SLAUGHTER TO PREVAIL の新作のサウンドはどうなるのでしょう?
「”Kostolom” の良いところを取り入れ、それと同じかそれ以上のものを作ろうと思っている。おそらくデスコアにはならないだろうね、デスコアには飽きたから。正直に言うと、スラミングとかデスコアとか、そういう本当にヘヴィなものには飽きたんだ。デスメタルも好きだ。デスコアも好きだ。だけど、何か新しいものを作りたいんだ。何か巨大なものを作りたいんだ。例えば、RAMMSTEIN 。彼らはかなりクソ重いギターリフを持ってる。クソ重いけど、シンガーが歌っている。彼はクリーン・ボーカルをとる。でも、同時に、人々が(歌詞を)理解することができるから、かなり巨大なバンドなんだ。みんながあの雰囲気を感じ取ることができるんだ。俺たちはそういうものを作り出さなければならない。例えば、SLIPKNOT。90年代、彼らはデスメタルとヘヴィメタル、そしてニューメタル、これらすべてをミックスした。俺も同じことをしたい。SLAUGHTER TO PREVAIL と Alex Terrible の名前を音楽史に刻みたい。俺は普通のデスコアやデスメタルバンドにはなりたくない。何かクレイジーなことをしたいんだ」
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH YURI LAMPOCHKIN OF THE KOREA !!
“Right Now, We Are Feeling Like Musicians On Titanic, Who Continued To Play For The People In Their Darkest Hour, But We Want To Let Our Music Speak For Us.”
DISC REVIEW “VORRATOKON”
「僕たちのような音楽が流行りはじめたのは、00年代にローカルなバンドがメタルコアや Nu-metal に影響されたヘヴィな音楽を演奏し始めたのが最初だったと思う。ただ、国境を越えて音楽を届けるには常に問題があったんだけど、ストリーミング産業、特に Spotify や Apple Music といった大手が登場すると、それがずっと簡単になったね」
古くは ARIA や GORKY PARK、長じて EPIDEMIA や ABOMINABLE PUTRIDITY など、ロシアにはメタルの血脈が途切れることなく流れ続けています。ただし、その血管が大動脈となり脈打ちはじめたのは、00年代の後半、メタルコアや djent の影響を受けたテクニカルで現代的なメタルが根付いてからでした。モダン・メタルの多様な創造性は、ギタリスト Yuri Lampochkin 曰く “あらゆる音楽を聴く” ロシアの人たちの心にも感染して、瑞々しい生命力を滾らせていったのです。
仮面のデスコア怪人 SLAUGHTER TO PREVAIL のワールド・ワイドな活躍はもちろん、ギターヒーローとして揺るぎない地位を獲得した Sergey Gorvin、独自のオリエンタル・メタルコアでプログレッシブのモーゼとなった SHOKRAN、複雑怪奇と美麗のマトリョーシカ ABSTRACT DEVIATION など、10年代初頭、我々は芸術的 “おそロシア” の虜となっていきました。THE KOREA もそんな文脈の中で光を放つバンドの1つ。当時、Bandcamp で “Djent” タグを熱心に漁っていた人なら知らない者はいないでしょう。
「音楽で最も感動的なことのひとつは、常に新しい方法を探して、美しいもの、本当にパワフルなものを作り、自分の音や自分の音楽の感じ方を常に進化させることなんだ。僕たちは当時からその感覚を持っていて、今もそれが THE KOREA の原動力になっているんだよ。個人的に影響を受けたのは、これでもだいぶ絞っているんだけど、Jim Root, Jaco Pastorius, Ian Paice, Chester Bennington, Misha Mansoor といったところだね」
THE KOREA が唯一無二なのは、djent と Nu-metal という台風並みの瞬間風速を記録したメタル世界の徒花を、包括的なグルーヴ・メタルと捉え両者の垣根を取り払ったところでしょう。Jaco Pastosius や Ian Paice といったロックやジャズの教科書をしっかりと学びながら、まさにパワフルで美しい “新しい方法” をサンクトペテルブルクで創造しました。
莫大な情報と自由が存在する “西側” の国々でさえ、ハイパーテクニカルな LIMP BIZKIT や 拍子記号に狂った SLIPKNOT、やたらと暴力的な LINKIN PAPK なる “もしも” は考えもしなかったにもかかわらず。そんな “If” の世界を彩るは、雪に政府に閉ざされたロシアの哀しき旋律、それにトリップホップの無垢なる実験。
「僕たちの楽曲 “モノクローム(Монохром)”では、世界における暴力、特に戦争に終止符を打つことについて話している。戦争はもう、僕たちの生活の中にあってはならないことで、世界中の人々がそれに気づき、互いに争うことをやめるべきなんだよね。この曲は1年以上前に書かれたものなんだけど、まさか最近の出来事とこうして結びついていくなんて、僕たちには想像もつかなかったよ」
ロシア語で “耳を傾ける” を意味する最新作 “Vorratokon” はそんな彼らの集大成。戦争を引き起こしたロシアの中にも平和と反戦を願う “優しい” 人たちが存在すること。我々はそんな小さな声にもしっかりと傾聴すべき。奇しくもそんな祈りがタイトルから伝わってくるようです。
「僕たちの国にとって、残酷と不正のトピックは特に重要なんだよ。だけどロシアの社会は、明らかな問題を認識して解決し始めるレベルにもまだ達していないんだ…」
かつて、弊誌のインタビューで同じくロシア出身のチェンバー・デュオ IAMTHEMORNING はこう語ってくれました。もしかしたら、ロシアの中には戦争賛同者が想像以上に多く存在しているのかもしれません。しかし、その一つの意見を切り取ってロシアの総意のように発信するのは明らかに間違いです。
「俺たちは残忍な音楽を演奏しビデオには武器も出る。だけどどんな戦争にも反対だ。ウクライナで起こっていることにとても傷ついている。どうかロシア国民全体を共犯者だと思わないで欲しい。皆の頭上に美しい、平和な空が広がりますように」
SLAUGHTER TO PREVAIL、Alex Terrible の言葉です。こんな考えのロシア人もまた少なくないはずです。政治はともかく、少なくとも音楽の、芸術の世界では Yuri の願い通り私たちは “壁” を作るべきではないでしょう。
今回弊誌では、Yuri Lampochkin にインタビューを行うことができました。「今、僕たちはタイタニック号のミュージシャンのように、最も暗い時にいる人々のために演奏を続けているような気分なんだ…僕たちの音楽が僕たちの心を代弁してくれたらいいんだけどね」こんな時期に、こんな状況で本当によくここまで語ってくれたと思います。どうぞ!!
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KIBERSPASSK OF BABA YAGA !!
“See Bear” Is a Song About My Homeland, My Native Land. A Song About The Pristine Beauty And Greatness Of Siberia. I Am Very Inspired By The Pure Siberian Nature, Endless Expanses And a Huge Blue Sky.”
EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH GLEB KOLYADIN OF IAMTHEMORNING !!
Not Only A Gifted Pianist And Keyboardist, But A Brilliant Songwriter And Arranger, Iamthemorning’s Keyboard Wizard Gleb Kolyadin Shows His Incredible Talent With His Kaleidoscope-ish Solo Debut “Gleb Kolyadin” !!
DISC REVIEW “GLEB KOLYADIN”
崇高で森厳なる夢幻世界を具現化し、知性とロマンの宝石箱でプログシーンに衝撃をもたらした iamthemorning。幽玄の歌姫 Marjana を存分に駆使するコンダクター、Gleb Kolyadin が自身の “音楽日記” を更新するソロデビュー作 “Gleb Kolyadin” をリリースしました!!
万華鏡の世界観で待望の “キーボードヒーロー” が紡ぐ豊潤で鮮やかなサウンドスケープは、弦数を増やし複雑さと重厚さで近代インストゥルメンタルミュージックの花形となったギターへと突きつけた挑戦状なのかも知れませんね。
「この作品のアイデアは何年も前から積み重ねられて来たものだということなんだ。僕は長年、”Polonuimcubes” という音楽日記のようなものを書き続けているんだよ。」セルフタイトルで自身のポートレートをアートワークに冠した作品は、Gleb の書き連ねた音楽日記と自身のパーソナリティーを投影したまさに自叙伝のようなアルバムです。
“From Stravinsky to Keith Jarrett to ELP”。クラッシック、現代音楽、ジャズ、アンビエント、そしてプログレッシブに敬意を表したマイスターの自叙伝、ワイドで限定されない豊かなイマジネーションは、まさに多様なモダンミュージックの雛形だと言えますね。グランドピアノの凛とした響きは、時に Chick Corea の流麗なエレクトリックキーボードや Brian Eno の空間の美学へと移行し、全てを抱きしめたロシアンマイスターの傑出した才能を伝えています。
つまり、Gavin Harrison, Nick Beggs, Theo Travis といったプログシーンの重鎮がドラムス、ベース、フルート&サックスで牽引し、スーパースター Steve Hogarth, Jordan Rudess がゲスト参加を果たしたこのレコードでは、しかし Gleb こそが凛然と輝く星斗。
アルバムオープナー、”Insight” は Gleb の新たな音旅への “洞察” を高めるリスナーへのインビテーション。Gleb のピアノと Gavin のドラムスは、まさに一枚岩の如く強固に同調しアルバムの骨格を形成し、サックスと弦楽器を巧みに操るシンセサイザーの躍動は印象的なメロディーの潮流と共に作品の自由と鮮度を伝えます。
万華鏡の世界観を象徴する “Kaleidoscope” はモダンとレトロの交差点。プログレッシブの遺産を濃密に宿したピアノが奏でる爽快なテーマは ELP の “Hoedown” にも通じ、Gleb の繊細かつ大胆な鍵盤捌きは言葉を失うほどにスリリングです。
Tatiana Dubovaya のエセリアルなコーラスが切れ込むと雰囲気は一変し、突如として世界は荘厳なる現代的なアトモスフィアに包まれます。そうして楽曲は、フルートの音色を皮切りにエレクトリックカーニバルの大円団へと向かうのです。もちろんここに広がる多彩な”Kscope” はレーベルの美学、ポストプログレッシブの理念とも一致していますね。
そうして “Eidolon”, “Constellation/ The Bell” といった浪漫溢れるピアノの小曲と同様に、ボーカル曲も “Gleb Kolyadin” が誇る “Kscope” の一つとなりました。
“Storyteller” で Jordan Rudess とのヒリヒリするようなインテンスを終えた後辿り着く”The Best of Days” は終幕に相応しき叙情のドラマ。MARILLION の Steve Hogarth と Gleb のコンビネーションは極上のアトモスフィアとセンチメントを創造し、ノスタルジアを深く湛えた楽曲はリスナーの過去へと旅立ち “古き良き日” を克明にイメージさせるのです。
「現在ピアノは、僕にとって自分の思考や感情を表現するためのベストなオプションなんだ。」と語る Gleb。どこまでも謙虚なピアノマンはしかし、間違いなくプログシーンのセンターに立っています。長く待ち望まれた新たな鍵盤の魔術師はロシアからの登場。Gleb Kolyadin です。どうぞ!!
突如現れたスーパーグループ。シベリアンメタルの体現者 PETER G. SHALLMIN がKING DIAMOND の MIKE WEAD, UNEVEN STRUCTURE の MATTHIEU ROMARIN, そして PRIMUS の TIM ALEXANDER という「えっ?どうやって集めたんですか?」なメンバーを集めてデビュー作 ‘ALL YOU WANT TO’ をリリースしました。各自所属バンドの音楽性とは少し異なったオルタナ方面の楽曲群ですが演奏には各々の個性が炸裂していて良いアルバムだと思います。どうやって集めたのか PETER G. SHALLMIN に話が聞けました。インタヴューです。どうぞ。
Jim : You mean, how are you yesterday? My today is your yesterday. Oh, I am great!!!! Haha
Andrey: Genki desu, thanks.
What do you like about Japan?
Japanese food, martial art, Cornelius, Yellow magic orchestra.
食事、武道、コーネリアスにYMO。日本が好きだよ。
Q1. Amogh Symphony is a multinational band from India, Russia, and US. I think Amogh Symphony began as solo project of Vishal. How can you,three members, get together?
Jim : I am Jim Richman, drummer percussionist for Amogh Symphony. I have been playing the drums over 30 years. I like ALL kinds of music. I like going to thrift stores and going through CDs, looking for ones to sell on Amazon. My drumset is a MADE IN JAPAN Tama Exotix 2005 Red Viking Bubinga kit with a Scandinavian Birch finish. I like all different cymbals. I use Vic Firth 5A and also 6A Birch sticks. Somehow, Vishal saw a video of me playing drums on Youtube. Thru Myspace, he would send me demos of his to check out. I would tell him what I thought. Fast forward and Vishal did ATOS. I knew he did it, but never heard it. Vishal asked if I would want to do a Richman/Singh Project. He sent me a short track to do drums on. I did that and realized it had to be Amogh Symphony. So I joined. Then Vishal found Andrey at the playground on the monkey bars.
【JIM】:僕はJIM RICHMAN。AMOGH SYMPHONYのドラマー/パーカッショニストだよ。ドラムは30年以上叩いているんだ。どんなジャンルの音楽も好きだよ。中古屋でくまなくCDを物色してAmazonの出店サービスに出すのが好きなんだ。ドラムセットは日本製でTama Exotix 2005 Red Viking Bubinga kit with a Scandinavian Birch finishだよ。シンバルは全て違うものを使っている。スティックはヴィクファースの5Aと6A、バーチだよ。
出会いの話だけど、VISHALがMyspaceに挙げていた僕の演奏動画をYou Tubeで見たんだ。それで僕にデモを送ってきたんだ。チェックしてくれってね。彼に思っている事を伝えたよ。それから彼はABOLISHING THE OBSOLATE SYSTEMを作ったんだ。作っているのは知っていたけど聴いてはいなかった。そうしたらVISHALがRICHMAN/SINGHプロジェクトをやりませんか?と聞いてきたんだ。ドラムを加えるショートトラックも送ってきた。それをやって分かったんだ、AMOGH SYMPHONYをやるべきだってね。それで加入したんだ。ANDREYはVISHALが運動場のジャングルジムで見つけた。
Q2. And would you tell us your musical upbringing?
Jim : Started drums in high school. I would play along with albums of The Who, Men At Work, Missing Persons, Chicago etc…a lot of classic rock. Went to college, studied music, played in the Jazz Orchestra. I became a jazz snob and completely lost connection with pop music for 5 years. After, I made a habit of studying with the best teachers on the east coast. Jim Chapin and Joe Morello were instrumental in my hand technique. I always have been into studying jazz. I play a little bit of keyboards, mainly chords of songs. I know how to put together chords. I think every musician needs to learn as many chords as possible.
Q2:音楽的背景を教えて頂けますか?
【JIM】:高校でドラムを始めたんだ。THE WHO, MEN AT WORK, MISSING PERSONS, CHICAGO…そういったクラッシックロックのアルバムに合わせて叩いていた。大学で音楽を学んでJAZZ ORCHESTRAでプレイしたよ。ジャズおたくになって5年ほどPOPミュージックとは完全に距離を置いていたんだ。その後僕は西海岸で一番の先生達について勉強する事になった。JIM CHAPINとJOE MORELLOにはハンドテクニックを仕込まれたよ。ジャズを学ぶことには常に夢中なんだ。キーボードも少しなら弾ける。コードくらいだけどね。ただコードの仕組みは知っているよ。ミュージシャンなら出来るだけ多くのコードを知るべきだと思うんだ。
Q1: Anyway, Let’s talk about ‘VECTORSCAN’. I think lots of your fans surprised at drastic change of your music. Vectorscan is very different from Amogh Symphony’s earlier albums i.e. ‘Abolishing the Obsolete System’(2009) and ‘The Quantum Hack Code’(2010). Do you agree with that? From your website and fan page status updates, we read that lyrics are written in Assamese by Vishal’s late grandmother Labanya Prabha Nath. Vishal’s mother takes part in as a singer. There are lots of influences by traditional microtonal music and Mongolian/Asian Ethnic music. Please kindly tell us more about this. How all this happened?
Vishal : With every album, creating something new and different from previous material are what we always focused at. The first album ATOS was completely done by me alone. Then Jim helped me to upgrade the sound in second album TQHC. In this third album release, Andrey brought the microtonal and ethnic influence in the new album on which I studied further. Actually, it took me almost 3 years to study and explore further because I simply cannot stick to just one style and one sound. The concept story and some stanzas from poems/songs I found in my Late Grandma’s books had a strange puzzling connection that took me some time to figure out. Now, I was looking for someone who can sing like her, feel like her and sound like an advanced version of her voice. The only vocalist who could do that is my mother Kasturi Singh. She has a strong background in classical music, traditional dance, poetry and stories/ stage-dramas. She has control in microtones, intonations, vibratos and also she is versatile i.e she sings multi-styles of singing – jazz, classical, opera, Assamese folk etc. As a composer, I believe sticking to standard style of prog-rock or avant-garde music or jazz fusion makes things a bit uninteresting. Because for me, it’s important to see chemical reactions between different chemicals when mixed….that’s how I see the sounds.
Jim : Vectorscan is the polar opposite of TQHC. And also there are jazz, 10% metal, lo-fi electronic, etc. etc. But all in a background music score or soundtrack format.
Andrey: This album is more like a soundtrack to a movie rather than a ‘regular’ album. When you watch movies, you’re not after details. You need the atmosphere and the idea. And we’re delivering both.
Q1:では新作’VECTORSCAN’について話しましょう。多くのファンは劇的な音楽性の変化に驚くのではないでしょうか。’VECTORSCAN’は ‘Abolishing the Obsolete System’(2009) and ‘The Quantum Hack Code’(2010)といった過去の作品とは大きく異なっています。バンドのサイトで読んだのですが歌詞はチベット語でVISHALの亡くなった祖母Labanya Prabha Nathによって書かれているようですね。お母様も歌手として参加しています。音楽的にはマイクロトーン(微分音:半音よりさらに細かい)を使った伝統音楽やモンゴル/アジアの民族音楽の影響を感じました。それについて話して頂けますか?いったい何が起こったのでしょう。
Q2:Vectorscan has very magnificent concept story. Is the story of Vectorscan related to the concept stories in ‘Abolishing the Obsolete System’ and ‘TheQuantum Hack Code’ or is it a completely fresh new story which is not related to previous albums?
Vishal : It is. You can say that it’s a trilogy. I don’t mind at all.
Q2:VECTORSCANには壮大なコンセプトストーリーがありますが‘Abolishing the Obsolete System’ ‘TheQuantum Hack Code’と関係があるのでしょうか。それとも全く新しい話ですか?
【VISHAL】:そうだよ。トリロジーと言っていいと思う。
Q3:At first, I think Osir is a metaphor of China and Karna is a metaphor of Tibet. But Karna is a character from a hindu epic… Or is Osir a metaphor of Modern Society?? Does this story relate to real world? Or is this fully fiction, no metaphors whatsoever?
Vishal : Well, you have the story. If you read it more times, you will come to know it’s fictional, it’s related to real world and it can be just an imagination. We are thinking of posting the entire story on our site after release. It’s hard to explain in words. You just need to read it few times and think about it and understand it. I mean, what’s the point if things were all simple and straight-forward in life? Food for thought. Fuel for brain. If not a full featured film, I would love to arrange theater play on these stories.
Q4:’Junaki, Osinaki. Dhumuha, Saki.’ has aspect of Japanese traditional music. Is that right? And I heard Andrey can understand Japanese. What is Japan to Amogh Symphony?
Vishal : Junaki, Osinaki. Dhumuha, Saki is in Assamese. If translated to English, it means “A little glowing light, unknown. Storm, Lamp”. If you notice, the song titles are mostly written in rhyme-puzzles style or you can say hymns/mantras/chants styles used in tantric practices. Musically, it has Japanese traditional music influence with classical orchestration and jazz-metal. Andrey is specialized in traditional Japanese and Chinese music and instruments.
Andrey: What you said is correct. The arrangement indeed has a rather dark, sinister vibe to it, which is inspired by Japanese music. And yes, I speak some Japanese (along with some other Asian languages), I’m not too good though. As for Japan, it is indeed a bottomless abyss of a source for inspiration. Especially popular culture.
Jim : Japan is the one country that has bought the most CDs from us. We have great support from Kazuo and Asian Rock Rising. He has distributed a lot of CDs. We love Japan! As a matter of fact, a music school group in Japan, the Waseda Chanson Society, actually played one of our songs off TQHC. And it was amazing. They played it better than us.
【JIM】:日本は僕らのCDを一番買ってくれる国の一つだよ。Asian Rock RisingのKazuoには本当にサポートしてもらってるんだ。彼は多くのCDを扱っている。僕らは日本を愛しているよ!実は早稲田シャンソン研究会ってサークルが僕らのTQHCの曲をカバーしているんだ。素晴らしかったよ。僕らより上手いくらいだ。
【INSPIRATIONS】
Q1:Tell us about your inspiration – Krzysztof Penderecki. What is Avant-Garde according to you?
Vishal : Krzysztof Penderecki is one of the greatest influences for many avant-garde composers and theaters. For me, avant-garde is a state of mind where you begin to think after complete evolution. An edge of thought where you think of crossing the barrier once you’ve read and understood all instead of directly jumping to a new concept. A certain point where you believe knowledge could sometimes bring back some of the old concepts to replace some of the new ones. Fixing the mistakes of the neo-generation because the upgrade demands stability which neo-minds fail to execute due to lack of knowledge in history. It’s important to know “what all happened in all these years” before you think “what should come tomorrow”. A bridge between spiritual development and practical life where you can cosmic heal a disease yet you learn modern business statics. Basically, no boundaries.
Andrey: Easily one of the best avant-garde composers. You could say, he was one of the fathers of ambient music.
Q2:Do you think you are still involved with prog-rock/metal scene? Or does your interest focus on avant-garde/contemporary/jazz soundtrack music?
Vishal : The music itself is a complete misfit, it is very unstable. With all due respect, I don’t really know. But for now, it’s soundtrack music for ears.
Jim : Throughout my studies and playing, I always tried to play many different styles. I fit right in with contemporary/jazz, avant-garde, pop. I like playing music with dynamics and feeling.
Andrey: Genres kill music. When you want to simplify understanding, you create genres and styles. But music exists outside the boundaries people set. Call it ‘original soundtrack’ if the name makes it clear and simple for you.
Q3:So the core members in Amogh Symphony are multi-instrumentalists and composers. In addition to that, this album has a lot of instrumentalists, engineers and singers. The horns and brass sections are unbelievably unique in the songs. Tell us more about it?
Vishal: This time, I wanted to get an entire big band together. But I wasn’t happy with same old classic brass sections I hear in every record these days. Nothing bad about that. I work with different artists every day and produce different styles of music every day. Just tired of hearing the repetitive sounds again and again. The Goregaon Brass Orchestra is a bunch of horn players from this place called Goregaon located in Mumbai. My friend Venkat Iyer with whom I’ve worked in many commercial projects founded and recorded/engineered these phenomenal guys. Venkat is an experimental engineer/producer and I always wanted to include him in this album. He experiments a lot in recording/engineering with strange artists and musicians. Andrey played many instruments in this album. Then Mathieu Marcotte (Augury, Humanoid) introduced me to Youri’s monk vocals which he recorded and engineered. Youri is a stellar guitarist and experimental vocalist in his band Unhuman.Andy Nesbitt’s photography with cosmic and supernatural subject helped Andrey and Vasiliy to collaborate and create a great artwork for the album. Nikhil Nandakumar’s Carnatic microtonal harmonized violin, Shankar Das’ phenomenal microtonal trumpet work. Guest bass work of Manas Chowdhary in one of the tracks. My mother Kasturi Singh’s vocals and late Grandma’s mysterious poetries. It’s a full-fledged symphony. We need larger and bigger stage now if we ever decide to perform because there is absolutely no chance of using backing tracks.
Andrey: The endless album recording sessions were filled with experimentation. Prepared instruments, original one-of-a-kind playing techniques, inventing new approaches… The idea we had in the beginning was ‘to have the sounds of the whole world stuffed into the album in the most eclectic fashion’, but in the same time the sound would need to represent the concept. We tried to keep it as minimalistic as possible, but still ended up with something super dense. The album was re-written and re-edited dozens of times.
Q4:Would you tell me five albums that changed your life?
Andrey: I could name thousands but they won’t fit. The awesome thing is, any musical album has at least one message. Many of them influence our choices. I can’t be more specific. If you’re looking for suggestions, you’d rather start a habit of listening to a ‘new unexplored genre’ every day. This simple technique is sure to make your life and musical scope way richer.
Jim : Every album changes my life. I will list some good ones.
Chick Corea Elektric Band 1986. Come on, any drummer who was serious about the craft of drums heard this, and wanted to practice or quit.
The 5th Dimension – The Magic Garden 1967. Was this the first concept album? Incredible stuff.
Janis Ian – Miracle Row 1977. Made me ultimately realize that cool songs are worth listening to the words. Very nice album (Between The Lines too!)
Suffocation – Pierced From Within 1995. Made Death Metal the coolest. Saw them twice in a week that tour. (Malevolent Creations 1993 and 1995 releases kicked ass)
Frank Zappa – Man From Utopia 1983. A fun one! Only the vinyl is worth listening to. The CDs are messed up. Really dug the vocal transcriptions of Dangerous Kitchen etc…
人生を変えた5枚のアルバム 【ANDREY】:何千枚でも挙げられるけどどれもしっくり来ないんだ。驚くべきことにどんなアルバムも少なくとも一つはメッセージを残してくれる。そしてそれらの多くが僕らの選択に何らかの影響を与えるんだ。明確には言えないけどね。助言するなら毎日、新発見のジャンルを聴くようにするといい。単純な事だけど君の人生と音楽観が豊かになると思うよ。 【JIM】:どのアルバムも僕の人生を変えるよ。幾つか挙げてみるね。
Chick Corea Elektric Band 1986.真剣に技巧を学んでいるドラマーがこれを聴いたら練習するか止めるかどちらかだね。
The 5th Dimension – The Magic Garden 1967.最初のコンセプトアルバムじゃない?信じられないよ。
Janis Ian – Miracle Row 1977.クールな曲は歌詞も聴く価値があるって究極に教えられたよ。
Suffocation – Pierced From Within 1995.デスメタルを最高にクールなものにしたね。このツアーは一週間に二回彼らを見たよ。(Malevolent Creationsの1993、1995作も最高だった)
Frank Zappa – Man From Utopia 1983.面白いよね。ヴィニール盤だけ聴く価値がある。リイシューのCDは失敗だよ。Dangerous Kitchenなんかのボーカル改編はホント無駄だったよね。
【MESSAGE FOR JAPAN】
We are also looking forward to “Part 2 under progress”, What is your target now? Finally, Message for Japanese fans!!
MARUNOUCHI MUZIK MAGAZIN Presents JAPANESE VIDEO PREMIERE OF SOS!!!
SOUNDS OF SPUTNIKの初PVを日本独占公開です!!
【ABOUT NEW BORN】
New Born, the debut album from Moscow’s Sounds of Sputnik, is a kaleidoscope of reverb-soaked guitar, calculated drums, thick bass, and angular guitars intertwined with ethereal vocals. This is extraordinary noise-pop, with layered harmonies, interlacing synth and distorted guitars. Sounds of Sputnik paired up with Canadian-Ukrainian duo Ummagma to co-write, produce, and record this album, to be released on UK label Ear to Ear Records. Ummagma’s Shauna McLarnon and Alexx Kretov both contribute solid warming vocals.
モスクワ出身、SOUNDS OF SPUTNIKのデビューアルバムNEW BORNを文字に表すと、リバーブに浸した万華鏡のようなギター、計算されたドラムワーク、厚みのあるベース、エッジーなギターに絡み合う天上のボーカルといった感じになるでしょうか。 幾重にも折り重なったハーモニー、網目のように張り巡らされたシンセサウンド、そしてディストーションの効いたギターを味わえる極上のNOISE-POPです。 SOUNDS OF SPUTNIKは今回、カナダ/ウクライナのデュオUMMAGMAと共に作曲、プロデュース、レコーディングを行いました。UKのレーベルEAR TO EAR RECORDSから発売されます。UMMAGMAのShauna McLarnonとAlexx Kretovがそのソリッドで温もりのある歌声を披露していますよ。
【WHAT’S SOUND OF SPUTNIK LIKE?】
This project leans heavily on a shared love of melodic dream pop, post-rock and shoegaze with each member bringing their own influences: aspects of Lush, Curve, My Bloody Valentine and No Joy cleverly blend with Hammock, Jesus & Mary Chain and The Twilight Sad to create remarkable “dream noise”.
このプロジェクトはMELODIC DREAM POP,POST-ROCK,SHOEGAZEへの愛に溢れています。 LUSH,CURVE,MY BLOODY VALENTINE,NO JOY CLEVERY BLEND WITH HAMMOCK,JESUS & MARY CHAIN,TWILIGHT SADといったアーティストからの影響をメンバー各自が持ち込んで素晴らしい”DREAM NOISE”が誕生しました。
【12 YEARS】
Rewind about 12 years ago. Roman, Shauna and Alexx were collaborating a bit until Shauna and Alexx left Russia. After losing contact for an entire decade, the three finally reunited last year and quickly beginning to work on new material. This release is a timely show of beauty in the face of the current ugly situation occurring between Ukraine and Russia.
New Born features drummer Graham Bonnar (Swervedriver/ Brian Jonestown Massacre) on ‘Overdrive’, and remixes by Malcolm Holmes (Orchestral Manoeuvres in the Dark), psych rock producer Fran Ashcroft (Damon Albarn, Lords of Acid), Russian producers Morozov and Oleg Mezherovsky, and Brazil’s Mind Movies. British producer Marc Joy (Primal Scream, Mike Peters, Oasis Golden Fable, Bernard Butler) provided mastering support.
アルバムではGraham Bonnar(SWERVEDRIVER/BRIAN JONESTOWN MASSACRE)が’Overdrive’に参加しています。Malcom Holmes(Orchestral Manoeuvres in the Dark),サイケロックのプロデューサーFran Ashcroft(Damon Albern,LORDS OF ACID)などがリミックスを行い、UKのプロデューサーMarc Joy(PRIMAL SCREAM,Mike Peters,OASIS,GOLDEN FABLE,Bernard Butler)がマスタリングのサポートを行っています。
【MESSAGE FOR JAPANESE FANS】
From Shauna
“From a small room with four walls, the music is born but still cannot grow if it is listened to only by its creators. We want this seed to scatter in the wind and grow in fields across the planet. This is our introduction to Japanese listeners and we are eager to grow this music in Japan too! Thank you to every listener and for the sound-space we share at the time you are listening… This unites us with you in growing this music. Arigatou”