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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【FRIKO : WHERE WE’VE BEEN, WHERE WE GO FROM HERE】FUJI ROCK 24!!


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH FRIKO !!

“I Personally Am Obsessed With Whatever That Magic Is That Makes Records “Classic”. So I Spent a Lot Of Time Over The Past Few Years Listening To All These Records That We Give This Honor And Taking In What They Had To Say.”

DISC REVIEW “Where we’ve been, where we go from here”

「レコードを “クラシック” にする魔法、それが何であれ、それに取り憑かれている。だから、ここ数年、僕たちはそうした “名盤” だと思えるレコードを聴き、そのレコードが語っていることを受け止めることに多くの時間を費やしてきた。僕にとって、これらの “名盤” たちに共通しているのは、彼らが何かを語っているということ。それが言葉であれ音楽的なものであれ、そこには目に見える即効性があった。”Pet Sounds” における即効性は、”OK Computer” における即効性とはまったく違うけれど、それでも僕の中では同じカテゴリーのものなんだ」
“friko4u”。みんなのためのFRIKO。それはシカゴのインディー・ロック・シーン、HalloGallo 集団から登場し、瞬く間に世界を席巻した FRIKO のインスタグラムにおけるハンドル・ネーム。FRIKO が何者であろうと、彼らの音楽は世界中から聴かれるために、つまり音楽ファンの喜びのために作られているのです。
そのために、FRIKO のフロントマン Niko Kapetan とドラマー Bailey Minzenberger は、THE BEACH BOYS から RADIOHEAD まで、自らが名盤と信じる作品を解析し、”目に見える即効性” という共通点へとたどりつきました。カラフルであろうと、難解であろうと、先鋭であろうと、名盤には必ずある種の即効性が存在する。そうして彼らは、その信念を自らのデビュー・フル “Where we’ve been, where we go from here” へと封じ込めました。
「シカゴのシーンがとにかくフレンドリーであるところだと思う。たとえば他の3つのバンドと一緒にライブをすると、みんなお互いのセットに残って見てくれる。みんなコラボレーションしたり、他のバンドで演奏したりする。シカゴは、LAやニューヨークのような他のアメリカの主要都市と違って、20代から30代前半の人たちが手頃な家賃で住めるということもあると思う。だから、ここでの生活をエキサイティングなものにしようとする若者がたくさんいるんだよ」
アルバムに込められた想い。それは、”私たちがいた場所、そしてここから進む場所”。シカゴのインディー・シーンは決してLAやNYCのように巨大ではありませんが、それを補ってありあまるほどのエナジーと優しさがありました。競争ではなく共闘。その寛容さが彼らを世界規模のバンドへと押し上げました。DINASOUR JR? ARCADE FIRE? THE CURE? レナード・コーエン?ショパンにワグナー?!比較されてもかまわない。彼らは “名盤” のタイムマシンでただ世界を笑顔にしたいだけなのです。
FRIKO のオフィシャル・サイトの URL は “whoisfriko.com”。そこには ARCTIC MONKEYS が2006年に発表したEP “Who the Fuck Are Arctic Monkeys” を彷彿とさせる不敵さがあります。きっとFRIKO って誰?の裏側には、誰だって構わない、私たちは私たちだという強い信念が存在するはずです。
「SQUID, BLACK MIDI, BLACK COUNTRY, NEW ROAD の大ファンなんだ。彼らは、私たちよりもっとヴィルトゥオーゾ的なミュージシャンだと思うし、だから技術的なレベルでは太刀打ちできないから、エモーショナルでタイトなソングライティングの面でアクセントをつけようとしているんだ (笑)。でも、そうした新しいエネルギーが再びロック・ミュージックに戻ってきているのを見るのは素晴らしいことだし、若い人たちにとってはエキサイティングなことだと思う」
そうして FRIKO は、ポスト・ロックやプログまで抱きしめた新たな英国ポスト・パンクの波とも共闘します。いや、それ以上に彼らの寛容さこそが、長年すれ違い続けたアメリカと英国のロックの架け橋なのかもしれません。なぜなら、そこには David Bowie や QUEEN、そして THE BEATLES の魂までもが息づいているのですから。FRIKO は誰?その質問にはこう答えるしかありません。大西洋を音楽でつなぐエキサイティングな時計の “振り子” だと。
今回弊誌では、FRIKO にインタビューを行うことができました。「僕は宮崎駿の映画で育った。ジブリ映画は、僕が書く音楽に、音楽以外のどの作品よりも影響を与えている。宮崎駿には、世界中の人々に通じる特別な何かがあるんだ」 どうぞ!!

FRIKO “WHERE WE’VE BEEN, WHERE WE GO FROM HERE” : 10/10

INTERVIEW WITH FRIKO

Q1: First, can you tell us what kind of music you guys grew up listening to?

【NIKO】: I grew up listening to a lot of my dads favorite bands, like The Cure, The Smiths, Led Zeppelin, Yes. My mom loved 70s soft rock so I also heard a lot of Hall and Oates and Fleetwood Mac. The biggest for me though is probably when my parents took me to see LOVE in Las Vegas (A Beatles centered play/musical) when I was 8 and I immediately fell in love with the Beatles and pretty much only listened to them from 8-12 years old.

【BAILEY】: Growing up, my dad would play a lot of music for my sister and I. My dad is a great musician and he would practice classical guitar around the house. He introduced me to Alan Holdsworth, John Abercrombie, Pat Metheny, and other great guitar players. He also used to burn CD’s for my sister and I; a song that I rediscovered recently from one of these CD’s is “Let Go” by Frou Frou.

Q1: まず、お二人がどんな音楽を聴いて育ったのか教えてください。

【NIKO】: 父が好きだったバンド、例えば THE CURE, THE SMITHS, LED ZEPPELIN, YES などを聴いて育ったね。母は70年代のソフト・ロックが好きだったので、HALL & OATES や FLEETWOOD MAC もよく聴いていた。8歳のときに両親に連れられてラスベガスの “LOVE”(ビートルズを中心とした演劇/ミュージカル)を観に行って、すぐに THE BEATLES が大好きになり、8歳から12歳までは彼らしか聴かなくなったんだ。

【BAILEY】: 父は偉大なミュージシャンで、家の中でいつもクラシック・ギターの練習をしていたわ。Allan Holdsworth, John Abercrombie, Pat Metheny、その他の偉大なギタリストを紹介してくれたんだ。彼はまた、私と妹のためによくCDを焼いてくれた。最近、このCDの中から再発見した曲は、Frou Frou の “Let Go” だよ。

Q2: How did you two meet and how was Friko born? What’s the meaning behind your band name Friko?

【NIKO】: Me and Bailey went to the same high school, and actually sat next to each other in a class, but never talked until after high school. Bailey and Jack (the engineer for the record) asked me to play bass in their band, and after my high school band broke up I asked Bailey to join what would become Friko. I knew Bailey was an amazing drummer ‘cause I’d see them playing with our high school band all the time haha.

Q2: では、お二人の出会いについて、お話ししていただけますか?

【NIKO】: 僕と Bailey は同じ高校に通っていて、実際にクラスで隣の席になったんだけど、高校を卒業するまで話したことはなかった。でも、Bailey と Jack (レコードのエンジニア)が、彼らのバンドでベースを弾いてみないかと誘ってくれた。そうして僕の高校のバンドが解散した後、僕は Bailey に一緒にやろうと誘ったんだ。彼女が素晴らしいドラマーだということは、高校のバンドで演奏しているのをいつも見ていたから知っていたんだ。それが FRIKO になったんだよ。

Q3: There are some great bands coming out of the Chicago indie rock scene, the Hallogallo collective right now, and you guys are probably part of it. What is it about Chicago that nurtures talent like yours?

【FRIKO】: Yes! So many good Chicago band within that group of folks and outside of it like Horsegirl, Lifeguard, sharp pins, Finom, Chaepter, Sick Day, VV Lightbody (I could go on)
But I think what nurtures that is how friendly the scene is in Chicago. You’ll play a show with three other bands and everyone will stay for each others sets. Everyone collaborates too or plays in each others bands. I think it also comes down to the fact that Chicago, unlike other major US cities like LA and New York, has affordable rent for people in their 20’s and early 30’s. So there’s a lot of young people trying to make life here exciting.

Q3: シカゴのインディー・ロック・シーン、Hallogallo集団から素晴らしいバンドが生まれています。あなたたちもその一員でしょう。シカゴの何があなたたちのような才能を育てるのでしょうか?

【FRIKO】: そうだね!Horsegirl, Lifeguard, sharp pins, Finom, Chaepter, Sick Day, VV Lightbody など、そのグループ内にも外にもシカゴの良いバンドがたくさんいる。
それを育んでいるのは、シカゴのシーンがとにかくフレンドリーであるところだと思う。たとえば他の3つのバンドと一緒にライブをすると、みんなお互いのセットに残って見てくれる。みんなコラボレーションしたり、他のバンドで演奏したりする。シカゴは、LAやニューヨークのような他のアメリカの主要都市と違って、20代から30代前半の人たちが手頃な家賃で住めるということもあると思う。だから、ここでの生活をエキサイティングなものにしようとする若者がたくさんいるんだよ。

Q4: That’s what’s really great about you guys, you’re bridging eras that are relevant to everything from The Beach Boys to Radiohead, Dinasour Jr, Arcade Fire. Do you consciously try to make music that is “like a time machine”?

【NIKO】: I personally am obsessed with whatever that magic is that makes records “classic”. So I spent a lot of time over the past few years listening to all these records that we give this honor and taking in what they had to say. And for me what all these “classic” albums have in common is they just had something to say. Whether that is verbally or musically, there was something urgent in the music that was tangible. And that urgency in Pet Sounds is totally different than the urgency in OK Computer, but it’s still the same thing in my mind.

Q4: あなたたちが本当に素晴らしいのは、THE BEACH BOYS から RADIOHEAD, DINASOUR JR, ARCADE FIRE に至るまで、すべての時代を音楽で橋渡ししていることです。意識的に “タイムマシンのような” 音楽を作ろうとしているのですか?

【NIKO】: 個人的には、レコードを “クラシック” にする魔法、それが何であれ、それに取り憑かれている。だから、ここ数年、僕たちはそうした “クラシック” だと思えるレコードを聴き、そのレコードが語っていることを受け止めることに多くの時間を費やしてきた。
僕にとって、これらの “名盤” たちに共通しているのは、彼らが何かを語っているということ。それが言葉であれ音楽的なものであれ、そこには目に見える即効性があった。”Pet Sounds” における即効性は、”OK Computer” における即効性とはまったく違うけれど、それでも僕の中では同じカテゴリーのものなんだ。

Q5: More to the point, you guys have a very British flavor despite being an American band, don’t you? I have never heard an album that comes so close to The Beach Boys’ masterpiece “Pet Sounds,” which I love, and your music has the taste of the artists who once carried England on their shoulders, such as David Bowie, Elton John, and Queen, would you agree?

【NIKO】: I grew up listening almost entirely to British music. Bands like The Cure, The Smiths, Queen, Bowie etc. We’re all so essential to my childhood that I think I took that in very subconsciously. The British brought that emotion to rock music and that’s why I think there’s been so much passing between the US and UK in music over the past 5 or 6 decades.

Q5: もっと言えば、あなたたちはアメリカのバンドでありながら、とてもイギリス的なテイストを持っていますよね? THE BEACH BOYS の名作 “Pet Sounds” にこれほど接近したアルバムを聴いたことがありませんよ。他にも、David Bowie, Elton John, QUEEN など、かつて英国を背負っていたアーティストのテイストが、あなた方の音楽にはあると思います。

【NIKO】: 僕はほとんどイギリスの音楽を聴いて育ったからね。THE CURE, THE SMITHS, QUEEN, David Bowie みたいな音楽をね。みんな僕の子供時代に欠かせない存在だから、無意識のうちにそれを取り込んでいたんだと思う。イギリス人はロック・ミュージックにそのエモーションをもたらしてくれたし、だからこそ過去5、60年の間に、音楽におけるアメリカとイギリスのすれ違いはとても多かったんだと思う。

Q6: Speaking of the UK, a new wave of post-punk that embraces prog and even post-rock, such as Squid and Black Midi, is gaining great popularity. Are you inspired by them?

【FRIKO】: We’re big fans for sure of both of those bands and BCNR. I think we consider them to be much more virtuosic musicians and that’s why we try to accent the emotional and tight-nit songwriting side of our music since we can’t compete on a technical level haha.
But it’s great seeing all this new energy being brought back into rock music again, I think it’s exciting for young people. We really want to find more Japanese bands though so please send us reccomendatuons if you have!

Q6: 英国といえば、プログやポスト・ロックさえも取り込んだポスト・パンクのニュー・ウェーブ、SQUID や BLACK MIDI が今人気を博しています。彼らからもインスピレーションを得ていますか?

【FRIKO】: 私たちは、その2バンドと BLACK COUNTRY, NEW ROAD の大ファンなんだ。彼らは、私たちよりもっとヴィルトゥオーゾ的なミュージシャンだと思うし、だから技術的なレベルでは太刀打ちできないから、エモーショナルでタイトなソングライティングの面でアクセントをつけようとしているんだ (笑)。
でも、そうした新しいエネルギーが再びロック・ミュージックに戻ってきているのを見るのは素晴らしいことだし、若い人たちにとってはエキサイティングなことだと思う。私たちはもっと日本の新しいバンドを見つけたいと思っているから、もしオススメがあるならぜひ推薦状を送ってほしい!

Q7: Why did you decide on the album title “Where we’ve been, where we go from here”?

【FRIKO】: The title came straight from that same lyric in the song “Where we’ve been”. That was the one song on the album that came to me in one sitting and it was pretty much done in a couple hours. Because of that, it has this magic for us, and that title just describes the process of making this album in that it encapsulates our friendships, living together, and making music for the past three years.

Q7: アルバムタイトルを “Where we’ve been, where we go from here” としたのはなぜですか?

【FRIKO】: タイトルは、”Where we’ve been” という曲の中の同じ歌詞から取ったんだ。この曲はアルバムの中で速攻で思いついた曲で、2、3時間でできたんだ。そのおかげで、この曲には私たちにとっての魔法がかかっているし、このタイトルは、この3年間のバンドの友情、共同生活、そして音楽制作のプロセスを表しているんだ。

Q8: As we enter the 2020s, the world is being overshadowed by increasingly dark shadows of war, pandemics, division, and oppression. Your music seems to be a relief for those who feel the pain in such a world, world you agree?

【FRIKO】: I mean we would love for that to be the case! It feels like the least we can do to contribute to helping others. We want to do more and more active work in that realm of things as we gain traction too because we think being an artist in this day and age should go hand in hand with philanthropy. In fact it HAS to. So once we gain our footing in the sense of making a living wage off of music we want to dive into that headfirst.

Q8: 2020年代に入り、戦争、パンデミック、分裂、抑圧など、世界はますます暗い影に覆われています。FRIKO の音楽は、そうした世界で痛みを感じている人々の救いになれるような気がします。

【FRIKO】: そうであってほしいよね!人を助けることが、私たちにできるせめてもの世界に対する貢献だと感じているよ。私たちも牽引力を得ながら、そうした領域でもっともっと積極的な仕事をしていきたい。今の時代、アーティストであることはフィランソロピー、慈善、奉仕、利他的活動と手を取り合うべきだと思うから。実際、そうしなければならないんだ。だから、音楽で生計を立てるという意味で足場を固めたら、真っ先にそこに飛び込みたいんだよ。

Q9: Are you interested in Japanese subcultures such as anime, games, music, or traditional culture?

【NIKO】: I’m just about to be finished with FullMetal Alchemist and it’s quickly become my favorite TV series of all time. It was my first foray into anime TV shows, but now I’m gonna be digging muchhh deeper.
I also grew up on the Hayao Miyazaki movies. Those movies have influenced the music I write more than any other non musical piece of art. He’s got something very very special that can get through to people all over the world.
Also I loveee Hiroshi Yoshimura, and every artist on the Kankyo Ongaku compilation LP. Japan no doubt has the best ambient music.

【BAILEY】: I stumbled upon Chihei Hatakeyama a year or so ago and love his album ‘A Long Journey’ from 2010.

【DAVID (New Bassist)】: I’d say generally speaking most of my favorite media comes from Japan, and that’s been the case since I was very young. A ton of my favorite music ever comes from Japan ― Haruomi Hosono is a huge influence on how I play bass, as Happy End is one of my very favorite bands. Outside of that, I’ve spent an embarrassing amount of money on older Japanese records by Anri, Tatsuro Yamashita, Ryuichi Sakamoto, and so many more people I’d call my personal heroes. I play so much Japanese music in the van while we’re on the road, it’s a huge part of my musical DNA.
I would also argue I’m the biggest gamer in the band (and I’m sure I’ll get challenged on that). I play a ton of JRPG’s, my favorite games of all time are Persona 5 and Chrono Trigger. I just beat Like a Dragon 7, and am currently in the very beginning of Persona 3 Reload! Some of my other favorite games are Metal Gear Solid (2 is my favorite) and Silent Hill 2

Q9: 最後に、アニメ、ゲーム、音楽、伝統文化など、日本のサブカルチャーに興味がありますか?

【NIKO】: “鋼の錬金術師” はもうすぐ見終わるところなんだけど、今までのテレビ・シリーズで一番好きな作品になったよ。これは僕が初めてハマったテレビ・アニメ作品なんだけど、これからはもっと深く掘り下げていきたいと思っている。
僕は宮崎駿の映画で育った。ジブリ映画は僕が書く音楽に、音楽以外のどの作品よりも影響を与えている。宮崎駿には、世界中の人々に通じる特別な何かがあるんだ。
また、吉村弘や環境音楽のコンピレーションLPに収録されているすべてのアーティストも大好きだ。日本には間違いなく最高のアンビエント・ミュージックがあるね。

【BAILEY】: 1年ほど前に偶然見つけた畠山地平の2010年のアルバム “A Long Journey” が大好きなの。

【DAVID (新ベーシスト)】: 一般的に言って、僕の好きなメディアのほとんどは日本から発信されている。はっぴいえんどは大好きなバンドのひとつだし、細野晴臣は僕のベースプレイに大きな影響を与えている。それ以外では、杏里、山下達郎、坂本龍一など、個人的なヒーローと呼べる人たちの古い日本のレコードに、恥ずかしいくらいお金を費やしてきた。移動中はバンの中で日本の音楽をたくさんかけていて、それは僕の音楽的DNAの大部分を占めているんだ。
また、僕はバンドの中で一番のゲーマーだとも言える(この点については、きっと異議を唱えられるだろう)。JRPGをたくさんプレイしていて、一番好きなゲームは “ペルソナ5” と “クロノ・トリガー”。ちょうど “龍が如く7″ をクリアして、”ペルソナ3 Reload” をやりはじめたばかりさ!他に好きなゲームは “メタルギア・ソリッド(2が一番好き)と “サイレント・ヒル2” かな。

FIVE ALBUMS THAT CHANGED FRIKO’S LIFE!!

Modest Mouse “The Lonesome Crowded West”

Radiohead “In Rainbows”

Philip Glass “Glassworks”

The Beach Boys “Pet Sounds”

Donny Hathaway “Donny Hathaway Live”

MESSAGE FOR JAPAN

It’s been so surreal to see how much people in Japan are enjoying the record and it really means the world to us! We worked so hard for so long on this record and it was really just the band and two other friends who helped make it. It was such a homegrown effort, and to see it resonating across the world is just amazing! We’ve also always said our number one spot we want to tour is Japan, so hopefully see you very very soon!

日本のみんながこのレコードを楽しんでくれているって知るのはとてもシュールで、私たちにとって本当に意味のあることなんだ!このアルバムは、バンドと2人の友人だけで作ったんだ。だからこの手作りの努力の結晶が世界中で反響を呼んでいるのを目の当たりにして、本当に驚いている!私たちはいつも、ツアーで一番行きたい場所は日本だと言っているんだよ!だからすぐに、本当にすぐに会えたらいいね!

FRIKO

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NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【ROTH BART BARON : ATOM】


EXCLUSIVE: INTERVIEW WITH MASAYA MIFUNE OF ROTH BART BARON !!

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Imaginative Rock band from Tokyo, ROTH BART BARON has just released their newest album “ATOM” with incredible soundscape and creativity !!

着々と世界における評価も高めつつある、才気溢れる東京出身の2人組 ROTH BART BARON が 2nd アルバム “ATOM” をリリースしました!!
THE NATIONAL, Sufjan Stevens を手がけた Jonathan Low をサウンドエンジニアに、Kurt Vile, WAR ON DRUGS を手がけた Brian McTear を数曲のプロデューサーとして迎え制作されたデビューアルバム “ロットバルトバロンの氷河期” は壮大で美麗、日本のみならず世界でも Bon Iver や SIGUR ROS などと比較されつつ絶賛されました。USインディー/フォークからポストロックまで取り込み、バンジョーやフィドル、和太鼓まで使用した実験性も話題になりましたね。
それから1年半。完成した新作 “ATOM” は、想像力を掻き立てる豊かなサウンドスケープが、見事に詩、世界観と調和した素晴らしい作品に仕上がりました。
今回レコーディングを行ったのは、彼らがリスペクトを公言している GODSPEED YOU! BLACK EMPEROR の Mauro Pezzente が所有するモントリオールのスタジオ。ARCADE FIRE や Owen Pallett もレコーディングを行ったその場所で、RBB は大胆にも現地のミュージシャンたちとセッションを重ね、アルバムに起用します。カナディアンインディーのポップでありながら実験的なフワフワとした空気が合ったのでしょう。ARCADE FIRE のアルバムにも参加したヴァイオリ二スト Jessica Moss を筆頭に、ストリングス、管楽器、パーカッションなど様々な楽器が構築する壮大なサウンドによって、私たちはその音に美しい景色や情景を見ることが出来ます。そしてそこに、懐かしい日本の原風景や悠久の歴史を感じさせるような、彼ら独特のポップなメロディーと神々しいボーカルを乗せることで “ATOM” は世界のどこにも存在しない強い光を放つ作品に昇華したと言えるのではないでしょうか。
また今回は SF, ファンタジーがテーマの1つとなっています。ターミネーターやロボコップのような古き良きハリウッドのSF映画をインスピレーションの源として、レトロフューチャーな世界観を見事に構築していますね。ビンテージシンセサイザーの大胆な使用は本当にアルバムの良いアクセントとなっています。世界的にも、エレクトロ新世代によるレトロウェーブリバイバルの波が起きています。勿論 Pitchfork, NME といった大手メディアが発信する音楽やトレンドだけが音楽ではありませんが、世界を見据えた時、そういった部分で日本は一歩遅れていると言わざるを得ません。トレンドをしっかり踏まえつつ、自由に自分たちのサウンドを追求する ROTH BART BARON にかかる期待は大きいですね。
今回弊誌では、ボーカルとギターを担当する三船雅也さんに話を聞くことが出来ました。どうぞ!!

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MMM RATING IS…

ROTH BART BARON “ATOM” : 9,5/10

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