NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CAIN’S OFFERING : STORMCROW】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JANI LIIMATAINEN OF CAIN’S OFFERING !!

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Finnish Melodic Power Metal super team set to come to Japan on February 2016 !! Don’t miss the night when legendary Liimatainen, Kotipelto, and Johansson will get together !!

フィンランドからメロディックパワーメタルのスーパーチーム CAIN’S OFFERING が来年の2月に初来日を果たします!!
CAIN’S OFFERING は元々 SONATA ARCTICA の傑作 “Silence” 制作時のメンバーで、後に脱退した Jani Liimatainen と Mikko Harkin が中心となり STRATOVARIUS の Timo Kotipelto, NORTHER, WINTERSUN の Jukka Koskinen を加えて2009年に結成したスーパーバンドです。参加メンバーの名に恥じない良質なデビューアルバム “Gather the Faithful” をリリースしましたが以降しばらく音沙汰がありませんでした。
ところが昨年末あたりからチラホラと再始動の予兆が現れ始め、遂に今年の春に2ndアルバム “Stormcrow” をリリース。Mikko と Jukka が脱退し、新たに myGRAIN の Jonas Kuhlberg とあの Jens Johansson が加わって制作されたこの新作が実に素晴らしいのです。デビュー作 “Gather the Faithful” の方向性を引き継ぎながらも、よりメロディックでよりスピーディーになった “Stormcrow”、このスケール感、楽曲の充実度は見事としか言いようがありません。今の SONATA ARCTICA より SONATA ARCTICA していると拳を握りしめたファンがほとんどでしょう。加えてシンフォニックな要素も充実しており、新たなファンを取り込むことも期待出来ると思います。
Timo Kotipelto の声域を熟知した上で、低音域から高音域まで彼の良さを”無理なく”発揮させる Jani のメロディーラインとそれに応えた Timo のボーカル、そして勿論ギタリスト不作の2000年代に1人気を吐いた Jani の彼らしい考え抜かれソフィスティケートされたリードプレイ。メロパワファンなら必聴の1枚と言えるのではないでしょうか。
今回弊誌ではその Jani Liimatainen にインタビューを行うことが出来ました。SONATA ARCTICA や STRATOVARIUS にも言及、彼の優しい人柄があらわれたようなメタルファン必見の内容だと思います。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

CAIN’S OFFERING “STORMCROW” : 9,2/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【JOHN BROWNE’S FLUX CONDUCT : QATSI】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JOHN BROWNE !!

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JOHN BROWNE of MONUMENTS has Just released really artistic solo debut album “QUATSI”!! He released his creativity with his emotion !!

モダンメタルシーン重要バンドの1つ MONUMENTS のギタリスト JOHN BROWNE が初のソロアルバム “QUATSI” をリリースしました!!
ギターは勿論、全ての楽器を JOHN がプレイしプロデュースも手掛け、ストーリーの主人公までもが JOHN 自身という非常にパーソナルな作品です。”QUATSI” とはホピ族の言葉で”人生”。作品は JOHN の過去、現在、未来を投影しています。1時間を超えるインストゥルメンタルアルバムですが、私たちは彼の右手を通して心の中の怒りやフラストレーション、魂の叫びを感じることが出来るのです。
音楽的には、映画のサウンドトラックのような作品だと思います。ただ、ハリウッド映画のような壮大さと言うよりも、人間の本質に迫るような生々しい迫力を備えています。オーケストラやピアノのサウンドによってアルバムは一段上の表現力を得ていますね。”ZEALOT” などはまるでRPGゲームを1曲で表現しているような素晴らしさです。
加えて彼の生み出す感情のこもった力強くも知的なリフの数々は、 MESHUGGAH のギタリスト、かの FREDRIK THORDENDAL が唯一残している傑作アルバム “SOL NIGER WITHIN” をも想起させます。特に “THE LAST GOODBYE” で聴ける矢継ぎ早なリフワークは彼のディスコグラフィーの中でも白眉なのではないでしょうか? DISPERSE の JAKUB ZYTECKI と SCALE THE SUMMIT の CHRIS LETCHFORD が “THE HEART OF ATLANTIS” にゲスト参加していることも記しておくべきでしょう。才能溢れるニューマイスターたちの共演は新しい時代の幕開けを感じさせます。
商業的な成功など微塵も頭にはないような、勿論リリースされてはいるものの非常にプライベートなアルバムです。しかしながら、彼の世界を垣間見るうち、私たちもその世界にズブズブと引き込まれていることに気づくでしょう。TECH-METAL ファンやギタリストは必聴の作品です。今回弊誌では JOHN BROWNE にインタビューを行うことが出来ました。MONUMENTS や FELLSILENT についても話が聞けましたよ。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

JOHN BROWNE’S FLUX CONDUCT “QATSI” : 9,5/10

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LIVE REPORT + INTERVIEW 【SABATON : LOUD PARK 2015】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH Pär Sundström OF SABATON !!

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“Veni, Vidi, Vici”!! SABATON has just conquered Japan at LOUD PARK 2015!! Definitely, best act of the festival, Pär Sundström of SABATON talks about Japan, past, and future of the band!!

【SABATON AT LOUD PARK 2015】

“来た、見た、勝った” 。今の SABATON に似合うのはこの言葉ではないでしょうか?
結成から16年。遂に日本の地を踏んだ彼らは、瞬く間に “Land of the Rising Sun” を制圧してしまいました!!実際、SNS等で彼らをベストアクトに挙げるメタルファンは非常に多かったと思います。それ程までに彼らの”ショー”は圧倒的でした。
まず驚かされたのがステージに据えられた戦車!!ドラムセットと一体となった巨大な戦車を前に フロントマンで SABATON の顔 JOAKIM が誇らしそうに「戦車を持って来たぜ!!」と告げた場面のクールさは筆舌に尽くし難いものがありました。トレードマークであるmohi-kanサングラスとベストで不思議な動きを繰り出す彼こそが2代目メタルゴッドであることは疑いようもありません。そして同じ軍パンを履いたメンバーの一糸乱れぬパフォーマンス。シンプルなステージセットを用いるバンドが多い昨今、仰々しいくらいがメタルには丁度良い。そう再確認させてくれるようなステージングでしたよ。
流石にツアーバンドだけあって魅せ方、観客の煽り方、ショートコントまで披露するサービス精神も実に見事。インタビュー中でも触れられているように、ヨーロッパでこそビッグフェスのヘッドライナーを務め押しも押されぬジャイアントアクトの SABATON ですが、ここ日本でその知名度はイマイチのはずでした。しかし蓋を開けてみれば、どこから湧いてきたのかと思うほど多数の SABATTALION たちが SABATON コールでお出迎え。ライブの間、常に飛んだり跳ねたり走ったりする SABATTALION たちの光景は壮観でした。
音楽的に SABATON はやはり脈々と続くヨーロピアンメタルの流れの中で語られるべきでしょう。個人的にはそのキャラクターとクワイア、キャッチーなシンガロングパートから ACCEPT + BLIND GUARDIAN といったイメージがあります。ただ同時に EUROPE から OPETH まで同郷スウェーデンのバンド達が持つ哀愁のメロディー、そして昨今のトレンドでもあるフォークメタル的な要素も兼ね備えており、逆に日本でこれまで人気が出なかったことが不思議なくらいですね。未聴の方は今回のライブでも披露され、そのタイトな演奏と素晴らしいサウンドメイキングで会場を一体にした最新作 “HEROES” から “TO HELL AND BACK” をまずは試聴してみてはいかがでしょうか?
今回、弊誌ではバンドに残ったオリジナルメンバーで舵取り役、ベーシストの Pär Sundström にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

SET LIST
1. Ghost Division
2. To Hell And Back
3. Carolus Rex
4. Swedish Pagans
5. Resist and Bite
6. The Art of War
7. Night Witches
8. Primo Victoria
9. Metal Crue

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【INTERVIEW WITH Pär Sundström】

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Q1: Hi, Par! Thanks a lot for giving us this great opportunity!! Sabaton really knocked us out at Loud Park 2015!! Lots of Japanese Metal fans choose you as best act of Loud Park. Please let me know your impression about Japan, Japanese Metal fans, and Loud Park.

【 Pär 】: We are very impressed by all of Japan. Of course the fans who are very loyal but also we are impressed by Japan as a country. We had a fantastic time even if the jetlag made sure we slept early in the evenings and sadly missed all of Tokyos nightlife. Next time!

Q1: SABATON は LOUD PARK 2015のまさに台風の目でしたね!多くの日本のメタルファンが SABATON をベストアクトに選んでいました。まずは感想を聞かせてください。

【 Pär 】: 僕たちは日本の全てに痛く感銘を受けたよ。勿論、ファンはとても忠実だったよ。だけど同時に日本という国自体に感動したんだ。時差ぼけのせいで早めに寝なければならなかったけど日本は素晴らしかったね。東京のナイトライフを全く満喫出来なかったのは残念だけど、次回のお楽しみだね!

Q2: The tank was on stage!! Tank!! We couldn’t believe that. haha. Joakim’s vest, What a nice !! All members wore same military pants. These army like stage effects reminds us WWⅠ, WWⅡ. What made you so? And what is past world war to you?

【 Pär 】: Actually we sing about history. And to fit into our own theme a bit more we take some theatrer effects onto the stage. It becomes more intense and exciting to have the stage a part of the show.
Of course Sabaton does not need to hide behind tanks and stagesets but its a nice addon to a show.

Q2: ステージには戦車がありました!目を疑いました!そして JOAKIM のベスト!最高ですね!メンバ全員が同じミリタリーパンツを履くなど、第一次 第二次 世界大戦を思わせる演出が各所にありました。

【 Pär 】: 実際、僕たちは歴史について歌っているんだよ。だからそういった僕たちが扱うテーマにフィットするように、ステージ上にシアトリカルな演出を持ち込んでいるんだ。ショーの一部に取り入れることで、さらに強力でエキサイティングになるんだよ。勿論、SABATON は戦車やステージセットの後ろに隠れる必要はないよ(それが無くても素晴らしいショーは出来るよ)。だけど、素敵な追加要素にはなっているよね。

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Q3: This is first interveiw with you, so could you tell us about the band? How did Sabaton start? And what’s the meaning of your band name Sabaton?

【 Pär 】: Well, its a long story. Lots of people in Japan I guess have recently discovered Sabaton and thinks its a new band. But we have been going on for 16 years and today the band is headlining some of the biggest festivals in Europe and has several gold and platinum awards for sales.
The band was formed in 1999 in Falun, Sweden. Since we signed to a small local label the first 10 years we had to do all ourselves. This has led to that we are now a well functioning band that does not even need a management on this level. We are self managed. Even though the original lineup was intact for 13 years we had finally a break in the band in 2012. Since some of us wanted to work even harder and some wanted to step down a bit.
Sabaton is a very hard touring band. I have been on the road for 300 days in 12 months.

Q3: 初インタビューです。まずはバンドについて聞かせてください。SABATON 結成の経緯と名前の由来を教えていただけますか?

【 Pär 】: 話せば長くなるよ。日本のファンの多くは最近 SABATON を見つけて、新しいバンドだと思っているかも知れないね。でも僕たちは16年もバンドを続けているし、いくつかのヨーロッパの大きいフェスではヘッドライナーを務めているんだよ。セールス面でもゴールドやプラチナディスクを獲得しているんだ。バンドは1999年にスウェーデンの FALUN で結成された。最初の10年は小さなローカルレーベルと契約していたから、全てを自分たちでこなさなければならなかったんだ。まあそのお陰で良く機能するバンドに成長したから、今のレーベル(NUCLEAR BLAST)でもマネージメントを必要としていないくらいなんだ。全てセルフマネージメントなんだよ。オリジナルラインナップは13年続いたけれど、2012年に崩壊してしまった。それはメンバーの何人かがもっとバンドの活動を増やしたがって、何人かはスローダウンしたがったから起こったんだけどね。SABATON はとてもツアーがハードなバンドなんだ。僕は12ヵ月で300日もロードに出ているくらいだからね。

Q4: So, your latest release “Heroes” is definitely your masterpiece. Especially, I was really impressed by “Inmate 4859” That is the song about Witold Pilecki, hero of Poland. Also from the title of the album, I felt you focused on kind of “Heroism” at the “Heroes”. How about that?

【 Pär 】: We focused the album on people who went beyond the call of duty and did something that put them into great harms way to make it short and simple. It was a perfect theme for Sabaton we thought.
The song Inmate 4859 was actually the first story we started with, it became the leading star when writing the album.

Q4: 最新作 “HEROES” はあなた達の新たな傑作となりました。特に “INMATE 4859” には非常に感銘を受けましたよ。ポーランドのヒーロー WITOLD PILECKI について書かれた曲だそうですね。アルバムのタイトルもそうですが、作品はある種の”ヒロイズム”に焦点を当てているように感じました。

【 Pär 】: 今回僕たちが焦点を当てたのは、愛国心や信念のために危険を犯して簡潔に何かを成し遂げる人たちについてなんだよ。SABATON にとって完璧なテーマだと思ったね。”INMATE 4859″ は実際、僕たちがアルバムで最初に取り組んだストーリーなんだ。それからアルバムを書くに当たって指標になったような楽曲だよ。

Q5: “Ballad of the Bull” is really beautiful and emotional song. I really love the song because it shows your melodic aspect deeply. But lot’s of fans surprised at your ballad. What made you record this kind of song?

【 Pär 】: Sabatons music is very wide spread. There are trashmetal songs, ballads and all kinds of technical stuff. So for us we are not bound to any limitations when writing a song. This song we had no idea on how to proceed when we first wrote it so we took help of some old friends who had the whole idea of the arrangement.

Q5: 対して “BALLAD OF THE BULL” は非常に美しくエモーショナルなバラードですね。あなた達のメロディックな側面を深く表したような楽曲です。ただ、ファンはこういった楽曲に驚いたでしょうね?

【 Pär 】: SABATON の音楽性はとても幅広いんだよ。スラッシュメタルのような楽曲からバラッド、そしてテクニカルなものまで様々なんだ。だから作曲の段階で限界のようなものは設けたくないんだよ。この楽曲は最初に取り組み始めた時、どうやって進めたら良いかアイデアが湧かなかったから、古い友人たちに助けてもらったんだ。彼らが全体のアレンジを考えてくれたんだよ。

Q6: At 2012, four original members left the band. And “Heroes” is the first album with new lineup. What’s the difference between these two lineups?

【 Pär 】: Indeed. After 13 years with original lineup 4 bandmembers decided to quit. I simply said we have to tour more and work harder. And some were not willing to do that due to different reasons which I totally understand and support. No hard feelings but me and Joakim went on with Sabaton and they formed Civil War which is their band today.

Q6: 先程お話にも出ましたが 2012年にオリジナルメンバー4人が脱退しました。”HEROES” は新ラインナップで制作した初のアルバムになりましたね。

【 Pär 】: その通りだよ。13年間オリジナルメンバーで活動して来て4人が脱退を決めた。単純に僕たちはもっとツアーをして、もっと働きたかったんだよ。様々な理由から、脱退したメンバー達はそうしたがらなかったんだ。僕は完全にその意見を尊重しているし、応援もしている。彼らについては全く悪くは思っていないんだ。ただ、僕と JOAKIM は SABATON を続けたし、彼らは彼らのバンド CIVIL WAR を結成したというだけさ。

Q7: Anyway, “Primo Victoria” was played at Loudpark, off course. Melody and lyric of the song is loved much by your fans and it’s like Anthem of Sabaton. Looking back now, what’s “Primo Victoria” to you?

【 Pär 】: Primo Victoria means the first victory and I guess it sums up what it means. The song gave us our first real record deal and thats where it all began!

Q7: “PRIMO VICTORIA” は勿論 LOUD PARK でも演奏されました。そのメロディーと歌詞はファンから非常に愛されていて SABATON のアンセムとも言えるのではないでしょうか?今振り返ってみて、”PRIMO VICTORIA” はあなた達にとってどういった意味を持っていますか?

【 Pär 】: “PRIMO VICTORIA” は英語でファーストヴィクトリーという意味なんだ。そしてそれが全てを要約していると思うよ。”PRIMO VICTORIA” が僕たちに最初のレコード契約を与えてくれたし、それから全てが始まったんだ!!

Q8: So, what’s the next? Do you have a plan to next release? I’d love to hear “Sabaton at Loud Park”, haha.

【 Pär 】: We plan a live release for the winter and currently writing songs for a new album which we plan to release in the summer.

Q8: さて、次は何でしょう?新しいリリースの予定はありますか?

【 Pär 】: 冬にライブアルバムをリリースする予定なんだ。今現在は新作の楽曲を書いていて、来年の夏にリリースするつもりだよ。

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【FIVE ALBUMS】

FIVE ALBUMS THAT CHANGED PAR’S LIFE!!

IRON MAIDEN “NUMBER OF THE BEAST”

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HELLOWEEN “KEEPER OF THE SEVEN KEYS Ⅱ

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RAUBTIER “SKRIET FRAN VILDMARKEN”

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SCORPIONS “CRAZY WORLD”

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SABATON “PRIMO VICTORIA”

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【MESSAGE FOR JAPAN】

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We are looking forward to Come back to Japan!! Sorry it took 16 years for us to come. We promise we come back quicker next time!
Actually the show at Loud Park was over our expectations and I am already looking into ways to coming back soon!!

日本に戻るのが待ち切れないんだ!!初来日に16年もかかってしまってゴメンね。次はもっと早く戻ると約束するよ!実際、LOUD PARK のショーは全くもって期待以上だったし、すでに僕は早く日本へ戻れるように交渉を初め始めているんだよ!!

Pär Sundström

http://www.sabaton.net/band/
SABATON FACEBOOK PAGE

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FIELD OF FOREST : LEVITATION】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FIELD OF FOREST !!

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Emo/Screamo/Post-Hardcore Young Guns from Japan!! FIELD OF FOREST has just released fantastic newest album “Levitation” !!

エモーショナルな歌唱とテクニカルな楽器隊が生み出すファンタジー感溢れる音楽性で、日本の若手バンド達の中でも一際注目を集める FIELD OF FOREST。彼らが素晴らしい新作 “Levitation” をリリースしました!!
FoF の魅力は何と言ってもそのエクレクティックな音楽性と高いテクニック、そしてメロディーの飛び抜けたキャッチーさだと思います。例えば “Recollection” の疾走感やリフワークは PERIPHERY の “Scalet” を彷彿とさせます。そこに日本のバンドらしい丁寧なコード感やエモーショナルなメロディーを乗せてFoFらしい楽曲に仕上げているのは流石の一言ですが、海外のテクニカルなバンドにも劣らない本格感を見せつけています。対して “Departure” は胸をキュンとさせるようなメロディーラインが日本語の歌詞も相まってアレンジこそプログレッシブですが非常に邦楽感の強い楽曲。こういった音楽性の幅広さを持っている日本のバンドはそう多くはないでしょう。
また、ギターという観点からも “Levitation” は注目されるべきでしょう。Sera さんが影響を受けている FINAL FANTASY のサウンドトラックをカバーした “Fraternity” では静と動の対比をを見事に表現していますし、”Stand Alone” にはこちらも要注目バンド ABSTRACTS から Lin さんがゲスト参加し Djenty でスリリングな楽曲に仕上がっています。同時に、アルバム全体を通して Kassaaaaaaan の流暢な英語の発音、広いボーカルレンジは日本人離れしていて驚異的です。彼の生み出すメロディーラインは哀愁を伴って本当に琴線に触れます。またドラムアレンジも各所でかなり練られていると感じました。
バンドとして非常にタイトな作品を作り上げた直後なだけにライブ活動の休止は残念ですが、今回はその辺りも含めてSera さんと Kassaaaaaaan さんに話を聞くことが出来ました。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

FIELD OF FOREST “LEVITATION” : 9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SITHU AYE : SENPAI EP】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SITHU AYE !!

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“I-i-it’s not like I wanted to hear “SENPAI EP” or Anything!!” One of the top modern prog guitarist, SITHU AYE has just released incredible Anime-Prog new record “SENPAI EP”!! Readers! Please notice SITHU-SENPAI!!

スコットランドから彗星の如く現れた才能溢れるモダンプログギタリスト SITHU AYE。インターネットの普及により誰もが音楽を発信出来るようになった現代の音楽シーン。彼はまさにそういったDIYミュージシャンの代表格的な存在だと思います。
インタビュー中でも触れていますが、BULB (MISHA MANSOOR) や BEN SHARP は勿論その分野のパイオニアです。ただ、兄貴感のある彼にインスパイアされて音楽を発信し始めたアーティストも多いのではないでしょうか?「作曲もギターもレコーディングもプログラミングもプロデュースもやろうと思えば一人で出来るんだ。」彼がモダンプログ/ギタリスト界隈に与えた影響は決して少なくありません。
そんな偉大な男 SITHU AYE が新作をリリースしました!”SENPAI EP”。アートワークからコンセプトまでどう見ても”OTAKU”!!そう、彼は偉大な”オタク”だったのです。ただ、内容は実に素晴らしいですね。勿論、コンセプトが「アニメのOPテーマのようなEP」なので以前よりキャッチーでファンシーになっている部分はあります。キラキラしたキーボードやシャムシェイドかよ!と突っ込まざるを得ないシンコペーションリフなどはやはり驚きです。しかしむしろそれがSITHU のプログ/フュージョン的ギターと未然の化学反応を引き起こし、何度もリピートせずにはいられない中毒性を生み出しています。
初期の SITHU の作品はより “DJENTY” な音作りやプログメタルの複雑さを強く内包していましたが、作品を重ねるに連れてどんどんメロディー重視の方向性にシフトしています。PLINI と波長が合い2人でEP”I”をリリースしたのも納得ですが、彼の中でそういったアニメのテーマソングのような強烈なキャッチーさに憧れる気持ちが膨らんで、遂に爆発したのかも知れませんね。勿論、彼の流暢でジャジーな独特のシュレッドは健在。ギタリストからモダンプログファン、そしてアニメファンまで幅広くアピールする作品に仕上がったのではないでしょうか?!?!
今回弊誌では SITHU AYE にインタビューを行うことが出来ました。読者の皆さん、ぜひ SITHU 先輩に気づいて下さい!

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MMM RATING⭐️

SITHU AYE “SENPAI EP” : 9,8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ABIGAIL’S GHOST : BLACK PLASTIC SUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KENNETH WILSON OF ABIGAIL’S GHOST !!

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AWESOME POST-PROG BAND FROM NEW ORLEANS! ABIGAIL’S GHOST HAS JUST RELEASED BEAUTIFUL & INTELLIGENCE NEW ALBUM “BLACK PLASTIC SUN” !!

ニューオリンズから素晴らしいバンドが現れました。ABIGAIL’S GHOST。驚くべきはその音楽性です。ニューオリンズと言えばジャズやブルースの本場ですが、彼らは KATATONIA, ANATHEMA, OPETH, PORCUPINE TREE といったヨーロッパの所謂 “POST-PROG” バンドたちのようなメランコリックでプログレッシブな美しくモダンなサウンドを聴かせてくれます。先日リリースされた最新作 “BLACK PLASTIC SUN” は彼らの作品でも最高傑作と言えるでしょう。アルバムを通して儚くも魅力的なメロディーを聴くことが出来ますが、まず特筆すべきはヴァイオリンかも知れませんね。ヴァイオリンを使用するプログバンドは少なくありませんが、彼らほど見事にヘヴィーなロックと融合させているアーティストは多くはないでしょう。OPETH や KATATONIA のような知性とヘヴィネスを併せ持ったリフに絡み合うストリングス。そこに乗るのはレイク、ウェットン直系の湿ったボーカル。悪いわけがありません。また変拍子も巧みに使用していますね。ワルツや5拍子の登場する回数は非常に多いのですが、自然に楽曲に溶け込んでいて注意して聴かないと気づかない程です。ANATHEMA の新作にもそういった楽曲はありましたが、言葉にするなら”さりげなさ”のようなものを大事にする POST感が見事です。とにかく KSCOPE 勢が大好物という方々から MUSE, MEW のようなポピュラーながら一捻りあるロックが好きという人までぜひご一聴いただきたいと思います。今回弊誌ではバンドの頭脳 KENNETH WILSON にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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YOU CAN STREAM ENTIRE “BLACK PLASTIC SUN” ALBUM HERE !!

MMM RATING⭐️

ABIGAIL’S GHOST “BLACK PLASTIC SUN” : 9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE AFTERIMAGE : LUMIERE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KYLE ANDERSON AND THE AFTERIMAGE !!

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CANADIAN NEW COMMER, THE AFTERIMAGE HAS JUST RELEASED FULL OF MELODIC PASSAGE & DYNAMICS NEW EP “LUMIERE” !!

カナダのモダンメタルニューカマー、THE AFTERIMAGE が素晴らしい新作EP “LUMIERE” をリリースしました。”SEEKING” “UNSEEN” “ONYX” の3曲は以前シングルとしてリリースされていたものをリレコーティングし収録という少し変則的なEPですが内容は非常に充実しています。
新作で THE AFTERIMAGE が提示した方向性はテクニカルでヘヴィー、DJENTY な感覚と DANCE GAVIN DANCE, THE FALL OF TROY を想起させる ポストハードコア的な感覚を見事にミックスしたまさに “UNSEEN” なものでした。POLYPHIA, ERRA, INVENT. ANIMATE とツアーを行ったばかりですが、四者四様ながらも全バンドがメタルの先端に立っており確実にそれぞれがシーンの未来を切り開いて行くでしょう。
特に新曲 “DISTANCE” を聴いていただければ彼らの進化が伝わると思います。ハイレンジでキャッチーな”エモい”ボーカル、ピロピロと派手でメロディックなリードは DANCE GAVIN DANCE 直系ですが、楽曲の中盤でブレイクダウンからボーカルが切り込む場面やアトモスフェリックなパートを加えて DJENTY な感覚を見事に融合していますね。”SEEKING” で見せるテクニカルでカオティックな攻撃性と美しいメロディーの対比からは PROTEST THE HERO の影響も垣間見ることが出来ます。”UNSEEN” のイントロで使用しているクリーンギターは CHON のような雰囲気もありますね。アルバム最後を飾る “REACH” のギターを重ねたマスいアプローチも興味深く感じました。
捨て曲なし、フルアルバムが待ちきれませんね。今回のインタビューではボーカルの KYLE ANDERSON が バンドの意見を纏めて答えてくれました。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

THE AFTERIMAGE “LUMIERE” : 8,6/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CALIGULA’S HORSE : BLOOM】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JIM GREY OF CALIGULA’S HORSE !!

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AUSTRALIAN MODERN PROG NEW COMMER, CALIGULA’S HORSE SET TO RELEASE COLORFUL AND DIVERSITY-CARRYING NEWEST ALBUM “BLOOM” ON 10/30 FROM INSIDE OUT !!

オーストラリアが止まりません。KARNIVOOL, DEAD LETTER CIRCUS といったビッグバンドに続けとばかりに、様々な優れたオルタナティブ/モダンプログバンドが登場し続けています。弊誌でも NE OBLIVISCARIS, PLINI, NORTHLANE, CLOSURE IN MOSCOW といった才気溢れるバンドたちに取材を行って来ましたが、今回取り上げる CALIGULA’S HORSE もテクニカルなリフ、荘厳なアトモスフィア、エモーショナルでキャッチーなメロディーを兼ね備える将来を強く約束されたバンドと言えるでしょう。
彼らが10/30にリリースする新作 “BLOOM” はカラフルで多様性に満ちた素晴らしく魅力的なアルバムに仕上がりました。アルバムの中でもミステリアスでヘヴィーなパートからは OPETH の影響が強く感じられます。特に “Marigold” は非常に OPETHY でプログレッシブな楽曲ですが、オーストラリア屈指のシンガー JIM GREY のボーカルによってオルタナティブな感覚も感じさせ、オリジナリティを主張しています。
9分超の “DRAGONFLY” も同様にプログレッシブな楽曲なのですが、こちらはよりオーストラリアのモダンプログらしい浮遊感のあるアトモスフェリックなメロディーが印象的。緩急が見事なギターソロとDISTURBED を想起させるようなパワフルなリフを兼ね備えた佳曲です。続く “RUST” “TURNTAIL” は JIM のリズミックな歌唱がまるで爽やかな DISTURBED のようで実に見事。こういったキャッチーでコンパクトに纏まった楽曲は本当に彼らの強みだと感じます。KARNIVOOL や DLC よりも CALIGULA’S HORSE の直情的でメタリックな感覚やギターチームの見事なシュレッドが好みだという日本のファンも少なくないと思いました。
アルバムのクライマックスは “DAUGHTER OF THE MOUNTAIN”。日本の木花咲耶姫の神話を元にして作られたという楽曲は、愛しさと儚さと力強さを兼ね備えたような大作。途中現れる和風なメロディーも聴き所の1つだと思います。リリースを楽しみに待ちましょう。
今回弊誌ではアルバムを特別なものにしている稀代のボーカリスト JIM GREY にインタビューを行いました。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

CALIGULA’S HORSE “BLOOM” 8,8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SRV. VINCI : MAD ME MORE SOFTLY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DAIKI TSUNETA OF Srv.Vinci!!

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JAPANESE “ROCK THE NEW CHAPTER” HAS BEGUN!! Srv. Vinci HAS JUST RELEASED INCREDIBLE DEBUT ALBUM “MAD ME MORE SOFTLY”!!

例えばヘンドリックスだったり、例えばカート・コベインだったり、例えばシド・ヴィシャスだったり。ジャンルやシーンが誕生する時、そこには必ずアイコン的な人物が登場します。今回インタビューを行った Srv.Vinci の常田大希さんもそういった存在ではないか?音楽を聴いてご回答いただくうちに、そんな思いを強くしました。Srv.Vinci は東京出身の4人組。バンドの中心人物、常田さんは東京芸術大学でチェロを専攻していたという経歴の持ち主。クラッシックの素養は勿論、ジミヘンで音楽に目覚めたというロックな一面、そして日本でも新しいジャズのムーブメントを起こそうと行われた TOKYO JAZZ SUMMIT に招聘されるなどジャズに精通する一面も併せ持っています。そんな奇才の音楽が具現化されたのが Srv.Vinci のデビュー作 “Mad Me More Softly” です。一聴して感じたことは”日本からも遂にこんなアーティストが現れたのか…”。クラッシック、ブルース、ジャズ、ロック、ヒップホップ、エレクトロニカ…西洋音楽と総称される音楽ジャンルを全て詰め込んだのではと思えるほどカラフルでエクレクティックなサウンドに圧倒されました。RADIOHEAD に初めて出会った時の様な感覚かも知れません。”メジャーシーンの考え方と相入れるのは難しいと思う。でもそんなこと気にする事はなくて。まったく日本を意識したくないじゃん。ジャズでもロックでもポップでもなんでも、世界目線でポップであれば俺はいいと思うけどね。最終的に目指すのは。そう思ってやってますよ。” (Jazz Summit Tokyo インタビューより) 以前拝見したインタビュー、この一節に非常に共感を覚えたのですがまさに世界目線なサウンドであることは強調して置かなければならないでしょう。Robert Glasper をアイコンに掲げジャズの新たな地平を切り開く Jazz The New Chapter。Flying Lotus を首領とし、ヒップホップの新形態、斬新でクールなビートを模索する Brainfeeder。そして Kendrik Lamer, D’Angelo といった、今まさに世界の先端を走るイノベーターたちのサウンドと比肩し得るほど高いクオリティとチャレンジスピリットを兼ね備えた作品だと断言出来ると思います。同時に、先述したアーティストたちが重要視しているポップ性やアートワーク、PVを含む”見せ方”を Srv.Vinci も大事にしていて、世界でも認められる可能性を強く感じさせます。ぜひ今回のインタビュー、そして勿論彼らの音楽から Srv.Vinci の”アナーキズム”を感じていただきたいですね。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

Srv.VINCI “MAD ME MORE SOFTLY” : 9/10

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