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COVER STORY + NEW DISC REVIEW 【BLACK COUNTRY, NEW ROAD : FOR THE FIRST TIME】


COVER STORY : BLACK COUNTRY, NEW ROAD “FOR THE FIRST TIME”

“Black Country, New Road Is Like Our Very Own ‘Keep Calm and Carry On’ Or Tea-mug Proclaiming That You Don’t Have To Be Crazy To Work Here But It Helps. It Basically Describes a Good Way Out Of a Bad Place. Excited People Sometimes Claim To Have Lived Near The Road And I Keep Having To Explain To Them That It Doesn’t Exist”

BLACK COUNTRY, NEW ROAD

英国最高のニューバンド、世界最高のニューバンド。デビュー作ですでに最高の評価を得て、将来が約束されたかのように思える BLACK COUNTRY, NEW ROAD。しかしこの独創的な、全員がまだ20代初頭の若者たちは地に足をつけて進んでいきます。
「せいぜい、10点中7点くらいの評価だと思ってたよ。誰もが好きになるわけはないからね。大抵、Twitter で音楽を発表しても、2割が熱狂し、5割が知らん顔、残りの3割が嫌うって感じでしょ?」
サックス奏者の Evans がそう呟けば、ベースHyde も同意します。
「私たちはただの7人のベストメイトで音楽を作っているだけなの。注目されることは名誉なことだけど、私はそれとはあまり関係がないのよ」
このケンブリッジシャー出身の7人組モダン・ロックバンドは、プレスの注目を浴びようとはしていません。彼らは結成してまだ2年半ほどしか経っていませんが、今のところプレス、マスコミの必要性を感じていないのです。なぜなら、ライブが、強烈な口コミの熱量を生み出しているからです。
今、南ロンドンのロック・ミュージック周辺で何かが勃発しています。ポストパンクやポストハードコアの枠組みを使って、アシッドフォークからクラウトロック、クレズマー、ジャズ、ファンク、アートポップ、ノイズ、ノーウェーブまで、様々な影響を受けた多様なバンドが、奇妙な新しい方法でそれらを組み合わせて、奇妙な新しい音楽を生み出しているのです。
こういった素晴らしい手腕を持つ若いバンドは、現役または元音楽学生の場合が多く、結果としてお金をかけずに実験や成長ができる練習場へのアクセスが若い才能にとっていかに重要かを示しています。実際、BC,NR のうち3人はクラッシックの教育を受けています。

BLACK COUNTRY, NEW ROAD に参加しているミュージシャンのほとんどは、何人かがそのまだ学生であった2014年にイースト・カンブリッジシャーで結成された NERVOUS CONDITIONS というバンドに所属していました。そのライブパフォーマンスはエキサイティングという言葉でさえ控えめに思え、ダブルドラマーのラインアップは、1982年の THE FALL や1993年の NoMeansNo のような雰囲気を醸し出して、BEFHEARTIAN の喧騒と BAD SEEDS の勢いまで感じさせていました。さらにグラインドコアの激しさと、憎まれ口や軽蔑の念が、瞬時に静謐な美しさに変わるような、煌びやかな輝きを携えていました。
ただし2018年1月にシンガーの Conner Browne がSNSの投稿を通じて2人の別々の人物から性的暴行を受けたと告発され、数日後にバンドは解散を余儀なくされたのです。声明の中で、Conner は告発をした2人の女性に謝罪しただけでなく、バンド仲間にも謝罪しました。
数ヶ月も経たないうちに、ほとんど何の前触れもなく、同じようなラインナップの新しいグループがロンドンと南東部を中心に激しいギグを行っていました。Conner がいなくなり、元ギタリストの Izaac Wood がフロントマンとなり、ドラマーの一人 Johnny Pyke は去りましたが、Chalie Wayne はまだキットの後ろにいます。ベースの Tyler Hyde, サックスの Lewis Evans, シンセサイザーの May Kershaw, ヴァイオリンの Georgia Ellery とお馴染みの顔が新たなバンドを彩ります。セカンドギタリストには Luke Mark が加わりました。

ただし、ラインナップが似ているとはいえ、バンドとしては(全くではないにしても)かなり違ったサウンドになっていました。BC,NR の方が優れていると、数回のライヴで明らかになります。新たにフロントマンとなった Izaac Wood の超越的で文学的なインスピレーションがバンドをさらに進化させたとも言えるでしょうか。
すでにトレードマークとなったシュプレヒコール・ヴォーカルだけではなく、個人的な経験を歌っているというよりも、歌詞の一部または全部がフィクションになっているような、物語性のある曲作り。Wood は散文、詩、韻を踏んだ連歌などを1曲の中で簡単に切り替えています。彼は、視点の変化を伴う複数の物語や、他の曲へのメタ・テキスト的な参照など、ポストモダン的な手法を用いています。
Speedy Wunderground からリリースされたデビュー・シングル “Athen’s France” のセッションで Wood は、1億再生を記録した Ariana Grade の “Thank U, Next” と、彼自身が同年に THE GUEST としてソロでリリースした “The Theme From Failure Part 1” というあまり知られていないシングルをチェックしたと語っています。これらの曲をはじめ、詩的に音楽的に確かな足取りのを並置することは、BLACK COUNTRY, NEW ROAD がどこから来ているのかにかんして、多くの手がかりを提供してくれるはずです。
では Isaac Wood がソングライターになる前は、日記を書いたり、10代の詩人であったり、熱烈なエッセイスト、PCで戦うキーボードの戦士など、文章に馴染み深い人間だったのでしょうか?
「言葉を書くことに関しては、特に長い歴史はないし、豊かな歴史もない。初期の試みはいくつかあったけど、本気で書くことにコミットした最初の記憶は、2018年の “Theme From Failure Pt.1” だった。」
この曲は、歌詞が陽気でメタモダンなシンセポップな作品でした。
「今まで寝たことのある全ての女の子に自分のパフォーマンスを評価してもらったけど、その結果は恐ろしいものだった。 あの曲は、全く同じことを言う方法が50通りもあることを証明しているんだ。」

歌詞の影響力といえば、Wood はブリクストンのザ・ウィンドミル・パブと Speedy Wunderground のレーベルを中心とした狭いシーンの中で同業者、尊敬する人たちを挙げています。南ロンドンの音楽シーンは控えめに言っても今、沸騰しているのです。彼は特に Jerskin Fendrix を称賛しています。
「自分の音楽をやっている時にはほとんど把握していなかった音楽的なコンセプトが、初めて彼を見た時にはすでに Jerskin のセットの中で完全に形成されていたんだ。彼がやったことは面白くて感動的だったけど、決してくだらないものではなかった。僕たちの関係を最も正確に表現するならば、僕は彼の甥っ子ということになるだろうね。」
それに Kiran Leonard の “Don’t Make Friends With Good People” も。
実際、BLACK MIDI, SQUID と共に、BC, NR は単なるポストパンクの修正主義者と定義することはできないにせよ、純粋に優れたポストパンクの復活を祝っているようにも思えます。もちろん、重要なのは彼らがフリージャズやクラウトロックを漂いながら1970年代後半の最高で最も突出したバンドが持っていた精神、ダイナミズム、実験性を備え、新たに開発されたジャンルまで横断している点ですが。コルトレーンの精神から SWANS の異能、TOOL の哲学まで、受け止め方も千差万別でしょう。
「彼らは僕らをもっと良くしようと背中を押してくれるんだ。彼らより優れているというよりも、より良いミュージシャンになって、より良い曲を書けるようにね。もっと練習しなきゃと思うよ」

文学的な影響については、「もちろん、僕はいくつかの本を読んだことがある。明らかに僕は何冊かの本を読んでいて、それらの本が言葉にも不確かだけど影響を与えているんだ。」 と語っていますが、具体的には 数年前に読んでいた Thomas Pynchon (アメリカの覆面作家。作品は長大で難解とされるものが多く、SFや科学、TVや音楽などポップカルチャーから歴史まで極めて幅広い要素が含まれた総合的ポストモダン文学) と Kurt Vonnegut (人類に対する絶望と皮肉と愛情を、シニカルかつユーモラスな筆致で描き人気を博した。現代アメリカ文学を代表する作家。ヒューマニスト) の名前を挙げます。
「芸術の高低の境界線を尊重していない人がいることは問題だけど、少し成功している作家はその境界線を尊重し、それを理解し、それを覆したり、操作したりしているんだよ。彼らは文化についてのつまらない一般化したポイントを作るためにやっているのではなく、実際に人々が共感できるような、感情的に共鳴する何かを言うためにやっているのだから。僕たちは皆、文化的な価値の高低という点では、高いものも低いものも経験しているけど、それらが交差したとき、あるいは境界線が存在するように感じられないとき、その境界線が取り払われたとき、それはその瞬間の感動や感情的な共鳴の一部となるんだ。それが正確に表現できれば、信じられないほどインパクトのあるものになる。だから僕はヴォネガットのような作家に興味を持っているんだ。物語に興味を持ってもらうための安っぽいトリックかもしれないけどね。でも、リスナーが風景を想像するのに美しい言葉や文学的なセンスを使う必要はないんだよ。コカコーラのように、彼らがすでに知っているものを与えて、あとは好きなものを好きなだけ詰めればいい」
意外かもしれませんが、Wood は Father John Misty の大ファンであることも公言して憚りません。
「正直、彼のことをちょっとセクシーな愚か者だと思っていたんだけど、気がつけば彼の後を追いかけていた。彼は世界最高の作詞家ではないけれど、彼の考えていることは完全に、完全に正直だからね」

Wood 自身の初期の文学的な実験としては、”Kendall Jenner” が挙げられるでしょう。ホテルのスイートルームに宿泊するTVスターを、彼らの意志に反して強引にその場を訪れるリアリティーショーの一場面。もちろんフィクションですが、Kendall (カーダシアン家のお騒がせセレブライフで知られるモデル、タレント) は自殺の前に、(私はNetflixと5HTP の申し子/私の青春時代すべてがテレビで放送されている/何も感じることができない/ジュエリーを脱ぐと私は空気よりも軽いのよ)と嘆きます。
「僕はちょうど面白いと思った物語の装置を試してみたかった。音楽の終わりは前のセクションとはかなり対照的で、物語にはある種のクライマックスが必要だと思ったので、多くのものと同じように、死で終わったんだ。この作品は、彼女の立場や場所について、あるいは彼女のファンや視聴者についてのより広い解説を意図したものではないんだ。別に視聴者の共犯性をあげつらってもいない。いつも彼女や彼女の家族の出来事を楽しんでいたからね。ストレートな物語性のある作品を作るのは初めての試みで、今振り返ってみるとちょっと刺激的すぎたかもしれない。もちろん、女性を差別する意図なんてないよ?そんなことは考えたこともなかった。」
“For The First Time” は昨年3月にイギリスがロックダウンに入る前にレコーディングされた最後のアルバムの一つであり、混乱の中で録音されたアルバムとして完全にふさわしいものだと感じられます。屹立したポストロックの冒険と皮肉なポップカルチャーへの言及に満ちたレコードは、反商業的で、リスナーが純粋なポップミュージックを期待していたのであれば間違った作品を手に取ったと言えるでしょう。
では、この作品で Wood はソングライティングの際に実際の自分に近いペルソナを採用したことはあるのでしょうか?
「最初の曲(”Athen’s France” や “Sunglasses”)では、大きな不安の中で自分を守ろうとしたときに現れる、哀れでシニカルな思考に焦点を当ててきた。だから、そうなんだと思うよ…男の内面をキャラクターで書いてきたからね。それは厄介で、時々うまく翻訳できないこともあると思うんだけど…。例えば、初期の曲では女性の描写がやや一次元的だったと思われていたのは間違いなく後悔しているよ」

カニエ、NutriBullets、デンマークの犯罪ドラマへの言及でポップカルチャーへのアイロニーを匂わせながら、不快なほどに生々しく別れの領域を掘り下げる “Sunglasses”。その機能と意味はまるでボックスを踏み続けるダンスのように、9分という時間の中でずっと続いています。傷ついた自我、嫉妬、不安、その他全てを語るこのトラックの強烈さを考えると、当然のことながら、Wood は具体的な解説を避けようとします。
「多くの人の心の中にある特定の視点から書かれている。それは信じられないほど悲観的で傲慢に感じることがある声なんだ。多くの人が初めて’Sunglasses’を聴いた時に、耳障りで擦り切れたような感じがすると思うんだ。でも実際には、音だけじゃなくかなり苛立たしげな声を出していて、かなり馬鹿げた抑揚をつけていて、それはとても泣き言で、演技的で、かなり大げさなんだよね。聞いているとかなりイライラしてしまう。他の多くの人もそうだろうね」
そもそも、ポストパンクやそれに隣接するシンガーで実際誰もが認める実力者など、Ian McCulloch, David Bowie, Scott Walker くらいではないでしょうか。Mark E Smith, Sioux, Ian Curtis, Iggy Pop への評価が突然負から正へと反転したリスナーは少なくないでしょう。
「願わくば、僕のヴォーカルをたくさん聴いて、声に対する経験がある時点で反転してしまえばいいんだけど。そうすれば、リスナーは僕の歌に夢中になり、それを楽しむようになるからね」
“Sunglasses” の異質なアレンジメントについては「この曲は、物語の中で何が起こるのかという点を、音楽的にかなり露骨に設定していると思う。説明するまでもないだろうけど。何かが起こって、最初の道とは別の道で終わる。音楽はそれを追っているだけなんだ。天才的なポップ・コーラスが書けない時には、この書き方が効果的だと思うよ」
最近まで Wood は10代でした。彼にはまだ時間がたっぷりと残されています。そして刻々と変化を続けるはずです。もちろん、だからこそ現在の曲作りには、若者特有の不安感も。
「不安が意識的に影響しているとは全く考えていないけど、とても重要な時にはよく感じるし、自然とそのことについて書いたり歌ったりするね。そして、なにかを放出する時には、単純に自分自身かなり圧倒されていることに気づくことがあるよ」

BLACK COUNTRY, NEW ROAD という奇妙な名前を Wood はプロパガンダだと説明します。
「僕たちなりの『Keep Calm and Carry On』のようなもので、ここで仕事をするのに必ずしも狂っている必要はないけど、助けになることはあると宣言しているんだ。基本的には、悪い場所から抜け出すための良い方法だと説明しているんだよ。興奮した人たちが時々、この道を知ってるなんて言うんだけど、僕はそれが存在しないことを彼らに説明し続けなければならないんだよ」
このバンドの飄々としたウィットは “For The First Time” 全編に現れていますが、特にオープニングの “Instrumental” でのおかしなキーボードリフはその証拠でしょう。通常、待望のバンドのデビュー・アルバムを紹介するような方法ではありません。Evans が紐解きます。
「奇妙だからといって、それが必ずしも悪いとは限らない。シンセのラインが目立つのはおかしいし、曲の中心になるのもおかしい。だけどそれは素晴らしいことだと思うよ。僕たちは4つのリード楽器を持っている。実際には5つかもしれない。2本のギター、ボーカル、サックス、バイオリン、そして鍵盤を使って、みんなで細部にまで気を配る必要があるんだ。細部にまで気を配っていないと、たぶん聴いていて気持ちの良いものにはならないだろうね。僕たちは我慢しなければならない。だからこそうまくいくんだ」
実験的レーベル Ninja Tuneと契約したのは、収穫でした。コンタクトはラブレターという21世紀において脇に追いやられ、枯れ果てたスタイル。型にはまらない契約だったからこそ、完璧にフィットしていたのでしょう。未知の世界への感覚も魅力の一つだったと Hyde は説明します。
「彼らが私たちメンバーの中の誰かを知っているとは思えなかった。とてもエモーショナルになったわ。私たちに契約を申し入れていた他の誰も、このような方法で感情を表現していなかったからね。彼らはわざわざそんなことをする必要はなかったけど、そうしてくれたの」
このグループがすでに若いファンの想像力を掻き立てていることに注目すべきでしょう。”Opus” を制作した最初のセッションでは、新グループと旧グループとの差別化を図るための議論があったのではないでしょうか?
「具体的にいつ、どのようにしてそうなったのかは覚えていないけど、BC,NRで何をしたいのかという理解はあったのだと思う。NERVOUS CONDITIONSを2~3年やっていたんだけど、その間に開発したものをいくつか取り入れたいと思っていたのは確かだよ。でももちろん、それまでとは違う種類の音楽を作りたいという願望もあるし、現在の作品は、僕ら全員にとってよりくつろげるものになっていると思う」
Hyde も同意します。
「感情的にも音楽的にもつながっているんだから、私たちは何かを作り続けるしかなかったの。感情的には脆くなって、もがいていたけどね」

最新シングルとなった “Science Fair” は、前衛的なギターとブラスのモンスター。Evans のお気に入りです。
「この曲はかなりストレートなものだよ。キューバ風のビート・フリップなんだ。科学的に完璧なドラム・ビートだよ」
一方、Georgia は、起源が東欧とドイツ、伝統的なユダヤ人の民族音楽クレズマーがバンドにもたらした影響を説明します。ヴァイオリンとサックスは伝統的なロックの楽器ではありませんが、クレズマーのバックグラウンドは新たな扉を開きました。
「祝賀会の音楽みたいなものよ。パーティーミュージックなの。ユダヤ文化の中で人々が集まる時に演奏されるのよ。悲しい音楽でも、かなりハッピーな音楽。でも、マイナーキーだから悲しそうに聞こえるのよね」
アルバムのタイトルでさえも、奇妙な場所から抜かれています。それは Isaac が偶然見つけた “We’re All Together Again for the First Time” と題されたデイヴ・ブルーベックのジャズ・アルバムからの抜粋でした。
曲作りのプロセスは決まっているのでしょうか?
「具体的なプロセスはないんだけど、最初のアイデアはたいてい Lewis と僕がスケッチをして、それからハーモニーを奏でることのできるメンバーがトップラインなどでそのスケッチを補強していくんだ。その後、グループ全体で肉付けをして分解し、全員が満足できるものに仕上げていくんだよ。その時にテーマを考えて、歌のための言葉をまとめるんだ。曲作りの過程で言い争うことはほとんどないね」
それはバンドのサウンドの断片の組み合わせ方にもはっきりと表れています。”For The First Time” は例えば「エキゾチックな」着色剤を使っただけのロックではありません。クレズマーとポスト・ハードコアという、表向きは全く異なる要素が反復合成されていることを考えると、このバンドにはいくつかの「異なる陣営」が存在しているのではないかと疑いたくもなります。
「確かに相対的な専門知識のポケットはいくつかある。Georgiaと Lewis はクレズマー音楽の経験が豊富で、Georgia は現在 Happy Bagel Klezmer Orkester と共演しているし、Lewis は若い頃に経験豊富なクレズマー音楽家と共演して彼らから即興演奏の仕方を教わり、それが彼の作曲に大きな影響を与えているんだよ。May はクラシックの分野に最も多くの時間を割いているし、僕はARCADE FIRE のアルバムを最も多く所有している。でも、これらの影響を受けたもの同士がお互いに争っているわけではないんだ」
Evans も同意します。
「僕たちはとても仲が良いから、誰かにアイデアがクソだと言われても気が引けることはないよ。ソングライターの中には、音楽は自分の赤ちゃんのようなものだと言う人もいるけど、それは僕たちのエートスではないんだよ。僕らは常に曲を変えているし、7人組のバンドでは手放す能力が本当に重要なんだ。独裁者にはなりたくないんだよね。他にも6人の素晴らしい才能を持った人がいるんだから、彼らを無視して何の意味があるんだろう?それは音楽を悪くするだけだ。もしそれが1人の手によるものなら、僕らの音楽はクソになっていただろうね」


そもそも、千年紀の変わり目に生まれた多くのミュージシャンのように彼らはバンドの音楽をそのような臨床的カテゴリーに当てはめることには全く興味がないようです。Hyde が続けます。
「ロックの方が簡単だと思うこともあるけど、ポップの方が簡単だと思うこともあるわ。一つのものに留まる時間はほとんどないから、それを何か呼ぶのは無意味だと思うのよ」
しかし、それでもこれは Isaac Wood のバンドなのでしょうか?不可解な答えが返ってきます。
「BLACK COUNTRY, NEW ROAD が “僕のバンド” というのは、クラッシュした車に乗っていたオーストラリア人の男が “仲間を待っていた” のと同じ意味だ。少なくとも、私はアル・ゴア副大統領のように広く尊敬されている」
ダイナミクスとは何か、インパクトとは何かを再評価することもバンドにとって重要な課題でした。Hyde が説明します。
「当たり前のことのように思えたけど、非常に静かなパートと非常にラウドなパートを使い分けるというシンプルなテクニックは、曲の中で進行や物語のような構造を作り出すのに役立ったわね。それに静かに演奏することで、楽器を切り取ることができるということも学んだわ。ヴァイオリンとサックスは、しばしば音を非常に拡張的にしているわね。それが、よりオーケストラ的で映画的なアプローチにもつながっている。曲の中には、引き込まれるような音楽の波があるの」
たしかに、BLACK COUNTRY, NEW ROAD の音楽は少なくとも、絶対的な新しさの前衛ではないかもしれません。ただ他の誰とも似ていないというだけで、たとえ構成要素のほとんどを挙げることができたとしても、それは明らかに十分すぎるほどの眩しさでしょう。
「SLINT を崇拝してるからね。信じられないくらい良いバンドだ。だから比較されても気にならないよ」
とはいえ、SLINT, SONIC YOUTH, OXBOW, COWS, TORTOISE, BATTLES, TALK TALK TALK。誰かが彼らが他のバンドと「全く同じ」ように聞こえると主張するたび、その誤りを正すのは簡単です。もちろん、ポップカルチャーは今、より粒体化されているような気がしますし、至る所でつながりがあり、すべてが奇妙かつ予測不可能な形で機能しています。
例えば、もし誰かが BC,NR を SHELLAC の模造品だと非難したいのであれば、まず最初に考慮しなければならないのは、サックス、ストリングス、シンセを使ったクレズマーと自由な即興演奏、次に、彼らのグローバルなポップカルチャーへの没頭でしょう。さて、では彼らの新たな道のりは次にどこへ向かうのでしょうか?

「最初は ARCADE FIRE みたいになるって冗談を言ってたんだ。当時はそれが面白かったんだけど、僕らは結果的にそういう感じのアルバムを書いたんだ。今はカンタベリー・シーンのことを冗談にしているんだ。だから、もしかしたら3作目にはリュートが出るかもしれない。少なくとも20%の人が聴いてくれることを願っているよ」
“Track X” は次の作品にとっての “X ファクター” となるかもしれません。
「Track X ” は、新しい作品がどんなものになるのか、ちょっとしたアイデアを与えてくれる区切りのようなものだ。でも、これまでとは違うものになるだろうね。奇妙な音や無調なもので表現するのではなく、曲作りの中に奇妙さを埋め込んでいくんだよ。複雑な不規則性でね」
その名前が示すように、「Black Country, New Road」にはまだ目的地はなく、ただただ速度と逃避感、そして懸命に稼いだ自由があります。絶対的な可能性を秘めているのはたしかです。日本でそのライブパフォーマンスが目撃できるのはいつになるでしょうか?

参考文献: The Quietus:Making Good Their Escape: Black Country New Road Interviewed

The Quietus:Frenz Experiments – Black Country, New Road Interviewed

DIY Mag:CLASS OF 2021: BLACK COUNTRY, NEW ROAD

The Guardian: Interview ‘30% hate us, 50% don’t care’: Black Country, New Road, Britain’s most divisive new band

ファラ:Black Country, New Road “For the First Time”

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COUNTLESS SKIES : GLOW】2020’s OPETH FROM UK


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JAMES PRATT OF COUNTLESS SKIES !!

“Maybe, Some Of The People Who Miss The Death Metal Elements Will Enjoy Glow. I Think If Nothing Else, It Has The Diversity That Was Found In Early Opeth.”

DISC REVIEW “GLOW”

「”Glow” では、プログの要素をより多く取り入れて、他の音楽からの影響も取り入れた。僕は今も自分たちのサウンドを保ちたいと願っているんだ。ただし、新たなダイナミックな方法でね。今は自分たちのサウンドを見つけ始めていると思う。」
メロディックデスメタルは多くのファンに愛されるジャンルですが、あまりにそのサウンドが明確なため、90年代初頭の予定調和が繰り返されるだけという側面も否めません。実際、21世紀以降、この場所に新鮮な空気を持ち込んだ異能は数少なく、DARK TRANQUILLITY, INSOMNIUM, OMNIUM GATHERUM といった創始者に近い英傑たちに進化を委ねるしかありませんでした。
「僕たちは BE’LAKOR の大ファンなんだ。彼らは、自分たちの良さの基本を守りながら、常に変化し、新しいサウンドを探求しているバンドだからね。彼らの最新アルバム “Vessels” は、音楽的にも非常に異なるものになっている。」
僅かな例外の一つが BE’LAKOR で、彼らのプログレッシブな旅路が多くの後続を勇気づけたことは間違いありません。北欧のメランコリーからかけ離れた高級住宅街、イングランドのハートフォードシャーに現れた COUNTLESS SKIES もそんなバンド一つです。BE’LAKOR の名作 “Stone’s Reach” のファイナルトラックをバンド名に戴き、彼らの最新作 “Vessels” と自らのデビューフル “New Dawn” のリリースデートを合わせこむ COUNTLESS SKIES の BE’LAKOR 愛は本物。ただし、受け継いだのは音楽性そのものではなく、挑戦者の哲学とスピリットでした。
「有能なバンドを際立たせているのは、メタルをはるかに超えたところから影響を受け取り入れる能力だと思うからね。プログメタルは、他のジャンルのように特定のサウンドに限定されていないから好きなんだ。僕たちはメロディックデスメタルの観点からプログレッシブメタルに取り組んでいるんだ。」
BE’LAKOR や INSOMNIUM に薫陶を受けたデビュー作はあくまでプロローグに過ぎませんでした。オペラティックな歌声、プログレッシブな楽曲構成、メタリックな感性を刺激するテクニカルな嘶き、そしてストリングスやクワイア、メロトロンの優雅で重厚なノンメタルな響き。その全てがタペストリーの如く、メロディックデスメタルの下地へと幾重にも重ねられていきます。
「今回はオーケストラの要素がとても楽しかったね。使用した楽器は、それぞれの曲のアイデンティティーの大きな部分を占めていると思う。」
英語には Glow と Grow Up を掛け合わせて「大きく変貌を遂げる」という意のスラング Glow Up が存在しますが、COUNTLESS SKIES の最新作 “Glow” はまさに Glow Up な傑作です。
ブラストビートに重なる ANATHEMA、メロデスの DEAFHEAVEN とでも形容したくなる鮮烈なオープナー “Tempest” は、”We’re Here Because We’re Here” と同種の希望やエナジーをもたらすオレンジの嵐。BLIND GUARDIAN のゴージャスさえ纏った “Summit” の一方で、INSOMNIUM 直系の獰猛とメランコリーを伝える “Moon” はエセリアルなピアノの響きと共にバンドの出自を示し、夕映えに佇む月の哀愁を物語るのです。
「デスメタルの要素を恋しく思っている人たちの中には、”Glow” が楽しめる人もいるかもしれないね。何より、初期の OPETH に存在した多様性を持っていると思うから。」
極め付けは、3楽章20分から成るタイトルトラックでしょう。メロトロンにストリングス、フォーキーなダンスに現代的アトモスフィア、エアリーなハーモニー、そのすべてを抱きしめ OPETH の哲学で裁縫した空の織物は間違いなく20年代を代表するプログエピックでしょう。プログメタルとメロデスが鬩ぎ合いながら幕を引くエンディングは鳥肌もの。もちろん現存するバンドですが、それでも2020年の OPETH と信じたいほどに遺産を気高くアップデートしているのです。
今回弊誌では、リードギタリストにしてコンポーザー James Pratt にインタビューを行うことができました。「BLMを公に支持している人々に対する反発が大きかったことを覚えているよ。ああいった混乱の時には、人々と関わることが大切だと思うね。偏屈な人は常に存在するけれど、中には誤った情報を持っている人もいて、なぜそれが重要なことなのか、きちんとした説明を必要としている人もいるんだから。」FORWARD. THINKING. METAL.は空に映える。どうぞ!!

COUNTLESS SKIES “GLOW” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【INGESTED : WHERE ONLY GODS MAY TREAD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JASON EVANS OF INGESTED !!

“The Problem Before Is That a Lot Of The Bands That Were Around When Ingested Started Just Didn’t Stick It Out Through The Bad Times, The Years When Metal Wasn’t Quite As Popular. It’s Nice To See The Scene Flourishing Again, When The UK Metal Scene Is In Full Swing, It’s One Of The Best In The World.”

DISC REVIEW “WHERE ONLY GODS MAY TREAD”

「今の UK シーンには本当に才能があって努力しているバンドがたくさんいるからね。英国において問題だったのは、INGESTED が始まった頃にいたバンドの多くが、メタルがそれほど人気がなかった悪い時代を乗り越えようと頑張らなかったことなんだ。」
LOATHE, VENOM PRISON, EMPLOYED TO SERVE, SVALBARD。2020年。デスメタルの強烈なカムバックを支え、デスコアの鋭き毒牙を研ぎ澄ますのは、疑問の余地もなく英国の若武者たちです。そうして様々な手法で音楽のリミットを解除し、境界線を排除する重音革命を最前線で牽引するのが INGESTED だと言えるでしょう。
「”デスコア” でも “スラム” でも何でもいいんだけど、僕たちはもう自分たちを狭いジャンルに押し込めたいとは思わないんだ。ただ、僕たちのアルバムがデスメタルのジャンルの多さを物語っているのは間違いないと思う。このアルバムにあるのはどんなエクストリームメタルのファンでも何かしら愛せる部分を見つけられる影響ばかりなんだから。」
たしかに、かつて “UK のスラムキング” と謳われた4銃士がここ数年で遂げたメタモルフォーゼの華麗さには、眼を見張るものがありました。特に、アトモスフィア、ブラッケンド、そしてメロディーのロマンチシズムを吸収したEP “Call of the Void” には次なる傑作の予感が存分に封じられていたのです。
「子供時代は完全に SLIPKNOT キッズだったんだ。”Iowa” は僕の時代で、僕の子供時代全てなんだ。FEAR FACTORY や LAMB OF GOD, PANTERA, CHIMAIRA なんかが大好きだったけど、中でも SLIPKNOT は僕の人生を変えてくれたバンドで、”Iowa” を聴いてからずっとメタルバンドになりたいと思っていたのさ。」
完成した最新作 “Where Only Gods May Tread” は予感通り、メタル世界の誰もが認めざるを得ない凄みを放っています。結局、INGESTED がメタルに再び人気を取り戻し進化へ導くための努力、多様性の実現、言いかえれば彼らの底なしの野心は、自らの心臓が送り出す凶暴な血潮をより赤々と彩るドーピングの素材にしかすぎませんでした。まさに摂取。まさに消費。真実は、根幹である暴力と狂気に対する圧倒的心酔、ルーツへの忠誠こそ、バンドの信頼性を極限まで高めているのです。
実際、オープナー “Follow the Deciever” からその無慈悲な残虐性はなんの躊躇いもなくリスナーへと襲い掛かります。ただし、INGESTED の拷問方法、地獄の責め苦は非常に多岐に渡り周到。知性際立つグルーヴの氾濫、唸り吸い叫ぶ声色の脅威、アコースティックやオリエンタルで演出するダイナミズムの落とし穴。つまりリスナーは、全身に猛攻を浴びながらも、常に新たな被虐の快楽に身を委ねることができるのです。
それでも、CROWBER/DOWN の Kirk Windstein が歌心の結晶を届ける “Another Breath” に対流するメロディーのきらめきは INGESTED にとって新たな出発点の一つでしょうし、なによりプログレッシヴで紆余曲折に満ち、ビートダウンの猛攻が蠢く過去とより思慮深くメロディックにアトモスフェリックに翼を広げる未来とのギャップを見事に埋める9分のエピック “Leap of the Faithless” はモダンメタルの可能性を完璧なまでに証明する一曲となりました。
今回弊誌では、七色のボーカル Jason Evans にインタビューを行うことが出来ました。「僕たちは、音楽であれ、メディアであれ、映画であれ、人生経験であれ、周りのあらゆるものに影響を受けているよね。これらのものは、人としての自分、バンドとしての僕ら、そして自分たちが作る音楽そのものを形作っているんだ。だけど、これらのものはまず消費されなければならなくて、”摂取” されなければならないんだよ。」 どうぞ!!

INGESTED “WHERE ONLY GODS MAY TREAD” : 9.9/10

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COVER STORY + NEW DISC REVIEW 【BIFFY CLYRO : A CELEBRATION OF ENDINGS】


COVER STORY : BIFFY CLYRO “A CELEBRATION OF ENDINGS”

“I Want To Remind People What Rock Music Is All About,I Think This Is a Vibrant Guitar Record And I Don’t Feel That I’ve Heard a Lot Of Them Over The Last Few Years.”

FIND A HOPE IN CHAOS

「ロックミュージックとは何かを思いださせたいんだ。これはギターが躍動するレコードだよ。ここ数年、あまり聴いたことがないようなね。」
BIFFY CLYRO はチャートを席巻する英国で最も人気のあるバンドに成長しています。それも当然でしょう。Simon Neil の言葉は決してただのクリシェやポーズではありません。細部に至るまで、ロックサイエンスの粋を尽くして制作された8枚目のレコード “A Celebration of Endings” は、ロック、ポップ、メタル、オルタナティブ、さらにクラッシック、ヒップホップまでもがシームレスに配合された、ダークな2020年にもたらされる極上の特効薬なのですから。
「このアルバムは喜びの瞬間を共有する作品だよ。人生において喜びを持つことには、罪悪感がつきまとう。それでも俺たちは喜びの時間を過ごさなければならないと思う。それがこの暗闇の中で生存するための、唯一の方法だから。人々は、音楽を生活の中に取り戻そうとしていると思う。」
Ben Johnston は “A Celebration of Endings” が暗闇にさす光、混沌に見いだす希望だと信じています。しかし、リリースまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。

「ロックダウンが始まったとき、俺たちはバンドをやっているように思えなかった。何しろ俺たちはデフォルトが自尊心の欠如で、自信を持つためには何かをしていなければならないから。だから、4ヶ月間何もしなかったことと、アルバムの発売が延期になったことで、本当に不安になったんだ。言葉にするのは難しい。3人で音楽を作っている時の方が安心感があるんだよね。」
“A Celebration of Endings” は叫びの結集です。鬱病とともに生き、自信を取り戻すため戦ってきた Simon Neil は、2016年の自由奔放な “Ellipsis” ではじめて自分自身の外に目をやり外界からインスピレーションを取り入れました。
「若い頃は、政治と個人的な事柄をわけて考えていたけど、今の世界ではそうはいかない。世界は正しい方法で変わる必要がある。」
それまでは、自らの政治思想さえ芸術へこぼれ落ちることはありませんでした。時を同じくして、世界の闇を具現化したようなコロナウィルスによる “混乱と不安” が襲い掛かります。
「現実は当分の間、俺たちの手から引き剥がされているんだ。僕らはいつもこのバンドをスピリチュアルで家族的なものだと考えてきたんだ。だから、それを壊すようなことが起こると、悲嘆にくれる時期がある。それに加えて、Brexit、不安の増大、分裂など、当時の世界で起きていたことが加わって、足元から完全にカーペットか引き剥がされたように感じたんだ。俺の歌詞のほとんどは、かなり暗いところから始まっていると思う。まあ創作をしているときのモチベーションには本当に悲しかったり、怒ったりすることが必要なんだろうな。それは必ずしも健康的なことではないけど….とにかく、俺たちの基盤が変化し、社会がひねくれていると感じたんだ。」

“A Celebration of Endings” は “強制された変化” をさまざまな角度から探るレコードだと言えるのかもしれません。”North Of No South” で世界の指導者たちを “嘘つき、クソ独裁者” と非難し、”Opaque” では Simon の創作意欲を削ぐ音楽のビジネスのフラストレーションを拾い上げました。
「これまでは暗いレコードだよね。俺に光が差し込むのは、たいていしばらくしてからなんだ。このアルバムのポジティブさは、自分の代わりに何かをしてくれる人はいないということに気付いて生まれたんだ。7枚目のアルバム”Ellipsis” は、非常に傷つきやすいアルバムだったと思う。その後誰かが俺らの土地に来て、全部持っていかれた気がしたんだ。壊れたものを拾い上げなければならなかった。自分が本当に大切にしたいものに気づくのはそんな時だ。変化は誰にとっても怖いものだけど、変化は良いことであり、状況を良くするチャンスでもある。俺たちがコントロールできるのは自分自身なんだから。君はどこにいて何をやってる? まずはそこから始めよう。」

“A Celebration Of Endings” は、緊張感と波乱に満ちた作品に仕上がっています。若い頃の混沌としたオルタナティブロックと、この10年で彼らが得意としてきたアリーナを埋め尽くすような爆音が複雑に調和し、さらには彼らの大ヒット曲の基盤となっているポップな感性が活かされているのです。
「波乱に満ちたレコードだよ。それが僕らのバンドの特徴だと気付いたんだ。俺は自分が聴いているバンドが変化を遂げないことに我慢がならないんだ。16歳の時 RAGE AGAINST THE MACHINE の “Evil Empire” を聴いて激怒したのを覚えているよ。彼らのデビューアルバムとリフがそっくりだったから。1997年の WILL HAVEN のアルバム “El Diablo” を聴いたばかりだったんだけど、なぜ RATM がああいう風にならなかったのか理解できなかった。不条理だけどね。(笑) つまり、時々、俺は ROXETTE のような曲を書きたいと思うことがあるんだけど、次の瞬間には、Sunn O))))のような曲を書きたいと思っているんだ。どうやって聴きやすいアルバムを作るかじゃなく、どうやって聴きにくいアルバムにするのか。自分自身を明らかにし始めるレコードにしたかったんだ。」
Simon にとってリスナーが予想可能なものを制作することに意味はありません。
「すべては前作に対するリアクションなんだ。”Ellipsis” では様々なサウンドが常に楽曲を彩っていたけど、今作にはリフだけの瞬間も、ボーカルだけの瞬間も存在する。リスナーの意識を洗い流すよりも、意識の中にスナップさせたかったんだよ。”Worst Kind Of Best Possible” はまさにそんな曲さ。大混乱が続いているんだけど、まだ人がその真ん中にいるんだよね。世界の終わりのように聞こえるけど、その真ん中に人間がいて、何かを得ようとしているんだ。」
もちろん、ロックミュージックは BIFFY CLYRO にとってすべての本質です。
「俺たちの本質は、3人が部屋の中で演奏していることだ。全ての曲はその中で機能する必要があるんだ。リードシングル “Instant History” でさえ、多くの人がEDMスタイルの曲だと奇妙に表現していたけど、俺らのバンドの鼓動とハートビートを持っていることを知っておく必要があるんだ。」


素直に考えれば、”A Celebration of Endings” は驚きと喜びを同時にもたらすエンターテイメントと言えるのかも知れませんね。激しいパワーポップと MUSE のキメラ “North of No South”, 甘やかなディズニーの子守唄 “Space”, メタルとヒップホップ、そしてモーツァルトの壮大な婚姻 “Cop Syrup” までエクレクティックなアトラクションが列をなして待っています。
一方で、自らの内側、社会の闇を吐き出すようなデザートロック “Weird Leisuie” のような楽曲が BIFFY CLYRO の成長と社会的な再評価を浮き彫りにします。
「古くからの友人についての楽曲だ。コカイン中毒で壊れてしまった。彼は間違った道を選び、自分の世界が閉ざされるような厄介な状況に陥ってしまった。助けようとしても振り出しに戻ってしまう。幸い今は良い場所にいて抜け出そうとしているけどね。人は何にでも適応できる。変化を恐れるべきじゃないよ。窓の外をみてみなよ。全てを手にすることができる。人生を手にすることがね。ただ、過ぎ去っていかないようにしないとね。」
ゆえに、タイトルの “A Celebration of Endings” にも深みが増します。
「マヤ文明は2012年に世界が終わると予言していた。俺の理論だと、その通り世界は終わったんだ。予想外の方法でね。人間が意思を放棄して無知になったんだよ。だからこのアルバムは、自らの価値観をリセットするために、自分の最低点を認識することをテーマにしているんだ。そんな中でコロナ危機が起こった。まさに僕が話していることが現実になっているよね。例えばボリス・ジョンソン首相の怠慢だよ。ヤツは凶悪な脂肪の塊さ。NHS (国民健康保険) は今アンタッチャブルな存在であるべきだし、必要なのは食料と健康と家だ。キーワーカーは絶対に低技能労働者じゃないし、彼らが必要だ。政府よりも NHS が必要なんだ。俺が40になったことも関係しているだろうが、自分勝手で自己中心的な人間には我慢ができないよ。」
これはドナルド・トランプの “人間の命よりも経済”、そして売上のため不安を煽るマスメディアへの辛辣な批判です。そしてこの怒りは権力を振りかざす傲慢で無能な一部の特権階級が火種でした。ジェームズ・ボンドを題材とした “The Champ” にもその怒りの炎は注がれています。
「今、社会において自分の立ち位置を知らない人間はおそらくサイコパスだよ。ボンドは世界最高のスパイで、部屋の中にいても気づかれない。つまりこれは、自分の意見を発しなければいけないときに、それを口にしない人たちをスパイに例えているんだ。」

世界的なパンデミック発生から1年。混乱というテーマはさらに顕著になっています。
「今の俺には、曲に込められたメッセージの方が重要だ。足元の砂が変化してしまったんだから。誰にでも起こっていることだよ。大切にしてきたもの、人生で頼りにしてきたものがまったく変わってしまったんだから。そしてみんながすべてに疑問を持ち始めている。だけどその変化をポジティブに捉えるべきさ。価値観をリセットすることができたんだから。変化を起こそうと気づく時なのさ。俺はいつも、曲を作ってレコーディングするだけでいいと思っていた。だけど、このパンデミックを経験してツアーは俺らのアイデンティティーの重要な部分で、DNAの中に存在すると気づいたね。この時期があったからこそ、このバンドを永遠に続けていきたいという気持ちが強くなったんだ。」
“息ができないような場所にいたことがあるか?” COVID や BLM を予見させる “North of No South” のリリック。
「起こったすべてのことで、俺とこのアルバムの関係は変わってしまった。政治とかそういうことじゃなく、正しいか間違っているか。共感するかどうか。コミュニティーについての話さ。」

BIFFYISTORY

90年代半ば、英国に登場したトリオのティーンネイジャー BIFFY CLYRO はポストグランジ・ブリットロックを象徴する衝撃と混乱、そしてインテンスを纏っていました。
マスロックと甘やかなコーラスを同居させ、不器用なフックや不可思議なリリックを意図的に配置する変態の確信犯。
「バンド名に至るまで、何でもかんでも捻くれた捉え方をするのは実に俺たちらしいんだ。だから当時、20年後にまだ音楽をやってるのは俺たちだなんて言ってたら笑われていただろうな。」
1995年、BIFFY CLYRO を結成した3人は、すぐになりたくないものを定義しました。英国がブリットポップに染まっていた中、トリオは否応なしに “Wander Wall” や “Live Forever” の再現を見込まれたのです。
「あり得ないと言ったよ。俺たちは OASIS が嫌いなんだ。だから真逆のことをやりたくなったね。そうやって自分たちのために物事を難しくする、ハードルを上げることは悪くないよ。だって当時はどんなバンドも、半年もすれば OASIS のようなサウンドになっていたからね。それがベストな選択肢だと思っていたんだろう。だけど俺たちは違ったんだ。全く違う言語が存在することを知っていたからね。」
Simon の言う全く違う言語とは PANTERA の “Far Beyond Driven” でした。彼は OASIS とは異なる “俺らは誰よりも強い” マインドのこのアルバムが驚くべきことにアメリカで1位を獲得したことも理解していました。つまり Simon は全く別の方法が存在することを知っていたのです。


Beggars Banquet から3枚のレコードをリリースした後、3人のスコティッシュは当然のようにロンドンへの移住を拒否。観客への挨拶すら拒否していた彼らが初めて挨拶をしたのは、ウェンブリー・スタジアムでの MUSE のサポートライブでした。
「やあ、BIFFY CLYRO だよ!って挨拶するだけで全然違うことに気づいたんだ。それまでは自分たちがまるで観客のお気に入りみたいにして出て行ってた。今考えるととてもナイーブだったよね。まあでもそんな頑固な所は、今も残っているんだけど。」
2007年、彼らが Warner と契約し、アリーナへ向けた音楽 “Puzzle” でメジャーリーグへ飛び込んだ事件は驚きでした。
レコーディングの数ヶ月間に亡くなった Simon の母へ捧げられたアルバムは、以前よりも、アクセシブルでインパクトのある音像を湛えていました。もちろん、プログレッシブな変質者の側面は保っていますが、それでも SUNNY DAY REAL ESTATE の流れを汲んだエモーショナルなオルタナポップロックは聴くものの心まで溶かしたのです。結局、Radio One を席巻し、UKアルバムチャートで2位を記録した “Puzzle” 以降、レディングやリーズでヘッドライナーを務めるなど BIFFY CLYRO は押しも押されぬメインストリームの仲間入りを果たしたのです。
「最近はすぐ曲を書けるようになったけど、そんなことはしたくないんだ。重要なのはレコードを作ることじゃなく、レコードを作る理由を持つことだから。それが俺のモチベーションを維持しているんだよ。」

あまりにも不器用で利益に無頓着だった BIFFY CLYRO。しかし Warner Bros. の Alex Gilbert は彼らのノイズと複雑怪奇なタイムシグネチャーに耳を傾け、ポップセンスの胎動を見抜きました。そうして Storm Thorgerson デザインのアートワークを使用した第二幕の幕開け “Puzzle” は、母親の死に Simon が感じた悲しみを、斜め上の優れた芸術作品へと錬金術で変貌させたのです。
「メジャー足を踏み入れたときでさえ、俺はまだ劣等生だと感じていた。次の大物として書かれているバンドはほんの一握りだったし、俺らは決してそんな風に書かれていなかったから。でも、俺はこのバンドが特別な存在で、他のグループよりも優れているとは言えないまでも、同じくらい優れていると感じていたんだよ。」と Simon は語ります。たしかに、00年代半ば、”英国ギターミュージックの未来” ともてはやされた BLOC PARTY, KAISER CHIEFS, THE HORRORS といったバンドの中で、BIFFY CLYRO と同等の成功、独立心を発揮したのは ARCTIC MONKEYS だけでしたから。
「俺らにはどこにも居心地の良い場所がないんだ。そうやってどこにも馴染まないことに満足している。ポップな人にはちょっとヘヴィーすぎて、メタルな人にはちょっとポップすぎる。だけどそのかわり、どんなフェスでもヘッドライナーを務めることができるんだよ。」


悪戯、ハートブレイク、カオスの混合物は BIFFY CLYRO にしか作れないと Simon は主張しますが、バンドから離れてもグリッチ/ドローン、グラインドコア、ファンタジーノイズファンクなど様々なプロジェクトで刺激的な音楽を創造し続けています。
「俺はいつだって “商業的なアーティスト” になりたいとは思っていないんだ。俺たちはポップスの中でもメジャーレーベルに所属しているけど、それでも変な音楽を作っている。60歳になっても、感嘆符と疑問符の両方を持っていたいんだよ。もし俺たちがあまりにもストレートになりすぎた時は、引退の時だろう。」
つまり、BIFFY CLYRO は成長しても成熟することはないのでしょう。
「洗練されたロックなんて雰囲気に落ち着きたくないんだ。俺にはカオス、アナーキー、それに “ファックユー “が必要なんだよ。ヒップホップにはそのアティテュードがある。だからロックがそれを失うわけにはいかないじゃないか。成熟なんて俺たちじゃない。優雅に年を取りたくないんだ。黒のトレーナーとシェードを着て、クールなクソポーズを取りたくないんだ。そんや服どこで買うんだ?いいかい、人生では常に高いところを目指すんだ。失敗したって構わない。何もしないよりましさ。」


Simon は7歳の時、近くのキルマーノックで Johnston の双子の兄弟に出会いました。トリオは最近、それぞれ40歳の誕生日を迎えましたが、その間、彼らは切っても切れない関係を築いてきたのです。いつもお互いのジョークに、常に心を込めて笑っているのですから。2013年のダブルアルバム “Opposites” 制作時の Ben のアルコールとの戦い、あるいは “A Celebration Of Endings” をめぐる試練の時期を考慮しても、ここ数年で絆はさらに強まっています。
「バンドとしての俺たちの原則、やり方は変わっていない 。中心となるのは3人で、肩にはちょっとしたDIYのチップを乗せている。人として、そして集団として経験してきた変化は、すべて自然に起こったことだ。だからバンドから学んだことを自分たちの人生に、そして人生から学んだことをバンドに取り入れることができたんだ。」

参考文献:Telegraph:Biffy Clyro interview: ‘We wanted to be the opposite of Oasis’

KERRANG!:THE MORE THINGS CHANGE: HOW BIFFY CLYRO FOUND HOPE IN CHAOS

NME:Biffy Clyro: “Life can be yours – just don’t let it pass you by

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ALCATRAZZ : BORN INNOCENT】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JOE STUMP OF ALCATRAZZ !!

“I Hated All That Grunge Shit , There Was No Bad Ass Guitar In It, Just a Bunch Of Dudes In Flannel Shirts And Wool Hats Playing Shit a 10 Year Old Could Play. One Of The Reasons My Early Records Got a Decent Amount Of rpecognition During That Period Was That I Was One Of The Only Guys Making These Kind Of Over The Top Shred Guitar Records During That Time.”

DISC REVIEW “BORN INNOCENT”

「Graham は俺のオールタイムフェイバリットのうち3枚のレコード、”Assault Attack”, “Down To Earth”, “No Parole” で歌っているからね。この3枚のレコードは、それこそ若いころ、盤に穴が空くほどに聴いていたんだけど、今でも大好きなんだから彼と一緒に演奏できるなんて最高だよ。」
サングラスにスーツ、ジャパニーズヤクザの出で立ちでカンペを凝視しデシベルの限界を超える Graham Bonnet は、Yasushi Yokoyama のスピリットでギターの超新星を発掘する天才でもありました。
ALCATRAZZ で若き Yngwie Malmsteen, Steve Vai を掘り起こし、Chris Impellitteri のデビューフル “Stand in Line” でもその野声を響かせた怪人が、そうして34年ぶりの監獄島再浮上に目をつけたギタリストこそ Joe Stump でした。
「Yngwie との比較は嬉しいことだよ。だって俺が Yngwie を愛していることは秘密でもなんでもないからね。彼は俺のヒーローの一人で、最大の影響元だよ。だから誇らしく感じているんだ。」
90年代、鳴り物入りで Shrapnel からデビューを果たした “シュレッド卿” (自分発信) は、そのフルピックを多用するクラシカルな様式美が Yngwie のクローンとしてある種のバッシングを浴びた人物でもあります。
しかし、「俺がイライラするのは、(このスタイルの音楽に関しては無知で無学な人に多いんだけど) 俺の演奏すべてが彼のようなサウンドだけだと言われることだよ。俺は様々な影響を受けていて、それは俺の音楽にはっきりと表れているんだから。」 と自らが言及するように、音聖への愛情を注ぎながら、パワーメタルやスラッシュ、エクストリームメタルとよりダークな音像を湛えた邪悪なギター捌きは、”音速を超えたシュレッドマシーン” “スピードメタルメサイア” といった凡人には到底思いつかない仰々しいアルバムタイトルと共に、その自信と独自性を高めていったのです。
「だって俺はあのクソグランジすべてが大嫌いだからな。あの音楽に超クールなギターなんて全然なかっただろ? ただネルシャツとウールハットを身につけた野郎どもが、10歳でも弾けるようなクソをプレイしてただけさ。俺の初期のレコードがあの時期にそれなりの評価を得た理由の一つは、俺がこの手の限界を超えたシュレッドギターレコードを作っていた唯一の男だったからだ。」
限界を超えていたかどうかは議論が別れるところでしょうが、少なくとも Joe Stump は自らの信念を捨て去ることは決してありませんでした。そんな彼の様式美愛が今回遂に ALCATRAZZ 加入という結果に繋がったとも言えるはずです。
そうして再びネオクラシカルな翼を手に入れた ALCATRAZZ にとって、Jimmy Waldo, Gary Shea の名は実に重要な復活の呪文でした。例えば、2016年に Graham がリリースしたソロアルバム “The Book” はたしかに強力なメンバーを揃えた力作でしたが、それでも ALCATRAZZ と呼ぶに相応しいレコードではありませんでした。それはきっと、あの NEW ENGLAND にも所属した Gary のメロディーセンス、そして何より Jimmy の荘厳なハモンドの響きが欠けていたからに他ならないでしょう。
かつてもビッグフットやクリーナクリーといった UMA を題材としてきた Graham が、遂に北極熊へと焦点を当てた “Polar Bear” は、最も名作 “No Parol” の厳かな躍動を運ぶ楽曲かもしれませんね。”Too Young To Die, Too Drunk To Live” の刹那と熱情が瑞々しく蘇ります。
「ALCATRAZZ としても初期の “No Parole” なヴァイブを取り戻したがっていたからね。ただし、より邪悪でメタルな感覚を宿しながらだけど。」
もちろん、”Born Innocent” は単なる焼き直しのアルバムではありません。Chris Impellitteri がゲスト参加を果たしたタイトルトラックにしても、より硬質でダークなサウンドデザインが施行され34年のギャップは巧みに埋められていきます。
おそらく、Yngwie は “No Parol” の時点ではまだ入念にギターソロを構築しており一音一音に神々しささえ感じさせましたが、90年代中盤以降の Yngwie が乗り移ったような荒々しい Joe のギターの濁流も、よりイーヴルな”無垢の誕生” には適しているのかも知れませんね。
“We Still Remember” や “I am the King” を聴けば、Graham のメジャーコードの魔術師たる由縁が伝わるはずです。ポップ畑を通過した彼だからこそ映える、プログレッシブなアレンジメントも嬉しい限り。
さらに、Steve Vai が作曲を行った “Dirty Like the City” では、あの奇天烈ハードロック “Disturbing The Peace” の片鱗を感じることができますし、日本のライジングサン Nozomu Wakai が大暴れの “Finn McCool” は MSG や RAINBOW のハイスピードバージョンと受け取ることも可能でしょう。何より、”Reallity” はハリウッドの孤独に通じる佳曲です。”Hiroshima Mon Amour” の遺産を受け継ぐ歴史ソングは、ロンドンの大火を紡ぐ “London 1699″。
今回弊誌では、Joe Stump にインタビューを行うことができました。「俺はいつも演奏し、練習し、作曲し、レコーディングを行なっている。そうしたくても、そうしたくなくても、1日に6時間以上は必ずギターを手にしているよ。幸運なことに、俺は今でも若いころと全く同じようにギタープレイを愛しているから。」 発言すべてが一周回ってカッコいいです。どうぞ!!

ALCATRAZZ “BORN INNOCENT” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CRYPTIC SHIFT : VISITATIONS FROM ENCELADUS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH RYAN SHEPERSON OF CRYPTIC SHIFT !!

“We Love Voivod, Especially The Records “Killing Technology” And “Dimension Hatross”. Those Records, Along Side Nocturnus “Thresholds” Really Showed Us How It Was Possible To Write a Massive Sci-Fi Tale Within a Metal Record.”

DISC REVIEW “VISITATIONS FROM ENCELADUS”

「僕たちは VOIVOD を愛していて、特に “Killing Technology” と “Dimension Hatross” がお気に入りなんだ。NOCTURNUS の “Thresholds”と並んで、この2枚はメタルレコードの中に大規模なSFの物語を書くことが可能であることを教えてくれたんだ。」
英国で最も奇妙かつ革新的な “フェノメナルテクノロジカルアストロデスアーティスト” CRYPTIC SHIFT。VOIVOD や VEKTOR のコズミックな SF スラッシュメタルと、MORBID ANGEL や GORGUTS のおどろおどろしい猟奇的デスメタルを完膚なきまでに融合させる彼らのやり方は、メタルの仄暗いファンタジーをさらにまた一歩推し進めます。
「CRYPTIC SHIFT はスラッシュ/デスメタルの境界を押し広げることを目指している一方で、広義のメタルシーンにおけるソングライティングと創造的なコンセプトのストーリーライティングの境界線をも押し広げることも目指していると言えるだろうな。2020年にスラッシュとデスメタルを推進している素晴らしいバンドはたくさんあるけど、プログレッシヴでテクニカルなSFソングライティングを推し進めているバンドはそれほど多くはないからね。」
BLOOD INCANTATION, TOMB MOLD が昨年放った2枚のレコードは、20年代のメタルが向かう先をある種予見するような作品でした。オールドスクールデスメタルの遺伝子を濃密に受け継ぎながら、奇々怪界なサイエンスフィクションをテーマに仰ぎ、サイケデリックにストーナー、プログレッシブと多様な音の葉を纏う異次元の世界線。
CRYPTIC SHIFT のデビュー作 “Visitations from Enceladus” は彼らの異形とシンクロしながら、スラッシュメタルのメカニカルな衝動と長編の空想宇宙小説を衝突させ、メタルの核融合を誘発しているのです。
「”Moonbelt Immolator” は歌詞の中にストーリーがあるから長い曲になることはわかっていたんだけど、トラックをまとめるうちに、どんどん長くなっていったんだ。ただそれを恐れてはいなかったよ。」
その華々しき化学反応の証明こそ、26分の宇宙譚、オープナー “Moonbelt Immolator” でしょう。Away の正当後継者 Ryan の言葉通り、恐れを知らない SF メタルの開拓者は、26分を6つの独立した楽章に分割してスリリングで摩訶不思議な空の物語を描き切ってみせました。そのオペラ的な手法は、ただメタルのエピックというよりも、RUSH の “2112” や “Hemispheres” と同等の性質を持つ叙事詩という方が適切なのかもしれませんね。
重要なのは、CRYPTIC SHIFT がプログレッシブなデスメタルやテクニカルなスラッシュメタルが切望する音符の密度、激しいダンスを少しも損なうことなく、全体をホログラフィックに見渡せる抜きん出た俯瞰の構成力を身につけている点でしょう。
ゆえに、デス/スラッシュの単純な枠を超え、ドゥーム、ジャズ、ノイズ、アンビエントのタトゥーが音肌の上に絶え間なく露出を続ける不浄のオベリスクでありながら、決して彼らの宇宙譚は量子力学レベルの理解不能な方程式に収まってはいないのです。
つまり、宇宙的な和音、歪んだAI言語、洗練と粗野のバランスが絶妙なd-beatとブラスト、多面的なキャラクターを宿すデスボイス、不協和を恐れないギターに絡みつく蛇のようなフレットレスベース、その全てがメタル世界の大衆を観客に迎えた舞台 “エンセラドゥスからの来訪者” を彩る小道具にすぎないと言えるのかもしれませんね。
逆にいえば、耳障りになりかねない不協和音、ノイズ、グロウルにブラストビートも、CRYPTIC SHIFT の手にかかれば生命力に満ち溢れたキャッチーな舞台装置へと変化を遂げるのです。
ある意味、エレクトロニカを大胆に咀嚼した NOCTURNUS を VOIVOD と並んで崇拝する理由もそこにあるのかもしれません。ATHEIST, PESTILENCE, MARTYR に SADUS。全ての奇妙は物語のために。
今回弊誌では、ドラムス Ryan Sheperson にインタビューを行うことができました。「僕とXanderは信じられないほどのスター・ウォーズの大ファンで、その全てが大好きなんだよ。 おそらく夕食を食べた回数よりも多く、スター・ウォーズの最初の6作品を観ているだろうな。好きな順番をつけるなら、I、VI、V、IV、III、IIかな。 “ファントム・メナス” が一番好きだと嫌われるかもしれないけど、それはきっと世代の問題だろう。」 どうぞ。

CRYPTIC SHIFT “VISITATIONS FROM ENCELADUS” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PARADISE LOST : OBSIDIAN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH AARON AEDY OF PARADISE LOST !!

“You Have To Follow Your Heart And Soul Or Else You Can Sound a Little Dishonest With Your Craft. I Think If We Had The Mentality Of “Draconian Times Did Well, Let’s Make Another One!”, We Would Have Probably Split Up With The Following Years As It Would Have Felt Empty And Void Of Soul.”

DISC REVIEW “OBSIDIAN”

「僕たちは自分自身のサウンドを完璧なまでに見つけていて、過去32年間でバラエティーに富んだスタイルを実現してきたんだ。つまり、悲惨のタペストリーを幅広く描いてきたわけだよ。」
抑圧と絶望渦巻くコロナ禍の2020年に求められるのは、希望と解放を宿した慈光の音楽でしょうか?少なくともメタル世界では、負を帯電したダークな響きに慰めとカタルシスを求める殉教者が決して少なくないようにも思えます。ただネガティブな感情を瓶に詰め覆い隠すだけでは、きっと自己破壊的な暴発が待っているだけでしょう。
「PARADISE LOST の精神はいつだって何よりも、まず自分たち自身の喜びのために音楽を作ることだからね。心と魂に従う必要があるんだよ。そうしなければ自らの創作物が少し不正直に見られ聞かれるかもしれないからね。 「”Draconian Times” は上手くいったから、もう1つ似たようなものを作ろう!」ってメンタリティーを持っていたとしたら、空虚な気持ちになって魂の欠如を感じ、おそらく次の年には解散していただろうな。」
つまり、PARADISE LOST が描くゴシックドゥームの “悲惨なタペストリー” こそが、暗澹たる黒雲を払い、導きの光となる可能性を秘めていると言っても過言ではないはずです。何しろ、30年以上のキャリアで16枚の歴史を刻む失楽園のメタルには、Aaron の言葉通り他のどの音楽より内なる絶望と憂鬱の真なる創造性が潜んでいるのですから。
色彩豊かな不朽の傑作 “Draconian Times” から25年。新たなマスターピース “Obsidian” でヨークシャーの仄暗き伝説は、デスドゥームの凶暴な起源を再創造しながら、貪欲にゴシックメタルの領域をも拡大していきます。
寂寞暗然を認める唯一無二のシンガー Nick Holmes はここ数年、1992年の “Shades of God” 以来四半世紀ぶりにデスボイスを解禁し、ライオンを再び檻から解き放っています。”The Plague Within” でエクストリームメタルのインテンスを、”Medusa” でドゥームの重苦しいメランコリーを現代に蘇らせた PARADISE LOST は、そうして “Obsidian” で獰猛と陰鬱を完璧なまでに黒の多様でマリアージュさせてみせたのです。
特筆すべきは、悲惨のパレットにキャッチーな音の葉を注いだ “Ghosts” や “Fosaken” の耽美な耳馴染みの良さでしょうか。それは “Host” のシンセポップでも、”Believe in Nothing” のオルタナティブでもなく、SIOUXSIE SIOUX や SISTER OF MERCY と同種のゴシックなダークポップに思えます。
もちろん、Nick の豊かな表現力と Gregor Mackintosh の鍵盤まで含めた扇情力がドラマを紡ぐ “The Devil Embraced” や “Serenity” には “Draconian Times” のゴシックな遺産で満たされていますし、”Fall From Grace” の絡みつくドゥーミーな重量感と慟哭の旋律は改めてバンドの出自を示し、一方で “Ravenghast” では “Gothic” に通じる物哀しきエレジーを紡いでいきます。
ヨークシャーローズに幸運のタリスマンやシンボルを集めたアートワーク、死へ向かう運命、人生の旅路を綴るテーマも完璧。
今回弊誌では、誇り高きリズムマン Aaron Aedy にインタビューを行うことができました。「単純に、僕たちのゴスとメタル両方への愛情が理由だよ。当時、僕らの地元であるイングランド北部には巨大なゴシックシーンが存在してね。そしてもちろん、僕たちはメタルファンとしても育った訳だよ。だから理にかなっているよね。
両方のダークな面は美しく合わさったし、僕らの仲間たちと少し違うことをするという意味でも良いやり方だったね。」 どうぞ!!

PARADISE LOST “OBSIDIAN” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PURE REASON REVOLUTION : EUPNEA】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JON COURTNEY OF PURE REASON REVOLUTION !!

“First Time Labelled “Prog Rock” I Think We Were a Little Surprised. For Us It Was Mix Of Grunge, Fleetwood Mac Vox, Floyd, Massive Attack & DJ Shadow. So To Get Labelled With What Was Just a Small Section Of The Influences Felt a Little Odd. Now We’re Proud To Be Progressive.”

DISC REVIEW “EUPNEA”

「間違いなく、男女混成ボーカルは僕たちにとって鍵となる要素だし、このハーモニーが他のバンドと僕たちを区別化しているとさえ思うよ。おそらく、このスタイルを取るバンドは増えていくと思うよ。」
純粋な理性を革命に導くプログレッシブな哲音家 PURE REASON REVOLUTION は、めくるめく陰極陽極のハーモニーで沈んだ世界を緩やかに溶かします。
「最初にプログロックのラベルを貼られた時、僕たちは少し驚いたんだ。僕たちにとって当時の自らの音楽は、グランジ、FLEETWOOD MAC のボーカル、PINK FLOYD, MASSIVE ATTACK, DJ SHADOW をミックスしたものだったから。だからそんな影響の中からとても小さな部分だけを切り取って、プログロックとレッテルを貼られることは少し奇妙な感じがしたんだよ。まあ、今はプログレッシブのラベルを誇りに思っているけどね。」
PORCUPINE TREE や COHEED AND CAMBRIA を導火線にプログレッシブの新たなビッグバンが勃発した00年代。PURE REASON REVOLUTION が放ったデビュー作 “The Dark Third” の鮮烈さは明らかに群を抜いていました。
グランジオルタナティブの遺伝子を纏いながら、電子のレンズを通して映すPINK FLOYD のサイケデリック。さらにそこには、極上のフックとハーモニーが添えられていたのです。仮にモダンプログレッシブが、勃興したモダンなジャンルの音の葉を取り込む多様性の万華鏡だとしたら、まさに PURE REASON REVOLUTION こそがアプレゲールの象徴だと言えました。
「間違いなくデビュー作 “The Dark Third” と近い場所にあるけれど、同時に他の2作からも切り取ったような部分があるよね。だから、願わくば “Eupnea” が僕たちのデビュー作を少し思い返させながら、進化したようにも思えるサウンドであれば良いね。」
2010年の “Hammer and Anvil” 以来実に10年ぶりの復活作となった “Eupnea” はバンドの集大成にして出発点なのかもしれませんね。アルバムは “New Obsession” の緩やかな電子パルスでその幕を開けます。徐々に顕となる音建築、バンドの過去と未来を繋ぐ架け橋。
スペーシーでダークなエレクトロの波動を発端に、流動するギターのクランチサウンドとポップなハーモニー。そうして PRR は全ての出発点へと回帰しながら、シネマティックな “Hammer and Anvil”、ダークなシンセウェーブ “Amor Vincit Omnia” の情景を重ね、さらにサウンドの幅を広げていくのです。
ポストロックにも通じるアトモスフィアを主戦場としていた PRR ですが、プログのラベルに誇りを感じているの言葉通り、”Ghosts & Typhoons” では難解でアグレッシブなギタードライブ、BRING ME THE HORIZON のスピリットまで披露。一方で、SMASHING PUMPKINS の哲学を宿す “Maelstorm” や 7/4の魔法 “Beyond Our Bodies” ではさらにメロディーの流麗に磨きをかけてレコードの対比を鮮明にしていきます。
そうしてアルバムは、真の感情的ジェットコースター、13分のタイトルトラック “Eupnea” で PORCUPINE TREE や ANATHEMA に寄り添いながら、時代の激動と愛娘の吐息を遠近法で描写して幕を閉じるのです。
今回弊誌では、ボーカル/マルチ奏者 Jon Courtney にインタビューを行うことができました。「男女混成のハーモニーは、FLEETWOOD MAC, CSNY, THE BEACH BOYS からの影響だね。僕たちのメロディーは常に THE BEACH BOYS から本当に強力な影響を受け続けている。Brian Wilson こそがメロディーの王様さ。」どうぞ!!

PURE REASON REVOLUTION “EUPNEA” : 9.9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【JAZZ SABBATH : JAZZ SABBATH】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MILTON KEANES (ADAM WAKEMAN) OF JAZZ SABBATH !!

“They Basically Made It Simpler, So Anyone With a Guitar And Half a Brain Could Play It. Yes It Appealed To The Masses, But Generally I Like To Think My Original Version Was More Intellectual.”

DISC REVIEW “JAZZ SABBATH”

1968年、バーミンガムの4人の青年、Tony Iommi, Bill Ward, Geezer Butler, Ozzy Osbourne が結成した BLACK SABBATH はヘヴィーメタル始まりの地として絶対的な信頼を得てきました。ただし、世界はその認識を覆すべきなのかも知れません。なぜなら、彼らの楽曲は完全なる “盗品” だったのですから。
60年代から70年代初頭にかけて、英国ジャズの新たな波を牽引していた JAZZ SABBATH。リーダーの凄腕ピアニスト Milton Keanes は将来を嘱望されていましたが、心臓の病で倒れ入院を余儀なくされてしまいます。
おかげで1970年にリリースを予定していたデビュー作の発売は延期となり、退院した Milton はまさかの事態に愕然とします。なんと BLACK SABBATH という見ず知らずのバンドが、彼の楽曲をヘヴィーメタルの雛形にアレンジして世に出してしまっていたのです。
「ちょうど入院していて、退院したら何が起こったのか全てを理解したよ。もちろん激怒したね。だけど真実を語る僕の言葉には誰も耳を傾けなかったし、信じてもくれなかった。」
Milton の怒りはもっともでしょう。その事件によって彼は以後50年間も辛酸を舐め続けることとなったのですから。
ただし、遂に真実を伝えるチャンスが巡ってきました。紛失していた JAZZ SABBATH のマスターテープが現在になって奇跡的に発見されたのです!!
「信頼できるアーティストたちを集め、このバンドを再開し、真実を伝えるのにこれほど長くかかってしまった。」
それでも魅力的な JAZZ SABBATH の音楽が、時の狭間へと埋もれずに済んだ事実は僥倖でした。世界中で何百万もの人々が崇拝しているヘヴィーメタルの教祖が、実際には音楽的なシャルラタンにすぎず、入院した寝たきりの天才から音楽を盗んだことの確かな証としても。
「彼らは基本的に僕の楽曲をよりシンプルにしていたね。だからギタープレイヤーなら誰でも、脳みその半分でプレイすることができたね。まあ、だからこそ大衆にアピールしたんだろうな。だけど、僕は自分のオリジナルバージョンの方がより知的だったと考えているよ。」
実際、JAZZ SABBATH のイービルなジャズは決して脳みそ半分で演奏可能なほどシンプルではありません。ウォーキングベースにピアノのインプロヴァイズ、4ビートのドラム。60年代のビバップスタイルが JAZZ SABBATH の基本です。
“Children of the Grave”, “Evil Woman” のようにドゥーミーな原曲に近いものもあれば、もとい BLACK SABBATH がわりと忠実にコピーを果たしたような楽曲もあれば、”Iron Man” のように突拍子も無いエアリーなアレンジで後のメタルへの移行が信じがたいような楽曲も存在します。
何より、名曲 “Changes” の神々しきピアノの調べ、コードの魔法は、いつ何時誰が演奏をしたとしても圧倒的な陶酔感と得も言われぬノスタルジアを運んでくれるのです。
今回弊誌では、このクソ下らない架空の物語を生み出した Milton Keanes こと Adam Wakeman にインタビューを行うことができました。
「僕が幼い時…いやゴメン、Adam が幼い時…というかきっと彼は父の影を少なからず追っていたと思うんだよね。だけど自分の足で立ち、自らの道を歩み出すときっと父に対して誇りと賞賛の気持ちしかなくなるはずなんだ。」BLACK SABBATH, Ozzy Osbourne との共演、さらに父はあの YES の心臓 Rick Wakeman です。どうぞ!!

JAZZ SABBATH “JAZZ SABBATH” : 66,6/10

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SITHU AYE’S TOP 10 ANIMES AND THEIR MUSIC TO GET YOU THROUGH SELF-ISOLATION


SITHU AYE’S TOP 10 ANIMES AND THEIR MUSIC TO GET YOU THROUGH SELF-ISOLATION

こんにちわ、Sithuです!よろしくおねがいします! I’ve been asked by Sin-san to do a quick write up about my top ten animes and their music to hopefully give you something to watch during COVID-19 self-isolation and quarantine. Thinking off of the top my head, my top ten probably changes a lot depending on how I feel and what I’ve watched recently, but it should include some older and more modern classics, as well as a mix of things I’ve really enjoyed watching. Hopefully you can find something new to watch in this list, or maybe re-watch something you haven’t in a while. With that all said and done, on to the list (consisting of things I’ve watched) in no particular order!

こんにちは、Sithu です!よろしくおねがいします!
Sin さんに頼まれて僕のトップ10アニメとその音楽について簡単に書いてみたよ。願わくば、COVID-19 パンデミックの予防と自己隔離の時を過ごす助けになればとね。
一位から考えてみたんだけど、僕のトップ10はおそらくその時の感じ方や最近見たものに応じて大きく変化するんだ。だけど古い作品とよりモダンなクラシック、そして僕が実際に今見て楽しんでいるものを組み合わせる必要があったね。このリストで新たな作品を発見したり、しばらく見ていないものをもう一度再訪したりして欲しいね。じゃあ見ていこう。順不同だよ!

1. Cowboy Bebop  (カウボーイビバップ, 1998, Sunrise)

I doubt any of you will have not heard of Cowboy Bebop, but in my eyes and the eyes of many others, it is an absolute classic and a masterpiece of Japanese animation. What Cowboy Bebop does so well is transcend the medium of anime, making it feel like its own piece of unique art. Following the motley crew of Spike Spiegel, Faye Valentine and gang, the show starts off loosely as a space western, with each episode telling its own unique story before the main narrative about Spike’s past masterly gets woven into the story.
Aside from how amazing the show is, the opening theme Tank! is iconic, as is the rest of the music in the show all composed by the incredible Yoko Kanno. What makes the show even more special is that every episode is related to a musical theme and somehow the plot of the episode and the music all tie together to create a cohesive whole. If you’ve not watched Cowboy Bebop, set aside some time and do so, because it is an absolute must watch in my opinion.

カウボーイビバップについて聞いたことがない人はいないと思うけど、とにかく僕と他の多くの人にとって、この作品は絶対的なクラシックであり、日本アニメーションの傑作なんだ。
カウボーイビバップが非常に高く評価されているのは、アニメというメディアを超えて、独自のユニークなアートのように感じさせてくれるからだよ。スパイク・スピーゲル、フェイ・ヴァレンタイン、それにギャングの胡散臭いクルーが登場して、ショーはゆったりとしたスペースウエスタンとして始まるね。各エピソードは独自のユニークなストーリーを語り、スパイクの過去に関するメインテーマが巧みに織り込まれていくんだ。
アニメの素晴らしさから離れても、オープニングテーマの “Tank!” は実にアイコニックで、残りの音楽すべても偉大な菅野よう子が作曲しているんだ。
この作品をさらに特別なものにしているのは、すべてのエピソードが音楽のテーマに関連し、不思議とエピソードのプロットと音楽がすべて結びついてまとまりのある総意を形成している点だと思う。
もし君がカウボーイビバップを見ていないとしたら、ぜひ時間をとって見て欲しいと思うよ。僕の意見では、絶対的なマストウォッチだから!

2. Neon Genesis Evangelion (新世紀エヴァンゲリオン, 1995, Gainax)

Another anime classic, Neon Genesis Evangelion was probably the show that got me to take anime seriously as a medium. It’s hard to appreciate it now with many dark and psychological anime that have been released since, but Evangelion was both ground-breaking and subversive. Most giant robot, or mecha, shows at the time were about defeating the bad guys as the good guys, but Evangelion changed all of that. The brainchild of legendary director Hideaki Anno, we follow Shinji Ikari and his descent into turmoil and anguish as the pilot of Eva Unit-01 as is forced to try to save the world while also trying to learn to live with himself as a person. Other iconic characters include Rei Ayanami, Asuka Langley Soryu and Gendo Ikari.
The opening theme for Evangelion, A Cruel Angel’s Thesis (残酷な天使のテーゼ), is incredibly iconic and well known amongst all fans of anime. The music of Evangelion was composed by Shirou Sagisu and combines both elements of intense action and drama, to sombre moments of loneliness. I also remember the music being incredibly eclectic with the use of popular music tunes such as Bart Howard’s Fly Me to the Moon, or one incredible surreal and unforgettable moment in the End of Evangelion that used what is pretty much a pop song reminiscent of The Beatles. Be prepared for a mind-bending mix of giant robot fights, psychoanalysis and lots of suffering if you’ve not seen Evangelion before.

もう一つのアニメの古典、新世紀エヴァンゲリオンは、おそらくアニメをメディアとして真剣に受け止めるきっかけになった作品だったと言えるね。それ以来、多くのダークで心理的なアニメがリリースされているから評価するのは難しいけど、エヴァンゲリオンは画期的でゲームチェンジングだったよね。
当時のほとんどの巨大ロボット、つまりメカアニメは善者が悪者を倒すことが大前提だったけど、エヴァンゲリオンはそのすべてを変えてしまったんだよ。伝説の監督、庵野秀明の発案は偉大だった。碇シンジはエヴァユニット-01のパイロットとして世界を救いながら、人間として生きることを学ぶんだ。そこに苦悩と怒り、葛藤があった。他にも、綾波レイ、惣流・アスカ・ラングレー、碇ゲンドウといった象徴的なキャラクターが存在したね。
エヴァンゲリオンのオープニングテーマ、”残酷な天使のテーゼ” は、信じられないほど象徴的で、全てのアニメファンの間でよく知られているね。鷺巣 詩郎によって作曲されたエヴァンゲリオンの音楽は、強烈なアクションとドラマ両方の要素を組み合わせて、孤独で悲しい瞬間を見事に映し出しているよ。
それに、Bart Howard の “Fly Me To The Moon” などのポピュラーミュージックから、驚異的にシュールで記憶に残る、THE BEATLES を彷彿とさせるポップソング “End of Evangelion” まで、実にエクレクティックだったことも覚えているね 。もし君がエヴァンゲリオンを見たことがないなら、巨大なロボットの戦い、精神分析、そして多くの苦しみを合わせたこの心を揺さぶる作品をぜひチェックして欲しいね。

3. Steins;Gate (シュタインズ・ゲート, 2014, White Fox)

An anime adaptation of the visual novel of the same name, Steins;Gate definitely falls into the modern classic category for me. It’s hard to really talk about Steins;Gate without spoiling it, but let’s just say we follow the oddball antics of Rintaro Okabe’s daily life as a university student before he and his friends quickly become in over their heads involved in something none of them ever expected to get caught up in.
I don’t really remember too much about the music in Steins;Gate, but what I do know is scenes ranged from relaxed, to tense, or heart-breaking, and the music definitely served to accentuate those feelings. Be prepared for a bit of a slow start, going into one of the best anime made in the 2010s. El Psy Congroo.

同名のライトノベルをアニメ化した、Steins; Gate は間違いなく僕とってモダンクラシックのカテゴリに分類されるよ。Steins; Gate について正しく語るのは難しいけれど、岡部倫太郎の大学生としての日常生活で彼の奇妙な振る舞いが、自身や彼の友人を頭を悩ます暇もなく、誰も予想していなかったこと巻き込んでいくストーリーさ。
Steins; Gate の音楽について鮮明に覚えているわけじゃないけど、リラックスしたシーンから緊張したシーン、悲痛なシーンまでさまざまな場面があって、それらの感情を強調するために音楽が役立っていだと思う。 2010年代に作られた最高のアニメの1つに浸る準備をして欲しいね。 “El Psy Congroo!”

4. Fate/stay night: Unlimited Blade Works (2014, Ufotable)

Okay, first off, the 2006 adaptation of Fate/stay night by Studio Deen never happened. Also, the Fate franchise as a whole is almost impenetrable with countless spin-offs and one of the world’s highest grossing mobile games in Fate/Grand Order. It’s easy to get lost in the myriad of Fate related things, but if you had to consume one piece of Fate media (aside from the original visual novel), it’s hard to argue against Fate/stay night: Unlimited Blade Works.
Following the adventures of Shirou Emiya, Saber and best girl Rin Tohsaka, we see our character caught up in a war between mages and heroic spirits from the past for the wish-fulfilling holy grail. What makes UBW so special in my eyes is how it doesn’t really feel like you’re watching an anime series when you watch it. The animation, the effects, the cinematography, the music, everything comes together to make create just an incredible fantasy show in general, never mind an anime.

まず最初に、僕はスタジオディーンによる Fate / stay night の2006年版に順応することはできなかったね。Fate のフランチャイズ全体としても、数え切れないほどのスピンオフがあって、世界で最も高い収益を上げているモバイルゲームの1つ Fate / Grand Order もあるからどこから入ればわからないかもしれないね。 Fate 関連の様々なことに夢中になるのは簡単だけど、Fate メディア(オリジナルのライトノベルを除く)の入り口を一つ選ぶなら、Fate / stay night:Unlimited Blade Works であるという答えに贖うことは難しいだろうね。
衛宮士郎、セイバー、そして最高の少女、遠坂凛といった愛すべきキャラクターは願いを叶える聖杯を求めて冒険し、魔術師と歴史上の英雄サーバントが繰り広げる戦争に巻き込まれていくんだ。 UBWを特別なものにしているのは、アニメシリーズを視聴している以上の体験ができることなんだ。アニメーション、エフェクト、シネマトグラフィー、音楽、すべてが一体となって、幻想的なファンタジーを生み出しているよ。アニメだとは思えないほどにね。

5. K-On! (けいおん!, 2009, Kyoto Animation)

If you’ve seen K-On! before, you’ll probably notice that the theme of the show of high school girls playing in a band matches quite closely with the theme of my Senpai EPs. If you thought that, then yes, you’d be correct, K-On! was definitely a big influence. In a different tact to the rest of the shows I’ve listed so far, this show has no action or high drama, and simply focuses on the day to day activities of Yui, Mio, Ritsu, Tsumugi and Azusa playing music in their club band.
If you want a comfy and relaxing experience, K-On! is your show. Also, the anime is all about music and features many fun J-rock tracks in line with the theme of the show. I’ll also always appreciate K-On! as one of the shows that really put the incredible studio Kyoto Animation on the map.

けいおん!を知っていれば、バンドで演奏する女子高生というテーマが、僕の “先輩EP” のテーマと非常によく似ていることに気付くだろう。そう思うのも無理ないね。君たちは正しいよ。けいおん!は間違いなく大きな影響だったね。
僕がこれまでに挙げた他の作品とは異なり、けいおん!にはアクションも壮大なドラマもないんだよ。単に、唯、澪、律、紬、梓がクラブでバンドをはじめ音楽を演奏する日々の活動に焦点を当てているだけだからね。
でも快適にくつろぎたいなら、けいおん!はまさにうってつけのアニメさ。それにストーリーがすべて音楽に関するものだから、テーマに沿った多くの楽しい J-ロックトラックを聴くことができるよ。それに、偉大すぎるスタジオ、京都アニメーションを世界に紹介した作品としてもいつも感謝しているんだ。

6. Puella Magi Madoka Magica (魔法少女まどか☆マギカ, 2011, Shaft)

I think all of us are at least aware of Sailor Moon and how it popularised the magical girl genre. So yes, ostensibly, Madoka Magica is a magical girl show. But if you are expecting butterflies, rainbows, and the power of love and friendship, you have another thing coming. I don’t want to spoil the show past this, but it is probably one of the most subversive pieces of anime media I have ever watched.
The opening theme is Connect by ClariS and the combination of the music and animation gives nothing away to the actual contents of the show. The score itself is sometimes beautiful, sometimes dark, and sometimes both. Madoka Magica is definitely a show I can describe as an experience, and it’s one I definitely recommend.

僕たちは皆、少なくともセーラームーンが魔法少女というジャンルをいかに普及させたか知っているよね。だから、そう、一見すると、まどかマギカは魔法少女のジャンルに区分される作品だよ。だけどここに、蝶、虹、愛と友情の力を期待しているなら、それとは全く別のことが起こっていくよ。決して台無しにしたいわけじゃないけど、おそらくこれまでに見た中で最も破壊的なアニメの1つだろうな。
オープニングテーマは ClariS の “コネクト” で、その音楽とアニメーションの組み合わせは実際の内容とはかけ離れているね。アニメのスコア自体は、時に美しく、時に暗く、時には両方。まどかマギカは間違いなく僕がアニメ以上の “体験” として説明できる作品で、絶対的にオススメだよ。

7. Shirobako (シロバコ, 2014, P.A. Works)

Shirobako has possibly one of my favourite opening scenes in anime ever. It shows Aoi Miyamori and her four friends in their animation club in high school promising to each other that they would all make an anime together, your usual anime dream affair. The next scene brings you straight down to earth, showing Aoi looking miserable stuck in her car in the height of Tokyo rush hour. This show tries to paint of a more realistic picture of the anime industry, showing panics to get shots and cuts together, delayed episodes and creative differences.
What I love though about the show though, is despite how down to Earth the show is, and just how relatable it must feel for anybody working in the anime industry to watch, the core of the show is that the reason any of these people are putting themselves through the deadlines and the stress, is that they all love anime and they all love creating anime. It’s very relatable as somebody who is in a different field and the show has an amazing emotional payoff.

SHIROBAKO のオープニングは、おそらく僕の好きなアニメのオープニングシーンの1つだね。まず、宮森あおいと彼女の4人の友人が高校のアニメーション同好会にいることを示し、皆でいつか一緒にアニメを作ることを約束するんだ。夢見がちだよね。でも次のシーンでは、東京のラッシュアワーで、あおいが車で立ち往生している悲惨な様子を描写する。現実を見せられるわけさ。
この作品は、アニメ業界をより現実的に描こうとしていて、カットをまとめるために起こるパニック、エピソードの遅れ、創造性の相違などを扱っているんだ。
この作品を気に入っているのは、アニメ業界で働いている人がどれほど大変か伝わるところさ。このアニメの核心は、彼らが期限とストレスを乗り越えながらも、アニメを愛し、アニメを作成するのが大好きだと描写しているところだよ。きっと他の分野で働いている人だって同じだろう。見返りのあるアニメさ。

8. Toradora! (とらドラ!, 2008, J.C. Staff)

I can’t remember exactly what time period it was but I remember almost every anime released was a romantic comedy. Obviously, every anime now is an isekai show (異世界, alternate world), but there was this time when romcoms were king. You can imagine that it would take a lot for a romcom to stand out amidst the crowd, but I think Toradora! does that handily. The show follows Ryuuji and Taiga help each other pursue their respective high school crushes, but in doing so, the pair grow closer to each other in the act.
Toradora! features many comedic moments, genuinely well written and likeable characters, and a compelling plot and romance. It’s also legitimately heart-warming and it brings a smile to my face when I recall this show.

どの時期だったか正確には思い出せないけど、かつてリリースされたほとんどすべてのアニメがロマンチックコメディって時代があったね。時を経て、明らかに今はすべてのアニメが異世界作品(オルタナティブワールド)だけど、ロムコムがキングだった時期があるんだよ。
大量のロムコムの中から一つを選ぶなら、難しいけどとらドラ!だと思う。この作品は、竜児と大河が高校生活をおくりながら互いの恋を応援し、そうすることで2人が近づいていくという内容だよ。
多くのコメディックな瞬間、真によく書かれた愛すべきキャラクター、そして説得力のあるプロットとロマンスが特徴かな。心温まる作品でもあり、この番組を思い出すと自然と笑顔になってしまうね。

9. Konosuba: God’s Blessing on this Wonderful World! (この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説, 2016, Studio Deen, J.C. Staff)

Did I mention that every anime nowadays is an isekai? Konosuba is an isekai. It’s also the first show on this list that is still ongoing with two seasons, two OVAs and a film. But yeah, as an isekai show, Konosuba has a lot of competition. What it does so well apart from being a comedy, is that the characters are all kind of awful in their own way, but that’s what makes them so enjoyable to watch. It reminds me a lot of British humour in a lot of ways.
Following the antics of Kazuma after being reborn in a fantasy world, the useless goddess Aqua, the explosion loli Megumi and the masochistic crusader Darkness, Konosuba is one of the funniest animes I have watched. You can’t help but laugh at their ridiculous antics and I highly recommend it to anybody that hasn’t seen it.

最近のアニメはすべて異世界系だと言ったっけ? そう、このすばは異世界系だよ。また、このリストではじめて、2つのシーズン、2つのOVAと1つの映画でまだ進行中の作品でもあるね。まあでも、異世界系全盛だから、このすばには沢山の競争相手がいるわけだよ。そこでコメディーとは別に優れている点は、登場人物がすべて何かしら酷い特徴を抱えていることなんだ。それが見ていてとても楽しいんだよ。イギリスのユーモアを思い出させてくれるね。
ファンタジーの世界で生まれ変わった後のカズマのふざけた態度、役に立たない女神アクア、爆発ロリ魔法使いメグミンと、マゾヒスティックなクルセイダー、ダークネス。コノスバは僕が見た中で最も面白いアニメの1つだね。きっと彼らのとんでもなくふざけた態度を笑わずにはいられないので、ぜひお勧めだよ。

10. A Place Further than the Universe (宇宙よりも遠い場所, 2018, Madhouse)

For my final entry, I tried to think of an anime that really left an impression on me in the last two years and A Place Further than the Universe is my definite pick. The story is about four girls who through various circumstances end up going on a trip to Antarctica together on the surface. It really feels like a modern adventure story and by undertaking this journey the four girls grow, learning about themselves and each other.
It’s a genuinely heart-warming experience watching this show and with time I feel like it has the potential to be considered one of the modern greats. If you haven’t heard of or watched it, A Place Further than the Universe is definitely worth your time!

最後のエントリーは、過去2年間で本当に印象に残っているアニメを考えてみたよ。僕が選んだのは、宇宙よりも遠い場所。物語は、様々な状況を経て、結局、南極大陸への旅に出かけた4人の少女について。本当に現代の冒険物語のように感じられるし、この旅に乗り出すすることで、4人の女の子は成長し、自分自身とお互いについて深く学ぶんだ。
本当に心温まる体験で、時間の経過とともに、現代の偉大な作品の一つと見なされる可能性があると感じているね。もし、この作品を聞いたことも見たこともないなら、宇宙よりも遠い場所は間違いなく君の時間を割く価値があるよ!

So that’s my list at the top of my head right now. I find it really difficult to come up with top ten lists, but I feel like the ten I’ve included are representative of my overall tastes. I kind of stopped talking about music part way through as well, but rest assured all these shows have good soundtracks that definitely add to what make each show great in my opinion. Anyway, hopefully you end up re-watching some classics, or find something new to watch.
I’m currently working on Senpai III during this time and it will be a full-length album, as well as telling the story of the girls from the Senpai EPs trying to figure out their lives as they graduate high school.
Stay safe and well and wish you all the very best!

これが、現時点でのトップリストだよ。上位10作のリストを作成するのは本当に難しかったけど、ここに挙げた10作品は僕の全体的な好みを代表していると感じるね。音楽の話は途中でやめちゃったけど、これらすべての作品には優れたサウンドトラックが存在し、それぞれの作品をより素晴らしいものにしていることは間違いないね。クラッシックをいくつか再視聴したり、新たな作品を見たいと思ってくれれば嬉しいね。
現在、僕はこの自己隔離の時期に “Senpai III” に取り組んでいるよ。フルレングスのアルバムになる予定で、高校を卒業した “Senpai EP” の少女たちが自らの人生を理解し発見し始める物語になるんだ。
Stay Safe and Well! 皆様のご多幸をお祈りします!

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