EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH GREG SPAWTON OF BIG BIG TRAIN !!
Guardian Of Prog, Pride of England, Big Big Train Keeps Getting Bigger And Bigger. The Octet Has Just Released Their Newest Record “Grimspound”! Huge Ensemble Creates The Most Beautiful Tapestries Of The Year.
DISC REVIEW “GRIMSPOUND”
英国プログレッシブのプライド、伝統と熟練の8人編成 BIG BIG TRAIN が壮大なるマスターピース “Grimspound” をリリースしました!!時にフォーキ、時にミステリアス、そして時に無上のメランコリーを放つドラマティックな作品は、プログロックの牙城として実に意義深く聳えたっています。
近年、”プログ” は再びその価値を取り戻し、舞台には様々な若き才能が登場しています。”モダンプログレッシブ” と称されるこのムーブメントにおいて、ある者はメタル、ある者はエレクトロニカ、ある者はポストロック、ある者はアヴァンギャルドへと接近し、そのエッセンスが融解、対流することで多様性を軸とした百花繚乱のプログレッシブサウンドを響かせていることはご存知の通りでしょう。 BIG BIG TRAIN も90年結成とは言え “プログ第三世代” に分類される現代を生きるバンドですが、しかしその “モダンプログレッシブ” の流れとは一線を画しているのです。
YES, ELP, GENESIS, JETHRO TULL。プログロックを創出した偉大な先人たちの遺伝子を色濃く受け継ぎ、伝統をその身へと宿す BIG BIG TRAIN のサウンド、足跡は、レジェンドが失われつつある今、確実にその重要度をさらに増しています。ただ、高いミュージシャンシップと展開の妙、キャッチーでフォーキーなメロディー、幾重にもレイヤーされたシンフォニックなアンサンブル、そして卓越したストーリーテリングの能力を有するバンドは、”ここ10年で最も重要なプログバンド”の一つとして語られる通り、決して第一世代の “Pomp” 代用品ではなく、本物の英傑としてリスナーの信頼を勝ち得ているのです。
2009年の出世作 “The Underfall Yard” でフルート、バンジョー、マンドリン、オルガンなどをこなすマルチプレイヤー/ボーカル David Longdon が加入して以来、BIG BIG TRAIN は人気と共に、その編成もまた “Big” となって行きます。元 XTC の名ギタリスト Dave Gregory を正式に加え6人編成でリリースしたダブルコンセプトアルバム “English Electric” は、多彩な音色を個性と定めたバンドの金字塔だと言えますね。
インタビューにもある通り、当時バンドはライブを行っていなかったためスタジオのみにフォーカスすることとなり、作品にはストリングス、ホーンなど総勢20人弱のゲストプレイヤーが参加。綿密にデザインされたレイヤーサウンドが運ぶ極上の叙情性、情景描写はまさにストーリーテラーの面目躍如。英国の風景を正しく投影し、ステージを想定しない絶佳のアンサンブルを備えた”完璧なる”スタジオアルバムが完成したと言えるのではないでしょうか。
2014年からライブを再開したバンドは、アルバムを再現するために新たなメンバーを物色し、さらに BEARDFISH の鬼才 Rikard Sjöblom とストリングスなら何でもこなす Rachel Hall を手中に収めます。5名がギターと鍵盤両方を演奏可能、ヴァイオリンやフルートもメンバー内で賄える衝撃の8人編成へと進化しリリースした前作 “Folklore” は、タイトル通りトラッド要素を強調しバンドの新たな可能性を提示した意欲作に仕上がり、海外の様々なプログ専門誌で年間ベストアルバムに撰されるシーンの最重要作品となったのです。
最新作 “Grimspound” はジャケットのカラスが示すようにその “Folklore” と対になる作品です。とは言え、ケルトサウンドを前面に配したタイトルトラックで幕を開けた “Folklore” とは対照的に、アルバムはダイレクトにプログロックのダイナミズムを伝える “Brave Captain” でスタートします。静謐でアンビエントなイントロダクションを切り裂きバンド全体が躍動すると、リスナーは1910年代へと時代を遡って行くのです。
David Longdon が紡ぐWW1の英国エースパイロット Captain Albert Ball のストーリーは勇壮にして孤独。その表情豊かで凛々しき歌声は空の”ローンウルフ”が眼前に降臨したかのような錯覚をもたらします。ヴァイオリンと鍵盤が織り成す流麗なダンスは空の主役を際立たせ、シンプルでキャッチーなメロディーのリフレインは勇敢なブレイブキャプテンを讃えます。
実際、ユーティリティーに使用され、時に主役を食うほどの存在感を発するストリングスと鍵盤の活躍は “Grimspound” の特徴だと言えるでしょう。イングランドの忘れられたヒーローたちのストーリーに焦点を当てたアルバムで、Rachel はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを使い分けサウンドに濃淡を刻み、鍵盤隊はシンセ、ピアノ、オルガンを巧みにレイヤーしアルバムのアンサンブルをアートの域まで高めているのですから。
ジャズのインテンスを内包する “On The Racing Line”、フルートの芳醇な響きが郷愁を誘う “Experimental Gentleman” を経てたどり着く “Meadowland” はバンドの今を象徴する楽曲です。確かに “レトロ” がキーワードにも思えた BIG BIG TRAIN はしかし、フォークやエスニックの影響を一層加えることで真に偉大なバンドへとその姿を変えつつありますね。彼らの音楽は一貫してその母国イングランドからインスピレーションを得ていて、かの地の伝承や景色、人物を描き続けています。そして “Meadowland” の素朴で心洗われるトラッドサウンドは、鮮明に緑一面の牧草地帯を、吹き抜ける風を、湿気を孕んだ空気の匂いまでもリスナーにイメージさせるはずです。そうした BIG BIG TRAIN の創出する、イマジネーティブで群を抜いたサウンドスケープは、トラッドの女神 Judy Dyble との詩情豊かなデュエット “The Ivy Gate” に結実しているように感じました。
インタビューにもある通り、コンポーザーが増え続けるバンドは、2009年からEPを含めるとほぼ毎年のように作品をリリースしています。しかし、驚異的な多作にもかかわらず音楽の質は向上の一途を辿っており、”Folklore” から一年経たずに織り上げられた美しきタペストリー “Grimspound” はまさにその素晴らしき証明書と言えるのではないでしょうか。
今回弊誌では、バンドの創立メンバーでメインコンポーザー、流麗なベースラインを聴かせる Greg Spawton にインタビューを行うことが出来ました。日本でも海外と同等の評価を得られるように祈ります。どうぞ!!
BIG BIG TRAIN “GRIMSPOUND” : 9.8/10
INTERVIEW WITH GREG SPAWTON
Q1: Hi, Greg! This is the first interview with you. So, at first. could you tell us about your band? I’ve been thinking about this for a while, what’s the meaning behind your band name “Big Big Train”?
【GREG】: My family have a background of working on the railways. My grandad and uncles worked on the railways in a town in the Midlands of England called Leicester. They rented a little railway cottage and my Mum was brought up there. We were always surrounded by things from the railway. One Christmas, when I was very young, I was bought a trainset which was called Big Big Train. I played with it throughout my childhood and when I was older I remembered the name and suggested it for the band.
Q1: 本誌初登場です!まずは長年気になっていたバンド名 “Big Big Train” の由来について話していただけますか?
【GREG】: 実は僕の家族は鉄道会社勤務というバックグラウンドを持っているんだ。祖父と叔父はイングランド中部、レスターという街にある鉄道で働いていたんだよ。
彼らは小さなレールウェイコテージを借りていて、母はそこで育ったんだ。つまり僕の家族はいつだって鉄道に纏わるものに囲まれていた訳さ。
僕がまだとても若かったあるクリスマスに、”Big Big Train” というオモチャの鉄道模型を買ってもらったんだ。子供時代はずっとそれで遊んでいたね。大人になってからそのことを思い出して、バンド名に提案したのさ。
Q2: Big Big Train keeps getting bigger and bigger. It’s double meaning. Your band has gained in popularity, and also the members have been increasing. Big Big Train is consisted by eight members now! Why did you become such a large group?
【GREG】: The group really started to pick up a lot more listeners when we made an album called The Underfall Yard in 2009. At that stage, we were just a studio band and we had no plans for playing live, So, when we came to make that album we had multiple guitar and keyboard parts and we used string players and brass players without any thought of having to play the songs to an audience. When we started to play live again in 2014, we had a decision to make as to whether to strip the songs down into simpler arrangements or to try and play them on stage as they were originally composed. So, we brought Rikard into the band on guitars and keyboard and Rachel on violin so that we could perform the songs properly, which brought the number of band members up to eight. We also play with a brass band of five players so there are normally 13 of us onstage for gigs. It is a big big band!!
Q2: BIG BIG TRAIN はどんどんビッグになりますね!その人気もバンドの人数も。今では8人のメンバーを擁しています。
【GREG】: 確かにバンドは、2009年に “The Underfall Yard” を作って以来、より多くのリスナーを獲得し始めているね。当時の僕たちはスタジオバンドで、ライブの予定はなかったんだよ。だからアルバムを作る際には、ギターやキーボードを幾つも重ねて、ストリングスやブラスも使用したんだよ。オーディエンスの前でプレイすることを全く考えずにね。
2014年に再びライブでプレイを始めることになり、僕たちは決断を迫られたんだ。楽曲をシンプルにアレンジし直すか、オリジナルのままプレイするかをね。だから Rikard をギター/キーボードで、Rachel をヴァイオリンでバンドに呼んだんだよ。それにより、僕たちは楽曲を正しく演奏することが可能になったんだ。8人編成になったんだよ。
ライブでは5人のブラスバンドもプレイしているから、普段のギグには13人が出演していることになるね。まさに “Big Big Band” だよ!
Q3: So, let’s talk about your newest album “Grimspound”. It was release in a very short term from your successful previous record “Folklore”. You know, crows are drawn on both artworks. Is “Grimspound” a sequel to “Folklore”, like “English Electric” Pt 1 and Pt 2?
【GREG】: Yes, it has turned out that way, although it wasn’t planned. English Electric Parts One and Parts Two were always conceived to be two connected releases and we had both albums more-or-less finished at the same time. In effect, it was a double album which we split into two single albums. With regard to Folklore and Grimspound, we weren’t planning such a speedy release of a new album after Folklore, but we found ourselves with a lot of new material and so we decided to crack on and make Grimspound. There were strong connections with the songs on Folklore, so it seemed right and proper for our cover star, the crow, to feature on both releases.
Q3: では最新作 “Grimspound” について話しましょう。前作 “Folklore” から非常に短いインターバルでのリリースとなりましたね。奇しくもこの2作のアートワークにはカラスが描かれています。”English Electric” Pt 1, Pt 2 のような、繋がりのある作品なのでしょうか?
【GREG】: そうだね、結果としてはそうなったね。だけど計画していた訳じゃないんだ。”English Electric” Pt1, Pt2 に関しては、常に繋がりを意識して制作したし、ほぼ同時に完成したんだよ。つまり、ダブルアルバムだけど別々にリリースしたという感じなんだ。
“Folklore” と “Grimspound” に関しては、”Folklore” の後こんなに早く新作をリリースしようと考えていた訳ではないんだ。だけど新しいマテリアルが沢山生まれて、それならば進めてみようと決断し “Grimspound” を制作したんだよ。
“Folklore” との楽曲には強い繋がりがあるんだ。だからカラスを両方のアートワークにフィーチャーしたのは正しく適切だったと思えるね。
Q4: “Grimspound” is a late Bronze Age settlement, situated on Dartmoor in Devon, England. What made you choose this 24 hut circles surrounded by a low stone wall for the album title?
【GREG】: Grimspound is a very evocative place. Dartmoor is an area of isolated moorland and this ancient settlement on the moor, which was abandoned 3000 years ago, is very dramatic. The settlement was named by the Anglo-Saxons, maybe 1500 years or so after it had been abandoned. The Anglo-Saxons would have had no knowledge of the people that lived there and so associated it with one of their gods, Grimr, hence the name Grimspound. In their mythology, the god, Grimr, was often seen with two ravens, so there is a connection to the crow on the cover.
Q4: “Grimspound” とは後期青銅器時代の遺跡でイングランドの Devon, Dartmoor に存在します。なぜこの石の遺跡の名をタイトルに冠したのですか?
【GREG】: “Grimspound” はとても喚情的な場所なんだよ。Dartmoor は孤立した湿原地帯で、この湿原に聳える古代の遺跡は3000年前に放棄されたんだ。とてもドラマチックだよね。
“Grimspound” という名前はその1500年後くらいにアングロサクソン人によって名付けられたんだ。アングロサクソン人はそこに住んでいた人について何も知らなかったから、彼らの神々の1人である Grimer と関連付け “Grimspound” と名付けたんだよ。
彼らの神話では、神 Grim はしばしば2匹のカラスを伴っていたんだ。だからアートワークにカラスを描いたんだよ。
Q5: Captain Albert Ball, scientists of HMS Endeavour, John Cobb (who is also featured on “Folklore”), Uncle Jack (featured on English Electric)… “Grimspound” seems to focus on the tales of national heroes. Could you tell us about the concept or lyrical themes of “Grimspound”?
【GREG】: Actually, I would say some of these are characters who should be heroes but who have been forgotten a little along the way. The stories of Captain Albert Ball and car racer John Cobb are not known very well in England now and we are doing our bit to remember their tales. As for the HMS Endeavour, most people focus on Captain Cook rather than the scientists who were onboard his ship, so it is good to give them a little attention. Grimspound itself isn’t a concept album. It is a collection of individual stories told in song with an underlying theme of mankind being at its enlightened best when it is looking to do great things and setting a course for the stars.
Q5: エースパイロットのアルバート・ボール、エンデバー号の科学者たち、レーサーのジョン・コブ、アンクルジャックなどアルバムではイングランドの英雄にフォーカスしているように思えます。
【GREG】: 実際のところ、今回扱ったキャラクターの中には、ヒーローであるべきなのに少し忘れられた存在の人物たちも含まれているよ。キャプテンアルバートとレーサージョン・コブのストーリーは現在イングランドではあまりよく知られていないんだ。だから僕たちが扱うことで少しでも思い出してくれたらと思うよ。
エンデバー号の科学者たちについては、ほとんどの人が彼らよりもキャプテン・クックに注目していることだろうね。だから彼らにも注意を払って貰えればと思ったんだ。
“Grimspound” それ自体はコンセプトアルバムではないよ。偉大な足跡を残した人物たちのストーリーを楽曲で紡ぐコレクションなんだ。
Q6: “A Mead Hall In Winter” is typically, Rikard Sjoblom brings flesh energy to the band. Interestingly, he seems to compose more “Prog” like songs, I feel. David also has done very good job from “English Electric”. What’s your thought about increasing composer in your band?
【GREG】: It has been an interesting journey for me. Back in the days of The Underfall Yard in 2009, I was the only composer in the band. When David joined he brought with him his voice and also his ability as a songwriter. I was very pleased when his songs started to become part of the band’s sound on the English Electric albums. We were always aware that Rikard was a very strong writer because of his work with Beardfish and Gungfly and were delighted when he started to put forward some songs for Big Big Train. In practical terms, what it means is that we have been able to release two full length studio albums within a year as we have a great depth of songwriting resources in the band. I think it also helps to expand our sound..
Q6: “A Mead Hall In Winter” は典型的ですが、Rikard Sjoblom はバンドにフレッシュなエナジーをもたらしていますね?興味深いことに彼の楽曲はより”プログ”的だと言えます。David も “English Electric” から作曲に貢献していますし、バンドにはコンポーザーが増えていっていますね?
【GREG】: 僕にとって実に興味深い旅路だよ。”The Underfall Yard” をリリースした2009年ごろは、バンドで僕だけがコンポーザーだったんだ。後に David が加わり、ボーカルだけでなく、ソングライターとしての能力もバンドにもたらしてくれたんだ。僕は “English Electric” で彼の楽曲がバンドサウンドの一部となり始めていることがとても嬉しかったんだよ。
僕たちはいつも Rikard が強力なライターであることに気づいていたよ。その実力は BEARDFISH と GUNGFLY で証明済みだからね。だから彼が BIG BIG TRAIN のために作曲を始めて嬉しかったね。
これだけソングライターがいるからこそ、バンドが一年に2枚のフルアルバムをリリースすることが可能となった訳だよ。バンドの作曲に関して深みが生まれたね。そしてバンドのサウンドを拡大させることにも繋がったと思うな。
Q7: Judy Dyble, who sang on Fairport Convention’s debut album, guests on “The Ivy Gate”. Interestingly, she and Ian McDonald joined and recorded several tracks with Giles, Giles and Fripp, later becoming King Crimson. Anyway, her voice fits this folk tune well. It seems you forcus on Folk element more recently. Do you agree that?
【GREG】: There is no danger that we will ever turn into a folk band. We enjoy progressive music very much and are very pleased to be working within such an expressive and powerful genre. We do like some folk music, and from time-to-time that influence will crop up in our songs. Some albums may have a bit more of a folk influence than others. Interestingly, if you talk to Judy, she does not see herself as a folk singer. That is where much of her audience lies, but she doesn’t want to be seen as only working within that genre.
Q7: FAIRPORT CONVENTION のデビュー作で歌っていた Judy Dyble が “The Ivy Gate” にゲスト参加しています。彼女の声はこのフォークチューンに良く合っていますね。近年、バンドはよりフォーク要素にフォーカスしているようにも思えます。
【GREG】: 僕たちがフォークバンドになる恐れはないよ。プログレッシブな音楽をとても楽しんでいるし、この表現力豊かでパワフルなジャンルに所属していてとても嬉しいんだよ。
確かに僕たちはフォークミュージックが好きだし、時にその影響が楽曲に現れることもあるよ。いくつかの作品は、他のアルバムより顕著にその影響が出ているかもしれないね。
興味深いことに、Judy と話せば分かるけど、彼女は自分をフォークシンガーだと捉えてはいないんだ。 確かにフォークミュージックは彼女の主戦場だけど、そのジャンルだけに限定されたくないんだよ。
Q8: Personally, I feel pride of England when I’m listening to your works. From Yes to Marillion, and Porcupine Tree, BBT, always the protagonist of the Prog Rock was England. We have lost many legends in the past few years. Do you think that it is your mission to take over their legacy?
【GREG】: It is certainly the case that England has been one of the main countries from which progressive music has emanated. I am half English and half Italian and Italy is another country with some great prog rock bands. There have been some terrible losses recently, including John Wetton, Chris Squire and Keith Emerson. All of those musicians have been influences on Big Big Train, especially John Wetton who was a supporter of Big Big Train. If we are doing our little bit to carry on their tradition then that is a good thing.
Q8: BIG BIG TRAIN の音楽からはイングランドのプライドを感じます。プログロックの主役はいつもイングランドでしたが、近年私たちは多くのレジェンドを失いました。BIG BIG TRAIN こそが彼らの意思を継ぐバンドだと思います。
【GREG】: 間違いなく、イングランドはプログレッシブミュージックが生まれてから主役の一国であり続けてきたね。僕はイングランドとイタリアのハーフなんだけど、イタリアはもう一つの主役と言える訳だからね。
近年、僕たちは John Wetton, Chris Squire, Keith Emerson を含む大きな損失を経験したね。そういった偉人全員が BIG BIG TRAIN に影響を与えてきたんだよ。特に Wetton は BIG BIG TRAIN のサポーターとも言える存在だったからね…だから、もし僕たちが彼らの伝統を少しでも引き継げるなら、それは良いことだと思うな。
FIVE ALBUMS THAT CHANGED GREG’S LIFE
GENESIS “SELLING ENGLAND BY THE POUND”
It is the first prog rock album I heard and still one of the greatest of all albums in the genre.
ANTHONY PHILLIPS “THE GEESE AND THE GHOST”
This is the album that made me want to take up the guitar.
PREFAB SPROUT “JORDAN: THE COMEBACK”
A very important album to me which influenced my songwriting and made me want to get better at writing songs
ELBOW “BUILT A ROCKET BOYS!”
An album that means a lot to me because of its lyrics and the emotional content of the songs
XTC “NONSUCH”
And finally, another album which has been a big influence on my writing is Nonsuch by XTC.