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RHAPSODY REUNION JAPAN TOUR SPECIAL !! INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH !


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH OF RHAPSODY REUNION !!

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Italian Symphonic Power Metal Legend, Rhapsody Reunite To Celebrate Their 20th Anniversary And Coming To Japan For Farewell !

“EMERALD SWORD SAGA”

シンフォニックパワーメタルの先駆者にして、イタリアが生んだ伝説の戦士 RHAPSODY が、初期のメンバーでリユニオンを果たし、ここ遥かなる地日本でも翠玉の太刀を携えフェアウェルツアーを行います!!名作 “Symphony of Enchanted Lands” の完全再現を伴う結成20周年のアニバーサリーライブは、偉大な勇者たちのレガシーに幕を下ろす別れの儀式ともなるはずです。
RHAPSODY が1997年にリリースした “Legendary Tales” はまさにゲームチェンジングなレコードでした。勿論、それ以前にもクラッシック音楽とメタルを融合させたバンドは多数存在しましたが、”フィルム・スコア・メタル” と称される彼らの音楽は、文字通り雄大なファンタジームービー、もしくは勇壮なロールプレイングゲームを強くイメージさせる一大エピックだったのです。
鳴り響くクワイア、壮麗かつシンフォニックなオーケストレーション、大仰なコンポジション、そしてヨーロッパの空気を存分に伝えるクラシカルでフォルクローレなメロディー。何よりバンドには、そのイロモノ感を説得力へと導く英傑が存在しました。
カンツォーネの歌唱をメタルに取り込むがごとく熱く太いハイノートを操る Fabio Lione, ファストで素晴らしくデザインされたリードプレイを披露する Luca Turilli, バロックから後期ロマン派まで幅広い知識でアグレッシブなオーケストラを創造する Alex Staropoli 。Sascha Paeth という黒子の存在もあって、三俊の奏でるシンフォニーはメロディックメタル史に語り継がれるマスターピースを産み落としたのでした。 当時、BLIND GUARDIAN と ANGRA の理想的な婚姻といったイメージを抱いたファンも多かったのではないでしょうか。
さらに RHAPSODY がエポックメイキングだったのは、アルバム5枚で完結する長編ファンタジー、エメラルドソードサーガをコンセプトの中央に据えた点でしょう。2、3作の連続コンセプトアルバムならばしばしば存在するかもしれませんが、RHAPSODY は5作品に渡る長く壮大過ぎるストーリー。しかもエメラルドソードサーガが終結した後、ダークシークレットサーガというこちらもアルバム5枚に渡る長編に乗り出したのですから、あまりに型破りだと言わざるを得ないでしょう。
Luca Turilli のイマジネーションが生んだ世界はこうです。
「ストーリーの主人公はユニコーンに運命を告げられた “氷の戦士”。彼は魔法の国アルガロードに忍び寄る暗黒王アクロンの軍団を打ち倒すため、エメラルドソードを求め地獄に聳える暗黒の塔に向かいます。塔を守護する象牙の門を開くため三つの鍵を探し出し、遂に伝説の剣を手に入れた氷の戦士。アンセロット王国の救出に向かった彼は戦友アルワルドと共に要塞を解放します。しかし暗黒王アクロンの奸計により2人は捕えられ、アルワルドの恋人アイリンは目の前で犯され殺されてしまうのです。アルワルドの命を賭した機転により何とか逃げ出すことに成功した氷の戦士。しかしエメラルドソードを手にした暗黒王は、暗黒の女王を蘇らせ魔法の国々を滅ぼしていきます。氷の戦士は暗黒王の魔の手から”エンチャンテッドランド”を守れるのでしょうか?」
さて、今回完全再現を行う第2幕 “Symphony of Enchanted Lands” はサーガで最も大仰でプログレッシブな作品。そして今回インタビューを行った Alex Holzwarth が加入した第3幕 “Dawn of Victory” は逆にコンパクトでパワーメタル然とした作品。何より、サーガの幕を閉じる第5幕 “Power of the Dragonflame” はサーガ全ての長所を盛り込んだまさに集大成とも言える完成度、劇的なクライマックスを宿した新たな傑作だと言えますね。
エメラルドソードサーガの後、バンドは RHAPSODY OF FIRE への改名、契約を巡るトラブル、Luca の脱退からバンドの分裂、Alex Holdsworth & Fabio Lione の脱退と決して順風満帆で来た訳ではありません。実際、ただ1人 RHAPSODY OF FIRE に残る形となったキーボーディスト Alex Staropoli は残念ながら今回のリユニオンには参加していません。
しかし、インタビューにもあるように、彼以外の参加メンバーはとにかく楽しんで今回のツアーを行っている様子。最後に、散り散りとなってしまった全盛期のメンバーが揃う RHAPSODY を見るチャンスが訪れたことは日本のファンにとって素晴らしいプレゼントでしょう。
今回弊誌では、ドラマー Alex Holzwarth にインタビューを行うことが出来ました!16年在籍したバンドのダイナモが気さくに現状を語ってくれました。行間を読めば見えてくることもあるでしょう。どうぞ!!

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INTERVIEW WITH ALEX HOLZWARTH

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Q1: First of all, Rhapsody Reunion Japan Tour 2017 is just announced! How do you feel now?

【ALEX】: Thank you Sin! I am super excited to come back to Japan again! Japan was and is always one of my favorite country to visit! And its a double pleasure to come with my friends, Luca, Dodo, Patrice and of course Fabio! I still remember the first Japan shows we played together with Edguy in May 2002! So its something very special for us to come back with this special lineup.

Q1: まずは、RHAPSODY Reunion 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 がアナウンスされましたね!!今のお気持ちを教えてください。

【ALEX】: ありがとう!また日本に戻れるんだ、とても興奮しているよ!日本は今も昔も常に大好きな国なんだよ!
加えてもう一つ嬉しいのは、僕の友人たち、Luca, Dodo, Patrice, そして勿論 Fabio と行けることなんだ!
僕は今でも、2002年の5月に EDGUY とプレイした最初の日本でのライブを覚えているよ!だから、このスペシャルなラインナップで日本に戻れるのは、僕たちにとってとても特別なことなんだ。

Q2: So, the whole metal world were surprised at the announcement of a farewell tour regarding the 20th anniversary of Rhapsody with Reunion. How did you come up the idea of getting back together and play the classic Rhapsody songs?

【ALEX】: To make the story short, the idea was there anyway because the anniversary was coming closer and it seems like every band is doing stuff like this. The fans love it, we love it, so why not just doing it? This is what we do now and it feels great! Sometimes life can be easy man, haha.

Q2: それにしても、今回 RHAPSODYの20周年を祝う再集結は、メタルコミュニティーを驚かせましたね!リユニオンの計画はどのように生まれたのですか?

【ALEX】: 掻い摘んで言うと、アイデアはすでに存在していたと言えるね。というのも、アニバーサリーが近づけば、どのバンドも同じようなことをしているでしょ?
ファンも期待している、僕たちだってやりたい。だったらやるしかないでしょ?実際、今やっているツアーは最高なんだ!人生は時々思うよりもイージーなことがあるんだよ(笑)。

Q3: Founding member, Alex Staropoli seems to be important for Rhapsody’s legacy. Why did he decide to not be part of this reunion?

【ALEX】: Well you have to ask Alex here. Actually it is sad he is not with us to celebrate this anniversary of the band and to close this Rhapsody chapter in a way like this. We have a lot of sold out shows, incredible feedback from the fans and all that stuff. Its such a positive experience for us at the moment, I wish this could last forever you know. But we also respect Alex´s decision and this is also the reason why we don´t replace him on stage.

Q3: 創立メンバーで、バンドの要とも言えるキーボーディスト Alex Staropoli は残念ながら不参加ですね?

【ALEX】: そうだな、君が Alex に来るよう頼むべきだよ。実際、彼が僕たちとバンドのアニバーサリーを祝わずに、こういった形で RHAPSODY の幕を引かなければならないことは悲しいよ。
僕たちのショウは大半がソールドアウトで、ファンと全てのスタッフからのフィードバックも驚異的なんだ。今のところ実にポジティブな体験が出来ているね。それこそずっと続けば良いと思うくらいに。
だけど、僕たちは同時に Alex の決断を尊重してもいるんだ。彼の代役を起用しないことこそがそのリスペクトを表していると思うね。

Q4: Anyway, the atmosphere of the band seems to be very good as long as I see reports and photos, don’t you? I feel regrettable that this is the last time, haha.

【ALEX】: Its the last time, yes. At the moment we enjoy every second to celebrate this special events with our great fans!

Q4: 仰る通り、バンドの雰囲気はとても良さそうで、それもあってこれが最後だと言う事実は残念に思えます。

【ALEX】: これが最後なんだよ。だけどそうだね、今のところ僕たちは、偉大なファンとともにこのスペシャルなアニバーサリーイベントを毎秒楽しんでいるよ!

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Q5: Rhapsody Reunion, Rhapsody of Fire, and Luca Turilli’s Rhapsody. It is very unusual for three same maternal bands to exist at the same time, right? Why is this complicated situation?

【ALEX】: I agree with you! Everyone knows I never liked this situation lol Next question lol.

Q5: RHAPSODY REUNION, RHAPSODY OF FIRE, LUCA TURILLI’S RHAPSODY。同じ母体のバンドが3つも同時に存在するのは非常に奇妙な状況ですよね?なぜこんなことになってしまったのでしょう?

【ALEX】: 君に同意するよ!みんな知っていると思うけど、僕はこんなシチュエーションが気に入ったことはないよ(笑)。次の質問!(笑)

Q6: Last year, you and Fabio parted ways with Rhapsody of Fire. What was the story behind your departure?

【ALEX】: I play in this band for so long and after the split, I was never really happy again. We had also good times without a question but to keep the story short, it just did not feel right anymore for me. Sad but I had to leave.

Q6: 昨年、あなたは Luca と共に RHAPSODY OF FIRE を離れましたね。どういった状況だったのでしょう?

【ALEX】: 僕はあのバンドで長い間プレイして来たね。結局、バンドが分裂した後、僕はまた本当にハッピーになれたことがなかったんだよ。
勿論、疑いようもなく僕たちは素晴らしい時間を過ごして来た訳だけど、端的に言ってこれ以上あのバンドに居るのが正しいとは思えなかったんだ。悲しいけれど、僕は離れなければならなかったんだよ。

Q7: You became a part of Rhapsody in 2000. So, the third part of Emerald Sword Saga, “Dawn of Victory” was the first Rhapsody record for you. In your 16 year of Rhapsody, which is the most impressive record you like most?

【ALEX】: At the moment I would say Symphony of enchanted lands is a great record and brings back great memories to me. Fits very well at the moment, right?

Q7: あなたは 2000年にバンドに加わりました。ですから、エメラルドソードサーガの第3部、”Dawn of Victory” から16年間 RHAPSODY に在籍した訳ですが、最も気に入っている、印象的なアルバムを教えていただけますか?

【ALEX】: 今は、”Symphony of Enchanted Lands” が偉大なレコードで、素晴らしい思い出を呼び覚ましてくれると言えるね。だって今の状況にもピッタリでしょ?

Q8: Also, I really love Sieges Even. So, It is a pity that the band is inactive. Anyway, have you decided the plan after this reunion is over?

【ALEX】: Oh thank you very much!! Well, I have some things in mind and I play in Serious Black, but at the moment I want to enjoy this anniversary and reunion tour with my friends the best I can. We will see what the future brings.

Q8: あなたが所属していた SIEGES EVEN も良いバンドでしたね。活動を中止しているのが残念です。リユニオンが終わった後の予定は決まっていますか?

【ALEX】: おっ、どうもありがとう!!そうだね、今考えていることはいくつかあるし、後は SERIOUS BLACK かな。
ただ、現時点ではこのアニバーサリーと、友人とのリユニオンを出来るだけ楽しみたいんだ。その後は、まあどうなるか見てみよう。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED ALEX’S LIFE

METAL CHURCH “METAL CHURCH”

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SCORPIONS “ANIMAL MAGNETISM”

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SLAYER “REIGN IN BLOOD”

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EXODUS “BONDED BY BLOOD”

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LOUDNESS “THUNDER IN THE EAST”

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MESSAGE FOR JAPAN

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Dear Japanese Fans, I can’t tell you how excited we are to come back to your country and to celebrate the Rhapsody 20th anniversary and farewell Tour with you! I am sure its gonna be amazing again! Hope to see you all very soon

日本のファンのみんな。RHAPSODY の20周年アニバーサリーとフェアウェルツアーで君たちの国に戻れることをどのくらいエキサイトしているのか、伝えるのが難しいくらいだよ!また素晴らしいことになるだろうね!すぐに会おう!

ALEX HOLZWARTH

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RHAPSODY REUNION 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 の詳細はこちら
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Alex Holzwarth Facebook Page

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DRAGONFORCE : REACHING INTO INFINITY】JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FRÉDÉRIC LECLERCQ OF DRAGONFORCE !!

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UK Based Power Metal Speed Star, Dragonforce Reaches Into New Horizon With Their Newest Album “Reaching Into Infinity”!! Still Fast But Mature!

DISC REVIEW “REACHING INTO INFINITY”

英国が誇るパワーメタルスピードスター、DRAGONFORCE が7枚目のフルアルバムとなる “Reaching into Infinity” をリリースしました!!”無限大”の力と可能性を秘めたその魅力的な音時空は、素晴らしきカタルシスを伴って世界に光明と救いをもたらすことでしょう。
DRAGONFORCE は勿論、その計測不能なまでに狂速な bpm と、レトロゲームの影響を消化したチップチューンメタルのコンボで名を上げたバンドです。確かに、時に激しいギターデュエルを交えながら突き進む、その目まぐるしくも華麗で勇壮なスタイルは実にエキサイティング。バンドは暗雲漂うパワーメタルシーンの救世主として着実にその地位を築き上げて来たと言えるでしょう。
しかし、DRAGONFORCE は現在、そのパワーメタルという “檻” からゆっくりと着実にその領域を拡大させつつあります。
実際、ギタリスト Sam Totman という大黒柱がコンポジションの中心に座っていた “The Power Within” 以前のパワーメタル然とした作品と、マルチな才能を持つベーシスト Frédéric Leclercq が大々的に関わるようになり Sam との二頭体制を築いた後の作品には大きな差異が存在するようにも思えます。
二頭体制の幕開けとなった前作 “Maximum Overload” はバンド史上最高に芳醇な音楽性を誇る作品でした。インタビューにもあるように全てを2人で共作したというアルバムは、Frédéric が持ち込んだデス、スラッシュ、プログといった新たで多様な感覚と、奇跡の 235 bpm を実現した “The Game” が象徴するバンドのアイデンティティー “スピード” を共存させた完璧なる傑作だったと言えますね。勿論、Jens Bogren の類希なるセンスがバンドをまだ見ぬ高みへと導いたことも否定は出来ないでしょう。
ただ何より、Frédéric が日本のゲーム “悪魔城ドラキュラ” へのトリビュートとして制作した “Symphony of the Night” の妖艶なる美の調べは、以前のバンドには存在し得ない新たな至宝に違いありません。前世は日本人だったとまで語る Frédéric のメロディーには、コード進行をより意識することで生まれる日本的な “艶” が確かに備わっているのです。
二頭体制を引き継ぎながらも2人が別々に作曲を行い、結果として Frédéric が大半の楽曲を手がけることとなった新作 “Reaching into Infinity” は、”Maximum Overload” でのチャレンジをさらに1歩押し進めた作品に仕上がりました。
期待感を煽る荘厳なイントロダクションに導かれ幕開ける、アルバムオープナー “Ashes of the Dawn” はまさに歌劇”スピードメタル”。オペラティックな Marc Hudson の歌唱は、ファストでシンフォニックな舞台に映え、昇龍の如く天高く舞い上がります。自らのトレードマークをしっかりとアピールしながら、よりシアトリカルで洗練されたメロディーを提示する現在の DRAGONFORCE に死角はありませんね。
トランス的なイントロから HELLOWEEN を想起させるメジャーなコーラスを経てプログレッシブな展開を見せる新鮮な “Judgment Day”、新ドラマー Gee Anzalone の派手やかなお披露目から Frédéric の壮絶なベースソロまでリズム隊の活躍が顕著な “Astral Empire” と疾走するキラーチューンを畳み掛けたバンドは、徐々にその成熟を遂げたドラゴンの巨体を顕にして行きます。
“悪魔城ドラキュラ” トリビュートの続編、ディミニッシュの魔法が冴える “Curse of Darkness”、切なくも壮大なバラード “Silence”、そして ANTHRAX のエナジーを宿したスラッシュチューン “War!” と実に多彩なアルバムの中でもハイライトは11分の大曲 “The Edge of the World” でしょう。
IRON MAIDEN の長尺曲をも想起させる楽曲は、プログレッシブな展開美が白眉で実にエピカルかつドラマティック。ボーカル、ギターソロ、バッキングをよりオーガニックに誂え、しかし時にデスメタルの要素までも散りばめた世界の果ての景観は、静と動のコントラストが鮮やかに浮き彫りとなった新たな光景だったのです。それは様々なジャンルのバンドで経験を積んだフランス人の才能が、バンドのカラーと遂に溶け合った瞬間と言えるのかもしれませんね。
今回弊誌では、作品のキーパーソン Frédéric Leclercq にインタビューを行うことが出来ました!充分にファストですが、以前の良くも悪くもピーキーな DRAGONFORCE とは趣を異にする円熟の一作。同時に、今回も Jens Bogren は素晴らしい仕事を果たしたようですね。どうぞ!!

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DRAGONFORCE “REACHING INTO INFINITY” : 9.7/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TWILIGHT FORCE : HEROES OF MIGHTY MAGIC】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BLACKWALD OF TWILIGHT FORCE !!

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Adventure Metal Heroes From Twilight Kingdom Have Now Risen! Twilight Force And Their Newest Record “Heroes Of Mighty Magic” Will Conquer The World !!

DISC REVIEW “HEROES OF MIGHTY MAGIC”

Twilight Kingdom から現れた、Adventure Metal の使者 TWILIGHT FORCE が待望の2ndアルバム “Heroes of Mighty Magic” をリリースしました!!ここ日本でも、その独特でヒロイックなパフォーマンス、コスチュームが話題となっているバンドですが、音楽的にも格段に進化を遂げた作品は、彼らの地位を確固たるものにするでしょう。
インタビューでは、頑なにメンバー、いや6人のヒーローたちは Twilight Kingdom から現れたと語っていますが、後半では Falun がホームタウンだと口を滑らせていますので、おそらくはスウェーデンに Twilight Kingdom への扉が存在するのでしょう。とにかく、TWILIGHT FORCE は OPETH や IN FLAMES を輩出したメタルキングダム、スウェーデンが生んだ新たな才能です。最近では SABATON が自らのフェスを主催するほどの人気ですが、TWILIGHT FORCE は公私共に同郷である SABATON の兄弟分的な存在でもありますね。
映画 “The Lord of the Rings” から抜け出してきたかのような出で立ちの6人のヒーローは、実際 Power Metal というジャンルを救う救世主なのかも知れません。BLIND GUARDIAN, SONATA ARCTICA, RHAPSODY といったバンドが全盛だった2000年あたりをピークに、このジャンルに対する注目度は減退し続けて来たように思います。そこには、ある意味、型に拘る様式美の限界が存在したのかも知れませんね。
TWILIGHT FORCE の “Adventure Metal” はしかし、インタビューにもあるように、その停滞を打ち破る 「Power Metal の最も洗練された強烈な表現法であり、進化の頂点」 だと言えます。確かにデビュー作 “Tales of Ancient Prophecies” にはキラリと光る才能の片鱗こそ多分に散りばめられてはいましたが、サウンドやコンポジションにまだまだ垢抜けない部分も少なからず存在していました。しかし、Nuclear Blast というビッグディールを得て臨んだ長尺コンセプトアルバム “Heroes of Mighty Magic” にはまさに Blackwald の言葉を具現化した、極上のエピックワールドが広がっているのです。
進化の頂点たる所以は、Blackwald が語るように、その作曲方法にあるのかも知れません。ピアノから取り掛かり、ほぼ完成形まで進めてから他の楽器を導入するという彼らのやり方は、このジャンルにおいては非常に珍しいように思います。しかし、確かに旋律、ハーモニー、リズムを同時に考慮可能なピアノは、一元的なギターやドラムスから始めるよりも豊かな可能性が存在するようにも思えますね。
そしてその手法から生み出された、時にプログレッシブとも言えるほど非常に緻密で複雑なコンポジションは、格段に進歩したサウンドプロダクションの下、洗練されたオーケストレーション、勇壮でファンタジックなメロディー/クワイア、モダンなテクニックを内包することとなりました。その一方で、Power Metal の鋳型的な部分、特にクラシカルな要素を減退させ、代わりにフォークメタルのエッセンスを吸収することで、見事に映画やロールプレイングゲームのサウンドトラックに接近した独自の斬新なる Power Metal Symphony を完成させたのです。
勿論、アルバムはオープナー “Battle of Arcane Might” から疾走感とカタルシス、そしてシンガロングを誘発する魅惑の旋律を70分に渡って
欠かすことはありません。ただ、ANGRA の Fabio Lione が参加した “There and Back Again”, SABATON の Joakim Broden が参加したタイトルトラック “Heroes of Mighty Magic” は共に10分に迫るドラマティックな1大エピックで、この2曲の構成力、スケール感こそ、まさにアルバムを象徴する楽曲と言えるのではないでしょうか。
今回、Blackwald が “人生を変えた5枚のアルバム”のトップに挙げている作品が BLIND GUARDIAN の “Nightfall in Middle-Earth” なのですが、実は完成した “Heroes of Mighty Magic” を初めて聴いた時、Blackwald は “Nightfall in Middle-Earth” を初めて聴いた時と似た感覚を覚えたそうです。
“Nightfall in Middle-Earth” も “The Lord of the Rings” の作者、トールキンの小説を下にしたファンタジックでエピックな長尺コンセプトアルバム。BLIND GUARDIAN が1998年に提示したのは、非常に緻密かつシネマティックな Power Metal を超えた異形の傑作でしたが、TWILIGHT FORCE は “Power Metal の守護者” の意思をしっかりと受け継ぎながら、現代的にアップデートした作品を閃かし、シーンに投げかけたようにも感じられました。
今回弊誌では、キーボード、ヴァイオリン、チェンバロを担当し、作曲、アレンジの中心でもある Blackwald にインタビューを行うことが出来ました。ぜひライブパフォーマンスの動画もチェックしていただきたいバンドです。どうぞ!!

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TWILIGHT FORCE “HEROES OF MIGHTY MAGIC” : 9.9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【WARDRUM : AWAKENING】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH STERGIOS KOUROU OF WARDRUM !!

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The Full Of Emotion, Melody, And Technique. One Of The Great Modern Power Metal Outfits From Greece, Wardrum Has Just Released Their Masterpiece “Awakening” !!

DISC REVIEW “AWAKENING”

まさに百花繚乱、メタルの一大産地となったギリシャから現れた驚異の新鋭 WARDRUM が、バンドの最高傑作 “Awakening” をリリースしました!!アルバムを通して、心を打つ哀愁のメロディーと目覚ましいテクニックを高い次元で融合させた “Awakening” は間違いなく日本のメタルファンに強くアピールすることでしょう。
WARDRUM は前身の Prog-Metal バンド HORIZON’S END を母体として2010年に結成された5人組。ドラマーの Stergios Kourou が中心となり作詞作曲を手がけるという珍しい体制のバンドです。
FIREWIND, Gus G は勿論、SEPTICFLESH, ROTTING CHRIST, SUICIDAL ANGELS など様々なジャンルで才能豊かなバンドが存在するギリシャのメタルシーン。中でも、華麗でエモーショナルなメロディーと、ソリッドでタイトな現代的テクニックを備えた WARDRUM の Modern Power Metal は、弊誌が今年インタビューを行った SUNBURST と並んでモダンと伝統が織り成すヨーロピアンメタルの新たな潮流を期待させてくれますね。
インタビューでも語ってくれたように、WARDRUM の音楽は強くメロディーにフォーカスしています。現在、ボーカルを務める Yannis Papadopoulos は同郷の知性派 UNITIL RAIN のメンバーとしても知られる実力者なのですが、彼のワイドなレンジを使用し歌い上げる、エモーショナルで哀愁に満ちた調べはアルバムを通して傑出していますね。特に “Right Within Your Heart” は Yannis の熱い歌唱がドラマティックでファストな楽曲と完璧にマッチし、Power Metal 史に残るであろう名曲として燦然と輝いています。
WARDRUM を語る時、同時に忘れてはならないのがプログレッシブというワードです。”Sometimes” の印象的なアルペジオや、”On Skies of Grey” の見事な構成美を聴けば、WARDRUM が幅広い影響を持った多彩なバンドであることが分かるでしょう。
面白いことに、彼らが強く影響を受けたバンドとして挙げているのは、CRIMSON GLORY, SANCTUARY, CONCEPTION といった少しマイナーなバンド群。しかし、勿論 CRIMSON GLORY は QUEENSRYCHE にも通じますし、同様に SANCTUARY は NEVERMORE, CONCEPTION は KAMELOT と考えれば、彼らのアイデンティティーを理解しやすくなるはずです。
そして KAMELOT meets NEVERMORE というフレーズは、実は SUNBURST を表す際にも頻繁に使用されているのですから、このUSを代表する2大 Prog-Power バンドが与えた影響が最も開花している場所が実はギリシャであるという可能性も実に興味深いと感じます。
さらにバンドは Kosta Vreto という Gus G, Gus Drax と同じ土俵に上がる資格を備えたギターヒーローを有しています。ピックを一切使わず爪だけで凄まじいシュレッドから美麗なメロディーライン、そしてヘヴィーなリフまで自由自在にプレイする彼の姿はまさに圧巻の一言。
ただピックを使用しないというだけでなく、時に人差し指の背を使用したダウンストロークを選択したかと思えば、クラッシックギターのように全ての指を駆使してファストなプレイを繰り出す場合もあり、勿論、ピックを持たないためタッピングにも滑らかに移行することが可能。その非常にユーティリティーなプレイスタイルが、独創的で幅広い WARDRUM の音楽性を見事に牽引していると言えるでしょう。
CRYPTOPSY のギタリスト Christian Donaldson のスタジオワークによって “Awakening” の素晴らしくモダンなサウンドが具現化されていることも付け加えて置きましょう。
今回弊誌ではバンドの中心人物、Stergios Kourou にインタビューを行うことが出来ました。彼のシンコペーションを多用した多彩なリズムアプローチが WARDRUM を象徴することは明らかです。どうぞ!!

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WARDRUM “AWAKENING” : 9.5/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DGM : THE PASSAGE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ANDREA ARCANGELI OF DGM !!

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Italian Prog-Power Maestro, DGM Has Just Released Their New Masterpiece, “The Passage”!! Don’t Miss Upcoming DGM Japan Tour on November !!

DISC REVIEW “THE PASSAGE”

イタリアが誇る、ダイナミックでソリッドな Prog-Power マエストロ, DGM が3年振りとなる新作 “The Passage” をリリースしました!!
メンバーチェンジの多いバンドで、DGM (Diego, Gianfranco, and Maurizio) というバンド名の元となった創立メンバーたちすら、今のバンドには存在しません。しかし、唯一無二のボーカル、Mark Basile 加入後は安定し、現在のラインナップになって3作目、そして Frontiers Music に移籍後初のアルバムとなります。
Melodic Hard / Metal を主戦場とする Frontiers に移籍したことが影響したのか、アルバムは、元々バンドのアイデンティティーであった、メロディックな要素をさらに磨き上げた素晴らしくキャッチーで、同時にインタビューで Andrea が語ってくれたように、これまでの DGM を集約したかのようなバラエティー豊かで多彩な作品に仕上がりました。
作品を象徴するのが、アルバムオープナー “The Secret” 組曲から “Animal” への流れでしょう。イタリアンギターマエストロ、Simone のベンドを多用した小気味よくもモダンなギターリフがアルバムの幕開けを告げると、Mark のエモーショナルでメロディックな歌唱が強烈に爽快に現在の DGM を主張します。”Part 1″中盤に配置された圧倒的なギター&キーボードのデュエルは、彼らの出自が RAINBOW や Yngwie Malmsteen というクラッシックであることを物語りますが、続くダークでグルーヴィーなパートが SYMPHONY X ライクなモダンプログレッシブなため、奇しくも両者の対比が彼らの幅広い音楽性を印象づける形となっていますね。
この組曲で特筆すべきは Emanuele の千変万化な鍵盤捌きで、しっとりとしたピアノから、激しいリードプレイ、そして組曲終盤の “Stargazer” 的オリエントパートで見せる Tony Carey のような深遠な音色まで、カラフルでイマジネイティブなプレイの数々が白眉。
また、”Part 2″ の冒頭、Andrea のグルーヴ満点なベースが導くリフワークは続く3曲目 “Animal” の冒頭にも使用されています。インタビューで語ってくれた通り、今回の作品には音楽的なコンセプトが存在し、いくつかのフレーズがシームレスにアルバムを通して現れるのです。この手法により、リスナーはより “The Passage” と旅することが容易になっていますね。
多様性という面から見れば、先に挙げた “Animal” はアリーナロック的なメジャー感が存在するキャッチーさにフォーカスした楽曲なのに対して、Michael Romeo がゲスト参加した “Dogma” は SYMPHONY X すぎるダークでヘヴィープログレッシブなアグレッションを前面に押し出しています。
さらに、EVERGREY の Tom Englund が参加した “Ghost of Insanity” や “The Fallen” は DGM の新たなメタルアンセムですし、ピアノとボーカルのみで紡がれる “Disguise” やアルバムを締めくくるドリーミーな “In Sorrow” の美しさには言葉を失うほど。実に引き出しが多く、Prog と Power のバランスが極上の、何度もリピートを誘う名作であると言えるでしょう。
今回弊誌では、先頃プライベートで日本旅行を楽しんでいたという日本通のベーシスト、Andrea Arcangeli にインタビューを行うことが出来ました。11月には Evoken de Valhalla PR の招聘により、東京、大阪、名古屋で彼ら2度目の来日公演も決定しています!どうぞ!!

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DGM “THE PASSAGE” : 9.6/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SABATON : THE LAST STAND】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH PAR SUNDSTROM OF SABATON !!

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Swedish War Machine, SABATON Are On Their Way To The Absolute Top Of The Heavy Metal World With Amazing New Record “The Last Stand”!!

DISC REVIEW “THE LAST STAND”

メタルが多様化の道を歩む現代において、純度100%の Power Metal を送り続けるスウェーデンの5人組 SABATON が新作 “The Last Stand” をリリースしました!!
昨年の Loud Park において、初来日ながら圧倒的なパフォーマンスを披露し、日本のファンに強烈な印象を残した彼ら。弊誌でもライブ直後にインタビューを行い、大きな反響をいただいたことは記憶に新しいですね。あれから約1年。サバタリオンの元に届けられた新作は、この地で新しく得たファンをさらに魅了することでしょう。
“The Last Stand” は歴史上の偉大なラストスタンド、最後の戦いにフォーカスしたアルバムです。偉大なミュージシャンであると同時に、優れたストーリーテラーでもある SABATON。エピカルな歌詞を伴った大仰なボーカルと、クリアーでキレの良い演奏によって、リスナーはスコットランド革命から第二次世界大戦まで、鮮明な戦いのイメージを脳裏に浮かべることでしょう。
壮大な “The Last Stand” を象徴するような楽曲、”Sparta” で戦いの火蓋は切って落とされます。古代ギリシャのスパルタを題材としたオープナーは、シンフォニックなキーボードでドラマティックに幕を開け、鳴り響く地響きのような雄叫びは、まるで何万人もの兵士が間近に存在するかのよう。メロディアスでキレの良いリードプレイも白眉で、典型的でアグレッシブな SABATON のスタイルを提示しています。
日本のファンにスペシャルなプレゼントもあります。 “Shiroyama” はなんと西南戦争、西郷隆盛最後の戦いについて書かれた楽曲なのです。”Bushido Dignify. It’s the Last Stand of the Samurai”、武士道は尊く、これこそが侍のラストスタンドだ!と高らかに歌われるキラーチューンは、彼らの日本に対する敬意、愛情と共に私たちに目頭の熱くなるような感動をもたらしてくれますね。
Joakim の巻き舌ボーカル、常にツッコミ気味でシャープなドラムスと共に、SABATON が他の Power Metal アクトを置き去りにしている理由。それはメロディーの充実度、キャッチーさです。その側面にフォーカスしたのが “The Last Battle” でしょう。80年代のヘアメタルや JOURNEY さえ想起させる軽快なオープニング、ふんだんに使用される POP なキーボードサウンド、タッピングにスイープを織り交ぜた派手なシュレッド、全てが印象的で耳に残ります。
同時に、”Blood of Bamnockburn” のバグパイプを使用したエピカルな演出は美しくも見事ですし、”The Lost Battalion” は BLIND GUARDIAN へのリスペクトをオペラティックに表現し、結果として、アルバムはアグレッション、キャッチー、エピックのバランスが素晴らしい作品に仕上がっていますね。
今回弊誌では Par に再度ご登場願い、新作について語っていただきました。なお、SABATON Open Air を最後にギタリストの Thobbe Englund がバンドを去り、新たに RainXeed の Tommy Johansson が加入しています。どうぞ!!

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SABATON “THE LAST STAND” : 9.7/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SUNBURST : FRAGMENTS OF CREATION】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH GUS DRAX OF SUNBURST !!

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The Brightest Hope of Power/Prog Metal from Greek, SUNBURST has just released their incredible debut album “Fragments Of Creation”. Don’t miss the new Guitar Hero, Gus Drax !!

DISC REVIEW : “FRAGMENTS OF CREATION”

ギリシャから彗星の如く現れたプログメタルの新鋭 SUNBURST がデビューアルバム “Fragments Of Creation” をリリースしました!!彼らはデビュー作にして、いとも容易く先人たちの偉大な作品に匹敵するような優れたアルバムを作り上げました。
NEVERMORE meets KAMELOT などと評される SUNBURST の長所は、まずバンドの顔であるボーカルとギターの力量が傑出している点にあるでしょう。長らくギターヒーローらしいギターヒーローが現れなかったメタルシーンにおいて、ギタリスト Gus Drax の華麗なテクニック、流麗なシュレッドには歓喜を超えて感謝を捧げてしまうほど。ただ技術が秀でているだけではなく、ソロの組み立て、起承転結の構築が実に見事で、強烈なエモーションも兼ね備えていますね。勿論、クラッシックなメタル、モダンなメタル、どちらか一方のエキスパートは多数存在しますが、彼のように両方の架け橋になるような存在は実はそう多くはありません。
アルバム唯一のインスト曲、”Beyond The Darkest Sun” を聴けば彼の才能が伝わるでしょう。Jeff Loomis はパワー/プログメタル において、逸早く多弦ギターを実用化に持ち込んだパイオニアの1人ですが、Gus Drax は彼からの影響を強く伺わせつつも、Jason Becker や Michael Romeo といった達人たちのテイストに LAMB OF GOD を始祖とする3連を多用したモダンなリフワークまで取り入れ、独自の世界を創出しています。
彼と並び立つの才能がボーカルの Vasilis。感情豊かな歌声と、驚異的な声量、声域はあの Roy Kahn を髣髴とさせますね。アルバムを締めくくる12分の大曲 “Remedy Of My Heart” での、ファルセットからグロウルまで自在に使いこなす彼の歌唱はアルバムのハイライトとも言える程。Roy の所属していた CONCEPTION や KAMELOT に匹敵する程のドラマチシズムを感じさせてくれます。
ただ、彼らの本質はあくまでもコンパクトかつスリリングなパワーメタル寄りの楽曲かも知れませんね。例えば、Warrel Dane の中毒性のある歌唱も魅力ですが、もし NEVERMORE にハイトーンを駆使するシンガーがいたらと夢想したファンは少なくないでしょう。(余談ですが、逆に? Gus と Kostas は Warrel のバックバンドを務めたことがあります。) 元々は作品のタイトルでもあったアルバムオープナー、”Out Of The World” はその夢を叶えるようなアグレッシブかつメロディアスなキラーチューン。Gus の敬愛する DREAM THEATER のダークな楽曲のような雰囲気もあります。先日インタビューを行った GALNERYUS にも言えることですが、プログレッシブな音楽性を保ちながら、極上のメロディーを届けるバンドはやはり強いですね。
同じく良質なメロディーを生み出し続ける、ギリシャの英雄 Gus G 率いる FIREWIND からキーボーディストの Bob Katsionis が客演し、アルバムをさらに一段上の領域に押し上げていることも併せて記しておきましょう。
今回弊誌では、次世代ギターヒーロー Gus Drax にインタビューを行うことが出来ました。彼は先日来日を果たした SUICIDAL ANGELS のシュレッダーでもあります。どうぞ!!

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SUNBURST “FRAGMENTS OF CREATION” : 9.6/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MANDROID ECHOSTAR : CORAL THRONE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MATT HK OF MANDROID ECHOSTAR !!

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Canadian Prog Metal six piece, MANDROID ECHOSTAR has just released their debut full-length album “Coral Throne” !!

キャッチーなメロディーとテクニック、そしてプログレッシブな展開を兼ね備えたカナダの新鋭 MANDROID ECHOSTAR が新作 “Coral Throne” をリリースしました!!
2013年にリリースされた EP”Citadel” でそのポテンシャルは充分に証明していた彼らですが、初のフルアルバムとなる今作でブレイクすることは間違いないでしょう。MANDROID ECHOSTAR の魅力はモダンなプログメタルとクラッシックなロック/メタルを見事に融合している点だと思います。AVENGED SEVENFOLD の出世作 “City of Evil” はモダンメタルと SONATA ARCTICA のようなパワーメタルを融合した素晴らしい作品でしたが、MANDROID ECHOSTAR の”Coral Throne” は Djent や カオティックな要素まで取り入れさらにアップデートされた内容となっているのです。
アルバムオープナーである “Hypnos” は彼らの長所を凝縮したような楽曲。パワーメタル然としたギターハーモニーのイントロからグルーヴィーな低音リフに移行する瞬間が実にクールです。トリプルギターを最大限に活かして、ギターハーモニーと低音リフの共存を可能にしたエポックメイキングな佳曲ですね。
“Violet Skies” を聴けば Michael Cicca の強力な歌唱と共に彼らのクラッシックメタル/ロックへの傾倒ぶりが分かるでしょう。壮大なスケールで紡がれるエピックな楽曲は初期 ANGRA のようなテイストすらあります。よりプログレッシブで複雑な “Zelos” にも感じましたが高音でファルセットをミックスする Cicca の歌唱はエモというよりも Andre Matos を想起させますね。
同時に、彼らのカナダの血にも触れない訳には行きません。”The Lotus” に象徴されるように、つい最近まで共にツアーを行っていた PROTEST THE HERO のリフワークに影響を受けているのは確実でしょう。”Matoax” に至っては RUSH のようなポップさすら感じますね。カナダから出現するプログバンドはやはり何か持っています。シャープでフレッシュなモダンサウンドとオールドスクールをミックスさせた彼らの楽曲は幅広い層にアピールしそうですね。
今回弊誌ではアートワーク、歌詞、そしてドラムスを担当する Matt HK に話を聞くことが出来ました。どうぞ!!

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MMM RATING IS…

MANDROID ECHOSTAR “CORAL THRONE” : 8,8 / 10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GALNERYUS : UNDER THE FORCE OF COURAGE】MMM X-MAS SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH Syu of GALNERYUS !!

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The Best Japanese Melodic Metal Outfit, GALNERYUS has just released their first conceptual record, amazing “Under the Force of Courage”!!

日本を代表する、イマジネイティブなメタルバンド GALNERYUS が最高傑作とも評される新作 “Under the Force of Courage” をリリースしました!!
バンドにとって記念すべき10枚目の作品は、初のコンセプトアルバム。ギタリスト Syu さんの手による壮大なコンセプトストーリーを収めたブックレットは24ページにも及びます。各楽曲の質を高めることで勝負していた前作 “Vetelgyus” から一転、”人間の存在意義を問い、自己確立(悟り)に至るプロセスを描く” という新作は、映画のような1大スペクタクルに仕上がっています。
アルバムは期待を煽るような序曲で幕を開け、DREAM THEATER をメロディックにしたようなテクニカルなインスト曲 “The Time Before Dawn” を導きます。ここからの3曲がとにかく圧倒的!特に “Raise My Sword” の疾走感、メロディーが持つ扇情力は驚異的で、ここ10年で最も強力なメタルアンセムだと断言出来る程。リフがシュレッドと化したようなチャレンジングな佳曲 “The Voice of Grievous” が畳み掛けると、この時点で多くのファンが “Under the Force of Courage” が人生の友となることを確信するでしょう。また、クラシカル一辺倒ではなく、リズムやスケールを巧みに操る Syu さんのオブリやリフワークには脱帽する他ありませんね。
YUHKI さんが作曲を行った “Rain of Tears” は彼のプログレッシブな一面が開花した組曲。小野さんの低中音域を使用したボーカルも実に魅力的で、アルバムの良いアクセントになっています。こういった楽曲が自然に溶け込んでいることが、現 GALNERYUS の充実ぶりを物語っているような気がします。小野さんと言えば、”Chain of Distress” はソロでの歌唱を想起させる、キャッチーで邦楽感の強い楽曲。X JAPAN のバラードと言われれば納得してしまいそうなアプローチで、Syu さんの”人生を変えた5枚”と併せて考えるとまた興味深いですね。
ラストを飾るのは14分の大曲 “The Force of Courage”。リスナーはこれまで現れた楽曲のメロディーが巧みに散りばめられていることに気づくでしょう。そしてこの曲こそがアルバムの根幹を成していたのです。クラッシックやジャズの分野では、印象的なテーマやモチーフが形を変えて何度も現れますが、ヴァイオリンを学んでいた Syu さんらしい手法が際立っていますね。勿論、収録曲はストーリーと見事にリンクしており、ぜひこの傑作を、ブックレットを読みながら通して聴いて欲しいと思います。
今回弊誌では Syu さんにインタビューを行うことが出来ました。自然と胸が熱くなると思います。どうぞ!!

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MMM RATING IS…

GALNERYUS “UNDER THE FORCE OF COURAGE” : 9,9/10

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本日配信開始! iTUNES “UNDER THE FORCE OF COURAGE” からも購入出来ます!!

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CAIN’S OFFERING : STORMCROW】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JANI LIIMATAINEN OF CAIN’S OFFERING !!

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Finnish Melodic Power Metal super team set to come to Japan on February 2016 !! Don’t miss the night when legendary Liimatainen, Kotipelto, and Johansson will get together !!

フィンランドからメロディックパワーメタルのスーパーチーム CAIN’S OFFERING が来年の2月に初来日を果たします!!
CAIN’S OFFERING は元々 SONATA ARCTICA の傑作 “Silence” 制作時のメンバーで、後に脱退した Jani Liimatainen と Mikko Harkin が中心となり STRATOVARIUS の Timo Kotipelto, NORTHER, WINTERSUN の Jukka Koskinen を加えて2009年に結成したスーパーバンドです。参加メンバーの名に恥じない良質なデビューアルバム “Gather the Faithful” をリリースしましたが以降しばらく音沙汰がありませんでした。
ところが昨年末あたりからチラホラと再始動の予兆が現れ始め、遂に今年の春に2ndアルバム “Stormcrow” をリリース。Mikko と Jukka が脱退し、新たに myGRAIN の Jonas Kuhlberg とあの Jens Johansson が加わって制作されたこの新作が実に素晴らしいのです。デビュー作 “Gather the Faithful” の方向性を引き継ぎながらも、よりメロディックでよりスピーディーになった “Stormcrow”、このスケール感、楽曲の充実度は見事としか言いようがありません。今の SONATA ARCTICA より SONATA ARCTICA していると拳を握りしめたファンがほとんどでしょう。加えてシンフォニックな要素も充実しており、新たなファンを取り込むことも期待出来ると思います。
Timo Kotipelto の声域を熟知した上で、低音域から高音域まで彼の良さを”無理なく”発揮させる Jani のメロディーラインとそれに応えた Timo のボーカル、そして勿論ギタリスト不作の2000年代に1人気を吐いた Jani の彼らしい考え抜かれソフィスティケートされたリードプレイ。メロパワファンなら必聴の1枚と言えるのではないでしょうか。
今回弊誌ではその Jani Liimatainen にインタビューを行うことが出来ました。SONATA ARCTICA や STRATOVARIUS にも言及、彼の優しい人柄があらわれたようなメタルファン必見の内容だと思います。どうぞ!!

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MMM RATING⭐️

CAIN’S OFFERING “STORMCROW” : 9,2/10

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