NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GHOST BATH : STARMOURNER】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DENNIS MIKULA OF GHOST BATH !!

3ee8dfac-dbc6-4514-bace-97bd10f6fcb4

The Most Mysterious Black Metal 2nd Generation, Ghost Bath Mixed DSBM And Japanese Video Game Music With Their Newest Album “Starmourner” !!

DISC REVIEW “STARMOURNER”

インパクトと芸術性、そして崇高さを内包する多種多彩なブラックメタル第二世代の中でも、一際ミステリアスな存在として異彩を放つ GHOST BATH。彼らがリリースした最新作 “Starmourner” は、DEAFHEAVEN や ALCEST, LITURGY が押し広げたジャンルの壁をさらに拡張する、遠大な可能性に満ちた作品に仕上がりました。
GHOST BATH は当初、中国出身のバンドだと考えられていました。メンバーの顔を伏せた上で “鬼浴” と名乗り、アルバムをリリースしたレーベル、そしてバンドのロケーションも中国としていたのですからそれも当然です。しかしインタビューにもあるように、実際はノースダコタに拠点を置くアメリカのバンドだったのです。
Bandcamp にロケーションを要求された時、”No Location” が受け入れられなかったため、地球の反対側にある中国を何となく選んだら中国のレーベルからコンタクトが来たというのがどうやら真相のようですね。Dennis はそういった一連の流れについて「人間よりも音楽それ自体により直接コネクトして欲しかった」からと説明してくれました。
しかし、2ndアルバム “Moonlover” のヒットとそれに伴うメガレーベル Nuclear Blast との契約により全てを秘匿することが困難になったバンドは、メンバーの顔写真とロケーション、そして首謀者 Dennis Mikula の名前だけは明らかにすることとなったのです。(とは言え現在でも公式にはその名前は “Nameless” とされていますが。)
そういった経緯を経てリリースされた3rdアルバム “Starmourner” は、インタビューで Dennis が語ってくれた通り、”Moonlover” を序章とするトリロジーの第2章。バンド名が象徴するように、DSBM (デプレッシブスイサイダルブラックメタル) を自称する GHOST BATH ですが、天国や天使にフォーカスしたというアルバムはポジティブでハッピーとさえ言えるサウンドを前面に押し出し、デプレッシブなムードと夢幻に対比させた異例のブラックメタル作品となりました。
作品は天駆けるピアノが流麗な旋律を紡ぐ “Astral” でその幕を開けます。他のブラックメタル第二世代と比較して GHOST BATH をさらに特異な存在としているのは、明瞭でキャッチーなメロディーがアルバムの主役となっている点でしょう。”Seraphic” のパワーメタル的とさえ言える優美で凛々しいメロディーの洪水と、そのカウンターパートとして示されるダークでヒステリックなブラストの海原が手を取り合い創造する類希なるカタルシスは決定的にユニークで、バンドの新たなチャプターの始まりを告げています。
勿論、アルバムには DEAFHEAVEN に通じるようなインディー、シューゲイズからの影響も存在します。”Luminescence” を聴けば GHOST BATH がパワーメタルの手法を周到にその光の世界へと取り入れていることが伝わるでしょう。同様のチャレンジを試みる ASTRONOID と現在ツアーを行っていることは、決して偶然ではありません。
アルバムを語る時、Dennis の日本に対する愛情を欠かすことは出来ませんね。実は以前弊誌に登場いただいた時点で、日本に新婚旅行で訪れることを誇らしげに伝えてくれていた Dennis。すでに簡単な日常会話はマスターしており、本気でこの国に移住を考えていると言うのですから、日本のメタルファンにとってそれは大きな、そして喜ばしいサプライズに違いありません。
Dennis の日本とその文化に対する真情は “Celestial” に結実しています。彼が愛してやまない、日本のロールプレイングゲームに起因する勇壮なファンファーレがブラックメタルのタッチで描かれた時、リスナーはノスタルジーと共に生じる多幸感、恍惚感が新鮮な情動であることに気づくでしょう。その場所からさらに楽曲は、ULVER が “Perdition City” で見せたシンセワークとアトモスフィアを伴って静謐でプラトニックな “Angelic” へと歩みを進めて行くのです。その神聖なまでに巧みな構成力はまさに別世界の高みにあると言えるでしょう。
「ブラックメタルとゲーム音楽を融合させる。」  “Thrones”, “Elysian” と聴き進める内に、リスナーはその野望が完遂されたことを知るでしょう。そこには “Final Fantasy”、”ゼルダの伝説” といった私たちのクラッシックが見事に GHOST BATH のブラックメタルとして新たな生を与えられているのですから。今回も Dennis がほぼ1人で制作したアルバムは、狂気とアトモスフィア、耽美と悲愴を携えた、新鮮で文字通りプログレッシブな音楽として世界に衝撃を与えることでしょう。
70分を超える壮大な神曲は、ジブリの世界観を宿し、不思議に悲哀を称えた鍵盤とドラムスのピース “Ode” で静かに幕を閉じます。
今回弊誌では、Dennis Mikula にインタビューを行うことが出来ました。6月には Ward Records から日本盤の発売も決まっています。どうぞ!!

1000x1000-2

GHOST BATH “STARMOURNER” : 9.7/10

INTERVIEW WITH DENNIS MIKULA

14457375_1519131664779814_1651438479370331354_n

Q1: Hi, Dennis! First of all, I was really surprised that you are very good at Japanese. And It seems you’ve been to Japan on a trip. How do you like our culture, music? What made you learn Japanese?

【DENNIS】: I had a great time in Japan. I went in 2015 for a month in 東京 and 京都. I loved everything about it from the music, to the culture, to the people. I went to a Babymetal concert in Chibi and that was a lot of fun as well.
It is my plan to learn the language fully and move to Japan in a few years.

Q1: あなたが日本語がお上手なことにまず驚きましたよ。日本には旅行でもいらしてましたよね?

【DENNIS】: 日本では素晴らしい時間を過ごしたよ。2015年に、一月ほど東京と京都に滞在したんだ。
音楽から文化、そして日本の人たち。全てが大好きだよ。千葉で BABYMETAL のコンサートに行ったのも楽しかったね。日本語を完璧に習得して、数年の内に日本へ移住する計画だよ。

Q2: This is the first interview with you. So, at first, could you tell us about your mysterious band? Your band name “Ghost bath” is a term for committing suicide by submerging oneself in a body of water. What made you choose this name for your band?

【DENNIS】: We play depressive suicidal black metal. And so the name comes from a famous poet named Sylvia Plath. She attempted suicide by walking into the ocean until she drowned. I feel that the name fits our depressive feeling to the music.

Q2: 過去に1度ご登場いただきましたが、インタビューは初となります。まずはミステリアスなあなたのバンドについて聞かせてください。”Ghost Bath” というタームは自らを水中に沈めて行う自殺の方法ですが、なぜこれをバンド名に選んだのでしょう?

【DENNIS】: 僕たちがプレイしているのは、デプレッシブスイサイダルブラックメタル (DSBM) だからね。だからバンド名は有名な詩人 Sylvia Plath にちなんでつけたんだよ。
彼女は溺れるまで海に歩いて入って自殺を試みているからね。つまり僕たちの音楽のデプレッシブなフィーリングにフィットすると感じたんだ。

Q3: Fans around the world as well as Japan believed you were from China. But actually, it revealed that you were from North Dakota, US. When I heard that, I thought “Cool!!”, haha. But what happened there? How was the reactions at that time?

【DENNIS】: I did not want to reveal our actual location at first and so I picked somewhere on the other side of the world to put as where we were from. We also released 2 albums on chinese record labels: Solitude and Pest Productions.

Q3: ファンやメディア全員が GHOST BATH は中国のバンドだと思っていました。しかし実際は US、ノースダコタ出身であることが明らかになりましたね?

【DENNIS】: 最初、僕は実際の所在地を明かしたくなかったんだよ。だから僕たちのいるアメリカと反対側の場所から選んで Bandcamp に登録したんだ。それで中国のレーベル Solitude and Pest Productions から2枚のアルバムをリリースすることになったんだけどね。

Q4: I think that it is “Nameless” that makes the band more mysterious presence. OK, you know, lot’s of fans remind another “Ghost” from “Nameless”, haha. But, why do not you reveal names or responsible instruments?

【DENNIS】: My basic premise for doing that is to allow people to connect more directly with the music itself and not with indivuals or names or people. I wanted to created a more pure experience for the listener.

Q4: バンドのメンバー名を”Nameless” として公開せず、担当楽器も明らかにしないことで GHOST BATH はさらにミステリアスな存在になっていますね?

【DENNIS】: このバンドを始めるに当たって設けた基本的な前提。それが、ファンに音楽それ自体により直接コネクトしてもらうという試みだったんだ。
つまり個人、名前、人間性にフォーカスするのではなくね。僕はより純粋な体験をリスナーのために作り出したかったんだよ。

13996036_1475420819150899_6247798897661706784_o

Q5: So, let’s talk about your newest record “Starmourner”. You know, I really impressed by unique approach, great quality of composition, amazing artwork and deep, particular worldview of “Starmourner”. When you named it “Starmourner”. what was in your mind? Could you tell us about the concept or lyrical themes of the record?

【DENNIS】: ありがとうございます! Starmourner is the second part of a trilogy (Moonlover is the first). Starmourner explores the heavens (天国?) And angels, joy, ecstasy, and free will. It also is loosely based on Dante’s Paradiso, an epic poem/story that explores an afterlife.
I wanted it to sound happy, but at the same time, have a dark undertone. .

Q5: では最新作 “Starmourner” について話しましょう。ユニークなアプローチ、コンポジションの高いクオリティー、美しいアートワーク、そして深遠な世界観。作品には本当に感銘を受けましたよ。アルバムのコンセプトや歌詞のテーマについて教えていただけますか?

【DENNIS】: ありがとうございます!”Starmourner” は “Moonlover” から続くトリロジーの第2章なんだ。”Starmourner” では、天国、天使、喜び、エクスタシー、そして自由意志について探究しているんだよ。同時に、おおまかにだけどダンテの神曲をモチーフにしているんだ。死後の世界を探求したエピックな叙事詩だね。
だからアルバムはハッピーなサウンドにしたかったんだけど、同時に潜在的な暗さを内包しているよ。

Q6: I must say that it is even a bit much to call this album black metal as it differs so much from what we’re used to. Very unique, very unique, and flesh! Adding that, “Starmourner” is definitely different from your previous release “Moonlover”. Do you agree that? If so, what is the reason of “Change” or “Evolution”?

【DENNIS】: I didn’t want to make another Moonlover. I have a full vision for all three of these records in the trilogy and they all have something unique to offer. I think it is boring when a band puts out the same sounding record over and over.

Q6: “Starmourner” は私たちが慣れ親しんだ “Black Metal” とは明らかに異なりますね。さらに言えば前作 “Moonlover” とも趣を異にする作品だと言えます。

【DENNIS】: “Moonlover” パート2を作りたくはなかったんだ。僕はトリロジーとなる3枚のレコード全てについて完璧にビジョンを持っているんだよ。そして3枚ともにユニークな部分が存在するんだ。同じようなサウンドのレコードを何度も何度もリリースするのは退屈だと思うからね。

Q7: I love amazing melodies of “Starmourner”. It can be said cinematic, and sometimes reminds me even Japanese video game musics like “Final Fantasy” or “Zelda”. Do you think one of the influence of “Starmourner”? If so, what made you mix Black metal elements and that influence?

【DENNIS】: Yeah, I can definitely see that. I grew up with a lot of japanese video games and I was always fascinated by the melodies of the music. I think they have a really unique sound to them that’s hard to explain.
I think the mix of black metal and that sort of sound just came naturally for me with what I was trying to accomplish with this record.

Q7: “Starmourner” を司るメロディーの数々は実に芳醇です。シネマティックで、時にファイナルファンタジーやゼルダの伝説など日本のゲームミュージックを想起させます。ブラックメタルとゲーム音楽のミックスは非常にユニークですね?

【DENNIS】: うん、まさにその通りだよ。僕はたくさんの日本のゲームに囲まれて育ったし、いつもそのメロディーに魅了されて来たからね。本当に日本のゲームは、説明し難いくらいユニークなサウンドを持っているよね。
だから、このレコードで成し遂げたかったことによって、ブラックメタルとゲーム音楽を融合させることが僕にはいたって自然と浮かんできたんだと思うな。

Q8: Recently, lot’s of bands try to push the limits of Black Metal. Off course, you are. Therefore, you are often compared with “Post-black” acts like Deafheaven, Alcest. What do you think about them? Are you comfortable with the comparison?

【DENNIS】: I enjoy both bands. My main influences are Agalloch, Germ, Austere, ect. I also really enjoy a japanese band called envy. Their record, Recitation, is one of my favorite records ever.

Q8: ブラックメタルの領域を押し広げるという意味では、DEAFHEAVEN, ALCEST などと比較されることも多いですよね?

【DENNIS】: その2つのバンドは好きだよ。僕の主な影響元は、AGALLOCH, GERM, AUSTERE なんかだよ。あとは日本の envy は本当に大好きなんだ。彼らの “Recitation” はフェイバリットの一つだね。

14468414_1519088641450783_6464012116697340054_o

FIVE ALBUMS THAT CHANGED DENNIS’S LIFE

AGALLOCH “MARROW OF THE SPIRIT”

220px-Agalloch_-_Marrow_of_the_Spirit

SIGUR ROS “()”

Sigurros()

DIMMU BORGIR “DEATH CULT ARMAGEDDON”

Dimmuborgir_deathcultarmageddon

SILENCER “DEATH, PIERCE ME”

silencersw_deathpierc

envy “RECITATION”

Envy_recitation

 

MESSAGE FOR JAPAN

13497955_1421327081226940_1407791264804543842_o

ありがとうございました!
Thank you for all the support! I hope to come tour Japan soon. You can pick up our record on June 9th from Ward Records. We will also be on TV on Masa Ito’s Rock City!
日本は好きだよ!さようなら!

ありがとうございました!サポートをありがとう!日本ツアーを近々行えることを望むよ。6/9には Ward Records から日本盤もリリースされるからね。マサ伊藤の Rock City にも出演するからね!日本は好きだよ!さようなら!

DENNIS MIKULA

GHOST BATH Facebook Page
GHOST BATH Bandcamp
NUCLEAR BLAST “Starmourner”
WARD RECORDS “Starmourner” 日本盤

IMG_20170413_092007

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!

NEW DISC REVIEW【JASON RICHARDSON : I】INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND, JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND !!

Jason_Richardson__Luke_Holland_-_2016

Jason Richardson & Luke Holland, One Of The Most Talented Young Guns Will Come To Japan With Game Changing Debut Record “I” !!

DISC REVIEW “I”

24歳と23歳。瑞々しくハイセンスなモダンメタルフロンティアが輩出した俊英2人、Jason Richardson と Luke Holland がタッグを組んだ宿命の別世界 “I” のリリースは、至大のインパクトと共にユニットを遥かなる日いづる国、日本へと導くことになりました。
若干20代前半にして、2人の履歴書はすでに驚くほど充実しています。バークリー入学を蹴って ALL SHALL PERISH でツアーを経験し、BORN OF OSIRIS, CHELSEA GRIN では名作のキーパーソンとなったギタープレイヤー Jason Richardson。最先端の10指が紡ぐ印象的でコズミックなフレーズの数々は、まさに Djent/デスコアミュニティーの発展に欠かすことの出来ないフラッグシップであると言えますね。
一方のドラマー Luke Holland は、インタビューにもあるように、16歳で YouTube チャンネルを開設しセルフプロモートを開始します。今日までに総計で5500万ビューという驚くべき数字を叩き出した彼のプレイスルーカバー集は、Djent, メタルからプログ、エモ、パンク、ポップに EDM までまさに百花繚乱な世界観を独自のアレンジメントと精緻なテクニックで華麗に彩り、今では自らの価値を証明する Luke の貴重な名刺がわりとなっているのです。
実際、動画を見た TEXAS IN JULY から代役を頼まれ、ついには2013年に THE WORD ALIVE の正式メンバーに任命されたのですから、例えば日本の川口千里さんにも言えますが、プレイスルー動画の持つ力、インパクトは音楽シーンのあり方を変えて来ているのかも知れませんね。
“究極的には毎晩ソールドアウトのスタジアムでプレイしたい” と語る Luke が次なるチャレンジとして選んだ “I” は、同時に Jason Richardson がただギターマイスターであるだけでなく、コンポーザーとしても多様かつ至妙であることを証明した一級品に仕上がりました。Luke の言葉からは寧ろ、コンポーザーとしても優れていることが、参加を決意させたようにも読み取れますね。
ダークでシンフォニックな世界観を携え、難解なリズムアプローチと美麗なリードプレイがアトモスフィアの波を掻き分ける “Omni” でアルバムは幕を開けます。不安を煽るようなオーケストレーション、ギターとシンセサイザーの一糸乱れぬ華麗なダンス、そして見事にコントロールされたチャグワークは確かに BORN OF OSIRIS の設計図をイメージさせ、まさに楽曲が Jason Richardson を象徴する”I”であることを宣言していますね。
勿論、現在2人だけでツアーを行っていることからも分かるように Jason と Luke のコンビネーションも抜群。ギターの細かなフレーズまでユニゾンしてしまう Luke の繊細でアイデア豊富なドラムワークはアルバムを確実に一段上の領域へと誘っています。Luke の THE 1975 や THE CHAINSMOKERS をメタルと同列で愛してしまう軽快さこそ彼を際立たせているのです。
粒立ち群を抜いているピッキングの驚異的な正確性、選択する音や音符の意外性、タッピングとオルタネイト、スイープを巧みに使い分けるアルペジオの豊かなバリエーション、そしてストーリーを持った構成美。ソロワークに目を移せば、すでに Jason が世界のトップであると誰もが確信するはずです。メカニカルなシュレッダーのイメージが強いかも知れませんが、”Omni” 中間部の静謐なパートで炸裂するベンド、ビブラートのエモーションは実に扇情的で崇高とさえ表現したくなりますね。全く非の打ち所がありません。
PERIPHERY の Spencer Sotelo がゲストボーカルで参加した “Retrograde” からさらに “I” の世界は広がっていきます。これまでスクリームとのコンビネーションがほとんどだった Jason のギターですが、クリーンボーカルとの相性も決して悪くはありません。Spencer の突き抜けるように爽快でキャッチーなトレードマークは Jason のポップセンスをも見事に開花させ、VEIL OF MAYA の Lukas Magyar, PERIPHERY の Mark Halcomb というオールスターキャストで贈る名曲 “Fragments” にその成果を結実させています。
ポストロックやクラシカル、ブルースにサーフロックの感覚すら包み込んだ “Hos Down” の多様性から生じる魔法はまさに別格です。現代の Guthrie Govan と形容したくなるほどマジカルでエクレクティックな奇跡のコンポジションは、Jason の未来、 “Next Stage” にも多大な期待をいだかせてくれますね。
Nick Johnston, Rick Graham など様々なゲストを迎え、才能が時に融合し、時に火花を散らしたアルバムは、巨匠 Jeff Loomis とのクラシカルな乱舞 “Chapter Ⅱ” でまさに “Ⅱ” の存在を予感させつつ幕を閉じました。
今回弊誌では、7月に来日が決定した Luke Holland にインタビューを行うことが出来ました。POLYPHIA, さらには先日インタビューを掲載した12歳の天才美少女ギタリスト Li-sa-X も出演しますよ。どうぞ!!

13312852_1170572569659445_2980779850710030736_n

JASON RICHARDSON “I” : 10/10

INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND

10155774_865699183441895_2303841569249541745_n

Q1: First of all, Your Japan Tour with Jason Richardson is just announced! How do you feel now?

【LUKE】: I’m excited! I love Japan, I’ve been a couple times with The Word Alive in the past. Your country is absolutely one of my favorite places to travel to.

Q1: Jason Richardson との日本ツアーが発表されましたね!今のお気持ちはいかがですか?

【LUKE】: 興奮しているよ!THE WORD ALIVE で数回日本に行っているけど、本当に大好きなんだ。君の国は間違いなく僕のフェイバリットの一つだね 。

Q2: How is your impressions about Polyphia, and Li-sa-X? You know, I’ve just interviewed with Lisa, she said she loves Jason Richardson’s “I”. She has good scene, isn’t she? haha.

【LUKE】: I first discovered Polyphia on the tour we just did together in the states. They are a very talented group of guys. I have not listened to Li-sa-X but I’m going to go listen now! I’m sure she is awesome!

Q2: 共演予定の POLYPHIA, Li-sa-X についてはどのような印象をお持ちですか?Li-sa-X は人生を変えたアルバムに Jason Richardson の “I” を挙げていたんですよ(笑)

【LUKE】: POLYPHIA を初めて知ったのは、アメリカでちょうど終わったばかりのこのカップリングツアーだったんだ。本当に才能がある奴らだよね。
Li-sa-X はまだ聴いたことがなかったから、すぐに聴かなくちゃね!彼女は最高だと確信しているよ!

Q3: Anyway, could you tell us about your musical background? What inspired you to start playing drums?

【LUKE】: I listened to bands like Underoath, Slipknot, System of a Down when I was younger & was immediately drawn to it. My dad also played drums when he was younger, so I had that natural knack for playing. I worked around my neighborhood for a year to get my first drumset. Then, I did 3 semesters of marching band, playing traditional grip on the snare drum. I’ve been doing YouTube videos since I was 16, & touring internationally since I was 17.

Q3: ドラムスを始めたきっかけ、音楽的なバックグラウンドについて話していただけますか?

【LUKE】: 若い頃は UNDEROATH, SLIPKNOT, SYSTEM OF A DOWN といったバンドを聴いて、すぐに惹かれていったんだ。父も若い頃ドラムスをプレイしていたから、ある意味生まれつきの才能を持っていたと言えるね。
一年間、近所でバイトをして初めてのドラムセットを買ったんだ。実はそれから3期、トラディショナルグリップでスネアを叩くマーチングバンドでプレイしたんだよ。
You Tube のプレイスルーシリーズは 16歳からアップしていて、17歳からは世界をツアーしているんだ。

Q4: Who do you respect as a musician, or drummer?

【LUKE】: I respect so many musicians & drummers for so many reasons. I think it’s important to try & find the good & positive in anything, even something you might not understand or enjoy. Drummers like Tony Royster Jr, Thomas Lang, Matt Garstka etc. whom I know personally have helped me a lot, each in their own ways. I respect musicians like Death Cab For Cutie, The Reign of Kindo, The 1975.

Q4: リスペクトしているミュージシャン、ドラマーを教えてください。

【LUKE】: 多くのミュージシャン、ドラマーをそれぞれの理由でリスペクトしているよ。僕は何にかんしても、”試して見つける”、”ポジティブである” ことが重要だと思っていてね。特に理解していないことや、楽しめないことにかんしてね。
Tony Royster Jr, Thomas Lang, Matt Garstka といったドラマーは、個人的に知っているんだけど、それぞれのやり方で僕を助けてくれたんだ。
リスペクトするミュージシャンは DEATH CAB FOR CUTIE, THE REIGN OF KINDO, THE 1975 さ。

1459713_695781723766976_1487926969_n

Q5: So, you decided to leave The Word Alive in order to pursue other passions in fall of 2016. Specifically, what is your “other passions”?

【LUKE】: I left The Word Alive because it was simply time for me to do so. I joined when I was 18 & left when I was 23. I saw the world with them & have hundreds of amazing stories, but, I felt it was time to part ways. I ultimately want to be playing in sold out stadiums every night, for the world’s biggest artists. I didn’t feel that was possible with metalcore.

Q5: 昨年の秋にあなたは、別の情熱を追いかけるために THE WORD ALIVE を脱退しましたね。具体的に、その”情熱”とは何ですか?

【LUKE】: THE WORD ALIVE を離れたのは、単純にそうするべき時が来たからさ。18歳でバンドに加入し、23歳で脱退したことになるね。
彼らとは世界を見て、たくさんの素晴らしいストーリーを経験してきたよ。だけど、そろそろ別れの時だと感じたんだ。
究極的には、僕は毎晩ソールドアウトのスタジアムでプレイしたいんだよ。世界的にビッグなアーティストのためにね。メタルコアでその夢は叶わないと感じたんだよ。

Q6: I think “I” of Jason Richardson is one of your “other passions”. What made you play with him?

【LUKE】: Jason & I toured together in our old bands (Chelsea Grin, The Word Alive). Everyone kept talking about how good of a guitar player Jason was, so I watched him play. We started hanging out & eventually wrote the beginning of ‘Fragments’. Then, I broke my foot & had to fly home. He sent me more songs, & I agreed to do drums for the album.

Q6: Jason Richardson の “I” に参加したことも”別の情熱”ではないかと思ったのですが、なぜ彼とプレイすることになったのでしょう?

【LUKE】: Jason と出会ったのは僕たちの昔のバンド、CHELSEA GRIN と THE WORD ALIVE がツアーを行った時だよ。みんながいかに Jason が素晴らしいギタープレイヤーかについて話していたね。だから僕は彼に注目してプレイを見ていたんだ。
それからよくつるむようになって、遂には “Fragments” を書き始めたんだよ。だけど僕は足を怪我してしまってね。家に飛行機で帰らなければならなくなったんだ。
それでも彼はたくさんの楽曲を送ってきてくれたから、僕はアルバムでプレイすることに決めたのさ。

Q7: How was your impression of actually making an album with him? Which song do you like the most on the album?

【LUKE】: Making the album with Jason & Taylor Larson was a great experience. I flew to Taylor’s studio in Maryland, & I think we spent 8 days tracking drums. My favorite song is probably Fragments or Omni.

Q7: 実際に彼と作品を作った感想はいかがですか?また、アルバムで最も気に入っている楽曲はどれですか?

【LUKE】: Jason、それに Taylor Larson とのアルバム制作は、実に素晴らしい経験だったね。
僕は Taylor のスタジオへ行って、おそらく8日間を過ごしドラムのトラッキングを完成させたと思う。フェイバリットソングは、”Fragments” か “Omni” だね。

Q8: Your playthrough movies are really amazing. You covers from metal, djent to emo, punk, EDM. Where is the core of your musical interest? And do you have another project now?

【LUKE】: Thank you! I grew up surrounded by music, my parents & siblings always listening. I love all kinds of music, I’m very open-minded. If it sounds good, I love it. I have a lot of different things in the works, but I can’t say too much just yet.

Q8: あなたのライフワークとも言えるプレイスルー動画は本当に素晴らしいですね。
Metal, Djent, から Emo, Punk, EDM まで幅広く楽曲をカバーしていますが、あなたの興味の中心はどこにあるのでしょう?また、現在他に関わっているプロジェクトはありますか?

【LUKE】: ありがとう!両親や兄弟がいつも聴いていたから、僕は音楽に囲まれて育ったんだ。本当に全てのジャンルを愛しているんだ。
とてもオープンマインドなんだよ。サウンドが良ければ、どんなジャンルでも気に入るんだ。
今はたくさんのプロジェクトを進めているんだけど、まだあまり話すことは出来ないね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED LUKE’S LIFE !!

UNDEROATH “THEY’RE ONLY CHASING SAFETY”

Underoath-Theyre_Only_Chasing_Safety

SYSTEM OF A DOWN “TOXICITY”

SystemofaDownToxicityalbumcover-3

SLIPKNOT “VOL.3 (THE SUBLIMINAL VERSES)”

Slipknot_-_Vol._3-_(The_Subliminal_Verses)

THE REIGN OF KINDO “RHYTHM, CHORD & MELODY”

cover_5301626112010

DEATH CAB FOR CUTIE “TRANSATLANTICISM”

Transatlanticism

MESSAGE FOR JAPAN

Jason-Richardson-Luke-Holland

Thank you for having me in your beautiful country! I can’t wait to be back. Thank you to all of my supporters, I wouldn’t be here without you.

君たちの美しい国に招待してくれてありがとう! 戻るのが待ちきれないよ。僕のサポーターみんなに感謝を伝えたいね。君たちが居なければ今の僕はないからね。

LUKE HOLLAND

LUKE HOLLAND Facebook Page
LUKE HOLLAND YouTube Channel
JASON RICHARDSON Facebook Page
JASON RICHARDSON Featuring LUKE HOLLAND JAPAN TOUR (Creativeman)

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ART OF ANARCHY : THE MADNESS】BUMBLEFOOT SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH RON “BUMBLEFOOT” THAL !!

13118946_1733879800186094_4744865948529704724_n

Mega-Super Group, Art Of Anarchy Seek To Reinvent Themselves From 90’s Glory, With New Masterpiece “The Madness” !!

DISC REVIEW “THE MADNESS”

90’s~00’s にかけて人気を博した “オルタナティブメタル” の空気をリフレッシュし、見事現代へと再誕させる US スーパーグループ ART OF ANARCHY が、傑出した2ndアルバム “The Madness” をリリースしました!!極上のコンポジションに5人の個性が溶け合った揺るぎなきロックのメタモルフォーゼは、極限まで多様化したシーンに王道の何たるかを見せつけています。
ART OF ANARCHY は、ギターとドラムスをプレイする双子の Votta 兄弟と、GUNS N’ ROSES で気を吐いていたマエストロ Ron “Bumblefoot” Thal が意気投合し始まったバンドです。そこに、STONE TEMPLE PILOTS や VELVET REVOLVER で活躍した天賦のシンガー Scott Weiland, DISTURBED の切れ味鋭いベースマン John Moyer が加わることで、大きな注目と期待を集めるメガアクトが誕生したのです。バンド全員のレコードセールス(当時)は1億5000万枚と言うのですから、数字の面からも彼らの凄みは伝わるでしょう。
セルフタイトルのデビュー作をリリース後、Weiland はバンドを脱退。アルバムをプロモートするツアーを拒否した彼は結局、人生を通じて苦しんできた薬物との戦いに敗北し、命を落としてしまいました。
バンドは Weiland の後任に CREED の Scott Stapp を指名します。実は2014年には Stapp も薬物問題、さらには路上生活にまで転落するなど負の話題で世間を騒がせましたが、彼は挑戦し困難に打ち勝ちました。そして Weiland と同様、まさに時代の寵児として活躍した Stapp の加入は再度バンドのエンジンに屈強なエナジーを注ぐ結果となったのです。
“The Madness” には、ただスーパーグループという事実以上のケミストリー、そしてメッセージ性が間違いなく存在します。Ron がインタビューで語ってくれた通り、Votta 兄弟のアリーナロック、DISTURBED の鋭利でマスマティカルなリフワーク、CREED の瑞々しく雄大なメロディー、そして Bumblefoot、もしくは “Chinese Democracy” の型破りで独創的なアイデア全ては淀みなく渾融し、濃密なマグマとなって作品を流動します。
オルタナティブが王道へと以降した21世紀初頭のソリッドな空気を DNA に深く刻んだ5人の古兵たちは、しかし同時に時代の推移により”オルタナティブであること” から遂に解放され、その雄弁なコンポジション、華麗なテクニック、そして唯一無二のタレント性を制限なくここに開花させているのです。
また、アルバムタイトル “The Madness” が表象するように、作品にはまさに Stapp が苦しんできた”狂気”がそのまま描かれています。新たなアンセム “1,000 Dgrees” では「僕自身が最悪の敵だ。僕は呪われている。」と当時の地獄を独白し、至上のバラード “Changed Man” では「もう一度チャンスをくれないか?僕は変わったんだ。家に帰る時が来たんだよ。」と最愛の妻に過去の自分との決別を告げます。果たして妻は “With Arms Wide Open” で待っていてくれたのでしょうか?
とにかく、”僕たちはこのアルバムを Scott、そして同じチャレンジに直面する人たちの成功に捧げることとしたんだ” と Ron が語るように、作品はアメリカが抱える大きく暗い闇に対する贖いとして生を受けました。自身の魂を声と詩に宿した Stapp の歌唱には深みとリアルが込められ、その美しく、切なく、雄々しく、そして芳醇なメロディーは懺悔であり赦しであり、希望の灯火でもあるように聞こえます。
アルバムの主役は間違いなく Stapp ですが、Ron のトリッキーでカラフルなギターワークが作品にクリエイティブで類まれなる神通力のようなフックをもたらし続けていることは記して置かなければなりませんね。
指ぬき、フレットレス、ロングスケールなど様々な武器を持つ “Bumblefoot” ですが、インタビューでも語ってくれたように彼は決して楽曲の破壊者ではありません。ソロプロジェクト、ガンズ時代を通して歌ものに強い拘りを持ち、エモーショナルで耳に残りリピートを誘うギターフレーズを追い求めてきた彼の真価は “Somber” のアメジストのように燐光を発するソロパートに集約されているのかもしれませんね。
王道とは何か。彼らの”王道”の先には必ず唯一、アリーナでシンガロングし、拳を振り上げるファンの姿が透けて見えます。彼らにはもはやトレンドを意識する必要などありません。ただ、キャッチーでフックと起伏に満ちたアルバムは、エゴを廃し全てが楽曲とストーリーに捧げられ、世代を超えて愛される魔法を備えた新たな栄光への幕開けであると信じます。
今回弊誌では、Ron “Bumblefoot” Thal にインタビューを行うことが出来ました。余談ですが、再発が決定した彼の2ndアルバム “Hermit” もぜひ併せて聴いていただきたいと思います。変態としてのみ語られがちな彼ですが、FAITH NO MORE や RAGE AGAINST THE MACHINE のインテンスと独特のポップセンス、そしてユニークなギターファンタジーをミックスした極上のコンポジションが炸裂した名作。どうぞ!!

16143304_1852295201677886_7970296710421173317_n

ART OF ANARCHY “THE MADNESS” : 9.8/10

INTERVIEW WITH RON “BUMBLEFOOT” THAL

bumblefoot2015promo_638

Q1: First of all, we lost iconic singer, Scott Weiland. Could you tell us about him and his passing?

【RON】: I was very sad to hear about his passing, and wish he could have overcame his struggles, for himself, his family & loved ones.

Q1: 私たちは Scott Weiland という素晴らしいシンガーを亡くしました。まず彼と彼の死にに対するお気持ちを聞かせていただけますか?

【RON】: 彼が亡くなったことを聞いてとても悲しかったよ。彼自身、彼の家族、そして愛する人たちのために、彼が苦しみを克服出来ることを祈っていたんだけどね。

Q2: You nominated Scott Stapp of Creed for his successor. It seems to be best choice for the band. Please tell us how he become a member of your band? What do you like him?

【RON】: After the first Art Of Anarchy album was released (with Scott Weiland on vocals) we knew we would need a new singer. Scott Stapp was the first choice, we met with him in August 2015 and we jammed in a rehearsal room, with nothing planned musically, just to see how our chemistry was. We started writing a song just from jamming. We spoke about what we were looking for in life, not just musically, and we saw things the same way. We knew this would work.

Q2: Weiland の後任には CREED の Scott Stapp を指名しましたね?最高の選択だと思います。彼がバンドに加わった経緯を教えてください。また、彼のどういったところが気に入っていますか?

【RON】: Scott Weiland と作った ART OF ANARCHY のデビュー作がリリースされた後、僕たちには新しいシンガーが必要だと分かったんだ。Scott Stapp はファーストチョイスだったね。
僕たちは2015年の8月に彼と会って、リハーサルルームでジャムったんだ。音楽的な計画は何もなかったよ。ただ、僕たちのケミストリーを確かめるためだったね。
僕たちはそのジャムから楽曲を作り、音楽とは別に人生で求めるものについて話し合ったんだ。どうやら同じ方向を向いているように思えたね。そこで上手くいくと分かったんだよ。

Q3: You know, Weiland was in Stone Temple Pilots. And Stapp is in Creed. Of course, John Moyer is a core member of Disturbed. More over, you were debut from Shrapnel but “The Adventures of Bumblefoot”, and “Hermit” was not a “typical Shrapnel” records. I mean Art of Anarchy is definitely an aggregation of Legends in the fascinating 90’s~00’s. Do you agree that?

【RON】: You can hear elements of this era in our music, yes, it’s in our blood. Ahhhh, speaking of the Shrapnel records, I just remixed the Hermit album, it sounds like a whole new album! I added bonus tracks to both albums, and they’re being re-released through The Orchard record label. http://www.pledgemusic.com/projects/bumblefoot

Q3: あなたは Shrapnel からデビューしたものの、その音楽は典型的な Shrapnel のものではありませんでした。そして STONE TEMPLE PILOTS, CREED, DISTURBED。バンドには魅力的な 90~00年代のオルタナティブレジェンドが集合したとも言えますね?

【RON】: 勿論、君たちは、僕たちの音楽からあの時代の要素を聞くことが出来るよ。うん、それは僕たちの血だからね。
Shrapnel Recods と言えば、”Hermit” のリミックスを終えたところなんだよ。まるで完全な新作のようなサウンドになったよ!デビュー作と “Hermit” のリミックスバージョンは、ボーナストラックを加えて The Orchard Record から再度リリースされるんだ。ここからチェックしてみてね。http://www.pledgemusic.com/projects/bumblefoot

Q4: Anyway, how was the writing process? I feel “The Madness” is the next chapter of AoA. Diverse group of talent and a uniquely melodic and aggressive sound are in this timeless-classic. What was the goal of “The Madness”?

【RON】: We got together late September 2015, the five band members in a room in New York for a week-and-a-half, writing together from scratch, jamming, demo’ing ideas, making songs. We wrote half the album during that time. After that we’d get together between our touring schedules for more writing and recording, video shoots. This continued through 2016, until the album was finished. When we started writing the album we didn’t have a sound in our minds, we just followed our instincts and let the sound organically find itself. Everyone added something honest and authentic, you can hear the combination of personalities… Moyer has a modern edgy sound, the Votta brothers are more old-school metal, Scott is a master of melodies and lyrics, and I add more theatrical writing, Beatles & Queen inspirations, production ideas, the fretless guitar, and taking things a bit ‘outside the norm’…

Q4: ライティングプロセスはいかがでしたか?”The Madness” はまさにAoAにとって新たな章の幕開けだと言えます。グループの多様な才能が纏まり、ユニークなメロディーとアグレッシブなサウンドが調和した傑作ですね。定めた作品のゴールはどういったものでしたか?

【RON】: 2015年9月の後半に僕たちは集まったんだ。ニューヨークの部屋で5人のメンバーが1週間半、ゼロからジャムってアイデアを纏め楽曲を作ったんだ。その期間にアルバムの半分は書き終えたよ。
その後僕たちは、ツアースケジュールの合間を縫って作曲、レコーディング、ビデオ制作を進めていったのさ。2016年はアルバムが完成するまでそれを続けていたね。
アルバムの作曲を始める時、意識的にサウンドを想定する訳ではないんだ。ただ本能に従って、サウンドが自然と形になるのに任せるだけさ。全員が正直に、熱意を持って作品に貢献したよ。
アルバムを聴けば個性の結合が伝わるはずさ。Moyer はモダンでエッジーなサウンド、Votta 兄弟はよりオールドスクールなメタル、Scott はメロディーとリリックのマスター。そして僕はよりシアトリカルな作曲、THE BEATLES, QUEEN のインスピレーション、プロダクションのアイデア、フレットレスギター、後は”どこかおかしな”感覚を加えている訳さ。

17835151_1891557757751630_3349817914534765001_o

Q5: Where did the idea of title, artwork of “The Madness” come from? Could you tell us about the concept of the album?

【RON】: In the artwork, the birds represent good (the dove) and evil (the raven) pulling at the mask. The mask represents how there’s more that lies beneath a person, things run much deeper than what people show on the outside. In reference to the lyrics, it’s the light (the freedom, healing) and dark (fear, pain, the ‘madness’) that pull at us. Scott overcame personal challenges, he triumphed over adversity, he made it through to ‘the other side’ and in honor of this, we dedicated the album to this success, for Scott and for anyone who has faced this challenge.

Q5: “The Madness” のタイトルやアートワークのアイデア、コンセプトについて教えてください。

【RON】: アートワークでは、鳩が善の象徴として、カラスが悪の象徴としてマスクを引っ張っているね。つまりマスクは、人間がいかに嘘を隠しているか、人が表面に出している姿はいかにその内面の一部にしか過ぎないかを表しているんだ。
歌詞もそのことに関連しているよ。自由、癒しという光の一面と、恐怖、苦痛、”狂気”という闇の一面が僕たちを引き合っているんだ。
Scott Stapp は個人的な挑戦を乗り越え、逆境に打ち勝ち、遂に “反対側” へと到達することが出来たんだよ。(Stapp も Weiland と同様、薬物の問題に苦しんでいた) この名誉を持って、僕たちはこのアルバムを Scott そして同じチャレンジに直面する人たちの成功に捧げることとしたんだ。

Q6: Thimble, “Vigier” strange shaped guitar, fretless, long-scaled…You really have your own realm. Regarding guitar technique, skill, what was the most challenging song for you in this album?

【RON】: The solos for “Echo Of A Scream”, “Somber”, “1000 Degrees” and “Afterburn” have more speed, but that doesn’t make them more difficult, the slower songs can be more challenging, like “Changed Man”- it sounds like a simple song, but writing the songre-writing and re-writing, playing with the right dynamics, the right tone, the right touch, the right arrangement of guitar parts that complimented each other, parts that supported the vocals, the layers in the bridge…
Skill and technique isn’t only *speed*, it’s playing the right way for the song, for the emotion and energy you want people to feel.

Q6: 指ぬき、フレットレス、ロングスケールなどあなたのギターは独自の領域を築いていますが、ギターテクニック的に、作品で最もチャレンジングな楽曲はどの曲でしたか?

【RON】: “Echo Of A Scream”, “Somber”, “1000 Degrees”, “Afterburn” はスピードが必要とされたね。だけどだからといってそういった楽曲が難しかった訳じゃないよ。スロウな楽曲の方がチャレンジングだったな。”Changed Man” のようなね。シンプルに聴こえるだろうけど、何度も何度も書き直したね。正しいダイナミクス、正しいトーン、正しいタッチ、正しいアレンジメント、ボーカルをサポートするパート、レイヤーされたブリッジ……。
つまりスキルとテクニックは”速さ”だけで計られるものではないんだよ。楽曲のため、エモーションのため、リスナーへ届けたいエナジーのために正しい方法でプレイされなければならないよ。

Q7: Actually, I love “Chinese Democracy”. And definitely, your fretless guitar made the record more unique. What kind of emotion do you have in Gun N’ Roses now? And what is the best memory of your Guns era?

【RON】: My favorite memory is playing the “Bridge School Benefit” acoustic concert in 2012, it’s a non-profit charity event held annually in California. All proceeds go to the Bridge School, they’re a school that helps people with speech and physical impairments through education and technology. The stage had a big platform where children and their parents were, and we played in front of them. I’d run back to the kids and hold their hands and have them strum my guitar as we played, it was one of my favorite shows we played, it was about a greater good.

Q7: “Chinese Democracy” は素晴らしいレコードでした。リユニオンを果たした現在の GUNS N’ ROSES についてはどう思っていますか? また、あなたが在籍した時代の最高の思い出を教えてください。

【RON】: ガンズ時代、最高の思い出は2012年に “Bridge School Benefit” でアコースティックコンサートを行ったことだね。毎年カリフォルニアで開催される、非営利のチャリティーイベントなんだけど、全ての収入は Bridge School に渡るんだ。彼らはテクノロジーや教育を通して言語や身体に障害を持つ人たちを助ける学校なんだよ。
ステージには子供たちとその両親のためにプラットフォームが用意されていてね。僕たちは彼らの目の前でプレイしたんだよ。
僕は子供のころを思い返し、彼らの手を取って、ガンズがプレイしている時に僕のギターをかき鳴らさせてあげたんだ。本当に大好きなショウの一つだね。大義のためだったからかな(笑)

Q8: So, could you tell us about your solo works and another projects? Regarding solo works, you released amazing “Little Brother Is Watching” in 2015. You seems to like playing everything without drums in your own record. You know, there is a rumor that you’ll play Mike Portnoy…isn’t it?

【RON】: Thank you! There are music videos from the album “Little Brother Is Watching”. I’ve been playing solo shows in Asia, India, the Middle East, Europe, North and South America…for my own Bumblefoot albums, I want to give as much of myself as I can songwriting, playing the instruments, lyrics, singing, production, everything except drums.I’ve also done some recording and touring with Metal Allegiance (featuring members of Testament, Death Angel), with Platinum Rock All Stars (featuring members of Yes & Asia, Rascals, Vanilla Fudge & Cactus, Whitesnake & Dio),tour with De La Guitare with Robben Ford and Larry Carlton, jams with Joe Perry, Steve Morse, Jeff Watson, Paul Gilbert, Andy Timmons, Kiko Loureiro at music events, and guitar Gods tour with Yngwie Malmsteen. I’ve been working with U.S. Embassies to conduct music events around the world with local musicians, and fundraising events for charities. There’s a school in the UK for kids that focuses on band performance called Bumblefoot Rock Project (http://bumblefootrockproject.com/) and I teach a week-long music camp every year on the Greek island of Corfu called Corfu Rock School (http://www.corfurockschool.com/ ), that’s coming up in July.

Q8: ソロアルバムや他のプロジェクトの予定を教えていただけますか? 2015年にリリースした “Little Brother Is Watching” は素晴らしい作品でしたね。Mike Portnoy とプレイするという噂も出ていますが…?

【RON】: ありがとう!ソロアルバム “Little Brother Is Watching” のMVも見てほしいな。”Bumblefoot” のアルバムでは、ドラムス以外、作曲も、楽器も、歌詞も、歌も、プロダクションも、できる限り全て自分でやりたいんだ。
ずっとソロプロジェクトのショウを続けていたんだよ。アジア、インド、中東、ヨーロッパ、南米、北米と回っていたね。TESTAMENT や DEATH ANGEL のメンバーをフィーチャーした METAL ALLEGIANCE、YES, ASIA のメンバーをフィーチャーした Platinum Rock All Stars のレコーディングとツアーも行ったね。他にも、Robben Ford, Larry Carlton との De La Guitare ツアー、Joe Perry, Steve Morse, Jeff Watson, Paul Gilbert, Andy Timmons, Kiko Loureiro とのイベント、Yngwie Malmsteen との Guitar Gods ツアーもあったな。
US 大使館とも仕事をしていて、世界中で地元のミュージシャンとのイベントを企画したり、慈善団体の募金イベントも行ったよ。 UKには Bumblefoot Rock Project(http://bumblefootrockproject.com/ )というバンドのパフォーマンスに焦点を当てた子供たちのための学校があり、毎年1週間、ギリシャの島でコルフロック・スクールというミュージックキャンプも行っているね(http://www.corfurockschool.com/ )。それは7月にやるよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED RON’S LIFE !!

KISS “ALIVE”

Kiss_alive_album_cover

I heard this album when I was five years old, this is what immediately made me want to be a musician. By age six, I had a band, we would write songs, make home-made demos and merch and put on shows around the neighborhood. It all started when I heard this album.
5歳の時に初めて聴いたんだ。すぐにミュージシャンになりたいと思ったね。6歳になるまでには、僕はバンドを結成し、楽曲を書き、手作りのデモとマーチを作り、近所でショウをやっていたよ。全てはこのアルバムから始まったんだ。

THE BEATLES “MAGICAL MYSTERY TOUR”

519QF9E7MFL

I love the Beatles, but it was the production of George Martin that really affected me. The cello lines, the orchestral arrangements, the production turned songs into masterpieces, and made me want to be a producer.
僕は THE BEATLES を愛しているよ。だけどそれは George Martin のプロダクションで、本当に影響を受けたね。チェロのライン、オーケストラのアレンジ、彼のプロダクションは楽曲を傑作に変え、僕をプロデューサーになりたいと思わせたんだ。

YES “GOING FOR THE ONE”

517NHS251FL

only five songs, but some of the best arranging and composing I had ever heard. I remember hearing it for the first time, there was so much going on, I felt like I was at the circus, in a good way, it felt like someone suddenly flipped a switch that doubled the voltage to all my senses. It was overwhelming, in the best possible way.
5曲だけだけど、僕が聴いてきた中でもベストのアレンジとコンポジションの一つだね。最初にこのアルバムを聴いた時のことを覚えているよ。あまりに沢山のことが起こっていたから、まるでサーカスのようだと感じたね。誰かが突然、電圧を倍増させたスイッチを僕の全ての感覚に反転させたというか。とにかく最高の方法で圧倒されたね。

VAN HALEN “FAIR WARNING”

Van_Halen_-_Fair_Warning

I heard this album for the first time when I was twelve years old, it was the first time I heard Van Halen, I heard the intro to the song Mean Street. I never heard a guitar make that kind of sound. It changed the way I thought about guitar. I started getting experimental with technique, guitar building, songwriting…
12歳の時にこのアルバムを初めて聴いたんだけど、”Mean Street”のイントロ、それが VAN HALEN 初体験だったんだ。こんなサウンドのギターは聴いたことがなかったよ。ギターに関する考えを変えられたね。それからはテクニックやギター中心のソングライティングを実験するようになったんだ。

IRON MAIDEN “KILLERS”

Iron_Maiden_Killers

I was browsing a record store and pulled out the Killers album. The album cover got me curious. I went home and listened to it, and a half hour later I begged my parents to take me back to the record store so I could get Maiden’s first album. I was an instant Maiden fan. I’d paint Iron Maiden album covers on the backs of dungaree jackets as a kid, to earn money to buy music gear. I saved up enough to buy a 1983 Ibanez Roadstar guitar that I eventually turned into the “Swiss Cheese” guitar. This would be my main guitar, I toured the world with that guitar and recorded all of my albums with it for thirteen years.
お店で何となくレコードを見ていて、”Killers” を手に取ったんだ。奇妙なアートワークだと思ってね。家に帰って聴いてみたんだけど、30分後には両親にレコード店へもう一度連れて行ってと頼んでいたよ。そうして IRON MAIDEN のファーストアルバムも手に入れたんだ。まさにその瞬間、メイデンファンになったね。
子供用のダンガリージャケットの背中に自分でメイデンのアルバムカバーを描いたりしてね。メタル用の機材を買うためにお金を貯めたよ。1983年の Ibanez Roadstar をやっと買ったんだけど、実はそれが後に “スイスチーズ” ギターとなるんだよ。僕のメインギターで、あのギターで世界中をツアーし、14年間全てのレコーディングを行ったんだ。

MESSAGE FOR JAPAN

AOA

Q: Finally, I read it in one interview, you said “It’s meaningless to practice 8 hours, practice 2 hours and enjoy life with the rest of time”, haha. Message for Japanese fans and young guitar players!
Q: 昔あるインタビューで、「1日に8時間も練習するなんて意味がないよ。2時間練習して残りの時間で人生を楽しもう。」というメッセージを読んだのですが、今はどうでしょう?改めて日本のファンにメッセージをお願いします!!

I still believe this. There’s a limit to how much you can physically improve your technique in a day. But there’s no limit to what you can experience, and the stories and emotions you’ll be able to share through your music. The best way to make interesting music is to live an interesting life. Live it to the fullest.

今でもその言葉を信じているよ。身体的なテクニックが1日に進歩する幅には限りがあるんだよ。だけど君が経験出来ること、音楽を通してシェア出来るストーリーやエモーションにリミットはないんだからね。興味深い音楽を作る最善の道は、興味深い人生を送ること。精一杯生きようね( 笑 )

RON “BUMBLEFOOT” THAL

ART OF ANARCHY Facebook Page
ART OF ANARCHY Official Site
CENTURY MEDIA Official Site
SONY MUSIC SHOP “The Madness” 日本盤
BUMBLEFOOT Facebook Page
BUMBLEFOOT Official Site

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!