【DREAM ROCK】
VESTASCENSION は不思議なバンドです。まずこのアルバム、デビュー作なのですが収録曲の多くは一度一曲づつバラバラでリリースされています。当時のシンガーは INTERVALS, THE HAARP MACHINE などで今をときめく MIKE SEMESKY でした。結局彼は脱退し、このアルバムには BRIAN WADE というシンガーが歌いアレンジも変更されたものが収録されています。それに加えて、こちらも今をときめく PERIPHERY のギターチーム、JAKE BOWEN, MARK HALCOMB がゲスト参加し MISHA MANSOOR もプロダクションヘルプにクレジットされているのです(SEVENTH SEALのメンバーも参加しているのですが彼らのアルバムもMISHAがプロデュースしている曲があります)。モダンプログメタルの代表登場人物たちがかなりの数関わっている事になります。ただ不思議なのはその人脈だけではありません。音楽も不思議なのです。千変万化とでも申しましょうか前述のモダンプログ、オルタナ、KSCOPE系、ポストロック・・・猫の目のようにその印象を変えて行きます。アルバムを通して貫かれる極上のメロディーこそ彼らのアイデンティティーなのかも知れませんね。自ら呼称するDREAM ROCK というその音楽性や人脈などについてJUSTIN GOSNELL に話が聞けました。