COVER STORY + NEW DISC REVIEW 【GHOST : IMPERA】


COVER STORY : GHOST “IMPERA”

People Are Really Working Hard To Destroy Progress And Ultimately Create a Time Machine That Will Set Us Back Hundreds Of Years In Terms Of Mental Evolution. Welcome, Then, To The Age Of Impera.”

WELCOME TO THE AGE OF IMPERA

「再建のためには破壊しなければならないが、だからといってすべてを砂利に均してしまう必要はない」
闇。分断。差別。戦争。非道な指導者たちによって、世界はひとつの巨大な “ゴースト” と化しているように見えます。最新作 “Impera” で Tobias Forge は、ヴィクトリア時代に思いを馳せながら、現代とあの時代に類似したものを見出すのです。
ロンドンのセント・パンクラス・ホテルは美しい建物です。1860年代にゴシック・リヴァイヴァリストの建築家ジョージ・ギルバート・スコットによって設計された巨大な赤レンガの建築芸術作品は、首都の優雅なシンボルとして、絢爛に人々を魅了してきました。
20世紀には、鉄道事務所やコテージとして使用されるなど長い間荒廃していましたが、それでもキングス・クロスを見下ろす大聖堂のようなその存在感は、訪れる人々に様々なインスピレーションを与えてきたのです。
80年代には、イギリスのSF作家ダグラス・アダムスが小説 “The Long, Dark Tea-Time Of The Soul” の中で、この荒れ果てた壮大さをヴァルハラとして完璧に表現しています。その後、1995年に映画化されたシェイクスピアの “リチャード三世” では、サー・イアン・マッケレンの城としてその正面玄関が使用され、華やかさを取り戻したその巨大な階段と入り口は、SPICE GIRLS の名曲 “Wannabe” の舞台ともなりました。
Tobias が GHOST の次のステージを考えたのもこの場所でした。それは帝国の崩壊。物事があまりにも強力になりすぎてそれ自体の重さで崩壊し、その崩壊の中で新しい時代の始まりを告げるという “Big Change” をテーマに据えたコンセプト。Papa Emeritus のシニカルな眼差しで、腐敗と狂気を観察して、時に鋭いメスで時代を切り裂いていきます。
「古い石造りの教会。この建物はそんなゴシック様式の要素に、工業用の梁や錆を取り入れたところが気に入っているんだ」

欧州の暗黒時代を舞台にした “Prequelle”。そのネズミ、疫病、罪人に続くのは、大きな変化が進行しているヴィクトリア朝であるべきだという信念もまた、”Impera” の舞台設定を確立していきました。
「あの時代には多くの変化があった。死ぬかもしれない危険な仕事の多くが、機械でできるようになり、生活が少し楽になったんだ。しかし、それから100年の後、私たちはすべての仕事で人間を段階的に減らしている。そして人間は誰も必要とされなくなっていく。ヴィクトリア時代の多くは、工業主義が人間を段階的に減らしていくという意味で、今私たちが経験していることと似ていると思うんだ
私たちは今、歴史は過去のものであり、現在の生活とこれからの生活はすべて永遠であると信じて生きている。だけどそれは真実ではないよ。もしかしたら、私たちはしばらくの間は機能する社会の基盤を持っているかもしれない。だけど残念ながら、歴史を振り返ると、社会が構築され、そして完成され、完成しつくされるという自然のサイクルがあるんだよね。そして、たいていは崩壊してしまう。
独裁的な社会もまた、崩壊する。独裁者がいるところ、体制があるところはどこでも、しばらくするとたいてい崩壊するんだ。なぜなら、人々は常に自分の立っているところに建物を建てようとするから。そして、大きくなりすぎた塔や高くなりすぎた塔は倒れてしまうだろ?その繰り返しなんだよね。だから、ある意味で、再建のためには破壊しなければならない。でも、だからといって、すべてを砂利に帰してしまわなければならないわけではないんだよ」
“Prequelle” から数百年後の時間軸では、Ghost(新しいスチームパンク風の Nameless Ghouls)が、産業革命、変化、そして崩壊した世界で大活躍しています。宗教的な不寛容、不正、腐敗、殺人が跋扈する一方でまた、楽しい時間、希望、ある種の悟りの追求も花開きました。そしてその光景は、実は今を生きる私たちにとっても見覚えのある風景です。
「この2,3年で、私たちは激しく後退している。過去に起きたこと、遠い昔のことを歌っているような歌詞の内容、ほとんどフィクションのように感じていたことの多くが、今では当たり前のように起きている。人々は、なぜか進歩を破壊し、最終的には精神的な進化を何百年も後退させるタイムマシンを作るためにあくせく努力しているんだ。ようこそ、命令と強制の時代、インペラへ」

帝国といえば、時代錯誤な帝国主義をかかげたロシアのプーチンが世界を混乱に陥れています。
「私たちはずっと、物事の循環性やすべての周期性から距離を置いてきたんだよね。だから、戦争や権威主義の脅威、聖書の怒り、パンデミックのような野蛮で古風な事態が、実際に今もやってくることに、ショックを受ける。私が話そうとしてきた循環性は、最終的に倒れるものと今たまたま重なっている。ロシアは倒れるべき帝国で、そうなるよう願っている。
私自身はノスタルジックな人間なんだ。自分の内面に入るときは、インターネットが普及する前の時代の、あらゆる責任から遠く離れたところにいるんだ。ステレオをかけながら VHS の映画を見て、座って絵を描いている。そこが私の安全な場所なんだ。
同じように世界の反対側には、灰色の空と旧ソ連を夢見る男がいて、彼はKGBの将校で、もしかしたら人の腕を折ることにもう目的意識を持ったのかもしれない…彼が何をしたかはわからないけど、たぶんそこが彼の幸せな場所で、全然違うけど、同じように私は93年の夏が僕の幸せな場所の一つだったんだ」
現実の GHOST 帝国は、崩壊とは程遠い状況です。SSEアリーナ、ウェンブリーでヘッドライナーを務め、マーチャンダイズは1時間以上の長蛇の列。4月の英国公演では、さらに大きなアリーナ、The O2に乗り込む予定。そして VOLBEAT との米国共同ヘッドラインツアーを迎えます。コントロール・フリークなどとも揶揄される Tobias は始めたくてしかたがありません。
「私のようなクリエイティブな人間は、何かを完成させたとき、いつも少しふさぎ込んでしまうんだ。レコードを作るときは、とてもいい気分なんだ。だけど突然、もうこのレコードは好きじゃないと思うようになってしまう。何ヶ月も一生懸命作ったのに、もう嫌になっちゃうんだ。だけど、レコードが発売されると、大抵はそれが変わるんだよね。自分の手から離れるからね。ある人にとっては、運命的なものになる。それはとてもいいことだと思う。自分の子供が成功するのを見るようなものだよ」

“Impera” の誕生は予定より遅れました。2020年3月、メキシコシティでの公演を最後に “Prequelle” のツアーが終了すると、トビアスはそのままスタジオに入り、その後3ヶ月ほど集中的に作業を行い、残りの期間を家族と過ごすため長期休暇を取る予定でした。彼はそれを “禁欲の1年” と呼んでいます。パンデミックで物事が止まり始めても、GHOST は軌道に乗っていました。Tobias は自宅のスタジオで作曲を行い、超生産的で、いずれはレコーディングのためにスタジオに入る準備を整えていたのです。しかし、パンデミックから日常への復帰が遠のくにつれ、計画はますます曖昧になっていきました。
「ああ、夏だ。本来なら今レコーディングするはずだったのに…という感じだった。私と家族にとっては素晴らしい年だったよ。一緒に遊べるようになったし、過去10年間よりもずっと多くの時間を一緒に過ごすことができたからね。でも、私個人としては、少し不満があったんだ。クソッ、レコーディングをするべきだ!仕事をするべきだ!ってね。もちろん、本当に苦労した人が多かったから、苦労したとは言いたくないけど、クリエイティブな面でちょっと時間がありすぎると、それは私の趣味じゃないんだよ。私は常に締め切りがあるのが好きなんだ。ある種の終わりがあるのが好きなんだよ」
遂に完成をみた “Impera” は、”Call Me Little Sunshine” や “Hunter’s Moon” で伺えた通り、ロックやメタルの輝かしい栄光すべてを GHOST 流に表現しつくしています。70、80年代AORの巨大で真摯なサウンドを片手に集め、もう片方の手で、砂糖のトッピングを施したダークで不吉な破滅の感覚を扱っているのです。Papa は、ある瞬間、甘くリスナーを魅了し、次の瞬間には唸りながら毒の刃を繰り出します。この二面性こそが GHOST の真髄。ただし、”Impera” がコンセプト・アルバムでありながら、一般的なコンセプト・アルバムとは異なることを、我々は理解しておく必要があるでしょう。
「私のアルバムは決して KING DIAMOND のようなコンセプチュアルなものではないことを理解してもらう必要がある。物語で始まり、物語で終わるようなものでは決してないんだ。ロックオペラではないんだよ。他のアーティストに例えるなら、IRON MAIDEN のコンセプト・アルバム、つまりファラオや時間の概念にゆるやかに触れるようなレコードに近いんだよね。”Powerslave” では、厳密にはファラオについてではない曲もある。あるいは “Somewhere In Time” のように、曲の中に年代的な要素が含まれているものも。”Impera” も同様で、帝国の中の様々なものに光を当てているような感じなんだ。その内側にある亀裂を見せるというのかな」

Tobias は作品の裏テーマを “ダーク・シット” と呼んでいます。例えば、”Respite On The Spital Fields” では、切り裂きジャックにまつわる恐怖を検証することにしました。殺人自体よりも、その後長くロンドンに与えた影響、恐怖について。
「彼は捕まることなく、スピタルフィールズとロンドンの人々に多大な不利益をもたらした。殺人をやめてからもずっとね。つまり、人々は彼が殺人をやめたとしても、再び殺人を犯さないという確信が持てなかったんだ。特に女性の間では、また同じことが起こるかもしれないという恐怖がその後長い間あったんだよね。彼がどこに隠れているのか分からない。何が起こったかわからないんだから……」
GHOST のテーマを導くやり方は、一歩引いたところから、大きな絵として描かれることが多いのです。例えば、”Kaisarion”(実際はヴィクトリア朝ではなく、古代アレクサンドリアが舞台で、多大な犠牲を払って変化を強いるという概念を表象)。FOO FIGHTERS のようなメロディアスでシアトリカルな波に乗って疾駆する Papa Emeritus IV は、古いものの灰から帝国を築きあげていると誇らしげに宣言しています。その言葉は、過去10年間で最も大きな、そして今もなお目覚ましい成長を続けているロックバンドのひとつ GHOST の姿と見事にシンクロしているようにも思えます。そして実際、この曲は古い世界の不寛容と、古いものを力づくで置き換える、あるいは消し去ることについて歌っているのです。
「古代のアレキサンドリアにシーザリウムという建物があった。そこで教師であり哲学者であったヒュパティアがキリスト教徒に殺害された話。異教徒でありながら、科学を信じていた彼女は、建物の中で暴漢に遭い、殺されたんだ。キリスト教の初期の段階で、まだただの狂気じみたカルトだった頃の話。聖書が325年にローマ人によってまとめられ、その宗教を利用するため委任を受ける前のこと。まだテロリストや地下組織のようなもので、賢い女性が説教したり、世界が平らでないことを人々に話したりするのを見るに耐えられなかったのだろう。同時に起こったことではないけれど、アレクサンドリアの大きな図書館も焼き払われた。これは、知識や歴史的な記録という点で、人類にとって莫大な損失だったに違いないよね。腐った大義のために。
これを現代に置き換えれば象徴的だよ。焚書坑儒、石打。平らな地球という固定概念と一致しないものをすべて殺してしまうような、ある種の人々が住んでいる場所は今でもある。あるいは、国会議事堂を襲撃して、人々を吊るし上げようとする場所も。常に賢さや啓蒙、思考をターゲットにする、そういった “反知性” 運動の象徴なんだよ」

二極化、分断も現代が抱える根深い問題の一つ。実際、メタルのファン層も、BLUE OYSTER CULT の血を継ぐポップな GHOST の音楽、そしてその成功に対して二極化する傾向にあります。
「私たちがかつてやっていたことを今、人々が懐かしみ、そして数年後には今やっていることを懐かしむようになる。そんなものだよ。今、世の中には危険や安全に関するさまざまな情報が錯綜していて、一方では自分の身の安全に不安を感じている人たちがいる。だけど、一方では、予防接種を拒否する人たちがいて、彼らは会場に入れないからと、会場の外に立っているんだよね。私はただ、そんな世界で人々がつながって、音楽で体を揺らす手助けがしたいだけなんだ」
絢爛に。ゴージャスに。そのポップなセンスを最大限に開花させたアリーナ用のアルバムで、一層際立つのは達人の美技。
「演奏に関しては、私はちょっとした何でも屋だから少し客観的な視点に近いものを持つことができる。ドラムもベースもギターもできるからね。だけど、名人芸があるわけではないんだよ。だから今回は、別のギタリストに来てもらってすべてをやり直すという大仕事をお願いした。私はずっとギターを弾いてきたけど、売れっ子バンドにいるようなギタリストとは違って、ツアーをしながら弾くんだよ。だから、作曲を再開したり、デモを作ったり、プリプロダクションを作ったりするたびに、覚え直さなきゃならない。
例えば、ツアー中、私はほとんどドラムを叩いているんだ。実は裏のリハーサルルームでウォームアップを兼ねてやっているんだよ。毎日の練習でドラムは1時間叩くんだけど、ギターはつい忘れてしまう。それでちょうど、友人の Fredrik Åkesson(TALISMAN, OPETH)があいていてね。彼は毎日5時間演奏しているような人だよ。とても素晴らしい才能の持ち主さ。見事にやってのけたよ」
GHOST の成功は、時代に逆行したからかもしれません。
「バンドの名前に文章を使ったようななんとか “コア” みたいなバンドはすべてクソだったから、すごく疎外感を感じていたんだ。新しい人、今の人、同年代の人はでも、そのおかげで大量のチャンスを得ていた。羨ましく思った…私はいつも変わった子のように感じていた…だからメインストリームに敢えて寄っていったのかもしれないね」

Tobias は、Nu-metal にもアレルギー反応がありました。
「GHOST が登場した時、オカルト・ロックと関係づけられたのはうれしかったな。あまり言及されないと思うけど、私の好みは NEGATIVE PLANE みたいなバンドなんだ。数年前に少し復活した古いバンド、GORGUTS もね。彼らの “Colored Sands” のレコードは本当にクールだった。つまり、私の趣味はオールドスクールなんだ。94年に Nu-Metal が本格的に登場し始めて以来、アレを示唆するものにはアレルギーがある。残念ながら、94年から今日に至るまで、このジャンルはずっと続いているんだけどね。私が好きなバンドは、たいてい87年のデスメタル・バンドのようなサウンドだよ。残念ながらね。
メタルに関しては、実はかなり保守的なテイストなんだ。新しいものがあまり好きじゃなくて、ここ20年で好きになった新しいデスメタル・バンドもいつもとても後ろ向きで、ある意味伝統的なものばかりだった。あとは、人生を通して、私はいつもポップ・ミュージックをとても受け入れてきたんだ。GHOST のレコードはいつもたくさんの…影響を受けている。自分が聴くものならほとんど何でもね。まあ、それでもネガティブになるのは嫌だから、音楽にかんしてはオープンでいようとはしてるけど」
GHOST の怒りの対象は、トランプ時代のマイク・ペンス元副大統領のような “Grift Wood”(”流木とGreed をかけている)です。正義や善を説きながら、自分たちの地位向上のためなら、どんなに汚くても、どんな犠牲を払っても、目的を達成する人たち。
「この曲は、彼のように、自分のために働いてきたものをすべて汚しても構わないと思っている人たちのことを歌っているんだ。彼らは間違いなく、地獄行き最前列の切符を手に入れる資格がある。それが彼らの信念なのだから、とても皮肉なことだよ。結局彼らは、自分を卑下し、誰かのケツからクソを食って生きている。彼は強い信仰心を持っていると信じているけど、とにかく酷い、酷い人間なんだ。自分は神に仕えている、善良な側の人間だと世間に言いふらそうとしている。しかし、結局のところ、彼が望んでいるのは権力だけなんだよ。でも、それは必ずしも彼だけじゃない。彼のような人は、歴史上、多くの政治家、多くの説教師、聖職者に存在するんだからね」
歴史があれば、現在があり、未来があるはずです。”SLAYER meets Missy Elliott” と言われ、KILLING JOKE が “Eighties” で1980年代の過剰を皮肉ったやり方を踏襲した “Twenties” は、世界恐慌で終わり第二次世界大戦の土壌となった1920年代を注意深く観察しています。その冷酷な楽観主義による乱れ打ちを Tobias は “激励” と同時に “パラドックス” だとも言います。
「あの曲は超攻撃的な歌詞で、とても敵対的なんだ。激励の意味もあるけど、基本的には聴く人を卑下し、公然と憎悪している。ポジティブな空気だけでなく、毒のある空気も約束されているんだよ。しかも、それを “ありがとう” と言うべき贈り物にしてね。この2、3年、私たちが見てきた多くのデタラメと同じだよ」

Tobias の観察と考察はシニカルなものであるかもしれませんが、同時に彼は希望も抱いています。
「私が一人の人間として行いたい重要なことは、光を当てて、物事の流動性を見ることなんだ。どこの国でも何らかの形で、直線的な宗教(一度生きて、死んで、あの世に行く)を信奉している。それは私たちにとって本当に、本当に、本当に悪いことなんだよ。なぜなら、人生はひとつしかなくて、ただ自分の人生を生き、最後には死後の世界に行くと信じさせてしまうから。みんながその価値観で生きてしまう。ある種の現状維持、つまり、物事は変わらないと信じてしまう。だけど、全ては持続可能ではないんだよね」
必要なのは、根こそぎ破壊するのではなく、時代遅れで機能しなくなった現状を脱皮しながら、自然に成長し、進化し、突き進むこと。
「私は、ネガティブなことをたくさん考えるのと同じくらい、実はポジティブなことも考えているよ。自分の希望や信じるものに対して、実はとてもポジティブなんだ。物事はもっと良くなると思っている。つまり、クソみたいな帝国は滅び、良い帝国が台頭してくると信じているんだ。生き残り、愛し合おうという意志は、すべてを破壊しようという意志より実は大きい。そう信じているんだ」

参考文献: KERRANG! :Ghost: “You have to destroy to rebuild, but that doesn’t mean you have to level everything into gravel”

LOUDWIRE: GHOST Tobias Forge allergic to Nu-metal

MIXDOWN:Tobias Forge looks into the bright future of Ghost with measured confidence

BLABBERMOUTH:GHOST’s TOBIAS FORGE On MIKE PENCE’s ‘Pursuit Of Power’: ‘It’s One Of The Most Evil Things I’ve Ever Seen’

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