タグ別アーカイブ: Post-Prog

COVER STORY 【STEVEN WILSON : TO THE BONE】INTERVIEW WITH NICK BEGGS & TRACK BY TRACK REVIEW


EXCLUSIVE INTERVIEW WITH NICK BEGGS & TRACK BY TRACK OF STEVEN WILSON’S “TO THE BONE” !!

IMG_7877-Medium-1024x683

Steven Wilson’s New Adventure “To The Bone” Is Inspired By The Hugely Ambitious Progressive Pop Records That He Loved In His Youth !!

18301966_1463769026976688_356276697010771194_n-2

TRACK BY TRACK “TO THE BONE”

「最も大きなチャレンジは、楽曲重視のレコードを作ることだよ。メロディーにフォーカスしたね。」 モダンプログレッシブの唱導者 Steven Wilson はそう語ります。モダン=多様性の申し子である世界最高の音楽マニアが、至大なる野心を秘めて放つ5作目のソロワーク “To The Bone” は、自身が若き日に愛した偉大なるポップロックレコードの瑞々しいメロディー、その恩恵を胸いっぱいに浴びた新たなる傑作に仕上がりました。
Steven は “To The Bone” のインスピレーションを具体的に挙げています。Peter Gabriel “So”, Kate Bush “Hounds of Love”, TALK TALK “Colour of Spring”, TEARS FOR FEARS “Seeds of Love”, そして DEPECHE MODE “Violator”。勿論、全てが TOP40を記録したメインストリーム、知的で洗練されたポップロックの極み。
同時に彼は自身のプログレッシブなルーツも5枚提示しています。TANGERINE DREAM “Zeit”, Kate Bush “Hounds of Love”, THROBBING GRISTLE “The Second Annual Report”, PINK FLOYD “Ummagumma”, ABBA “Complete Studio Albums” (全てのスタジオアルバム)。
非常に多様で様々なジャンルのアーティスト、レコードが彼の血肉となっていることは明らかです。ポップサイドでも、フックに溢れた音楽的な作品を、プログレッシブサイドでも、難解なだけではなくサウンドスケープやメロディーに秀でた作品を撰するセンス。両方に含まれる Kate Bush の “Hounds of Love” はある意味象徴的ですが、すなわち、レコード毎にその作風を変化させるマエストロが今回探求するのは ナチュラルにその二者を融合させた “プログレッシブポップ” の領域だったのです。
実際、2011年からレコーディング、ツアーに参加し続けているロングタイムパートナー、チャップマンスティックの使い手 Nick Beggs はこの稀有なるレコードを “クロスオーバー” でそれこそが SW の探求する領域だと認めています。そしてその “違い” こそが様々な批判、賛美を生んでいることも。
「プログレッシブロックのオーディエンスって、実は最もプログレッシブじゃないように思えるんだ。プログレッシブミュージックは、プログレッシブな考え方であるべきなんだよ。」 盟友の心情を代弁するかのように Nick はシーンのあるべき姿をそう語ります。いとも容易くミッドウイークの UK チャートNo.1を獲得したアルバムは、決して “プログレッシブロックの逆襲” “プログの帰還” などというシンプルな具象ではなく、イノベーターの強い意志、情念なのかもしれませんね。

21056110_1573652572654999_4346687322844470712_o

TRACK 1 “To The Bone”
タイトルトラックにしてオープナー、”To The Bone” はこの芳醇なるレコードの絶妙にして正確なるステートメント。XTC の Andy Partridge が歌詞を手がけた楽曲は、”骨の髄まで” 現在の状況を突き詰め、核となる真実を探し出すことについて歌っています。
言うまでもなく、これはドナルド・トランプ時代の産物です。先のアメリカ大統領戦で私たちが経験したように、真実は時に異なる物の見方を生み出し、事実をねじ曲げてしまう可能性があるのですから。
コンセプトアルバムの形は取らなかった “To The Bone” ですが、どの楽曲にも共通するテーマは存在します。それは現在の世界を決して素晴らしいものとは思わないという視点。Steven はその要因の一つが基本的なマナーの欠如だと述べています。世界には敬意や思いやりに欠く人間があまりに多すぎると嘆いているのです。
そういった背景を鑑みれば、ダイナミックでパワフルなアルバムオープナーがトラディショナルである意味オーソドックスなブルースロックを基調としたことにも頷けますね。勿論、寛容さに欠く時代の真理を独白するアメリカの教員 Jasmin Walkes のスポークンワードで全ての幕が開けることにも。
確かにパワーコードやハーモニカ、自身のラフなリードギター、Jeremy Stacey のファンクなドラミングと Pete Eckford のハンドパーカッションは Steven のイメージとそぐわないかも知れません。ただし、アウトロのアトモスフェリックでエセリアルな表情はまさに彼の真骨頂。つまり Steven の核となる真実、音楽の探求と融合を実証した楽曲。”プログレ” じゃない? Nick Beggs はこう一言 “So What?”

TRACK 2 “Nowhere Now”
ライティングプロセスで Steven が心掛けたのは、複雑性を捨て去り、よりミュージックオリエンテッドな楽曲を生み出すこと。”Nowhere Now” の気に入っていたパートをマエストロはいとも容易く捨て去りました。楽曲のデモバージョンは現在の彼にとって、複雑で長すぎると感じられたのです。
「僕は楽曲の、感情の、メロディーの “ハート” にフォーカスする必要があるんだ。ただし今でも興味深い楽曲を制作したいという願望はあるよ。」 そう語る Steven の “プログレッシブ” は、幾重にもレイヤーされた美麗なるプロダクションやアレンジメントに主張されています。勿論、以前に比べてエレクトロニカサウンドが増している点もそこに繋がるはずですね。
複雑性やテクニカルを極力廃すというアルバムの方針は、お抱えのギターマイスター Dave Kilminster の出番も無くしました。Steven はより自身の感情を反映するため、自らのプレイをギターの軸に据えたのです。とはいえ、面白いことに Dave のボーカルハーモニーは必要とされ4曲にコーラスを挿入しているのですが。
“地下6フィート(墓穴の深さ)、僕たちは今、後方へと進んでいる” というファーストラインは、人類が退化の真っただ中にあることを諮詢しています。しかし、浮遊感を伴う極限にキャッチーなコーラスでは美しき地球を宇宙から俯瞰で見下ろし、ポジティブで広い視野を得るのです。

TRACK3 “Pariah”
ドリーミーなシンセサイザーのシーケンスに幕を開け、エセリアルなシューゲイザーで幕を閉じるコンテンポラリーなドリームポップチューンは Steven とイスラエルのフィーメイルシンガー Ninet Tayeb の優艶なるデュエット。”Hand. Cannot. Erase.” から続く2人のコラボレーションは円熟の域に達し、あざといほど典型的に、諦めないことを、ポジティブなメッセージを届けるのです。

TRACK4 “The Same Asylum As Before”
Steven は “To The Bone” でテレキャスターと恋に落ちたと語ります。”The Same Asylum As Before” のトレブリーで細く硬質なギターサウンドは、まさにテレキャスターソングの典型だと言えるでしょう。
ドライブやディストーションをあまり加えることなくロック出来るテレキャスター。その真の魅力に気づいたと Steve は語ります。勿論、これが Pete Townshend のサウンドであるとも。
ボーカルの延長としてよりレイドバックし、メロディーやキャッチーさを強調する彼のギターワークは鮮彩に躍動していますね。詩情豊かなファルセットは楽曲に陰影をもたらし、”Kashmir” を想起させるコーラスパートも出色です。

TRACK5 “Refuge”
フランス北部の港町カレー。ヨーロッパ最大規模の難民キャンプは治安も衛生状態も悪化していました。経済的に豊かな英国へ渡ろうと、トラックや列車に飛び移り命を落とす難民も現れたのです。Steven は政治的な楽曲を書くつもりはないと語ります。あくまで人間のストーリーを描きたいとも。Refuge では愛する家族や母国から切り離されることの痛みについて歌っているのです。
ポリフォニックシンセサイザー Prophet-6 のアルペジエーターが、この実験的でアンビエントなエレクトロニカチューンのベースとなっていることは明らかです。ポストプログレッシブなイメージが強調された楽曲には Robert Wyatt が “Rock Bottom” で使用したキーボード、Paul Stacey のギターソロも収録され、独特な世界観の構築に貢献しています。

TRACK6 “Permanating”
「どのレコードでも僕は多様性を創造しようとしているんだ。僕にとってはそれこそが本当に満足出来るアルバムを作る秘訣さ。」 “Diversity”, “Eclectic” というワードがモダンミュージックのベースとなっていることは言うまでもありませんが、Steven Wilson が “Permanating” で提示した眩い音楽はそれにしても驚きだと感じます。
ビッグシングルにしてメインストリームなポップフィールで満たされた楽曲には、彼の70年代ディスコミュージック、ABBA への強い愛情が込められているのです。PINK FLOYD と Donna Summer を等しく愛する Steven は「セルアウトと言われるかも知れないけど、ポップスを愛しているんだから仕方がない。」 と語っています。
人生の大半は喜びでも悲しみでもなく、ただ存在するだけだと話す Steven。故にクリスタルのような輝かしい瞬間を保持して生きるべきだと。”Permanating” はまさにその究極に幸せで楽しい時間を切り取った楽曲なのです。

TRACK7 “Blank Tapes”
“Permanating” での華やかな雰囲気から一変、”Blank Tapes” は悲しみと嘆きのバラードです。男女の別れを描いた楽曲は、Steven が男性の視点で、Ninet が女性の視点でストーリーを紡いでいきます。
Ninet の Rod Stewart を思わせる情感豊かな歌唱は、ギター、ピアノ、メロトロンというシンプルな演奏に良く映えていますね。

TRACK8 “People Who Eat Darkness”
パンキッシュで衝動的な “People Who Eat Darkness” はパリの Bataclan シアターでのテロの後に書かれた楽曲です。テロとその後のメディア報道に Steven は、穏やかな隣人が突然テロリストとなる狂気に戦慄を覚えます。彼はいつも、宗教、政治といったマクロなテーマそれ自体よりも、その中で翻弄される人間に着目するのです。
「階段でよくすれ違っていたんだけど、彼はいつもニコニコと笑顔で挨拶してくれたの。買い物を持ってくれたりしてね。普通の素敵な若い男性だったわ。」 インタビューを受けた隣人の言葉には 、”普通” に見える人間が、怒り、憎しみ、狂気を抱え闇に飲まれている可能性を諮詢しています。分断された現代社会で、果たして誰がそれに気づくことが出来るのでしょうか?

19400439_1504341176252806_2773399854835888943_o

TRACK9 “Song of I”
スイス人女性シンガー Sophie Hunger とのデュエットは、アルバムで最もエレクトロニカサウンドをセンターに据えた楽曲に仕上がりました。「最近のラップはロックより革新的だよ。」 と嘯いた Steven。”Song of I” には Rihanna をフィーチャーした Kendric Lamar の “Loyality.” を想起させる瞬間が確かに存在します。
ある種淡々とした音像の中で、淡々と伝えられるのは以外にもロマンティックなメッセージ。「タバコも、アルコールも、ギャンブルも、オールだって何だって諦めるけど、あなただけは諦められないよ。」 こういった強迫観念に男女の差異は存在せず、故にデュエットという形がフィットするのかもしれませんね。

TRACK10 “Detonation”
エレクトロビートと Jeremy Stacey のダイナミックなドラムスが目まぐるしく交差するイレギュラーな楽曲は、時にポピュラー音楽史上最も成功した作曲家 Paul McCartney and WINGS の “Live and Let Die” をイメージさせます。”Detonation” には二つの意志が存在するのかも知れません。
楽曲はフロリダの同性愛者クラブで起きたテロリズムに触発されて書かれました。犯人は確かに「アッラーフ・アクバル」 と叫び神に忠誠を誓ったように犯行を行いましたが、実際は自分自身の偏見や憎しみを正当化するためにイスラム教の皮を被っていたようにも思えます。
“Detonation” の最初の一行、「神よ、私はあなたを信じませんが、あなたが望むことはやり遂げます。」 とはすなわち、信じないものの力を借りた自身の正当化です。Steven はこの歪んだ現代社会において、自己に潜む嫌悪感や憎しみを隠すため、宗教へと目を向ける人が存在すると信じているのです。
ともあれ、”Detonation” は Steven の作品でも秀逸なロングピースで、スロバキアのギタリスト David Kollar のマクラフリン風ギターが炸裂するアウトロは実にエキサイティングだと言えますね。

TRACK11 “Song of Unborn”
“Unborn” とはまだ生誕していない命、胎児。Steven はこの感動的なアルバムクローサーで、生まれくる命に子宮の外の危うさを伝えます。ただし、これが彼の典型的なバラード “Routine” や “The Raven that Refused to Sing” と決定的に異なるのは、究極的には希望を宿している点です。”Don’t be afraid to live” 生きることを恐れないでと Steven は歌います。確かに残念な世の中だけど、それでも全ての命はユニークで、時には本当にスペシャルなものへと変わることもあるんだよと。
自分の人生を抱きしめれば、命は深遠に達するという美しいメッセージは、オプティミズムの象徴とも思える美麗なるクワイア、コーラス隊を誘って世界へと降り注ぐのです。

18671358_1479737782046479_4053030977934371690_o

Steven は、”To The Bone” には以前のレコードにはないエモーション、人々の心を動かす感動が存在すると語ります。ビートルズ、ストーンズ、ゼップ、フロイド、ディラン…彼が崇拝するレコードの大半は、アーティストが20代で制作したもの。しかし、自分は30代から花開き、どんどん良くなっていると Steven は語ります。”To The Bone” が最高傑作だと信じて疑わないことも。「僕は歳を重ねるほど、音楽のコア、真実のエモーションが掴みやすくなるからね。」

参考文献「Steven Wilson :To The Bone: A track-by-track guide 」2017年8月17日

STEVEN WILSON “TO THE BONE” : 10/10

18209134_1457727930914131_1187154849242582209_o

続きを読む COVER STORY 【STEVEN WILSON : TO THE BONE】INTERVIEW WITH NICK BEGGS & TRACK BY TRACK REVIEW

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【heaven in her arms : 白暈 / WHITE HALO】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KENT & KATSUTA OF heaven in her arms !!

170123_hiha_promo_pic_web

PHOTO: Taio Konisi

One Of The Most Dynamic Post-Hardcore Act From Japan, heaven in her arms Has Just Released Gorgeous and Awe-inspiring New Record “White Halo” !!

DISC REVIEW “白暈”

トリプルギターが映し出す濃密なシネマと、アーティスティックで詩的なリリックが交錯する東京のポストハードコアアクト heaven in her arms が実に7年ぶりとなる待望のフルレングス “白暈” を Daymare Recordings からリリースしました!!アートワークにも顕在する “White Halo”、白く差しそめし光芒の暈は、バンドの黒斑を侵食し遂にはその枷をも解き放ちました。
変化の予兆、耽美でアンビエントなイントロダクション “光芒の明時” が燭明のごとくリスナーを “白暈” の世界に導くと、作品は “月虹と深潭” でその幕を開けます。
激烈なトレモロの嵐はまさに深潭、エセリアルなクリーンパートはまさに月虹。前作 “幻月” で提示された、ひたすら深淵をのぞき込むがごときスラッジの閉塞はポストブラックの冷酷へと姿を移し、繊細で艶美なアルペジオは闇夜に映る月輪のように、”浄化” という名の詩情豊かなサウンドスケープをもたらします。
Kent の絶唱と朗読のコントラストは楽曲に豊潤な文体を与え、終盤に観せるリードギターとドラムスの知的で瑞々しいアプローチは風雅をすら運んでいますね。
「今回は”黒い”イメージを脱却したかった」 と Kent が語るように、闇と絶望を宿した黒を基調とするバンドの色彩に仄かな燐光をもたらしたのは、7年間の集大成とも言える “終焉の眩しさ” だったのかも知れません。
COHOL とのスプリットに収録された “繭” と “終焉の眩しさ” を融合し再録したこの名編は、狂気と正気を行き来する壮大な表現芸術です。Katsuta が「heaven in her arms ってどんなバンド?と聞かれた時に “終焉の眩しさ”はその答えとして分かりやすい」 と語るようにまさにバンドを象徴する名曲は、静と動、光と闇、絶望と救済が混淆するダイナミックな激情のドラマとして中軸に据えられ作品の趨勢を決定づけているのです。
奇数拍子と偶数拍子がせめぎ合う “終焉の眩しさ” の根幹はキャッチーとさえ言えるほどフックに満ち溢れたドラムスのアイデアに支えられ、同時にバンドのシグニチャーサウンドであるトリプルギターは轟音、アルペジオ、そして妖艶で耽美なメロディーを宿した極上のリードプレイを奏でます。
「ハーモニーに関して他のバンドとは一線を画したい」 と語るように、heaven in her arms のアンサンブル、コンポジションは決定的でプログレッシブと言えるほどに精密だと言えるでしょう。
実際、heaven in her arms はハーモニーのみならず、その巧みなリズムアプローチにおいても他のポストハードコアバンドと一線を画しています。パイプオルガンの荘厳な響きを “枷” として綯う “円環” は、”5″と”6″のリフレインが異国のメロディーを紡ぐ異形のロンド。ワルツに移行し踊るクラシカルな旋律は静謐も激情も平等に愛し、7年の月日で養ったバランス感覚を洗練という軌跡へと昇華させているように思えます。
“終焉” の先に見据えたものは何でしょう?ブラックゲイズの領域へと侵入したアルバムクローサー、11分のマボロシ “幻霧” では、儚き祈り、悲痛な叫びが霞む海霧の中、確実に希望という一筋の光がリスナーの元へと届くはずです。ワルツで始まりワルツに終わる45分。しかしどこか冷ややかな”光芒の明時” と “幻霧” の仄かな光明を比較した時、そこに更なる深淵が現れるのかも知れませんね。
今回弊誌では、Kent さん(Vo, Gt)と Katsuta さん(Gt)にインタビューを行うことが出来ました。先日出演を果たした日本が誇るハードコア/ポストロックの祭典 “After Hours” についても語ってくれました。どうぞ!!

17522864_10154335272480848_2161301912458109214_n-2

heaven in her arms “白暈” : 9.7/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【heaven in her arms : 白暈 / WHITE HALO】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COLDWORLD : AUTUMN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH G.B. OF COLDWORLD !!

11025744_824232180958089_5577298361988298082_n

One Man Atmospheric Black Metal From Germany, COLDWORLD Has Just Released Gorgeous New Album “Autumn” For The First Time In 8 Years !!

DISC REVIEW “AUTUMN”

8年の沈黙を経て、German Atmospheric Black の雄、COLDWORLD が復活作 “Autumn” をリリースしました!!洗練され、スケール感、アンビエンス、メロディーの質共々格段に進化した作品は、シーンに衝撃を与えています。
COLDWORLD は G.B. のワンマンプロジェクト。すべての楽器、そしてグロウルからクリーンボーカルまで見事にこなす彼の才能は “Autumn” において素晴らしく開花していますね。前作 “Melancholie²” のメロディックなスタイルは引き継ぎながら、よりウォームでナチュラルなサウンドを具現化したアルバムは、最早ストレートな Black Metal の領域には収まり切らないようにも思えます。
Depressive Black Metal の首領、SHINING の近作がプログレッシブな1面を提示している事実とリンクするかのように、同様にデプレッシブなサウンドを奏でる COLDWORLD も Post-Progressive への接近を隠そうとはしません。
9分の大曲、”Womb of Emptiness” を聴けば、彼らの新しいチャレンジを感じることが出来るでしょう。ピアノとキーボードの荘厳でクラシカルなコードプログレッションに導かれ紡がれる G.B. のクリーンボーカルは、深い悲しみを湛えつつ、ダークでディープなアトモスフィアを創出します。KATATONIA の Jonas Renkse を想起するファンも多いでしょう。
実際、楽曲の前半は KATATONIA のモダンなプログレッション、リリシズム、耽美性と共通する部分も多く感じられます。
一転、壮絶なトレモロリフとグロウル、ダブルベースドラムが切れ込むと、楽曲は激しい絶望を宿した美しさにその色を変えていきます。冷ややかな空気の中、創出される対比の妙は、アルバムの重要なポイントとなっていますね。さらに、プログレッシブという観点から見れば、”Climax of Sorrow” においても OPETH のようなヘヴィープログレッシブに知性を湛えた極上のリフを聴くことが出来ます。
一方で、”Autumn” には、ALCEST, DEAFHEAVEN といった人気と飽和の渦中にある Post-Black / Blackgaze 勢に通じるような、多幸感すら感じさせるサウンドも存在します。アルバムオープナー、”Scars” での大胆なストリングスの使用や、”Void” における美麗な女性コーラスの導入も、絶望の先に暖かい光が射すような楽曲のムードを見事に強調しており、作品に多彩で豊かな表情を植え付けています。
インタビューで語ってくれた通り、幼少時からヴァイオリンを習得している G.B. の音楽は非常に緻密かつ知的で、エピカル。完成まで8年もの長い月日を要したことにも頷けます。今回弊誌では、G.B. にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

11855793_886330618081578_4007551362969880570_n

COLDWORLD “AUTUMN” : 9.7/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【COLDWORLD : AUTUMN】

WORLD PREMIERE : “BLACK SWAN” “AWAY / ABSENT” 【OBSIDIAN KINGDOM】


WORLD PREMIERE: “BLACK SWAN” OF OBSIDIAN KINGDOM !!

WORLD PREMIERE: “AWAY / ABSENT” OF OBSIDIAN KINGDOM !!

Ester Segarra

EXPERIMENTAL ROCK BAND FROM CATALAN CAPITAL,SPAIN.OBSIDIAN KINGDOM SET TO RELEASE LONG AWAITED NEW ALBUM “A YEAR WITH NO SUMMER”!!

スペインはカタラン出身、POST-MODERN なニューカマー、OBSIDIAN KINGDOM が待望の2ndアルバム “A YEAR WITH NO SUMMER” を3/11に SEASON OF MIST よりリリースします。JENS BOGREN がプロデュースを手掛けた彼らのデビュー作 “MANTIIS” は、前衛的なアートロックとキャッチーさ、ポストプログのアトモスフィアにポストロックの轟音を共存させた独自の POST-MODERN な世界観が秀逸で、一気にシーンの注目を集めました。ゲストボーカルに MAYHEM の ATTILA と ULVER の KRISTOFFER を迎えた新作ではどのような進化が見られるのでしょうか?

SOM379D-Obsidian-Kingdom-500X500px-72dpi-RGB

Their sophomore album ‘A Year With No Summer’ is now adding to the eclectic puzzle and a big step in an continuing evolution. To say that the Catalans move further away from their roots in extreme metal and towards a more progressive sound is equally correct as misleading. There are still burning
guitars and harsh riffing to be found, yet there is also simply much more of everything else. Contrasts, shifts, and raw emotions created and guided by intricate rhythm patterns, electronic tapestries as well as highlights are combined into a carefully composed musical painting of monumental dimensions. There are hints of the epic approach offered by such influences as PINK FLOYD and MARILLION, yet OBSIDIAN KINGDOM use a far darker range of colours on their pallet. There is a constant sense of drowning, darkness and depression threading through ‘A Year With No Summer’, which binds the wide stylistic range offered by its diverse song material together.
新作 “A YEAR WITH NO SUMMER” はさらにエクレクティックに進化を続けた大きな一歩なんだよ。エクストリームメタルのルーツから離れ、よりプログレッシブな方向に舵を切ったという説明は正しくもあり誤りでもある。新作にも強烈なリフは存在するんだけど、全てをよりシンプルに仕上げたんだ。複雑なリズムとエレクトロの音層に導かれ生まれる対比、変化、生々しい感情。こういったエピカルなアプローチのヒントになったのが PINK FLOYD, MARILLION といったバンドだよ。勿論、僕たちの方がダークだけどね。”A YEAR WITH NO SUMMER” には常にダークで陰鬱な雰囲気が流れているけど、多様性を持った楽曲たちが収録されているんだ。

Ester Segarra

Line-up
Zer0 Æmeour Íggdrasil: keys and vocals
Ojete Mordaza II: drums
Rider G Omega: guitars and vocals
Seerborn Ape Tot: guitars
Om Rex Orale: bass

a1998000779_16

http://www.facebook.com/obsidiankingdom
http://www.facebook.com/seasonofmistofficial

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【OUR OCEANS : OUR OCEANS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH TYMON KRUIDENIER OF OUR OCEANS !!

12088541_946940855371321_8694347093339683011_n

EXIVIOUS, ex-CYNIC, Tymon Kruidenier talks about his new band OUR OCEANS!! Debut album “Our Oceans” has deep, melancholic, nostalgic and dreamy melodies all through the album !!

Jazz, Fusion をメタルと融合させているバンドはいくつかいますが、EXIVIOUS はそのビジョン、テクニックではなく楽曲にフォーカスした方法論がメンバーの CYNIC, TEXTURES といった経歴も相俟って高く評価されているインストゥルメンタルバンドです。
その EXIVIOUS のメンバー3人をフィーチャーした新バンドが今回取り上げる OUR OCEANS です。彼らが新しい名前で挑むのはインストではなく、歌モノのPost-Prog サウンド。CYNIC でグロウルを担当していたとはいえ、ボーカルの Tymon がクリーンボーカルを収録するのはこのアルバムが初。しかし、それを微塵も感じさせないような見事な歌唱がアルバムの核となっています。優雅に、ソフトに、エモーショナルに歌いあげる Tymon のボーカルは確かに彼が敬愛する Jeff Buckley を想起させますね。
また、非常にメランコリックなメロディーラインも素晴らしく、プログレッシブな演奏に極上のメロディーが乗るという点では ANATHEMA や Steven Wilson と比較されるのも頷けます。ただ、OUR OCEANS のより空間を意識したサウンドは SIGUR ROS のような Post-Rock とも通じるものがあり、そのサウンドスケープが彼らの特徴ともなっています。それは実は EXIVIOUS にも感じることですが。
同時に、もう1人の元 CYNIC, Robin のスムースでスイートなフレットレスベースが見事なまでに作品にマッチしており、OUR OCEANS の個性を創造することに強く貢献しています。勿論要所で炸裂するギタリストとしての Tymon のソロワーク、そしてドラマー Jasper のパーカッシブなアプローチも聴き応え充分。歌モノからインスト、プログロックから RADIOHEAD のファンまで幅広くアピールするような作品だと感じました。
今回弊誌では、バンドの要 Tymon Kruidenier に話を聞くことが出来ました。どうぞ!!

12063754_946813898717350_7436393434389983218_n

MMM RATING IS

OUR OCEANS “OUR OCEANS” : 9,1/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【OUR OCEANS : OUR OCEANS】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ABIGAIL’S GHOST : BLACK PLASTIC SUN】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH KENNETH WILSON OF ABIGAIL’S GHOST !!

11224857_10152914076944071_100751102374332379_n

AWESOME POST-PROG BAND FROM NEW ORLEANS! ABIGAIL’S GHOST HAS JUST RELEASED BEAUTIFUL & INTELLIGENCE NEW ALBUM “BLACK PLASTIC SUN” !!

ニューオリンズから素晴らしいバンドが現れました。ABIGAIL’S GHOST。驚くべきはその音楽性です。ニューオリンズと言えばジャズやブルースの本場ですが、彼らは KATATONIA, ANATHEMA, OPETH, PORCUPINE TREE といったヨーロッパの所謂 “POST-PROG” バンドたちのようなメランコリックでプログレッシブな美しくモダンなサウンドを聴かせてくれます。先日リリースされた最新作 “BLACK PLASTIC SUN” は彼らの作品でも最高傑作と言えるでしょう。アルバムを通して儚くも魅力的なメロディーを聴くことが出来ますが、まず特筆すべきはヴァイオリンかも知れませんね。ヴァイオリンを使用するプログバンドは少なくありませんが、彼らほど見事にヘヴィーなロックと融合させているアーティストは多くはないでしょう。OPETH や KATATONIA のような知性とヘヴィネスを併せ持ったリフに絡み合うストリングス。そこに乗るのはレイク、ウェットン直系の湿ったボーカル。悪いわけがありません。また変拍子も巧みに使用していますね。ワルツや5拍子の登場する回数は非常に多いのですが、自然に楽曲に溶け込んでいて注意して聴かないと気づかない程です。ANATHEMA の新作にもそういった楽曲はありましたが、言葉にするなら”さりげなさ”のようなものを大事にする POST感が見事です。とにかく KSCOPE 勢が大好物という方々から MUSE, MEW のようなポピュラーながら一捻りあるロックが好きという人までぜひご一聴いただきたいと思います。今回弊誌ではバンドの頭脳 KENNETH WILSON にインタビューを行うことが出来ました。どうぞ!!

11698743_10152948767194071_7618349809712163376_n

YOU CAN STREAM ENTIRE “BLACK PLASTIC SUN” ALBUM HERE !!

MMM RATING⭐️

ABIGAIL’S GHOST “BLACK PLASTIC SUN” : 9/10

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ABIGAIL’S GHOST : BLACK PLASTIC SUN】

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【TESSERACT : POLARIS】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH DAN TOMPKINS OF TesseracT!!

1280x720

The most important band in the modern prog scene now, TesseracT has just released definitely masterpiece “Polaris” from Kscope!! It must be the “Guiding Light” of lot’s of prog rock fans and bands!!

モダンプログロックシーンにおける最重要バンド TesseracT が待望の新作 “Polaris” をリリースしました!!
界隈でも一二の実力を誇る不世出のボーカリスト Dan Tompkins がバンドに復帰。モダンプログを牽引する Kscope からのリリースと万全の体制で制作された本作はロック史に名を残す傑作に仕上がりましたね。Djent 黎明期から他とは異なりアトモスフェリックなポスト系の音像を強く意識して来た TesseracT ですが、”Alterd State” での成功を経て彼らがたどり着いた超立方体な境地は、Djent がムーブメントとなって以降数多出現したバンドたちを置き去りにするようなまさに Post-Djent な世界観でした 。バンドの矜持であるグルーヴィーでポリリズミックなリフはそのままに、Kscope が提示する Post-Prog の領域にもさらに大きく踏み込み、彼らにしか表現し得ない極上の音楽を生み出すことに成功しています。
Acle Kahney の Mayones と James Montieth の 27スケールの Ibanez が創造する強烈なリフの数々を聴けば彼らが現代最高のギターチームの1つであることが判るでしょう。特筆すべきは “Polaris'” の音質の素晴らしさで、4D Sounds としてプロデュース業も行う Acle が持てる力を全て注いだそのサウンドは、まるで目の前でライブが行われているかの如く生々しくダイナミズムに満ち、アタック音の1つ1つが明確に聞き取れるほどクリアーです。その音質の良さがAmos Williams の自由自在で躍動感溢れるベースラインを際立たせていることは記して置かなければなりません。彼はなかなか存在感を得られない昨今のベーシストたちの中では明らかに群を抜いていますね。
特に “UTOPIA” から “PHOENIX” への流れは現在の TesseracT を象徴している様に感じました。また、”Alterd State” の Ashe O’hara も “Perspective” の Elliot Coleman も自身の持ち味を発揮し素晴らしい歌唱を聴かせていましたが、やはりTesseracT は Dan Tompkinsです。彼のアトモスフェリックで美しいボーカルはさらに洗練され際立っています。新境地であるラップにも挑戦するなど聴き所は満載です。
今回弊誌ではその “スーパーボーカリスト” Dan Tompkins にインタビューを行うことが出来ました。TesseracT と “Polaris” については勿論、Skyharbor や彼が最近 Chimp Spanner の Paul と立ち上げた新バンド Zeta についても話していただけました!!

FULL ALBUM STREAM  “POLARIS”

MMM RATING⭐️

“POLARIS” 9,8/10

【INTERVIEW WITH DAN TOMPKINS】

10849744_10153016915971614_4838886768037862412_n

Q1: Hi, Dan! TesseracT’s newest album “Polaris” is just out now!! How are you feeling now?

【Dan】: We’re all feeling very excited, like waiting in queue for a rollercoaster! We can’t wait to see how the album is received by our fans but at the same time we also feel quite relieved to be at the end of the writing process so we can take the album on tour!

Q1: TesseracT の新作 “Polaris” がリリースされましたね!!今はどういったお気持ちですか?

【Dan】: とても興奮しているよ!まるでジェットコースターの順番待ちをしているような気持ちだね。このアルバムがファンにどう受け取られるか反応が待ちきれないよ。同時に作曲のプロセスを無事終えることが出来てとても安心したね。やっと”Polaris” を引っさげてツアーに出られるよ!

Q2: You quit TesseracT once at 2011, and returned to the band at last year. Could you tell us about the story behind that?

【Dan】: Unfortunately a few years ago the intensity of the touring schedule became unrealistic to maintain but over the course of the 3 or so years apart we’ve all made it possible to commit to the demands of a 24/7 TesseracT.

Q2: あなたは2011年に1度 TesseracT を脱退し、昨年復帰しましたね。その経緯を教えてください。

【Dan】: 残念ながら、何年か前はツアーのスケジュールが忙し過ぎて活動を続けるのが非現実的になってしまったんだ。ただ、3年かそのくらい別れているうちに、常に TesseracT に全てを捧げるという要求にコミット出来ると思ったから、再びバンドに加入することになったのさ。

11949266_10156047006680164_266187678820319140_n

Q3: When you named this album as “Polaris”, what was in your mind? Could you tell us about the concept or lyrical themes of new record?

【Dan】: The album was named after the North Star; a symbol of a guiding light but also change.

Q3: アルバムを “Polaris”というタイトルに決めた理由、アルバムのコンセプトを教えてください。

【Dan】: このアルバムは北極星にちなんで名付けられたんだよ。人々を導く “Guiding Light” のシンボルだね。だけど常にその姿を変えるんだ。

Q4: “Polaris” is amazing!! Groovy, beautiful, and atomospheric. We can realize what TesseracT is from them. So, this time, what’s the new challenge for you and TesseracT?

【Dan】: The only challenge we face now is being apart from our loved ones whilst on tour. Every other aspect of TesseracT life is perfect. We have a great team behind us and a fan base to follow!
.

Q4: “Polaris” は素晴らしいアルバムですね!グルーヴィーで美しく、アトモスフェリック。まさに TesseracT を象徴する様な作品に仕上がりました。あなたと TesseracT にとって今回特に挑戦したことはありますか?

【Dan】: 今直面している唯一のチャレンジは愛するツアーから遠ざかっていることだよ。TesseracT に関しては他は全てが完璧なんだ。偉大なチームだし、ファンも最高だよ。

10516875_10155435742285164_3156830736376712990_n

Q5: “Polaris” is first studio release from Kscope. I think Kscope is the label of Prog and Atomspheric music. Off course, Kscope is the most important label in the modern prog scene. Do you think TesseracT parts ways with Djent and Metal?

【Dan】: We’ve never considered ourselves as Djent, Metal of course however we see ourselves more of a progressive rock band in all honesty. We are definitely happy to be paired with Kscope but also eOne music in the US and now Ward Records in Japan!
.

Q5: “Polaris” は Kscope から初のスタジオ作品となります。Kscope はプログロックやアトモスフェリックな音楽に特化したモダンプログの最重要レーベルだと思っています。では TesseracT は Djent や Metal とは距離を置くのでしょうか?

【Dan】: 僕たちは勿論、自らを Djent とか Metal だと思ったことはないよ。ただ、全て正直に言うけど、僕たちはプログロックバンド以上の存在だと考えているんだよ。Kscope、そしてアメリカのeOne music、日本の Ward Records と契約出来て本当に満足しているんだ。

Q6: Anyway, you and Anup parted ways with Skyharbor. What happend to the band? Guiding Lights” was lanked high in our Reader’s Poll at last year, and your voice was really beautiful. So, we are so sorry to hear that

【Dan】: My brothers in Skyharbor will always be brothers. I felt I was holding the band back from really achieving their full potential. They wanted to tour far afield but my other commitments just got in the way for them. We’re very proud of what we achieved together. Music is eternal.
.

Q6: ではあなたが所属していた別バンド Skyharbor の話をしましょう。先日、あなたとドラマーの Anup はバンドを脱退しましたね。最新作 “Guiding Lights” はあなたの美しい声を生かした素晴らしい作品だっただけに残念です。バンドに何があったのでしょう?

【Dan】: Skyharbor のメンバーたちは離れてもずっと兄弟だよ。僕の存在がバンドのポテンシャルをフルに発揮する妨げになっていると思ったんだ。彼らは遠くまでツアーをしたいと考えていたんだけど、僕の他の活動がその妨げになってしまっていたんだ。共に成し遂げたことをとても誇りに思っているよ。音楽は不滅だからね。

Q7: You parted ways with Skyharbor, but you look still busy. Last year, you released with Skyharbor, Piano, and White Moth Black Butterfly, and joind with lots of bands as a guest singer. Personally, Piano’s “Salvage Architecture” was special record for me. What’s your favorite?

【Dan】: It’s true I’ve been busy, I have an insane love for music and singing. I couldn’t name a favourite but Guiding lights and Polaris are two of my greatest creations vocally.

Q7: なるほど。そうして Skyharbor を離脱した訳ですが、それでもあなたはとても忙しそうに見えます。昨年だけでも、Skyharbor, Piano, White Moth Black Butterfly でアルバムをリリースしましたし、ゲスト参加も多数です。そういった作品の中で特に気に入っているものはどれですか?

【Dan】: 間違いないね。とても忙しくしているよ。音楽と歌うことに狂気とも言えるほどの愛を注いでいるんだ。お気に入りを上げるのは難しいけど、”Guiding Lights” と “Polaris” はボーカルの面では自分の最高の作品だと思っているよ。

Q8: You’ve just launched new band Zeta with Paul Ortiz of Chimp Spanner, and Katie Jackson. It seems have lots of Electronic music aspects. Can’t wait for new material. When it will be? Could you tell us about Zeta?

【Dan】: ZETA is a great project that I hope to see remain creative for years to come. Myself Paul and Katie are good friends and have a great casual process for recording and writing. We love that 80’s iconic sound but we’re also fans of synthwave so it’s a no brainer for us to express ourselves and have some fun! We released our first single 24th September called Silent Waves
.

Q8: お忙しいという話をしましたが、新しいバンドを立ち上げましたね。Chimp Spanner の Paul Ortiz、Katie Jackson と共にエレクトロニカの要素を多分に持つ Zeta というバンドを結成しています。

【Dan】: Zeta は偉大なバンドだよ。これから先何年もクリエイティブでいられるように望むよ。僕と Paul、Katie は良い友達なんだ。だからレコーディングや作曲もカジュアルにやれるんだよ。僕たちは80年代のアイコニックなサウンドを愛しているし、同時にシンセウェーブも大好きなんだ。だから頭を悩ます必要もなく自己表現出来るしただ楽しいって感じだね。ファーストシングル “Silent Wave” を9/24に公開するよ!。

YOU CAN STREAM “SILENT WAVE” OF ZETA !!

【FIVE ALBUMS】

FIVE ALBUMS THAT CHANGED DAN’S LIFE!!

DREDG “EL CIELO”

51BChVRoFUL

TEXTURES “DRAWING CIRCLES”

Textures_drawing_circles

TOOL 10,000 DAYS

10000days-2

A PERFECT CIRCLE “MER DE NOMS”

51dHFT0GkML

ENIGMA “MCMXC a.d”

Enigma-MCMX

【MESSAGE FOR JAPAN】

10811697_10152957200996614_661099461_n

I have toured Japan previously twice with my old band ‘Piano’ It was the most memorable trip of my life. We and I cannot wait to tour Japan and meet all our amazing fans!

僕は以前、昔のバンド Piano で日本ツアーを2回行っているんだ。人生の中でも記憶に残る旅だったな。TesseracT と僕は日本をツアーして素晴らしいファンのみんなに会うのが待ちきれないんだよ!

DAN TOMPKINS

www.tesseractband.co.uk
www.facebook.com/tesseractband
www.kscopemusic.com/artists/tesseract

11078074_10155435738970164_7537534489514316722_n

THANKS A LOT, SARAH OF KSCOPE, AND DAN!!

mmmB5dvKwaCcAEznJZ

PLZ FOLLOW US ON FACEBOOK !!

NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE PINEAPPLE THIEF : MAGNOLIA】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH BRUCE SOORD OF THE PINEAPPLE THIEF !!

pt600292_10151540616328497_756974340_n

BEAUTIFUL, AND INTELLIGENCE・・・AWESOME POST-PROG BAND FROM UK, THE PINEAPPLE THIEF WILL COME TO JAPAN ON 4/26 !!

POST-PROGRESSIVE SOUND を掲げるレーベル KSCOPE を ANATHEMA, STEVEN WILSON, TESSERACT などと牽引する THE PINEAPPLE THIEF。4/26 に行われる EUROPEAN ROCK FES VOL.2 で初来日を果たします。THE FLOWER KINGS をメインアクトとするこのフェスに彼らを招聘したのは大英断だと思います。そもそも KSCOPE の抱えるアーティストは先に挙げた以外に KATATONIA にしても HAKEN にしても海外の評価に日本での知名度、評価が全く追いついていない状況です。オルタナ、アトモスフェリックといった枕詞がつくと途端に腰が引けてしまう音楽ファンが日本にはなぜか多いですね。確かに派手なインタープレイ、決めフレーズといったカチカチのプログレではないかもしれませんが POST-PROGRESSIVE、美しく知的な楽曲の構築というプログレの精神性はしっかり受け継いでいると思います。とにかくこのレーベル、アーティストを無視して現代の音楽シーンを語る事は出来ませんし、知らないというのはあまりにも勿体無いですね。実際 THE PINEAPPLE THIEF の最新作 “MAGNOLIA” はジャケット、音楽、ストーリー、全てが揃った大傑作でした。”ALONE AT SEA” のコーラスを聴いてもらうだけでも彼らの素晴らしさが伝わると思います。キャッチーで何度もリピートしたくなるメロディーこそ彼らの本質なのですから。今回弊紙では KATATONIA の JONAS とも WISDOM OF CROWDS というプロジェクトを行う多忙なフロントマン BRUCE SOORD に独占インタビューを行いました。

続きを読む NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【THE PINEAPPLE THIEF : MAGNOLIA】