NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ELECTROQUTE : TANPASIN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ELECTROQUTE !!

“A Lot Of Things Are Banned In Our Country But When You Are Here You Will See That Isn’t Banned Much. We Do Our Own Activities. But The Hardest Part Is Not Having Permission To Perform a Concert.”

DISC REVIEW “TANPASIN”

「たしかに、私たちの国では多くのことが禁止されている。だけど、ここに来てみると、実際はそれらがあまり禁止されていないことがわかるだろうね。私たちは自分たちの活動を続けることができている。ただ、一番大変なのは、コンサートの許可が下りないことだろうな」
以前、弊誌でインタビューを行ったイランのメタル・バンド CONFESS。彼らは不敬罪に問われ、懲役12年、鞭打ち74回の刑の宣告を受け、現在はノルウェーに亡命しています。これだけを取り上げれば、イランの政権は少なくともヘヴィー・メタルにとっては、血も涙もない無慈悲な体制に思えます。
ただし、CONFESS のフロントマン Nikan Khosravi の罪状は”最高指導者と大統領を侮辱した”、”反体制的な歌詞と侮辱的な内容を含む音楽を制作し世論を混乱させた” であり、彼自身も 「僕は逮捕されたことを誇りに思っていたんだよ! なぜならそれは、僕の音楽と歌詞が非常に強力で真実味があることを意味していたからね。政権全体を脅かすことができたんだから」 と語っています。
つまり、政権に牙を剥いたことこそが真の逮捕理由であり、すべてのメタル・バンドが厳しい弾圧を受けているわけではない、そんな事情がイランの偉大なプログメタル・アクト ELECTROQUTE の言葉からは読み取れるのです。
かつてメタルが誕生した頃のイランは、ちょうど1979年に歴史的な革命が起こり、イスラム原理主義の神権的な支配が大きくなっていました。政治的な変化の中で、音楽に対する検閲により政府の承認を得られないことも日常茶飯事。それは、ロック、パンク、メタルといったジャンルは、イラン政府にとっては世俗的な国家の音楽であり、イスラムの敵であるとみなされていたからです。
しかし、イランのメタル・シーンはこの15年間で急速に成長を遂げています。驚くべきことに、現在イランのメタル・バンドは予想以上に多くその数は数百。それは、音楽に対する規制緩和を提唱した近年の政治改革運動によるところが大きいのかもしれませんね。それでも、バンドがアルバムを制作しコンサートを行うには、いまだに政府の承認を得る必要がありますが。
「たしかに、数年に一度、メタル・バンドを逮捕しなければならないというニュースは流れるんだけど、特に何も起こらないよ。私たちの国は常に経済的・政治的危機にあって、このような瑣末なことに対処する時間はあまりないんだと思うよ」
ELECTROQUTE が CONFESS を知らないという言葉が真実かどうかはわかりません。政権を刺激したくないという意識が働いているようにも思えます。ただし、名目では禁止されているメタルも、実はイランというある意味閉ざされた国のなかでさえ逞しく根付いているのは間違いありません。
「私たちにとって重要で目標となっているのは、言葉を伝えることなんだ。私たちの詩歌は、様々なテーマを扱っている。メンタルに関すること、日常の問題、内なる感情、さらには神話の物語までね」
彼らの最新作 “Tanpasin” のアルバム・ジャケットに描かれている、人間と木の切り株が一体化した “Connected” という表現は、人間は自然と切り離せないという GOJIRA が発するメッセージともシンクロしています。それだけではなく、ELECTROQUTE の奏でる音楽にも GOJIRA に通じる完成度の高い “プログレッシブ・グルーヴ” メタルの多様で素晴らしき息吹が感じられるでしょう。
ある時は METALLICA, ある時は PANTERA、ある時は DEATH, ある時は DREAM THEATER、そしてまたある時は SYSTEM OF A DOWN。ただし、ペルシア語で歌われる雄々しくも切ない旋律の調べは、そんな激動のカオスの中、片時も離さずリスナーを中東の凛々しく荒涼とした世界へと誘っていくのです。辺境メタルと侮ってはいけません。高度なプロダクションに印象的なリフワーク、そして自らの独自性を理解した構築術。人の好奇心は何物にも妨げられることはありません。世界への扉を開いてくれたメタルで世界を狙う。メタルで “感電” させるために。約束の時はもうすぐです。
今回、弊誌では ELECTROQUTE にインタビューを行うことができました。「ギタリストの Amir が言うには、彼の父は日本で何年か働いた経験があって、それで彼は子供の頃から日本の文化に大きな興味を持ってきたんだ。だからもちろん、彼は X Japan や Dir en Grey といったバンドを好んでいるんだよ」 どうぞ!!

ELECTROQUTE “TANPASIN” : 9.9/10

INTERVIEW WITH ELECTROQUTE

Q1: First of all, could you tell us how you found and got into metal in Iran, a country that is very intolerant of it?

【ELECTROQUTE】: When we were teenagers,we unconsciously sought something beyond routine life, beyond what we see on TV. Metal music was one of the hatches that opened to a endless world.

Q1: まずは、イランというメタルが抑圧されている国で、どうやってメタルと出会ったのか教えていただけますか?

【ELECTROQUTE】: 私たちがティーンエイジャーだった頃、私たちは無意識のうちに、日常生活を超えたもの、テレビで見たものを超えたものを求めていたんだ。そんな中でメタル・ミュージックは、無限の世界へと開かれた扉の一つだったんだよ。

Q2: It was said that metal is blasphemous in Iran. What was the hardest part of being in a band in Iran as Electroqute?

【ELECTROQUTE】: A lot of things are banned in our country but when you are here you will see that isn’t banned much. We do our own activities. But the hardest part is not having permission to perform a concert.

Q2: イランでヘヴィー・メタルは冒涜的とか、不敬だと言われているそうですね? ELECTROCUTE としてメタルをやっていくのは大変ではありませんか?

【ELECTROQUTE】: たしかに、私たちの国では多くのことが禁止されている。だけど、ここに来てみると、実際はそれらがあまり禁止されていないことがわかるだろうね。私たちは自分たちの活動を続けることができている。ただ、一番大変なのは、コンサートの許可が下りないことだろうな。

Q3: When I had an interview with Nikan of Confess, he said “I took pride for my arrest! Cause it meant that my music and my lyrics are so strong and truthful that they could scare a whole regime.”. What do you think about his arrest and his behaviour?

【ELECTROQUTE】: We don’t recognize who is nikan and we don’t think anyone was arrested for this.

Q3: あなたと同郷で、現在はノルウェーに亡命している CONFESS の Nikan にインタビューを行ったのですが、彼は「逮捕されたことに誇りを持っている。俺の音楽と歌詞が体制に傷をつけた証だからな」 と語っていました。

【ELECTROQUTE】: 私はその Nikan が誰か知らないんだよ。メタルをやっているから逮捕されたなんて人も知らないな。

Q4: Are you guys in any danger of arrest or persecution for playing metal? What is the metal scene like in Tehran?

【ELECTROQUTE】: Every few years a news comes out that they have to arrest metal bands but nothing special happens. Our country is always in an economic and political crisis and doesn’t have much time to deal with this trivia. Metalheads meet each other in rock cafes and some small live performances in Tehran, Shiraz or Esfehan.

Q4: では、あなたたちに逮捕や迫害の危険はないのですね?

【ELECTROQUTE】: そうなんだ。たしかに、数年に一度、メタル・バンドを逮捕しなければならないというニュースは流れるんだけど、特に何も起こらないよ。私たちの国は常に経済的・政治的危機にあって、このような瑣末なことに対処する時間はあまりないんだと思うよ。イランのメタルヘッズとは、テヘラン、シラーズ、エスフェハンのロックカフェや小さなライブでちょくちょく出会うくらいかな。

Q5: Your music is called “Persian metal”. In fact, we can feel a strong oriental atmosphere, especially in the vocal melodies. What does the music of the Middle East and Persia mean to you?

【ELECTROQUTE】: We grew up with oriental music. If our music is heard like middle eastern, it must be unconscious. We use modern instruments but our mind are in the middle east.

Q5: あなたたちの音楽は、”ペルシアン・メタルと呼ばれていますよね。実際、特にボーカル・メロディーからはオリエンタルな感覚を強く感じます。

【ELECTROQUTE】: 私たちはオリエンタルな音楽を聴いて育ったんだ。もし、私たちの音楽から中東のムードを感じるとしたら、それは無意識に出たものだろうな。たしかに私たちは現代の楽器を使っているけど、心はいつも中東にあるからね。

Q6: Is it important for you guys to sing in Persian, tell us about the lyrical themes in “Tanpasin” ?

【ELECTROQUTE】: Yes, our main goal is word. Our poems have different themes, mental concerns, routine problems, inner emotions and even mythical stories.

Q6: そのオリエンタルなムードは、やはりペルシャ語で歌われる歌詞に寄るところも大きいと思うのですが?

【ELECTROQUTE】: そうだね、そして私たちにとって重要で目標となっているのは、言葉を伝えることなんだ。私たちの詩歌は、様々なテーマを扱っている。メンタルに関すること、日常の問題、内なる感情、さらには神話の物語までね。

Q7: Metallica, Pantera, Gojira, Death and Dream Theater, the influences that come through in your music are very broad. And that’s why, I really love “Tanpasin”. Are you comfortable with the classification of prog metal?

【ELECTROQUTE】: Our music is influenced by the greats of this genre. If they weren’t there, we would be nothing. But we never chose a special genre for ourselves. Listeners may decide what style we are.

Q7: METALLICA, PANTERA, GOJIRA, DEATH に DREAM THEATER。あなたたちの音楽を聴いていると、幅広いメタルのルーツが伺えます。だからこそ “Tanpasin” を気に入っているのですが。プログ・メタルと分類されている現状に思うことはありますか?

【ELECTROQUTE】: 私たちの音楽は、このジャンルの偉人たちから影響を受けている。彼らがいなければ、私たちは存在しなかったんだ。だけど、自分たちでジャンルを決めることは出来ないからね。リスナーが私たちのスタイルを定義してくれるだろうさ。

Q8: Sometimes, your music reminds me of a Japanese band called Dir en Grey, are you familiar with this band or any other Japanese music or culture?

【ELECTROQUTE】: Our guitarist Amir says his father worked in Japan a few years and Amir has had a great interest in Japanese culture since childhood. Of Course, he likes bands like X Japan and Dir en Grey. If we consider Trivium as Japanese band, we are very influenced by this bad too.

Q8: 気のせいかもしれませんが、あなたたちの音楽を聴いていると時折、日本の Dir en Grey というバンドを思い出すことがあるんですよ。日本のバンドはご存知ですか?

【ELECTROQUTE】: ギタリストの Amir が言うには、彼の父は日本で何年か働いた経験があって、それで彼は子供の頃から日本の文化に大きな興味を持ってきたんだ。だからもちろん、彼は X Japan や Dir en Grey といったバンドを好んでいるんだよ。
それに、TRIVIUM を日本のバンドと数えるなら、私たちは彼らからも大きな影響を受けているよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ELECTROQUTE’S LIFE

METALLICA “BLACK ALBUM”

SYSTEM OF A DOWN “TOXICITY”

GODSMACK “AWAKE”

CHILDREN OF BODOM “ARE YOU DEAD YET?”

TRIVIUM “SHOGUN”

MESSAGE FOR JAPAN

Influence of Japan on our lives is undeniable. Technology, Anime, sport encounters and hard work of Japanese people. All of this has made us together with you. Arigato gozaimasu!

私たちの生活に、日本の影響は欠かせないものだ。テクノロジー、アニメ、スポーツ、それに献身的に働く日本の人々。それらすべてが、私たちと皆さんを繋げてくれているんだ。ありがとうございます!

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