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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【川口千里 / SENRI KAWAGUCHI : CIDER ~Hard & Sweet~】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SENRI KAWAGUCHI !!

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20 Years Old Drum Maestro, Sernri Kawaguchi From Japan Has Just Released Hard & Sweet Fusion Record, “Cider” !!

DISC REVIEW “CIDER ~Hard & Sweet~”

“手数姫” こと女子大生スーパードラマー、川口千里が遂にメジャーデビュー作 “CIDER ~Hard & Sweet~” をリリースしました!!二十歳の節目にメンバーを固定して望んだ成長著しい快作は、まさに茫々と広がる世界への確かな切符となるでしょう。
インタビューにもあるように、5歳でドラムと運命的な出会いを果たし、8歳であの “手数王” 菅沼孝三氏に師事を始めたという彼女の物語は、さながら現代のお伽噺のごとく素敵な奇跡と共に幕を開けました。12歳で挑んだプレイスルー動画の総再生回数は4000万回に迫り、世界的なドラム関連サイト “ドラマーワールド” では世界のトップドラマー500に撰されるなど、もはやその存在はワールドワイドに熱い視線を浴びていると言えますね。
すでにインディーズで2枚のソロ作品をリリースしている川口千里。しかしその活躍は自身のリーダー作のみに留まりません。E-girls, Guthrie Govan のライブをサポートし、Lee Ritenour とも共演。さらには 映画 “さらばあぶない刑事” のサウンドトラック、ももいろクローバーZのアルバム “AMARANTHU” にも参加するなどその素晴らしくジャンルを股に掛けた活躍により、彼女はしっかりと自身の軌跡を刻んで行っているのです。
「20歳を記念するアルバムなので、大人をイメージしつつ爽やかな若さもあるタイトル」「私のドラミングの “Hard” な部分も “Sweet” な部分も両方感じてほしい」 という理由から名付けられた3作目のリーダー作 “CIDER ~Hard & Sweet~”。アニバーサリーの冒険で彼女がキーパーソンに指名し絶大な信頼を置いたのが、Philippe Saisse でした。THE ROLLING STONES, David Bowie から David Sanborn, Al Di Meora まで数多の巨人と共演しそのアレンジを手がけて来た、フランスの偉大なキーボーディストにしてコンポーザー、プロデューサーは自身のグループ PSP の “S” を Simon Phillips から Senri Kawaguchi に翻しその力を貸すことにも吝かではありませんでした。
アルバムオープナー “FLUX CAPACITOR” は “バックトゥザフューチャー”、時代を行き来する作品の予告編でしょうか?フュージョンがスムーズジャズと呼ばれる以前のクロスオーバーなエキサイトメントとフリーダムを掲げつつ、同時に Philippe のポップなセンスを活かすクリアーなプロダクションとモダンなテクニックを内包する楽曲は瑞々しさに満ちています。ゴーストノートやハイハットの細かな刻みまで隈なく見渡せるサウンドの透明度は本当に群を抜いていますね。
Philippe のビンテージな機材から繰り出されるキャッチーなテーマは、川口千里の刻々と拍子を移すダイナミックなリズムワークに牽引され、万華鏡のように鮮やかな広がりを見せて行きます。Pino Palladino の代役として参加したカメルーン生まれのテクニシャン Armand Sabal-Lecco は、低音域から高音域までフレキシブルなベース捌きを披露し、Philippe の Jan Hammer を想起させるスリリングなソロワークと相まってギターの不在を感じさせませんね。トリオのタイトなグルーヴがダブルタイムへ移行すると、そのカタルシスはさらに加速しロックの衝動をさえ孕みながら音のユーフォリアを創造していくのです。
マリンバを使用し野性的な雰囲気を演出する “Wupatki”、彼女自身が作曲を行ったロマンチックなバラード “Longing Skyline” を挟んで訪れる “Do Do Ré Mi” はアルバムのハイライトと言えるかもしれませんね。ジャズスタンダードの古典ようにスタイリッシュに幕を開ける楽曲は、突如その舞台を現代的なフュージョンへと移します。アルバムに収録するのが初めてとは思えないほど堂にいった4ビートから6/8拍子へと切り替わるその魔法の瞬間はリスナーに音楽の “楽しさ” を運ぶはずです。”間”を大切にしたという彼女の言葉通り、スティック一閃、バンドがピタリと完全に音を止める瞬間はあまりにクールで川口千里というコンダクターの実力を存分に見せつけています。
さらに 「現場での化学反応が想像以上に凄かった」 と語るように、楽曲終盤のサンバをベースとした、ドラムスがリード楽器に思えるほど壮絶なインタープレイは、”Ginza Blues~intro~” や “Senri and Armand Groove” と並んで “手数姫” の面目躍如であり、同時にメンバーの個性、そしてトリオのケミストリーが結実した得難き刹那だと感じました。
インタビューでフュージョンを音楽の “交差点” と位置づけた千里さんの想いを乗せたアルバムは、奇しくも個性的な三者の道が交差した証である “In Three Ways” でカラフルに幕を閉じました。「単なるスムーズジャズじゃない」という言葉に込められたプライドをしっかりと実現した充実の51分。
今回弊誌では、川口千里さんにインタビューを行うことが出来ました!世界を見据えつつ、同時に現役女子大生らしいかわいらしい部分も垣間見えると思いますよ。どうぞ!!

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SENRI KAWAGUCHI “CIDER ~Hard & Sweet~” : 9.7/10

INTERVIEW WITH SENRI KAWAGUCHI

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Q1: First of all, what inspired you to start playing drums? You know, you were said to be genius drummer of high school student, haha.

【SENRI】: It is such a horrible thing to be a genius, haha.
When I was 5 years old, my father bought an electric drum suddenly. It was the first chance. Even though no one can play the drums by my family. The reason was he wanted to know the mechanism of the electronic drum. This expensive shopping became my “toy” with an incredible excuse of “I bought it for children” after that. Anyway, the drum that sounds out if you hit it was fun without any reason, so I immediately decided to search for a drum classroom in the neighborhood. It seemes Youtube video that I uploaded when I was 12 to 13 years old when I first caught the eye of many people. My father began to get into a video this time, I shot the performance of the animation piece I was talking about at that time and released it to the Internet. To be honest, I was embarrassed, but with this unexpected response, a lot of messages came from people all over the world. At this time, I think whether it began to become conscious of “the world” for the first time.

Q1: 本誌初登場です!まずは、川口さんがドラムスを始めたきっかけについて話していただけますか?女子高生時代には、すでに天才ドラマーとして大きな話題になっていましたね?

【SENRI】: 天才だなんて、そんな恐れ多いです(笑)。
きっかけは、私が5歳のころ、父が突然買ってきた電子ドラムです。家族にドラムを叩ける人は一人もいないのに。理由は、「電子ドラムの仕組みが知りたかった」から。この高額なお買い物は、そのあと「子供のために買った!」という信じられない言い訳とともに私の”おもちゃ”になりました。
とにかく、叩けば音が出るドラムは理屈抜きに楽しくて、すぐにハマって近所のドラム教室を探してもらうことになりました。
私が最初に多くの人の目に留まったのは、12~13歳のころにアップしたYoutube 動画ではないでしょうか。父が今度はビデオに凝り始めて、当時話題だったアニメ楽曲の演奏を撮影してインターネットに公開したんです。
正直なところ恥ずかしかったんですが、それが思わぬ反響で、世界各国の人からたくさんメッセージが来て。この時、初めて「世界」を意識するようになったのかなと思います。

Q2: What have you learned from your teacher, Mr. Kouzou Suganuma?

【SENRI】: You can see how I am influenced by Mr. Kozo Suganuma when you see my drumming and drum setting. I have taken a lesson of Suganuma since I was 8 years old. I think that it is “fun” of drums, above all, that I was taught most by my teacher. Then, when I was a elementary school student, when I went to see my teacher ‘s live, suddenly I was pulled out and there were times when I had a jump – in session. It was hard to play the songs for the first time ever, but my heart and improvisation were trained. I think now, this was a truly appreciated experience. However, I was sorry for the audiences who came to listen to professional performances, haha.

Q2: “手数姫” と称されることもあるように、師匠である “手数王” 菅沼孝三さんは川口さんにとって大きな存在だと思います。菅沼さんから学ばれたことは、テクニック以外にも多くのことがありそうですね?

【SENRI】: 私のドラミングやドラムのセッティングを見てもらうと、いかに菅沼孝三さんの影響を受けているか、わかってもらえますよね?
私は8歳から菅沼さんのレッスンを受けています。私が師匠から一番に教えてもらったのは、何よりも、ドラムの “楽しさ” だと思います。
それから、まだ小学生のころ、師匠のライブを観に行くと、突然引っ張り出されて飛び入りセッションをということが何度もありました。初めての曲を演奏することもあって大変でしたけど、度胸や即興力が鍛えられました。今思うと、これは本当にありがたい経験でしたね。ただ、プロの演奏を聴きに来たお客さんには申し訳なかったですけど(笑)。

Q3: Who do you respect as a drummer, musician?

【SENRI】: Actually, I will be immediately inspired. When I hear it by chance, I come to love it, haha. So, who will respect it will change soon. Dave Weckl, Steve Gadd, Dennis Chambers, and Buddy Rich etc, there are no dirt. But there was never aiming for one person forever. Artists other than drummers are the same. I am attracted to artists who are cool and listening with smiling.
Regarding my music field, basically I aim for activity in all genres. There is a part attracted by each genre, and the things obtained are also different, in other words.
the feeling that I do not want to divide music vertically in genres. The song that was impressed at that time is “the best!” So I am trying to touch various songs usually. It is because there is much activity in the field of jazz and fusion because it is like “intersection” that is going back and forth.

Q3: 菅沼さんは勿論ですが、これまでに目指してきたドラマーや、尊敬するアーティストについて話していただけますか?
川口さんはいわゆるジャズ/フュージョンのフィールドでご活躍されていますが、E-girls、ももいろクローバーZ、さらには過去に弊誌でもインタビューを行ったギターマスター、ガスリー・ゴーバンとの共演、”さらばあぶない刑事” のサントラにも参加されるなど幅広い活動を行っている印象です。
ポップス、プログロック、メタルなど他ジャンルからの影響も多いのでしょうか?

【SENRI】: 実は、私はすぐに感化されちゃうんですよ。たまたま聴いたらハマってしまったとか(笑)。なので、誰をリスペクトするかは、すぐに変わってしまうんです。
デイヴ・ウェックル、スティーブ・ガッド、デニス・チェンバース、そしてバディ・リッチなどなど、挙げればキリがない。でも、誰か一人をずっと目指したりすることはなかったです。ドラマー以外のアーティストも同じです。かっこよくて、聴いていてつい笑みがこぼれてくる”お茶目さ”というのか、そういうものがさりげなく溢れるアーティストに惹かれます。
私の音楽フィールドですが、基本的にはオールジャンルでの活動を目指してます。各ジャンルそれぞれ惹かれる部分があって得られるものも違う…というより、音楽をジャンルで縦割りしたくないという感覚。その時に感動した曲が「一番!」なんです。なので、普段から様々な楽曲に触れるようにしています。
ジャズ・フュージョン分野での活動が多いのは、そこが行ったり来たりしている”交差点”みたいな感じだからではないでしょうか?

Q4: So, let’s talk about your newest album “CIDER ~Hard & Sweet~”. What made you choose this title?

【SENRI】: Because it is an album that commemorating my 20 years old, the word which caught the eye when I thought that it was a title with fresh youthfulness, also imagining an adult was CIDER. Japanese cider is a refreshing drink, but knowing that there is also the meaning of drinking, “This is it!” And since it seems to call apple liqueur as hard cider and apple juice as sweet cider, it also means that I want both of the “Hard” part of my drumming and the “Sweet” part to feel both. I think that I could express that the sparkling image which Shuwashwa bounces is not just a smooth jazz, but how is it? Aside from that, my first solo work is “A LA MODE”, and my second work is “Buena Vista”. The first letter of the third work is determined by C if the initial letters are A and B, haha.

Q4: では、素晴らしい新作 “CIDER ~Hard & Sweet~” について話しましょう。”Cider” とはサイダー、リンゴ酒の意味を持つ単語ですが、このタイトルに決めた理由を教えてください。川口さんが20歳になられたことも関係していますか?

【SENRI】: 鋭いです(笑)。20歳を記念するアルバムですから、大人をイメージして、爽やかな若さもあるタイトルで、と考えていた時に目にとまった単語が CIDER でした。
日本語のサイダーは清涼飲料水ですが、本当はお酒という意味もあるんだと知って、「これだ!」と。そして、リンゴ酒を hard cider、リンゴジュースを sweet cider と呼ぶこともあるらしいので、私のドラミングの “Hard” な部分も “Sweet” な部分も両方感じてほしいという意味も込めてます。
シュワシュワっとはじけるスパークリングなイメージが、単なるスムーズジャズではないことを表現できたと思っているんですけど、いかがですか?余談ですが、私のソロ1作目が “A LA MODE”、2作目が “Buena Vista” なんです。頭文字がA、Bとくれば3作目の頭文字はCで決まりですよね(笑)。

Q5: What made you collaborate with Philippe Saisse, again?

【SENRI】: My past two solo records was produced with the feeling like “A LA MODE” to play with the great musicians inviting every music. Because I loved PSP (Philippe Saisse, Simon Phillips, Pino Palladino), I asked Philippe Saisse to participate in my second album “Buena Vista”. In creating a new album this time, there is a strong desire to “be a fixed member this time,” and again suggested to Philippe, “Why do not you try to make S of SSP, Senri Kawaguchi?” It is. It is reckless, haha. Then Philippe accepted! However, Pino Palladino did not meet the schedule and instead Philippe introduced Armand Sabal-Lecco who was on the tour of Al Di meora. I liked him for a moment and I decided to participate immediately. I was committed to recording at LA. In the last recording, because of the environment LA knows that the drum really sounds pleasantly. “I’d like to record the next work with LA!”, I asked selfish and it was realized.

Q5: あのフィリップ・セスがサウンドプロデューサーを務め、LAでレコーディングが行われたアルバムは、川口さんのリーダー作3作目にしてメジャーデビュー作品となりました。まずはこの最高の環境、布陣で制作に至った経緯について話していただけますか?

【SENRI】: 過去2作のソロアルバムは、楽曲ごとに素晴らしいミュージシャンの皆様をお呼びして演奏するという、まさに “A LA MODE” な感じで制作したんです。私は PSP(フィリップ・セス、サイモン・フィリップス、ピノ・パラディーノ)が大好きだったので、フィリップ・セスさんには2作目の”Buena Vista”で参加をお願いしました。
今回、新しいアルバムを作るにあたって、「今度は、ぜひ固定メンバーで!」という希望が強くあり、再びフィリップさんに、「PSP のSを、Senri Kawaguchi にしてみませんか?」と提案してみたんです。無謀でしょ(笑)。
そうしたらなんと、フィリップさんはこの話に乗ってくれたんです!ただ、ピノ・パラディーノさんはスケジュールが合わず、代わりにフィリップさんがアル・ディ・メオラのツアーで一緒だったアルマンド・サバルレッコさんを紹介してくれました。私は彼を一瞬で気に入ってしまい、即、参加してもらうことになりました。
LAでのレコーディングは私のこだわりがあったんです。前回のレコーディングで、環境のせいかLAでは本当に気持ち良くドラムが鳴るということを知ってしまって。「次の作品も、ぜひLAで録音したい!」と、わがままをいって実現してもらいました。

Q6: How was the impression of actually playing with Phillippe?

【SENRI】: Recording with Philippe, in a nutshell, exciting anyway! Just with him, the energy of the studio increases more and more. I felt this even at the time of the second work, but this time it was the whole album so I was able to feel its energy in particular. His physical strength to continue working on production is amazing. In this recording, it was only 3 days that all three people were able to record. From the morning to the night of that three days, I was deeply impressed by the way his work diligently without concentrating. Even after recording, he gave out ideas to make it better, so I thought that the expression “great” is perfect for his enthusiasm. I also have to work hard not to lose, haha.

Q6: 実際にそのジャズジャイアント、フィリップ・セスとの共演、制作を終えたご感想はいかがですか?

【SENRI】: フィリップさんとのレコーディングは、一言でいうと、とにかくエキサイティング!彼がいるだけで、スタジオのエネルギーがグーンと増すんです。
これは2作目の時も感じていたんですけど、今回はアルバム全体だったので、特にそのエネルギーを感じることができました。制作に取り組み続ける体力も凄いです。今回のレコーディングでは、3人そろって録れるのはたったの3日。その3日間の朝から夜まで、一度も集中を切らさずに真摯に取り組む姿には感動しました。
収録後も、より良くするためのアイデアを次々に出してくれて、作品を作り上げる情熱は、「偉大」という表現がピッタリだと思いましたよ。私も、負けないように頑張らなければいけません(笑)!

Q7: How was the writing process? What was the goal of this record?

【SENRI】: Since Philippe Saisse took full responsibility for producing, it was a stance to trust and leave everything to trust. Originally I thought “Since it is a piano trio, will it be an acoustic feeling that places emphasis on improvisation?”, But the field of view spread with the first demonstration sound source from Phillippe. I realized we aimed for a more precise and aggressive form. From that moment a new image grew steadily. I also wanted to challenge for a stylish drumming that made use of “space”. I devised not to become monotonous but consistent from the strong thought that one album is long and repeatedly heard. Of course, do not forget the occasional change unique to 3 pieces, we inspired each other at the recording site, and aimed at a higher place. Initially, “Ginza Blues ~ intro ~” and “Senri and Armand Groove” which were not in the schedule were put in the album is a manifestation that the chemical reaction in the field was more than imagined.
In this album, I composed three songs. Among them, “Longing Skyline” is my first ballad. Up to now, I first tried to think from the rhythm first, but in this song I made a melody first from a certain image and challenged by the way I applied the rhythm last. You guys consider the main melody first? You know, It’s a drummer way, I had a hard time, haha. After having arranged by Mr. Jun Abe and Philippe, I finished it as a really wonderful song and it became one of my favorite songs

Q7: ライティングプロセスではどういった手法を取ったのでしょう?
作品は、難解なリズムアプローチ一辺倒ではなく、”Am Stam Gram” のようなシンプルさや、8ビートのブルース “Ginza Blues” のモダンな感覚も光っています。アルバムで目指したゴールはどういった場所でしたか?

【SENRI】: フィリップ・セスさんがプロデュースを全面的に引き受けてくれましたので、信頼してすべてお任せするというスタンスでした。初め私は、「ピアノトリオだから、インプロビゼーション重視のアコースティックな感じになるのかな?」と思っていましたが、フィリップさんからの最初のデモ音源で視野がパッと広がりました。もっと緻密でアグレッシブな形を目指すんだとわかったんです。その瞬間から新しいイメージがどんどん湧いていきました。
“間”を活かした粋なドラミングにもチャレンジしたいという気持ちも込めました。一枚のアルバムを長く、そして繰り返し聴いて欲しいという強い思いから、一貫性がありつつも単調にならないように工夫しました。
もちろん、3ピースならではの臨機応変さも忘れず、レコーディング現場ではお互いにインスパイアしあって、さらに高いところを目指しました。当初は予定になかった “Ginza Blues~intro~” や  “Senri and Armand Groove” をアルバムに入れたのは、現場での化学反応が想像以上に凄かったことの現れです。
このアルバムで、私は3曲を作曲しました。その中で、”Longing Skyline” は私の初めてのバラードです。これまで私は、まずリズムから考えるというパターンが普通だったんですけど、この曲では、あるイメージからメロディを先に作って、あえてリズムは最後に当てはめる方法でチャレンジしました。
皆さんなら主旋律を先に考えますよね?ドラマーの性なんですよ、苦労しました(笑)。そのあと、安部潤さんとフィリップさんのアレンジを経て本当に素晴らしい曲に仕上げていただいて、私の大のお気に入りの一曲になりました。

Q8: Could you tell us about detail of the album?

【SENRI】: The most difficult thing for me is “Do Do Ré Mi” which is included in the fourth song. If you think that it is a 4beat song, it is a song that you can listen to when it comes to Latin tone or a rapidly developing configuration. Because it can not be made fake in the trio’s recording, practice was also equivalent and I was nervous. Initially, it was my first time to put 4 beat songs in my solo album. I think that my 4beat is still developing, because I started from Classic rock like Deep Purrple and Whitesnake. In this song I also dared to expose it, challenging to record with the excitement of “I wonder where my 4beat level has come.” I would be happy if you could hear such a part and feel something.

Q8: アルバムで特にチャレンジングだった楽曲や、この箇所は拘り抜いたので注意して聴いて欲しいと思う場面、テクニックについて話していただけますか?

【SENRI】: 私にとって一番の難関だったのは、4曲目に収録されている “Do Do Ré Mi” です。4beat の楽曲かと思えば、途中でラテン調になったりめまぐるしく展開する構成が聴きどころの楽曲です。トリオのレコーディングでは誤魔化しはできませんから、練習も相当しましたし緊張もしました。
そもそも、4beat の楽曲を自分のソロアルバムに入れることが初めてだったんです。DEEP PURPLE や WHITESNAKE といったロックからスタートした私の 4beat は、まだまだ発展途上だと思っています。この曲ではそれも思い切って曝け出して、「自分の4beat のレベルは何処まできたかな」というワクワクする気持ちでレコーディングに挑みました。そんな部分も聴き取って何かを感じてもらえたら嬉しいです。

Q9: Is it difficult to balance university students with professional drummer?

【SENRI】: I moved to Tokyo for entering the university, but with this, the density of my life became overwhelmingly high. Since I went to Tokyo from Mie prefecture every Saturdays, Sundays, and holidays when I was a junior high school and high school student, so now I have gained a lot of flexibility. It is fun to learn new knowledge from the university lecture, and every day is substantial enough to think that it is impossible to go to all over the country, America, China, South Korea, Europe and overseas. Of course sometimes it’s tough, but I think I can do my best with that tough situation. I tried to do my best with both my drum and study, and it made what I am now, I think.
Actually, I always have trouble with the question “What is your hobby other than drums?” Well, it’s often said “You play drums very well, so are you good at sports?”, But I’m not good at sports at all, haha. On the day off, I am basically withdrawing and drowning. I like to spend my day off while listening to music. Perhaps it is a reaction to what I usually go on a trip abroad like on a regular basis, haha.

Q9: さて、現在は現役女子大生でもある川口さんですが、学生生活とプロドラマーの両立は大変ですか?また、ドラムス以外にハマっていることがあれば教えてください。

【SENRI】: 大学入学を機に上京しましたが、このことで一日の密度は圧倒的に高くなりました。中学・高校生時代は、土日祝日のたびに三重県から上京していましたので、今はいろいろ融通がきくようになりました。大学の講義も新しい知識を学ぶことは楽しいし、全国各地やアメリカ・中国・韓国・ヨーロッパと海外にも行かせてもらって、「あり得ない」と思うぐらい毎日が充実しています。
もちろん大変なこともありますけど、私は追い詰めらた方が頑張れちゃうタイプなんだと思いますね。ドラムと勉強の両方を目いっぱい頑張ろうとしたからこそ、今の自分があるんだと思います。実は、「ドラム以外の趣味は?」という質問には、いつも困ってしまうんですよ。よく、「あれだけドラムを叩くんだから、運動とか得意でしょ?」と言われるんですが、運動はとても苦手です(笑)。
休みの日は、基本的に引きこもってぼーっとしています。音楽を聴きながらごろごろして過ごすのも好きです。おそらく、普段ライブなどで遠征に出ることが多いことの反動でしょうね(笑)。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED SENRI’S LIFE

DEEP PURPLE “MADE IN JAPAN”

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「ドラムを叩く」から「音楽を演奏する」に認識が変わったと思います。

MICHEL CAMILO TRIO “SUNTAN”

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変拍子のわくわく感を知り、音楽の幅の広さを知りました。

TOTO “PAST TO PRESENT 1977-1990”

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タイトなドラミング、唯一無二なドラミングとは何かを考えるきっかけとなりました。

PSP “LIVE”

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言うまでもなく、今回のアルバムに続く流れを作った重要なアルバムです。

THE DAVE WECKL ACOUSTIC BAND “OF THE SAME MIND”

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今、現在進行形でインスパイアされ続けています。

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My goal is to become a drummer that is commonly accepted in the world. “Conquer the World!”…not that exaggeration, though, haha. As the drummer I admire is active without being confined to the region and music genre, there are many such people, so I will co-perform with musicians of various countries more and want to listen my performances to people all over the world. Senri Kawaguchi will continue to aim for the world still more, so please support me!

世界で普通に通用するドラマーになるのが目標です。「世界征服!」って、そんな大袈裟なことではないですけども(笑)。私が憧れるドラマーが地域や音楽ジャンルに囚われずに活躍している、そういう方が多いということもあって、もっともっと各国のミュージシャンと共演したり、世界中の人に私の演奏を聴いてもらいたいなと思ってます。
川口千里はまだまだ世界を目指して頑張っていきますので、応援をよろしくお願いします!

SENRI KAWAGUCHI

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NOVA COLLECTIVE : THE FURTHER SIDE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DAN BRIGGS OF NOVA COLLECTIVE !!

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The Brilliant Musical Marriage Between The 70’s Fusion And Modern Prog. Definitely, Super Group Of Prog, Nova Collective Has Just Released One Of The Best Instrumental Record Of The Year, Incredible Debut, “The Further Side” !!

DISC REVIEW “THE FURTHER SIDE”

“新たな集合体” の名を冠するインストゥルメンタルスーパーバンド NOVA COLLECTIVE が、超越的でモニュメンタルなデビュー作 “The Further Side” をリリースしました!! 既成観念の “向こう側” へと辿りついた彼らの音風景は、リスナーを永遠の旅路、ミュージカルジャーニーへと誘うことでしょう。
Dan Briggs (BETWEEN THE BURIED AND ME), Richard Henshall (HAKEN), Matt Lynch (TRIOSCAPES, ex-CYNIC), Pete Jones (ex- HAKEN) というまさにモダンプログレッシブを象徴する賢哲が参集した NOVA COLLECTIVE。彼らが宿した清新なる息吹は、音楽が最も革新的で創造的だった70年代の空気を濃密に吸い込み、芸術のあり方を純粋に示しています。
1970年に Miles Davis がリリースした “Bitches Brew” は、音楽史上最も輝かしいロックとジャズの婚姻だったと言えます。”The Further Side” は、”フュージョン” という音楽概念を定義した、多様でイマジネイティブなその”マイルストーン”の精神を、凛として現代へと継承した畢生の作となりました。
アルバムは、ロシアのロマンティックかつダイナミックなバレエを想起させる “Dancing Machine” でその幕を開けます。メカニカルな BTBAM とは趣を異にする、野性的でファットな Dan Briggs のベースラインはオーガニックなボトムで自由を謳歌し、ジャズとロック、そしてメタルを華麗に行き来する Matt Lynch のドラムスと豪壮なインタープレイでアルバムを牽引して行きます。
Richard Hanshall のメロディアスでデリケートなギターワークは作品に浸透し、何より Pete Jones のガラス細工のように美麗で卓越したエレピ、オルガンサウンドは、リスナーに Chick Corea の形影を追わせ、過去と現代をリンクさせる鍵として枢要を占めていますね。
“Dancing Machine” に漂う神秘的でエスニックなムードは、インタビューでも語ってくれた通り、ワールドミュージックからの影響を反映しています。そして確実に John McLaughlin のコンポジションとも強く共鳴しているはずです。
“Bitches Brew” にも参加し、後に”フュージョン”を代表する集団となる THE MAHAVISHNU ORCHESTRA を創立した天賦のギタリストは、ロックとジャズのみならず、フラメンコ、オーケストラ、そしてインド音楽にまでその興味の幅を広げ、クロスオーバーさせた多様性の伝道師だと言えるでしょう。「フュージョン、ワールドミュージック、ジャズ、プログ、クラッシック。アイデアの全てはそこから来ている」 と Dan が語ってくれた通り、”The Further Side” にはあの奇跡のオーケストラと同様の血脈が流れてもいるのです。
実際、”Air” は日本の伝統楽器、琴をイメージして書かれた楽曲だと Dan は語ってくれました。そして、日本の陽春を鮮やかに切り取ったかのような、オリエンタルで麗しきそのサウンドグラフには、NOVA COLLECTIVE がサーカスではなく音楽のために集まった集団である証が克明に刻まれていますね。
確かにメンバーは全員が超絶技巧の持ち主ですが、アルバムにエゴを感じさせる陳腐な曲芸は一切存在しません。存在するのは、楽曲の一部と化したエレガントで流麗なリードパートとアンサンブルのみ。各自が秘める、描かれた設計図をグレードアップさせるようなインテリジェンス、即興の妙こそがまさに一流の証明だと感じました。
勿論、クラッシックなフュージョンサウンドが基幹を成している “The Further Side” ですが、”State of Flux” を聴けばバンドが “新たな集合体” を名乗った意味が伝わるでしょう。MESHUGGAH と同等の緊張感、ヘヴィネス、リズムの錯綜が、エレピを核とするレトロなフュージョンサウンドを伴って再現される Tigran Hamasyan も驚愕のニューフロンティアがここにはあります。70年代には存在し得なかった、正確無比なシュレッド、硬質でDjenty なリズム、そして Jamie King による極上のプロダクションは “フュージョン” の極地、最先端を提示し、彼らの存在意義を強くアピールしていますね。
アルバムは WEATHER REPORT や RETURN TO FOREVER への憧憬と、モダニズムを巧みに融合させたタイトルトラック “The Further Side” で神々しくもドラマティックにその幕を閉じます。
今回弊誌では Dan Briggs にインタビューを行うことが出来ました。彼のホームグラウンド BTBAM の “Colors” 10周年ツアーについても言及しています。どうぞ!!

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NOVA COLLECTIVE “THE FURTHER SIDE” : 10/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NOVA COLLECTIVE : THE FURTHER SIDE】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NICK JOHNSTON : REMARKABLY HUMAN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NICK JOHNSTON !!

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Canadian Guitar Hero, Nick Johnston Has Just Released Minimal, Mystic, And Emotional Masterpiece “Remarkably Human” !!

DISC REVIEW “REMARKABLY HUMAN”

カナダを代表するインストゥルメンタルギタリスト、Nick Johnston が”傑出した”新作 “Remarkably Human” をリリースしました!!ギターを見事に歌わせたメロディーとエモーション、そして高度なインテリジェンスを兼ね備えたこの作品は、彼のマイルストーンとして更なる飛躍のきっかけとなることでしょう。
Paul Gilbert, Plini, Tosin Abasi, PERIPHERY, THE ARISTOCRATS, POLYPHIA, など新旧問わず才能豊かなアーティストとコラボレートしてきたことからも、この Schecter のストラトシェイプを獲物とした29歳のアックスマンが、”傑出している”ことは明らかでしょう。
そして、彼がこれほどまでにミュージシャンから注目を集めているのは、その”マイナスの美学”によるところが大きいのではないでしょうか。
モダンギターシーンは足し算の世界です。音を足し、ギターの弦を足し、リズムを複雑化し、フラッシーなプレイを追求するプレイヤーが多いと感じます。勿論、それらは非常に魅力的で、重要な冒険ですが、同時に Nick を際立たせることにも繋がりました。
“Remarkably Human” は、THE ARISTOCRATS の Bryan Beller, KING CRIMSON の Gavin Harrison, Plini の Luke Martin を起用して制作されました。前作、”Atomic Mind” ではドラマーも THE ARISTOCRATS の手数王 Marco Minnemann が参加していましたが、PORCUPINE TREE でも活躍してきた Gavin を選んだことからも Nick の向かう先が伝わるように思います。
“Ignore Alien Orders” はインストゥルメンタルギタリストのアルバムオープナーとは思えないような楽曲です。作品で最初に飛び込んでくる音もギターではなくピアノなのですから。しかし、Luke のダークでダイナミックなピアノが Nick の繊細なトーンを導くと、Gavin の巧みなシンバルワーク、Bryan のフレキシブルなベースラインが見事に調和し、”Remarkably Human” で目指すところが顕になります。極限まで楽曲にフォーカスした4人のオーケストラ。フラッシーでもプログレッシブでもありませんが、ここには極上の音楽が存在します。
コンポーザーとして、非常にミニマルな境地へとたどり着いた Nick ですが、インタビューで語ってくれた通り、ほとんどがピアノで作られたという楽曲群は、Plini でもお馴染み Luke Martin の神秘的なサウンドスケープが一つの鍵となっています。”Weakend by Winter” はまさに2人の才能が完璧に噛み合った作品のハイライトですし、昨今のインストゥルメンタル音楽で最も美しい瞬間かも知れません。
コンポーザーとしての Nick にばかり注目して来ましたが、勿論プレイヤーとしても驚異的で、テーマ部分で、Larry Carlton を思わせる巧みな音の選択と、David Gilmour のような強烈なエモーションを提示すると、Guthrie Govan や Steve Lukather を想起させるスリリングでクロマティックなリックの数々により、楽曲は無限に拡がりを見せていきます。ストラトの長所である、オーガニックなアーティキュレーションの使用が白眉で、フレーズの一つ一つが感情を持っているかのようにすら感じますね。
今回弊誌では、マイナスの美学により見事な作品を作り上げた Nick Johnston にインタビューを行うことが出来ました。YOUNG GUITAR 誌でもコラムを持っていた彼は非常に強く来日を望んでいます。2度目の登場となりますね。どうぞ!!

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NICK JOHNSTON “REMARKABLY HUMAN” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TWELVE FOOT NINJA : OUTLIER】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NIK “KIN” ETIK OF TWELVE FOOT NINJA !!

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Melbourne Based Heavy Fusion Quintet, Twelve Foot Ninja Has Just Released Gorgeous New Album “Outlier”!! Ninja Assassin Is Aiming At You !!

DISC REVIEW “OUTLIER”

オーストラリアの”十二尺忍者”、TWELVE FOOT NINJA が実にエクレクティックかつキャッチーな新作 “Outlier” をリリースしました!!
彼らの特徴、ニンジャミッションは、Funk, Latin, Salsa, Reggae, Bossa Nova, さらにはインドや日本の民族楽器まで使用した瑞々しいワールドミュージックの要素を見事 Nu-Metal, Modern Metal の領域に落とし込んでいる点にあります。さらには、そのスタイリッシュで磨かれたサウンドを、キャッチーで”ユーモラス”に仕上げリスナーに届けているのです。
アルバムオープナー、”One Hand Killing” の勇壮なパーカッションがアルバムの幕開けを告げると、リスナーは FAITH NO MORE と KORN と SOULFLY がニューオリンズで出会ったかのような、摩訶不思議で強烈なオリジナリティーに惹き込まれることでしょう。
アルバムを牽引する Nik “Kin” Etik の、スクリーム、クリーン、ファルセット、そしてリッチなボーカルハーモニーを巧みに使い分けた Mike Patton を想起させるカラフルでシアトリカルな歌唱はオープニングから全開です。90年代の Alternative / Post-Grunge なメロディーラインと、ラテン風の強烈な哀愁を巧みにミックスさせる彼の手法は、作品の重要なフックとなっていますね。
“Monsoon” を聴けば、彼らのワールドミュージックに対する傾倒が伝わるでしょう。インタビューでも語ってくれた通り、インドの Tumbi という楽器を大胆に使用した楽曲は、オリエンタルなムードに溢れた、ジャンルを股に掛ける重要な冒険です。Djenty なリフとカオティックなコードに絡み合う民族楽器のシンフォニーはファンをノックアウトするに充分なインプレッションを誇ります。
また、”Collateral” で日本の伝統楽器、三味線を使用しながら男らしいメタルを追求した直後に、 “Post Mortem” でスパニッシュギターとスペイン語を効果的に駆使するあたりはまさしく忍者の所業だと言えますね。
“Point of You” は彼らのキャッチーさを集約したような楽曲です。もはやメタルの領域にすら収まらないほどのポップネスを提示し、ホーンセクションをも大胆に使用した新しいチャレンジとなっていますね。MAROON 5 さえ想起させる、軽快で巧妙に設計されたこの曲はさらなるファンの獲得に大きな助けとなることでしょう。MAROON 5 と言えば、Djent と MAROON 5 を完璧に融合させた “Invincible” はもはや MAR00N 0 と呼ぶべきでしょうね!
ジャンルという観点から見れば、Nu-Metal, Djent, Chaotic Hardcore を内包する実に興味深い3M60CMの巨大忍者であることも付け加えておきましょう。
今回弊誌では、ボーカルの Nik “Kin” Etik にインタビューを行うことが出来ました。武士道に傾倒しているという素晴らしき異国の忍者たち。どうぞ!!

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TWELVE FOOT NINJA “OUTLIER” : 9.6/10

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EXCLUSIVE INTERVIEW 【PAT METHENY】JAPAN TOUR 2016 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH PAT METHENY !!

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The Legendary Jazz Guitar Player, Pat Metheny set to come to Japan on May!! Don’t miss his brand new band Premiere!!

Jazz、いや音楽シーンのレジェンド、20度ものグラミー受賞歴を誇る天才 Pat Metheny が5月に新バンドのワールドプレミア公演を日本で行います!!
日本では、最近 “JOJO” のエンディングで使用された “Last Train Home” で知ったという若い音楽ファンも多いかも知れませんね。しかし彼は70年代から活躍し、自身の PAT METHENY GROUP で賞賛を浴び続ける才能で、同時に、Jaco Pastorius, David Bowie, Joni Mitchell, Ornette Coleman といったジャンル不問の偉大なミュージシャンたちと共演を果たして来たミュージシャンズミュージシャンでもあるのです。
ジャンル不問…昨今、Jazz the New Chapter で紹介される Jazz ミュージシャンたちが Jazz の新しい扉を押し広げようとしていますが、Pat Metheny の偉大な点はその部分にあり、JTNC のパイオニアでもある気がします。
自身初のリーダー作 “Bright Size Life” では Marvin Gaye の楽曲を取り上げていますし、次の “Watercolors” では二作目にして既に カントリー、フォーク、ポップスの要素をアルバムに自然に取り入れ見事 Jazz と融合させています。Fusion という一言で語られることも多いですが、当時流行していたテクニカルでロックテイストを取り入れた Fusion とは明らかに一線を画しており、 音の先に美しい風景が見えるようなスムーズジャズを推し進めたと解釈することも出来るでしょう。
78年に結成した PAT METHENY GROUP では特に Lyle Mays のピアノと Pat のギターのコンビネーションが抜群でした。そしてグループとしても、革新的な試みを次々に発表して行きます。大胆に8ビートを使用したロックへの回答とも言われる代表作 “American Garage” や、ギターシンセサイザーを導入した “Offramp”。中でも “Offramp” に収録されている “Are You Going With Me?” は常にライブでも演奏されて来た Pat Metheny を象徴するような楽曲です。ギターシンセを使用し、繊細な音色から雄叫びのような咆哮まで自在に操る Pat のギターワークと、ドラマティックなエンディングに花を添える Lyle のピアノ。まさに名演とはこのことだと何度聴いても思ってしまいますね。
後に Pat は ECM から GEFFIN に移籍し、ブラジル音楽に接近。若い頃から影響を受けていた Samba, Bossa Nova, そして Milton Nasciment など MPB(Musica Popular Brasileira)界隈への憧れを反映した “Still Life(Talking)”, “Letter From Home” という2枚の名作を残します。ECM 時代に比べて Jazz 的な面白さは減りましたが、作り込まれたより大衆向けの完成された音楽はさらに Pat の名を世界に轟かせることとなります。”Last Train Home” を聴けば 名手 Paul Wertico でさえ、ブラシで16分を刻む淡々としたプレイに制限されていることが分かります。勿論、エレクトリック・シタールやボイスを使用したりと実験的な試みもありますが、インタープレイなどは抑え、映画のような情景を創り出すことに全神経を注いだように感じられますね。
また90年代には、ラテンアメリカの音楽に傾倒する傍らで、Jim Hall, Charlie Haden, Chick Corea といった Jazz Giant たちとの共演、再演も成功させ、素晴らしいレコードを残しています。
彼の音楽に対する情熱は近年でも衰えることを知りません。2010年に発表した “Orchestrion” はファンの度肝を抜きました。オーケストリオンとは、元々20世紀初頭に存在した複数の楽器を自動制御で同時に演奏させる大掛かりな機械なのですが、Pat はそれをコンピューターを利用して現代に蘇らせたのです。巨大な機械と1人で対峙しながら、生まれる音楽は PAT METHENY GROUP そのものなのですから圧巻です。また、新たに立ち上げた UNITY BAND, そしてマルチプレイヤー Giulio Carmassi を得て進化した UNITY GROUP でもその創造性を遺憾無く発揮しています。さて今回日本で初公開される新しいバンドではどのようなサプライズが待っているのでしょう?今回弊誌では Pat に非常に濃厚な独占インタビューを行うことが出来ました。弊誌初登場のグラミーウイナーです!”Are You Going With Pat?” どうぞ!!

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PANZERBALLETT : BREAKING BRAIN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JAN ZEHRFELD OF PANZERBALLETT !!

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21st Century’s “Heavy Metal Bebop”!! German Progressive Funky Math Jazz Metal five piece, PANZERBALLETT has just released epoch making newest album “Breaking Brain” !!

ドイツが誇る高性能ジャズ式重戦車 PANZERBALLETT が最新作 “Breaking Brain” をリリースし海外で話題を集めています!!
実際、”Breaking Brain” というタイトルは、彼らの音楽を表現するのにピッタリですね。2本のギター、ベース、ドラムス、そしてサクスフォンが創造するジャズメタルは、強烈にして圧倒的。リスナーの固定概念を完全に破壊するでしょう。
アルバムオープナー “Euroblast” は毎年10月に行われる Prog/Tech Metal の祭典 Euroblast への挑戦状。「こんな強烈なバンド、出演してます??」と言わんばかりに畳み掛ける、ポリリズムとテクニカルでジャジーなフレーズ、そしてヘヴィーなグルーヴ。これ程まで Jazz/Fusion を重音領域に持ち込んでいるバンドは他に存在しないと思います。実にエポックメイキングな楽曲ですね。”Typewriter Ⅱ” はタイトル通りタイプライターのサウンドを使用しています。詳細はインタビューを読んでいただくとして、そのユニークなアイデアと巧みなアレンジの才能には恐れ入るばかり。”Mahana Mahana” はマニアックなセサミストリートオマージュだったりするのですが、こういった小ネタも実にニクイ!
インドのパーカッション奏者 Trilok Grutu の楽曲 “Shunyai” のカバーには Trilok 自身がゲスト参加しており、アルバムのハイライトとなっています。エスニックなリズムの驚異的なパーカッションに導かれ幕を開けるこの曲には奇怪なボーカルも挿入されており、見事に狂気と異国感を演出することに成功しています。アルバムのラストを飾るのは “Pink Panzer” のテーマ。彼らがこの曲をカバーするのはこれで2度目なのですが、半ば PANZERBALLETT の代名詞のようになった楽曲はさらにヘヴィーさを増し、壮大にアルバムを締めくくります。
作品を通して、サクスフォンとギターのユニゾンで奏でられるテーマたちが非常に印象的でした。サクスフォン奏者の Alexander Von Hagke はあの ASIA ともツアーを行ったことがある実力者。Joe Henderson, Randy Brecker を思わせる Post-Bop なフレーズの数々が、 MESHUGGAH ライクなポリリズムリフの上で踊る様は決して他のバンドからは得ることの出来ないカタルシスを感じさせてくれます。まさに21世紀の “Heavy Metal Bebop”。即効性と味わい深さを兼ね備えた素晴らしい作品ですね。
今回弊誌ではバンドの創設者であるギタリスト Jan Zehrfeld にインタビューを行うことが出来ました。難解だと思われるかも知れませんが、彼のリードプレイは意外に明快でリックのアイデアも実に豊富ですよ。どうぞ!!

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MMM RATING IS…

PANZERBALLETT “BREAKING BRAIN” : 9,3/10

YOU CAN STREAM ENTIRE “BREAKING BRAIN” ALBUM HERE !!

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WORLD PREMIERE: “SEA DRAGON” 【COVET (YVETTE YOUNG) : CURRENTS EP】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “SEA DRAGON” OF COVET (YVETTE YOUNG) !!

BEAUTIFUL AND TALENTED MODERN GUITARIST, YVETTE YOUNG AND HER BAND COVET SET TO RELEASE THEIR DEBUT EP “CURRENTS EP” !!

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美貌と才能を兼ね備えた新世代ギタリスト YVETTE YOUNG 率いる COVET がデビュー EP “CURRENTS EP” をリリースします。POLYPHIA, INVALIDS といったアーティストのアートワークをも担当するなど実にマルチな才能を持った YVETTE は幼い時からクラッシックの英才教育を受けて育ちました。ピアノ、ヴァイオリンを習得した彼女のギタープレイは通常のそれとは少し異なります。ピックを使用せず、フィンガーピッキングでルート音などを鳴らしながらタッピングでメロディーを奏でるスタイル。これをロックの世界で具現化しているギタリストはほとんど見かけませんし、使用ギター7弦 STRANDBERG の特性とも相まって独特でモダンな雰囲気を漂わせています。彼女はすでにソロEP “ACOUSTIC EP” をリリースしていますが、スリーピースバンド COVET としては初の音源。今回公開する “SEA DRAGON” は WHAT’S MATH ROCK? と聞かれたら THIS IS IT! と答えたいくらいにマスロックの理想像を具現化しているのではないでしょうか?どこか懐かしく風景の見えるようなメロディーと数学的な譜割のリフやリズム。素晴らしいですね。YVETTE の弊誌独占楽曲解説とメッセージです!!

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【ABOUT “SEA DRAGON”】

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Aw we are releasing our album soon! It will be released in 3 weeks or sooner! And tour with POLYPHIA and CHON is great! We are playing our second show and most shows are sold out! When I wrote the song I was thinking about the ocean and a mysterious dragon traveling through the water, kind of like a creature from a Miyazaki movie! The entire album is about having an oceanic adventure :)

【YVETTE】: アルバムはすぐにリリースされるわ!3週間後かもうちょっと早いかもしれないわね!POLYPHIA, CHON とのツアーは素晴らしいわ!今、2回目のショーをやっているんだけど、ほとんどはソールドアウトしているのよ。この曲を書いたとき考えていたのは海、そして水上を旅するミステリアスなドラゴン、そうまるで宮崎アニメの生き物のようなね。アルバム全体も海の冒険について書かれているわ。

【MESSAGE FOR JAPAN】

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I would like to tell Japan that I miss being there and I am grateful for their support and fans and also that I will be going there with my band Covet very soon!!

【YVETTE】: 日本のファンに会いたいし、サポートにはとても感謝しているの。COVET で近々行くわ!!

“SEA DRAGON” LIVE ON EMGtv

“HYDRA” LIVE ON EMGtv

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Check out Yvette’s band Covet here: https://www.facebook.com/covetband

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TONY MACALPINE : CONCRETE GARDENS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TONY MACALPINE !!

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LEGENDARY GUITAR VIRTUOSO TONY MACALPINE SET TO RELEASE AWESOME NEW ALBUM “CONCRETE GARDENS” ON 4/21!! 

【PRE-REVIEW “CONCRETE GARDENS”】

STEVE VAI との共演は勿論、PLANET X, CAB, RING OF FIRE, など多数のプロジェクトに参加。同時に数多の名作ギターインストソロ作品を残してきたギター・ヴィルトゥオーソ TONY MACALPINE。4/21 に4年ぶりのソロアルバム “CONCRETE GARDENS” をリリースします。自身の名を冠した10年ぶりのソロ作品、前作 “TONY MACALPINE” では、彼のソロ作品としては初めて多弦ギターを導入。現代的なへヴィネスと彼の持つクラッシックやジャズへの深い素養を組み合わせたような快作で、彼の復活を印象付けました。ドラムに名手 AQUILES PRIESTER を起用した 新作 “CONCRETE GARDENS” はその方向性をさらに推し進めたような作品です。アルバムオープナー、”EXHIBITIONIST BLVD” から DJENTY なリフと彼らしいロマンチシズムの融合が素晴らしくアルバムの雰囲気を伝えます。次の “THE KING’S RHAPSODY” はさらにヘヴィー&グルーヴィー。MESHUGGAH ライクな8弦リフも見事に活用。 “EPICA” にも同様のリフは登場しますがこちらは STRAVINSKY のような現代音楽の影響も感じます。彼のスイープテクニックは完全に群を抜いていて、しかも純粋に楽曲のために使用しますが “MAN IN A METAL CAGE” はまさにそんな曲。ARCH ENEMY の JEFF LOOMIS が参加した “SQUARE CIRCLES” はギターの掛け合いが GEORGE LYNCH との “TEARS OF SAHARA” を想起させます。ラストの2曲 “CONFESSIONS OF A MEDIEVAL MONUMENT” “CONCRETE GARDENS” はまさに圧巻。彼のトレードマークはギターハーモニーと転調なのですが、それらを惜しむ事なくふんだんに使用したクラシカルでエモーショナルな楽曲です。後者は MACALPAIN + DIENT といった感覚もありますね。お馴染みピアノのソロ曲でアルバムは幕を閉じます。一所に留まらず、常に挑戦を続ける TONY らしいアルバム。ヘヴィーな “CONCRETE” と 美しい”GARDENS” の対比をお楽しみ下さい。

CONCRETE GARDENS: RATING 9/10

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WORLD PREMIERE “DARKNESS” + INTERVIEW 【SPECIAL PROVIDENCE】


EXCLUSIVE: WORLD PREMIERE NEW SONG !! “DARKNESS” AND INTERVIEW WITH MARKO ADAM OF SPECIAL PROVIDENCE !!

“DARKNESS”

This song is maybe the most interesting or delicate one on the new album.
A very deep and emotional piece with a constantly pulsing polyrhytmic groove, which spice it up a bit and makes it hectic.

この曲は新作で最も興味深くデリケートかもしれないね。とても深遠でエモーショナルなパートが永続的なポリリズムのグルーヴに乗っていてそれが楽曲に味付けを加えエキサイティングになっているよ。

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INCREDIBLE HUNGARIAN FUSION / PROG / METAL BAND SPECIAL PROVIDENCE SET TO RELEASE AWESOME NEW ALBUM ON 3/30 !!

ハンガリーから現れた SPECIAL PROVIDENCE。彼らの音楽を文字で表現するのは並大抵の事ではありません。非常にヘヴィーなパートもあればファンキーだったりジャズ色の濃いフュージョンだったりはたまたプログレな雰囲気も持っていたり。自らを progressivejazzrockmetalturbochill と名乗っているのは伊達ではありませんね。彼らの新作 “THE ESSENCE OF CHANGE” が3/30にリリースされます。個人的に彼らの魅力の一つは近頃聴く事が少なくなった70年代のいかにもフュージョンらしい爽やかで柔らかいメロディーセンスだと思っていたのですが、今作ではそういった良い部分は残しながらも文字通り CHANGE にも挑んでいます。具体的には今までほとんど感じる事のなかった DJENTY なグルーヴを各所で聴く事が出来るのです。さらに強力な武器を一つ得たといったイメージでしょうか。人脈的にも今作は DESTINY POTATO の DAVID MAXIM MICIC がゲスト参加していますし IT DJENTS, CIRCLE PIT といった新しいメディアと共闘している事からも彼らの CHANGE が感じられると思います。そして勿論、MARUNOUCHI MUZIK MAGAZINE も彼らと共闘します。新曲 “DARKNESS” を世界初公開!!加えてバンドの中心人物、ドラマーの MARKO ADAM に世界初で新作についてしっかり語って頂きました。

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JAPANESE PREMIERE>>>KEIRO NO HI BY 【Clément Belio】


KEIRO NO HI

                                                         By Clément Belio

MARUNOUCHI MUZIK MAGAZIN PRESENTS JAPANESE PREMIERE

9/22に発売となるフランスの奇才八弦師、Clément Belioさんのフルアルバム’CONTRAST’からまさに日本のファンの為の曲KEIRO NO HIを曲解説、メッセージ付で世界独占公開です。

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【ABOUT KEIRO NO HI】

This track is actually the most “japanese” one of the album.
I’ve always loved Japanese music, especially mathrock…
Nah seriously, Japan has the BEST mathrock bands in the world haha, TOE, Lite, Mouse on the keys…
So that song is my humble tribute to them, and especially to Ryuichi Sakamoto and TOE.
Pentatonic scales, fun drums grooves, acoustic guitar, and in the middle of the song, an intense groove between all those elements.
The tittle, “Keirô no Hi”, is as you probably know, a Japanese holiday celebrated annually to honor elderly citizens, and this year I think it was on the 15th of september, which was the first date plan of album release… Also, as my grandmother died recently,  so I decided to dedicated that song in particular to her.
Anyway, this is one of the most “authentic” track of the album, because of the multiple LIVE instruments recorded (by yours truly), hope you enjoy…                By Clement Belio
この曲はまさにアルバムの中で最も日本的なんだ。僕は本当に日本の音楽が好きで特にMATH ROCKを愛しているよ。いや真剣に日本には世界で最高のMATH ROCKバンドがいるよね、TOE, LITE, MOUSE ON THE KEYS・・・だからこの曲は彼らへの控えめなトリビュートと言えるだろうね。特に坂本教授とTOEへかな。
ペンタトニックスケール、面白いドラムのグルーヴ、アコースティックギター。曲の中盤ではそれら全ての要素が絡まりあい強烈なグルーヴを発しているよ。
’敬老の日’ってタイトルは勿論知っていると思うけど一年に一度老人に感謝をする日本の休日だ。今年は9/15だったと思うんだけど、実はその日こそ最初のアルバムリリース予定日だったんだ。同時に最近僕は祖母を亡くしたから特にこの曲を彼女に捧げようと決めたのさ。
とにかくアルバムの中で最も’本物の’曲だと思うよ。多様な楽器を全て僕が生演奏で録音したからね。楽しんでくれるといいな・・・

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【MESSAGE FOR JAPAN】

こちらも新作からJUMPZ。フュージョン、ワールドミュージック、DJENT, MATH-ROCK, が溶け合ったような素晴らしい曲です。まさに彼の真骨頂ですね。
My most humble tribute to your country is that song…
I’ve always been fascinated by all I could see from Japan, from the mathrock bands to the YouTube videos “wtf japan seriously” haha, from several comics to tv shows…
Well, I really want to come to Japan and see all of this at least one time in my life.
This song reflects that desire and that admiration, I really hope you enjoy that modest tribute to what Japan has best to offer :)                           By Clement Belio
’敬老の日’は日本に対する僕の最大限のトリビュートなんだ。
僕は日本に関するあらゆることにいつも魅了されているからね。MATH-ROCKバンドからYouTubeでみる”wtf japan seriously”(笑)。漫画やテレビも素晴らしいよね。
本当に日本に行きたいし人生で少なくとも一回はそういったものを実際に見てみたいんだ。
この曲にはそういった願いや憧れが反映されているんだ。僕に出来る最大限の日本へのトリビュートを本当に楽しんで欲しいな。

新譜、過去作の購入はこちらから

http://clems6belio.bandcamp.com/