”GAGA was so EXCITED!!(ガガ様も大興奮!!)”
突然ですがこの写真をご覧下さい。IRON MAIDENのKILLERSテーシャツ着用のブロンド美人にご注目です。そうです、ご存知LADY GAGA様です。3月に行われたSXSWでの一コマです。 「そうだよ、彼女が僕らのショーに来たんだ!人垣に蹴りを入れながらステージに近づいて来た。最初は誰だか分からなかったんだ。ドレッドにグラサンだったからね。ショーの後彼女は来て信じられない、最高の時間だったって言ってくれたんだ!」 ガガ様に最高の時間を提供した3人組がこのアトランタのインストバンド、LAZER/WULFです。ガガ様じゃなくてもこの映像を見ればわかります。
“An Amazing Live Performance (ライブがスゴイ!!)”
Lead Guitar,Lead Bass,Lead Drums。彼らのプロフィール欄にはこのように明記してあります。ギター、ベース、ドラム、3ピース全てがリード楽器でリズム楽器というバンドどこかにありましたね。そうですRUSHです。アルバム中でも出色なこのT2 ”Lagarto”はイントロの印象的なギター(シバキ)とドラムフィル、変拍子を用いたリフに次ぐリフの応酬、中間部のギター、ベースソロとYYZのように複雑な構成なのですが彼らの演奏は躍動感に溢れアグレッシブで生々しく楽器が体の一部のようです。これはガガ様大興奮も納得のパフォーマンスですね。
“KYLESA Loves Them (KYLESAに認められた)”
同郷ジョージアのベテランスラッジバンドKYLESAのメンバーが主催するレーベルRETRO FUTURIST RECORDSと契約を果たしました。それだけではなくKYLESAの中心人物Phillip Copeがプロデュースまで行い、夏のツアーにも同行させるという溺愛ぶりです。それだけ期待されているという事でしょう。余談ですが彼らのレーベルメイト、ノルウェーのJAGGED VISION(Bandcamp Page) も素晴らしいハードコア/スラッジなのでぜひ。
“Awesome Album!! (アルバムがスゴイ!)”
「僕はマスロックキッドだったんだ。Don Caballero,FARAQUET,CHINEMECHANICA,TERA MELOSそういう音楽を聴いて育ったんだ。ベーシストのSeanはRUSH,KING CRIMSONのような素晴らしい70年代のプログやブラックメタルを愛している。だからありがたい事に僕らの受けた影響は非常に多岐にわたるんだよ。」(Bryan) この言葉が彼らの音楽を如実に表していると思います。加えるならCONVERGE,MASTODON,OPETH, RADIOHEAD,PRIMUSあたりでしょうか。一曲ごとに発見と驚きがあります。繊細さと大胆さを併せ持ち、エナジーとアイデアに満ち溢れたこのアルバムで彼らの将来は約束されたと言っても過言ではないでしょう。MASTODONの新譜はキャッチーで悪くないですね。しかし彼らが昔持っていた、実験性、神秘性、そしてエキサイトメントは失くしてしまったように思います。そして今、それを持っているのがLAZER/WULFなのです。 最後にバンドから日本のファンにメッセージを頂きました。