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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SAOR : GUARDIANS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ANDY MARSHALL OF SAOR !!

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Scottish Pride Is Here! Pioneer Of Mixing Celtic Folk Music And Post Rock / Metal, SAOR Has Just Released Definitely Epic New Album “Guardians”!! 

DISC REVIEW “GUARDIANS”

ボーカルも担当するマルチプレイヤー Andy Marshall の DIY プロジェクト SAOR がスコットランドのプライドをかけた最新作 “Guardians” をリリースしました!!ケルトの響きと Metal, Post 系の音楽を見事に融合した佳麗で雄大な作品は、シーンに大きな衝撃を与えています!
バンドのマイルストーンとなった前作 “Aura” から磨き上げられ、お馴染みのフィドル、バグパイプ、ストリングスといったケルトの民族楽器がよりクリアーでストレートに使用されたという “Guardians”。確かに、全5曲、全てが10分以上というエピックの極みを体現したかのようなアルバムを聴けば、リスナーはスコットランドへと旅することが可能です。
眼下に広がるのは、雄々しくも鮮やかな彼の地の景色かも知れませんし、独立のために誇り高く戦うハイランドの戦士たちかも知れません。ただ、間違いなく聴く者をスコットランドと結びつけ、その場所、文化、歴史から何かを強く喚起させる作品であることは確かですね。
インタビューで Andy は Black Metal のみにカテゴライズされることに嫌悪感を表していますが、とは言え、”Guardians” の神秘的、瞑想的な至上の美を際立たせているのが、鋭利なトレモロリフと猛々しくもダークな激情のボーカルにあることも事実でしょう。その感情のコントラスト、波打つようなアトモスフィア、音楽的多様性は彼の巧みな演奏とコンポジションの技術によって生み出されているのです。
注意深く “Autum Rain” を聴けば、彼の独特なギターの使用法を感じることが出来るでしょう。冒頭からストリングスの優美な響きが支配する楽曲において、Andy のリードギターは寸分の違和感もなく、まるで第1バイオリンのようにオーケストラに参入します。決して圧倒せず、主役になることもなく、自然にアンサンブルへと調和するこのロックを代表する楽器によって、アルバムにはクラッシックでも既存のロック/メタルでもない前衛的な美しさが生まれているのです。
また、モチーフの展開にも彼独特の方法論が活用されています。10分を超える楽曲群には、当然同じメロディーが何度か現れるのですが、Andy はそのモチーフを決して2度同じアンサンブルで奏でることはありません。楽器の数、種類、そしてダイナミズムを見事に操りながら、交響曲のように楽曲に表情を生んでいきます。
ボーカル、ギター、ドラムス、フルート、バグパイプ、フィドル、バイオリンといったマキシマムな楽器陣で圧倒したかと思えば、一方でピアノやドラムスとリード楽器のみでミニマムな静寂の世界を演出。その対比の妙は、ケルトの魅力的なメロディーと相まってアルバムを実にカラフルに磨き上げています。
そして勿論、インタビューでも語ってくれた通り、使用される民族楽器がデジタルではなく、全てリアルに演奏されている事実がより作品を本物にしていることは明らかですね。
“Hearth” に象徴されるように、今作で実に多彩なバリエーションを見せるようになったドラムスのフィルインやリズムワークを基にしたプログレッシブなアプローチも “Guardians” を際立たせていることを付け加えておきましょう。
今回弊誌では、SAOR の首謀者 Andy Marshall にインタビューを行うことが出来ました。映画 “Braveheart” を想起させるまさにシネマティックな音楽世界。ALCEST のファンは勿論、MOONSORROW や SIGUR ROS のファンにもぜひ聴いていただきたい1枚です。どうぞ!!

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SAOR “GUARDIANS” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ALCEST : KODAMA】JAPAN TOUR 2017 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NEIGE OF ALCEST !!

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The Pioneer Of Post-Black Metal From France, ALCEST Returns To Roots And Opens Up The New Chapter With Their Newest Album “Kodama” Influenced By Japanese Folklore !!

DISC REVIEW “KODAMA”

今や世界規模で注目を集める、儚くも美しいフランスの Post-Black Metal デュオ ALCEST が Neige の幼少期、そして宮崎駿さんの名作”もののけ姫”にインスピレーションを得たという新作 “Kodama” をリリースしました!!これまでも、寺院でプレイしたり、”Souvenirs d’un Autre Monde” 収録 “Tir Nan Og” でゲーム”クロノトリガー”に対するオマージュを行うことにより日本に対するリスペクトを表していた ALCEST ですが、彼らのその想いが本格的に詰まった作品は、さらにこの地でのファンを増やすことでしょう。
ALCEST は所謂 “Blackgaze”、Black Metal と Shoegaze を融合させたパイオニア的存在です。幻想的で内省的。メランコリックな繊細さと悲痛な激しさが生み出す圧倒的なダイナミズム、神々しいまでの美しさはシーンに衝撃を与え、DEAFHEAVEN などに続く Post-Black のうねりを創出したのです。
一つの潮流を生み出した ALCEST が発表した前作 “Shelter” は “Sun-Kissed” などとも表現される、言わば”光”のアルバムでした。メタルらしさを極力排し、多幸感溢れる Shoegaze / Indie サウンドを前面に押し出した作品は、確かに彼らの特徴であるダイナミズムが失われたという点では物議を醸しましたが、それ以上に極上の Post-Rock へと進化し、溢れ出る目も眩むような光の渦、SIGUR ROS にも似たアトモスフィアが 「やはり ALCEST は凄い!」 と世の中を納得させたように思います。
“Kodama” は “Shelter” と対になるカウンターパーツ的な作品と言えるかもしれません。インタビューにあるように、もののけ姫と通じる自然を食い物にする現代社会、そしてその闇の部分でもあるテロリズムが ALCEST を動かしました。ある意味メタルのルーツに戻り、よりダークな1面にフォーカスした”最も怒れる”作品は、それでもやはり徹頭徹尾 ALCEST です。そして同時に、彼らの新しいチャレンジである POP センスが花開いたアルバムであるとも言えるでしょう。
アルバムオープナー、タイトルトラックの “Kodama” はレコードを象徴するような楽曲です。確かにここには ALCEST のシグニチャーサウンドである、 Black Metal の冷たいギターや、Shoegaze のドリーミーなメロディーがレイヤーされていますが、同時にアリーナポップに由来する要素も存在します。COCTEAU TWINS や DEAD CAN DANCE に触発されたというボーカルは何と全てがインプロヴァイズされたもの。非常にキャッチーかつ神秘的なそのメロディーラインはリスナーをもののけの森へと誘い、楽曲をよりスピリチュアルな高みへと押し上げています。この手法は、”Je suis d’ailleurs” の冒頭などでも聴くことが出来ますね。
加えて、インタビューで語ってくれた通り、グランジやインディーロックからの影響も新たな可能性を提示します。楽曲後半に見せる Neige のギターワークは群を抜いていて、シンプルかつ少ない音数で空間を意識した印象的なフレーズを奏で、故意にラフなプロダクション、サウンドで NIRVANA のようにコードをのみ激しくストロークすることで、楽曲の幅を広げることに成功していますね。Neige のコンポジションスタイルである、光と影のバランスを完璧なまでに復活させながら、さらに進化を遂げた凄みがここにはあります。
ファーストシングル、”Oiseaux de Proire” は王者がメタルへの帰還を高々と告げるアルバムのハイライトでしょう。TOOL や SMASHING PUNPKINS さえ想起させるオルタナティブな感覚を備えたギターリフと、ノスタルジックで郷愁を誘う珠玉のボーカルメロディーで幕を開ける楽曲は、Neige の咆哮を合図に突如としてその怒りの牙を剥きます。Winterhalter の鬼気迫るブラストビートに乗って疾走する、メランコリックなトレモロリフはまさしく ALCEST のアイデンティティー。挿入されるキャッチーなアコースティックパートは進化の証。溢れるようなそのエナジーは、もののけ姫終盤にししがみが首を落とす場面をイメージさせますね。インタビューで言及している通り、”二面性” “対比” “進化” に拘るアートの開拓者らしい完璧な展開美を持ったシネマティックな楽曲だと思います。
タイトル、山本タカトさんをオマージュしたアートワークからコンセプト、”対比”の妙まで強く日本を意識した “Kodama”。今回弊誌では、Neige にインタビューを行うことが出来ました。音楽、歌詞、コンセプト、演奏、全てを司るまさに ALCEST の心臓が非常に深く丁寧に語ってくれました。日本の雑誌だからこそ行えた価値あるインタビュー。どうぞ!!

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ALCEST “KODAMA” : 9.7/10

【INTERVIEW WITH NEIGE】

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Q1: Hi, Neige! First of all, how was the experience playing in Japanese traditional temple? Actually, I was there, and it was very special night for me.

【NEIGE】: Hi Sin ! You know, with Alcest we had a lot of wonderful experiences during our tours, in many different countries, but playing in the traditional Japanese temples was probably the best of all of them. I always loved Japan and wanted to go there since I am a kid, so it was a dream come true for me. These two temples were absolutely gorgeous; the atmosphere inside was so serene and surreal. Definitely the most perfect setting for an Alcest show ! It was an incredible experience that we will remember all our life.

Q1: まず、日本の伝統的な寺院でプレイするのはどのような体験でしたか?実際、私もあの場所に居たのですが、本当に特別な夜になりました。

【NEIGE】: ALCEST で様々な国をツアーしていると、たくさんの素晴らしい経験をするんだけど、日本の伝統的な寺院でプレイ出来たのは、その全ての中でもおそらくベストだと思う。僕はいつも日本を愛してきたし、子供の頃から訪れてみたかったんだよ。だから、あの体験は夢が叶った瞬間だったね。
僕たちが演奏した2つの寺院は極めて美しかった。寺院内の雰囲気は、非常に穏やかで非現実的だったよ。間違いなく、ALCEST のショーで最も完璧なステージセットだったね!信じられないような体験だったし、人生を通して忘れることはないだろうな。

Q2: We, Japanese fans, are really excited about your new album “Kodama”. Because, it’s named in Japanese and influenced by Hayao Miyazaki’s “Princess Mononoke”. What made you take up this concept?

【NEIGE】: It has been inspired by this movie yes, along with other things like my own personal stories and feelings. In « Princess Mononoke » the idea of two worlds, the human and nature one, trying to live together and the confrontations/conflicts that arise as a result of that. I also really liked San, the strong female character of the movie. San has a part of these two worlds within her, as she is human, but was raised by the animal gods in the forest. She fights against the human tribes and their damaging technologies and hates them for tearing apart her beloved forest, but yet she is born one of them. I could identify myself a lot with this character, also feeling this duality inside me and the sensation of not belonging to this place, as if living in between two worlds, city/nature, physical world/spiritual world. I also love the message of this movie; the fact that we should take more care of the beautiful nature around us and live in harmony with it. This is an utopia of course, considering how society works in our times, but everyone can feel that people are more and more concerned by these type of subjects. As for the name « Kodama » I chose a Japanese name as an hommage to Japanese culture and also because I think it’s a really beautiful name !

Q2: 待望の新作 “Kodama” は日本語のタイトルですし、内容も宮崎駿の名作”もののけ姫”にインスパイアされているそうですね?日本のファンにとっては、まさにスペシャルなリリースとなりました。

【NEIGE】: うん、”Kodama” は、僕の個人的な体験や感情と同様に、”もののけ姫”にもインスパイアされているんだ。
“もののけ姫”は、人間界と自然界、2つの世界が対立、衝突の結果として共生を試みるというアイデアだよね。僕はストーリーと同時に、強い女性のキャラクター、サンが本当に好きなんだよ。
サンは自身の中にその2つの世界を内包しているんだ。というのも、彼女は人間だけど、森で獣神に育てられたからね。彼女は人間の部族と森にダメージを与えるテクノロジーと戦うよ。彼女の愛する森を引き裂く人間を嫌悪するんだ。だけど皮肉にもサンは人間の子なんだよ。
僕にはサンと共感出来る部分がたくさんあってね。自分の中に存在する2面性、なにか自分の居場所ではないという感覚、まるで都市と自然、物質世界と精神世界の2つに生きているような気がしているんだよ。
同時に僕はこの映画のメッセージも愛しているんだ。事実、人類はもっと周りの自然をケアするべきだし、共生していくべきだよね。現代社会を考えれば、それがユートピア構想なのは間違いないんだけど、同時にみんなの自然に対する関心がどんどん増しているのも確かなんだ。”Kodama” というタイトルに関しては、日本文化に対するオマージュとして、同時にとても美しい名前だから選んだんだよ!

Q3: We know French people are tend to love Japanese culture, food, and Anime. So, are you a fan of that kind of our culture like Hayao Miyazaki’s films?

【NEIGE】: I think French and Japanese people have a lot of things in common actually. For example we both love food, haha ! Just like you said, people in France love Japanese culture, food, animation, video games, etc… After Japan, I think France is the second largest market in the world for manga, anime etc. The reason is that people of my generation (who are born in the 80’) grew up with Japanese animation on T.V. There was this kid show that was playing all kinds of great anime like Saint Seiya (I am a big Saint Seiya fan, the old anime), Dragon Ball, Grendizer, Harroku, Hokuto No Ken, and many many more. There were a lot of Japanese video games imported to France in the 90’ too, Super Famicom was huge here (I have one and still play!). People of my generation discovered the culture of Japan thanks to all of this and got interested in a lot of other things related to this country. Later when I was a teenager, I discovered Hayao Miyazaki and his amazing movies like Mononoke Hime, Sen to Chihiro no kamikakushi, Hauru no ugoku shiro. Miyazaki is adored in France and even the most renowned cinema critics consider his movies to be masterpieces. What is fascinating about Japanese culture is the contrasts; the fact for example that you have a very modern and hyper-technologic society, but at the same time a big respect for traditions, nature, spirituality. Also I find it really fascinating that there so many social rules and codes to respect, especially at work, but on the other hand, Japanese art can be very extravagant and theatrical. Also the difference between the day and the nightlife. When people go out to eat and drink after work at night the social rules tend to change a bit and the atmosphere is more relaxed. .

Q3: 実際、フランスの人たちは、食事、アニメ、映画など日本文化を愛しているように思えます。あなたもそうですよね?

【NEIGE】: そうだね、フランス人と日本人には多くの共通点があると思うんだ。例えば、両者とも食事が大好きじゃないか!(笑)
君が言うように、フランス人は日本の文化、アニメ、食事、ゲームなんかが大好きなんだよ。フランスはアニメやマンガの日本に次ぐ大きなマーケットだと思うよ。その理由は、僕の世代 (80年代生まれ) が日本のアニメを見て育ったからだと思うんだ。
聖闘士星矢 (僕は”昔の”聖闘士星矢の大ファンなんだ)、ドラゴンボール、グレンダイザー、キャプテンハーロック、北斗の拳などたくさんの名作アニメがテレビで放映されていたんだよ。90年代には日本のゲームもたくさんフランスに輸入されていたね。スーパーファミコンはとても人気があったんだ (僕は今でも持っていてプレイしているんだ!)。
そうやって日本文化を発見していった僕たちの世代は、日本に感謝し、日本に関係する他の事柄にも目を向けていったんだ。僕も後にティーンネイジャーになって、宮崎駿さんと、彼の素晴らしい映画、”もののけ姫”、”千と千尋の神隠し”、”ハウルの動く城”なんかを見つけていったんだよ。宮崎さんはフランスで崇拝されていて、最も名高い評論家でさえ彼の映画を傑作と評しているんだからね。
日本文化がここまでフランスを魅力しているのは”対比”が理由だと思う。実際、日本にはとてもモダンで高度なテクノロジーを備えた社会が存在するのに、伝統や自然、スピリチュアルなものに大きな敬意を抱いているよね。
同時に、僕は日本には、特に仕事において、リスペクトすべき社会のルールや常識のようなものが存在すると気づいたんだ。その一方で、日本のアートは非常に贅沢で大掛かりなものも存在するよね。つまり、日常と歓楽の差がある訳さ。仕事の後で夜にご飯や飲みに行く時は、社会のルールも少し変わって、リラックスした雰囲気になるんだよ。

Q4: Your previous release, “Shelter” was kind of optimistic, and “Sun-kissed” softer record, I think. And I felt “Kodama” becomes darker, and more spiritual. What caused this change?

【NEIGE】: « Shelter » was a airy record, very ethereal and luminous, focusing mainly on the guitars and the atmospheric side of Alcest, so we really felt the need to go back to something more punchy and dynamic for « Kodama » ; something a bit darker too. Evolution and change are really important for us to keep being creative, and with every new album we tend to take a different direction than the album that we released before. It goes for the music, but also for the overall mood, the visuals, etc… we needed to explore the wilder side of the project. The world in general isn’t doing very well and there is a kind of ecological theme flowing through the record. Also the recent terrorist attacks in Paris affected me a lot and I think it influenced the sound of the record.

Q4: 前作 “Shelter” は、オプティミスティックで、”光”が強いレコードでしたね。対して “Kodama” はよりダークでスピリチュアルな作品だと感じました。

【NEIGE】: “Shelter” はエアリーなレコードだったよね。とても霊妙で、輝きを放ち、主にギターと ALCEST のアトモスフェリックな1面にフォーカスした作品だったんだ。だから “Kodama” では、よりパンチーでダイナミックな何かを戻す必要があると強く感じていたんだよ。ダークになったのもその一端だろうね。
進化と変化は、クリエイティブであるために、僕たちにとって非常に重要なんだ。だから全てのアルバムで、以前の作品とは異なる方向性を取るようにして来たんだよ。音楽もそうだし、全体のムード、ヴィジュアルなんかもそうだよね。僕たちはこのプロジェクトのワイルドな1面を探求する必要があったのさ。
一般的に言って、世界は上手くいっていないから、アルバムを通してエコロジカルなテーマが存在するよ。同時に、最近パリで起こったテロにも非常に考えさせられたんだ。あの一件がレコードのサウンドに影響しているのは明らかだね。

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Q5: Do you think you returns to your roots somehow in “Kodama”? Or, reached to the new realm of Alcest?

【NEIGE】: It’s a bit of both ! On one hand, « Kodama » comes back to the roots of Alcest, but at the same time it also has new elements and a different energy. It’s probably the most cinematic and angry record that we made. The production is also quite specific compared to what we have done in the past; rougher and more organic. We were inspired by the grungy and unpolished sound of bands like Dinosaur Jr for example.

Q5: では、ある意味、新作ではルーツに戻ったと言えますか?それとも ALCEST の新しい領域に踏み込んだのでしょうか?

【NEIGE】: 両方が少しづつかな!一方で、”Kodama” は ALCEST のルーツに戻っているけど、同時に、新しい要素、異なるエナジーも存在するよ。おそらく、”Kodama” は僕たちの作品の中でも最もシネマティックで怒れるレコードだね。
プロダクションも過去作に比べて実に特殊に仕上がっていて、ラフでオーガニックなんだ。実はグランジや磨かれていないサウンドのバンドにインスパイアされていてね。それこそ、DINOSAUR JR. のようなバンドにね。

Q6: Alcest and Deafheaven are the symbols of “Blackgaze”. What’s Deafheaven to you? And what’s your thought about “Blackgaze” scene these days?

【NEIGE】: Deafheaven are good friends of mine and I really like their music ! The « blackgaze » term was invented by the medias, so I don’t really have an opinion about it. I don’t think Alcest belongs to any genre; we have so many different influences in our music. Most of the blackgaze bands are too metal for my taste, and I don’t think there are a lot of them that can mix metal with some other genres like post-rock, indie rock or shoegaze in a balanced way. Some of the bands in this scene are really good though, just like Sylvaine for example. She’s released her album « Wistful » on Season Of Mist earlier this year and I am quite sure that our fans would like it a lot.

Q6: ALCEST と DEAFHEAVEN は所謂 “Blackgaze” を象徴するバンドですが、DEAFHEAVEN や最近の “Blackgaze” シーンについてはどう思っていますか?

【NEIGE】: DEAFHEAVEN は良い友人なんだ。僕は彼らの音楽も大好きなんだよ!
“Blackgaze” という言葉はメディアによって作られたね。だから僕はそれについては関知していないんだ。ALCEST はどのジャンルにも属さないと思うよ。音楽に様々な影響を含んでいるからね。僕にとって、”Blackgaze”と呼ばれるバンドの大半はちょっとメタル過ぎるんだよ。メタルとポストロックやインディーズ、シューゲイズをバランス良くミックスしているバンドはあまりいないと思う。
ただ、シーンにもいくつかは良いバンドが存在するね。SYLVAINE はその良い例だろう。彼女は今年の初めに Season of Mist から新作 “Wistful” をリリースしたんだけど、僕たちのファンはとても気に入ると思うな。

Q7: So, your tour with Mono will start on October. You’ve played with other Japanese bands like Vampillia, envy. What’s your impression about Japanese bands?

【NEIGE】: I absolutely love Vampillia, both musically and on a human level, and in a way I think their music also had an influence on « Kodama »! They are amazing people and their music and concerts are incredible; they deserve a lot of success. We would like to bring them on tour in Europe with us, people would like them a lot over here. Mono and Envy are really good too. The first Japanese band I discovered was Sigh, the black metal band. They are friends of mine too, really nice people. Otherwise I also know Baby Metal, which became really huge in Europe, but it’s not really my style of music, haha. I would love to discover new Japanese bands, but they are hard to find and most of the time people in Europe are not aware of the Japanese scene unfortunately. Parallel to rock bands, I am a big admirer of composers like Ryuishi Sakamoto (the song « Forbidden Colours » is gorgeous), and also Joe Hisaishi.

Q7: 日本を代表するバンド、MONO とのツアーも始まりますが、ALCEST は彼ら以外にも、VAMPILLIA や envy といった日本のバンドと共演して来ています。彼らに対する印象はどうですか?

【NEIGE】: 僕は本当にめちゃくちゃ VAMPILLIA が大好きなんだよ。音楽的にも人間的にもね。ある意味、彼らの音楽も “Kodama” に影響を与えているんだよ!素晴らしい人たちで、音楽とライブも驚異的。もっと大きな成功に値するよ。
僕たちは彼らに ALCEST のヨーロッパツアーに帯同してもらいたいんだ。ヨーロッパの人たちはきっと気に入ると思うな。
MONO と envy も本当に良いバンドだよね。僕が最初に知った日本のバンドは SIGH なんだ。Black Metal バンドだよ。彼らも友人なんだけど、本当に良い人たちだね。
後は Babymetal も知っていて、彼女たちはヨーロッパで本当にビッグになったんだけど、僕の好きな感じではないね(笑)。
新しい日本のバンドも知りたいんだけど、こちらからはあまり知ることが出来ないんだ。ヨーロッパの人たちは残念ながら、普段あまり日本のシーンを気にかけていないんだよ。
ロックバンド以外では、コンポーザーの坂本龍一さんをとても崇拝しているし (“Forbidden Colours” は実に美しい楽曲だよ)、久石譲さんも大好きだね。

Q8: Japanese fans are still having troubles about pronouncing your band name. Which do you like, “A-ru-se-su-to” or “A-ru-se”?

【NEIGE】: None of them is completely right…Actually it’s « A-ru-se-su-t », without « o » in the end. But you can say “A-ru-se-su-to” if you want !

Q8: 最後に、日本のファンは未だに ALCEST の発音で困っています。正しいのはアルセストですか?アルセですか?

【NEIGE】: どちらも完璧には正しくないね(笑)実は”A-ru-se-su-t”なんだよ。最後のOが要らないんだ。まあでもアルセストでも構わないと思うよ!

【FIVE ALBUMS】

FIVE ALBUMS THAT CHANGED NEIGE’S LIFE!!

SMASHING PUMPKINS “SIAMESE DREAM”

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GRIMES “VISIONS”

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THE CURE “DISTINTEGRATION”

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TYPE O NEGATIVE “OCTOBER RUST”

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SLOWDIVE “SOUVLAKI”

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【MESSAGE FOR JAPAN】

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We love our Japanese fans and Japan is one of our favorite countries in the world ! We will tour in Japan again soon, to promote « Kodama » and we hope to see many people at the shows !

日本のファンが大好きだよ。そして日本は世界でも最も好きな国の1つなんだ!すぐにまた “Kodama” をブロモートする日本ツアーを行うよ。たくさんの人に会えたらいいな!

NEIGE

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ALCEST JAPAN TOUR 2017

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COLDWORLD : AUTUMN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH G.B. OF COLDWORLD !!

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One Man Atmospheric Black Metal From Germany, COLDWORLD Has Just Released Gorgeous New Album “Autumn” For The First Time In 8 Years !!

DISC REVIEW “AUTUMN”

8年の沈黙を経て、German Atmospheric Black の雄、COLDWORLD が復活作 “Autumn” をリリースしました!!洗練され、スケール感、アンビエンス、メロディーの質共々格段に進化した作品は、シーンに衝撃を与えています。
COLDWORLD は G.B. のワンマンプロジェクト。すべての楽器、そしてグロウルからクリーンボーカルまで見事にこなす彼の才能は “Autumn” において素晴らしく開花していますね。前作 “Melancholie²” のメロディックなスタイルは引き継ぎながら、よりウォームでナチュラルなサウンドを具現化したアルバムは、最早ストレートな Black Metal の領域には収まり切らないようにも思えます。
Depressive Black Metal の首領、SHINING の近作がプログレッシブな1面を提示している事実とリンクするかのように、同様にデプレッシブなサウンドを奏でる COLDWORLD も Post-Progressive への接近を隠そうとはしません。
9分の大曲、”Womb of Emptiness” を聴けば、彼らの新しいチャレンジを感じることが出来るでしょう。ピアノとキーボードの荘厳でクラシカルなコードプログレッションに導かれ紡がれる G.B. のクリーンボーカルは、深い悲しみを湛えつつ、ダークでディープなアトモスフィアを創出します。KATATONIA の Jonas Renkse を想起するファンも多いでしょう。
実際、楽曲の前半は KATATONIA のモダンなプログレッション、リリシズム、耽美性と共通する部分も多く感じられます。
一転、壮絶なトレモロリフとグロウル、ダブルベースドラムが切れ込むと、楽曲は激しい絶望を宿した美しさにその色を変えていきます。冷ややかな空気の中、創出される対比の妙は、アルバムの重要なポイントとなっていますね。さらに、プログレッシブという観点から見れば、”Climax of Sorrow” においても OPETH のようなヘヴィープログレッシブに知性を湛えた極上のリフを聴くことが出来ます。
一方で、”Autumn” には、ALCEST, DEAFHEAVEN といった人気と飽和の渦中にある Post-Black / Blackgaze 勢に通じるような、多幸感すら感じさせるサウンドも存在します。アルバムオープナー、”Scars” での大胆なストリングスの使用や、”Void” における美麗な女性コーラスの導入も、絶望の先に暖かい光が射すような楽曲のムードを見事に強調しており、作品に多彩で豊かな表情を植え付けています。
インタビューで語ってくれた通り、幼少時からヴァイオリンを習得している G.B. の音楽は非常に緻密かつ知的で、エピカル。完成まで8年もの長い月日を要したことにも頷けます。今回弊誌では、G.B. にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

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COLDWORLD “AUTUMN” : 9.7/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ASTRONOID : AIR】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BRETT BOLAND OF ASTRONOID !!

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Five Piece From Massachusetts, ASTRONOID Has Just Released Their Phenomenal Debut Full-Length “Air” !! “Dream Thrash” Reaches New Realm Of Metal Music !!

DISC REVIEW “AIR”

ミュージックシーンには、時にリスナーの想像を遥かに超えて、ジャンルの壁を平然と、無慈悲なまでに叩き壊すような存在が現れます。マサチューセッツを拠点とし、”Dream Thrash” を指標する5人組 ASTRONOID はまさにそういったバンドでしょう。彼らが Blood Music からリリースしたデビューフルレングス “Air” は、メタルシーンのトレンドを左右しかねないほどの傑作にして重要作となりました。
Black Metal に新たな要素を加えた Post-Black と呼ばれるジャンルが注目を集める、昨今のメタルシーン。多幸感を伴うアトモスフィア、Shoegaze 要素を融合させた ALCEST, DEAFHEAVEN、WOLVES IN THE THRONE ROOM, 実験的な Math / Prog 要素を果敢に取り入れた KRALLICE, LITRUGY は間違いなく Post-Black シーンのフラッグシップだと言えますね。
ASTRONOID はその両輪、 Shoegaze, Math / Prog 要素のみならず、Thrash Metal, Prog, Post-Rock, Power Metal, Dream Pop など実に多様なジャンルをミックスし、”Black Metal の最終形態” とでも表現したくなるような新しい音楽を生み出したのです。
“Up and Atom” は彼らの革新性を象徴するような1曲です。基本的には ALCEST のような Post-Black のフォーマットに適応した楽曲は、しかし冒頭から独自の顔を見せてくれます。キーワードはボーカルハーモニー。幾重にもレイヤーされた天上の歌声、ファルセットが紡ぐ極上のメロディーはリスナーをユートピアへと誘います。MEW の緻密に構築された幻想世界を思い出すファンも多いでしょう。時にブラストビートをも織り交ぜた、アグレッシブでテクニカルなバックの演奏との対比、マッチングの妙はアルバムを通して存在し、 ASTRONOID を”ネクストレベル”のバンドへ引き上げています。
さらに、中盤に用意された、あの HELLOWEEN を想起させるような、Power Metal 的展開はショッキングとさえ言えますね。なぜなら、モダンメタルバンドがこういった明白なメタルらしさをアピールする機会はほとんど無いからです。ツインギターハーモニーやアルペジオを多様したこのパートは、違和感なく楽曲に溶け込み、トレモロリフへと繋がりながら見事なドラマティシズムを演出していますね。
続く “Resin” も傑出した楽曲で、ボーカルの”壁”とでも形容したくなるような荘厳なるハーモニーは Devin Townsend の遺伝子を引き継いでいるようにも感じます。音の”壁”はボーカルだけではありません。シンガーでマルチプレイヤーの Brett を加えたトリプルギターとベース、4本の弦楽器が創出する、美しくも圧倒的なサウンドウォールは壮観で、心から生で体感してみたいと思えますね。
一方、タイトルトラック “Air” は比較的ストレートな “Up and Atom” と比べて実験的な一面を覗かせます。思わずカウントしたくなるマスマティカルな構成はブルックリンのシーンを意識しているようにも感じました。
さらに、プログレッシブという見地からみれば、”Obsolate” は明らかに CYNIC のリフワーク、浮遊感を独自の方法で体現しており、後半のボコーダーから難解なギターソロへと続くパートは彼らのチャレンジが身を結んだ瞬間だと言えるでしょう。
51分間のシネマティックなドリームスケープは、多幸感と希望に満ち、ポップさの限界までプッシュしながら、アグレッションと実験性をも多分に盛り込んだ、Black Metal のマイルストーン的な作品となりました。個人的には今年のベストアルバムであると確信しています。
今回弊誌では、バンドの中心人物、ボーカル/ギター担当の Brett Boland に話を聞くことが出来ました。間違いなく近い将来、大ブレイクするバンドです。日本から火が着けば嬉しいですね。尚、作品は下記の Blood Music Bandcamp から Name Your Price でダウンロード可能です。どうぞ!!

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ASTRONOID “AIR” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COBALT : SLOW FOREVER】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ERIK WUNDER OF COBALT !!

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“American Black Metal” has evolved ! Cobalt Return With Full-of-intensity Discs and a New Screamer on “Slow Forever”!!

DISC REVIEW “SLOW FOREVER”

“American Black Metal” という唯一無二のジャンルを確立した COBALT が衝撃的な2枚のレコードと新たなスクリーマーを得てシーンに戻って来ました!!
Black Metal の出自は勿論欧州です。しかし、当然ながら、シーンが人気を博し拡散するに連れて世界中から Black Metal バンドが現れるようになりました。US から現れる Black Metal は興味深いバンドが多いようにも感じますね。
WOLVES IN THE THRONE ROOM, PANOPTICON に代表される自然崇拝を掲げたアトモスフェリックなカスカディアンブラック、KRALLICE, LITRUGY といったエクスペリメンタルなブラックメタルなど多種多様で実に個性的。中でも COBALT は前作 “Gin” においてヨーロッパの Black Metal にUSロック/メタルからの影響を多大に持ち込み、シーンを驚かせました。
残念ながら、それから7年という長いインターバルの間に、強い絆で結ばれていた不世出のボーカル Phil と 全ての楽器をこなす Erik は袂を分かちます。事の詳細はインタビューを参照していただくとして、残った Erik は新たに LORD MANTIS などで知られる Charlie Fell とタッグを組むこととなりました。そうして、難産の末生まれた新作 “Slow Forever” は、キャッチーかつアグレッシブ、非常に濃厚で革命的なダブルアルバムとして遂にリリースされたのです。あの Pitchfork誌で8.4という高得点をマークしたことも記憶に新しいですね。
まず記して置くべきは、Erik もインタビューで認めている通り、もはや Black Metal の要素はほとんど残っていないという点でしょう。音楽だけにフォーカスすれば、”Slow Forever” は強烈なインテンシティーと高度なインテリジェンスを纏った純粋な “American Metal” と言えるのではないでしょうか。
アルバムを通して、作品は Erik の TOOL に対する憧れが見事に開花していますが、大曲 “King Rust” は特に象徴的です。ブラストビートの代わりに使用される、プリミティブでトライバルな本能的ビートはまさに Danny Carey のそれで、リスナーの思考に直接訴えかけるような力強さを持っています。
有機物質のように形を変えながら、次々と繰り出される印象的なリフワークとミニマルでマスマティカルなアプローチも実に効果的。同時に、新加入 Charlie の野性的で獰猛なスクリームにより、TOOL 以上に NEUROSIS を感じるリスナーも多いでしょう。
しかし勿論、アメリカンミュージックからの影響は TOOL のみにはとどまりません。アルバムオープナー “Hunt the Buffalo” に代表されるように、クリーンギターを使用したブルース/カントリー/フォークミュージックに通じるリックの数々も彼らの重要なアイデンティティーとなっていますし、それは、突き詰めれば Mark Tremonti が CREED, ALTER BRIDGE といった Post-Grunge の重要バンドたちの中で行ってきた挑戦にも通じます。
さらに、彼らを語る時、ニューオリンズのスラッジモンスター EYEHATEGOD と USアンダーグラウンドの雄 SWANS をイメージすればより理解が深まるでしょう。メタルとハードコア、パンク、オルタナティブロックとフォーク、ノイズなど、彼らのダークでクロスオーバーな精神性はまさに COBALT と深く通じているからです。特に、”Elephant Graveyard” はここ数年でも傑出した地下音楽のクロスオーバーチューンだと感じました。
今回弊誌ではバンドの頭脳、Erik Wunder にインタビューを行うことが出来ました。以前から敬愛する、ヘミングウェイの有名なノーベル賞受賞スピーチ “at best, writing is a lonely life” の一節を “Iconoclast” で使用していますが、同様の気持ちだったのかも知れませんね。どうぞ!!

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COBALT “SLOW FOREVER” : 9.9/10

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WORLD PREMIERE : “ABANDON” “THE VOID ALONE” “SCAR QUEEN” 【FALLUJAH : DREAMLESS】


WORLD PREMIERE: NEW SONG!! “ABANDON” “THE VOID ALONE” “SCAR QUEEN” OF FALLUJAH !!

Atmospheric Prog-Death Metal Master from US, FALLUJAH set to release game-changing new record “Dreamless” on 4/29!!

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ここ数年のメタルシーンにおいて、”最も興味深いバンドの一つ”などと評される変革者、アンビエンスとテクニカルを革命的センスで共存させる FALLUJAH が4/29に待望の新作 “Dreamless” をリリースします!!

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»Dreamless« – Tracklist:
01. Face Of Death
02. Adrenaline
03. The Void Alone
04. Abandon
05. Scar Queen
06. Dreamless
07. The Prodigal Son
08. Amber Gaze
09. Fidelio
10. Wind For Wings
11. Les Silences
12. Lacuna

【ABOUT “DREAMLESS”】

FALLUJAH caused quite a stir in the music world with the release of their latest album, »The Flesh Prevails«. It topped several “best of 2014” lists in not only the metal world, but in the progressive music community as well and won over scores of new fans with their fresh, emotive, and technically challenging music. As a result, FALLUJAH has paved the way for a new melodic and atmospheric perspective on death metal!
»Dreamless« was recorded at Sharkbite Studios with producer Zack Ohren (ANIMOSITY, SUFFOCATION, ALL SHALL PERISH, DECREPIT BIRTH), and was mixed and mastered by Mark Lewis (DEVILDRIVER, CANNIBAL CORPSE, WHITECHAPEL, THE BLACK DAHLIA MURDER, CARNIFEX) in Orlando, FL at Audiohammer. Cover art was created by Peter Mohrbacher. The album features guest vocal appearances by Tori Letzler, Mike Semesky and Katie Thompson and a guest guitar solo by Tymon Kruidenier (ex-CYNIC, EXIVIOUS).

前作 “The Flesh Prevails” のテクニカルとアトモスフィアを共存させた作風は、フレッシュでエモーショナルとの評判を呼び、メタルシーンのみならず、プログコミュニティーまでも強く魅了しました。
あれから2年。今作 “Dreamless” において印象的なのは、まずは女性クリーンボーカル Tori Letzler がゲストとして計4曲に参加することで増したキャッチーさです。アンビエンスとアグレッションを見事に対比させるこのコラボレーションは実に際立っていますね。メロディーの質もさらに向上しているように感じます。
同時に、トレモロリフの使用頻度はさらに増えており、高いテクニックで繰り出される美麗なシュレッド(PLOYPHIA を想起させる場面も)とトレモロの併用が彼らのユニークさ、個性を物語り、素晴らしいアトモスフィアを創造しています。映画と映画が与える感情をテーマとした今作ですが、音楽性もまさしくシネマティックという称号がふさわしいと感じました。
加えて、前作に比べてグルーヴも多様化しており、ドラムすら収録されていないアンビエントなピースまで存在します。ブライトなプロダクションも白眉で、テクデスに留まらず、多くのファンを獲得する可能性に満ちていますね。
結果として、”Dreamless”はエモーションとテクニックに溢れ、独自のアトモスフェリックデスメタルを進化させた傑作となりました!!ぜひチェックしてみてくださいね。

【ALEX HOFMANN TALKS ABOUT “DREAMLESS”】

“Simply calling it death metal would be inaccurate, This album is a major step forward with the goal in mind of transcending the limitations of not only the death metal sound but the scene at large. Anyone who is a Fallujah fan will put the record on and immediately know who it is they are listening to, but there’s a diverse palette represented here that our previous albums lacked. The aim of the album seemed a lot more focused this time with what we wanted to achieve. With each album we write it becomes apparent that we get better at actual songwriting.
The main theme revolves around various films and the emotions they evoke from my own past, Each song manifests not only the themes within dialogue, but the colors and cinematography as well. I found it refreshing not to have to dig deep back into my own head and try to force a sense of artistic flare on ideas or experiences that in many ways are not grimly poetic. Telling a story about the struggles of characters in an environment that is real and down to earth was so interesting because there is no sense of insincerity. You are in many ways retelling a story from your own perspective, one that is driven by empathy and common experience. The real treat will be seeing if the fan base can decipher the themes of the lyrics and figure out what films correlate with which songs.
I want the kids to be able to put the record on and actually feel something real,I think if I had to direct their emotions it would be those of nostalgia, memories and someone of blissful ignorance. I want a fan to put on a song from a new record that he’s never heard before and have it take him back to a time or place that the song has no attachment to. The melodies and atmospheres on this record are powerful in that way for all of us so we hope it has the same effect on other.”

単純に “Dreamless” をデスメタルと呼んでしまうのは正確ではないね。この作品はデスメタルのみならず、シーン全体の限界を超越するというゴールのための大きな1歩なんだよ。勿論、FALLUJAH のファンなら、このレコードを聴けばすぐに僕たちの音楽だと分かるだろうね。だけど、この作品には、前作に欠けていた色とりどりの多様性が存在するんだよ。アルバムの目標は、僕たちが成し遂げたいことに、よりフォーカスすることだったように思えるね。過去から作品を遡れば、僕たちのソングライティングがどんどん良くなっていることが分かると思うよ。
作品のテーマは、様々な映画とそれに纏わる話。映画で感情的になって、自身の思い出が喚起されることがあるよね。どの楽曲も、セリフだけでなく、色使いや撮影技術も同様にテーマとしているよ。
キッズにはこのレコードを聴いて、何かリアルなものを感じて欲しいと思うよ。もし僕が、彼らの感情に直接触れられるなら、きっとこのレコードがノスタルジーや思い出、幸せな子供時代といったものを喚起していることが分かるだろうね。ファンのみんなには、新作から未知の新曲を聴いて、自分自身の過去の時間や場所に浸って欲しいな。このレコードのメロディーやアトモスフィアは強力で、僕たちはそうすることが出来たから。みんなにも同じような効果があれば良いな。

ALEX HOFMANN

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Fallujah Facebook Page
Nuclear Blast Records

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【NOVEMBRE : URSA】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CARMELO ORLANDO OF NOVEMBRE !!

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Giant awakes!! Italian Prog-Goth/Doom maestro, Novembre are back with fantastic Post-Peaceville record “URSA” for the first time in nine years !!

DISC REVIEW: “URSA”

イタリアの Prog-Goth Giant、NOVEMBRE が9年の長いハイエイタスの後、待望の新作 “URSA” をリリースしました!!
90年代初頭、ANATHEMA, PARADISE LOST, MY DYING BRIDE といったバンドが構築した美麗な Gothic Death Metal サウンドは、彼らが契約していたレーベルの名を取り “Peaceville Sound” と表現されています。00年代に、ほとんど話題にも登らなくなったそのサウンドは、2010年代に入り、ANATHEMA, KATATONIA のような Post-Prog サウンドへの深化、もしくは昨年の PARADISE LOST, DRACONIAN のような強烈でモダンな原点回帰により、シーンのトレンドへと戻って来ているように思えます。
そういった状況の中、遂にイタリアの巨人 NOVEMBRE も動き出しました。叙情と怒り、プログ/ドゥーム/デス/ゴシックを見事に共存させた前作 “The Blue” は間違いなく、彼らの長いキャリアにおいて集大成と呼べるような傑作であったにも関わらず、時代は味方することなくバンドは長い沈黙に入ってしまいます。その間に、残念ながらメンバーこそ Carmelo Orlando、Massimiliano Pagliuso の2名となってしまいましたが、機は熟しましたね。
“Peaceville Sound” が復活を遂げた今、彼らの新作 “URSA” は奇しくも NOVEMBRE 初期の名作 “Wish I Could Dream It Again”, “Classica” 時代のサウンドに少しばかり原点回帰を果たしたようにも感じられます。あの時代を深く知るプロデューサー Dan Swano の起用もその要因の1つかも知れません。同時に、作品には ALCEST 以降の Post-Black サウンド、現代的なアトモスフィアも持ち込まれており、結果として “URSA” は、過去と現在の憂鬱で美麗なメタルサウンドを味わえる傑出した作品に仕上がっています。
9年の沈黙を破るかのような雄弁なアルバムオープナー “Australis” は幽玄で美しく、ダイナミックかつアトモスフェリック。まさに “Post-Peaceville Sound” とでも表現出来るような世界観を誇ります。
“The Rose” がロシア由来のメランコリックなメロディーで彼らの帰還を告げれば、前作のファンを狂喜させるようなプログメタル要素の強い佳曲 “Umana” でリスナーは完全に “URSA” の虜となるでしょう。”Umana” は8年前に書かれた楽曲だそうですが、熟成期間を経て Post-Black 化した OPETH のようなサウンドに仕上がったのは実に興味深いですね。
タイトルトラック “Ursa” はヨーロピアンフォークのヴァイブを強く取り入れています。これは作品のタイトルが、ジョージ・オーウェルの “Animal Farm” を引用したことと関連していて、つまり、あの時代のヨーロッパを音楽的に再現することで、現代のアニマリズムを風刺し批判しているのです。
KATATONIA の Anders がゲスト参加しシングルカットされた “Annoluce” は身をよじるようなメロディーが秀逸な典型的 “Peaceville Tune”。そして続く9分にも渡るインストゥルメンタルチューン “Agathae” はまさに初期の彼らと今を繋げるミッシングリンク。20年前、”Wish I Could Dream It Again” 当時に書かれたという楽曲は何年もの間、ギタートラックを重ね続けてようやくここに日の目を見たのです。彼らの楽曲に対する拘りが強く感じられるエピソードですね。
70年代の香りを感じさせる、Dan Swano 印の宝石のような “Fin” で60分の11月劇場は幕を閉じます。
今回弊誌では、ギター/ボーカルを担当する Carmelo Orlando にインタビューを行うことが出来ました。今作は時代も必ずや味方すると思います。どうぞ!!

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NOVEMBRE “URSA” : 9.6 / 10

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