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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【RIVERS OF NIHIL : THE WORK】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BRODY UTTLEY OF RIVERS OF NIHIL !!

“It Is Absolutely Possible To Have The Singular Focus Of Your Idealized Art, You Just Have To Be Willing To Put Off All Of The Things That We’ve Been Raised To Believe Are Necessary Components Of What Makes a Life Fulfilling And Meaningful.”

DISC REVIEW “THE WORK”

「ロックダウンは、閉じこもって腰を据え、これまで以上にクリエイティブな作業に没頭する絶好の機会となったんだ。当時、世界で起こっていたすべてのことを考えると、もう二度とバンドとして一緒に音楽を演奏することはないだろうと思えてね。だから、ある意味では最後のアルバムになると思って書いていたのかもしれないよね」
ペンシルバニア RIVERS OF NIHIL は、本質的な意味でのプログレッシブな要素と、付け焼き刃とは正反対のクリーンな歌唱を着実に取り入れ、シーンの中で傑出した存在となったエクストリーム・メタル・アンサンブル。2018年の “Where Owls Know My Name” でプログレッシブ・デスメタルの最先端を書き換えた彼らは、最期を意識し不退転の決意で臨んだ “The Work” においてまさに堅忍不抜、パンデミックという冬の情景を誰よりも克明に、さながら名作映画ように深々と映し出してみせました。
「”The Work” は間違いなく四部作の終わりを告げる作品なんだ。僕たちのこれまでの4枚のレコードは、それぞれ季節を表していてね。”The Conscious Seed of Light” は春、 “Monarchy” は夏、”Owls” は秋、そして “The Work” は冬なんだよ。冬というのは心の状態も表している。長い間、落ち込んだり、絶望したり、不安になったりする心の状態は、アメリカの北東部で経験する冬とよく似ているんだ」
最も困難で予測不能な季節。冬に託されたそんなイメージは、そのまま “The Work” の音楽にも当てはまります。冷たく機械的な極端さと、有機的な暖かさや適切に配置されたメロディが絶妙に混交した “Owls” がある意味万人受けする秋だとすれば、野心的で、瞑想的で、変化に富んだ超越的な “The Work” はすべてを受け入れるために時間を要する冬の難解そのものなのかも知れません。厳しくて冷たい不可解な世界。しかし最後に到達するのは肉体的、精神的、感情的な満足感です。
「自分の理想とする芸術に集中することは絶対に可能だよ。ただ、自分の完璧な芸術的ビジョンにすべてを捧げたいのであれば、人生を充実させ、意味のあるものにするために必要であると信じられてきたすべてのものを喜んで捨てなければならないんだ」
アルバムに込められたメッセージは、リスナーに内省を促し、人生をより本質的な価値のある、意味のあるものにしていくこと。”The Work” “仕事” とはいったいなんのための仕事なのか。自分の人生を生きるという、簡単なようで実に難しい不可能にも思える命題こそ彼らの魂。それがパンデミックであれ、大統領選であれ、アートワークの分断された世界においても、黙々と光の中で音楽を作り続けたのがインタビューの回答者である Brody Uttley であり、RIVERS OF NIHIL でした。つまり、パンデミック、冬という厳しい季節においても、不撓不屈の精神さえあれば心の充足、魂の浄化は必ず得られるのです。
「多くのバンドが、よりプログレッシブなサウンドに向かうにつれて、ヘヴィーな瞬間、その激しさを失っていく傾向があると思うんだ。でもその要素を完全に捨ててしまうのは愚かなことだよ。というのも、僕たちはヘヴィーな要素を “絵画” の “色” として使うことに長けているからね。僕たちは “プログレッシブ” というものを自分たちのやり方で表現したかったんだ」
冒頭の “The Tower (Theme from The Work)” は、そのテーマと音楽の両方で、アルバムの本質を伝えます。荘厳で幽玄なピアノに始まり、悲しくも不吉な歌詞が寒々としたジャズ・メタルの世界を彩ります。アレンジにも工夫が施され、サックスやパーカッションといった “アウトサイド・メタル” な音色が心に残る響きを加えていきます。ボーカリスト Jake Dieffenbach が、最終的にトレードマークであるグロウルへ到達するまでの RIVERSIDE にも似た穏やかな不安感が、何よりもこの冬のアルバムを完璧に表現しているでしょうか。
実際、このアルバムには穏やかに、緩やかに、内省的で多面的なダイナミズムの断片が散りばめられています。ほとんどラジオ・フレンドリーと言えるほどポップで、ストレートなリズムにクラシック・ロックのギターソロまで認めた “Wait”、AYREON や PINK FLOYD のサイケデリックな宇宙に “Tower 2″ のアコースティックな響き。一方で、”Dreaming Black Clockwork” や “Focus” には NINE INCH NAILS を想起させるインダストリアルで凶暴な冷酷と混沌が封じられています。
クライマックスはアルバムの最後を飾るトリロジー。繊細で、ミニマルで、アンビエントで、爆発すれば荘厳壮大、咽び泣く音の壁、ディストピア的邪悪なノイズの連射。Brody が最近の愛聴盤に MOGWAI や DEAFHEAVEN, RADIOHEAD を挙げているのは、アルバムを紐解くためのちょっとしたヒントなのかもしれません。ポスト・ロックやポスト・メタルをデスメタルの側から解釈したようなダイナミズムと激情の26分は、このバンドがどれほどすべてを投げ打ってアートに捧げているのか、変化を恐れない人間たちなのか、それを証明するに十分な音のメッセージだと言えるでしょう。
今回弊誌では、リード・ギタリストでキーボードもこなす Brody Uttley にインタビューを行うことができました。「典型的な人生の青写真に従わない人は真のヒーローで、僕にとって常に刺激的な存在なんだ」 二度目の登場。どうぞ!!

RIVERS OF NIHIL “THE WORK” : 10/10

INTERVIEW WITH BRODY UTTELY

Q1: With the pandemic, the presidential election, and BLM, the U.S. went through a turbulent time last year. What did you feel during this time of division?

【BRODY】: When we got home from our final tour before the shutdown we had already planned on taking the rest of 2020 off to finish the new album. So, in a lot of ways 2020 wasn’t really that big of a curveball to us as far as being unable to tour goes. If anything it was an even greater opportunity for us to lock ourselves away, keep our heads down, and go deeper into the creative process than we ever have before. With everything that was going on in the world at the time it became pretty easy to think that we would never get to play music together again. So maybe in a way we were writing an album that we all assumed would be the last one. Obviously it wasn’t, but it certainly felt like that for a while.
The overall darkness of 2020 was something that for me personally was basically a 12 month long anxiety attack. I used this record to insulate myself from reality and pretend that things were okay, even if it was just in my small studio room. So, forever I will look at the album cover of The Work and see myself writing the music for the album in the warmly lit cabin with the world outside tearing in two. This wasn’t the intent of the album cover, but its just how I interpret it.

Q1: 昨年は、パンデミック、大統領選、BLM とアメリカに大きな荒波が押し寄せました。この “分断の時” を、あなたはどう捉え、いかに過ごしていましたか?

【BRODY】: ロックダウン前の最後のツアーから帰ってきたとき、僕たちはすでに2020年の残りの期間をニューアルバムを完成させるために休むことを計画していたんだ。だからツアーができないということに関しては、2020年は僕たちにとってそれほど大きな変化ではなかったんだよね。むしろ、閉じこもって腰を据え、これまで以上にクリエイティブな作業に没頭する絶好の機会となったんだ。
当時、世界で起こっていたすべてのことを考えると、もう二度とバンドとして一緒に音楽を演奏することはないだろうと思えてね。だから、ある意味では最後のアルバムになると思って書いていたのかもしれないんだ。もちろん、そうじゃなかったけど、しばらくの間は本当にそう感じられたんだよね。
2020年の全体的な暗さは、個人的には12ヶ月に及ぶ不安の発作のようなものだった。僕はこのアルバムを使って現実から自分を隔離し、たとえそれが小さなスタジオの部屋の中だけであっても、物事がうまくいっているように装っていたんだ。だから、”The Work” のアルバムジャケットを見ると、外の世界が2つに引き裂かれている中、暖かい光が差し込む小屋でアルバムの音楽を書いている自分の姿がいつまでも目に浮かんでくるんだよ。このアルバムジャケットが本来意図するところではないけれど、僕はそう解釈しているんだ。

Q2: I think “The Work” literally means work, but in reality, it is impossible for most people to live their lives pursuing only their ideal art, isn’t it?

【BRODY】: I think that the album title is meant to be open ended. Many people have had many different interpretations of what The Work means to them and I think that’s how it should be. I think that it is certainly difficult for most people to live their life pursuing only their ideal art, but a lot of that comes down to what you are willing to risk, put on hold, or ignore in the pursuit of your idealized version of art. This is why you see so many of the world’s greatest artists with failed relationships, mental health issues, substance dependencies, and a sort of “leave me alone” persona during their peak creative times. It is absolutely possible to have the singular focus of your idealized art, you just have to be willing to put off all of the things that we’ve been raised to believe are necessary components of what makes a life fulfilling and meaningful if you want to dedicate all that you are to your perfect artistic vision. That’s what I think anyway. I’m pretty intense and I’m sort of an “all or nothing at all” type. There are a lot of distractions out there. You just have to ask yourself what kind of work it is that you think you’ve been put here to do. Then chase it and don’t stop.

Q2: あなたにとってこのアートワークが音楽制作の情景を意味するように、”The Work” とは文字通り、”仕事” を指しているのだと思うのですが、ほとんどの人にとって自分の生きがいや追求するアートを仕事にすることは難しいですよね?

【BRODY】: アルバム・タイトルの意味は、オープンだよ。多くの人が “The Work” の意味をさまざまに解釈しているけど、僕は本来そうあるべきだと思っているからね。
多くの人にとって、自分の理想とするアートだけを追求して生きていくことは確かに難しいことだと思うけど、その多くは、自分の理想とするアートを追求するために、何かを危険にさらしたり、保留にしたり、無視したりしても構わないと考えるかどうかにかかっているんだよ。
世界の偉大な芸術家の多くが、人間関係に失敗したり、精神的な問題を抱えたり、薬物依存に陥ったり、創作活動のピーク時に「放っておいてくれ」というような態度をとったりするのは、このためなんだ。
自分の理想とする芸術に集中することは絶対に可能だよ。ただ、自分の完璧な芸術的ビジョンにすべてを捧げたいのであれば、人生を充実させ、意味のあるものにするために必要であると信じられてきたすべてのものを喜んで捨てなければならないんだ。少なくとも僕はそう考えている。僕はかなり激しい性格で、”オール・オア・ナッシング” というタイプだからね。
世の中には気を散らせるものがたくさんある。自分がやるべきことは何なのか、自分自身に問いかけてみることだよ。そして、それを追いかけて決してやめないことだね。

Q3: The Tower” plays an important role in the artwork and intro of this album. I think it’s probably derived from the Tarot cards, right?

【BRODY】: The Tower tarot is usually interpreted as a signal for danger, crisis, destruction, and liberation. Often times it is also associated with a sudden or unexpected change. These are all themes that are covered throughout the journey of The Work and we believed that it would be a perfect album opener to set the tone, as well as a piece to include on the album cover. For me, The Work is certainly an unexpected change for Rivers of Nihil, but through it we’ve achieved true artistic liberation, which is all I’ve ever wanted for the band.

Q3: アートワークやイントロダクションに登場する “塔” はこのアルバムで重要な役割を果たしていますよね?タロットカードの “タワー” を意味していると思うのですが?

【BRODY】: 塔のタロットは通常、危険、危機、破壊、解放のシグナルとして解釈されている。しばしば、突然の、あるいは予期せぬ変化とも関連づけられるけどね。
こうしたテーマが、”The Work” の旅の中で取り上げられているんだ。僕たちは、この曲がアルバムのトーンを決める完璧なオープニングになると信じていたし、”塔” がアートワークにピッタリだともおもっていたんだ。つまり、僕にとって “The Work” は、RIVERS OF NIHIL にとって予想外の変化だったんだけど、この作品を通して真の芸術的解放を達成したとも言えるんだ。

Q4: I felt that “Where Owls Know My Name” was the end of the quartet, the four seasons, and “The Work” was the beginning of a new Rivers of Nihil. For example, in the case of Between The Buried and Me, the previous album was “Colors” and this one is “The Great Misdirect”. Would you agree?

【BRODY】: Well, The Work definitely is the end of the quartet. Each of our four records so far have covered a season. The Conscious Seed of Light was spring, Monarchy was summer, Owls was autumn, and finally The Work is winter. Even though The Work is vastly different from the previous three albums it still ties into the seasonal concept in a big way. Winter is the most difficult and unpredictable season to get through, especially where we are from. Winter can also be a state of mind. Going through long periods of depression, hopelessness, and uncertainty definitely feels a lot like the winters that we experience in the Northeastern section of the United States. So even though this album is very different from Owls, I still feel like it is more closely related to those previous three albums than whatever comes next.

Q4: 仰るように、”The Work” は RIVERS OF NIHIL の新たな始まりにも思えますね。例えば、BETWEEN THE BURIED AND ME でいえば、前作が “Colors” で 今作が “The Great Misdirect” と言いますか。

【BRODY】: いや、そうじゃなくて “The Work” は間違いなく四部作の終わりを告げる作品なんだ。僕たちのこれまでの4枚のレコードは、それぞれ季節を表していてね。”The Conscious Seed of Light” は春、 “Monarchy” は夏、”Owls” は秋、そして “The Work” は冬なんだよ。
“The Work” はこれまでの3枚のアルバムとは大きく異なっているけど、それでも季節のコンセプトに大きく結びついている。冬は、特に僕たちが住んでいる地域では、最も困難で予測不可能な季節なんだ。それに、冬というのは心の状態も表している。長い間、落ち込んだり、絶望したり、不安になったりする心の状態は、アメリカの北東部で経験する冬とよく似ているんだ。
だから、このアルバムは “Owls” とは全く違うものだけど、次に来るものよりは前の3枚のアルバムに近いものだと感じているよ。

Q5: What’s great about this album is that it’s the most progressive in the band’s history, yet it hasn’t lost any of its heaviness, right?

【BRODY】: I agree. I think that a lot of bands tend to lose the intensity of their heavy moments as they move towards a more progressive sound. Not all of them of course, but a lot of them. We really wanted to take the whole “progressive” thing and just do it in our own way. I think that our heavy moments always aid in whatever message it is that we are trying to get across. To abandon that element completely would be foolish because we’ve gotten so good at using it as a “color” in our “paintings”. Nothing is off limits for us. We are going to use anything we can to get a message across, and heaviness is still something that I believe has a great value to the Rivers of Nihil sound.

Q5: この作品の素晴らしいところは、バンド史上最高にプログレッシブでありながら、”重さ” を微塵も失っていない点です。

【BRODY】: 僕もそう思うよ。多くのバンドが、よりプログレッシブなサウンドに向かうにつれて、ヘヴィーな瞬間、その激しさを失っていく傾向があると思うんだ。もちろん、すべてのバンドではないけれど、多くのバンドがそうだよね。
僕たちは “プログレッシブ” というものを自分たちのやり方で表現したかったんだ。僕たちのヘヴィーな瞬間は、メッセージの伝達をいつも助けてくれている。その要素を完全に捨ててしまうのは愚かなことだよ。というのも、僕たちはヘヴィーな要素を “絵画” の “色” として使うことに長けているからね。
僕たちに限界はないよ。メッセージを伝えるために使えるものは何でも使うし、ヘヴィネスは今でも RIVERS OF NIHIL サウンドにとって大きな価値があると信じているよ。

Q6: Are the roots of death metal still important to Rivers of Nihil?

【BRODY】: I would say so yes. I touched briefly on this in the previous question but I do think that we still have a deep appreciation for the genre and the bands that got us into it. Maybe even if all of us aren’t actively listening to the bands that got us started we still remember the feeling that all of us got the first time we fell in love with a death metal album. There is no denying that our love for death metal is what brought us all together initially. I think at this point we all respect that fact and want to make our own mark on the genre in our own way so that the next generation can springboard even harder off of bands like us and the like, and move the needle a little further along.

Q6: つまり、デスメタルのルーツは今でも RIVERS OF NIHIL にとって重要なんですね?

【BRODY】: そうだね、そう思うよ。前の質問でも少し触れたけど、僕たちは今でもこのジャンルと、僕たちをこのジャンルに夢中にさせたバンドに深い感謝の念を抱いていると思う。
多分、全員が積極的に始めて夢中になったデスメタル・バンドを聴いていないとしても、全員が初めてデスメタルのアルバムを好きになったときの感覚を覚えているんだよね。デスメタルへの愛が、僕たちを最初に結びつけたことは否定できないからね。
今、僕たちはその事実を尊重し、次の世代が僕たちのようなバンドからさらに強く外に飛び出して、少しずつ前進していけるように、自分たちのやり方でこのジャンルに足跡を残していきたいと思っているよ。

Q7: This album also has a great relationship between clean vocals and screaming. It also solves the problem of obscure lyrics in death metal, would you agree?

【BRODY】: Yeah I would agree. I think the lyrics on this record are pretty universal. I think it was designed that way intentionally. A lot of the lyrics on our previous albums were more fantasy based and I think that Adam (our bassist and lyricist) really wanted to get right to the point on this one. While the lyrics are less obscure I would say that they are more open to interpretation than ever. I think the goal of this album was to create something that could become the soundtrack to anyone’s life and have a totally different meaning to each person, while at the same time also having this unified unspoken cord that runs through the whole thing and ties it all together.

Q7: このアルバムは、クリーン・ボーカルとスクリームの関係性も素晴らしいですね。デスメタルでは往々にして、歌詞が聴き取りづらいことが良くありますが、その解決法としても抜群です。

【BRODY】: うん、間違いないね。このアルバムの歌詞は、かなり普遍的なものだと思う。意図的にそうデザインされたのだと思うんだ。
これまでのアルバムの歌詞は、もっとファンタジーに基づいたものが多かったんだけど、Adam (ベーシスト兼作詞家)は、このアルバムでは要点を押さえたものにしたかったんだろうな。
歌詞が曖昧でなくなったのはたしかだけど、だからこれまで以上に解釈の幅が広がったと言えるだろうね。このアルバムの目標は、誰の人生のサウンドトラックにもなり得るものだった。人によって全く異なる意味を持つと同時に、全体を貫く統一された暗黙のコードがあって、すべてを結びつけるものを作ることだったんだよ。

Q8: In the progressive world, Yes has recently released a new album, and King Crimson and Genesis are also going on tour. Meanwhile, in the world of death metal, Cannibal Corpse has released their best album yet. Do you feel inspired by their unquenchable passion?

【BRODY】: I’m inspired by anyone who dedicates all that they are over multiple decades to their craft. It takes a special kind of person and a special set of circumstances to make that happen. People who don’t follow the typical blueprint of life are the real heroes and will always be inspiring to me.

Q8: プログレッシブ・ワールドでは、YES が最近新譜を出しましたし、GENESIS や KING CRIMSON のツアーは盛況です。
一方で、デスメタルの世界でも CANNIBAL CORPSE は今でも最高傑作のような新譜をリリースしています。まさに不朽の情熱ですよね?

【BRODY】: 僕は何十年にもわたって自分の能力のすべてを捧げている人に感銘を受けるんだ。それを実現するには、特別な種類の人間で特別な状況を作り出す必要がある。典型的な人生の青写真に従わない人は真のヒーローで、僕にとって常に刺激的な存在なんだ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED BRODY’S LIFE

MOGWAI “AS THE LOVE CONTINUES”

RADIOHEAD “IN RAINBOWS”

GREG PUCIATO “CHILD SOLDIER: CREATOR OF GOD”

DEAFHEAVEN “INFINITE GRANITE”

VINCE STAPLES “S.T.”

MESSAGE FOR JAPAN

Thanks for reading and hope to get over there one day soon!

読んでくれてありがとう!すぐに日本に行けたらいいな!

BRODY UTTLEY

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【RIVERS OF NIHIL : WHERE OWLS KNOW MY NAME】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ADAM BIGGS FROM RIVERS OF NIHIL !!

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Pennsylvania Based Progressive Death Metal Quinted, Rivers Of Nihil Contribute To Re-branding Death Metal Into A Eclectic, Expressive Art-form With Incredible New Record “Where Owls Know My Name” !!

DISC REVIEW “WHERE OWLS KNOW MY NAME”

遂に食物連鎖の頂点へと躍り出たペンシルベニアの梟神 RIVERS OF NIHIL が、深遠かつエクレクティックなプログレッシブデスメタルへとドラスティックな変貌を果たす傑作 “Where Owls Know My Name” をリリースしました!!生と死、そして知性を司る伝承の神明は、猛禽の鋭さと神々しきアトモスフィアでシーンの潮流を支配します。
テクニカル、メロディック、デスコア、ブルータル。雨後の筍のごとく現れるデスメタルアクトの大半は、エモーションのスペクトルを怒りに起因する狭い領域へとフォーカスし、ある意味では檻の中で固定観念と共に囚われているようにも思えます。
「この作品では、僕たちが期待されているようなサウンドを放棄した。」と Adam が語るように、RIVERS OF NIHIL が “Where Owls Know My Name” で達成した偉業は、真にユニークな感性で鋼鉄の慣習から羽ばたいたその勇気にあると言えるでしょう。
多様で創造性に満ち、複雑でしかし凄艶な星の一生を目撃するサイエンスフィクションは、数年前に FALLUJAH がアトモスフィアと共に導入したジャンルのパラダイムシフトをも超越し、さらに時空を行き来するタイムマシンなのかも知れませんね。
アルバムオープナー “Cancer / Moonspeak” は来たるべき運命、旅路のムードを決定づけます。まるで CYNIC のような浮遊するアンビエントは、アコースティックの響き、レトロなシンセ、ムードに満ちたクリーンボイスを伴ってリスナーを深遠なるストーリーへと誘います。
刹那、雷鳴のように鋭利なギターリフが轟くと雰囲気は一変。革命的な “The Silent Life” がスタートします。揺るぎのない無慈悲なアグレッションとインテンスは、徐々に理知的なギターと官能のサクスフォンが支配するスロウなジャズブレイクへと転換していきます。その変化は驚くほどにナチュラルでオーガニック。そうして静と動、混沌と平穏のコントラストは終盤に向けて奇跡の融解を遂げるのです。まるで人生本来の姿を描くかのように。
CANNIBAL CORPSE と KING CRIMSON が果たした未知との遭遇。例えることは容易いですが、実際、獰猛な猟奇性と神々しき英知を寸分も失うことなく一つのサウンドクラフトに収めることがどれほど困難かは想像に難くありません。何より彼らのデザインはあまりに自然で、神々の創造物のように生き生きとした姿を晒しているのですから。
厳かなクリーンボーカルを導入し、モダンなメロディックデスメタルにサイケデリックな夢幻のアトモスフィアを付与した “A Home”、激烈なアサルトに一片の叙情を込めて老衰の無常を伝える “Old Nothing” を経て辿り着く “Subtle Change (Including the Forest of Transition and Dissatisfaction Dance)” はアルバムのハイライトだと言えるでしょう。
“Epitaph” を思わせる悲壮なアコースティックをイントロダクションに据えた8分30秒のエピックは 「KING CRIMSON は僕のオールタイムフェイバリットバンドなんだよ。」と Adam が語る通りクラッシックなプログロックの息吹を全身に宿した濃密な叙情のスロウダンス。ソフトでエレガントな繊麗と、野蛮で蒼然としたアグレッションは、ギターやサクスフォン、オルガンのトラディショナルで大胆ななソロワーク、プログロックのダイナミックな変拍子やシーケンスを抱きしめながら、詩情と偉観そして奇妙なカタルシスを伴って文明の移り変わりを描く壮大なマグナムオパスを形成するのです。
一方でこの大曲には、djenty なリフワークやシンフォブラックの狂騒などコンテンポラリーな一面も散りばめられており、幽玄なクリーンボイスが創出する崇高美とも相俟って、もしかすると NE OBLIVISCARIS が纏う神秘ともシンクロしているのかも知れませんね。
続くインストゥルメンタル “Terrestria III: Wither” では、情景を切り取るポストロックのデザインを導入し、コンテンポラリーなエレクトロニカやアンビエント、インダストリアルノイズのキャンパスに冷徹かつ耽美な絵巻物を描いてみせるのですから、バンドのエクレクティックな感性、タイムラインの混沌には驚かされるばかりです。
アルバムは、バンドの審美を全て詰め込んだタイトルトラックで再度サクスフォン、ヴィンテージシンセ、クリーンボイスの温もりを呼び起こし作品のコアを認識させた後、ダークなギターがメロトロンの海を切り裂く “Capricorn / Agoratopia” で荘厳にリリカルに、一握りの寂寞を胸に秘め星の死を見届けながらその幕を閉じました。
今回弊誌では、ベース/クリーンボーカルを担当する Adam Biggs にインタビューを行うことが出来ました。まさにメタルとプログのタイムラインに交差する異形のランドマーク。モダン=多様性とするならばこの作品ほど “モダン” なスピリットを抱いた奇跡は存在しないでしょう。ex-THE FACELESS の Justin McKinney、BLACK CROWN INITIATE の Andy Thomas もゲストとして素晴らしい仕事を果たしています。どうぞ!!

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RIVERS OF NIHIL “WHERE OWLS KNOW MY NAME” : 10/10

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