EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BEN SHANBROM OF EARTHSIDE !!
“We Didn’t Want Anyone To Be Able To Question The “Cinematic” Description This Time. Seeing Hans Zimmer Live The Summer Before We Started Recording This Album Was a Huge Influence.”
DISC REVIEW “LET THE TRUTH SPEAK”
「このアルバムには、全く異なるプロダクションが必要とされた10曲が収録されているんだ。ほとんどすべての曲で異なる楽器編成と異なる制作アプローチが必要で、それはほとんどのバンドが1枚のレコードで対処する必要のないことだよ。また、このアルバムでは、僕たちが想像していたよりもはるかに野心的で、創造的なリスクを冒す必要もあった。”噛み切れないほど噛み切った”ということわざを地でいったんだ」
アメリカのシネマティック・メタル EARTHSIDE がデビューLP “A Dream in Static” でこのジャンルのファンを驚かせてから約10年。ラジョン・ウィザースプーン(SEVENDUST)やダニエル・トンプキンス(TesseracT)といった一流ゲストの協力のもと、知的なインストゥルメンテーションと荘厳な歌唱、息を呑むようなシンフォニックな要素を多彩かつ特異にブレンドしたこの作品は、2015年ベスト・アルバムのひとつとなりました。
「今回は、”シネマティック” という表現に誰も疑問を抱かないようにしたかったんだ。”Let The Truth Speak” においては、クラシック/スコアの要素をより統一感のあるものにしたかったんだよ。このアルバムのレコーディングに入る前の夏、ハンス・ジマーのライヴを観たことは大きな影響となったね」
幸運なことに、待望の続編 “Let the Truth Speak” はついに登場し、前作以上の評価を受けはじめています。待てば海路の日和あり。この作品はグループの成長と革新への貪欲さを示す類まれなる “2枚目” となり、前作で注目された点の多くを維持しながらも、よりシネマティック “映画的” となったアルバムで、リスナーはメタル版ハンス・ジマーの圧倒的な壮大と没入感を手に入れることとなりました。
「僕たちは人間として、民族として、そしてバブルの中で、たくさんの言葉を発している。そうして、必ずしも有意義に関与する資格も勉強もしていない事柄について、全員が発言することを自らに課してきたんだ。真実はそこらじゅうにあるのに、僕たちはそれを自分たちでノイズの中に埋没させてきたわけだよ。真実はそれ自体で語られるべき神聖なもの。だからこそ、常に報われるとは限らないけど、僕たちは様々な問題に関して最も耳を傾けるべき声を知り、その声が自分たちのものでないときには一歩下がる謙虚さを持つことが責任だと信じている。このアルバム・タイトルは、この作品を通して表現されている重要なテーマなんだ」
“狂気だが、美しい” と評されるアルバムにおいて、EARTHSIDE は現代の狂気を追求します。作品で上映される美しき天国、荘厳な聖歌、悲痛な咆哮、不吉な音の葉、そして激情と後悔と残忍。そのすべては、ノイズの中から真実を掘り出すための大いなるヒント。”真実を語らせろ”。
そう、テレビやSNS、インターネットには神聖なる “真実” を知りもしないのに、すべてを知っているかのようにまことしやかに偽や想像の真実を語る民衆があふれています。そうした憶測、嘘、欺瞞は、憶測、嘘、欺瞞を呼び、いつしかゴミの山のようにふくれあがり、そこにある真実を覆い隠してしまう。
我が国で起こった2024年初頭の悲劇。北陸の大地震や飛行機事故を見ればわかるはずです。専門家でも、当事者でもない人間の発する言葉はほとんどがノイズで、むしろ状況をひどく悪化させます。
ここ10年で世界に定着したノイズの海。EARTHSIDE はそうした分断と欺瞞の世界に危機感を感じ、だからこそ、世界の様々な文化、人生、背景を持つ語り部たるシンガーたちに、”真実” を語らせることにしたのです。そう、これは “私” だけの作品ではありません。”私たち” すべてにむけた世界を良くするための “音画” なのです。
今回弊誌では、Ben Shanbrom にインタビューを行うことができました。「10代の頃から日本の芸術性は、Dir en grey や宇多田への深い愛であれ、碇シンジとその仲間の実存的な葛藤であれ、僕に大きなインスピレーションを与えてくれたんだ」 二度目の登場。 どうぞ!!
EARTHSIDE “LET THE TRUTH SPEAK” : 10/10
INTERVIEW WITH BEN SHANBROM
Q1: 1. “A Dream in Static” was one of the most popular metal albums of 2015 and was very well received by many fans and critics. That’s why we have been eagerly awaiting the next one for a long time. We are glad you guys are finally back! Why has it taken you eight long years since then?
【BEN】: It’s good to be back! That’s a complicated question. It was many things combined―the ambition of the music we wrote, not having a central producer, needing to find a lot of vocalists during the upheaval of the pandemic, editing and working on very complex protools sessions, the ups and downs of being creative and emotionally intense people, etc. This album contains 10 songs that had completely different production needs―it often felt like producing 5 albums at the same time. There is different instrumentation and different production approaches on almost every song―something that most bands don’t have to deal with on a record. There were also certain creative risks we took on the album that were much more ambitious than we realized going in. “Bit off more than we could chew,” the saying goes ….
Q1: “A Dream In Static” は2015年最も人気を得たメタル・アルバムのひとつとなり、多くのファンや批評家から非常に高い評価を受けました。だからこそ、私たちは EARTHSIDE の次の作品を待ち望んでいたんです。あなたたちがようやく戻ってきたことをうれしく思いますよ!なぜ、あれから8年という長い時間がかかったのですか?
【BEN】: 戻れてよかったよ!(笑) 複雑な質問だね。様々な要因が重なり合っていたから。僕らが書いた曲が野心的すぎたこと、中心的なプロデューサーがいなかったこと、パンデミックの激動期に多くのヴォーカリストを見つける必要があったこと、非常に複雑な Pro-Tools セッションの編集と作業、クリエイティブで感情的に激しい人間であることの浮き沈み等々。
このアルバムには、全く異なるプロダクションが必要とされた10曲が収録されているんだ。ほとんどすべての曲で異なる楽器編成と異なる制作アプローチが必要で、それはほとんどのバンドが1枚のレコードで対処する必要のないことだよ。また、このアルバムでは、僕たちが想像していたよりもはるかに野心的で、創造的なリスクを冒す必要もあった。”噛み切れないほど噛み切った”ということわざを地でいったんだ。
Q2: However, the wait was well worth it. I doubt we will ever find another metal piece as dramatic, epic, imaginative, and artistic as this one! Can you tell us about some of the new influences you incorporated in the making of “Let The Truth Speak” and how you think it has evolved from what you have done before?
【BEN】: That’s high praise―thank you! If I recall, you interviewed me during the release of A Dream In Static―I’m grateful for your continued support.
We all have our individual influences outside of rock and metal in other genres that help make the totality of what we create in Earthside rich and unique. We sought to pull more from the “cinematic” and film score worlds on this album that we were only able to incorporate into a few songs on ADIS―we wanted to make the classical / score elements a more unifying thread on Let The Truth Speak. We didn’t want anyone to be able to question the “cinematic” description this time. Seeing Hans Zimmer live the summer before we started recording this album was a huge influence.
We also really got into Bjork and Radiohead in our time since ADIS. And channeling my own musical background is where the funk midway through the album came in.
Q2: 待った甲斐は十分にありましたよ。この作品ほどドラマチックで、壮大で、想像力豊かで、芸術的なメタル・ピースは、他にはないでしょう。”Let The Truth Speak” の制作に取り入れた新たな影響について、また、この作品が以前からどのように進化したのかをお話ししていただけますか?
【BEN】: 高い評価をありがとう!思い起こせば、”A Dream In Static” のリリース時にもインタビューしてくれたよね。ずっと支えてくれてありがとう!
僕たちは皆、ロックやメタル以外の他のジャンルにそれぞれ影響を受けていて、それが EARTHSIDE で創り出す音楽を豊かでユニークなものにしているんだ。このアルバムでは、”A Dream in Static” では数曲にしか取り入れることができなかった “シネマティック” やフィルム・スコアの世界から、より多くのものを引き出そうとした。今回は、”シネマティック” という表現に誰も疑問を抱かないようにしたかったんだ。”Let The Truth Speak” においては、クラシック/スコアの要素をより統一感のあるものにしたかったんだよ。このアルバムのレコーディングに入る前の夏、ハンス・ジマーのライヴを観たことは大きな影響となったね。
また、”ADIS” 以降、ビョークと RADIOHEAD にどっぷりハマったんだ。アルバム中盤の “ファンク” は、僕自身の音楽的背景を反映したものなんだ!
Q3: The world has changed dramatically in 2015 and now, with pandemics, divisions, and wars. Did those dark clouds and changes to a darker world influence this album?
【BEN】: Absolutely. We’re not the most optimistic people in general, but there was definitely more of a feeling of pessimism and existential dread going into this record―a feeling that no matter which side won this or that―the path we’re on, and we have been on for a long time, has reached a critical point and we don’t fully grasp the consequences.
Q3: 2015年と今、世界は劇的に変化しましたね。パンデミック、分断、そして戦争。そうした暗雲や暗い世界への変化は、このアルバムに影響を与えたのでしょうか?
【BEN】: もちろんだよ。僕たちは一般的に最も楽観的な人間ではないが、このアルバムに臨むにあたって、悲観主義や実存的な恐れのような感覚がより強くあったのは確かだ。つまり、どちらの “サイド” が勝ったにせよ、僕たちが歩んでいる、そして僕たちが長い間歩んできた道は臨界点に達していて、僕たちはその結果を完全に把握できていないという感覚だよね 。
Q4: Yet, light and hope still exist in your music. The world is full of lonely or oppressed people, and this piece is a perfect proof that metal and progressive music is a place to escape from such real world, and even a place to get resilience, would you agree?
【BEN】: Music for me has always been both an escape and a way to come back to the real world refreshed and with a higher perspective―perhaps a greater resilience, as you said, or a feeling of catharsis and new inspiration.
Light and dark are like heaviness in music―you can write crushingly heavy songs for 50 minutes straight with no reprieve and it won’t feel as heavy as an album or songs that artfully glide between the extremes. We lean pretty heavily dark―especially with this album, but if there’s no sense of hope anywhere, then it kind of doesn’t feel like there’s much on the line. You need to have some hope―in order to crush it for the listener!
Q4: それでも、あなたの音楽には光と希望が存在しているように思えます。世界は孤独や抑圧に満ちていますが、この作品は、メタルやプログレッシブ・ミュージックがそうした現実世界から逃避できる、回復力を養える場所であることを完璧に証明しています。
【BEN】: 僕にとっての音楽とは、常に逃避であると同時に、リフレッシュしてより高い視点を持って現実世界に戻ってくるための手段でもあった。おそらく、君が言ったように、音楽はより大きな回復力、あるいはカタルシスや新たなインスピレーションを感じることができるものだ。
光と闇の関係は、音楽におけるヘヴィネスを見れば理解できる。例えば、50分間休みなしでひたすら重苦しい曲を書き続けても、両極端の間を巧みに行き来するアルバムや曲ほどは重苦しくは感じないだろうね。僕たちは、特にこのアルバムではかなりダークな方向に傾いているけど、もしどこにも希望が感じられないとしたら、それはあまり意味がないように感じる。リスナーに希望を与えるためには、僕の中にもどこかに希望が必要なんだ!
Q5: “A Dream in Static” was more of an “I” album, whereas “Let the Truth Speak” is more focused on “We”, what do you mean? Does it mean that it has gone from being a personal work to one that is more about humanity as a whole?
【BEN】: I think that’s a fair read on it, but It’s not to say that the record isn’t personal―if anything I think went even more for the emotional jugular and “hold-nothing-back” attitude with this record.
It’s a bit like if we were able to have an intimate conversation with all of humanity in the state we’re currently in―what would we say, how would we approach things to ensure our message had the best chance of landing? Obviously, this isn’t in terms of making conveyor-belt content that the largest number of people can have the fewest problems with, but from approaching a wider-view theme in a way that is almost uncharacteristically personal, daring, and emotionally raw. We can say something is a problem, but until people “feel” the weight of that problem and what it sounds like―it won’t stick.
Q5: “A Dream in Static” はどちらかというと “I” のアルバムだったと思うのですが、”Let the Truth Speak” は “We” に焦点を当てたアルバムですよね?つまり、個人的な作品から、より人類全体についての作品になったと感じましたよ。
【BEN】: 的を得た読み取りだけど、このレコードが個人的なものではないということではなく、むしろこのレコードでは、より感情的で “何もためらわない” 態度が強調されていると思う。
もし僕たちが、現在のような世界の状態で、全人類と親密な会話を交わすことができるとしたら、僕たちは何を話し、どのように物事にアプローチして、自分たちのメッセージが確実に届くようにするだろうか?つまり、これは多くの人が最も問題を感じないようなベルトコンベアー的なコンテンツを作るという意味ではなく、より広い視野に立ったテーマに、極めて個人的で、大胆で、感情的に生々しい方法でアプローチするという意味だよ。僕たちは何かが問題だと言うことは容易くできるけれど、人々がその問題の重さとそれがどのように聞こえるかを “感じる” までは、それは定着しないと思うからね。
Q6: Why did you decide on the title “Let The Truth Speak?” Is the truth not being spoken in the world?
【BEN】: Honestly, our keyboardist, Frank, said this phrase in casual conversation that had nothing to do with this album, but it left such an immediate impression on me, and felt so poignant, that I had to write it down in my phone and file it away for future use. It turned out to be quite relevant to themes of the album we were able to create.
We as people, tribes, and bubbles are doing plenty of speaking (shouting and yelling as well). We’ve taken it upon ourselves to all have a say on matters that we don’t necessarily have the qualifications or study to meaningfully engage with; we choose which facts make into our approved narrative and discredit the rest. The truth is out there―it’s everywhere, but we’ve been doing a hell of a job burying it in our own noise.
While it may not always be rewarded, we believe that truth is indeed something sacred that should speak for itself and it’s our responsibility to elevate the voices that should most be heard on given matters and have the humility to step back when those voices are not our own. These were some of the important ways the album title came through topically on the record.
Q6: タイトルを “Let The Truth Speak” としたのはなぜですか?今の世の中では、真実が語られていないのでしょうか?
【BEN】: 正直なところ、キーボーディストの Frank が、このアルバムとは何の関係もない何気ない会話の中でこのフレーズを言った時に、すぐに印象に残り、とても心に響いたから、今後のためにスマホにメモしてファイルしておいたんだ。そしてその言葉は、僕たちが作ることができたこのアルバムのテーマとかなり関係があることがわかったんだよ。
僕たちは人間として、民族として、そしてバブルの中で、たくさんの言葉を発している。そうして、必ずしも有意義に関与する資格も勉強もしていない事柄について、全員が発言することを自らに課してきたんだ。真実はそこらじゅうにあるのに、僕たちはそれを自分たちでノイズの中に埋没させてきたわけだよ。
真実はそれ自体で語られるべき神聖なもの。だからこそ、常に報われるとは限らないけど、僕たちは様々な問題に関して最も耳を傾けるべき声を知り、その声が自分たちのものでないときには一歩下がる謙虚さを持つことが責任だと信じている。このアルバム・タイトルは、この作品を通して表現されている重要なテーマなんだ。
Q7: Once again, the album brings together a variety of singers, not just one. What was the reason of gathering “storytellers” of various cultures, races, and religions from around the world?
【BEN】: A ‘We’ instead of ‘I’ album definitely would have felt hollow and inauthentic if we in Earthside, and just a handful of big rock and metal singers, took it upon ourselves to be the lone narrators of a big-picture album on a topic as wide as truth. There had to be the broad diversities of perspectives, cultural influences, and life experiences to give the album the scope we knew it needed to have. We also needed specific kinds of singers from backgrounds outside of rock and metal to allow the individual songs we had written to be their authentic selves.
After the introspection of A Dream In Static, we came to realize that the problems we were facing as individuals and in our communities were not unique to our experiences and were playing out on a much wider generational and ideological stage across the world. It’s obviously quite worrying and overwhelming to realize this, but it also gives us a kind of solidarity with people in a state of struggle and upheaval in any country or community.
Q7: 今回もまた、一人のシンガーだけでなく、さまざまなシンガーが参加しています。世界中から様々な文化、人種、宗教の “語り部” を集めた理由はなぜですか?
【BEN】: “私” ではなく “私たち” のアルバムにおいて、もし大物ロック・シンガーやメタル・シンガーが、真実のような広いテーマを扱った大局的なアルバムの語り手を一人で引き受けたとしたら、間違いなく空虚で不真面目なものに感じられただろう。このアルバムに必要だとわかっていた “幅” を持たせるためには、多様な視点、文化的影響、人生経験が必要だった。また、ロックやメタル以外のバックグラウンドを持つ、様々なタイプのシンガーが必要だった。
“A Dream In Static” の内省の後、僕たちは個人として、また地域社会で直面している問題が、自分たちだけの経験ではなく、世界中のもっと広い世代やイデオロギーの舞台で繰り広げられていることに気づくようになった。このことを理解することは、明らかに憂慮すべき事柄で、圧倒されることでもあるけど、同時に、どの国やコミュニティにおいても闘争や激動の中にある人々との連帯感のようなものを与えてくれるんだよ。
Q8: In fact, nothing can transcend racial, cultural, linguistic, and religious barriers like metal and progressive music. Why do you think this genre has that power?
【BEN】: Many people who gravitate toward metal, alternative rock, or progressive music often have felt excluded by their social surroundings―maybe even society at large―and are seeking more open-minded communities and outlets to enrich their lives and allow them to feel comfortable in their own skin―places where it is OK to be your authentic self. Metal and progressive music scenes can often provide that meaningful connection whether in person, or often remotely online.
There are some surprisingly, and unfortunately, narrow-minded and progress-resistant people in these musical spaces, but they are not the majority. Metal and progressive music have active, rather than passive, listenerships―you have to seek them out and do the work to engage with the art―there’s a level of openness that is asked of the listener and that openness often, but not always, translates to how we see and empathize with others. Also, metal, alternative, progressive, and post music genres (when they’re good at least often have cathartic content that elicits strong emotional reactions. We can’t always convince others to see things from another point of view, but if we can make them feel something undeniable, that’s where progress begins.
Q8: 実際、メタルやプログレッシブ・ミュージックほど人種、文化、言語、宗教の壁を超越できるものはないですよね?なぜこのジャンルにそのような力があると思いますか?
【BEN】: メタルやオルタナティヴ・ロック、プログレッシヴ・ミュージックに傾倒する人々の多くは、社会的な環境から、もしかしたら社会全体からさえも排除されていると感じていることが多いんだ。だからこそ、自分の人生を豊かにし、自分の肌に馴染むことのできる、よりオープンマインドなコミュニティや出口を求めているんだよ。メタルやプログレッシブ・ミュージックのシーンは、対面であろうと、あるいはしばしばオンラインで遠隔地であろうと、そうした有意義なつながりを提供してくれるんだ。
僕たちのジャンルの音楽空間には、驚くほど、そして残念ながら、偏狭で進歩に抵抗する人々もいるけど、彼らが大多数ではない。メタルやプログレッシブ・ミュージックのリスナーは受動的ではなく能動的なんだ。また、メタル、オルタナティブ、プログレッシブ、ポスト・ミュージックといったジャンルは(少なくとも良いものであれば)、強い感情的反応を引き出すカタルシスをもたらす内容を持っていることが多い。だからこうした音楽で別の視点から物事を見るように他人を説得できるとは限らないけど、少なくとも否定できない何かを感じさせることができれば、そこから進歩が始まるのだから。
EARTHSIDE’S RECENT SIX FAVORITE ALBUMS !!
Palm Reader “Sleepless”
Very cool atmospheric post-hardcore / alt-metal record with strong, unique vocals by a band we felt many people overlooked
Jambinai “Onda”
Awesome Korean post-rock with traditional instrumentation. In some ways, they sound a little like an Eastern Earthside to me 😉
King Woman “Celestial Blues”
A beautiful, moody, sludgy, and raw singer-songwriter project featuring a very sultry voice and a captivating “devil as protagonist” theme
Perturbator “Lustful Sacraments”
My favorite electronic artist added some really cool analog post-punk instrumentation to his repertoire on this one. The closer “God Says” is an emotional masterpiece, featuring captivating vocals from Hangman’s Chair.
Vildhjarta “måsstaden under vatten”
My favorite metal record in recent years. I love how musical this band makes evil and dissonant music sound. It’s groovy, atmospheric chaos that gets stuck in my head on repeat. I admire this band for going away for as long as they did and then really “bringing it” on their long-awaited comeback. Hopefully, we, in Earthside, did much the same here!
Bruit “The Machine Is Burning”
A couple of the guys were quite taken by this project’s unique orchestral take on post rock. The members of the group spend their time in a variety of other projects—but it would be very cool to share the stage with them when they’re back on cycle.