NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【SARAH LONGFIELD : DISPARITY】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH SARAH LONGFIELD !!

“I’m Just So Happy To See It Getting Normalized. I Remember Starting Out There Were No Women On YouTube Or The Guitar Community, Which Was Always Disheartening.”

DISC REVIEW “DISPARITY”

Fender が行った調査によると、近年新たにギターを始める人の半数が女性であるそうです。その傾向を裏付けるように、Yvette Young, Nita Strauss, Orianthi Panagaris などテクニカルなロックやメタルの世界においてもギターヒロインの存在感、輝きは増す一方だと言えるでしょう。
Sarah Longfield。仄暗く凍える湖と森を抱くアメリカ中西部の最北、ウィスコンシンから登場した25歳の美姫は、さながらギターシーンのジャンヌダルクなのかも知れませんね。
2016年、Guitar World 誌による “世界最高の7弦、8弦ギタープレイヤー15人” の中に選された革新のハイテクニックビューティーは、驚くべきことにチャンネル登録者数20万を超える人気 YouTuber でもあるのです。(Rob Scallon とのコラボレートの数々は秀逸)
「マルチなプラットフォームを築き、ミュージックコミュニティーの様々な側面で名前が売れることは、素晴らしいプロモーションにもなって来たのよ。」と Sarah が語るように、ソロ活動、バンド THE FINE CONSTANT、そして YouTube と新世代らしく現代的なプラットフォームを意欲的に活用することで、彼女は Season of Mist との契約を手にすることになりました。
インタビューで、「私はまずピアノを8歳の時に始めて、それからヴァイオリンを10歳の時に始めたの。遂にギターを手にしたのは12歳の時だったわね。」と語るようにその音楽的素養は実に深くそして多様。弊誌に何度か登場している Yvette Young が似たようなバックグラウンドを持つことも興味深いシンクロニシティーではないでしょうか。
魔女か英雄か。さらにはチェロ、パーカッションまで嗜む才女のエクレクティックな素養とオープンマインドは、メタルの様式、伝統、アグレッションを地図にない未踏の領域へと導くのです。
「最新作は実際、前作とは全く異なるアルバムになったわね。焦点がよりオーガニックなマテリアルにシフトされ、私の持つ様々な影響を探求することが出来るようになったのよ。」 と語る Sarah。つまり、不均衡や差異を意味するタイトルを冠した最新作 “Disparity” は、遂に彼女本来の魅力を余す事なく伝えるマイルストーンに仕上がったと言えるはずです。
人生で初めて手にしたピアノの響きをイントロダクションに、幽玄荘厳、夢見がちでアトモスフェリックな独特の世界はその幕を開けます。”Embracing Solace”。慰めを抱擁する。プログレッシブなデザインからエレクトロニカの実験にジャズの恍惚まで、全てをシームレスに、壮麗優美に、そして時に幽冥に奏でるサウンドスケープは実にユニークかつ濃密。
Kate Bush を想起させる嫋やかな Sarah 自身のボーカルとエモーションを増したギター捌きの相性も極上。自らの音楽旅行を通して経験した光と影はこうして楽曲、作品へと見事に投影されて行きます。
ANIMALS AS LEADERS のショウを見た翌日に書かれたという、ヘヴィーでマスマティカルなデジタルのルーツを探求する “Cataclysm” が Tech-metal、ギターナードの心を激しく打つ一方で、”Departure” のオリエンタルな情緒や “Citrine” のオーガニックなポストロックの音景、”Miro” のアヴァンギャルドなジャズ精神は、二胡やハープ、サクスフォンの導入も相俟って、リスナーをカラフルで刺激的な非日常の絶景へと誘うのです。
今回弊誌では、Sarah Longfield にインタビューを行うことが出来ました。「私は女の子がギターをプレイすることがいたって普通な世の中になってただ本当に嬉しいのよ。」ウィスコンシンの乙女は果たして高潔か異端か。それは歴史が語るでしょう。どうぞ!!

SARAH LONGFIELD “DISPARITY” : 9.9/10

INTERVIEW WITH SARAH LONGFIELD

Q1: Hi, Sarah! First of all, could you tell us about your musical background? What kind of music were you listening to, when you were growing up?

【SARAH】: Hello! I started out playing piano at 8 years old, picked up the violin at 10, and finally guitar at 12.
Some of my earliest influences when I began playing guitar were All Shall Perish, Meshuggah, Slayer, and Tool.

Q1: 本誌初登場です!まずはあなたの音楽的なバックグラウンドからお話いただけますか?

【SARAH】: こんにちは!私はまずピアノを8歳の時に始めて、それからヴァイオリンを10歳の時に始めたの。遂にギターを手にしたのは12歳の時だったわね。
ギターを始めた当時、私の初期のインスピレーションは、ALL SHALL PERISH, MESHUGGAH, SLAYER, そして TOOL だったわ。

Q2: You said you started piano and violin first. So, what inspired you to start playing guitar? What made you pursue such a technical style, and multi-strings guitar?

【SARAH】: I actually started playing guitar because my violin teacher moved away, which unfortunately lead me to stop playing at the time. I was browsing a music store one day and decided I wanted to give guitar a go figuring maybe it would be familiar from playing violin.

Q2: まずピアノとヴァイオリンを始めたと仰いましたが、ではそこからギターを始めるに至った経緯、きっかけを教えてください。

【SARAH】: 実際のところ、私がギターを始めたのは、ヴァイオリンの先生が引っ越したからなの。それで残念ながらその時はヴァイオリンをやめざるを得なかったのね。
そんなある日、私は楽器店でなんとなく商品を眺めていたんだけど、不思議なことに突然ギターが弾いてみたくなったのよ。おそらくは、ヴァイオリンに似ていて馴染みがあったからでしょうけど。

Q3: Like Sarah, Yvette Young, Nita Strauss, lot’s of guitar heroins hit the scene now. Actually, recently, Fender study reveals 50% of new guitar players are women. Do you think finally, “Women’s era” comes to guitar scene?

【SARAH】: I’m just so happy to see it getting normalized. I remember starting out there were no women on YouTube or the guitar community, which was always disheartening. Now I meet so many young girls who come out to shows and want to be musicians in rock and metal, and I think that’s incredible!

Q3: あなたはもちろん、Yvette Young, Nita Strauss など近年、多くのギターヒロインが誕生していますね?実際、フェンダーの調査では、今ではギターを始める人たちの半数は女性だそうです。遂に “女性の時代” がギターシーンにも訪れたのでしょうか?

【SARAH】: 私は、女の子がギターをプレイすることがいたって普通な世の中になってただ本当に嬉しいのよ。私がギターを始めたころには、YouTube にも、コミュニティーにも女性なんて存在していなかったんだもの。そしてその事実にいつも私はがっかりして来たのよ。
今では本当に多くの女の子たちがショウに来てくれるのよ。そしてロックやメタルのミュージシャンになりたいと思ってくれているの。信じられないし、素晴らしいことだと思うわ!

Q4: You are doing The Fine Constant, solo works, and “YouTuber”. What are the different ways to use that?

【SARAH】: It has always been difficult to manage, but I love the balance between touring/live performance, and YouTube. They demand so many different things from me, creatively and otherwise, but the challenge has always been worth it. Being on multiple platforms and visible in many aspects of the music community has been great promotion all around.

Q4: ソロ活動、YouTuber、そして THE FINE CONSTANT。あなたは現在3足のわらじを履いているような形になりますが、それぞれをどう区別していますか?

【SARAH】: そうやって掛け持ちするのは、いつだってなかなか大変なのよ。だけど私は、ツアー、ライブパフォーマンスと YouTube を行き来するそのバランスが大好きなの。
掛け持ちをすることで、私には様々に異なるスキルが要求されるわ。クリエイティビティーやその他諸々でね。だけどそのチャレンジはいつも価値のあるものになるの。
それにマルチなプラットフォームを築き、ミュージックコミュニティーの様々な側面で名前が売れることは、素晴らしいプロモーションにもなって来たのよ。

Q5: Anyway, your newest album “Disparity” will be out soon! You were really into electronic world on your previous record. But “Cataclysm” is really heavy as Animals as Leaders, and “Citrine” is more organic like math/post-rock. As the artwork shows, it will be very colorful, diverse record, right?

【SARAH】: Yep! I’m so excited for its release. The new record is very different from my last, the focus has shifted to something more organic and allowed me to explore many of my influences. The songs range from heavy and technical to dream-like and jazzy. I’m really excited to perform it live!

Q5: では最新作 “Disparity” について話しましょう。前作ではエレクトロニカの世界に浸かっていましたが、今回は ANIMALS AS LEADERS を想起させるテクニカルな “Cataclysm” からよりオーガニックでポストロックの感覚を保持した “Citrine” まで、アートワークが示すようにカラフルなレコードとなりましたね?

【SARAH】: まさに!このアルバムのリリースにはとても興奮しているのよ。最新作は実際、前作とは全く異なるアルバムになったわね。焦点がよりオーガニックなマテリアルにシフトされ、私の持つ様々な影響を探求することが出来るようになったのよ。
事実、楽曲はヘヴィーでテクニカルなものからドリーミーでジャジーなものまでとても幅広いのよ。この作品をライブでプレイするのが本当に楽しみだわ!

Q6: When you named it “Disparity”, what was in your mind? What kind of emotion, experience, were you inspired by?

【SARAH】: I’ve been fortunate in my musical endeavors to see lots of beautiful places and experience many incredible, but also occasionally strange and dark things. The contrast has been truly inspiring and this album is documentation of that. Thus, there are many different moods throughout the record.
The title just really reflects the contrast of the record. When I first was writing the album I wanted it to be cohesive and fluid, I ended up with something quite a bit more varied and chaotic but I am happy with how it turned out.

Q6: “Disparity” (不均衡、相違点) というタイトル、そして作品のムードにはどのような感情、体験が反映されていますか?、

【SARAH】: 幸運にも、私は音楽の旅を通して多くの美しい場所を見て、信じられない経験をして来たわ。ただ、同時に時には奇妙でダークな出来事もあったのよ。そのコントラストがこのアルバムにとって真のインスピレーションとなったのよ。実際、この作品は様々なムードに彩られているわ。
相違点というタイトルは、まさにそのアルバムのコントラスト、多様性を反映しているわ。この作品を書き始めた時、私はレコードを流体のように密着したものにしたかったの。結局、最終的にはよりバラエティーに富んで、カオティックなものとなったけど、完成した作品には満足しているの。

Q7: I feel your guitar play becomes more matured in this record. You play like talking, singing and that made me really emotional. Anyway, What was your challenge about guitar playing in this record?

【SARAH】: Thank you! That’s actually thanks to my friend and occasional live guitarist Dave Dunsire. He was the first player I’d ever listen to who I felt made his leads “sing”. He had a huge part in shaping what my style has become.

Q7: あなたのギタープレイもこの作品でより成熟を遂げたように感じます。歌ったり話したりするように、実にエモーショナルにギターを紡いでいますね?

【SARAH】: ありがとう!だけどその賛辞は、私の友人でライブギタリスト Dave Dunsire に捧げなければならないわね。彼こそ、私がリードギターを聴いてまるで “歌っている” ようだと感じた最初のプレイヤーなの。私が築き上げたスタイルの大部分に彼の影響が織り込まれているわ。

Q8: You are Strandberg user. Actually, lot’s of modern guitar players love Strundberg, like Plini, Jakub Zytecki, Yvette. Why do you love the guitar?

【SARAH】: It is lightweight, small, easy to travel with and an absolute delight to play. They’re wonderful and lend themselves really well to my style.

Q8: あなたが使用している Strandberg ギターは、Plini, Jakub Zytecki, Yvette Young など新世代のギタリストたちに愛用されていますね?

【SARAH】: まず何より軽くて、小さくて、持ち運ぶのにとても便利なの。それにとにかくプレイしていて楽しいわね。彼らは素晴らしいし、私のスタイルを築くのに大いに寄与しているわ。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED SARAH’S LIFE

MESHUGGAH “CATCH 33”

AT THE GATES “SLAUGHTER OF THE SOUL”

FOALS “ANTIDOTES”

ANIMALS AS LEADERS “ANIMALS AS LEADERS”

CIRCA SURVIVE “JUTURNA”

MESSAGE FOR JAPAN

I truly hope to be able to play a show in Japan one day!! It seems like such an inspiring place for art and music!

いつの日か、私は心から日本でプレイしたいの。アートと音楽にとって、とてもインスピレーションを含んだ場所のようだから!

SARAH LONGFIELD

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