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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GIZMODROME : GIZMODROME】JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ADRIAN BELEW OF GIZMODROME !!

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The Police, PFM, Level 42, And King Crimson Got Together, Making An Strange But Absolutely Fantastic Record As Gizmodrome !!

DISC REVIEW “GIZMODROME”

ロック四半世紀の時を刻む、四人の傑出したミュージシャンが集結したスーパーグループ GIZMODROME が唯一無二の色彩を放つデビュー作 “Gizmodrome” をリリースしました!!マエストロが紡ぐ多彩かつユニークな “パンクプログ” “プログレッシブポップ” の造形は、ある種定型化したシーンに贖いがたい魅力的な誘惑を放ちます。
THE POLICE の大黒柱 Stewart Copeland を中心として、鍵盤の魔術師 PFM の Vittorio Cosma、LEVEL 42 のスラップキング Mark King、そして KING CRIMSON のギターイノベーター Adrian Belew が参集。GIZMODROME はパンク、ポップ、ニューウェーブが花開いた80年代初頭の風をプログレッシブのテクニックに乗せて運ぶ素晴らしき “Gizmo” “仕掛け” の体現者だと言えるでしょう。
「レコーディングの鍵は素早さだったね。長々と時間をかけることなく、ただ楽しんで行ったんだ。」 と Adrian が語る通り、アルバムは音楽本来のワクワク感、楽しさ、多幸感に満ちています。
アルバムオープナー、”Zombies In The Mall” は GIZMODROME の “生態” を目の当たりに出来る楽曲かも知れませんね。THE POLICE が遺したポップパンクの遺産と、LEVEL 42 のジャズファンクが、プログレッシブなポルカの上でダンスを踊る奇跡。Stewart 自らがプレイしたというトロンボーン、Adrian の巧みなアコースティックギターも重要なアクセントになっていますね。
実際、バンドはポップパンク、ロック、ジャズファンク、プログレッシブという異なるジャンルから一名づつ選抜されたハイブリッドな “多音席軍”の 顔を持ちます。そしてその4人の選ばれしヴァーチュオーソは究極に楽しみながら、ユーモラスなまでにエクレクティックな音楽のショーケースを披露しているのです。
“イタリア” というロケーションが、この自由で楽観的なムードに更なる追い風となった可能性もありますね。Stewart もレコーディングにおいて、話題の大半が音楽ではなく、パスタやピザについてだったと認めています。
勿論、GIZMODROME のフレキシビリティーが Frank Zappa に通じると感じるリスナーも多いでしょう。事実、レコードの大部分でリードボーカルを務めた Stewart のモノトーンな声質やイントネーションは、Zappa のそれと近いようにも思えます。
インタビューで Adrian が語る通り、Adrian & King のメロディックなコーラスが Stewart のボーカルを際立たせ、VAN HALEN におけるダイヤモンドデイヴの如く極上のストーリーテラーに仕立てあげている部分も、マルチに歌えるバンドならではの実に興味深いチャレンジですね。”Summer is Coming” の BEACH BOYS もしくは TOTO を想起させるコーラスワークは、まさに GIZMODROME の豊潤な可能性の一つだと言えるでしょう。
もしかしたら GIZMODROME は最も成功した音楽の “Back to the Future” なのかも知れません。「僕は二つの要素をミックスするのが好きだね。テクノロジーとオーガニックをね。」 と Adrian が語るように、確かに “Gizmodrome” には古き良き時代の大らかな空気と、現代的なサウンド、コンテンポラリーで多様な創造性のエッセンスが奇想天外に共存しています。
“American People” を文字ったユーモラスな “Amaka Pipa” はまさにその象徴でしょう。Stewart のトライバルなリズムは、Adrian の異質でしかし温もりのある “Foxtone” と溶け合いラップ調のボーカルを誘います。ジャズのビートやブルースの精神まで内包したユニークかつ多彩な一曲は、ルーズで発想豊かなジャムセッションのムードとモダンなデザインを共有するバンドのランドマークなのかも知れませんね。
それにしても Rolling Stone 誌 “100 Greatest Drummers of All Time” で10位にランクした Stewart のドラミングはやはり伊達ではありませんね。左利きにも関わらず右利きのセットでプレイする彼の稀有なスタイルは、スネア、リムショット、ハイハットのダイナミズムに特別な魔法をかけ、THE POLICE 時代から培ったレゲエを初めとする世界中のリズムを見事にロックと融合させています。”Gizmodrome” の楽曲の大半がワールドミュージックを隠し味としているのは、Stewart がメインコンポーザーであることと密接にリンクしているのです。
今回弊誌では Adrian Belew にインタビューを行うことが出来ました。”Stay Ready” は象徴的ですが、彼の風変わりでイタズラ心満載のリックがなければ作品の魅力は半減していたことでしょう。さらには KING CRIMSON, Robert Fripp に対する愛憎入りまじる複雑な感情を、これほど顕にしたインタビューは世界でも初めてかも知れません。来年4月には来日公演も決定しています。どうぞ!!

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GIZMODROME “GIZMODROME” : 10/10

INTERVIEW WITH ADRIAN BELEW

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Q1: First of all, I heard that you talked to Robert Fripp the other day, are not you? I think that it was a long time no conversation between you and Robert, how did you feel? What specifically did you talk about?

【ADRIAN】: It had been 4 years since we had spoken. That is a long time! In that interim I had many mixed feelings. I was mostly hurt that I was no longer a part of the band. I had considered it a partnership, especially between myself and Robert as guitarists and writers. Therefore I did not accept that it was “one person’s band” and that one person (Robert) could make such changes on his own. I now see I was wrong and I have come to terms with it. Over those 4 years I immersed myself in the “reconstruction” of my solo career, which had often been set aside in order to work with King Crimson. I decided to try new things and become super-active. I did a Pixar film which won an Oscar. I created a new musical format specifically for my ideas called FLUX and recorded hundreds of things for its content. I invented (with a lot of technical help) 2 award-winning apps. I toured the world repeatedly with the Adrian Belew Power Trio, and wrote more songs and music than ever before. In hindsight, I would have been too busy to be in the new line-up of Crimson!
Robert and I mostly spoke of positive things. He kindly congratulated me on my work and the Oscar and talked excitedly about Gizmodrome, which he seems excited about. Then there were some personal moments where I opened up to him and expressed some of my grievances, but that didn’t last very long. I told Robert I loved him and missed him. After that we talked about whether or not I would accept the title “ninth man inactive”. Robert explained that for him this “ninth man inactive” concept connotated a willingness on my part to stay in the “Crimson family” in an inactive role until called upon to perhaps re-join the band. I agreed to accept that role. After that we talked joyfully about our past and left it at that. A very positive conversation. In reality, nothing much has really changed, but it feels better!

Q1: つい先日、Robert Fripp と久々に話したそうですね?

【ADRIAN】: 彼と最後に話してから4年が過ぎていたね。とても長い時間だよ!その4年の間、僕は沢山の複雑な感情を持つこととなったね。その大部分は、僕がもう KING CRIMSON の一部ではなくなったことに対する傷心だったんだ。
僕はあのバンドをパートナーシップだと考えていたんだ。特にギタリスト、ソングライターとしての僕と Robert の関係をね。だから、KING CRIMSON が “ワンマンバンド” で、その “ワンマン” Robert があのような大変革を独断で決めてしまった事実を受け入れることが出来なかったんだ。今では、僕が誤っていたことを認め、折り合いをつけているよ。
この4年間、僕はソロ活動の “再建” に没頭していたんだ。KING CRIMSON の仕事をするためにしばしば脇に置かれて来たからね。新しいものを試して、スーパーアクティブになることを決めたんだよ。
オスカーを獲得したピクサーの映画を手がけたね。僕のアイデアで FLUX という新たな音楽フォーマットを作り、そのコンテンツのために沢山レコーディングもしたよ。技術面の援助を受けて、二つの賞を獲得したアプリも開発したんだ。Adrian Belew Power Trio で何度も世界中をツアーしたし、以前より多くの楽曲や音楽も書いているよ。振り返ってみれば、忙しすぎてクリムゾンの新たなラインナップに加わる暇はなかったかも知れないね!
Robert と僕は主にポジティブな話をしたよ。彼は親切にも、僕の仕事やオスカー獲得を祝ってくれたんだ。GIZMODROME についても話したよ。彼はエキサイトしているようだったね。
それから個人的な話をしたよ。僕は彼に心を開いて重荷の一部を話したんだ。ただ、あまり長くは続かなかったね。僕は Robert に彼を愛しているし、寂しいと伝えたんだ。
その後、僕たちは僕が「9番目の活動していないメンバー」を受け入れるかどうかについて話したね。Robert は彼にとってこの概念は、僕がバンドに再加入するまでの非活動的な役割で、”クリムゾンファミリー” に留まる意思を内包していると説明したね。僕はその役割を受け入れることに同意したよ。
後は、昔のことを楽しく話して切り上げたんだ。とてもポジティブな会話だったね。現実で何かが大きく変わった訳じゃないんだけど、気分は良くなったよ!

Q2: Robert said, “Adrian has rejoined the larger family – hooray! – and doors to the future are open. “. So, now
you are in the position “ninth man inactive”, but do you think that you want to get involved in King Crimson more?

【ADRIAN】: I think it’s possible, but I have no idea when. At this moment the current King Crimson is busy continuing to play live shows. As for myself, I have my plate full with the future of Gizmodrome as well as continuing shows with the Celebrating David Bowie show and touring with the Adrian Belew Power Trio. I’m very actively writing new material either for Gizmodrome or for FLUX, my ever-changing music format, and I’m sure other things will be offered. So, we’re all very busy now. Let’s see what the future holds. I’m sure it will be awesome!

Q2: Robert は 「また Adrian がクリムゾンファミリーに帰ってきたよ!未来へのドアはいつでもオープンだよ。」 と語っていましたが、あなた自身は “活動していない9番目” のメンバーというポジションから、さらによりバンドに関わりたいと思っているのでしょうか?

【ADRIAN】: 起こりうると思うよ。いつになるかは分からないけどね。現時点で、KING CRIMSON はライブでプレイし続けることに忙しいからね。
僕に関しても、GIZMODROME の未来、David Bowie のセレブレーション、Adrian Belew Power Trio のツアーでいっぱいいっぱいだしね。
僕は精力的に GIZMODROME と FLUX の新たなマテリアルを書いているんだ。他のこともやらなければいけないしね。だから全員が今は忙しいんだよ。未来に何が起こるか楽しみにしよう。きっと素晴らしいものになるよ!

Q3: Recently, Trent Reznor started Nine Inch Nails again. You joined NIN in 2013 officially, but left the band in a very short term, six months. What happened at that time? And have you contacted with Trent now?

【ADRIAN】: Actually I rehearsed with the band for just 17 days. By that time it was apparent I was not needed. Trent’s original offer was that he and I would “re-invent” the sound of NIN, but as the actual rehearsals began I think he changed his mind. By the end of 17 days I had learned 21 Nine Inch Nails songs, all of them exactly like the records, none of them “re-invented”. Had NIN stayed with that approach (which they did)I would have been playing songs exactly the same way every night for the next year and a half. That is not what I do best. It wasn’t right for either of us. I’ve had no contact with Trent since, but I bear no ill feelings towards him.

Q3: 近年、Trent Reznor は NINE INCH NAILS の活動を再開しています。あなたは2013年、公式にNINに加入しましたが、6ヵ月という短い期間で脱退しましたね?

【ADRIAN】: 実際は、NIN とリハーサルを行ったのは僅か17日間だけだったんだよ。その期間で、僕が必要ないことは明らかに思えたね。
元々、Trent のオファーは彼と僕で NIN のサウンドを “再考案” することだったんだ。だけど実際にリハーサルが始まると、彼は心変わりしたようだったね。17日間の間に、僕は NIN の楽曲を21曲覚えたんだけど、その全てがレコード通りだったんだよ。どの楽曲も “再考案” なんてされなかったんだ。
もし、NIN がそのアプローチを続けるのであれば、僕は次の1年半を全く同じように楽曲をプレイして行かなければならなかったんだ。それがベストだとは思えなかったね。お互いにとっても正しい選択ではなかったんだよ。
今はもう Trent とコンタクトを取っていないんだけど、彼に対して悪い感情を抱いている訳ではないよ。

Q4: Anyway, let’s talk about your new journey, Gizmodrome! Adrian Belew, Stewart Copeland, Mark King, Vittorio Cosma. OK, definitely it’s amazing supergroup! How did this “Great Four” come to be?

【ADRIAN】: Long story short, Stewart and Vittorio worked together every summer in Italy on different projects, all of which were called Gizmo. During that period they wrote some songs with no particular object in mind. Two summers ago they contacted me to ask me to join them in Italy for their summer project. I couldn’t make it the first summer but I came the second summer. I was expecting just to add some guitar parts to a Stewart Copeland project. But by then they had evolved their hopes into starting a new band to include myself and Mark King. So, they tricked me! After the first two days of recording, I knew in my heart this had to be a band, it was too special not to share it with the world.

Q4: では、あなたの希望に満ちた新たな旅路 GIZMODROME について話しましょう。まずはこのスーパーグループ結成に至る経緯を話していただけますか?

【ADRIAN】: 手短に言うと、Stewart と Vittorio は毎夏イタリアで共に仕事をしているんだ。その異なるプロジェクトを総称して GIZMO と呼んでいるんだけどね。その期間に、彼らは特別な目的を意識することなくいくつか楽曲を書いたんだ。
2年前の夏に、2人は僕にイタリアでその夏のプロジェクトへ加わって欲しいとコンタクトを取って来たんだよ。最初の夏は参加出来なかったんだけど、次の夏は参加出来たね。
最初、僕はただ Stewart Copeland Project にいくつかのギターパートを加えることだけ期待されていたんだよ。だけど、それから彼らの望みは、僕と Mark King を含む新たなバンドを立ちあげる所まで進展したんだよ。つまり彼らは僕を騙したんだ!
レコーディングの最初の2日間を終えて、僕は心の中でこれはバンドにするべきだと知ったんだ。あまりに特別過ぎて、世界にシェアしないなんて勿体ないとね。

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Q5: So, King Crimson you belonged to, and Stewart’s The Police were active at the same time, early 80’s. Are you two conscious of each band’s music and the talent of the members?

【ADRIAN】: Oh, of course. Our paths never crossed back then, we were on different orbits so to speak, but how could you not know The Police if you were a music fan in the 80’s? For me, they were one of the last “hit” bands I paid attention to.
Great musicians playing well-crafted songs. As for Stewart, I have always considered him in the top 5 of rock drummers who changed the world of drumming.

Q5: あなたが所属していた KING CRIMSON と Stewart の THE POLICE は80年代初頭、同時期に活動していましたね。当時、お互いに意識する部分はありましたか?

【ADRIAN】: うん、勿論だとも。当時、僕たちの道が交わることはなかったけれどね。言ってみれば異なる軌道に乗っていた訳だからね。だけど、80年代の音楽ファンで THE POLICE を知らないなんてあり得ないでしょ? 僕にとって彼らは注目を払った最後の “ヒット” バンドなんだ。偉大なミュージシャン達が見事な造形の楽曲をプレイするバンドだったね。
Stewart に関して言えば、僕はいつだって彼をベスト5に入るロックドラマーだと思って来たよ。まさにドラムの世界を変えたようなね。

Q6: I feel your band name “Gizmodrome” is kind of humor about “Gizmodo”. Anyway, Gizmodrome has very unique and eclectic musical styles. It’s sometimes pop, sometimes progressive, and sometimes experimental. So, how was the writing process and jam sessions like? How did you find the identity or goal of the band?

【ADRIAN】: There was no writing to be done. The songs from Vittorio and Stewart were the basis of the material to record. There was no real jamming either. The process was more like this: listen to a basic version of a song, learn it, experiment with the arrangement, then record the basic track. Next came overdubs of guitars (solos and sounds), keyboards, and finally vocals with all of us singing. The key was to be quick, not to belabor anything, and to have fun doing it.

Q6: ライティングプロセスはいかがでしたか?バンドはユーモアと多様性を心情とし、尊重しているようにも感じますが?

【ADRIAN】: 特別、ライティングプロセスといったものは存在しなかったんだよ。Vittorio と Stewart の楽曲がレコードの基本的なマテリアルとなったんだ。だから、真にジャムと言えるものも行わなかったんだ。
プロセスはこんな感じだったよ。まず楽曲の基本となるバージョンを聴いて覚え、アレンジを色々と試すんだ。それがレコードのベーシックトラックとなったね。次にギター、キーボードでソロやサウンドのオーバーダブを行ったんだよ。最後に全員がボーカルをレコーディングしたんだ。
レコーディングの鍵は早さだったね。長々と時間をかけることなく、ただ楽しんで行ったんだ。

Q7: In “Gizmodrome”, Stewart handles a lot of the vocals. Off course, you and Mark also can sing. What made the band appoint Stewart main singer? I think it’s tough for Stewart in the live stage, haha.

【ADRIAN】: They are Stewart’s songs and he embodies the proper spirit for singing them. His larger-than-life approach to singing is a big part of the charm of Gizmodrome, in my opinion. Mark and I sing together perfectly and we mostly sing the choruses, leaving Stewart to be our storyteller. This formula will likely change for our next records which will involve more writing from all of us. But for this batch of songs I’m happy to have Stewart sing the leads and he’s excited about strapping on a guitar being a frontman for part of our shows.

Q7: アルバムでは、基本的に Stewart がリードボーカルを取っていますよね?

【ADRIAN】: それらはスチュワートの楽曲で、彼はその楽曲たちを歌うための適切な精神を体現しているんだよ。僕の考えでは、歌唱に対する彼のより大規模なアプローチは、GIZMODROME の魅力の大きな部分を占めていると思うんだ。
Mark と僕は完全に一緒に歌い、主にコーラスを担当したんだ。スチュワートを僕たちのストーリーテラーにするためにね。次のアルバムでは全員がもっと作曲に関わるだろうから、このやり方は変わるはずだよ。だけど、今回に関しては Stewart がリードを歌い、ショウの一部でギターをかけてフロントマンを務めることにエキサイトしているのを嬉しく思っているんだ。

Q8: Gizmodrome is the gathering of maestros. Recently, modern musician’s techniques and skills are considerably advanced. But also It seems that they rely too much on technology and sometimes lost emotions. What’s your perspective about that?

【ADRIAN】: I prefer a mixture of the two: technology and organic. Music technology has been very inspiring in the way I make records, write songs, perform live, and in the way I create sounds. With technology I am able to make sounds I have never heard before and that’s very exciting to me. But I have always been careful to compliment technology with the analog or organic approach: real acoustic instruments, for example. I do most of my writing on acoustic guitar and piano. On my solo records I play real drums, cello, flute, etc. In the realm of recording, technology is indispensable. I believe it is up to the musician/writer to embody his or her music with emotion regardless of how the music is made.

Q8: 近年、ミュージシャンのテクニックやスキルは進化し非常に高くなっています。一方で、テクニックに頼りすぎたり、エモーションを失ったという批判もありますよね?マエストロの集まりである GIZMODROME はそういった最近のシーンにどういった一石を投じるのでしょう?

【ADRIAN】: 僕はその二つをミックスするのが好きだね。テクノロジーとオーガニックをね。音楽テクノロジーはレコードを作り、作曲し、ライブを行い、サウンドを創造する際、実に僕をインスパイアして来たんだよ。テクノロジーのおかげで、僕は以前に、聴いたことのないサウンドを生み出すことが出来るし、それは非常にエキサイティングなことなんだ。
ただ、僕は手放しにテクノロジーを賞賛することには慎重なんだ。リアルでアコースティックな楽器を使用したアナログかつオーガニックなアプローチも大切にしているよ。例えば、僕は作曲を大体はアコースティックギターとピアノで行うんだ。自分のソロ作品では、僕がリアルなドラム、チェロ、フルートまでプレイしたしね。
ただし、レコーディングの分野において、テクノロジーは不可欠なものだよ。つまり、僕はミュージシャンが音楽にエモーションを注げるかどうかは、音楽がどのように作られるかは関係ないと信じているんだよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED ADRIAN’S LIFE

THE BEATLES “MEET THE BEATLES”

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THE BEATLES “REVOLVER”

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JIMI HENDRIX “ARE YOU EXPERIENCED?”

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KING CRIMSON “IN THE COURT OF THE CRIMSON KING”

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MOBY GRAPE “MOBY GRAPE”

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MESSAGE FOR JAPAN

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First I would like to thank my friend Mr. Udo for bringing Gizmodrome to the Japanese fans. Second, I hope to attend an actual Sumo match as I am a big fan! And lastly, I have been to Japan many times now and I dearly love it. I hope to continue to return many more times. Cheers!

まずは友人の Mr.Udo に感謝を伝えたいね。来日を実現してくれてありがとう。次に、僕は大の相撲ファンだから実際に相撲を見てみたいんだ!最後に、僕は何度も日本を訪れていて、本当に日本を愛しているんだ。まだまだ何度も日本に行き続けたいね。ありがとう!

ADRIAN BELEW

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GIZMODROME JAPAN TOUR 2018 ウドー音楽事務所
日本盤のご購入はこちら。WARD RECORDS

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SONS OF APOLLO : PSYCHOTIC SYMPHONY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DEREK SHERINIAN FROM SONS OF APOLLO !!

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Prog-Metal Super Group, Sons Of Apollo Brings A Lethal Combination Between True Rock N’ Roll Swagger And The Virtuosity With Amazing Debut Record “Psychotic Symphony” !!

DISC REVIEW “PSYCHOTIC SYMPHONY”

古今無双の勇士達が肝胆相照らすメタル/ロックシーンのドリームチーム SONS OF APOLLO が、威風堂々たるデビュー作 “Psychotic Symphony” をリリースしました!!夢劇場のロックサイドを司り、そして幽寂に退場した二人のソウルメイトを軸として紡がれる類まれなるシンフォニーは、芸術の神アポロンの遺伝子を稠密なまでに引き継いでいるのです。
“God of The Drums”, Mike Portnoy がプログメタルの天照帝 DREAM THEATER を半ば追われるような形で後にしたのは2010年のことでした。残念ながら自身の核とする大切な場所を離れざるを得なくなった Mike でしたが、しかし以降も前向きに幅広くその唯一無二なるクリエイティビティを発揮して行きます。
SONS OF APOLLO の種が撒かれたのは2012年。Instru-metal を追求するため結成した Portnoy, Sheehan, MacAlpine, Sherinian (PSMS) で、Mike は98年に同じく DREAM THEATER を離れていた Derek “ディストーション・キーボード” Sherinian と再び相見えることとなったのです。
元々、DREAM THEATER においてロックなアティテュードを最も体現していた “The Del Fuvio Brothers”。再度、意気投合した二人は Billy と Mike の THE WINERY DOGS が休止に向かうと新天地創造へと動き出したのです。
「君たちは今夜、歴史を目撃している。」 Yngwie Malmsteen や TALISMAN の活躍で知られる “Voice of Hard Rock”、Jeff Scott Soto は、バンドのファーストギグとなった David Z のトリビュートライブでまずそう高らかに宣言しました。そして確かに “Psychotic Symphony” は、彼らの “過去”を目撃し愛してきたファンにとって、意義深い新たな歴史の1ページに仕上がりました。
アルバムはオリエンタルなイントロが印象的なオープナー “God of The Sun” で早くも一つのクライマックスを迎えます。Jeff の雄々しき歌唱と Mike のシグニチャーフィルが映える11分のエピックにして三部構成の組曲。まさにファンがバンドに待ち望む全てを叶えた濃密なるプログメタル絵巻は、静と動、美麗と衝動、プログレッシブとメタルをすべからく飲み込み卓越した技術と表現力でリスナーの心を酔わせます。
とは言え、アルバムを聴き進めれば、SONS OF APOLLO の本質がプログメタルよりもルーツであるクラッシックなハードロックやプログロックに一層焦点を当てていることに気づくでしょう。
“Coming Home” は彼らのホームグラウンドへと回帰し、同時にフレッシュな息吹を吹き込んだバンドの象徴的楽曲です。RUSH を想起させるシーケンシャルかつメロディックなテーマと、VAN HALEN のエナジーがナチュラルに同居するコンパクトなアンセムは、”プログレッシブハードロック” とでも呼ぶに相応しい煌めきと胎動を誇示します。
「確かにオリジナルコンセプトはプログメタルだったんだ。だけど作曲を始めると、完全に異なる方向へと進んでいったね。僕たちのクラッシックロックやハードロックからの影響が前面に出て来て、それに従うことにしたんだよ。新たなサウンドを創造したと思う。」
そう Derek が語るように、SONS OF APOLLO は “Psychotic Symphony” でプログメタルを切り札、エッセンスの一つとして、よりマスリスナーへとアピールする普遍的でオーガニックな “ロック” を追い求めたと言えるでしょう。硬質と有機性の共存。それは、DREAM THEATER が “Falling Into Infinity” で一度進みかけた”If”の道だったのかも知れませんね。
ただ、”Signs of The Time” はこの5人でなければ生まれなかった奇跡にも思えます。マエストロ Billy Sheehan の踊るように躍動するベースラインを骨子として幕を開けるエネルギッシュでハードな調べは、しかし中盤でガラリとその表情を変化させるのです。
アトモスフェリックな7拍子へと場面が転換し Ron “Bumblefoot” Thal のリードプレイが切れ込むと、多くのリスナーは UK の “In the Dead of Night” を思い浮かべることでしょう。ここには確かにダイナミックな展開美とジャンルの融合が誘う震駭、そして彼らの理想が深々と織り込まれているのです。
実際、元 GN’R は伊達ではありません。Allan Holdsworth さえ凌ぐのではと思わせる圧倒的な7拍子のシュレッドは彼のベストワークと言えるほどに強烈な存在感と個性を放っています。
加えてBumblefoot の千変万化なギターワークは各楽曲のルーツを指し示す大きなヒントともなっており、例えば “Divine Addiction” で Derek と共にまるで DEEP PURPLE の一員が如く振る舞う瞬間などは、実に興味深くエキサイティングだと言えますね。
勿論、アルバムには Derek と Mike が DREAM THEATER で共に残した “A Change of Seasons”, “Falling Into Infinity” の二作が蘇る瞬間も存在します。”Labyrinth” のヴァースや連続音を執拗に鳴らす Derek のリフワーク、”Opus Maximus” でスケールの上下動をフルピッキングで繰り返す場面などではニヤリとほくそ笑むファンも多いでしょう。
Billy の存在意義を改めて確認出来る11分の “Opus Maximus” で、あたかも自らの理想、新たなチャレンジを再びプログレッシブな啓示で包み込むかの如く幕を閉じる “Psychotic Symphony”。今回弊誌では、Derek Sherinian にインタビューを行うことが出来ました。「僕たちは、個々にこれまでやって来たバンドやプロジェクトよりビッグになることを目標にしているんだ。」 つわものどもが”夢”の先。どうぞ!!

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SONS OF APOLLO “PSYCHOTIC SYMPHONY” : 9.6/10

INTERVIEW WITH DEREK SHERINIAN

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Q1: 20 years have passed since your first full-length with Dream Theater, “Falling Into Infinity”. What moments on that record are you most proud of?

【DEREK】: Lines In The Sand and Hells Kitchen. Those were two song ideas that I was the main composer- those songs still stand tall in the DT catalog today. Also my solo in Trial Of Tears.

Q1: あなたが DREAM THEATER でリリースした唯一のフルアルバム “Falling Into Infinity” が今年20周年を迎えました。まずはあの作品で最も誇りに思える瞬間を教えてください。

【DEREK】: “Lines in the Sand” と “Hell’s Kitchen” だね。というのもあの2曲は僕がメインコンポーザーとしてアイデアを出したからね。そして彼らのディスコグラフィーの中で、今日でも気高く存在感を放っているんだ。”Trail of Tears” の僕のソロも気に入っているよ。

Q2: I feel “Falling into Infinity” is the most “Rock” “Organic” record in their discography. And that is your meritorious deed, I think.
After your withdrawal, John got his partner Jordan and Dream Theater went the more systematic, mechanical direction. Off course, you got Mike Portnoy now!
That means Sons of Apollo is more “Rock” group than Dream Theater, and everyone is win-win, right? haha.

【DEREK】: You seem to have it all figured out! Ok, let’s go with that!

Q2: “Falling Into Infinity” は DREAM THEATER のカタログで最もロックかつオーガニックでなアルバムで、それはあなたの功績だったと感じます。John Petrucci は Jordan Rudess を得てよりシステマティックでメカニカルな方向へ進み、あなたは現在 Mike を得ましたね。ある意味、今は全てが Win-Win だと感じますが?

【DEREK】: 君は全てを言い当ててしまった様だね!OK, その通りだよ!それで行こう!

Q3: “Psychotic Symphony” sometimes reminds me “A Change of Seasons” or “Falling into Infinity”. Did you use any leftover ideas from when you and Mike were in Dream Theater?

【DEREK】: No, Everything has been written within the last year.

Q3: バンドのデビュー作となる “Psychotic Symphony” は時に “A Change of Seasons” や “Falling Into Infinity” をフラッシュバックさせる瞬間が確かに存在します。あなたと Mike が DREAM THEATER に所属していた頃残していたアイデアを、このレコードで使用しましたか?

【DEREK】: いや、全ては昨年の間に書かれたものだよ。

Q4: Considering PSMS, Billy’s joining was natural for me. But what made you appoint JSS and Bumblefoot? Did you have an idea of launching ​​”Prog metal” band before you gather members?

【DEREK】: Mike is the one who suggested Bumblefoot and Jeff Scott Soto. When Mike and I first decided to form this band, the original concept was to be prog metal, but it turned into something completely different when we started writing. Our classic rock and hard rock influences came to the forefront and we just went with it. We have created a new sound.

Q4: PSMS や THE WINERY DOGS を考慮すれば、Billy Sheehan の参加は自然に思えますが、Jeff Scott Soto と Bumblefoot にはなぜ声をかけたのですか?

【DEREK】: Mike が Bumblefoot と JSS を提案したんだ。
最初 Mike と僕がこのバンドを結成した時には、確かにオリジナルコンセプトはプログメタルだったんだよ。だけど作曲を始めると、完全に異なる方向へと進んでいったね。僕たちのクラッシックロックやハードロックからの影響が前面に出て来て、それに従うことにしたんだよ。このレコードで僕たちは新たなサウンドを創造したと思うな。

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Q5: Lion and Eagle in the artwork seems to symbolize you and Mike for me. Do you agree that? Who came up with the idea of ​​an album title “Psychotic Symphony” and the artwork?

【DEREK】: It was originally two lions, but I suggested the eagle. Mike was in charge of the cover concept, and the album title is from one of Jeff’s lyrics from “Lost In Oblivion”.

Q5: アートワークのライオンとイーグルは、あなたと Mike を隠喩しているようにも思えます。

【DEREK】: 元々は2頭のライオンだったんだ。だけど僕が片方をイーグルにしようと提案したんだよ。アートワークについては Mike がコンセプトを考えたんだけどね。アルバムのタイトルは、Jeff が書いた “Lost in Oblivion” の歌詞を元にしているんだよ。

Q6: “Psychotic Symphony” reaches one of the climax from the beginning. “God of The Sun” seems to express exactly what Sons of Apollo is, I think. And definitely, your fans love that kind of a suite. Anyway, when you writing the record, what was a goal for you?

【DEREK】: One of the first things that I wrote was God Of The Sun, After Mike heard it, he said that it was perfect as it was and that he heard it being the album opener. I consider God Of The Sun my best work.

Q6: アルバムのクライマックスは冒頭から訪れます。オープナーにして組曲 “God of the Sun” は間違いなくあなたたちのファンが待ち望んだ楽曲ですよね?

【DEREK】: 僕がこのアルバムのために最初に書いたマテリアルの一つが “God of the Sun” なんだ。それを聴いて Mike がこの楽曲はまさにこのままで完璧だ、アルバムオープナーになるよと言ったんだよ。
この楽曲は僕のベストワークだと思っているんだ。

Q7: All members of Sons of Apollo have another bands or projects. It seems hard to collect all the member’s priorities in this band, right? How do you plan to run this band?

【DEREK】: Sons of Apollo has a shot at being bigger than anything we have ever done individually. All members have made this band a priority, and we will go out on a full world tour in 2018.

Q7: SONS OF APOLLO のメンバーは、全員が他のバンドやプロジェクトを抱えていますね。ここに全員のプライオリティーを集中させるのは難しそうですね?

【DEREK】: SONS OF APOLLO で僕たちは、個々にこれまでやって来たバンドやプロジェクトよりビッグになることを目標にしているんだ。メンバー全員がこのバンドにプライオリティーを置いているよ。
2018年にはフルスケールのワールドツアーを行うしね。

Q8: Anyway, also I’m big fan of Planet X. So, It is a pity that you have been hiatus for ten years after “Quantum”. Your way of “Metal fusion” was really challenging and new to us. Is there any plan for restarting activity?

【DEREK】: No plans for live, but Virgil and I are talking about a 20 anniversary box set with rarities.

Q8: 別バンドと言えば、PLANET X のメタルとフュージョンを融合させるチャレンジは素晴らしかったですね。活動再開の予定はありますか?

【DEREK】: ライブに関してはノープランだよ。だけど Virgil と僕は、レアな音源を追加した20周年のボックスセットについて話しているんだよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED DEREK’S LIFE

ELTON JOHN “GOODBYE YELLOW BRICK ROAD”

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VAN HALEN “VAN HALEN”

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OZZY OSBOURNE “BLIZZARD OF OZ”

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JEFF BECK “WIRED”

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SONS OF APOLLO “PSYCHOTIC SYMPHONY”

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MESSAGE FOR JAPAN

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I love Japan, my great japanese fans and can’t wait to bring SOA to your country. Also, my daughter Summer is becoming a great Japanese Anime artist! She really wants to come to Japan!

日本と素晴らしい日本のファンが大好きなんだ。SONS OF APOLLO で日本に行くのが待ちきれないよ。そうそう、僕の娘、 Summer は偉大な日本のアニメアーティストになろうとしているんだ!彼女は本当に日本へ行きたがっているよ。

DEREK & SUMMER SHERINIAN

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MASTERPIECE REVIEW + INTERVIEW 【BETWEEN THE BURIED AND ME : COLORS】10 YEARS ANNIVERSARY !!


METAL SUCKS PRESENTS: INTERVIEW WITH DAN BRIGGS OF BETWEEN THE BURIED AND ME !!

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Between The Buried And Me Are Currently Out On Tour Celebrating The Tenth Anniversary Of Their Landmark Album “Colors” By Playing It From Start To Finish Every Night. Bassist Dan Briggs Talks About A Retrospective Essay About How The Band Wrote Was Has Come To Be Considered As A Landmark Modern Progressive Metal Record !!

DISC REVIEW “COLORS”

“We are Between The Buried And Me, and this is Colors.”
“Colors Live” のオープナー “Foam Born (A) The Backtrack” が厳かに幕を開け、ピアノのイントロが一旦静まると Tommy Rogers はそう呟きます。
不朽の名作 “Colors” から10年。Tommy, Paul, Dustie, Dan, Blake の5人で紡ぐ BETWEEN THE BURIED AND ME は確かにこの場所から始まり、その豊かな色彩のスペクトルは現在でも決して色褪せることを知りません。
振り返ってみれば、2003年にリリースした “The Silent Circus” における “Mordecai” はバンドのターニングポイントだったのかも知れませんね。トレードマークであった直感的な衝動のカウンターとして崇高なメロディーを発見した彼らは、”Alaska” でエクスペリメンタルなエクストリーム領域の下地を示した後、現在の5人 “ファンタスティック・ファイブ” を揃えて素晴らしき “Colors” へとたどり着くことになります。そして、この64分の万華鏡が放つプリズムは、バンド自身のみならず、現在のモダンメタル/プログレッシブシーンにとってあまりに鮮烈かつ至高のマイルストーンとなりました。
“モダン=多様性” と定義するならば、”Colors” ほど “モダン” なレコードは未だかつて存在しないでしょう。TOOL の “Lateralus”、THE MARS VOLTA の “Frances the Mute”、PROTEST THE HERO の “Kezia”、SikTh の “Death of a Dead Day”、COHEED AND CAMBRIA の “Good Apollo, I’m Burning Star IV, Volume One: From Fear Through the Eyes of Madness”、MESHUGGAH の “Catch Thirtythree”, ISIS の “Panopticon”、THE DILLINGER ESCAPE PLAN の “Miss Machine”、GOJIRA の “From Mars to Sirius”。ミレニアムを迎え、モダンメタル/プログレッシブに多大な影響を与えたエクレクティックな作品が続々と登場する中で、変革の決定打となったアルバムこそ “Colors” だったのかも知れませんね。
実際、メタル、ハードコア、メタルコアをルーツとしながらも、”Colors” には数え切れないほど豊かな色彩が織り込まれています。ジャズ、クラッシック、プログレッシブ、ワールドミュージック、ブルース、ポルカ、ブルーグラス、デスメタル、ブラックメタル…精密かつ大胆に配置されたインフルエンスの数々は、彼らのルーツとナチュラルに混ざり合い、時にエクストリームに、時にテクニカルに、時にアトモスフェリックに、時にメロディックにリスナーの元へとこの偉大なるエピックを届けるのです。
この作品が後続にとってインフルエンタルであることは、何よりあの DREAM THEATER のマスターマインド John Petrucci でさえ、彼らのセルフタイトルのアルバムが PERIPHERY, ANIMALS AS LEADERS と並んで BTBAM から「影響を受け、インスピレーションとアルバムを形作る助けになった。」 と語っていることからも明らかです。
ギタリスト Paul Waggoner は、「重要なのは、”Colors” の究極なまでにエクレクティックな音楽の数々は、誰か1人のメンバーが思いついた訳ではなく、全員が貢献して達成された点だよ。」 と語っています。確かに Dan もインタビューで、「僕は彼らに OINGO BOINGO とか GENTLE GIANT のようなバンドを紹介したし、彼らは EMPEROR や ULVER を教えてくれたんだ。」 と語ってくれました。ファンタスティック・ファイブがジグソーパズルのピースのごとく完璧に、奇跡的にフィットし補完し合い起こった化学反応。それが “Colors” の本質だと言えるのかも知れませんね。
よりミクロな観点で見れば、ギターリフのフレキシビリティを飛躍的に高めたこともこのレコードの功績だと言えるでしょう。メタルコアの興隆により、リードプレイのようにテクニカルなリフワークは徐々に浸透して行きましたが、それでもやはり “リフ” と “リード” の境界線は確実に存在したはずです。
あくまでも “リフ” はボーカルの伴奏として繰り返されるもの。”リード” は自由な自己表現の舞台。そんなトラディショナルな考え方を根底から覆したのが “Colors” であり、PROTEST THE HERO の “Kezia” であり、SikTh の “Death of a Dead Day” だったのではないでしょうか?
“Colors” のリフワークを聴けば、低音弦ではパターンやリズムを細かく変えながら、高音弦では自由自在にフレットを駆け巡る、フレキシブルかつ創造性豊かな “バッキング” が伴奏として見事に成立していることが分かります。そして、AAL 革命、Djent 前夜に繰り広げられたあまりに重要なこのコペルニクス的転回は、言うまでもなく様々なメタルジャンルにおいて今では定石として根付いているのです。
Dan は “Colors” を収録曲 “White Walls” になぞらえ “空間や考え方に限定されず、僕らの周りにある壁を全て壊してしまうように色彩たちがが鮮やかさを増していく” アルバムだと語ります。バンドは当時プログやメタルの既成概念を破壊した後、夜空に美しき虹をかけました。そして10年を経た今、”Colors” 10周年を祝う完全再現ツアーを終えた後、バンドは再び “未来” へと向かい新たな色彩のマジックを掲げてくれるでしょう。
今回弊誌では、US Metal Sucks, Gear Gods 誌と連携してベーシスト Dan Briggs の “Colors” 製作秘話を完全掲載することが出来ました。NOVA COLLECTIVE に続き今年2度目の登場です。「僕たちはいかにして “Colors” を制作したのか」どうぞ!!

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BETWEEN THE BURIED AND ME “COLORS” : ∞/10

INTERVIEW WITH DAN BRIGGS

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The year 2007 began with a creative burst and a case of mononucleosis. I was 22 years old, sleeping on a futon mattress in a turn of the 20th century home in Greensboro, NC where I lived with one other guy and four girls, all of us 20-22. I wasn’t home much between 2005-2006, and when I wasn’t on the road I was usually going up to Pittsburgh or my old hometown of Erie, PA to visit family, friends and my significant other. I didn’t feel like my roots were quite in place in North Carolina yet, but the beginning of the new year was the perfect time to finally sink in. If memory serves, we were home from January until July to write and record our follow up to the Alaska LP, our second with the line up that has stayed in place since 2005. There was a lot of pent up creative energy, there were 14 hours and a country border between my ex-girlfriend and I, and the fact that we in the band were pretty broke and trying to stretch our tour earnings from earlier that fall out for about seven months all added up to no distractions and a lot of alone time in the bedroom to explore and adventure before meeting up at the practice space to grow our ideas. However, that would have to wait three weeks for me to have the energy to do anything other than change Dawson’s Creek DVDs (on the first of about 100 Dell laptops I owned between 2007 and 2011) and trips to the grocery store for soup and fruit.

2007年は創造性の爆発と、単核症への感染から始まったんだ。
僕は22歳で、ノースカロライナ州グリーンズボロの20世紀初頭に建てられた家で、モノに感染して布団にくるまって寝ていたんだよ。そこで男二人、女四人で住んでいたのさ。全員が20~22歳だったね。
2005年から2006年の間はあまり家にいなかったんだよ。ツアーを行っていない時は、たいていピッツバーグか、故郷ペンシルベニアのエリーで家族や友人を訪ねたりしていたんだ。未だに僕のルーツがノースカロライナにあるとはあまり思えなかったんだよ。ただ、その年の始まりは、遂にノースカロライナに馴染む完璧なタイミングだったんだ。
僕の記憶が正しければ、僕たちは1月から7月まで “Alaska” の次作を制作するためノースカロライナで過ごしたんだよ。2005年から定着していたラインナップでね。
そこには充分に鬱積したクリエイティブなエナジーが存在したよ。僕と元カノの間には14時間と国境の壁が鎮座していたからね。さらに実際、バンドとしての僕たちは本当にお金に困っていて、結局ツアーを7ヵ月も延長して稼ぐ必要があったんだ。つまり気晴らしもなく、ベッドルームで1人の時間が多かったから、練習場所に集まってアイデアを膨らませる前に音楽を探求する時間が充分にあった訳さ。
とは言え、ドーソンクリークの DVD を見続けること以外にエナジーを使うようになるには3週間かかったけどね。

With the heavy schedule we had during the Alaska touring cycle I felt like we all had a lot of time to grow. When we wrote Alaska we had basically three factions of people coming together; Tommy (24) and Paul (26) who had written the first two BTBAM albums together, Dustie (19) and Blake (20) who wrote all the music for their band Glass Casket, and myself (20) who had been the main writer in the groups I was in before joining. We all met up in the basement of Blake’s parents’ house and wrote the album at full volume in his old bedroom, where we lined the cabs and amps along the walls facing towards an actual drum riser Blake’s dad had built him in the corner of the room. It’s incredible we were able to do anything let alone write an album. I’ve always seen it as completely disjointed probably because of the memories of writing it. But we were able to expose each other to new sounds and groups we loved at the time, I showed the guys stuff like Oingo Bonigo and Gentle Giant, they showed me Emperor and Ulver. We found similarities and differences, the same as we’d find in our personalities over the next two years of touring on the album. We all went through relationships starting and ending on the road for the first time, good tours and bad tours, and we learned to gel together. What we would produce next would be a result of this growth and bonding.

とにかく、”Alaska” ツアーのハードなスケジュールをこなす間に、僕たちは大きく成長するための時間を得たと僕は感じたね。
“Alaska” を書いている最中、僕たちは基本的に3つの派閥に別れていたんだ。Tommy (24) と Paul (26) は一緒に BTBAM 最初の2枚のレコードを書いたね。Dustie (19) と Blake (20) は彼らのバンド GLASS CASKET のアルバム全てを書いていたんだ。そして、僕自身もバンドに加わる前はメインソングライターだったんだよ。
僕たち全員は、Blake の両親の家にある地下室で合流し、そこは彼が昔寝室として使っていたんだけど、キャブとアンプを Blake の父が息子のために部屋の隅に作ったドラムセットと向かい合うように並べてフルボリュームでアルバムを書いたのさ。
僕たちがアルバムを書く以外何もしなかったなんて驚きだよね。アルバムを書いたことだけで、本当にとりとめのない思い出しかないんだよ。だけど、お互いの新しいサウンドや当時気に入っていたグループを晒し合うことは出来たよね。
僕は彼らに OINGO BOINGO とか GENTLE GIANT のようなバンドを紹介したし、彼らは EMPEROR や ULVER を教えてくれたんだ。僕たちは2年に及ぶ “Alaska” のツアーで人間的にも音楽的にもお互いの類似性と相違点を発見したんだよ。
このメンバーの関係性で、ツアーを初めから終わりまで経験したのは最初だったし、良い事も悪い事もあったんだけど、バンドとして一つになることを覚えたのは確かさ。次に生みだすものがこうした成長と交流の成果となることは明らかだったね。

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Sometimes you bond in times of joy, and others in times of shared misery. One of the last tours we did on the Alaska cycle was Ozzfest 2006, one of the final years it was a full on traveling circus/festival. Victory Records used some insane amount of money to put us on this tour where we weren’t getting paid (also further making sure we never saw any royalties) and where we stuck out like a sore thumb. Playing between 9am and noon to a few rows of people in the absolute blistering heat and blinding sun and selling one or two t-shirts a day, losing weight rapidly as they were the one American traveling underground tour that wouldn’t cater specifically to vegans (of which we had three), and generally being treated by the people running the fest like we were subhumans was all the motivation we needed to write like we wanted to distance ourselves from that festival. We wanted to write something where the idea of a playing a 20 minute slot for a whole summer just wouldn’t make sense. This was never really spoken, but just came from that shared experience. A few weeks after the tour came to an end late that August, we got together for a weekend and wrote “Ants of the Sky,” and I can’t think of any better song to drive that ideology home and get the next record started.

君が喜びの時を過ごす時、他人は悲惨な状況にあるなんて事はしばしば起こり得るよね。”Alaska” のアルバムサイクルで最後のツアーの一つが Ozzfest 2006 で、こんなにも長くツアーと旅を続けたのはこれが最後だったかも知れないね。
Victory Records はこのツアーに僕たちをブッキングするため途方もない金額を使ったけど、僕たちがサラリーを受け取ることはなかったね。加えてローヤリティも一切見たことがなかったよ。本当に酷い状況だったな。
猛烈な熱気と日差しの中、朝の9時から正午まで少ない観客の前でプレイし、1日に1枚か2枚のT-シャツを売る。別に菜食主義者用のケータリングではなかったのに、みるみるうちに痩せていったよ。さらに、フェスの運営には大抵人間以下の扱いをされていたから、このフェスから逃避したいという気持ちが作曲へのモチベーションとなったんだ。
僕たちはこの夏を繰り返さないために、20分のスロットで演奏出来ないような大曲を書きたかったんだ。これは今まで話したことがなかったんだけど、みんなで分かちあった経験から生まれた訳だよ。
8月の終わりにツアーが漸く終わりを迎え、数週間後の週末に僕たちは集まって “Ants of the Sky” を書いたんだ。これ以上にあの悲惨なツアーのイデオロギーを体現した楽曲はないと思うね。そうやって次のレコードが始まったんだ。

Paul shared a Power Tab file with us on that tour or right before the tour of what you could call the “verse,” pre chorus and chorus for what would become “Ants,” and I’d start filling in some gaps in the back lounge of our bus that summer, eventually leading to what would account for the gnarliest 1:30 ever to the beginning of one of our songs. A lot of the first half of the song was arranged in that three weeks at home before we were in the same place, kind of the first time we were putting big chunks together without all being in the same room. The energy was there as soon as the four of us (Tommy was living in Louisiana at the time) got there and I just remember plowing through this piece. We got to the ending chorus reprise and Paul had jokingly been playing the bluegrass variation on it and we were like that is THE perfect segue between this long clean section and the chorus, and he was on the fence at first! It seems crazy to me that we had to talk him into using his own part, but I knew he was into it once we got it laid out in the context of the song. The song ended with a ring out on a major chord, and we alluded to how great it would be to just pick up right there with a series of ring outs and a mid tempo rock feel and keep it going. It took us 14 minutes to get our point across, but our mission statement was laid out. We were writing a musically conceptual, no rules, nothing left on the table record. We weren’t only going to write a record, we were going to live in it; eat, sleep and breathe it. We were going to push ourselves and no one was going to hear from us until we’d brought the album full circle and delivered it as a complete piece.

ツアー中かその直前だったか、Paul が Power Tab のファイルをみんなに配ったんだ。それは所謂 “ヴァース”、プレコーラスとコーラスで、それが “Ants of the Sky” になったのさ。僕はあの夏のツアーバスのバックラウンジにおけるギャップを埋めようとしていたね。それは僕たちの楽曲で最高にクールな始まり方の一つである、出だしの1分30秒に繋がったんだよ。
“Ants” の前半部分は、僕たちが集まる前の家にいた三週間でたくさんのアレンジが加えられたんだ。こんなに大きな情報の塊を、集まる前に共有したのは初めてだったね。
当時ルイジアナに住んでいた Tommy を除く4人が集まるとすぐにエナジーが溢れたよ。この楽曲はゆっくりと作ったことを覚えているな。エンディングのコーラスリプライズに辿り着いた時、Paul がジョークでそのブルーグラスバージョンをプレイしていたんだ。僕たちはそれをとても気に入ってね。長いクリーンセクションとコーラスを繋ぐ最高のセグエだと思ったよ。最初は彼が使うかどうか迷っていたんだけどね!作った本人をそれ以外のメンバーが説得するなんてクレイジーだと思ったね。だけど、一度楽曲のコンテクストにそのパートをレイアウトすれば、彼が気に入ることは分かっていたよ。
この曲はメジャーコードが鳴り響いて終わるよね。僕たちはこの部分だけ切り取って、ミッドテンポのロックソングとして成立させれば素晴らしいだろうねと言っていたんだ。僕たちの場合は、ここにたどり着くまで14分かかる訳だよ。だけど僕たちのミッション、ステートメントは展開させて行くことだったね。
概念的な音楽を書いていたんだ。ルールも決定事項もなかったよ。僕たちはただアルバムを書こうとしていただけじゃなくて、アルバムの中に生きようとしていたんだ。食べ、眠り、息をするようにね。自分たちをプッシュしようとしていたし、完璧なピースとしてアルバムが完成するまで誰にも聴かせる気はなかったね。

After writing “Ants” we left for a grueling nine week long American tour followed after just three days at home by our first trip to England which took us right up to the holidays, so we had a lot of time to listen to the demo we’d done and all the people we were on tour with had heard rumors of this 14 minute long song that we were kicking our album off with. Well, it ended up in the middle. We kind of figured that, and we ended up writing to the end of the record first as soon as we got back to it after the holidays. We had one session where Tommy came to town and we wrote “Prequel to the Sequel,” a song that continued on the ideas we established in the 14 minutes before it. We wanted to hear what it would be like if we took a Rush sounding riff and put screaming over it, a fucked up 5/4 French accordion stutter waltz with our first character voice over it. We wanted to take some of the tempo tricks we learned writing metal and hardcore songs and apply it to the end of the song where we drop back into our melodic theme from the intro to the song. I feel like this was the first song that started with a prolonged multi-part melodic section that fed into the rest of the song. For a band rooted in metal and hardcore, that was a big step.

“Ants” を書いた後、休暇を含むイングランドへの初旅行があって、家では3日間だけ過ごした後、9週間の飢えるような長いUSツアーに旅立ったんだよ。だから仕上げたデモを聴く時間は充分にあったね。僕たちとツアーを回っていた人は皆、その14分の長い楽曲の噂を聞いていたね。
“Ants” はアルバムの中盤に収録される。それはなんとなく分かっていたんだ。そして、イングランドの休暇から戻るやいなや僕たちはアルバムの最後からまず作曲することにしたんだよ。Tommy がノースカロライナに来てくれてセッションを行い、”Prequel to the Sequel” を書いたんだ。この楽曲は14分の “Ants” で確立したアイデアを引き継いでいるね。
もし僕たちが RUSH のようなサウンドのリフを取り入れたらどうなるか聴いてみたかったんだよ。そこにスクリームを乗せて、5/4拍子でガタガタにしたフレンチアコーディオンのワルツをキャラクターの声を入れて加えたんだ。
さらにメタルやハードコアを書くうちに覚えたテンポのトリックを使いたかったんだ。そのトリックは、楽曲の終盤にイントロのリプライズからメロディックなテーマに立ち返る場面で使用しているよ。長く延長したマルチパートなメロディックセクションから始まり、残りの楽曲へ波及した初めての楽曲だと感じるよ。メタルとハードコアをルーツとするバンドにとって、この楽曲は大きな一歩だったね。

Somewhere along the writing Tommy said he kept hearing our good friend Adam Fisher from Fear Before the March of Flames, a band we’d just spent nine weeks traveling the country with, singing a small handful of sections in the song. Fear had their The Always Open Mouth album come out right when that tour started and I’d never heard the band before, but we all fell in love with that album. I listened to it almost every day on that tour and for a while after the tour had ended. Adam couldn’t believe we wanted him to sing on our album, he thought we were like mad scientists or something, but he quit smoking as soon as we asked him so that he could start getting his voice in perfect working order when we needed it. Funny because after this session, I started writing an album with my friend Ashley and I played her Adam’s parts on “Prequel” and the Mouth record and we started a band called Orbs right then and there, writing over an hour’s worth of music together in the months after Colors was written. The Fear Before connection also led to us working with Brandon Proff on the art for this album and The Great Misdirect after loving his work on The Always Open Mouth. This was the first track on the record where all of us were writing parts and hearing ideas we would reference at different points in the record. It’s one of my favorites from the album, and one we played on tour with bands as varied as Coheed and Cambria and Meshuggah.

作曲の途中で、Tommy が、ちょうど US ツアーを共に回ったばかりで僕たちの良き友人である Fear Before the March of Flames の Adam Fisher がこの曲のちょっとしたセクションで歌いたいと話していると言ったんだ。FEAR BEFORE は彼らの “The Always Open Mouth” をツアーの始めにリリースしたばかりで、僕はそれまで彼らの音源を聴いたことがなかったんだよ。だけどバンド全員があのアルバムと恋に落ちたね。あのツアーの間、ツアーが終わってもしばらくはほとんど毎日アルバムを聴いていたよ。
Adam は僕たちがアルバムで歌って欲しいと言っても信じなかったんだ。彼は僕たちをまるでマッドサイエンティストか何かのように思っていたからね。だけど、依頼してすぐにタバコを止めてくれたから、必要な時に完璧な声の状態で用意してくれていたんだよ。
面白いことに、このセッションの後、僕は友人 Ashley とアルバムを書き始めたんだけど、僕は彼女に “Prequel” と FEAR BEFORE のアダムのキーボードパートをプレイしてもらったんだ。そして、僕たちは ORBS と呼ばれるバンドをすぐそこに立ち上げ、”Colors” が書かれた後数ヶ月で一緒に1時間分の音楽を書いたんだよ。
FEAR BEFORE のコネクションは、”Colors” と “The Great Misdirect” のアートワークを書いてくれた Brandon Proff との繋がりも導いてくれたんだ。彼は “The Always Open Mouth” の素晴らしきアートワークを手がけていたからね。
“Colors” でバンド全員が作曲に貢献したのはこの曲が初めてだったね。ここで聴けるアイデアは、レコードの他の場所でも参照することが出来るね。僕にとってはアルバムでフェイバリットの一つだよ。そしてこの曲は COHEED AND CAMBRIA や MESHUGGAH とのツアーでプレイしたんだ。

When we were in England at the end of 2006, Paul had played me a chord sequence that was really nice, and I suggested when it resolved at the end to C# minor that he play a sequence in some sort of 11 pattern to fit as a lead in to a riff I had written in that time signature (he ended up with a 4 3 4 pattern), and “Viridian” was born, as well as knowing where “White Walls” would begin. Jaco Pastorius wasn’t a bass hero to me growing up but I definitely connected to him as soon as I heard his playing on the Bright Size Life record he did with Pat Metheny while I was in college. Needless to say, I was mirroring him in some of the licks and off the fretboard harmonics I did in “Viridian.” Paul originally had the idea of titling the record Meridian, but after that was scratched and Colors was adopted as the title we figured we should name this little instrumental track after a color and amazingly there was one that sounded like Meridian.

2006年の末はイングランドにいたんだ。そこで Paul がとても素晴らしいコード進行を聴かせてくれてね。僕は、最後がC#マイナーで解決されるなら、11拍子のパターンで僕が書いたリフにフィットする、リードのようなシーケンスをプレイするように提案したんだ。(最終的に彼は4 3 4のパターンを選択したね。) そうやって “White Walls” の始まりとしても知られる “Viridian” が生まれたのさ。
Jaco Pastorius は僕にとって最初のベースヒーローという訳ではなかったんだ。でも、大学生の時に、彼と Pat Metheny が制作した “Bright Size Life” を聴いてすぐに強く彼と繋がったんだよ。言うまでもないけれど、”Viridian” で僕が使ったいくつかのリックやブレッドボードハーモニクスは、彼を真似しているんだよ。
Paul は元々このレコードのタイトルを “Meridian” にするつもりだったんだ。だけど一旦白紙に戻した後、このインストゥルメンタルの小曲がメリディアンに響きが似たヴィリディアンという “色” であることから、タイトルを “Colors” “色彩たち” に決めたんだよ。

“White Walls” was the first song we tackled after we got together in late January 2007 after I broke out of my bedroom/quarantine zone. A lot of the material in that song was written by Paul and I, riding that same wavelength from putting together the end of “Viridian” ― referencing the 4 3 4 chord pattern from the end of “Viridian” as the ending pattern for the lead section of this song, and Blake had a big hand in arranging. Blake kind of works in mysterious ways to this day. He can find a way to take a riff that feels weird, or a chunk of a song, and either by just deleting it or rearranging a few pieces and writing transitions he can make it suddenly work perfectly, which is a great asset to have when you’re putting such a long song together! This was the first song where we started referencing musical ideas from earlier in the record; the build up into the breakdown at 9:33 came from a fleeting section at 2:30 in “Ants,” just at a slower tempo and different time signature. And the key change at 12:57 is the same progression as 5:52 in “Ants.” Variations like those are examples of how deep into the smallest parts we were getting. The song ends on a G#m chord, but it wasn’t until after we wrote “Sun of Nothing” (the last song we finished) that we added the piano outro to the album, which not only helped connect it to the middle of the album, but the beginning by ending on a G# (which opens the album as well).

“White Walls” は僕たちが2007年の1月後半に集まった後、初めて取り組んだ楽曲だよ。僕は漸く隔離されたベッドルームから抜け出したんだ。この楽曲の多くのマテリアルは Paul と僕が書いているんだ。”Viridian” の最後を纏めあげた同じ波長に乗ってね。”Viridian” の最後、4 3 4 のコードパターンについて言えば、”White Walls” のリードセクションにおけるエンディングパターンも同じなんだ。Blake がアレンジで重要な仕事を果たしたね。
Blake は今日まで神秘的な方法で仕事をして来たんだ。彼は奇妙に感じるリフ、または曲の塊を取りだして、ただ削除したり、いくつかのリアレンジを施したり、トランジションを書いたりすることで、唐突に楽曲を完璧に動作させることが出来るんだよ。このような長い楽曲を一緒に作る場合、これは非常に有用な財産だよ!
“White Walls” はレコード初期のアイデアを引き合いに出した初めての楽曲。9分33秒から組み立てられたブレイクダウンは、”Ants” の2分30秒から始まるつかの間のセクションを引用しているね。ただテンポを遅くして、拍子を変えただけなんだけどね。12分57秒からのキーチェンジは、”Ants” の5分57秒からと同じ展開なんだ。こういったバリエーションは、僕たちがどんな細かなパートにも深く拘っていたかを示す良い例だと思う。
この曲はG#mのコードで終わっているけど、”Sun of Nothing”(僕たちが最後に作り終えた曲)を書き、ピアノのアウトロをアルバムに追加するまではそうじゃなかったんだ。そうすることで作品の中盤と繋がっただけじゃなく、アルバムの最初と最後がはG#になったんだ。

This is probably a good time to mention that I was wildly excited to finally be a part of writing a concept album, even though we knew lyrically it wouldn’t be connected. Of course we were all inspired by Dark Side of the Moon, but in high school three of my favorite albums were The Ugly Organ (Cursive), Yoshimi Battles the Pink Robots (Flaming Lips) and Scenes From a Memory (Dream Theater), so I had been locked in and ready to do this for years, I just never had the opportunity. It’s funny mentioning Dark Side; Tony, the head of Victory, initially said he didn’t like our cover because it was too similar to Pink Floyd’s album cover (black + rainbow colors?), but later when he flew us up to the office before the album was released to do a series of meetings with every branch at the label he’d tell us that we were going to be the Pink Floyd of metal and this was going to be our Dark Side or some bullshit. He was the king of blowing smoke up your ass. I guess it turned out that our fans probably would consider this album similar to that one in terms of its place in our catalog, so kudos. Oh, I didn’t mention, that meeting we had? Everyone that was at them was gone when the album came out… but that wasn’t too atypical.

遂にコンセプトアルバムを制作出来て、僕がどれほどエキサイトしていたか記すには良いタイミングかも知れないね。歌詞の面では繋がっていないにしても。
勿論、僕たち全員が “The Dark Side of the Moon” からインスパイアされているよ。だけど高校時代、僕のお気に入りの3枚は、CRUSIVE の “The Ugly Organ”、FLAMING LIPS の “Yoshimi Battles the Pink Robots”、そして DREAM THEATER の “Scenes From a Memory” だったんだ。だから何年もコンセプトアルバムを作る準備は出来ていたんだよ。その機会がなかっただけなんだよ。
“The Dark Side of the Moon” に言及したのは面白いね。Victory Records のトップだった Tony は最初 “Colors” のアートワークを気に入らなかったんだ。虹と黒の配色が PINK FLOYD のあのアルバムに似すぎているからってね。
後にアルバムがリリースされる前に彼が私たちをオフィスに連れて来て、レーベルの各支店との一連のミーティングをした時、彼は僕たちはメタルシーンの PINK FLOYD になるし、”Colors” は僕たちの “The Dark Side of the Moon” となるとか何とか宣ったんだ。大口を叩く王様だったよ。僕は、ファンのみんなが僕たちのカタログに置ける “Colors” の位置という意味で、”The Dark Side of the Moon” に似ていると考えるだろうと思っているんだ。それならば僕たちも賞賛と受け取れるよ。

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PHOTO BY Chuck Johnson

I’m foggy if we started working on “Foam Born” or “Informal Gluttony” next, but we’ll just start from track 1 and work to the middle. Tommy had written the great intro into the very Weezer sounding burst that opens the album. To my knowledge this was the first section he’d written on the keys, besides maybe “Reaction” from Silent Circus. Remember that song?! We just had to find a way to get from that to the very metal sounding section Dustie had written to start the B part of the two-song opener, a not very atypical BTBAM problem to have. I could probably play the 5/4 tribal chorus on a loop for an hour, I had written so many variation grooves on that rhythm. I don’t think Dustie did much soloing before joining the band, or really before this record, but listening to the end of the song it’s a style that is still inline with what he does today which I think is cool to see. It’s kind of like the moment he found his style and phrasing and ran with it. “Informal” was built around a 6/8 percussion idea Blake had been talking about. He, Dustie and I got together one day and I found a phrase on the bass I liked and we looped it for a while for Dustie to find melody ideas that fit over top. Then we took that tonality and based a lot of the song around it, which was new and cool. We wouldn’t get back to that idea until Parallax II, finding a tonality and carrying it through the song. We had the intro-verse in place and Paul came in with the chorus idea, a simple Floydy three chord progression, still one of my favorite choruses. The original demo idea was pretty different and the reprised chorus I think didn’t come back in for another three minutes or so. There was a ton of noodly stuff we cut out that never resurfaced, but it was definitely for the better of the song. As atypically arranged as the songs on the album were I still felt like they flowed really well. We were still cautious even though we were taking big creative leaps headfirst into progressive rock and whatever else to make sure it was all for the better of the song.

ぼんやりと次は “Foam Born” か “Informal Gluttony” に取り掛かると思っていたんだけど、結局、僕たちはアルバムの1曲目から中盤へと進んで行くことにしたんだ。Tommy がまさに WEEZER のサウンドでバーストする、アルバムの幕開けに相応しい素晴らしいイントロを書いていたんだよ。おそらく “Silent Circus” の “Reaction” を除いては、僕の知る限り彼がキーボードで書いた初めてのセクションだよ。
“Foam Born” を覚えているかい?Dustie が書いた非常にメタルなサウンドのBパートオープニングにたどり着くために僕たちは何とかしなければならなかったんだ。これについては、BTBAM には良くあることなんだけどね。
僕はあの5/4のトライバルなコーラスをおそらく一時間は続けてプレイしたかもしれないね。あのリズムでたくさんグルーヴのバリエーションを作ってみたんだ。
Dustie はバンドに加わるまで、むしろこのレコードまであまりソロを取ったことがなかったんだ。だけどこの曲の最後のパートを聴けば、今日彼のスタイルとなっているものの片鱗が伝わると思うよ。クールだよね。このパートは、ある意味彼が自分のスタイルとフレーズを発見し、楽曲に反映する方法を見つけた瞬間だったのかもしれないね。
“Informal Gluttony” は、Blake が良く提案していた6/8のパーカッションパターンを中心に考えられたんだ。Blake と Dustie、そして僕がある日集まったんだけど、僕が考えたそのリズムのお気に入りのベースフレーズがあってね。僕たちがそれを元にしてジャムっていたら、Dustie が最高にフィットするメロディーのアイデアを見つけたんだ。そこから調やコードを考えて、楽曲のベースとして肉付けしていったんだ。新しくてクールなやり方だよね。とは言え、その手法は “Parallax II” まで使うことはなかったんだけどね。
僕たちはイントロとヴァースまでは完成させていたんだよ。そこに Paul がシンプルな PINK FLOYD 的スリーコードのコーラスのアイデアを持って来たんだ。今でも僕の大好きなコーラスの一つさ。
デモの時点では大分異なっていたんだけどね。最後にコーラスパートが戻ってくるけど、そこに到達するまであと3分くらいはあったと思う。カットして日の目を見なかったアイデアもたくさんあるんだよ。だけどこの曲のためには間違いなくその方が良かったんだ。
かなり特異なアレンジを施して来たにもかかわらず、僕はまだアルバムが本当にうまく流れているように感じたんだ。プログの領域へ向かうような激しく創造的な飛躍を進めていても、僕たちはあくまで慎重だったね。アイデアが何であれ全てが楽曲を良くするためだったんだ。

Sun of Nothing” was the last song we wrote for Colors and it was the only one where we really knew we had to end it in a certain way, a bizarre thing to work towards. The beginning of “Ants” already sounds like a run that is in motion from something beforehand, but it was actually written with the beginning of the track being the first thing Paul wrote. So in working backwards, I wrote the whole last section as a build into “Ants,” one of those sections I mentioned earlier that I wrote on the bus the summer of Ozzfest. I wrote this section and 10:14 of “White Walls” at the same time, kind of helping give a cohesive feel between those three tracks. “Sun” was another fun track where everyone was on board writing riffs, and aside from the very opening riff (which I believe Blake had written the drums to start the song and Paul wrote the opening riff after hearing the fill), once the acoustic interlude happens at 2:00 the song takes a more melodic and focused turn through the end of it, definitely a hint at the future of things to come and probably why it’s found its way into so many different sets over the years. 4:10-6:48 was the first material I remember writing for the album, back on said futon in between some of my first tours with the band in 2005. Sometimes it just happens that a writing session comes full circle to the ideas that initially began the whole thing.

“Sun of Nothing” は “Colors” に書いた最後の曲。僕たちはこの楽曲でレコーディングを終わらせなくてはならないと知っていたんだ。
“Ants” の始まりは動きのある走るようなサウンドだったけど、実はあのイントロはこの曲のイントロと一緒に Paul が最初に書いたんだ。振り返ってみれば、僕は “Ants” 最後のセクションを組み立てて書いたよね。そのうちの一つは、先に述べた Ozzfest の夏にバスに書いたもの。僕はこのセクションと “White Walls” の10分14秒からを同時に書いたんだ。そうやってこれらの3つのトラックの間に緊密なフィーリングをを与えることになったのさ。
“Sun” も全員がリフの作曲に参加した楽曲の一つだよ。オープニングのリフを除いてね。あれは確か Blake が書いたオープニングのフィルインを聴いて Paul が書いたんだよ。
2分過ぎにアコースティックのインタルードが入ると楽曲はよりメロディックになり、その方向にターンし焦点を当てていくことになるよ。間違いなくあのインタルードは、これから起こることのヒントだね。
4:10-6:48 のマテリアルは、確か僕がこのアルバムのために最初に書いたパートだと思う。布団から2005年のバンドとの初めてのツアーの間くらいにね。

The recording of the album was significant in that Jamie King was just moving into a new house/studio and was really rushing things along to make sure we were the first band to record in there. I remember going in a handful of days before we actually started to track drums and we were just listening through some demos with him as he was finishing getting the vocal booth put together, something that seemed so luxurious after the way we’d made Alaska in his parents’ basement! We’ve done a lot of work in that room now between a number of groups we’re involved in, and ten years later as I’m writing this we’ve just wrapped up recording another record there, our tenth as a band.

このアルバムのレコーディングは、Jamie King が新しい家/スタジオに移り変わったばかりで、僕たちがそこを使用する最初のバンドであり、非常に急いでいたという点で、意義深いものだったんだ。実際にドラムのトラッキングを始めるまでには、ほんの数日しかかからなかったことを覚えているよ。僕たちは彼がボーカルブースを完成させている間にデモを聞かせていたからね。
とは言え、”Alaska” を彼の両親の地下室でレコーディングしたことを考えれば、それでも贅沢に思えたね!
それから僕たちはこの部屋で、関わっているいくつかのグループで多くの仕事をこなして来たんだ。そして10年後、僕はバンドとして10枚目のレコードに取り掛かっているこの部屋で、これを書いているんだ。

I remember leaving the studio. We did a short run up the East Coast and into Canada, but when it came time to leave in September I don’t think there was even much of a conversation that we’d be going on tour playing anything but Colors. There were myriad discussions involving managers and booking agents weighing in on when it makes the most sense to play a full concept album in relation to when it’s released. The album came out on September 18th and ten days later we were on tour playing it. I think we were all just so excited about it and knew that it was absolutely the best hour of music we could present at that time and we didn’t think twice about playing it all live. Between 2007 and 2008 we probably played the album in full 60 or so times between three tours in the States, Canada and Mexico. We were fortunate enough to have it place us on the progressive rock/metal scene for the first time: we did tours with Dream Theater, Opeth, Meshuggah… it exposed us to an audience that wouldn’t have known about us or have really cared for us or had much in common with our music beforehand. It felt like our music was really evolving as we were growing, and ten years later it’s still an unspoken goal to always be moving forward and not to look back when we’re writing.

スタジオを離れた時のことを覚えているよ。東海岸からカナダにかけて短いツアーを行うことになったんだ。9月にスタジオを離れる時は、”Colors” のアルバムだけをプレイすることばかり話していたよ。マネージャーやブッキングエージェントと様々なディスカッションが行われ、リリース時にこのコンセプトアルバムの完全再現を行うことが最も理にかなっているのではないかと熟考したんだ。
9/18にアルバムはリリースされ、10日後には僕たちはツアーでアルバムをプレイしていたよ。僕たちは全員がただとても興奮していて、当時表現出来た最高の音楽、一時間だと知っていたね。2回も完全再現ツアーをやるとは思っていなかったけど。
2007年から2008年にかけて、僕たちはおそらくこのアルバムをフルで60回くらいプレイしたよ。US、カナダ、メキシコの3ツアーでね。
幸運なことに、このアルバムで僕たちは初めてプログロック、プログメタルのシーンに基盤を作ることが出来たんだ。DREAM THEATER, OPETH, MESHUGGAH ともツアーを行ったね。そのツアーによって、僕たちを知らなかったり、気にもとめていなかったり、しかし共通点を持つリスナーたちに存在を知らしめることが出来たんだよ。
僕たちの成長に伴って、音楽も本当に進化していると感じるね。10年経ったけど、作曲について前に進み続けて振り返らないことが、語られていないゴールなんだ。

I’m proud of this record and what it stands for, which comes back to “White Walls:” not being confined in a space or mindset, letting the colors be so vibrant that the walls burst all around us. We’re gonna have some fun this fall playing the record and reminiscing on the last ten years before we blast full steam into the new year and our new album. I’m thankful that there’s remained such an interest in this album ten years later and in our band in general, allowing us to grow as much as we have with the time needed to do so naturally. Here’s to the future!

僕はこのレコードを誇りに思っているよ。それは “White Walls” “白き壁たち” が象徴しているよね。空間や考え方に限定されず、僕らの周りにある壁を全て壊してしまうように色彩たちがが鮮やかさを増していく。
今年の秋にこのレコードをプレイし、この10年間を振り返り、新年と新しいアルバムを盛り上げようと思っているんだ。10年後にもこのアルバムやバンドがこんなに関心を集めていることに感謝しているよ。僕たちが自然に成長出来るよう見守ってくれてありがとう。ここから未来へと繋がるんだ!

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GENTLE GIANT : THREE PIECE SUITE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DEREK SHULMAN OF GENTLE GIANT !!

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With A Little Help Of Steven Wilson, Sleeping Prog Giant From UK, Gentle Giant Show Their Brilliance And Originality With Newly Remixed Album “Three Piece Suite” !!

DISC REVIEW “THREE PIECE SUITE”

英国にて睡臥する穏やかなる巨人、プログレッシブレジェンド GENTLE GIANT が久々の音信となる作品 “Three Piece Suite” をリリースしました!!バンドの初期三作から楽曲を集積し、名匠 Steven Wilson がリミックスを施したアルバムは、70年代の稀世なる栄光を鮮明に現代へと蘇らせています。
GENTLE GIANT は1970年に Shulman 三兄弟が中心となり結成したプログレッシブクインテット。技巧と叙情、エクレクティックとポップを巧緻に集約し、81年に解散するまで独自の価値観でプログロックの可能性を顕示し続けた偉大なバンドです。
彼らの音楽を語る時、適切な言葉を探すのは容易ではありません。どこか飄々としていて掴み所がなく、時にニヒルに、時にユーモラスに、時にアヴァンギャルドに刻々と表情を移すその音流は、莫大な情報量と独特のタイム感も相俟って、霧闇を掻き分けるが如き浮遊感と心細さをリスナーに与えて来たのです。
勿論、アーカイブには YES や KING CRIMSON 等と共に必ず明記されるバンドですが、彼らほどの人気、知名度を得ていない理由は多分にその五里霧中、即効性の欠如が理由だと言えるでしょう。
しかし、逆に言えば GENTLE GIANT の魅力はその遅効性、抽象性にあるのかも知れませんね。アルバムを聴く度に必ず新たな発見、感動を得ることが出来るアーティストはロックの歴史を眺めても決して多くはないでしょう。R&B をベースにポップス、ジャズ、クラッシック、サウンドトラック、そして現代音楽まで咀嚼しロックのフィールドへと昇華した多彩な楽曲の数々は、あまりに大胆かつ緻密です。
さらに、「間違いなく僕たちは、ムーブメントや思想を追ったり、スターダムを意識したりはしていなかったね。」 と語る通り、バンドの唯我独尊で超俗としたムードも彼らのクリエイティビティーを後押ししました。そして事実、そのとめどない知識の井戸、アイデアの泉から無限に湧き出るユニークなアプローチの数々は、時を経た現代でも様々な後継に影響を与え続けているのです。
「いつも GENTLE GIANT のサウンドとオリジナルのフィーリングを保ちながら、サウンドをより “良く” させてくれないかと頼んで来たんだ。」 と Derek が語るように、稀代のプログレマニア Steven Wilson もその一人。そして Steven はその野望を見事にやり遂げました。
“Three Piece Suite” はバンドの記念すべきデビューアルバム “Gentle Giant” からの3曲で幕を開けます。ジャズのビートやフュージョン的テーマなど様々な仕掛けを配しつつ、R&B をベースとしたドライブする “Giant” は、バンドの楽曲で最も典型的な “プログ” らしい楽曲かもしれませんね。サイケデリックなエナジーと中盤で見せつける叙情性のコントラストは、確かにここが出発点であることを主張します。
同時に、難解とポップを融合させた伏魔殿 “Giant” を聴けば、Derek の人生を変えたアルバムを見るまでもなく、初期の彼らが Frank Zappa から強い影響を受けていたことが伝わりますね。一方で Zappa 自身も GENTLE GIANT を非常に高く評価しており、共鳴し合う素晴らしき孤高の脈流が確かに存在したことを伝えています。
続く “Nothing At All” はバンドの素性をより鮮明にする9分のエピック。LED ZEPPELIN の名曲 “Stairway To Heaven” に影響を与えたと確信させるほどに美しい、(余談ながら Derek が影響を受けたアーティストに挙げてる SPIRIT は “天国への階段” の元ネタと噂される “Taurus” の作者なのですから興味深い)フォーキーでアコースティックな調べはニヒルでサバシーなギターリフを導き、自然にしかし唐突に3分半のアヴァンギャルドなドラムソロへと展開して行くのです。ここにはすでに様式美は存在せず、この頃からバンドはポップとロックのみならず、前衛的で現代音楽的な感覚を等しく身に纏っていたことが分かりますね。
71年にリリースされた “Acquiring The Taste” からは2曲が収録されています。”Pantagruel’s Nativity” はバンドの拡大する野心を反映した、アルバムの実験的作風を象徴する楽曲かもしれませんね。ムーグシンセやメロトロンのレトロな味わい、映画のようなオーケストレーション、トランペットを組み込んだバッキングの妙。楽器の増加により全てが新鮮に噛み合った楽曲は、日本の童謡 “通りゃんせ” を思わせる懐かしき旋律とハーモニーを携えてリスナーに濃厚なるサウンドスケープを届けます。
さらに “The House, The Street, The Room” では、ヴィブラフォンやチェロまでこなすマルチ奏者 Kerry Minnear を中心に32もの楽器を使用しメズマライズな狂気を演出しているのですから恐れ入ります。
72年の “Three Friends” からは4曲。ドラマーを Malcolm Mortimore にスイッチし、T. REX 等の仕事で知られる Tony Visconti のプロダクションからバンドのプロデュースに移行した作品です。
“Schooldays” のセピア色なノスタルジアが証明するように、よりセンチメンタルでストーリーテリングにフォーカスした作品は、三人の同級生を軸として物語を紡ぐ初のコンセプトアルバム。濃密にレイヤーされたオーケストレーションと感傷的なコーラスワークが実に印象的で、P.F.M を頂点とするイタリアのシンフォニックな後続たちに多大な影響を与えた事実も頷けますね。
幻想と技巧、静寂と騒然、耽美と悪夢を等しくコントラストさせた “Peel the Paint” のイデアルは、サックスの魔術と相俟って、KING CRIMSON の理想ともシンクロしながら穏やかな人間の狂気を体現し、名作と名高い “Octopus” へと繋がって行くのです。
Steven Wilson の手によりさらに輝きを増した珠玉の名曲たち。”Peel The Paint” を聴けば、フロントに Kerry のヘヴィーハモンド、リアに Gary の突き刺すようなブルースリックが配されて、5.1chサラウンド特有の分離と広がりが実に効果的に活用されていることが伝わります。それにしても今回初披露となった “Gentle Giant” のアウトテイク “Freedom’s Child” の美しさには言葉を失いますね。
今回弊誌では、リードボーカルにして Kerry と同様マルチ奏者 Derek Shulman にインタビューを行うことが出来ました!実はバンド解散後には A&R としてポリグラムで BON JOVI や CINDERELLA を発掘。さらに Atco, Roadrunner では社長として PANTERA や DREAM THEATER と契約し、2PLUS Music & Entertainment では我らが LOUDNESS とも手を組んだ重要すぎる人物です。とは言え、正統な評価が遅れリユニオンが強く望まれるバンドでもあります。「僕たちは今でも音楽を作っているよ。たとえそれが僕たちの耳にしか届かないとしてもね。」 どうぞ!!

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GENTLE GIANT “THREE PIECE SUITE” : 10/10

INTERVIEW WITH DEREK SHULMAN

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Q1: First of all, Gentle Giant members inducted into Portsmouth UK Hall of Fame. Congratulations! And 23rd August, The Shulman Brothers: Phil, Derek, Ray and band mate Kerry Minnear got together. Unfortunately, John and Gary wasn’t there. But are you still keeping in touch with your band mates?

【DEREK】: Yes we are all in touch from time to time.
Obviously the band members reside in different parts of the world and have other occupations.
I am obviously more in touch with my brothers for personal reasons as well as ongoing Gentle Giant reasons.

Q1: まずは先日、GENTLE GIANT がポーツマスのホールオブフェイムに殿堂入りを果たしましたね!おめでとうございます!8/23には Phil, Ray, Derek の Shulman 兄弟と Kerry Minmear が式典に出席していました。残念ながら John や Gary は姿を見せなかったようですが、バンドのメンバーとは今でも連絡を取り合っているのでしょうか?

【DEREK】: うん、僕たちは全員が時々連絡を取り合っているよ。とは言っても、メンバーはみんな世界中色々な場所に住んでいて、忙しくしているんだけどね。
僕は当然だけど、個人的な理由と、後は現在進行中の GENTLE GIANT について話すために兄弟とより連絡を取っているんだ。

Q2: Gary, Kerry, and Malcolm stated “Three Friends”, and they came to Japan. But Shulman brothers stop playing music. What’s the reason of that? Is there any possibility of Gentle Giant’s reunion?

【DEREK】: I don’t think any of the band stopped playing music.
The fact that myself and Ray went into a different direction in the music world is not indicative of lack of creative energy.
It is just that the idea that we didn’t want to continue the circus of recording and touring in 1980.
We are all still creating music if only for our own ears.

Q2: GENTLE GIANT のメンバーだった Gary, Kerry, Malcolm は THREE FRIENDS を結成し、来日も果たしています。しかし、あなたも含め Shulman 兄弟はミュージシャンを引退しています。GENTLE GIANT としてのリユニオンはもう望めないのでしょうか?

【DEREK】: 僕はバンドの誰も、音楽を止めたりはしていないと思うよ。
事実、僕自身と Ray が音楽の世界で異なる方向に進んだのは、決して創造的なエナジーが欠如したからではないんだよ。ただ僕たちは、1980年にサーカスのようなレコーディングとツアーを続けないという選択をしただけなんだ。
僕たちは今でも音楽を作っているよ。たとえそれが僕たちの耳にしか届かないとしてもね。

Q3: So, “Three Piece Suite” is a specially curated selection of remix songs and compositions from the band’s first three albums. First of all, what made you decide to release that kind of album this timing?

【DEREK】: Ray & Kerry had done a lot or research to try to find the original multi-tracks of the first 3 albums.
Unfortunately all they could find were the songs on ‘Three Piece Suite’ tapes in an archival basement.
It seems the other songs on tape were either destroyed or taped over..
So this is all we were left with.
Steven Wilson suggested we package these songs as a box set..so this is the reason why we released ‘Three Piece Suite’.

Q3: 今回リリースされた作品 “Three Piece Suite” は、バンド初期のレコード三枚から選んだ楽曲にリミックスを加えたコンピレーションという形になりましたね?

【DEREK】: まず、Ray と Kerry が最初のレコード三枚のオリジナルマルチトラックを見つけるために、リサーチを重ねて頑張ってくれたんだ。
だけど残念ながら、彼らが記録保管所から見つけることが出来たのは、この “Three Piece Suite” に収録されている楽曲だけだったんだよ。他の楽曲のテープは、壊れてしまったかテープが終わってしまっているかだろうね…。だから僕たちに残されたものはこれが全てだったんだ。
Steven Wilson は、ボックスセットのような形にするべきだと提案したんだ。だから、”Three Piece Suite” としてリリースしたんだよ。

Q4: The undoubted re-mixing talents of Steven Wilson are put to excellent use on this album. I know he is big fan of Gentle Giant. But, what inspired you to collaborate with him? And what do you like these re-mixed songs?

【DEREK】: Steven and the band have mutual and personal respect as musicians and friends of the band.
He has an ongoing working relationship with my brother Ray in the UK and had constantly asked if he could try to make the music sound ‘better’ while respecting the original feel and sound of the band.
It seems to have become a fantastic and organic liaison between us.

Q4: お話にも出ましたが、リマスター、リミックスの天才 Steven Wilson が素晴らしい仕事を果たしていますね?

【DEREK】: Steven と GENTLE GIANT はお互いにミュージシャンとしても友人としてもリスペクトし合っているんだよ。彼は英国で僕の兄弟 Ray と仕事上の関係があるんだけど、いつも Ray に GENTLE GIANT のサウンドとオリジナルのフィーリングを保ちながら、サウンドをより”良く”させてくれないかと頼んでいたんだよ。
お互いにとって素敵でオーガニックな接触となったね。

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Q5: So, In order, “The Power And The Glory”,”Octopus” and your first three albums are remixed by Steven now. Does it mean you love these records in your discography?

【DEREK】: As I had mentioned these were the only songs we could find on the multi-tracks.
Also as a piece of history for the band it shows the birth and the adolescent period of the band’s development.

Q5: 名作 “The Power And The Glory”, “Octopus”, そして最初の三枚の順に Steven の手でリミックスされました。つまりあなたたちのフェイバリットはこれらのレコードだったのでしょうか?

【DEREK】: というより、この順になったのはマルチトラックが残っていなかったからなんだよ。漸く発見できたのが収録された楽曲たちなんだ。
フェイバリットについてだけど、どれもバンドの歴史の一部だと思っているよ。今回収録されているのは、バンドの誕生から青年期までの成長を彩った楽曲たちなんだ。

Q6: So, Gentle Giant becomes one of the legend of prog scene, along with Pink Floyd, King Crimson, Yes, Genesis. Looking back now, compared with them, what do you think your characteristics or identities were?

【DEREK】: We had no idea what the the word ‘prog’ actually meant to be honest.
All we wanted to do as musicians was to push ourselves personally and creatively to become better for each other.
We would then present what we had rehearsed on tape then on stage.
Then hopefully a few people would pay to hear and see us play and we were able to make a living as working musicians..nothing more.
We certainly were not chasing any ideals of a movement and of stardom.

Q6: GENTLE GIANT は現在では PINK FLOYD, KING CRIMSON, YES, GENESIS といったバンドと並んでプログレジェンドの一つです。今振り返って、彼らと比較して GENTLE GIANT の特徴、アイデンティティーとは何だったと思いますか?

【DEREK】: まず、僕たちは “Prog” というワードが実際何を意味するのか正直なところ分かっていなかったんだ。
ミュージシャンとして僕たちが望んでいたのは、ただ個人的に自分たちをプッシュし、お互いのクリエイティビティーを感化することだけだったんだよ。そうしてテープで練習したものを、ステージで表現していたのさ。
幸運にも、何人かがお金を払ってショウに来てくれて、僕たちはミュージシャンとして生計を立てることが出来ていた…ただそれだけのことなんだ。
間違いなく僕たちは、ムーブメントや思想を追ったり、スターダムを意識したりはしていなかったね。

Q7: Regarding legend, you are respected by lot’s of successors. Off course, Steven Wilson is one of them. Maybe Opeth, and I think Dream Theater too, you find out when you were Atco Records. So, what’s your perspective about the prog scene and your successors these days?

【DEREK】: I think there are many artists who play progressive music.
This is not just in the so-called ‘prog world’.
There are artists in the hip hop world who play music that is ‘Progressive’ in its own way.
A band that I signed in the heavy metal world ‘Pantera’ were Progressive in their own fashion.
We are honored by the fact that we have influenced newer artists but the best progressive bands should only utilize influence as a tool to make their own music unique and authentic.

Q7: とは言え、Steven Wilson は勿論、OPETH やあなたが社長として発掘した DREAM THEATER といったプログシーンの後輩から大きなリスペクトを受けていることは確かです。

【DEREK】: 僕はね、今まさに多くのアーティストが “プログレッシブ” な音楽をプレイしていると思っているんだ。
それは、所謂 “プログシーン” に限ったものではないよ。例えば、hip hop の世界にだって独自のやり方で “プログレッシブ” な音楽をプレイしているアーティストは存在するんだよ。
僕がサインしたメタルワールドの PANTERA だって、独自のやり方で “プログレッシブ” な音楽をプレイしていたんだ。
新しいアーティストに影響を与えている事実は誇らしいんだけど、最高の “プログレッシブ” バンドは影響をただ道具として使用し、ユニークでオーセンティックな独自の音楽を創造するアーティストなんだ。

Q8: Off course, you are also known as great A&R man. I’m so glad that you love Japanese Hero, Loudness. Anyway, when you contract with band, what’s important thing for you?

【DEREK】: The most important thing for any band must be a willingness to work hard on their own.
To be a great live band and garner a loyal following.
Social media and online presence and views are NOT a reality in the longterm.
For an artist to really succeed they must be a leader and not a follower.
Authenticity and uniqueness are the prime qualities of the biggest bands.
Of course great songs are ultimately important also.

Q8: お話にも出ましたが、あなたは腕利きの A&R としても知られています。バンドと契約する時、大事にしていることは何ですか?

【DEREK】: どんなバンドにとっても最も重要なのは、自身でハードワークする強い意思なんだ。
素晴らしいライブバンドになり、忠実なフォロー、ファンを獲得すること。SNS とオンラインのプレゼンスと意見は、長期的に見れば現実的ではないんだよ。
アーティストが本当に成功するためには、フォロワーでなくリーダーとならなくてはならないのさ。
オーセンティックでユニークであることは、ビッグバンドに必須な資質かな。
勿論、偉大な曲も最終的には重要だよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED DEREK’S LIFE

FRANK ZAPPA “HOT RATS”

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SPIRIT “CLEAR”

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TCHAIKOVSKY “1812 OVERTURE”

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MODERN JAZZ QUARTET “CONCERT IN JAPAN ’66”

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THE BEATLES “SGT. PEPPERS LONLEY HEARTS CLUB BAND”

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MESSAGE FOR JAPAN

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Gentle Giant never played Japan unfortunately.
But the fact that there is interest in out music after all these years is an honor.
Thank you to all music fans in Japan.
ありがとうございました。

残念ながら GENTLE GIANT は日本でプレイしたことがないよね。だけど、何年経っても僕たちの音楽に興味を持ってもらえているのは、光栄だよ。
日本の全ての音楽ファンにありがとう。

DEREK SHULMAN

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ALUCARD RECORDS

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CHELSEA WOLFE : HISS SPUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CHELSEA WOLFE !!

Chelsea Wolfe by Bill Crisafi

PHOTO BY BILL CRISAFI

Certainly, Folk/Rock/Experimental Artist Chelsea Wolfe Took A Step Toward More Dark Side, Heavy Realm, Sludge World With Her Outstanding New Record “Hiss Spun” !!

DISC REVIEW “HISS SPUN”

ダークでスピリチュアルな崇高美を追求する、ノースカリフォルニアの堕天使 Chelsea Wolfe が、そのゴシカルなイメージをスラッジメタルの世界へと解き放つ最新作 “Hiss Spun” をリリースしました!!審美のダークサイドを司るエクストリームアートの女王は、至上の環境、チームを得てより鮮明にその印象を増しています。
近年、Chelsea と彼女の右腕 Ben Chisholm の冒険は、出自であるゴシックフォークの枠を容易く超越し、ドゥームの翳りを宿すインダストリアル、エレクトロニカ、ノイズ、ドローンにまでアプローチの幅を拡げて来ました。陰鬱にして甘美、アーティスティックで創造性豊かなそのジャンルの邂逅は、Chelsea の幽美なビジュアルやスピリチュアルな一面とも共鳴しながら、この混沌とした世界に安寧を喚起するメディテーションの役割を果たして来たのかも知れませんね。
“Spun” の凄艶なディストーションサウンドでスラッジーに幕を開ける “Hiss Spun” は、リスナーの思念、瞑想にある種の直感性を差し伸べる、よりヘヴィーで正直なアルバムです。
「これは、ヘヴィーなレコードでロックソングを求めていたの。」 実際、Chelsea はそう語っています。故にRED HOST 時代のバンドメイト、ドラマー Jess Gowrie とのリユニオンは必然だったとも。
確かにこのレコードの陣容は彼女の言葉を裏付けます。リードギタリストに QUEENS OF THE STONE AGE の Troy Van Leeuwen を起用し、ex-ISIS の Aaron Turner をゲストボーカルとして招聘。さらに CONVERGE の Kurt Ballou をプロデューサーに指名した采配の妙は間違いなくこのレコードの方向性を諮詢していますね。
セカンドトラック “16 Phyche” はアルバムを象徴する楽曲かも知れません。蝶の羽を得て人間から変異を遂げた美しき魂の女神、そして火星と木星の間を公転する小惑星の名を共有するこのコズミックで漆黒のヘヴィーバラードは、自由を奪われ制限される人生をテーマとしています。
「8年間、故郷ノースカリフォルニアを離れてロサンゼルスにいたんだけど、LAは私と共鳴することは一度もなかったの。私の心はいつもノースカリフォルニアにあったのよ。大きな木々、山や川の側にね。」 Chelsea はそう語ります。
遂に家族と自然、スピリチュアルなムードに溢れた故郷へと帰還し、心の平穏と安寧を取り戻した彼女は、閉塞的で捌け口のない当時の自分を反映させた魂の情歌へと辿り着いたのでしょう。
実際、”Twin Fawn” にも言えますが、彼女も認める通りこの楽曲における Chelsea の歌唱はよりパーソナルで内面全てを曝け出すような壮絶さを宿します。フィードバックと不穏なムードが支配する重密なサウンドとも絶妙にシンクロし、彼女のエモーションは現代社会の閉所恐怖症とも形容可能なイメージをも楽曲に映し出しているのです。
“Hiss” とはホワイトノイズ、つまり雨音や川のせせらぎ、鳥の囀りといった自然と人間を繋ぐ雑音を意味する言葉だと Chelsea は教えてくれました。トレモロリフとポストメタルの重厚で奏でられる “Vex” で Aaron Turner の剛胆な咆哮は大地の感覚、アーシーなホワイトノイズだとも。
Aaron の声が大地の咆哮なら、浮遊感を伴う Chelsea の声はさながら虚空のスキャットでしょうか。楽曲の最後に挿入された森のざわめきに耳を澄ませば、彼女のメッセージが伝わるはずです。ヘヴィーとエセリアルのコントラストで表現される自然に対する強い畏怖は、現代社会が忘れつつある、しかし忘れてはならない貴き精神なのかも知れませんね。
確かにヘヴィーでスラッジーなアルバムですが、同時に “Twin Fawn”, “Two Spirit” のような自身のアイデンティティー、ゴシック/フォークにフォーカスした楽曲や、近年養って来たインダストリアル/ノイズ要素を分断に盛り込むことで、作品は Chelsea の多面的な才能を映す鏡、ある意味集大成的な意味合いも保持しています。そして勿論、女性としての一面も。
アルバムは、魔女の如き甲高い歌声が印象的な “Scrape” で幕を閉じます。様々な怒りやヘヴィーな祈りが込められたアルバムには、当然 Chelsea の一人の女性としての怒りも封じられています。あの禍々しき魔女裁判が行われたセイラムでレコーディングが行われたことも、偶然ではないのかも知れませんね。
今回弊誌では、Chelsea Wolfe にインタビューを行うことが出来ました。彼女がゲスト参加を果たしている MYRKUR の最新作も同様に素晴らしい内容。併せてチェックしてみてくださいね。どうぞ!!

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CHELSEA WOLFE “HISS SPUN” : 9.8/10

INTERVIEW WITH CHELSEA WOLFE

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PHOTO BY ANNA TEA
Q1: First of all, you came to Japan in 2012. What’s your impressions about our country?

【CHELSEA】: Incredibly beautiful and intriguing place. People were kind, thoughtful and peaceful.

Q1: あなたは2012年に一度来日を果たしていますね。まずは、日本に対する印象を教えていただけますか?

【CHELSEA】: 信じられないくらい美しくて、好奇心をそそる場所だったわ。親切で思慮深く、平和的な人たちだったわね。

Q2: What kind of music did you hear and play when you were growing up? How was your childhood like?

【CHELSEA】: I was around music a lot when I was a child because my father was in a country band. So I heard a lot of good old country, Johnny Cash, Hank Williams, but also my father introduced me to Black Sabbath, Fleetwood Mac, and Led Zeppelin. My mother was an artistic person as well – she would draw, paint, sew clothes. She played a lot of folk and blues music for me. My favorites were Joni Mitchell and Bonnie Raitt. My parents divorced when I was young so I split my time between their homes and also spent a lot of time at my grandmother’s house. That was my favorite place because it was kind of magical. It was across the street from the railroad tracks in the old part of town. Next door was a railroad museum. I loved trains – the sounds they made, the forward motion. My grandmother practiced reiki and aromatherapy healing and taught me a lot about that realm. It was my introduction to spirituality.

Q2: どういった音楽を聴き、演奏して育ったのでしょう?

【CHELSEA】: 父がカントリーバンドに居たから、子供の頃は沢山の音楽に囲まれていたわね。だから Johnny Cash や Hank Williams といった古き良きカントリーミュージックを良く聴いていたの。だけど、同時に父は BLACK SABBATH, FLEETWOOD MAC, LED ZEPPELIN といった音楽も私に教えてくれたのよ。
母も同様にアーティスティックな人間だったわ。よく絵を描いたり服を縫ったりしていたわね。彼女は私に沢山フォークやブルースを演奏してくれたのよ。私は中でも Joni Mitchell と Bonnie Raitt が大好きだったの。
両親は私が若い頃に離婚していたから、私は2人の家を行き来したり、大抵は祖母の家で過ごしたりしていたのよ。祖母の家は本当に大好きだったの。マジカルな場所だったのよ。
街の古い地区にある線路から、通りを横切った場所にあってね。隣が鉄道博物館だったの。私は列車が好きだったわ。前に進む時の音がね。
祖母はまた、霊気とアロマテラピーの癒しを実践していて、その分野について沢山教えてくれたの。それが私のスピリチュアルな世界への入口となったのよ。

Q3: I read your interview before. So, It seems Jess Gowrie introduced you heavy music like Marilyn Manson, NIN. In your newest record “Hiss Spun”, you reunite with her again. Off course, the drummer and you were in a band together over a decade ago. Did you team up with her again because you wanted to do more heavy music?

【CHELSEA】: The reunion between Jess and I was long overdue, just as friends, we were drawn back to each other. But our musical chemistry came back just as strong so we started writing songs together almost out of habit. I wanted to write songs with her again, and since she is a great rock drummer I wanted to write some rock songs with her.

Q3: 10年ほど前、同じバンドでプレイしていたドラマー Jess Gowrie があなたに MARILYN MANSON や NINE INCH NAILS といったヘヴィーな音楽を紹介したと聞きました。今回、再度彼女とタッグを組んだのは、よりヘヴィーな音楽性を求めたからなのでしょうか?

【CHELSEA】: Jess と私のリユニオンは、長い間延期されてきたと言えるわね。ただ友達として、私たちはお互いに惹かれ合ってきたのよ。
私たちの音楽的なケミストリーは実に強力になって戻ってきたの。ほとんどまるでずっと一緒にやっていたかのように共作を始めたのよ。
私は彼女とまた楽曲を書きたいと望んでいたの。何より彼女は偉大なドラマーで、私はロックソングを求めていたんだから。

Q4: What’s the meaning behind album title “Hiss Spun”? You moved back to Northern California, not far from your hometown. I think that’s why this is rich emotional, very personal record for you. Do you agree that? What kind of emotions and feelings did you put in the album?

【CHELSEA】: Yes, it’s very personal for me. While writing Hiss Spun I spent more time in my hometown, with old friends and family, after 8 years away in Los Angeles, a city that never resonated with me even though I was able to get a lot of work done there. But my heart always belonged back in Northern California, by the big trees, in the mountains, by the rivers. There was a sense of calm with that return, and also just getting older as a woman, that created a space in my life for really honest songs that dealt with my own past and memories. The title of the album holds two words that are small but hold big meanings. Hiss represents the white noise of the world and the universe – a comforting sound that connects us with nature. Spun is the addiction, the hangover, and the withdrawal. So it can be interpreted in different ways depending on where you’re coming from: it can be very physical and visceral, or more ethereal and abstract.

Q4: 新作は “Hiss Spun” というタイトルになりました。あなたは故郷からそう遠くないノースカリフォルニアへと居を移しましたね。故にこのレコードは、非常にエモーショナルでパーソナルな色合いが濃くなったようにも感じたのですが?

【CHELSEA】: そうね。確かにこのアルバムは非常にパーソナルなものだわ。”Hiss Spun” を書いている間、私はより多くの時間を故郷で過ごしたの。家族や古い友人たちとね。
8年間この街を離れてロサンゼルスにいたんだけど、あそこであんなに音楽活動をしたにもかかわらず、LAは私と共鳴することは一度もなかったの。私の心はいつもノースカリフォルニアにあったのよ。大きな木々、山や川の側にね。
ノースカリフォルニアへ帰って、落ち着いた感覚を取り戻したの。それに一人の女性としても歳を重ねて成熟したわ。だから過去や記憶を題材にした本当に正直な楽曲のための、人生のスペースを作ることが出来たのよ。
アルバムのタイトルは、短いけど大きな意味を持つ二つの単語を組み合わせたの。”Hiss” は世界と宇宙のホワイトノイズ (雨音などの絶え間なく続く目立たない雑音) を意味しているの。快適なサウンドで私たちと自然を繋ぐノイズよ。
“Spun” は中毒、酩酊、離脱を意味するの。ホワイトノイズ中毒とか、ホワイトノイズによる酩酊状態とか。つまりあなたがどんな境遇にあるかによって、様々な意味に解釈することが出来るのよ。物質的で直感的にも取れるし、よりエセリアルで抽象的に捉えることも可能なの。

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PHOTO BY NICK SAYERS
Q5: “Twin Fawn” is typically, it seems your vocal becomes more deep, more proficient, and more emotional. Musically, you’ve been writing songs in the very versatile style. In that context, have you noticed any particular changes in your relationship with your own voice?

【CHELSEA】: I’ve become more comfortable with my own voice for certain. When I did my tribute to Rudimentary Peni EP back in 2012 at Southern Studio in London, this very full voice came out of me that I wasn’t expecting. I decided to experiment with that full voice on Hiss Spun, especially Twin Fawn and 16 Psyche. But also I pull my voice back when that’s needed as well. I wanted there to be some intimate moments vocally, almost uncomfortable.

Q5: “Twin Fawn” は典型的ですが、あなたのボーカルはより深く、熟練し、エモーションを増したように感じます。
あなたの書く楽曲は非常に多様で幅広いですが、その影響で自身の声との付き合い方が変化した部分もあるのでしょうか?

【CHELSEA】: 間違いなく、私は自分の声により快適さを感じるようになって来たわね。2012年にロンドンの Southern Studio で RUMIMENTARY PENI へのトリビュート作品をレコーディングした頃に、思わぬ形で自分の最高のフルボイスを掴むことが出来たのよ。その声を “Hiss Spun”、特に “Twin Fawn” と “16 Phyche” で試すことに決めたの。
ただ、勿論必要な時は元の声に戻すわよ。私は自分を曝け出すようなボーカルを求めていたの。ほとんど不快に思えるほどのね。

Q6: Aaron Turner makes an appearance of “Vex”, also Troy Van Leeuwen contributes guitar to the record. How did you know them, and what made you invite them to this record?

【CHELSEA】: I met both of them by playing with their bands and became friends. I knew Troy would be a great lead guitar for this player and that he’d understand the kind of twisted emotions these songs had. I wanted Aaron’s voice on a song as a grounding element. His voice feels so earthy and deep to me. It’s part of the comforting white noise.

Q6: ex-ISIS の Aaron Turner が “Vex” に、さらに QUEENS OF THE STONE AGE の Troy Van Leeuwen がギタリストとして全面的にアルバムにゲスト参加しています。彼らが作品に参加を果たした経緯を教えていただけますか?

【CHELSEA】: 私は2人ともに一緒にバンドでプレイして友達になったのよ。だから Troy が偉大なリードプレイヤーであることは知っていたし、私の楽曲が持つ複雑なエモーションも理解してくれると思ったの。
Aaron の声はあの曲に、”大地の” 感覚をもたらすために必要だったのよ。私にとって彼の声は実にアーシーで、深く響くのよ。つまり、彼の声は快適なホワイトノイズの一つだと言えるわね。

Q7: You collaborated with Converge at “Blood Moon”. You said you wanted “Rock Songs”. Did that collaboration and your direction make you appoint Kurt Ballou as a producer of “Hiss Spun”?

【CHELSEA】: Yes, spending some time at his studio in Salem helped the decision because I loved the space. But also, as I mentioned earlier I really wanted to feature Jess’ drums on this album and I’ve always loved the way Kurt captures drums so I knew he’d be a great engineer for this heavy album.

Q7: コラボレートと言えば、あなたは “Blood Moon” で CONVERGE と共演を果たしましたね。Kurt Ballou をプロデューサーに起用したのは、”ロック” “ヘヴィー”というキーワードともリンクしたそこからの流れなのでしょうか?

【CHELSEA】: そうね。Salem の彼のスタジオで過ごしたことがこの決断を後押ししたのは確かね。なぜなら私はあの場所が好きだからなの。
だけど同時に、さっきも言ったように私はこのアルバムに Jess のドラムスをぜひフィーチャーしたかったのよ。それで、Kurt がドラムスを “捉える” やり方を私はいつも愛してきたから、彼がこのヘヴィーなアルバムにとって良いエンジニアになるだろうことは分かっていたのよ。

Q8: Regarding collaboration, you made an appearance of Russian Circles, and Myrkur. Off course, the situation is different, because Russian Circles is instrumental band and Myrkur is female singer. How was these experiences?

【CHELSEA】: Every collaboration is very different. With Russian Circles, they were my friends before we made the song together so I felt very comfortable with them. The album being called Memorial brought to mind for me an elderly person, looking back at their life, so I wrote the song about that. With Amalie from Myrkur, I only met her after she asked me to write some songs with her for her new album, so we got to know each other through playing music. I was in the midst of writing my own album so I was worried I didn’t have anything to give, but fortunately she already had a lot of great ideas to start with. I think she’s a very talented person.

Q8: 逆にあなたがゲスト参加した作品も増えましたね?インストゥルメンタルバンドの RUSSIAN CIRCLES と女性ボーカル MYRKUR、シチュエーションは異なりますがどちらも素晴らしい結果を生んでいます。

【CHELSEA】: そうね、全てのコラボレーションが非常に異なる意味を持つのよ。RUSSIAN CIRCLES の場合は、楽曲を共作する以前から友人だったから、とても快適に事を運べたわ。 “Memorial” と名付けられたアルバムは、私に年老いた人が人生を振り返るような心象を与えたの。だからそういった楽曲を書いたのよ。
MYRKUR の Amalie については、彼女が新作のための共作を依頼して来るまで会ったことがなかったの。だから音楽をプレイしながらお互いを理解していったのよ。私は自分自身のアルバムを書いている途中でもあったから、何も出てこなかったらどうしようと心配していたんだけど、幸運にも彼女は最初から沢山の素晴らしいアイデアを用意してくれていたの。とても才能のある女性だと思うわ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED CHELSEA’S LIFE

BLACK SABBATH “VOL.4”

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ABNER JAY “FOLK SONG STYLIST”

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WARDRUNA “RUNALJOD-GAP VAR GINNUNGA”

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ROMEO & JULIET SOUNDTRACK 1996

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FLEETWOOD MAC “RUMOURS”

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MESSAGE FOR JAPAN

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PHOTO BY BEN CHISHOLM

I really, really hope I can come back and visit soon and play shows in Japan! Much love and good health to you all.

私は本当に、本当に日本へすぐに戻ってショウを行いたいと望んでいるのよ!みんなの健康を願い、大きな愛を込めて。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GALNERYUS : ULTIMATE SACRIFICE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SYU & FUMIYA FROM GALNERYUS !!

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The Best Power Metal Band In The World, Pride of Japan, GALNERYUS Has Just Released The Greatest Metal Opera Of The Year, “Ultimate Sacrifice” !!

DISC REVIEW “ULTIMATE SACRIFICE”

日本が誇るシネマティックメタルの英姿 GALNERYUS が、究竟の証 “Under The Force of Courage” の真秀なる続編 “Ultimate Sacrifice” をリリースしました!!前作の壮大かつ勇壮な世界観を威風堂々受け継ぎながら、さらにスケールアップを果たした雄渾無比なメタル活劇は、もはや世界でも最高峰のクオリティーを誇ります。
前作 “Under The Force of Courage” はバンド初のコンセプトアルバム。ギタリストでマスターマインド SYU の手による長編のドラマティックな戦記を元に、”人間の存在意義を問い、悟りに至るプロセスを描いた” 映画のような一大スペクタクルは、圧倒的な構成力に至上のメロディーとエモーションを湛えバンドの最高傑作とも評された作品でした。
リリース後にはアルバムの完全再現ツアーも行い順風満帆に見えた GALNERYUS は、しかし2003年からバンドのエンジンであり続けたドラマー Jun-ichi と袂を分かつ決断を下します。「Jun-ichiさんの脱退については、数年前から実はその傾向は見え隠れしていました。」 と SYU が語るように新たな血を加えるタイミングだったのかも知れません。
UNLUCKY MORPHEUS, THOUSAND EYES 等で名を馳せる FUMIYA を新たなダイナモに迎えて制作された “Ultimate Sacrifice” は事実、マイルストーンとなった前作の完成度、構成美に、瑞々しい躍動感や生命力が織り込まれた作品です。
“SIDOOH/士道” を描いた高橋ツトムのアートワークも映える自己犠牲の物語は、前作の主人公が遂に理想とする国家を打ち立てるも命が尽き果てる場面からスタートします。後任として仄暗く権力を握る主人公の部下と、真直ぐな主人公の息子が繰り広げる闘諍は “Enter the New Age”、まさに新世代のファンファーレで幕を開けます。
歌劇、メタルオペラ “Heavenly Punishment” の目も眩むような絢爛さ、圧倒的な造形美はすなわち GALNERYUS の真骨頂。息子の慟哭を封じ込めた悲傷の旋律は狂おしいまでにリスナーの胸を打つのです。実はバンドが得意とする、中盤の DREAM THEATER 的なメカニカルなデザインも楽曲を見事に引き締めていますね。終盤にはクワイアで一際高揚感を掻き立てます。
前作から続く畳み掛けの美学。さらにスピードを増した “Wings of Justice” を聴けば、新たな血がバンドのスピリットにしっかりと溶融したことが伝わるでしょう。SYU のファストなリフワークをランドマークに、破綻スレスレでバンド全体をごっそりと加速させる FUMIYA のアクセルワークは実にエキサイティング。
FALLUJAH や SikTh を最近のフェイバリットに挙げ、「昔からドラムも打楽器ではなくメロディ楽器として捉えている節がありまして、小口径のタムやエフェクトシンバルなどで曲中(特にフィルイン)に彩りを添えることは常々意識しています。」 と語るように、FUMIYA の彩り豊かでコンテンポラリーなドラム捌きは明らかにバンドの新たなる武器となっています。
武器と言えば、メンバー各自の多様な個性も GALNERYUS には欠かせない要素です。傑出した鍵盤奏者 YUHKI が創造した EL&P とパワーメタルの愛おしき邂逅 “With Sympathy”。戦いを重ねる中で生まれる戦士の友情を描いた雄々しくも希望に満ちたナンバーは、YUHKI が敬愛する Keith Emerson の風格を乗せて、アルバムに見事なコントラストを映し出すのです。
また、息子の運命的な恋愛を描く “Wherever You Are” は小野“SHO”正利と SYU の才能が見事にシンクロした一つのハイライトと言えるかも知れませんね。”SHO” よりも “小野正利” のペルソナにフォーカスした邦楽的なラブソングは、あまりに切なく、甘く、聴くものの過去の恋愛を脳裏に浮かび上がらせます。加えてアウトロの Gary Moore を思わせるエモーショナルでしかし巧みに起承転結を配置したリードギターは、さらに楽曲を遥かなる高みに導きます。
フレットポジションの異なる同音異弦チョーキングから、フルピッキングで加速しアルペジオにスケールを加えた独自のリックへと辿り着く刹那にはあまりの素晴らしさに、「やめて!!フェイドアウト!!しないで!!一時間でも二時間でも続けて!!」と叫ぶリスナーも多いはずです。
「テクニックを見せたい!という気持ちは最近は特に減退してて、トータルの音楽としてバランスを取りたいという気持ちが非常に強くなってます。」 テクニックと音楽の違いを浮き彫りにする SYU の言葉と演奏は、実際求道者故の凄みと説得力に溢れているのです。
アルバムを締めくくるのは、バンドの進化を見せつける目眩く二つの大輪、壮麗なる組曲。物語の最期はあまりに衝撃的。しかし GALNERYUS もストーリーもここが終着地ではないでしょう。アルバムは無垢なる胎動と共に、バンドの燦然たる未来と新たなるコンセプト作品を予感させて幕を閉じます。
今回弊誌では、SYU さんと FUMIYA さんにインタビューを行うことが出来ました。いつかは Wacken や Hellfest のヘッドラインを務めて欲しい。心からそう願わせるほどの感動がここにはあります。弊誌二度目の登場。GALNERYUS です、どうぞ!!

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GALNERYUS “ULTIMATE SACRIFICE” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TONY MACALPINE : DEATH OF ROSES】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TONY MACALPINE !!

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One Of the Most Satisfying Listens In The Shred Scene, “Death of Roses” Represent A Triumphant Comeback For Virtuoso, Tony MacAlpine !!

DISC REVIEW “DEATH OF ROSES”

癌との戦いに打ち勝った不撓不屈のギターマスター Tony MacAlpine が、復活の狼煙を上げる “Death of Roses” をリリースしました!!マエストロの新たなチャプターは、自身の “ハイライト” と断言する煌めく七つのモメンタムから始まります。
Tony が癌を患っている事実を公表したのは、2015年8月のことでした。快作 “Concrete Gardens” をリリースし、翌月には来日公演を控えて順風満帆まさに第二の全盛期を謳歌していた Tony のショッキングなニュースは即座にギター、メタルコミュニティーを駆け巡り、世界中のファンが彼の身を案じたのです。
祈りと支援の輪は当然ミュージシャンにも広がりました。2015年の12月に開かれた Tony のベネフィットコンサートには、Steve Vai, Zakk Wylde, John 5, Mike Portnoy, Billy Sheehan, Derek Sherinian といったレジェンドが集結。さらに Steve Stevens, Paul Gilbert, Steve Lukather, Joe Satriani 等のビッグネームも Tony のために自身のギターをドネートしたのです。
「Tony は親友で、実にスイートな人間で、最も才能のあるミュージシャンの一人だよ。」 コンサートを牽引した元バンドメイト Mike Portnoy はそう語ります。実際、インタビューを読めば彼の真摯で優しい人間性と音楽に対するストイックな考え方が浮き彫りになるはずです。
実は Tony を見舞った悲運は自らの病のみではありませんでした。時を同じくして愛する妻も癌に侵されていたのです。「病床からずっと妻のこと、彼女が経験しているであろうこと全てを心配していたんだよ。」 彼のこの言葉には、しばしば音楽の中にまでも滲み出るTony の豊かで温かな人間性が反映されていると感じました。
家族と共に困難な時を乗り越えた Tony が遂に音楽の世界へと帰還を果たす新作 “Death of Roses”。ハイライトであり新たなチャプターだと語る作品はまさに Tony の過去と未来の架け橋です。
31年のキャリアを通して、Tony はプログレッシブメタル、インストゥルメンタル、ジャズ/フュージョンの世界を股に掛けコアな音楽ファンに自身の純粋なる音のメッセージを伝え続けて来ました。
ヴァイオリンの技術を投影したシュレッドのみならずピアノまでをも自由自在に操り、クラシカルな旋律と流暢なギターハーモニーでエセリアルな美のシンフォニーを奏でた初期のソロアーティスト時代。Derek Sherinian, Virgil Donati とタッグを組みメタルとフュージョンを融合させた画期的なプロジェクト PLANET X。よりジャズ/フュージョンへとフォーカスしグラミーにもノミネートされたミュージシャンシップの権化 CAB。Steve Vai との共闘。Mike Portnoy, Billy Sheehan, Derek Sherinian、歴戦の強者たちとの邂逅、プログレッシブスーパーグループ PSMS。現代音楽への傾倒、そして多弦ギターと Djenty な要素まで吸収した近年のコンテンポラリーなスタイル。
復活の Tony が奏でる音楽は、その全てのエレメントがジグソーパズルのピースの如く集約し組み上げられた美しき曼荼羅、すなわち彼の本質であり中心なのかも知れませんね。
オリエンタルでキャッチーなメロディーと Vai ライクなスケールのチョイスが秀逸なアルバムオープナー “Chrome Castle”、スリリングなフュージョンの遺伝子を宿すシステマティックなコンポジションが Djenty でソリッドなリズムに映える “Axiomatic Jewels”、持ち前のクラシカルな素養とピアノの響きが多弦ギターの重低音と調和する “Synthetic Serenity”。実際、様々な要素が絡み合いレイヤーされた複雑でしかし頭に残る楽曲の数々は、Tony のミュージシャンとしての深潭、度量、奥深さを感じさせるに充分なクオリティーを誇ります。
中でもタイトルトラック “Death of Roses” のブルースを著しくエッジーに深化させる試みは、Scott Henderson, Hiram Bullock といった “本物” と浮名を流してきたハンガリアンセンセーション Gergő Borlai​ の助力も得て、作品に類まれなるダイナミズムをもたらしていますね。Jeff Beck, そしてその Henderson とはまた異色のブルースに対する切り口が光ります。
アルバムは、MESHUGGAH が奏でる現代音楽といった様相の低音リフと、アンビエントで優雅な調べが交互にダンスを踊る “Shundor Prithibi” で幕を閉じました。もしかしたら、Tony はここに病床で感じた闇と光を投影しているのかもしれません。そしてベンガル語で “美しい地球” を意味する “Shundor Prithibi” は、2枚組として設計された “Death of Roses” の後半、新たな宇宙へと繋がっていくのです。
今回弊誌では、Tony MacAlpine にインタビューを行うことが出来ました。「インストゥルメンタルミュージックは人間の精神世界への道であり、僕たち全員を結びつけるものなんだよ。」 二度目の登場です。どうぞ!!

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TONY MACALPINE “DEATH OF ROSES” : 9.8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KAIPA : CHILDREN OF THE SOUNDS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH HANS LUNDIN OF KAIPA !!

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Legendary Swedish Progressive Rockers, Kaipa Will Bring Ethereal Melody, Great Interplay, And Beautiful Inspiration With Their New Record “Children Of The Sounds” !!

DISC REVIEW “CHILDREN OF THE SOUNDS”

スウェーデンプログレッシブシーンの開祖にしてイニシエーター、70年代から活躍を続ける芳醇なるメロディーの宝庫 KAIPA が最新作 “Children of the Sounds” を9/22にリリースします!!煌びやかでシンフォニック、その絶佳なる美しきサウンドスケープは、レトロとコンテンポラリーの華麗なる融合を誘ってベテランの底知れぬ創造性を誇示していますね。
トラッドとクラシカルを軸に、情感豊かでキャッチーなプログレッシブロックを聴かせた70年代~80年代前半。Hans Lundin と Roine Stolt、巨匠2人のマジカルなインタープレイとバンドの巧みなアンサンブルは世界中を魅了し、故に82年の活動休止は実に惜しまれた出来事でした。
バンドに新たな生命が灯ったのは休止から20年の月日を経た2002年。Hans と Roine を首謀者として、 Morgan Ågren (MATS/MORGAN BAND), Jonas Reingold (THE FLOWER KINGS), Aleena Gibson, Patrik Lundström (RITUAL)という超一流の実力者を揃えたラインナップで復活を遂げた KAIPA は、2005年の Roine 脱退以降も新たにマエストロ Per Nilsson (SCAR SYMMETRY) を加えてコンスタントに良作を発表し続けているのです。
「僕たちは “サウンドの子供たち” であるという想像に至ったんだ。人生で経験して来た音楽を集めて新たな創造をもたらし、フレッシュな音楽を描くというね。」 と語るように、”Children of the Sounds” は、KAIPA のマスターマインド Hans Lundin の潜在意識へと集積された “音楽の種子” が芽吹き、全5曲58分の壮大なるエピックへと成長を遂げた登熟の一枚だと言えるでしょう。
アルバムオープナー、12分のタイトルトラック “Children of the Sounds” はまさにその Hans の哲学を完璧に反映した楽曲です。「僕はいつも、潜在意識のどこかに隠れている偉大で忘れ難いメロディーを出発点として見つけようとするんだよ。僕はそれを良くボーカルメロディーやメインテーマにしたりするんだ。」 という証言は非常に音楽的でインテリジェンスな彼のやり方を裏付けます。
クラッシックやジャズ、ミュージカルで良く使用されるこの “テーマを膨らませる” 手法は、例えばプログメタルに有りがちな様々な異なるパートを複雑に繋いで行く煩雑な手法よりも、楽曲の主題をリスナーに印象づけるという点において非常に有効です。そして 「僕はメインテーマに様々なバリエーションを持たせる技法を良く使用するよ。時には拍子を変えて、時には同じコードで新たに楽器でメロディーを書いたり、時には主題の断片を含ませたり、時にはコードのベースノートだけを変えて少し変わったフィーリングを出すこともあるね。」 と Hans が語る通り、”Children of the Sounds” におけるテーマの膨らませ方は本当に見事の一言ですね。
“ドーシーラーソラー” というシンプルにして心に染み入るメロディーは、Aleena のエモーショナルな女声を発端に、テンポ、拍子、コード、キー、メジャー/マイナーなどを入れ替えながら、万華鏡のようにその姿を変え躍動し、楽曲に無上の彩と強烈な印象を加えていくのです。
再結成以降、ライブは一切行わず、レコーディングも Hans の制作したデモから全てをファイルシェアで行っている KAIPA。とはいえ、「他のメンバーとはもう長年一緒にやって来ているから、デモを作っている間にも彼らの存在を感じることが出来るし、彼らが実際にプレイした最終形も想像することが出来るんだ。」 と語ってくれた通り、Per のメロディックでしかしコンテンポラリーなスマートかつソニカルなギタープレイ、Aleena と Patrick のジャニスとフレディー・マーキュリーを思わせるエモーショナルでコントラストを育むデュエット、Jonas と Morgan の繊細かつダイナミックなリズムワーク、そして Hans のノスタルジックで温かみのあるシンセサウンドは全てが適材適所。美麗なるヴァイオリンや笛の音色まで全てが Hans のデザインを巧みにグレードアップさせ、アートワークにも反映されたファンタジックで、自然に対するスピリチュアルなインスピレーションを見事具現化しているのです。
17分に及ぶ一大エピック、時にソフトに時にエッジーに、70年代のスピリットとモダンなプロダクションで木々や鳥たち、自然にフォーカスした “On The Edge of New Horizon” は Hans だけでなく、まさにバンド KAIPA としてのゴールが達成された瞬間なのかも知れませんね。
今回弊誌では Hans Lundin にインタビューを行うことが出来ました。音楽は音学でもあります。学問は一時の思いつきでは決してなく、太古から積み重ねられてきた知識の集積です。そういった意味で Hans の言う “音楽のライブラリー” からの創造、そしてトラディショナルで正攻法な作曲の手法は実に理に叶っており、これからコンポーザーを志す人たちにとって最高の指南書になるのではないでしょうか。どうぞ!!

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KAIPA “CHILDREN OF THE SOUNDS” : 9.8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DEAD CROSS : DEAD CROSS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JUSTIN PEARSON OF DEAD CROSS !!

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Metal & Hardcore Energetic Supergroup, Dead Cross Brings Life Back Into The Genre With Groundbreaking Debut Record “Dead Cross” !!

DISC REVIEW “DEAD CROSS”

“SLAYER のようにアグレッシブで、FANTOMAS のように奇妙”。Dave Lombardo ( ex-SLAYER, FANTOMAS ), Mike Patton ( FAITH NO MORE, FANTOMAS ), Mike Crain ( RETOX ), Justin Pearson ( THE LOCUST, RETOX ) というエクストリームミュージックの重鎮が集結した新バンド DEAD CROSS が衝撃のデビュー作をリリースしました!!百戦錬磨の古兵たちが放つ一撃はあまりに熾烈かつ迫真です。
SLAYER での鬼神たる Dave Lombardo、FAITH NO MORE での異形たる Mike Patton については今さら多くを語るまでもないでしょう。勿論、その2人がタッグを組んだアヴァンギャルドで “アンチアート” な “Dada-Metal”、FANTOMAS についても。過去に Lombardo は、「もしピカソがミュージシャンだったら FANTOMAS のような音楽を創造しただろう。」 とさえ述べています。
一方で、THE LOCUST はグラインドコア、パワーバイオレンス、ノイズロックをハードコアのフォーマットへと落とし込んだ多様かつ複雑でダイナミックな音楽を信条としており、さらに THE LOCUST の美学こと Justin Pearson が新たに立ち上げた RETOX はハードコアパンクのエキサイティングな新鋭です。
インタビューで Justin は、「ジャンルは実に厄介なもので、自分の目的はリスナーを無関心にしないこと」 だと語ってくれましたが、彼らのキャリアと独自性を見れば、DEAD CROSS という奇跡の化学反応がそのイメージを叶えることは確かなようにも思えます。
実際、”Dead Cross” は期待以上にカオスでエクストリーム、ゲームチェンジングなレコードです。「みんなの音楽に対する感じ方を変えたいし、もっと言えば壊したいと思っているんだよ。」 と語る Justin の野心は、比類なきメンバーと類希なるシンパシーを得て遂に達成されたと言えるのかも知れませんね。
“Dead Cross” が死の直前起こる体温の急降下と脈拍の急上昇、つまり体温曲線と脈拍曲線が交差する現象である “死兆交差” を指すように、アルバムは怒りとフラストレーション、そして究極的にはそこから生じる “死” を様々な観点、手法で表現した作品だと言えるでしょう。
事実、Dave Lombardo は Rolling Stone 誌のインタビューで、このバンドがパリのバタクランで起こったテロに対する大きな憤りから生まれたことを認めています。これが完璧なハードコアアルバムで、自身の最もブルータルで抽象的なレコードであることも。
勿論、Dave 究極の一枚に SLAYER の “Reign in Blood” を挙げるファンも多いでしょう。奇しくもほぼ同じ、30分を切るランニングタイムの2枚のレコードは、そのインパクトにおいても同等の強い光彩を放っているように思えます。
“Reign in Blood” が伝説と化したのは、その際限なきアグレッションと呼応して溢れ出る瑞々しきフックの数々があったからこそ。怒りに満ちた “Dead Cross” にも同様に、リスナーをリピートへと誘う豊潤かつインテリジェンスな仕掛け、キャッチーさが潜んでいるのです。
アルバム前半、ハードコアパンクとスラッシュのエナジーを二乗し突進するアドレナリンラッシュの渦中においても、THE LOCUST を想起させる知的な混沌、ノイズ、変拍子、テンポチェンジは極上のアクセントとして揺るがぬ存在感を放ちます。
さらにBandcamp のインタビューで、「ハードコアのルーツに回帰したんだ。クソと重要さの見分けがつくようになった。」 と語る Dave のドラミングは、その比類なきビートをより感情にまかせ、性急に、複雑に、そしてブルータルに刻みます。80年代のベイエリアパンクから、THE DILLINGER ESCAPE PLAN のようなよりコンテンポラリーなマスコアまで自由自在な Mike Crain のリフワークもスマートで耳を惹きますね。そして何より Mike Patton は Mike Patton です。
「オペラティックなバックヴォーカルとボイスエフェクトをレコード全体にレイヤーすることはどうしても避けられなかったんだ。」 怒れるレコードに似つかわしくない Mike の業、カルマはバンドを驚かせました。しかし、同時に Dave は Mike 由来の異質なるハーモニーやオルタナティブなメロディーラインがアルバムに深みを加えたことも認めています。
CELTIC FROST のアヴァンギャルド、邪念、悪夢を飲み込んだ “Bela Lugosi’s Dead” や “Gag Reflex”、パンクのキャッチーさを奇妙に再構築した “Shillelagh”、よりプリミティブなスクリームが狂気を育む “The Future Has Been Cancelled” といった楽曲群は Mike の貢献なしでは成立しなかったはずです。
鬼才 Ross Robinson を含め5人の才能が火花を散らしたアルバムは、バンドの次なる可能性を諮詢する、ゴシカルでインダストリアルな “Church of the Motherfuckers” でその幕を閉じました。
今回弊誌では Justin Pearson にインタビューを行うことが出来ました。「全てのクリエイティビティーに感謝を」 どうぞ!!

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DEAD CROSS “DEAD CROSS” : 10/10

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