NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MOON UNIT : DIFFERENCES IN LANGUAGE AND LIFESTYLE】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH JURE BULJEVIC OF MOON UNIT !!

“All Japanese Bands Are All Having a Lot Fun, a Lot Of Metal Bands Are Very Grim And Serious But Sex Machineguns And Maximum the Hormone Both Are The Complete Opposite.”

DISC REVIEW “DIFFERENCES IN LANGUAGE AND LIFESTYLE”

「MOON UNIT の名前は偶然生まれたものでね。いろいろな名前を考えていたんだけど、どれもしっくりこなかった。そんな時、友人がリハーサル・スペースにミックスを見に来て、私たちの音楽を “Devin Townsend と Frank Zappa のラブチャイルド” と評してくれたんだ。それで、自然に MOON UNIT が出てきて (Moon Unit とは Frank Zappa の娘の名前) 、そのまま定着してしまったわけさ」
FAITH NO MORE, Devin Townsend, Frank Zappa, RAGE AGAINST THE MACHINE, Eminem, ファミコンのサウンドトラック、アニメのイントロダクション、そしてスタートレック。考え得る最高のものを融合させたクロアチアのプログ怪獣、MOON UNIT。彼らのデビュー・アルバム “Differences in language and Lifestyle” は、今年最もワイルドでエキサイティングでインタレスティングなアルバムであると同時に、”第二次世界大戦でみんなが恐竜になったら?” “スーパー・ヒーローのスーパー・パワーがウナギと話せることだけだったら?” など壊れた現実世界よりは多少まともなテーマを扱っています。
「日本の音楽の何が好きかって?多くのメタルバンドは非常に重苦しくてシリアスだけど、SEX MACHINEGUNS と MAXIMUM THE HORMONE は正反対だから。彼らの曲は、シリアスで大きなテーマに取り組むのではなく、みかんや料理のレシピのような生活の中のありふれた普通のことを扱っている。同時に自分たちの音楽に対してとても真面目で強烈な印象を持っていて、それがとても魅力的だと感じたんだよね。クリエイティブでタイトな曲作り、優れた音楽性、ポジティブなエネルギー、とにかく全てが揃っていて、何かに挑戦することを恐れていないように感じられるんだ」
現在、プログの未来と絶賛される MOON UNIT は、東欧クロアチアからその音楽に対する哲学をなんと日本に学んでいました。”Differences in Language and Lifestyle” は、プログレッシブ・ロックやメタルのような “真面目” な世界では見落とされがちな、”楽しむ” ことを究極のテーマとしています。音楽面ではもちろん、DREAM THEATER や BETWEEN THE BURIED AND ME といった大御所の血がたしかに流れている一方で、MOON UNIT は未来のディストピアや昏睡状態の自己反省よりも、土曜日の朝のアニメやビデオゲーム、50年代の冒険シリーズをモチーフにしたタペストリーで成り立っていて、最も陰鬱なテーマにしても “スタートレック:ボイジャー” の下っ端として働くことの単調さと疲労についての瞑想という、メタルやプログの陰鬱とはかけ離れた日常の延長にあるのです。
そんな下らなく見えて実は重要で前代未聞な世界観を伝えたのが日本のアーティストであり、日本が培ってきた豊かなメロディーでした。そうして MOON UNIT は、歌って踊れて爽快で楽しく乗れてそれでも思慮深く知性が折り重なったプログの突破口を見出していったのです。
「90年代は、様々な音楽のムーブメントがあらゆる方向に向かって爆発した、とてもワイルドな時代だった。僕たちはもちろん、モダンな音楽も大好きだよ。特にヒップホップ。僕たちは常に新しい刺激的なものを試しているよ。だけど、自分たちのルーツから完全に離れることはできないからね。だから、僕たちの音楽は90年代の基盤を通してすべてのものが再解釈され、そこから多くの興味深いことが起こっているんだ」
エクレクティックの極北にありながら、これだけ “楽しさ” に的を絞ったプログを生み出せたのは、彼らが重度の音楽オタクであるという側面が大きいのではないでしょうか。オタクのツボはオタクにしかわからない。
開幕の “Velocirapture” では FAITH NO MORE でもマニアックな “Real Thing” を攻め立て、”Anatomy Park” では眩いばかりのシンセ・サウンドがホバークラフトのように “F-Zero” の世界を飛び回ります。”Ensign For Life” でドリーミーなギターポップを放てば、その返す刀 “Secret Squad” ではオールドスクール・ヒップホップと RATM, A TRIBE CALLED QUEST の共演でリスナーを沸かせ、”Splitting Hares” では臆面もなくメタルとゲーム音楽、そしてサイケデリック・トランスへの愛情を温故知新で紡いで見せます。
極めつけは、”Tuesday” でしょう。彼らのすべてを凝縮したプログの叙事詩は、ワクワク感を永続させながら楽曲のテーマである “終わりを受け入れること” についてあまりにも雄弁に語ってくれました。今回のプログ・パーティーはここでお終い。Jure が語るように、彼に乗り移る Kevin Moore のセンス、鍵盤やエレクトロのダンスが作品をネクスト・レベルへ誘っているのは明らかでしょう。
今回弊誌では、鍵盤奏者 Jure Buljević にインタビューを行うことができました。「日本には本当に優れたミュージシャンやプロデューサーがたくさんいるから、僕はいつも何かを探しているよ。日本のアーティストの多くは、心に残る素晴らしいメロディーを書く才能があって、それでたやすく音楽が言葉の壁を越えられるんだ」 どうぞ!!

MOON UNIT “DIFFERENCES IN LANGUAGE AND LIFESTYLE” : 10/10

INTERVIEW WITH JURE BULJEVIC

Q1: First of all, could you tell us how you found metal and started to run the band in Croatia, a place where maybe metal is not so popular?

【JURE】: While metal in Croatia isn’t mainstream it’s a very strong subculture, so we all got exposed to metal pretty early on through friends and school. Learning to play an instrument, it was kinda natural to try to play a lot of music you listen to, and before you know it you’re trying to make your own. With metal being very upfront about technical ability and super fun to play it was kinda inevitable. These days, we mostly have music related jobs, so Moon Unit is a place where we can just freely experiment and try things we like without pressure.

Q1: まずは、クロアチアという決してメタルが大きな存在ではないであろう場所で、どのようにメタルと出会い、バンドをはじめたのか教えていただけますか?

【JURE】: たしかにクロアチアでメタルはメインストリームじゃないけど、非常に強力なサブカルチャーだよ。だから、僕たちは友人や学校を通してかなり早い段階でメタルに触れられたんだ。楽器を習っていると、そうして聴いた音楽の多くを演奏しようとするのは自然なことで、それでいつの間にか自分の音楽を作ろうとするようになっていたんだ。
メタルは技術的な能力を前面に押し出しているから、演奏するのがとても楽しいよね。だから必然的にテクニカルなメタルを追い求めていたんだと思う。最近では、僕たちはほとんど全員が音楽関連の仕事をしているんだ。だから MOON UNIT は、プレッシャーを感じることなく、自由に実験したり、好きなことを試したりできる場所になっているんだよね。

Q2: Could you tell us about Croatia, the country and its metal scene?

【JURE】: Croatia is in some ways a very complicated place, but if I had to boil it down I’d say it’s pretty safe and overall a nice place to live. Most people who come here tend to get surprised how small the place is ( you can cross the country in a day’s drive ) and how much different stuff there is crammed in so little space. The metal scene waxes and wanes, currently it’s maybe a bit more low key than it used to be a few years ago, but there is a steady number of quality bands putting their stuff out there.

Q2: クロアチアという国、そしてそのメタルシーンについて、お話ししていただけますか?

【JURE】: クロアチアは、ある意味でとても複雑な国なんだけど、一言で言えば、治安がよく、全体的に住みやすい国だと思うよ。ここに来る人の多くは、車で1日もあれば国を横断できるほどの国土の狭さと、その狭いスペースにさまざまなものが詰め込まれていることに驚くよね。
メタルシーンは移り変わりが激しく、現在は数年前に比べて少し控えめになっているかもしれないけど、安定した数の質の高いバンドが作品を発表しているんだ。

Q3: I was surprised to hear that you are a big fan of Sex Machineguns and Maximum the Hormon. How did you come across this kind of Japanese music and what do you like about it? Are there any other Japanese bands that you like?

【JURE】: Well, I got exposed to Japanese music pretty early on, mostly through game soundtracks and later on anime/movie soundtracks, so naturally I just started exploring on my own, because I realised there’s a lot of super interesting artists and musicians out there, so I wound up listening to and liking a lot of different Japanese music. I found out about Sex Machineguns by accident, alongside a Mad Capsule Markets album I was looking for ( another great great band ) there was this other album and I was instantly hooked, Anchang is great at so many things, a very talented guy. Overall I think I liked the lineup with Circuit V. Panther and Speedstar Sypan Joe the most, they are both amazing musicians.
Pretty similar thing happened with Maximum the Hormone, I just stumbled on some random live videos ( I had a vague recollection of Zetsubou Billy from Death Note ) and was blown a way by how good they sound! In my opinion one of the best live bands out there and I hope to see them in concert some day, and I also really like what they’re doing with Cottellee. Also, Ue-chan is one of the best bass players I’ve ever seen. They should definitely try marketing abroad more because even now without making any special effort to go abroad they have a growing fanbase in Europe and North and South America.
What do I like about it? Well, first of all they’re all having a lot fun, a lot of metal bands are very grim and serious but Sex Machineguns and Maximum the Hormone both are the complete opposite. In their songs they are talking about mundane and usual things in life like mikans or food recipes instead of tackling big themes, but at the same time they are very serious and intense about their music, and I found that very appealing. There’s a lot of creative and tight songwriting, excellent musicianship, positive energy, just the whole damn package, they just seem like they aren’t afraid of trying anything.
I like a lot of different Japanese musicians and bands from different eras and genres, we could probably talk about that for the next 15 pages so I’m just gonna name a few and feel bad about leaving some out :))).
I started out with stuff like X Japan and Dir en Grey and a lot of random anime and film music and just went out and looked for more stuff so I ended up liking a patchwork of different unrelated stuff. I like jazz musicians like Hiromi Uehara, and Ryo Kawasaki, older funk/city pop bands like Cassiopea and T-Square, composers like Haruomi Hosono, Ryuichi Sakamoto, Hisaishi Joe, Yoko Kanno, Osamu Kitajima, punk bands like Stalin and Star Club, random old school hip hop stuff like King Giddra. Japan has a lot of really good musicians and producers so I’m kinda always looking out for stuff. Many Japanese artists have a great talent for writing fantastic melodies that really stick with you and that’s something that makes it easy for music to cross the language barrier.

Q3: あなたにコンタクトを取ったとき、SEX MACHINEGUNS や MAXIMUM THE HORMON の大ファンだと聞いて卒倒しました。
日本の音楽との出会いや、日本の音楽を気に入った理由を教えてください。

【JURE】: 僕はかなり幼い頃からで日本の音楽に触れてきているんだ。最初は主にゲームのサウンドトラックで、後にはアニメや映画のサウンドトラックを聴いて、自然と自分自身で探求するようになっていたんだよね。だって、日本には心底興味深いアーティストやミュージシャンがたくさんいるってわかっちゃったからね。
SEX MACHINEGUNS を知ったのは偶然で、探していた MAD CAPSULE MARKETS のアルバム(彼らも素晴らしい素晴らしいバンドだった)の他に、彼らのアルバムがたまたまあって、すぐに夢中になったよ。全体的には、Circuit V. Panther と Speed Star Sypan Joe のラインナップが一番好きだったかな。二人とも素晴らしいミュージシャンだし。
MAXIMUM THE HORMONE も似たような経緯だったんだけど、たまたま見たライブ映像(”DEATH NOTE” の “絶望ビリー” を何となく覚えていたのもある)で、彼らのサウンドの良さに圧倒されたんだよね。僕の意見では、最高のライブバンドの一つだよ。いつかライブを見たいと思っているし、COTTELEE (コロナナモレモモ) での活動もとても気に入っているんだ。 上ちゃんは僕が知る中で最高のベースプレイヤーさ。彼らはもっと海外に出て行くべきだよね。だって、今みたいに特に努力をしていなくても、ヨーロッパやアメリカ大陸でファンが増えているんだからさ。
日本の音楽の何が好きかって?多くのメタルバンドは非常に重苦しくてシリアスだけど、SEX MACHINEGUNS と MAXIMUM THE HORMONE は正反対だから。彼らの曲は、シリアスで大きなテーマに取り組むのではなく、みかんや料理のレシピのような生活の中のありふれた普通のことを扱っている。同時に自分たちの音楽に対してとても真面目で強烈な印象を持っていて、それがとても魅力的だと感じたんだよね。クリエイティブでタイトな曲作り、優れた音楽性、ポジティブなエネルギー、とにかく全てが揃っていて、何かに挑戦することを恐れていないように感じられるんだ。
僕は様々な時代やジャンルの日本のミュージシャンやバンドが好きで、その話をすると15ページは必要だ。だから、その中でいくつか挙げてみるね。省いてしまうのは申し訳ないけど。
最初は X Japanや Dir en Grey のようなバンドから始めて、アニメや映画の音楽を手当たり次第に聴いていたんだけど、もっと色々なものを探したくなって、結局、関係のない様々なものをパッチワークのように好きになっていった。
上原ひろみや川崎遼のようなジャズミュージシャン、CASIOPEA や T-SQUARE のような古いファンクやシティポップのバンド、細野晴臣や坂本龍一、久石譲、菅野よう子、北島修のような作曲家、ザ・スターリンや THE STAR CLUB のようなパンクバンド、KGDR のような古いヒップホップなんかが好きだね。日本には本当に優れたミュージシャンやプロデューサーがたくさんいるから、僕はいつも何かを探しているよ。日本のアーティストの多くは、心に残る素晴らしいメロディーを書く才能があって、それでたやすく音楽が言葉の壁を越えられるんだ。

Q4: It seems there is a tribute song to F-ZERO and 8 bit sounds. Have you been influenced by Japanese culture, for example by anime and video games?

【JURE】: Yep, Anatomy Park is pretty much an F-Zero tribute song. Back when I was a kid I was instantly captivated by that soundtrack because it’s just out there, great songs with very very interesting arrangements and it really stuck with me through the years, so I was just waiting for an opportunity to do something similar.
Composers back in those days had to do a lot with very limited resources so they really had to get creative and as a result some pretty amazing soundtracks were made, since I spent a lot of time playing NES and SNES games while growing up ( in Eastern Europe those consoles lived on a bit longer ) they left a really big influence. Yumiko Kanki, Naoto Ishida, Yoko Shimomura, Kazuo Sawa and many others did some really great work that got burned into my growing brain and just remained there, so when the Playstation era rolled in I was already hooked. Anime/movies and games are pretty much the regular vehicle for Japan’s soft power and that was pretty much most of our initial contact with Japanese culture, but then also came books, sports and many other things to paint a fuller picture.

Q4: アルバムには8-bitサウンドが散りばめられていますし、ゲーム “F-Zero” のトリビュート的な楽曲も存在しますよね。
お話しにも出ましたが、アニメやゲームといった日本の文化がインスピレーションの一つとなっているようですね?

【JURE】: うん、まさに “Anatomy Park” は、”F-ZERO” のトリビュート・ソングなんだ。子供の頃、あのサウンド・トラックに一瞬で魅了されたからね。素晴らしい曲にとても面白いアレンジが施されていて、ずっと心に残っていた。だから、似たような実験をするチャンスを待っていたんだ。
当時の作曲家は、限られたリソースの中で多くのこと成し遂げなければならなかったので、真にクリエイティブにならざるを得なかったんだろうな。その結果として、素晴らしいサウンド・トラックが作られていったんだ。僕は子供の頃、ファミコンやスーファミのゲームに没頭し多くの時間を過ごしたから(東ヨーロッパでは、これらのゲーム機は他国より長く主流だった)、彼らからは本当に大きな影響を受けたね。神吉由美子、石田尚人、下村陽子、澤和雄などが手がけた素晴らしい作品は、成長する僕の脳裏に焼き付いて離れなかった。だから、プレイステーションの時代が来たときには、もうゲームとその音楽に夢中になっていたんだよね。
アニメや映画、ゲームは日本のソフト・パワーの主力であり、僕たちが最初に日本の文化に触れたのもほとんどがそういったソースだったのはたしかさ。でも、その後、本やスポーツなど、さまざまなものが登場し、全体像が見えてきたんだよね。

Q5: How did Moon Unite come to be? What’s the meaning behind your band name “Moon Unit”?

【JURE】: We had this vague idea that we wanted to try a lot of different stuff we didn’t get to do up to that point in our musical lives, in the beginning playing mostly with adding a variety of more electronic music influences, but then the whole thing just started evolving on it’s own in many different directions as we got more confident. We mostly played metal up to that point but really liked all sorts of other music from hip hop to psytrance and just wanted to try our hand at adding that stuff to what we usually do. The name came up by accident. We just kept juggling different name propositions and nothing felt right, when a friend came by our rehearsal space to check out some mixes and described our music as a love child of Devin Townsend and Frank Zappa, so Moon Unit naturally came up and it kinda stuck.

Q5: MOON UNIT はそうした下地があって結成されたわけですね?

【JURE】: そうだね。それまでの音楽人生でできなかったことをいろいろやってみたいという漠然とした考えがあって、最初は主にエレクトロニック・ミュージックの影響を受けたものを加えて演奏していたんだけど、自信がついてくると全体がいろいろな方向に進化していったんだよ。
それまでは主にメタルを演奏していたんだけど、ヒップホップやサイケデリック・トランスなど様々な音楽が好きだったので、自分たちが普段演奏している音楽にそういった要素を加えてみたいと思ったんだよね。
MOON UNIT の名前は偶然生まれたものでね。いろいろな名前を考えていたんだけど、どれもしっくりこなかった。そんな時、友人がリハーサル・スペースにミックスを見に来て、私たちの音楽を “Devin Townsend と Frank Zappa のラブチャイルド” と評してくれたんだ。それで、自然に MOON UNIT が出てきて (Moon Unit とは Frank Zappa の娘の名前) 、そのまま定着してしまったわけさ。

Q6: I really like the album title “Differences in Language and Lifestyle”. I laughed at the eel superhero!, haha. What was the concept behind the album and what did you want to say with the lyrics?

【JURE】: The album is a cross section of all the things we like, and the name reflects that, because we do so many different things which may seem contradictory but in reality they’re not. We tend to let songs develop naturally and just end up where they need to be without trying to push them into a mould, so we end up with many different styles from really heavy to really light hearted stuff and then there’s our fascination with hip hop, but it all works together in the end. Like Bo Burnham would say, a little bit of everything all of the time 🙂
We like telling random stories, so you can basically take each song as a separate story or an episode, sometimes inspired by something from the real world and sometimes not. Motorized Frog Squad is basically a kaiju movie song about giant frogs trying to impress filmmakers, Tiny Hands is a play on Peter Pan, making him a sweatshop owner exploiting kids that never grow up, Velocirapture is adding dinosaurs to Christian iconography and so on. We figured that the world is at this point pretty ridiculous so nothing we make up can possibly be too outrageous because the reality itself has jumped the shark. Also, we totally know that eels would have some very interesting stories to tell.

Q6: “Differences in Language and Lifestyle” というアルバム・タイトルもとても気に入っています。ウナギのスーパー・ヒーローには笑いましたよ。
先程仰ったように、たしかにあなたたちにはシリアスなテーマよりもフォーカスしているものがありそうですね?

【JURE】: このアルバムは、僕たちが好きなものすべての断面図であり、タイトルにもそれが反映されているんだ。なぜなら、僕たちのやるさまざまなことは矛盾するように見えるかもしれないけど、実際にはそうではないからね。つまり、異なる言語、異なるライフスタイルでも通じるものはあるんだよね。
僕たちは、型にはめようとせずに、曲が自然に発展し必要なところで終わるようにする傾向があるんだ。だから、本当にヘヴィーなものから、軽快なものまで、さまざまなスタイルができあがるし、ヒップホップへの憧れも見え隠れしながら、最終的にはすべて一緒になっているんだよ。ボー・バーナム (アメリカのマルチ・タレント) が言うように、すべての要素を少しずつ取り入れているわけさ。
僕たちはランダムなストーリーを語るのが好きなので、基本的にはそれぞれの曲を個別のストーリーやエピソードとして捉えている。”Motorized Frog Squad” は巨大なカエルが映画製作者に好印象を与えようとする怪獣映画の歌で、”Tiny Hands” はピーターパンをもじって、成長しない子供たちを搾取する搾取工場のオーナー、”Velocirapture” はキリスト教の象徴に恐竜を加えたもの。僕たちは、今の世界がかなり馬鹿げていると考えている。だから、僕たちが作るものがあまりにも突飛なものであってはならないと考えたんだ。だって現実がイカれているからね。まあ、僕たちはみんなウナギには面白い話があることはわかっているけど。

Q7: In fact, it’s one of my best albums of the year – a crazy mix of Faith No More, Devin Townsend, Rage Against The Machine, and Eminem (!) all phenomenal bands from the 90s. Are you particular about that era?

【JURE】: Thank you for your kind words, we are super happy you like it so much! Yeah, we grew up on 90s music so it’s pretty much a foundation of everything we do, so there’s conscious and unconscious influences all over the place. It was a pretty wild era where a lot of different music movements just exploded in all directions. We like modern stuff too though, especially when hip hop is in question, there’s a lot of talented people out there exploring and music is more available then ever, and we’re always trying out new and exciting things we hear out there, but we can’t completely get away from our roots so that’s where a lot of interesting things happen for us because everything sort of gets reinterpreted through that 90s foundation.

Q7: 心から、この作品はプログ・ミュージックの最先端にあって、今年のベスト・アルバムの一つだと感じますよ。そんな中でも、FAITH NO MORE, Devin Townsend, RAGE AGAINST THE MACHINE, それに Eminem といった90年代への憧憬は強く感じるような気がします。

【JURE】: 嬉しい言葉をありがとう!気に入ってもらえて、とても嬉しいよ!そうだね、僕たちは90年代の音楽で育ったから、それが活動の基盤となっているのはたしかさ。だから、意識的にも無意識的にも、いたるところで影響を受けていると思う。
90年代は、様々な音楽のムーブメントがあらゆる方向に向かって爆発した、とてもワイルドな時代だった。僕たちはもちろん、モダンな音楽も大好きだよ。特にヒップホップに関しては、多くの才能ある人々が探求していて、音楽もかつてないほど入手しやすくなっているから、僕たちは常に新しい刺激的なものを試しているよ。だけど、自分たちのルーツから完全に離れることはできないからね。だから、僕たちの音楽は90年代の基盤を通してすべてのものが再解釈され、そこから多くの興味深いことが起こっているんだ。

Q8: On the other hand, your playing an instrument is very technical, right? Who are the gods of the instrument for you?

【JURE】: Oh, since about half the members of the band are classically trained musicians there could be some really interesting answers, but it’s the keyboard player writing this stuff so it’s synth city. I’d say that number one influence and role model for me would be Kevin Moore, who’s a really expressive and technical player and also a great composer, he can shred with the best, do atmospheric moody pieces, and make weird soundscapes with random sample manipulation at the same time. Then comes Porcupine Tree’s Richard Barbieri, whose philosophy of playing and sound design is based around adding textures no other instrument but a synth can make, and it’s something that we try to stick to in Moon Unit. In the end there’s Tommy Mars ( Frank Zappa, Steve Vai, Band from Utopia ) who is pretty much impossible to describe so go and see Baby Snakes DVD to see him in action.

Q8: 一方で、あなたたちのミュージシャン・シップの高さというか、驚異的な技巧にも驚かされますよ。音楽的なヒーローをぜひ知りたいですね。

【JURE】: バンドのメンバーの約半数はクラシックの訓練を受けたミュージシャンだから、面白い答えが返ってくるかもしれないけど、僕はキーボード奏者だから、シンセについて話そう。
僕にとって一番の影響元であり、ロールモデルといえるプレイヤーが Kevin Moore だ。彼は表現力と技術力に優れたプレイヤーであると同時に、優れた作曲家でもあるよね。最高のシュレッドをしたり、雰囲気のあるムーディーな曲を作ったり、ランダムなサンプル操作で奇妙なサウンドスケープを作ったりすることができるんだ。
そして PORCUPINE TREE の Richard Barbieri。彼の演奏とサウンドデザインの哲学は、シンセ以外の楽器では作れないテクスチャーを加えることを基本としていて、僕は MOON UNIT でそれを忠実に再現しようとしているよ。
あとは、Tommy Mars(Frank Zappa、Steve Vai、Band from Utopia)がいる。超絶すぎて言葉にはし難いから、彼の演奏は BABY SNAKES のDVDを見て欲しいね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED JURE’S LIFE

DREAM THEATER “TRAIN OF THOUGHT”

PRODIGY “THE FAT OF THE LAND”

INFECTED MUSHROOMS “ARMY OF MUSHROOMS”

SPEED CARAVAN “KALASHNIK LOVE”

SEX MACHINEGUNS “45°”

Well, since I feel bad monopolising this question too I’m going to name five albums that are super important to Moon Unit and have influenced us greatly. So, in no particular order: Dream Theater’s Train of Thought, an album that actually aged pretty well and is a great fusion of prog and nu metal with Jordan Rudess pretty much redefining keyboards in metal on that one, Prodigy – Fat of the Land, one of the most insane, exciting and just plain ridiculous albums ever, we’re huge fans of that raw and hyperactive sound. Infected Mushroom – Army of Mushrooms, one of our favorite albums back when Moon Unit was still forming, it sort of hammered into our heads that being heavy isn’t exclusively domain of metal and pushed us to experiment with expressive synth riffs. Speed Caravan – Kalashnik Love, Mehdi Haddab shredding oud over awesome electronic grooves mixing Chemical Brothers and Algerian music into something really fun and out there. Sex Machineguns – 45, Anaconda was something of a favorite of ours, so we’d often just randomly start playing it on rehearsals, some really great guitar tones and tight playing on that album, very aggressive but never sinister.

MOON UNIT にとって非常に重要で、大きな影響を与えた5枚のアルバムを挙げるよ。では、順不同で。DREAM THEATER の “Train of Thought” は、プログと Nu-metal を見事に融合させたアルバムで、Jordan Rudess がメタルのキーボードを再定義した作品。PRODIGY の “Fat of the Land” は、これまでで最も狂気的で、刺激的で、ただひたすらに馬鹿げたアルバムで、僕たちはその生々しくてハイパーなサウンドの大ファンだよ。INFECTED MUSHROOM “Army of Mushrooms”。MOON UNIT がまだ結成されていなかった頃のお気に入りのアルバムのひとつ。このアルバムは、ヘビーであることがメタルだけの領域ではないということを僕たちの頭に叩き込み、表現力豊かなシンセサイザーのリフを試すきっかけとなったね。SPEED CARAVAN “Kalashnik Love”。Mehdi Haddab が素晴らしいエレクトロニック・グルーヴの上でウードをかき鳴らし、ケミカル・ブラザーズとアルジェリアの音楽を混ぜ合わせた、とても楽しくてアウトサイダーな作品。SEX MACHINEGUNS “45゜”。  “Anaconda” は僕たちのお気に入りだったので、リハーサルではよくランダムに演奏していたよ。

MESSAGE FOR JAPAN

We’re really happy and grateful for this opportunity to get in contact with Japanese music fans, as you can see we are very influenced by many Japanese artists so it’s very special for us to be able to share something back! Get in touch with us, let us know what you think and we’ll work hard to meet you all in person someday!

日本の音楽ファンのみんなと触れ合える機会を得られたことをとても嬉しく思い、感謝しているよ。 見ての通り、僕たちは多くの日本のアーティストに影響を受けているから、何かをお返しできることは僕たちにとって非常に特別なことなんだ。ぜひ感想を聞かせて欲しいし、いつかみんなに直接会えるよう頑張るよ。

JURE BLUJEVIC

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