PICK UP ARTIST 【LOTUS】


JAMBAND? ELECTRO? POST-ROCK? Yeah,I think so. But I’d like to say it’s only ROCK!!

夏だ!サマーだ!フジロックだっ!夏フェスの季節になりましたね。
ただあんなクソ暑い中、野外でライブばかり見ていては体を壊します。熱中症まっしぐらです。涼しい自宅で昨年フジロックを沸かせたこのアーティストを聴きましょう。

LOTUSです!!

【JAMBAND/LIVETRONICA】

ああ言って置いて何ですが素晴らしいライブバンドです。当初はGREATFUL DEAD,FISHといったようなジャムとエレクトリックミュージックの融合を目指して結成されたバンドなのです。ファンクの要素も加えて踊れるインストに拘り年間のライブ本数は100本を越えます。話が違うじゃないですか・・・

”ライブとスタジオ作品は明らかに大きな差異のようなものがあると思っている。”

彼らは明確にライブとアルバムを区別しています。と言うよりもJambandという枠だけに彼らの才能が収まりきっていないと言った方が正確でしょうか。
Steve Reichのようなミニマル・ミュージックの要素に、バンド全員が影響を受けたというTORTOISEのような実験性Pat Methenyを敬愛するギタリストはジャジーでサウンドスケーピーなフレーズも奏でます。
特に近年はジャム、インプロはライブでといった考えが顕著なようでアルバムは非常にキャッチーでカッチリと仕上げている印象がありますね。と言うことで彼らの作品の中から自宅で聴くのにオススメなアルバムを紹介します。

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【GILDED AGE】

先日発売されたばかりの最新アルバム。ノスタルジアをテーマに製作されたそうで、確かに記憶の片隅に存在する失われた風景を思い出させてくれるような音楽世界だと思います。同時に初期から現在まで彼らの表現してきたものの集大成、まさにノスタルジアなアルバムと言えるでしょう。
#1 ”Let Me In”を筆頭に#3 ”I Want it All(To Give it Away)” #5 “Out of Focus”はボーカルが入る事でCOLDPLAY,RADIOHEADの様なキャッチーさと、彼ら独特のエレクトロニカ/アンビエントの要素を兼ね備えていて出色の出来ですね。
#1からジャムバンドらしいビッグなリフで幕を開ける#2”Gilded Age”への流れも非常に秀逸。アルバムのタイトルトラックであるこの曲はワールドミュージック/ポストロック色が濃いインストでそれがそのままアルバムの色を決定しているような気がします。
アルバム後半のリミックスも素晴らしく、特に#7 “Out of Focus”(The KiloWatts–Bifocal remix)ではジャングルビートを大胆に導入しエキゾチックでインダストリアルなサウンドを創造する事に成功しています。エレクトロニカの要素を導入しながらここまでオーガニックなアルバムを私は他に知りません。

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【MONKS】

彼らのフルアルバムの中では明らかに”異色”です。端的に言うとHIP HOPです。このアルバムに辿り着くまでファンクやHIP HOPの要素を楽曲に取り入れるという流れは増してきていましたがこれは完全にHIP HOPです。
全16曲は二つのグループに分けられます。一つはゲストボーカルを迎えて彼らの即発曲にHIP HOPリミックスを加えた曲。もう一つは全く新しいエレクトロHIP HOPのインスト小曲です。
聴き所は前者だと思います。例えばDoodlebugをフューチャーした#15 “Cloud 9″など元は”Lotus”収録の”The Surf”というエレクトロ要素を効果的に使用したファンキーなグルーヴとアトモスフェリックなボーカルが白眉な曲なのですが、ラップを加えて再構築する事で完璧なHIP HOPソングに生まれ変わっています。
逆に#3 “Cannon in the Heavens”はこれも”Lotus”収録の”Golden Ghost”という元々HIP HOPベースの曲をリミックスしているのですが全く違和感なくハマっていると言うかさらにクールになっていますね。
才能の一端をクローズアップするだけでもこれ程の傑作を作ってしまう・・・恐ろしいです。猶、このアルバムはName Your Priceです。

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 【POST-ROCK SET】

2010年2月に行われたスペシャルライブを収録したアルバムです。前述のエレクトロ、ファンク、HIP HOPと同じように彼らの音楽の一部でルーツでもあるPost-Rockに焦点を絞った作品です。6曲のオリジナルと3曲のカバーで構成されています。カバー曲のチョイスがとても興味深いですね。
TORTOISEの”Seneca”、THIS WILL DESTROY YOUの”A Three-Legged Workhouse”、TRANS-AMの”Obscene Strategies”。
Post-Rockの始祖的存在のTORTOISE、彼らと同時期90年代初頭から活躍するTRANS-AM、そして新世代の代表的存在の一つTHIS WILL DESTROY YOU。Post-Rockの授業の様な選曲です。また彼らのオリジナル曲がそれらに一切引けを取っていないというのも素晴らしいですね。猶、このアルバムはフリーダウンロードです。

3枚挙げました。これらの内一枚でも気に入ったならぜひ他の作品を聴き進める事をオススメします。MONKならカッチリしたプロダクションでHIP HOPやファンク要素強めの近作から、POST-ROCK SETならオーガニックな初期作から、そしてGILDED AGEを気に入ったとしたらどれから聴いても大丈夫だと思います。

猶、今回の記事を書くにあたりこちらのサイトを参考にさせて頂きました。ご一読をオススメします。

BUFFALO RECORDS-LOTUS

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