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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【DARWIN : FIVE STEPS ON THE SUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DARWIN !!

“I Think Where We Differ From Toto Though Is Sometimes We Can Get Pretty Heavy, Sometimes You Need To Feel The Crunch Or Chugg. But Again, Similar To Toto, We’d Also Like To Reach a Wide Audience.”

DISC REVIEW “FIVE STEPS ON THE SUN”

「僕たちにとって非常に重要なのは、自分たち自身、そしてリスナー全員に、音楽の中で大きな問いを投げかけるよう促すこと。自分たちを取り巻く世界、宇宙、テクノロジー、科学、時事問題について、音楽の “問いかける” 力を感じてもらいたい。僕たちは音楽を通して大きな問いを立てることができる。音楽は、僕たちがこの世界についてどう感じているのか、もっと考える機会を与えてくれるんだ」
音楽やアートは何のために存在するのでしょうか?もちろん、純粋に気持ちよくなるため、感動を味わうためにアートを享受する人も多いでしょう。そうした一方通行で受け身のアートももちろん素晴らしいものです。一方で、アートを受け取って投げ返す対面通行の楽しみ方も、悪くはないものです。アイスランドを拠点とするギタリスト DarWin は、自らの音楽でリスナーに、世界に対して何かしらの “問い” を立ててほしいと願っています。
「僕たちの多くは、ひいひいおじいちゃんおばあちゃんがネアンデルタール人だったのだよ。いずれにせよ、ネアンデルタール人は種として消滅した。 それから1万数千年が経った今、僕たちはここにいる。 僕は、ホモ・サピエンス、つまり現代の “人類” の最後の一族になるとはどういうことなのだろうかとずっと考えていた。 そして “次世代の人類” はどのような姿をしているのだろうか? ホモ・サピエンスの後には何が来るのだろう? 彼らはどのように出現するのだろうか? …ってね。僕はときどき、次世代の人類はいかにテクノロジーに適応し、あるいは融合して、より高度な能力を獲得する必要があるのだろうかと考えることがあるのだよ」
2015年に産声をあげた DARWIN は、克明に暗雲が増えていく世の中でいつしか、人類 “ホモ・サピエンス” の終焉を夢想するようになります。そのプロジェクト名が示すように、DarWin は種の起源と終焉について掘り下げながら、滅びゆく世界で人類の進化、その正当性と妥当性に問いを投げかけるのです。
「エアポッドでバッハを脳内に流しながら外をランニングするほど素晴らしいことはないよ。何百年も前の作曲が、まったく異なる世界情勢に直面しながら、モバイルネットワーク通信、何百ものマイクロプロセッサー、バッテリーエネルギー、その他さまざまな現代の技術革新によって、僕らの脳にストリーミングされているのだから。 古代と未来の衝突はとても魅力的だ」
それでも DARWIN は、人類の可能性を諦めたわけではありません。人類はとても脆いけど、個々の人間には内省があり、希望があり、回復力と大きな可能性を秘めている。その左相がこれまでの素晴らしき音楽の歴史と、未来を見据えたテクノロジーの進化、その融合でしょう。道程と道筋の邂逅。
DARWIN は長い音楽とロックの歴史を抱きしめながら、今を生き、未来を創造しようとしています。ここに参加するアーティストは、ほとんどが百戦錬磨。かつてはあの Billy Sheehan, Guthrie Govan も名を連ねていた DARWIN のラインナップ。今回の “Five Steps on the Sun” では、Simon Phillips, Matt Bissonette, Derek Sherinian, Greg Howe のレギュラー・メンバーに加えて、Andy Timmons も降臨。一方で、新進気鋭のベーシスト Mohini Dey も起用して、まさにロックのロード・ムービーを完成させました。
「たとえプレイヤーたちがみんな狂ったようにシュレッドできるとしても、メンバーの真の貢献は本当に素晴らしい曲にあると思う。 彼らは幅広い聴衆のためにポップなロック・ソングを作ったけど、曲作りには洗練さと思慮深さもあった。 でも、僕らが TOTO と違うところは、時にはかなりヘヴィになったり、クランチやチャグを感じることがあるところだと思う。でも TOTO と同じように、幅広いオーディエンスに音楽を届けたいと思っているんだ」
そんな DARWIN によるロックの “進化論” を探求する試みは、もちろんその楽曲にも及んでいます。プログレッシブでシュレッドを織り交ぜながらも、あくまでメロディとフック、そして構成の妙で勝負する DARWIN の楽曲は、あの TOTO と肩を並べるほどの楽曲派です。
しかし、それだけでなく、ここには Plini や PERIPHERY を思わせる Fu-djent, 近未来的なシュレッドやチャグチャグしたリズムまで存在しています。”ロックの起源” からその道のりを余さず投影した彼らの音楽は、そうしてアートと人類の可能性を指し示しているのです。
今回弊誌では、DarWin にインタビューを行うことができました。P-Vine から日本盤の発売も決定!どうぞ!!

DarWin (g)
Simon Phillips (d, p)
+
Matt Bissonette (v)
Greg Howe (Lg)
Mohini Dey (b)
Derek Sherinian (key)
Julian Pollack (key)
Chariya Bissonette (bv)
Jesse Siebenberg (Ag, bv)
Andy Timmons (Lg)

DARWIN “FIVE STEPS ON THE SUN” : 10/10

INTERVIEW WITH DARWIN

Q1: First, what made you decide to start DarWin in 2018?

【DARWIN】: Hello Dear Readers in Japan!!
Simon Phillips and I (DW) started DarWin in 2015. We didn’t make a very conscious decision to start a group or project. We just started recording songs at Simon’s studio together in LA. Once Matt Bissonette joined up with us on bass and vocals, a distinct sound of our group was emerging and I started to write more and more songs. We started to bring more musicians onboard, like Jeff Babko and Greg Howe. We started to experiment with using string quartets. We ended up with a double album of 17 songs that we released in 2018, called Origin of Species.

Q1: まず、2018年に DarWin を始めようと思ったきっかけからお話ししていただけますか?

【DARWIN】: 日本の読者の皆さん、こんにちは!
Simon Phillips と僕(DW)は2015年に DarWin を始めたんだ。 あまり意識的にグループやプロジェクトを始めることを決めたわけではなかったんだけどね。 ただ、LAにある Simon のスタジオで一緒に曲をレコーディングし始めたんだ。
Matt Bissonette がベースとボーカルで加わってからは、グループの明確なサウンドが生まれ、僕はどんどん曲を書き始めた。 そのうちに Jeff Babko や Greg Howe といったミュージシャンも加わり始めた。 ストリングス・カルテットの実験も始めた。 そうして、最終的には17曲入りの2枚組アルバム “Origin of Species” を2018年にリリースできたんだ。

Q2: Darwin is famous for his theory of evolution, why did you name your project after him?

【DARWIN】: There’s nothing about our band or writing that is suggesting one form of philosophy or thinking over another. We all come from different backgrounds in the band and believe in different things. However, as musicians, it’s amazing how we can feel common themes with universal meaning across our music, and we’ve never struggled with any lyrics despite our various different views.
What has been very important to us is to encourage ourselves, and any listeners, to ask big questions in the music. We want people to feel empowered to “ask questions” about the world around them, the universe, technology, science, and current events. We can ask big questions through music. Music gives us an opportunity to consider more about how we feel about our world.
However, in our music, the answers need to come from you, the listener.
Our first album was called “Origin of Species.” Why call it that? And then there is the name “DarWin,” maybe having some relationship to Charles Darwin. Why?
When writing the first album, I couldn’t get the idea of “the next generation of human beings” out of my head. Then I was thinking about human history. I kept wondering what it would be like to be the last clan of a species that is about to go extinct. Like Neanderthals. Most people may have learned about Neanderthals in school. Obviously, we don’t know much, as no more full blooded Neanderthals are around, and that is the point. However, most Japanese are 2% Neanderthal blood, as are most Asians, and many other ethnicities. You can do a DNA test and find out how much Neanderthal you are. And this means that in the past, a bunch of homosapien ancestors were actually mating with another kind of Human form called Neanderthals. Way back in time, for many of us, a great great great grandparent was Neanderthal.
In any case, the Neanderthals are gone now as a species. Now here we are 10,000s of years later. I kept wondering, what would it be like to be the final homo sapien or modern “human” clan? And what would the “next generation human” look like? What may come after Homo sapiens? How will they emerge? Sometimes I wondered how a next generation human may need to adapt or merge with technology to gain enhanced capabilities.
That explains the laser suit that you may have seen in the For Humanity and Escape the Maze videos…That’s was an idea to depict a future human that has more tightly integrated with networks, clouds, energy, photonics, etc.
For me when I’m writing music, I’m always thinking of a storyline of some kind. But I don’t really share it with Matt and Simon, or the other band mates. The story line may or may not get developed more later for a more obvious or visual representation. When Simon and Matt start working on the song, they all add their parts, ideas, their perceptions, their storylines. By the time the song is done, it is very rich and has so many embedded ideas and experiences in it. The music has become rich and complex. It has a diverse lineage, but it is still a clear and often rather simple unified concept. I just love that. And I believe many listeners from various backgrounds can all find something that they can relate to in the music.

Q2: ダーウィンは進化論で有名ですが、なぜ彼の名前をプロジェクト名にしたのですか?

【DARWIN】: 僕たちのバンドや曲作りには、ある哲学や思考を他のものより優れていると示唆するようなものは何もない。僕たちは皆、バンド内で異なるバックグラウンドを持っていて、異なることを信じている。 それでも、ミュージシャンとして、僕たちの音楽に普遍的な意味を持つ共通のテーマを感じることができるのは驚くべきことだ。僕たちはさまざまな異なる見解を持っているにもかかわらず、歌詞で苦労したことは一度もない。
僕たちにとって非常に重要なのは、自分たち自身、そしてリスナー全員に、音楽の中で大きな問いを投げかけるよう促すこと。自分たちを取り巻く世界、宇宙、テクノロジー、科学、時事問題について、音楽の “問いかける” 力を感じてもらいたい。僕たちは音楽を通して大きな問いを立てることができる。音楽は、僕たちがこの世界についてどう感じているのか、もっと考える機会を与えてくれるんだ。
ただし、その答えはリスナーである君たちから出てくる必要がある。
僕たちの最初のアルバムは、”Origin of Species” “種の起源” というタイトルだった。なぜそう呼ぶのか? “DarWin” という名前は、チャールズ・ダーウィンと関係があるのだろうか。もしそうなら、なぜ?
ファースト・アルバムを書いているとき、”次世代の人類” というアイデアが頭から離れなかったんだ。それから人類の歴史について考えていた。絶滅しそうな種の最後の一族になるってどんな感じなんだろうってね。ネアンデルタール人のように。 ほとんどの人はネアンデルタール人について学校で習ったかもしれない。でも明らかに、完全な血を引くネアンデルタール人はもう存在しないので、僕たちは彼らについて多くを知らない。 しかし、ほとんどの日本人、アジア人は2%のネアンデルタール人の血を引いている。DNA検査をすれば、自分がどの程度、ネアンデルタール人の血を持っているのかを知ることができる。 これは、過去にホモサピエンスの祖先がネアンデルタール人と呼ばれる別の種類の人類と交配していたことを意味する。 はるか昔にさかのぼれば、僕たちの多くは、ひいひいおじいちゃんおばあちゃんがネアンデルタール人だったのだよ。
いずれにせよ、ネアンデルタール人は種として消滅した。 それから1万数千年が経った今、僕たちはここにいる。 僕は、ホモ・サピエンス、つまり現代の “人類” の最後の一族になるとはどういうことなのだろうかとずっと考えていた。 そして “次世代の人類” はどのような姿をしているのだろうか? ホモ・サピエンスの後には何が来るのだろう? 彼らはどのように出現するのだろうか? …ってね。僕はときどき、次世代の人類はいかにテクノロジーに適応し、あるいは融合して、より高度な能力を獲得する必要があるのだろうかと考えることがあるのだよ。
“For Humanity” や “Escape the Maze” のビデオで見たことがあるかもしれないレーザー・スーツの説明もそれだ……あれは、ネットワーク、クラウド、エネルギー、フォトニクスなども、より緊密に統合した未来の人類を描くためのアイデアだった。
僕は曲を書いているとき、いつも何らかのストーリーを考えているんだ。 でも、それを Matt や Simon 、他のバンド・メンバーと共有することはあまりないんだ。ストーリーラインは、後でもっとわかりやすく、あるいは視覚的に表現するために練り上げることもあるし、そうでないこともある。
Simon と Matt が曲を作り始めると、全員がそれぞれのパート、アイデア、認識、ストーリーラインを加える。 曲が完成する頃には、その曲はとても豊かで、たくさんのアイデアや経験が埋め込まれている。 音楽は豊かで複雑になっている。 多様な系譜を持ちながらも、明確で、しばしばシンプルな統一コンセプトを持っている。 僕はそれが大好きなんだ。 そして、さまざまなバックグラウンドを持つ多くのリスナーが、音楽の中に共感できる何かを見つけることができると信じている。

Q3: In the twenties, humanity has been shrouded in a dark shadow of pandemics, wars, divisions, and climate change. Humanity continues to destroy nature and does not learn from its wars and mistakes. Perhaps we are an evolutionary failure?

【DARWIN】: I think this kind of question is perfect for a song, an album or a couple of albums. I think it’s really important that music and art help us to ask exactly these kinds of questions. I really hope that our music can create a safe space for people to consider these questions, on their own terms. Then again, the experience of introspection can be most valuable if there’s a message in the music that tries to elevate us humans, that our efforts and intentions can have power, that the view of just one person, yourself, is still important. Even against crazy odds, and facing fearsome power, we still have hope. We are often very fragile, but often we are also very resilient and capable.

Q3: 20年代、人類はパンデミック、戦争、分断、気候変動といった暗い影に包まれています。人類は自然を破壊し続け、戦争や過ちから学ぼうとはしていません。私たちは進化の失敗作なのでしょうか?

【DARWIN】: このような質問は、僕らの曲やアルバム、あるいは数枚のアルバムにぴったりだと思う。 音楽や芸術が、まさにこのような問いを投げかける手助けをすることは、本当に重要なことだと思う。僕たちの音楽が、このような問いを人々が自分の言葉で考えるための安全な空間を作り出すことができればと心から願っているんだ。
そしてまた、僕たち人間を高めようとするメッセージ、僕たちの努力や意図が力を持ちうること、自分自身というたった一人の人間の見方がそれでもやはり重要であることが音楽の中にあれば、内省の経験は最も価値あるものになるだろう。
とんでもない困難に直面しても、恐ろしい力に直面しても、僕たちには希望がある。僕たちは往々にしてとても脆いけれど、往々にしてとても回復力があり、能力があるんだから。

Q4: I understand the theme of “Five Steps on the Sun” is travel and prayer? What is the story or concept you are trying to portray here?

【DARWIN】: I think it is best for someone to listen to the song and consider what it means to them. And that will be the right answer. We are creating spaces for people to think more deeply, and feel empowered to explore bigger questions on their own terms. We are encouraging more of the listener’s own thought.
It’s all about you, the listener. Yes, we are making music that we personally enjoy. However, the intention is to share it and have the music be enjoyed by listeners in the same way that we also enjoy it.
If it’s interesting for listeners to try to unlock what they believe our narrative is, then please have fun!

Q4: “Five Steps on the Sun” のテーマは旅と祈りだそうですね?

【DARWIN】: 誰かがこの音楽を聴いて、それが自分にとって何を意味するのかを考えるのが一番だと思う。それが正しい答えになる。僕たちは、人々がより深く考え、自分自身の言葉でより大きな問いを探求する力を感じられるようなスペースを作っているだけなんだ。 リスナー自身の思考をより促したいんだよ。
すべてはリスナーである君たちのために。 そう、僕たちは自分たちが個人的に楽しめる音楽を作っている。 しかし、それを共有し、僕たちが音楽を楽しむのと同じようにリスナーにも音楽を楽しんでもらいたいという意図があるのさ。
リスナーが僕たちの物語を解き明かし、それを信じることこそ肝だからね。どうぞ楽しんで!

Q5: Speaking of evolution, progressive rock used to be an evolving music, but now it is also considered one of the most stereotypical, formulaic music, right? Do you, DarWin, hope to restart the evolution of prog rock as well?

【DARWIN】: Interesting view. Ultimately, we’re just writing music that comes to us day by day somehow as writers, and not really trying hard to be progressive or anything. We do like some occasional meter and key changes, and the combination of these things can help you write music that is more original. However, we really value creating songs. I’d say DarWin is more “song rock” rather than progressive rock. We’re trying to make nice songs that stand up on their own and are original. We definitely would like the music to sound original but also familiar at the same time. Nonetheless, nothing beats a great song that can stand the test of time, that can be reinterpreted in various ways over the years and decades. The best songs are timeless, they fit the experiences of the modern era around you even if they were written decades or centuries ago. There’s nothing like going for a run outside with some Air Pods playing some Bach into your brain. Compositions that are hundreds of years old, facing an entirely different world situation, are being streamed into your brain by mobile network transmissions, hundreds of microprocessers, battery energy and other various modern innovations. The clash of the ancient and the future is pretty fascinating.

Q5: 進化といえば、かつてプログレッシブ・ロックは “進化する” 音楽でしたが、今ではステレオタイプで定型化された音楽のひとつとも言われていますね?あなたは、プログの進化も再スタートさせたいと思っているのでしょうか?

【DARWIN】: 興味深い見解だね。結局のところ、僕たちはただライターとして日々何となく浮かんでくる音楽を書いているだけで、プログレッシブであろうと必死に努力しているわけではないんだ。
時折、メーターやキーを変えたりするのは好きだし、そういったことを組み合わせることで、よりオリジナリティのある音楽を書くことならできる。 しかし、それ以上に僕たちは曲を作ることを本当に大切にしている。 DarWin はプログレッシブ・ロックというよりも、むしろ “楽曲ロック” だと言える。僕たちは、それ自体で自立していて、オリジナリティのある素敵な曲を作ろうとしていて、オリジナリティがあると同時に、親しみやすい音楽でありたいと思っている。
とはいえ、プログのように時の試練に耐え、何年も何十年もかけてさまざまに再解釈できるような素晴らしい曲に勝るものはない。 たとえ何十年、何百年も前に作られた曲であっても、時代を超越した最高の曲は、今君たちの周りにある現代の体験にもフィットするんだよ。
エアポッドでバッハを脳内に流しながら外をランニングするほど素晴らしいことはないよ。何百年も前の作曲が、まったく異なる世界情勢に直面しながら、モバイルネットワーク通信、何百ものマイクロプロセッサー、バッテリーエネルギー、その他さまざまな現代の技術革新によって、僕らの脳にストリーミングされているのだから。 古代と未来の衝突はとても魅力的だ。

Q6: Many of the prog giants are old and have passed away. Meanwhile, the world is dominated by the instant culture of social networking and clippings, and few young people will bother to take the time and trouble to pursue a epic and complex prog. So, What was it that drove you to the prog in such a situation?

【DARWIN】: We’re very motivated to make great songs. Probably because that’s what us older folks are used to doing! We still think in terms of songs and records. A song is a musical idea that has been developed and captured into a repeatable moment. An album is a collection of songs that have some relationship to each other, maybe because they were written at the same time or they compliment each other in terms of how the feel together in a collection.
As a writer, for me, there is almost always a concept going into the instrumentation of the song. There’s like a little mini Broadway play happening with the song structure in my head.
It might be that younger people will be less interested in songs in the future even if their actual interest in music only grows. Maybe they will find ways to appreciate music more that isn’t necessarily in song format. That’s totally possible. There can be all kinds of musical structures. 10 second videos are increasingly popular. Why not a 10 second musical experience? 10 seconds might be the typical time for an advertising jingle, but in 10 seconds you could also sing “look out for the snake in the grass” or “don’t date guys with ketchup stains on their t-shirts”―timeless advice!
Come to us for our attempts to make nice 5 minute songs, that will be our thing!

Q6: プログの巨人の多くは高齢となり、他界した人も少なくありません。一方、世の中はSNSやクリッピングといったインスタントな文化に支配され、わざわざ時間と手間をかけて壮大で複雑な音楽を追求する若者は少なくなっています。そのような状況の中で、あなたをこうした音楽に駆り立てるものは何なのでしょう?

【DARWIN】: 僕らは偉大な曲を作りたいというモチベーションが強いんだ。 おそらく、それが僕たち年配者が慣れ親しんできたことだからね! 僕たちはいまだに曲とレコードという観点から考えている。 曲とは、発展させ、再現可能な瞬間にとらえた音楽的アイデア。アルバムというのは、同時期に書かれた曲であるとか、ひとつの曲集として一緒に聴いたときにお互いを引き立て合うような、互いに何らかの関係を持った曲の集まりとしてね。
ライターである僕にとって、曲のインストゥルメンテーションにはほとんど常にコンセプトがある。 私の頭の中では、曲の構成にちょっとしたブロードウェイの寸劇が起こっているようなものだ。
今後、若い人たちの音楽への関心は高まっていくとしても、歌への関心は薄れていくかもしれないね。もしかしたら、彼らは必ずしも歌の形式ではない音楽の楽しみ方を見つけるかもしれない。 その可能性は十分にある。いろんな音楽構成があり得るよ。10秒ビデオの人気はますます高まっている。でもね、10秒の音楽体験でもいいじゃないか。 10秒といえば広告のジングルの典型的な時間かもしれないが、10秒で “草むらの蛇に気をつけろ” とか “Tシャツにケチャップのシミがある男とは付き合うな” とか、時代を超越したアドバイスも歌えるだろう!
いずれにせよ、5分間の素敵な曲を作るという試みこそ、僕たちの得意とするところなんだ!

Q7: The album shows the “evolution” of great music with a tremendous group of members, which is rare in recent years. How did you manage to gather such an amazing group of musicians?

【DARWIN】: Everything started with Simon and I in 2015. Then we reached out to Matt Bissonette, who I really loved as a singer in the Mustard Seeds, Jughead and all kinds of other bands. I really wanted nice sweet vocals and harmonies like the Beatles or Bee Gees against heavier rock music. A sound with plenty of power and massive rhythm, but vocal harmonies that just feel great. Both Matt and I really love thick harmonies and we’ve had so much fun working on vocal parts over the years. Then we just started reaching out to various people to work with, and Simon knows so many great musicians around the world. Our relationship with Greg Howe has grown tremendously as he always knows just how to play over a part, with all kinds of amazing technique but more importantly, a wisdom and maturity as a musician to know how to speak. Mohini Dey we just met in 2022, and she joined our recording sessions for this new album soon after meeting, but immediately we all connected deeply as musicians and people who really care about our music and the world. Mohini has incredible technique but the most remarkable thing about her is her maturity as a player, the quality of her sound (amazing!), her phrasing, her patience. She’s been a tremendous addition to DarWin and is very important to our sound and vibe.
We have more albums coming in the future from this group and we continue to work on new music together. With various musicians playing on the tracks.

Q7: このアルバムは、近年稀に見る素晴らしいメンバーによる素晴らしい音楽の “進化” を示しています。どのようにしてこのような素晴らしいミュージシャンを集めることができたのですか?

【DARWIN】: 2015年に Simon と僕からすべてが始まった。 そして、MASTARD SEEDS や JUGHEAD、その他あらゆるバンドのシンガーとして本当に大好きだった Matt Bissonette に声をかけた。 ヘヴィなロックミュージックに対して、ビートルズやビージーズのような甘く素敵なボーカルとハーモニーが欲しかったんだ。 パワーと重厚なリズムを備えたサウンドでありながら、ヴォーカル・ハーモニーも素晴らしいよね。
Matt も僕も太いハーモニーが大好きで、長年にわたって共にボーカル・パートを作ってきてとても楽しかった。Simon は世界中の素晴らしいミュージシャンをたくさん知っている。それで Greg Howe との関係がとても大きくなった。彼はいつも、あるパートをどのように演奏すればいいかを知っていて、あらゆる種類の素晴らしいテクニックを駆使する。でも、それ以上に重要なのは、ミュージシャンとしての知恵と成熟した話し方を心得ていることだ。
Mohini Dey は2022年に出会ったばかりで、出会ってすぐにこの新作のレコーディング・セッションに参加してくれたんだけど、すぐにミュージシャンとして、また自分たちの音楽と世界を本当に大切に思っている人間として、全員が深くつながることができた。Mohini は信じられないようなテクニックの持ち主だけど、彼女の最も注目すべき点は、プレイヤーとしての成熟度、音の質(素晴らしい!)、フレージング、忍耐力だ。 彼女は DarWin にとって非常に大きな存在であり、僕たちのサウンドや雰囲気にとってとても重要な存在となったね。 このグループからは今後もアルバムがリリースされる予定だし、僕たちは一緒に新曲に取り組み続けている。これからも、様々なミュージシャンが演奏することになるよ。

Q8: I sometimes feel the influence of TOTO in DarWin’s music, is their music progressive music to you? Or is it AOR?

【DARWIN】: There’s no conscious effort to be like Toto. However, what I find interesting about Toto is that they are really known for their great songs, and in fact, not just rock songs but some very sweet ballads. Even though the players can all shred like crazy, I think their lasting contribution will be their really great songs ― they make you feel something special every time you hear them. They made pop rock songs for a broad audience, but there was also a sophistication and thoughtfulness to the song writing. I think where we differ from Toto though is sometimes we can get pretty heavy, sometimes you need to feel the crunch or chugg. But again, similar to Toto, we’d also like to reach a wide audience.

Q8: DarWin の音楽に TOTO の影響を感じることがありますが、彼らの音楽はあなたにとってプログレッシブ・ミュージックですか?それともAORですか?

【DARWIN】: TOTO のようになろうという意識はない。 ただ、TOTO について興味深いと思うのは、彼らは本当に素晴らしい曲で知られていて、実際、ロックだけでなく、とても甘いバラードもあることだ。
たとえプレイヤーたちがみんな狂ったようにシュレッドできるとしても、メンバーの真の貢献は本当に素晴らしい曲にあると思う。 彼らは幅広い聴衆のためにポップなロック・ソングを作ったけど、曲作りには洗練さと思慮深さもあった。 でも、僕らが TOTO と違うところは、時にはかなりヘヴィになったり、クランチやチャグを感じることがあるところだと思う。でも TOTO と同じように、幅広いオーディエンスに音楽を届けたいと思っているんだ。

Q9: I heard you speak Japanese, where did you learn it?

【DARWIN】: As a young person I was very curious about Japan, and every thing related to Japanese culture and society. I was always interested in more traditional Japan, outside the big cities. The dedication to craftsmanship, the connection to nature, and the spiritual world. Being part of Japanese society is usually very peaceful, and requires a lot of sensitivity and consideration to others, a lot of patience and appreciation for details. I’m still learning Japanese but I can probably say some strange stuff that might make some people in Japan laugh.

Q9: 余談ですが、あなたは日本語を話せるそうですね?

【DARWIN】: 若い頃、日本、そして日本の文化や社会に関するあらゆることにとても興味があったんだ。大都市以外の、より伝統的な日本にいつも興味があった。 職人技へのこだわり、自然とのつながり、精神世界。 日本社会の一員であることは、通常とても平和で、他者に対する感受性や配慮、忍耐強さや細部への感謝が必要だ。僕はまだ日本語を勉強している最中だけど、日本の人たちを笑わせるような奇妙なことを少しは言えるかもしれないね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED DARWIN’S LIFE!!

Dream Theater “Scenes from a Memory”

Plini “Handmade Cities”

Steve Vai “Passion and Warfare”

The Beatles “Abbey Road”

Metallica “Black Album”

MESSAGE FOR JAPAN

Absolutely! I really hope DarWin can do more with Japan, and find opportunities to spend more time in Japan. This will be our first time to release any of our music in Japan and hope that it can be discovered by many people. We will be paying a lot of attention to the Japan market. If we can find a good way to regularly send Japanese messages to Japan in the future, I would like to do so.

DarWin がもっと日本と関わりを持ち、日本で過ごす機会を増やせることを願っているよ!日本で僕らの音楽をリリースするのは今回が初めてなので、多くの人に知ってもらえたらと思っているんだ。日本市場にはかなり注目しているよ。今後、定期的に日本へメッセージを送る良い方法が見つかれば、ぜひそうしたいね。

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FIRST NIGHT : DEEP CONNECTION】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH RENECK SWEET OF FIRST NIGHT !!

“The Good Old AOR Scene Might Even Disappear Completely In About 20 Years. I Would Not Be Surprised By That But The Music Remains. Thanks To The Albums And The Internet.”

DISC REVIEW “DEEP CONNECTION”

「エストニアで生きていると、時間が経つにつれて、たくさんの素晴らしいバンドを発見できて面白かった。情報のない箱の中で生きているような時もあったからね」
時に限定された状況は、強力な好奇心を生み出します。音楽を聴けないから聴きたくなる。ゲームを買えないからやりたくなる。女性が振り向いてくれないから振り向かせたくなる。そんな、不自由の中の自由から、人は進歩とチンポを続けてきたのです。
エストニアはバルト三国で最も北に位置する小さな国。スウェーデンやフィンランドに面しながらもメタルやロックの黄金郷となれなかったのは、多分にソヴィエト連邦に支配された過去があるからでしょう。しかし、かつて激しく抑圧を受けていた美しい国は、独立を回復した後、目覚ましい発展を遂げます。
ITの分野において、エストニアは今や世界の最先端です。電子国家と呼ばれるように、ほとんどの手続きはインターネットで終わります。Skypeを産んだのもエストニア。さらに、国民の教育レベルは非常に高く、マルチリンガルで、報道の自由度も日本とは比べられないほど高いのです。
そんな小国の回復力、”レジリエンス” は、エストニアから世界を驚かせた FIRST NIGHT の音楽にもしっかりと根付いています。
「バッキングトラックのアイデアやミキシングのアイデアは全て Mutt Lunge から影響を受けている。ただ、僕らのバンドは DEF LEPPARD やどんな他の一つのバンドのようになるつもりはないよ。80年代の全体を愛しているからね」
FIRST NIGHT のメイン・コンポーザー Reneck Sweet にとって、情報が制限された世界はむしろプラスに働いたのかもしれません。ストリーミングや”〇〇放題”は確かに簡単で便利で安価ですが、いつでもあることの安心感が自分で探す楽しさ、探究心や好奇心を大きく犠牲にしている可能性はあります。事実、Spotifyのオススメとは無縁の環境で育った Reneck は、今やトレンドやセールスとは程遠いメロディック・ハードの世界を自らの手で探求し、遂にはエストニアが誇るインターネットの分野で大きな話題となるまでに成長を遂げたのです。
実際、デビュー作から4年の月日を経てリリースされた “Deep Connection” には、80年代への愛情、知識、好奇心が溢れんばかりに詰まっています。北欧的なキーボード/シンセのとうめいかと華やかさ、80年代ドイツ風のクリーン・ボーカル、カナダから輸入した清らかなギター・ライン、さらに80年代後半のブリティッシュAORからの影響、そしてもちろんアメリカのビッグ・サウンドがコーラスに組み込まれ、この作品はあらゆる国、あらゆる側面からメロディック・ハードの “美味しいとこどり” を実現しているのです。ウジウジとした女々しいテーマも実にメロディック・ハードしていてたまりませんね。
「AORというジャンルが徐々に衰退していくのも不思議ではないよ。ほとんどのメロディック・ロックバンドは、若い聴衆を獲得するために、よりヘヴィでモダンなサウンドにすり寄っているからね。でも僕はその方向には行きたくないんだ。僕らのアルバムを買ってくれるのは45~60歳くらいの人が多いんだよ。だから、古き良きAORシーンは、20年後には完全に消滅してしまうかもしれない。そうなっても驚かないけど、音楽は残っていくんだ。名作アルバムとインターネットに感謝だね」
Reneck はもはや、メロディック・ハードの消滅を悲観してはいません。というよりも、かつて限られた情報の中でも情熱を失わなかった自らの姿を重ねながら、音楽さえ電子空間に残っていれば誰かが聴いてくれる、語り継いでくれるという確固たる自信が Reneck の中にはあるのでしょう。DEF LEPPARD, Bryan Adams, BLUE TEARS, BOULEVARD, STRANGEWAYS, DA VINCI といった決して消えない名手の名作たちのように。”Deep Connection” で FIRST NIGHT は明らかに音のタイムトラベルをマスターしたようです。残念なのは、実際に80年代へとタイムトラベルが行えないこと。きっとそこには、満員のアリーナが待っていたはずです。
とはいえ、世はTikTok戦国時代。あの場所でメロディック・ハードがバズる確率は、きっとゼロではないでしょう。今回弊誌では、Reneck Sweet にインタビューを行うことができました。「僕は良いメロディーがとても好きなんだ。僕にとって音楽はメロディーが全てと言えるほどにね。そして “Deep Connection” はまさにそんな僕の望んでいたとおりのものとして完成した」 元嫁の顔をジャケにできるのはメロハーだけ。1st AVENUE 好きに悪い人はいない。どうぞ!!

FIRST NIGHT “DEEP CONNECTION” : 9.9/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FIRE-TOOLZ : I WILL NOT USE THE BODY’S EYES TODAY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH Fire-Toolz !!

“I Do Love Dark Music, But To Me My Music Just Sounds Like Rainbows. Jagged Piercing Ones At Times, But Still Rainbows.”

DISC REVIEW “I WILL NOT USE THE BODY’S EYES TODAY”

「私は自分の音楽を、天使と悪魔の融合とは思っていない。私にとってはすべて天使的なものなんだ。悪魔的なものは、私自身の悪魔について論じるときに題材として登場するだけでね。意図的にダークな音楽を作ろうとはしていないんだ。ダークな音楽は好きだけど、私にとって自分の音楽は虹のように聞こえるだけ。時にはギザギザに突き刺さるような虹もあるんだけど、それでも虹なんだよ」
ご存知の通り、ヘヴィ・ミュージックが無味乾燥で一義的な場所であるというのは、完全なる誤解です。とはいえ、殺風景で無彩色なスタイルの持ち主がたしかに多いのも事実。しかし、そういったアーティストと同じくらい、ヘヴィ・ミュージックを色鮮やかなアートの爆発として扱う人たちも同様に多いのです。シカゴの Fire-Toolz は、ヘヴィネスに宿る無限の色彩を提案するインターネットの虹。Fire-Toolz A.KA. Angel Marcloid は、プログレッシブ、ブラックメタル、ジャズ・フュージョン、インダストリアル、AOR, グラインドコア、さらには日本のシティー・ポップの要素までスリリングなプロキシを通して屈折させ、スタイルの境界を創造のピクセルで消してしまうのです。
「どんなジャンルの音楽にも、男っぽいとか、女っぽいとか、固有のジェンダー・アイデンティティや表現があるとは思えないよ。ここアメリカの私たちにしても、他の文化にしても、そうした関連付けや決めつけをしてしまうのは残念なことだよ。ただ、私はそうしたレッテル貼りが一般的であることも理解しているんだ。私がそんな風に物事を見たことがないたけでね。境界が曖昧になることは、ほとんどの場合、良いことだと思うんだ。制限を取り払い、規範を解体し、自由を活用することは、とても重要なことだから」
ここ数十年にわたるポスト・モダニズム思想の定着は、ステレオタイプを曖昧で不安定なものとし、ジャンルや形式といった制約を過去の遺物と見なす新しい文化を精製しました。Fire-Toolz の最新作、”I will not use the body’s eyes today” は、この新世界の芸術的アプローチをある意味で体現しているのです。その主眼は、音楽の “脱構築” にあります。
「他の人が私のカオスをどう捉えているかは、よくわかるんだよ。私にとってこの混沌は、とてもコントロールされ、組織化されているように感じられるんだけど、外から見ると、混乱しているように見えるかもしれないね」
私たちが毎秒何千ものピクセルを自然とスクロールするように、この7曲はリスナーを容赦なく説得し、時に幻惑します。一つのテクスチャーやモチーフに落ち着くことはほとんどなく、さながらグリッチを含んだデジタル・コラージュのように機能していきます。最もオーソドックスな “Soda Lake With Game Genie” にしても、6分半という長尺の中にサックスやブラスト・ビート、80年代のポップなど、予期せぬ展開が濁流のように押し寄せる非常に流動的な仕上がり。
“A Moon In The Morning” では、Angel Marcloid のパレットは全体を覆い尽くす焼けるようなディストーションへと変化し、悪魔の遠吠えとオーケストラのMIDIストリングスの厳しいせめぎ合いが対消滅の危機感を抱かせます。イタロ・ディスコ、テクノ、EBM のテイストを取り入れたビートも、アコースティック・ギターのサスティーンを強調したブレイクダウンも、この構築を逃れたしかし意図的なカオスの中にあります。
重要なのは “仕切り” がないこと。ここはブラックメタル、ここは AOR、ここはプログレッシブなどという構築された混沌は、結局のところステレオタイプで、興ざめです。
こうして、従来の構成や動きといった概念を完全に捨て去ろうとする姿勢が “I will not use the body’s eyes today” をユニークで挑戦的作品にしているのです。それはまさに、体の目を使わず、心の目で作品を作ること。心を開き、未来を見据えることのできるリスナーにとって、この計算された混沌はすべての芸術と文化が境界線を失ってもまだ機能する世界の予兆とまで言えるでしょう。そう、私たちは Fire-Toolz によってまんまとハッキングされているのです。
「”I will not use the body’s eyes today” というフレーズは、多かれ少なかれ、私がエゴ (肉体的な目) からではなく、高次の自己の目 (心の目) から見ることを肯定しているんだよね。つまりこれは、超越のための嘆願なんだよ」
ヴェーダ哲学、キリスト教神秘主義、見捨てられることへの恐れ、感情の断絶、愛着の不安、自己破壊、意識の霊的傾向、トラウマの治癒、恥。Angel は永遠に拡張される音のツールボックスと同様に、世界とその神秘に対する多様な哲学と神学のインデックスをもその作品に注ぎ込んでいます。そうして、Fire-Toolz というプログラムは自己実現によって既存の器がさらに拡大可能であることを証明しているのです。
今回弊誌では、Angel Marcloid にインタビューを行うことができました。「カシオペア、角松敏生、木村恵子、杏里、Hiroshima、堀井勝美、鈴木良雄、菊池桃子を生んでくれてありがとう!」 どうぞ!!

Fire-Toolz “I WILL NOT USE THE BODY’S EYES TODAY” : 10/10

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COVER STORY + NEW DISC REVIEW 【SUMERLANDS : DREAMKILLER】


COVER STORY : SUMERLANDS “DREAMKILLER”

“Don’t Take The Easy Dollar. Find What You Want To Do — What Makes You Happy — And Go With It. Live Virtuously, And You’ll Be Rewarded Tenfold. I’m Not Rich, But I’m Happy Where I’m At”

DREAMKILLER

Arthur Rizk はモダン・メタルの秘密兵器でしょう。もし彼の名前を知らなくても、メタルヘッズなら彼の仕事は必ず知っているはずです。2006年以来、プロデューサー、ソングライター、エンジニア、マルチ奏者として300を超える実績を誇る Arthur のキャリアは、ダラス生まれのニューカマー POWER TRIP のデビューフル “Manifest Decimation” を2013年に手がけたことで飛躍的な成長を遂げました。SOULFLY, KREATOR, CAVALERA CONSPIRACY, CRO-MAGS, SACRED REICH, CODE ORANGE, PRIMITIVE MAN, TURNSTILE, SHOW ME THE BODY といったバンドは、Arthur 独特の専門知識から恩恵を受けていますが、これは表面上の話に過ぎません。最近では、ジャンルを超えたラッパー、ソングライター Ghostemane のメジャー・デビュー作を手がけ、90年代のヒップホップへの愛を全開にしたのですから。
「ETERNAL CHAMPION と SUMMERLANDS では、ほとんどメタル以外のものからしか影響を受けていない。僕が本当に好きなのはメロディックなものばかりなんだ。THE EAGLES, Lionel Richie, TANGERINE DREAM といったムードのね。もっとメロディックなものが僕の曲作りのスイッチになるし、そこから何かアイデアを得て、それをメタルとして書くだけなんだ、基本的にね。僕の作品はすべて、メタル以外のものから影響を受けている」

スタジオにいないとき、あるいは海外でライブ・サウンドを担当していないとき、Arthur は自身の2つのバンド、ETERNAL CHAMPION と SUMERLANDS のどちらかで作曲とレコーディングを行っています。剣と魔法に彩られた ETERNAL CHAMPION の “Ravening Iron” でメタル世界に衝撃を与えた後、Arthur は SUMERLANDS でさらに創造の翼を羽ばたかせました。Brad Raub(ベース)、Justin DeTore(ドラム)、John Powers(ギター)、Brendan Radigan(ボーカル)と共に、Arthur はバンドの2作目 “Dreamkiller” に熱中していました。アンセミックなリード、シンセサイザーの音風景、疾走感のあるリフ、そして衝撃のボーカルによる容赦ない音のオデッセイこそ、SUMERLANDS の特徴。しかし、その地層の奥深くには、多様な顧客、独創的なエンジニアリング、バンドであることの本質的な懸念など、彼の目まぐるしいキャリアに由来する複雑な影響力が隠されているのです。すべての経験、技術、教訓は、次のの音楽活動へと注ぎ込まれていきます。Arthur にとって、多様なキャリア、出世の性質、そして自分自身に忠実であろうとする揺るぎない献身は、夢のパワー・メタルを作り上げることにつながったのです。
6年というリリース間隔は非常に長く、故に彼の個人的な、そしてプロフェッショナルな成長によって生み出された勢いは驚異的です。正真正銘のスタジオ研究家である Arthur は、2つの異なる、しかし重なり合う音楽の状態をやり繰りすることを要求されます。”直接”(自身のバンドやプロジェクト)と “間接” (他のアーティストとの仕事)を。時にこの両者は、Arthur の創造的なインプットを、同時に、異なるバージョンで要求します。
「毎日スタジオに入るたびに、新しいことを学んでいるんだ。共に仕事をするすべての人が100万ものことを頭の中で考えている。吸収できることはたくさんあるんだ」

Cavalera 兄弟との出会いこそ僥倖でした。
「Max の前に Igor と友達だったんだ。Igor は Mixhell というテクノ系のプロジェクトに関わっていて、彼と彼の奥さんは Soulwax というドラムが3人、シンセが2人というクレイジーなバンドで演奏している。彼はメタルとは別のアンダーグラウンドの一員なんだ。Igor は僕の Vatican Shadow での仕事を知っていた。Max とはその後、CAVALERA CONSPIRACY のライブで1週間ほど Igor のためにドラムテクをしたときに知り合うことになったんだ。
Max と僕は最初、NWOBHM バンドの SATAN を聴くことでつながったんだけど、彼は “君がSatanを知っているとは!” って感じだった。これは僕の大好きなレコードのひとつなんだ。それから、僕が手がけた CODE ORANGE のアルバムや POWER TRIP の新作などを Max に聴かせたんだ。で、彼らは僕がプロデューサーとして参加することを話し合ったんだと思う。
プロデュースを学んでいた頃は、”Chaos A.D.” や “Beneath the Remains” を勉強した。”Arise” もね。イントロから始まるリバース・ヴォーカル、シンセの音。それを全部自分のものにしたんだ。レコーディング中に Max に言ったんだ。”長年にわたって君から得たアイデアの代価を払うべきだ” ってね。彼は、こういったことを再び探求することに、とても興奮していたよ。僕たちは座って、昔の SEPULTURA や JUDAS PRIEST、80年代の作品やデスメタルを大量に聴いたよ。自分たちが何が好きなのかを話し合うことで、一緒に仕事をする幅が広がったんだ。
それに、彼らはアンダーグラウンドで起こっていることをすべて知っているんだ。ほとんどの場合、彼らは自分たちが好きな若いバンドを一緒にツアーに参加させようとする。Max は文字通り、常に新しいものを探してジャムっているんだ」

そうした相互影響と情報の共生が続く中で、Arthur は作曲とプロデュースという両輪を拡大させることになりました。より多くのミュージシャンが Arthur のソングライティング能力を信頼するようになり、その過程で技術やレコーディング能力を磨いた彼にとって、”直接” と “間接” の関わりを断ち切ることはますます困難になっているのです。
SUMERLANDS の “Dreamkiller” は、BLACK SABBATH の “Mob Rules” のように、”ビッグなドラムとクリーンでありながらギザギザのギター” という80年代のメタルの遺産を受け継いでいます。重要なのは、ストラトキャスター(シェフ曰く、代用不可)のクリーンでクリスタルのようなサウンド。次に、URIAH HEEP, YES, CAMEL といったプログの巨人にレザージャケットを着せ、FLEETWOOD MAC などの “ママロック”、ライオネル・リッチーなどの “ヨットロック”、さらに FOREIGNER, JOURNEY, SURVIVOR のような AOR といったたっぷりで幅広いレトロ・サウンド。最後に、THE CURE の快作 “Faith” のような奇妙な隠し味。
メタリックであることにこれほど無関心なメタルのレコードは他になく、それゆえに “Dreamkiller” は素晴らしいのです。このアルバムは、音楽の持つ力に対する外連味のない喜びの表現であり、また、ディストーションに頼るのではなく、ギタリストの指からギター・ミュージックが生まれることについての頌歌でもあります。対照的に、2016年のデビュー作は “超カルト” で、”クレイジー過ぎるギター、ドラム、ヴォーカルのサウンド “と Arthur は語っていました。
「ファースト・アルバムは、地下室の住人が気に入るようなシックなレコードを作りたかっただけなんだ。失うものは何もなかったからな。ただ、シンセサイザーが全面に押し出された最初のレコードでは、それがギミック的でシンセメタル的なものになるのを恐れていたんだ。パワー・メタルにはしたくなかったんだ。僕は MERCYFUL FATE のようなタイプの、ちょっとした装飾がとても好きだから。このアルバムでは、WARLORD からの影響を少し聴くことができる。彼らはユーロ調のシンセサイザーが多く、地中海やギリシャのような雰囲気があるんだ。僕はレバノンにルーツがあるからね。
レバノン人である僕の琴線に触れるものが好きだね。ギリシャのメタルやキプロスのメタル、地中海のシーンが好きなんだ。イタリアのメタル・シーンでさえ、その土地の歴史に影響された異なるサウンドを聴かせてくれる。WARLORD はギリシャ系のバンドで、ギリシャ出身ではないけど、ギリシャ的なコードやスケールを大量にサウンドに追加していて、それがすごく気持ちいいんだ。あと、キプロスの MIRROR もよく聴いているよ」

この6年間の Arthur の進化が、”Dreamkiller” に、誠実さ、謙虚さ、内省の正確なブレンドによってのみ可能となる重厚さを与えているのです。別の言い方をすれば、このアルバムには失うものがあるのでしょう。
Arthur は自分の部屋にレバノンの国旗を誇らしげに、そして当然のように掲げています。彼のクリエイティブな性格には、実際、そのレバノンの遺産が大きく影響しています。レバノンからの移民である彼の両親は危険を冒してペンシルバニアで新しい生活を始め、イートンでレバノン風デリカテッセンを開業したことは彼の誇りでした。ヘヴィ・メタルの洗礼を受ける前、彼が影響を受けた音楽は東洋と西洋のハイブリッドでした。一方では、レバノンの伝説的な音楽家であるフェアーズ、ファリド、アスマハン・アルアトラッシュのような人たち。もう一方は、”カトリックの賛美歌と中世とドリアンモード”。彼のメタルのルーツは後者にあり、前者はむしろ音楽の極めて個人的な性質、彼の考え方に影響を与えたのです。
「僕はレバノン系のカトリック教徒として育った。結局、音楽だけが心に残っているんだよな。面白いことに、ヨーロッパとこちら側では、好きなメタルが全く違うんだ。ヨーロッパの人たちは、エキセントリックとまでは言わないけど、結構バンドの後期の作品に興味を持つ傾向にある。80年代の大御所バンドなら、そのバンドの後期のレコードも好きなんだよ。例えば80年代のスラッシュ・バンドがあったとして、ヨーロッパの人たちは90年代や2000年代に彼らが作ったゴシック・ロックのようなものも好きだ。例えば PARADISE LOST や SENTENCED のような、ある方向から始まって別の方向に向かったバンドのレコードをずっと追いかけている可能性がある。その理由はよくわからないけどね。アメリカの人たちは、音楽の流行の移り変わりが早い気がするね。
とにかく、レバノンの従兄弟たちが、僕をメタルに引き込んでくれたんだ。IRON MAIDEN の “Virtual XI” とか、そんな感じの適当なカセットテープをくれたんだ。従兄弟たちは僕のヒーローだったから、”彼らがハマっているものは何でもハマらなきゃ!” って感じだったからね。ユーロ・メタルからの影響は、前作よりもこのアルバムの方がより強く出ているんだ」

この Arthur の形成期における幅広い芸術性は、彼の作品に不可欠であり、異例の解決策を発見する欲求を刺激し続けています。ジャンルを超えたラッパー Ghostemane のアルバム “N/O/I/S/E” と “ANTI-ICON” を手がけることは、彼の創造力の試金石となりました。”90年代のラップの大ファン” と称する Arthur は、Bun B や Three 6 Mafia、ヒューストンやメンフィスのアンダーグラウンド・テープなどを参考にしながら作品に臨みました。Ghostemane の挑戦は、”6つのジャンルの音楽をどう融合させ、親しみやすいものにするか”。その挑戦は、確かに大変なものでしたが、Arthur にとって非常に貴重な学習体験となりました。
「Ghostemane は90年代のメンフィス・ラップとインダストリアルとメタルを融合させている。同じような領域だと思うんだけど、僕はエレクトロニックなものが好きで、そういうものをたくさん手がけてきたよ。COCTEAW TWINS や DEAD CAN DANCE の大ファンだからね。そういうものに影響を受けている人たちと一緒に仕事をすることが多いよ」
Arthur は、このレコードを “6、7日で作った” と明かしています。眠れない夜と、信じられないほど楽しい時間を過ごしたと言いながら、彼は、青写真として初期のビート以外は何も持たずに、トラッキング、ボーカル、ミキシング、その他に取り組んだと断言しました。彼の DNA と切っても切れない関係にある、このマルチジャンルなラッパーとの経験で、Arthur の献身と決意が輝きを増したのは明らかでした。
「Ghostemane を失望させたくなかったんだ。このプロジェクトは、彼がメタルやハードコアの世界に飛び込む最初のレコードであり、彼の大事な瞬間だった。そんな瞬間に彼は僕を選んだんだ。を連れてきた。彼は巨大化する瀬戸際にいる。失望させるわけにはいかないんだよ」

Ghostemane との仕事を、”ノスタルジア” という旗印の下に平板化するのは間違いです。むしろ、ノスタルジーとモダンの間の興味深い一線を探っているのです。Ghostemane のメタルとヒップホップの衝撃的なブレンドは、かつての Nu-metal と共通点もありながら、明らかに一線を画すと Arthur は考えています。
では、SUMERLANDS はどうでしょう?”Dreamkiller” に目を通すと、たしかにノスタルジアは誇らしげに袖に纏っています。メタルが無限に進化すると仮定しても、”影響” と “模倣” を区別することは、Arthur がバンドのアイデンティティを構築する際の重要な柱となります。QUEENSRYCHE, JUDAS PRIEST, Jake E. Lee 時代の Ozzy Osbourne のレコードは、”Dreamkiller” に重大かつ明白な影響を与えています。ただし、SUMERLANDS には、プラトニックな理想に対する Arthur の懸念が深く刻み込まれています。彼は、JUDAS PRIEST のようなバンドを表層的に直接パロってロックンロールのグッドタイムを求めるバンドが影響力の不完全な理解であると主張しているのです。
「僕はプリーストの本質は壮大な曲にあると思う。”Sad Wings of Destiny” を聴くと、まるで QUEEN のレコードのように聴こえる。それに、Rob Halford は様々な女性フォーク・ロックに影響を受けていたんだ」

Arthur と SUMERLANDS の80’sメタルへの傾倒は、AOR, Lionel Richie、Earth, Wind & Fire、Bee Gees、そして Arthur のお気に入りである ABBA のような、ノンメタルな影響を隠し味にしています。
「このアルバムでは、誰がどう思おうが構わないと思っている(笑)。新しいシンガーが加わり、バンドが生まれ変わったような感じだ。僕は FOREIGNER の作品の大ファンなんだよ。彼らのおかげで、プロデュースにのめり込んでいったと言えるかもしれない。FOREIGNER の作品では、シンセサイザーの使い方がとても気に入っているんだ。シンセサイザーが前面に出ているわけではなく、質感を高めているような感じ。彼らのように、どの曲もどこかダークで地中海的な雰囲気にしたかったんだ」
Arthur が “ソーセージグラインダー” と呼ぶ、多種多様なアーティストの品揃えの中でも、ABBA は彼の音楽的アプローチの2つの本質を表しています。ひとつは、他のバンドの美学を一面的に捉えて音楽をトレースすることは、失敗する運命にある。2つ目の論考は、影響、認識、そして杓子定規な思い込みの投影がどのように “真正性 “というプリズムに集約されるかに関わるもの。定型の破壊。
「どのタイプの音楽にどのタイプの歌詞が合うか、というようなことは決してあってはならない。だからつまらない音楽が多いんだ。ABBA に “The Visitors” というアルバムがある。彼らが解散して、最後のレコードを作ったときのもの。どの曲も文字通り肌寒くなるような、本当に悲しい気分にさせてくれるものばかりだ。ABBA らしくないが最高なんだよ。ダンス・ギターやシンセサイザーを駆使して、キャッチーなヴォーカルも入れつつ、もっと歌謡曲っぽい曲を作りたかったんだ。誰がこのレコードを気に入ってくれるかなんて、どうでもいいんだ。僕たちはこの作品が大好きで、この作品に夢中になっているんだから」

メタル・アルバムに期待される歌詞の題材として、Arthur が “Sex、ビール、サタン崇拝” と皮肉るのとは対照的に、SUMERLANDS は、無益、黄昏、夜と昼の間の仄かな時間に見られるはかない希望といった、捉えどころのない、暗い願望のようなアイデアを選択しています。これを成功させたのは、バンドの新ボーカリスト、Brendan のおかげだと彼は言います。彼の加入は Paul Di’Anno に対する Bruce Dickinson だと Arthur は語っています。そうなると、 “Dreamkiller” はバンドの “The Number of the Beast” となり、SUMERLANDS はそれに応じて野心を高めてきたことになるのです。彼の声は前任の Swanson よりもしなやかで、上昇気流に乗りながらタイトなコーナーでもしっかりとメロディーを追いかけることができます。ただし、脈打つようなシンセサイザーと焼け付くようなソロイズム、BOSTON のようなポジティブな輝きとは対照的に、”Dreamkiller” は重苦しいユーモアと虚無的な正直さで構成されています。その好対照こそ、SUMERLANDS の真骨頂。
「楽曲の多くは絶望を歌っている。2歩進んだと思ったら、2歩下がっていたことに気づくんだ (笑)。憂鬱な曲ばかりだけど、僕らにはそれが面白いんだよ。それが人生だ!ダークユーモアだよ。まるで僕たちが罰当たりでマゾヒストであるかのようにね、わかる?
それに曲はメタリックだけど、完全なヘヴィ・メタルではない。ヘヴィ・メタルでありながら、ある意味オルタナティブ・ロックのように親しみやすいものにしたかったんだ。メタルはそういうものだよ。その瞬間や雰囲気は、ただひたすらメタル的に “オーバーキル” するよりもずっと重要だと思うんだ。僕が音楽に目覚めた頃、コールドウェーブをたくさん聴いたし、ASYLAM PARTY とか、フランスのバンドもたくさん聴いた。でも、THE CURE はミニマル・ゴスのレコードを作った最初のバンドなんだ。”Faith”。あれは僕にとっては、ちょっと手を加えれば史上最高のメタル・レコードになり得るもので、そこにも大きな影響を受けているんだ」

当然、Arthur はメタル界屈指のスタジオの魔術師であり、”Dreamkiller” でもその神聖な芸術を爆発させています。例えば、タイトル曲の疾走感あふれるメインリフ、それをなぞる羽のように軽いシンセサイザーや、”Death to Mercy” で80年代らしい深いフェードアウトの靄の中に消えていくデュエル・ソロのように、彼は小さなディテールに喜びを感じているのです。もしタイミングとレコード契約に恵まれていれば、JOURNEY や TOTO がアルバムチャートを席巻していた頃、SUMERLANDS は彼らと同等のレコーディング費用を得ていたかもしれません。しかし、Arthur の才能より、彼らはそのような大掛かりなサウンドを、相応の費用をかけずに実現したのです。
もうひとつ、Arthur がこだわったのは、プロジェクトとバンドの区別と、前者の限界です。バンドは、Arthur が言うように、”興奮するためのもの” であり、個別のアイデンティティを持っています。80年代の US メタルは、”1枚のレコードを作るだけで、それが素晴らしいものであったとしてもやがて消えていく” バンドであったと、彼は言います。彼らは成功には無関心でしたが、自分にとって重要なのは ‘彼らがいつもバンドを組んでいたこと” だと Arthur 言い切ります。
「SUMMERLANDS をできるだけ “プロジェクト” から遠ざけようと思ったんだ。2、3人の男が何かをやっているとわかると、人々はそれを小さなプロジェクトか何かのカテゴリーに入れてしまうからね。プロデューサーの産物ではなく、バンドのように思わせたかった」

ギターの話になると、噂の “ストラト・オンリー” ポリシーが登場します。このジョークの由来は、”史上最高のヘビーメタルバンドの1つ” に対する素直な憧れからだと、Arthur は嬉しそうに語ります。「イングランド出身のサタンだ」。彼らのギタリストがストラトしか弾かないという事実が、彼にとってはとてもクールだったのです。IRON MAIDEN のデイヴ・マーレイのストラトに対する長年の執着は本当に面白いと Arthur は言います。彼は、”Twilight Points the Way” のストラト・サウンドが “Dreamkiller” の音色美を最もよく表しているトラックだと主張します。しかし、この曲は単なるストラトの曲ではなく、バンドの結束にとって欠かせない楽曲でもあります。「この曲は僕にとって厳粛な誓いなんだ」
宗教、イデオロギー、スタジオ、ステージ、そして数十年にわたるジャンルを超えた音楽的影響の網の目の中で、Arthur は自分自身に忠実であり続けるという揺るぎない信念を持ち、様々な経験を積みながらその意味を内省的に再確認してきました。彼は、音楽と文化のはかなさを痛感しています。「それが絆だと思うたびに、目を離すと消えているんだ」
特に音楽においては、一般的に2つのうちの1つが起こると Arthur は主張します。一方は、自分の興味に忠実でないまま、若者の好みを追いかけることに終始してしまう。逆に、自分自身に忠実すぎる人は、若い人たちとのつながりを持てないかもしれない。アーサーは、”安全な “ルートを避けながら、自分の興味のある音楽を追求することで、”少なくとも誰かが聴きたくなるようなものを作ることができる” と言います。つまり、彼の芸術的なアイデンティティにとって不可欠なのは、自分の意思に従って音楽の旅をするという決意であり、それは最も大きなリスクであると同時に、最も大きな見返りをもたらすものなのです。
「大物のプロジェクトを引き受けたり、自分の経歴を利用して大きな仕事を得たり、常に自分を売り込むのとは対照的に、そうすることで僕はずっと幸せになれたんだ。安易にお金を取らないこと。自分がやりたいこと、自分を幸せにすることを見つけ、それを貫くこと。高潔に生きれば、10倍の報酬が得られる。僕はお金持ちではないけれど、今いる場所で幸せなんだ。今夜午前2時にコンピュータに向かい、3時間の睡眠をとって朝の8時まで仕事をしても、幸せな気分でいられるよ。自分が取り組んでいることに満足しているからね。これこそが、人が考えるべき人生の大きなポイントだと思う。それが君が取るべきリスクなのさ」

参考文献: Arthur Rizk: Visionary Producer Behind Ghostemane, Sumerlands, and Power Trip

NEW NOISE MAG:INTERVIEW: SUMERLANDS ON MAKING A NON-METAL METAL ALBUM

INVISIBLE ORANGE:Sumerlands Nourish a Love for Heavy Metal on “Dreamkiller” (Arthur Rizk Interview)

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SATIN : APPETITION】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TOMMY NILSEN OF SATIN !!

“Great Music Will Prevail. A Great Example Is That New Tv-series “Peacemaker” That Used a Song By Wig Wam For It’s Opening Credits. That Resulted In Wig Wam Topping The Rock Charts In America, Despite Having “Outdated” Music. That Happened Because People Got a Chance To Hear The Song.”

DISC REVIEW “APPETITION”

「君のように、僕の曲についてオーセンティックとか、”本物” という言葉を使う人がいるけど、本当に光栄に思うよ。おそらくその理由は、SATIN の曲の多くが僕が12歳から15歳の頃に書いたものだからだと思うんだ。1989年から1993年にかけて、メロディック・ロックとヘア・メタルがピークに達し、チャートと電波を席巻していた頃だ」
かつてメディアやシーン、市場を席巻したメロディック・ハード。その復活は近くて遠い。そんな印象を、長くこの音楽と共に生きてきた私は持たざるを得ません。もちろん、一時の無風状態と比べれば、今は天国と地獄。SMASH INTO PIECES, DYNAZTY, PERFECT PLAN, Chez Kane, THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA, GATHERING OF KINGS など百花繚乱の新鋭が躍動し、ベテランもその存在感を増している現在のシーンは非常に健全にも思えます。
ただし一方で、乱発される音源、同じような顔ぶれの同じような音楽には、80年代90年代の初頭に存在した魔法のようなワクワク感、メンバー間の深いケミストリーやストーリーがそれほど感じられないのも事実でしょう。よく出来た “偽物” とでも言うべきでしょうか。
そんなメロディック・ハードの2022年において、SATIN の “Appetition” は明らかに異質です。このアルバムのソングライティングとアレンジ、温もり、自由、そして特に巧妙なハーモニーは、このジャンルが脚光を浴びた栄光の時代からまるで抜け出して来たような “本物感” に満ちています。
それもそのはず、SATIN のマルチ奏者 Tommy Nilsen が完成させた楽曲は、本人があの時代に創造したタイムカプセルなのですから。ただし、あの時代と比べると、プロダクションと全体的なアプローチは非常に新鮮で、Tommy がこの30年で培った経験値と好奇心が本人曰く過去と現在をつなぐ美しき “フランケンシュタイン” の完成に大きく寄与していることは明らかです。
1980年代のメロディック・ハードの名曲が、よりパンチの効いたプロダクションで、時代遅れの楽器やアレンジもなく聴けることを想像してみてください。つまり、私たちリスナーは、”Appetition” というデロリアンに乗って本物の80年代や90年代初頭を体験できるのです。2022年の知識を持ちながら。SATIN は AOR の全盛期から彼が愛したものすべてを、彼自身の手でアレンジし直し、少なくとも片足はクラシックな時代に突っ込んだままで、現在の作品のように聴こえる特殊なタイムカプセルなのかもしれません。
「素晴らしい音楽は必ず勝ち残るよ。今はこのジャンルにも機会があるんだ。だからアーティストが時間をかけてでも素晴らしい曲を共有すれば、ジャンルやタイムスタンプ、歴史に関係なく、注目されるようになるんだ」
固定化されたファン・ベース、そしてその高齢化もメロディック・ハードというジャンルが憂うべき問題の一つです。しかし、Tommy は非常にポジティブです。同世代で同郷の WIG WAM による “Do Ya Really Wanna Taste It” の爆発的なヒットは Tommy だけでなく、このジャンルで懸命にもがく全てのアーティストに大きな力を与えています。人気ドラマ “Peacemaker” で使用され、
WWEや映画界の大スタージョン・シナとの共闘を経て、今では “スカンジナビアの宝石” とまで称されている WIG WAM はメロディック・ハード全体の希望です。聴いてもらえる “機会” さえあれば、どんなジャンルの誰にでも、音楽さえ “良ければ” 成功するチャンスはある。そして、その “機会” であるストリーミングの普及によって、むしろ Tommy は自身の成功を “It’s About Time” だと確信するに及んだのです。
「僕の音楽や歌詞に力をもらい、中には生きる糧、死なない理由になったというメッセージが世界中から届いているんだ。そのメッセージを読むのは胸が痛いんだけど、君が言うとおり、音楽は必要なものだ」
音楽はただ、”良い” か “悪い” かだけだ。そう語る Tommy の音楽、その評価はリスナーの主観に任せるとして、少なくとも “ポジティブ” が貫かれています。名曲 “Angels Come, Angels Go”。SATIN のトレードマークが詰まった、心の琴線に触れるこの曲で Tommy はこう声を絞り出します。
「天使は来て 天使は去る…人生を通して」
甘くて、ノスタルジックで、少しむず痒くて、それでも愛と勇気と希望を忘れない。これぞメロハーの真骨頂。人生で大切な人を失っても愛をあきらめないで。生きて欲しい。そう歌いかける Tommy の言葉が決して押し付けがましく感じられないのは、彼の元に寄せられた様々なメッセージが痛みと感謝と、ほんの少しの希望に彩られていたからでしょう。
今回弊誌では、Tommy Nilsen にインタビューを行うことができました。「僕にとって、音楽には “良い” と “悪い” の2種類しかなくて、何が良くて何が悪いかは、オペラでもデスメタルでもアイルランドの民族音楽でも、僕自身が決めることなんだ」 どうぞ!!

SATIN “APPETITION” : 10/10

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ESPECIA : PRIMERA】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH HARUKA TOMINAGA OF Especia !!

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JAPANESE “KAWAII” GIRLS GROUP Especia WILL SURPRISE YOU !! THEIR AOR, DISCO, FUNK, CITY POP SOUNDS TAKE YOU TO THE 80’S MAGICAL JOURNEY !!

大阪から登場した”堀江系ガールズグループ” Especia。その存在は雨後の筍のごとく現れる他のアイドルグループとは明らかに少々違っていました。「あれ、そんな感じの服大阪のオバちゃん着とるやん?」なカラフルで独特、一周回って激オシャなファッションセンス。「あれ、そんな感じの曲ウチのオカンよう聴いとったで?」な AOR, DISCO, FUNK 色を前面に押し出した、一周回って激新しいクールな音楽。山下達郎を臆面もなくカバーするなどイヤらしいほどに80年代を感じさせつつも SOUNDCLOUD, OTOTOY を駆使したネット戦略、音楽オタクを魅了する実力派生バンドの起用、VAPORWAVE の導入など実はしたたかに着実にその人気を増してきました。彼女たちそしてチーム Especia には何かしらファンを驚かそうというという小悪魔感が常にありますね。
めでたくメジャーデビューとなった2/18 発売の最新EP “Primera”ですが今回のサプライズは 若旦那 プロデュースの楽曲 “We are Especia~泣きながらダンシング~”。今まで築き上げてきたクールでアーバンなイメージと相対するような 若旦那 の”エモーショナル”なテイストが賛否両論巻き起こしています。個人的にはEP の他の曲はこれまで通り、いやメンバーの歌唱力が増した分だけスケールアップした Especia らしい素晴らしい楽曲が揃っているのでこういった試みも面白いのではないかと感じました。とにかく色眼鏡を外して彼女たちのサウンドを味わって欲しいですし、しっかり眼鏡をかけて彼女たちの KAWAII を見つめて頂きたいですね。
今回弊紙では Especia のリーダー、おはるかちょ(#´_`#)ノ♪でおなじみ、垂れ目系 冨永悠香さんに新 EP “Primera” や Especia のこれからについてお聞きする事が出来ました。Q5を読めば彼女が皆さんが思っているよりもずっと音楽が大好きで詳しい事に気づくでしょう。そして最後にはきっと ”はるかちょ” とディズニーシーに行きたくなるはずです。

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【HARUKA TOMINAGA】

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Q1: 遂にメジャーデビューが決定しましたね。2012年のデビュー以来約2年半経ちました。
様々な事があったと思いますがここまで辿り着いた現在の心境を聞かせてください。

【HARUKA】: メジャーデビューできるのはほんの一握りと聞き、こんな大きなチャンスをもらえて本当に幸せだと思っています。私はボイトレに通えるだけで幸せを感じていた女子高校生でしたが、今ではたくさんライブやお仕事をさせてもらえていて、昔の自分が今の自分を知ったらびっくりすると思います。2年半前の結成の時は、ただ歌えてることが幸せで、目の前の一つ一つのことに夢中でした。メジャーという道を作っていただけて本当に感謝しています。Especia の制作チームやスタッフとしていつも Especia を支えてくれている関係者さん、いつも応援してくれているぺしすとさん達、本当にありがとうございます!正直最初はメジャーの世界が怖くて私にできるのかな…と、すごく不安でしたが、メジャーデビューの発表をして皆からおめでとうって言ってもらえた時に不安が飛んで行きました!頑張ればきっとうまくいくって自分自身を励ましています(笑)そして何より大好きな Especia の一員であることが人生の誇りなので、どんなことでも頑張るぞ!ってやる気に満ち溢れています!

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Q2: 結成当初はなかなか固まらなかったメンバーも固まり、6人で着実にステップアップを果たしているように見えました。
そこで昨年、杉本暁音さんが脱退し5人になりましたね。リーダーとして色々思う所もあったと思いますが、もう前に進めていますか?

【HARUKA】: メンバーが辞めていくたびに、自分を責めていたりもしていましたが、全国ツアーを経て団結したってこともあり、今は前を向いて進んでいます!O-EAST という大舞台も経験できて、すでに5人の方がしっくりくるくらいな感じです。

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Q3: 昨年は先輩グループ BiS の解散もありましたね。
同じアイドルとして、またつばさプラスの後輩としてどのような想いで見ていましたか?

【HARUKA】: BiS 先輩は先輩と呼んではいるものの、本当に心からファンの目線で見てしまっていました。だから単純に解散はすごく寂しかったです。ライブも何回も見させていただいてたくさんのことを学びましたが、特にプールイさんのリーダーとしての覚悟はいつもすごいなって思っていました。結成当初からずっと BiS を引っ張ってきて守り続けてきて本当に尊敬してます。

Q4: 2/18 発売の新EP “Primera” では若旦那さんが 「We are Especia ~泣きながらダンシング~」という曲をプロデュースされていますね。彼が参加した経緯を教えて下さい。これまで個人的に若旦那さんの曲を聴いたりはされていましたか?

【HARUKA】: はじめてお会いしたのは MINMI さんの「#ヤッチャイタイ」に Especia を出演させてくれた時でした。MV 監督が Especia も手がけているホンマカズキさんだったので、紹介していただき交流がはじまった感じです。若旦那さんが曲作りに Especia の気持ちを入れたいと言ってくださって、一人一人が若旦那さんへ手紙を書きました。メンバー脱退、メジャーに向けての気持ちについて書きました。
湘南乃風さんの曲は普段からカラオケでも盛り上がるので、絶対誰かが歌うし、私も踊りながら歌ってました!私のいとこが湘南乃風さんが好きなので、その影響や、学校の友達の間で流行っていたりして中学校の頃から聞いてました。気持ちをぶわーってぶつけている熱い歌でやる気とか勇気をもらっていました!

Q5: “Primera” の聴き所を教えて下さい。個人的に気に入っている曲はありますか?

【HARUKA】: Primera は「最高級の」という意味があります!その名の通り、どの曲も最高級!
今回も前回の GUSTO に引き続き、パート以外にもたくさんコーラスをさせていただいたんですが、サビのコーラスが四層の曲もあって重圧感があり、すごく聞きごたえがあるなって思います!
特にお気に入りは West Philly と Security Lucy です!
West Philly では作詞でも参加させていただいているんですが、Especia だからこそ歌える曲だなと思います。イントロから渋くて、声量がすごくて歌がうまい黒人の方の歌声が聞こえてきそう(笑) Rillsoul さんが以前留学していたフィラデルフィアの情景が目に浮かびます。そしてドラムの遅取りがめっちゃかっこいい!遅取りなのでライブでのダンスはめっちゃ難しいのですが…(笑)
私が落ちサビからのラストサビでフェイクをするところは感情がピークなので、ぜひ注目して聴いてくれたら嬉しいです!
Security Lucy はサビを脇田もなりと交互で二人で歌うという新しい歌割り。Cメロの絵莉加のソロもサビとは違ういいスパイスになっています。Especia のサウンドプロデューサー Schtein&Longer さんの色がすごく出ている曲だと思います!歌っていてすごく気持ちがいい曲なので、ボーカルにも注目して聴いてくれたらなって思います!

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Q6: Especia の音楽性は非常にユニークで80年代を想起させるようなシティーポップ、ディスコ、AORな雰囲気が特徴です。
バンドも素晴らしく、山下達郎さんのカバーも行ったりされていますね。冨永さんが普段聴いている音楽やカラオケで歌う曲はどんな音楽ですか?Especia の音楽とは違いますか?

【HARUKA】: 親が山下達郎さん竹内まりやさんが好きで小さい頃からよく耳に入ってきていました。なので山下達郎さんのカバーのお話を初めて聞いたときはすごく驚いてすぐ父に言いました!とても喜んでいました。
私は小学校の頃に大塚愛さんにハマり、次は浜崎あゆみさんにハマり、他にもたくさん色んなアーティストさんを聴いていました。昔から歌手になりたかったからなのか、いつも憧れの目線で女性アーティストさんばかり聴いていました。最近ではアイドルさんが好きで、YouTubeで歌いながら踊ってる姿を見てきゅんきゅんしてます(笑)
普段から Especia もよく聴きます!やっぱり Especia の曲が大好きです。

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Q7: “GUSTO” は”ネットの音楽オタクが選んだ2014年の日本のベストアルバム”の30位にランクしました。実際素晴らしいアルバムだったと思います。Especia がインターネットの世界から評価され火がついていく事についてはどう思いますか?

【HARUKA】: ありがとうございます!初のアルバムの GUSTO が高評価でとても嬉しいです!インターネットはどんどん情報が拡散されていくし、音楽を始め、いろいろな情報を知ってもらうのにはすごく便利なツールだと思います。まだまだTVやラジオに頻繁に出られるわけじゃないしインターネットがあったからこそ私たちも活動の幅を全国まで広げていけていると思うので、こういったランキングやインターネットの評判などを見て頂いてCD買ってくれたり、ライブに来てくれるのはすごく嬉しいです!

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Q8: 関西出身のアイドルと言えば Especia 以外にも、たこやきレインボー、Passcode、コウベリーズ、いずこねこなどがいます。関西のシーンの良さはどこですか?東京と比べて温度差のようなものはありますか?

【HARUKA】: どこの場所にいっても楽曲のおかげで Especia の空間ができあがるので、ライブやらせてもらってる限りでは地域によっての差って私たちにとってはあまりないです!関西は地元ってことが大きいので安心感、ホーム感は大きいです!

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Q9: 日本のシーンはさながらアイドル戦国時代です。例えば ベビメタちゃん は世界的に大成功を収めましたし、ももクロは大人気、デンパ組、エビ中もブレイク目前です。Especia の目標は何ですか?また冨永さんにとってアイドルとは何でしょう?

【HARUKA】: Especia は長くたくさんの人に愛されるのが目標です。毎年zeppツアーができるようなアーティストになれればなと思ってます。音楽的にも大人っぽくて背伸びをしている曲も多いので、逆に年齢を重ねるといい味が出ると思います。それぞれが個性を活かした仕事もしながら、やっぱり5人揃ったら最強のだ!って言われるグループになりたいです。
私はアイドルが好きなので、ファン目線から見るとアイドルは最高の癒しです!自分自身歌っている立場からすると、生活のスパイスです!Especia を好きと言ってくれている皆さんの生活の一部分になって、Especia のおかげで楽しかったり嫌なことを忘れられたり、そんな存在になっていたらいいなと思います。

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Q10: これは全てのアーティストさんにお聞きしているのですがデートで行きたい場所と好きな男性のタイプを教えて下さい。

【HARUKA】: デートで行きたい場所はディズニーシー!ペアルックを来てミッキーとミニーで行きたい♪
好きなタイプは優しくてお兄さんみたいにお世話してくれる人(笑)

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Q11: 最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

【HARUKA】: 読者の皆様!読んでくださってありがとうございます!Especiaのことを知っている人にはさらに Especia について詳しくなってもらえたかと思いますし、初めての方はぜひ一度 Especia の80’s サウンドを聴いてみてください♪ 皆のスパイスになれますようにっ(#´o`#)

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WORLD PREMIERE: “HOLY WAR” “ORPHAN” 【TOTO】


WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “HOLY WAR” OF TOTO !! 

WORLD PREMIERE: NEW SONG !! “ORPHAN” OF TOTO !!

TOTO IS BACK!!  TOTO XIV is the band’s first album of new material since 2006’s Falling In Between.  However, the band personally considers the new album to be the true follow-up to TOTO IV, which made the band global superstars.

Toto band

 伝説のバンド TOTO が新作と共に帰ってきます。10年ぶりに発表される新作 TOTO XIV はバンドを世界的スーパースターに押し上げた名作 TOTO Ⅳ の真の後継作となる予定です。今回弊サイトではその復活作から変拍子やビッグなコーラスを取り入れたまさに TOTO な1曲、”ORPHAN” を公開致します。

Toto XIV COVER

【TOTO ARE】

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“This is opposite of going through the motions. We are treating this like it is Toto V, our follow-up to TOTO IV. We just want to be the best version of ourselves that we can be. Be true to ourselves and make the best music we can. Entertain people which is what we were put on this Earth for.”

このアルバムは全くもって形だけのものじゃないんだ。実際僕たちはこのアルバムを TOTO Ⅳ に続く TOTO Ⅴ として扱っているんだ。僕たちに出来うる最高のヴァージョンにしたかったし自分たちに正直に最高の音楽を作りたかった。これを世界に発表する事でみんなを喜ばせたいね。

STEVE PORCARO

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“I think of TOTO as a unit and a band that carries a responsibility when it goes out there in to the public consciousness. There is so much negativity and darkness that I think you have to be as Quincy Jones puts it, ‘beams of light that blast through the darkness’.”

TOTO はスポットライトを浴びると必ず責任を果たすバンドだと思っている。世の中にはネガティブな事、暗い事もたくさんあるけどそういう時は QUINCY JONES の言葉を思いだすと良い。”闇を撃ち落すのは光の光線”

DAVID PAICH

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“When you put us in a room, and everybody brings in their pieces, the next thing you know it all fits together. Everybody’s performances are top notch. We are really bringing our best out, forcing ourselves to make personal best choices, what’s best for the music. I’m really excited to hear what people think.” 

部屋に入って各自のアイデアを持ち出すと全ては完璧にフィットしたんだ。全員が最高潮のパフォーマンスだったね。各自が最高のものを持ち寄ったし、音楽的に最高のチョイスをするようにしたんだ。みんなの感想が本当に待ちきれないね。

STEVE LUKATHER

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“We are talking about a band where everybody is a writer, and everybody is a lead singer, and everybody is a player. All involved brought this trio to the table where it could just live on its own.”

僕たちは TOTO は全員がライターでリードシンガー、そしてプレイヤーだと思っているんだ。全員がこの三つに関わっていれば自ずと上手く行くだろうね。

JOSEPH WILLIAMS

 

TOTO XIV TRACK LISTING
  1. Running Out Of Time
  2. Burn
  3. Holy War
  4. 21st Century Blues
  5. Orphan
  6. Unknown Soldier (For Jeffrey)
  7. The Little Things
  8. Chinatown
  9. All The Tears That Shine
  10. Fortune
  11. Great Expectations

 【WHAT’S TOTO Ⅳ】

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メンバーが新作はこのアルバムの続編だ!と口を酸っぱくして語っている TOTO Ⅳ とはどんなアルバムなのでしょう。1982年発表、グラミー6部門制覇。400万枚のセールス。スゴイ・・・では具体的に何が凄かったのか。まずはそのクリアでメリハリのあるサウンド。そしてメンバー全員の卓越した演奏、作曲技術を全て楽曲のために生かしている事。これだけテクニシャンが揃っているのにエゴが感じられないアルバムも珍しいですね。例えば “ROSANNA” など今は亡き JEFF PORCARO のシャッフルテクニックが炸裂しているのですが彼のシャッフルがなければここまで名曲にはなり得なかったでしょう。何よりタイトなプレイに痺れます。またルカサー様のギターとホーンがユニゾンするキメのフレーズなども実はジャジーで難解なのですがこのフレーズでなくてはならない必然性を感じます。2人のシンセ奏者を要して当時最先端だったデジタルシンセを使いこなしているのも特筆に価するでしょう。日本のシンセ狂、TK 氏が TRUE KISS DESTINATION で AFRICA をカバーしたのも必然と言えますね。

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