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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【MUTOID MAN : WAR MOANS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH STEPHEN BRODSKY OF MUTOID MAN !!

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Converge / Cave In Super Group, Mind-Blowing Behemoth, Mutoid Man Literary Melt Your Mind With Their Newest Record “War Moans” !!

DISC REVIEW “WAR MOANS”

CONVERGE, CAVE IN, ALL PIGS MUST DIE のメンバーが集結した突然変異のスーパーグループ MUTOID MAN が奔放かつ不遜、バッダースな新作 “War Moans” をリリースしました!!キャッチーなロックン・ロールのイメージを獰猛なメタルのアグレッションに投影した、チャーミングかつタイトなレコードはシーンの大いなる期待に応えて余りある一撃となりました。
シリアスで暗色調なアティテュードが枢軸となるコンテンポラリーなメタルシーン。狂気やユーモア、風刺を宿す MUTOID MAN のシアトリカルで本来のメタルらしいコンセプトは、実際異端で新鮮なカウンターとして際立っています。
インタビューにもあるように、”War Moans” は “セクシャリティ”、性行為や性的欲求にフォーカスした作品です。アートワークやタイトルが示すように、性的指向、欲求が日増しに暴走する現代社会を、戦争という極限状態へと投影しある意味戯画化することで、現代の異様さ “倒錯性” “変態性” を浮き彫りにしているのかも知れませんね。実際、バンドは “War Moans” を “Perverted” 変態的なレコードだと断言しています。そしてその柔軟なユーモアはポップセンスに、辛辣な毒気はアグレッションに姿を変えて作品の音楽性に反映されているのです。
文字通りリスナーの心を溶かすアルバムオープナー、”Melt Your Mind” はそういった彼らの意図を十二分に汲み取った楽曲です。キャッチーでスピーディー、ハイパーアクティブなバンドの新たなアンセムは、Brodsky のフックに満ちたギタープレイ、ファジーでラウドな Nick のベース捌き、そして Ben Koller の数学的かつダイナミックなドラミングに牽引されて、空襲にも似た爆発的なエナジーを発します。
加えて、あの VAN HALEN をも想起させるボーカルハーモニー “hoo-ooo” の火力も絶大で、物憂げなメロディーとの相乗効果は無上の中毒性をリスナーへと植え付けて行くのです。
続く”Bone Chain” ではさらにアンニュイなメロディーが中毒性を増し、MOTORHEAD meets QUEENS OF THE STONE AGE とでも形容可能、ドラッグのように危険でオルタナティブなキャッチーネスを創造していますね。
インタビューにもあるように、パンクやハードコアは勿論ですが、特に初期のメタルスピリット、80年代という時代を意識しリスペクトして制作されたアルバムで “Irons in the Fire” からタイトルトラック “War Moans” への流れはまさに作品を象徴しています。
MEGADETH の “Countdown to Extinction” をイメージさせる大仰なイントロ、スラッシュの衝動、テクニカルなシュレッド、インテレクチュアルなリズムワーク、シンガロングを誘うキャッチーなコーラス。”Irons in the Fire” は、かつてメタルが備えていた祝祭的な高揚感を胸いっぱいに浴びつつ、マスマティカルでスペーシーに味付けしたモダンな感覚と共に現代へと叩きつけているのです。
さらに SLAYER の “War Ensemble” に対する極上のオマージュにも思える “War Moans” では、あの時代を象徴するシュレッダー Marty Friedman が、トレードマークのコード感抜群で変拍子を切り裂くリードプレイでバンドの主張を代弁しています。
こういった凶悪な楽曲においても、Brodsky はスクリームや吐き捨てを駆使してあくまでメロディーを追い、勿論あの素晴らしき CAVE IN で確立したスタイルから遠く遊離する訳もありませんが、グロウルは使用していませんね。彼のそのトレードマーク自体も、グロウルが飽和気味な界隈に対する強いアンチテーゼ、風刺となっているように感じました。
とは言え、アルバムは決してオプティミスティックな押しの一辺倒ではありません。ブルージーでスロウ、スラッジーにバンドのシリアスな一面を見せつける “Kiss of Death” はアルバムの裏ハイライトとして作品に妙なる濃淡をもたらし、何よりこのマスターピースを締めくくる衝撃のパワーバラード、ダークな歌姫 Chelsea Wolfe を起用した “Bandages” では、慈愛と憂鬱の相反するエモーションを深々とサウンドに込め、バンドのジャンルスパニングでフレキシブルな才能を絶佳なるコントラストとして見事レコードに落とし込んでいるのです。
作品のプロデューサーでもある CONVERGE の Kurt Ballou が、カオティックに暴走する “Micro Aggression” ではなく、意外にもこの2曲にゲスト参加を果たしていることを付け加えておきましょう。
今回弊誌では、ex-CONVERGE で CAVE IN のマスターマインド Stephen Brodsky にインタビューを行うことが出来ました。マーティーさんによれば、「新しいアルバムはエグい! クッソかっこいい! メタルかロックかパンクか分からないけど、とにかく生々しいヘヴィ・ミュージック! コイツらはホンモノだ、保証付き!!」 だそうですよ。どうぞ!!

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MUTOID MAN “WAR MOANS” : 10/10

INTERVIEW WITH STEPHEN BRODSKY

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Q1: Lot’s of fans, journalists mentioned “War Moans” for one of the most anticipated releases of 2017. So did I. And definitely, you live up to our expectations! How do you feel now?

【STEPHEN】: Feels groovy! “War Moans” is meant to connect with people, not some sniveling pit of noise made for a niche cult following. To see it out there having a sweet little life of its own is pretty damn cool.

Q1: 多くのファン、ジャーナリストが “War Moans” を2017年期待の一枚に挙げていました。間違いなくその期待に応えましたね!

【STEPHEN】: グルーヴィーだよ!”War Moans” は、人々とつながることを意図したものであり、ニッチなカルトフォロワーのために作られた哀れなノイズの一部ではないからね。
アルバムがリリースされて、作品が素敵な評価を得ているのは最高にクールだよ。

Q2: I heard you only had nine days to make your previous release “Bleeder”. How about the writing, recording process of “War Moans”? I can’t believe you made another masterpiece in such a short creation time, haha.

【STEPHEN】: Yeah “Bleeder” was a lot of work crammed into a relatively small window. We gave ourselves more time to write and record “War Moans” and I think it really shows.

Q2: 前作 “Bleeder” は僅か9日間で作られたと伺いました。今回の作品もそのような短期間のクリエイティブタイムで制作されたのでしょうか?

【STEPHEN】: そうだね。前作 “Bleeder” はたくさんの作業を、比較的短い期間に詰め込んで行ったんだよ。
今回の “War Moans” ではより多くの時間を作曲とレコーディングにかけたんだ。アルバムを聴けばその違いが伝わると思うな。

Q3: Kurt Ballou produced “War Moans”, also played guitar on two songs. It means Mutoid Man has three Converge-associated members. So, please tell me the similitude and differences between the two.

【STEPHEN】: Anyone with an interest in the world of metal hardcore punk has prolly smashed their head into a wall at least a few times listening to “Jane Doe”. Mutoid Man is like Converge’s underage younger brother sneaking into a strip club and praying to see some wild 70’s bush in the flesh.

Q3: Kart Ballou が “War Moans” のプロデュースを行い、2曲でギターもプレイしています。つまり、”War Moans” には CONVERGE の関係者3名が関わったことになる訳です。

【STEPHEN】: メタル、ハードコア、パンクの世界に興味のある人間ならおそらくは誰しも、CONVERGE の “Jane Doe” を聴きながら壁に少なくとも何度かは頭を打ちつけたことがあるはずさ。
MUTOID MAN はね、ストリップクラブに忍び込んで、ワイルドでゴージャスな70年代女子のアソコのモジャモジャを生で見たいと祈っている、CONVERGE の未成年の弟みたいな感じなんだよ。

Q4: The Artwork sent us kind of shock waves. And maybe, it reflects on the theme of “War Moans”. OK, you said “War Moans” was “perverted record”. What does it mean?

【STEPHEN】: The world is becoming a more and more sexually heightened place. “War Moans” explores what it’s like to feel as if this excess is at war with our lives.

Q4: 多少不適切な表現がありましたが、アルバムを反映するアートワークもなかなかショッキングですよね?”War Moans” は “倒錯的” “変態的” なレコードだとも言えますか?

【STEPHEN】: 世界はどんどんセクシャリティが増した場所になりつつあるんだ。
“War Moans” では、その日常生活で超過した性欲が、もし戦時中ならどのように感じるかを探求しているのさ。

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Q5: “War Moans” is kind of musical melting pot. Punk, hardcore, sludge, metal, and thrash are all in there. I feel the diversity make us feel “modern”. But also, especially thrash and 80’s aspects are emphasized much more, I think. And it makes the record so “fun” “pop” and “catchy”. Do you agree that?

【STEPHEN】: Sure! The spirit of early metal is very mindful of its audience because musicians back then had to actually go out and perform their music live in order to be heard. I’m a 70’s child so this concept comes naturally to me, and it’s also something we embrace in Mutoid Man.

Q5: パンク、ハードコア、スラッジ、メタル、そしてスラッシュ。さながら音楽のメルティングポットのような多様性に満ちた “War Moans” は確かにモダンです。ただ、同時にスラッシュメタル、80年代が殊更強調されているように感じます。まさにそれこそが作品をアクセシブルでキャッチーたらしめているのではないですか?

【STEPHEN】: まさに!初期のメタルのスピリットは、とてもオーディエンスに注意を払ったものだったんだよ。というのも、当時は基本的に、音楽を聴いてもらうためには、実際出かけて行ってライブでプレイしなければならなかったからね。
僕は79年生まれだから、80年代というコンセプトは実に自然と浮かんで来るんだよ。そして同時に、それこそが MUTOID MAN が奉ずるものなのかもしれないね。

Q6: Marty Friedman gave us “War Moans” recommendation message in Japanese. We think he is kind of half-Japanese, haha. Anyway, he is a symbol of Thrash & Hair metal shredder. Does that relate to his coming into this record?

【STEPHEN】: I’ve been spastically thrashing to “Rust In Peace” at various times in my life since I was 13 years old. Having Marty onboard is a major achievement for us in so many ways. At this point he’s a honorary mutant member of the band and we hope to do more together down the line.

Q6: スラッシュ、80’s メタルのシンボル、Marty Friedman の参加もその初期のメタル精神と関係がありそうですね?

【STEPHEN】: 僕は13歳から、人生の様々な場面で “Rust In Peace” を聴きながらスラッシュし、痺れて来たんだ。マーティーさんの参加は、僕たちにとって多くの点で素晴らしい成果だと言えるね。
現時点で彼はバンドの名誉ミュータントメンバーで、いつかもっと一緒にプレイ出来たらと思っているんだ。

Q7: “Bandages” is my favorite “Ballad” in a decade. Chelsea Wolfe seems to be best choice for the song. But I couldn’t image you opened us such a new ground. You know, actually, I remind “Without You” of Motley Crue, haha. You have no boundaries in the writing, right?

【STEPHEN】: Every noteworthy metal record needs a good power ballad and I think we came through with “Bandages”. Also “Dr. Feelgood” is easily my favorite Crüe album and will forever remind me of the girls girls girls I was too shy and awkward to talk to in middle school.

Q7: Chelsea Wolfe を起用した “Bandages” は素晴らしい “バラード”ですね!MOTLEY CRUE の “Without You” を思い出しましたよ(笑)。バンドに限界など存在しないようですね?

【STEPHEN】: 全ての注目すべきメタルレコードには良いパワーバラードが不可欠だよ。そして僕たちは “Bandages” でそれを成し遂げたと思う。実際、”Dr. Feelgood” は単純に MOTLEY CRUE で一番好きなアルバムだし、聴けば必ずシャイで臆病すぎて “Girls Girls Girls” に話しかけられなかった中学時代を思い出すんだよ。

Q8: I’m really tired of “growl”. Off course, it was very special and effective in 80’s~90’s. But it is common and saturated these days. “Ok, we are heavy metal band. We must use growl”, like this, haha. So, Mutoid Man seems to be flesh and it’s counter. Stephen’s scream is so emotional and more heavy than ordinary metal, hardcore bands. Is it intentionally?

【STEPHEN】: It’s fun as hell to scream bloody gore! I got too many melodies in my head to do it all the time, which might be a good problem to have.

Q8: グロウルが溢れるシーンにおいて Stephen のエモーショナルなスクリームは新鮮で、ある意味既存のグロウルよりヘヴィーに聴こえます。

【STEPHEN】: スクリームは楽しいよ!まさに “Scream Bloody Gore” だね!僕はいつもあまりに多くのメロディーが頭の中で流れているんだけど、全てを再現することは出来ないからね。まあ良い問題かも知れないけどね。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED STEPHEN’S LIFE

METALLICA “RIDE THE LIGHTNING”

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CONVERGE “HALO IN A HAYSTACK”

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QUICKSAND “SLIP”

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FAILURE “MAGNIFIED”

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THE MAHAVISHNU ORCHESTRA “BIRDS OF FIRE”

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MESSAGE FOR JAPAN

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To all lovely mutants of Japan – Mutoid Man is excited to hopefully someday grace your magical land and get weird with you!

日本のラブリーなミュータントのみんな!MUTOID MAN はいつか、君たちのマジカルな国を訪れてハイになりたいと思うよ!

STEPHEN BRODSKY

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