS TO MECO は実に面白いバンドです。90~00年代に絶頂期を迎えた SUM41, WEEZER などを彷彿とさせるPOP PUNK や EMO 由来のメロディーは徹頭徹尾カラフルでキャッチー。スリーピースにしてトリプルボーカルが紡ぎ出すハーモニーは QUEEN にも例えられるほど。しかしそのインストゥルメンタルパートは時にプログレッシブでカオティック。典型的なポストハードコアやポップパンクとは明らかに距離を置いた強烈なオリジナリティは、彼らのデビュー作 “Good Intent” で十二分に表現されています。
例えば “Diffusion of Responsibility” “Afinity” のイントロには SikTh や THE DILLINGER ESCAPE PLAN といった マスコア由来のインテリジェンスとアグレッションが織り込まれていますし、”Manipulate” のライトハンドを使用したリフなどは実にチャレンジングです。同時に、アルバムのラストを飾る美しく荘厳な “Sacret Grounds” におけるポリフォニックなボーカルにはバンドの可能性を強く感じました。
2年連続 Download Fest に呼ばれたその実力は本物。CHON+1D、SikTh+WEEZER。キュートなルックスで、アンダーグラウンドとメインストリームの邂逅を具現化しようとしている彼らにはぜひ成功して欲しいと思います。今回弊誌ではギター/ボーカルの Luke Caley に話が聞けました。どうぞ!!

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MMM RATING!!

PRESS TO MECO “GOOD INTENT” : 9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【WITH THE DEAD】LEE DORRIAN TALKS ABOUT HIS NEW BAND !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LEE DORRIAN OF WITH THE DEAD !!

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Legend is baaaaack!! ex- CATHEDRAL, DOOM master, LEE DORRIAN talks about his new band WITH THE DEAD, CATHEDRAL, and his big love with Japan !!

伝説の帰還です。もはや説明は不要でしょう。世界で最も有名なドゥームバンド CATHEDRAL の顔として、またカルトなバンドを集めたレーベル RISE ABOVE RECORDS の首領として、日本のファンにもお馴染み Lee Dorrian 総帥が遂に新たなバンド WITH THE DEAD を率いてシーンに戻って来ました!!
メンバーは Lee に加えてあの ELECTRIC WIZARD 創立メンバーの Tim と Mark。世界で最も Doomy なスーパーバンドと言えるのではないでしょうか?実際、彼らがリリースしたデビューアルバム “With The Dead” は徹頭徹尾ヘヴィーでスロウ、完璧なドゥームレコードに仕上がっています。
“Forest of Equilibrium” と “Dopethrone”。前述の2バンドが残したドゥーム史に残る傑作のハイブリッドという表現も決して的外れではないと思いました。ただ、Lee のボーカルは当時の荒々しく邪悪な雰囲気ではなく、成熟した近年の路線を引き継いでいるため聴きやすさはかなり増していますね。ただし、プロダクションはかなり生々しくギターもファズを効かせまくっているので、マッシュールーム度は満点です。同時に、Lee の敬愛する PENTAGRAM, TROUBLE, WITCHFINDER GENERAL といったバンドたちのスピリットも強く感じられるドゥーム愛に溢れた作品と言えるでしょう。
最終作 “The Last Spire” は歴史の総まとめ的な意味合いがあったので別としても、後期 CATHEDRAL の作品は総じて非常にプログレッシブでした。しかし”With The Dead” で Lee は、そういった実験性から距離を置きシンプルでストレートなドゥームを再度追求するつもりなのかも知れませんね。シンプルでストレートとはいえ、アルバムはバラエティーに富んでいて、リフやコンポジションもベテランらしく巧みなのでリスナーを飽きさせることはありません。最高の復帰作になったのではないでしょうか。
今回弊誌では Lee 総帥にインタビューを行うことが出来ました。リップサービスではない、彼の正直な日本への愛が強く感じられると思いますよ。どうぞ!!

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MMM RATING

WITH THE DEAD “S.T” : 9,2/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【EARTHSIDE : A DREAM IN STATIC】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BEN SHANBROM OF EARTHSIDE !!

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Incredible New Commer from US!! EARTHSIDE create dramatic “Cinematic Rock” with Orchestra. “A Dream In Static” is one of the important release on 2015 !!

モダンプログシーン、上半期のブライテストホープが NATIVE CONSTRACT だとしたら下半期は間違いなく彼らでしょう。”Cinematic Rock” を指標する期待のUS産4人組 EARTHSIDE がデビュー作 “A Dream In Static” をリリースしました!
実は BUSHWHACK という Post-Djent を掲げていたバンドを母体とするバンド。メンバー全員が音楽の学位を持っているという驚くべき背景を元に、持てる知識と創造性を全て注ぎ込んだ非常に野心的なアルバムです。フックに満ち、カラフルでストーリーを感じさせる作風は、まさに彼らが掲げる”映画”をイメージさせますね。
まず言及すべきはアルバム2曲目の “Mob Mentality” でしょう。なんとモスクワスタジオ交響楽団、つまりオーケストラが楽曲に全面参加しているのです。勿論、オーケストラを起用したロック/メタルバンドはこれまでにも少なくありませんが、メタルの楽曲にチョロっとストリングスを加えたといった程度の生ぬるいものが多かったように思います。彼らのやり方はそれとは根底から異なっており、まずオーケストレーションありきのコンポジションなため、圧倒的な構成力と生き生きとした生楽器の演奏を楽しむことが出来ますね。
EARTHSIDE はこのデビュー作で4人のシンガーを起用しています。”Mob Mentality” では SEVENDUST の Lajon Witherspoon が参加しているのですが、ソウルフルに歌い上げる彼のスタイルが見事にハマッています。他にも TesseracT の Dan Tompkins, SOILWORK の Bjorn Strid, FACE THE KING の Eric Zirlinger といったジャンルもカラーも異なる実力派シンガーたちを適材適所に起用し、様々な”色”を感じさせる作品に仕上げています。
音楽的には、Djent/モダンプログを柱としながらも、アトモスフェリックなポストロックから TOOL 的マス/オルタナティブ、モダンなメロディックデスメタルの要素まで幅広く、彼らのやり方で見事に取り込んで、新しいジャンル “Cinematic Rock” を生み出したとさえ言えるのではないでしょうか?ポストプログ/Djentの雄、 TesseracT を大仰にドラマティックにしたようなサウンドだと感じる人もいるでしょう。KARNIVOOL や TEXTURES のように洗練された繊細なイメージを持つ人もいるでしょう。
ストックホルムまで出向いて Jens Bogren + David Castillo というモダンメタルシーン最高最重要レコーディングチームと制作したことも大吉でしたね。彼らと組むことでさらに最新のメタル/プログを色濃く反映した傑作 “A Dream In Static”。 今回弊誌ではバンドのソングライター/スポークスマンにして驚異的なドラマーでもある Ben Shanbrom に話が聞けました。どうぞ!!

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MMM RATING

EARTHSIDE “A DREAM IN STATIC” : 9,8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE DEAR HUNTER : ACT Ⅳ: REBIRTH IN REPRISE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CASEY CRESCENZO OF THE DEAR HUNTER !!

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Progressive/Post Hardcore act from US, THE DEAR HUNTER has just released amazing Rock Opera “Act Ⅳ: Rebirth in Reprise”! Yes, they returned to “Act” series !!

US産 プログロック/ポストハードコアバンド THE DEAR HUNTER が新作 “Act Ⅳ:Rebirth in Reprise” をリリースしました!!
THE DEAR HUNTER は元々、THE RECEIVING END OF SILENCE に所属していた Casey Crescenzo のソロプロジェクトとして始まりました。彼は THE DEAR HUNTER という自身をモチーフにした主人公が、生まれてから死ぬまでの人生譚を”Act” シリーズとして壮大な6章のレコードとして綴っているのです。COHEED & CAMBRIA は5枚のアルバムでSFを完成させましたが、彼は6枚の予定で今作はその4枚目。
実は “Act” シリーズのリリースは3枚目でしばらく頓挫していました。Ⅲ がリリースされたのは2009年。6年の間に彼は、9色の色に対応する9枚のコンセプトEPシリーズ “Colour Spectrum” や、ソロ名義でシンフォニーアルバム “Armor and Attrition” をリリースしていました。今回、帰って来た “Act” シリーズの新作 “Rebirth in Reprise” はそういった経験が見事に生きた74分のドラマに仕上がっていますね。
非常にシアトリカルで、エモーションとフィロソフィーに満ちたレコードです。完成されたパズルのように、全てが収まるべき場所に収まったロックオペラ。特筆すべきはやはり、Casey のボーカルです。ジャジーにスウィングしたり、美しく歌い上げたり、激しくロックしたり、ダンサブルなグルーヴを表現したり。素晴らしくキャッチーなメロディーたちが彼の声によって命を吹き込まれます。日本のプログロックファンならば、美麗でビッグなコーラスワークと時に70/80’s的なメロディーラインから A.C.T や MOON SAFARI に例える人も多いでしょう。ただ、THE DEAR HUNTER は彼らと異なり、楽曲にオルタナティブやポスト・ハードコアの要素を巧みに取り入れていて、リスナーに新鮮味をも感じさせることに成功しています。MUSE や COLDPLAY のようなメジャー感すら感じさせますね。
今回から、他のメンバーたちも作曲にも関わっているため、ピアノ、オーケストラサウンド、そしてそれに協調する楽器たちのアレンジメントも実に見事で、非常にバンドらしいサウンドに進化している点も記して置くべきでしょう。74分というランニングタイムながら、カラフルで常に耳を惹くアルバムは彼がフェイバリットアルバムで挙げている The BEATLES の “Abbey Road” にも例えることが出来そうな傑作と表現せざるを得ないですね。今回弊誌では、バンドの中心人物 Casey Crescenzo にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

THE DEAR HUNTER “ACT Ⅳ: REBIRTH IN REPRISE” : 9,8/10

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WORLD PREMIERE : “WINTER BANE” 【ABBATH : ABBATH】


WORLD PREMIERE:NEW SONG !! “WINTER BANE” OF ABBATH !!

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ABBATH WILL RETURN WITH BLACK METAL SUPER GROUP ABBATH !! THEY SET TO RELEASE KILLER SELF-TITLED ALBUM “ABBATH” ON 1/22 !!

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先日の LOUD PARK 2015 において鮮烈なパフォーマンスを披露した ABBATH が遂にデビューアルバムをリリースします!!セルフタイトル “ABBATH” と名付けられた作品は来年の 1/22 にベールを脱ぐこととなりました。今回公開するのは、そのアルバムからキラーチューンとしか表現しようのない素晴らしいファーストトラック “WINTER BANE” です。

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ABBATH が IMMORTAL を離れるというアナウンスはメタルシーンを揺るがせました。なぜなら彼と彼のイメージ、スタイルは長らくノルウェーブラックメタルシーンの”顔”だったからです。しかし彼は帰ってきました!ABBATH という自身の名を冠したバンドと共に!!

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アルバムには今回公開した “WINTER BANE” が示すように、北欧のブリザードのような凄みを持った楽曲から”OCEAN OF WOUND” のようなミッドテンポのアンセムまで収録されています。ABBATH のヘヴィーで強烈ながらキャッチーさも伴うリフワークは BATHORY, MOTORHEAD さらには KISS までも想起させます。再び ABBATH と手を組むこととなった KING のソングライティング、ドラマー CREATURE の驚異的なドラミングも加わって、アルバムは最初から最後までブラックメタルファンが望むものを100%提供しています。

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NOW the Norwegian giant returns with his new band ABBATH and a crushing debut album of the same name. The opening triplet “To War”, “Winter Bane”, and “Ashes of the Damned” unleashes all the fury of a Nordic blizzard at full force. Yet the following “Ocean of Wounds” proves that his new band is equally at home in writing anthemic mid-tempo hymns. Abbath’s characteristic riffing shines clearly through it all: heavy, harsh, and yet catchy and melodic with a touch of epic BATHORY, MOTÖRHEAD, and even KISS. At the same time there is no danger of repeating the formula of IMMORTAL or the mastermind’s other project under the moniker I, which was shared with King. The bass player from Bergen has again joined Abbath and brought his impressive song-writing skills to the battlefield. GORGOROTH, GOD SEED, and OV HELL bear witness to King’s exceptional talent as a composer, while contributions to AUDREY HORNE and SAHG demonstrate his wide stylistic range. The final keystone to ABBATH lies in the outstanding drumming delivered by the mysterious Creature. The trio has already proved its worth as a live entity at several headlining festival shows as well, where ABBATH were joined by an additional guitarist. ‘Abbath’ impresses from start to finish. This is exactly the album that all fans of this particular Bergen brand of black metal have been hoping for. Hold on tight or get blown away. ABBATH are here now and ready to conquer the world!

Tracklisting
01. To War
02. Winter Bane
03. Ashes of the Damned
04. Ocean of Wounds
05. Count the Dead
06. Fenrir Hunts
07. Root of the Mountain
08. Eternal
09. Nebular Ravens Winter [bonus]

www.facebook.com/abbathband
www.abbath.net

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CRYPTOPSY : THE BOOK OF SUFFERING-TOME 1】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FLO MOUNIER OF CRYPTOPSY !!

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Legendary Technical Brutal Death Metal from Canada, Cryptopsy has just released Ultra Brutal & Super Technical EP “The Book of Suffering Tome Ⅰ” !!

カナダが生んだ、テクニカルデスメタルのレジェンド/オリジネーター CRYPTOPSY が新作EP “The Book of Suffering-Tome 1” をリリースしました!!
結成は1988年、1994年の1stアルバム “Blasphemy Made Flesh” リリースから数えてももう立派な20年選手です。唯一のオリジナルメンバーで、世界最高のテクニックを誇るとも称される Flo Mounier の人間離れしたドラミングを中心として、超絶技巧とブルータリティーをどちらも損なうことなく楽曲に注ぎ込む驚異的なバンドなのです。
メンバーチェンジが多く、今作でも、セルフタイトルの前作 “Cryptopsy” でバンドに復帰し素晴らしい仕事を見せた初期メンバーでリフマイスター Jon Levassur が1作のみで再度脱退しています。2作前の “The Unspoken King” はクリーンボーカルの導入やメタルコア風リフの多用で批判を浴びた作品で、Jon の復帰がバンドを本来有るべき姿に引き戻し “Cryptopsy” を名作にせしめたと感じているファンは、彼が再度脱退したことで不安を感じていたことでしょう。しかし完全にそれは杞憂でした。”The Book of Suffering-Tome 1″ は前作 “Cryptopsy” の路線を引き継ぎさらに凶悪性を強めたような会心のEPに仕上がっています。
今作は “The Book of Suffering” シリーズの1冊目(Tome)という位置づけで、インタビューで判明しましたがトリロジーで完結する予定とのことです。複雑怪奇でブルータリティー溢れる楽曲は彼らの金字塔 “None So Vile” を彷彿とさせます。同時にこの20年で培ったキャッチーさや音楽の素養を惜しみなく詰め込み、非常に濃密な4曲17分間を提供して来ましたね。特に Flo のドラミングには鬼気迫るものがあり、未だに進化を続けているような印象を持ちました。あれだけのテクニック、手数足数を炸裂させながらヘヴィネスを欠片も失っていない点が真の超人たる所以でしょう。
今回弊誌ではその Flo にインタビューを行うことが出来ました!どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

CRYPTOPSY “THE BOOK OF SUFFERING-TOME 1” : 9,5/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NOVALLO : NOVALLO Ⅱ】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NOVALLO !!

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Talented Moden Prog Outfit, NOVALLO has just released awesome eclectic new EP “Novallo Ⅱ” !!

US産 モダンプログの新鋭 NOVALLO が素晴らしい新作EPをリリースしました!!
PERIPHERY を筆頭とした所謂 Djent バンドの系譜に連なる NOVALLO ですが、彼らの優れている点はそのエクレクティックな音楽性にあると思います。Jazz/Fusion, エレクトロニカ、ファンク、といった多様な音楽を独自のやり方でプログメタルに落とし込んでいるのです。同時に非常にキャッチーで優れたメロディーを各所に配置し、Djent/モダンプログの新しい形を提示しています。
よく比較されるのがその PERIPHERY なのですが、理由の1つは Sam のボーカルでしょう。驚異的な声量で歌い上げる美しく情熱的なクリーントーンは確かに PERIPHERY の Spencer を想起させます。ただ、Sam は SYSTEM OF THE DOWN のようなエキセントリックな唱法やラップを取り入れるなど間口の広さが魅力的です。
またグルーヴィーな演奏にキャッチーなメロディーを巧みに乗せているところも比較される所以でしょう。より DJENTY な PERIPHERY に対して、NOVALLO はそのメロディーやグルーヴによりダンサブルな要素を強く感じさせますね。例えば Michael Jackson, Jamiroquai,Justin Timberlake であったり、最近では Lady Gaga のようなテイストすら味わうことが出来ます。
エレクトロニカやゲーム音楽、Chiptune への造詣の深さも耳を惹きます。”White Phoenix” の8bitなイントロや “I Am” のゲーム音楽風バッキングは非常に特徴的で彼らならではと言えるでしょう。シンセサウンドと独特のギタートーンが素晴らしいですね。
NOVALLO はユニークな実験性を保ちながら、前作よりキャッチーな作品を制作するという離れ業をやってのけているのです。今回の記事では、弊誌のインタビューにNOVALLOのメンバー全員が考えた回答を寄せていただきました。どうぞ!!

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YOU CAN STREAM AND BUY “NOVALLO Ⅱ” HERE !!

MMM RATING⭐️

NOVALLO “NOVALLO Ⅱ” : 9,6/10

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