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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【VIVA BELGRADO : ULISES】JAPAN TOUR 2017 SPECIAL !!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH CÁNDIDO GÁLVEZ OF VIVA BELGRADO !!

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One Of Spain’s Most Well Thought Screamo/Post-Rock Act, Viva Belgrado Will Come To Japan With Splendid New Record “Ulises” !!

DISC REVIEW “ULISES”

スペイン、コルドバから世界を見据える激情ハードコア/ポストロックバンド Viva Belgrado 待望の初来日が Tokyo Jupiter Records の招聘により決定しました!! スウェーデンの巨人 Suis La Lune、スペインの熱風 Viva Belgrado、そして日本の新たな才能 Archaique Smile, Of decay and sublime が集結する二夜は、激情と美麗が交差する奇跡の瞬刻となるでしょう。
「鮮明で美しいアトモスフィアと、スクリームのコントラストを創造するのが好きなんだ。」インタビューで語ってくれたように、Viva Belgrado は情熱的な激情サウンドと、ポストロックの壮観なる美装を兼ね備えた南欧の逸材です。すでに欧州ハードコア/ポストロックのメジャーフェス Primavera Sound, Fulff Fest, ArcTanGent に出演を果たし、2年間で5度のユーロツアーを行うなどその勢いはまさにとどまるところを知りません。
バンドがリリースした最新作 “Ulises” は、都市や空港、オフィスといった現代社会の日常を舞台とした21世紀の叙事詩です。インタビューを読めば Cándido が各所で “True” “Honest” “正直” “誠実” というメッセージを発していることに気づくでしょう。
「僕たち自身の叙事詩を伝えたかった。」と語る Viva Belgrado の目的地は決して薄っぺらなプレハブの仮設物語ではなく、正直で誠実なアティテュードを携えたリアルなストーリーだったのです。
成功を収めたファーストフルレングス “Flores, Carne” のフォローアップとなる “Ulises” は、前作のアートワークに描かれた優艶な花々が “Ulises” のアートワークにおいて奔放に成長を果たしたように、自身の鮮麗なスタイルを磨き上げ、伸び伸びとしかし着実にスケールアップを果たした意欲作に仕上がりました。
アルバムオープナー “Calathea” は Viva Belgrado のその芳醇な音楽を象徴する楽曲です。パンクの推進力、ハードコアの衝動、ポストロックの情景、スクリーモの直情は、カラテアの新緑のごとく純粋に溶け合いバンドのリアルを伝えています。楽曲の隅々まで見透せるほどにクリアなプロダクションも白眉ですね。
Cándido の声はまさにこの叙事詩の主人公だと言えるでしょう。スクリームし、ラップし、アジテートし、朗読するそのボーカルはまさしく規格外で、さらにその全てがスペイン語を介することにより唯一無二の魅力を発していますね。
時に幸福を、時に悲哀を、時に情熱を、そして常に真実を運ぶ彼のリズミカルなラテンの響きは、リスナーに想像を超えるインパクトを与えることとなるのです。
実際、”Por la mañana, temprano” や “Apaga la llum” は Cándido の存在が成立させた新たな風です。ローズピアノを使用しポストロックの論理で構築されたソフトで繊細な楽曲は、しかし同時にダンサブル。よりコンパクトでストレートな作品を目指したという “Ulises” において、パンクのエナジーで疾走する “Erida” のような楽曲と見事なコントラストを描き出していますね。
Cándido の囁くようなラップは、スペイン語のセクシーな語感を伴いながらエキゾチックで現代的なムードをもたらし、”Apaga la llum” では “En Tokio no paraba de nevar” / “東京では雪が止まなかったんだ” としっかり愛する日本についても触れています。
アルバムは DEAFHEAVEN の息吹を吸収した光のシューゲイズ “Ravenala” で壮大に幕を閉じました。
今回弊誌では、バンドのボーカリストでギターもプレイするCándido Gálvez にインタビューを行うことが出来ました。envy や La Dispute のファンもぜひチェックしてみて下さいね。どうぞ!!

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VIVA BELGRADO “ULISES” : 9.7/10

INTERVIEW WITH CÁNDIDO GÁLVEZ

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Q1: First of all, your Japan Tour 2017 is just announced! It seems you are very important act for Tokyo Jupiter Records. How do you feel now? What’s your thought about Japanese culture, music?

【CÁNDIDO】: I’ve already been to Japan a couple of times doing work exchange so I’m a bit familiar with the culture. Both times I was amazed by the performances of Japanese bands I didn’t even know before coming into the show so I’m very excited to be back. I’m also a big fan of the food, the design and the whole editorial industry going on there. And of course, the general vibe of a city like Tokyo is dream-like for western people like us, it just feels amazing to wander around the streets, everything looks interesting to me.

Q1: 初の日本でのショウが決定しましたね!まずは今のお気持ちを聞かせてください。

【CÁNDIDO】: 僕はワークエクスチェンジ(ボランティア活動の代わりに宿泊場所を得るプログラム)で2度日本に行ったことがあるんだ。だからその文化にも少しは馴染みがあるんだよ。
2度とも、日本のバンドのパフォーマンスには感銘を受けたね。バンドのことは、ショウに行く前は知らなかったくらいなんだけどね。だからまた戻れることにエキサイトしているよ。
同時に僕は、日本の食事、デザイン、出版物なんかの大ファンでもあるんだ。勿論、東京のような都市の雰囲気も、僕たち西洋人にとっては夢のような感じだよ。ただ街を探索しているだけで感無量だし、全てが興味深く見えるね。

Q2: You’ll play with Suis La Lune from Sweden, and Archaique Smile, Of decay and sublime from Japan. What kind of impression do you have about the bands co-starring?

【CÁNDIDO】: Suis La Lune are a big influence on our sound so it’s super exciting and a dream come true to play with them, even more in Tokyo. About Archaique Smile, I’ve already seen them live and they are amazing. I’ve also been hanging out with them when I’ve been to Tokyo previously, specially with Yusuke, so I’m sure we’ll have a great time together. About Of decay and sublime I’ve heard plenty of good things from Kimi from Tokyo Jupiter so I’m pretty sure it’ll be amazing to see them.

Q2: 東京で行われるショウでは、スウェーデンの Suis La Lune、そして日本の Archaique Smile, Of decay and sublime と共演される予定ですね?

【CÁNDIDO】: Suis La Lune は僕たちのサウンドに大きな影響を与えているんだ。だからスーパーエキサイティングだし、彼らとプレイ出来るなんてまさに夢が叶ったと言えるよ。それも東京でね!
Archaique Smile に関しては、僕はすでにライブを見たことがあって、彼らが素晴らしいことは知っているんだよ。以前東京に行った時には、彼らと出かけたしね。特に Yusuke とね。だから一緒に良い時間を過ごせるはずだよ。
Of decay and sublime については、Tokyo Jupiter Records の Kimi から良い話をたくさん聞いているんだ。だから彼らに会えるのも間違いなく素晴らしい体験になるはずさ。

Q3: Anyway, what’s the meaning behind your band name “Viva Belgrado”? And could you tell us about your musical background?

【CÁNDIDO】: There’s no real meaning behind the name. Before we started this band we had a previous folk band with which we were trying to make an EP based on Eastern European symbology and when we had to pick a name for the first show we just picked Viva Belgrado because it was in one of the lyrics.
About our background, I started playing because of bands such us Green Day, Blink 182, Sum41 when I was a teenager. Then slowly started getting more deep into punk and finally got into DIY related bands such as Daïtro, Lisabö or even Fugazi. Then of course I’ve been into electronic stuff, some flamenco, post-rock… But I’ve always been interested in acts who seemed “true” and “honest” to me, who were about real people singing about real issues and not prefabricated products, as I could relate to them. I guess that’s why I’ve been specially hooked by these kind of DIY bands.

Q3: ではバンドについて話ましょう。まずは Viva Belgrado というバンド名の由来、そして音楽的なバックグラウンドについて話していただけますか?

【CÁNDIDO】: バンド名に深い意味はないんだよ。このバンドを始める前に、僕たちはフォークバンドをやっていて、東ヨーロッパの象徴学に基づいた EP を作ろうとしていたんだ。初めてのショウを行うために名前が必要になったから、僕たちは歌詞の一節にあった Viva Belgrado を選んだだけなんだよ。
僕のバックグラウンドについてだけど、プレイを始めたのはティーンネイジャーのころに聴いた Green Day, Blink 182, Sum41 といったバンドの影響さ。徐々によりディープなパンクにのめり込んでいき、遂には DIY のバンドに辿り着いたんだ。Daïtro, Lisabö, そして Fugazi もそうだろうな。
同時に勿論、エレクトロニカ、フラメンコ、ポストロックなどにものめり込んでいったね。ただいつも興味を示したのは、僕にとって “真実” で “正直” なバンドたちだったんだ。彼らはリアルな問題について歌うリアルな人たちで、”プレハブ”のものなんて作っていなかったんだよ。だから僕は彼らと繋がることが出来たんだよ。それこそが僕がDIY のバンドに夢中になった理由だと思うな。

Q4: I love your “Spanish Blood”. You know, I feel that emotion, saudade, and good scene of rhythm are increasing by singing in Spanish. But why do you sing in Spanish, not in English? And how is the music scene there?

【CÁNDIDO】: We are able to speak English but we can’t communicate with it at the same level as we do in Spanish. For us, being honest is a very important attitude to approach the band and the creative process in general so we wouldn’t feel true to ourselves if we didn’t sing in Spanish. Plus, some times we use a highly poetical language to pursue the creation of images that couldn’t definitely reach using English.
It’s hard to speak about the whole music scene going on in Spain with few words. In general, I’d say DIY is getting stronger and reaching all kind of music, not only punk and hardcore. Apart from that, the screamo scene is quite small and hermetic and almost everyone knows everyone. But we have all kind of music. I’d say trap is “the thing” at the moment, it’s very interesting how it’s capturing the attitude of the upcoming generation.

Q4: Viva Belgrado の持つスペインの血は実に魅力的です。英語ではなくスペイン語で歌うことで、サウダーデ、エモーション、そしてリズム感が増しているように思います。スペイン語での歌唱、スペインの音楽シーンについて思っていることを教えていただけますか?

【CÁNDIDO】: 英語で歌うことも出来るんだよ。だけどスペイン語と同じレベルでコミュニケーションを取ることは出来ないからね。僕たちにとって “正直” でいることは、バンドのアプローチやクリエイティブなプロセスにとってとても重要なアティテュードなんだ。だから、もしスペイン語で歌わなければ、自分たちを偽っているような気持ちになるんだよ。
加えて、僕たちは時にイメージを具現化するために、英語では表現出来ないような、非常に詩的な言葉を使用するからね。
スペイン全体のミュージックシーンを一言で語ることは難しいね。概して、DIY のアーティストが勢いを増し、パンクやハードコアのみならず全てのジャンルで台頭しているんだ。それとは別に、スクリーモシーンは非常に小さく、密接していて、ほとんどみんながお互いに知っていると思う。
まあとにかく全ての音楽が存在するよ。今のシーンを切り取るだけじゃなく、次の世代にどう反映されるかがとても興味深いんだよ。

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Q5: Let’s talk about your newest album “Ulises”. Your artworks are always beautiful. In fact, it was the amazing artwork of “Flores, Carne” that I first know you. You know, it seems that the artwork of “Ulises” is drawn in Japan, right? So, is this a Japanese landscape?

【CÁNDIDO】: Actually it is a photograph by our friend Juan Fandiño taken in Japan. It depicts an outgrown garden which hasn’t been taken care of. We thought it was ideal as a follow up to the flowers shown in Flores, Carne, as if you let those flowers grow wildly.

Q5: Viva Belgrado のアートワークはいつも素晴らしいですね。最新作 “Ulises” のアートワークは日本で描かれたと聞きましたが、これは日本の風景ですか?

【CÁNDIDO】: 実は、これは僕たちの友人 Juan Fandiño が日本で撮った写真なんだよ。世話をしていない荒れた庭を描写しているんだ。
僕たちは、”Flores, Carne” のアートワークに示されている花が野生で育ったらこうなるだろうと考え、あの作品のフォローアップとして理想的だと思ったんだよ。

Q6: Is there any concept, or lyrical themes in “Ulises”?

【CÁNDIDO】: .Ulises is a free re-interpretation of James Joyce’s novel. It narrates 24 hours in the life of an office worker to tell the epopee of the modern citizen. In that way, we wanted to base our album on that premise to tell our own epopee, surrounded by airports, cities, hours of van, etc

Q6: では、”Ulises” のテーマやコンセプトについて教えてください。

【CÁNDIDO】: “Ulises” は James Joyce の小説を自由に再解釈したものなんだ。現代市民の叙事詩を伝えるために、オフィスワーカーの24時間を語っているんだよ。
そういった前提で僕たちのアルバムをベースにして、空港や街、車の中の時間なんかに囲まれた僕たち自身の叙事詩を伝えたかったのさ。

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Q7: I like your rap like vocal in “Ulises”. Anyway, musically, how have you been evolved, changed from your previous release “Flores, Carne”? What was the goal of “Ulises”?

【CÁNDIDO】: I think we’ve tried to stop using resources that were not so super necessary. We wanted to be more direct in general. We tried to make shorter songs and more straight forward lyrics. We also opened up to new influences. For example “Erida” is a very punk song while “Por la mañana, temprano” and “Apaga la llum” are specially soft and the vocals are very rap-like. We did’t have those influences in “Flores, Carne”.
The goal of Ulises was make a sequel for Flores, Carne that was more honest and talked about our current situation in a more open way.

Q7: “Ulises” におけるあなたのソフトなラップ的歌唱は新機軸で素晴らしいですね!音楽的には、前作 “Flores, Carne” からどのように進化を遂げましたか?”Ulises” で目指したゴールについて話していただけますか?

【CÁNDIDO】: 今回僕たちは、どうしても必要ではないマテリアルの使用を止めようと努力したんだ。より直接的な表現をしたかったんだよ。楽曲を短くして、歌詞をよりストレートにしたね。
同時に新たな影響も取り入れたよ。例えば “Erida” はとてもパンクな楽曲だし、一方で “Por la mañana, temprano” や “Apaga la llum” は特別ソフトでボーカルはほとんどラップみたいでしょ?そういった要素は “Flores, Carne” には存在しなかったよね。
“Ulises” のゴールは、より正直で、僕たちの現在の状況をよりオープンに物語る “Flores, Carne” の続編を作ることだったんだよ。

Q8: I feel your music is very deep and eclectic. You know, some different styles, from Hardcore, Post-Rock, Emo, to Shoegaze, flow all through the album seamlessly. How do you describe your music?

【CÁNDIDO】: When we started we wanted to do post-rockish screamo similar to bands like Daïtro or Sed Non Satiata. I think we ended up developing and more direct and straight forward songwriting but still including the atmospheric elements of post-rock. We also like to create a contrast between bright and beautiful atmospheres and screamed vocals.

Q8: 仰るように、アルバムにはシームレスに、ハードコア、パンク、ポストロック、エモ/スクリーモ、シューゲイズなど様々な要素が現れます。自身の音楽を何と表現しますか?

【CÁNDIDO】: このバンドを始めた時は、ポストロック的なスクリーモがやりたかったんだ。 Daïtro や Sed Non Satiata といったバンドに似たようなね。
遂には改良され、より直接的でストレートなソングライティングへと変化したんだけど、それでもポストロックのアトモスフェリックな要素は含んでいると思うよ。同時に鮮明で美しいアトモスフィアとスクリームのコントラストを創造するのが好きなんだ。

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FIVE ALBUMS THAT CHANGED CANDIDO’S LIFE

Daïtro “Laisser Vivre Les Squelettes”

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Berri Txarrak “Jaio.Musika.Hil”

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Lisabö “Ezlekuak”

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La Dispute “Wildlife”

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Standstill “Vivalaguerra”

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VIVA BELGRADO LIVE IN TOKYO 2017

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Tokyo Jupiter Records presents
Suis La Lune & Viva Belgrado LIVE IN TOKYO 2017
5/11 (THU) TOKYO @ SHIBUYA TSUTAYA O-NEST
w/ Archaique Smile (RECORD RELEASE SHOW)
5/12 (FRI) TOKYO @ SHIBUYA TSUTAYA O-NEST
w/ Of decay and sublime (RECORD RELEASE SHOW)
OPEN/START: 18:00/18:30 ADV/DOOR/2DAY: 4,000/5,000/6,000yen
詳細はこちら。TOKYO JUPITER RECORDS
VIVA BELGRADO Facebook Page
VIVA BELGRADO Bandcamp
ALOUD MUSIC Facebook Page

Viva Belgrado ‐‐Review‐‐

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