タグ別アーカイブ: Djent

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ichika : she waits patiently, he never fades】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ichika !!

Ichika_mix_fix_0316

Japan’s Up And Coming Guitar Artist ichika Has Been Making Waves With His Trilogy EPs “forn”, “she waits patiently” and “he never fades”. Definitely, We Should Keep An Eye On This Young Virtuoso!!

DISC REVIEW “she waits patiently”, “he never fades”

光耀を増した夢幻のクリスタル。琴線の造形師 ichika がギターとベースで奏でるダブルファンタジー “she waits patiently” “he never fades” は、音聖のプロローグを透徹した美意識で彩ります。
マエストロの周辺はデビュー EP “forn” のリリース以降俄に騒がしくなりました。コンテンポラリーでメロディアスなテクニックのイヤーキャンディー AMONG THE SLEEP で gen との麗しき邂逅を果たした後、ichika がスポットライトを浴びたのは東京コレクションのランウェイでした。モデルとしても需要はありそうですがもちろんモデルとしてではなく、スーパーグループ ichikoro のメンバーとしてサプライズで演奏を行ったのです。
Think (川谷絵音), Holy (休日課長), M (ちゃんMari), Vista (奏), Sugar (佐藤栄太郎) から成る異能の音楽集団を率いるリーダーは ichika。そして ichikoro のサウンドはその奔放なラインナップとシンクロするかのように自由を謳歌しています。
「正直音楽の作られていくスピードが異常です。」実際、ゲスの極み乙女や indigo La End の頭領、百戦錬磨の川谷絵音を筆頭とするトリプルギター軍団のクリエイティビティーは斬新かつ鮮烈です。ファンクにポルカ、サンバ、ジャズ、そしてオルタナティブなロックの衝動まで内包する “Wager” はまさにグループの象徴。倍速で演じる紙芝居の如く、コロコロと表情を移す猫の目のイマジネーションはリスナーの大脳皮質を休むことなく刺激し続けます。
課長の派手なスラップを出囃子に、各メンバーの個性も際立つエキサイティングなインストゥルメンタルチューンにおいても、ichika の清澄なるクリーントーンは際立ちます。一聴してそれとわかる眩耀のトーンと水晶のフレットワークは、キラキラと瞬きながら若きヴァーチュオーゾの確かな才気を主張していますね。
無論、ichika のそのトレードマークを最も堪能出来るのがソロ作品であることは言うまでもないでしょう。「”forn” を作るときに話の全体の大きな流れを作り、それを “forn” と “she waits patiently”、”he never fades” の3つに分けました。」と語るように、冒険の序章はトリロジーとして制作されています。”forn” と “she waits patiently” は女性視点で、”he never fades” は男性視点で描かれたストーリー。そして ichika はギターを女声に、ベースを男声に見立てその物語を紡いでいるのです。
「僕は普段曲を作る前にまず物語を作り、それを音楽で書き換えようとしています。聴き手に音楽をストーリーとして追体験させることで、より複雑な感情に誘導することが出来るのではないかなと思っているからです。」という ichika の言葉は彼の作品やセンスを理解する上で重要なヒントとなっています。
彼の楽曲に同じパートが繰り返して現れることはほとんどありません。もちろん、テーマを拡げる手法は時折みられるものの、単純に同じパッセージを再現する場面は皆無です。つまり、映画や小説が基本的には同じ場面を描かず展開を積み重ねてイマジネーションを掻き立てるのと同様に、ichika の楽曲も次々と新たな展開を繰り広げるストーリーテリングの要素を多分に備えているのです。小説のページを捲るのにも似て、リスナーは当然その目眩く世界へと惹き込まれて行くはずです。
加えて、”forn” から ichika がさらに一歩踏み出した場所こそが “感情” であったのは明らかです。「この音を聴けばこういう感情が生まれる」エモーションの引出しを増やすに連れて、彼が直面したのは “ソロギター” という手法そのものだったのかも知れませんね。
ソロギター作品と言えばそのほとんどがアコースティックで奏でられていますが、ichika はエレクトリックギター/ベースを使用しプラグインエフェクトで極限まで拘り抜いた天上のトーンを創出しています。ピアノやアコースティックギターで表現するインストゥルメンタルの楽曲は、確かに美しい反面、平面的な情景描写に終わってしまうことも少なくないでしょう。
しかし、儚さや美しさと同等の激しさや苦しさを宿す “he never fades” や “illusory sense” は明らかにその殻を破った楽曲です。プレイリストを見れば分かるように、そこには、ジャズやアンビエント、ミニマルや電子音楽の領域と並行してデスコアや djent、フュージョンといったロックの衝動を通過した ichika の独創性、強みが存在するのです。
エレクトリックギター/ベースを選択することで、彼は唯一無二の自身のトーンと共に、ハイノートの自由を手に入れています。時に煌き躍動する、アコースティックギターでは再現不可能なハイフレットでのフレキシブルでファストなプレイ、右手を使用したタッピングの絵巻物はモダンなイメージを伴ってロックのエモーションをガラス細工のように繊細な音流へと吹き込みます。
そしてより “ギター” “ベース” という弦楽器の特徴を活かしたスライドやヴィブラート、トレモロ、ガットストローク、さらには休符、弦の擦れる音やミュートノイズまでをも突き詰めて、ichika は感情という総花を物語へと落とし込んでいるのです。揺らぐ感情の波間に注がれる荘厳なる崇高美。
“彼女” は辛抱強く待ちました。”彼” も辛抱強く待ちました。きっと世界には、絶望の後には救いが、別れの後にはユーフォリアが等しく用意されているのです。ichika の素晴らしき序章、未曾有のトリロジーは静かにその幕を閉じました。ISSUES の Tyler Carter と作曲を行っているという情報もあります。次の冒険もきっと目が離せないものになるでしょう。Have a nice dream, ichika です。どうぞ!!

61gkAYK+5iL

61J1SnnGAbL._SS500

Artwork by Karamushi

ichika “she waits patiently”, “he never fades” : 10/10

INTERVIEW WITH ichika

_ichika

Q1: First of all, how did super-group ichikoro come to be? It’s very unique triple guitar team with Enon Kawatani of Gesu No Kiwami Otome, right?

【ichika】: Originally, I was talking about making some music together with Enon Kawatani. Then, I was invited by him to do a session at one time and I entered the studio for the first time with my current ichikoro member.
At that time, we did songwriting, but it was a feeling that it would be nice to release the songs instead of becoming a band. But, it turned into a band named ichikoro before I know it.

Q1: ichikoro の結成には本当に驚きました。所謂 “川谷ファミリー” を中心とした非常に豪華なメンバーで、さらにトリプルギターのインストという斬新な形態をとっています。東京コレクションのランウェイでのお披露目もド派手でしたね。(笑)
まずは ichikoro 結成の経緯からお話していただけますか?

【ichika】: もともと川谷絵音さんといずれ何か一緒に音楽をしたいねという話をしていました。そしてあるときセッションをしようと誘っていただき、今のichikoroメンバーで初めてスタジオに入りました。
そのときに曲作りが行われたのですが、当時はバンドという形になるわけでもなく音源出せればいいね、ぐらいの感じでした。それが気付けば ichikoro という名前のバンドになっていたんです。

Q2: How was the experience making music with such a very popular musicians?

【ichika】: Many things go into the studio and Enon gradually builds expansion, chord progression after that another members arrange them. To be honest, the speed of composing is abnormal. Extremely fast.
Effective sounds and distorted sounds are Enon, acoustic clean parts and backing are Kanade, clean high tone parts are me.
It is fresh to form music together with people who have different backgrounds and consciousness, as it has been almost done by myself so far. New musics which I could not produce by myself is shaped and I am very excited about that!

Q2: デビュー音源 “ichigeki” は、ロックやジャズ、プログレッシブ、ファンクなど様々な要素がスリリングに、コンテンポラリーに融合した非常にダイナミックな作品に仕上がりましたね?
作品のライティングプロセスやギターパートの振り分けはどのように行われたのでしょう? メジャーアーティストとの共演は ichika さんにとってどのような経験でしたか?

【ichika】: スタジオに入り絵音さんが展開とコード進行をどんどん作っていき、それをメンバーたちでアレンジしていくというものが多いです。正直音楽の作られていくスピードが異常です。
エフェクティブな音や歪んだ音のパート絵音さん、主にアコギやバッキングのクリーンのパートが奏さん、上物のクリーンのパートが僕となっています。
今までほとんどひとりでやってきたというのもあって、自分とは違う、それぞれ異なった背景や意識を抱えて音楽を作り演奏する方たちと音楽を一緒に形にしていくのが新鮮です。どんどん今までの自分にはなかった、自分だけでは生み出せなかった新しい音楽が形作られていき、そのことにとてもワクワクしています。

Q3: OK, so could you tell us about your musical backgrounds?

【ichika】: My father used to play music, so there were guitar and bass at home. Also there were CDs of music of various genres in the house. While listening to them, I was attracted by the songs like IRON MAIDEN and Greg Howe. So, I was practicing them by guitar and bass in the junior high school students I had been around.
By doing so, as I touch various kinds of music other than piano songs, I also encounter several guitar and bass solo songs, but at that time I embraced the impression that it was hard to get stuck and that I refrained from listening. After a while, it seems that instrumental music may stick to people who are familiar with guitar and bass, And I noticed that it is music for professionals that means high threshold for people who only listen to music, not to play musical instruments.
At the same time I felt strongly that I would like to express or making music with just one instrument, then I first wondered if the instrument would be the most long-played piano, or guitar or bass … but, Piano solo songs are already overflowing with too good songs and there are too many rivals, but guitar and bass solo songs have not been established so far. Then I decided to abandon the easy choice of the piano I could play the best at the time, and decided to use strings instruments, make solo guitar, solo bass songs.
Among them, I thought that the range of guitar is wider, I will dig deeply that instrument because I could try variously. So, I decided to make music with a single guitar. I talked that guitar, bass solo songs are harder to approach than piano solo songs earlier, so I thought about what the difference is. That made me analyze the piano solo song and fit the formation of the chord, melody, rhythm etc to the guitar It went by.
Since I had a long relationship with the piano, I went smoothly to that point. But I faced the problem of being unable to play the guitar like piano by the structure of the instrument. For example, it was a problem such as suppressing closed code, sometimes it was hard to play root note with melody, etc.
So, that impossibility made me use right hand as well as the piano and began to overwork the right hands naturally. However, as it is, it is kind of mimicking the piano songs, and if the goodness of the guitar is not fully utilized, I thought. Meanwhle, I took in the features of string instruments such as the vibrato, slides, and strokes.
With such a intention, I tried to give the music meaning of what kind of emotion to bring in, and finally it began to be the song I wanted to make.
Anyway, with such a reason, there was no hero who was involved in my current play style directly at the time, but when I was in the junior high school, I was worshiping Steve Harris and with my 2 fingers I was continuing to play IRON MAIDEN madly.

Q3: 川谷氏が ichikoro で5つ目のプロジェクトだと仰っていましたが、ichika さんもソロ、Among The Sleep, そして ichikoro で3つ目のプロジェクトですよね? それぞれが異なる音楽性で、しかも ichika さんは作品に応じてギターとベースを使い分けています。
前回の取材でピアノが音楽を始めたきっかけだと仰いましたが、そこからギターやベースを手にして技術やアイデアを深めていった経緯、当時のヒーローについて教えていただけますか?

【ichika】: 父が昔に音楽をしていたので家にはギターとベースがありました。またそのため家には様々なジャンルの音楽のCDがあり、それらを漁って聴いているうちに、カッコいいなと思った IRON MAIDEN や Greg Howe の曲をギターやベースで弾いて練習しながら中学生の頃を過ごしていました。
そうやってピアノ曲以外の色んな音楽に触れていくにつれていくつかのギターやベースソロ曲にも出会っていくのですが、そのときはどうにもとっつきにくい音楽だなぁという感想を抱き、聴くことを敬遠していたんです。少し経ってからこれはギターやベースに親しんでいる人には刺さるんだろうけど、楽器をしない、音楽を聴くだけの人には敷居の高い玄人向けの音楽だなと気付きました。
ちょうどその時期に楽器ひとつで音楽を作りたい表現したいという気持ちが強くなり、じゃあまずその楽器は一番歴の長いピアノにするか、それともギターかベースか…と悩んでいたのですが、ピアノのソロ曲は既にあまりに良い曲で溢れかえっているしライバルが多すぎる、でもギターやベースのソロ曲はそこまで確立されていない。それならもっととっつきやすいギターソロ、ベースソロ曲を自分で作ってしまおう、ということで当時最も技術が備わっていたピアノという手堅い選択肢を早々に放棄して撥弦楽器でソロ曲を作って演奏しようと決めました。
その中でも音域がより広く、色々試し甲斐のあるギターから深く掘り下げていこうと思い、ギター一本で音楽を作るぞと奮起しました。先ほどギター、ベースソロ曲はピアノソロ曲に比べとっつきにくいと話しましたが、ではその違いは何なのだろうかと考えていき、ピアノソロ曲を分析してそのコード、メロディー、リズムなどの成り立ちをギターに当てはめていきました。
ピアノとは長く付き合いがあったのでそこまでは順調に進んだのですが、その先、普通に弾いていると楽器の構造上どうしても再現できないことがあるという問題に直面しました。例えばクローズドなコードを抑えたり、ルート音とメロディーを両立できなくなるときがある、等の問題です。そこで普通に弾いてムリならピアノと同じ様に右手で音も出すしかなくなり、自然と右手を酷使するようになりました。しかしこのままではピアノ曲の模倣にすぎず、ギターの良さがあまり活かされてはいないのでは、と思い弦の揺れやスライド、ストロークなどの撥弦楽器ならではの特徴を取り入れていきました。
そしてそれらをしっかりと意図を持って、どういう感情をもたらすのかはっきりと意味を与えて組み込んでいき、ようやく聴ける曲になり始めました。
そういうわけもあって、今のプレイスタイルに関わってくる直接的な当時のヒーローはいなかったのですが、ベースを始めたての中学のころは Steve Harris を崇拝していて狂ったように2フィンガーで IRON MAIDEN の曲を弾き続けていました 。

Q4: Let’s talk about your newest EPs “she waits patiently” & “he never fades”. You recorded five solo guitar songs and five solo bass songs for these EPs and packed them separately. How did you come up such a unique idea?

【ichika】: Including “forn” of my previous work, it was planned to make a trilogy together with this two EPs. And one of them was originally thinking to play on the bass.
I usually try to make stories and rewrite them with music before I compose. Because I thought that I could induce my listeners more complicated emotions by letting them experience my music as a story.
So when making “forn” I made a big flow of the whole story and divided it into “forn”, “she waits patiently”, “he never fades”. In this case, “forn” and “she waits patiently” were female perspectives and “he never fades” needed to make a story from a male perspective. So I decided to make songs with a female voice as a guitar, then a male voice as a bass.

Q4: では、遂にリリースされた新作 EP “she waits patiently” と “he never fades” について話しましょう。先ほど作品に応じてギターとベースを使い分けると言いましたが、それにしても2枚の EP にソロギター、ソロベース5曲づつを収録する試みは前代未聞ですね。なぜこういったアイデアを思いついたのでしょうか?

【ichika】: 前作の “forn” も含めて、今回も2枚の EP と合わせて3部作にする予定でした。そしてそのうちの1つははもともとベースで弾こうと考えていたんです。
というのも、僕は普段曲を作る前にまず物語を作り、それを音楽で書き換えようとしています。聴き手に音楽をストーリーとして追体験させることでより複雑な感情に誘導することが出来るのではないかなと思っているからです。
なので “forn” を作るときに話の全体の大きな流れを作り、それを “forn” と “she waits patiently”、”he never fades” の3つに分けました。このとき “forn” と “she waits patiently” は女性視点で、”he never fades” は男性視点で物語を作る必要があったのでそれなら女性の声をギターで、男性の声をベースで表しそれに付随するような曲を作ろうと決めました。

Q5: What’s the difference between guitar and bass, when you play them?

【ichika】: Even if I play the same phrase on the guitar and bass as wanting to plant feelings of “sad”, I think that the feeling of “sad” remaining after listening is completely different.
So when I think about what the song wants to say and what motivation you want to move in the last, I decided to use a musical instrument that is convincing, appropriate.

Q5: 往々にしてソロギター作品は存在するものですが、ソロベース作品は実に珍しいと思います。しかも ichika さんのベースサウンドは非常にクリアーで、和音や強弱まで鮮明に聴きとることが出来るんですよね。ただし、ギターのクリスタルで繊細な音色に比べると力強さ、雄々しさも確かに存在しています。
ギターとベース、二つの弦楽器を使い分ける際に特に気にかけていることは何でしょう?

【ichika】: 「悲しい」という気持ちを植え付けたいとして、たとえギターとベースで同じフレーズを弾いても聴いた後に残るその「悲しい」という感情は全く異なるものだと思っています。
ですので最後にその曲は何を言いたいのか、どう心を動かしたいのか、を考えたときにより適切である、説得力が生まれる方の楽器を使用しています。

Q6: Especially, the title track “he never fades” seems to be a piece of music by the process from lone, jealousy, anger and until the kindness is born. So, could you tell us about the story of the song?

【ichika】: I thought about making a song that creates a saved mind after listening, then I tried to express a story that hits rock bottom and finally reach out hand.
When I was trying to make this song, I thought I made a story specifically to make it a piece of music, but then it would be a scene depiction and it would just end with a only beautiful thing. I was in conflict with.
So, this time it was made to be more emotional music, with a simple flow that the story is solitar borns jealous, anger is born from jealousy, and when anger becomes resignation, kindnesses saves.

Q6: タイトルトラック “he never fades” は、孤独や嫉妬、怒りから優しさが生まれるまでの過程をベース1本で楽曲にしたそうですね?”forn” を経由して ichika さんのサウンドとストーリーに、ドラマやエモーションが増したようにも思えます。

【ichika】: 聴き終わった後に救われる心を生み出す曲を作ろうと思い、それならどん底まで突き落として最後に手を差し伸べられる物語を作って表現してみよう試みました。
この曲を作ろうとしていたとき、今まで具体的に物語を作ってそれを音楽にしていたけどそれだと情景描写になって綺麗なだけで終わってしまうんだよなぁと葛藤していたんですね。それで、今回はより感情的な音楽にしようと思いました。ストーリーは孤独から嫉妬が、嫉妬から怒りが生まれ、怒りが諦めになったときに優しさに救われるというシンプルな流れで作りました。

Q7: Have you influenced by “Piano theory” still now?

【ichika】: Even now it may be because I was inspired by the piano when I was exploring how to make solo songs on guitar and bass. Actually I sometimes make songs by the piano at first and so are “town” and “he waits patiently”. In fact, it may be piano is the most smooth instrument.

Q7: どうやら “感情的な音楽にしよう” という言葉はキーワードかも知れませんね。ピアノに比べてギターやベースの特色が感情と共に在ることは明らかです。先程、ピアノを弦楽器に置き換えていったとお話されましたが、一方で現在でもichika さんの中にピアノから恩恵を受けている部分はありますか?

【ichika】: ギターやベースでのソロ曲の作り方を模索しているときに、ピアノから着想を得たので今でも恩恵は受けていると思います。実際たまにピアノから先行して曲を作ることもありますし “town” や “he waits patiently” なんかもそうです。
なんだかんだピアノが一番指の動きが良かったりもします。

Q8: What’s the musical goal for you?

【ichika】: Although I said that I wants to create a song that moves listener’s mind with one instrument and play, and that is still in the process of trial and error. As I listen to lots of music, the number of drawers that “This kind of feeling will be born if we listen to this sound” will increase more and more withdrawals, but that is exactly the kind of thing that you can only apply to what you’ve ever experienced, like a dream I think that it is. So I will touch on something I have never experienced while living in the future, I will get a new aid and I will accumulate stock of sympathy.
Also, there is nothing special about soloing to play with one musical instrument, as there was a feeling that I wanted to complete the music with my own responsibility first. Because I wondered if I could make music satisfactorily with other people and play it, although I could not even express music by myself. Even now it is still in the middle, but finally I gained an understanding of music about a bit of musical instruments. So, I wish I could be involved with other artists little by little, in the form of an ensemble which I can not do it by myself.

Q8: ichika さんの音楽を聴いていると、どんどんとその世界へ惹き込まれ、想像力が刺激され感情も激しく揺さぶられます。数学的な感覚と文学的な感覚が素晴らしくクロスする音楽は本当に唯一無二だと感じます。
そんな ichika さんがこれから目指す場所について話していただけますか?

【ichika】: 楽器ひとつで心を動かす曲を作り、演奏をしたいと述べましたが、今なおその試行錯誤の途中です。音楽をたくさん聴くに従い、「この音を聴けばこういう感情が生まれる」という引き出しはどんどん増えてくるのですが、それはあくまでも今まで自分が経験したものの中でしか当てはまらないある種、夢に近いようなものだと思っています。
ですのでこれから生きていく中でより多くの経験したことのないものに触れていき、新しい気付きを得、共感のストックを蓄えていこうと思っています。
それと、楽器ひとつで演奏していくというのは何もソロにこだわりがあるというわけではなく、まず初めに、自分ひとりで責任をもって音楽を完結させたい、という気持ちがあったからです。というのも自分ひとりで音楽を表現することも出来ないのに他の人と満足に音楽を作り、演奏することが出来るのだろうかと思ったからです。
今もまだその途中ではあるのですが、ようやく少し楽器について、音楽について理解を得てきたのでいこれから少しずつ、他のアーティストとアンサンブルという形で自分ひとりでは出来ない、良く、複雑な、音楽というものに関われていけたらなと思います。

ichika’s MUSIC PLAYLIST

BRANFORD MARSALIS “ETERNAL”

Eternal_(Branford_Marsalis_album)

PHILIP GLASS “GLASSWORKS”

raw

TIM HECKER “VIRGINS”

Tim_Hecker_-_Virgins

NICOLAS THYS “VIRGO”

12486699

KADINJA “ASCENDANCY”

13307492_2045533002338582_9145580895049684302_n-300x300

MESSAGE FOR READERS

unnamed-25-2

I really appreciate those who listen to my music, those who are interested in, those who came to the live, and those who always support. Thank you very much. I think that I will continue to make music that is closer to emotions with making more and more experiences. Thanks again for your big support! Thank you so much!

僕の音楽を聴いていただいたり、興味を持っていただいた方やライブに来ていただいた方、そしていつも支えてくださっている方たちに本当に感謝しています。ありがとうございます。
これからどんどん経験を重ねていくことでより人の心に真に迫った音楽を作っていこう演奏していこうと思います。これからも応援よろしくお願いします。

ichika

ichika Official Site
ichika Official Twitter
ichika Official Instagram
ichika Official Youtube Channel
ichikoro Official Site
ichika 初のワンマンライブ “Signal” の詳細はこちら。
TaWaRa Official Twitter

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VEIL OF MAYA : FALSE IDOL】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MARC OKUBO OF VEIL OF MAYA !!

veil-of-maya-press-photo-2015-billboard-650

Sumerian Giant, Chicago Based Tech-Metal Quartet, Veil Of Maya Opens New Chapter Of Metal With Their Game-Changing New Record “False Idol” !!

DISC REVIEW “FALSE IDOL”

スメリアンの巨人、プログレッシブデスコアの先導者 VEIL OF MAYA が、メタルの領域を拡大しエクレクティックに羽ばたく新作 “False Idol” をリリースしました!!オーガニックかつ複雑な、アートロックやアヴァンギャルドの世界へとより接近した真なるメタルアイドルは、その偉大なる変革を推し進めて行きます。
00年代の中盤から、モダンプログメタル革命の中核に Sumerian Records が存在し続けることは明らかです。BORN OF OSIRIS, ANIMALS AS LEADERS, PERIPHERY, そして VEIL OF MAYA。”スメリアンロースター” は常にシーンの最前線に立ち、多様でコンテンポラリーなメタルの革新を色鮮やかに後押しし続けて来たのです。
中でもこのシカゴのカルテットが2008年に残した “The Common Man’s Collapse” の印象は鮮烈です。重圧のブレイクにビートダウン。デスコアサウンドを要としつつ、変幻自在なテンポと拍子、カオティックなデザインとトリッキーなアイデア全てを共存させて、コンテンポラリーかつ不可思議な独自のプログレッシブワールドでリスナーを魅了したのです。
シュメール帝国の拡大と歩調を合わせるかの如く、アステカの名を冠したバンドはそのサウンドを磨き上げ、ワイドに進化を続けています。グロウルとクリーンを併用する新ボーカル Lukas Magyar が加入し、ポップでキャッチーなイメージを開拓した前作 “Matriarch” は確かに驚きでしたが、決してその大変革は彼らの創造性を損なうものではありませんでした。
Marc が “Survive” と語るように、”Mikasa” という名曲とともに、バンドは自由な翼を手にしたようにも思えます。そしてよりダークでミステリアス、複雑性とダイナミズムを増した “False Idol” はポップとアートの枠を超えダイハードなファンをも唸らせるはずです。
「力に目覚めた男がダークサイドへと落ちていくフィクションなんだ。」 Marc は “False Idol” のテーマについてそう語ります。このアイデアが Lukas のものであることも、バンドの現在の一体感を物語りますが、”False Idol” が大統領ドナルド・トランプを隠喩していることは想像に難くありませんね。そしておそらくは、アルバムを支配する緊張の陰はそこに起因しているのでしょう。
電子の海で揺蕩うコズミックなイントロ “Lull” に導かれ幕を開けるオープナー “Fructure” はバンドのクリエイティブな進化の象徴です。”Unbreakable” を再訪するかのようなクリケットを活かしたマスマティカルでグリッチーなギターリフと、アトモスフェリックなシンセサウンドの奇想天外な融合は、メタルからの Kendrick Lamar や Flying Lotus への回答とも言えるほどに瑞々しく創造的です。
「実際、僕は最近はあまりメタルを聴いていないんだよ。だから君がコンテンポラリーなジャズや、Hip Hop、エレクトロニカなんかの影響を発見して言及してくれたことは嬉しいね。」 Marc はそう語ります。「少なくとも僕は、新たな要素を加えることは、メタルの進化を促す良い方法だと感じているよ。」 とも。
確かにアルバムには、現代的なジャンルのクロスオーバー、音楽のモダニズムを感じる場面が多く存在します。アグレッシブで複雑怪奇な Marc のリフワークと、光のシンセに映えるLukas のソフトでメランコリックなウィスパーは、”Doublespeak”, “Overthrow” と聴き進めるに従って、より絶妙なコントラストとインテンスを描き始めるのです。
そしてアルバムのハイライト、ダイナミズムの洪水は “Whistleblower” で訪れます。近年、Tigran Hamasyan へのリスペクトを公言してはばからない Marc のコンポジションは、遂にデスコアの猛進とジャズの優美な響きを同時に抱き締めました。Lukas の激情とメランコリーを行き来するボーカリゼーションも相俟って、イマジネーションを激しく刺激するアヴァンギャルドな楽曲はメタルの新たな可能性を指し示す期待感に満ち溢れてています。
また、インタビューにもある通り、Marc のゲームミュージックへの傾倒ぶりを見れば、初期の VEIL OF MAYA が究極にメカニカルでチップチューンライクな構成やリフを有していたことにも納得がいきます。つまり “False Idol” はバンドのオーガニックな変化の証。
伸びやかでキャッチーなクリーンボーカルのみで設計したポジティブな “Manichee”、Jacob Collier を思わせるコーラスのタペストリーが印象的な “Citadel”、そしてアルバムを締めくくるアンセミックな “Livestream”。全てはアンビエントなストリングスがバンドのデザイン、エモーションへナチュラルに溶け込んだ新機軸。同時にそれは、すでに “Djentrain” を降りたバンドの新たなる目的地なのかも知れませんね。
今回弊誌では、バンドのマスターマインド Marc Okubo にインタビューを行うことが出来ました。今年の2月には、Realising Media の劇的な招聘で来日公演を成功させています。「いつか Djent が死ぬその時も、きっと僕たちは VEIL OF MAYA らしいサウンドの音楽を作っているだろうね。」 どうぞ!!

22519286_10155837449391214_8433439180248001032_n-2

VEIL OF MAYA “FALSE IDOL” : 9.8/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VEIL OF MAYA : FALSE IDOL】

NEW DISC REVIEW【JASON RICHARDSON : I】INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND, JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND !!

Jason_Richardson__Luke_Holland_-_2016

Jason Richardson & Luke Holland, One Of The Most Talented Young Guns Will Come To Japan With Game Changing Debut Record “I” !!

DISC REVIEW “I”

24歳と23歳。瑞々しくハイセンスなモダンメタルフロンティアが輩出した俊英2人、Jason Richardson と Luke Holland がタッグを組んだ宿命の別世界 “I” のリリースは、至大のインパクトと共にユニットを遥かなる日いづる国、日本へと導くことになりました。
若干20代前半にして、2人の履歴書はすでに驚くほど充実しています。バークリー入学を蹴って ALL SHALL PERISH でツアーを経験し、BORN OF OSIRIS, CHELSEA GRIN では名作のキーパーソンとなったギタープレイヤー Jason Richardson。最先端の10指が紡ぐ印象的でコズミックなフレーズの数々は、まさに Djent/デスコアミュニティーの発展に欠かすことの出来ないフラッグシップであると言えますね。
一方のドラマー Luke Holland は、インタビューにもあるように、16歳で YouTube チャンネルを開設しセルフプロモートを開始します。今日までに総計で5500万ビューという驚くべき数字を叩き出した彼のプレイスルーカバー集は、Djent, メタルからプログ、エモ、パンク、ポップに EDM までまさに百花繚乱な世界観を独自のアレンジメントと精緻なテクニックで華麗に彩り、今では自らの価値を証明する Luke の貴重な名刺がわりとなっているのです。
実際、動画を見た TEXAS IN JULY から代役を頼まれ、ついには2013年に THE WORD ALIVE の正式メンバーに任命されたのですから、例えば日本の川口千里さんにも言えますが、プレイスルー動画の持つ力、インパクトは音楽シーンのあり方を変えて来ているのかも知れませんね。
“究極的には毎晩ソールドアウトのスタジアムでプレイしたい” と語る Luke が次なるチャレンジとして選んだ “I” は、同時に Jason Richardson がただギターマイスターであるだけでなく、コンポーザーとしても多様かつ至妙であることを証明した一級品に仕上がりました。Luke の言葉からは寧ろ、コンポーザーとしても優れていることが、参加を決意させたようにも読み取れますね。
ダークでシンフォニックな世界観を携え、難解なリズムアプローチと美麗なリードプレイがアトモスフィアの波を掻き分ける “Omni” でアルバムは幕を開けます。不安を煽るようなオーケストレーション、ギターとシンセサイザーの一糸乱れぬ華麗なダンス、そして見事にコントロールされたチャグワークは確かに BORN OF OSIRIS の設計図をイメージさせ、まさに楽曲が Jason Richardson を象徴する”I”であることを宣言していますね。
勿論、現在2人だけでツアーを行っていることからも分かるように Jason と Luke のコンビネーションも抜群。ギターの細かなフレーズまでユニゾンしてしまう Luke の繊細でアイデア豊富なドラムワークはアルバムを確実に一段上の領域へと誘っています。Luke の THE 1975 や THE CHAINSMOKERS をメタルと同列で愛してしまう軽快さこそ彼を際立たせているのです。
粒立ち群を抜いているピッキングの驚異的な正確性、選択する音や音符の意外性、タッピングとオルタネイト、スイープを巧みに使い分けるアルペジオの豊かなバリエーション、そしてストーリーを持った構成美。ソロワークに目を移せば、すでに Jason が世界のトップであると誰もが確信するはずです。メカニカルなシュレッダーのイメージが強いかも知れませんが、”Omni” 中間部の静謐なパートで炸裂するベンド、ビブラートのエモーションは実に扇情的で崇高とさえ表現したくなりますね。全く非の打ち所がありません。
PERIPHERY の Spencer Sotelo がゲストボーカルで参加した “Retrograde” からさらに “I” の世界は広がっていきます。これまでスクリームとのコンビネーションがほとんどだった Jason のギターですが、クリーンボーカルとの相性も決して悪くはありません。Spencer の突き抜けるように爽快でキャッチーなトレードマークは Jason のポップセンスをも見事に開花させ、VEIL OF MAYA の Lukas Magyar, PERIPHERY の Mark Halcomb というオールスターキャストで贈る名曲 “Fragments” にその成果を結実させています。
ポストロックやクラシカル、ブルースにサーフロックの感覚すら包み込んだ “Hos Down” の多様性から生じる魔法はまさに別格です。現代の Guthrie Govan と形容したくなるほどマジカルでエクレクティックな奇跡のコンポジションは、Jason の未来、 “Next Stage” にも多大な期待をいだかせてくれますね。
Nick Johnston, Rick Graham など様々なゲストを迎え、才能が時に融合し、時に火花を散らしたアルバムは、巨匠 Jeff Loomis とのクラシカルな乱舞 “Chapter Ⅱ” でまさに “Ⅱ” の存在を予感させつつ幕を閉じました。
今回弊誌では、7月に来日が決定した Luke Holland にインタビューを行うことが出来ました。POLYPHIA, さらには先日インタビューを掲載した12歳の天才美少女ギタリスト Li-sa-X も出演しますよ。どうぞ!!

13312852_1170572569659445_2980779850710030736_n

JASON RICHARDSON “I” : 10/10

続きを読む NEW DISC REVIEW【JASON RICHARDSON : I】INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND, JAPAN TOUR SPECIAL !!

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DISPERSE : FOREWORD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JAKUB ZYTECKI OF DispersE !!

SOM401-Disperse-bandpicture

With “Foreword”, Poland Based Progressive Quartet, DispersE Invite You To Set Sails On A Imaginative Musical Journey !!

DISC REVIEW “FOREWORD”

“Heart of Europe”、ポーランドに降臨した、モダンプログシャイニングスター DispersE がジャンルの枷を解き放つ新たなマイルストーン “Foreword” をリリースしました!!”Progressive” というワードの真意について再考を促すような意義深き作品は、鮮やかなポップセンスとミニマルなサウンドを研ぎ澄まし、規格外のアウトラインを提示しています。
2016年に行われた DispersE 初の日本ツアー。DESTRAGE とのカップリングで大成功を収めた彼らのショウでは、新作に対する自信が顕在化していましたね。未だ作品がリリースされていないにもかかわらず、セットリストの大部分は “Foreword” からの楽曲で占められていたのですから。そこで日本のファンは、ギターと同時にサンプラーを駆使して躍動するマイスター Jakub Zytecki の姿に “Foreword” な変化の兆しを見定めることとなりました。
アルバムはイノセントな歌声をサンプリングし、審美的でアンビエンスな空気を多分に抱きしめた秀曲 “Stay” で幕を開けます。Rafal Biernacki の歌唱は傑出していて、FROST* の John Mitchell や TesseracT の Dan Tompkins にも比肩し得るほど、色鮮やかで表情豊かな歌声、旋律、ハーモニーを披露していますね。
「メタルは少々平坦に思えてきた。」 インタビューで Jakub が語る通り、このレコードには獰猛なグロウルも、Chug-Chug とした定常的なギターリフも存在しません。貫かれるのは “Progressive-Pop” とも描写可能なノスタルジックで情味のある、しかし同時に創造的なモダニズムが溢れる崇高な世界観。
多幸感に満ちヒプノティックで、光のサウンドスケープを見事に切り取った “Stay” の核心は、紛れもなくそのアトモスフェリックなサンプリングと Rafal が紡ぐポップなメロディーです。しかし Jakub のプログレッシブなセンスが惹起する、絶妙なバランス、コントラストが楽曲を新天地へと誘っていることを忘れる訳にはいきませんね。
7拍子、ポリリズムが生み出す神秘的な夢幻世界、忽然と急襲するスリリングかつテクニカルなシュレッディング。アルバムオープナーにして作品を象徴する “Stay” の新感覚はまさに革命と呼べるほどにリスナーへ驚嘆をもたらします。
新感覚と言えば、TAME IMPALA にも通じるレトロなムードを持つ”Bubbles” では、Strandberg の極限までダウンチューンしたディストーションサウンドが至高のダイナミズムを提供し、新たな個性を主張していますね。
“Tether” は、「TYCHO にはいつも心酔している」 と語る Jakub の多極化する好奇心が浮き彫りとなった楽曲かも知れませんね。エゴとは無縁の緻密でミニマルな設計図に、穏やかなエレクトロニカサウンドを乗せたドリーミーな極上のポップチューンを聴けば、確かに TYCHO の持つ瑞々しいセンスが宿っていることに気づくでしょう。新加入、達人 Mike Malyan のゴーストノート一音一音が透けて見えるほどに繊細な楽曲は、Rafal の別格でエモーショナルな歌唱を導き、音楽の本質を伝えています。
とは言えインタビューにもあるように、Jakub は決してギターへの探究、野心も捨てることはありません。アルバムで最も Djenty な “Surrender” の躍動美溢れるスリルは華麗ですし、”Sleeping Ivy” で見せるメカニカルなクリーントーンの洪水も一級品。さらに9分を超える壮大な “Does it Matter How Far” の前半部分では、サンプリングと巧みにリンクさせて純粋にチャレンジングなインストゥルメンタルミュージックを奏で、Jakub Zytecki が未だに世界トップのモダンギタリストであることを強烈なまでに証明していますね。
“Foreword” は DispersE、さらにはプログレッシブワールドにとって新たなチャプターの幕開けとなるでしょう。実際、プログレッシブロックとは様式ではなく概念であるべきです。インディーロックとクラブミュージックを巧妙にクロスオーバーさせた Bonobo は、バンドにとって或いは象徴かも知れません。自らのアイデンティティを保持したまま、TYCHO や TAME IMPALA のフレッシュな感性、インパクトを血肉とした DispersE のインテリジェントな手法は全面的に肯定されるべきだと感じました。
今回弊誌では Jakub Zytecki にインタビューを行うことが出来ました。3回目の登場となりますね。どうぞ!!

15220222_10154326241134751_2498972392523305459_n

DispersE “FOREWORD” : 10/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DISPERSE : FOREWORD】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【BETRAYING THE MARTYRS : THE RESILIENT】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH AARON MATTS OF BETRAYING THE MARTYRS !!

BETRAYING-THE-MARTYRS-thumb-1200xauto-39682

Paris Heavyweights, Betraying The Martyrs Has Just Released Catchy-Orchestrated New Album “The Resilient” !!

DISC REVIEW “THE RESILIENT”

フランスが生んだモダンメタルの殉教者 BETRAYING THE MARTYRS がバンドのポテンシャル全てを注ぎ込んだ新作 “The Resilient” をリリースしました!!Metalcore, Deathcore, Hardcore をベースにシンフォニックでエレクトロニカな味付けを施したユニークかつ際立った作品は、フレンチメタルレボリューションの中核に位置する重要なレコードとなりました。
“The Resilient” は前作 “Phantom” で提示した、獰猛なヘヴィネスとメロディックなモーメントの華麗な融合をさらに1歩進め、キャッチーとさえ言えるフックをふんだんに使用したチャレンジングなアルバムです。WHITECHAPEL, SUICIDE SILENCE といったデスコアオリジネーターが挙ってオリジナルのジャンルから離れ独自の進化を辿る中で、BETRAYING THE MARTYRS も遂に自らのアイデンティティーを築き上げたと言えるのかも知れませんね。
アルバムオープナー、”Lost for Words” はそのキャッチーな一面を突き詰めたバンドの新たなアンセムであり、アルバムタイトルが示す通り BETRAYING THE MARTYRS がさらなる強さを得て戻って来たことを証明する一曲でもあります。
デスコア由来の激しくクランチするリフワークはバンドの帰還を高らかに告げますが、シンフォニックでキャッチーなコーラスが訪れるとリスナーは、彼らの進化、モダンに拡大する視野を実感することになるでしょう。勿論、シンフォニックな要素は BETRAYING THE MARTYRS に欠かせないものとして存在してきた訳ですが、今作では完全に別次元の劇的な魅力を提示しているのです。
その新たな地平をを象徴するのが “Won’t Back Down” でしょう。ヘヴィーでアンダーグラウンドなルーツを枢要としながらも、美麗で大仰ななオーケストレーションを前面に押し出した楽曲は、バラードとは呼べないまでも明らかにスロウでプログレッシブ。傑出した耽美なドラマ性を誇ります。2015年にフランスで起きたテロに衝撃を受けて書かれたというエモーショナルな一曲は、アルバムに類稀なチェンジオブペースをもたらすと共に、バンドの確かな成長を伝えていますね。
インタビューでも触れているように、この美しくシアトリカルな世界観と獰猛なデスコアサウンドの見事な融合は、クリーンボーカル/キーボード Victor Guillet の果たす役割が飛躍的に増し、その才能が素晴らしく開花したことに由来しています。
オーケストレーション、エレクトロニカだけでなく、シンプルなピアノの響きも効果的に使用する彼の鍵盤捌きは特異かつ至妙。”Take Me Back” を聴けば、ピアノが導く甘美なボーカルメロディーが CREED や LINKIN PARK が持つロマンチシズムと通じることに気づくはずです。
飽和気味で数多のステレオタイプなデスコアアクトと彼らを分かつ無上の武器 Victor の開眼は、同時にアメリカナイズとも呼べるメジャーなポップネスを纏い、アンダーグラウンドなジャンルに革新をもたらす一際印象的なメジャー感を織り込むことに成功していますね。
結果として、BETRAYING THE MARTYRS は共にツアーを行った ASKING ALEXANDRIA の大きな成功をしっかりと目に焼き付け、自らの血肉としながらも、デスコア、Djent という重厚でテクニカルなルーツを忘れることはありませんでした。それは正式メンバーとして加入した CHIMP SPANNER のドラマー Boris Le Gal が繰り出す凄まじきスティック捌き、”Dying to Live” の煽情的なリードプレイ、綿密に構成されタイトに進化したギターリフ、そして猛悪なグロウルとエピカルなクリーンのコントラストが見事に代弁していると言えるでしょう。
今回弊誌ではバンドのフロントマン Aaron Matts にインタビューを行うことが出来ました。アナ雪の “Let It Go” をヘヴィーにカバーしたことでも話題になりましたね。どうぞ!!

Betraying-the-Martyrs-The-Resilient-Album-Art-2017

BETRAYING THE MARTYRS “THE RESILIENT” : 9.3/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【BETRAYING THE MARTYRS : THE RESILIENT】

WORLD PREMIERE : FULL ALBUM STREAM【DISPERSE : FOREWORD】


WORLD PREMIERE: FULL ALBUM STREAM “FOREWORD”

Shining Star Of Prog From Poland, DispersE Will Be Back With Their Fantastic New Record “Foreword”!! 

som401-disperse-1500x1500px-300dpi-rgb

【ABOUT “FOREWORD”】

Modern Prog シーンにおいて一際異彩を放つ天才ギタリスト Jakub Zytecki 率いるポーランドのテクニカル集団 DispersE が遂に帰ってきます!!バンドはベーシスト、ドラマーを失いましたが、新たに Bartosz Wilk, そして THE ALGORITHM, MONUMENTS で鳴らした Mike Malyan を得てさらに進化を遂げ、来年の2/10に4年ぶりとなる新作 “Foreword” を Season Of Mist よりリリースします!
PINK FLOYD の世界観、DREAM THEATER のテクニック、CYNIC のアトモスフィアを受け継ぎつつ、Jazz から Djent, Electronica まで幅広い影響を加えて独自の革新的なプログレッシブワールドを構成する DispersE。今回公開するファーストトラック “Stay” を聴けば “Foreword”が自身の世界のみならず、Modern Prog シーンすら一歩進めるような作品であることに気づくでしょう。
眩いまでの多幸感とキャッチーさ、そして同時に難解な変拍子に満ちた魅力溢れる楽曲からは、過去のどのバンドとも比較出来ないような強いオリジナリティーを感じます。アンニュイなクリーンボーカルと、インテリジェンス満載の的確なギタープレイが織りなす化学反応はまさに唯一無二。
強いて言うなら、Pat Metheny, DEAFHEAVEN, CHON が Modern Metal の領域でタッグを組んだかのような雰囲気でしょうか。Jakub Zytecki は出色のソロアルバム “Wishful Lotus Proof” を経て、間違いなくそのコンポジションの才ををさらに開花させていますね。
その DispersE の初来日が 12/3, 12/4 に Realising Media の招聘で決定しています。メインアクトは先日幣紙がインタビューを行った DESTRAGE。そして日本からは、CYCLAMEN は勿論、EARTHISTS., GRAUPEL といった新鋭も出演。Tech-Metal ファンにとっては素晴らしい夜になることでしょう。ぜひ彼らの新曲と併せてチェックしてみてくださいね!!

disperse-band-005-katarzyna_wilk

“One of the very first demo tracks for our new album turned into ‘Stay’. The song revolves around trust and staying true to yourself, no matter what. It is about opportunities – the ones we take and the ones we miss. ‘Stay’ is also dealing with rediscovering beauty in places and things after we had stopped seeing it. As the album is dedicated to Rafał’s mother, who passed away last year – this track is first and foremost about that dedication.”
新作の最も初期のデモの一つが “Stay” になったんだ。何があっても自分を信じ、自らに正直でいるべきだというメッセージを持っているんだよ。同時にチャンスに関しても言及しているね。僕たちには掴めるチャンスもあれば逃すチャンスもあるんだよ。
また、”Stay” では、僕たちが注視しなくなったような場所や物事の再発見にも取り組んでいるね。というのも、アルバムは昨年亡くなった Rafał の母に捧げられているからなんだよ。この曲のまず第一の目的はそこにあるんだ。

FIRST MUSIC VIDEO “TETHER”

“SURRENDER”

“This is the first 8-string DISPERSE song. Some of the very first sketches of ‘Surrender’ came to life more than 3 years ago, not long after our previous album ‘Living Mirrors’ was released.
It is surely a track that connects our band’s old and new worlds as it is heavy and proggy – yet also experimental. Both lyrically and musically, we wanted to capture the state of abandoning the idea of becoming someone else than who we actually are. We wanted to create that energetic, chaotic but also a positive vibe within this song.”

DISPERSE “FOREWORD” (2/10 2017)

Track-list
01. Stay
02. Surrender
03. Bubbles
04. Tomorrow
05. Tether
06. Sleeping Ivy
07. Does It Matter How Far?
08. Foreword
09. Neon
10. Gabriel
11. Kites

disperse-admat-japan-2016

チケットのご購入はこちら。

a1162504613_16

DispersE Facebook Page
Season of Mist Facebook Page
Season of Mist “Disperse” Shop
Realising Media Twitter

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

 

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TWELVE FOOT NINJA : OUTLIER】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NIK “KIN” ETIK OF TWELVE FOOT NINJA !!

twelve-foot-ninja-51690ee7d9fa3

Melbourne Based Heavy Fusion Quintet, Twelve Foot Ninja Has Just Released Gorgeous New Album “Outlier”!! Ninja Assassin Is Aiming At You !!

DISC REVIEW “OUTLIER”

オーストラリアの”十二尺忍者”、TWELVE FOOT NINJA が実にエクレクティックかつキャッチーな新作 “Outlier” をリリースしました!!
彼らの特徴、ニンジャミッションは、Funk, Latin, Salsa, Reggae, Bossa Nova, さらにはインドや日本の民族楽器まで使用した瑞々しいワールドミュージックの要素を見事 Nu-Metal, Modern Metal の領域に落とし込んでいる点にあります。さらには、そのスタイリッシュで磨かれたサウンドを、キャッチーで”ユーモラス”に仕上げリスナーに届けているのです。
アルバムオープナー、”One Hand Killing” の勇壮なパーカッションがアルバムの幕開けを告げると、リスナーは FAITH NO MORE と KORN と SOULFLY がニューオリンズで出会ったかのような、摩訶不思議で強烈なオリジナリティーに惹き込まれることでしょう。
アルバムを牽引する Nik “Kin” Etik の、スクリーム、クリーン、ファルセット、そしてリッチなボーカルハーモニーを巧みに使い分けた Mike Patton を想起させるカラフルでシアトリカルな歌唱はオープニングから全開です。90年代の Alternative / Post-Grunge なメロディーラインと、ラテン風の強烈な哀愁を巧みにミックスさせる彼の手法は、作品の重要なフックとなっていますね。
“Monsoon” を聴けば、彼らのワールドミュージックに対する傾倒が伝わるでしょう。インタビューでも語ってくれた通り、インドの Tumbi という楽器を大胆に使用した楽曲は、オリエンタルなムードに溢れた、ジャンルを股に掛ける重要な冒険です。Djenty なリフとカオティックなコードに絡み合う民族楽器のシンフォニーはファンをノックアウトするに充分なインプレッションを誇ります。
また、”Collateral” で日本の伝統楽器、三味線を使用しながら男らしいメタルを追求した直後に、 “Post Mortem” でスパニッシュギターとスペイン語を効果的に駆使するあたりはまさしく忍者の所業だと言えますね。
“Point of You” は彼らのキャッチーさを集約したような楽曲です。もはやメタルの領域にすら収まらないほどのポップネスを提示し、ホーンセクションをも大胆に使用した新しいチャレンジとなっていますね。MAROON 5 さえ想起させる、軽快で巧妙に設計されたこの曲はさらなるファンの獲得に大きな助けとなることでしょう。MAROON 5 と言えば、Djent と MAROON 5 を完璧に融合させた “Invincible” はもはや MAR00N 0 と呼ぶべきでしょうね!
ジャンルという観点から見れば、Nu-Metal, Djent, Chaotic Hardcore を内包する実に興味深い3M60CMの巨大忍者であることも付け加えておきましょう。
今回弊誌では、ボーカルの Nik “Kin” Etik にインタビューを行うことが出来ました。武士道に傾倒しているという素晴らしき異国の忍者たち。どうぞ!!

13615399_10154168827216438_504020229650994382_n

TWELVE FOOT NINJA “OUTLIER” : 9.6/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TWELVE FOOT NINJA : OUTLIER】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【HUNG : DJURASSIC WORD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BARNABY OAKLEY OF HUNG !!

10515322_1513219428922286_4934906885128832702_o

The Brightest Hope Of Prog Metal / Djent From UK, HUNG Has Just Released Catchy & Groovy New Record “Djurassic Word”!! Will Djent Conquer Jurassic World ?!

DISC REVIEW “DJURASSIC WORD”

モダン=多様性、エクレクティック。2010年代音楽シーンの重要な公式に当てはめれば、極めてモダンであるとの解が出るであろう UK 出身の DIY デュオ HUNG が最新作 “Djurassic Word” をリリースしました!!
モダンであるはずの彼らが、太古の恐竜を文字ったアルバムタイトルを冠しているのも興味深いですが、頭文字Dに注目するまでもなく HUNG の骨格は Djent / Prog Metal です。しかしながら、HUNG の音楽はその領域に収まりきらない鮮やかな拡がりを備えています。
“Pastille Coloured Lady” を聴けばアルバムが”キャッチー”というテーマに強くフォーカスしていることに気づきます。Djenty なリフワークとファンクのグルーヴを併せ持ったリズムに、キラキラのキーボード。透明感溢れるキャッチーなボーカルが加われば、21世紀の POP-Rock アイコン DIRTY LOOPS を思い出すファンも多いでしょう。
実際、DIRTY LOOPS もファンク、ジャズ、エレクトロニカという多様な要素を楽曲に盛り込む “Loopfy” という手法でモダンなテイストを表現しているのはご存知の通り。Rock と Metal、畑こそ違えど HUNG がそこにヒントを得ているのは明らかでしょう。アルバムを通じて印象的なキーボード/エレクトロサウンドは特に。
さらに、エクレクティックという観点から見れば、 “Browbeat” も重要な1曲だと感じます。以前弊誌でインタビューを行った HACKTIVIST が Kendrick Lamar について言及し、Rap を見事モダンメタルと融合させていたように、HUNG も Rap を積極的に楽曲に導入しています。アトモスフェリックとさえ言えるような Rap パートとヘヴィネスのコントラストが実に見事ですね。
同時に、HUNG は Djent / Prog-Metal の矜持とも言える高いテクニックをも兼ね備えています。PERIPHERY を想起させる爽快なアルバムオープナー “Primevil” は勿論、Dan Sugarman, Angel Vivaldi など、シーンでも有数のテクニシャンたちがゲスト参加したアルバムは、モダンギターという観点から見ても非常に充実した、聴き所の多い作品となっていますね。特に、ボーカル間に挟み込まれる、美しくスリリングな高速オブリガードは彼らのトレードマークとも言えるほどに際立っています。
“The Mesozoic Era” で 80’s エレポップのような手法を取り入れたかと思えば、”Carcharodontosaurus” では VEIL OF MAYA も真っ青なプログデスコアを臆面もなく披露する柔軟性。カメレオンという恐竜が現代に生き残っていることを思い浮かべてしまいますね。
今回弊誌では、バンドの中心人物 Barnaby Oakley にインタビューを行うことが出来ました。ボーカル、ギター、プロダクション全てをこなす才人!イケメン!どうぞ!

13327478_1755378294706397_8393278599622763133_n

HUNG “DJURASSIC WORD” : 9.7/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【HUNG : DJURASSIC WORD】

WORLD PREMIERE : “PART 16: MOUNTAIN OF FLAMES (TEST MIX)” 【ANOVA : DIYU】


WORLD PREMIERE: NEW SONG!! “PART 16: MOUNTAIN OF FLAMES (TEST MIX) OF ANOVA !!

PROG / MATH METAL MEETS ELECTRONICA !! AnovA ARE NOW WORKING ON A NEW RECORD “DIYU”!!

日本人ギタリスト Yoshiaki Nishite さん率いる インターナショナルプロジェクト AnovA。彼らの Prog / Math Metal に Electronica, Classical, World Music を融合させた独自の音楽性はモダンプログシーンにおいて一際異彩を放っていますね。バンドは現在 3rd Album “Diyu” のリリースに向けて鋭意制作中。今回弊誌ではアルバムからオリエンタルな佳曲 “Part 16: Mountain Of Flames” のテストミックスを公開です!
MESHUGGAH 由来のヘヴィーグルーヴ、幾重にもレイヤードされたシンセサウンド、ピアノの美しい音色が東アジアの仏教的な思想と調和した見事な楽曲だと感じました。Yoshi さんからのメッセージも届いていますよ。

a3046890169_16

【MESSAGE FROM YOSHI】

この楽曲が収録されるであろう”Diyu”というアルバムのコンセプトは、Luke(Ba)が3年前にDavid(Vo)と始めたプロジェクトから始まっています。
近いうちにリリースを予定している3rdアルバム”Diyu”には、完全にイチから作った楽曲が大半ではありますが、この楽曲「Part16: Mountain of Flames」は実は3年前からあった曲なのです。(←最近知りました。。)
その曲を、より自由に、より自分たちらしく、アイデアをみんなで入れてアレンジしていった結果、原型を留めないくらい曲が変貌してしまいました。。
とはいえ、今のAnovAらしさを表す象徴的な曲になったので、「アルバムリリースまで放置しておくのはもったいない!」ということで、Test Mixではありますが、先行配信しちゃおうということになりました。
AnovAは「まだライブすらしたことが無い変なバンドだ」と思われるかもしれませんが、時にはゲームにはまりこんだり、時には音楽について熱く語り合ったりしながら、実験的で新しいもの、どんどん進化する音楽を目指しつつ、仕事の合間を縫いつつ、趣味として気ままに頑張っている音楽プロジェクトです。
今月、AnovAは3周年を迎えるのですが、色々と今後の展開を見据えて、さらに新しいことや実験的なことに取り組んで行く予定です。ひとまず、「変なバンドだなー」くらいに覚えていただければ幸いです!

YOSHI

AnovA Bandcamp Page

続きを読む WORLD PREMIERE : “PART 16: MOUNTAIN OF FLAMES (TEST MIX)” 【ANOVA : DIYU】