NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ROBBY VALENTINE : EMBRACE THE UNKNOWN】 “MAGIC INFINITY” 30TH ANNIVERSARY


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ROBBY VALENTINE !!

“What Will It Take To Make The Younger Generation Understand That Life Is Not About Views And Likes. That The Only Way For Fulfilment, Love And Reality Is That You Follow Your Own Path, And Do The Things Your Deepest-self Wants You To Do And Go For.”

DISC REVIEW “EMBRACE THE UNKNOWN”

「僕にとっての成功とは、商業的な成功や売り上げで測られるものではなく、もっと芸術的なもの。若い世代に、人生は再生回数や “いいね!” の数ではないことを理解させるには何が必要だろうか。充実感、愛、そして現実を手に入れる唯一の方法は、自分自身の道を歩み、心の奥底にある自分の望みを実現することなんだ。つまり、自己実現だね。だけど今は、携帯電話やソーシャルメディア、スマートデバイスが普及し、自分の内なる声を聞くことはほとんど不可能になってしまっているんだ」
Robby Valentine。オランダの貴公子、旋律の魔術師の二つ名を持つ眉目秀麗の美男子は、しかしその端麗なルックスからは想像もつかないほどの芯の強さと回復力を兼ね備えています。思えば、今年30周年を迎えたプログ・ハードの傑作 “The Magic Infinity” は、あと数年早ければ彼をロックスターの座に押し上げたはずですし、そのゴージャスな出立ちも時代が時代ならば世界中に信者を増やしたに違いありません。しかし、世はスマホもネットもないグランジが席巻した90年代初頭。Robby の音楽や容姿、言葉は、世界中からダサい、クサい、時代遅れだと切って捨てられてしまったのです。真の音楽とは、タイムレスで、内なる自己実現の賜物であるにもかかわらず。
「日本は僕にとってオアシスだった。長髪、化粧、その他もろもろのせいで、オランダでは信じられないほど苦労した。でも、日本のバンドと比べると、まったく着飾っていないほうだったよ。X Japan のようなバンドのルックスは大好きだった」
そんな苦境にあって、日本だけは Robby Valentine を抱きしめました。”No Turning Back” のドラマに熱狂し、”The Magic Infinity” の幻想美に唸り、”Over and Over Again” の旋律に涙する。ただ、天才的なメロディ・メイカーであるだけでなく、彼は卓越したマルチ・プレイヤーで、挑戦的な作曲者で、日本が発掘した QUEEN の崇拝者でもありました。そして幸運なことに、世界のトレンドや他人の趣向にそれほど左右されなかった当時の日本には、Robby を受け止める土壌がありました。
まだ、日本が “いいね!” に支配されていなかった時代。そうして、もしかすると消えていたかもしれない才能は、遠く離れた島国との蜜月によって力強く生き残りました。Robby は持ち前の諦めない芯の強さと、メタルの回復力、反発力によって自らの “成功” を勝ち取ったのです。
「僕の視覚は今はもう2%くらいしかないんだ。片目でぼんやりと見える程度だね。この視覚的なハンディキャップによって、僕はより内面的な世界に入ることを余儀なくされている。技術的には多くのものを失ったよ。でもね、そのおかげで演奏に深みが出てきたんだ」
数奇な運命によって多くの苦境や壁にぶち当たる天才が、近年襲われたのが目の病です。コロナ禍で診察ができず、ほとんど失明に近い状態に陥ったプリンスは、しかし今回も諦めてはいません。神がかったテクニックを失い、レコーディングに以前の5倍の時間を要するようになった今でも、Robby は音楽を愛していて、ライブにワクワクして、演奏に深みが出たとまで言い切ります。”Embrace The Unknown” “未知を抱きしめよう”。新作のタイトルは、Robby とメタルのそうしたレジリエンスを如実に反映しています。そして、苦境を力に変える Robby の “魔法” は、かつて日本が彼を “抱きしめた” のと同じように、未知の “暗闇” をも抱きしめ、光と色彩に変えたのです。
「音楽と芸術一般は常に逃避場所で救いであるべきだよ。ただ、僕がやっているのは、音楽において自分の最も内側にある感情に従うことだけだ。聴く価値のある音楽は、精神ではなく心から来るものだけだと、僕は感じているからね」
そうして Robby は、この寛容で、優しく、多彩で、色彩豊かなアルバムにおいて、未知なる他者、未知なる文化をも抱きしめようと呼びかけます。もちろんここには、QUEEN, BEATLES, ELO, THE BABYS, スウィング、クラシックにブロードウェイ、そして渦を巻く鍵盤と壮大なコーラスが認められています。ただし、それはあくまで旅の道標。貴公子が触れればそれらはすべて、Robby の色に染まります。私たちは、このシアトリカルでドラマティックなヴァレンタイン劇場を待っていました。同時に、視力を失ってもよい夫でいられるだろうか、よい父でいられるだろうか、よい音楽家でいられるだろうか…そうした不安をすべて曝け出した “伝記的” アルバムで、彼は真の感情を見つけ、苦悩し、表現し、それでも寛容な未来に光を見出すのです。
今回弊誌では、Robby Valentine にインタビューを行うことができました。「この25年間、ラジオから流れてくるレコードの中で、音声補正やオートチューンによって台無しにされていないものはほとんどない。僕らはみんな、クソロボットたちの音楽を聴いているだけなんだよ。だから、僕はそこから手を引いて、自分のやるべきことをやっているんだ」 ヘヴィ・ロックとプログ、そしてポップスの境界線を破壊した天才の新たなる傑作。どうぞ!!

ROBBY VALENTINE “EMBRACE THE UNKNOWN” : 10/10

INTERVIEW WITH ROBBY VALENTINE

Q1: First of all, this year is the 30th anniversary of the release of “The Magic Infinity” in Japan! In Japan, it was released at the same time as “Robby Valentine” and became a big topic and movement. Actually, those two albums were my “gateway” to rock music! Looking back, what do those two albums mean to you? 

【ROBBY】: Wow, my music your gateway to rock. That’s an honour. Thank you.
I look back on it with mixed feelings. Signing to a major record company at the age of 21 was a dream come true. But for various reasons I never liked the sound and the performance on most of the songs of the first album.
I was very inexperienced and I didn’t capture the feel, the magic, that my 8 track home demo had.
For the second album I made a promise to myself I would get it right this time. And I fought for it. The record company hired an extra producer who was making life difficult for me. And I wasn’t having it. Eventually I got everything I wanted on tape, but it was a fight sometimes. The engineer did a great job.
Yet due to the drastic change in fashion and music it never got the success I was hoping and was aiming for. The Magic Infinity got an album sleeve and appeanece I didn’t approve of at all. I had nothing to do with that.
My music and my looks were so much more glamorous than that, it didn’t match the music and my personality at all.
So for different reasons I don’t consider both albums as a success. Success to me isn’t measured in commercial success or sales, but more in an artistic way.
However, the fact that I was with a major label made it possible for my music to be heard in many parts of the world, even when those times weren’t in my favour. And it brought me to Japan, which was amazing.

Q1: まず、今年は “The Magic Infinity” の日本発売から30周年ですね!日本ではファースト・アルバムの “Robby Valentine” と同時に発売され、大きな話題とムーブメントになりました。実は、この2枚が私のハード・ロックへの “入り口” にもなりました。今振り返ってみて、あの2枚のアルバムはあなたにとってどんな意味を持っていますか? 

【ROBBY】: ワォ!僕の音楽が君のロックへの入り口になったなんて光栄だよ。ありがとう。
実は、良いことと悪いことが合わさった複雑な気持ちで振り返っているんだ。21歳でメジャーのレコード会社と契約するなんて夢のようだった。だけど僕は、さまざまな理由から、ファースト・アルバムのほとんどの曲のサウンドとパフォーマンスが好きになれなかったんだ。僕はとても経験が浅くて、当時持っていた8トラックのホームデモでは、フィーリングやマジックを捉えることができなかったからね。
セカンド・アルバムでは、今度こそちゃんと作ろうと自分に誓ったよ。そして、そのために戦った。レコード会社は余計なプロデューサーを雇い、僕を苦しめた。そして、僕は彼らの決定を受け入れなかったんだ。最終的には、僕が望んでいたものをすべてテープに収めることができたけど、そ時々は戦いだった。エンジニアはいい仕事をしてくれたよ。
だけど、時代がね…ファッションと音楽の劇的な変化により、僕が期待し、目指していたような成功は得られなかった。さらに、”The Magic Infinity” では、レーベルが僕がまったく認めなかったアルバム・スリーブやアートワークを採用した。僕はあのパッケージとは何の関係もない。僕の音楽とルックスは、あれよりもずっと華やかなのにね。音楽と僕の個性にまったくマッチしていなかったよ。
だからそれぞれ異なる理由で、僕は2枚のアルバムを成功だとは思っていない。僕にとっての成功とは、商業的な成功や売り上げで測られるものではなく、もっと芸術的なものなんだ。
とはいえ、メジャー・レーベルに所属していたおかげで、たとえ不遇の時代であったとしても、世界の多くの地域で僕の音楽を聴いてもらうことができた。そして、そのおかげで日本にも来ることもできたんだ。それは素晴らしいことだったね。

Q2: Which songs from those two albums do you particularly like and are still proud of?

【ROBBY】: Over and over again from the first album was recorded a year later than the other stuff, but with a world-class producer: Humberto Gattica from Los Angeles. I still love it, the sound and the performance of it. Two of my other favourites: The magic breeze and I believe in you didn’t have the right sound and performance, but I did them justice on my 2008 compilation album Androgenius. By the way, I re-recorded all the other songs as well recently. They’ll be released next year if it’s up to me.
On the magic Infinity my very favorite song is No turning back. The engineer did a perfect job. Megaman is my other favorite of that album.

Q2: その2枚のアルバムの中で、特に気に入っていて、今でも誇りに思っている曲はどれですか?

【ROBBY】: ファースト・アルバムの “Over and Over Again” は、他の曲より1年遅れてレコーディングされたんだけど、ロサンゼルスのウンベルト・ガッティカという世界的なプロデューサーと一緒に作ったんだ。サウンドも演奏も、今でも大好きだよ。他にも好きな曲が2つある。”The Magic Breeze” と “I Believe in You” は、サウンドもパフォーマンスも適切ではなかったけど、2008年のコンピレーション・アルバム “Androgenius” に正しい音で収録した。ちなみに、他の曲もすべて最近レコーディングし直したんだ。来年リリースする予定だよ。
“The Magic Infinity” で、僕の一番好きな曲は “No turning back” だ。エンジニアが完璧な仕事をしてくれた。”Megaman” はこのアルバムの中でもう一つ好きな曲だな。

Q3: With those two albums, your connection with Japan has become very strong. You even lived in Japan for a while. What do you think about the country, its culture, and its music?

【ROBBY】: Nowadays I haven’t got a clue about what’s going on in Japan nor everywhere in the world. Popular music culture is heading rapidly towards the era of A.I. . I don’t mean electronic music,synth pop, whatever. But I mean, for 25 years there’s hardly any record you hear on the radio that is not fixed with voice correction and ruined by auto-tune. We’re all listening to fucking robots. So I tapped out and am just doing my own thing.
But back in the day, Japan was an oasis to me. Because of my long hair, make up and all the rest I was having an incredibly hard time in the Netherlands. Though in comparison to Japanese bands I totally looked underdressed. I loved the look of those bands like X-Japan.
The acceptance I felt in Japan was heartwarming.The months in which I lived in Osaka were the best months of my life. I love the culture, the mentality, everything. There I felt more at home than in my own country. I feel grateful to have had that wonderful experience in my life.

Q3: この2枚のアルバムで、あなたと日本とのつながりはとても強くなりましたね。実際あなたは、日本に住んでいたことさえありますよね。日本という国、文化、音楽についてどう思っていますか?

【ROBBY】: 今、日本で何が起こっているのか、もっといえば、世界中で何が起こっているのか、僕はまったく知らないんだ。ポピュラー音楽の文化は急速にA.I.の時代に向かっている。エレクトロニック・ミュージックとかシンセ・ポップとか、そういう意味ではなくてね。この25年間、ラジオから流れてくるレコードの中で、音声補正やオートチューンによって台無しにされていないものはほとんどない。僕らはみんな、クソロボットたちの音楽を聴いているだけなんだよ。だから、僕はそこから手を引いて、自分のやるべきことをやっているんだ。
でも昔は、日本は僕にとってオアシスだった。長髪、化粧、その他もろもろのせいで、オランダでは信じられないほど苦労した。でも、日本のバンドと比べると、まったく着飾っていないほうだったよ。X Japan のようなバンドのルックスは大好きだった。
それに、日本で感じた受け入れられているという感覚は心温まるものだった。大阪に住んでいた数ヶ月は、人生で最高の数ヶ月だった。文化、メンタリティ、すべてが好きだよ。自分の国よりもくつろげたね。人生であのような素晴らしい経験ができたことに感謝しているよ。

Q4: At that time, you were described as Journey meets Queen in Japan. Was that an appropriate assessment? Also, you are a well-known admirer of Queen, what do you especially love about them?

【ROBBY】: It’s a huge compliment to be described as such. But I was never into Journey. My favorites were Queen and The Babys. But then again, The Babys are very much connected to Journey.
I love so many things about Queen. Where it all starts is the voice. Freddie Mercury has the best voice in history. Their music from the 70’s is my thing. Mustapha, Bicycle, Death on two legs, Killer Queen, Bohemian…the list is endless. It’s not difficult to be diverse when it comes to musical styles, but to be able to write so many amazing songs, so many classics in all those various types of music, is just amazing. And together with that they had all the ingredients right . May’s guitar sound that blended so well with Mercury’s piano, the way those three voices made this magic choir sound together. Oh, I can go on and on…

Q4: 当時、あなたは JOURNEY meets QUEEN などと日本で評されていましたね。それは適切なラベルでしたか?また、あなたは QUEEN の崇拝者として有名ですが、彼らのどんなところが特に好きなのですか?

【ROBBY】: そう評されるのは大きな賛辞だよ。でも、僕は JOURNEY にはハマらなかったな。好きだったのは QUEEN と THE BABYS。でも、THE BABYS は JOURNEY ととてもつながりがあるからね。
僕は QUEEN の様々な部分が大好きなんだ。でも、すべての始まりは声だったね。フレディ・マーキュリーは史上最高の声の持ち主だ。70年代の彼らの音楽は本当に僕のお気に入りだよ。”Mustapha”, “Bicycle”, Death on two legs”, “Killer Queen”, “Bohemian”…数え上げたらきりがない。音楽スタイルが多様であることはそう難しいことではないけれど、そのような様々なタイプの音楽すべてにおいて、これほど多くの素晴らしい曲、これほど多くの名曲を作ることができるのは、ただただ素晴らしいことだよ。
それに加えて、彼らにはすべての要素が揃っていた。マーキュリーのピアノと見事に調和したメイのギター・サウンド、そして3人の声が一緒になって魔法の合唱団を作り上げたやり方。ああ、まだまだ続くよ…。

Q5: The music industry has changed dramatically over the past 30 years. Nowadays, streaming and TikTok are the most popular ways to listen to music, rather than physical CDs. And on social networking sites, instant musicians who cut out a 30-second performance are popular. How do you perceive this “instant” change in music culture?

【ROBBY】: Maybe I should be more active at all those platforms you mention. but it all depresses me. In my opinion it’s pure emotional poverty. So many great and beautiful things get lost and overlooked. There’s no depth. Is there any teenager left who puts on an album in its entirety, on Vinyl, CD, Spotify or whatever? Giving the songs a chance to grow on you? And if there’s no physical product anymore, what do you have left, something in the cloud, something virtual? What will it take to make the younger generation understand that life is not about views and likes. That the only way for fulfilment, love and reality is that you follow your own path, and do the things your deepest-self wants you to do and go for. But with all the phones, social media and smart devices it’s almost impossible to hear your inner voice anymore.

Q5: 音楽業界はこの30年で劇的に変化しました。今や音楽を聴くには、物理的なCDよりもストリーミングや TikTok が主流となっています。さらに、SNS では、30秒のパフォーマンスを切り取ったインスタント・ミュージシャンが人気を博していますね。この “インスタント” な音楽文化の潮流をどう捉えていますか?

【ROBBY】: 僕は、君が言うようなプラットフォームにもっと積極的に参加すべきなのかもしれないね。でも、そうしたすべてが僕を憂鬱な気持ちにさせるんだ。
僕の考えでは、結局は純粋な感情の貧困が原因だ。多くの偉大で美しいものが失われ、見過ごされている。深みがない。Vinyl でも CD でも Spotify でも何でもいいから、アルバムを全曲通して聴く10代の若者が何人残っているだろうか? リスナーに、曲をじっくり聴いて自分の中で熟成させるチャンスを与えているのだろうか? もし物理的な製品がなくなったら、何が残るだろう?クラウド上の何か、バーチャルな何かかい? そして、若い世代に、人生は再生回数や “いいね!” の数ではないことを理解させるには何が必要だろうか。
充実感、愛、そして現実を手に入れる唯一の方法は、自分自身の道を歩み、心の奥底にある自分の望みを実現することなんだ。つまり、自己実現だね。だけど今は、携帯電話やソーシャルメディア、スマートデバイスが普及し、自分の内なる声を聞くことはほとんど不可能になってしまっているんだ。

Q6: Moreover, the world was shrouded in a dark shadow, especially in the 2020s. Wars, pandemics, and divisions. I feel that you have dealt with these topics in your recent albums “The Alliance’, “Separate Worlds”, and “Embrace The Unknown”. In times like these, your tolerant, gentle, and beautiful albums are needed and redeeming! In fact, do you think rock and metal can be a place of escape and salvation for those who are oppressed right now?

【ROBBY】: Music and art in general will always do that.
The only thing I do is follow my most inner feelings in music. Nothing is ever intentional. I don’t sit down and think:” Now I’m going to write an anthem against the stupid Corona measures and rules.” It just comes from within. I’m merely a tool or a vessel of what happens within.

Q6: さらに、特に2020年代に入って、世界は暗い影に覆われています。戦争、パンデミック、分断。あなたは最近のアルバム “The Alliance”, “Separate Worlds”, “Embrace The Unknown” で、こうしたテーマを扱ってきたように感じます。このような時代だからこそ、あなたの寛容で、優しく、美しいアルバムが必要とされ、救いとなるのではないでしょうか? 実際、ロックやメタルは今抑圧されている人たちの逃避場所や救いになると思いますか?

【ROBBY】: 音楽と芸術一般は常にそうであるべきだよ。ただ、僕がやっているのは、音楽において自分の最も内側にある感情に従うことだけだよ。意図的なものは何もない。座って、”さあ、コロナの愚かな施策やルールに反対する賛歌を書こう” なんて考えたりはしないんだ。それはただ内側から湧いてくるものなんだ。僕は、内なるものの道具や器にすぎないんだよ。

Q7: Still, “Embrace The Unknown” is a great album! It embraces your journey so far, Queen, Beatles, Classical and everything else, and it also seems to bring you back to your roots of hard rock. In fact, is this album a culmination of your career?

【ROBBY】: I never thought about it that way. To me an album is always the collection of songs I have made and am satisfied with in that particular period of my life.
Choosing a musical direction and limiting myself to one style has never worked for me.
In fact, I wanted this album to become the most heavy and guitar oriented and angry album I ever made. But then most of the ideas I came up with that made my heart tick were far from heavy. I feel the only music that’s worth listening to is coming from the heart, not the mind.

Q7: それにしても、 ”Embrace The Unknown” は素晴らしいアルバムですね!QUEEN, THE BEATLES, クラシックなど、あなたのこれまでの歩みを包括し、さらに原点であるハード・ロックのルーツに立ち返えったような感覚があります。実際、このアルバムはあなたのキャリアの集大成だといえますか?

【ROBBY】: そんな風に考えたことはないよ。僕にとってアルバムとは常に、人生の特定の時期に作って満足した曲のコレクションなんだ。音楽の方向性を決めたり、ひとつのスタイルに自分を限定したりして、うまくいった試しがないからね。
実際、僕はこのアルバムを、これまで作った中で最もヘヴィでギター・オリエンテッドで怒りに満ちたアルバムにしたかった。でも、生まれてくる、僕の心をくすぐるようなアイデアのほとんどは、ヘヴィとはほど遠いものだった。聴く価値のある音楽は、精神ではなく心から来るものだけだと、僕は感じているよ。

Q8: By the way, I love Valentine/Valencia’s second album, but is there any more collaboration with Valencia?

【ROBBY】: Thank you, I really do like that album as well. But it’s actually 2 solo albums combined, where we play and sing on each other’s tracks, doing exactly what the other wants. That’s the way we could work best I thought.
We’re friends, having good contact. We don’t want to ruin that with working together again, hahaha.

Q8: ところで、私は Valentine/Valencia のセカンドアルバムも大好きなのですが、彼とのコラボレーションはもうやらないのでしょうか?

【ROBBY】: ありがとう、あのアルバムも本当に好きだよ。でも、実際あの作品は2枚のソロアルバムを合体させたもので、あとはお互いのトラックで演奏したり歌ったりして、相手が望むことをそのままやっているんだよね。それが一番うまくいく方法だと思ったんだ。
僕たちは友人であり、今も良好な関係を築いているよ。 だからこそ、また一緒に仕事をすることで、それを台無しにしたくないんだ。ははは!

Q9: Finally, I am surprised and very concerned to hear that you have an eye disease. What is your situation now? Is it interfering with your musical activities?

【ROBBY】: My vision is about 2 % now. I only can see vaguely through one eye. I lost the sight of my right eye due to an infection in 2016, but I still had vision with my left eye. I suffer from glaucoma and during the first lockdown it worsened. The hospital wouldn’t see me due to the lockdown: eye-problems aren’t life threatening. Since it was untreated I lost my sight.
I found a new strength and enjoyment in playing live concerts. But that took a while. I have to learn so many new things. I have a special kind of iphone so I can still email and write messages or notes, but playing the piano and other instruments is a big challenge now. With this visual handicap I’m forced to go inside more, to my inner world. That has given me more depth in playing. But technically I have lost so many things.
My eye-hand coördination was so fast and useful with playing the piano, I just can’t play lots of difficult things anymore. I have to practise so much more. But there’s only so much you can do. Recording takes me 5 times longer than it used to do. But on the other hand I was lucky my recording equipment was hopelessly outdated. I always felt too dumb not to get into the computer world of recording, where the possibilities are endless. But the advantage is that I can now still feel the knobs on my mixing desk. There’s no voice over on Pro Tools or other virtual studio systems like the iphone has. And even if it did, that would be too much. Imagine every move you make, every button or knob you turn or touch will be ‘voiced overed’.
No way to get in touch with your deepest emotion then. That PC won’t make it to the next day, I can tell you that.

Q9: 最後に、あなたが目の病気を患っていると聞いて驚き、とても心配しています。今はどのような状況なんでしょうか?

【ROBBY】: 僕の視覚は今はもう2%くらいしかないんだ。片目でぼんやりと見える程度だね。2016年に感染症で右目を失明してしまったんだけど、あのころはまだ左目は見えていたんだ。でも僕は緑内障を患っていて、最初のロックダウン中に悪化してしまった。病院はロックダウンのために僕を診察してくれなかったんだよ。目の病気は命にかかわるものではないからってね!それで未治療だったから、僕は視力を失ってしまった。
それから僕はライブ・コンサートに新たな力と楽しみを見出した。でも、それには時間がかかったよ。新しいことをたくさん学ばなければならないからね。特殊な iphone を持っているから、メールやメッセージ、メモを書くことはできるけれど、ピアノや他の楽器を演奏することは、今となっては大きな挑戦なんだ。この視覚的なハンディキャップによって、僕はより内面的な世界に入ることを余儀なくされている。技術的には多くのものを失ったよ。でもね、そのおかげで演奏に深みが出てきたんだ。
ピアノを弾くときの目と手の共同作業はとても速くて便利だったよ。今はもう、あまりに難しいものは演奏できないね。もっと練習しなければならないよ。でも、できることは限られている。レコーディングには以前の5倍の時間がかかるしね。でも一方で、レコーディング機材が絶望的に時代遅れだったのはラッキーだった。これまでは、無限の可能性を秘めたコンピューターによるレコーディングの世界に手を出さないのは、あまりにも間抜けだといつも思っていた。
しかし、ミキシング・デスクのノブの感触を今なお感じられるという利点もある。Pro-Tools や他のバーチャル・スタジオ・システムには、iphone のようなボイス・オーバー (文字を読み上げてくれる機能) はない。仮にあったとしても、それはやりすぎだ。君のすべての動き、回したり触ったりするすべてのボタンやノブが “ボイスオーバー” されることを想像してみればいい。それでは、君の深い感情に触れることはできないよ。そのPCは次の日には使えないだろう。まちがいないね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ROBBY’S LIFE!!

For my 7th birthday my obaa-san gave me ‘A night at the opera’ from Queen. From that moment on I knew what I wanted to do with my life: be a musician.

QUEEN ” A Night At The Opera”

QUEEN “Jazz”

ELO “Out of the blue”

THE BABYS “On the edge”

THE BABYS “Union Jacks”

MESSAGE FOR JAPAN

Thank you for all you have given me.
For welcoming me with love and open arms almost 30 years ago. I don’t know if there will ever be a chance for me to play in Japan again, but I’m grateful to you and to all of you who have listened to my music and came to the shows. I love you forever.

君たちが僕に与えてくれたものすべてに感謝しているよ。約30年前、愛と両手を広げて僕を迎えてくれた。また日本で演奏する機会があるかどうかわからないけど、君たちだけじゃなく、これまで僕の音楽を聴いてくれてライヴに来てくれたすべての人に感謝しているんだ。永遠に愛しているよ。

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