NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MAGNUM : LOST ON THE ROAD TO ETERNITY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BOB CATLEY OF MAGNUM !!

With “Lost On The Road To Eternity”, Magnum Have Reached The Landmark Of 20 Albums And 40 Years Career, But They Are Still Just Moving On !!

DISC REVIEW “LOST ON THE ROAD TO ETERNITY”

40年のキャリアが純化した彫琢。英国の伝統と幽玄を織り込んだ匠のシグニチャーサウンドは、記念すべき20枚目のアルバム “Lost on the Road to Eternity” でさらなる高みからリスナーの迷霧を晴らす尊き光明となるはずです。
よりワイドな音色を有する鍵盤の名手 Mark Stanway が加入し、初めて Rodney Matthews がアートワークを手がけた叙事詩 “Chase the Dragon” こそが全ての源流でした。生まれながらに感傷と情緒をその喉へと宿す唯一無二の歌聖 Bob Catley。そして Bob の歌唱を完璧なまでに駆使するギタリスト/コンポーザー Tony Clarkin。翼を得た MAGNUM のコア2人は、80年代を自在に羽ばたきました。
プログの知性とハードロックの鼓動を見事に融合し、フォークとファンタジーのエッセンスを織り込んだ浪漫の頂 “On A Storytellers Night”。Polydor へと移籍を果たしメインストリーム AOR への洗練された扉を開いた “Wings of Heaven”。「新しくエキサイティングな音楽を見つけていくことが、僕たちの存在を異なるものにしていたんだろうな。」と Bob が語る通り、難局の90年代に投下したブルージーな実験 “Rock Art” まで、バンドのクリエイティブな冒険は旋律の魔法を誘いながら濃密な景色を残していったのです。
Bob が「当時はメンバーの何人かが難しい時間を過ごしていたんだ。だから正しいムードを得るために常に戦っていなければならなかったんだよ。」と回顧するように、バンドは時代の潮流にも翻弄されながら95年に解散し、Bob, Tony, Al の HARD RAIN、さらに TEN のメンバーを起用した荘厳なる Bob のソロプロジェクトで雌伏の時を過ごします。
そうして2001年に Tony が THUNDER の Harry James をリクルートし MAGNUM をリフォームすると、彼らはその音の歴史を誇り高く掲げながらも、よりセールスやプレッシャーから開放されて、ただ偉大な作品を製作することのみへと没頭することになるのです。
バンド史上最長、62分のランニングタイムを誇る最新作 “Lost On The Road To Eternity” は各時代のアイコニックなマグナムサウンドを巧みに分配しながら、枯れない泉のごときメロディーの清流を至高のデザインへと注入し何度目かの最高到達点へと導かれています。
アルバムオープナー “Peaches and Cream” は、初期のオーガニックなクラッシックロックをハイクオリティーなプロダクションとアップリフティングなコーラスワークで現代に蘇らせたベテランシェフのスペシャリテ。ヒロイックな8分のエピック “Welcome To Cosmic Cabaret” にも言えますが、さらに深みを増したボーカルの陰影とトーンコントロールの妙は彼らが残り少ない名匠の一群であることを確かに証明していますね。
AVANTASIA で Bob と共演している Tobias Sammet がゲスト参加を果たしたタイトルトラック “Lost On The Road To Eternity” は、オーケストレーションやストリングスを大胆に使用して “On A Storytellers Night” からのロドニーマシューズサーガの続編を生き生きと描きます。
一方で、ファンタジーの世界から一転するポップな “Without Love” ももちろん彼らの得がたき魅力の一つでしょう。今年、JUDAS PRIEST が “Firepower” で、SAXON が “Thunderbolt” で初期のハードロックテイストをキャッチーにリヴァイブさせ英国の矜持を雄々しく取り戻していますが、”Without Love” を聴けば彼らもまたロックにフックを回帰させるガーディアンであることが伝わるはずです。続く “Tell Me What You’ve Got To Say” にも言えますが、バンドがかつて天空へと広げた翼はよりしなやかに、よりポップにリスナーの心を包みこむのです。
アルバムは “Chase the Dragon” のプログレッシブな世界観と知性を反映した “King of the World” でその幕を閉じました。Mark, Harry を失おうとも、依然として MAGNUM のロマンティックなファンタジーが悠久であることを示唆するエナジーに満ち溢れながら。
今回、弊誌では巨匠 Bob Catley にインタビューを行うことが出来ました。「バンドがリスナーの興味を惹く楽曲を作り続けられる限り、リスナーが聴きたいと想い続けてくれる限り僕たちは続けて行くんだよ。」どうぞ!!

MAGNUM “LOST ON THE ROAD TO ETERNITY” : 9.8/10

INTERVIEW WITH BOB CATLEY

Q1: Magnum are true legends and survivors. Off course, there were six years disbanded-era, but almost 40 years, you keep running the band and you are still here. What’s your driving force to keep playing your own rock music until now?

【BOB】: We still have something to say on a musical level. We are a set of musicians who still love what we do. Tony writes great songs and it`s a constant evolution for us all to be part of new songs.
As long as the band can continue to write songs that people find of interest and still want to listen to we will continue.

Q1: MAGNUM は真の伝説でサバイバーです。6年間の解散期間があったにせよ、ほぼ40年にも渡り活動を続け今もここに力強く存在しているのですから。あなたたちを今でも “自らのロックミュージック” へと駆り立てているものとは何でしょう?

【BOB】: 僕たちはまだまだ音楽的に表現したいことがあるんだ。そして、僕たちは今でも自分たちの奏でる音楽を愛しているミュージシャン集団でもあるんだよ。Tony は素晴らしい楽曲を書くし、僕たち全員にとっていつも新曲はコンスタントに進化を遂げているんだ。
だから、バンドがリスナーの興味を惹く楽曲を作り続けられる限り、リスナーが聴きたいと想い続けてくれる限り僕たちは続けて行くんだよ。

Q2: I said “Your own rock music”, because you didn’t go to the direction of NWOBHM like Iron Maiden, or Neo Prog like Marillion in early 80’s. I mean, you mixed Hard rock, AOR and Prog elements really well. But, Were not you thinking to move in a direction like them at that time?

【BOB】: There has never been a plan or a choosing of a direction. the songs are just written and performed in what ever style we feel makes a good song. there is never an intention to fit with in a particular genre of music styles. If anything it`s quite the opposite and to find something new and exciting that makes us a little different.

Q2: 先程、”自らのロックミュージック” と言ったのは、80年代初頭 MAGNUM は NWOBHM にも Neo Prog にも完全には舵を切らなかったと感じるからです。実に巧みにハードロックとプログ, AORを融合させていましたね?

【BOB】: 僕たち何か計画を立てたり、方向性を選んだりしてきたことはないんだよ。楽曲がただ書かれて、どんなスタイルでも良い曲になるように演奏してきただけなんだ。意図して特定のスタイルやジャンルへフィットさせたことはないからね。
それどころか、流行りのジャンルに囚われるスタイルとは全く反対だったと言えるだろうね。新しくエキサイティングな音楽を見つけていくことが、僕たちの存在を異なるものにしていたんだろうな。

Q3: So, what was the most impressive thing in your life with 40 years of Magnum?

【BOB】: Right now it`s being able to still get up on stage and have a great set of fans to play infant of. Also to release albums constantly and especially with the latests album doing so well, to have a fan base who still buy the records and still enjoy what we do.

Q3: では、MAGNUM 40年の歴史の中で最も印象的だった出来事を教えていただけますか?

【BOB】: まさに今現在が最も充実しているね。今でもステージに立つことができ、まるで子供のようにファンの前でプレイすることが出来ているんだから。
それに、アルバムもコンスタントにリリースし、特に最新作はとても評判が良いからね。今でも僕たちのレコードを買って楽しんでくれるファンベースがあることは素晴らしいよ。

Q4: To tell the truth, I first knew you was the “disbanded-era”. Bob and Tony played as Hard Rain. Also Bob collaborated with the members of Ten and pursued solo career. I image Magnum was also swallowed up by the waves of grange/alternative movement at that time, but what was the true reason of your disbanded?

【BOB】: It was at a time when some band members were hard to deal with. It was a constant battle to get the mood right. Tony left the band but says it should have been the other way around and other band members should have been sacked and the band could have carried on. But what ever happened for a reason and it`s got to this point today. A better band of guys who all enjoy each others company and play music for the right reasons.

Q4: 実は私が MAGNUM を “発見” したのはバンドが解散していた時代でした。Bob と Tony は HARD RAIN でプレイし、同時に Bob は TEN のメンバーともコラボレートしていましたね。当時は確かにグランジやオルタナティブがシーンを席巻していましたが、解散の理由はどの辺りにあったのでしょう?

【BOB】: 当時は、メンバーの何人かが難しい時間を過ごしていたんだ。だから正しいムードを得るために常に戦っていなければならなかったんだよ。
それで Tony がバンドを離れたんだけど、彼は僕に他の方法 (HARD RAIN) で続けていくべきだと言ったんだ。そうして他のメンバーたちは解雇され、しかしバンドはなんとか存続することが出来たんだよ。何が理由だったにせよ、ああすることで今日まで続けることが出来たわけさ。
そうして、お互いに仲間として楽しめて、正しい理由のために音楽をプレイするより良きバンドとなったんだ。

Q5: Let’s talk about your newest record “Lost on the Road to Eternity”. Definitely, it’s one of your best record with full of melody and British flavor. Long time members, Mark Stanway, Harry James parted ways with band, but we don’t feel that so much. Anyway, first of all, could you tell us about the reasons of their departure?

【BOB】: It was very sad Harry could not join us to record the album and tour as his commitments to Thunder were too much to work out. Mark decided to leave the band.
Harry was replaced by Lee Morris who has been a long time session musician that has fitted in well to the band bringing a new style and lots of energy. Rick Benton was drafted in at short notice as Mark decided to leave the band mid tour so Rick was called and he learnt the set over night and played with us within the next few days of that tour. He has bought so many ideas to the band and has a lot of musical credibility to the band. Both the new guys have fitted in well and the band is a happy and excited band to be on tour right now.

Q5: では、最新作 “Lost on the Road to Eternity” について話しましょう。英国の香りとメロディーに満ちた実に MAGNUM らしい傑作ですね!長年バンドに貢献を続けた Mark Stanway, Harry James が離脱した影響も感じられません。

【BOB】: Harry がこのアルバムのレコーディングとツアーに参加出来なくてとても悲しいよ。彼はもちろん THUNDER のメンバーでもあるから、両方をこなすのは難しくなってしまったんだ。Mark は自らバンドを離れることを決めたんだ。
Harry の代役は Lee Morris。長い間セッションミュージシャンをやっていたから、新たなスタイルや迸るエナジーをバンドにもたらしながら素晴らしくフィットしたね。
Rick はより短期間でバンドのメンバーに選ばれたんだ。というのも、Mark はツアーの途中で脱退を決めたからね。それで Rick が呼ばれて、一晩かかってセットを覚えプレイし、おかげで僕たちは残りのツアーを無事に終えることが出来たんだよ。 彼は実に多くのアイデアと確固たる音楽的な信頼性をバンドにもたらしてくれたね。
新メンバーは二人ともバンドに素晴らしくフィットしているし、今はこのメンバーでツアーを行えて僕たちはとても満足し、エキサイトしているよ。

Q6: So, what was the “Key” to choose new members? Also, amazing Tobias Sammet joined as a guest singer. What did they bring to the new record?

【BOB】: You get to now people if you are in the music business for so long and names get mentioned. So when things like this happen it can be easy to find another member but finding the right member is the hard part. They not only have to be musical adept but also have a good personality to be able to get along on the long weeks on a tour bus. I had worked with Tobias for many years within Avantasia. So it was easy to get Tobi to sing on the title track.

Q6: では、Lee と Rick を選んだ選考基準は何だったのでしょう?併せて EDGUY/AVANTASIA の Tobias がゲスト参加した経緯も教えていただけますか?

【BOB】: もし君が音楽ビジネスに長年か関わってきたとしたら、おのずと新たな候補の名前は挙がってくるものさ。だからこういった脱退劇が起こったとしても、新たな人材を探すのは割と容易なんだ。ただし、適切な人物を見つけるのはなかなか大変なんだけどね。
彼ら二人は音楽的に適応してきただけでなく、長い間ツアーバスの中で上手くやっていけるだけの素晴らしいパーソナリティーを備えていたんだ。
Tobias とは長年 AVANTASIA で共演してきたからね。だからタイトルトラックで歌ってもらうのも難しいことではなかったよ。

Q7: I really love beautiful artwork painted by Rodney Matthews. Magnum started to use his artwork in “Princess Alice and the Broken Arrow” again. With his artwork,I feel your music becomes stronger and more magical. Do you agree that?

【BOB】: I think every album is another journey. We never really know what to expect. We can not say what will happen in the future. But we will continue to make the best music we can possibly make. We hope the fans continue to come on the journey with us.

Q7: Rodney Matthews のアートワークも素晴らしいですね!バンドは “Princess Alice and the Broken Arrow” から再び彼のアートワークを使用していますが、それと同時により強力なマジックが戻ったようにも思えます。

【BOB】: 僕はどのアルバムも別々の旅のようなものだと解釈しているんだよ。つまり製作時に何が起こってどんな魔法が掛かるかは予想もつかないんだ。未来に何が待っているのかもわからないしね。
だけど、一つ言えるのは、僕たちは可能な限り最高の音楽を作り続けていくってことだね。ファンのみんながその僕たちの旅路に同伴してくれることを望みながらね。

Q8: Anyway, you have really huge discography. When our young readers jump into the Magnum’s world, which albums do you recommend?

【BOB】: Obviously I would say the latest album! But I would say just get them all and see what you like. The production gets bigger and better as time goes on. Try them all.

Q8: 最後に、若い読者が膨大なディスコグラフィーを誇る MAGNUM の世界へ足を踏み入れる際に、まず勧めたいアルバムはどの作品でしょう?

【BOB】: 明らかに最新作だね!ただ、全部の作品を聴いてお気に入りを見つけて欲しいというのが本音かな。(スタジオアルバムだけで20枚。)まあ、時を経るにつれて作品のプロダクションはどんどん改善されビッグになっていっているよ。全作聴いてみて!

MESSAGE FOR JAPAN

We very much hope that one day we can get invited over by a promoter to play for you all very soon. Thank you for your support. Cheers.

僕たちはいつの日にかプロモーターに招かれて日本のファンみんなのためにプレイしたいと心から願っているんだ。出来ればすぐにでもね。サポートをありがとう!

BOB CATLEY

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