EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SUMIRE UESAKA!!
One of the Most Popular Voice Actress / Vocalist in Japan, Sumire Uesaka has just released her amazing new record “20 Seiki No Gyakusyuu”!!
DON’T MISS HER “VIOLET CODE” !!
【THE REVENGE OF 20TH CENTURY】
人気声優にして、ボーカリスト、そしてロシアをこよなく愛する現代の革命家、上坂すみれさんが、彼女の魅力を詰め込んだ実に見事な新作”20世紀の逆襲”をリリースしました!!
様々なジャンルの優れたコンポーザーたちが集結し、魅力的な楽曲、歌詞を提供した全18曲のアルバムは、”20世紀”という激動の時代を憧れと想像で “ボーカリスト 上坂すみれ” がリ・イメージしたような濃密でヴァラエティに富んだカラフルな作品、世界観に仕上がりました。 アートワークを美樹本晴彦、丸尾末広、BAHI JDの三氏が描き下ろし、過去と未来、モダンとレトロフューチャーが混在する音楽性、コンセプトが彼女のペルソナに素晴らしくマッチしていますね。
ロック史との邂逅という観点から見れば、メタル/ロックを愛する彼女が敬愛する人間椅子、和嶋慎治さんと筋肉少女帯の大槻ケンヂさんの参加はエポックメイキングな出来事でしょう。和嶋さんが楽曲を手がけ、人間椅子が演奏を担当した “冥界通信~慕情編~” はサバスからオジー、そしてクイーンへのリスペクトが感じられる魅力的なハードロックチューン。そこに上坂さんの独特のナチュラルで表現力豊かなボーカルが乗ることで、世界は”SUMIRE”色に染まります。
また、大槻さんが作詞を行った、”パララックス・ビュー” では激しいラップパートと、ナチュラルでメロディアスなパートを見事に歌い分けており、彼女の確かな成長が伝わります。勿論、筋少の”小さな恋のメロディー” の続編的ストーリーや、NARASAKI さんが手がけたハードな楽曲、ファミコンを想起させるMVも素晴らしいですね。
松永天馬さん率いるアーバンギャルドが提供した “すみれコード” は彼女の別の魅力を伝えてくれます。自ら80年代アイドルのコンピレーションを手がけるほど歌謡曲好きな上坂さんが、菊池桃子さんのような切ない歌声でシットリと歌い上げる楽曲には確かな説得力が存在しますね。極めつけは、”来たれ!暁の同志”。ユーロビートを使用したイケイケな楽曲は昭和感満載で、上坂さんはバブリーなお姉さんにまで憑依出来るのかと驚愕すること必至のオジサンキラーチューンなのです。
これまで、ハードロック、ファミコン、アイドル、ユーロビートとまさに20世紀の聖痕に言及しましたが、モダンな側面も忘れてはなりません。アルバムは絶賛世界を席巻中の EDM を大胆に取り入れた “予感02″ で衝撃的に幕を開けますし、”繋がれ人、酔い痴れ人。” のボカロテイストも非常に現代的。そうして時おり未来をチラつかせる事で生まれたレトロフューチャー感が作品のキモだと感じました。
難しいことは置いておいても、優れたメロディーを備えた全てシングルカット可能な楽曲群を、魅力的なボーカリストが歌い紡ぐ素晴らしいアルバムです。今回弊誌では、上坂さんにインタビューを行うことが出来ました。生産!団結!反抑圧!
SUMIRE UESAKA “20 SEIKI NO GYAKUSYUU” : 10/10
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