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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KREATOR : GODS OF VIOLENCE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SAMI YLI-SIRNIO OF KREATOR !!

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Flag Of Hate, German Thrash Metal Titan, Kreator Has Just Released One Of The Best Thrash Metal Album All Time, “Gods Of Violence” !!

DISC REVIEW “GODS OF VIOLENCE”

ジャーマンスラッシュの帝王、”憎悪の象徴” KREATOR が結成35周年、14枚目の作品にしてバンドの最高峰を更新したかにも思えるマスターピース “Gods of Violence” をリリースしました!!信念と革新を併せ持った作品は2017年を代表するメタルレコードとなるでしょう。
2016年は Thrash Metal リバイバルの機運が高まった年でした。METALLICA の新作を筆頭に、TESTAMENT, DEATH ANGEL, DESTRUCTION, SODOM などベテラン勢の奮起は頼もしく、同時にジャンルの限界を取り去った新鋭 VEKTOR の “Terminal Redux” がシーンに与えた衝撃も計り知れません。そしてその潮流を決定的なものたらしめるのが “Gods of Violence” かも知れませんね。
2012年の “Phantom Antichrist” 以来5年振りに届けられた KREATOR の新作は、究極にブルータルでアグレッシブ。しかし同時に、彼らが10年にも及ぶ音楽的実験の旅を終え本流へと回帰した2001年の “Violent Revolution” 以来最もメロディックな作品に仕上がりました。
KREATOR の作品は必ずバンドのマスターマインド Mille Petrozza の優れたアイデアから始まります。2015年に起こったパリでのテロは、Mille そしてこの作品の方向性に強く影響を与えました。事件に衝撃を受け、古代から現代まで連なる人類の悪の連鎖、宗教間の対立がもたらす危険な憎悪を改めて認識した Mille は、ギリシャ神話で語られる神々の争いと現代の不毛な宗教戦争をリンクさせ、思考の先で自らの内に生じた憎しみを解放することを決意します。
勇壮な War March に導かれ繰り出されるアルバムオープナー “World War Now” は、まさに Mille の憎しみを叩きつけたスラッシュアンセムだと言えます。リスナーが期待する狂気の KREATOR 像を忠実に再現したファストで強烈な世界大戦のサウンドトラックは、正しくスラッシュが成されながら並行してファンの想像を超えるキャッチーで幻想的なサウンドをも内包しています。インタビューで Sami が語ってくれた通り、ここには過去を引き継ぎながらも進化を遂げたバンドの姿が凛々しく投影されているのです。
“Apocalypticon” という勇ましくも美しい前奏曲が楽曲のドラマ性を飛躍的に高めていることも確かでしょう。今回、イタリアの巨人 FLESHGOD APOCALYPSE がオーケストレーションに協力したというこの種のインタルードの数々は、KREATOR がよりエピカルな領域へと進出する重要な鍵になっていますね。
実際、タイトルトラック “Gods of Violence” のイントロは、アコースティックギター、Sami お得意のシタール、そしてハープまでも使用し、リスナーを古代ギリシャのエピックへ誘うとともに、作品に多様性を持たせることにも成功しています。
“Satan is Real” はアルバムのメロディックな一面を象徴する楽曲だと言えるでしょう。ゴーセンバーグスタイルに接近したシャープでモダンなメインリフはスラッシュとメロデスの親和性を物語り、メロディーを意識し歌うことに強くフォーカスした Mille の絶唱は IRON MAIDEN にも負けないほどにシンガロングを誘います。
確かに KREATOR は以前からゴーセンバークスタイルやトレモロリフを貪欲に効果的に自らのスラッシュメタルへと取り入れて来ましたが、今回はその頻度が格段に上がっており、加えてトラディショナルメタルへの接近も強く感じられます。”Satan is Real” というメタルらしい最高のパンチラインは、今後 KREATOR のライブにおいて絶大な威力を発揮するはずです。
さらにアルバムを通して言えることですが、 KREATOR が抱えるシーンきってのシュレッダー Sami Yli-Sirnio のギター捌きは今回一段と格別で、オリエンタルな雰囲気を醸し出す優れたギターテーマの数々に加え、起承転結を熟知したマエストロが魅せる時にトリッキー、時にメロディアスなソロパートはリードギタリストを志す全てのメタルキッズにとって最高の教科書となるに違いありませんね。
SLAYER にも肉迫するような激烈さを誇るアルバムで、同時にメロディーを多用したのは祈りだと Mille は語ります。アルバムを締めくくる “Death Becomes My Light” はまさに希望の灯火。再びタッグを組んだ Jens Bogren の最も得意とする、METALLICA の “One”、もしくは IRON MAIDEN の “Phantom of the Opera” を想起させる起伏に富んだエモーショナルな一曲は、心の平穏を保つべき宗教が暴力のきっかけとなり、憎悪、悲劇、嫉妬、肉欲の渦巻く地獄のようなこの現実世界で、それでも「恐れないで。君は一人じゃないよ。」とわずかな光を灯しながら作品の幕を閉じるのです。
2017年のスタートは、素晴らしいグルーヴ、メロディー、エモーション、そして”究極のアグレッション”が備わった極上のレコードから始まります。今回弊誌ではバンドで唯一のフィンランド人 Sami にインタビューを行うことが出来ました。彼の別バンド WALTARI や BARREN EARTH にも注目ですね。どうぞ!!

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KREATOR “GODS OF VIOLENCE” : 10/10

【INTERVIEW WITH SAMI YLI-SIRNIO】

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Q1: Hi, Sami! 16 years have passed since you joined in Kreator. And that is to say, kreator haven’t change it’s line-up in 16 years. What made Kreator such a tight band?

【SAMI】: Hi, Sin! Yes, we’ve been together for a while. We hardly noticed it ourselves which is good, I guess. I live in a different country than the others. Perhaps that is one secret.

Q1: Sami、あなたが KREATOR に加入して16年が経ちました。それはすなわち KREATOR のラインナップが16年間不変であることを意味します。非常にタイトなバンドですよね?

【SAMI】: そうだね、僕たちはしばらく一緒にいるよね。自分たちでそれにあまり気づかないのは良いことだと思うんだ。ただ、もし一つ秘密があるとしたら、僕だけ違う国に住んでいることかな。

Q2: Regarding 2001, Kreator returned to roots with “Violent Revolution” after almost a decade of musical experimentation (starting with Renewal). Since then, Kreator have sticked to it’s belief in spite of metal scene goes through many trends. Do you think your joining influenced on the direction of Kreator?

【SAMI】: When I Joined the band there was a general consensus in the air that we should concentrate on our strenghts and Also on what we do best. This being Brutal Thrash Metal. We are 4 members in the band so everybody influences on the direction in their own way.

Q2: 16年前、2001年と言えば、KREATOR は “Renewal” に端を発したほぼ10年にも渡る音楽的実験を終え、”Violent Revolution” でルーツに戻ったころですよね。
以来バンドは、シーンの移り変わりなど何処吹く風で信念を貫いて来ました。あなたの加入が KREATOR の方向性に影響を与えたと思いますか?

【SAMI】: 僕がバンドに加入した時には、自分たちの強みを活かし集中するべきだというメンバー間の合意、雰囲気が自然と出来ていたんだよ。そして勿論最善を尽くすこともね。
つまりブルータルなスラッシュメタルであるべきなんだよ。そしてバンドには4人のメンバーがいるから、勿論それぞれのやり方でバンドの方向性に影響を与えているよ。

Q3: This year marks 35’s anniversary of Kreator. What made you name your new album “Gods of Violence” in this anniversary year? Could you tell us about the concept as much as you can?

【SAMI】: We usually don’t celebrate anniversaries so it is merely an Accident that it happens to be so. Ten years ago we celebrated a 25th anniversary tour so maybe that was enough. G.o.V. Is our 14th studio endeavour and it changed are general approach to making music. It is Also a continuation of our previous album but this time we feel we really hit the vain.

Q3: 今年は KREATOR 結成35周年のアニバーサリーイヤーでもあります。その年にリリースされた記念すべき作品 “Gods of Violence” のコンセプトについて話していただけますか?

【SAMI】: 基本的に僕たちは記念日を祝ったりはしないんだ。だから35周年の年にリリースされたのはほとんどアクシデントでたまたまさ。10年前に25周年を祝うツアーをやったから、たぶんそれで充分だよ。
“Gods of Violence” は僕たちの14枚目のスタジオ作品で、音楽制作のアプローチを変化させたと言えるね。勿論、前作から引き継いでいる面もあるんだけど、とにかく今回は本当に誇りに思っているんだよ。

Q4: You know, “Gods of Violence” is definitely, literary “Gods of Violence” to me. It’s really brutal and heavy. But also it contains melodic aspects like “Satan is Real”. What was your goal of “God of Violence”? How have you evolved since “Phantom Antichrist”?

【SAMI】: The main differences to the predecessor are songwriting, musicianship and attitude. We worked for the second time with the same producer Jens Bogren. As we knew eachother already from before the interaction was this time more direct and in Your face. When you know each other you don’t have to be so polite anymore:).

Q4: アルバムはまさに “Gods of Violence” というタイトルに相応しい作品に仕上がりました。実にブルータルかつヘヴィー。
ただ、”Satan is Real” が象徴するように、メロディックな要素も増していると感じました。新作で目指した音楽的なゴール、前作との違いについて教えていただけますか?

【SAMI】: 前作との大きな違いは、ソングライティング、ミュージシャンシップ、そしてアティテュードだね。今回も前作同様、プロデューサーに Jens Bogren を起用した訳だけど、すでにお互い知っているから、意思疎通がより直接的で大胆になったんだよ。仲良くなれば、あまり礼儀正しくもしないものでしょ?(笑)

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Q5: Adding that, I feel “God of Violence” has a lot of variety. You know, title track “God of Violence”, we can listen to even harp sound. I know you play Sitar, but it seems this was played by young girl, haha. OK, I remind of ancient Greece from the song. What’s your perspective about the experiments?

【SAMI】: The intro of the title track has 2 acoustic guitars and 2 harmonized electric sitars that happened to be lying around in the studio. The additional harp that Plays a “Disney” Style flashback arpeggio is indeed played by a 12 year old girl. She is the daughter of our producers friend who is Also a musician. Since the intension of the song was to travel Back in time a flashback harp effect Seemed to be the right thing to add. The Sitar melody is played to more or less Greek-Style scale. I used it because the song wants to bring the listener to Ancient Greece.

Q5: 加えて “Gods of Violence” はバラエティー豊かなアルバムとも言えますね?あなたがシタールをプレイすることは知っていますが、タイトルトラックではハープさえ使用し、リスナーを古代ギリシャへと誘います。

【SAMI】: タイトルトラックのイントロは2台のアコースティックギターと、たまたまスタジオに置いてあった2台のエレクトリックシタールで構成されているんだ。加えられている、”ディズニースタイル”のフラッシュバックアルペジオは、実は12歳の少女がプレイしているんだよ。彼女は Jens の友人の娘さんなんだよ。彼もミュージシャンなんだけどね。
まさにこの曲の意図は、リスナーを過去へと誘うことだったから、このハープサウンドを加えたことは正しかったように思えるね。シタールのメロディーも幾分かはギリシャスタイルのスケールを使用しているよ。リスナーを古代ギリシャへ連れて行きたかったからね。

Q6: How was the writing process? That means how is the relationship between you and Mille and other members? Have it changed since 2001 as time goes on?

【SAMI】: The first demos were already from 2014. Mille sent the very first one and he Also asked for ideas from us all. I sent over some stuff which proved to be inspirational. The song writing process is never the same. We do not have any Dogmas on how to approach the creative process.
In anycase that process is my favorite part about being a musician. Creating something out of nothing.

Q6: ライティングプロセスにおいて、あなたと Mille, そして他のメンバーはどのような関係なのでしょうか?そしてそれは2001年からどのような変化を遂げていますか?

【SAMI】: 最初のデモはすでに2014年には存在したんだ。Mille が本当に初期のものを送ってきて、全員にアイデアを求めたんだよ。僕はインスピレーションを感じた素材をいくつか送りかえしたのさ。
ライティングプロセスは毎回同じではないよ。僕たちは、クリエイティブなプロセスはこうあるべきだといった信条、こだわりを持っているわけじゃないからね。まあ、どんな場合でも、ライティングプロセスはミュージシャンとして僕が最も好きパートだと言えるね。無から何かを生む訳だからね。

Q7: You worked with mighty Jens Bogren once again. What do you like about him?

【SAMI】: He is a very wanted producer these days. We were very glad When he told us that he wants to work with us again. He takes his Job very seriously and was a big help to us in the studio. He knows how to mix a band like ours and this time he even mastered it himself. Only because he wanted to.

Q7: お話にも出ましたが、今回2作続けて Jens Bogren を起用したのはなぜですか?彼のどの辺りが気に入っているのでしょう?

【SAMI】: 彼は近ごろとても人気のあるプロデューサーだよね。だから彼がまた僕たちと仕事がしたいと伝えてくれた時は本当に嬉しかったよ。
Jens は彼の仕事をとてもシリアスに捉えていて、スタジオではとても大きな助けになってくれたんだよ。勿論、僕たちのようなバンドのミキシングはお手の物だし、今回はマスタリングさえ行ってくれたんだ。ただ彼がそうしたかったからという理由でね。

Q8: So, could you tell us your other projects you are involved in? In fact, Japanese music fans really waiting for Waltari to come! Do you know that?

【SAMI】: No I didn’t but that is lovely to hear. Currently I’m not anymore in the live-line up of Waltari eventhough I performed with them last October for a 30th anniversary show. Also in October an old band of mine called Jimsonweed put out an album called “Ghosts of Kopli”. You can find it on Spotify. Also Barren Earth will be releasing a follow up for “On Lonely Towers” still this year if everything goes as planned.

Q8: ではあなたが関わっている他のプロジェクトについても教えていただけますか?日本のファンは WALTARI での来日も待ち望んでいます。ご存知でしたか?

【SAMI】: 知らなかったけど、嬉しい話だね。現在、WALTARI に関して僕はライブラインナップ以上の存在ではないんだよ。とはいえ、昨年10月には彼らの30周年アニバーサリーライブでプレイしたんだけどね。
同じ10月には JIMSONWEED という僕の古いバンドで “Ghosts of Kopli” というアルバムもリリースしたね。Spotify でチェック出来るはずだよ。BARREN EARTH も全てが上手く運べば、 “On Lonely Towers” に続くアルバムが今年リリースされるはずだよ。

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【FIVE ALBUMS】

FIVE ALBUMS THAT CHANGED SAMI’S LIFE!!

DEEP PURPLE “IN ROCK”

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GUSTAV HOLST “PLANETS”

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KINGSTON WALL “Ⅱ”

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JETHRO TULL “THICK AS A BRICK”

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METALLICA “RIDE THE LIGHTNING”

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【MESSAGE FOR JAPAN】

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Everytime we visited Japan we had the time of our life. Thanks to the fans for the brilliant reception last time. We are looking forward to come and play in your beautiful country soon again!

日本を訪れる度に、僕たちは生きていることを実感するよ。ファンのみんな、素晴らしい歓迎をありがとう。またすぐ君たちの美しい国へ戻ってプレイするのが楽しみだよ!

SAMI YLI-SIRNIO

KREATOR Facebook Page
KREATOR Official Site
Nuclear Blast Records “Gods Of Violence”
Nuclear Blast Records Facebook Page
Ward Records “Gods of Violence” 日本盤

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COLDWORLD : AUTUMN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH G.B. OF COLDWORLD !!

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One Man Atmospheric Black Metal From Germany, COLDWORLD Has Just Released Gorgeous New Album “Autumn” For The First Time In 8 Years !!

DISC REVIEW “AUTUMN”

8年の沈黙を経て、German Atmospheric Black の雄、COLDWORLD が復活作 “Autumn” をリリースしました!!洗練され、スケール感、アンビエンス、メロディーの質共々格段に進化した作品は、シーンに衝撃を与えています。
COLDWORLD は G.B. のワンマンプロジェクト。すべての楽器、そしてグロウルからクリーンボーカルまで見事にこなす彼の才能は “Autumn” において素晴らしく開花していますね。前作 “Melancholie²” のメロディックなスタイルは引き継ぎながら、よりウォームでナチュラルなサウンドを具現化したアルバムは、最早ストレートな Black Metal の領域には収まり切らないようにも思えます。
Depressive Black Metal の首領、SHINING の近作がプログレッシブな1面を提示している事実とリンクするかのように、同様にデプレッシブなサウンドを奏でる COLDWORLD も Post-Progressive への接近を隠そうとはしません。
9分の大曲、”Womb of Emptiness” を聴けば、彼らの新しいチャレンジを感じることが出来るでしょう。ピアノとキーボードの荘厳でクラシカルなコードプログレッションに導かれ紡がれる G.B. のクリーンボーカルは、深い悲しみを湛えつつ、ダークでディープなアトモスフィアを創出します。KATATONIA の Jonas Renkse を想起するファンも多いでしょう。
実際、楽曲の前半は KATATONIA のモダンなプログレッション、リリシズム、耽美性と共通する部分も多く感じられます。
一転、壮絶なトレモロリフとグロウル、ダブルベースドラムが切れ込むと、楽曲は激しい絶望を宿した美しさにその色を変えていきます。冷ややかな空気の中、創出される対比の妙は、アルバムの重要なポイントとなっていますね。さらに、プログレッシブという観点から見れば、”Climax of Sorrow” においても OPETH のようなヘヴィープログレッシブに知性を湛えた極上のリフを聴くことが出来ます。
一方で、”Autumn” には、ALCEST, DEAFHEAVEN といった人気と飽和の渦中にある Post-Black / Blackgaze 勢に通じるような、多幸感すら感じさせるサウンドも存在します。アルバムオープナー、”Scars” での大胆なストリングスの使用や、”Void” における美麗な女性コーラスの導入も、絶望の先に暖かい光が射すような楽曲のムードを見事に強調しており、作品に多彩で豊かな表情を植え付けています。
インタビューで語ってくれた通り、幼少時からヴァイオリンを習得している G.B. の音楽は非常に緻密かつ知的で、エピカル。完成まで8年もの長い月日を要したことにも頷けます。今回弊誌では、G.B. にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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COLDWORLD “AUTUMN” : 9.7/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【OBSCURA : AKROASIS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH STEFFEN KUMMERER & LINUS KLAUSENITZER OF OBSCURA !!

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German Tech-Death master OBSCURA is back with new members and new sounds ! Incredible new record “Akroasis” gives you thought-provoking lyrics and maelstrom of technicality!!

DISC REVIEW “AKROASIS”

ドイツのテクデスマスター OBSCURA がメンバーチェンジを経て傑作 “Akroasis” と共にシーンに帰還を果たしました!!
テクデスシーンの中でも屈指のロースターを揃えた OBSCURA は、そのコスミックな世界観、メロディックでありながら複雑なリフワーク、そして CYNIC や DEATH からの遺産を感じさせる音楽性でデビューから常に注目の存在でした。しかし、前作リリース後、Christian Muenzner, Hannes Grossmann という作曲にも大いに貢献していたテクニシャンたちが脱退。バンドはしばらくの沈黙を余儀なくされていたのです。
2014年、待望の復活がアナウンスされた OBSCURA は当初、新メンバーとして、PANZERBALLETT などで知られる Sebastian Lanser と、フレットレスギターを操るFountainhead こと Tom Geldschläger がクレジットされていました。しかし、Tom は、”Akroasis” ではプレイしているものの、短期間で脱退してしまい、現在は Rafael Trujillo が加わっています。また、Linus もバンドに加入したのが2011年9月ですからフルアルバムに参加するのは初となりますね。
2ndアルバム “Cosmogenesis” と、前作 “Omnivium” は疑うまでもなく、テクデスシーンに名を残す名盤でした。ジャズからの影響も感じさせる、フレットレスベースを使用したメロディックで浮遊感溢れるその音楽性は、モダンなテクデスバンドたちのカウンターパートとして、モダンメタルシーンで純然たる存在感を発揮していましたね。ただ同時に、強烈なアグレッションの裏返しとしてバラエティーに欠けていたのも事実。
Linus がインタビューで言及している通り、”Akroasis” は静と動、メロディーとアグレッションという対比が生み出す、ダイナミズムに溢れた作品に仕上がりました。以前よりも瞑想的でさらに思慮深い、クリーンギターさえ多用したプログレッシブなサウンドが印象的で、テクデスシーンのトレンドセッターとなる可能性を孕んでいます。
アルバムオープナー “Sermon of the Seventh Suns” はクラシカルな OBSCURA サウンドに新要素を少し加えた、ファンへの招待状のような楽曲。Fountainhead のメロディアスでありながら奇抜な、フレットレス特有の浮遊感を含んだソロワークが非常に耳を惹きます。”Ten Sepiroth”, “Perpetual Infinity” といった楽曲でも強烈なリードを聴かせる彼のプレイは作品の顔の1つとなっており、脱退は残念に思えます。インタビューからも分かりますが、やはり音楽性の違いと言うよりも人間関係が原因だったのではないでしょうか。
“Ode to the Sun” を聴けば、彼らの進化やアルバムのテーマが伝わるでしょう。”Akroasis” を象徴するような1曲は、新ドラマー Sebastian Lanser の見事なオーケストラパーカッションの上に成り立っています。CYNIC を想起させる、ヴォコーダーを使用したメロディアスな歌唱が、マンモスのようにヘヴィーなギターリフ、グロウルのカウンターとなり実に際立っています。パーカッションとクワイアが導くクライマックスの扇情力は圧倒的ですね。
同様に、15分の壮大なエピック、”The Weltseele” も実にプログレッシブ。冒頭で美しいアルペジオに絡みつく Linus のフレットレスベースは暖かく印象的で、アルバムを通して言えるのですが、前作までとは比較にならない程効果的です。インタビューで今回のテーマの1つがポリリズムだと語ってくれましたが、この楽曲では特に、Sebastian のエスニックなグルーヴを基にしたポリリズミックなアプローチが素晴らしく、MESHUGGAH / Djent の方法論とはまた別の彼ららしいやり方を見せつけていますね。静と動の対比もまたアルバムのテーマですが、異国感漂うオーケストラサウンドを大胆に導入した “The Weltseele” にはストリングスのみの美麗なパートまで存在し、新しい OBSCURA をアピールしています。
また、既に CYNIC の名を挙げましたが、タイトルトラックや “Fractal Dimension” のように DEATH を想起させる場面も多く、凄みを増した Steffen のダークでディープな歌唱はあの Chuck Schuldiner をさえ彷彿とさせますね。Steffenが完璧に近いと語る、V. Santura のプロダクションも作品をさらに1段上に引き上げていることを重ねて記しておきましょう。
今回弊誌ではバンドの要である Steffen Kummerer, Linus Klusenitzer 2名にインタビューを行うことが出来ました。重要な作品、重要なインタビューだと考えています。どうぞ!!

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OBSCURA “AKROASIS” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PANZERBALLETT : BREAKING BRAIN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JAN ZEHRFELD OF PANZERBALLETT !!

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21st Century’s “Heavy Metal Bebop”!! German Progressive Funky Math Jazz Metal five piece, PANZERBALLETT has just released epoch making newest album “Breaking Brain” !!

ドイツが誇る高性能ジャズ式重戦車 PANZERBALLETT が最新作 “Breaking Brain” をリリースし海外で話題を集めています!!
実際、”Breaking Brain” というタイトルは、彼らの音楽を表現するのにピッタリですね。2本のギター、ベース、ドラムス、そしてサクスフォンが創造するジャズメタルは、強烈にして圧倒的。リスナーの固定概念を完全に破壊するでしょう。
アルバムオープナー “Euroblast” は毎年10月に行われる Prog/Tech Metal の祭典 Euroblast への挑戦状。「こんな強烈なバンド、出演してます??」と言わんばかりに畳み掛ける、ポリリズムとテクニカルでジャジーなフレーズ、そしてヘヴィーなグルーヴ。これ程まで Jazz/Fusion を重音領域に持ち込んでいるバンドは他に存在しないと思います。実にエポックメイキングな楽曲ですね。”Typewriter Ⅱ” はタイトル通りタイプライターのサウンドを使用しています。詳細はインタビューを読んでいただくとして、そのユニークなアイデアと巧みなアレンジの才能には恐れ入るばかり。”Mahana Mahana” はマニアックなセサミストリートオマージュだったりするのですが、こういった小ネタも実にニクイ!
インドのパーカッション奏者 Trilok Grutu の楽曲 “Shunyai” のカバーには Trilok 自身がゲスト参加しており、アルバムのハイライトとなっています。エスニックなリズムの驚異的なパーカッションに導かれ幕を開けるこの曲には奇怪なボーカルも挿入されており、見事に狂気と異国感を演出することに成功しています。アルバムのラストを飾るのは “Pink Panzer” のテーマ。彼らがこの曲をカバーするのはこれで2度目なのですが、半ば PANZERBALLETT の代名詞のようになった楽曲はさらにヘヴィーさを増し、壮大にアルバムを締めくくります。
作品を通して、サクスフォンとギターのユニゾンで奏でられるテーマたちが非常に印象的でした。サクスフォン奏者の Alexander Von Hagke はあの ASIA ともツアーを行ったことがある実力者。Joe Henderson, Randy Brecker を思わせる Post-Bop なフレーズの数々が、 MESHUGGAH ライクなポリリズムリフの上で踊る様は決して他のバンドからは得ることの出来ないカタルシスを感じさせてくれます。まさに21世紀の “Heavy Metal Bebop”。即効性と味わい深さを兼ね備えた素晴らしい作品ですね。
今回弊誌ではバンドの創設者であるギタリスト Jan Zehrfeld にインタビューを行うことが出来ました。難解だと思われるかも知れませんが、彼のリードプレイは意外に明快でリックのアイデアも実に豊富ですよ。どうぞ!!

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MMM RATING IS…

PANZERBALLETT “BREAKING BRAIN” : 9,3/10

YOU CAN STREAM ENTIRE “BREAKING BRAIN” ALBUM HERE !!

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【LUCIFER : LUCIFER Ⅰ】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JOHANNA SADONIS OF LUCIFER!!

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CATHEDRAL, THE OATH, AND ANGEL WITCH JOIN TOGETHER!! SUPER HEAVY MAGIC ROCK BAND, LUCIFER HAS JUST RELEASED GREAT DEBUT ALBUM “LUCIFER I” !!

ex-CATHEDRAL, DEATH PENALTY の GAZ JENNINGS, ex-THE OATH の JOHANNA SADONIS がタッグを組んだ新バンド LUCIFER がデビュー作 “LUCIFER I” を総帥 LEE DORRIAN のレーベル RISE ABOVE からリリースしました。説明の必要もないでしょうが、CATHEDRAL は90年代初頭にデビューし、DOOM から STONER, PROG ROCK まで幅広い素養をを消化、唯一無二の音楽を作り上げたバンドでした。世界一遅いアルバムなどとも評されるデビュー作 “FOREST OF EQUILIBRIUM” が取り上げられることが多い彼らですが、その後の音楽的変遷、そして傑作 “THE LAST SPIRE” での幕引きまで常に聴くべき意味のある豊潤な作品を提供し続けてきました。無論、LEE DORRIAN という深い知識とビジョンを備えたフロントマンがいたからこそ存在し得たバンドでしたが、同時に不思議な音階のリフ、アルペジオ、オーバーダブ、転調を自在に操るリフの魔術師 GAZ JENNINGS が上手いボーカルと組んだらどうなるのだろうという興味も存在したことは事実。今回紹介する LUCIFER はその欲求を満たすバンドと言えるかも知れません。昨年彗星のように現れ、彗星のように消滅した THE OATH が残した唯一のアルバム “OATH” は印象的な作品でしたし、その中でも JOHANNA の歌唱は特に耳を捕らえました。そして上手さと巧さを兼ね備えた彼女のボーカルは “LUCIFER I” でさらにその凄みを増しています。現代の “Vol.4” かと思わせるほどのギターリフアルバムでありながら、彼女のボーカルが絡み合う事でエピック、キャッチーさ、大衆性を兼ね備えた驚異的なクオリティーの作品に仕上がったのではないでしょうか。現代の “Vol.4″…そうこのレコードには BLACK SABBATH, DEEP PURPLE, BLUE OYESTER CULT, URIAH HEEP といったあの時代のハードロックへの愛、憧れと、GAZ 自身がオリジネーターでもあるドゥーミーな空気が溶け合い詰まっているのです。自身が HEAVY MAGIC ROCK と呼ぶ LUCIFER の音楽やアルバムについて JOHANNA が語ってくれました。

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WORLD PREMIERE: “BATTLE’S WON” 【HELLOWEEN】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “BATTLE’S WON” OF HELLOWEEN !!

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HELLOWEEN SET TO RELEASE NEW ALBUM “MY GOD-GIVEN RIGHT” ON MAY!!

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HELLOWEEN are one of the most influential and internationally successful acts of the global metal scene. With the release of their 14th studio album
due on May 29th, the pumpkin heads are set to further cement their title as the founding fathers of German melodic speed metal.
The band’s first self-titled EP was released in 1985, making their new album »My God-Given Right« the celebratory marker for their impressive 30 year career.

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ドイツからメタルシーンに最も影響を与え続けてきたバンドの一つ HELLOWEEN。5/29 にニューアルバム “MY GOD-GIVEN RIGHT” をリリースする事が決定しました。1985年にデビュー EP “HELLOWEEN” をリリースしてちょうど30年。プロデューサーに Charlie Bauerfeind (BLIND GUARDIAN, HAMMERFALL)、アートワークに Martin Häusler (BON JOVI, QUEEN, GOTTHARD) を起用し万全の体制で製作されました。

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”I never know how, but somehow we did it once again…the albums really rocks and kicks some major asses!!! We had the best folks with us to make this possible.
Producer Charlie Bauerfeind and Martin Häusler, who made a massive 3D artwork this time, WITHOUT stressing the whole color range ;-)”

自分でもどうやったか見当もつかないんだけど、なんとかもう一度やり遂げる事が出来たよ・・・このアルバムは本当にロックしてるしメジャーなものより全然いいよ!!!素晴らしい人たちと共に作り上げたんだ。プロデューサーの Charlie Bauerfeind はもちろん今回のストレスなく全ての色を確認できる 3D アートワークを作ってくれた Martin Hausler もね。

 ANDI DERIS

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”… this proves what a bit of snow not only is able to, but really causes! I personally hate snow and the cover shows that too much of everything is never good. Just like Andi Deris, I’m very happy about the new album.”

わずかな雪の欠片を再現するのは本当に大変だったと思うよ。個人的に雪は嫌いだ。アートワークは何事もやりすぎは良くないって事を示しているよ。ANDY と同様、僕もこのアルバムには満足しているよ。

MICHAEL WEIKATH

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SYLVAN : HOME】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SYLVAN !!

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 GERMAN NEO-PROG BAND SYLVAN SET TO RELEASE AWESOME CONCEPT ALBUM “HOME” ON 2/17 !!

【PRE-REVIEW “HOME”】

ドイツの NEO-PROG バンド SYLVAN が 2/17 に新作 “HOME” を発売します。”POSTHUMOUS SILENCE” 以来のフルコンセプト作 77分。前作 “SCENERIES” は90分のダブルアルバムでしたがそれに勝るとも劣らない濃密さです。”NOT FAR FROM THE SKY” の美しいストリングスに導かれてある女性の物語は幕を開けます。TOOL のような無機質なクリーンリフから一転、MARCO の個性的な歌唱力を最大限に生かしたドラマティックな “SHADE OUT OF CLOUDS” は早くもアルバムのハイライト。それと対を成すような 10 分の大曲 “IN BETWEEN” には KORN のような激しさがあります。と同時に中盤の昔 DREAM THEATER が持っていたような景色の浮かぶような展開は見事です。ディレイを駆使したギターワークや同じ歌詞を少しずつ音程を変えて歌い続ける手法がまるで U2 な “THE SOUND OF HER WORLD”。”SHINE” は今作のファーストシングル。COLDPLAY のシングルだと言われても違和感がないほどラジオフレンドリーでキャッチー。溢れ出るエモーションの量がハンパなくてエモウターも壊れる程です。シアトリカルで劇場形の2曲を挟んでアルバムはピアノとシンセサイザーが非常に美しいドラマティックな “HOME” で終幕を迎えます。”SHAPE OUT THE CLOUD” のメロディーを再登場させながら余韻を引きずるように77分の物語は幕を閉じました。極上の77分。もちろんテクニカルなシュレッドやエキサイトメントを求める向きにはオススメしませんがメロディーやアトモスフィアの質、ドラマ性の高さは DREAM THEATER, PORCUPINE TREE の良いとこ取り以上の何かがあると言っても過言ではないと思います。

RATING 9,5 / 10

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PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【ORDEN OGAN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SEEB OF ORDEN OGAN !!

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THE FUTURE OF POWER METAL !! MODERN GERMAN POWER METAL BAND ORDEN OGAN IS BACK WITH “RAVENHEAD” !! MORE METAL, MORE CHORUSSES,  MORE ORDEN OGAN!!

ジャーマンメタル。現代ではほぼ死に絶え、古から活動を続けるシーラカンスのようなバンドだけが暖かいファンに見守られながら水槽の中でのみその生存を許されたジャンル。時は流れ2010年代。突如としてメガ進化を遂げ水槽から飛び出し世界に衝撃を与えたバンドが現れました。ORDEN OGAN。BLIND GUARDIAN, RUNNING WILD といったジャーマンメタル直系の世界観、メロディーセンス、大仰さを引き継ぎながらモダンでプログレッシブな要素を大胆にに導入しまさにパワーメタルの未来といった存在になりつつあります。端的に言えばまずギターが上手い。ジャーマンメタルの9割はギターが下手、失礼アイデアが貧困でそれがシーラカンス化を生んだ要因の一つな訳ですが、OOの TOBI は LAMB OF GOD や CHILDREN OF BODOM のような現代的なリフやリードをバシバシ盛り込み楽曲にアクセントとエキサイトメントを持ち込む事に成功しています。同時にシンフォニックやフォーク/ヴァイキング、具体的には WINTER SUN, MOONSARROW, ENSIFERUM といったバンドと共鳴するような素養も併せ持ちここ日本でも彼らのオルデンがオーガンするのは最早時間の問題ですね。今回、弊サイトでは新作にして最高傑作、全ての面でパワーアップを果たし主なレビューでも高評価連発のキラーなアルバム “RAVENHEAD” についてボーカル、ギター、キーボードを担当する SEEB に話を聞く事が出来ました。

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