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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【CONFESS : EAT WHAT YOU KILL】BLOOD & PRIDE OF IRANIAN METAL


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH NIKAN KHOSRAVI OF CONFESS !!

ALL PICS BY Camilla Therese

“Of Course Harsh Sentences Weren’t Convenient But I Took Pride For That! Cause It Meant That My Music And My Lyrics Are So Strong And Truthful That They Could Scare a Whole Regime. But At The Same Time It Was Stepping To The World Of Unknowns.”

GIVE BLOOD FOR THE MUSIC

「ポジティブな話をしようじゃないか。もちろん、過去も重要だけど新たなアルバム、新たなツアー、未来について話したいんだ。」
イランで不敬罪に問われノルウェーへと亡命したメタルソルジャー。CONFESS の魂 Nikan Khosravi とのコンタクトはそうして始まりました。Nikan と同様の状況に立たされた時、それでもあなたは過去よりも未来を見つめ、希望を捨てずにいられるでしょうか?
「被告を懲役12年、鞭打ち74回の刑に処す。」2017年、テヘランの裁判官は、冒涜的な音楽を作ったとして政権に起訴されたイランの有名メタルデュオ、CONFESS 2人のメンバーに判決を言い渡しました。特にシンガーでリードギタリスト Nikan “Siyanor” Khosravi(27歳)は、”最高指導者と大統領を侮辱した”、”反体制的な歌詞と侮辱的な内容を含む音楽を制作し世論を混乱させた”、”野党メディアのインタビューに参加した” として非常に重い量刑を受けることとなったのです。
“告白” と題されたデュオの “違法” なレパートリーは、イラン政府の反体制派に対する極端な不寛容さを狙撃する “Encase Your Gun “や、”ファック” をリベラルに使用した “Painter of Pain”、刑務所での地獄を綴る “Evin”など。
2014年、”In Pursuit of Dreams” をリリースした彼らはアルバムが出た数日後、イスラム革命防衛隊(IRGC)のエージェントに逮捕されました。罪状は? “冒涜、悪魔崇拝的なメタルやロックを扱う違法なアンダーグラウンドレーベルの結成と運営、反宗教的、無神論的、政治的、無政府主義的な歌詞を書いたこと”。
2人はイラン最凶の刑務所エヴィンに送還され、10日間独房で過ごした後、一般棟に移されました。解放されたのはそれから数ヶ月後、Nikan の両親が2人の保釈金として自宅を担保に差し出したのです。そして数年後、彼らは裁判にかけられ冒頭の判決が読み上げられました。
「実は最初は強制的に出国させられたんだ!そしてもう一つの理由は、目を覚まさせる率直な暴言というか意見を吐いたアーティストという理由だけで、10年以上も刑務所にいるのはフェアではないと感じたからだよ。どんなやり方でも、僕は刑務所の外にいた方が多くの人の役に立つことができると感じていたしね。」
しかし、センセーショナルな判決を受けたメタル世界の心配はある意味杞憂に終わりました。イランの政権も世界が監視する中で、この言論信教の自由に対する侵害をこれ以上大ごとにする気はなく、政権に牙を剥く狼への抑止力として象徴的な量刑を得られればそれでよかったのかもしれません。
そもそも、Nikan も語っているように、イランではたしかにヘヴィーメタルは禁止された違法な音楽ですが、それでもライブの許可が降りるバンドは存在しているのです。つまり、背教的で違法なメタル代表として迫害を受けたように思われた CONFESS ですが、その実は判決の通り政権への反抗と批判こそが真の迫害理由だったのでしょう。政権に擦り寄るか否かで決定される天国と地獄は、たしかに神の所業ではありません。
ただ、どちらにしても、イランが国民の表現の自由を厳しく制限していることは明らかです。ジャーナリストは今でも逮捕され続けていますし、公共の場で踊ったり顔を隠さなかっただけの女性も酷い罰を受けているのですから。つまり、抑圧的なイランの現政権にとって、芸術を通して自己や思想を表現する CONFESS のようなアーティストは格好の標的だったのです。
「僕は逮捕されたことを誇りに思っていたんだよ! なぜならそれは、僕の音楽と歌詞が非常に強力で真実味があることを意味していたからね。政権全体を脅かすことができたんだから。でも同時に、それは未知の世界に足を踏み入れることでもあったんだ。 」
そんなある種のスケープゴートとされた Nikan ですが、自らのアートが真実で政権に脅威を与えたことをむしろ誇りに思っていました。人生は常にポジティブであれ。そんな Nikan の哲学は、偶然にも彼を迫害されるアーティストの移住を支援する ICORN によってメタルの聖地ノルウェーへと導くことになったのです。
「僕らは今までスラッシュ、グルーヴ、デス、メタルコア、ニューメタル、ハードコアなどと呼ばれてきたけど、すべてを書いている僕自身でも自分たちが何者なのかよくわからないし、正直なところ何のレッテルを貼るべきなのかもわかっていないんだ。今でも新たな場所に行くための新たな要素を探しているからね!どんな楽曲でも、自分をより良く表現するための新しい “追加の” サウンドを今も探しているんだよ。」
ノルウェーで新たなメンバーを加えた Nikan は各メタル誌にて絶賛を受けた新曲 “Eat What You Kill” をリリース。激動のストーリーだけでなく、楽曲にもこれほど説得力を持たせられるのが CONFESS の凄みでしょう。SLIPKNOT も HATEBREED も PANTERA もすべてぶちこんだこの激音の黒溜まりはあまりに強烈。常に前を向き、新たな光を追い求める無神論者。血と誇り、そして文字通り人生すべてをかけたニューアルバム “Revenge At All Costs” の登場は目前です。すべてを賭けた復讐は、きっと過去を完全に断ち切る決意の叫び。
「僕が人間として2015年から今日まで経験してきた全てのことを書いていると言えるね。その期間に起こった全てのこと、会った全ての人について語っているんだ。このアルバムは間違いなく物語を語るアルバムであり、もちろん政治的なアルバムでもあるよ。」独占インタビュー。どうぞ!!

CONFESS “EAT WHAT YOU KILL” : 10/10

INTERVIEW WITH NIKAN KHOSRAVI

Q1: First of all, could you tell us how you found and got into metal in Iran, a country that is very intolerant of it?

【NIKAN】: I grow up in a family that art was always been respected and followed. My dad was a big Pink Floyd fan, so I knew what rock music is since I was a little child. Listening to The Wall record with my dad and all.
But when I finished the elementary school and started the senior high school I discovered Metal music through a friend who had a brother who was a metal head. So he kind of supplied me with some music for a while until I went after finding more on the Internet. At those years I decided to play guitar and later on I started Confess.

Q1: まずは、イランというメタルにおそらく不寛容な土地で、どのようにメタルと出会いのめり込んでいったのかお話ししていただけますか?

【NIKAN】: 僕は芸術が常に尊敬され、守られていた家庭で育ったんだ。父が PINK FLOYD の大ファンだったから、幼いころからロックがどんなものかは知っていたよ。父と一緒に “The Wall” のレコードを聴いたりしていたからね。
そうして小中学校を卒業して高校に入った時に、メタル好きの兄がいる友達の紹介でメタルを知ったんだ。ネットで色々調べてのめり込んでいくまでの間は、彼から音楽を教えてもらっていたんだよ。その頃にギターを弾くことを決意し、後に CONFESS を始めたんだ。

Q2: What was the hardest part of being in a band in Iran as Confess?

【NIKAN】: Probably not being legit like any other artist and staying what it’s called “Underground” forever! Specially if you have a music with a strong message in the lyrics which is anti-establishment like Confess. There are metal bands that can satisfy the government to take the permit for playing in some big venues, but we despite them! It’s act of betrayal to me… You can translate that into the philosophy of Wolves and Dogs! You know….

Q2: イランという国で CONFESS というメタルバンドを続ける中、最も大変だったことはなんでしたか?

【NIKAN】: おそらく他のアーティストのように合法的ではなく、永遠に “アンダーグラウンド “と呼ばれる存在に留まっていなければならなかったことだろうな!特に CONFESS のように、反体制的な歌詞に強いメッセージ性を込めた音楽をやっているならばなおさらだよ。
大きな会場での演奏許可を政府に納得してもらえるようなメタルバンドがいる一方で、それなのに俺達は!!…ってね。それは僕にとっては政府の裏切り行為だったんだよね…。つまりそれって、飼いならされた犬と野生の牙を持つ狼のどっちが勇猛か?って話だよね!

Q3: Could you talk about how you felt when you were arrested and sentenced, and why you decided to seek asylum in a foreign country?

【NIKAN】: Of course it wasn’t convenient but I took pride for that! Cause it meant that my music and my lyrics are so strong and truthful that they could scare a whole regime. But at the same time it was stepping to the world of unknowns.
The reason for getting out of my country was that I was forced to at first! And the other reason was that I didn’t feel that it is fair to stay in jail for more than a decade only for being a woke and outspoken artist. I felt no matter how, but I can be more useful for alot of people outside of prison. Even if I would be outside of my home!

Q3: 政府から逮捕され、刑を宣告されだ時の気持ちをお話ししていただけますか?亡命を決めたのはなぜだったんですか?

【NIKAN】: もちろん、好都合に感じたわけじゃないけど、僕は逮捕されたことを誇りに思っていたんだよ! なぜならそれは、僕の音楽と歌詞が非常に強力で真実味があることを意味していたからね。政権全体を脅かすことができたんだから。でも同時に、それは未知の世界に足を踏み入れることでもあったんだ。
自分の国を出た理由だけど、実は最初は強制的に出国させられたんだ!そしてもう一つの理由は、目を覚まさせる率直な暴言というか意見を吐いたアーティストという理由だけで、10年以上も刑務所にいるのはフェアではないと感じたからだよ。どんなやり方でも、僕は刑務所の外にいた方が多くの人の役に立つことができると感じていたしね。たとえ自分の国の外にいたとしてもね!

Q4: Why did you choose Norway as a place of exile? Are you more comfortable living and playing music now than you were in Iran?

【NIKAN】: I didn’t choose Norway! Norway choosed me actually. They took the initiative and sent me an invitation to come here and of course I’m glad to be here and being able to keep pursuing my dreams.
It is of course very different. More supportive system about any form of arts and alot more outlets for projecting that.

Q4: ノルウェーを亡命先に選んだのはなぜだったんですか?

【NIKAN】: 実は、僕がノルウェーを選んだわけじゃないんだ!ノルウェーが僕を選んだんだよ。彼らがイニシアチブをとって僕をノルウェーに招待してくれたのさ。もちろん、僕も今ここにいて、まだ夢を追えていて幸せだよ。
イランとノルウェーではもちろん全く状況が異なるよ。どんな形のアートであれ、ノルウェーの方がより協力的だし、需要も多いからね。

Q5: Are you still a Muslim? It was told that metal is blasphemous in Iran, do you agree with that notion?

【NIKAN】: I never was a Muslim. I had friends who were and they where very good friends of mine but I never believed in any religion. Never made sense to me! No it is not being considered as “a blasphemous music” as a whole! It depends what you have to say in your music. Because as I said there are so many rock/metal artists who are having difficulties to get permits for playing live but never been persecuted at any point.

Q5: あなたは今でもムスリムですか? メタルはイランでは神を冒涜する不敬な音楽とも言われていますよね?

【NIKAN】: 僕がムスリムだったことはないよ。イスラム教徒の友人はいたし、彼らはとても良い友人だったけど、僕はどんな宗教も信じたことがないんだよ。宗教は僕の中で全く意味を持たなかったんだ!
いや、イランでもメタル全てが “冒涜的な音楽” などとは思われていないよ! それは音楽の中で何を言いたいのかによるんだ。なぜなら、さっきも言ったけど、ライブをするための許可を得るのに苦労しているロック/メタルアーティストは非常に多く存在するけど、迫害されることはほとんどないからね。

Q6: It’s a new start for Confess, but did you find the band members in Norway? What did you like about them?

【NIKAN】: Yes, and we are working on Confess new album that I have been writing for almost 3 years! The album is called “Revenge At All Costs” and I hope it would come out until the spring of 2021.but we have released bunch of singles off of it which the feedbacks where crazy good! Also we are having our first tour on April 2021 and it starts from North of Norway which is pretty cool. Well, I like them because they’re my new brothers! That’s for sure. That’s why I shared my dreams with them so they’re pretty special to me.

Q6: ノルウェーで新たなスタートを切った CONFESS ですが、新たなメンバーもノルウェーで集めたんですよね?

【NIKAN】: そうだね、今は3年間書き続けてきCONFESS のニューアルバムを作っているところなんだ!”Revenge At All Costs” というアルバムで、2021年の春までに出したいね。これまでにシングルを何枚かリリースしたんだけど、そのフィードバックがすごく良かったから!
それに、2021年4月にノルウェー北部をかわきりに初めてのツアーを行うんだ。クールだよね!バンドの新たなメンバーは僕の新しい兄弟だから、彼らが好きだよ。それは間違いないね。だから僕は彼らと夢を共有してきたんだ。とても特別な存在だよ。

Q7: The new song, “Eat What You Kill,” is the coolest thing ever! Interestingly, Confess is often described as thrash metal, but there’s also a influence of hardcore, Nu-metal and Pantera in the new songs, right?

【NIKAN】: Yes, we have been called Thrash, Groove, Death, Metalcore, Nu-Metal/Hardcore before but I don’t know what we are really and to be honest don’t what to put any labels on it because me as the guy who wrote all the metrials to this day, I’m still discovering new things by going new places! Still looking for the new “additional” sound that helps me express myself better in any specific song. But yes, the influences are from all over the place! The greatests! I mean even the technics of lyrical Rap music inspires my pen. So I guess it’s not the easiest thing in the world to put Confess in a specific category and say that’s it! We’re this type of band because our next song is always unpredictable!

Q7: 最新曲 “Eat What You Kill’ は最高にクールですね!CONFESS はよくスラッシュメタルと表現されますが、ハードコアや Nu-metal, PANTERA などの影響も強く感じられますね?

【NIKAN】: そうだね、僕らは今までスラッシュ、グルーヴ、デス、メタルコア、ニューメタル、ハードコアなどと呼ばれてきたけど、すべてを書いている僕自身でも自分たちが何者なのかよくわからないし、正直なところ何のレッテルを貼るべきなのかもわかっていないんだ。
今でも新たな場所に行くための新たな要素を探しているからね!どんな楽曲でも、自分をより良く表現するための新しい “追加の” サウンドを今も探しているんだよ。
だから、そうだね、様々なものから影響を受けているよ! 偉大なアーティストたちからね! つまり、ラップのリリックの技術的でさえも、僕のペンにインスピレーションを与えてくれるんだ。 だから、CONFESS を特定のカテゴリーに分類して、そのジャンルだけだと言うのは、決して簡単じゃないと思うな!こんなタイプのバンドだから、次の曲はいつだって予測不能なんだ!

Q8: So, it seems your new record will be called “Revenge At All Costs”. Does this title reflect your past or your political ideology?

【NIKAN】: Definitely! That’s what it’s called what it is… It’s a statement in antmy aspects. The title says alot! Self-explanatory! But I can tell you that it’s about everything that I experienced since 2015 til now as a human. I talk about everything and everyone in it. It is definitely a story telling album a of course a political one by talking about start of all of this with simply making stand on an ideology!

Q8: 次のアルバムとなる “Revenge At All Costs” “どんな犠牲を払っても復讐してやる” ですが、このタイトルはあなたの過去や政治的思想を反映しているのでしょうか?

【NIKAN】: 間違いなくね! それが何かというと… 僕のステイトメントなんだよ。タイトルが全てを物語っているよね! わかりやすいね!
つまり、僕が人間として2015年から今日まで経験してきた全てのことを書いていると言えるね。その期間に起こった全てのこと、会った全ての人について語っているんだ。このアルバムは間違いなく物語を語るアルバムであり、もちろん政治的なアルバムでもあるよ。

Q9: From the Corona crisis to Black Lives Matter, and big climate change, this world is going through a turbulent time right now. Nevertheless, the world continues to be confronted by religious, ideological and ethnic differences. Do you think there is a hope?

【NIKAN】: It is an important question that takes a lot of talking but in this short time I can only say that we are failing at every stage of this what so called Human Evolution and if we don’t learn our listen, we are not going to last for a long time! We got to learn again how to co-exist and unlearn everything that media and the systems around the world told us because, look where we are now!
Hope? Yes, life thought me to always keep my hope but to keep open my eyes too! This is bad and we have to do something cause to me clock is ticking!

Q9: コロナ危機から BLM, 気候変動と世界は激動の時を迎えています。それでも、世界は宗教や思想、人種の違いによる争いをやめることはありませんね。希望はありますか?

【NIKAN】: それは多くを話すべき重要な質問だけど、僕がこの短い時間で言えるのは、僕たちはこのいわゆる “人間の進化” と呼ばれるもののすべての段階で失敗しているということだね。教訓から学ばなければ、長い間はもたないだろうな!
僕たちは共存する方法を再度学び、メディアや世界中のシステムが語るすべてのもの忘れる必要がある。これまでのやり方でどうなっているか、見ればわかるでしょ?
希望? そう、人生は常に希望を持ち続けるようにと教えてくれたけど、目を開き続けておくようにとも教えてくれた。悪いことが起こっているから、何かをしなければならない。時計は進み続けているんだから。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED NIKAN’S LIFE

SLIPKNOT “IOWA”

SLAYER “WORLD PAINTED BLOOD”

LAMB OF GOD “WRATH”

PANTERA “VULGAR DISPLAY OF POWER”

HATEBLEED “SUPREMACY”

MESSAGE FOR JAPAN

First of all thank for reading this and thanks for the support of those who knew us from before and are listening to us and thanks for the attention of those who just heard about us here. Thank you guys too. We love you Japan! Great nation with a great history! We wish to see you soon. If you want us, we will be there… 乾杯!

まずはこのインタビューを読んでくれてありがとう。そして以前から知っていて聴いてくれている人、今ここで知ってくれたばかりの人も注目してくれてありがとう。
僕たちは日本を愛しているよ。偉大な歴史を持つ偉大な国! 近いうちに会えることを願っているよ。もし必要とされるなら、きっと駆けつけるよ…乾杯!

NIKAN KHOSRAVI

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