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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【GIZMODROME : GIZMODROME】JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ADRIAN BELEW OF GIZMODROME !!

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The Police, PFM, Level 42, And King Crimson Got Together, Making An Strange But Absolutely Fantastic Record As Gizmodrome !!

DISC REVIEW “GIZMODROME”

ロック四半世紀の時を刻む、四人の傑出したミュージシャンが集結したスーパーグループ GIZMODROME が唯一無二の色彩を放つデビュー作 “Gizmodrome” をリリースしました!!マエストロが紡ぐ多彩かつユニークな “パンクプログ” “プログレッシブポップ” の造形は、ある種定型化したシーンに贖いがたい魅力的な誘惑を放ちます。
THE POLICE の大黒柱 Stewart Copeland を中心として、鍵盤の魔術師 PFM の Vittorio Cosma、LEVEL 42 のスラップキング Mark King、そして KING CRIMSON のギターイノベーター Adrian Belew が参集。GIZMODROME はパンク、ポップ、ニューウェーブが花開いた80年代初頭の風をプログレッシブのテクニックに乗せて運ぶ素晴らしき “Gizmo” “仕掛け” の体現者だと言えるでしょう。
「レコーディングの鍵は素早さだったね。長々と時間をかけることなく、ただ楽しんで行ったんだ。」 と Adrian が語る通り、アルバムは音楽本来のワクワク感、楽しさ、多幸感に満ちています。
アルバムオープナー、”Zombies In The Mall” は GIZMODROME の “生態” を目の当たりに出来る楽曲かも知れませんね。THE POLICE が遺したポップパンクの遺産と、LEVEL 42 のジャズファンクが、プログレッシブなポルカの上でダンスを踊る奇跡。Stewart 自らがプレイしたというトロンボーン、Adrian の巧みなアコースティックギターも重要なアクセントになっていますね。
実際、バンドはポップパンク、ロック、ジャズファンク、プログレッシブという異なるジャンルから一名づつ選抜されたハイブリッドな “多音席軍”の 顔を持ちます。そしてその4人の選ばれしヴァーチュオーソは究極に楽しみながら、ユーモラスなまでにエクレクティックな音楽のショーケースを披露しているのです。
“イタリア” というロケーションが、この自由で楽観的なムードに更なる追い風となった可能性もありますね。Stewart もレコーディングにおいて、話題の大半が音楽ではなく、パスタやピザについてだったと認めています。
勿論、GIZMODROME のフレキシビリティーが Frank Zappa に通じると感じるリスナーも多いでしょう。事実、レコードの大部分でリードボーカルを務めた Stewart のモノトーンな声質やイントネーションは、Zappa のそれと近いようにも思えます。
インタビューで Adrian が語る通り、Adrian & King のメロディックなコーラスが Stewart のボーカルを際立たせ、VAN HALEN におけるダイヤモンドデイヴの如く極上のストーリーテラーに仕立てあげている部分も、マルチに歌えるバンドならではの実に興味深いチャレンジですね。”Summer is Coming” の BEACH BOYS もしくは TOTO を想起させるコーラスワークは、まさに GIZMODROME の豊潤な可能性の一つだと言えるでしょう。
もしかしたら GIZMODROME は最も成功した音楽の “Back to the Future” なのかも知れません。「僕は二つの要素をミックスするのが好きだね。テクノロジーとオーガニックをね。」 と Adrian が語るように、確かに “Gizmodrome” には古き良き時代の大らかな空気と、現代的なサウンド、コンテンポラリーで多様な創造性のエッセンスが奇想天外に共存しています。
“American People” を文字ったユーモラスな “Amaka Pipa” はまさにその象徴でしょう。Stewart のトライバルなリズムは、Adrian の異質でしかし温もりのある “Foxtone” と溶け合いラップ調のボーカルを誘います。ジャズのビートやブルースの精神まで内包したユニークかつ多彩な一曲は、ルーズで発想豊かなジャムセッションのムードとモダンなデザインを共有するバンドのランドマークなのかも知れませんね。
それにしても Rolling Stone 誌 “100 Greatest Drummers of All Time” で10位にランクした Stewart のドラミングはやはり伊達ではありませんね。左利きにも関わらず右利きのセットでプレイする彼の稀有なスタイルは、スネア、リムショット、ハイハットのダイナミズムに特別な魔法をかけ、THE POLICE 時代から培ったレゲエを初めとする世界中のリズムを見事にロックと融合させています。”Gizmodrome” の楽曲の大半がワールドミュージックを隠し味としているのは、Stewart がメインコンポーザーであることと密接にリンクしているのです。
今回弊誌では Adrian Belew にインタビューを行うことが出来ました。”Stay Ready” は象徴的ですが、彼の風変わりでイタズラ心満載のリックがなければ作品の魅力は半減していたことでしょう。さらには KING CRIMSON, Robert Fripp に対する愛憎入りまじる複雑な感情を、これほど顕にしたインタビューは世界でも初めてかも知れません。来年4月には来日公演も決定しています。どうぞ!!

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GIZMODROME “GIZMODROME” : 10/10

INTERVIEW WITH ADRIAN BELEW

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Q1: First of all, I heard that you talked to Robert Fripp the other day, are not you? I think that it was a long time no conversation between you and Robert, how did you feel? What specifically did you talk about?

【ADRIAN】: It had been 4 years since we had spoken. That is a long time! In that interim I had many mixed feelings. I was mostly hurt that I was no longer a part of the band. I had considered it a partnership, especially between myself and Robert as guitarists and writers. Therefore I did not accept that it was “one person’s band” and that one person (Robert) could make such changes on his own. I now see I was wrong and I have come to terms with it. Over those 4 years I immersed myself in the “reconstruction” of my solo career, which had often been set aside in order to work with King Crimson. I decided to try new things and become super-active. I did a Pixar film which won an Oscar. I created a new musical format specifically for my ideas called FLUX and recorded hundreds of things for its content. I invented (with a lot of technical help) 2 award-winning apps. I toured the world repeatedly with the Adrian Belew Power Trio, and wrote more songs and music than ever before. In hindsight, I would have been too busy to be in the new line-up of Crimson!
Robert and I mostly spoke of positive things. He kindly congratulated me on my work and the Oscar and talked excitedly about Gizmodrome, which he seems excited about. Then there were some personal moments where I opened up to him and expressed some of my grievances, but that didn’t last very long. I told Robert I loved him and missed him. After that we talked about whether or not I would accept the title “ninth man inactive”. Robert explained that for him this “ninth man inactive” concept connotated a willingness on my part to stay in the “Crimson family” in an inactive role until called upon to perhaps re-join the band. I agreed to accept that role. After that we talked joyfully about our past and left it at that. A very positive conversation. In reality, nothing much has really changed, but it feels better!

Q1: つい先日、Robert Fripp と久々に話したそうですね?

【ADRIAN】: 彼と最後に話してから4年が過ぎていたね。とても長い時間だよ!その4年の間、僕は沢山の複雑な感情を持つこととなったね。その大部分は、僕がもう KING CRIMSON の一部ではなくなったことに対する傷心だったんだ。
僕はあのバンドをパートナーシップだと考えていたんだ。特にギタリスト、ソングライターとしての僕と Robert の関係をね。だから、KING CRIMSON が “ワンマンバンド” で、その “ワンマン” Robert があのような大変革を独断で決めてしまった事実を受け入れることが出来なかったんだ。今では、僕が誤っていたことを認め、折り合いをつけているよ。
この4年間、僕はソロ活動の “再建” に没頭していたんだ。KING CRIMSON の仕事をするためにしばしば脇に置かれて来たからね。新しいものを試して、スーパーアクティブになることを決めたんだよ。
オスカーを獲得したピクサーの映画を手がけたね。僕のアイデアで FLUX という新たな音楽フォーマットを作り、そのコンテンツのために沢山レコーディングもしたよ。技術面の援助を受けて、二つの賞を獲得したアプリも開発したんだ。Adrian Belew Power Trio で何度も世界中をツアーしたし、以前より多くの楽曲や音楽も書いているよ。振り返ってみれば、忙しすぎてクリムゾンの新たなラインナップに加わる暇はなかったかも知れないね!
Robert と僕は主にポジティブな話をしたよ。彼は親切にも、僕の仕事やオスカー獲得を祝ってくれたんだ。GIZMODROME についても話したよ。彼はエキサイトしているようだったね。
それから個人的な話をしたよ。僕は彼に心を開いて重荷の一部を話したんだ。ただ、あまり長くは続かなかったね。僕は Robert に彼を愛しているし、寂しいと伝えたんだ。
その後、僕たちは僕が「9番目の活動していないメンバー」を受け入れるかどうかについて話したね。Robert は彼にとってこの概念は、僕がバンドに再加入するまでの非活動的な役割で、”クリムゾンファミリー” に留まる意思を内包していると説明したね。僕はその役割を受け入れることに同意したよ。
後は、昔のことを楽しく話して切り上げたんだ。とてもポジティブな会話だったね。現実で何かが大きく変わった訳じゃないんだけど、気分は良くなったよ!

Q2: Robert said, “Adrian has rejoined the larger family – hooray! – and doors to the future are open. “. So, now
you are in the position “ninth man inactive”, but do you think that you want to get involved in King Crimson more?

【ADRIAN】: I think it’s possible, but I have no idea when. At this moment the current King Crimson is busy continuing to play live shows. As for myself, I have my plate full with the future of Gizmodrome as well as continuing shows with the Celebrating David Bowie show and touring with the Adrian Belew Power Trio. I’m very actively writing new material either for Gizmodrome or for FLUX, my ever-changing music format, and I’m sure other things will be offered. So, we’re all very busy now. Let’s see what the future holds. I’m sure it will be awesome!

Q2: Robert は 「また Adrian がクリムゾンファミリーに帰ってきたよ!未来へのドアはいつでもオープンだよ。」 と語っていましたが、あなた自身は “活動していない9番目” のメンバーというポジションから、さらによりバンドに関わりたいと思っているのでしょうか?

【ADRIAN】: 起こりうると思うよ。いつになるかは分からないけどね。現時点で、KING CRIMSON はライブでプレイし続けることに忙しいからね。
僕に関しても、GIZMODROME の未来、David Bowie のセレブレーション、Adrian Belew Power Trio のツアーでいっぱいいっぱいだしね。
僕は精力的に GIZMODROME と FLUX の新たなマテリアルを書いているんだ。他のこともやらなければいけないしね。だから全員が今は忙しいんだよ。未来に何が起こるか楽しみにしよう。きっと素晴らしいものになるよ!

Q3: Recently, Trent Reznor started Nine Inch Nails again. You joined NIN in 2013 officially, but left the band in a very short term, six months. What happened at that time? And have you contacted with Trent now?

【ADRIAN】: Actually I rehearsed with the band for just 17 days. By that time it was apparent I was not needed. Trent’s original offer was that he and I would “re-invent” the sound of NIN, but as the actual rehearsals began I think he changed his mind. By the end of 17 days I had learned 21 Nine Inch Nails songs, all of them exactly like the records, none of them “re-invented”. Had NIN stayed with that approach (which they did)I would have been playing songs exactly the same way every night for the next year and a half. That is not what I do best. It wasn’t right for either of us. I’ve had no contact with Trent since, but I bear no ill feelings towards him.

Q3: 近年、Trent Reznor は NINE INCH NAILS の活動を再開しています。あなたは2013年、公式にNINに加入しましたが、6ヵ月という短い期間で脱退しましたね?

【ADRIAN】: 実際は、NIN とリハーサルを行ったのは僅か17日間だけだったんだよ。その期間で、僕が必要ないことは明らかに思えたね。
元々、Trent のオファーは彼と僕で NIN のサウンドを “再考案” することだったんだ。だけど実際にリハーサルが始まると、彼は心変わりしたようだったね。17日間の間に、僕は NIN の楽曲を21曲覚えたんだけど、その全てがレコード通りだったんだよ。どの楽曲も “再考案” なんてされなかったんだ。
もし、NIN がそのアプローチを続けるのであれば、僕は次の1年半を全く同じように楽曲をプレイして行かなければならなかったんだ。それがベストだとは思えなかったね。お互いにとっても正しい選択ではなかったんだよ。
今はもう Trent とコンタクトを取っていないんだけど、彼に対して悪い感情を抱いている訳ではないよ。

Q4: Anyway, let’s talk about your new journey, Gizmodrome! Adrian Belew, Stewart Copeland, Mark King, Vittorio Cosma. OK, definitely it’s amazing supergroup! How did this “Great Four” come to be?

【ADRIAN】: Long story short, Stewart and Vittorio worked together every summer in Italy on different projects, all of which were called Gizmo. During that period they wrote some songs with no particular object in mind. Two summers ago they contacted me to ask me to join them in Italy for their summer project. I couldn’t make it the first summer but I came the second summer. I was expecting just to add some guitar parts to a Stewart Copeland project. But by then they had evolved their hopes into starting a new band to include myself and Mark King. So, they tricked me! After the first two days of recording, I knew in my heart this had to be a band, it was too special not to share it with the world.

Q4: では、あなたの希望に満ちた新たな旅路 GIZMODROME について話しましょう。まずはこのスーパーグループ結成に至る経緯を話していただけますか?

【ADRIAN】: 手短に言うと、Stewart と Vittorio は毎夏イタリアで共に仕事をしているんだ。その異なるプロジェクトを総称して GIZMO と呼んでいるんだけどね。その期間に、彼らは特別な目的を意識することなくいくつか楽曲を書いたんだ。
2年前の夏に、2人は僕にイタリアでその夏のプロジェクトへ加わって欲しいとコンタクトを取って来たんだよ。最初の夏は参加出来なかったんだけど、次の夏は参加出来たね。
最初、僕はただ Stewart Copeland Project にいくつかのギターパートを加えることだけ期待されていたんだよ。だけど、それから彼らの望みは、僕と Mark King を含む新たなバンドを立ちあげる所まで進展したんだよ。つまり彼らは僕を騙したんだ!
レコーディングの最初の2日間を終えて、僕は心の中でこれはバンドにするべきだと知ったんだ。あまりに特別過ぎて、世界にシェアしないなんて勿体ないとね。

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Q5: So, King Crimson you belonged to, and Stewart’s The Police were active at the same time, early 80’s. Are you two conscious of each band’s music and the talent of the members?

【ADRIAN】: Oh, of course. Our paths never crossed back then, we were on different orbits so to speak, but how could you not know The Police if you were a music fan in the 80’s? For me, they were one of the last “hit” bands I paid attention to.
Great musicians playing well-crafted songs. As for Stewart, I have always considered him in the top 5 of rock drummers who changed the world of drumming.

Q5: あなたが所属していた KING CRIMSON と Stewart の THE POLICE は80年代初頭、同時期に活動していましたね。当時、お互いに意識する部分はありましたか?

【ADRIAN】: うん、勿論だとも。当時、僕たちの道が交わることはなかったけれどね。言ってみれば異なる軌道に乗っていた訳だからね。だけど、80年代の音楽ファンで THE POLICE を知らないなんてあり得ないでしょ? 僕にとって彼らは注目を払った最後の “ヒット” バンドなんだ。偉大なミュージシャン達が見事な造形の楽曲をプレイするバンドだったね。
Stewart に関して言えば、僕はいつだって彼をベスト5に入るロックドラマーだと思って来たよ。まさにドラムの世界を変えたようなね。

Q6: I feel your band name “Gizmodrome” is kind of humor about “Gizmodo”. Anyway, Gizmodrome has very unique and eclectic musical styles. It’s sometimes pop, sometimes progressive, and sometimes experimental. So, how was the writing process and jam sessions like? How did you find the identity or goal of the band?

【ADRIAN】: There was no writing to be done. The songs from Vittorio and Stewart were the basis of the material to record. There was no real jamming either. The process was more like this: listen to a basic version of a song, learn it, experiment with the arrangement, then record the basic track. Next came overdubs of guitars (solos and sounds), keyboards, and finally vocals with all of us singing. The key was to be quick, not to belabor anything, and to have fun doing it.

Q6: ライティングプロセスはいかがでしたか?バンドはユーモアと多様性を心情とし、尊重しているようにも感じますが?

【ADRIAN】: 特別、ライティングプロセスといったものは存在しなかったんだよ。Vittorio と Stewart の楽曲がレコードの基本的なマテリアルとなったんだ。だから、真にジャムと言えるものも行わなかったんだ。
プロセスはこんな感じだったよ。まず楽曲の基本となるバージョンを聴いて覚え、アレンジを色々と試すんだ。それがレコードのベーシックトラックとなったね。次にギター、キーボードでソロやサウンドのオーバーダブを行ったんだよ。最後に全員がボーカルをレコーディングしたんだ。
レコーディングの鍵は早さだったね。長々と時間をかけることなく、ただ楽しんで行ったんだ。

Q7: In “Gizmodrome”, Stewart handles a lot of the vocals. Off course, you and Mark also can sing. What made the band appoint Stewart main singer? I think it’s tough for Stewart in the live stage, haha.

【ADRIAN】: They are Stewart’s songs and he embodies the proper spirit for singing them. His larger-than-life approach to singing is a big part of the charm of Gizmodrome, in my opinion. Mark and I sing together perfectly and we mostly sing the choruses, leaving Stewart to be our storyteller. This formula will likely change for our next records which will involve more writing from all of us. But for this batch of songs I’m happy to have Stewart sing the leads and he’s excited about strapping on a guitar being a frontman for part of our shows.

Q7: アルバムでは、基本的に Stewart がリードボーカルを取っていますよね?

【ADRIAN】: それらはスチュワートの楽曲で、彼はその楽曲たちを歌うための適切な精神を体現しているんだよ。僕の考えでは、歌唱に対する彼のより大規模なアプローチは、GIZMODROME の魅力の大きな部分を占めていると思うんだ。
Mark と僕は完全に一緒に歌い、主にコーラスを担当したんだ。スチュワートを僕たちのストーリーテラーにするためにね。次のアルバムでは全員がもっと作曲に関わるだろうから、このやり方は変わるはずだよ。だけど、今回に関しては Stewart がリードを歌い、ショウの一部でギターをかけてフロントマンを務めることにエキサイトしているのを嬉しく思っているんだ。

Q8: Gizmodrome is the gathering of maestros. Recently, modern musician’s techniques and skills are considerably advanced. But also It seems that they rely too much on technology and sometimes lost emotions. What’s your perspective about that?

【ADRIAN】: I prefer a mixture of the two: technology and organic. Music technology has been very inspiring in the way I make records, write songs, perform live, and in the way I create sounds. With technology I am able to make sounds I have never heard before and that’s very exciting to me. But I have always been careful to compliment technology with the analog or organic approach: real acoustic instruments, for example. I do most of my writing on acoustic guitar and piano. On my solo records I play real drums, cello, flute, etc. In the realm of recording, technology is indispensable. I believe it is up to the musician/writer to embody his or her music with emotion regardless of how the music is made.

Q8: 近年、ミュージシャンのテクニックやスキルは進化し非常に高くなっています。一方で、テクニックに頼りすぎたり、エモーションを失ったという批判もありますよね?マエストロの集まりである GIZMODROME はそういった最近のシーンにどういった一石を投じるのでしょう?

【ADRIAN】: 僕はその二つをミックスするのが好きだね。テクノロジーとオーガニックをね。音楽テクノロジーはレコードを作り、作曲し、ライブを行い、サウンドを創造する際、実に僕をインスパイアして来たんだよ。テクノロジーのおかげで、僕は以前に、聴いたことのないサウンドを生み出すことが出来るし、それは非常にエキサイティングなことなんだ。
ただ、僕は手放しにテクノロジーを賞賛することには慎重なんだ。リアルでアコースティックな楽器を使用したアナログかつオーガニックなアプローチも大切にしているよ。例えば、僕は作曲を大体はアコースティックギターとピアノで行うんだ。自分のソロ作品では、僕がリアルなドラム、チェロ、フルートまでプレイしたしね。
ただし、レコーディングの分野において、テクノロジーは不可欠なものだよ。つまり、僕はミュージシャンが音楽にエモーションを注げるかどうかは、音楽がどのように作られるかは関係ないと信じているんだよ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED ADRIAN’S LIFE

THE BEATLES “MEET THE BEATLES”

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THE BEATLES “REVOLVER”

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JIMI HENDRIX “ARE YOU EXPERIENCED?”

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KING CRIMSON “IN THE COURT OF THE CRIMSON KING”

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MOBY GRAPE “MOBY GRAPE”

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MESSAGE FOR JAPAN

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First I would like to thank my friend Mr. Udo for bringing Gizmodrome to the Japanese fans. Second, I hope to attend an actual Sumo match as I am a big fan! And lastly, I have been to Japan many times now and I dearly love it. I hope to continue to return many more times. Cheers!

まずは友人の Mr.Udo に感謝を伝えたいね。来日を実現してくれてありがとう。次に、僕は大の相撲ファンだから実際に相撲を見てみたいんだ!最後に、僕は何度も日本を訪れていて、本当に日本を愛しているんだ。まだまだ何度も日本に行き続けたいね。ありがとう!

ADRIAN BELEW

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GIZMODROME JAPAN TOUR 2018 ウドー音楽事務所
日本盤のご購入はこちら。WARD RECORDS

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MUTOID MAN : WAR MOANS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH STEPHEN BRODSKY OF MUTOID MAN !!

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Converge / Cave In Super Group, Mind-Blowing Behemoth, Mutoid Man Literary Melt Your Mind With Their Newest Record “War Moans” !!

DISC REVIEW “WAR MOANS”

CONVERGE, CAVE IN, ALL PIGS MUST DIE のメンバーが集結した突然変異のスーパーグループ MUTOID MAN が奔放かつ不遜、バッダースな新作 “War Moans” をリリースしました!!キャッチーなロックン・ロールのイメージを獰猛なメタルのアグレッションに投影した、チャーミングかつタイトなレコードはシーンの大いなる期待に応えて余りある一撃となりました。
シリアスで暗色調なアティテュードが枢軸となるコンテンポラリーなメタルシーン。狂気やユーモア、風刺を宿す MUTOID MAN のシアトリカルで本来のメタルらしいコンセプトは、実際異端で新鮮なカウンターとして際立っています。
インタビューにもあるように、”War Moans” は “セクシャリティ”、性行為や性的欲求にフォーカスした作品です。アートワークやタイトルが示すように、性的指向、欲求が日増しに暴走する現代社会を、戦争という極限状態へと投影しある意味戯画化することで、現代の異様さ “倒錯性” “変態性” を浮き彫りにしているのかも知れませんね。実際、バンドは “War Moans” を “Perverted” 変態的なレコードだと断言しています。そしてその柔軟なユーモアはポップセンスに、辛辣な毒気はアグレッションに姿を変えて作品の音楽性に反映されているのです。
文字通りリスナーの心を溶かすアルバムオープナー、”Melt Your Mind” はそういった彼らの意図を十二分に汲み取った楽曲です。キャッチーでスピーディー、ハイパーアクティブなバンドの新たなアンセムは、Brodsky のフックに満ちたギタープレイ、ファジーでラウドな Nick のベース捌き、そして Ben Koller の数学的かつダイナミックなドラミングに牽引されて、空襲にも似た爆発的なエナジーを発します。
加えて、あの VAN HALEN をも想起させるボーカルハーモニー “hoo-ooo” の火力も絶大で、物憂げなメロディーとの相乗効果は無上の中毒性をリスナーへと植え付けて行くのです。
続く”Bone Chain” ではさらにアンニュイなメロディーが中毒性を増し、MOTORHEAD meets QUEENS OF THE STONE AGE とでも形容可能、ドラッグのように危険でオルタナティブなキャッチーネスを創造していますね。
インタビューにもあるように、パンクやハードコアは勿論ですが、特に初期のメタルスピリット、80年代という時代を意識しリスペクトして制作されたアルバムで “Irons in the Fire” からタイトルトラック “War Moans” への流れはまさに作品を象徴しています。
MEGADETH の “Countdown to Extinction” をイメージさせる大仰なイントロ、スラッシュの衝動、テクニカルなシュレッド、インテレクチュアルなリズムワーク、シンガロングを誘うキャッチーなコーラス。”Irons in the Fire” は、かつてメタルが備えていた祝祭的な高揚感を胸いっぱいに浴びつつ、マスマティカルでスペーシーに味付けしたモダンな感覚と共に現代へと叩きつけているのです。
さらに SLAYER の “War Ensemble” に対する極上のオマージュにも思える “War Moans” では、あの時代を象徴するシュレッダー Marty Friedman が、トレードマークのコード感抜群で変拍子を切り裂くリードプレイでバンドの主張を代弁しています。
こういった凶悪な楽曲においても、Brodsky はスクリームや吐き捨てを駆使してあくまでメロディーを追い、勿論あの素晴らしき CAVE IN で確立したスタイルから遠く遊離する訳もありませんが、グロウルは使用していませんね。彼のそのトレードマーク自体も、グロウルが飽和気味な界隈に対する強いアンチテーゼ、風刺となっているように感じました。
とは言え、アルバムは決してオプティミスティックな押しの一辺倒ではありません。ブルージーでスロウ、スラッジーにバンドのシリアスな一面を見せつける “Kiss of Death” はアルバムの裏ハイライトとして作品に妙なる濃淡をもたらし、何よりこのマスターピースを締めくくる衝撃のパワーバラード、ダークな歌姫 Chelsea Wolfe を起用した “Bandages” では、慈愛と憂鬱の相反するエモーションを深々とサウンドに込め、バンドのジャンルスパニングでフレキシブルな才能を絶佳なるコントラストとして見事レコードに落とし込んでいるのです。
作品のプロデューサーでもある CONVERGE の Kurt Ballou が、カオティックに暴走する “Micro Aggression” ではなく、意外にもこの2曲にゲスト参加を果たしていることを付け加えておきましょう。
今回弊誌では、ex-CONVERGE で CAVE IN のマスターマインド Stephen Brodsky にインタビューを行うことが出来ました。マーティーさんによれば、「新しいアルバムはエグい! クッソかっこいい! メタルかロックかパンクか分からないけど、とにかく生々しいヘヴィ・ミュージック! コイツらはホンモノだ、保証付き!!」 だそうですよ。どうぞ!!

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MUTOID MAN “WAR MOANS” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VIVA BELGRADO : ULISES】JAPAN TOUR 2017 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CÁNDIDO GÁLVEZ OF VIVA BELGRADO !!

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One Of Spain’s Most Well Thought Screamo/Post-Rock Act, Viva Belgrado Will Come To Japan With Splendid New Record “Ulises” !!

DISC REVIEW “ULISES”

スペイン、コルドバから世界を見据える激情ハードコア/ポストロックバンド Viva Belgrado 待望の初来日が Tokyo Jupiter Records の招聘により決定しました!! スウェーデンの巨人 Suis La Lune、スペインの熱風 Viva Belgrado、そして日本の新たな才能 Archaique Smile, Of decay and sublime が集結する二夜は、激情と美麗が交差する奇跡の瞬刻となるでしょう。
「鮮明で美しいアトモスフィアと、スクリームのコントラストを創造するのが好きなんだ。」インタビューで語ってくれたように、Viva Belgrado は情熱的な激情サウンドと、ポストロックの壮観なる美装を兼ね備えた南欧の逸材です。すでに欧州ハードコア/ポストロックのメジャーフェス Primavera Sound, Fulff Fest, ArcTanGent に出演を果たし、2年間で5度のユーロツアーを行うなどその勢いはまさにとどまるところを知りません。
バンドがリリースした最新作 “Ulises” は、都市や空港、オフィスといった現代社会の日常を舞台とした21世紀の叙事詩です。インタビューを読めば Cándido が各所で “True” “Honest” “正直” “誠実” というメッセージを発していることに気づくでしょう。
「僕たち自身の叙事詩を伝えたかった。」と語る Viva Belgrado の目的地は決して薄っぺらなプレハブの仮設物語ではなく、正直で誠実なアティテュードを携えたリアルなストーリーだったのです。
成功を収めたファーストフルレングス “Flores, Carne” のフォローアップとなる “Ulises” は、前作のアートワークに描かれた優艶な花々が “Ulises” のアートワークにおいて奔放に成長を果たしたように、自身の鮮麗なスタイルを磨き上げ、伸び伸びとしかし着実にスケールアップを果たした意欲作に仕上がりました。
アルバムオープナー “Calathea” は Viva Belgrado のその芳醇な音楽を象徴する楽曲です。パンクの推進力、ハードコアの衝動、ポストロックの情景、スクリーモの直情は、カラテアの新緑のごとく純粋に溶け合いバンドのリアルを伝えています。楽曲の隅々まで見透せるほどにクリアなプロダクションも白眉ですね。
Cándido の声はまさにこの叙事詩の主人公だと言えるでしょう。スクリームし、ラップし、アジテートし、朗読するそのボーカルはまさしく規格外で、さらにその全てがスペイン語を介することにより唯一無二の魅力を発していますね。
時に幸福を、時に悲哀を、時に情熱を、そして常に真実を運ぶ彼のリズミカルなラテンの響きは、リスナーに想像を超えるインパクトを与えることとなるのです。
実際、”Por la mañana, temprano” や “Apaga la llum” は Cándido の存在が成立させた新たな風です。ローズピアノを使用しポストロックの論理で構築されたソフトで繊細な楽曲は、しかし同時にダンサブル。よりコンパクトでストレートな作品を目指したという “Ulises” において、パンクのエナジーで疾走する “Erida” のような楽曲と見事なコントラストを描き出していますね。
Cándido の囁くようなラップは、スペイン語のセクシーな語感を伴いながらエキゾチックで現代的なムードをもたらし、”Apaga la llum” では “En Tokio no paraba de nevar” / “東京では雪が止まなかったんだ” としっかり愛する日本についても触れています。
アルバムは DEAFHEAVEN の息吹を吸収した光のシューゲイズ “Ravenala” で壮大に幕を閉じました。
今回弊誌では、バンドのボーカリストでギターもプレイするCándido Gálvez にインタビューを行うことが出来ました。envy や La Dispute のファンもぜひチェックしてみて下さいね。どうぞ!!

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VIVA BELGRADO “ULISES” : 9.7/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【PROTEST THE HERO : PACIFIC MYTH】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TIM MACMILLAR OF PROTEST THE HERO !!

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Legendary Canadian Prog-Core Outfit, Protest The Hero Has Just Released Innovative New EP “Pacific Myth” !!

DISC REVIEW “PACIFIC MYTH”

高いテクニックと、モダン=多様性に富んだその音楽性で、Modern Metal を象徴する存在となっているカナディアンレジェンド PROTEST THE HERO が新たなメンバー、販売戦略を携え挑んだ新作 “Pacific Myth” をリリースしました!!革新的な音楽性で驚きをもたらしたヒーローは、マーケティングにおいてもシーンをリードしようとしています。
今日のメタルシーンでは当たり前のように行われているクラウドファンディングキャンペーン。有名、無名に関わらず現在多くのバンドを支える、このレーベルを介さずファンと直接繋がる販売戦略は、PROTEST THE HERO が前作 “Volition” で勇気を持って踏み出した一歩が発端だったと言えるでしょう。バンドはクリエイティブな可能性とモチベーションを手に入れ、ファンは音源以外にも特別なアイテムやマーチを手に入れられる、全てが Win-Win な “Volition” での試みは確かな成功を収めました。しかし、彼らはその場所にも満足せず、さらに合理的な一手を打って来たのです。
“Pacific Myth” で彼らが打ち出した新たな戦略は、サブスクリプションプラットフォームという手法でした。定額を支払ってくれたファンのみに、毎月フレッシュな新曲を配布するという野心的なその試みは、再び成功を収めたと言えます。7500人以上のファンが “Pacific Myth” のキャンペーンに参加し、バンドのエクスクルーシブなコンテンツに12$、25$の私財を投入したのですから。6ヵ月に渡る長いキャンペーンが終了した後、バンドは “Pacific Myth” にリマスター、リミックスを施し EP として新たにリリースすることを決断します。
オリジナルラインナップが崩壊し、ベーシスト Cam McLellan、ドラマー Mike Ieradi を新たに迎えて制作されたこの EP は、”Fortress” 以前、”Fortress” 以降と時にそのキャリアを分けて語られるバンドの命題に抗うかのような強い意志を発する作品です。
確かに “Fortress” は完璧で、同時にモダンの意味を定義するようなマイルストーンでもあります。さらに昨年行われた、オリジナルラインナップでのデビューフル “Kezia” 10周年記念ツアーの盛況を見れば、この作品の若々しいエナジーも同様に愛されていることが分かりますね。
故に、BETWEEN THE BURIED AND ME にとっての “Colors” と同様に、”Fortress” 以降の作品は、ハードコア色が薄れ、よりトラディショナルでメロディー重視の方向に舵を切った “Sucrrilous”, さらにはピンチヒッターで LAMB OF GOD の剛腕 Chris Adler の推進力を生かした強力な “Volition” を持ってしてもその高き頂きを超えるまでには至らないという評価に落ち着いてしまっているように思えます。
実際、PROTEST THE HERO の現状を憂うファンの多くは、おそらく若さが原動力の一つとなった “Kezia” “Fortress” の瑞々しく、型破りで、予測不能な一面を愛しているのでしょう。しかしバンドは必ず成熟して行きます。Rody はダーティーに奔放に歌うよりもしっかりと丁寧にキャッチーなメロディーを追う場面がほとんどですし、楽曲も様々な要素をエクレクティックに吸収しつつも 、予測不能なカオスよりも、インテリジェンスを感じる構成美で驚きを演出する方向へとシフトしています。
インタビューで Tim が”2つを融合させる方法を見つけた”と語るように、”Pacific Myth” では10年という月日が生んだジレンマを、バンドの過去と未来を自然に繋ぐことで跳ね除けるチャレンジが行われているのです。
“Harbinger” のエピカルなピアノイントロを聴けば、誰もが “Kezia” のマジックを想起するはずです。そしてこの楽曲に存在する、クラシカルでテクニカルでカオティックなサウンドは、まさに2006年の衝撃をリスナーに蘇らせる役割を果たします。
穿った見方をすればファンへ擦り寄ったとも思える原点回帰ですが、元来 PROTEST THE HERO が売りにしていたこの種のキャッチーさ、テクニカルなフックを敢えて再提示したのは、自らの遺産すら武器へと変換する余裕の表れと見るべきではないでしょうか。実際、アグレッシブな曲風に刹那挿入されるピアノとボーカルだけの美しき共演は、現在の彼らだからこそ生み出せる極上の瞬間です。
同様に、”Cold Water” で聴けるサルサのようなリズミックなアプローチ、”Cataract” のスピードとエナジーの中でみせる黒くソウルフルなアイデアもバンドの新たな領域を開拓していますね。
作品で最も意義深いトラックはアルバムクローサー “Caravan” だと言えるでしょう。構成美に拘るが故長尺化している昨今の楽曲においても、バンド史上最長の8分39秒は新鮮な驚きだと言えます。”安全な場所”から離れ、未来へ向けて船出を果たしたキャラバンは、トレードマークとも言える複雑なアルペジオや狂気のシュレッドに頼らずグルーヴ重視でフックを生み出すと共に、意外性に満ちた後半では、キーボード、クリーンギターを巧みに使用し見事なアトモスフィアさえ具現化。彼らの成熟を伝えていますね。
メロディーの美しさも白眉で、DREAM THEATER さえ想起させる壮大なフィナーレには圧巻の一言。実際、”Caravan” での Rody は、近年あまり感じられなかった生き生きとした表情豊かな歌唱を披露し、バンド全体が成熟と共に自然と自信を取り戻したようにも思えますね。
全てを総括し、未来へと舵を切った伝説。今回弊誌では、ギタリストでコンポーザー Tim MacMillar にインタビューを行うことが出来ました。昨年、Realising Media の招聘により行われた、8年振りの素晴らしい来日公演は記憶に新しいところですね。どうぞ!!

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PROTEST THE HERO “PACIFIC MYTH” : 9.4/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【KVELERTAK : NATTESFERD】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH ERLEND HJELVIK OF KVELERTAK !!

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Norwegian “Black n’ Roll” Sextet, Kvelertak Has Just Released Genre-Breaking, Acceptable New Record “Nattesferd” !!

DISC REVIEW “NATTESFERD”

Black Metal と Rock’n Roll, Classic Rock, Punk, Hardcore を見事に融合し、シーンから熱い注目を浴び続ける、ノルウェーの”Black n’ Roll” 6人組 KVELERTAK が新作 “Nattesferd” をリリースしました!!
前作までタッグを組んでいたプロデューサー、CONVERGE の Kurt Ballou、そしてアートワークを手がけて来た BARONESS の John Baizley と袂を分かち、地元ノルウェーでレコーディングを行った今作は、最もキャッチーで、具体的には80年代のメタルやロックを強く意識した作品に仕上がりました。HAKEN のインタビューでも触れましたが、80’s 回帰という音楽シーンの流れは確実にメタル/プログシーンにも影響を与えています。
アルバムオープナー、”Dendrofil for Yggdrasil” はまさに “Black n’ Roll”、KVELERTAK のスタイルを見事に表現しています。イントロの畳み掛けるようなブラストビート、トレモロリフは Black Metal 的で実にアグレッシブですが、同時に BOSTON のようなキャッチーなロック/アルペジオパートも存在し、その対比が強烈なフックを生んでいますね。
新作における彼らの主張を象徴するのが、文字通りあの時代の空気を強く内包した “1985” でしょう。スローテンポ、メジャーキーで執拗なまでに繰り返されるキャッチーなリフは VAN HALEN の “1984” に収録されていても不思議でないほど80年代しています。Simple But Effective。KVELERTAK の目指す先がこの楽曲、言葉に集約されることは明らかです。
勿論、US だけではなく、ヨーロッパからの影響も存在しますね。自慢のトリプルギターを活かしたタイトルトラック “Nattesferd” は Punk meets Metal の先駆者、IRON MAIDEN の初期2作を想起させます。大曲 “Heksebrann” のイントロでも聴けますが、Steve Harris、時に MOTORHEAD の Lemmy のような Marvin の縦横無尽なベースプレイに、アイデア豊富なトリプルギターが対峙するパートは鳥肌が立つほどエキサイティングです。さらに、メロディーもスクリームも自在に操るエネルギッシュな Erlend の歌唱は Paul Di’Anno を凌ぐほど。
一方、”Berserkr” では JUDAS PRIEST の “Exciter” を思わせるハードドライビングでストレートなリフが素晴らしく印象的ですね。メタルのアンセミックな1面に殊更フォーカスしている点も作品の重要なポイントとなっています。
80年代、ストレート&シンプル。今回 KVELERTAK は、シンプルかつキャッチーなリフを、リスナーの予想以上に何度も何度も繰り返し印象付ける手法を多く使用しています。それは本当に、ギターを始めて2ヶ月でコピー出来るようなフレーズばかりですが、最高に楽しく、繰り返しリピートを誘うものばかり。勿論、ただ単純な訳ではなく、考え抜かれた展開、エクレクティックな音楽性があるからこそ映えるのでしょう。遂に彼ら自らが公言する “Scandi-Rock” のガイドラインが固まったようにも思えますね。
サブジャンルの拡大や、新しい人気ジャンル Djent の勃興でテクニカルなものが持て囃される傾向が強い現代のメタルシーンですが、彼らがこのレコードでトライしたことはそれに対する強力なカウンターであり、見事に成功を収めていると感じました。
今回弊誌では、バンドのボーカル Elrend Hjelvik にインタビューを行うことが出来ました。神戸で生まれた彼が世界的に成功を収めていることは非常に誇らしいですね。どうぞ!

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KVELERTAK “NATTESFERD” : 9.8/10

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