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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VOYAGER : COLOURS IN THE SUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ALEX CANION OF VOYAGER !!

“As For a Band That Has Influenced The Band’s Sound As a Whole, It’d Have To Be Type O Negative. They’ve Been a Huge Inspiration.”

DISC REVIEW “COLOURS IN THE SUN”

「世界の生は今ほど良くなったことはないという事実と、同時にそうして実現しつつある人間としてのカラフルな多様性を祝うべきであるというテーマを扱っているよ。」
燦々と輝くオーストラリアの太陽の下、集結した5つの異なる個性は VOYAGER の名が表す通り人類の多様性を探求する音の船を大洋へと導きます。
メタル第三世界から現れた VOYAGERは、拡散と多様化のモダンメタルを象徴するのみならず、個性を尊重して育む現代世界の潮流まで確かに体現したバンドです。実際、彼らは音楽のルーツも各自の特徴も異なりながら、あたかも南天の夜空を彩る南十字のごとくそれぞれが際立って輝いているのです。
ショルダーキーボードを携え見た目もゴージャスなボーカリスト Danny Estrin は、紅旗からトヨタの MR2 までオールドスクールな車に情熱を燃やし、MODERN TALKING のようなシンセポップを崇拝。
一方で TesseracT の Dan Tompkins と ABSENT HEARTS も牽引するギタリスト Scott Kay は、”Dungeons & Dragons” のようなゲームを愛し、ARCHITECTS 的モダンギターの世界に心酔するニュータイプ。
今回インタビューに答えてくれたベーシスト Alex Canion にしても、バンドの外では声優の夢を追いマーシャルアーツに情熱を捧げ、LEVEL 42, THE CURE といった80’sをインスピレーションの中心に挙げているのですから。
ただし、VOYAGER という星座の中ではむしろそのバラバラにも思える個性が化学反応を起こします。
「出来るだけ単純化したプログレッシブポップメタルという言葉で、みんなが僕たちのプレイする音楽のイメージを掴みやすくしているんだけど、実際は、シンセウェーブメタルという表現が僕たちのマテリアルに対して最もしっくり来ると思うんだ。」
Danny のシンセポップ、Scott のモダンギター、Alex の80’s、それに紅一点 Simone の Devin Townsent 愛。全ての糸が絡み合い溶け合うことで、VOYAGER のカラフルかつアクセシブルな “シンセウェーブメタル” が織り上げられるのです。
「このアルバムではキーボードとシンセサイザーが大きな役割を果たしていて、アルバムを通して作品に “カラー” を仄めかし続けているね。」
Alex が語るように、バンドの最新作 “Colours in the Sun” は、これまで以上にキーボードとシンセサイザーを核に据えた、最もポップでしかし最もヘヴィーな作品だと言えるでしょう。
ノスタルジックなシンセサイザーの緩波と先鋭なポリリズムジェンティズムがせめぎ合うオープナー “Colours” はまさにアルバムの未来予想図。嫋やかで優雅な Danny の歌声は音のパレットへと染み渡り、アンセミックでダンサブルなビッグコーラスを導きます。
「バンド全体のサウンドに影響を与えたという意味では、TYPE O NEGATIVE だろうな。彼らからは巨大なインスピレーションを受けているよ。」
VOYAGER がゴシックメタルの偉大なる先駆者を最大のインスピレーションに挙げるのは、少々意外かもしれませんが理に適っています。事実、刻々と移ろうテンポの中で繊細なシンセサイザーのさざめきとメランコリー極まるメロディーを奏でる “Saccarine Dream” を聴けば “October Rust” の幽玄なゴシックホラー、TYPE O NEGATIVE に潜むニューウェーブへと連続性を認めるのも難しくはないでしょう。
当然、それ以上に彼らの実験性にシンクロニシティーを感じているのは確か。無論、これは祝祭のレコードですが、それでも耽美とメランコリーは VOYAGER を VOYAGER たらしめる絶佳の魔法です。
クライマックスは Alex も当代きってのシンガーと認める LEPROUS の Einar がゲスト参加を果たした “Entropy” で訪れます。最も才能に満ちたプログメタル最北端と最南端の衝突は、超常的なエナジーとエモーションを創出しました。
その実、エントロピーはレコードで最もスタンダードなメタルチューンかもしれませんが、故に VOYAGER のヘヴィーでプログレッシブな一面を深々と堪能出来る一つの熱量でしょう。
“Water Over the Bridge” で MESHUGGAH までもシンセウェーブに染めた後、”Runaway” でこの世のポップを追求するまさに千変万化、カラフル極まる祝祭のフィナーレ。PERTURBATOR や TesseracT に目配せをしながらよりレトロフューチャーに舞う太陽の蝶。
今回弊誌では Alex Canion にインタビューを行うことが出来ました。「パースはとても孤立している場所だから、故に世界の他の地域に追いつきたいという意欲が少なくとも小さな役割は果たしていると思うね。だから小さくてもオリジナルなシーンがとても繁栄してきたように思えるね。」 どうぞ!!

VOYAGER “COLOURS IN THE SUN” : 9.9/10

INTERVIEW WITH ALEX CANION

Q1: First of all, how was Japan’s Evoken Fest 2018? There were so many great band, right?

【ALEX】: Yes! It was a brilliant experience for us all. We’ve wanted to go to Japan to perform for many years, so it was amazing for us to finally get the opportunity. Also, seeing Per Nilsson play with Nocturnal Rites was amazing! I came back to holiday in Japan earlier this year and got to experience much more of the Japanese culture (and Junmai sake!). I honestly can’t wait to return!

Q1: まずは昨年、日本で開催された Evoken Fest 2018 の感想から聞かせていただけますか?素晴らしいバンドが多く名を連ねていましたね?

【ALEX】: まさに!僕たち全員にとって素晴らしい経験となったね。何年も前から日本でプレイしたかったんだ。だから遂にその機会を得ることが出来て最高だったね。それに Per Nilsson が NOCTURNAL RITES でプレイしているのを見られたのも素晴らしかったね!
実は今年の初頭、日本に戻って休暇を過ごしたんだ。より日本文化を掘り下げることが出来たよ。それに純米酒もね!正直言ってまた日本に戻るのが待ち切れないよ!

Q2: You are from Perth, Australia. And Perth has become kind of “hot spot” of prog, alternative rock in the decades. Karnivool, Pendulum, Bird of Tokyo, Tame Impala and of course, you create really attractive scene there. How is the connection of scene? What made Perth receive world’s attention?

【ALEX】: That’s a great question. We’re so isolated in Perth, so I think the drive to keep up with rest of the world certainly plays at least a small part. Perth has always seemed to have quite a thriving, albeit small, original music scene.

Q2: あなた達はもちろん、KARNIVOOL, BIRD OF TOKYO, PENDULUM, TAME IMPALA などオーストラリアのパースはプログやオルタナティブの “ホットスポット” となっていますよね? なぜこれほどまであなた達の出身地が世界から注目を集めているのでしょう?

【ALEX】: 素晴らしい質問だね。パースはとても孤立している場所だから、故に世界の他の地域に追いつきたいという意欲が少なくとも小さな役割は果たしていると思うね。
だから小さくてもオリジナルなシーンがとても繁栄してきたように思えるね。

Q3: Daniel’s singing with shoulder keyboard style is really cool! What made him start that style? Was there any inspired artist?

【ALEX】: Some years back, his friends all pitched in and bought him that keytar for his birthday. I think he brought it to the jam room to show us and we all encouraged him to use it seriously. One thing lead to another and now it’s still being used in our shows today!

Q3: ショルダーキーボード (Keytar) を携えて歌う Danny の姿は実にクールです。メタルアーティストの中では珍しいスタイルですが、始めたきっかけは何だったのでしょう?

【ALEX】: 何年か前に、Danny の友人たちがお金を出し合って、誕生日にあのショルダーキーボードをプレゼントしたんだよ。それで彼は僕たちに見せようとリハーサルルームに持ってきたんだよ。
そこで僕たちバンドメンバーは、真面目に彼にあの楽器を使うべきだとハッパをかけたんだ。それがきっかけで彼は今でもショルダーキーボードをライブで使い続けているんだ!

Q4: In your Facebook page, you introduce yourself as “Progressive Pop Metal”. Actually, I think you have one of the most accessible melody in the metal scene. Do you want to bring your prog metal to mainstream?

【ALEX】: It’s always been hard for us to categorize ourselves so we try and simplify it so people can grasp what it is we play. Synthwave metal seems to be the most fitting description of our latest material, but the pop element is what makes Voyager stand out from other metal bands in my opinion.

Q4: VOYAGER の Facebook ページでは “プログレッシブポップメタル” とバンドを紹介しています。実際、あなた達のメロディーはメタルシーンの中でも際立ってアクセシブルですよね。
いくらかは、プログをメインストリームに近づけたいという気持ちをお持ちなのでしょうか?

【ALEX】: 僕たちをカテゴライズするのはいつも悩みの種なんだ。だから出来るだけ単純化したプログレッシブポップメタルという言葉で、みんなが僕たちのプレイする音楽のイメージを掴みやすくしているんだよ。
実際は、シンセウェーブメタルという表現が僕たちのマテリアルに対して最もしっくり来ると思うんだけど、もちろんポップな要素も VOYAGER を他のメタルバンドから際立たせているに違いないからね。これは僕の考えだけど。

Q5: Sometimes I remind The Cure, Depeche Mode, even Duran Duran from your fantastic romantic music. Is there any inspiration from non-metal artists like new wave, goth, synthe-pop?

【ALEX】: Absolutely. We’re all huge fans of music of the 80s. I myself like bands like Level 42, The Cure, ABC among many others. As for a band that has influenced the band’s sound as a whole, it’d have to be Type O Negative. They’ve been a huge inspiration. We are fans of all music, and you could probably argue that we have more non-metal influences between us than metal ones.

Q5: 仰るように、VOYAGER の音楽からは、THE CURE, DEPECHE MODE のようなニューウェーブやゴス、シンセポップ的 “ノン・メタル” でロマンチックなフレイバーが感じられますね?

【ALEX】: 間違いないね。僕たちは80年代の音楽の大ファンなんだよ。個人的には、LEVEL 42, THE CURE, ABC みたいなバンドが好きなんだ。
バンド全体のサウンドに影響を与えたという意味では、TYPE O NEGATIVE だろうな。彼らからは巨大なインスピレーションを受けているよ。まあ全員が音楽全てのファンなんだけどね。だから、おそらくはメタルよりもノン・メタルな影響の方が大きいと言えるんじゃないかな。

Q6: I feel your newest record “Colours in the Sun” is your best record to date. Definitely, it’s really colorful, eclectic and even danceable. record. Does it have to do with album title and concept?

【ALEX】: Thank you so much. The keyboards and synths really play a big part on this album and it’s easy to hear how they can imply colour throughout the record, so Colours In The Sun is a very fitting title. The lyrics were all written by Danny, however what I understand about the concept is that it’s commenting on the fact that life in the world has never been as good as it is right now and that we should also be celebrating our diversity as people. Then again, Danny has written a song about not wanting to get out of bed in the morning, so it could easily be about eating a rainbow cake, who knows haha!

Q6: 最新作 “Colours in the Sun” はバンドの最高傑作に思えます。タイトル通り、間違いなくカラフルでエクレクティック、ダンサブルとさえ言えそうですね?

【ALEX】: どうもありがとう。このアルバムではキーボードとシンセサイザーが大きな役割を果たしていて、アルバムを通して作品に “カラー” を仄めかし続けているね。だから “Colours in the Sun” はとてもフィットしたタイトルだと思うよ。
歌詞は全て Danny が書いたんだけど、僕はコンセプトについて、世界の生は今ほど良くなったことはないという事実と、同時にそうして実現しつつある人間としてのカラフルな多様性を祝うべきであるというテーマを扱っていると理解しているよ。
もしかしたら、Danny は朝ベッドから起きたくないという歌詞を書いていて、カラフルなレインボーケーキを食べることについてのアルバムかもしれないけどね (笑)。

Q7: Compared with your previous record “Ghost Mile”, “Colours in the Sun” is more electronic, more keyboard oriented record, right? If so, what made you change some directions?

【ALEX】: We never make conscious decisions to take the music a certain way, it just happens organically. I think we all as musicians enjoy the bedrock of keys and synths that have always been present in Voyager’s music and encourage Danny when he adds them in.
Ghost Mile must be our darkest album, however I think Colours In The Sun might be our poppiest AND heaviest album yet.

Q7: 仰る通り、前作 “Ghost Mile” と比べると、明らかにキーボードのサウンドが増していて、キーボードオリエンテットと言えるほどですよね? その変化の理由を教えていただけますか?

【ALEX】: 僕たちは意識して音楽を特定の方向に導いたりはしないんだ。ただオーガニックに起こった変化なんだよ。
とは言え、VOYAGER に存在し続けてきたキーボード/シンセの基盤を全員が楽しんできたし、Danny がキーボードのサウンドを加える時はいつも賛成してきたんだよ。
“Ghost Mile” は僕たちにとって間違いなく最もダークなアルバムだったね。一方で、”Colours in the Sun” は最もポップでヘヴィーなアルバムかもしれないね。

Q8: Einar from Leprous joined in “Entropy”. How did it happen? Actually, I feel some common points between Voyager and Leprous, Do you agree that?

【ALEX】: We have toured Australia and Europe with Leprous and have become good friends with them as a result. In our past albums we’ve also had D.C Cooper (Royal Hunt) & Dan Tompkins (Tesseract) perform guest vocals on our songs, so it’s not really an odd choice for us to have another guest vocalist on this album.
Once we heard Einar sing live, we all wanted him on something of ours eventually. Just listen to his latest recording on Leprous’ latest album Pitfalls. His voice and range isincredible. I think in the future he’s going to be regarded as one of the best singers of our generation.

Q8: LEPROUS の Einar が “Entropy” にゲスト参加を果たしています。LEPROUS と VOYAGER にはいくつかの共通点も感じられますが?

【ALEX】: LEPROUS とはオーストラリアとヨーロッパでツアーを一緒に回り、良い友達になったんだ。過去には ROYAL HUNT の D.C. Cooper、TesseracT の Dan Tompkins が参加してくれたから、このアルバムにもゲストボーカルを呼ぶのはおかしくない決定だったね。
Einar の歌唱をライブで聴くと、僕たちはいつか彼に参加して欲しいと思ったね。彼らの最新作 “Pitfalls” を聴けば彼の声とレンジが驚異的だと分かるはずさ。僕は彼が将来、僕たちの世代で最高のシンガーの1人として認知されると思っているよ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED ALEX’S LIFE

ART OF NOISE “THE SEDUCTION OF CLAUDE DEBUSSY”

OPETH “STILL LIFE”

CRASH TEST DUMMIES “GOD SHUFFLED HIS FEET”

SYMPHONY X “THE ODYSSEY”

VOYAGER “UNIVERS”

MESSAGE FOR JAPAN

Thank you to all our Japanese fans and supporters. We can’t wait to come back and play more shows for you all! Arigatougozaimasu!

日本のファンのみんな、サポートをありがとう。また日本に戻ってプレイするのが待ちきれないね!ありがとうございます!

ALEX CANION

VOYAGER Facebook Page
VOYAGER Official
SEASON OF MIST

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KAYO DOT : PLASTIC HOUSE ON BASE OF SKY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TOBY DRIVER OF KAYO DOT !!

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US Avant-Garde / Experimental Icon, KAYO DOT Has Just Released Neo-Futuristic landscape Record “Plastic House On Base Of Sky” !!

DISC REVIEW “PLASTIC HOUSE ON BASE OF SKY”

Realising Media による招聘で、先日初の日本ツアーを行った、US Avant-Garde / Experimental の旗手 KAYO DOT が新たな傑作 “Plastic House on Base of Sky” をリリースしました!!
バンドの頭脳、Toby Driver の溢れる才能故に、2度と同じ方向性のアルバムを作らないなどと称される KAYO DOT。 “Plastic House on Base of Sky” はしかしながら、前作 “Coffins on Io” の New Wave / Art Pop サウンドをある程度引き継ぎながら、様々な点でより深化を遂げた高いレベルの作品に仕上がりました。
アルバムオープナー、”Amalia’s Theme” は作品を象徴するような楽曲です。冒頭のレトロウェーヴなシンセサイザーサウンドは確かに80年代の New Wave を想起させます。David Bowie の世界観を感じる場面もあるでしょう。とは言え、複雑なリズムを伴って未来を奏でるそのコンポジションは、例えば DEPECHE MODE などと比較するよりも、現代のより先進的な ULVER のようなアーティストと比べる方がしっくり来るように思えます。
インタビューで Toby は、アルバムが日本が誇るテクノポップの巨匠、平沢進さんの強い影響下にあることを公言していますが、同様に日本出身のアーティスト 上田風子さんが手掛けた独創的なアートワークとも相俟って、ネオフューチャーなサイバーパンクワールドを確立しています。
ビートさえ消滅するような実験的混沌 “All The Pain In All The Wide World” を経てアルバムのクライマックスは “Magnetism” で訪れます。型破りで JAZZ の如くスウィングする変拍子の上を、キーボードサウンドとシンセパターンが幾重にもレイヤーされ近未来感を演出します。憂いを帯びた Toby のメロディーライン、歌唱は実に見事で、これはアルバムを通して言えますが、彼の少しひねくれたポップセンスが炸裂しているようにも思えますね。
ドリーミーでシルクのようにレイヤードされたキーボードサウンドは、勿論、アルバムの根幹を成していますが、それはアルバムに Toby 以外にも2人のキーボードプレイヤーが参加していることを考慮しても、現在彼の興味の中心であることは明らかでしょう。Toby はキーボード、ギター以外にもクラリネット、チェロ、ダブルベース など様々な楽器をこなします。そこに、Daniel Means, ギターもプレイする Ron Varod, という2人のキーボードプレイヤー と異次元のドラマー Keith Abrams が加わることで、KAYO DOT は少人数でシンフォニーを奏でる類稀な集団へと変貌しているのです。
勿論、”Hubardo” で見せたような傑出した Doom / Metal 要素と、彼のオリジナリティーの融合を懐かしむファンも多いでしょう。しかし、インタビューで “僕は本当に、メタルシーンだけに限定されたくないんだよ” と断言したように、彼の才能は1つのジャンルに留まることを許しません。そして今回の冒険も、行先は違えど素晴らしい旅となっているように感じましたよ。
今回弊誌では Toby にインタビューを行うことが出来ました。有難いことにこれで3度目の登場です。どうぞ!!

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KAYO DOT “PLASTIC HOUSE ON BASE OF SKY” : 9.5/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【YOU’LL MELT MORE! : YOU ARE THE WORLD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SHIFUON OF YOU’LL MELT MORE! !!

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Japanese girls group YOU’LL MELT MORE! has just released splendid closs-over rock record “You Are the World”!! Check out THE YMM World !!

かわいらしくて、ゆるゆるで、”ちょっと先を行っている” 女の子6人組 ゆるめるモ!が待望の2ndアルバム “You Are the World” をリリースしました!!
デビュー作 “Unforgettable Final Odyssey” はニューウェーブを軸としたアイドルらしからぬクロスオーバーな音楽性が話題を集めましたが、実はキラキラした歌メロのポップさが肝の優れた作品でした。あれから1年。”You Are the World” にはメンバーの脱退や海外公演の成功、映画初主演(!!)を経て、成長した6人の成果が収められています。インタビューでしふぉんさんが語っているように、”吸収力” がアップしたゆるめるモ!は、前作よりもさらにバラエティーに富んだカラフルなアルバムの中で躍動していますね。
今作を聴き終えて、素直にゆるめるモ!のやり方は”先を行っている”のではないかと感じました。アルバムには箱庭の室内楽 ハシダさんは勿論、ex-SUPERCAR のナカコーさん、POLYSICS のハヤシさん、後藤まりこさん、ミドリカワ書房さんなど個性豊かな面々が作曲陣としてアルバムに参加しています。作曲者がメンバーに限定されがちなロックバンドではこうはいかないでしょう。
ニューウェーブは勿論、オルタナ、エレクトロニカ、テクノに USインディー、果てはポストロックまで、音楽好きに真っ向勝負を挑むような濃厚な74分。過剰?やりすぎ?クレイジー??それこそがロックじゃないですかと言わんばかりに、プロデューサーの田家さんがフジロック出演を熱望しているのも納得ですね。そして、そういった”要求”を自分たちなりに消化し、キラキラとしたポップに変換していくゆるめるモ!の6人はやっぱりすごいと思う訳です。”ボアダムスとマイブラを混ぜたような破壊力のあるアルバムの核となる楽曲”と田家プロデューサー自らが語る “Only You” にはゆるめるモ!の過去、現在、そして未来が詰まっていると思いますよ。ぜひご一聴を。
今回弊誌では、2回目の登場、生誕祭を終えたばかりのしふぉんさんにインタビューを行うことが出来ました。12/20には Zepp Diver City で全曲生演奏ライブも控えています。→ http://www.red-hot.ne.jp/live/detail/24182

どうぞ!!

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MMM RATING IS…

YOU’LL MELT MORE! “YOU ARE THE WORLD” : 9,1/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KAYO DOT : COFFINS ON IO】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TOBY DRIVER OF KAYO DOT

AVANT GOTH? PROGRESSIVE EXPERIMENTAL DOOM? ABSTRACT ELECTRICACOUSTIC? ANYWAY, US MODERN GENIUS KAYO DOT RELEASED MARVELOUS NEW ALBUM COFFINS ON IO FROM THE FLENSER RECORDS !!

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US 変態超常異能集団 KAYO DOT。昨年、彼らの10周年記念盤として製作され発売された二枚組みの大作 HUBARDO は各所で絶賛を博しました。弊サイトでも昨年のベストアルバムに選出、加えてKAYO DOT の頭脳 TOBY にインタビューを行う事が出来ました( INTERVIEW WITH TOBY DRIVER 2013 )。それから一年、THE FLENSER RECORDS という彼らにピッタリなレーベルに移って刺激を受けたのか驚くべき早さで新作が届きました。タイトルは COFFINS ON IO 。従来の EXPEIMENTAL, AVANT-GARDE, JAZZ, PROG 要素に加えてメタル要素を前面に押し出し、彼らの作品中で最も激しいアルバムとなった前作に対して今作はメタル要素は非常に薄めです。PROG, ELECTRONICA, NEW WAVE, その辺りをごちゃ混ぜにしてモダンな彩を加えたようなアルバムに仕上がりました。80年代と現在、そして未来を行き来しているような感覚に襲われますね。NOT MADE OF METAL, BUT HEAVY。そう表現したくなるような深みと知性に溢れたこれもまた KAYO DOT の素晴らしいアルバムです。彼らの代名詞となった SAX の使い方も相変わらず秀逸ですね。弊サイトでは初、二度目の登場となる歌に目覚めた TOBY DRIVER に話が聞けました。どうぞ。

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PICK UP ARTIST + INTERVIEW 【YOU’LL MELT MORE!】 (ゆるめるモ!しふぉんさん)


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH YOU’LL MELT MORE!

JAPANESE “KAWAII” WILL CONQURE THE WORLD! AND ‘YOU’LL MELT MORE!’ WILL MELT YOUR COLD HEART!!

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ジャパニーズ “KAWAII” が世界を席捲しつつあります。われわれが極東のランド・オブ・ザ・ライジング・サンであれこれ言っいる間に SLAYER のケリーヒゲ魔人がBABY METAL はメタル」とあっさりメタル認定してしまったように、ただ “KAWAII” だけではなく音楽的にも面白く高いクオリティーを備えているグループが実に多いですね。今回インタヴューさせて頂いたのはその中でもニューウェーブ、ラップ、ファンク、果てはシューゲイズまで取り入れた音楽性で個人的にとても面白いと思っている YOU’LL MELT MORE! (ゆるめるモ!) のしふぉんさんです。7月に発売された初のフルアルバム “UNFORGETTABLE FINAL ODYSSEY” を始め、ゆるめるモ!の音楽についてはぜひ GRUMBLE MONSTER さんのレヴューをこちらからどうぞ。

http://grumblemonster.com/review/ylmlm/

しふぉんさんがTWITTER で発信する音楽はわれわれのV系だったり、VADER, CULT OF LUNA のようなわれわれ歓喜なメタルだったりするのでわれわれはやはり全力で応援するべきではないでしょうか。11/16に新宿MARZで行われる彼女の生誕祭はメンツも非常に面白いのでぜひチェックしてみてください。インタビューです。KAWAIIです。

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【ABOUT ‘SASASA’】

Q1:  まずゆるめるモ!としふぉんさん(さささ)御自身について自己紹介をお願いします。
【さささ】: ゆるめるモ!の血管レッドしふぉんです。
ささきという名前なのでヲタさんやメンバーから、さささって呼ばれています。呼び方がたくさんありすぎるので改名したいです。
重低音が好きなので最近はベースに挑戦したいなと思っています。よろしくお願いします。
Q2: ゆるめるモ!が誕生して2年、しふぉんさんが加入してちょうど1年経ちました。どのような心境ですか?
【さささ】: わたしは新メンとして加入したのでまだ1年ですが、とにかく毎日が目まぐるしくて、とにかく必死でした。もちろんすごく楽しいです。でも、まだ1年かって感じですね。自分はアイドルとして活動を始めて3年目なのでちょっと焦り(笑)みたいなのもあります。
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Q3: 11/16に新宿MARZで行われる「ゆるめるモ!しふぉん生誕~ササ(ニシ)キ感謝祭21st~」のラインナップが発表されましたね。Justice For Reason/AFTERMATH/PassCode/ぱー研!/ハシダカズマ(箱庭の室内楽)という不思議な(笑)メンツになりましたがどのような基準で選ばれたのでしょう?また意気込みを聞かせて下さい。
【さささ】: 正直自分にとって得しかないイベントです。最初から最後まで騒いでいたいけど、この日は自分も演者なので(笑)アイドルとバンドの混同って音楽的な意味で絶対面白くなると思っていて、だからこそ今回実現できるのが楽しみで仕方ないです。
JFRさんとAFTERMATHさんは前に対バンでご一緒させてもらって、その日からお呼びしたいって決めていました。自分が今ちょっと社畜気味だし、ヲタさんにもぜひ社畜の人がいたら頑張ってほしいし。女性も強いんだぞって、なんかこう訴えたい。この2組からは伝わってくるものがあると思います。
PassCodeさんは純粋に可愛い子がツーステしたり、面白いパフォーマンスしているのを観て萌えてしまって。ドはまりしました。勢いがすごいので、モ!も負けていられないなと。
ぱー研!さんは今回、アウェイみたいなグループさんだと思われるけど(他のメンツが特殊すぎて)本当に可愛いんです。衣装も曲もメンバーさんも。かつて応援していたグループさんの妹分なのでとても楽しみ。ライブよく観に行きました。予習済み。
ハシダさんにはいつもお世話になっていて、モ!の曲も作曲してくださっているし、何よりもハシダさんの歌声が好きです。酔っ払ってるだけじゃない、素晴らしいアーティストです。あ、ハシダさんはもちろんアイドル枠ですよ(笑)
アイドルになってから初めて自分の主催みたいな形でやらせてもらうのですが、なかなか難しいところもたくさんありました。何故か11/16に強いフェス(knotfest)や、イベントが周りでたくさん行われるんですよね。何でよりによって生誕の日と被ってるんだよ!ってもどかしい気持ちでした。お呼びしたいバンドさんやアイドルさんはたくさんいましたが、いつか機会を作って絶対ご一緒したいです。
そして11/16は何よりわたしが楽しみにしているから絶対に楽しい日になると思います。根拠は自分が楽しいと思うことはきっとみなさんにも伝染すると思っているからです。
長くなってしまった(笑)

【ABOUT MUSIC】

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Q1: では音楽の話をしましょう。しふぉんさんがツイッターで時折紹介されている音楽は9mmやAKBのようなメジャーなものからABC、Malice MizerのようなV系、Slipknotのようなメタルまで非常に幅広いですよね。特にCult of LunaやVaderが出てきた時には一生ついていこうと思った訳ですが。音楽遍歴を聞かせて頂けますか?どのようにしてこういった音楽に出会ったのでしょう?特に影響を受けたアーティストはいますか?
【さささ】: わたしはバンギャでもないしメタラーでもないただのミーハーってやつです。でもかれこれ5年以上好きなバンドさんがいて、それがたまたまV系バンドだったんです。そこから自分の好みがわかってきて、とにかく重低音がガンガン効きまくりの音楽が好きなんだなと。綺麗なバラードとか恋愛ものとかとにかく新しいモノには触れたりもしますけど、最終的に行き着くのが重低音がガンガン効きまくりの音楽。自分の中の何かが荒れて頭のネジがぶっ飛ぶ感覚が面白くて仕方ないです。
メタル分野に足を踏み出したのは今年に入ってからで、最近ハマっているのが、変なドラムの音が入っている曲を探すことなんです。Slipknotを聴いて、自分も歌えるようになりないなーなんて考えるようになって、今ではYoutubeのオススメ曲一覧がメタルで埋まっちゃいました。そこからVaderとか発掘しました。見つけた時は何というか笑ってしまった。狂ってる音楽(いい意味)って最高だなと。
あとお母さんもちょっとおかしい。音楽の趣味とか。わたしが好きなものは大体好きですよ。Malice Mizerとか知ったのもお母さんの影響です。ちなみにお母さんはhydeさんとか布袋さんが大好きだからいつも強制的に曲を聴かされています。今も家ではBOOWYのアルバムが永遠ループで流れています。
ちなみにvistlipというバンドさんがわたしの原点ですね。いつか絶対にお礼を直接言いたいです。夢です。
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Q2: メタルと言えば今年はBABYMETALが世界的人気を得ましたね。ゆるめるモ!はゆるめるモ!でニューウェーブからラップ、ファンク、シューゲイズまで取りいれた非常に高度で面白い音楽を発信している訳ですがああいうメタルメタルした曲にトライしたいと思ったりもしますか?
【さささ】: シューゲイズとか全然わからないけどモ!の歌を歌っているだけでなんとなくわかってくるんです。これがコアな人たちが喜ぶやつかって。自分が今まで触れたことのない分野だから新鮮です。自分はどちらかというと、メタルとかロックとかの曲調が得意だからいつかモ!でも作ってほしいですね。そしたら自分のターンだ!って自信持って歌える気がします(笑)でも、モ!でメタルってかっこよくなるのかな??
Q3: ゆるめるモ!“ほぼ専属”作詞家、小林愛さんの書く歌詞も素晴らしいですね。私は”逃げろ!!”の歌詞が大好きなのですがしふぉんさんが特別気に入っている曲や歌詞はありますか?またその理由を聞かせて下さい。
【さささ】: 愛さんの歌詞、初めて逃げろ‼︎を聴いた時に衝撃を受けました。ネガティブなのにポジティブなニュアンス。ちなみにわたしが好きな曲はたびのしたくと花のドイリーです。歌詞を語るには難しいので、アルバムを手に取っていただけたらわかると思います。宇宙レベルに訴えかける歌詞。

【ABOUT “KAWAII”】

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Q1: 世界的にも日本のKawaiiブームが来ているような来ていないような感があります。これからの展望や目標を聞かせて下さい。
【さささ】: 生半可な気持ちでここまで来たわけじゃないので、モ!で生活できるようになるにはどうしたらいいかずっと考えています。小さい時から音楽に携わった人生を送ると決めていたので、今はモ!にお世話になりながらそれを少しずつ確立していきたい。モ!の曲はずっと歌っていきたい。あと、DJやバンドや作詞やベースや執筆やらたくさんのことに触れてみたい。ソロ活動も同時進行させていきたい。わたし相当な不器用だから安易じゃないですけどね(笑)
Q2: これはインタビューさせて頂いている全アーティストに聞いているのですが、”人生を変えた5枚のアルバム”を教えて下さい。
【さささ】: vistlip「ORDER MADE」しか今のところ思いつきません。アルバムって難しいですね。
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Q3: これもインタビューさせて頂いている全アーティストに聞いているのですが、好きな男性のタイプとデートで行きたい場所を教えて下さい!!!
【さささ】: 人間らしい人が好きです。あとは他人を傷付けない人。自惚れていない人。
デートとかめんどくさいから公園で遊んだりできたら楽しそうかもしれません!あ、でもめんどくさい!(笑)
Q4: ありがとうございました!!最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。
【さささ】: ここまで読んでくれた人は優しい人か暇な人ですね。どちらでも好きです。ありがとうございます。音楽について文章でつらつら書いてみたかったからうまく伝わるといいなって思います。音楽ってその時、その瞬間にときめいたり、冷めたりするものだから触れた瞬間の事をずっと忘れないでほしいです。いつか音楽が思い出になる時がくるかもしれないけれど忘れないでいてくれたら嬉しいです。音楽が色褪せることほど寂しいことはないって思うから、だから今あなたが好きな音楽を忘れないでほしいです。
ありがとうございました。
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