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RHAPSODY REUNION JAPAN TOUR SPECIAL !! INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH !


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH OF RHAPSODY REUNION !!

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Italian Symphonic Power Metal Legend, Rhapsody Reunite To Celebrate Their 20th Anniversary And Coming To Japan For Farewell !

“EMERALD SWORD SAGA”

シンフォニックパワーメタルの先駆者にして、イタリアが生んだ伝説の戦士 RHAPSODY が、初期のメンバーでリユニオンを果たし、ここ遥かなる地日本でも翠玉の太刀を携えフェアウェルツアーを行います!!名作 “Symphony of Enchanted Lands” の完全再現を伴う結成20周年のアニバーサリーライブは、偉大な勇者たちのレガシーに幕を下ろす別れの儀式ともなるはずです。
RHAPSODY が1997年にリリースした “Legendary Tales” はまさにゲームチェンジングなレコードでした。勿論、それ以前にもクラッシック音楽とメタルを融合させたバンドは多数存在しましたが、”フィルム・スコア・メタル” と称される彼らの音楽は、文字通り雄大なファンタジームービー、もしくは勇壮なロールプレイングゲームを強くイメージさせる一大エピックだったのです。
鳴り響くクワイア、壮麗かつシンフォニックなオーケストレーション、大仰なコンポジション、そしてヨーロッパの空気を存分に伝えるクラシカルでフォルクローレなメロディー。何よりバンドには、そのイロモノ感を説得力へと導く英傑が存在しました。
カンツォーネの歌唱をメタルに取り込むがごとく熱く太いハイノートを操る Fabio Lione, ファストで素晴らしくデザインされたリードプレイを披露する Luca Turilli, バロックから後期ロマン派まで幅広い知識でアグレッシブなオーケストラを創造する Alex Staropoli 。Sascha Paeth という黒子の存在もあって、三俊の奏でるシンフォニーはメロディックメタル史に語り継がれるマスターピースを産み落としたのでした。 当時、BLIND GUARDIAN と ANGRA の理想的な婚姻といったイメージを抱いたファンも多かったのではないでしょうか。
さらに RHAPSODY がエポックメイキングだったのは、アルバム5枚で完結する長編ファンタジー、エメラルドソードサーガをコンセプトの中央に据えた点でしょう。2、3作の連続コンセプトアルバムならばしばしば存在するかもしれませんが、RHAPSODY は5作品に渡る長く壮大過ぎるストーリー。しかもエメラルドソードサーガが終結した後、ダークシークレットサーガというこちらもアルバム5枚に渡る長編に乗り出したのですから、あまりに型破りだと言わざるを得ないでしょう。
Luca Turilli のイマジネーションが生んだ世界はこうです。
「ストーリーの主人公はユニコーンに運命を告げられた “氷の戦士”。彼は魔法の国アルガロードに忍び寄る暗黒王アクロンの軍団を打ち倒すため、エメラルドソードを求め地獄に聳える暗黒の塔に向かいます。塔を守護する象牙の門を開くため三つの鍵を探し出し、遂に伝説の剣を手に入れた氷の戦士。アンセロット王国の救出に向かった彼は戦友アルワルドと共に要塞を解放します。しかし暗黒王アクロンの奸計により2人は捕えられ、アルワルドの恋人アイリンは目の前で犯され殺されてしまうのです。アルワルドの命を賭した機転により何とか逃げ出すことに成功した氷の戦士。しかしエメラルドソードを手にした暗黒王は、暗黒の女王を蘇らせ魔法の国々を滅ぼしていきます。氷の戦士は暗黒王の魔の手から”エンチャンテッドランド”を守れるのでしょうか?」
さて、今回完全再現を行う第2幕 “Symphony of Enchanted Lands” はサーガで最も大仰でプログレッシブな作品。そして今回インタビューを行った Alex Holzwarth が加入した第3幕 “Dawn of Victory” は逆にコンパクトでパワーメタル然とした作品。何より、サーガの幕を閉じる第5幕 “Power of the Dragonflame” はサーガ全ての長所を盛り込んだまさに集大成とも言える完成度、劇的なクライマックスを宿した新たな傑作だと言えますね。
エメラルドソードサーガの後、バンドは RHAPSODY OF FIRE への改名、契約を巡るトラブル、Luca の脱退からバンドの分裂、Alex Holdsworth & Fabio Lione の脱退と決して順風満帆で来た訳ではありません。実際、ただ1人 RHAPSODY OF FIRE に残る形となったキーボーディスト Alex Staropoli は残念ながら今回のリユニオンには参加していません。
しかし、インタビューにもあるように、彼以外の参加メンバーはとにかく楽しんで今回のツアーを行っている様子。最後に、散り散りとなってしまった全盛期のメンバーが揃う RHAPSODY を見るチャンスが訪れたことは日本のファンにとって素晴らしいプレゼントでしょう。
今回弊誌では、ドラマー Alex Holzwarth にインタビューを行うことが出来ました!16年在籍したバンドのダイナモが気さくに現状を語ってくれました。行間を読めば見えてくることもあるでしょう。どうぞ!!

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INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH

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Q1: First of all, Rhapsody Reunion Japan Tour 2017 is just announced! How do you feel now?

【ALEX】: Thank you Sin! I am super excited to come back to Japan again! Japan was and is always one of my favorite country to visit! And its a double pleasure to come with my friends, Luca, Dodo, Patrice and of course Fabio! I still remember the first Japan shows we played together with Edguy in May 2002! So its something very special for us to come back with this special lineup.

Q1: まずは、RHAPSODY Reunion 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 がアナウンスされましたね!!今のお気持ちを教えてください。

【ALEX】: ありがとう!また日本に戻れるんだ、とても興奮しているよ!日本は今も昔も常に大好きな国なんだよ!
加えてもう一つ嬉しいのは、僕の友人たち、Luca, Dodo, Patrice, そして勿論 Fabio と行けることなんだ!
僕は今でも、2002年の5月に EDGUY とプレイした最初の日本でのライブを覚えているよ!だから、このスペシャルなラインナップで日本に戻れるのは、僕たちにとってとても特別なことなんだ。

Q2: So, the whole metal world were surprised at the announcement of a farewell tour regarding the 20th anniversary of Rhapsody with Reunion. How did you come up the idea of getting back together and play the classic Rhapsody songs?

【ALEX】: To make the story short, the idea was there anyway because the anniversary was coming closer and it seems like every band is doing stuff like this. The fans love it, we love it, so why not just doing it? This is what we do now and it feels great! Sometimes life can be easy man, haha.

Q2: それにしても、今回 RHAPSODYの20周年を祝う再集結は、メタルコミュニティーを驚かせましたね!リユニオンの計画はどのように生まれたのですか?

【ALEX】: 掻い摘んで言うと、アイデアはすでに存在していたと言えるね。というのも、アニバーサリーが近づけば、どのバンドも同じようなことをしているでしょ?
ファンも期待している、僕たちだってやりたい。だったらやるしかないでしょ?実際、今やっているツアーは最高なんだ!人生は時々思うよりもイージーなことがあるんだよ(笑)。

Q3: Founding member, Alex Staropoli seems to be important for Rhapsody’s legacy. Why did he decide to not be part of this reunion?

【ALEX】: Well you have to ask Alex here. Actually it is sad he is not with us to celebrate this anniversary of the band and to close this Rhapsody chapter in a way like this. We have a lot of sold out shows, incredible feedback from the fans and all that stuff. Its such a positive experience for us at the moment, I wish this could last forever you know. But we also respect Alex´s decision and this is also the reason why we don´t replace him on stage.

Q3: 創立メンバーで、バンドの要とも言えるキーボーディスト Alex Staropoli は残念ながら不参加ですね?

【ALEX】: そうだな、君が Alex に来るよう頼むべきだよ。実際、彼が僕たちとバンドのアニバーサリーを祝わずに、こういった形で RHAPSODY の幕を引かなければならないことは悲しいよ。
僕たちのショウは大半がソールドアウトで、ファンと全てのスタッフからのフィードバックも驚異的なんだ。今のところ実にポジティブな体験が出来ているね。それこそずっと続けば良いと思うくらいに。
だけど、僕たちは同時に Alex の決断を尊重してもいるんだ。彼の代役を起用しないことこそがそのリスペクトを表していると思うね。

Q4: Anyway, the atmosphere of the band seems to be very good as long as I see reports and photos, don’t you? I feel regrettable that this is the last time, haha.

【ALEX】: Its the last time, yes. At the moment we enjoy every second to celebrate this special events with our great fans!

Q4: 仰る通り、バンドの雰囲気はとても良さそうで、それもあってこれが最後だと言う事実は残念に思えます。

【ALEX】: これが最後なんだよ。だけどそうだね、今のところ僕たちは、偉大なファンとともにこのスペシャルなアニバーサリーイベントを毎秒楽しんでいるよ!

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Q5: Rhapsody Reunion, Rhapsody of Fire, and Luca Turilli’s Rhapsody. It is very unusual for three same maternal bands to exist at the same time, right? Why is this complicated situation?

【ALEX】: I agree with you! Everyone knows I never liked this situation lol Next question lol.

Q5: RHAPSODY REUNION, RHAPSODY OF FIRE, LUCA TURILLI’S RHAPSODY。同じ母体のバンドが3つも同時に存在するのは非常に奇妙な状況ですよね?なぜこんなことになってしまったのでしょう?

【ALEX】: 君に同意するよ!みんな知っていると思うけど、僕はこんなシチュエーションが気に入ったことはないよ(笑)。次の質問!(笑)

Q6: Last year, you and Fabio parted ways with Rhapsody of Fire. What was the story behind your departure?

【ALEX】: I play in this band for so long and after the split, I was never really happy again. We had also good times without a question but to keep the story short, it just did not feel right anymore for me. Sad but I had to leave.

Q6: 昨年、あなたは Luca と共に RHAPSODY OF FIRE を離れましたね。どういった状況だったのでしょう?

【ALEX】: 僕はあのバンドで長い間プレイして来たね。結局、バンドが分裂した後、僕はまた本当にハッピーになれたことがなかったんだよ。
勿論、疑いようもなく僕たちは素晴らしい時間を過ごして来た訳だけど、端的に言ってこれ以上あのバンドに居るのが正しいとは思えなかったんだ。悲しいけれど、僕は離れなければならなかったんだよ。

Q7: You became a part of Rhapsody in 2000. So, the third part of Emerald Sword Saga, “Dawn of Victory” was the first Rhapsody record for you. In your 16 year of Rhapsody, which is the most impressive record you like most?

【ALEX】: At the moment I would say Symphony of enchanted lands is a great record and brings back great memories to me. Fits very well at the moment, right?

Q7: あなたは 2000年にバンドに加わりました。ですから、エメラルドソードサーガの第3部、”Dawn of Victory” から16年間 RHAPSODY に在籍した訳ですが、最も気に入っている、印象的なアルバムを教えていただけますか?

【ALEX】: 今は、”Symphony of Enchanted Lands” が偉大なレコードで、素晴らしい思い出を呼び覚ましてくれると言えるね。だって今の状況にもピッタリでしょ?

Q8: Also, I really love Sieges Even. So, It is a pity that the band is inactive. Anyway, have you decided the plan after this reunion is over?

【ALEX】: Oh thank you very much!! Well, I have some things in mind and I play in Serious Black, but at the moment I want to enjoy this anniversary and reunion tour with my friends the best I can. We will see what the future brings.

Q8: あなたが所属していた SIEGES EVEN も良いバンドでしたね。活動を中止しているのが残念です。リユニオンが終わった後の予定は決まっていますか?

【ALEX】: おっ、どうもありがとう!!そうだね、今考えていることはいくつかあるし、後は SERIOUS BLACK かな。
ただ、現時点ではこのアニバーサリーと、友人とのリユニオンを出来るだけ楽しみたいんだ。その後は、まあどうなるか見てみよう。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED ALEX’S LIFE

METAL CHURCH “METAL CHURCH”

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SCORPIONS “ANIMAL MAGNETISM”

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SLAYER “REIGN IN BLOOD”

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EXODUS “BONDED BY BLOOD”

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LOUDNESS “THUNDER IN THE EAST”

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MESSAGE FOR JAPAN

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Dear Japanese Fans, I can’t tell you how excited we are to come back to your country and to celebrate the Rhapsody 20th anniversary and farewell Tour with you! I am sure its gonna be amazing again! Hope to see you all very soon

日本のファンのみんな。RHAPSODY の20周年アニバーサリーとフェアウェルツアーで君たちの国に戻れることをどのくらいエキサイトしているのか、伝えるのが難しいくらいだよ!また素晴らしいことになるだろうね!すぐに会おう!

ALEX HOLZWARTH

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RHAPSODY REUNION 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 の詳細はこちら
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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【YVETTE YOUNG : ACOUSTICS EP 2】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH YVETTE YOUNG !!

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Having Played Piano Since The Age Of Four And Violin Since Age Seven. Math Rock Queen, Yvette Young Shows Her Classical Influences With Her Beautiful New Record “Acoustics EP 2” !!

DISC REVIEW “ACOUSTICS EP 2”

端麗なる才媛、麗しきマスロッククイーン Yvette Young が、情趣溢れる別世界 “Acoustics EP 2″をリリースしました!!インタビューにもあるように、愛するポストロックの領域へと接近した絶佳なる名編には、多様でフレキシブルな彼女の色彩が存分に織り込まれています。
プログレッシブとマスロックの狭間で存在感を放ち、シーンの揺らぎとなっている COVET をホームグラウンドとするように、Yvette はモダンギタリストの文脈で語られるテクニカルなプレイヤーです。しかし、4歳からピアノを始め、7歳でヴァイオリンを学んだという彼女の深遠なる七色のギフトは、決してただ一所に留まってはいないのです。
実際、”Acoustics EP 2” は実に画期的な作品です。ギターで作曲を開始して6年。波のように揺蕩う異なる拍子の海、アコースティックギターで表現されるモダンで高度なテクニック、そして自らがプレイするヴァイオリン、ピアノ、ハープ、バンジョーなど多種多様な楽器の使用による豊かな表情、アトモスフィア。全てが前作 “Acoustics EP” から格段にスケールアップを遂げ、Yvette は遂に独自の世界観を確立したように思えます。
ボサノバの空気を深く吸い込み、自身のポップサイドを前面に押し出した “Holiday” で幕を開けるアルバムで、しかし特に着目すべきは、彼女の独創的な奏法が可能にするオーケストラのようなサウンドでしょう。勿論ピアノやストリングスを重ねているとはいえ、骨格がギター1本の演奏でこれほどまで音楽に立体感を生み出す作品は実に得がたいと感じます。実はそこには Yvette のクラッシックの素養、ピアノの技術が大きく作用しているのです。
インタビューで語ってくれた通り、Yvette には “ギターのレイアウト、フレットや弦をピアノの鍵盤に見立てて” プレイする場面が存在します。つまり左手で抑え右手で音を出す通常のプレイに加えて、両手ともに指板をタップし直接音を生み出すことで、右手の分、旋律をより重ねることが可能になっているのですね。ギターを横にしてそのままピアノのように “弾く” イメージでしょうか。
当然、高度なテクニックで音量やノイズの調整は簡単ではありません。しかし彼女はメトロノームの如く正確にリズムを保ちながら、優美なサウンドで鮮やかに清音を奏でます。
作品で最もポストロックに接近した “Adventure Spirit” の、文字通り冒険心を胸に抱いたカラフルなメロディーのポリフォニーは、まさにその Yvette オーケストラの象徴です。チェロ、ヴァイオリン、ボーカル、ギター。テーマを奏でる主役の楽器が次々に入れ替わるアンビエントな楽曲で、Yvette の知性的なギターアルペジオ、コードプログレッションはコンダクターのように様々な楽器を操り指揮していきます。
勿論、ギターが旋律を奏でる場面では、鮮やかに両手タップを使用し、躍動するメロディーと共に指揮者不在の状況を回避。エアリーなボーカル、エセリアルなストリングスの響きは、オーガニックな彼女のオーケストラに HAMMOCK や CASPIAN を想起させる美麗なるダイナミズムを創造していますね。
一方で、フォーキーな “Blossom” の数学的で流麗なフレージングはマスロックの女王を強くイメージさせてくれます。師匠 INVALIDS 譲りのサウンドスケープ、風景の中に点在する無上のエキサイトメントはすでに彼女のトレードマークとなった感がありますね。
アルバムは、現在の Yvette Young を全て詰め込んだ悲しみと希望の組曲、”A Map, A String, A Light Pt 2″ で詩情豊かにその幕を閉じました。
今回弊誌では Yvette Young にインタビューを行うことが出来ました!もはや弊誌のかわいい担当準レギュラーだと言えますね!どうぞ!!

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YVETTE YOUNG “ACOUSTICS EP 2” : 9.7/10

INTERVIEW WITH YVETTE YOUNG

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Q1: First of all, how was the tour with Chon, Tera Melos, Little Tybee, and The Fall of Troy? Definitely, it was perfect Math-Rock party, right?

【YVETTE】: Yes It was amazing! It felt so surreal playing with a lot of my high-school idols. I would have never imagined that I would be not only sharing the stage, but becoming friends with Chon, Tera Melos, AND Little Tybee. They were all really lovely people too. It was definitely a highlight in my life! The fans that came out were really awesome too. Everyone had so much energy!

Q1: まずは、CHON, TERA MELOS, LITTLE TYBEE とのツアーはいかがでしたか? THE FALL OF TROY が出演した日程もありましたね。完璧なマスロックパーティーでしょうね?

【YVETTE】: そうね、本当に素晴らしかったわ!私が高校生の時、アイドル視していた沢山のプレイヤーたちと共演したのはシュールな感覚だったわね。
CHON, TERA MELOS, LITTLE TYBEE とステージをシェアするだけじゃなくて、友達にもなれるなんて想像もしていなかったの。みんなとってもラブリーな人たちよ。間違いなく、私の人生にとってハイライトとなったわね!
ファンも本当に最高だったし。みんな凄くエネルギッシュだったのよ!

Q2: And you’ll play with Plini, David Maxim Micic, and Nick Johnston in August. Also, you’ve just played in Scale The Summit’s newest record. It’s different taste from math, kind of djent/prog realm. You know, I think you are diverse, flexible enough to fit these different genres. Do you agree that?

【YVETTE】: Thank you! I like to try to fit a bunch of different genres and it means a lot that you think I am diverse enough to fit them. I think I like to play with different styles and different people because it is important to me to be flexible and not stuck in one style. I can learn a lot from other people and how they interpret music, and I view it as a great challenge to build skills, diversity, and also confidence! An artist can always expand their toolkit.

Q2: そして8月には Plini, David Maxim Micic, Nick Johnston とプレイしますね?SCALE THE SUMMIT の作品にもゲスト参加したばかりですし、あなたはマスロックだけでなく、プログや Djent の領域にも居場所を作っていますよね?非常にフレキシブルで多彩な才能だと感じます。

【YVETTE】: ありがとう!私は数多くの異なるジャンルに挑戦するのが好きなのよ。だから、あなたが私を多彩だと言ってくれたのは本当に意味があることなの。異なるスタイルで、異なる人たちとプレイするのが気に入っているんだと思うわ。
だって私には一つのスタイルに拘らず、フレキシブルでいることが重要なんだもの。そうすることで、沢山のことや解釈を他人から学べるし、スキルや多様性、そして自信を構築する大きなチャレンジだと見なしているのよ!
アーティストは常に引き出しを増やすことが可能なのよ。

Q3: So, let’s talk about your newest record “Acoustics EP 2”. It’s your solo record, literary made by acoustic music. I feel it’s closer to Post-rock like Caspian than Math-rock. How do you separate Covet and your solo career?

【YVETTE】: I love that you compare it to Caspian and post rock because that is my absolute favorite genre! I take a lot of influence from it. I wanted this record to be a lot fuller so I played a bunch of instruments over it which was really fun to plan and improvise at the same time.
In terms of separating Covet and solo projects, I like to make Covet’s attention about the whole band. It’s funny, a lot of people don’t even know I play in Covet! I always love when that happens because it means I am doing a good job about making the band about the music and not just me. My solo project is just an outlet for my sadness hahah! I also plan on making a piano album soon which will be under my solo name. I think I eventually would like to be more of a composer, like Olafur Arnalds, but I have a lot of work to do!

Q3: では、最新作 “Acoustics EP 2” について話しましょう。作品は文字通りアコースティックミュージックであなたのソロアルバムです。CASPIAN のようなポストロックにも近いですよね?バンド COVET とソロキャリアはどう区別しているのでしょう?

【YVETTE】: あなたがこのレコードを CASPIAN、そしてポストロックと比較してくれて嬉しいわ。だってそれこそが、私が絶対的に大好きなジャンルなんだもの!
ポストロックからは本当に大きな影響を受けているのよ。私はこのレコードをより厚みのある作品に仕上げたかったの。だからたくさんの楽器をプレイしたんだけど、プランを立てて同時にインプロヴァイズするその過程は本当に楽しかったわ。
COVET とソロプロジェクトの区別についてだけど、私はもっとバンドである COVET が注目を集めて欲しいのよ。面白いことに、多くの人たちは私が COVET でプレイしていることすら知らないのよ!だから COVET が評価されると嬉しいの。だってそれは私だけでなく、バンドとその音楽が認められたことになるでしょう?
私のソロプロジェクトは、ただ私の悲しみを集めたアウトレットのようなものね(笑)。すぐにソロ名義で、ピアノアルバムもリリースする計画なの。Olafur Arnalds のように、よりコンポーザーに近づけたらと思うのよ。ただ、そのためにはやらなければいけない事がたくさんあるけどね。

Q4: The artwork written by you is so impressive. Is the butterfly faced girl you? And where did the inspiration come from? Did it reflect on the concept of EP?

【YVETTE】: Thank you so much! I drew it in my garage one night. The butterfly faced girl is me but it can be whoever the person wants to imagine! I purposely put no face to make it look mysterious. I think artwork is more interesting when it is mysterious and the viewer can imagine a story and project their own feelings into the work. It makes the piece more relatable as well! I think the concept of the EP is about blossoming and escaping the burdens of the world, and the girl is looking out the window daydreaming and flying away because she is becoming the butterflies….at least that’s how I like the imagine it!

Q4: あなたが描いたアートワークも印象的ですね。蝶で顔を覆われた女性はあなた自身なのでしょうか?

【YVETTE】: ありがとう!これはガレージで、一晩で描き上げたの。確かにこの女性は私自身なんだけど、想像を膨らませれば誰であっても構わないのよ。
ミステリアスに見えるよう、わざと顔を描かなかったの。アートワークは、ミステリアスである方が面白いと思うのよ。だって手に取った時、ストーリーを想像したり、自身の感情を投影したり出来るでしょ? そしてこのアートワークは、コンセプトにも関係しているのよ!
EP のコンセプトは、世界の悩みから逃れて花開くこと。彼女は窓から外を眺め、白昼夢を見ているのよ。蝶になって飛び立つの。少なくとも私はそう想像したわ!

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Q5: Violin, guitar, piano, vocals, harp and banjo…Surprisingly, you played all the instruments of the album. Especially, violin is so effective in your music. OK, how have you learned such a many instruments

【YVETTE】: Haha yes it’s a lot of instruments! I started violin since I was 7 because I played in orchestras and I played piano since I was 4 because my parents wished that I would become a classical pianist. I didn’t quite take that path, but I am so happy to be able to incorporate my classical upbringing into what I am doing now. I recently bought a banjo and harp because I love the timbre and sound, and I wanted to experiment with their textures. I don’t know harp and banjo as well but they are very fun and I want to learn more.

Q5: お話にも出ましたが、驚くことにあなたは、ヴァイオリン、ギター、ピアノ、ボーカル、ハープ、バンジョー、など非常に多くの楽器をこのレコードでプレイしていますね?特にヴァイオリンの音色は実に素晴らしく、効果的です。

【YVETTE】: 本当にたくさんあるわね(笑)!ヴァイオリンを始めたのは7歳の時よ。というのも、私は4歳からピアノをプレイしていて、オーケストラに入っていたの。両親はクラッシックのピアニストになって欲しかったみたいね。結局、私はその道を辿らなかったけど、今の音楽にクラッシックの素養を生かせているからとても満足よ。
バンジョーとハープを購入したのは最近なの。音色やサウンドに魅了されたのね。そして自分の曲で実験してみたかったのよ。上手く行ったかは分からないけど、とても楽しいわね。もっと勉強しなきゃ。

Q6: Your guitar technique, especially Two-handed tapping is very special. It seems to be close to piano playing, right?

【YVETTE】: yes! It’s related a lot to how I played piano from a very young age. I think the way I view the guitar layout and strings is very much like piano as well. Lower strings are my “left hand” and upper strings are my “right hand” and I can blend them together to make a full sound with polyphony. I think it’s very fun. Piano definitely gave me the finger strength to be a strong tapper!

Q6: 確かにあなたのギターテクニック、特に両手タッピングは特別で、ピアノに近いような気もします。

【YVETTE】: まさに!そのテクニックは私がとても小さなころからピアノを弾いていることととても関係があるの。つまり、私はギターのレイアウト、フレットや弦をピアノの鍵盤に見立てているのよ。
低音弦はピアノの”左手”。高音弦は “右手”。その二つをブレンドすることで、ポリフォニー(複数の独立した旋律から成る音楽)を完璧なサウンドで奏でることが出来るのよ。この考え方はとても楽しいと思うわ。
それにピアノは間違いなく指の強さも鍛えてくれたわね。だから”ストロングタッパー”になれたのよ。

Q7: So, you are one of the symbol of strandberg. How do you like the guitar? Is multi-strings important for you?

【YVETTE】: I love the guitar! It’s very ergonomic and comfortable, and I think having that extra string allows for so much fulless! I treat the lower strings like “bass parts” and I think it’s very fun to have 2 voices going on at once. It makes one person sound like a full band! I think it’s an awesome bonus. I really like being a Strandberg artist. They treat me very well.

Q7: あなたはストランドバーグギターを象徴する一人ですが、このギターのどういった点が気に入っていますか?

【YVETTE】: ストランドバーグが大好きなのよ!人間工学による効率を追求していて、快適なの。
それに、多弦ギターは私に多くの自由を与えてくれるのよ!私は低音弦を “ベースパート” として扱うんだけど、二声を同時に演奏するのはとても楽しいの。一人でフルバンドのようなサウンドを作れるんだから!ステキなボーナスよね。
それにストランドバーグのアーティストで居ることも本当に気に入っているのよ。彼らは本当に良くしてくれるわ。

Q8: You re-record “A Map, A String, A Light Pt I”. And this time, you recorded “A Map, A String, A Light Pt 2”. Is the song special for you?

【YVETTE】: This song is special to me because I view it as a long story. The first part is about a person who wants to escape and find peace through death, and the second part is about actually going through death and trying to find some optimism and light. I was very depressed when I wrote the first part, and I think the 2nd part is more optimistic and seeking hope. You’re supposed to play part one and part 2 together.

Q8: EP の前に、”A Map, A String, A Light Pt I” のリレコーディングを行い、今作には “A Map, A String, A Light Pt 2” が収録されています。あなたにとって、特別な楽曲のようですね?

【YVETTE】: この曲は私にとって特別よ。それは、とても長いストーリーを考えているからなの。
最初のパートは、逃亡し死を通して平穏を見つけようとする人物について。パート2は実際に死を経て楽天と光明を見い出すことついて。
パート1を書いた時、私はとても落ち込んでいたの。だから私はパート2がより楽観的で、希望を求めていると思うのよ。
ライブではパート1とパート2を一緒に演奏するはずよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED YVETTE’S LIFE

OLAFUR ARNALDS “THE CHOPIN PROJECT”

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MEW “FRENGERS”

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CASPIAN “DUST AND DISQUIET”

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KAYO DOT “CHOIRS OF THE EYE”

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HAMMOCK “EVERYTHING AND NOTHING”

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MESSAGE FOR JAPAN

Yvette-Young

I love and miss everyone in Japan so much! I think it is my favorite place to perform and I really hope to get to tour and perform there again in the near future. I actually named one of my new Covet songs after a Japanese city I like so I am excited to maybe play it there! Thank you everyone for being so loving and supportive of me. I can’t wait to see my old friends and make new ones!

日本が大好きだから、みんなにとても会いたいわ!プレイするのが一番好きな場所だから、本当に近い将来またツアーが出来たら良いなあ。
実は COVET の新曲のうち一曲は、日本の大好きな場所に因んでつけたのよ。 そこでその曲が演奏出来たら最高ね!
愛情と応援を本当にありがとう。日本で長年の友人と会えるのが、そして新しい友人を作るのが待ちきれないわ!

YVETTE YOUNG

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COVET “Currents EP” 日本盤のご購入はこちら。

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LOUD PARK 17′ SPECIAL INTERVIEW 【PER NILSSON : MESHUGGAH, SCAR SYMMETRY, KAIPA, NOCTURNAL RITES】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH PER NILSSON OF MESHUGGAH, NOCTURNAL RITES, KAIPA, AND SCAR SYMMETRY !!

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Now, The Most Notable Guitar Virtuoso In The Scene, Per Nilsson Will Come To Japan With Meshuggah At Loud Park 17′ !! The Busiest Man Talks Everything About His New Adventure !

ABOUT PER NILSSON

スウェーデンが誇る異能のギターマイスター Per Nilsson。現在、彼こそがメタル/プログコミュニティーで最も注目を集める怪物であることに異論を唱える向きはないでしょう。
モダンメタルの父、MESHUGGAH のマスターマインド Fredrik Thordendal が突然の “休暇” を申請したのは6月初頭のことでした。インタビューにもあるように、スタジオの建設とソロキャリア追求のためバンドを離れた求道者の代役として指名されたのが今回の主役、Per だったのです。実際、彼ほどの適任者は存在しないように思えます。
10代後半から MESHUGGAH を聴き漁り、リスペクトを捧げて来たという Per のギタープレイには、例えば彼のホームグラウンド SCAR SYMMETRY を聴けば分かるように、複雑でマスマティカルなリフワークや、レガートで滑らかにアウトするリードプレイなど、モダンメタルの巨人を想起させる場面が確かに存在します。
何より、亡き Allan Holdsworth の遺産を相続するのみならず、独自に進化させるプレイヤーはメタルの領域においてあまりに稀有で、オーディションも行わず Per を指名したバンドの英断には頷くばかりですね。
さらに Per が注目を集める理由。それは彼のフレキシブルな才能が可能とした、多方面での雄渾なる活躍です。多様でエクストリーム、実験性を秘めたモダンメタルを中枢としながらも、Per のセンス、スケール、そしてテクニックは様々な分野のアーティストを惹き付けてきました。
特にここ日本で絶大な人気を誇るメロディックメタルアクト NOCTURNAL RITES もその一つ。10年という長い沈黙を破るバンドの復活作 “Phoenix” で、ソロイストとして白羽の矢を立てたのが Per だったのです。インタビューにもあるように、トラディショナルでメロディーによりフォーカスした Per の新たな冒険は、バンドのマスターピースとして結実したようですね。9月のリリースを待ちましょう。
加えて、9月にはもう1枚 Per の参加したレコードがリリースされます。KAIPA の新作 “Children of the Sounds” です。70年代から活動を続ける、北欧シンフォプログの雄 KAIPA に Per が加入した事実はシーンに大きな驚きを与えました。実際、Per 自身が語るように、Roine Stolt の色彩と気品をメタルシュレッダーが引き継げるのだろうかという懐柔的な見方も多かったようですね。
しかし KAIPA の同僚で天賦のスティックマン Morgan Agren が、「Per は非常に滑らかなタッチと完璧なコントロールを持っているね。彼が演奏するときは、すべてが簡単に聞こえるんだ。素晴らしいプレーヤーだよ。」と語るように、Per のモダンなテクニックはバンドに新たな”血”をもたらし、スピードを備えたクラシカル、フォーキーなパッセージが壮麗なる推進力を生んでいるのは間違いないでしょう。
また、Per にはプロデューサーとしての顔も存在します。今ひとつ伸び悩んでいた自身のメインバンド SCAR SYMMETRY が、遂にそのステージを1歩進めた最新作 “The Singularity (Phase I – Neohumanity” では、Per がコンポジション、プロデュース、ミックス、マスタリング全てを手がけているのです。
非常にメロディックかつプログレッシブな方向へとシフトした作品が、脱退したギタリスト Jonas Kjellgren メインのプロダクションに比べよりクリアーで立体感を有していることは明らかですね。インタビューにもあるように、Per のスタジオも完成しトリロジーの第2章が幕を開ける瞬間も間近です。期待しましょう。
最後に Per がソロアルバム、ETERNITY’S END のプロダクションを手がけたテクニカルデスメタルシーンきってのテクニシャン Christian Muenzner は彼について 「Per Nilssonはこれまでの10年間で最もエキサイティングなギタープレイヤーだよ。美しいフレーズとインテリジェントなノートの選択は、素晴らしい音色を運び完璧なまでに楽器のテクニカルな要求を満たすんだ。僕がギタリストのプレイに探しているものすべてを彼は持っているんだよ。」と語っています。インテリジェンスを感じるのは当然かも知れません。Per の IQ は156を超えるとも言われており、あの高IQクラブ “メンサ” のメンバーなのですから。
型破りな知性が導くフレキシビリティ。今回弊誌では、Per Nilsson にインタビューを行うことが出来ました。遂にあの鬼才が MESHUGGAH として Loud Park にやって来ます!どうぞ!!

INTERVIEW WITH PER NILSSON

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Q1: Hi, Per! We, Japanese fans, are so happy to hear you’ll come to Japan with Meshuggah at Loud Park 17′!! Actually, you are one of the most popular guitar hero in Japan, and we have really waited for your coming! How do you feel now?

【PER】: I am absolutely thrilled about coming to Japan for the first time ever! I’ve heard a lot of great things about Loud Park, and about Japan in general and I can’t wait to experience it all. We’ve been trying to come to Japan with Scar Symmetry but so far it hasn’t worked out for different reasons, but I’m very excited of course to come with Meshuggah!

Q1: あなたが MESHUGGAH の一員として Loud Park 17′ に参加すると知りとても嬉しいです!実際、あなたは日本のギターファンが待ちわびていたヒーローの1人ですからね。

【PER】: 遂に、初めて日本に行けるんだ!とても興奮しているよ!Loud Park、そして日本の素晴らしさはずっと聞いてきたからね。待ちきれないよ。
SCAR SYMMETRY でも日本に行こうと努力して来たんだけど、今のところ様々な理由で実現していないんだ。ただ勿論 MESHUGGAH で行けるんだからとてもエキサイトしているよ!

Q2: Could you tell us how you joined Meshuggah? Fredrik seems to go to hiatus. When will he come back to the band?

【PER】: Tomas asked me six months ago if I would be interested to fill in for Fredrik for a while, it was as simple as that. No auditions or anything. Fredrik is on leave of absence to build his own music studio and work on his solo career, and to be honest I don’t know when he will come back, but I will most likely stay onboard for the duration of his hiatus. They’re already making some touring plans for 2018 that I’ve been asked to be a part of, and I’m happy to help the guys out. Meshuggah is one of my all-time favourite bands and Fredrik is one of my favourite metal guitar players so it’s an incredible honor for me to find myself in this position!

Q2: ではその MESHUGGAH 加入に至った経緯を話していただけますか? Fredrik は一時的な離脱の様ですが、復帰はいつごろになるのでしょう?

【PER】: 半年前に、Tomas (Haake) がしばらく Fredrik の代役を務める気はないか尋ねてきたんだ。シンプルにそれだけなんだよ。オーディションのようなものもなかったね。
Fredrik が “休暇” を取ったのは、彼自身のスタジオを建ててソロキャリアを追求するためなんだ。そして、彼がいつ復帰するのか本当に僕は知らないんだよ。ただ、彼が不在の間はバンドに居る可能性が高いと思う。彼らはすでに2018年のツアー計画を立てていて、僕に帯同して欲しいと言っているんだ。彼らを手助け出来て嬉しいね。
MESHUGGAH は僕のオールタイムフェイバリットの一つだし、Fredrik はフェイバリットメタルギタリストの一人。だから僕がそのポジションに居るなんて、信じられないくらい光栄なことなんだ!

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Q3: You seems to use your new strandberg 8 strings signature in the Meshuggah show. Until 2013, you were endorsed by Ibanez guitars. But now, you become a kind of the symbol of strandberg. How do you like the guitar?

【PER】: I absolutely, absolutely love all my Strandbergs, the new eight string prototype especially. It’s a multi-scale guitar with 24 True Temperament frets, Lundgren pickups, a beautiful blue and black swirl finish and a custom version of Strandberg’s own ‘Endurneck’ neck profile that is super smooth and so nice to play.

Q3: MESHUGGAH のショウでは新しいストランドバーグの8弦シグニチャーモデルを使用していますよね?

【PER】: 僕はね、本当に、本当に、僕の全てのストランドバーグギターを愛しているんだ。中でも特にこの新しい8弦プロトタイプをね。
マルチスケール(ファンフレット)の24トゥルーテンぺラメントフレット。ピックアップはラングレンで、青と黒の美しいマーブル塗装なんだよ。Strandberg の特徴である “Endurneck” はカスタムバージョンで、これが実にスムースで弾き心地が良いんだよ。

Q4: So, what’s Meshuggah to you? Have they influenced your music, rhythm approach, and guitar playing?

【PER】: Meshuggah is one of those few bands that have a unique, archetypal style and their importance to the evolution of metal music is immense. I started listening a lot to them in my late teens and much of what they did on their early albums, ‘None’ and ‘Destroy Erase Improve’ was very important and influential to my own musical evolution. Fredrik and I also both hold Allan Holdsworth as our number one favourite guitar player and we are both very much influenced by his work.

Q4: 先程、MESHUGGAH はフェイバリットバンドの一つだと仰いましたが、具体的にどのような影響を受けたのでしょう?

【PER】: MESHUGGAH はユニークかつ原型的なスタイルを誇る数少ないバンドの一つだよ。メタルの進化に果たした役割も多大なものがあるね。
僕は MESHUGGAH を10代後半から熱心に聴き始めたんだけど、その多くは初期の作品だったんだ。”None”, “Destroy Erase Improve” はとても重要で、僕自身の音楽的進化に影響をあたえたんだよ。
それに、Fredrik と僕は共に Allan Holdsworth がフェイバリットギタープレイヤーで、二人共彼の作品から実に大きな影響を受けているんだ。

Q5: Anyway, definitely you are one of the busiest person in the Metal/Prog scene. What made you join Nocturnal Rites’s resurrection? In fact, lot’s of fans seemed Nocturnal Rites was over. So, their comeback with you is very nice surprise for us! The first track “Before We Waste Away” is amazing! “Phoenix” seems to be masterpiece, right?

【PER】: I’ve been friends with the Nocturnal guys for many years and they are one of my favourite melodic metal bands, so when they asked me to play leads on their new album I said yes immediately! They’ve put together an amazing album and in my opinion it is their best one yet, the songwriting is just incredible and Jonny sings better than ever. Also I’m a big of fan of Nils Norberg’s ultra melodic playing, I’ve really enjoyed playing in that style myself on this album.

Q5: 間違いなくあなたはメタル/プログシーンで最も多忙な人物の1人ですね。NOCTURNAL RITES 10年ぶりの復活にも名を連ねています。

【PER】: 彼らとは何年も前からの友人だったんだ。何より大好きなメロディックメタルバンドだったからね。だから新作でリードギターを弾いて欲しいと頼まれたら、即座にOKしていたよ!
彼らは素晴らしいアルバムを作り上げたね。僕の考えでは、これまでの作品でベストだよ。ソングライティングは驚異的だし、Jonny の歌唱もさらに良くなっているね。加えて僕は、Nils Norberg のメロディックなギターの大ファンなんだ。このアルバムでは、僕自身もそういったスタイルでのプレイを満喫したね。

Q6: Adding that, you’ll release Kaipa’s new record “Children of the Sounds”. Kaipa is kind of super band, because Morgan, Jonas, and you are the virtuosos in the scene. When you joined Kaipa as the successor of Roine, I was so surprised, haha. How was the recording process? What kind of record will it be?

【PER】: Yeah I think a lot of people was surprised when I joined, as back then people only knew me as a death metal guitar player. The recording process was the same as usual, we all recorded our parts in our own studios and sent audio files back and forth online, which is actually a very exciting way of working to me, and everyone can really take their time recording their parts to make sure the songs all turn out perfect. Stylistically, the record isn’t much different from previous Kaipa albums but I think that Hans Lundin’s compositional work is more focused than ever before, the album is just full of beautiful melodies and intricate arrangements.

Q6: さらに9月には KAIPA の新作 “Children of the Sounds” もリリースされますね!あなたが KAIPA に加入した時は驚きましたよ。

【PER】: うん、僕が KAIPA に加入した時はたくさんの人が驚いたと思うよ。当時はデスメタルのギタリストという認識だっただろうからね。
今回のレコーディングプロセスもいつもと同じやり方だったよ。全員が各自のスタジオで自分のパートを録音し、オーディオファイルでやり取りしたんだ。実際、この方法は僕にとって実にエキサイティングなんだよ。みんなが自身のパートのみに時間を費やせるし、楽曲をより完璧に仕上げることが出来るね。
スタイル的に、このレコードは以前の KAIPA 作品とあまり違いはないんだけど、Hans Lundin のコンポジションはよりフォーカスされていて、それにより美しいメロディーと複雑なアレンジメントに満ちた作品に仕上がったよ。

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Q7: Meshuggah, Nocturnal Rites, Kaipa are very different styles of music. Is it natural for you to play such a wide range of bands in a parallel way?

【PER】: I grew up listening to all sorts of music, and early on I played different styles. I got into metal around the same time as I started playing guitar, at 10, but I often joined my dad’s band at their rehearsals playing 50s and 60s covers, and the first couple of bands I had with friends covered songs by Beatles, U2, The Doors and so on since I was the only one really interested in metal at that time. I started taking guitar lessons as soon as I had started playing and the teachers I had all subjected me to a lot of jazz and fusion, and to music theory, all the while I was figuring out how to play metal on my own using only my ears, so I really did get a pretty wide musical knowledge base early on.

Q7: MESHUGGAH, NOCTURNAL RITES, KAIPA。異なる音楽的スタイルで並行して活動を続けるのも、あなたにととっては自然なことなのですね?

【PER】: 僕は全てのジャンルの音楽を聴いて育ったんだ。 そして早い段階から異なるスタイルでプレイしていたね。
ギターを始めた10歳の頃はメタルにのめり込んでいたんだけど、同時にしばしば父のバンドに加わって、彼らのリハーサルで50’sや60’s のカバーをプレイしていたんだ。それに友人と最初に作ったいくつかのバンドでは、THE BEATLES, U2, THE DOORS なんかをカバーしていたんだよ。僕しかメタルに興味がなかったからなんだけど。
僕はギターを始めるやいなや、レッスンも受け始めたんだけど、先生が僕とジャズ/フュージョン、音楽理論を繋げてくれたんだ。そうして自分の耳だけを使って自分のメタルを演奏する方法を考え出していったんだね。だからこそ、早くから幅広い音楽の知識を得ることが出来たんだ。

Q8: So, what is the situation of your home ground, Scar Symmetry? “The Singularity (Phase I – Neohumanity)” was the first album of the Singularity trilogy, and the first Scar Symmetry album to be composed, produced, mixed and mastered entirely by you. It seems you are recording the “Phase Ⅱ”, right?

【PER】: Yes, I’m pretty far along with the work on Phase II. It has taken a lot of time to record this album because after Phase I, I launched my own studio business and started doing production work for other bands and artists and that has taken up a lot of my time and energy. My main goal now is to finish up Phase II so that I can start working on the final part of the Singularity trilogy.
Phase I is the most progressive and melodic album we’ve ever done with Scar Symmetry, but Phase II goes off in a very different direction – it’s by far the heaviest, darkest and most brutal set of songs we’ve ever recorded. It still has got plenty of melodies, keyboards and solos, but generally speaking it is a very different album from Phase I. Then again, Phase III will be very different from both Phase I and II…

Q8: あなたのホームグラウンド、SCAR SYMMETRY の状況はいかがですか?前作 “The Singularity (Phase I – Neohumanity” は “Singularity” トリロジーの1作目で、現在は “Phase Ⅱ” のレコーディングを行っているところだと思いますが?

【PER】: その通りだよ。 “Phase Ⅱ” の作業はかなり進展して来ているよ。この作品が遅れているのには理由があってね。”Phase Ⅰ”の後、僕は自分のスタジオビジネスを立ち上げて、他のバンドやアーティストのプロダクションを始めたから、そこに膨大な時間とエナジーを費やしたんだ。今の目標は、”Phase Ⅱ” を完成させて、”Singularity” トリロジーの最終章に取り掛かることなんだよ。
“Phase Ⅰ”は SCAR SYMMETRY にとって最もプログレッシブかつメロディックな作品だったね。だけど “Phase Ⅱ” ではかなり異なる方向に進むんだ。今のところ、僕たちにとって最もヘヴィーで、ダークで、ブルータルな楽曲が揃っているよ。とはいえ、メロディー、キーボード、リードプレイも十二分に備えているんだけどね。ただ、客観的には “Phase Ⅰ” とは大きく異なる作品だと言えるだろう。さらに “Phase Ⅲ” は、”Phase Ⅰ”、”Phase Ⅱ” ともまた全然違う作品となるはずだよ…

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Q9: You have participated in a lot of works as guest player. Is there any album that is particularly remembered?

【PER】: I love David Maxim Micic’s ‘Bilo 3.0’ album, that guy is a musical genius, and I really like how my solo for his song ‘Wrinkle Maze’ came out, I’m super proud of that one.

Q9: 最後に、あなたは様々なバンド、アーティストの作品にゲスト参加して来ましたが、中でも印象に残っているものを教えてください。

【PER】: David Maxim Micic の “Bilo 3.0” が大好きなんだ。彼は音楽の天才だね。それに、彼の楽曲 “Wrinkle Maze” の中で僕のソロが現れる場面が気に入っているんだ。これに関しては、最高に誇りに思っているよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED PER’S LIFE

THE BEATLES “SGT. PEPPER’S LONLEY HEARTS CLUB BAND”

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YNGWIE J. MALMSTEEN “RISING FORCE”

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METALLICA “RIDE THE LIGHTNING”

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STEVE VAI “PASSION AND WARFARE”

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ALLAN HOLDSWORTH “SECRETS”

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MESSAGE FOR JAPAN

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It took me a long, long time, but FINALLY I will get to see so many of you at Loud Park! I hope I will get to come back again soon with Scar Symmetry as that is something that is way overdue. We know we have a lot of Japanese fans and I would love to come meet you all. Cheers and much love from Sweden!

本当に長く、長くかかってしまったけど、遂に Loud Park で君たちと会えるよ!
そして、遅れてしまっている SCAR SYMMETRY でもすぐ日本に戻れたらと思っているんだ。 日本にたくさんのファンがいることは知っているし、みんなに会いに行きたいと願っているんだ。スウェーデンからいっぱいの愛を込めて。

PER NILSSON

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LOUD PARK 17′ の詳細はこちら。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MUTOID MAN : WAR MOANS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH STEPHEN BRODSKY OF MUTOID MAN !!

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Converge / Cave In Super Group, Mind-Blowing Behemoth, Mutoid Man Literary Melt Your Mind With Their Newest Record “War Moans” !!

DISC REVIEW “WAR MOANS”

CONVERGE, CAVE IN, ALL PIGS MUST DIE のメンバーが集結した突然変異のスーパーグループ MUTOID MAN が奔放かつ不遜、バッダースな新作 “War Moans” をリリースしました!!キャッチーなロックン・ロールのイメージを獰猛なメタルのアグレッションに投影した、チャーミングかつタイトなレコードはシーンの大いなる期待に応えて余りある一撃となりました。
シリアスで暗色調なアティテュードが枢軸となるコンテンポラリーなメタルシーン。狂気やユーモア、風刺を宿す MUTOID MAN のシアトリカルで本来のメタルらしいコンセプトは、実際異端で新鮮なカウンターとして際立っています。
インタビューにもあるように、”War Moans” は “セクシャリティ”、性行為や性的欲求にフォーカスした作品です。アートワークやタイトルが示すように、性的指向、欲求が日増しに暴走する現代社会を、戦争という極限状態へと投影しある意味戯画化することで、現代の異様さ “倒錯性” “変態性” を浮き彫りにしているのかも知れませんね。実際、バンドは “War Moans” を “Perverted” 変態的なレコードだと断言しています。そしてその柔軟なユーモアはポップセンスに、辛辣な毒気はアグレッションに姿を変えて作品の音楽性に反映されているのです。
文字通りリスナーの心を溶かすアルバムオープナー、”Melt Your Mind” はそういった彼らの意図を十二分に汲み取った楽曲です。キャッチーでスピーディー、ハイパーアクティブなバンドの新たなアンセムは、Brodsky のフックに満ちたギタープレイ、ファジーでラウドな Nick のベース捌き、そして Ben Koller の数学的かつダイナミックなドラミングに牽引されて、空襲にも似た爆発的なエナジーを発します。
加えて、あの VAN HALEN をも想起させるボーカルハーモニー “hoo-ooo” の火力も絶大で、物憂げなメロディーとの相乗効果は無上の中毒性をリスナーへと植え付けて行くのです。
続く”Bone Chain” ではさらにアンニュイなメロディーが中毒性を増し、MOTORHEAD meets QUEENS OF THE STONE AGE とでも形容可能、ドラッグのように危険でオルタナティブなキャッチーネスを創造していますね。
インタビューにもあるように、パンクやハードコアは勿論ですが、特に初期のメタルスピリット、80年代という時代を意識しリスペクトして制作されたアルバムで “Irons in the Fire” からタイトルトラック “War Moans” への流れはまさに作品を象徴しています。
MEGADETH の “Countdown to Extinction” をイメージさせる大仰なイントロ、スラッシュの衝動、テクニカルなシュレッド、インテレクチュアルなリズムワーク、シンガロングを誘うキャッチーなコーラス。”Irons in the Fire” は、かつてメタルが備えていた祝祭的な高揚感を胸いっぱいに浴びつつ、マスマティカルでスペーシーに味付けしたモダンな感覚と共に現代へと叩きつけているのです。
さらに SLAYER の “War Ensemble” に対する極上のオマージュにも思える “War Moans” では、あの時代を象徴するシュレッダー Marty Friedman が、トレードマークのコード感抜群で変拍子を切り裂くリードプレイでバンドの主張を代弁しています。
こういった凶悪な楽曲においても、Brodsky はスクリームや吐き捨てを駆使してあくまでメロディーを追い、勿論あの素晴らしき CAVE IN で確立したスタイルから遠く遊離する訳もありませんが、グロウルは使用していませんね。彼のそのトレードマーク自体も、グロウルが飽和気味な界隈に対する強いアンチテーゼ、風刺となっているように感じました。
とは言え、アルバムは決してオプティミスティックな押しの一辺倒ではありません。ブルージーでスロウ、スラッジーにバンドのシリアスな一面を見せつける “Kiss of Death” はアルバムの裏ハイライトとして作品に妙なる濃淡をもたらし、何よりこのマスターピースを締めくくる衝撃のパワーバラード、ダークな歌姫 Chelsea Wolfe を起用した “Bandages” では、慈愛と憂鬱の相反するエモーションを深々とサウンドに込め、バンドのジャンルスパニングでフレキシブルな才能を絶佳なるコントラストとして見事レコードに落とし込んでいるのです。
作品のプロデューサーでもある CONVERGE の Kurt Ballou が、カオティックに暴走する “Micro Aggression” ではなく、意外にもこの2曲にゲスト参加を果たしていることを付け加えておきましょう。
今回弊誌では、ex-CONVERGE で CAVE IN のマスターマインド Stephen Brodsky にインタビューを行うことが出来ました。マーティーさんによれば、「新しいアルバムはエグい! クッソかっこいい! メタルかロックかパンクか分からないけど、とにかく生々しいヘヴィ・ミュージック! コイツらはホンモノだ、保証付き!!」 だそうですよ。どうぞ!!

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MUTOID MAN “WAR MOANS” : 10/10

INTERVIEW WITH STEPHEN BRODSKY

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Q1: Lot’s of fans, journalists mentioned “War Moans” for one of the most anticipated releases of 2017. So did I. And definitely, you live up to our expectations! How do you feel now?

【STEPHEN】: Feels groovy! “War Moans” is meant to connect with people, not some sniveling pit of noise made for a niche cult following. To see it out there having a sweet little life of its own is pretty damn cool.

Q1: 多くのファン、ジャーナリストが “War Moans” を2017年期待の一枚に挙げていました。間違いなくその期待に応えましたね!

【STEPHEN】: グルーヴィーだよ!”War Moans” は、人々とつながることを意図したものであり、ニッチなカルトフォロワーのために作られた哀れなノイズの一部ではないからね。
アルバムがリリースされて、作品が素敵な評価を得ているのは最高にクールだよ。

Q2: I heard you only had nine days to make your previous release “Bleeder”. How about the writing, recording process of “War Moans”? I can’t believe you made another masterpiece in such a short creation time, haha.

【STEPHEN】: Yeah “Bleeder” was a lot of work crammed into a relatively small window. We gave ourselves more time to write and record “War Moans” and I think it really shows.

Q2: 前作 “Bleeder” は僅か9日間で作られたと伺いました。今回の作品もそのような短期間のクリエイティブタイムで制作されたのでしょうか?

【STEPHEN】: そうだね。前作 “Bleeder” はたくさんの作業を、比較的短い期間に詰め込んで行ったんだよ。
今回の “War Moans” ではより多くの時間を作曲とレコーディングにかけたんだ。アルバムを聴けばその違いが伝わると思うな。

Q3: Kurt Ballou produced “War Moans”, also played guitar on two songs. It means Mutoid Man has three Converge-associated members. So, please tell me the similitude and differences between the two.

【STEPHEN】: Anyone with an interest in the world of metal hardcore punk has prolly smashed their head into a wall at least a few times listening to “Jane Doe”. Mutoid Man is like Converge’s underage younger brother sneaking into a strip club and praying to see some wild 70’s bush in the flesh.

Q3: Kart Ballou が “War Moans” のプロデュースを行い、2曲でギターもプレイしています。つまり、”War Moans” には CONVERGE の関係者3名が関わったことになる訳です。

【STEPHEN】: メタル、ハードコア、パンクの世界に興味のある人間ならおそらくは誰しも、CONVERGE の “Jane Doe” を聴きながら壁に少なくとも何度かは頭を打ちつけたことがあるはずさ。
MUTOID MAN はね、ストリップクラブに忍び込んで、ワイルドでゴージャスな70年代女子のアソコのモジャモジャを生で見たいと祈っている、CONVERGE の未成年の弟みたいな感じなんだよ。

Q4: The Artwork sent us kind of shock waves. And maybe, it reflects on the theme of “War Moans”. OK, you said “War Moans” was “perverted record”. What does it mean?

【STEPHEN】: The world is becoming a more and more sexually heightened place. “War Moans” explores what it’s like to feel as if this excess is at war with our lives.

Q4: 多少不適切な表現がありましたが、アルバムを反映するアートワークもなかなかショッキングですよね?”War Moans” は “倒錯的” “変態的” なレコードだとも言えますか?

【STEPHEN】: 世界はどんどんセクシャリティが増した場所になりつつあるんだ。
“War Moans” では、その日常生活で超過した性欲が、もし戦時中ならどのように感じるかを探求しているのさ。

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Q5: “War Moans” is kind of musical melting pot. Punk, hardcore, sludge, metal, and thrash are all in there. I feel the diversity make us feel “modern”. But also, especially thrash and 80’s aspects are emphasized much more, I think. And it makes the record so “fun” “pop” and “catchy”. Do you agree that?

【STEPHEN】: Sure! The spirit of early metal is very mindful of its audience because musicians back then had to actually go out and perform their music live in order to be heard. I’m a 70’s child so this concept comes naturally to me, and it’s also something we embrace in Mutoid Man.

Q5: パンク、ハードコア、スラッジ、メタル、そしてスラッシュ。さながら音楽のメルティングポットのような多様性に満ちた “War Moans” は確かにモダンです。ただ、同時にスラッシュメタル、80年代が殊更強調されているように感じます。まさにそれこそが作品をアクセシブルでキャッチーたらしめているのではないですか?

【STEPHEN】: まさに!初期のメタルのスピリットは、とてもオーディエンスに注意を払ったものだったんだよ。というのも、当時は基本的に、音楽を聴いてもらうためには、実際出かけて行ってライブでプレイしなければならなかったからね。
僕は79年生まれだから、80年代というコンセプトは実に自然と浮かんで来るんだよ。そして同時に、それこそが MUTOID MAN が奉ずるものなのかもしれないね。

Q6: Marty Friedman gave us “War Moans” recommendation message in Japanese. We think he is kind of half-Japanese, haha. Anyway, he is a symbol of Thrash & Hair metal shredder. Does that relate to his coming into this record?

【STEPHEN】: I’ve been spastically thrashing to “Rust In Peace” at various times in my life since I was 13 years old. Having Marty onboard is a major achievement for us in so many ways. At this point he’s a honorary mutant member of the band and we hope to do more together down the line.

Q6: スラッシュ、80’s メタルのシンボル、Marty Friedman の参加もその初期のメタル精神と関係がありそうですね?

【STEPHEN】: 僕は13歳から、人生の様々な場面で “Rust In Peace” を聴きながらスラッシュし、痺れて来たんだ。マーティーさんの参加は、僕たちにとって多くの点で素晴らしい成果だと言えるね。
現時点で彼はバンドの名誉ミュータントメンバーで、いつかもっと一緒にプレイ出来たらと思っているんだ。

Q7: “Bandages” is my favorite “Ballad” in a decade. Chelsea Wolfe seems to be best choice for the song. But I couldn’t image you opened us such a new ground. You know, actually, I remind “Without You” of Motley Crue, haha. You have no boundaries in the writing, right?

【STEPHEN】: Every noteworthy metal record needs a good power ballad and I think we came through with “Bandages”. Also “Dr. Feelgood” is easily my favorite Crüe album and will forever remind me of the girls girls girls I was too shy and awkward to talk to in middle school.

Q7: Chelsea Wolfe を起用した “Bandages” は素晴らしい “バラード”ですね!MOTLEY CRUE の “Without You” を思い出しましたよ(笑)。バンドに限界など存在しないようですね?

【STEPHEN】: 全ての注目すべきメタルレコードには良いパワーバラードが不可欠だよ。そして僕たちは “Bandages” でそれを成し遂げたと思う。実際、”Dr. Feelgood” は単純に MOTLEY CRUE で一番好きなアルバムだし、聴けば必ずシャイで臆病すぎて “Girls Girls Girls” に話しかけられなかった中学時代を思い出すんだよ。

Q8: I’m really tired of “growl”. Off course, it was very special and effective in 80’s~90’s. But it is common and saturated these days. “Ok, we are heavy metal band. We must use growl”, like this, haha. So, Mutoid Man seems to be flesh and it’s counter. Stephen’s scream is so emotional and more heavy than ordinary metal, hardcore bands. Is it intentionally?

【STEPHEN】: It’s fun as hell to scream bloody gore! I got too many melodies in my head to do it all the time, which might be a good problem to have.

Q8: グロウルが溢れるシーンにおいて Stephen のエモーショナルなスクリームは新鮮で、ある意味既存のグロウルよりヘヴィーに聴こえます。

【STEPHEN】: スクリームは楽しいよ!まさに “Scream Bloody Gore” だね!僕はいつもあまりに多くのメロディーが頭の中で流れているんだけど、全てを再現することは出来ないからね。まあ良い問題かも知れないけどね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED STEPHEN’S LIFE

METALLICA “RIDE THE LIGHTNING”

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CONVERGE “HALO IN A HAYSTACK”

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QUICKSAND “SLIP”

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FAILURE “MAGNIFIED”

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THE MAHAVISHNU ORCHESTRA “BIRDS OF FIRE”

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MESSAGE FOR JAPAN

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To all lovely mutants of Japan – Mutoid Man is excited to hopefully someday grace your magical land and get weird with you!

日本のラブリーなミュータントのみんな!MUTOID MAN はいつか、君たちのマジカルな国を訪れてハイになりたいと思うよ!

STEPHEN BRODSKY

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ELDER : REFLECTIONS OF A FLOATING WORLD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NICK DISALVO OF ELDER !!

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Massachusetts Based Artistic Heavy Rock Act, Elder Take You An Adventure That Won’t Be Soon Forgotten With Their Progressive & Eclectic New Record “Reflections Of A Floating World” !!

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DISC REVIEW “REFLECTIONS OF A FLOATING WORLD”

マサチューセッツからストーナー/ドゥームの翼を広げるアートロックバンド ELDER が、革命的な新作 “Reflections Of A Floating World” をリリースしました!! 音のキャンバスに描かれる芸術的で想像性豊かな色彩は、リスナーを遥かなるサウンドスケープの旅路へと誘うことでしょう。
ファジーでスロウ。シンプルなストーナーアクトとしてスタートした ELDER は、プログ/ヘヴィーサイケの方角へと舵を切り、今や最もクリエイティブでアーティスティックなヘヴィーロックバンドと称されています。リスナーに豊潤なアドベンチャーやストーリーを喚起するあまりにシネマティックな作品と、ジャンルを縦横無尽に横断する精神性はその確かな証拠となっていますね。
中でも前作 “Lore” は、リフ、メロディー、コンポジションに最上級のデザインと創造性が施され、プログレッシブドゥームの傑作として各所で高い評価を得た作品でした。しかし、バンドは “Reflections Of A Floating World” で自身の最高到達点を易々と更新して見せたのです。
アルバムオープナー、”Sanctuary” の威風堂堂としたリフクラフトはまさに ELDER の真骨頂。揺るぎなきそのファジーな響きはバンドのルーツを主張し、リスナーを “浮世” という聖域へ導く道標と化していますね。
楽曲の中間部では、バンドのフロントマン、ボーカル/ギター Nick DiSalvo が演奏家としての実力を存分に見せつけます。エモーションとテクニック、そしてエピカルな旋律を意のままに操り融和させたロングリードは、仙境なるアルペジオや起伏の激しい山々の如きリズムアプローチをアクセントとして極上のアドベンチャーを紡いで行きます。
実際、これほどまでギターサウンドが的確に、存分に、華麗に設計、レイヤーされたレコードは簡単には見当たりません。それはすなわち、4人目のメンバーとなったセカンドギタリスト Michael Risberg、ペダルスティールのスペシャリスト Michael Samos を不可欠な存在としてアルバムに招聘する理由となったのです。
“The Falling Veil” では、”Lore” から一層上のステージへと移行した Nick のボーカリストとしての魅力も開花します。表現力とレンジが広がり、自信に満ちた彼のサイケデリックな歌唱は Ozzy Osbourne のような中毒性をも携え、決してメジャーとは言えないジャンルのバンドがリーチを拡大するための大きな武器となっていますね。
さらに、”The Falling Veil” はバンドの新たな地平も提示します。PINK FLOYD のムードを存分に浴びてスタートする楽曲は、クラッシックプログ、クラウトロック、インディーなどの影響がシームレスに芽生える、カラフルで多彩な浮世草子と言えるかも知れません。レトロとモダン、ヘヴィネスとアトモスフィア、シンプルとマスマティカルを行き来する楽曲のコントラスト、ダイナミズムはまさに唯一無二。インタビューで語ってくれた通り、「より複雑でプログレッシブ」となったアルバムを象徴する起伏に富んだ楽曲は、「音楽を聴いている時、頭の中にストーリーを描けるようなサウンド」として完成を見たのです。
バンドが誇るコンテンポラリーな多様性はジャンルのみに留まらず、百花斉放なその使用楽器にも及びます。人生を変えたアルバムのトップに ANEKTODEN をリストしていることからも、バンドのプログレッシブロックに対する造詣の深さが伝わりますが、”The Falling Veil” を引き合いに出すまでもなく、メロトロンを彼らほど巧みにヘヴィーロック/メタルへと取り入れた集団は OPETH を除いては存在しないでしょう。
アルバムを聴き進めれば、フェンダーローズが素晴らしき色を添える “Staving Off Truth”、ペダルスティールが主役を務め Miles Daves の遺伝子を宿した “Sonntag”、メロトロンとピアノがヘヴィーなリフストラクチャーと見事な対比を生み出す “Blind” など、Nick が語ってくれたように 「ヘヴィーロックではあまり聴くことの出来ない楽器」でヘヴィーロックを新たな領域に導いていることに気づくはずです。
ジャンルのマスターマインドである MASTODON がキャッチーであることにフォーカスした今、ELDER の切り開く新たなフロンティアはシーンにとって掛け替えのない財産となっているのかも知れませんね。
今回弊誌では Nick DiSalvo にインタビューを行うことが出来ました。日本の “浮世” ともリンクし、マテリアルワールドとスピリチュアルワールドを往来する64分の壮大な叙事詩。6曲全てが10分前後ながら、リッチで瑞々しく、全く冗長さを感じさせない圧倒的な構成力にぜひ酔いしれてみてくださいね。どうぞ!!

ELDER “REFLECTIONS OF A FLOATING WORLD”: 10/10

INTERVIEW WITH NICK DISALVO

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Q1: This is the first interview with you. So, at first, could you tell us about your band? How did Elder come to be?

【NICK】: Elder is the product of three long time friends. Matt, Jack and I met in middle school, in the States around 13 years old. We grew up in a small community where not a lot of people had an interest in rock n’ roll and punk rock, so we quickly found each other and started making music. Throughout the years we played in different bands and when we were around 17/18 years old we founded Elder. That’s basically the short version.

Q1: 本誌初登場です!まずはバンド結成の経緯を聞かせていただけますか?

【NICK】: ELDER は長年の友人3人が生み出した結晶だと言えるね。 Matt, Jack そして僕はアメリカのミドルスクールで13歳の頃に出会ったんだ。僕たちは、ロックやパンクに興味を持つ人の少ない小さなコミュニティーで育ったんだよ。だからお互いをすぐに見つけて音楽を作り始めたのさ。
しばらくは別々のバンドでプレイしていたんだけど、17, 18歳くらいの時に ELDER を立ち上げたんだよ。掻い摘んだけど、基本的にはこんな感じだね。

Q2: What’s the meaning behind your band name “Elder”? It seems you were Conan The Barbarian-themed band at first. Is that right?

【NICK】: The first lyrics I ever wrote certainly dealt with fantasy worlds and Robert E. Howard’s Conan series, and generally speaking I was very interested in these sort of fantastic worlds and epic themes. The word “Elder” for me conveyed a sense of antiquity, the old wise man by the campfire, which I thought was a fitting image for the themes we sung about. I still think the word has a certain beauty.

Q2: ELDER というバンド名にはどういった意味が込められていますか?当初はコナン・ザ・バーバリアンをテーマとしたバンドでしたよね?

【NICK】: 確かに、僕が最初に書いた歌詞はファンタジーの世界と Robert E. Howard のコナンシリーズを題材として扱っていたね。僕は基本的に、そういったファンタジーの世界とエピックなテーマにとても興味を持っているんだよ。
“Elder” “長老” は僕にとって古の感覚、篝火に佇む古の賢人を想起させる言葉で、僕たちの歌うテーマにフィットすると思ったんだよ。今でも、この言葉は確かな美しさを持っていると感じるね。

Q3: OK, so let’s talk about your newest album “Reflections Of A Floating World”. I believe it’s definitely game-changing masterpiece, and lot’s of medias, fans are very well accepted. How do you feel now? Have you excepted such a huge reactions from the beginning?

【NICK】: Luckily for us every album has broken through to fans of different genres, our music reaches more people with each new turn that we take. I have been actually quite surprised at just how well the album has been received across the board, as Lore seemed almost controversial in the world of “stoner rock” and “doom”. Of course we don’t pretend to be just a stoner rock or a doom band. At the same time, I felt that “Reflections” was definitely the most solid and well put-together album we have recorded as of yet and I’m glad that we released it at a time when the expectations were high.

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Q3: では、最新作 “Reflections Of A Floating World” について話しましょう。間違いなくゲームチェンジングなレコードですね。ファンやメディアからも既に非常に高く評価されていますが、これほどまでに大きな反響を予想していましたか?

【NICK】: 幸運なことに、全てのアルバムで僕たちは異なるジャンルのファン層を開拓して来たんだ。新たな扉を開ける度に、僕たちの音楽はより多くの人たちに届けることが出来た訳だよ。
僕は実際、アルバムが軒並み好評を得ていることにとても驚いているんだよ。というのも、”Lore” はストーナー/ドゥームの世界で物議を醸したような気がするからね。勿論、僕たちはただのストーナー/ドゥームバンドであるようには振る舞わないからなんだけど。
同時に、”Reflections Of A Floating World” は間違いなくこれまでで最もソリッドかつ集約されたアルバムだよ。だから、期待が高まる中でこの作品をリリース出来て嬉しいんだ。

Q4: So, what’s the main theme of “Reflections Of A Floating World”? It seems the Island in the artwork is “Floating World”. What kind of the world is it? We call “Floating World” “Ukiyo” in Japanese. And it means kind of “Pleasure-seeking”. Did you know that?

【NICK】: Yes! I was exploring lyrical themes for the new album when I came across the phrase “Floating World”. Actually, I had just purchased a few Japanese art prints in this style and was reading about this time in Japanese culture when I discovered it. Reading further, it intrigued me because I saw a real parallel to the lyrics I had been writing for the album. I feel that we – at least in the Western world, as I can’t really speak for places I haven’t lived – are so obsessed with consumption and excess that we have no other meaning to our lives. People work jobs to afford things they don’t need, to buy big houses and fancy cars and to live a meaningless life and die leaving nothing behind but garbage. These songs are about realizing the mental slavery many of us live in and finding your own path to a fulfilled life.

Q4: “Reflections Of A Floating World” のテーマについて話していただけますか?”Floating World” と言えば、日本には “浮世” という言葉があります。快楽を追求し、浮かれて暮らそうという俗世の気持ちを表すのですが、ご存知でしたか?

【NICK】: 勿論!新作のテーマを探求している時、”Floating World” というフレーズが思い浮かんだんだよ。
実際、ちょうどその頃、僕は日本の浮世絵を購入したばかりでね。それをきっかけに、日本の文化について読んでいて”浮世”の意味を発見したんだ。読み進めるにつれて、僕がアルバムのために書いている歌詞と本当にシンクロしていて興味をそそられたよ。
住んだことのない場所についてはあまり多くは語れないけど、少なくとも僕の住む西洋世界では、人生に意味をもたらさない過剰な消費に執着し過ぎているように感じるね。必要のないものを買うために働いているように思えるよ。大きな家やファンシーな車を買い、意味のない人生を送り、ゴミ以外何も残さず死んでいく。
このアルバムの楽曲は、僕たちの多くが精神的奴隷として生きていることを悟り、人生を充足させるため自分自身の道を見つけることについて書かれているんだよ。

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Q5: The core of your musical style, slow and fuzzy Doom / Stoner element seems to be expand recently. You know, obviously, Elder have gone off more in the direction of prog and heavy psychedelia. What inspired you to head for the direction?

【NICK】: Stoner and doom metal are essentially slowed down blues. There’s really only so much you can do with this sort of style before it gets completely boring, at least to us. At first, the focus of the band was on just being loud, heavy, lots of riffs, but that formula got very repetitive to us and we naturally started changing our sound in a different way to challenge us and our listeners. Part of the inspiration for that was all of the new music we discovered during our years as a band, not simply listening to the same kind of music we play but rather everything else! Those influences filtered through somehow.

Q5: スロウでファジーなストーナー/ドゥーム要素は ELDER のコアだと思いますが、近年ではより拡大し、明らかにプログ/ヘヴィーサイケの影響が強くなっていますよね?

【NICK】: ストーナー/ドゥームメタルの本質は、スロウダウンしたブルースだと言うことだよ。こういったスタイルの音楽をやることが出来るのは、完全に飽きてしまうまでなんだ。少なくとも僕たちはね。
当初、バンドがフォーカスしていたのはただラウド、ヘヴィー、リフの洪水であることだったね。だけど、そういった “規格” は僕たちにとってなんと言うかあまりに “反復的” だったんだ。だから自然とサウンドを異なる方法へ変化させ、自分たちとリスナーにもチャレンジを行うようになったのさ。
そういったチャレンジに対するインスピレーションの一部は、バンドを結成してから発見してきた全ての新しい音楽だね。単純に同じような音楽ばかりを聴くんじゃなくて、僕たちは何でも聴いてみるからね!そういったえいきは各所に現れていると思うよ。

Q6: The sound of “Reflections Of A Floating World” is more rich, much layered than your previous release “Lore”. Elder is not power trio anymore. Also, there are more instruments in there, Fender Rhodes, Mellotron, pedal steel. And that makes the album very special, I feel. Do you agree that? What made you add players and instruments in the album?

【NICK】: In addition to making our songs more complex and progressive, I really wanted to use different textures on this album, especially instruments that aren’t often heard in heavy rock music anymore. We used a Wurlitzer piano as well as the Rhodes, Mellotron, pedal steel and lots of weird pedals that Mike is an expert with. People had high expectations after “Lore”, but with “Reflections” I wanted to really step up every element of the music including bringing in all the new sounds we could; instead of just trying to be “heavy” like in the past, I wanted this album to sound lush, rich, and tonally full.

Q6: 仰る通り、”Reflections Of A Floating World” は多様でリッチな作品に仕上がりましたね。バンドはすでにパワートリオではなく、フェンダーローズ、メロトロン、ペダルスティールなど使用された楽器も多彩です。ある意味、3人だけでは完成しなかったアルバムかも知れませんね?

【NICK】: 楽曲をより複雑でプログレッシブにするために、このアルバムには本当に異なるテクスチャーを導入したかったんだよ。特に楽器に関しては、こういったヘヴィーロックではあまり聴くことの出来ないものを使用したかったんだ。
君が言うように、フェンダーローズ、メロトロン、ペダルスティール、それに Mike お得意の奇妙なペダルの数々に加えて、ウーリッツアーピアノも使用しているんだ。
“Lore” の後でみんなの期待が高まっているのは分かっていたんだけど、”Reflections Of A Floating World” ではできる限り全ての新たなサウンドを詰め込んで、各音楽的な要素を本当にステップアップさせたかったんだよ。ただ過去にやったようなヘヴィーなサウンドを追求する代わりにね。
僕はこのアルバムを瑞々しく、リッチで、音色に満ちたアルバムにしたかったんだ。

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Q7: I really love “Staving off Truth”. It’s sometimes retro, sometimes modern. It’s sometimes atmospheric, sometimes heavy. And it’s sometimes simple, sometimes mathematical. I think that contrasts make the song cinematic. Are you conscious of the balances?

【NICK】: Absolutely, but I think we are getting better at finding the balance that doesn’t sound confusing and disjointed. Some of the older songs try to do this but with less success. In general, I like for the songs to sound like an adventure, like you could picture a story play out in your head while listening to them, and to do that you need all of the highs and lows that go with a good story.

Q7: “Staving off Truth” は典型的ですが、レトロとモダン、アトモスフィアとヘヴィネス、シンプルとマスマティカルのコントラストが素晴らしく、シネマティックとさえ言える楽曲へと仕上がっています。そういったバランス、コントラストは意識しましたか?

【NICK】: 間違いなくね。 僕たちが良くなったのは、混乱してバラバラに聴こえないようなバランスを見つけることが出来たからだと思っているよ。昔の楽曲では、それに挑戦しようとしたんだけどあまり上手く行かなかったね。
基本的に、僕はアドベンチャーのようなサウンドが好きなんだ。つまり、音楽を聴いている時、頭の中にストーリーを描けるようなサウンドだよ。良いストーリーのためには、あらゆるサウンドが必要とされる訳だよ。

Q8: Mastodon, Baroness seem to be more commercial, and make shorter songs recently. It seems to be “trend” of the scene. But, Elder is very different from them. Your songs are almost around ten minutes, and more technical, complex, and artistic. So, what’s your perspective about the “trend”?

【NICK】: I’ve never listened to either of those bands and am not interested in the music they make, so I can’t even say our bands or ethos are similar. I always have respect for bands that change the way they want to, but to change to suit the industry or become more popular is something we would never do (I don’t know that it’s the case for Mastodon or Baroness, just speaking in general terms). Our music comes from the heart and we don’t give a shit about trends. I think that’s why a small, very independent band like Elder has reached so many people, because the music we play comes from a place of authenticity.

Q8: MASTODON, BARONESS といったバンドは近年、よりコマーシャルで短い楽曲へとシフトしているように感じます。ELDER は真逆の方法論を取っていますが、そういったシーンのトレンドについてはどう思いますか?

【NICK】: 僕はそういったバンドを聴いたこともなければ、彼らの作る音楽に興味もないんだ。だからバンドやその特性が似てるかどうかさえ何とも言えないんだよ。常にやりたいようにやっているバンドを僕はリスペクトしているんだけど、僕たちは音楽産業に迎合したり、人気のために音楽性を変化させたりはしないんだ。(それが MASTODON や BARONESS に当てはまるかは分からないよ。あくまで一般論だから。)
ただ、その信念こそが、ELDER のように小さくとてもインディペンデントなバンドでもこんなに多くの人たちにリーチ出来た理由だと思うよ。僕たちのプレイする音楽には信頼性があるんだよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED NICK’S LIFE

ANEKDOTEN “GRAVITY”

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DUNGEN “TA DET LUNGET”

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CAN “TAGO MAGO”

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ELECTRIC WIZARD “COME MY FANATICS…”

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MOTORPSYCHO “LITTLE LUCID MOMENTS”

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MESSAGE FOR JAPAN

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Thank you for reading and we hope to come play for you one day soon!

読んでくれてありがとう。いつか日本でプレイ出来たらいいな。

NICK DISALVO

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【IGORRR : SAVAGE SINUSOID】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH GAUTIER SERRE A.K.A. Igorrr !!

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Mastermind Of Modern Metal Revolution, Igorrr Sets A New Standard Across Styles Of Music, With His New Masterpiece “Savage Sinusoid” !!

DISC REVIEW “SAVAGE SINUSOID”

多様性をランドマークとするモダンメタルシーンの最前線に立ち続ける、フランスの鬼才 Igorrr が待望の最新作 “Savage Sinusoid” をリリースします!!メガレーベル Metal Blade Records と契約を果たし、自身の最高峰を更新する傑作を完成させた Igorrr の世界制覇は目前です。
Igorrr とは誇り高きフランスのコンポーザー/マルチプレイヤー Gautier Serre のソロプロジェクト。ブレイクコア、グリッチホップ、トリップホップ、バロック、クラシカル、ワールドミュージック、サイバーグラインド、デスメタル、ブラックメタルなど百花斉放、極彩色のインスピレーションを濃縮し、時代もジャンルも超越したそのサウンドスケープは即ち規格外のモンスターだと言えるかもしれませんね。そして、インタビューにもあるように Gautier は、その至高の怪物を各ジャンルのスペシャリストを招集することで制御し、自らの意のままに操っているのです。”Savage Sinusoid” のアートワークに描かれた結合のスフィアは、まさにそのシンボルだった訳ですね。
アルバムオープナー、”Viande” は Igorrr の野蛮な “Savage” サイドを象徴する楽曲です。エクストリームメタルの新たなエイリアン、奇妙な咆哮を宿した2分弱のエレクトロブラッケンドデスメタルは、息を呑むほどに野蛮で斬新。邪悪で過重な質量を纏うギターリフと、鋭利なグリッチサウンドが交差し、リズムの主導権を奪い合う様はまさしく圧巻の一言で、同時に呪詛のごときシアトリカルなスクリームは地球上で最も多様な Igorrr 劇場の開幕を告げています。
Igorrr の多様性、 “Sinusoid” サイドを体現する “ieuD”, “Houmous” の流れがシーンに与えるインパクトは絶大でしょう。ハープシコードとエレクトロビート、バロック音楽とエレクトロニカ。400年の時を超えて邂逅した、17世紀と21世紀を象徴するサウンドとジャンルは、4世紀のギャップなど存在しないかのように “ieuD” で魅惑の融合を果たしています。
中盤、荘厳なる美の結晶、狂気すら入り交じる Laure Le Prunenec のオペラティックな歌唱をコアとして、ブラストビートとブレイクビーツが入り乱れる魔展開は確かにカオティックですが、テクニカルで深層まで注意深くデザインされたそのコントラスト、タペストリーサウンドは、奔放、野性味というよりはコントロールされたカオスといった印象を与えていますね。つまり、彼のエクレクティックなチャレンジは、決して客寄せのサーカスではなく、自身の創造性、シネマティックな絵画を完成させるための絵の具や技法であるとも言えるでしょう。
“Houmous” で Igorrr のサウンドはさらにその世界を広げて行きます。”ieuD” で時空を超えた彼の音楽は軽々と地平をも飛び越えて進化を続けます。バルカン半島へとたどり着いた彼のイマジネーションは、バルカン音楽とエレクトロニカ、そしてブラストビートを結びつけ異形のエモーションを創出します。
音楽も多様なら舞台に上がる楽器の種類も実に多様。アコーディオンにサックス、フルート、そして楽曲の後半にはニンテンドーの実機を使用したチップチューン8bitサウンドまで登場するのですから、インタビューで “No Limits, No Boundaries” と断言するのも頷けますね。何より、今回の作品では全ての楽器が、サンプルではなく実際にプレイされており、その繊細かつオーガニックなサウンドはアルバムのリアリティーを飛躍的に高めていると同時に、作品のディレクションさえ以前よりソリッドにフォーカス成し得ていると感じました。アコースティック楽器とエレクトロニカサウンドのシュールなコントラストはアルバムの特筆すべき場面の一つでしょうね。
ムーブメントとしての djent が終焉を迎えシーンに定着した中で、Igorrr の”Savage” と “Sinusoid” を融合させる時代も空間も超越したユーフォリアは EDM や hip-hop が席巻する現在の音楽シーンだからこそ、新たなトレンドとしてモダンメタルをさらに前進させる可能性を多分に孕んでいます。インタビューでも語ってくれた通り、少なくともこのジャンルは未だに進化を続けているのですから。最後に、CATTLE DECAPITATION の Travis Ryan が3曲で無慈悲なグロウルを披露し、作品の “Savage” をより際立たせていることを付け加えておきましょう。
今回弊誌では、Gautier Serre にインタビューを行うことが出来ました。ほとんど多様性とコントラストについてしか言及しない Marunouchi Muzik Magazine ですから当然この作品こそ2017年上半期の最重要アルバムだと断言いたします。どうぞ!!

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Igorrr “SAVAGE SINUSOID” : 10/10

INTERVIEW WITH GAUTIER SERRE

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Q1: Hi, Gautier! Thanks a lot for accepting our interview again! It’s been a while since last interview. How’s it going these days? Is your chicken doing well recently? haha. The successor of “Chicken Sonata”, “My Chicken’s Symphony” was very impressive, but how did you come up with the idea mixing chicken and music?

【GAUTIER】: Patrick is no longer with us unfortunately, she is now in the chicken heaven with as many seeds as she wants. Actually, she has been living much older than a regular chicken, she definitely was a warrior.
Well, the idea of making music with her came when I saw for the first time a piano toy, you know, the very small pianos. I actually really like also the idea of coming from a random music and try to make something out of it. Patrick was always playing random notes with a random rhythm when I put the seeds on the piano, without musical arrangements, this doesn’t sounds like music, but when you analyse it, you can always find structures, logical music developments etc… and it’s so much fun to find out that without noticing, she sometimes could compose some incredible melodies, I just had to find how to make them visible.

Q1: “Chicken Sonata” の続編、”Chicken Symphony” が公開されましたね?鶏と音楽をミックスする突拍子もないアイデアはまさにあなたの真骨頂です。パトリック(Igorrr の鶏)はお元気ですか?

【GAUTIER】: 残念ながらパトリックはもう僕たちと共にいないんだよ。彼女は今ごろチキンヘブンで好きなだけ餌を平らげているところだろうね。ただ、彼女は普通の鶏よりとても長生きしたんだよ。間違いなく戦士だったね。
パトリックを起用して音楽を作るというアイデアは、とても小さなピアノのオモチャを見た時に初めて思いついたんだ。実際、僕はランダムな音楽から何かを作るというアイデアも気に入っていてね。僕がピアノに餌を置いてやると、パトリックはいつもランダムなリズムでランダムな音をプレイしていたんだ。
確かに、アレンジがなければ音楽とは呼べない代物だよ。だけどアナライズしてみると、そこにはいつもストラクチャーやロジックといった何かを発見出来るんだ。だから、彼女が無意識に、時々信じられないようなメロディーを作曲していることを見つけるのは本当に楽しかったんだ。僕は彼女の作品を形にする方法を見つけなきゃと思ったんだ。

Q2: You seem to ready for conquer the world. You signed with big label Metal Blade, and will release definitely masterpiece “Savage Sinusoid”! How do you feel now?

【GAUTIER】: I feel relieve, I’ve been working for more than 4 years on this album, spending all my time, all my energy and all my money trying to make it as perfect as I could, and that wasn’t an easy task.
It feels great to see that it finally going to be released, and that I’ll finally be able to share those 39min26 of music with everybody.
While I’m answering this interview, the release date is in 6 days, I can’t wait!

Q2: ビッグレーベル Metal Blade と契約、傑作 “Savage Sinusoid” も完成し、世界制覇の準備は整いましたね?今はどういったお気持ちですか?

【GAUTIER】: 安心しているかな。このアルバムには4年以上僕の全ての時間、エナジー、お金を注いで可能な限り完璧に仕上げたんだ。決して簡単な仕事ではなかったよ。だから、遂にリリースされることになって嬉しいよ。遂にみんなにこの39分26秒の音楽を届けることが出来るんだからね。
このインタビューに答えている時点であと6日だね。待ちきれないよ!

Q3: I think “Sinusoid” means more diverse sense of sine wave. And OK, album opener “Viande” shows exactly what “Savage” is. But why did you mix these two term for the album title?

【GAUTIER】: I like the contrast in music, see how a track like « Viande » is different from a track like « Problème d’émotion », see how an harpsichord, which is the most baroque instrument possible fits with death metal blast beats, the contrast is a deep part of my music. With the title « Savage Sinusoid » and such an album cover, you have all the elements to see what’s inside the album. The brutal side of the music « Savage », the experimental/research side of it as well with the « Sinusoid » + of course the baroque and classical elements represented by the barque pattern on the 4 corners of the artwork.

Q3: “Sinusoid” (シヌソイド)とは多様性を伴う正弦波といった意味でしょうか。”Savage”(野蛮な、獰猛な) はアルバムオープナー “Viande” を聴けばその意味が伝わりますね。この2つを繋げてアルバムのタイトルとしたのはなぜですか?

【GAUTIER】: 僕は音楽の中のコントラストが好きなんだ。”Viande” のような楽曲と “Problème d’émotion” のような楽曲の違いを見れば分かるよね?最もバロックな楽器であるハープシコードが、デスメタルのブラストビートにフィットしているのを聴けば分かるよね?そういったコントラストこそが、僕の音楽のディープな部分を占めているのさ。
タイトルの “Savage Sinusoid” とアートワークを見れば、アルバムに含まれる全ての内容、要素が伝わるはずさ。僕の音楽のブルータルサイドである “Savage”。そして同様に実験/探求の一面である “Sinusoid”。加えて、アートワークの四隅に存在するバロックパターンは、勿論バロック音楽とクラッシックの要素を表現しているよ。

Q4: Arms and legs make a sphere in the artwork. What does it mean? Does it reflect on the concept of “Savage Sinusoid”?

【GAUTIER】: There is a lot of guest musicians on this album, as there are many different musical universes, many people were involved to play their own style, like the baroque style played by Laure Le Prunenec with her voice and Katerina Chrobokova playing the harpsichord, the Balkan music played by Pierre Mussi, Adam Stacey for the accordion, and by Yann Le Glaz playing the saxophone, the black metal played by Teloch with the guitar, or the death metal singer Laurent Lunoir and Travis Ryan etc… There are plenty of incredible guests and the cover with the flesh sphere represent that union of all those genres and people, all those people from very different horizons working together.

Q4: そのアートワークの中央に描かれている、腕と足が形作る球体は何を意味しているのでしょう?

【GAUTIER】: アルバムには沢山のゲストミュージシャンが参加しているね。つまり、この作品には様々に異なる音楽世界が存在し、多くの人たちが自身のスタイルでプレイし関わっている訳だよ。
例えば、Laure Le Prunenec の声と Katerina Chrobokova のハープシコードはバロックスタイルだし、Pierre Mussi と Adam Stacey のアコーディオン、Yann Le Glaz のサクスフォンはバルカン音楽をプレイしているね。Teloch はギターでブラックメタルを奏で、さらにはデスメタルシンガーの Laurent Lunoir や Travis Ryan なんかも参加しているんだ。
つまり、数多の驚異的なゲストたちが存在するアルバムで、アートワークの球体は彼ら全てとそのジャンルの結合を表現しているのさ。全員が遥かなる地平から集まり共に作業を行ったんだからね。

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Q5: You reunited with vocalists Laurent Lunoir and Laure Le Prunenec, along with drummer Sylvain Bouvier. And Cattle Decapitation’s Travis Ryan is typically, you also collaborated with more musicians than on any of his previous releases. How have you changed writing and recording process from your previous works?

【GAUTIER】: Well, this record is 100% studio made, there are no sample, so I wanted to find a specialist of every musical genre. Laure Le Prunenec and Laurent Lunoir are 2 people I’m working with for very long time, but the drummer Sylvain Bouvier is for the first time on an Igorrr album, and also touring with us as a drummer.
The other albums where not as « played » as this one, every musical universe has been studied on many aspects and try to reproduced as good as possible, that’s why also this album took so long to make..

Q5: 仰る通り、様々なミュージシャンとコラボレートしたアルバムで、ゲストプレイヤーの数は前作を上回ります。ライティングプロセスはどのように変化しましたか?

【GAUTIER】: 一つ言って置きたいのが、このアルバムは100%全てがスタジオで制作されていて、サンプルは使用していないんだ。だからこそ、僕は全てのジャンルのスペシャリストを必要としたんだよ。Laure Le Prunenec と Laurent Lunoir は僕が本当に長く共に仕事をしている2人の人物だけど、Sylvain Bouvier は Igorrr のアルバムに参加したのは初めてなんだ。彼はツアーにも帯同するんだけどね。
つまり、以前の作品は、このアルバムほど “プレイ” はしていなかった訳だよ。全ての音楽世界は様々な要素から研究され、可能な限りリプロデュースを行ったんだ。だからこそ、この作品は制作にこんなに長い時間を要したんだけどね…。

Q6: Off course, your music is definitely eclectic. “Houmous” is typically, From folk elements to electronica to metal, and this song even proceeds to glitch and 8 bit sounds after a guest appearance from his chicken. OK, I have to say that It’s not just only genre’s melting pot but also cinematic music. So, I believe the diverse aspects are one of the “Tool” to make your inspiration to music. Do you agree that?

【GAUTIER】: « Houmous » is a very various and eclectic track indeed, it has probably been the technically most difficult track to record. That what’s I like in music, there are no barriers, we can do whatever we want, whatever we like. The only barriers are the ones you create to yourself, and Igorrr is and has always been a place to make the music we like, without any limit.

Q6: “Houmous” は典型的ですが、Igorrr は、多様な要素を”道具”として使用し、あくまでもシネマティックな音楽それ自体を目標としている気がします。

【GAUTIER】: 確かに “Houmous” は実に多様でエクレクティックな楽曲だね。おそらく、テクニック的にもアルバムで最も難解な楽曲なんじゃないかな。音楽のそういった部分こそが大好きなんだ。
このアルバムには障壁がないし、望むこと、好きなことが何でもやれたんだよ。唯一障壁があるとすれば、それは君自身が作るものかも知れないね。Igorrr は僕たちが好きな音楽を制限なく作る場所なんだ。

Q7: You’ve been at the forefront of metal meets electronic since 2004. I mean, Without you, there would probably be no Perturbator, Carpenter Brut, or the wave of electronic metal currently growing over the past couple years. So, what’s your perspective about the scene now?

【GAUTIER】: I’m always happy to see new artists crossing genres growing up, that means the music is still evolving, and we need new music, specially in the metal scene.

Q7: あなたは2004年から、メタルとエレクトロニカを融合させる試みの最前線に立ち続けています。あなたが居なければ PERTURBATOR も CARPENTER BRUT も存在しなかったはずです。現在のそういったシーンについてはどう感じていますか?

【GAUTIER】: 僕はいつだって、ジャンルをクロスオーバさせ拡大する、新たなアーティストを発見すると嬉しくなるんだよ。
それはつまり、音楽は未だに進化を続けていて、僕たちは音楽を必要としていることを意味するからね。特にメタルシーンの話だけどね。

Q8: Anyway, this is Japanese Magazine. And chiptune is essential elements in your music. So, could you tell us about your Nintendo game / musical influences?

【GAUTIER】: I’m not a big gamer, but I like the sound of the 8 bits cheap tunes, as you can see on the end of « Houmous ». Those sounds has been made with a real Nintendo, as you can see on the Making Of Savage Sinusoid part1 on YouTube.

Q8: チップチューンもあなたの音楽にとって不可欠な要素の一つです。日本の雑誌なので、あなたのニンテンドーミュージックやゲームの影響をお聞きしたいのですが。

【GAUTIER】: 僕はあまりゲーマーという訳ではないんだけど、8bit チップチューンのサウンドは好きなんだ。”Houmous” の後半を聴けば分かるだろうけどね。こういったサウンドは、ニンテンドーの実機から作られているんだよ。”Savage Sinusoid” のメイキング PT1を見て確認して欲しいな。

Igorrr’s RECENT FIVE FAVORITE ARTISTS

GABI LUNCA

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YAMANDU COSTA

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FREDERIC CHOPIN

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CANNIBAL CORPSE

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RUBY MY DEAR

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Those questions are always hard to answer as it’s not possible to resume a whole musical life to only 5 albums, I’m listening to a very wide range of different styles, but let’s say, recently I’ve been, not into « albums » but more into artists of bands.

MESSAGE FOR JAPAN

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Hope to see you there in Japan one day guys !!

いつか日本でみんなに会えたらいいな!!

GAUTIER SERRE

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【tricot : 3】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH tricot !!

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The Best Girls Trio On Earth, tricot Makes Math-Rock Great Again With Their New Milestone “3” !!

DISC REVIEW “3”

日本のマスロック/ポストロックのランドマークとなった歴史文化都市、京都から世界へと進出し快進撃を続けるガールズトリオ tricot が時代を切り拓く一撃 “3” をリリースしました!!ポップ、パンク、そしてプログまで取り込んだ前人未到の方程式は世界を驚かせるに充分なインパクトを纏っています。
日英米同時リリースとなった最新作 “3” は、インタビューにもあるようにバンドが最も自由を謳歌した「何でもアリ」な作品に仕上がりました。ドラムス komaki♂ 脱退後リリースされた “A N D”, “KABUKU EP” は共に数名のサポートドラマーたちと共に制作されましたが、今作ではライブのサポートも務める吉田雄介氏がほぼ全ての楽曲でプレイ。フレキシブルにトリオの意思に反響するセンシブルなドラムスを得て、バンドはその野性味と知性を最高の形で開花させたと言えるかも知れませんね。
勿論、変幻自在なリズム、マスマティカル(数学的)な変拍子の洪水がシンボルとなり、特に海外では “マスロック” “Math-rock” と称される tricot の音楽ですが、多彩を極めるのはリズムだけではありません。”3″ で確かに実現したカラフルで鮮やかな楽曲群、世界観はしなやかにバンドの成熟、進化を伝えています。
また、tricot のその自由な実験精神は CD のパッケージングにも表層化しています。ブックレットもアートワークもなく、透明のケースにただ “3” と書かれただけのミニマルパッケージ盤(1500円)と同時に、クリエイター・チョーヒカルとのコラボレーションによるアートボックス、999枚限定デラックス盤(4500円)を用意。「今通常盤として世に出されている形が果たして今もみんなにとって通常であるのか」。拡散するリスナーの要望と改革の進まぬ音楽産業の落差に疑念を抱き、一石を投じるバンドのチャレンジは実に潔く、大いに賞賛されるべきでしょう。
アルバムオープナー、園子温監督のオリジナルドラマに使用された “TOKYO VAMPIRE HOTEL” を聴けば、tricot がロックの持つ原衝動とインテリジェンス、そしてポピュラリティーをナチュラルに凝縮させていることに気づくはずです。楽曲の持つインテンシティー、パンキッシュな衝動、コンテンポラリーな展開は AT THE DRIVE-IN をも想起させ、その凄みはポストハードコアの領域へと達していますね。
進化の証である、ファストでアグレッシブな2分30秒が過ぎ去ると、バンドは別の顔を見せ始めます。メロディックでキュートな “WABI-SABI” はバンドの真骨頂であり、”TOKYO VAMPIRE HOTEL” の素晴らしきカウンターとして存在しています。tricot らしいポップなヴァースに色を添える楽器隊のコーラス、ハーモニーは楽曲に極上のアトモスフィアをもたらし、同時に生々しいサウンドプロダクションとリズムアプローチの妙は “マスポップ” のパイオニアであることを高らかに宣言しているのです。
実際、椎名林檎のリリカルなムードを内包する “節約家” にも言えますが、2人のギタープレイヤーが創造するインテンスは峻烈で、その意外性に満ちた休符の配置、スタッカートの切れ味、テンションノートの煌めきは作品のコアとして揺るがぬ存在感を放っています。
ダンサブルな “よそいき”、ジャズの息吹を吸い込んだ “DeDeDe”、ボーカルエフェクトや中国語まで活用した “ポークジンジャー” と実にバラエティーに富み色とりどりの作品において、トリッキーなバンドの魅力は “18, 19″ で最高潮に達します。
インタビューで語ってくれた通り、「やりたいこと詰め込んで全部やってやろう」という意気込みで制作されたチャレンジングな楽曲は、実に複雑怪奇。異なるイントロとコーラスのリズムに加え、突然のストップ&ゴーが多発する変則リズムの氾濫は、tricot のクリエイティビティとテクニックを完膚無きまでに見せつけています。特にアクティブでダイナミックなベースラインは群を抜いていますね。
さらにイントロのリズムを注意深く数えれば、”9・9・10・9″ と進行していることに気づくはずです。つまり、”18, 19” とは楽曲の拍子を表しており、タイトルや歌詞、そしてその淡いメロディーから不安定な青春時代の恋愛を想像するリスナーを見事煙にまいているのです。平然と宿された衝撃の”ダブルミーニング”。tricot の虜となる音楽ファンが後を絶たないのも納得ですね。
アルバムは、シンプルにスタートし徐々にコーラスやセブンスコードが重ねられて行く不思議で魅力的なポップチューン “メロンソーダ” でその幕を閉じます。人生を変えたアルバムを見れば分かる通り、貫かれるポップセンスは3人にとって不可欠で、そしてあまりに当然のものとして常に存在しているのでしょう。
今回弊誌では tricot の3人にインタビューを行うことが出来ました。4月には日本が誇るポストロック/ハードコアの祝祭 “After Hours” でプレイし、さらに8月には UK ポストロック/ハードコアの祭典 ArcTanGent への出演も決定しています。
余談ですが、「世に出回ってる tricot の楽譜はだいたい間違っている」そうなので、こちらも画期的な試み “目コピ動画” を公式ショップから購入してみるのも一興です。どうぞ!!

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tricot “3” : 9.9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FULL OF HELL : TRUMPETING ECSTASY】JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SPENCER & DYLAN OF FULL OF HELL !!

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Maryland / Pennsylvania Quartet, Full OF Hell Has Just Released The Newest Album “Trumpeting Ecstasy”!! Diverse, But More Into Extreme Metal Realms!

DISC REVIEW “TRUMPETING ECSTASY”

メリーランド、ペンシルベニアのカルテット、破壊者 FULL OF HELL がフルアルバムとしては2013年の “Rudiments of Mutilation” 以来となる新作 “Trumpeting Ecstasy” をリリースしました!!日本が誇るノイズゴッド MERZBOW, アヴァンギャルドノイズデュオ THE BODY とのコラボレート、さらには NAILS, PSYWARFARE とのスプリットを血肉としてリリースした作品は、要となる自身のルーツを軸としつつ、同時にエクストリームミュージックの領域を一際押し広げる重要なレコードとなりました。
CODE ORANGE, 日本の ENDON と並んで FULL OF HELL はハードコアとノイズ要素を融合させるアプローチの先端に立つアーティスト。もはやハードコアの大家となった感のある CONVERGE の Kurt Ballou が斬新なその三者全ての新作を手がけることとなったのも偶然ではないでしょう。
実験的な作風にシフトするかとも思われた “Trumpeting Ecstasy” は、意外にもストレートな楽曲が軸となり押し寄せる暗く激しい11曲23分となりました。インタビューにもあるように、サウンド、リフワークなど、確かにバンドはよりメタルの領域に接近したようにも思えますし、楽曲が”密着”していると語るのも頷けます。
しかし、勿論彼らの野心が一所に留まるはずもなく、レコードは同時にパワーバイオレンス、ノイズ、スラッジ、インダストリアルといった多様なアイデアを見事に昇華しコンテンポラリーなブルータリティーを散りばめたハイブリッドなエクストリームミュージックとして仕上がったのです。
“木々も鳥たちも悲しみに満ちている。彼らは歌っているんじゃない。ただ悲鳴をあげているんだ。” ニュージャーマンシネマの巨匠 Werner Herzog の言葉で幕を開けるアルバムオープナー “Deluminate” は文字通り世界の悲惨さ、絶望感の象徴です。不協和音をスクラッチする悪夢のデスメタルライクなリフワークと、疾走する巧みで手数の多い狂気のドラミングは無慈悲にもリスナーに地獄絵図を投下して行きます。”人間は地球の顔に出来た膿だ” と喉が張り裂けるほどシャウトする Dylan の苦痛を伴う憤怒は即ちハードコアのリアルで、聴く者に畏敬の念さえ感じさせますね。
禍々しい何かを引き摺るようにスローダウンする、スラッジーな “Gnawed Flesh” はまさに FULL OF HELL の真骨頂。脱退したベーシスト Brandon Brown のデモニックなガテラルは、Dylan の鋭いスクリームと凶悪なインタープレイを繰り広げバンドの顔となっていましたが、新たに加わった Sam DiGristine もしっかりとその伝統を引き継ぎ、自身のハラワタに宿した魑魅魍魎を地の底でスラッジパートに全てぶつけています。
さらに “Crawling Back to God” には ex-ISIS の Aaron Turner が、”At the Cauldron’s Bottom” には CONVERGE の Nate Newton がそれぞれボーカルでゲスト参加し、様々な声を得た作品は実に多様な色を加えているのです。
GRIMES のレーベルに所属するカナダのアーティスト Nicole Dollanganger の声を得たタイトルトラック “Trumpeting Ecstasy” はバンドが経てきたコラボレートの旅が結実した成果だと言えるでしょう。THE BODY の Lee Buford が生み出すビートと Nicole の天上の歌声は、不穏なノイズを宿した惨忍なバンドの暴虐と溶け合うこともなく、奇妙な二分法のまま冷やかなまでに無機質に進行して行きます。
インタビューで Dylan は、”Trumpeting Ecstacy” というタイトルが「他人の不幸は蜜の味」といった意味を持つと語ってくれましたが、この純美と非業、”喜び”と”悲しみ”の奇妙な共存はそのまま彼の語る人間の心の最も醜く陰湿な場所を映し出しているように感じました。
今回弊誌では、フロントマン Dylan とギタリスト Spencer にインタビューを行うことが出来ました!8月には THE BODY, FRIENDSHIP と回る日本ツアーも決定しています。どうぞ!!

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FULL OF HELL “TRUMPETING ECSTASY” : 9.8/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DRAGONFORCE : REACHING INTO INFINITY】JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FRÉDÉRIC LECLERCQ OF DRAGONFORCE !!

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UK Based Power Metal Speed Star, Dragonforce Reaches Into New Horizon With Their Newest Album “Reaching Into Infinity”!! Still Fast But Mature!

DISC REVIEW “REACHING INTO INFINITY”

英国が誇るパワーメタルスピードスター、DRAGONFORCE が7枚目のフルアルバムとなる “Reaching into Infinity” をリリースしました!!”無限大”の力と可能性を秘めたその魅力的な音時空は、素晴らしきカタルシスを伴って世界に光明と救いをもたらすことでしょう。
DRAGONFORCE は勿論、その計測不能なまでに狂速な bpm と、レトロゲームの影響を消化したチップチューンメタルのコンボで名を上げたバンドです。確かに、時に激しいギターデュエルを交えながら突き進む、その目まぐるしくも華麗で勇壮なスタイルは実にエキサイティング。バンドは暗雲漂うパワーメタルシーンの救世主として着実にその地位を築き上げて来たと言えるでしょう。
しかし、DRAGONFORCE は現在、そのパワーメタルという “檻” からゆっくりと着実にその領域を拡大させつつあります。
実際、ギタリスト Sam Totman という大黒柱がコンポジションの中心に座っていた “The Power Within” 以前のパワーメタル然とした作品と、マルチな才能を持つベーシスト Frédéric Leclercq が大々的に関わるようになり Sam との二頭体制を築いた後の作品には大きな差異が存在するようにも思えます。
二頭体制の幕開けとなった前作 “Maximum Overload” はバンド史上最高に芳醇な音楽性を誇る作品でした。インタビューにもあるように全てを2人で共作したというアルバムは、Frédéric が持ち込んだデス、スラッシュ、プログといった新たで多様な感覚と、奇跡の 235 bpm を実現した “The Game” が象徴するバンドのアイデンティティー “スピード” を共存させた完璧なる傑作だったと言えますね。勿論、Jens Bogren の類希なるセンスがバンドをまだ見ぬ高みへと導いたことも否定は出来ないでしょう。
ただ何より、Frédéric が日本のゲーム “悪魔城ドラキュラ” へのトリビュートとして制作した “Symphony of the Night” の妖艶なる美の調べは、以前のバンドには存在し得ない新たな至宝に違いありません。前世は日本人だったとまで語る Frédéric のメロディーには、コード進行をより意識することで生まれる日本的な “艶” が確かに備わっているのです。
二頭体制を引き継ぎながらも2人が別々に作曲を行い、結果として Frédéric が大半の楽曲を手がけることとなった新作 “Reaching into Infinity” は、”Maximum Overload” でのチャレンジをさらに1歩押し進めた作品に仕上がりました。
期待感を煽る荘厳なイントロダクションに導かれ幕開ける、アルバムオープナー “Ashes of the Dawn” はまさに歌劇”スピードメタル”。オペラティックな Marc Hudson の歌唱は、ファストでシンフォニックな舞台に映え、昇龍の如く天高く舞い上がります。自らのトレードマークをしっかりとアピールしながら、よりシアトリカルで洗練されたメロディーを提示する現在の DRAGONFORCE に死角はありませんね。
トランス的なイントロから HELLOWEEN を想起させるメジャーなコーラスを経てプログレッシブな展開を見せる新鮮な “Judgment Day”、新ドラマー Gee Anzalone の派手やかなお披露目から Frédéric の壮絶なベースソロまでリズム隊の活躍が顕著な “Astral Empire” と疾走するキラーチューンを畳み掛けたバンドは、徐々にその成熟を遂げたドラゴンの巨体を顕にして行きます。
“悪魔城ドラキュラ” トリビュートの続編、ディミニッシュの魔法が冴える “Curse of Darkness”、切なくも壮大なバラード “Silence”、そして ANTHRAX のエナジーを宿したスラッシュチューン “War!” と実に多彩なアルバムの中でもハイライトは11分の大曲 “The Edge of the World” でしょう。
IRON MAIDEN の長尺曲をも想起させる楽曲は、プログレッシブな展開美が白眉で実にエピカルかつドラマティック。ボーカル、ギターソロ、バッキングをよりオーガニックに誂え、しかし時にデスメタルの要素までも散りばめた世界の果ての景観は、静と動のコントラストが鮮やかに浮き彫りとなった新たな光景だったのです。それは様々なジャンルのバンドで経験を積んだフランス人の才能が、バンドのカラーと遂に溶け合った瞬間と言えるのかもしれませんね。
今回弊誌では、作品のキーパーソン Frédéric Leclercq にインタビューを行うことが出来ました!充分にファストですが、以前の良くも悪くもピーキーな DRAGONFORCE とは趣を異にする円熟の一作。同時に、今回も Jens Bogren は素晴らしい仕事を果たしたようですね。どうぞ!!

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DRAGONFORCE “REACHING INTO INFINITY” : 9.7/10

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SITHU AYE SENPAI EXPLAINS IT ALL !! 【SENPAI EP Ⅱ: THE NOTICING】


So fast forward 1 year and 7 months and I have released “Senpai EP II: The Noticing”, the follow up to the first EP. It continues to follow the story of these three girls in the style of a slice of life anime. 

“Senpai EP” から1年7ヵ月ぶりに “Senpai EP Ⅱ: The Noticing” をリリースしたよ!!この作品でも、女の子3人の物語を日常系アニメのスタイルで追っているんだ。

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(There’s a new girl in there – we’ll get to her later! Artwork by me)

RECAP OF “SENPAI EP”

To start with, a little bit of a recap of the first Senpai EP and an introduction to the characters. Senpai EP follows the adventures of 3 girls who love to play progressive metal music and is heavily influenced by slice of life anime, especially K-On!. The main character is Megumi Uehara (上原めぐみ) who is nicknamed Prog-chan (プログちゃん), a 17 year old 2nd year in high school who loves to play the guitar. All Prog-chan wants to do is to have fun and to play music with her friends. Her childhood friend (幼馴染) Hanako Todoroki (轟花子) is also 17 and in her 2nd year of high school and plays bass. She is also her class rep and top student in her year. Finally, we have Mari Matsumoto (松本まり) who is 16 and in her 1st year of high school. She idolises Megumi as her guitar playing Senpai. The first Senpai EP followed the idea of slice of life anime, where it followed a day in the life of the girls. It starts with Megumi being late for school (Oh Shit, I’m Late For School! (やだ、遅刻しちゃう!)), Mari trying to get Megumi-senpai to notice her (Senpai, Please Notice Me! (先輩、私に気付いて下さい!)) and a dream Megumi has while asleep in class where she and her friends are magical girls (魔法少女) trying to battle evil guitar frets (The Power of Love and Friendship! (愛と友情のパワー! )). I hoped to parody anime tropes, yet also convey the feeling you get while listening to anime music with this EP. It also established these three as characters that would appear again in Senpai EP II.

“Senpai EP Ⅱ” の解説を始めるにあたって、まず少しだけ “Senpai EP” のおさらいと、キャラクター紹介をしておこう。
“Senpai EP” はプログメタルをプレイするのが大好きな3人の少女が繰り広げるアドベンチャーで、日常系アニメ、特に “けいおん!” に強く影響を受けていたんだ。
メインキャラクターは上原めぐみ、17歳の高校2年生。プログちゃんと呼ばれているようにギターが大好きな女の子さ。楽しく友達と音楽をプレイしたいと望んでいるんだ。
めぐみの幼馴染み、轟花子も17歳の高校2年生で、ベースをプレイするよ。花子はめぐみと同じクラスで学期委員長。学年でもトップの成績を誇るんだよ。
そして3人目が松本まり。16歳の高校1年生。めぐみのことをギターが上手い先輩としてアイドル視しているんだ。
“Senpai EP” の1作目は、日常系のアニメにアイデアを得て、彼女たちの日常を追ったものだったんだ。EP はめぐみが学校に遅刻しそうな場面から始まるよ (Oh Shit, I’m Late For School! (やだ、遅刻しちゃう!) )。
まりはめぐみ先輩に気づいてもらおうとしていてね (Senpai, Please Notice Me! (先輩、私に気付いて下さい!))。
めぐみが授業中に居眠りしていて見た夢は、彼女と友達が魔法少女となり悪のギターフレットとバトルするものだったんだ (The Power of Love and Friendship! (愛と友情のパワー! ))。
つまり僕は、この作品でアニメのトロープスをパロディーすることで、アニソンを聴いている時の感覚を伝えることが出来ればと思ったんだよ。”Senpai EP Ⅱ” にも登場する3人のキャラクターを確立することも出来たしね。

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(The three girls, from left to right: Mari (まり), Megumi (めぐみ) and Hanako (花子). Artwork by Ulrich)

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