COVER STORY + INTERVIEW 【KING DIAMOND : MASQUERADE OF MADNESS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ANDY LAROCQUE OF KING DIAMOND !!

“I Think The Difference Between King Diamond And Mercyful Fate Is, Mercyful Fate Gotta Little More Maybe 70’s, Roots In It’s Music Style. In My Opinion, While Kind Diamond Has Always Been Little More Murderer.”

MASQUERADE OF MADNESS

GHOST が存在する遥か以前から KING DIAMOND の劇場的オカルトはメタル世界を侵食していました。コペンハーゲン郊外に生を受けた Kim Bendix Petersen は、サタニックメタルの始祖 MERCYFUL FATE で King Diamond への羽化を完全に果たします。
MERCYFUL FATE が80年代初期に残した二枚のアルバム “Melissa”, “Don’t Break the Oath” は実際、メタルの歴史を変えました。コープスペイントで頭蓋骨を仰ぎ、足の骨でマイクスタンドを拵える真性の異端児。地獄の底から絞り出すような唸り声から、悪魔が囁くファルセットまで、奇々怪界を紡ぐため死の世界から舞い戻った幽鬼。そんな King のオカルティックな詩篇とシアトリカルな美学は METALLICA, SLAYER から後の北欧ブラックメタルシーンにも多大な影響を及ぼしたのです。
では、King の特徴的なファルセットやシアトリカルな仮装はどこから来ているのでしょうか?
「あのファルセットは、BLACK ROSE 時代にファンからもっとファルセットを使えと言われたのが始まりなんだ。おかげで歌唱のテクニックや空気のコントロールなど多くのアイデアを得ることができたんだ。シアトリカルな仮装は Peter Gabriel と Alice Cooper だね。GENESIS のライブを見て、音楽に合わせた “演劇” の重要性を悟ったんだ。」
象徴的な “Melissa” の頭蓋骨はどこで手に入れたのでしょう?
「兄から貰ったんだ。マイクスタンドにしていたクロスボーンもね。彼の友人の父が医者をしていて、提供された死体を使って学生に授業をしていたんだ。授業が終わると、皮膚を剥ぎ取って骨を樽に入れていた。それで手に入れることができたんだ。だけど彼女はショウで盗まれてしまったんだよ。」
METALLICA との邂逅は印象的でした。
「84年に MOTORHEAD が USツアーに連れていってくれたんだ。その時誰かが METALLICA を教えてくれたんだけど、ドラマーがデンマーク人だという。よくよく調べると Lars の父親は有名なテニスプレイヤーだったんだ。だからアンコールでステージに上げたんだよ。そうして、”Ride the Lightning” をコペンハーゲンで録音することになったのさ。あの時彼らが泊まっていた私のアパートはお化け屋敷だったんだけど (笑)」
MERCYFUL FATE が “音楽的方向性の違い” により分裂した後、Kind は自らの名を冠した新たな魑魅魍魎 KING DIAMOND を結成し、これまで以上にエピカルでシアトリカルな道を辿ります。1987年にリリースした “Abigail”は、霊と家族の暗い秘密をコンセプトに認めて今でもメタルのオールタイムクラッシックとして名を馳せ続けています。
「ファーストアルバム “Fatal Portrait” には、MERCYFUL FATE のために書かれた楽曲もあったけど、5曲のミニストーリーも存在したんだ。それがとてもしっくりきて、ホラーコンセプトアルバムを作りたいと思ったわけだよ。音楽もそれに伴い進化して、より演劇的になっていったね。BLACK SABBATH はたしかにダークサイドを音にし掘り下げていたけど、私たちはフェンスの向こう側に立って別の視点から見ていたんだよ。」
長年の相棒、ギタリストの Andy LaRocque は弊誌独占インタビューで MERCYFUL FATE と KING DIAMOND の違いについてこう語ります。
「MERCYFUL FATE はより70年代的で、ルーツを探るような音楽スタイルだよ。一方で、KING DIAMOND は僕の考えではいつだってより猟奇的なんだ。」
後のブラックメタルサークルが起こした一連の事件に対して King はどのような感情を抱いていたのでしょうか?
「ちょっと大げさだったよね。だって暴力や放火に関わっていたのはほんの一部でしょ。ほとんどのバンドは関わっていなかった。もちろん、殺人や暴力を肯定しているわけじゃないよ。私は蜘蛛も殺せないんだ。捕まえて逃すだけさ。」
以後、King は時に復活した MERCYFUL FATE と二足のわらじを履きながらその怪奇譚、悪夢の物語を綴り続けました。創作が暗礁に乗り上げたのは、2010年。心臓発作に苛まれた King は、3度の心臓バイパス手術を受け、死の淵を彷徨います。回復の過程で、長く音源のリリースから遠ざかりましたが遂に今年、KING DIAMOND として完璧な新曲 “Masquerade of Madness” を発表。MERCYFUL FATE も再度の復活を宣言し、古の悪魔の不死を証明しています。
「あれ以来、タバコも一本も吸っていない。健康的な食事と運動も欠かさないよ。全てが良い方向に向かっている。2度目のチャンスを得たんだからね。」
間違いなく復活のマスカレード “Masquerade of Madness” には失った時を取り戻す魔法がかけられています。Andy はこう力強く語りました。
「80年代の僕たちと “Masquerade of Madness” にはたしかに多くの共通点があるね。
実は、僕たちはファーストアルバムを振り返って、最初の最初に実際何をやっていたのかチェックしてみたんだ。この曲のライティングやレコーディングを行なっている時、これはあの曲のあの部分ぽくしようなんて思ったわけじゃないんだけど、それでもあの振り返りのおかげで間違いなくこの曲にはオールドアルバムのヴァイブがあるよね。」

NIGHTMARE

2014年、KING DIAMOND のキャリアを総括するコンピレーションとしてリリースされた “Dreams of Horror”。そのタイトルはまさにバンドと King の全てを体現していました。
デンマークから現れた怪異は、黒のトップハットにコープスペイントを施し、悲鳴のようなファルセットで瞬く間にメタル世界の台風の目へと躍り出ました。その KING DIAMOND が抱える不気味と不吉の元凶は、King が長い間悩まされてきた夜の恐怖に端を発しているのです。
「散々悪夢を見てきたよ。目が覚めたら誰かを殺してしまったと思うこともあった。それから15分くらい、どうやってその殺人を隠蔽しようか考えていたりね。」
とはいえ、King Diamond ほどの知名度で捜査の手から逃れることは難しいでしょう。オカルトメタルのパイオニア MERCYFUL FATE のフロントマンにして、Church of Satan のメンバー、”Abigail” や “Them” といったコンセプチュアルホラーの創立者は、メタル史において最も認知されている “声” の1人に違いありませんから。
事実、METALLICA の秀逸なカバーは語るまでもありませんし、Phil Anselmo からの敬愛、さらに Kerry King は SLAYER の “Hell Awaits” が MERCYFUL FATE の子供であることを認めています。
King を突き動かすのは彼の鮮明な悪夢。「目が覚めた時はホッとしていることが多いね。人が死ぬ、ペットが死ぬ、奇妙なことが起こる、車が粉砕されたり、争いに巻き込まれたり。大抵は非現実的な夢だよ。飛び立ったあと急に落下して、地面に墜落する直前に目が覚めたりね。起きた時に叫んだり、汗びっしょりだったりするよ。片腕は痺れていて、今のは何だったんだ?って思うんだ。」
それでも、自らの地獄のような夢の世界を探求することは、King にとって生涯の使命であり、創造性の源とも言えます。
「悪夢を見るとその原因を考える。時には同じシナリオの悪夢を連続してみることもあるよ。それで本当にその悪夢が現実になるんじゃないかとか思ったりしてね。眠りに落ちて、また同じ夢に吸い込まれ、あんな悲しい思いはしたくないって思うよ。だけどたまには、あの場所に戻って解決できるかみてみたいと思うこともあるんだ。」
昨年、およそ20年ぶりの再結集を発表した MERCYFUL FATE。バンドの金字塔である1984年の “Don’t Break The Oath” に収録された “Nightmare” も King の悪夢に根ざしていました。
「子供のころの夢さ。兄が隣のベッドで寝ていてね。そしたらフードを着た男が突然部屋に入ってきて、オマエの運命は尽きかけている!と私を指さすんだ。私は恐ろしくて兄を起こそうと叫ぶんだけど、声は出なかった。」
King は現在、2007年 “Give Me Your Soul…Please” 以来となる新作の制作に熱を上げています。2010年、生死の境を彷徨った心臓のバイパス手術から蘇る不死の王。
「とても特別な方法で書かれたアルバムになるよ。1枚で全てを語ることはできないから、2枚組になるだろうな。これまでで最悪の悪夢だよ。あの心臓手術から目覚めて、私は窒息しそうな気がしてパニックになった。口から人工呼吸器のチューブを抜こうとしたんだよ。妻リヴィアがすぐに走ってきて、ようやく私は医師たちが命を助けようとしていると悟ったんだけど、ベットに縛り付けられていた。まるで METALLICA の “One” の世界観だよ。」
故に、人工呼吸器の音を新譜のイントロやライブのエフェクトに使用しても不思議ではありません。
「地獄がどんなものかはわからないけど、あのゆっくりとしかし確実にいつも首を絞められているような感覚よりはマシだろうな。私はあの人工呼吸器の音を聞くだけで悪夢を見てしまうだろうな。」
ただし、そのライブに纏わる悪夢も King を悩ませてきました。
「私はショウの前に衣装やメイクで長い時間が必要なんだが、目覚ましが鳴らなくてスッピンで出る羽目になるってシナリオもあったな。ギタリストの Andy が普通のロックンロールをプレイし始めて、シアトリカルなメタルを期待しているファンから物を投げられたりする悪夢もあったよ。私はステージ裏に身を潜めていたが、コープスペイントの女性に見つかりマイクスタンドで応戦したりね。フルメイクで逃げ惑って一線を超えたファンを振り払いながらバスに乗り込んだんだ。」
定期的に見るのは戦争の夢。1987年に亡くなった父が、第二次世界大戦中、デンマークのレジスタンスに参加していた時の話を King はよく聞かされていました。
「ナチスに追われる夢を見るんだ。ドイツ軍に占領されていた5年間、ここでも多くの粛正が行われた。父は連合軍のコペンハーゲン奪還を手伝ったんだよ。子供のころは、父に誰かを殺したことがある?ってよく尋ねていた。彼は決して答えなかったけどね。」
夢が現実になることもあります。20年以上前に King は “From the Other Side” という楽曲を仕上げ、”The Spider’s Lullabye” のオープニングに収録しました。
「あの曲を聴くとまるで手術台の上にいるような気分になる。そして突然体から離脱して、自分のために戦っている医師たちを天井から見下ろすんだ。自分はセカンドチャンスを得られるのか、得られないのか。後に心臓の手術を受けた時、下を見下ろすと悪魔が魂を奪い去ろうとしていた。だから悪魔と戦わなければならなかったのさ。最初は夢だったんだが、私は後にそのシナリオを経験したのさ。」
いつか正夢になって欲しい夢もあるのでしょうか?
「宝くじに当たるとか?時々はそんな夢も見るよ(笑)」

参考文献: REVOLVER:KING DIAMOND: THE DARK VISION, BAD DREAMS AND NEAR-DEATH OF AN OCCULT-METAL ICON

KERRANG!: KING DIAMOND: “IF THERE IS A HELL AND I GO THERE WHO CARES? I’VE ALREADY FACED IT”

INTERVIEW WITH ANDY LAROCQUE

Q1: メタルワールドは KING DIAMOND の帰還を首を長くして待っていましたよ! “Masquerade of Madness” は実に12年ぶりの新曲となりましたね?

【ANDY】: カムバックにこれほど長くかかったのは、2010年の King の病気があったよね。それからたくさんのフェスやショウをこなして、とてもとても忙しかったんだ。だからライティングやレコーディングまで時間がかかったのさ。

Q2: 長く待った甲斐のある、完璧な KING DIAMOND の楽曲ですね!
フレッシュでありながら、ある意味 80年代のルーツである “Abigail” のようなゲームチェンジャーへ回帰した感覚も感じられます。

【ANDY】: そうだね、君に同意するよ。80年代の僕たちと “Masquerade of Madness” にはたしかに多くの共通点があるね。
実は、僕たちはファーストアルバムを振り返って、最初の最初に実際何をやっていたのかチェックしてみたんだ。この曲のライティングやレコーディングを行なっている時、これはあの曲のあの部分ぽくしようなんて思ったわけじゃないんだけど、それでもあの振り返りのおかげで間違いなくこの曲にはオールドアルバムのヴァイブがあるよね。だから君は正しいね。

Q3: KING DIAMOND のレコードにはいつもミステリアスなストーリーが存在しましたね。
今回も非常に興味をそそるアートワークですが、今年の後半リリース予定であるダブルアルバム “The Institute” に対する導入の役割をも担っているのでしょうか?

【ANDY】: そうだね。もちろん、次の “The Institute” はコンセプトアルバムになるよ。だけど正直に言って、ストーリーの内容までは知らないんだ。King はまだコンセプトを書いているところだからね。

Q4: あなたのクリエイティブなギターワークも素晴らしく KING DIAMOND の帰還を告げています。今でもある程度、新たなテクニックやモダンなテクノロジーにアンテナを張っているのでしょうか?

【ANDY】: まあ、僕は自分のスタイルを確立しているからねえ。もちろん、新たなギタリストやテクニックをアップデートしようとはしているんだけど、積極的にサーチしたりはしていないんだ。だから大半は、友人なんかがこの新しいギタリストを聴いてみなよ!って勧めてくるものを聴いている感じかな。
一方で、僕のフェイバリットである Michael Schenker や Randy Rhodes からは未だに多大な影響を受け続けているよ。偉大なギタリストたちさ。

Q5: KING DIAMOND においてあなたは、King 本人を除いて唯一のオリジナルメンバーです。彼のユニークな声、音楽的な才能、パーソナリティーについてお話ししていただけますか?

【ANDY】: そうだね、僕が唯一の KING DIAMOND オリジナルメンバーとなってしまったね。だから彼とは35年以上、共に仕事を続けて来たわけだよ (笑)。
間違いなく言えるのは、彼のユニークな声と才能がなければ、今日の僕たちは存在しなかったってことだね。

Q6: KING DIAMOND には膨大なディスコグラフィーが存在します。若い新たなファンがその世界に飛び込む時、どの作品がオススメでしょうか?また、あなたの個人的なフェイバリットはどの作品ですか?

【ANDY】: 間違いなくオススメなのは、ニューシングル “Masquerade of Madness” だね。だけど、僕のオールタイムフェイバリットも勧めておこう。”Abigail” と “Fatal Portrait” だよ。本当に偉大なアルバムだと思う。

Q7: 昨年は、MERCYFUL FATE も復活を宣言しましたね?あなたにとって、MERCYFUL FATE と KING DIAMOND の違いはどんな部分にあるのでしょう?

【ANDY】: MERCYFUL FATE と KING DIAMOND の違い。MERCYFUL FATE はより70年代的で、ルーツを探るような音楽スタイルだよ。
一方で、KING DIAMOND は僕の考えではいつだってより猟奇的なんだ。もちろん、2つのバンドには異なるメンバーが存在するから、自然な結果だと思うよ。

Q8: 実は、私があなたのギタープレイをはじめて聴いたのは DEATH の “Individual Thought Patterns” でした。
多くのメタルバンド、ファンの人生を変えたアルバムでしたね。Chuck が亡くなってもう20年近くの歳月が流れました…

【ANDY】: 1993年だったかな。フロリダのタンパで、僕が Chuck と DEATH のアルバムをレコーディングしたんだ。今でもあの時の素晴らしい思い出が蘇るよ。
Chuck は偉大な男で、偉大なプロデューサー、偉大なエンジニアだったね。素晴らしい時間を過ごしたよ。実にクリエイティブなね。僕がフロリダに着いた時、すでにリズムギターのレコーディングはほぼ終わっていたから、僕は自分のソロパートに集中することができたね。
多くのファンが今でも気に入ってくれているようだね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ANDY’S LIFE

DEEP PURPLE “MADE IN JAPAN”

BLACK SABBATH “SABBATH BLOODY SABBATH”

OZZY OSBOURNE “RANDY RHOADS TRIBUTE”

UFO “STRANGERS IN THE NIGHT”

MESSAGE FOR JAPAN

日本に早く戻りたいね。素晴らしい思い出がたくさんあるんだ。楽しみにしているよ!

ANDY LAROCQUE

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE HIRSCH EFFEKT : KOLLAPS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ILJA JOHN LAPPIN OF THE HIRSCH EFFEKT !!

“Plain, Aggressive Music With Odd Time Signatures Would Probably Be Boring For Us In The End, If We’d Only Stick To That Kind Of Music. Allowing Different Moods And Genres To Come In Has Kept Such Music Interesting And Exciting”

DISC REVIEW “KOLLAPS”

「結局、奇妙な拍子記号があるだけのプレーンでアグレッシブな音楽は、そこに固執するのであればおそらく僕たちにとって退屈だろうな。異なるアトモスフィアやジャンルを取り入れることは、そんなテクニカルな音楽を面白く刺激的なものにしてくれたんだ。」
自らを “Indielectropostpunkmetalmathcore” と称するハノーファーの異分子トリオ THE HIRSCH EFFEKT は、目眩くジャンルの島々を巡りメタルの多音美を実現する挑戦的な吟遊詩人です。
「このレコードの大半は、フライデーフォーフューチャーと世界の気候変動問題について扱っているんだ。よりドキュメンタリータッチで、客観的にね。グレタ・トゥーンベリに触発され、彼女のスピーチからいくらか派生した楽曲もあり、引用として使用している部分もあるよ。だからスウェーデン語のタイトルなんだ。」
THE DILLINGER ESCAPE PLAN から LEPROUS, 果てはストラヴィンスキーまで、無限にも思える音のパレットを備えた THE HIRSCH EFFEKT にとって、その言語的な多様性も彼らの絵音を彩る重要な筆に違いありません。
自らのバンド名が象徴するように、母国語であるドイツ語の響きでユニークな異国情緒を奏でながら、最新作 “Kollaps” において、楽曲にスウェーデン語のタイトルを冠することで若き環境活動家の蒼を観察者としての視点から紡いで見せるのですから。
「典型的な3ピースとしての、ベース、ギター、ドラムのバンドサウンドの退屈さを感じた時、僕たちはひらめいたんだ。バンドのサウンドから遠ざかり、ストリングスセクション、合唱、ホーンなどのクラシック音楽の要素を組み込んだり、モチーフやバリエーションのメソッドを拝借したら、もっとエキサイティングな楽曲になるんじゃないか?ってね。」
興味深いことに、メンバー3人のうちギター/ボーカルの Nils とインタビューに答えてくれたベーシスト Ilja は、ドイツの音楽大学で幅広い教育を受けています。ゆえに、典型的なロックサウンドに飽き足らず、クラッシックやエレクトロニカ、ノイズにジャズと、その好奇と冒険の翼を果敢に難解に広げることはある意味必然でした。
ゆえに、THE DILLINGER ESCAPE PLAN や BETWEEN THE BURIED AND ME との比較は避けがたい運命とも言えるでしょう。実際、”Noja” を聴けば彼らのアグレッシブでカオティックな奇数拍子の猛攻が、OPETH の知性とブラックメタルの咆哮を介しながらも、TDEP のスタイルをある程度基盤としていることに気がつくはずです。そこに絡み合う異質なアルペジオと英語のスポークンワードが重なることで、世界は不可思議な胎動を始めるのです。
ただし、THE HIRSCH EFFEKT はただリズミックにのみ実った果実ではなく、ハーモニックにも芳醇な甘い実をつけました。MESHUGGAH と SikTh の重音異端が流麗に花開く “Declaration”、LEPROUS の狂気を煮詰めた “Domstol”、NINE INCH NAILS の内省的シネマを投影した “Bilen”。さらにアルバムを締めくくる “Agera” には、Steven Wilson にも通じるメロディーの哲学と感情の絵画が広がります。
これほどの多様性、色彩を備えながら一つのアートとして完成したアルバムは、まさに Ilja が語る通り、”美術館のアートギャラリーを歩くような” 芸術的広がりを有しているのです。
今回弊誌では、Ilja John Lappin にインタビューを行うことができました。「”The Fragile” は実は僕のフェイバリットレコードの1つで、作詞作曲のみならず、プロダクション、サウンド、ジャンルの多様性に関するオルタナティブロックやメタルの重要かつ広く認識されたランドマークだよね。 」どうぞ!!

THE HIRSCH EFFEKT “KOLLAPS” : 10/10

INTERVIEW WITH ILJA JOHN RAPPIN

Q1: First of all, it’s really hard time now due to corona virus, especially musical industry. As a musician, and as a person, how do you spend your corona crisis days? What’s your thoughts on the current global situation?

【ILJA】: Yes, that’s true. Generally speaking, the thoughts on the current global situation would burst the extent of this interview and it seems everyone has a different opinion about the situation. The problem we’re dealing with is incredibly complex and hard to rationalize or to sum up, since nobody has the definitive answers to all things in the end. I think this will pass some day and until then everybody has to stay strong and support each other the best they can in their own ways. The current choices that have to be made are incredibly complex and sadly, there will be losses on all sides. At the moment my personal opinion is: I hope a cure can be found as soon as possible and until then one has to trust science, the virologists and the politics and play along to a certain extent, so that they can manoeuvre society out of this horrific situation that affects everybody, hopefully with most minimal damage done – to whatever degree that is even possible. Re-evaluate things day after day, week by week, etc. I don’t see much of a chance for different alternatives at the moment that would make things suddenly better out of nowhere or how I personally could change this current situation. I don’t have the answers and I’m not a scientist or a politician, just somebody experiencing the crisis from Germany. I have no idea what it must feel like in Japan, Brazil, the USA or whatever other part of the world right now. It’s logical, that thoughts and answers will therefore differ and stay subjective.
Now apart from that tough question, everybody in the band currently spends their days differently, since we all still have side jobs with different schedules. As a band, we have to try to find different tasks and think anew or around the business at the moment – like establishing more offers via internet – or even set totally new goals, since the live business has been completely shut down for unknown time. We just started our next Crowdfunding project for an upcoming orchestral EP called “GREGAER“, for example. So we already have new stuff and new plans in mind.

Q1: コロナウイルスが世界を脅かし、特に音楽産業にとっては厳しい局面です。まず、ミュージシャンとして、1人の人間として、このコロナ危機をどのように過ごしているのか教えていただけますか?

【ILJA】: その通りだね。一般的に言って、現在の世界的な状況についてこのインタビューでは語りきれないし、誰もが異なる意見を持っているようだ。僕たちが扱っている問題は信じられないほど複雑で、合理化や要約は難しいだろう。というのも、結局のところすべてのことに明確な答えを出せる人なんていないんだから。いつかは解決すると思うけど、それまでは誰もが自分の力で頑張って、お互いをサポートしていかなければならないだろう。
為さねばならない現在の選択は信じられないほど複雑で、悲しいことに、どの道を選んでも損失は必ず起こるんだ。現時点で僕の個人的な見解は次のとおり。できる限り早く治療法が見つかるよう願いながら、それまでは科学、ウイルス学者、政治を信頼し、ある程度彼らに従いながら社会からコロナを排除できるように努める必要があるね。すべての人に影響を与える恐ろしい状況だからこそ、できれば最小限のダメージで-可能であればどんな程度にでも抑えるべきなんだ。毎日、毎週、状況を再評価しながらね。
現時点では、状況が突然改善したり、さまざまな代替案が見つかる可能性はほとんどないだろうな。僕には答えを用意することはできないよ。科学者でも政治家でもないからね。ドイツで危機を経験している人間というだけさ。だから現在、日本、ブラジル、アメリカなど、世界の他の地域でどのように感じられているのかわからないよ。考え方も答えも異なり、主観的になるのは当然だよね。
難しい質問はおいておいて、バンドの全員が現在異なる方法で日々を過ごしているよ。全員が副業を持っているからね。バンドとして、僕たちはさまざまなタスクを見つけて、現時点で新たに、ビジネスのあり方を考えなければならないと思う。たとえば、インターネットを介してより多くのオファーを確立するとかね。
あるいは、ライブビジネスが完全にシャットダウンされているから、まったく新しい目標を設定することもできるよね。たとえば、僕たちは “GREGAER” という次のオーケストラEPのクラウドファンディングプロジェクトを始めたんだ。すでに新しい計画を念頭に置いているんだよ。

Q2: This is the first interview with you. So, at first could you tell us about your band and yourself? Lot’s of fans are really interested in the origin of your incredible eclectic music. What kind of music were you listening to, when you were growing up?

【ILJA】: All of us grew up with different musical genres. The one coming more from punk rock, indie and alternative, the one being more a metalhead but also a progressive rock fan and in general everyone has had a quite broad musical evolution, still our individual tastes differ from each other – that’s probably also one of the reasons why many of our songs sound different. Of course also depending on who’s primarily writing. There are also bands, that we have in common and found inspirational and fantastic like Meshuggah, The Dillinger Escape Plan, Between The Buried And Me, The Mars Volta, etc. who have somewhat maybe served as an influence. Personally, I grew up earlier with a lot of metal and progressive metal bands like Opeth, Soulfly, Slipknot, Necrophagist, SikTh, Extol, Dream Theater, Tesseract or metalcore acts like Killswitch Engage, Devildriver or As I Lay Dying but also Progressive Rock and Alternative Rock bands like Dredg, Porcupine Tree, Sigur Rós, Oceansize, Anathema, Karnivool, The Mars Volta, Red Hot Chili Peppers, Tool, A Perfect Circle, Nine Inch Nails, Puscifer, Rage Against The Machine – and later Electronic Acts as well like Jon Hopkins, Trentemøller, How To Destroy Angels or even certain EDM-stuff like Deadmau5 and Skrillex. But then again also Jamiroquai and Frank Zappa too, haha.

Q2: 本誌初登場です。次にあなたの音楽的なバックグラウンドをお話ししていただけますか?

【ILJA】: 全員が異なるバックグラウンドを持って育ったよ。1人はパンク、インディー、オルタナティブ、もう1人はメタル/プログファンといったようにね。ただ、全員が実に幅広い音楽的な進化を遂げてきたんだよ。それでも、今でも僕等の音楽的好みは異なっている。それこそがおそらく、僕たちの楽曲が異なるサウンドを持つ理由なんじゃないかな。誰がその曲を主導して書いたかによってね。
もちろん、全員がインスピレーションを受けたバンドも存在するよ。MESHUGGAH, THE DILLINGER ESCAPE PLAN, BETWEEN THE BURIED AND ME, THE MARS VOLTA みたいなね。全てからいくらかは影響を受けているよ。
個人的には、メタルやプログバンドをたくさん聴いて育ったんだ。OPETH, SOULFLY, SLIPKNOT, NECROPHAGIST, SikTh, EXTOL, DREAM THEATER, TesseracT, それに KILLSWITCH ENGAGE, DEVILDRIVER, AS I LAY DYING といったメタルコアもね。
プログやオルタナティブなら DREDG, PORCUPINE TREE, SIGUR ROS, OCEANSIZE, ANATHEMA, KARNIVOOL, RED HOT CHILI PEPPERS, TOOL, A PERFECT CIRCLE, NINE INCH NAILES, PUSCIFER, RAGE AGAINST THE MACHINE かな。
それからエレクトロニカにハマったね。Jon Hopkins, Trentemøller, HOW TO DESTROY ANGELS, さらには DEADMAN5, SKRILLEX といった EDM までね。面白いことに、そこからまた JAMIROQUAI, Frank Zappa に入れ込んだのさ (笑)

Q3: The band name is typically, most of German bands choose to sing in English, you write in German. And that adds really unique atmosphere to your songs, right? Why do you stick to German language?

【ILJA】: German is our mother tongue and the one we grew up with, so it just seemed natural to stick to it instead of trying to force something in a different language.

Q3: THE HIRSCH EFFEKT というバンド名は象徴的ですが、大半のドイツ出身バンドが英語で歌う中、あなたたちはドイツ語にこだわり、ユニークな雰囲気を演出していますね?

【ILJA】: ドイツ語は僕たちの母国語で、僕たちが育った言語だよ。だから、他の言語で歌うことを強いられるよりも、ドイツ語で歌うことはいたって自然なことだったんだよ。

Q4: The Hirsch Effekt is consists three members, and two has classical music background, right? I think that’s why you mix naturally classical aspects into metal, do you agree that?

【ILJA】: I would agree to a certain degree that our musical upbringing influenced the classical side of things. Nils studied classical guitar and actually has a Master’s degree in it. I studied electric bass in the field of popular music at the same university (Hochschule für Musik, Theater und Medien Hannover), but also approached the cello during my studies. The main initial spark though came from finding tediousness in the typical bass, guitar and drums band-sound that you would first establish as a three piece. So in the further songwriting process the question came up: why not alienate the band sound and make the compositions a little more exciting and incorporate elements from classical music like string sections, choirs and horns – or borrow from compositional methods like working with motives and variations?

Q4: メンバー3人中、2人がクラッシックの背景を持つそうですが、だからこそクラッシックの要素を自然にメタルへと溶け込ませられるのでしょうね?

【ILJA】: 僕たちの音楽的な背景が、バンドのクラシカルな側面に影響を与えたことにはある程度同意するよ。Nils はクラシックギターを学び、実際に修士号を取得している。僕は同じ大学で、ポピュラー音楽の分野でエレクトリックベースを学んだんだ。(Hochschule für Musik、Theater und Medien Hannover)研究中にはチェロにもアプローチしていたからね。
最初に3ピースとして確立する典型的なベース、ギター、ドラムのバンドサウンドの退屈さを感じた時、僕たちはひらめいたんだ。作曲プロセスで疑問が生じたんだよね。バンドのサウンドから遠ざかり、ストリングスセクション、合唱、ホーンなどのクラシック音楽の要素を組み込んだり、モチーフやバリエーションのメソッドを拝借したら、もっとエキサイティングな楽曲になるんじゃないか?ってね。

Q5: OK, let’s talk about your newest record “Kollapse”. Most of Japanese are not good at speaking English. When it comes to German, we don’t understand at all, haha. It seems “Kollapse” means collapse, but what’s lyrical theme or concept in this record?

【ILJA】: Really? What a pity. Haha, just kidding.
Mostly, the record deals with the present-day “Fridays For Future“-movement and broader issues of the global climate crisis, viewed more from a documentary, outside perspective. There are also pieces that were inspired by Greta Thunberg and which derive somewhat from her speeches, sometimes even integrated as a quotation. Hence the Swedish titles. Further, the album deals with the collapse of historical societies, targeting the question of the why and how, inspired by the book “Collapse: How Societies Choose to Fail or Succeed“ by US-scientist Jared Diamond, that our singer and guitarist Nils stumbled upon when doing research for the album’s themes. The songs “TORKA“ and “KOLLAPS“ tell the same, fictional story of a situation, that could’ve occurred on the Easter Islands at the time of their social collapse. Another fictional discussion between a jubilee and his guests, set somewhere in the future when the world has significantly changed due to the effects of the climate crisis, can be witnessed on “DOMSTOL“.

Q5: では最新作 “Kollapse” について話しましょう。日本人の多くは英語を上手く話せませんし、ドイツ語となるともうサッパリです (笑) まずはこの作品のテーマからお話ししていただけますか?

【ILJA】: 本当にドイツ語がわからないの?それはかわいそうだね (笑) 冗談だよ。このレコードの大半は、フライデーフォーフューチャーと世界の気候変動問題について扱っているんだ。よりドキュメンタリータッチで、客観的にね。グレタ・サンバーグに触発され、彼女のスピーチからいくらか派生した楽曲もあり、引用として使用している部分もあるよ。だからスウェーデン語のタイトルなんだ。
さらにこのアルバムでは、歴史と社会の崩壊を扱っていて、米国の科学者 Jared Diamond の著書 “Collapse:How Societies Choose to Fail or Succeed” に触発された崩壊の理由と経緯に焦点を当てているのさ。ギタリストの Nils がアルバムのテーマをリサーチしていて偶然出会ったんだけど。
“TORKA” と “KOLLAPS” は、イースター島で発生した可能性がある社会崩壊について、フィクションを交えて物語っているよ。”DOMSTOL” は、気候変動の影響で世界が大きく変化した未来で、ジュビリーとゲストの間で行われる架空の議論を目撃するよ。

Q6: Maybe, you are often compared with chaotic/math metal bands like The Dillinger Escape Plan, SikTh. But in “Kollapse”, you took more melodic approach, right? Do you feel more empathy with prog metal acts like Leprous, TesseracT, and Between The Buried and Me now?

【ILJA】: To be honest we have always had quite a similar melodic approach, already since the beginning of our first record “HOLON : HIBERNO“. It’s probably just the fact, that our “softer side“ hasn’t been the most prominent factor recognized by fans or the press, but it has always been there and quite equal to the hard side. That’s why I wouldn’t say our approach is more melodic nowadays. We have always been fond of bands like e.g. The Dillinger Escape Plan, Between The Buried And Me, The Mars Volta or more recently Leprous. I guess our way of composition and certain methods maybe can be somewhat compared to how BTBAM or TDEP what do it, but then again on the other side it’s really far away from what Leprous and Tesseract are doing or how they operate. We’ve always liked super brutal and heavy but also melodic, mellower bands equally.

Q6: THE HIRSCH EFFEKT はこれまで THE DILLINGER ESCAPE PLAN や SikTh といったカオティックハードコア、マスメタルバンドと比較されることが多かったですよね?
ただ、今作では LEPROUS, TesseracT といったモダンプログメタルにも通じるメロディックなアプローチも感じました。

【ILJA】: 正直に言うと、ファーストアルバム “HOLON:HIBERNO” 冒頭から、僕たちはずっと非常によく似たメロディックなアプローチをとってきたんだ。僕たちの “ソフトな面” はおそらく、ただファンやマスコミに最も重要な要素として認められてこなかっただけで、常にハードな面とまったく同じように存在してきたのさ。だからこそ、僕たちのアプローチが近年よりメロディックになったとは言いたくないね。
僕たちはいつも、例えば THE DILLINGER ESCAPE PLAN, BTBAM, THE MARS VOLTA, 最近では LEPROUS みたいなバンドを好んできたね。だから作曲法やメソッドは、多少 BTBAM や TDEP と比較できると思うけど、それって、LEPROUS, TesseracT が行っていることとは全く反対でかなり離れているわけだよね。
僕たちはいつもスーパーブルータルかつでヘヴィーなバンドも、メロディックでメロウなバンドも同じくらい好きだったんだよ。

Q7: Synthe and electronic sound is really effective. This is aggressive but also cinematic record to date. If compared, it’s a metal version of Nine Inch Nails “The Fragile”. What’s your perspective about the comparison?

【ILJA】: Funnily, “The Fragile“ is actually one of my all time favorite records and a significant, widely recognized landmark in alternative rock and metal music, not only concerning songwriting but the variety of genres, production and sound. Stylistically we are though coming from a different genre and approach – as you said like a more metal version – but I would try to see „KOLLAPS“ as its own thing (since it’s also not a double album like “The Fragile“). But I guess it’s like walking through an art gallery in a museum, where every picture displays something completely different and has a greater depth to it but also can become a unique, whole entity – the artistical broadness in general and the limitlessness of genres and sounds is probably what the two records could have in common. Seemingly at least you think that way, so it’s a kind of a flattering comparison, thank you.

Q7: シンセやエレクトロサウンドも実に印象的ですね。アグレッシブですがシネマティックで、NINE INCH NAILS の “The Fragile” を思い出しましたよ。

【ILJA】: おもしろいことに、”The Fragile” は実は僕のフェイバリットレコードの1つで、作詞作曲のみならず、プロダクション、サウンド、ジャンルの多様性に関するオルタナティブロックやメタルの重要かつ広く認識されたランドマークだよね。
体系的には、僕たちと NIN は別のジャンルとアプローチから派生しているよね。だから君が言ったように “KOLLAPS” はよりメタルバージョンだよ。ただ僕は “KOLLAPS” を独自のものとして見ようと思っていてね。”The Fragile” のようにダブルアルバムでもないし。
言うならば美術館のアートギャラリーを歩くようなものだと思う。すべての絵画は完全に異なる何かを表現し、それぞれより深い何かを持っているけど、同時にユニークで全体的な統一体となることも可能なんだ。芸術的な広がり、そしてジャンルとサウンドの無限さ。おそらく2つのレコードに共通する可能性が存在するはずさ。少なくとも君はそういう風に思ってくれたようだ。嬉しい比較だね、ありがとう。

Q8: Speaking of diversity, I feel you have a same spirit with Rolo Tomassi from UK. They are also raised from math metal, but evolved to post-rock and electric world, right? Do you think aggressive music with odd time signatures is boring for you now?

【ILJA】: Actually we are not too greatly familiar with Rolo Tomassi and don’t see that many similarities. I mean, we could of course tour together and it would make total sense but I see us coming from a different thing and evolving somewhere else. Plain, aggressive music with odd time signatures would probably be boring for us in the end, if we’d only stick to that kind of music. Allowing different moods and genres to come in has kept such music interesting and exciting, since for us it’s also very much about contrariness and the benefits that come along when being able to combine those two worlds.

Q8: 多様性といえば、THE HIRSCH EFFEKT の精神は英国の ROLO TOMASSI とも通じるものがありそうですね?

【ILJA】: 実際のところ、僕たちは ROLO TOMASSI についてあまり詳しくないから、それほど多くの類似点を指摘することは難しいね。もちろん一緒にツアー行うこともできるだろうし、それも理にかなっているけど、ただ僕たちは別の場所から来て、またどこか別の場所で進化しているように思えるね。
結局、奇妙な拍子記号があるだけのプレーンでアグレッシブな音楽は、そこに固執するのであればおそらく僕たちにとって退屈だろうな。異なるアトモスフィアやジャンルを取り入れることは、そんなテクニカルな音楽を面白く刺激的なものにしてくれたんだ。僕たちにとって、2つの世界を組み合わせるときにもたらされる対比と利点も非常に重要だから。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ILJA’S LIFE

A PERFECT CIRCLE “THIRTEENTH STEP”

PORCUPINE TREE “IN ABSENTIA”

NINE INCH NAILS “THE FRAGILE”

OPETH “BLACKWATER PARK”

BETWEEN THE BURIED AND ME “THE GREAT MISDIRECT”

MESSAGE FOR JAPAN

Stay strong and stay healthy. We hope you dig our music and if you don’t know us: give it a listen! It would definitely be great to play for you in your country one day!

Stay strong and stay healty! 僕たちを知らなくてもこの音楽を気に入ってくれたら嬉しいな。だから聴いてみて!そしていつか君たちの国でプレイしたいよ!

ILJA JOHN LAPPIN

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PARADISE LOST : OBSIDIAN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH AARON AEDY OF PARADISE LOST !!

“You Have To Follow Your Heart And Soul Or Else You Can Sound a Little Dishonest With Your Craft. I Think If We Had The Mentality Of “Draconian Times Did Well, Let’s Make Another One!”, We Would Have Probably Split Up With The Following Years As It Would Have Felt Empty And Void Of Soul.”

DISC REVIEW “OBSIDIAN”

「僕たちは自分自身のサウンドを完璧なまでに見つけていて、過去32年間でバラエティーに富んだスタイルを実現してきたんだ。つまり、悲惨のタペストリーを幅広く描いてきたわけだよ。」
抑圧と絶望渦巻くコロナ禍の2020年に求められるのは、希望と解放を宿した慈光の音楽でしょうか?少なくともメタル世界では、負を帯電したダークな響きに慰めとカタルシスを求める殉教者が決して少なくないようにも思えます。ただネガティブな感情を瓶に詰め覆い隠すだけでは、きっと自己破壊的な暴発が待っているだけでしょう。
「PARADISE LOST の精神はいつだって何よりも、まず自分たち自身の喜びのために音楽を作ることだからね。心と魂に従う必要があるんだよ。そうしなければ自らの創作物が少し不正直に見られ聞かれるかもしれないからね。 「”Draconian Times” は上手くいったから、もう1つ似たようなものを作ろう!」ってメンタリティーを持っていたとしたら、空虚な気持ちになって魂の欠如を感じ、おそらく次の年には解散していただろうな。」
つまり、PARADISE LOST が描くゴシックドゥームの “悲惨なタペストリー” こそが、暗澹たる黒雲を払い、導きの光となる可能性を秘めていると言っても過言ではないはずです。何しろ、30年以上のキャリアで16枚の歴史を刻む失楽園のメタルには、Aaron の言葉通り他のどの音楽より内なる絶望と憂鬱の真なる創造性が潜んでいるのですから。
色彩豊かな不朽の傑作 “Draconian Times” から25年。新たなマスターピース “Obsidian” でヨークシャーの仄暗き伝説は、デスドゥームの凶暴な起源を再創造しながら、貪欲にゴシックメタルの領域をも拡大していきます。
寂寞暗然を認める唯一無二のシンガー Nick Holmes はここ数年、1992年の “Shades of God” 以来四半世紀ぶりにデスボイスを解禁し、ライオンを再び檻から解き放っています。”The Plague Within” でエクストリームメタルのインテンスを、”Medusa” でドゥームの重苦しいメランコリーを現代に蘇らせた PARADISE LOST は、そうして “Obsidian” で獰猛と陰鬱を完璧なまでに黒の多様でマリアージュさせてみせたのです。
特筆すべきは、悲惨のパレットにキャッチーな音の葉を注いだ “Ghosts” や “Fosaken” の耽美な耳馴染みの良さでしょうか。それは “Host” のシンセポップでも、”Believe in Nothing” のオルタナティブでもなく、SIOUXSIE SIOUX や SISTER OF MERCY と同種のゴシックなダークポップに思えます。
もちろん、Nick の豊かな表現力と Gregor Mackintosh の鍵盤まで含めた扇情力がドラマを紡ぐ “The Devil Embraced” や “Serenity” には “Draconian Times” のゴシックな遺産で満たされていますし、”Fall From Grace” の絡みつくドゥーミーな重量感と慟哭の旋律は改めてバンドの出自を示し、一方で “Ravenghast” では “Gothic” に通じる物哀しきエレジーを紡いでいきます。
ヨークシャーローズに幸運のタリスマンやシンボルを集めたアートワーク、死へ向かう運命、人生の旅路を綴るテーマも完璧。
今回弊誌では、誇り高きリズムマン Aaron Aedy にインタビューを行うことができました。「単純に、僕たちのゴスとメタル両方への愛情が理由だよ。当時、僕らの地元であるイングランド北部には巨大なゴシックシーンが存在してね。そしてもちろん、僕たちはメタルファンとしても育った訳だよ。だから理にかなっているよね。
両方のダークな面は美しく合わさったし、僕らの仲間たちと少し違うことをするという意味でも良いやり方だったね。」 どうぞ!!

PARADISE LOST “OBSIDIAN” : 10/10

INTERVIEW WITH AARON AEDY

Q1: First of all, it’s really hard time now due to the coronavirus especially for the music industry. As a musician, and as a person, how do you spend your corona crisis days? What are your thoughts on the current global situation?

【AARON】: I’ve found myself revisiting rudiments musically I haven’t touched upon some since the 90’s, so I’ve been re-schooling myself and practicing a lot of things. I’m also trying to learn new things which have killed a lot of time such as doing courses online, learning how to use some of my software more effectively, walks with my wife and gaming. There are some TV shows too, but not too many.

Q1: コロナウイルスが世界を脅かし、特に音楽産業にとっては厳しい局面です。まず、ミュージシャンとして、1人の人間として、このコロナ危機をどのように過ごしているのか教えていただけますか?

【AARON】: 90年代以来、触れていない音楽的な初歩を再考するべきだと気づいたから、自分自身を再教育し、多くのことを練習しているんだよ。
また、オンラインで授業を受けたり、ソフトウェアの効果的な使用方法を学んだり、妻との散歩、ゲームなど新しいことを学ぶために時間を費やしているね。たまにはテレビも見るけど、そんなに沢山じゃないね。

Q2: Except for drummers, Paradise Lost’s line-up has remained stable for such a long-standing metal band. What’s the glue that keeps you together?

【AARON】: I think a mutual love of the same things – especially comedy and friendship. I think there has to be a lot of give and take and understanding in bands which has to be across the board to work. It isn’t always easy, but you have to find ways to make it work, like everything in life and for the greater good etc. Also, it’s important over the years to know when someone wants an arm around their shoulder, support or space.

Q2: PARADISE LOST はドラマーを除いて、全員が創立メンバーで長く続いている稀有なメタルバンドです。その秘訣を教えていただけますか?

【AARON】: 特にコメディと友情にかんして、同じ価値観を持って互いに愛することかな。バンド全体で、多くのギブアンドテイクと理解がなければならないと思うよ。必ずしも簡単なことじゃないけど、何とか機能させる方法を見つける必要があるね。それはまあ、人生におけるすべての事柄や社会全体の利益においても同じなんだけど。
同時に、何年も共に過ごす中で、誰かが肩を貸して欲しい時、サポートが必要な時を気づけることが重要だよね。

Q3: For 90’s metal kids like me, your revolutionary records like “Gothic” “Icon” “Draconian Times” are definitely bibles. What made you decide to mix the gothic aspect into death/doom metal?

【AARON】: It was simply our love of both styles of music. There was a huge Goth scene in the north of England where we are from and growing up as metal fans too, it made sense. The darker sides of both come together beautifully for us and it was also nice to be doing something a little different to our peers.

Q3: 私のような “90年代のメタルキッズ” にとって、”Gothic” “Icon” “Draconian Times” といった PARADISE LOST の革命的なレコードはまさに聖書でした。
そもそも、ゴスとメタルを融合したきっかけや理由は何だったのでしょう?

【AARON】: 単純に、僕たちのゴスとメタル両方への愛情が理由だよ。当時、僕らの地元であるイングランド北部には巨大なゴシックシーンが存在してね。そしてもちろん、僕たちはメタルファンとしても育った訳だよ。だから理にかなっているよね。
両方のダークな面は美しく合わさったし、僕らの仲間たちと少し違うことをするという意味でも良いやり方だったね。

Q4: You are most definitely a pioneer of gothic metal. Even bands in the same generation as you like My Dying Bride, Anathema, Katatonia, Amorphis cited you as influence. At that time, did you have the feeling that you are driving the movement and having an impact on other bands?

【AARON】: It wasn’t really something we thought about – we were just young men finding our own way and trying to make something we loved and enjoyed. It’s a massive compliment when anyone cites you as an influence or an inspiration, as that’s what music should drive in all of us, and especially with all of the bands being such good friends too. It’s awesome. They all got inspired to make their own music and follow their own channels which is wonderful.

Q4: ゴシックメタルのパイオニアとしてあなた達は、後続からはもちろん、MY DYING BRIDGE, ANATHEMA, KATATONIA, AMORPHIS といった同世代のバンドからも影響を言及されています。
当時シーンを牽引し、他のバンドにインパクトを与えているという意識はありましたか?

【AARON】: そんなことは思ってもいなかったよ。僕たちはただ、自分たちの道を見つけ、大好きで楽しめるものを作ろうとしている青年だったから。
君が挙げたバンドはすべてとても良い友達で、僕たち全員で作り上げた音楽だから、影響やインスピレーションとして言及してもらえるのは大きな賛辞だよね。素晴らしいことだよ。 それから彼らは皆、自らの音楽を作り、素晴らしき自らの道を追い求めはじめたのさ。

Q5: Regarding the 90’s, you shifted your musical direction to more electronica like Depeche Mode in “One Second”. Of course, lots of metalheads were surprised about that “change”. Looking back now, do you think that musical evolution was right at that time?

【AARON】: Of course, as the ethos with Paradise Lost has always been making music for our own pleasure first and foremost. You have to follow your heart and soul or else you can sound a little dishonest with your craft. I think if we had the mentality of “Draconian Times did well, let’s make another one!”, we would have probably split up with the following years as it would have felt empty and void of soul.
I think music always need to make you excited to wake up the next day on tour, or wherever, and be looking forward to doing it. After a pretty intense four years of Icon and Draconian Times writing, recording and heavy touring, with little home time and being utterly consumed by the beast, we needed a change to survive. It has proven to bear fruit as here we are 25 years later still loving our profession and Paradise Lost itself.

Q5: 90年代と言えば、あなた達は “One Second” で DEPECHE MODE 的エレクトロニカに接近しましたよね?
メタルヘッズの多くはあの変化に驚きを覚えたはずですが、今振り返って当時の進化は正しかったと思いますか?

【AARON】: もちろんだよ。PARADISE LOST の精神はいつだって何よりも、まず自分たち自身の喜びのために音楽を作ることだからね。心と魂に従う必要があるんだよ。そうしなければ自らの創作物が少し不正直に見られ聞かれるかもしれないからね。
「”Draconian Times” は上手くいったから、もう1つ似たようなものを作ろう!」ってメンタリティーを持っていたとしたら、空虚な気持ちになって魂の欠如を感じ、おそらく次の年には解散していただろうな。
僕はね、音楽は常にツアーの翌日、目覚めてまたライブをやるのが楽しみになるような、ワクワクするようなものである必要があると思っているんだ。”Icon” と “Draconian Times” に費やした緊張感漂う4年間のライティング、レコーディング、そして家で過ごす時間がほとんどないほど激しいツアーの後、生き残るためには変化が必要だったんだ。
25年経った今でも、僕たちの仕事とPARADISE LOST 自体も愛しているんだから、あの変化が実を結んだことは証明されているよね。

Q6: No other band keeps producing great works every two or three years like you do, and your newest record “Obsidian” is a masterpiece among them. I feel it returns to your roots of early 90’s gothic metal, but also you mixed your more recent dark and death/doomy reimagined soundscapes. Would you agree with that?

【AARON】: I think it’s very much a Paradise Lost record, which sounds glib, but I think we’ve very much found our own sound and with so much variety within our style over the last 32 years, we’ve got a wide tapestry of misery to draw from! Haha. I do think it is a pretty good representation of what Paradise Lost has been over time, and thank you for the compliment!

Q6: PARADISE LOST ほどコンスタントに良作を発表し続けるバンドは他にいないでしょうね。中でも最新作 “Obsidian” は新たな傑作だと感じました。
ルーツである90年代のゴシックメタルに回帰した部分と、近年の再構築したダークでデス/ドゥーミーな音景が素晴らしく交わり合っています。

【AARON】: 完全無欠に PARADISE LOST のレコードだと思うよ。それってうわべだけの言葉に聞こえるかもしれないけど、僕たちは自分自身のサウンドを完璧なまでに見つけていて、過去32年間でバラエティーに富んだスタイルを実現してきたんだ。つまり、悲惨のタペストリーを幅広く描いてきたわけだよ。(笑)
君の言葉はその悲惨のタペストリーを、PARADISE LOST が時間をかけて積み上げてきた音楽を、かなり良く表現していると思うな。賛辞をありがとう!

Q7: “Ghosts” is very impressive moment in this record. Definitely, you explored the gothic world of bands like Sisters of Mercy. I feel it represents the maturity or diversity of Paradise Lost now. Would you agree?

【AARON】: It’s a song I’m personally very much looking forward to playing live as it’s a personal favourite too. Greg can write a good Goth tune when he’s in the mood for sure!

Q7: アルバムの中でも、”Ghosts” はとりわけ印象的な瞬間でした。SISTER OF MERCY のようなゴス世界を探訪し、PARADISE LOST 現在の成熟を伝えていますね?

【AARON】: そうなんだよ。僕のフェイバリットも “Ghosts” だから、ライブでプレイするのがとても楽しみなんだ。Greg があのムードに入った時は、良いゴスチューンを書けるんだよね!

Q8: Regarding eclectic, modern metal bands like Deafheaven, Pallbearer, Alcest and Gojira are trying to take metal another realm recently. Are there any new bands that you are really into these days?

【AARON】: In fairness, there are some amazing bands trying to push the boundaries. All the bands above are doing really well at finding their own niche and voice in this wonderful and expanding scene. Most recently I’ve seen Pallbearer and Alcest, but Gojira I’ve seen at festivals we’ve played a number of times over the years. They always put on an amazing show and are well worth their accolades.

Q8: PARADISE LOST がそうであったように、DEAFHEAVEN, PALLBEARER, ALCEST, GOJIRA といったモダンメタルバンドは、メタルに潜む多様性の扉を開けていますね?

【AARON】: 公平に言って、境界を押し広げようとしている素晴らしいバンドはたしかにいくつか存在するね。君が挙げたすべてのバンドは、この素晴らしく拡大するシーンで独自のニッチな声を非常にうまく見つけているよね。
近々で見たのは PALLBEARER と ALCEST なんだけど、GOJIRA は長年にわたって何度も共演したフェスティバルで見てきているね。彼らは常に素晴らしいショーを行い、その称賛に値する存在だよ。

FIVE SONGS/ALBUMS THAT CHANGED AARON’S LIFE

NILSSON “WITHOUT YOU”

His version of this song, I first heard in the mid-70’s. It had come out a few years before but at this one particular point, I was 6 I think and it was the first time I listened and understood the lyrics. I can picture the moment even now when I was stood in the front room of my parents house in Huddersfield – I just stopped what I was doing and stood still and listened to the song; I got those tingles even now again thinking about it. Besides singing along with nursery rhyme type songs not knowing what I was singing when I was younger, I got it. It’s still a very powerful moment for me, and typically an emotionally dark song. This was the first clue! Haha.

この曲の彼のバージョンは、70年代半ばに初めて聴いたんだ。 BADFINGER のオリジナルバージョンはその数年前に出たんだけど、まだ僕はその時6歳だったと思うから、歌詞を聞いて理解したのは Nilsson が初めてだったね。今でもハッダーズフィールドの実家の居間に立っていたあの時を鮮明に思い出せるよ。作業をやめて、じっと立ってあの歌を聴いていたね。
あのうずきは何だったのか、今でも考えるよ。幼い頃のよく分からない童謡だけじゃなく、あのうずきを手に入れたんだ。非常に重要な瞬間だった。感情的に暗い曲だよね。PARADISE LOST に続く最初の入り口だよ。(笑)

ELO “MR. BLUE SKY”

This is still my go to song when on a flight that hits turbulence! It is so catchy, so well crafted and impossible to be miserable during it (thus the turbulence song, haha). The orchestral part of the song is a huge highlight and so left of centre for the rest of the song. It is admiral when artists surprise you like that.

飛行機で乱気流にぶつかったときは、今でも良く聴くよ。とてもキャッチーで、とても巧妙に作られていて、その間に惨めになることは不可能だよ。オーケストラ部分が大きなハイライトで、曲の残りの部分はオマケみたいなものだよ。 そんな風に驚かせるなんてさすが偉大なアーティストだね。

KILLING JOKE “LOVE LIKE BLOOD”

Probably the start of my love of Goth punk music. It’s still amazing to this day and they still sound incredible live – such a great mixture of musicians and Geordie’s guitar playing is so unique, he’s a wizard! Jazz is an incredible front man, very intense and that voice…brilliant. I always try to see them when they play London, along with The Damned. They’re gigs I always get excited to see.

おそらくゴスパンクに対する愛情の始まりだったね。今でも驚異的な楽曲で、彼らは今でも信じられないほどライブでも素晴らしいね。Geordie のギターとバンドの素晴らしい融合はとてもユニーク。彼は魔法使いだね!
ジャズは最高のフロントマンで、非常に強烈で、その声は…ただ素晴らしい! 彼らが THE DAMNED とロンドンをプレイするときは、いつも彼らと会うようにしているよ。いつも見て興奮しているギグさ。

IRON MAIDEN “NUMBER OF THE BEAST”

This song / album is probably the biggest reason I’m here today typing this interview! I saw the video on Top of the Pops in March 1982 and the next day, I swapped all my Ska records with my friends big brother for Rush – Farewell to Kings (still in my top 5 of all time) and a couple of other albums. Matt “Tuds” Archer, Paradise Lost’s original drummer and my oldest friend, sat behind me at school from the age of 11. He had some rock albums, so the next day after school we went to his house and he lent me MSG – One Night at Budokan (Massive Michael Schenker fan still from that day), Motorhead – Iron Fist and KISS – Alive II. What a great start! Motorhead are still one of my faves of all time too and this all started my long standing love of metal.

この曲/アルバムは、おそらく今日僕がこのインタビューを受けている最大の理由だろうな! 1982年3月にトップ・オブ・ザ・ポップスでこのビデオを見たんだ。翌日、友達の兄と一緒にすべてのスカのレコードを、RUSH – “Farewell to Kings”(今でも僕のトップ5レコードだ)みたいなアルバムと入れ替えたんだ。
PARADISE LOST のオリジナルドラマーで古き友人である Matt “Tuds” Archer は、11歳から学校で僕の後ろに座っていたね。彼は何枚かロックアルバムを持っていたから、学校の翌日、彼の家に行って、MSG – “One Night at Budokan”(その日から僕はずっと熱烈な Michael Schenker ファン)、MOTORHEAD – “Iron Fist”、KISS –”Alive II” を借りたんだ。 素晴らしいスタートだよね! MOTORHEAD も今でもお気に入りの1つだし、これが長年にわたるメタルへの愛情の始まりだったんだ。

METALLICA “RIDE THE LIGHTNING”

James Hetfield is such a massive influence on me as a rhythm guitarist, and an incredible band. The first time I heard them really upped the game of metal records since then for me, leading through the thrash and hardcore records I loved in the mid to late 80’s into death metal and beyond.

James Hetfield はリズムギタリストとしての僕に多大な影響を与えているね。それに驚異的なバンドだよ。僕にとって、初めてこのレコードを聴いた時からメタルレコードの質が向上し、80年代中盤から後半の愛するハードコア、スラッシュ、さらにデスメタルへと続いていくことになるんだ。

Right, I need an honourable mentions list if that’s okay, as 5 is waaaay too short, haha.
Slayer – Reign in Blood
Portishead – Portishead
The Cult – Love
The Damned – Machine Gun Etiquette
Killing Joke – most albums
King Diamond – Abigail (and the rest as well as Mercyful Fate)
The Scorpions (so many amazing songs and albums)
Candlemass – Epicus Doomicus Metallicus (massive record for myself and PL)
Celtic Frost – Into the Pandemonium (also the first four Trouble albums)
Depeche Mode (most of them)
Finally, one of the best albums of the 21st century so far for me:
Midlake – The Courage of Others: Listened to almost too much of that album.

MESSAGE FOR JAPAN

It’s been far too long since we were last honoured to grace Japan, and that’s something I sincerely hope happens when the current events pass. I would be humbled to come back and play there for you all. It’s a place unlike any other with lovely people who make you feel so welcomed.
Thank you for all the support over the years, I really hope we get to play Obsidian and our other music for you in future, Be safe and stay spectacular, thanks.

最後に日本へ訪れる光栄を得てから長すぎる時間が経ってしまったね。現在のコロナ危機が収まったら、心から再訪の実現を望むよ。みんなのために戻ってぜひプレイしたいね。日本は素敵な人々がとても歓迎されていると感じさせてくれる、他のどの国とも違う場所だね。
長年のサポートをありがとう。”Obsidian” や他の楽曲もプレイしたいね!Be Safe and Stay Spectacular、ありがとう。

AARON AEDY

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COVET (YVETTE YOUNG) : TECHNICOLOR】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH YVETTE YOUNG OF COVET !!

“I Personally Do Feel Like There’s a Lot Of Stereotypes And Preconceptions Floating Around, And I Look Forward To Continuing To Work Hard So I Can Be a Better Example Of What Is Possible To Younger Girls.”

DISC REVIEW “TECHNICOLOR”

「”Technicolor” とは、かつて古いフィルムを着色するために使用された懐かしい方法だから、適切な名前だと思ったの。アルバムの音楽の多くは、私の中に少しノスタルジアを呼び起こしていると思うのよ。トーンや高揚感のおかげでね。」
褪せたフィルムに色を差せば、浮かび上がるは感情。決して万人には訴求しない難解多動なマスロック/プログレッシブの領域に、COVET と Yvette Young は夢見がちに懐かしき音の虹をかけて色彩豊かな華の架け橋となりました。
「あれは私が今まで経験した中で最悪の出来事の一つだったわ。音楽業界(そしてそのシーン全般)には依然として女性に大きな偏見があって、混乱の多い場所であることを学んだと思うわ。それにね、何か悪いことが起こっているときは決して静観しないことが常に最善であることも学んだわ。だって、黙っていれば、誰かがバンドの力と権力を乱用し続けることを許してしまうから。」
順風満帆に思えたマスロックイーンのキャリアは今年初頭、強大な嵐にさらされました。PERIPHERY のギタリスト Mark Holcomb との不倫騒動が巻き起こったのです。Mark 本人からの冷たい言葉に加えて、彼のファンベースからも心ない差別、中傷を受けた Yvette は傷つき、悩み、そして遂に毅然と声をあげました。
憶測が飛び交っているから自分の言葉で真実を伝えたい。Yvette は Mark が妻とは別居し離婚したと嘘をついて妻と彼女2人との二重生活を続けたこと、都合が悪くなると彼女をブロックし脅迫まで行ったこと、心労でセラピーに通わざるを得なくなったことを正直に透明に明かしたのです。
「私は成すことすべてにおいて、自分自身に問いかけているの。どんなシーンに存在していたい? ミュージシャンが性別や肌の色を問わず本当に活躍できるシーンとは?その場所へどうやって貢献できる?仕事やパフォーマンスをしているときは、いつもそれを心に留めておくのよ。シーンの将来に希望を抱いているわ。」
固定観念や先入観が禍々しく漂う分断された世の中で、Yvette の勇気が切り開く色彩は後続のマイノリティーが差別や不利益を受けることのない未来。女性であること、アジア系の出自を誇れる未来。”Technicolor” はそんな Yvette の決意と優しさが込められた新たな旅路となったのです。
「音楽がメロディックでもエモーショナルでもないテクニカルな演奏技巧には興味がないことに気づいたのよ。だから将来的には、もっとドリーミーでエモーショナルでメロディックな世界を探求したいわ。」
目まぐるしいテレキャスターのブライトなサウンドと、フレットボードを駆け巡るポリリズミックなタップダンスに端を発する COVET の音世界は、よりオーガニックに、よりアトモスフェリックに、よりエモーショナルにリスナーの心を溶かします。
「”Parachute” と “Farewell” を書いたとき、私はすぐにギターに重なるボーカルラインが浮かび歌い出し、歌詞はあとから浮かんできたの。歌が加えられてやっと楽曲が完成したと感じたわ!そうそう、私のフェイバリットシンガーは宇多田ヒカルなのよ。彼女を聴いて育ったから。」
中でも自身のボーカルを加えたエセリアルな “Parachute” とジャジーな “Farewell” は、新生 COVET の象徴でしょう。前作の “Falkor” と対をなすネバーエンディングストーリー組曲 “Atreyu” のイノセントな響きも極上ですし、彼女のヒーロー CASPIAN の Philip Jamieson がトレモロの嘆きを付与する “Predawn” の叙情も筆舌に尽くしがたい音恵でしょう。
今回弊誌では、Yvette Young にインタビューを行うことができました。「音楽シーンにおけるセクシズムと正面から闘うことが重要だと思う。このトピックにアプローチする方法はたくさんあるわね。だけど最近、性差別について話しすぎると報復を多く受けてしまうように感じるわ。それが実際に人々をこの話題から遠ざけている可能性もね!」 POLYPHIA, Ichika とのシンクロニシティーも必見。どうぞ!!

COVET “TECHNICOLOR” : 9.9/10

INTERVIEW WITH YVETTE YOUNG

Q1: First of all, it’s really hard time now due to corona virus, especially musical industry. As a musician, and as a person, how do you spend your corona crisis days? What’s your thoughts on the current global situation?

【YVETTE】: I can’t speak for everyone here, but personally I am really relieved to have a break. I feel like prior to this, I was going nonstop and didn’t have time to reflect and really take care of myself. I also stopped making music for the sake of experimentation and exploration because I just couldn’t afford the time. Now that everything I had planned for the band got cancelled, I have more time to pick up some new skills I have been too afraid of or didn’t have the time to learn, and also have been collaborating with people I’ve always wanted to do things with but never had the time!

Q1: コロナウイルスが世界を脅かし、特に音楽産業にとっては厳しい局面です。まず、ミュージシャンとして、1人の人間として、このコロナ危機をどのように過ごしているのか教えていただけますか?

【YVETTE】: アメリカに住む人全員の声を代弁することはできないけど、個人的には休息を取れてホッとしているのよ。コロナ危機の直前まで、私はノンストップで働いていて、省みたり自分自身を気遣う余裕がなかったの。とにかく時間がなかったから、実験や探索のために音楽を作ることもやめていたのよ。
バンドの計画すべてがキャンセルされたから、恐れていたり、習得する時間がなかったりした新たなスキルを習得するための時間ができたわね。それにいつも一緒に何かやりたいと思っていた人々とコラボレートもできたのよ!

Q2: I’ve known you for years and I know you’re a really great person, so the uproar with members of Periphery was so frustrating. Is there anything you learned from that turmoil?

【YVETTE】: Thank you…It was one of the worst things I have ever been through. I think I learned that the music industry (and that scene in general) is still a very biased and turbulent place for women. I learned that it’s always best to not stay quiet when something bad is going on, because you never know when your silence is just allowing someone to continue to abuse their power and position in a band. I spoke out not because I wanted to hurt anyone or stir drama, but because I try to be an honest, transparent, and direct person with my fanbase, and I wanted to explain to my fans who spent money on tickets why I couldn’t morally and psychologically continue to tour with Periphery. I also wanted to send the message that taking care of your mental health is much more important than work because you can’t work if you’re not in a good mental state. I am happy with how I handled the situation and can live and sleep peacefully with my choices. I really hope that things like this will happen less and less in the future.

Q2: 私は長年、優しくて正直なあなたを知っているので、PERIPHERY のメンバーや彼の取り巻きとのゴタゴタには正直憤りをおぼえました。あの騒動から教訓のようなものは得られたのでしょうか?

【YVETTE】: ありがとう…あれは私が今まで経験した中で最悪の出来事の一つだったわ。音楽業界(そしてそのシーン全般)には依然として女性に大きな偏見があって、混乱の多い場所であることを学んだと思うわ。それにね、何か悪いことが起こっているときは決して静観しないことが常に最善であることも学んだわ。だって、黙っていれば、誰かがバンドの力と権力を乱用し続けることを許してしまうから。
あの告白で、私は誰かを傷つけたり状況をかき回したりしたくなったからじゃなくて、ただファンベースに対して正直で透明で直接的な人になろうとしたのよ。チケットにお金を費やしたファンに、道徳的、心理的な理由からどうして私が PERIPHERY とのツアーを続けることができないのか説明したかったの。
それにメンタルの状態が悪いと仕事もできないから、みんなに仕事よりもメンタルヘルスを大切にすることが重要だというメッセージも送りたかったのもあるわね。今はあの状況への対応に満足しているし、自分の選択で平和に暮らし、眠ることができるわ。こんなことは今後なくなっていくことを願っているわ。

Q3: When I had interview with Serena of Svalbard, she said “Personally, I have suffered so much sexism in the metal scene that I think the time is right to kick against it and make an outwardly feminist metal album. This album is my reply to anyone who makes negative comments to a girl onstage.”. Of course, compared with decades ago, lot’s of women are risen in music scene. But as a woman, do you feel something negative or sexism like Serena?

【YVETTE】: I back Serena and I do feel like it’s important to combat the sexism in the music scene head-on. There’s many ways to approach this topic but I feel like these days there’s a lot of retaliation when people talk about it too much and it can actually push people away! It’s a delicate topic… I think the best way to demonstrate how incredible and capable women are is to just show it through representation and inner strength/persistence. I love that Serena wants to make music about it. I totally back creative ways to inspire people to change their perception and attitudes! I personally do feel like there’s a lot of stereotypes and preconceptions floating around, and I look forward to continuing to work hard so I can be a better example of what is possible to younger girls. In everything I do, I ask myself: What kind of industry do I want to exist in? What sort of place can musicians of any race gender or color really thrive? How can I help contribute to that place? I always try to keep that in the back of my mind always when I am working and performing. I am hopeful about the future.

Q3: 以前、SVALBARD の Serena にインタビューを行いましたが、彼女は 「個人的に、私はメタルシーンで多くのセクシャルハラスメントに苦しんできたの。だから、それに立ち向かい表面上はフェミニストのメタルアルバムを作るべき時が来たと思ったのよ。このアルバムは、ステージに女の子が立つことにネガティブなコメントを寄せる人たちに対する私からの返答よ。「女性をメタルから追い出せ!」と言うような人たち、コンサートで女性にハラスメント行為を行う人たち。これは彼らに対する私からの恐れなき怒りの返答なの。」と語っていました。

【YVETTE】: Serena を支持するわ。音楽シーンにおけるセクシズムと正面から闘うことが重要だと思う。このトピックにアプローチする方法はたくさんあるわね。だけど最近、性差別について話しすぎると報復を多く受けてしまうように感じるわ。それが実際に人々をこの話題から遠ざけている可能性もね!だからデリケートなテーマなのは確かね…。だから女性が素晴らしく優れていると示す最善の方法は、表現と内面の強さ/粘り強さを通してそれを示していくことだと思うの。だから Serena のセクシズムをテーマとした音楽を作る情熱が大好きよ。創造的な方法で、人々に認識と態度を変えるように刺激するそのやり方を支持するわ!
個人的には、世界には固定観念や先入観がたくさん漂っているように感じるわね。だから私はもっともっと頑張りたいわ。それで若い女の子たちにとって、女性が何ができるかを示すための良いお手本になれればね。
私は成すことすべてにおいて、自分自身に問いかけているの。どんなシーンに存在していたい? ミュージシャンが性別や肌の色を問わず本当に活躍できるシーンとは?その場所へどうやって貢献できる?仕事やパフォーマンスをしているときは、いつもそれを心に留めておくのよ。シーンの将来に希望を抱いているわ 。

Q4: So, you released “Piano EP” after our previous interview. I really love the “Hammock” like soundscape. Of course, piano was your first instrument, but now you are known as a great guitar player. What made you focus on piano this timing?

【YVETTE】: I think for awhile I associated piano with a lot of pressure and expectation to be perfect in the classical world, and guitar helped repair my relationship with music so that it was fun and explorative again. All of a sudden, when I sat down to play piano one day, I just started writing for fun and started laughing because I was having such a nice time. I decided it would be cool to see if I could compose an album for piano as well and record it! I ended up playing violin on it too just to try to unify both my classical upbringing and the “rock” world.

Q4: では音楽の話をしましょう。前回のインタビューのあと、あなたはピアノに焦点を置いた “Piano EP” をリリースしましたね?
もちろん、あなたにとって最初の楽器であることは承知していますが、世間にはギタリストとして知られています。

【YVETTE】: しばらくの間、私はピアノを見るとクラッシック世界における大きなプレッシャーと完璧であるべきという期待が思い起こされたのよ。そんな時、ギターは音楽との関係修復を助けてくれたの。それは再び楽しくて探検的な時間だったわ。
そして突然、ある日ピアノに腰を下ろしたとき、楽しみのために笑顔で書き始めたの。ギターのおかげでまた音を楽しめるようになったからね。それでピアノのためのアルバムも作ってレコーディングできたら最高だと思ったの!
アルバムではヴァイオリンも演奏することにしたわ。私のクラシックの出自とロック世界の両方を結びつけるためにね。

Q5: Regarding piano, you also play violin, so you have definitely multiple talent. But I was really surprised about your beautiful voice! What made you sing in Covet’s new record “Technicolor”? Who’s your vocal hero/heroine?

【YVETTE】: My rule for writing music is to never rule anything out, and to only serve the music. That means that if the music needs vocals, then I should add them! When I wrote Parachute and Farewell, I immediately could hear and sing vocal lines over the guitar parts and then the lyrics came afterwards. I feel like they really complete the song! Also, my favorite singer is actually Utada Hikaru because I grew up listening to her!

Q5: 仰るように、あなたはギター、ピアノ、ヴァイオリンとマルチな才能を誇りますが、それでも COVET の最新作 “Technicolor” で美しい歌声まで披露するとは驚きでしたよ!

【YVETTE】: 私が作曲するときに決めていることは、どんな可能性も排除しないこと、音楽だけに奉仕すること。だから音楽がボーカルを必要とするなら、私は歌わなければならないわね!
“Parachute” と “Farewell” を書いたとき、私はすぐにギターに重なるボーカルラインが浮かび歌い出し、歌詞はあとから浮かんできたの。歌が加えられてやっと楽曲が完成したと感じたわ!そうそう、私のフェイバリットシンガーは宇多田ヒカルなのよ。彼女を聴いて育ったから。

Q6: It seems “Technicolor” is perfect album title. Because it’s really technical but not mechanical. It’s really organic and colorful record to date. With your beautiful artwork, could you tell us about the concept of “Technicolor”?

【YVETTE】: Aw thank you so much! We thought Technicolor was a fitting name because it describes a method used to colorize old film, which carries nostalgic implications. I think a lot of this music evokes a bit of nostalgia in me because of the tones and the uplifting feelings. I also think there are a lot of textures and sounds and “colors” in the album, like a musical rainbow, so I think that word described the music very well! The cover art is a dark purple flower exploding with colorful Gouldian finches. I wanted to tie it into the art for Effloresce, which was also a bunch of blossoming flowers!

Q6: “Technicolor” というアルバムタイトルは実に的を得ていますね。非常にテクニカルですがメカニカルではなく、存分にオーガニックかつカラフルなレコードですから。

【YVETTE】: まあ、どうもありがとう!”Technicolor” とは、かつて古いフィルムを着色するために使用された懐かしい方法だから、適切な名前だと思ったの。アルバムの音楽の多くは、私の中に少しノスタルジアを呼び起こしていると思うのよ。トーンや高揚感のおかげでね。
それにアルバムには、音楽的な虹のようにテクスチャーやトーンといった “色彩” がたくさん存在すると思うから、”Technicolor” とは言い得て妙なのよ! アートワークは、カラフルなコキンチョウと咲き誇る濃い紫色の花なの。
私はこのアートを “Effloresce” のアートワークと結び付けたかったの。あの作品も咲き誇る花束を描いていたから!

Q7: It seems Philip Jamieson’s guest appearance is big thing for you. Because Caspian is one of your favorite band, right? With his joining, musical direction of Covet move to more Caspian, Mono, and Pelican realm, I feel. Do you agree that?

【YVETTE】: Yes I grew up loving that band so much! I was really honored to have him feature. And I definitely want to move towards more dreamy and emotional sounding music…even more catchy and poppy too! I think I realized I do not care about technicality or virtuosity when the music isn’t melodic or emotional. I would love to explore the world of more dreamy, emotional, and melodic music even more in the future!

Q7: CASPIAN の Philip Jamieson のゲスト参加は、感慨深いものがあったのではないですか?あなたのフェイバリットバンドの一つですからね。
COVET の音楽的な方向性も、CASPIAN や MONO, PELICAN といったバンドに接近したようにも思えますが?

【YVETTE】: そうなのよ。私は CASPIAN を愛して育ったの!彼をアルバムにフィーチャーできて本当に光栄だったわ。それに私は間違いなく、よりドリーミーでエモーショナルな音楽に移行したかったの…さらに言えばよりキャッチーでポップな方向にもね!
つまり、音楽がメロディックでもエモーショナルでもないテクニカルな演奏技巧には興味がないことに気づいたのよ。だから将来的には、もっとドリーミーでエモーショナルでメロディックな世界を探求したいわ。

Q8: I really love “Nero” music video. You look like “Guitar Wars” character, haha. Very cool! You know, you sometimes post kind of costume-play picture like green woman, bat, godzira Is there any Japanese anime or game character you want to imitate?

【YVETTE】: I was for sure inspired by old Godzira films and movies like Turbo-Kid for that video! It was so fun to shoot. I think I wanted to personally look like a robot woman …like neon genesis evangelion (rei)!
I have been told I look like a lot of anime characters or final fantasy characters! I even get told i’m like the real version of Noodle from the cartoon band Gorillaz hahah

Q8: “Nero” のミュージックビデオは素晴らしいですね。あなたは “ギターウォーズ” のキャラクターのようですよ (笑)
実際、あなたはああいったコスプレ的なポストをしばしば SNS にも投稿していますよね?日本のキャラクターで扮装してみたいものはありますか?

【YVETTE】: このMVでは昔のゴジラ映画からインスパイアされているのは確かね。それに映画ターボキッドにも。楽しい撮影だったわ!個人的にはロボットウーマンのように見せたかったのよ。エヴァの綾波レイみたいなね。
私自身はよく、ファイナルファンタジーやアニメのキャラクターに似ているって言われるのよ! ヴァーチャルバンド GORILLAS の Noodle が現実に出てきたみたいとまで言われたわ (笑)

YVETTE’S RECENT FIVE FAVORITE ALBUMS 

THE JAPANESE HOUSE “GOOD AT FALLING”

LONG BEARD “MEANS TO ME”

MEW “NO MORE STORIES…”

OLAFUR ARNALDS “RE: MEMBER”

TOWN PORTAL “OF VIOLENCE”

MESSAGE FOR JAPAN

Japan is my favorite place to travel to and perform and I truly cannot wait to come back and perform/experience the culture! I am so appreciative and grateful for all the support we get there.

旅行に行くにも演奏に行くにも、日本は一番大好きな場所よ。心からまた日本に戻ってプレイし、文化を体験する日が待ちきれないわ!全てのサポートに感謝を。

YVETTE YOUNG

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CALIGULA’S HORSE : RISE RADIANT】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JIM GREY OF CALIGULA’S HORSE !!

“There Is Never a Moment Of Darkness In Caligula’s Horse Without Emphasising The Light – The Last Thing That I Want Is To Put Music Out In The World That Is Celebrating Something Tragic Or Dark Without Showing That There Is a Way Out.

DISC REVIEW “RISE RADIANT”

「CALIGULA’S HORSE には、光を強調しない闇は決してないんだよ。僕にとって最も好ましくないことは、出口を示さず、悲惨なことや暗いことを祝う音楽を世に送り出すことだから。そのコントラストこそ、僕たちの作曲における中心であり焦点の1つなんだ。」
性的倒錯、残忍な浪費家、狂気の暴君。ローマを刹那支配した悪名高きカリグラ帝は、しかし少なくとも愛馬を元老院に任ずるほど愛していました。もはやオーストラリアを代表するプログメタルのインペラトルにとって、レコードを覆うメランコリーの闇芝居はすべて愛情や強さを手繰り寄せる一条の光への道筋に違いありません。
プログレッシブのネオサザンクロスとして KARNIVOOL, NE OBLIVISCARIS, VOYAGER といった綺羅星と共に台頭した CALIGULA’S HORSE は、最もプログメタルの流儀を残すその手法が例えば英国の HAKEN と深く通じているのかも知れませんね。特に、Djent やシュレッダーの流れを汲む Sam Vallen の悍馬のテクニックを基盤としたメタリックな “Caligula’s Groove” は、絶対的なバンドの顔となっています。
一方で、プログメタルもう一つの巨星 LEPROUS とシンクロする表情も少なくはありません。シーンでも最高の評価を分かち合う Einar Solberg と Jim Grey は共に果てなきメランコリーの使徒ですし、コンテンポラリーな音のメルティングポットとしても双方存分です。では、CALIGULA’S HORSE 自身の強烈なアイデンティティーはどこにあるのでしょうか?肝要なその答えこそ、最新作 “Rise Radiant” にあるはずです。
「”Rise Radiant” は再定義と言うよりも、別の自然な進化の結実だと思う。世界中をツアーする中で多くを学び、書きたいことや演奏したいものをしっかり理解出来たんだ。」
8分の大曲 “Salt” を聴けば、CALIGULA’S HORSE がクラッシックにも通じるやり方で、エピカルなメタルの交響曲を具現化したことに気づくでしょう。ヴァイオリンやヴィオラの荘厳な響きはありませんが、それでも充分にこの絶佳の名曲はワーグナーでありリストのロマンチシズムを湛えています。
「エンディングは Ruggero Leoncavallo の手によるオペラ “道化師” で歌われるアリア “衣装をつけろ” から触発されたと言っていたね。最終的に、”Salt” は音楽テーマの要約 (楽章からの音楽テーマをもう一度提示すること)で終わるんだ。つまり、その構造を通じて、よりクラシックなスタイルからインスピレーションを得ているのは確かだよね。」
シンコペートするピアノの響きは指揮者、レイヤーにレイヤーを重ねたコーラスは聖歌隊、8弦ギターのほろ苦き低音はコントラバスでしょうか。モチーフの膨らませ方、印象の変化もあまりに劇的で巧みです。
一方で、最近メタルはあまり聴いていないと語る Jim の言葉を裏付けるように Becca Stevens や Jacob Collier の色彩を付与した “Resonate” は、電子音とアコースティックの狭間を浮遊する海月のしなやかさを描き、牧歌的な “Autumn” でフォークやカントリーの領域まで掘り下げてメタルの新たな可能性を提示するのです。
いつものように閉幕は長尺のエピック。”The Ascent” のドラマ性はベートーベンのシンフォニーにも引けを取ることはありません。
今回弊誌では Jim Grey にインタビューを行うことができました。「努力を重ね、ウイルスの遮断に大きな進歩を遂げてきた国は素晴らしいよ。残念ながら、そういった国々の努力を完全に台無しにしている国がいくつかあるよね。
どの国について話しているかわかるよね? 音楽と国際的なツアーの世界がコロナ以前と同じになることはなさそうだよね…結局は待つしかないんだけどね! 」何と三度目の登場!感謝です。どうぞ!!

CALIGULA’S HORSE “RISE RADIANT” : 9.9/10

INTERVIEW WITH JIM GREY

Q1: First of all, it’s really hard time now due to corona virus, especially musical industry. As a musician, and as a person, how do you spend your corona crisis days? What’s your thoughts on the current global situation?

【JIM】: Well, for the most part I’ve been thrown into the world of homeschool teaching! Our schools closed pretty early on, so a lot of my time has been working with my daughter on her education. It’s pretty crazy, and I’m barely competent, haha!
As for the global situation, there have been heaps of countries getting on top of the crisis straight away, Australia included, and who have managed to make great progress in shutting the virus down as much as they can, which is great to see. Unfortunately, there are some countries that are absolutely ruining it for the rest of us – I think we know which ones I’m talking about. The world of music and international touring will likely never be the same after this… we can only wait and see!

Q1: コロナウイルスが世界を脅かし、特に音楽産業にとっては厳しい局面です。まず、ミュージシャンとして、1人の人間として、このコロナ危機をどのように過ごしているのか教えていただけますか?

【JIM】: 大半の時間はホームスクールティーチャーとして過ごしているよ!娘の学校はかなり早い時期に閉鎖されたから、僕の時間の多くは娘の教育に取り組んでいるんだよ。かなりクレイジーな状況で、僕には先生の才能はなさそうだ。(笑)
世界的な状況だけど、オーストラリアを含め、危機の山を乗り越えた国々がたくさん出てきているよね。努力を重ね、ウイルスの遮断に大きな進歩を遂げてきた国は素晴らしいよ。残念ながら、そういった国々の努力を完全に台無しにしている国がいくつかあるよね。どの国について話しているかわかるよね?
音楽と国際的なツアーの世界がコロナ以前と同じになることはなさそうだよね…結局は待つしかないんだけどね!

Q2: In our previous interview, you said “We realized that all of these artists are not just connected to each other, but to all people, and especially to this shared dream. They are all in contact with one another, despite their differences, and despite being far removed from each other both geographically and in terms of time.”
When corona crisis happened, I reminded your words and “In Contact” album. We have to keep social distance, but “In Contact” each other through the arts. Do you agree that?

【JIM】: That’s a really interesting observation! I’d never thought of it that way. But it’s a good comparison to draw – we’ve had a great deal of support from fans around the world thanking us for doing what we do and telling us how important our music has been to them at this time. It’s super humbling to hear that, because I’ve been going through the same struggle and music has been incredibly helpful in finding a way to pass through darker moments.

Q2: 前作 “In Contact” のインタビューであなたは、「人間によって創造されたすべての芸術作品は僕たち一人一人が共有していた夢を思い出す試みだということなんだ。それは僕たちがすっかり忘れてしまったものなんだけど、でもアーティスト達は無意識のうちにこの夢のテーマが喉から出かかっていて、インスピレーションと芸術を通してそれを明確に表現しているんだよ。だから、僕たちは、アーティストのすべてがただお互いにつながっているのではなく、すべての人と、特にこの共通の夢でつながっていることに気付いたんだ。」と語ってくれました。
ゆえに、コロナ危機が訪れたとき思い出したのが “In Contact” だったんですよ。距離を置いていてもアートで繋がっているという意味でです。

【JIM】: 本当に興味深い観察だね!そんな風に考えたことはなかったけど、良い比較を描いていると思う。こんな時だけど、僕たちの活動に感謝してくれる世界中のファンから多大なサポートがあり、現時点で僕たちの音楽が彼らにとってどれほど重要であるかを教えてくれている。
僕も同じ苦しみを経験していて、暗い時をやり過ごすために音楽はとても役立っているから、そうやって体験や感謝を伝えてくれるのはとてもありがたいよね。

Q3: So, I’m really impressed by your new record “Rise Radiant”. It seems “Redefine” is keyword of this record, right?

【JIM】: I think ‘Rise Radiant’ is less of a redefinition of Caligula’s Horse and more of another natural progression. We’ve learned a great deal during our touring around the world, and learned a great deal about what we love to write and perform. It’s important to us to let those lessons shape our music so that it’s true and honest – I would hate to be stuck in the same sound forever based on what I believe to be people’s expectation of what we do. We try to keep it fresh and reflect ourselves as best as we can!

Q3: 最新作 “Rise Radiant” には非常に感銘を受けましたよ。過去を集約して CALIGULA’S HORSE を “再定義” するような作品だと感じました。

【JIM】: “Rise Radiant” は再定義と言うよりも、別の自然な進化の結実だと思う。世界中をツアーする中で多くを学び、書きたいことや演奏したいものをしっかり理解出来たんだ。
そういった学びから音楽を形作り、真実で正直な作品に結びつけることは僕たちにとって重要なんだ。僕たちの活動に対する人々の期待だけに基づいて、永遠に同じサウンドにとどまることはたまらなく嫌だからね。音楽を新鮮に保ち、できるだけ自分自身を反映するようにしているんだ!

Q4: When I heard your songs, I feel kind of “melancholy”, especially “Rise Radiant”. You know, Speaking of Australia, I remember the bright sun and the blue sea, but where do these melancholies come from?

【JIM】: I’m a sad boy, haha! To be honest, there is a lot of melancholy in ‘Rise Radiant’ particular because overall it’s an album about overcoming obstacles and finding strength in yourself during times of adversity or weakness. That being said, there is never a moment of darkness in Caligula’s Horse without emphasising the light – the last thing that I want is to put music out in the world that is celebrating something tragic or dark without showing that there is a way out. That contrast is one of the central focuses of our songwriting.

Q4: CALIGULA’S HORSE の楽曲からは、”メランコリー” が常に溢れているように感じます。特にこの作品では顕著ですが。
オーストラリアと言えば、青い空、サンゴ礁、輝く太陽をイメージしますが、全く正反対ですよね?(笑)

【JIM】: 僕は哀しい少年なんだ (笑)! 正直に言うと、”Rise Radiant” には特に、メランコリーが多く存在するよね。なぜなら全体的に、障害を克服し、逆境や弱さの中に自分の強さを見つけることがテーマのアルバムだからさ。
そうは言っても、CALIGULA’S HORSE には、光を強調しない闇は決してないんだよ。僕にとって最も好ましくないことは、出口を示さず、悲惨なことや暗いことを祝う音楽を世に送り出すことだから。そのコントラストこそ、僕たちの作曲における中心であり焦点の1つなんだ。

Q5: Actually, “Salt” is one of my favorite song in 21st century. It’s like metal version of Wagner for me. I feel you expand musical theme the way like classical music. Are you influenced by classical composers?

【JIM】: Personally, not so much. But when Sam brought us a lot of the musical motifs that ended up being ‘Salt’, he did mention that the ending in particular was specifically inspired by Vesti la guibba from Pagliacci by Ruggero Leoncavallo. Ultimately, ‘Salt’ ends with a recapitulation of all of the musical themes woven throughout itself. In that way, I suppose we do draw inspiration from more classical styles in terms of the through-composed structure of some of our music.
There are also some of those unspoken influences that are just part of my brain without my knowledge – I grew up singing in choirs since I was very young, so that’s always a natural part of how I approach vocals.

Q5: “Salt” は私にとって今世紀最高の楽曲の一つですよ。まるでワグナーのメタルバージョンとでも言えそうなほど音楽的にリッチで、モチーフの膨らませ方がクラッシックのようですね?

【JIM】: 個人的にはそれほどクラッシックから影響は受けていないんだ。だけど、Sam が後に “Salt” となる音楽的なモチーフを沢山もたらしたとき、特にエンディングは Ruggero Leoncavallo の手によるオペラ “道化師” で歌われるアリア “衣装をつけろ” から触発されたと言っていたね。
最終的に、”Salt” は、それ自体に織り込まれたすべての音楽テーマの要約 (楽章からの音楽テーマをもう一度提示すること)で終わるんだ。つまり、その構造を通じて、よりクラシックなスタイルからインスピレーションを得ているのは確かだよね。
一方で、自分でも気づかないうちに、脳の一部に残る暗黙の影響もいくつかあるだろうな。僕は幼い頃から合唱団で歌って育ったので、その手法は常に僕がボーカルに取り組む際の自然なやり方なのさ。

Q6: When I first knew you was the peacock of “Moments From Ephemeral City”. Since then, your artwork always related to nature and animals, right?

【JIM】: Not necessarily intentionally! The big exception would be ‘In Contact’, where Conor McGuire’s work was more emphasising shared experience in culture, as well as his artistic interpretations of certain lyrical themes and characters. I suppose that’s hard to avoid when working with a concept album! Other than that, you’re right, but it’s not something I’d ever really considered!

Q6: 私は CALIGULA’S HORSE を “Moments From Ephemeral City” に認められた鮮やかな孔雀で知りました。
あれ以来、あなた達のアートワークには常に自然や動物が存在していますよね?

【JIM】: ああ、それは必ずしも意図的なものじゃないんだよ!
大きな例外は “In Contact” で、あの Conor McGuire の作品は文化における共有された経験と、特定の歌詞のテーマやキャラクターを彼の芸術的解釈を通して強調していたんだ。コンセプトアルバムを扱うとき、彼のやり方は避けられないと思うね。それ以外は君の言う通りだけど、そうしようと考えたわけじゃないんだ!

Q7: Also, there were stories, philosophies, in your past works. What do you want to represent in “Rise Radiant”?

【JIM】: ‘Rise Radiant’ isn’t a concept album, certainly not in the same way as ‘The Tide, the Thief & River’s End’ and ‘In Contact’. There’s no story or characters or overarching theme, but rather a collection of individual songs with their own personal meaning. As I mentioned above, because our music is a personal reflection of ourselves as people, there are themes between those songs that can intertwine as a coincidence since these things are on our minds.
In particular, the themes of overcoming struggle, not accepting the situation you’re in and fighting for a better life, finding strength in yourself in moments of weakness, and (most prominently in songs such as ‘Autumn’ and ‘The Ascent’) the theme of legacy. Sam became a father just before writing the album, I have a five year old daughter, and Josh has three boys – the transition to parenthood for each of us was genuinely tranformative, and that shift in our worldview and perspective on life and legacy is reflected in the album.

Q7: 同時に、CALIGULA’S HORSE の作品には常に興味深いストーリーやコンセプトが存在してきました。

【JIM】: “Rise Radiant” はコンセプトアルバムではなくて、”The Tide、the Thief&River’s End” や”In Contact” とは異なる性質を持つよ。ストーリーやキャラクター、包括的なテーマはなくて、独自の意味を持つ楽曲のコレクションなんだ。
ただ先に述べたように、僕たちの音楽は個人としての自分自身を反映しているから、偶然テーマが絡み合う可能性はあるよね。
特に、苦しみの克服、現在の状況を受け入れずより良い生活を送るための闘い、脆さの中に自分自身の強さを見つける瞬間、そして(”Autumn” や “The Ascent” で最も顕著だけど)受け継いでいくこと、テーマとしてのレガシー。
Sam はアルバムを書く直前に父親になったんだ。僕には5歳の娘がいて、Josh には3人の男の子がいる。僕たち一人一人の親という存在への移行は本当に革命的だったよ。だから人生と遺産に関する僕たちの世界観と視点の変化は、このアルバムに反映されているんだ。

Q8: Regarding concept, I remember you are inspired by the Japanese myth of Konohanasakuya-hime in “Bloom”. Since then, do you explore Japanese culture, myth, or anime/video world?

【JIM】: I honestly haven’t returned to Japanese myth since ‘Daughter of the Mountain’ – I used to dive headlong into mythology of many cultures in our earlier work, but that’s not something that I really strive to do nowadays. I won’t rule it out, of course, haha! We always learn from touring – maybe if we are able to tour Japan, something will come of that.

Q8: コンセプトと言えば、”Bloom” で日本の神話 “木花咲耶姫” を取り上げてもらえて嬉しかったですよ。あれから日本の文化についてより深く掘り下げたりはしていますか?

【JIM】: 正直、”Daughter of the Mountain” から日本の神話は掘り下げていないんだ。というのも、初期の作品で僕は様々な文化の神話にどっぷり浸かっていたんだけど、最近はそこまで表現したいものではないんだよ。もちろん、だからといってこれからやらないとは言わないけどね!(笑)
僕たちはいつもツアーから学んでいるんだ。だからいつか日本に行けたら、きっと何か思い浮かぶだろうな。

JIM’S RECENT FIVE FAVORITE ALBUMS

BECCA STEVENS “WONDERBLOOM”

EXPLORING BIRDSONG “THE THING WITH FEATHERS”

DYSSIDIA “COSTLY SIGNALS”

I BUILT THE SKY “THE ZENITH RISE”

HAYLEY WILLIAMS “PETALS FOR ARMOR”

Great question! Right now, I can’t stop listening to ‘Wonderbloom’ by Becca Stevens, ‘The Thing With Feathers’ by Exploring Birdsong, ‘Costly Signals’ by Dyssidia, ‘The Zenith Rise’ by I built the sky, and ‘Petals for Armor’ by Hayley Williams. You might notice a distinct lack of metal in there (other than Dyssidia!) but that’s just where my musical heart is right now.

MESSAGE FOR JAPAN

Ever since I started writing original music at the age of 16, it’s been a dream of mine to tour Japan. It’s a genuine honour to know that we have fans and support in your beautiful country, and I truly hope that we can take the journey to you sometime soon, when the world isn’t so crazy! We love you and we’re incredibly grateful for your support – doumo arigatou gozaimasu!

16歳でオリジナルの曲を書き始めて以来、日本をツアーすることは僕の夢なんだ。僕たちは日本という美しい国にファンとサポーターがいることを知って本当に光栄だよ。世界が今ほど狂っていないときに、いつか君たちのところへ旅に出ることができたらと心から望んでいるんだ!
君たちが大好きだし、信じられないほどのサポートに感謝しているよ。どうもありがとうございました!

JIM GREY

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