NEW DISC REVIEW【JASON RICHARDSON : I】INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND, JAPAN TOUR SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND !!

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Jason Richardson & Luke Holland, One Of The Most Talented Young Guns Will Come To Japan With Game Changing Debut Record “I” !!

DISC REVIEW “I”

24歳と23歳。瑞々しくハイセンスなモダンメタルフロンティアが輩出した俊英2人、Jason Richardson と Luke Holland がタッグを組んだ宿命の別世界 “I” のリリースは、至大のインパクトと共にユニットを遥かなる日いづる国、日本へと導くことになりました。
若干20代前半にして、2人の履歴書はすでに驚くほど充実しています。バークリー入学を蹴って ALL SHALL PERISH でツアーを経験し、BORN OF OSIRIS, CHELSEA GRIN では名作のキーパーソンとなったギタープレイヤー Jason Richardson。最先端の10指が紡ぐ印象的でコズミックなフレーズの数々は、まさに Djent/デスコアミュニティーの発展に欠かすことの出来ないフラッグシップであると言えますね。
一方のドラマー Luke Holland は、インタビューにもあるように、16歳で YouTube チャンネルを開設しセルフプロモートを開始します。今日までに総計で5500万ビューという驚くべき数字を叩き出した彼のプレイスルーカバー集は、Djent, メタルからプログ、エモ、パンク、ポップに EDM までまさに百花繚乱な世界観を独自のアレンジメントと精緻なテクニックで華麗に彩り、今では自らの価値を証明する Luke の貴重な名刺がわりとなっているのです。
実際、動画を見た TEXAS IN JULY から代役を頼まれ、ついには2013年に THE WORD ALIVE の正式メンバーに任命されたのですから、例えば日本の川口千里さんにも言えますが、プレイスルー動画の持つ力、インパクトは音楽シーンのあり方を変えて来ているのかも知れませんね。
“究極的には毎晩ソールドアウトのスタジアムでプレイしたい” と語る Luke が次なるチャレンジとして選んだ “I” は、同時に Jason Richardson がただギターマイスターであるだけでなく、コンポーザーとしても多様かつ至妙であることを証明した一級品に仕上がりました。Luke の言葉からは寧ろ、コンポーザーとしても優れていることが、参加を決意させたようにも読み取れますね。
ダークでシンフォニックな世界観を携え、難解なリズムアプローチと美麗なリードプレイがアトモスフィアの波を掻き分ける “Omni” でアルバムは幕を開けます。不安を煽るようなオーケストレーション、ギターとシンセサイザーの一糸乱れぬ華麗なダンス、そして見事にコントロールされたチャグワークは確かに BORN OF OSIRIS の設計図をイメージさせ、まさに楽曲が Jason Richardson を象徴する”I”であることを宣言していますね。
勿論、現在2人だけでツアーを行っていることからも分かるように Jason と Luke のコンビネーションも抜群。ギターの細かなフレーズまでユニゾンしてしまう Luke の繊細でアイデア豊富なドラムワークはアルバムを確実に一段上の領域へと誘っています。Luke の THE 1975 や THE CHAINSMOKERS をメタルと同列で愛してしまう軽快さこそ彼を際立たせているのです。
粒立ち群を抜いているピッキングの驚異的な正確性、選択する音や音符の意外性、タッピングとオルタネイト、スイープを巧みに使い分けるアルペジオの豊かなバリエーション、そしてストーリーを持った構成美。ソロワークに目を移せば、すでに Jason が世界のトップであると誰もが確信するはずです。メカニカルなシュレッダーのイメージが強いかも知れませんが、”Omni” 中間部の静謐なパートで炸裂するベンド、ビブラートのエモーションは実に扇情的で崇高とさえ表現したくなりますね。全く非の打ち所がありません。
PERIPHERY の Spencer Sotelo がゲストボーカルで参加した “Retrograde” からさらに “I” の世界は広がっていきます。これまでスクリームとのコンビネーションがほとんどだった Jason のギターですが、クリーンボーカルとの相性も決して悪くはありません。Spencer の突き抜けるように爽快でキャッチーなトレードマークは Jason のポップセンスをも見事に開花させ、VEIL OF MAYA の Lukas Magyar, PERIPHERY の Mark Halcomb というオールスターキャストで贈る名曲 “Fragments” にその成果を結実させています。
ポストロックやクラシカル、ブルースにサーフロックの感覚すら包み込んだ “Hos Down” の多様性から生じる魔法はまさに別格です。現代の Guthrie Govan と形容したくなるほどマジカルでエクレクティックな奇跡のコンポジションは、Jason の未来、 “Next Stage” にも多大な期待をいだかせてくれますね。
Nick Johnston, Rick Graham など様々なゲストを迎え、才能が時に融合し、時に火花を散らしたアルバムは、巨匠 Jeff Loomis とのクラシカルな乱舞 “Chapter Ⅱ” でまさに “Ⅱ” の存在を予感させつつ幕を閉じました。
今回弊誌では、7月に来日が決定した Luke Holland にインタビューを行うことが出来ました。POLYPHIA, さらには先日インタビューを掲載した12歳の天才美少女ギタリスト Li-sa-X も出演しますよ。どうぞ!!

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JASON RICHARDSON “I” : 10/10

INTERVIEW WITH LUKE HOLLAND

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Q1: First of all, Your Japan Tour with Jason Richardson is just announced! How do you feel now?

【LUKE】: I’m excited! I love Japan, I’ve been a couple times with The Word Alive in the past. Your country is absolutely one of my favorite places to travel to.

Q1: Jason Richardson との日本ツアーが発表されましたね!今のお気持ちはいかがですか?

【LUKE】: 興奮しているよ!THE WORD ALIVE で数回日本に行っているけど、本当に大好きなんだ。君の国は間違いなく僕のフェイバリットの一つだね 。

Q2: How is your impressions about Polyphia, and Li-sa-X? You know, I’ve just interviewed with Lisa, she said she loves Jason Richardson’s “I”. She has good scene, isn’t she? haha.

【LUKE】: I first discovered Polyphia on the tour we just did together in the states. They are a very talented group of guys. I have not listened to Li-sa-X but I’m going to go listen now! I’m sure she is awesome!

Q2: 共演予定の POLYPHIA, Li-sa-X についてはどのような印象をお持ちですか?Li-sa-X は人生を変えたアルバムに Jason Richardson の “I” を挙げていたんですよ(笑)

【LUKE】: POLYPHIA を初めて知ったのは、アメリカでちょうど終わったばかりのこのカップリングツアーだったんだ。本当に才能がある奴らだよね。
Li-sa-X はまだ聴いたことがなかったから、すぐに聴かなくちゃね!彼女は最高だと確信しているよ!

Q3: Anyway, could you tell us about your musical background? What inspired you to start playing drums?

【LUKE】: I listened to bands like Underoath, Slipknot, System of a Down when I was younger & was immediately drawn to it. My dad also played drums when he was younger, so I had that natural knack for playing. I worked around my neighborhood for a year to get my first drumset. Then, I did 3 semesters of marching band, playing traditional grip on the snare drum. I’ve been doing YouTube videos since I was 16, & touring internationally since I was 17.

Q3: ドラムスを始めたきっかけ、音楽的なバックグラウンドについて話していただけますか?

【LUKE】: 若い頃は UNDEROATH, SLIPKNOT, SYSTEM OF A DOWN といったバンドを聴いて、すぐに惹かれていったんだ。父も若い頃ドラムスをプレイしていたから、ある意味生まれつきの才能を持っていたと言えるね。
一年間、近所でバイトをして初めてのドラムセットを買ったんだ。実はそれから3期、トラディショナルグリップでスネアを叩くマーチングバンドでプレイしたんだよ。
You Tube のプレイスルーシリーズは 16歳からアップしていて、17歳からは世界をツアーしているんだ。

Q4: Who do you respect as a musician, or drummer?

【LUKE】: I respect so many musicians & drummers for so many reasons. I think it’s important to try & find the good & positive in anything, even something you might not understand or enjoy. Drummers like Tony Royster Jr, Thomas Lang, Matt Garstka etc. whom I know personally have helped me a lot, each in their own ways. I respect musicians like Death Cab For Cutie, The Reign of Kindo, The 1975.

Q4: リスペクトしているミュージシャン、ドラマーを教えてください。

【LUKE】: 多くのミュージシャン、ドラマーをそれぞれの理由でリスペクトしているよ。僕は何にかんしても、”試して見つける”、”ポジティブである” ことが重要だと思っていてね。特に理解していないことや、楽しめないことにかんしてね。
Tony Royster Jr, Thomas Lang, Matt Garstka といったドラマーは、個人的に知っているんだけど、それぞれのやり方で僕を助けてくれたんだ。
リスペクトするミュージシャンは DEATH CAB FOR CUTIE, THE REIGN OF KINDO, THE 1975 さ。

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Q5: So, you decided to leave The Word Alive in order to pursue other passions in fall of 2016. Specifically, what is your “other passions”?

【LUKE】: I left The Word Alive because it was simply time for me to do so. I joined when I was 18 & left when I was 23. I saw the world with them & have hundreds of amazing stories, but, I felt it was time to part ways. I ultimately want to be playing in sold out stadiums every night, for the world’s biggest artists. I didn’t feel that was possible with metalcore.

Q5: 昨年の秋にあなたは、別の情熱を追いかけるために THE WORD ALIVE を脱退しましたね。具体的に、その”情熱”とは何ですか?

【LUKE】: THE WORD ALIVE を離れたのは、単純にそうするべき時が来たからさ。18歳でバンドに加入し、23歳で脱退したことになるね。
彼らとは世界を見て、たくさんの素晴らしいストーリーを経験してきたよ。だけど、そろそろ別れの時だと感じたんだ。
究極的には、僕は毎晩ソールドアウトのスタジアムでプレイしたいんだよ。世界的にビッグなアーティストのためにね。メタルコアでその夢は叶わないと感じたんだよ。

Q6: I think “I” of Jason Richardson is one of your “other passions”. What made you play with him?

【LUKE】: Jason & I toured together in our old bands (Chelsea Grin, The Word Alive). Everyone kept talking about how good of a guitar player Jason was, so I watched him play. We started hanging out & eventually wrote the beginning of ‘Fragments’. Then, I broke my foot & had to fly home. He sent me more songs, & I agreed to do drums for the album.

Q6: Jason Richardson の “I” に参加したことも”別の情熱”ではないかと思ったのですが、なぜ彼とプレイすることになったのでしょう?

【LUKE】: Jason と出会ったのは僕たちの昔のバンド、CHELSEA GRIN と THE WORD ALIVE がツアーを行った時だよ。みんながいかに Jason が素晴らしいギタープレイヤーかについて話していたね。だから僕は彼に注目してプレイを見ていたんだ。
それからよくつるむようになって、遂には “Fragments” を書き始めたんだよ。だけど僕は足を怪我してしまってね。家に飛行機で帰らなければならなくなったんだ。
それでも彼はたくさんの楽曲を送ってきてくれたから、僕はアルバムでプレイすることに決めたのさ。

Q7: How was your impression of actually making an album with him? Which song do you like the most on the album?

【LUKE】: Making the album with Jason & Taylor Larson was a great experience. I flew to Taylor’s studio in Maryland, & I think we spent 8 days tracking drums. My favorite song is probably Fragments or Omni.

Q7: 実際に彼と作品を作った感想はいかがですか?また、アルバムで最も気に入っている楽曲はどれですか?

【LUKE】: Jason、それに Taylor Larson とのアルバム制作は、実に素晴らしい経験だったね。
僕は Taylor のスタジオへ行って、おそらく8日間を過ごしドラムのトラッキングを完成させたと思う。フェイバリットソングは、”Fragments” か “Omni” だね。

Q8: Your playthrough movies are really amazing. You covers from metal, djent to emo, punk, EDM. Where is the core of your musical interest? And do you have another project now?

【LUKE】: Thank you! I grew up surrounded by music, my parents & siblings always listening. I love all kinds of music, I’m very open-minded. If it sounds good, I love it. I have a lot of different things in the works, but I can’t say too much just yet.

Q8: あなたのライフワークとも言えるプレイスルー動画は本当に素晴らしいですね。
Metal, Djent, から Emo, Punk, EDM まで幅広く楽曲をカバーしていますが、あなたの興味の中心はどこにあるのでしょう?また、現在他に関わっているプロジェクトはありますか?

【LUKE】: ありがとう!両親や兄弟がいつも聴いていたから、僕は音楽に囲まれて育ったんだ。本当に全てのジャンルを愛しているんだ。
とてもオープンマインドなんだよ。サウンドが良ければ、どんなジャンルでも気に入るんだ。
今はたくさんのプロジェクトを進めているんだけど、まだあまり話すことは出来ないね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED LUKE’S LIFE !!

UNDEROATH “THEY’RE ONLY CHASING SAFETY”

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SYSTEM OF A DOWN “TOXICITY”

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SLIPKNOT “VOL.3 (THE SUBLIMINAL VERSES)”

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THE REIGN OF KINDO “RHYTHM, CHORD & MELODY”

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DEATH CAB FOR CUTIE “TRANSATLANTICISM”

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MESSAGE FOR JAPAN

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Thank you for having me in your beautiful country! I can’t wait to be back. Thank you to all of my supporters, I wouldn’t be here without you.

君たちの美しい国に招待してくれてありがとう! 戻るのが待ちきれないよ。僕のサポーターみんなに感謝を伝えたいね。君たちが居なければ今の僕はないからね。

LUKE HOLLAND

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JASON RICHARDSON Featuring LUKE HOLLAND JAPAN TOUR (Creativeman)

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